JP2002074704A - 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置

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JP2002074704A
JP2002074704A JP2000251536A JP2000251536A JP2002074704A JP 2002074704 A JP2002074704 A JP 2002074704A JP 2000251536 A JP2000251536 A JP 2000251536A JP 2000251536 A JP2000251536 A JP 2000251536A JP 2002074704 A JP2002074704 A JP 2002074704A
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lens driving
vibration
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Goichi Akanuma
悟一 赤沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッチング共振及びヨーイング共振を抑制し
つつ、対物レンズ駆動時におけるタンジェンシャルチル
トを抑制することができる対物レンズ駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 ワイヤばね3を支持する固定部材9がフ
ォーカシング方向を軸とする回転方向に微動可能なヨー
イング抑制回転構造とトラッキング方向を軸とする回転
方向に微動可能なピッチング抑制回転構造とを有するこ
とで、基本的に共振を抑制するが、この際、ヨーイング
抑制回転構造の回転剛性の方をピッチング抑制回転構造
の回転剛性よりも大きく設定することで、対物レンズ1
の駆動時においてヨーイング共振を抑制しつつタンジェ
ンシャルチルトを発生しにくくすることができ、チルト
が問題となる光ディスクの高密度記録化にも十分対応す
ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクドライ
ブ又は光磁気ディスクドライブの対物レンズ駆動装置、
光ピックアップ装置及び光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の対物レンズ駆動装置には幾つか
の方式があるが、低コストで可動部の軽量化に有利な方
式として4本ワイヤ方式(4WS方式)がある。
【0003】この4WS方式の対物レンズ駆動装置の第
1の従来例を図11に示す。
【0004】対物レンズ101を保持する対物レンズ保
持部材102が4本のワイヤばね103によって弾性的
に支持されており、対物レンズ保持部材102には対物
レンズ101の光軸方向(フォーカシング方向F)と平
行な軸を中心としてフォーカシング駆動コイル104が
巻線され、対物レンズ101の光軸方向と垂直な方向
(トラッキング方向T、紙面垂直方向)と平行な軸を中
心としてトラッキング駆動コイル105が巻線されてい
る。ここで、フォーカシング駆動コイル104、トラッ
キング駆動コイル105の両端は各々4本のワイヤばね
103に電気的に結線されている。また、ワイヤばね1
03の他端は固定部材106に接着固定された基板10
7上に配線されたランド部に半田108により半田付け
されている。このとき、ワイヤばね103は固定部材1
06と基板107にあけられた穴を通して組付けられ
る。また、固定部材106の穴部分には粘弾性を持つ粘
弾性材料109がワイヤばね103の固定部側の根元部
分の周りを囲むように抽入され、対物レンズ保持部材1
02等による可動部110のフォーカシング方向F及び
トラッキング方向Tの制振を行っている。
【0005】基板107を通してフォーカシング駆動コ
イル104及びトラッキング駆動コイル105に電気を
流すことによって、対物レンズ101、対物レンズ保持
部材102、フォーカシング駆動コイル104、トラッ
キング駆動コイル105で構成される可動部110をフ
ォーカシング方向Fとトラッキング方向Tとの2軸方向
に移動することができる。なお、図11中、111はベ
ース、112は磁石、113はヨークであり、磁石11
2、ヨーク113、フォーカシング駆動コイル104及
びトラッキング駆動コイル105により駆動モータが構
成されている。
【0006】しかし、このようにフォーカシング駆動及
びトラッキング駆動を行なった時、組付け精度などの影
響で可動部110のバランスがとれていないと、可動部
110は2軸方向の並進運動のみではなく、T方向又は
F方向を中心として回転する共振を発生する。ここで、
T方向を中心とするフォーカシング駆動によって誘起さ
れる共振をピッチング共振、F方向を中心とするトラッ
キング駆動によって誘起される共振をヨーイング共振と
呼ぶ。ピッチング共振及びヨーイング共振の共振周波数
は、ワイヤばね103の伸び剛性、ワイヤばね103の
間隔、各々の回転軸周りの慣性モーメントによって変化
