JP5998003B2 - 分岐管接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分岐管接続装置に関し、詳しくは、流体管の外周面に対して径方向から装着可能なように分割された筐体の分割面に沿って配設される分岐管を接続する分岐管接続装置に関する。
従来の分岐管接続装置において、分岐管が抜け出す方向に外力が作用した場合に、筐体の突起と分岐管の凹所とが係合し、凹所に形成されたテーパー面と突起の外表面に形成されているテーパー面とが面接触して楔作用を生じ、2つ割れに形成されている筐体の合わせ面を締めつける方向に押圧作用することにより、分岐管に外力が作用した場合でも、筐体の2つ割れ面が開くことを防止した発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の分岐管接続装置において、分割筐体の間に分岐管を径方向から挟んで接続する接続部が設けられ、筐体に分岐管が弾性を備えたシール材を挟んで接続され、分岐管と筐体とがシール材の弾性変形で相対揺動可能に構成されていることにより、耐震性を向上するようにした発明が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4777074号公報(第2〜3頁、第2、5、6図) 特許第3447349号公報(第2頁、第4図)
しかしながら、特許文献1に記載の発明にあっては、分岐管が抜け出す方向に外力が作用した場合に対応するものであって、分岐管に曲げモーメントが作用した場合には対応できないという問題があった。
また、特許文献2にあっては、シール材の弾性変形による相対揺動可能範囲に限られ、これを超えるような曲げが分岐管に作用した場合には筐体の分割面が開いてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、流体管の外周面に対して径方向から装着可能なように分割された筐体に対して分岐管を接続する分岐管接続装置において、分岐管に地震等による曲げが作用した場合でも筐体の分割部の開きなどの相対移動を防止できるようにした分岐管接続装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の分岐管接続装置は、
流体管の外周面に対して径方向から装着可能なように分割された筐体の分割面に沿って分岐管を接続する分岐管接続装置において、前記筐体の分岐管接続部の割面に跨って分割部相対移動防止部材が装着され
前記分岐管の接続部近傍には、前記分割部相対移動防止部材の離脱を防止する離脱防止部材が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐管に地震等による曲げが作用した場合でも筐体の分岐管接続部の割面の相対移動、例えば、割面の開きやズレを防止することができる。
本発明の分岐管接続装置は、
前記分割部相対移動防止部材は、分岐管接続部の先端に形成された環状突出部に外嵌可能なリング状部材から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐管接続部の環状突出部が全周にわたってバックアップされるため、分岐管接続部の割面の相対移動が防止される。また、分岐管接続部全体も分割部相対移動防止部材により補強されることからの分岐管接続部の変形も防止される。
本発明の分岐管接続装置は、
前記リング状部材は、一体に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、筐体の分岐管接続部の割面の相対移動防止はもちろん、分岐管接続部の変形もより一層強固に防止される。
本発明の分岐管接続装置は、
前記リング状部材は、周方向に複数に分割されて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、分割部相対移動防止部材の分岐管接続部の環状突出部に対する着脱を容易に行うことができる。
本発明の分岐管接続装置は、
前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面に跨って前記分岐管の管軸方向に形成された断面略H型の凹部に嵌入可能なH型部材から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐管接続部本体に分割部相対移動防止部材を装着することができるため、分割部相対移動防止部材を装着するための環状突出部を設ける必要がない。
本発明の分岐管接続装置は、
前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面に跨って前記分岐管の管軸方向に形成された断面略コ字型の凹部に嵌入可能なコ字型部材から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分岐管接続部本体に分割部相対移動防止部材を装着することができるため、分割部相対移動防止部材を装着するための環状突出部を設ける必要がない。
本発明の分岐管接続装置は、
