JP5947586B2 - ケース体接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に分割されたケース体を密封状に接続することで、流体管に割り継手体を固定して分岐流路を形成したり、流体管に生じた漏孔をケース体で覆って補修したりする際に、複数のケース体を密封状態で接続するためのケース体接続方法に関する。
従来、流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に分割されたケース体を密封状に接続するケース体接続方法としては、流体管を外嵌するケース体(抱持片)の両側端に長手方向に連なる突条を各々形成し、両ケース体を流体管の管軸方向に移動させ、この突条に保持部材(鉤状溝型体)によって挟着することで接続し、漏孔を補修している。(以下、「従来技術1」という。例えば、特許文献1参照)。
実公昭45−31078号公報(第2頁、第1〜3図)
しかしながら、従来技術1にあっては、ケース体の両側端に長手方向に連なる突条間の間隙から流体管内の流体が漏れ出る虞がある。そこで、流体管から流体が漏れ出るのを防止するために、ケース体の両側端の突条間にパッキンを介在させ、流体の漏れを防止することが考えられるが、ケース体の両側端の突条を流体管の管軸方向に移動する際、一方のケース体の側端に設けたパッキンが他方のケース体の側端に摺接するので、パッキンが損傷したり、またパッキンがパッキン溝から外れたりして、流体管からの流体漏れを完全に防止することができない虞があった。また、ケース体の両側端の突条を流体管の管軸方向に移動する際の作業に時間を要し、作業者の熟練が必要であるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、ケース体の間にパッキンを介在させて流体の漏れを防止するとともに、ケース体を接続する際やケース体を接続した後に、パッキンが損傷したりするのを防止し、またパッキンがパッキン溝から外れたりするのを防止して、流体管からの流体漏れを防止することができるケース体接続方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明のケース体接続方法は、
流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に密封状に接続される複数のケース体の周方向両端部の各々に、外径方に向かって突出形成された連結フランジが設けられ、隣り合う前記連結フランジの対向面間にパッキンを介して該連結フランジ同士を保持部材によって挟着して、前記複数のケース体を接続するケース体接続方法であって、
少なくとも一方の前記ケース体に、前記連結フランジの対向面同士の接近を防止し、該対向面を有する両ケース体の所定位置で接近防止が解除される移動防止部が管軸方向の端面に周方向に延出して設けられており、
隣り合う前記連結フランジの対向面同士を、前記移動防止部による接近防止が解除されるまで管軸方向に位置決めし、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接し、前記連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより前記複数のケース体を接続することを特徴としている。
この特徴によれば、隣り合う連結フランジの対向面間にパッキンを介在させるので、流体管からの流体漏れを防止できると共に、ケース体には、連結フランジの対向面同士の接近を防止する移動防止部を備えているので、移動防止部が他方のケース体に当接して隣り合う連結フランジ同士の接近を防止することができ、連結フランジの対向面間に設けたパッキンを摺接により損傷することがない。そして、ケース体同士の当接が解除されるまで隣り合う連結フランジの対向面同士が管軸方向に移動して位置決めすると、連結フランジの対向面同士が接近して連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することになるので、パッキンによる密封が行われ流体漏れを防止できるばかりでなく、隣り合う連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより複数のケース体は強固に接続でき、密封性能を維持することができる。また、ケース体の管軸方向の移動の際、移動防止部をガイド部材として利用できるので、接続作業が簡便にでき、作業者の負担を軽減できる。さらに、隣り合う連結フランジの対向面同士が全面に亘り接触する位置まで移動したときに、移動防止部が他方のケース体との当接が解除されて連結フランジの対向面同士が接近してパッキンを圧接し、両ケース体の管軸方向の端部とそこに形成した移動防止部とが互いに係止し、両ケース体相互の移動が阻止されるので、ケース体の接続作業を簡便にでき、またその後の保持部材により隣り合う連結フランジ同士の挟着の作業も迅速に行なうことができる。
