JP2009115206A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 分岐管部の周りに存在する空間を利用した排出構造の合理的な改造により工事期間の短縮と工事費の低廉化とを図る。
【解決手段】 流体管1の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体5,6,7の一つに、流体管1に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部2と、この分岐管部2に対して流体管1の管軸芯X方向外方側に偏倚した側脇位置において、流体管1の外周面1aと分割継手体5の内面5aとの間に形成されている空間Sを通して前記分岐口4から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部11が備えられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、水道管等の流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つに、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部が形成されている管継手に関する。
前記分割継手体の分岐管部に対応する流体管の管壁に不断流状態で分岐口を形成する際に発生する切粉等の異物を管外に排出する技術として、従来は下記の異物排出構造が提案されている。
(1)管継手を構成する二分割構造の分割継手体のうち、分岐管部を備えている分割継手体の背面側に位置する他の分割継手体に、前記流体管の外周面と分割継手体の内面との間に形成されている空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能なL字状の排出筒部が、前記分岐管部の突出方向とは逆方向に向かって突設されている(特許文献1、2参照)。
(2)管継手を構成する二分割構造の分割継手体のうち、一方に突設された分岐管部の底面側部位又は分岐管部の基端部に連なる分割継手体の底面側部位に、前記分岐管部内の流路又は流体管の外周面と分割継手体の内面との間に形成されている空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出筒部が、分岐管部の直下位置において下方又は斜め下方に向かって突設されている(特許文献3参照)。
特開2005−036862号公報 特開2005−121079号公報 特許第3429019号公報
従来の前者の管継手では、前記分岐管部を備えている分割継手体の背面側に位置する他の分割継手体に、前記分岐管部の突出方向とは逆方向に向かってL字状の排出筒部が突設され、また、前者の管継手では、分岐管部の底面側部位又は分岐管部の基端部に連なる分割継手体の底面側部位に、分岐管部の直下位置において下方又は斜め下方に向かって排出筒部が突設されているため、前記分岐管部を備えた管継手を流体管に取付ける等のために必要となる作業用ピットの掘削体積が多くなり、工事期間が長くなるとともに工事費が高騰する問題があった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、前記分岐管部の周りに存在する空間を利用した排出構造の合理的な改造により工事期間の短縮と工事費の低廉化とを図ることのできる管継手を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つに、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部と、この分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇位置において、前記流体管の外周面と分割継手体の内面との間に形成されている空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が備えられている点にある。
上記特徴構成によれば、管継手を構成する分割構造の分割継手体の一つに突設された分岐管部側には、作業用開閉弁や穿孔機等を取付けるためのスペースが確保されているため、切粉等の異物を分岐口から流出する流体と共に外部に排出可能な排出口部を、分岐管部を備えた分割継手体のうち、分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇位置に配置することにより、前記排出口部に接続される排出経路構成部材を前記分岐管部周りに存在する空間を利用して配設することができる。