する。従って、これらの周波数がサーボの制御帯域に存
在すると安定したフォーカシング制御、トラッキング制
御が行えないという問題を有している。
【0007】このような課題を解決する提案例として、
特開平8−22626号公報に示される対物レンズ駆動
装置がある(第2の従来例)。これは、図12(なお、
図11の場合と対応する部分には同一符号を付して示す
…図13及び図14においても同様とする)に示すよう
にワイヤばね103の両端の保持部材115をワイヤば
ね103の軸方向に可動可能なヒンジ構造として、軸方
向の剛性を小さくしてピッチング共振又はヨーイング共
振の周波数を下げ、また、ヒンジ構造にはダンピング性
を持たせることにより共振のピーク値も低下させること
ができる。しかし、このヒンジ構造は複雑で、信頼性に
劣るという問題がある。
【0008】また、薄型化するため、第2の従来例のよ
うに磁気回路116と対物レンズ101の光軸方向と垂
直な面から入射された光束を対物レンズ101の光軸方
向に向きを変える立上げプリズム(図示せず)とを、対
物レンズ101の光軸と垂直な略同一面に配置するため
に、対物レンズ101の光軸がワイヤばね103の支持
中心からオフセットし片持ち支持される構成では、特に
ピッチング共振、ヨーイング共振による悪影響が発生す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この点、構造が簡単な
従来例として特開平8−263860号公報に示される
対物レンズ駆動装置がある(第3の従来例)。これは図
13に示すように、基板107のワイヤばね103が固
定される領域を、固定部材106に対して非固定にして
ワイヤばね103の軸方向に自由度を持たせ、ピッチン
グ共振、ヨーイング共振の周波数を及び、ピーク値を管
理している。
【0010】さらに、制御帯域に対してピッチング共振
周波数を低域側に移動し、ヨーイング周波数を高域側に
するものが、特開平5−266507号公報に示されて
いる(第4の従来例)。これは、基板107を図14に
示すように両側の切欠溝116によりトラッキング方向
Tと平行なY軸回りの回転方向にのみ変位しやすくし、
フォーカシング方向Fと平行な軸回りには変位しにくく
することで、ピッチング共振周波数を低域に移動させ、
ヨーイング共振周波数をほとんど変化させないようにし
たものである。
【0011】これらの従来例によれば、可動部が回転方
向の力を受けた場合には、ワイヤ状弾性支持部材の固定
部側を軸方向に弾性的に支持することにより、ピッチン
グ共振及びヨーイング共振を抑制することができる。
【0012】しかし、トラッキング方向を軸中心とする
回転方向(ピッチング方向)に静的なモーメントが発生
した場合でも、支持部分が変形してしまうため、対物レ
ンズが光ディスクのタンジェンシャル方向にチルト(傾
斜)してしまうという問題が生ずる。
【0013】特に、近年では、DVDディスクに見られ
るように光ディスクに関して高密度記録化が進み、その
高密度化のためにスポット径の小径化、用いるレーザ光
の短波長化が必要となるため、対物レンズの開口数NA
が大きくなるに従って、このようなチルトに対する要求
が厳しくなっている。従って、対物レンズ駆動装置の駆
動時のチルトを、より一層小さく抑えることが必要とな
ってきている。
【0014】そこで、本発明は、ピッチング共振及びヨ
ーイング共振を抑制しつつ、対物レンズ駆動時における
タンジェンシャルチルトを抑制することができる対物レ
ンズ駆動装置、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
を提供することを目的とする。
【0015】より具体的には、棒状弾性支持部材により
支持された可動部分の回転剛体モード共振を抑制しつ
つ、フォーカシング駆動時のタンジェンシャルチルトを
悪化させることのない対物レンズ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】また、ピッチング共振に対する制振効果が
小さくなっても、その共振を小さくすることができる対
物レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0017】また、棒状弾性支持部材により支持された
可動部分の回転剛体モードによる振動の減衰を効果的に
行える対物レンズ駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0018】さらには、上記の目的を実現する上で、組
付けの簡素化等を図れる対物レンズ駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光スポットを形成する対物レンズと、この対物レンズを
保持する対物レンズ保持部材と、この対物レンズ保持部
材を基台に対してフォーカシング方向とトラッキング方
向との2軸方向に移動可能に支持する数本の棒状弾性支
持部材と、前記対物レンズ保持部材に設けられて前記対
物レンズを前記フォーカシング方向と前記トラッキング
方向とに変位させるための駆動コイルと、前記基台に立
設されて前記棒状弾性支持部材の前記基台側を支持する