前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面のフランジの外面に跨って前記フランジを狭着可能な断面略C字型部材から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分割部相対移動防止部材を装着するための特別な加工を分岐管接続部に施す必要がない。
本発明の分岐管接続装置は、
前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面のフランジの外面に跨って前記フランジを先端側から狭着可能な断面略コ字型部材から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、分割部相対移動防止部材を装着するための特別な加工を分岐管接続部に施す必要がない。
本発明の分岐管接続装置は、
前記離脱防止部材は、前記分割部相対移動防止部材と前記分岐管の接続部近傍に設けられた鍔部との間に介在され、周方向において複数に分割されたスペーサであることを特徴としている。
この特徴によれば、分割部相対移動防止部材の離脱を確実に防止することができる。
実施例1における分岐管接続装置を示す平面断面図である。 実施例1における分岐管接続装置を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 実施例1における分岐管接続装置を示す平面断面図であって、流体管に穿孔後、不断流分岐用切換弁が挿入され、分岐管が接続された状態を示す図である。 実施例1における分岐管接続装置の変形例を示す平面断面図である。 実施例2における分岐管接続装置を示す平面断面図である。 図6のB−B矢視図である。 実施例3における分岐管接続装置を示す平面断面図である。 図8のC−C断面図である。 実施例4における分岐管接続装置を示す正面図である。 実施例5における分岐管接続装置を示す正面図である。 実施例6における分岐管接続装置を示す正面図である。
本発明に係る分岐管接続装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る分岐管接続装置につき、図1から図5を参照して説明する。以下、図1の紙面左側から右側の方向に流体管が配設され、図1の紙面下側に分岐管が配設されるものであって、図1の紙面下側を分岐管接続装置の正面側(前方側)として説明する。
図1に示されるように、本発明の分岐管接続装置は、主として、流体管1の外周面に対して径方向から装着可能なように水平方向に分割された筐体2と、筐体2の分岐管接続部9の割面に跨って装着された分割部相対移動防止部材5とを備えている。図1では、割面の下側の下部ハウジング2a等が示されている。
本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図2及び図3に示されているように、流体管1の外周面に固定的に取り付けられる筐体2は、流体管1の外周を密封状に被覆するものであり、上下に分割された下部ハウジング2a、上部ハウジング2bをフランジ3a、3bを介して密封状に接続して円筒カップ状の弁ハウジング4(図1及び図4参照)が形成されており、開口した上部には作業弁(図示せず)の下側連結フランジ部(図示せず)を連結するためのフランジ6が形成されている。尚、流体管に取り付けられる筐体は、必ずしも本実施例のように2分割構造に限られず、3分割以上の分割ハウジングからなる複数分割構造であってもよく、これら分割ハウジング同士を接合するボルトは、流体管若しくは分岐管の管軸方向を除く方向に挿通されると、高い耐震性を達成できるため好ましい。
また、図1、図3及び4に示すように、筐体2において、穿孔機(図示せず)により切断された流体管1の両側を流体密に接続するフランジ61を設けた連結部7、8が形成されており、該連結部7、8を結ぶ直線と直交する側面には、図1にも示すように、分岐管接続部9が形成されている。2つ割りの連結部7、8及び分岐管接続部9は、下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bのそれぞれに半円状に形成され、下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bが合体されることにより環状をなすものである。尚、符号60は、下部ハウジング2aと上部ハウジング2bとを流体密に接続するための密封部材であって、下部ハウジング2aの接合面に形成された凹部に装着されている。
分岐管接続部9は、後に詳細に説明する分割部相対移動防止部材5が装着可能なように、先端側に2つ割の環状突出部11を備えている。この環状突出部11の内径は分岐管10の外径よりわずかに大きく、軸方向にも一定の長さを有し、分岐管10が曲げなどにより揺動された場合でもこれを支持できる厚さを有している。また、環状突出部11の外周面には分割部相対移動防止部材5が外嵌されるため、フランジ3a、3bは設けられていない。また、分岐管接続部9の内周面には、分岐管10を流体密に接続するための環状のシール用取付け溝13が形成され、分岐管10の外周面との間で圧縮される密封用の弾性シール材12が装着されるようになっている。さらに、分岐管接続部9の内周面のシール用取付け溝13より奥側には、分岐管10の先端に形成されたフランジ14が嵌入可能な環状凹部15が形成され、分岐管10の抜け止めがなされるようになっている。