従って、前記分岐管部の周りに存在する空間を利用した前記排出口部の合理的な改造により、分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出ために要する掘削を削除して工事期間の短縮と工事費の低廉化とを図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つに、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部が突設され、この分岐管部の基部形成箇所に相当する分割継手体の管軸芯方向中間部位が径方向外方側に膨出形成され、この膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法は、その中間領域における管軸芯方向両端側よりも分岐管部の分岐軸芯側の方が大に構成されているとともに、前記分岐管部を備えた分割継手体の前記中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位には、前記空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、管継手を構成する分割構造の分割継手体の一つに突設された分岐管部側には、作業用開閉弁や穿孔機等を取付けるためのスペースが確保されているため、流体管の分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部を、分岐管部を備えた分割継手体の膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位に配置することにより、前記排出口部に接続される排出経路構成部材を前記分岐管部周りに存在する空間を利用して配設することができる。
しかも、前記排出口部は、前記膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法が分岐管部の分岐軸芯側よりも小に構成されている管軸芯方向の端部側に位置するから、前記空間形成領域内に流入した切粉等の異物を早くなる流速を利用して排出口部から管外に効率良く排出することができる。
従って、前記分岐管部の周りに存在する空間を利用した前記排出口部の合理的な改造により、分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出ために要する掘削を削除して工事期間の短縮と工事費の低廉化とを図ることができるばかりでなく、分割継手体の膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内部空間構造を利用して切粉等の異物を排出口部から管外に効率良く排出することができる。
本発明による第3の特徴構成は、流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つの管軸芯方向中間部位に、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部が突設され、この分岐管部の基部形成箇所に相当する領域を含む前記各分割継手体の管軸芯方向中間部位が、前記流体管の外周面との間に周方向で連通する環状空間を形成する状態で径方向外方側に膨出形成されているとともに、前記膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法は、その中間領域における管軸芯方向両端側よりも分岐管部の分岐軸芯側の方が大に構成されているとともに、前記分岐管部を備えた分割継手体の前記中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位には、前記空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、管継手を構成する分割構造の分割継手体の一つに突設された分岐管部側には、作業用開閉弁や穿孔機等を取付けるためのスペースが確保されているため、流体管の分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部を、分岐管部を備えた分割継手体の膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位に配置することにより、前記排出口部に接続される排出経路構成部材を前記分岐管部周りに存在する空間を利用して配設することができる。
しかも、前記分岐管部の基部形成箇所に相当する領域を含む前記各分割継手体の管軸芯方向中間部位が、前記流体管の外周面との間に周方向で連通する環状空間を形成する状態で径方向外方側に膨出形成されているので、前記流体管の分岐口形成箇所における周方向の圧力が均等化され、流体管の耐久性を向上することができる。
さらに、前記排出口部は、分岐管部を備えた分割継手体の膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法が分岐管部の分岐軸芯側よりも小に構成されている管軸芯方向の端部側に位置するから、前記空間形成領域内に流入した切粉等の異物を早くなる流速を利用して排出口部から管外に効率良く排出することができる。
