JP2013200025A - 遮断装置 - Google Patents

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JP2013200025A JP2012070137A JP2012070137A JP2013200025A JP 2013200025 A JP2013200025 A JP 2013200025A JP 2012070137 A JP2012070137 A JP 2012070137A JP 2012070137 A JP2012070137 A JP 2012070137A JP 2013200025 A JP2013200025 A JP 2013200025A
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Abstract

【課題】遮断具と挿入孔との間に隙間を生じさせず流路を確実に遮断できる遮断装置を提供すること。
【解決手段】流体管1に穿孔された挿入孔2から流路10内に挿入されて流路10を閉塞する遮断機20を備えた遮断装置であって、遮断機20の先端側には遮断具22が装着され、遮断機20の遮断時において挿入孔2に対向する遮断具22の基部の外周に、該基部と挿入孔2との間を密封し、かつ遮断機20を挿入孔2内に固定する密封固定部材24が装着されており、挿入孔2を介し挿入され流体管1の内面に接する遮断具22の先端側29に、流体管1の内面に対し前記遮断具22の先端側29を固定する固定手段が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、流体管に穿孔された挿入孔から流路内に挿入されて流路を閉塞する遮断機を備えた遮断装置に関する。
従来、流体管路の修理等の工事箇所を遮断する手段として、図6に示すように、サドル付き分水栓103に装着された遮断機104の先端に遮断具であるエアバッグ105を収縮した状態で取付けて流体管100に穿孔された挿入孔101から流路102内に挿入し、その後、エアバッグ105に遮断機104を介して外部から空気を供給してエアバッグ105を膨張させ、流路102を閉塞するようにしたものが知られている(以下、「従来技術」という。例えば、特許文献1及び2参照)。
実開昭53−109822号公報(第1頁、第1図) 特開平3−213797号公報(第7頁、第5図)
しかしながら、従来技術にあっては、挿入機104がサドル付き分水栓103に対して支持部106の1点のみで支持される構成であるため、エアバッグ105が流路102内を流れや圧力を受けた場合、遮断機104が図6に示すように傾き、エアバッグ105の基端部外面と挿入孔101の縁部との間に隙間が出来たりするため、エアバッグ105の上流側の流体が矢印で示すようにエアバッグ105の基端部外面と挿入孔101の縁部との間を経由して下流側に漏洩する虞があるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遮断具と挿入孔との間に隙間を生じさせず流路を確実に遮断できる遮断装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の遮断装置は、
流体管に穿孔された挿入孔から流路内に挿入されて流路を閉塞する遮断機を備えた遮断装置であって、
前記遮断機の先端側には遮断具が装着され、前記遮断機の遮断時において前記挿入孔に対向する前記遮断具の基部の外周に、該基部と前記挿入孔との間を密封し、かつ前記遮断機を前記挿入孔内に固定する密封固定部材が装着されており、
前記挿入孔を介し挿入され流体管の内面に接する前記遮断具の先端側に、該流体管の内面に対し前記遮断具の先端側を固定する固定手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、遮断機が、流体管の挿入孔の部分と該挿入孔と反対側の遮断具の接触する部分との2箇所において固定されるので、遮断具に流路内を流れる流体の圧力が作用した場合でも、遮断機が傾いたりすることなく、正常な状態に支持・固定されるので、遮断具の基部の外面と挿入孔の縁部との間に隙間が生じることがないため、遮断具の上流側の流体が下流側に漏洩することを完全に防止することができる。
また、本発明の遮断装置は、
前記密封固定部材は、剛性を有する帯状の芯材の内外面に弾力性を有する帯状の被覆材が被覆されて構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、密封固定部材に必要とされる剛性は芯材で確保され、密閉性は被覆材で達成されるため、最適な密封固定部材を得ることができる。
