JP2009113259A - シールと剥離シートの接着構造及びその形成方法 - Google Patents

シールと剥離シートの接着構造及びその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シールを剥離シートから容易に剥がすことができ、しかも剥離シートにシールの接着剤が移り付く心配のないシールと剥離シートの接着構造及びその形成方法を提供する。
【解決手段】点状の複数の凸部4又は線状の凸部を有する剥離シート1の表面1aに接着剤2b付きのシール2を接着し、凸部の周囲において剥離シートとシールとの間に隙間6を形成した。また、点状の複数の凹部5又は線状の凹部を有する剥離シート1の表面1bに接着剤2b付きのシール2を接着し、凹部において剥離シートとシールとの間に空間を形成した。突起10を有する硬質の成形体8,11を剥離シート1に押し付けて凸部4と凹部5を表裏に形成し、凸部の上から又は凹部の上から剥離シート1にシール2を接着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラベルや絶縁フィルム等といった接着剤付きのシールを離罫紙や台紙等といった剥離シートに接着させた状態から簡単に剥離することのできるシールと剥離シートの接着構造及びその形成方法に関するものである。
従来、シールと剥離シートとは全面に渡ってシール裏面側の接着剤で接着されているのが一般的である。
シール(図示せず)は、合成樹脂製の薄肉で可撓性のシール本体と、シール本体の裏面に塗布された接着剤とで構成されている。また、剥離シート(図示せず)は、紙や合成樹脂で薄肉に形成され、シールの接着面を貼り付ける平滑(ツルツル)な表面を有している。シールを使用する際に使用者が剥離シートからシールを剥がして商品等の被接着面に貼り付ける。使用済みの剥離シートは廃棄される。
シール(図示せず)としては、商品の名称や注意書き等を印刷したもの(ラベル)や、絵や文字等を印刷したもの、あるいは何も印刷せずに紙等の部材同士を相互に接着固定させるものや、絶縁フィルムとして用いるもの等、種々のものが挙げられる。ラベルのなかでも、「タックラベル」と呼称されるものは、例えばプリンタで宛名書きをする目的で使用される。
本明細書で「シール」とはこれらの総称である。また、剥離シートは、離罫紙や離型紙、台紙や剥離紙等と呼称されることもあり、本明細書で「剥離シート」とはこれらの総称である。
シールの大きさは使用目的によって様々であるが、例えば正方形や長方形の小さなものは、剥離シートからピンセットで剥がして用いることが一般的である。シールは大きな剥離シートの表面に複数縦横に整列して配置されることが一般的である。比較的大きなシールは、シールと同じ大きさの剥離シートに貼って用いることもある。シールに塗布された接着剤は、常温で良好な粘着性を有するものが使用される。
従来公報に挙げられた技術としては、例えば特許文献1において、剥離シートからのシールの剥離性を高めるために、シールの一端部(終端部)にギザギザの切欠(図示せず)を形成しておき、自動機のローラに沿って剥離シートを屈曲移動させて、シールを他端部(始端部)から一端部(終端部)にかけて剥がすことで、剥がし終わり間近でシールの一端部のギザギザの基端側の幅広部から先端側の幅狭部にかけて順次剥がし力が低下してスムーズに剥離を行うことができるものが示されている。
特開平8−248886号公報(図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載された形状のシールや、通常の形状のシールを例えば作業者が手指ないしピンセット等を用いて手作業で剥離シートから剥がす場合には、シールの始端部(剥がす側の端部)が剥離シートから容易に剥がれることが必要であり、剥がれにくい場合には、シールの剥がし作業に多くの時間を要し、剥がすための作業時間を確定できないことで、コストアップにつながったり、肝心なシールの貼り付け作業がおろそかになり兼ねないという懸念があった。特に小さなシールはピンセットを用いても剥がしにくいものである。