従って、前記分岐管部の周りに存在する空間を利用した前記排出口部の合理的な改造により、分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出ために要する掘削を削除して工事期間の短縮と工事費の低廉化とを図ることができるばかりでなく、流体管の耐久性を向上することができ、しかも、このための分割継手体の膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内部空間構造を利用して切粉等の異物を排出口部から管外に効率良く排出することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記分岐管部を備えた分割継手体の内面における分岐管部の基端側開口周縁又はその近傍箇所には、前記流体管の分岐口形成領域の外周縁側の外周面に近接又は当接する補強用環状壁部が形成され、この補強用環状壁部の異物堆積相当箇所には、前記分割継手体の内面と流体管の外周面との対向面間において、前記補強用環状壁部で区画された分岐管部の基端側開口側に連通する中央側空間と前記排出口部の基端側開口側に連通する端部側空間とを連通する連通口が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記分割継手体の内面における分岐管部の基端側開口周縁又はその近傍箇所に形成された補強用環状壁部が、流体管への装着時に該流体管の分岐口形成領域の外周縁側の外周面に近接又は当接して、流体管の分岐口形成領域に形成される分岐口周縁を補強することができる。
しかも、この補強用環状壁部で区画された分岐管部の基端側開口側に連通する中央側空間の下部に切粉等の異物が堆積するが、この異物堆積相当箇所には、前記中央側空間と前記排出口部の基端側開口側に連通する端部側空間とを連通する連通口が形成されているため、中央側空間の下部に堆積する異物を早い流速で端部側空間側に確実・スムーズに排出することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記排出口部の排出流路軸線が、前記分岐管部の分岐軸芯と平行又は略平行に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記分割継手体の排出口部に接続される排出経路構成部材を前記分岐管部周りに存在する空間を利用して分岐管部の分岐軸芯と平行又は略平行に配設することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記排出口部の排出流路軸線が、前記分岐管部の分岐軸芯に対して下流側ほど該分岐軸芯から離間する傾斜軸線に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記排出口部に接続される排出経路構成部材を前記分岐管部周りに存在する空間を利用して配設することができるばかりでなく、前記排出口部の排出流路軸線が傾斜している分だけ該排出口部を分岐管部側に近接配置することができ、前記分岐管部周りに存在する空間を有利に活用することができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記排出口部が、前記分割継手体の外面に突設されたリブの一部と一体形成された排出筒部から構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、切粉等の異物を管外に排出するための排出筒部をリブの一部と一体形成することによって、分割継手体の排出口部形成箇所を合理的に補強することができる。
本発明による第8の特徴構成は、前記排出口部が、前記流体管の管軸芯及び分岐管部の分岐軸芯を通る水平面上に配設されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記流体管の管軸芯及び分岐管部の分岐軸芯を通る水平面を基準にして分岐管部周りに存在する上下方向の空間を有利に活用することができる。
本発明による第9の特徴構成は、前記排出口部が、前記流体管の管軸芯及び分岐管部の分岐軸芯を通る水平面よりも下方側に偏倚した部位に配設されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記流体管の外周面と分割継手体の内面との間の空間における異物堆積位置と前記排出口部の配設位置とが上下方向で近くなり、切粉等の異物を排出口部から管外に効率良く排出することができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図10は、鋳鉄管や鋼管等から構成される水道管等の既設の流体管1の外周面1aに、流体管1の管軸芯Xに対して交差(当該実施形態では直交)する水平又は略水平方向(分岐軸芯Y方向)に沿って外方に突出する分岐管部2を一体形成してある鋳鉄製の管継手Aを示し、また、図11〜図18は、前記管継手Aを流体管1の外周面1aとの間をシール材3で密封(液密又は気密状態に密封)した状態で外装固定し、この管継手Aの分岐管部2に作業用開閉弁Bを介して取付けた穿孔機Cの回転切削具の一例であるホールソー36により、開き操作された作業用開閉弁B及び分岐管部2内を通して、流体管1内の流体の流れを維持したままシール材3で密封された管壁部に分岐口4を貫通形成する分岐穿孔工法を示す。