固定部材とを備え、前記固定部材が前記フォーカシング
方向を軸とする回転方向に微動可能なヨーイング抑制回
転構造と前記トラッキング方向を軸とする回転方向に微
動可能なピッチング抑制回転構造とを有し、前記ヨーイ
ング抑制回転構造の回転剛性の方が前記ピッチング抑制
回転構造の回転剛性よりも大きいことを特徴とする。
【0020】従って、固定部材がヨーイング抑制回転構
造とピッチング抑制回転構造とを有し、ヨーイング抑制
回転構造の回転剛性の方がピッチング抑制回転構造の回
転剛性よりも大きく設定されているので、対物レンズ駆
動時においてヨーイング共振を抑制しつつタンジェンシ
ャルチルトを発生しにくくすることができ、光ディスク
の高密度記録化にも十分対応することができる。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の対
物レンズ駆動装置において、前記ヨーイング抑制回転構
造がヒンジ構造により形成されている。
【0022】従って、ヒンジ構造という簡単な構造によ
り実現できる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の対物レンズ駆動装置において、フォーカシング駆動
力の中心が前記棒状弾性支持部材で支持されている可動
部分の重心に一致している。
【0024】従って、請求項1又は2記載の対物レンズ
駆動装置によるとピッチング共振を抑制しにくくなるも
のの、フォーカシング駆動力の中心を棒状弾性支持部材
で支持されている可動部分の重心に一致させることによ
り、ピッチング共振を効果的に小さくすることができ
る。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置において、前記
固定部材における前記回転構造が固定部分と回転振動部
分とを有し、前記回転振動部分が前記棒状弾性支持部材
の取付部よりも回転半径の大きくなる腕部を有し、この
腕部と前記固定部分との間に振動減衰用のダンピング材
を有する。
【0026】従って、請求項1ないし3の何れか一に記
載の対物レンズ駆動装置による場合、固定部材において
ピッチング方向の回転剛性を高めに設定すると制振効果
が小さくなるが、固定部材における回転構造が固定部分
と回転振動部分とを有し、回転振動部分が棒状弾性支持
部材の取付部よりも回転半径の大きくなる腕部を有し、
この腕部と固定部分との間に振動減衰用のダンピング材
を有するので、回転振動部分の振動の減衰を効果的に行
うことができる。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項4記載の対
物レンズ駆動装置において、前記棒状弾性支持部材の前
記固定部分における取付部根元に振動減衰用のダンピン
グ材が注入され、前記回転振動部分の前記腕部がこのダ
ンピング材に対する側壁面を形成している。
【0028】従って、請求項4記載の発明を実現する上
で、棒状弾性支持部材の固定部分に対する基台側端部に
注入する振動減衰用のダンピング材と、回転振動部分に
用いるダンピング材との共有化を図ることにより、組付
けの簡素化を図ることができる。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置において、前記
固定部材における前記回転構造が固定部分と回転振動部
分とを有し、前記棒状弾性支持部材の前記固定部分にお
ける取付部根元に振動減衰用のダンピング材が注入さ
れ、注入されたこのダンピング材中に前記回転振動部分
の腕部を有する。
【0030】従って、請求項5記載の発明の場合と同様
であるが、棒状弾性支持部材の固定部分に対する基台側
端部に注入する振動減衰用のダンピング材と、回転振動
部分に用いるダンピング材との共有化を図ることによ
り、組付けの簡素化を図ることができる。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項4ないし6
の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置において、前記
固定部分における前記取付部根元の支持部材貫通孔が、
前記回転振動部分における前記取付部の支持部材貫通孔
よりも小径である。
【0032】従って、固定部材に対して棒状弾性支持部
材を挿通させる際に、径の大きめな固定部分側の支持部
貫通孔をガイドとして、より小径の回転振動部分の支持
部材貫通孔に対して滑らかに挿通させることができる。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項4ないし7
の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置において、前記
固定部材における前記回転構造が固定部分と回転振動部
分とが一体に形成されている。
【0034】従って、固定部材における回転構造を構成
する固定部分と回転振動部分とが一体に形成されている
ので、部品点数が少なくて済む上に、組付けの簡素化を
図ることができる。
【0035】請求項9記載の発明の光ピックアップ装置
は、光ディスクに対する照射光を発するレーザ光を発す