前記遮断機は、前記流体管の挿入孔に連通するように前記流体管の外周に固定された筐体の内部を移動可能なステムを有し、該ステムの内部には先端側に装着された前記遮断具に流体を供給する流体供給通路が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、遮断機の径方向の寸法を小さくすることができるため、遮断具を流体管の挿入孔を介して遮断位置に容易に挿入することができるとともに、ステムを介して遮断位置にある遮断具に対して流体の供給を行うことができるので、遮断具の挿入及び制御を容易に行うことができるとともに遮断機を少ない部材でもってユニット化することができる。
また、本発明の遮断装置は、
前記固定手段が、前記遮断具の内面に当接する前記ステムのシャフトの先端部に形成された鋸刃先形状部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遮断具の内面がシャフトの先端部の鋸刃先形状部により流体管の内面に対して押圧されるため、遮断具と流体管の内面との摩擦力が増大され、遮断具の接触部分である先端側を流体管の内面に固定することができる。
また、本発明の遮断装置は、
前記固定手段が、前記遮断具の先端側を貫通して前記流体管の内面に当接する前記ステムのシャフトの先端部に形成された鋸刃先形状部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、シャフトの先端部の鋸刃先形状部が流体管の内面に対して直接接触して摩擦係合するため、遮断具の先端側を流体管の内面にしっかりと固定することができる。
また、本発明の遮断装置は、
前記固定手段が、前記遮断具を貫通して前記流体管に設けられた係合凹部に係合する前記ステムのシャフトの延長部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、シャフトの延長部が流体管に設けられた係合凹部に係合してシャフトと流体管との相対移動が阻止されるため、遮断具の先端側を流体管の内面に確実に固定することができる。
本発明の実施例における遮断機が待機位置にある状態の遮断装置の正面断面図である。 遮断機の正面断面図である。 遮断機が遮断位置にある状態の遮断装置の正面断面図である。 遮断機が遮断位置にある状態の要部の側断面図である。 (a)は、図4の囲い部Aの拡大図であって、固定手段の第1の例であり、(b)は、同じく第2の例であり、(c)は、同じく第3の例である。 従来技術を説明する図である。
本発明に係る遮断装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る遮断装置につき、図1から図5を参照して説明する。図1に示されるように、遮断装置は、主として、内部を流体が流れる流体管1の上部に穿孔された挿入孔2に連通し流体管1の外周を流体密に被覆した筐体3と、該筐体3の内部通路に設置され、挿入孔2を通して流体管1の流路10内に挿入されて流路10を遮断可能な遮断機20と、筐体3に接続され、遮断機20を流路内に挿入させるための挿入機40を備えている。
本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が図示しない樹脂粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
流体管1の外周面に密封状に被覆される筐体3は、例えば、サドル付分水栓と呼ばれるものと同様であって、流体管1の外周面に着脱可能な二つ割状サドル4を下端に付設した栓本体5内に弁孔6を有するボール状等の栓7を収容し、栓7に係合した操作扞8の回転操作により栓7を開閉する。
このような構成を有する筐体3の遮断箇所への使用に際しては、図1に示すように、管路の遮断箇所の流体管1にサドル4をボルト12、ナット13で締着して筐体3を立設し、穿孔機(図示せず)を筐体3に取付けて該穿孔機により流体管1に挿入孔2を穿孔し、栓7を閉状態として穿孔機を取り外しておく。
遮断機20は、筐体3の内部通路に挿入され、詳しくは後述する挿入機40の駆動軸44と結合部材42を介して結合され、流体管1の挿入孔2を通して流路10内に挿入されて流路10を遮断するものであって、図1では遮断機20が待機位置にある状態が示されている。