また、例えば製品等の貼り付け面に対するシールの接着力(粘着力)を高めて、貼り付け後のシール剥がれを防止したい場合や、夏の暑い時期等には、剥離シートからシールを剥がした際に、シールの接着剤が粘って剥離シートにくっついて残ることがあり、これによって接着力が低下したり、シールの貼り付け状態が汚くなってしまうという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、シールを剥離シートから容易に剥がすことができ、しかも剥離シートにシールの接着剤が移り付く心配のないシールと剥離シートの接着構造及びその形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るシールと剥離シートの接着構造は、点状の複数の凸部又は線状の凸部を有する剥離シートの表面に接着剤付きのシールが接着され、該凸部の周囲において該剥離シートと該シールとの間に隙間が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、複数の凸部を用いた場合は、剥離シートの凸部がシールの接着面側を支持し、凸部の頂点からシールが傾斜状に剥離シートの凸部のない部分に接着されて続き、凸部の周囲において(凸部の外周面に沿って)剥離シートとシールとの間に隙間が形成される。線状の凸部を用いた場合は、剥離シートの凸部がシールの接着面側を支持し、凸部の頂点からシールが傾斜状に剥離シートの凸部のない部分に接着されて続き、凸部の周囲において(凸部の両側面に沿って)剥離シートとシールとの間に隙間が形成される。作業者はシールの端部においてこれらの隙間にピンセット等を差し込んでシールを剥離シートから簡単に剥がすことができる。また、凸部のなす隙間によって、剥離シートに対するシールの接着力が減少し、これによっても作業者が弱い力でシールを剥離シートから剥がすことができ、且つ、剥離シートへのシールの接着剤の付着(移り付き)が防止される。線状の凸部は一枚のシールにつき単数でも複数でもよい。
請求項2に係るシールと剥離シートの接着構造は、点状の複数の凹部又は線状の凹部を有する剥離シートの表面に接着剤付きのシールが接着され、該凹部において該剥離シートと該シールとの間に空間が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、複数の凹部を用いた場合、剥離シートの複数の凹部を除く表面にシールの接着面が接着され、凹部内は接着されずに空間として残る。線状の凹部を用いた場合、剥離シートの線状の凹部を除く表面にシールの接着面が接着され、凹部内は接着されずに空間として残る。作業者はシールの端部においてこれらの空間にピンセット等を差し込んでシールを剥離シートから簡単に剥がすことができる。また、凹部のなす空間によって、剥離シートに対するシールの接着力が減少し、作業者が弱い力でシールを剥離シートから剥がすことができ、且つ、剥離シートへのシールの接着剤の付着(移り付き)が防止される。凹部は凸部の裏側に生じた凹み(窪み)でもよく、凸部のない凹み(貫通しない穴又は溝)でもよく、貫通した複数の孔でもよい。線状の凹部は一枚のシールにつき単数でも複数でもよい。
請求項3に係るシールと剥離シートの接着構造の形成方法は、請求項1又は2記載のシールと剥離シートの接着構造を形成する方法であって、突起を有する硬質の成形体を前記剥離シートに押し付けて凸部と凹部を表裏に形成し、該凸部の上又は該凹部の上から該剥離シートに前記シールを接着することを特徴とする。
上記構成により、硬質の成形体の突起が剥離シートを裏面側から押して剥離シートの表面側に凸部を突出形成する。凸部の裏側には凹部が形成される。次いで接着性のシールを剥離シートの凸部の上からあるいは凹部の上から接着させる。シールは剥離シートと同じ大きさに形成し、剥離シートへの接着後にシールのみを所要の大きさにカッタで切断することが好ましい。予め所要の大きさに切断された複数のシールを剥離シートに接着することも可能である。これらの接着作業で、剥離シートと接着剤付きのシールとで成るシール製品が完成する。硬質の成形体としては、複数の凸部や凹部を形成する場合は、ローレット加工用のローラやプレス加工用の平板材を用い、線状の凸部や凹部を形成する場合は、外周に環状の突起を有する硬質のローラを用いることが好ましい。
請求項1記載の発明によれば、剥離シートの凸部が接着性のシールとの間に部分的な隙間を形成するから、シールの端部においてこの隙間にピンセット等を差し込んで、シールを剥離シートから容易に剥がすことができる。これにより、剥離シートからのシールの剥がし作業を迅速に行うことができ、商品等へのシールの貼り付け作業を余裕をもって確実に行うことができると共に、シール貼り作業全体に要する時間とコストを低減させることができる。また、凸部によって剥離シートへのシールの接着力が減少するから、シールの接着剤が剥離シートに移り付くことが防止され、商品等へのシールの貼り付けを強い接着力で確実に且つ綺麗に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、剥離シートの凹部が接着性のシールとの間に部分的な空間を形成するから、シールの端部においてこの隙間にピンセット等を差し込んで、シールを剥離シートから容易に剥がすことができる。