るレーザ光源と、対物レンズを含む請求項1ないし8の
何れか一に記載の対物レンズ駆動装置と、前記光ディス
クからの反射光を受光する受光光学系と、この受光光学
系における受光信号に基づいて前記対物レンズ駆動装置
に対する制御信号を出力する対物レンズ制御系と、を備
える。
【0036】従って、請求項1ないし8の何れか一に記
載の対物レンズ駆動装置を備えるので、対物レンズ駆動
時にタンジェンシャルチルトの影響の少ない制御が可能
となる。
【0037】請求項10記載の発明の光ディスク装置
は、光ディスクを回転駆動する回転駆動系と、前記光デ
ィスクの半径方向に移動自在に設けられた請求項9記載
の光ピックアップ装置と、を備える。
【0038】従って、請求項9記載の光ピックアップ装
置を備え、対物レンズ駆動時にタンジェンシャルチルト
の影響の少ない制御が可能であるので、DVD等のよう
にチルトの影響を受けやすい場合にも支障のない光ディ
スク装置を提供することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態はピッチ
ング及びヨーイングを固定部材の制振により対処した対
物レンズ駆動装置である。
【0040】対物レンズ1を保持する対物レンズ保持部
材2が棒状弾性支持部材としての4本のワイヤばね3に
よってフォーカシング方向及びトラッキング方向の2軸
方向に弾性的に支持されており、対物レンズ保持部材2
にはフォーカシング駆動コイル4及びトラッキング駆動
コイル5が固定されている。
【0041】フォーカシング駆動コイル4とトラッキン
グ駆動コイル5を挟んで両側には所定の間隙をあけて磁
石6がベース(基台)7に直立しているヨーク8に固定
されている。磁石6は図2中に矢印で示すようにジッタ
方向(X軸方向)に着磁されており、その着磁方向はフ
ォーカシング方向(Y軸方向)の略中心に位置するトラ
ッキング方向(Z軸方向)の着磁境界線6aを境に反対
方向に着磁されている。
【0042】フォーカシング駆動コイル4は図2に示す
ようにジッタ方向(X軸方向)に平行な軸を中心として
巻線され、トラッキング方向(Z軸方向)に電流が流れ
る上下の部分は磁石6の着磁境界線6aを跨いでジッタ
方向(X軸方向)で反対方向の磁束が貫くように配置さ
れている。また、トラッキング駆動コイル5はジッタ方
向(X軸方向)と平行な軸を中心として巻線され、フォ
ーカシング方向(Y軸方向)とトラッキング方向(Z軸
方向)とを含む同一面上に上下左右に合計4個が並べら
れており、各々のトラッキング駆動コイル5はフォーカ
シング方向(Y軸方向)に電流が流れる内側のみを磁石
6の磁束が貫き、フォーカシング方向(Y軸方向)に電
流が流れる外側の部分には磁石6の磁束が貫かないよう
に配置されている。さらに、これらのフォーカシング駆
動コイル4、トラッキング駆動コイル5の両端は各々4
本のワイヤばね3の一端に電気的に結線されている。
【0043】ワイヤばね3の他端は固定部材9に接着固
定されたフレキシブル基板10上に配線されたランド部
に固定されている。通電を目的としたこのフレキシブル
基板10を通してフォーカシング駆動コイル4及びトラ
ッキング駆動コイル5に電流を流すことによって、対物
レンズ1、対物レンズ保持部材2、フォーカシング駆動
コイル4及びトラッキング駆動コイル5で構成される可
動部11をフォーカシング方向とトラッキング方向との
2軸方向に移動させることができる。
【0044】ここで、フォーカシング駆動力の中心とト
ラッキング駆動力の中心との位置にずれがあるために、
これらの駆動力の両方の中心を可動部11の重心と完全
に一致させることは不可能である。このため、従来の技
術欄において説明したように、フォーカシング方向を軸
とした回転方向の共振(ヨーイング)とトラッキング方
向を軸とした回転方向の共振(ピッチング)とが発生す
る。
【0045】これらの共振は、ワイヤばね3や可動部1
1の慣性モーメントの設計にもよるが、1kHzから6
kHzの制御帯域で発生することが多い。また、近年、
光ピックアップの薄型化に伴い、対物レンズ1の下方に
接近させてレーザ光を折り返す立上げプリズムを配置さ
せるレイアウトの場合、対物レンズ1の中心が可動部1
1の重心とジッタ方向に一致させることができないこと
が多くなってきており、この場合は、対物レンズ1は回
転中心から遠くなるので、振幅が大きくなり、問題とな
ることが多い。
【0046】この点、本実施の形態では、図1(a)
(b)に示すように、基本的には、固定部材9に関し
て、フォーカシング方向を軸とする回転方向に微動可能
なヨーイング抑制回転構造とトラッキング方向を軸とす
る回転方向に微動可能なピッチング抑制回転構造とを有
する構造とされている。これらの構造により、ヨーイン
グ共振とピッチング共振とを抑制し得るように構成され
ている。即ち、固定部材9は、図1(a)に示すよう
に、平面的に見てベース7側に対する連結部分を幅狭と
なるヒンジ構造により形成することで左右両側が変形し
やすい構造(フォーカシング方向の軸を中心とした回転
方向に変動しやすい形状=ヨーイング抑制回転構造)を
有するとともに、図1(b)に示すように、側面的に見