遮断機20は、図2に示すように、筐体3の内部を移動可能なステム21と、該ステム21先端側に装着された遮断具であるバッグ22と、該バッグ22の基部23の外周に、基部23と挿入孔2との間を密封し、かつ遮断機20を挿入孔2の部分で固定する密封固定部材24と、ステム21の基部25を結合部材42に接続する接続部材26を備えている。
ステム21は、中空の外筒27と、該外筒27内に挿入されたシャフト28を有し、該シャフト28の先端側は外筒27から突出して設けられ、外筒27の先端側の外周面にバッグ22の基部23が嵌合され、バッグ22の先端側29にシャフト28の先端部30が係合されるようになっている。バッグ22の先端側29とシャフト28の先端部30との係合関係については、後に詳しく説明する。シャフト28は中空形状をしており、中空内部が流体供給通路31とされ、バッグ22の内部に位置する流体供給通路31にはバッグ22に向けて流体を供給する供給孔32が設けられている。なお、シャフト28は中実形状でもよく、その場合、外筒27とシャフト28との間に隙間を設け、該隙間から流体をバッグ22に向けて供給する。
本発明の遮断具は、本実施例では流体の圧力で膨張可能なバッグ22であり、該バッグ22の基部23がステム21の外筒27先端側に密封状態で装着され、シャフト28の流体供給通路31、供給孔32から流体が供給されて膨張し、流体管1の内面の全周にわたって押し付けられる大きさを有している。
バッグ22は、弾力性を有する外側の遮断層33と、該遮断層33の内側に添接された補強層34を有する。遮断層33は、ゴムまたは樹脂等の気密性及び柔軟性を有する材料から形成され、また、補強層34が、ガラス繊維入り不織布または布等の強度の大きい材料から形成される。バッグ22は、図2に示されるような収縮状態において、その外径寸法が挿入孔2より小さくまとめられるように形成される。
密封固定部材24は、バッグ22の基部23の外周に装着されて、基部23と挿入孔2との間を密封し、かつ遮断機20を挿入孔2の部分で固定する機能を有するものであり、剛性を有する帯状の芯材35の内外面を被覆する弾力性を有する帯状の被覆材36から構成されている。
芯材35は、金属、樹脂または硬質ゴムなど剛性の強い材料から形成され、遮断機20を挿入孔2の部分で固定する際の強度部材としての役割を有するものである。また、被覆材36は、軟質ゴムまたは軟質樹脂などの弾性に富んだ材料から形成され、バッグ22の基部23の外周と挿入孔2との間を密封する役割を有するものである。図2に示すように、芯材35はバッグ22の基部23の先端側(図1及び2では下側)に位置して配設され、遮断機20の遮断位置において挿入孔2の内部に位置するようになっている(図3及び4参照)。また、被覆材36は、芯材35の先端側を巻くように折り返されてバッグ22の基部23の全長にわたって被覆するように設定されており、遮断機20の遮断位置においてバッグ22が膨張した際、バッグ22の基部23が芯材35に直接触れないようにするとともに、バッグ22の基部23と挿入孔2との間に介在してバッグ22が損傷されないように保護する役割も果たしている。
接続部材26は、ステム21の基部25の外周に弾性的に外嵌するクリップ部37と、結合部材42のネジ孔にネジ結合する雄ネジ部38を有している。このため、遮断機20は挿入機40に対して着脱自在に結合される。
挿入機40は、図1に示すように、筐体3の上端部のネジ部11にネジ結合されて上方に立設されたケーシング41、該ケーシング41内において結合部材42と駆動軸44を介して結合されて遮断機20を上下動させるための駆動部43、及びケーシング41内に流体を供給してケーシング41及び筐体3の内部の圧力を高め、流体管1内と同圧をとるための流体供給部45を備えている。また、駆動部43には、駆動軸44内を通して遮断機20に流体を供給するため、図示しない流体供給源に接続された流体供給孔46が接続され、さらに、バルブ47及び圧力計48も装着されている。駆動部43は、図示しない外部からの力で矢印の方向に駆動されるようになっている。
遮断機20を図1の状態に配設するには、挿入機40を筐体3に結合する前に、遮断機20の接続部材26をケーシング41の開口側から挿入して結合部材42にネジ込み、遮断機20と挿入機40とを結合する。この時点では、筐体3に装着されている栓7は閉状態にある。次に、遮断機20の先端側を筐体3の内部通路にわずかに挿入した状態でケーシング41を筐体3の上端部のネジ部11にネジ結合する。次に、ケーシング41上部の流体供給部45から流体を供給してケーシング41及び筐体3の内部の圧力を高めておき、栓7を開状態に操作する。この状態では、ケーシング41及び筐体3の内部の圧力は、流路10内の圧力とほぼ同じとなっている。尚、流体供給部45を開閉弁として利用し、流体を供給してケーシング41及び筐体3の内部を空気に換えて当該流体で充満させてもよい。次に、駆動部43を徐々に押し下げ、遮断機20を図1で示される待機位置まで挿入する。