分割部相対移動防止部材5は、筐体2の分岐管接続部9の先端に形成された環状突出部11に外嵌可能なリング状部材16から構成されるものであり、リング状部材16は一体に形成されている。リング状部材16の内周面と環状突出部11の外周面との間は、できるだけ隙間が少ないことが望ましいが、装着の便宜のため、リング状部材16の内径は環状突出部11の外径より若干大きく設定される。また、分割部相対移動防止部材5は、地震などが発生して分岐管10が流体管1に対して揺動するような大きな外力を受けた場合に、2つ割の環状突出部11が開くなどの相対移動を防止するものであり、大きな外力にも耐える必要があるため、例えば、鋼等の金属材料から形成され、厚み及び軸方向の長さも大きな外力に耐えるように設定されている。環状突出部11に分割部相対移動防止部材5が外嵌されると、分岐管接続部9の環状突出部11が分割部相対移動防止部材5により全周にわたってバックアップされるため、筐体2の分割部の開きや曲げ、ねじりなどによる相対移動が防止される。また、筐体2の分岐管接続部9全体も補強されるため、分岐管接続部9の変形も防止される。
分割部相対移動防止部材5の環状突出部11からの離脱を防止するため、分岐管10の外周面には環状の鍔部17が設けられている。環状の鍔部17は、断面が先端側に開いた略漏斗状をなし、分割部相対移動防止部材5を構成するリング状部材16の外径とほぼ同じ外径を有している。そして、分割部相対移動防止部材5と鍔部17との間には周方向において2つに分割されたスペーサ18が介在されるようになっている。
スペーサ18は、図3に1点鎖線で示すように、分岐管10の外周面に外嵌されるように環状をなし、周方向において2つに分割されている。スペーサ18の内径は分岐管10の外径より大きく、外径はリング状部材16の外径とほぼ同じである。また、スペーサ18の軸方向の長さはリング状部材16の軸方向の長さと同じに設定されている。尚、スペーサの軸方向の長さは、本実施例のようにリング状部材の軸方向の長さよりも長寸、若しくは短寸に形成しても構わない。スペーサ18を構成する一方の半割部材18aの割面には固定ネジ21を装着する座グリ及び孔20が形成され、他方の半割部材18bの割面には雌ネジ部19が形成されており、分岐管10の外周面に外嵌された際、2つの半割部材18a及び18bが固定ネジ21により固定されるようになっている。
図4は、流体管1に穿孔後、不断流分岐用切換弁が挿入され、分岐管10が接続された状態を示す図である。筐体2の下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bはフランジ3a、3bを介して複数のボルト30(図3参照)により一体的に固定される。弁ハウジング4内には密封部材26を介して弁箱25が装着され、密封部材26により、連結部7、8及び分岐管接続部9に通じる3つの部屋25a、25b、及び25cに仕切られている。図4では、不断流分岐用切換弁の切換弁本体27は、連結部7及び8に通じる部屋25a及び25bを連通し、分岐管接続部9に通じる部屋25cを閉止した状態にある。尚、筐体2の両端と流体管1の連結部7、8の外周面との間には、両者を流体密に接続するために、それぞれ、環状の弾性シール部材28が押輪29により嵌入されている。
分岐管接続部9には、弾性シール材12を介して分岐管10が嵌入されており、分岐管接続部9の先端側の環状突出部11の外周面に分割部相対移動防止部材5が外嵌されている。また、分岐管10の外周面の環状の鍔部17と分割部相対移動防止部材5を構成するリング状部材16との間には、周方向において2つに分割されたスペーサ18が介在されている。この状態において、分岐管接続部9の奥側の環状凹部15に分岐管10の先端のフランジ14が嵌入されており、分岐管10の軸方向の移動は規制されている。
分岐管接続部9に分岐管10を接続するには、予め、分岐管10の外周面に弾性シール材12及び分割部相対移動防止部材5を構成するリング状部材16を外嵌しておく。この状態で分岐管10を2つ割状態の分岐管接続部9内に挿入し、分岐管10の先端のフランジ14が分岐管接続部9の環状凹部15に嵌入可能な位置で、筐体2の下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bを一体的に固定する。次に、分割部相対移動防止部材5を構成するリング状部材16を分岐管10の外周面から分岐管接続部9の環状突出部11の外周面に移動して外嵌する。リング状部材16が移動した後の分岐管10の外周面には、周方向において2つ割のスペーサ18が外嵌される。図3に示すように、分岐管10の外周面に外嵌された際、スペーサ18の2つの半割部材18a及び18bは固定ネジ21により固定される。これにより、分割部相対移動防止部材5を構成するリング状部材16が環状突出部11の外周面から離脱することはない。