て一方のワイヤばね3部分に対して他方のワイヤばね3
部分が変形しやすい構造(トラッキング方向の軸を中心
とした回転方向に変動しやすい形状=ピッチング抑制回
転構造)を有する。即ち、回転構造は、固定部分12と
連結部分13を介して一体に形成されて固定部分12よ
りも可動的な回転振動部分14とにより形成され、これ
らの固定部分12、回転振動部分14にはワイヤばね3
の基部側が挿通される貫通孔15,16が各々形成され
ている。さらに、固定部分12における取付部根元とな
る貫通孔15には振動減衰用のダンピング材(粘弾性材
料)であるダンパゲル17、回転振動部分14における
取付部となる貫通孔16にはピッチング、ヨーイング共
振制振用のダンピング材(粘弾性材料)であるダンパゲ
ル18が各々注入されている。ここで、固定部材9の弾
性係数が異なると制振機構への悪影響がある。従って、
固定部材9は精度良く形成することが必要であり、ま
た、光ディスクドライブ内の温度変化によって弾性係数
が変化しないために固定部材9の材質は樹脂、特にポリ
カーボネイトで形成されている。
【0047】ここに、固定部材9のヨーイング抑制回転
構造とピッチング抑制構造とに関して、両方向に共に回
転しやすく構成すると、フォーカシング駆動時に主に発
生するピッチング方向の静的モーメントにより、対物レ
ンズ1がピッチング方向(タンジェンシャル方向)にチ
ルトしてしまい、課題欄で説明したように、近年の光デ
ィスクの高密度化に対して大きな影響を及ぼす。
【0048】この点、本実施の形態では、ヨーイング抑
制回転構造側を前述したようにヒンジ構造としてピッチ
ング抑制回転構造側よりも回転剛性が大きくなるよう
に、方向によって回転剛性に差を持たせることにより、
ヨーイング共振を抑制しつつ、タンジェンシャルチルト
を発生しにくくしたものである。このような回転剛性の
大小により、ピッチング共振は抑制しにくくなるが、本
実施の形態では、図3に示すように、フォーカス駆動力
の中心を可動部11の重心に一致させることにより、ピ
ッチング共振を抑制することができる。もっとも、固定
部材9のピッチング方向の剛性は、タンジェンシャルチ
ルトが許容できる範囲内で小さくしておくことにより、
ピッチング共振の発生を小さく抑えることもできる。
【0049】なお、本実施の形態では、モータとして、
平面コイル構造のトラッキング駆動コイル5及びフォー
カシング駆動コイル6と、2極磁石6とを用いた例で説
明したが、このような構造に限らず、例えば、フォーカ
シング駆動コイルとして円筒コイル、トラッキング駆動
コイルとして平面コイルを用い、1極磁石と組合せた構
造であってもよい。
【0050】本発明の第二の実施の形態を図4に基づい
て説明する。なお、第一の実施の形態で示した部分と同
一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降
の実施の形態でも同様とする)。第一の実施の形態の場
合、固定部材9のピッチング方向の剛性(ピッチング抑
制回転構造の回転剛性)を高めに設定していることによ
り、制振効果が小さくなってしまう場合がある。本実施
の形態は、このような点を考慮して、固定部材9におけ
る回転振動部分14の減衰効果を高めるようにしたもの
である。
【0051】本実施の形態では、回転振動部分14に関
してワイヤばね3の固定位置(取付部=貫通孔16部
分)よりも回転半径の大きくなるような腕部14aを固
定部分12の側方まで形成し、この腕部14aと固定部
分12との間に振動減衰用のダンピング材(粘弾性材
料)であるダンパゲル18を注入してなる。このような
構成により、回転振動部分14の振動を効果的に抑制す
ることができる。
【0052】本発明の第三の実施の形態を図5に基づい
て説明する。基本的には、前述の第二の実施の形態の場
合と同様であるが、本実施の形態では、回転振動部分1
4の腕部14aを固定部分12における取付部根元とな
る貫通孔15に対する側壁面として形成し、この部分に
振動減衰用のダンピング材(粘弾性材料)であるダンパ
ゲル17,18を注入させるようにしたものである。
【0053】本実施の形態によれば、取付部根元となる
貫通孔15に注入させるダンパゲル17と回転振動部分
14用のダンパゲル18とを共有化させることができ、
その注入工程を減らすことができ、組付けを簡素化させ
ることができる。
【0054】本発明の第四の実施の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態は、固定部材9における回転
振動部分14の減衰効果を高めるための構成として、固
定部分12における取付部根元となる貫通孔15に振動
減衰用のダンピング材(粘弾性材料)であるダンパゲル
17を注入するが、このダンパゲル17中に回転振動部
分14同士を結ぶ腕部14bを形成し、振動減衰用のダ
ンピング材(粘弾性材料)であるダンパゲル18を注入
させるようにしたものである。腕部14bがダンピング
材(粘弾性材料)であるダンパゲル18が注入される部
分に入り込んでおり、ダンパゲル17によるワイヤばね
3と同時に制振することができる。
【0055】この場合も、取付部根元となる貫通孔15