次に、図3ないし図5を参照しながら、遮断機の遮断状態について説明する。
図1で示される遮断機の待機状態において、駆動部43に押下力を加えると、駆動部43はケーシング41に対して相対的に下方に移動される。駆動部43の下方への移動は駆動軸44を介して遮断機20に伝えられ、遮断機20は流体管1の挿入孔2から流路10内に進入する。そして、シャフト28の先端部30に係合されたバッグ22の先端側29が流路10の底部に当接された位置まで下降した状態において、駆動部43の下降動作が終了される。
この際、バッグ22は、収縮状態にあり、その外径寸法が挿入孔2より小さくまとめられているので、バッグ22の挿入孔2からの進入はスムースに行われる。また、流体供給部45から流体が供給され、ケーシング41及び筐体3の内部の圧力が高められた状態にあるので、遮断機20を下方に抵抗無く押下でき、バッグ22の先端側29を流路10の底部に容易に押し付けることができる。
図3及び図4に示すように、バッグ22の先端側29が流路10の底部に当接された状態においては、外筒27の先端側の外周面に嵌合されたバッグ22の基部23の下端、及び基部23の外周に装着された密封固定部材24の下端は、流体管1の挿入孔2内に進入された状態にあり、かつ、密封固定部材24は挿入孔2に対して弾性変形され縮径された状態にあるため、遮断機20は流体管1の挿入孔2の位置に置いて強固に固定され、また密封されている。
次に、駆動部43のバルブ47を開状態にして、例えば空気、水などの流体を遮断機20に供給すると、流体はシャフト28の流体供給通路31及び供給孔32から遮断具であるバッグ22内に供給され、バッグ22を膨張させる。バッグ22の基部23側の膨張部分は密封固定部材24の下端を挿入孔2の内面に押し広げるように作用しながら膨張され、流路10の内面に密接する。また、バッグ22の先端側29は、シャフト28の先端部30で流路10の内面に押圧されるとともに膨張力で流路10の内面に密着する。このため、バッグ22が膨張された状態では、バッグ22の外面は流路10の内面に全周にわたって密接し、流路10を遮断する。
次に、図5を参照しながら、遮断具であるバッグ22の流体管1の挿入孔2と反対側の内面に接する先端側29に設けられた流体管1の内面に対する固定手段について説明する。
図5(a)は固定手段の第1の例を示すものであって、固定手段50において、バッグ22の先端側29の内面には、シャフト28の先端部30に係合するための突起51が設けられ、該突起51はシャフト28の先端部30の流体供給通路31に係合するようになっている。また、シャフト28の先端部30の先端面52は鋸刃先形状に形成されている。遮断機20は下方への力を受けているので、シャフト28の先端部30の先端面52はバッグ22の先端側29を流体管1の内面に押付ける。その際、先端面52は鋸刃先形状をしているため、バッグ22の先端側29と流体管1の内面との摩擦力が増大され、バッグ22の先端側29、すなわち、バッグ22の流体管1の内面に接する先端側29は、流体管1の内面に大きな摩擦力をもって固定される。
図5(b)は固定手段の第2の例を示すものであって、固定手段60において、シャフト28の先端部30が、バッグ22の先端側29、すなわち、バッグ22の流路の内面と接触する接触部分に設けられた貫通孔61を貫通してバッグ22の先端側29の外面と面一になるように延びている。そして、シャフト28の先端部30の先端面62は鋸刃先形状に形成されている。遮断機20は下方への力を受けているので、シャフト28の先端部30の先端面62は流路10の内面に押付けられるが、その際、先端面62は鋸刃先形状をしているため、流路10の内面との摩擦力が増大され、シャフト28の先端部30は流路10の内面に大きな摩擦力をもって固定される。なお、バッグ22の貫通孔61内面とシャフト28の先端部30の外面との間が密封されていることはいうまでもない。