前記管継手Aは、図1〜図7に示すように、流体管1に対して管径方向の外方から外装自在な管周方向で複数に分割(当該実施形態では三分割)された部分円筒状の分割継手体5〜7から構成され、各分割継手体5〜7の管周方向両端部には、流体管1に外装された隣接分割継手体5〜7同士を締結手段の一例である複数本のボルト8・ナット9で脱着自在に固定連結するための連結部5A〜7Aが一体的に突出形成されているとともに、前記各分割継手体5〜7の管軸芯X方向両端部には、各分割継手体5〜7を管径方向外方から流体管1の外周面1aに締付け固定する固定手段の一例である複数本のボルト10を螺合装着するための取付け部5B〜7Bが一体形成され、更に、各分割継手体5〜7の内周面5a〜7aに形成された環状のシール保持溝5b〜7bには、流体管1の外周面1aとの間を密封する合成ゴム製(例えば、スチレンブタジエンゴム等)のシール材3が装着されている。
前記各分割継手体5〜7の外周面の管軸芯X方向両端部には、図6に示すように、管周方向に沿う第1補強リブ5D〜7Dが突設され、この第1補強リブ5D〜7Dの管周方向中央位置と分岐管部2の外周面とに亘って管軸芯X方向に沿う第2補強リブ5E〜7Eが突設されているとともに、前記各連結部5A〜7Aの管軸芯X方向中央位置に亘って、前記第2補強リブ5E〜7Eと十字状に交差する管周方向に沿う第3補強リブ5F〜7Fが突設されている。
前記分岐管部2の基部形成箇所に相当する各分割継手体5〜7の管軸芯X方向での中間部位5C〜7C、換言すれば、前記分岐管部2の分岐軸芯Yとの交差点である分割継手体5〜7の管軸芯X方向中央位置を中心として前記分岐管部2の外径より少し大なる寸法で管軸芯方向に振り分けた中間部位5C〜7Cは、前記分岐管部2の分岐軸芯Yと交差する箇所における管径方向外方への突出代が最大となり、管軸芯X方向両端側に近付くに連れて管径方向外方への突出代が徐々に減少する状態で径方向外方側に弧状に膨出形成されているとともに、前記各分割継手体5〜7のうち、前記膨出中間部位5C〜7Cを含み、かつ前記シール保持溝5b〜7bにおける管軸芯X方向での内寸法となる両管周方向溝部の内側縁間に相当する中間領域Wの内周面5a〜7aと流体管1の外周面1aとの間には、円周方向で連続する環状空間Sが形成されている。
前記環状空間Sのうち、前記膨出中間部位5C〜7Cの内周面に対応する中央側環状空間の径方向寸法は、その空間形成領域(膨出中間領域)における管軸芯方向X両端側よりも分岐管部2の分岐軸芯Y側の方が大に構成されている、換言すれば、前記分岐管部2の分岐軸芯Yと交差する管軸芯方向X中央位置における環状空間の径方向寸法が最大となり、管軸芯X方向両端側に近付くに連れて環状空間の径方向寸法が徐々に減少するように構成されているとともに、前記環状空間Sの膨出中間領域に連続する両側部領域における側部環状空間の径方向寸法は、端部近くまでは一定又は略一定に構成され、その後、両端に近付くに連れて径方向寸法が急激に減少するテーパー状に窄み構成されている。
前記分岐管部2を備えた分割継手体5の中間領域Wで、かつ前記分岐管部2の外周面から管軸芯X方向外方側に偏倚した側脇部位、換言すれば、前記分岐管部2の外周面から管軸芯X方向外方側に離間したテーパー状端部の近傍箇所には、前記環状空間Sを通して前記分岐口4から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部11が形成されている。
前記排出口部11は、前記流体管1の管軸芯X及び分岐管部2の分岐軸芯Yを通る水平面よりも下方側に少し偏倚した部位において、その排出流路軸線Zが前記分岐管部2の分岐軸芯Yと平行又は略平行となる状態で突出形成された排出筒部から構成され、この排出筒部11は、前記第3補強リブ5Fの一部と一体形成されている。
前記分岐管部2を備えた分割継手体5の内面における分岐管部2の基端側開口周縁又はその近傍箇所には、前記流体管1の分岐口形成領域の外周縁側の外周面1aに近接又は当接する補強用環状壁部12が形成され、この補強用環状壁部12の管軸芯方向中心線に対して直交する周方向中心線で相対向する両側部、換言すれば、異物堆積相当箇所を含む上下両側部には、前記分割継手体5の内面と流体管1の外周面1aとの対向面間において、前記補強用環状壁部12で区画された分岐管部2の基端側開口側に連通する中央側空間S1と前記排出口部11の基端側開口側に連通する端部側空間S2とを連通するための連通口13が形成されている。
前記連通口13は、前記補強用環状壁部12の上下両側部を前記連結部5Aの連結面に沿った三日月状の傾斜面12aに切欠き形成することにより現出され、前記分岐管部2の基端側開口側に連通する中央側空間S1側の流体は、前記連通口13を通過したのち、補強用環状壁部12の外周面とシール材3との間に形成されている末広がり状の弧状流路14を通して前記排出口部11の基端側開口側に連通する端部側空間S2に流入するように構成されている。
前記補強用環状壁部12の先端面と前記流体管1の外周面1aとの対向面間にも微小な隙間H1が発生していて、この隙間H1を通して中央側空間S1内の流体が端部側空間S2内に流入する可能性があるが、該隙間H1は前記連通口13の隙間H2よりも小さく微小であるため、中央側空間S1→連通口13→弧状流路14→端部側空間S2へ流れるルートが主流になる。