に注入させるダンパゲル17と回転振動部分14の腕部
14b用のダンパゲル18とを共有化させることがで
き、その注入工程を減らすことができ、組付けを簡素化
させることができる。
【0056】本発明の第五の実施の形態を図7に基づい
て説明する。本実施の形態は、貫通孔15,16の径の
大きさ関係に関する。ここでは、例えば、前述の第二の
実施の形態への適用例を示し、対物レンズ1側からワイ
ヤばね3が挿通され回転振動部分14側が先細となるテ
ーパ状に形成される固定部分12の貫通孔15の最小径
D1が、回転振動部分14の貫通孔16の径D2よりも
小さくなるように形成されている。
【0057】このような構成において、組付けに際し
て、ワイヤばね3は固定部材9に対して貫通孔15側か
ら貫通孔16側に向けて挿通されるが、幅広でテーパ形
状を有する貫通孔15に従って容易に挿通されたワイヤ
ばね3は貫通孔16側に挿通される際にこの貫通孔16
の径D2よりも径D1が小径の貫通孔15にガイドされ
るため、回転振動部分14にぶつかったりすることなく
ワイヤばね3をスムーズに貫通孔16に挿通させること
ができる。
【0058】本発明の第六の実施の形態を図8に基づい
て説明する。本実施の形態は、前述した第一ないし第五
の実施の形態のように構成された対物レンズ駆動装置2
1を備えた光ピックアップ装置22への適用例を示す。
光学ピックアップ装置22に搭載されている半導体レー
ザ等の光源23から出射した拡散光は、コリメートレン
ズ24によって略平行光になる。その後、ビームスプリ
ッタ25を通り、立上げミラー26により折り曲げられ
る。立上げミラー26によって折り曲げられた平行光は
光ピックアップ装置22に搭載された対物レンズ駆動装
置21の対物レンズ1に入射しメディア27上にスポッ
トを形成する。
【0059】スポットの反射光はビームスプリッタ25
によって来た方向と向きをかえて、集光レンズ28とシ
リンドリカルレンズ29を通った後、4分割受光素子3
0に入射する。メディア27上のスポットの反射光が4
分割受光素子30に入射するように配置しておく。4分
割受光素子30で得られた信号を元にして対物レンズ駆
動装置21のフォーカス、トラッキング駆動コイル5を
駆動することによってメディア27に対して対物レンズ
1を追従させることでメディア27の情報を得ることが
できる。集光レンズ28、シリンドリカルレズ29及び
4分割受光素子30により受光光学系31が構成されて
いる。さらに、4分割受光素子30の受光信号に基づい
て対物レンズ駆動装置21に対する駆動信号を出力する
対物レンズ制御系(図示せず)も設けられている。
【0060】ここで、光ピックアップ装置22に搭載さ
れている対物レンズ駆動装置21は前述した第一ないし
第五の実施の形態の如く構成されており、前述のように
対物レンズ駆動装置21によって対物レンズ1をメディ
ア27に対して追従させてメディア27の情報を読み取
るが、本対物レンズ駆動装置21は回転剛体モードの共
振が十分に制振されているため、サーボは問題なく行な
われ、かつ、タンジェンシャル方向のチルトも小さいこ
とにより良好な信号を得ることが可能である。
【0061】本発明の第七の実施の形態を図9及び図1
0に基づいて説明する。本実施の形態は、前述したよう
な光ピックアップ装置22を搭載した光ディスクドライ
ブ(光ディスク装置)への適用例を示す。まず、光ディ
スクドライブの筐体41に防振ゴム42を介してピック
アップモジュールベース43が設置されている。ピック
アップモジュールベース43にはメディア27を回転さ
せる回転駆動系としてのスピンドルモータ44が固定さ
れている。また、ピックアップモジュールベース43に
取り付けられたシークレール45には光ピックアップ装
置22が搭載されている。光ピックアップ装置22はシ
ークレール45上をメディア27の半径方向に移動可能
とされている。
【0062】ここで、当該光ディスクドライブに搭載さ
れている光ピックアップ装置22は前述した第六の実施
の形態で説明した光ピックアップ装置であって、サーボ
追従性が良く、タンジェンシャルチルトも小さいので良
好な信号特性を得ることができる光ピックアップ装置で
ある。従って、当該光ディスクドライブは面振れ、偏芯
等の特性が悪いメディア27でも対応でき、データの読
み書きを良好に行なうことができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、棒状弾性
支持部材を支持する固定部材がヨーイング抑制回転構造
とピッチング抑制回転構造とを有し、ヨーイング抑制回
転構造の回転剛性の方をピッチング抑制回転構造の回転
剛性よりも大きく設定したので、対物レンズ駆動時にお
いてヨーイング共振を抑制しつつタンジェンシャルチル
トを発生しにくくすることができ、光ディスクの高密度
記録化にも十分対応することができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の対物レンズ駆動装置において、ヨーイング抑制回転
構造をヒンジ構造という簡単な構造により実現すること