本発明のケース体接続方法は、
前記連結フランジの外側には前記保持部材の係合部が係合する突部が形成されており、前記保持部材の前記係合部を前記連結フランジの前記突部に係合させ、前記保持部材を管軸方向に移動することで、前記連結フランジの対向面同士を挟着することを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材の係合部を連結フランジの突部に係合させ、保持部材を管軸方向に移動するだけで、隣り合う連結フランジ同士を挟着することができるので、挟着操作を簡単に行なうことができる。
本発明のケース体接続方法は、
前記連結フランジ同士を前記保持部材によって挟着した後、該保持部材を前記連結フランジに対し固定手段により固定することを特徴としている。
この特徴によれば、保持部材を連結フランジに対し固定手段により固定しているので、連結フランジの対向面同士が密接し隣り合う連結フランジ同士を確実に挟着することができるばかりでなく、保持部材がケース体から抜け出すことを防止することができる。
本発明のケース体接続方法は、
隣り合う前記連結フランジの対向面同士を管軸方向に位置決めした後、前記複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することを特徴としている。
この特徴によれば、複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで隣り合う連結フランジの対向面同士を接近させるので、連結フランジの対向面同士を密着させることができるばかりでなく、その後の保持部材による挟着作業を容易且つ確実に行なうことができる。また、地震などにより、ケース体と保持部材とに抜け出し方向の外力が加わった場合でも、保持部材による連結フランジ同士の狭着状態を強固に維持できる。
本発明のケース体接続方法は、
前記ケース体の外側面には、前記圧着装置により押圧されるケース当接部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ケース体の外側面には、圧着装置により押圧されるケース当接部を形成してあるので、圧着装置により押圧作業を正確に行うことができる。
本発明の実施例1におけるケース体の正面断面図である。 実施例1におけるケース体の正面図である。 実施例1におけるケース体の平面図である。 実施例1におけるケース体の側面図である。 (a)は、実施例2における止めネジを備えた保持部材の底面図であり、(b)は、(a)と同じく正面図であり、(c)は、止めネジを螺挿する前の正面図であり、(d)は、(a)と同じく側面図である。 (a)は、実施例3におけるケース体の正面図であり、(b)は、圧着装置の正面図である。 実施例3における保持部材を挿入する前の状態を示す側面図である。
本発明に係るケース体接続方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例1に係るケース体接続方法を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が図示しない樹脂粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管1は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1において、流体管1に装着されるダクタイル鋳鉄製の継手本体が、流体管1の外面に周方向に沿って着脱自在に密封状に接続される二つ割りの第1ケース体11と第2ケース体12とから構成され、そのうちの第2ケース体12には、流体管1の管軸Oに対して直交する方向で連通する分岐用の受口部13が一体的に形成されている。この分岐用の受口部13には、分岐流路を開閉するための弁体を備えた仕切弁2が装着され、更に、図示しない分岐管の一端側に形成された挿口部が密封状態で嵌合接続されている。尚、本発明に係るケース体は、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。
第1、第2ケース体11,12の管周方向両端部の各々には、連結フランジ14、15が管径方向外方に向かって一体的に突出形成され、保持部材6で挟着されるようになっている。第1、第2ケース体11,12は、図1においては、2つのケース体から構成しているが、本発明のケース体は、所定数の複数に分割されていればよく、例えば3又は4つに分割されたケース体を流体管に外嵌し、周方向に沿って着脱自在に密封状に接続して構成しても良い。
第1、第2ケース体11,12の管径方向外方に向かって一体的に突出形成された連結フランジ14,15には、その外側面にはフランジ突部9,9が形成されており、このフランジ突部は、管軸方向に延設している。この連結フランジには、保持部材6が装着されており、保持部材6の係合部10,10がフランジ突部9,9に係合する。また、連結フランジ14,15の内側面である対向面14a,15aは、間隙を介して対向している。