そして、前記分割継手体5の内面における分岐管部2の基端側開口周縁又はその近傍箇所に形成された補強用環状壁部12が、流体管1への装着時に該流体管1の分岐口形成領域の外周縁側の外周面1aに近接又は当接して、流体管1の分岐口形成領域に形成される分岐口4周縁を補強することができる。しかも、この補強用環状壁部12で区画された分岐管部2の基端側開口側に臨む中央側空間S1の下部に切粉等の異物が堆積するが、この異物堆積相当箇所には、前記中央側空間S1と前記排出口部11の基端側開口側に臨む端部側空間S2とを連通する連通口13が形成されているため、中央側空間S1の下部に堆積する異物を早い流速で端部側空間S2側に確実・スムーズに排出することができる。
また、前記分岐管部2を備えた分割継手体5に隣接する他の両分割継手体6,7の内面にも、前記流体管1の分岐口形成領域の外周縁側の外周面1aに近接又は当接する円環状の補強用環状壁部15が一体形成されているとともに、前記補強用環状壁部15の管軸芯方向中心線に対して直交する周方向中心線で相対向する両側部には、前記補強用環状壁部12と同様に、前記分割継手体6,7の内面と流体管1の外周面1aとの対向面間において、前記補強用環状壁部15で区画された中央側空間S3と両端部側空間S4とを連通するための連通口16が形成されている。
前記連通口16は、前記補強用環状壁部15の上下両側部を前記連結部6A、7Aの連結面に沿った三日月状の傾斜面15aに切欠き形成することにより現出され、前記分岐管部2を備えた分割継手体5における中央側空間S1側の流体は、前記連通口13,16を通して中央側空間S3内に流入すると同時に、前記補強用環状壁部15の外周面とシール材3との間に形成されている末広がり状の弧状流路14を通して端部側空間S4に流入するように構成されている。
前記連通口16の隙間H2は、前記連通口13の隙間H2と同一に構成されているとともに、図10に示すように、前記連結部5A、6A、7Aの各内面のうち、前記端部側空間S2,S4側に位置する部位の内面及びその箇所に装着されているシール材3の内面と前記流体管1の外周面1aとの対向面間に形成されている連通口19の隙間H3は、前記補強用環状壁部12の先端面と前記流体管1の外周面1aとの対向面間に形成されている隙間H1よりも大で、且つ前記連通口13,16の隙間H2よりも小なる値に構成されている。
更に、前記中央側空間S1,S2,S3、S4とそれらを連通する連通口13,16及び弧状流路14をもって前記環状空間Sが構成されている。
前記排出筒部11の内周面には、図15〜図18に示すように、排出作業用開閉弁20に接続されたニップル21と前記排出筒部11内の下流側流路を密閉する本閉止用プラグ(本閉止部材の一例)22とを択一的に脱着自在に螺合装着するための第1ネジ部11aと、前記排出筒部11内の上流側流路を密閉するべく、排出作業用開閉弁20のボール弁体20B内の流路20a及びニップル21内の流路21aを通して挿入される仮閉止用プラグ(仮閉止部材の一例)23を螺合装着するための第2ネジ部11bが形成されているとともに、前記本閉止用プラグ22には、仮閉止用プラグ23の背面に突出形成された操作部23aが排出流路軸線方向から入り込み可能な凹部22aが形成されている。
前記排出作業用開閉弁20の他端側接続部には、切屑等の異物を流体と共に排出する異物排出ホース24の接続金具25と、仮閉止用プラグ23を装着するためのプラグ装着治具Dの接続ケース26とを選択的に脱着自在に螺合装着するためのネジ部20bが形成されている。
前記プラグ装着治具Dは、図16、図17に示すように、仮閉止用プラグ23を収納可な接続ケース26と、接続ケース26内に収納された仮閉止用プラグ23を螺合操作するための回転操作具の一例であるボックスレンチ27と、接続ケース26に接続される開閉弁28を備えた排出ホース29とから構成されているとともに、前記ボックスレンチ27が、接続ケース26に対して外部から回転並びに押引操作自在に取付けられている。
次に、上述の如く構成された管継手Aを用いての分岐穿孔工法について説明する。
(イ)図11、図12に示すように、既設の流体管1の分岐管接続相当箇所に、分岐管部2を一体形成してある管継手Aを、流体管1の外周面1aとの間をシール材3にて密封した状態で外嵌装着するとともに、前記管継手Aの分岐管部2の連結フランジ部2Aに、作業用開閉弁Bの弁ケース31の一方の連結フランジ部31Aを、締結手段の一例である複数本のボルト・ナットにて密封状態で固定連結し、更に、前記作業用開閉弁Bの弁ケース31の他方の連結フランジ部31Bに、作業用開閉弁B内の流路及び分岐管部2内の流路を通して流体管1の管壁に分岐口4を切削形成する穿孔機Cのハウジング32の連結フランジ部32Aを、合フランジ締結手段の一例である複数本のボルト・ナットにて密封状態で固定連結する。
また、図15に示すように、前記管継手Aの排出筒部11の第1ネジ部11aに密封状態で螺合接続されたニップル21に、排出作業用開閉弁20の雄ネジ部を密封状態で螺合装着するとともに、この排出作業用開閉弁20の他端側のネジ部20bに、異物排出ホース24の接続金具25を密封状態で螺合接続する。
(ロ)図12、図13に示すように、前記作業用開閉弁Bの開閉操作機構33を操作して、流路閉止位置にある開閉弁体34を流路開放位置に開き作動させるとともに、図15に示すように、穿孔機Cによる穿孔作業に伴って発生した切屑等の異物及び流体管1から流出する流体を共に外部の所定箇所に排出することができるように、排出作業用開閉弁20の操作レバー20Aを開き操作する。しかる後、穿孔機Cの原動部を駆動して、駆動回転軸35に駆動回転力と送り力とを付与し、この駆動回転軸35の連結フランジ部に連結されたホールソー36を、作業用開閉弁B内の流路及び分岐管部2内の流路を通して水平又は略水平方向から送り込むことにより、流体管1の管壁に管径方向から分岐口4を切削形成する。