分岐管接続部9に分岐管10が接続された状態において、例えば、地震等の外力により、分岐管10に曲げモーメントが作用した場合、分岐管接続部9の先端の2つ割の環状突出部11には開く方向等の大きな力が作用する。しかしながら、本実施例においては、2つ割の環状突出部11は一体のリング状部材16により全周にわたってバックアップされるため、分割部において開きや曲げ、ねじりなどによる相対移動は防止される。また、分岐管接続部9全体も一体のリング状部材16により補強された状態にあるので、分岐管接続部9の変形も防止される。
図5は、実施例1における分岐管接続装置の変形例を示す平面断面図であって、図1ないし図4と同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図5において、分岐管接続部9の軸方向の先端側に形成される2つ割の環状突出部11’は、分割部相対移動防止部材5’が外嵌される部分より先端側に延長されており、その延長部分にスペーサ18の一端が嵌合可能な環状凹部32が形成されている。環状凹部32の外径は分割部相対移動防止部材5’が外嵌される部分の外径よりも小径である。
分岐管10の外周面に設けられた環状の鍔部17’は、軸方向に対して略直交するように外径方向に延びている。この鍔部17’の内側面に環状突出部11’の先端が当接して筐体2に対する分岐管10の軸方向の位置が決められる。スペーサ18’は、環状をなし、円周方向において2つ割に形成されており、両端には内向きに突出するように形成されたフランジ部33a、33bを有し、その外径は分割部相対移動防止部材5’を構成するするリング状部材16’の側面が当接可能なように少なくともリング状部材16’の内径よりも大きく設定されている。
環状突出部11’に分割部相対移動防止部材5’が外嵌され、スペーサ18’が装着された状態においては、スペーサ18’の一方のフランジ部33aが環状突出部11’の環状凹部32に嵌合し、他方のフランジ部33bが分岐管10の鍔部17’を抱くように嵌合されている。分岐管10の筐体2に対する挿入する向きの移動は、鍔部17’と環状突出部11’の先端との当接により阻止され、また、分岐管10の筐体2に対する離脱する向きの移動は、スペーサ18’により阻止される。このため、図1ないし図4の場合のように、分岐管10の先端にフランジ14を設けたり、分岐管接続部9に環状凹部15を設ける必要がない。本変形例においては、分岐管10の先端がストレートであってフランジ14を設ける必要がないため、分岐管接続部9に分岐管10を接続する際には、筐体2を一体に固定すると共に、分岐管接続部9の内面に弾性シール材12を装着し、環状突出部11’に分割部相対移動防止部材5’を外嵌した状態で分岐管10を分岐管接続部9に嵌入できるので、両者の接続作業を簡素化できる利点がある。
次に、実施例2に係る分岐管接続装置につき、図6及び図7を参照して説明する。尚、実施例2においては、分割部相対移動防止部材の構成が前記図5に示す実施例1の変形例と相違するがその他の構成は前記図5に示す実施例1の変形例と同じであり、同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例2における分割部相対移動防止部材35は、図7に示すように、環状をなし、周方向において2つに分割されており、筐体2の下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bの接合後に、分岐管接続部9の環状突出部11’に外嵌されるものであって、例えば、接続フランジ3aと3bとの接合面と略同じ水平位置に置いて接合され、環状突出部11’を強固にバックアップするようになっている。詳述すると、分割部相対移動防止部材35は、第1の半割リング状部材35aと第2の半割リング状部材35bとから構成され、それぞれの接合部は、フック形状に形成され、例えば、第1の半割リング状部材35aの接合部36は上に開いたフック形状に、また、第2の半割リング状部材35bの接合部37は下に開いたフック形状に形成されており、接合時には逆向きの2つのフック形状により結合されるので、接合部において径方向に離脱されることはない。尚、第1の半割リング状部材35aと第2の半割リング状部材35bとの接合は、軸方向から行われる。さらに尚、これら接合部36,37が互いに接合される位置は、必ずしも本実施例のように接続フランジ3aと3bとの接合面と略同じ水平位置に限られず、例えば鉛直方向の上下端において接合されてもよい。
図7に示す分割部相対移動防止部材35の第1の半割リング状部材35aと第2の半割リング状部材35bとの接合構造は、単に一例を示したに過ぎず、例えば、一方側に虫眼鏡型の凹部を設け、他方側に虫眼鏡型の凸部を設け、これらを軸方向から嵌合する構造にしてもよい。また、図6に示すように、第1の半割リング状部材35a及び第2の半割リング状部材35bは、厚み方向に複数の板状部材が積層されて形成され、強度が向上された構成とされている。