図5(c)は固定手段の第3の例を示すものであって、固定手段70において、バッグ22の先端側29が接触する流体管1の部分には係合凹部が設けられる。この係合凹部は、図5(c)の場合、流体管1に設けられた貫通孔71により構成されている。また、貫通孔71に対応するように、サドル4には凹部72が設けられている。係合凹部は、流体管1の内壁に凹部を設ける構成としてもよく、その場合、サドル4の凹部72は不要である。図5(c)においては、シャフト28の先端部30は、バッグ22の貫通孔61及び流体管1の貫通孔71を貫通して流体管1の外面と面一になるように延びている。このように、シャフト28の先端部30が流体管1の貫通孔71に嵌入しているので、シャフト28の先端部30は流体管1に確実に固定される。なお、係合凹部が貫通孔ではなく、凹部である場合でも、シャフト28の先端部30は流体管1に確実に固定される。
以上説明した遮断装置の構成によれば、遮断機20の遮断時において挿入孔2に対向する遮断具であるバッグ22の基部23の外周に、基部23と挿入孔2との間を密封し、かつ遮断機20を挿入孔2の部分で固定する密封固定部材24を装着し、バッグ22の流体管1の挿入孔2と反対側の内面に接する先端側29には、流体管1の内面に対して先端側29を固定する固定手段50、60または70が遮断機20に設けられるため、遮断機20が、流体管1の挿入孔2の部分と該挿入孔2と反対側のバッグ22の先端側29との2箇所において固定されるので、バッグ22に流路10内を流れる流体の圧力が作用した場合でも、遮断機20が傾いたりすることなく、正常な状態に支持・固定されるので、バッグ22の基部23の外面と挿入孔2の縁部との間に隙間が生じることがないため、バッグ22の上流側の流体が下流側に漏洩することを完全に防止することができる。
また、密封固定部材24は、剛性を有する帯状の芯材35の内外面に弾力性を有する帯状の被覆材36が被覆されているため、密封固定部材24に必要とされる剛性は芯材35で確保され、密閉性は被覆材36で達成されるため、最適な密封固定部材24を得ることができる。
また、遮断機20は、流体管1の挿入孔2に連通するように流体管1の外周に固定された筐体3の内部を移動可能なステム21を有し、該ステム21の内部には先端側に装着されたバッグ22に流体を供給する流体供給通路31が設けられているため、遮断機20の径方向の寸法を小さくすることができ、バッグ22を流体管1の挿入孔2を介して遮断位置に容易に挿入することができる。また、ステム21を介して遮断位置にあるバッグ22に対して流体の供給を行うことができるので、バッグ22の挿入及び制御を容易に行うことができる。さらに、遮断機を少ない部材でもってユニット化することができる。
また、図5(a)に示されるように、バッグ22の流体管1の内面に接する先端側29に設けられる固定手段50が、バッグ22の内面に当接するステム21のシャフト28の先端部30に形成された鋸刃先形状部を備える構成であるため、バッグ22の内面がシャフト28の先端部30の鋸刃先形状部により流体管1の内面に対して押圧されるため、バッグ22と流体管1の内面との摩擦力が増大され、遮断具であるバッグ22の先端側29を流体管の内面に固定することができる。
また、図5(b)に示されるように、バッグ22の流体管1の内面に接する先端側29に設けられる固定手段60が、バッグ22の先端側29を貫通して流体管1の内面に当接するステム21のシャフト28の先端部30に形成された鋸刃先形状部を備える構成であるため、シャフト28の先端部30の鋸刃先形状部が流体管1の内面に対して直接接触して摩擦係合するため、バッグ22の先端側29を流体管1の内面にしっかりと固定することができる。
また、図5(c)に示されるように、バッグ22の流体管1の内面に接する先端側29に設けられる固定手段70が、バッグ22を貫通して流体管1に設けられた係合凹部である貫通孔71に係合するステム21のシャフト28の延長部を備える構成であるため、シャフト28の延長部が流体管1に設けられた貫通孔71に係合してシャフト28と流体管1との相対移動が阻止されるため、バッグ22の先端側29を流体管1の内面に確実に固定することができる。
また、本実施例の遮断具は、流体の圧力で膨張可能なバッグ22であり、該バッグ22の基部23がステム21の先端側に装着される構成であるため、流路10の遮断が流体の圧力で膨張可能なバッグで行われ、簡単な操作で確実に流路の遮断を行うことができる。また、バッグ22の基部23、すなわち、バッグ22の流体の出入口である基部23を、内部に流体供給通路31を備えたステム21の先端側に装着するだけでバッグ22に対する流体の供給通路を形成することができるため、部品点数を少なくすることができる。