ができる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の対物レンズ駆動装置によるとピッチング共振
を抑制しにくくなるものの、フォーカシング駆動力の中
心を棒状弾性支持部材で支持されている可動部分の重心
に一致させるようにしたことにより、ピッチング共振を
効果的に小さくすることができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし3の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置による場
合、固定部材においてピッチング方向の回転剛性を高め
に設定すると制振効果が小さくなるが、固定部材におけ
る回転構造が固定部分と回転振動部分とを有し、回転振
動部分が棒状弾性支持部材の取付部よりも回転半径の大
きくなる腕部を有し、この腕部と固定部分との間に振動
減衰用のダンピング材を有するので、回転振動部分の振
動の減衰を効果的に行うことができる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明を実現する上で、棒状弾性支持部材の固定部分
に対する基台側端部に注入する振動減衰用のダンピング
材と、回転振動部分に用いるダンピング材との共有化を
図ることにより、組付けの簡素化を図ることができる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の場合と同様であるが、棒状弾性支持部材の固
定部分に対する基台側端部に注入する振動減衰用のダン
ピング材と、回転振動部分に用いるダンピング材との共
有化を図ることにより、組付けの簡素化を図ることがで
きる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、請求項4な
いし6の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置におい
て、固定部材に対して棒状弾性支持部材を挿通させる際
に、径の大きめな固定部分側の支持部貫通孔をガイドと
して、より小径の回転振動部分の支持部材貫通孔に対し
て滑らかに挿通させることができる。
【0070】請求項8記載の発明によれば、請求項4な
いし7の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置におい
て、固定部材における回転構造を構成する固定部分と回
転振動部分とが一体に形成されているので、部品点数が
少なくて済む上に、組付けの簡素化を図ることができ
る。
【0071】請求項9記載の発明の光ピックアップ装置
によれば、請求項1ないし8の何れか一に記載の対物レ
ンズ駆動装置を備えるので、対物レンズ駆動時にタンジ
ェンシャルチルトの影響の少ない制御が可能となる。
【0072】請求項10記載の発明の光ディスク装置に
よれば、請求項9記載の光ピックアップ装置を備え、対
物レンズ駆動時にタンジェンシャルチルトの影響の少な
い制御が可能であるので、DVD等のようにチルトの影
響を受けやすい場合にも支障のない光ディスク装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の対物レンズ駆動装
置を示し、(a)は平面図、(b)はその縦断側面図で
ある。
【図2】その駆動モータ部分の一部の分解斜視図であ
る。
【図3】その駆動力中心と支持中心との位置関係を示す
説明図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の対物レンズ駆動装
置の一部を示し、(a)は平面図、(b)はその縦断側
面図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態の対物レンズ駆動装
置の一部を示し、(a)は平面図、(b)はその縦断側
面図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態の対物レンズ駆動装
置の一部を示し、(a)は平面図、(b)はその縦断側
面図である。
【図7】本発明の第五の実施の形態の対物レンズ駆動装
置の一部を示す縦断側面図である。
【図8】本発明の第六の実施の形態の光ピックアップ装
置を示す概略構成図である。
【図9】本発明の第七の実施の形態の光ディスクドライ
ブを示す概略平面図である。
【図10】その縦断側面図である。
【図11】第1の従来例の対物レンズ駆動装置の構成例
を示す側面図である。
【図12】第2の従来例の対物レンズ駆動装置の構成例
を示す斜視図である。
【図13】第3の従来例の対物レンズ駆動装置の構成例
を示す平面図である。
【図14】第4の従来例の対物レンズ駆動装置の構成例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 対物レンズ保持部材 3 棒状弾性支持部材 4,5 駆動コイル 7 基台 9 固定部材 11 可動部 12 固定部分 14 回転振動部分 14a,14b 腕部 15,16 支持部材貫通孔 17,18 ダンピング材 21 対物レンズ駆動装置 22 光ピックアップ装置 23 レーザ光源 31 受光光学系 44 回転駆動系