第1、第2ケース体11,12の各々に形成されたパッキン溝には、流体管1内の流体の外部への漏出を防止すべく、流体管1の外周面との間、及び、管周方向で隣接する第1、第2ケース体11,12の連結フランジ14、15間の各々を密封するためのパッキン4が装着されている。パッキン4は、ケース体11,12が接続されるまでは、第1、第2ケース体11,12に形成された両方のパッキン溝に固定してある。尚、パッキンは、第1、第2ケース体に形成されたパッキン溝のうちどちらか一方のパッキン溝のみに固定してもよい。
図2ないし4に示されているように、第1、第2ケース体11,12の管軸方向端部には、移動防止部5が形成されている。すなわち、移動防止部5は、少なくとも一方のケース体11,12の端部に設け、他方のケース体12,11の管軸方向端部に向かって周方向に延設されている。また、同様に他方のケース体12,11の端部にも設け、一方のケース体11,12の管軸方向端部に向かって周方向に延設しても良い。更に、反対側の第1、第2ケース体11,12の管軸方向端部にも同様に移動防止部5を設けることができ、図4に示すように、互い違いに合計4箇所に設けても良く、または図示しないが、第1ケース体11と第2ケース体12の端部に1箇所ずつで合計2箇所設けるなど、所定数設けても良い。
一方の第1ケース体11の端部に設けた移動防止部5は、他方の第2ケース体12の管軸方向端部に向かって周方向に延設されており、他方の第2ケース体12の管軸方向移動を防止する位置まで突出している。また、両ケース体11,12が管軸方向に一致しない位置、すなわち、両連結フランジ14,15の対向面14a,15aの位置が互いに一致しないずれた位置に配置されていると、一方の第1ケース体11の移動防止部5は、他方の第2ケース体12の連結フランジ15の対向面15aに当接することになる。
これにより、移動防止部5の突出により、第1ケース体11側のパッキン溝に固定されたパッキン4は、両ケース体11,12が管軸方向に一致しない位置では、他方の第2ケース体12の連結フランジ15の対向面15aに当接することなく、摺接を防止することができる。
また、一方の移動防止部5が他方の第2ケース体12との当接が解除されて連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が接近してパッキンを圧接する位置になると、一方の移動防止部5は、他方の第2ケース体12の管軸方向端面に係止するので、両ケース体11,12の管軸方向の移動が防止されることになる。
次に、図1ないし図4を参照しながら、本発明の実施例1のケース体接続方法を説明する。
流体管1には、まず第2ケース体12を外嵌状態に配置する。また、第2ケース体12のパッキン溝には、予めパッキン4を取付けておく。次に、第1ケース体11を外嵌状態で流体管の外周に配置する。この際、第1ケース体11の連結フランジ14の対向面14aと、第2ケース体12の隣り合う他方の連結フランジ15の対向面15aとを管軸方向にずらして配置すると、移動防止部5が他方のケース体の連結フランジ15の対向面15aに当接して隣り合う連結フランジ14,15同士の接近を防止することになる。これにより、連結フランジ14,15の対向面14a,15a間に設けたパッキン4は、両連結フランジ14,15が移動しても摺接により損傷することがない。
また、第1ケース体11の連結フランジ14の対向面14aと、第2ケース体12の隣り合う他方の連結フランジ15の対向面15aとの位置が一致してずれが無いように配置された場合は、一方のケース体11側の移動防止部5が、他方の第2ケース体12の管軸方向端面に係止するので、両ケース体11,12の管軸方向の移動が防止されることになり、両連結フランジ14,15の対向面14a,15a間に設けたパッキン4は、両連結フランジ14,15の位置のずれが無いので連結フランジ14,15の対向面14a,15aなどに摺接することがなくなり損傷することはない。したがって、密封性を損なうことが無い。
一方の第1ケース体11の移動防止部5が他方の第2ケース体の連結フランジ15の対向面15aに当接し、隣り合う連結フランジ14,15同士の接近を防止する状態で、両ケース体11,12を移動すると、一方の第1ケース体11の移動防止部5が他方の第2ケース体の連結フランジ15の対向面15a上に案内され、パッキン4を摺接することなく移動できる。そして遂には、一方の第1ケース体11の移動防止部5が他方の第2ケース体12との当接が解除され、両連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が接近して連結フランジ14,15の対向面14a,15a間のパッキン4を圧接することになる。