この穿孔作業時には、図14、図15に示すように、前記流体管1の管壁に切削形成された分岐口4から流出する流体及びこの流体によって押し流される切屑が、前記分岐口4に連通する中央側空間S1→連通口13→弧状流路14→端部側空間S2を経由して排出筒部11に流入し、該排出筒部11にニップル21を介して連通接続された排出作業用開閉弁20、該排出作業用開閉弁20に螺合接続された異物排出ホース24を通して外部の所定箇所に一緒に排出することができるから、切屑が弁ケース31内の弁座形成相当箇所に堆積することを抑制することができる。
そして、前記管継手Aを構成する分割構造の一つの分割継手体5に突設された分岐管部2側には、作業用開閉弁Bや穿孔機C等を取付けるためのスペースが確保されているため、切粉等の異物を分岐口4から流出する流体と共に外部に排出可能な前記排出口部11を、分岐管部2を備えた分割継手体5の膨出中間部位5Cを含む管軸芯X方向中間領域Wで、かつ、前記分岐管部2の外周面に対して流体管1の管軸芯X方向外方側に偏倚した側脇部位に配置することにより、前記排出筒部11に接続される異物排出ホース24を前記分岐管部2周りに存在する空間を利用して配設することができる。
しかも、前記分岐管部2の基部形成箇所に相当する領域を含む前記各分割継手体5〜7の管軸芯X方向中間部位5Cが、前記流体管1の外周面1aとの間に周方向で連通する環状空間Sを形成する状態で径方向外方側に膨出形成されているので、前記流体管1の分岐口4形成箇所における周方向の圧力が均等化され、流体管1の耐久性を向上することができる。
さらに、前記排出筒部11は、分岐管部2を備えた分割継手体5の膨出中間部位5Cを含む管軸芯X方向中間領域Wの内周面5aと前記流体管1の外周面1aとの間に形成される空間Sの径方向寸法が分岐管部2の分岐軸Y芯側よりも小に構成されている管軸芯X方向の端部側に位置するから、前記空間S内に流入した切粉等の異物を早くなる流速を利用して排出口部から管外に効率良く排出することができる。
(ハ)前記流体管1に対する穿孔工程が終了すると、穿孔機Aの原動部を逆転駆動するか、若しくは、手動ハンドルを操作して、ホールソー36を初期の待機位置にまで戻し移動させたのち、作業用開閉弁Bの開閉操作機構33を操作して、流路開放位置にある開閉弁体34を流路閉止位置に閉じ作動させる。
(ニ)図16に示すように、穿孔作業に伴って発生した切屑の排出工程が終了すると、前記排出作業用開閉弁20の操作レバー20Aを閉じ操作し、この排出作業用開閉弁20のネジ部20bから異物排出ホース24の接続金具25を取り外し、その後に、仮閉止用プラグ23を収納してあるプラグ装着治具Dの接続ケース26を螺合装着する。
次に、図17に示すように、前記排出作業用開閉弁20の操作レバー20Aを開き操作し、プラグ装着治具Dのボックスレンチ27を押込み操作するとともに、仮閉止用プラグ23が排出筒部11の第2ネジ部11bの端部に接当した時点でボックスレンチ27を締込み側に回転操作し、仮閉止用プラグ23を排出筒部11の第2ネジ部11bに螺合装着する。
この仮閉止用プラグ23の装着工程が終了すると、図18に示すように、前記排出筒部11の第1ネジ部11aから排出作業用開閉弁20を取り外し、その後に本閉止用プラグ22を螺合装着する。
(ホ)前記穿孔機Cによる穿孔作業終了後に、作業用開閉弁Bの他方の連結フランジ部31Bから穿孔装置Cの連結フランジ部22を取り外したのち、作業用開閉弁Bの他方の連結フランジ部31Bに分岐配管系の流体管を接続する。
〔第2実施形態〕
上述の第1実施形態では、前記排出口部11を、前記流体管1の管軸芯X及び分岐管部2の分岐軸芯Yを通る水平面よりも下方側に少し偏倚した部位において、その排出流路軸線Zが前記分岐管部2の分岐軸芯Yと平行又は略平行となる状態で突出形成された排出筒部から構成したが、図19、図20に示すように、前記排出口部11を、前記流体管1の管軸芯X及び分岐管部2の分岐軸芯Yを通る水平面上において、その排出流路軸線Zが前記分岐管部2の分岐軸芯Yに対して下流側ほど該分岐軸芯Yから離間する傾斜軸線に構成された排出筒部から構成してもよい。
この実施形態の場合、前記流体管1の管軸芯X及び分岐管部2の分岐軸芯Yを通る水平面を基準にして、前記排出筒部11に接続される異物排出ホース24等の排出経路構成部材を分岐管部2周りに存在する上下方向の空間を有利に活用して配設することができるとともに、前記排出筒部11の排出流路軸線Zが傾斜している分だけ該排出筒部11を分岐管部2側に近接配置することができ、前記分岐管部2周りに存在する空間を有利に活用することができる。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔第3実施形態〕