また、バッグ22は、弾力性を有する外側の遮断層33と、該遮断層33の内側に添接された補強層34を備える構成であるため、バッグ22に要求される剛性は補強層34で確保され、密閉性は弾力性を有する外側の遮断層33で達成されるため、最適な遮断具を得ることができる。
また、ステム21は、中空の外筒27と、該外筒27内に挿入されたシャフト28を備え、外筒27の先端側の外周面にバッグ22の基部23が嵌合され、シャフト28の先端側は外筒27から突出して設けられ、シャフト28の先端部30がバッグ22の先端側29に係合されているため、外筒27でバッグ22の基部23が支持され、シャフト28の先端部30でバッグ22の流体管1との先端側29が支持されるため、バッグ22が流路10を流れる流体の圧力にさらされても、バッグ22を遮断状態に保持することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、遮断具として流体により膨張されるバッグについて説明したが、本発明の遮断具は、流体管の流路を遮断する構成を有していれば、例えばスプリングあるいはスポンジで膨張されるように構成されてもよい。
また例えば、前記実施例では、遮断機のステムは、中空の外筒と、該外筒内に挿入されたシャフトで構成される例について説明したが、この例は好適な例ではあるがこれに限定されるものではなく、例えば、1本の棒状部材で構成してもよい。
また例えば、前記実施例で説明した挿入機は、一例に過ぎず、遮断機を待機位置から遮断位置に挿入できる構成であればよい。
1 流体管
2 挿入孔
3 筐体
4 サドル
5 栓本体
10 流路
11 ネジ部
20 遮断機
21 ステム
22 バッグ(遮断具)
23 基部
24 密封固定部材
26 接続部材
27 外筒
28 シャフト
29 先端側
31 流体供給通路
32 供給孔
33 遮断層
34 補強層
35 芯材
36 被覆材
37 クリップ部
38 雄ネジ部
40 挿入機
41 ケーシング
42 結合部材
43 駆動部
44 駆動軸
45 流体供給部
50、60、70 固定手段
51 突起
52、62 先端面
71 貫通孔(係合凹部)
72 凹部

Claims (6)

  1. 流体管に穿孔された挿入孔から流路内に挿入されて流路を閉塞する遮断機を備えた遮断装置であって、
    前記遮断機の先端側には遮断具が装着され、前記遮断機の遮断時において前記挿入孔に対向する前記遮断具の基部の外周に、該基部と前記挿入孔との間を密封し、かつ前記遮断機を前記挿入孔内に固定する密封固定部材が装着されており、
    前記挿入孔を介し挿入され流体管の内面に接する前記遮断具の先端側に、該流体管の内面に対し前記遮断具の先端側を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする遮断装置。
  2. 前記密封固定部材は、剛性を有する帯状の芯材の内外面に弾力性を有する帯状の被覆材が被覆されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遮断装置。
  3. 前記遮断機は、前記流体管の挿入孔に連通するように前記流体管の外周に固定された筐体の内部を移動可能なステムを有し、該ステムの内部には先端側に装着された前記遮断具に流体を供給する流体供給通路が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮断装置。
  4. 前記固定手段が、前記遮断具の内面に当接する前記ステムのシャフトの先端部に形成された鋸刃先形状部を備えることを特徴とする請求項3に記載の遮断装置。
  5. 前記固定手段が、前記遮断具の先端側を貫通して前記流体管の内面に当接する前記ステムのシャフトの先端部に形成された鋸刃先形状部を備えることを特徴とする請求項3に記載の遮断装置。
  6. 前記固定手段が、前記遮断具を貫通して前記流体管に設けられた係合凹部に係合する前記ステムのシャフトの延長部を備えることを特徴とする請求項3に記載の遮断装置。
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JP2017082880A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 クロダイト工業株式会社 止水バッグ用保護具

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