これにより、剥離シートからのシールの剥がし作業を迅速に行うことができ、商品等へのシールの貼り付け作業を余裕をもって確実に行うことができると共に、シール貼り作業全体に要する時間とコストを低減させることができる。また、凹部によって剥離シートへのシールの接着力が減少するから、シールの接着剤が剥離シートに移り付くことが防止され、商品等へのシールの貼り付けを強い接着力で確実に且つ綺麗に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、剥離シートに凸部と凹部を短時間で効率良く且つ確実に形成することができる。
図1〜図3は、本発明に係るシールと剥離シートの接着構造の一実施形態を示すものである。
図1の如く、大きな一枚の剥離シート1の表面に複数のシール2が碁盤目のように前後左右並列に接着配置されている。各シール2は四方を切断されており(切断線を符号3で示す)、剥離シート1は切断されずに平坦に続いている。
図1の拡大図や図2に示す如く、剥離シート1の表面1aに複数の略円錐状の凸部4が編み目状(図2)に配置形成されており、各シール2は凸部4の上に載った形で各シール2の裏面側の接着剤2b(図1)で剥離シート1の表面1aに隙間6(図3)を存して接着されている。隙間6は凸部4の周囲において形成されている。図1では凸部4を一部分のみ図示している。
図2,図3においては、剥離シート1を実線で示し、剥離シート1の上に鎖線でシール2を配置した状態を示している。図3の如く、剥離シート1の表面1a側に凸部4が突出形成され、剥離シート1の裏面1b側に凹部5が形成されている。凸部4と凹部5は同心に位置し、後述(図4)の押圧式の形成方法によって簡単に形成することができる。
表面側の凸部4がシール2を剥離シート1から容易に剥がす作用を行い、裏面側の凹部5は凸部4を形成する際に生じるものである。凸部4の数はシール2の大きさ等で異なるが、例えば図1,図2のシール1の大きさが極めて小さなものである場合、凸部4の数は一枚のシール2につき2〜4個はあることが好ましい。シール2を剥がす際はシール2の端部(好ましくは四角)を手指やピンセット等で剥がすので、各シール2の端部2cに凸部4が少なくとも一つ配置されるようにすることが好ましい。
図3の如く、剥離シート1の凸部4の周囲以外の部分はシール2に接着されている。凸部4の先端4aもシール2に接着されており、凸部4の外周の傾斜面4bがシール2から離れている(シール2に接着されていない)。シール2を剥がすのは剥離シート1の表面1aからであることは言うまでもない。
シール2を剥がしやすいのは、凸部4の周囲に空気が入って隙間6を生じるからであり、作業者がその隙間6にピンセットや爪等を差し込んで、シール2を簡単に剥がすことができる。図2の鎖線上すなわちシール2の切断線3上に凸部4が位置することは、隙間6を外部に大きく開口させる上で好ましい。たとえ切断時に凸部4がシール2と同時に切断されてしまっても何ら使用上の問題はない。
シール2の端部2cと共に中間部(中央ない中央寄り)に配置された凸部4は、シール2の裏面側の接着剤2bと剥離シート1の表面1aとの接着力を減少させて、剥離シート1からシール2を剥がれやすくすると共に、シール2の接着剤2bが剥離シート1の表面1aに移り付くことを防ぐ。剥離シート1の凸部4が部分的にシール2の粘着面に接触することで、接着力が低く抑えられる。
シール2が極めて小さなものであれば、シール2の中間部に凸部4はなくてもよいが、大きなシールでは中間部に凸部4があった方がシールを剥がしやすく、且つ剥離シート1への接着剤の付着を防止できることは言うまでもない。大きなシールは同じ大きさの剥離シートに貼って一枚のシール製品とすることも可能である。凸部4の数や大きさはシール2の大きさや厚み等に応じて適宜設定される。
シール2は、合成樹脂製の薄肉のシール本体(符号2で代用)と、シール本体の裏面に塗布された層状の接着剤2bとで構成されている。シール本体の材質としては、例えばシール2を絶縁フィルムとして使用する場合、絶縁性と耐熱性に優れる材料を使用することが好ましく、このシール2は例えば電気配線において金属板と電線の間に貼り付けて絶縁性能を高めるために有用である。
シール2をラベル(商品等の表示ラベル)として用いる場合は、シール2の材質は紙でもフィルムでも薄い可撓性の樹脂板でもよい。また、剥離シート1の材質は紙でも樹脂でもよいが、シール2を貼る接触面(表面)1aがツルツルで接着剤(粘着剤)2bが剥がれやすいものが好ましい。剥離シート1は可撓性を有することが、シール2の剥がし性や凸部4の形成性の上で好ましい。接着剤付きのシール2と剥離シート1とで層状のシール製品7(図1)が構成される。