上述の第1実施形態では、前記管継手Aを、流体管1に対して管径方向の外方から外装可能な形態で管周方向において三つに分割された分割継手体5〜7から構成したが、図21〜図27に示すように、管周方向において2つに分割された分割継手体5、6から構成してもよい。
前記管継手Aの各分割継手体5、6の管周方向両端部には、流体管1に外装された隣接分割継手体5、6同士を締結手段の一例である複数本のボルト8・ナット9で脱着自在に固定連結するための連結部5A、6Aが一体的に突出形成されているとともに、前記各分割継手体5、6の管軸芯X方向両端部には、各分割継手体5、6を管径方向外方から流体管1の外周面1aに締付け固定する固定手段の一例である複数本のボルト10を螺合装着するための取付け部5B、6Bが一体形成され、更に、各分割継手体5、6の内周面5a、6aに形成された環状のシール保持溝5b、6bには、流体管1の外周面1aとの間を密封する合成ゴム製のシール材3が装着されている。
前記両分割継手体5、6のうち、前記シール保持溝5b,6bにおける管軸芯X方向での内寸法となる両管周方向溝部の内側縁間に相当する中間領域Wの内周面5a,6aと流体管1の外周面1aとの間には、円周方向で連続する環状空間Sが形成されているとともに、前記分岐管部2を備えた分割継手体5の中間領域Wで、かつ前記分岐管部2の外周面に対して流体管1の管軸芯X方向外方側に偏倚した側脇部位には、前記環状空間Sを通して前記流体管1の分岐口4から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部11が形成されている。
前記排出口部11は、前記流体管1の管軸芯X及び分岐管部2の分岐軸芯Yを通る水平面よりも下方側に少し偏倚した部位において、その排出流路軸線Zが、前記分岐管部2の分岐軸芯Yに対して下流側ほど該分岐軸芯Yから下方側に離間する傾斜軸線となる状態で突出形成された排出筒部から構成されている。
前記分割継手体5、7のうち、分岐管部2を備えた分割継手体5の内面における分岐管部2の基端側開口周縁とそれよりも少し外方に離間した部位には、前記流体管1の分岐口形成領域の外周縁側の外周面1aに近接又は当接する第1・第2補強用環状壁部17、18が形成され、この第1・第2補強用環状壁部17、18の管軸芯方向中心線に対して直交する周方向中心線で相対向する両側部の少なくとも一方、換言すれば、上下両側部のうちの少なくとも異物堆積相当箇所となる下側部には、前記分割継手体5の内面と流体管1の外周面1aとの対向面間において、前記補強用環状壁部17、18で区画された分岐管部2の基端側開口側に連通する中央側空間S1と前記排出口部11の基端側開口側に連通する端部側空間S2とを連通するための連通口19A,19Bが切欠き形成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、前記分岐管部2を備えた分割継手体5の中間領域Wで、かつ前記分岐管部2の外周面に対して管軸芯X方向の一側方に偏倚した側脇部位に、前記環状空間Sを通して前記流体管1の分岐口4から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部11を形成したが、この排出口部11を、前記分岐管部2の外周面に対して管軸芯X方向の両側方に偏倚した側脇部位に夫々形成してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、前記分岐管部2を備えた分割継手体5の内面における分岐管部2の基端側開口周縁又はその近傍箇所に、前記流体管1の分岐口形成領域の外周縁側の外周面1aに近接又は当接する補強用環状壁部12が形成したが、このような補強用環状壁部12が設けられていない管継手Aに前記排出口部11を設けてもよい。
また、この第1実施形態において、他の両分割継手体6,7の内面に設けられている補強用環状壁部15を省略して実施してもよい。
(3)上述の第1実施形態において、前記分岐管部2を備えた分割継手体5の内面に形成した補強用環状壁部12のうち、前記排出口部11に最も近い部位又はその近くに、前記補強用環状壁部12で区画された分岐管部2の基端側開口側に連通する中央側空間S1と前記排出口部11の基端側開口側に連通する端部側空間S2とを連通するための連通口13を切欠き形成してもよい。
本発明の第1実施形態を示す管継手全体の側面図 管継手全体の正面図 図2におけるIII-III線断面図 図2におけるIV-IV線断面図 図2におけるV-V線断面図 三つの分割継手体の表面図と裏面図 管継手全体の分解側面図 図3の要部の拡大断面図 図5の要部の拡大断面図 図4の要部の拡大断面図 作業用開閉弁を連結した穿孔作業前の全体の一部断面側面図 穿孔機を連結した穿孔作業前の全体の一部断面側面図 穿孔作業時の全体の一部断面側面図 切屑排出状態を示す分割継手体の裏面図 切屑排出状態を示す排出口部構造の拡大断面図 プラグ装着治具を取付けたときの排出口部構造の拡大断面図 仮閉止用プラグ装着操作時の排出口部構造の拡大断面図 本閉止用プラグ装着時の排出口部構造の拡大断面図 本発明の第2実施形態を示す管継手全体の正面図 図19におけるXX-XX線での要部の拡大断面図 本発明の第3実施形態を示す管継手全体の側面図 管継手全体の正面図 図22におけるXXIII-XXIII線断面図 図21におけるXXIV-XXIV線断面図 図22におけるXXV-XXV線断面図 図22におけるXXVI-XXVI線断面図 図25の要部の拡大断面図