本実施例においては、分岐管10の先端がストレートであってフランジ14を設ける必要がないため、分岐管接続部9に分岐管10を接続する際には、筐体2を一体に固定すると共に、分岐管接続部9の内面に弾性シール材12を装着し、環状突出部11’に分割部相対移動防止部材35を外嵌した状態で分岐管10を分岐管接続部9に嵌入できるので、両者の接続作業を簡素化できる利点に加え、環状突出部11’に対する分割部相対移動防止部材35の外嵌作業を容易に行うことができる。
次に、実施例3に係る分岐管接続装置につき、図8及び図9を参照して説明する。尚、実施例3においては、分割部相対移動防止部材の装着位置及び構成が前記図1ないし図4に示す実施例1と相違するがその他の構成は前記図1ないし図4に示す実施例1と同じであり、同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例3における分割部相対移動防止部材40は、図9に示すように、H型部材から構成されており、筐体2の上下の分岐管接続部9及び接続フランジ3a、3bの接合面に跨るようにして設けられるものであって、図8に示すように、軸方向に直線状に所定の長さを有している。また、図8に示すように、実施例3における分岐管接続部9は、その先端側までフランジ3a、3bが形成されており、分岐管接続部9の先端側のフランジ3a、3bの基部付近において、分岐管接続部9の先端側から軸方向の奥側に向かって分割部相対移動防止部材40を嵌入させるための凹部41が形成されている。図9に示すように、凹部41の断面形状は略H型をしており、H型部材からなる分割部相対移動防止部材40の2つのフランジ部40a及び40bが、それぞれ、下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bに嵌入配置されるように形成されている。
分岐管接続部9の断面略H型の凹部41に先端側から奥側に向かって分割部相対移動防止部材40を嵌入することにより、2つ割の分岐管接続部9は強固に結合される。本実施例では、分岐管接続部9の凹部41に分割部相対移動防止部材を装着することができるため、分割部相対移動防止部材を装着するための環状突出部を設ける必要がない。
次に、実施例4に係る分岐管接続装置につき、図10を参照して説明する。尚、実施例4においては、分割部相対移動防止部材の装着位置及び構成が前記図8及び図9に示す実施例3と相違するがその他の構成は前記図8及び図9に示す実施例3と同じであり、同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例4における分割部相対移動防止部材45は、コ字型部材から構成されており、筐体2の分岐管接続部9の接合面に跨るようにして設けられるものである。分岐管接続部9の先端部の割面に跨って、分岐管接続部9の先端側から奥側に向かって分割部相対移動防止部材45を嵌入させるための凹部46が形成されている。凹部46の断面形状は略コ字型をしており、コ字型部材からなる分割部相対移動防止部材45の2つのフランジ部45a及び45bが、それぞれ、下部ハウジング2a及び上部ハウジング2bに配置されるように形成されている。
分岐管接続部9の断面略コ型の凹部46に先端側から軸方向の奥側に向かってコ字型部材から構成された分割部相対移動防止部材45を嵌入することにより、2つ割の分岐管接続部9は強固に結合される。本実施例では、分岐管接続部9の凹部46に分割部相対移動防止部材45を装着することができるため、分割部相対移動防止部材45を装着するための環状突出部を設ける必要がない。
次に、実施例5に係る分岐管接続装置につき、図11を参照して説明する。尚、実施例5においては、分割部相対移動防止部材の装着位置及び構成が前記図8及び図9に示す実施例3と相違するがその他の構成は前記図8及び図9に示す実施例3と同じであり、同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例5における分割部相対移動防止部材50は、分岐管接続部9の割面のフランジ3a及び3bの外面に跨って該フランジ3a及び3bの左右から狭着可能な断面略C字型部材から構成されている。分割部相対移動防止部材50は、軸方向に一定の幅を有し、例えば、弾性変形可能な材料からなる板状部材を断面形状が略C字型になるように曲げ変形されて形成されるもので、フランジ3a及び3bの外面を狭着する狭着部50aと50bとの間隙はフランジ3a及び3bの合計の厚さよりも小さく設定され、装着時に狭着部50a及び50bの間隔を広げるように弾性変形させられる。
分岐管接続部9のフランジ3a及び3bの外面に分割部相対移動防止部材50の弾性変形を利用して狭着することにより、2つ割の分岐管接続部9は強固に結合される。本実施例では、分岐管接続部9のフランジ3a及び3bの外面に分割部相対移動防止部材50を装着することができるため、分岐管接続部9側において分割部相対移動防止部材50を装着するための特別の加工を施す必要がない。尚、本実施例の分割部相対移動防止部材50は、例えば剛性の高い鋳造品からなる部材であってもよく、当該剛性により分岐管接続部9を狭着し強固に結合してもよい。
