JP5947586B2 - ケース体接続方法 - Google Patents
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Description
流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に密封状に接続される複数のケース体の周方向両端部の各々に、外径方に向かって突出形成された連結フランジが設けられ、隣り合う前記連結フランジの対向面間にパッキンを介して該連結フランジ同士を保持部材によって挟着して、前記複数のケース体を接続するケース体接続方法であって、
少なくとも一方の前記ケース体に、前記連結フランジの対向面同士の接近を防止し、該対向面を有する両ケース体の所定位置で接近防止が解除される移動防止部が管軸方向の端面に周方向に延出して設けられており、
隣り合う前記連結フランジの対向面同士を、前記移動防止部による接近防止が解除されるまで管軸方向に位置決めし、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接し、前記連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより前記複数のケース体を接続することを特徴としている。
この特徴によれば、隣り合う連結フランジの対向面間にパッキンを介在させるので、流体管からの流体漏れを防止できると共に、ケース体には、連結フランジの対向面同士の接近を防止する移動防止部を備えているので、移動防止部が他方のケース体に当接して隣り合う連結フランジ同士の接近を防止することができ、連結フランジの対向面間に設けたパッキンを摺接により損傷することがない。そして、ケース体同士の当接が解除されるまで隣り合う連結フランジの対向面同士が管軸方向に移動して位置決めすると、連結フランジの対向面同士が接近して連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することになるので、パッキンによる密封が行われ流体漏れを防止できるばかりでなく、隣り合う連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより複数のケース体は強固に接続でき、密封性能を維持することができる。また、ケース体の管軸方向の移動の際、移動防止部をガイド部材として利用できるので、接続作業が簡便にでき、作業者の負担を軽減できる。さらに、隣り合う連結フランジの対向面同士が全面に亘り接触する位置まで移動したときに、移動防止部が他方のケース体との当接が解除されて連結フランジの対向面同士が接近してパッキンを圧接し、両ケース体の管軸方向の端部とそこに形成した移動防止部とが互いに係止し、両ケース体相互の移動が阻止されるので、ケース体の接続作業を簡便にでき、またその後の保持部材により隣り合う連結フランジ同士の挟着の作業も迅速に行なうことができる。
前記連結フランジの外側には前記保持部材の係合部が係合する突部が形成されており、前記保持部材の前記係合部を前記連結フランジの前記突部に係合させ、前記保持部材を管軸方向に移動することで、前記連結フランジの対向面同士を挟着することを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材の係合部を連結フランジの突部に係合させ、保持部材を管軸方向に移動するだけで、隣り合う連結フランジ同士を挟着することができるので、挟着操作を簡単に行なうことができる。
前記連結フランジ同士を前記保持部材によって挟着した後、該保持部材を前記連結フランジに対し固定手段により固定することを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材を連結フランジに対し固定手段により固定しているので、連結フランジの対向面同士が密接し隣り合う連結フランジ同士を確実に挟着することができるばかりでなく、保持部材がケース体から抜け出すことを防止することができる。
隣り合う前記連結フランジの対向面同士を管軸方向に位置決めした後、前記複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することを特徴としている。
この特徴によれば、複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで隣り合う連結フランジの対向面同士を接近させるので、連結フランジの対向面同士を密着させることができるばかりでなく、その後の保持部材による挟着作業を容易且つ確実に行なうことができる。また、地震などにより、ケース体と保持部材とに抜け出し方向の外力が加わった場合でも、保持部材による連結フランジ同士の狭着状態を強固に維持できる。
前記ケース体の外側面には、前記圧着装置により押圧されるケース当接部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ケース体の外側面には、圧着装置により押圧されるケース当接部を形成してあるので、圧着装置により押圧作業を正確に行うことができる。
2 仕切弁
4 パッキン
5 移動防止部
6 保持部材
7 ケース当接部
8 圧着装置
9 フランジ突部(突部)
10 係合部
11,12 第1、第2ケース体
13 受口部
14,15 連結フランジ
14a,15a 対向面
16 止めネジ(固定手段)
81 フレーム
82 ジャッキヘッド
83 当接部
84 油圧ジャッキ
Claims (5)
- 流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に密封状に接続される複数のケース体の周方向両端部の各々に、外径方に向かって突出形成された連結フランジが設けられ、隣り合う前記連結フランジの対向面間にパッキンを介して該連結フランジ同士を保持部材によって挟着して、前記複数のケース体を接続するケース体接続方法であって、
少なくとも一方の前記ケース体に、前記連結フランジの対向面同士の接近を防止し、該対向面を有する両ケース体の所定位置で接近防止が解除される移動防止部が管軸方向の端面に周方向に延出して設けられており、
隣り合う前記連結フランジの対向面同士を、前記移動防止部による接近防止が解除されるまで管軸方向に位置決めし、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接し、前記連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより前記複数のケース体を接続することを特徴とするケース体接続方法。 - 前記連結フランジの外側には前記保持部材の係合部が係合する突部が形成されており、前記保持部材の前記係合部を前記連結フランジの前記突部に係合させ、前記保持部材を管軸方向に移動することで、前記連結フランジの対向面同士を挟着することを特徴とする請求項1に記載のケース体接続方法。
- 前記連結フランジ同士を前記保持部材によって挟着した後、該保持部材を前記連結フランジに対し固定手段により固定することを特徴とする請求項1または2に記載のケース体接続方法。
- 隣り合う前記連結フランジの対向面同士を管軸方向に位置決めした後、前記複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のケース体接続方法。
- 前記ケース体の外側面には、前記圧着装置により押圧されるケース当接部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のケース体接続方法。
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- 2012-03-27 JP JP2012072436A patent/JP5947586B2/ja active Active
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