符号の説明
S 空間(環状空間)
S1 空間(中央側空間)
S2 空間(端部側空間)
W 中間領域
X 管軸芯
Y 分岐軸芯
Z 排出流路軸芯
1 流体管
1a 外周面
4 分岐口
5 分割継手体
5C 膨出中間部位
5F リブ(第3補強リブ)
5a 内周面
6 分割継手体
7 分割継手体
11 排出口部(排出筒部)
12 補強用環状壁部
13 連通口
17 第1補強用環状壁部
18 第2補強用環状壁部
19A 連通口
19B 連通口

Claims (9)

  1. 流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つに、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部と、この分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇位置において、前記流体管の外周面と分割継手体の内面との間に形成されている空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が備えられている管継手。
  2. 流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つに、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部が突設され、この分岐管部の基部形成箇所に相当する分割継手体の管軸芯方向中間部位が径方向外方側に膨出形成され、この膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法は、その中間領域における管軸芯方向両端側よりも分岐管部の分岐軸芯側の方が大に構成されているとともに、前記分岐管部を備えた分割継手体の前記中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位には、前記空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が形成されている管継手。
  3. 流体管の周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体の一つの管軸芯方向中間部位に、流体管に貫通形成される分岐口に連通する分岐管部が突設され、この分岐管部の基部形成箇所に相当する領域を含む前記各分割継手体の管軸芯方向中間部位が、前記流体管の外周面との間に周方向で連通する環状空間を形成する状態で径方向外方側に膨出形成されているとともに、前記膨出中間部位を含む管軸芯方向中間領域の内周面と前記流体管の外周面との間に形成される空間の径方向寸法は、その中間領域における管軸芯方向両端側よりも分岐管部の分岐軸芯側の方が大に構成されているとともに、前記分岐管部を備えた分割継手体の前記中間領域で、かつ、前記分岐管部に対して流体管の管軸芯方向外方側に偏倚した側脇部位には、前記空間を通して前記分岐口から流出する流体と共に切粉等の異物を外部に排出可能な排出口部が形成されている管継手。
  4. 前記分岐管部を備えた分割継手体の内面における分岐管部の基端側開口周縁又はその近傍箇所には、前記流体管の分岐口形成領域の外周縁側の外周面に近接又は当接する補強用環状壁部が形成され、この補強用環状壁部の異物堆積相当箇所には、前記分割継手体の内面と流体管の外周面との対向面間において、前記補強用環状壁部で区画された分岐管部の基端側開口側に連通する中央側空間と前記排出口部の基端側開口側に連通する端部側空間とを連通する連通口が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の管継手。
  5. 前記排出口部の排出流路軸線が、前記分岐管部の分岐軸芯と平行又は略平行に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手。
  6. 前記排出口部の排出流路軸線が、前記分岐管部の分岐軸芯に対して下流側ほど該分岐軸芯から離間する傾斜軸線に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手。
  7. 前記排出口部が、前記分割継手体の外面に突設されたリブの一部と一体形成された排出筒部から構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の管継手。
  8. 前記排出口部が、前記流体管の管軸芯及び分岐管部の分岐軸芯を通る水平面上に配設されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の管継手。
  9. 前記排出口部が、前記流体管の管軸芯及び分岐管部の分岐軸芯を通る水平面よりも下方側に偏倚した部位に配設されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の管継手。
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