次に、実施例6に係る分岐管接続装置につき、図12を参照して説明する。尚、実施例6においては、分割部相対移動防止部材の装着位置及び構成が前記図11に示す実施例5と相違するがその他の構成は前記図11に示す実施例5と同じであり、同一構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例6における分割部相対移動防止部材55は、分岐管接続部9の割面のフランジ3a、3bの外面に跨って該フランジ3a、3bを先端側から狭着可能な断面略コ字型部材から構成されている。分割部相対移動防止部材55は、例えば、弾性変形可能な材料からなる板状部材を断面形状が略コ字型になるように曲げ変形されて形成されるもので、フランジ3a及び3bの外面を狭着する狭着部55aと55bとの間隙はフランジ3a及び3bの合計の厚さよりも小さく形成され、装着時に狭着部55aと55bとの間隔を広げるように弾性変形させられる。
分岐管接続部9のフランジ3a及び3bの外面に分割部相対移動防止部材55の弾性変形を利用して狭着することにより、2つ割の分岐管接続部9は強固に結合される。本実施例では、分岐管接続部9のフランジ3a及び3bの外面に分割部相対移動防止部材55を装着することができるため、分岐管接続部9側において分割部相対移動防止部材55を装着するための特別の加工を施す必要がない。尚、本実施例の分割部相対移動防止部材55は、例えば剛性の高い鋳造品からなる部材であってもよく、当該剛性により分岐管接続部9を狭着し強固に結合してもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
1 流体管
2 筐体
2a 下部ハウジング
2b 上部ハウジング
3a、3b フランジ
4 弁ハウジング
5、5’ 分割部相対移動防止部材
6 フランジ
7、8 連結部
9 分岐管接続部
10 分岐管
11、11’ 環状突出部
12 弾性シール材
13 シール用取付け溝
14 フランジ
15 環状凹部
16、16’ リング状部材
17、17’ 鍔部
18、18’ スペーサ
19 雌ネジ部
20 座グリ及び孔
21 固定ネジ
25 弁箱
26 密封部材
27 切換弁本体
28 弾性シール部材
29 押輪
30 ボルト
32 環状凹部
33a、33b フランジ部
35 分割部相対移動防止部材
36、37 接合部
40 分割部相対移動防止部材
41 凹部
45 分割部相対移動防止部材
46 凹部
50 分割部相対移動防止部材
55 分割部相対移動防止部材
60 密封部材
61 フランジ

Claims (9)

  1. 流体管の外周面に対して径方向から装着可能なように分割された筐体の分割面に沿って分岐管を接続する分岐管接続装置において、前記筐体の分岐管接続部の割面に跨って分割部相対移動防止部材が装着され
    前記分岐管の接続部近傍には、前記分割部相対移動防止部材の離脱を防止する離脱防止部材が設けられることを特徴とする分岐管接続装置。
  2. 前記分割部相対移動防止部材は、分岐管接続部の先端に形成された環状突出部に外嵌可能なリング状部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
  3. 前記リング状部材は、一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の分岐管接続装置。
  4. 前記リング状部材は、周方向に複数に分割されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の分岐管接続装置。
  5. 前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面に跨って前記分岐管の管軸方向に形成された断面略H型の凹部に嵌入可能なH型部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
  6. 前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面に跨って前記分岐管の管軸方向に形成された断面略コ字型の凹部に嵌入可能なコ字型部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
  7. 前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面のフランジの外面に跨って前記フランジを狭着可能な断面略C字型部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
  8. 前記分割部相対移動防止部材は、前記分岐管接続部の割面のフランジの外面に跨って前記フランジを先端側から狭着可能な断面略コ字型部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
  9. 前記離脱防止部材は、前記分割部相対移動防止部材と前記分岐管の接続部近傍に設けられた鍔部との間に介在され、周方向において複数に分割されたスペーサであることを特徴とする請求項1に記載の分岐管接続装置。
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