また、一方の第1ケース体11の移動防止部5が他方の第2ケース体12との当接が解除されると、図2ないし4に示されているように、移動防止部5、5が第1、第2ケース体11,12の管軸方向端部に位置することになるので、両ケース体11,12の移動は阻止されることになる。特に図示しないが、第1ケース体11と第2ケース体12の端部に1箇所ずつで合計2箇所設ける場合、第1ケース体11と第2ケース体12の端部に互い違いに設けると、両ケース体11,12の上下両端で両ケース体11,12の移動が確実に阻止される。
そして、両ケース体11,12の隣り合う前記連結フランジ14,15同士の移動を阻止した状態で、保持部材6の係合部10,10を両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合させ、管軸方向に延びるフランジ突部9,9に沿って保持部材6を管軸方向に移動させると、ケース体11,12の連結フランジを挟着することができる。
保持部材6は、該保持部材6の係合部10,10ないし保持部材6の内面が両連結フランジ14,15の外面ないしフランジ突部9,9に係合するので、それらの摩擦力により両連結フランジ14,15に固定され管軸方向の移動が防止され、また保持部材6の係合部10,10が両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合するので、径方向外方に抜け出るのを防止することができる。また、連結フランジ14,15の対向面14a,15aは、間隙を介して対面しているので、保持部材6を両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合して圧入すると、この間隙を介して撓むことができ、この撓むことによる反力が両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9を介して保持部材6の係合部10,10に加わり、この摩擦力とパッキン4の弾性力により一層両連結フランジ14,15に固定されて管軸方向の移動が防止されることになる。
また、両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9を管軸方向に向かって傾斜をつけてテーパー形状にし、このテーパー形状に係合するように、保持部材6の係合部10,10もテーパー形状に形成すると、フランジ突部9,9と係合部10,10の係合作業をし易くでき、また、係合強度を高めることができる。
以上、本発明のケース体接続方法によれば、隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a間にパッキン4を介在させるので、流体管1からの流体漏れを防止できると共に、ケース体11,12には、連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士の接近を防止する移動防止部5を備えているので、移動防止部5がケース体11,12に当接して隣り合う連結フランジ14,15同士の接近を防止することができ、連結フランジ14,15の対向面14a,15a間に設けたパッキン4を摺接により損傷することがない。そして、ケース体11,12同士の当接が解除されるまで隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が管軸方向に移動して位置決めすると、連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が接近して連結フランジ14,15の対向面14a,15a間のパッキン4を圧接することになるので、パッキン4による密封が行われ流体漏れを防止できるばかりでなく、隣り合う連結フランジ14,15同士を保持部材6によって挟着することにより複数のケース体11,12は強固に接続でき、密封性能を維持することができる。また、ケース体11,12の管軸方向の移動の際、移動防止部5をガイド部材として利用できるので、接続作業が簡便にでき、作業者の負担を軽減できる。
また、移動防止部5は、ケース体11,12の管軸方向の端部に形成されていることで、隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が全面に亘り接触する位置まで移動したときに、移動防止部5がケース体との当接が解除されて連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が接近してパッキンを圧接し、両ケース体11,12の管軸方向の端部とそこに形成した移動防止部5とが互いに係止し、両ケース体11,12相互の移動が阻止されるので、ケース体11,12の接続作業を簡便にでき、またその後の保持部材6により隣り合う連結フランジ14,15同士の挟着の作業も迅速に行なうことができる。
また、保持部材6の係合部10を連結フランジ14,15のフランジ突部9に係合させ、保持部材6を管軸方向に移動するだけで、隣り合う連結フランジ14,15同士を挟着することができるので、挟着操作を簡単に行なうことができる。