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光スポットを形成する対物レンズと、 この対物レンズを保持する対物レンズ保持部材と、 この対物レンズ保持部材を基台に対してフォーカシング
    方向とトラッキング方向との2軸方向に移動可能に支持
    する数本の棒状弾性支持部材と、 前記対物レンズ保持部材に設けられて前記対物レンズを
    前記フォーカシング方向と前記トラッキング方向とに変
    位させるための駆動コイルと、 前記基台に立設されて前記棒状弾性支持部材の前記基台
    側を支持する固定部材とを備え、 前記固定部材が前記フォーカシング方向を軸とする回転
    方向に微動可能なヨーイング抑制回転構造と前記トラッ
    キング方向を軸とする回転方向に微動可能なピッチング
    抑制回転構造とを有し、前記ヨーイング抑制回転構造の
    回転剛性の方が前記ピッチング抑制回転構造の回転剛性
    よりも大きいことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ヨーイング抑制回転構造がヒンジ構
    造により形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の対物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 フォーカシング駆動力の中心が前記棒状
    弾性支持部材で支持されている可動部分の重心に一致し
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の対物レン
    ズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記固定部材における前記回転構造が固
    定部分と回転振動部分とを有し、前記回転振動部分が前
    記棒状弾性支持部材の取付部よりも回転半径の大きくな
    る腕部を有し、この腕部と前記固定部分との間に振動減
    衰用のダンピング材を有することを特徴とする請求項1
    ないし3の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記棒状弾性支持部材の前記固定部分に
    おける取付部根元に振動減衰用のダンピング材が注入さ
    れ、前記回転振動部分の前記腕部がこのダンピング材に
    対する側壁面を形成していることを特徴とする請求項4
    記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記固定部材における前記回転構造が固
    定部分と回転振動部分とを有し、前記棒状弾性支持部材
    の前記固定部分における取付部根元に振動減衰用のダン
    ピング材が注入され、注入されたこのダンピング材中に
    前記回転振動部分の腕部を有することを特徴とする請求
    項1ないし3の何れか一に記載の対物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記固定部分における前記取付部根元の
    支持部材貫通孔が、前記回転振動部分における前記取付
    部の支持部材貫通孔よりも小径であることを特徴とする
    請求項4ないし6の何れか一に記載の対物レンズ駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 前記固定部材における前記回転構造が固
    定部分と回転振動部分とが一体に形成されていることを
    特徴とする請求項4ないし7の何れか一に記載の対物レ
    ンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 光ディスクに対する照射光を発するレー
    ザ光を発するレーザ光源と、 対物レンズを含む請求項1ないし8の何れか一に記載の
    対物レンズ駆動装置と、 前記光ディスクからの反射光を受光する受光光学系と、 この受光光学系における受光信号に基づいて前記対物レ
    ンズ駆動装置に対する制御信号を出力する対物レンズ制
    御系と、を備える光ピックアップ装置。
  10. 【請求項10】 光ディスクを回転駆動する回転駆動系
    と、 前記光ディスクの半径方向に移動自在に設けられた請求
    項9記載の光ピックアップ装置と、を備える光ディスク
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116957A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 対物レンズアクチュエータ

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JP2009116957A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 対物レンズアクチュエータ
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