本発明の実施例2に係るケース体接続方法を図5に基づいて説明する。実施例2に係るケース体接続方法は、実施例1とは、保持部材6の構造が異なるものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
保持部材6は、断面コ字状に構成し、そのコ字状の先端部には、図1,2に示した実施例1と同様に、係合部10,10が形成されている。実施例2においては、図5に示されるように、保持部材6のコ字状の壁部の一方には、本発明の固定手段としての止めネジ16が設けられている。この止めネジ16を捩じ込むと止めネジの先端がコ字状壁部の内側に突出する。本実施例では止めネジ16は、六角穴付き止めネジとしており、図5(b)に示されるように、捩じ込んだ状態では、止めネジ16の頭部の突出をなくすことができる。
次に、図5の保持部材を使用した本発明の実施例2のケース体接続方法を説明する。
保持部材6の係合部10,10をケース体11,12の管径方向外方に向かって一体的に突出形成された連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合する。次に、管軸方向に延びるフランジ突部9,9に沿って保持部材6を管軸方向に移動させると、隣り合う連結フランジ14,15は、フランジ突部9,9により挟み込まれる。
保持部材は、該保持部材6の係合部10,10ないし保持部材の内面が両連結フランジ14,15の外面ないしフランジ突部9,9に係合するので、それらの摩擦力により両連結フランジ14,15に固定され管軸方向の移動が防止され、また保持部材6の係合部10,10が両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合するので、径方向外方に抜け出るのを防止することができる。
実施例2においては、保持部材6に止めネジ16が設けられているので、連結フランジ同士を保持部材6によって挟着した後、止めネジ16を螺挿し、連結フランジ14又は15に対し締め付ける。これにより、より一層連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士が接近し、隣り合う連結フランジ14,15同士を確実に挟着することができるばかりでなく、保持部材6がケース体11,12から抜け出すことを防止することができる。尚、本発明の固定手段は、必ずしも止めネジ16に限られず、例えば、頭部を有するボルトでもよいし、保持部材及び連結フランジに略同軸に形成された挿通孔に挿通されるピンでもよいし、若しくは保持部材及び連結フランジ間に介設されるバネ部材等であっても構わない。
また、連結フランジ14,15の対向面14a,15aは、間隙を介して対面しているので、保持部材6を両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9に係合して圧入すると、この間隙を介して撓むことができ、止めネジ16を螺挿し、連結フランジ14又は15に対し締め付けることで、より一層撓むことになり、その反力が両連結フランジ14,15のフランジ突部9,9を介して保持部材6の係合部10,10に加わり、この摩擦力とパッキン4の弾性力により一層両連結フランジ14,15に対し固定され、管軸方向の移動が防止される。
本発明の実施例3に係るケース体接続方法を図6、7に基づいて説明する。実施例3に係るケース体接続方法は、実施例1、2とは、圧着装置8を使用している点が異なるものである。尚、前記実施例と重複する構成は、同じ符号を付し説明を省略する。
実施例3においては、図6(a)に示すように、移動防止部5により隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を管軸方向に位置決めして、その後ケース体11,12同士を外方から圧着装置8により押圧することで隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を接近させる。
圧着装置8は、図6(b)に示すように、フレーム81を備え、その一方には、第2ケース体12の外周面に当接する当接部83を有し、他方には、油圧ジャッキ84により進退動作するジャッキヘッド82を有している。図6(a)に示すように、両ケース体11、12の外周面には、この当接部83又はジャッキヘッド82が当接する部位にケース当接部7,7を形成している。ケース当接部7,7は、圧着装置8の当接部83又はジャッキヘッド82が接して押圧し易い形状、例えば平面形状とし、更には表面が滑りにくいようにローレット加工を施しても良い。
次に、図6の圧着装置8を使用した、本発明の実施例3のケース体接続方法を説明する。
まず、移動防止部5により両ケース体11,12の隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を管軸方向に位置決めすることで、第1、第2ケース体11,12は、移動防止部5により管軸方向の移動が阻止される。
次に、圧着装置8の油圧ジャッキ84を作動させてジャッキヘッド82を後退させ、ジャッキヘッド82と当接部83とを両ケース体11,12のケース当接部7,7に当てがう。そして、圧着装置8の油圧ジャッキ84に圧油を給油すると、ジャッキヘッド82が伸長し、第1ケース体11のケース当接部7を押圧する。この押圧力はフレーム81を介して当接部83に伝わり、反力となって当接部83は第2ケース体12のケース当接部7を押圧する。これらの押圧力により、隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を接近させる。
その後、図7に示すように、保持部材6を流体管1の軸方向から連結フランジ14,15に向けて移動させ、該保持部材6の係合部10,10ないし保持部材の内面が両連結フランジ14,15の外面ないしフランジ突部9,9に係合させる。実施例3においては、圧着装置8により連結フランジ14,15が接近しており、且つ離間することもないので、両連結フランジ14,15を保持部材6により挟着する作業を容易に行なうことができ、作業負担を軽減できる。
また、第1、第2ケース体11,12の外側面には、ケース当接部7,7を形成し、第1、第2ケース体11,12のケース当接部7,7を圧着装置8により外方から押圧することで隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を接近させるので、押圧力が偏心することが無く押圧作業を正確に行うことができ、隣り合う連結フランジ14,15の対向面14a,15a同士を密着させ、その後の保持部材6による挟着作業を容易且つ確実に行なうことができ、パッキン4による密封性も向上させることができる。また、地震などにより、第1、第2ケース体11,12と保持部材6とに抜け出し方向の外力が加わった場合でも、保持部材6による連結フランジ14,15同士の狭着状態を強固に維持できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
1 流体管
2 仕切弁
4 パッキン
5 移動防止部
6 保持部材
7 ケース当接部
8 圧着装置
9 フランジ突部(突部)
10 係合部
11,12 第1、第2ケース体
13 受口部
14,15 連結フランジ
14a,15a 対向面
16 止めネジ(固定手段)
81 フレーム
82 ジャッキヘッド
83 当接部
84 油圧ジャッキ

Claims (5)

  1. 流体管の外面に周方向に沿って着脱自在に密封状に接続される複数のケース体の周方向両端部の各々に、外径方に向かって突出形成された連結フランジが設けられ、隣り合う前記連結フランジの対向面間にパッキンを介して該連結フランジ同士を保持部材によって挟着して、前記複数のケース体を接続するケース体接続方法であって、
    少なくとも一方の前記ケース体に、前記連結フランジの対向面同士の接近を防止し、該対向面を有する両ケース体の所定位置で接近防止が解除される移動防止部が管軸方向の端面に周方向に延出して設けられており、
    隣り合う前記連結フランジの対向面同士を、前記移動防止部による接近防止が解除されるまで管軸方向に位置決めし、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接し、前記連結フランジ同士を保持部材によって挟着することにより前記複数のケース体を接続することを特徴とするケース体接続方法。
  2. 前記連結フランジの外側には前記保持部材の係合部が係合する突部が形成されており、前記保持部材の前記係合部を前記連結フランジの前記突部に係合させ、前記保持部材を管軸方向に移動することで、前記連結フランジの対向面同士を挟着することを特徴とする請求項1に記載のケース体接続方法。
  3. 前記連結フランジ同士を前記保持部材によって挟着した後、該保持部材を前記連結フランジに対し固定手段により固定することを特徴とする請求項1または2に記載のケース体接続方法。
  4. 隣り合う前記連結フランジの対向面同士を管軸方向に位置決めした後、前記複数のケース体同士を外方から圧着装置により押圧することで、前記連結フランジの対向面同士を接近させ前記連結フランジの対向面間のパッキンを圧接することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のケース体接続方法。
  5. 前記ケース体の外側面には、前記圧着装置により押圧されるケース当接部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のケース体接続方法。
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