図4(a)(b)は、上記シールと剥離シートの接着構造を形成する方法の各実施形態を示すものである。
図4(a)は、ローレット加工によって剥離シート1に点状の複数の凸部4(図3)を形成する例を示すものである。
金属製の硬質のローラ(成形体)8と合成ゴム等の弾性(軟質)のローラ9とを用い、硬質のローラ8の外周面8aに複数の突起10を設けておき、両ローラ8,9の間に剥離シート1を供給して、両ローラ8,9で剥離シート1を強く挟みつつ、両ローラ8,9を矢印の如く互いに逆方向に回転させて(例えば硬質のローラ8を駆動し、軟質のローラ9を従動させて)、突起10を剥離シート1の板厚方向に食い込ませて、シートの表面1a側に凸部4(図3)を突出形成する。
凸部4は突起10と共に弾性のローラ9の外周面9aに食い込んで(凸部4の高さが低い場合は凸部4のみが弾性のローラ9に食い込んで)吸収される。突起10が剥離シート1に食い込むことで、剥離シート1の裏面1b側に凹部5(図3)が形成される。
突起10の形状は先端の丸まった略円錐形状を呈している。この突起10によって図3に示す先端4aの丸まった山型(略円錐形状)の凸部4が形成される。略円錐形状の突起10を用いることで、ローラ8の回転時に(突起10で剥離シート1を押圧した際に)突起10が剥離シート1の凹部5(図3)からスムーズに抜け出して、凹部5への引っ掛かかりが防止され、凸部4の形成加工がスムーズに且つ正確な寸法で確実に行われる。
ローラ8,9の径や長さは剥離シート1の厚みや大きさ等に応じて適時設定可能である。突起10の配置は例えば図2のような凸部4の配置に応じて設定されることは言うまでもない。これは図4(b)の例においても同様である。弾性のローラ9に代えて、突起10を逃がす穴や溝を有する硬質のローラ(図示せず)を用いることも可能である。
複数の凸部4を形成した剥離シート1の表面に接着剤付きのシール2(図3)を接着させて、シール2と剥離シート1とで成るシール製品7(図1)が完成する。シール2は一つずつ剥離シート1に接着させてもよく、剥離シート1と同じ大きさのシールを剥離シート1に貼った後、シール2を所要の大きさにカッタで切断してもよい。これらシール2の貼り付けや切断は自動機で行うことができる。これは図4(b)の例においても同様である。
例えば、シール2を剥離シート1に貼った状態で、ローラの突起10で凸部4を形成した場合には、シール2にも凸部4が形成されてシール2の商品価値がなくなってしまうと共に、凸部4の周囲に隙間6(図3)を生じないので、シール2の剥がし性を高めることができない。これは図4(b)の例においても同様である。
図4(b)は、平板状のプレス加工によって剥離シート1に点状の複数の凸部4を形成する例を示すものである。
金属製の硬質の平板(成形体)11の表面11aに複数の突起10を設けておき、合成ゴム等の弾性の平板12と硬質の平板11との間に剥離シート1を挟んで押圧することで、突起10を剥離シート1の板厚方向に食い込ませて凸部4を形成する。凸部4は突起10と共に弾性の平板12に食い込んで(凸部4の高さが低い場合は凸部4のみが弾性の平板12に食い込んで)吸収される。突起10が剥離シート1に食い込むことで、剥離シート1の裏面1b側に凹部5(図3)が形成される。複数の凸部4を形成した剥離シート1の表面1aに接着剤付きのシール2を接着させて、シール2と剥離シート1とで成るシール製品7(図1)が完成する。
突起10の形状は図4(a)の例と同様であるが、必ずしも円錐状である必要はなく、例えば、突起10の形状を直方体状や立方体状とすることも可能である。但し、突起10の先端は丸まっていることが、剥離シート1を傷めない上で好ましく、また、突起10の形状は矩形よりも円錐状や角錐状である方が、剥離シート1に凸部4を小さな力でスムーズに形成可能である。なお、弾性の平板12に代えて、突起10を逃がす穴や溝を有する硬質の平板(図示せず)を用いることも可能である。
なお、上記実施形態においては、剥離シート1の点状の複数の凸部4の上にシール2を接着した例を示したが、例えば点状の複数の凸部4に代えて点状の複数の凹部5(図3)の上にシール2を接着した場合でも、各凹部5の内側において剥離シート1とシール2との間に空間(符号5で代用)が形成され、この空間によって剥離シート1へのシール2の接着力が低減され、剥離シート1からシール2を剥がしやすくなると共に、シール2の接着剤2bが剥離シート1に付着残りすることが防止され、また、シール2の端部において凹部5内の空間にピンセット等を差し込んで、シール2を剥離シート1から容易に剥がすことができる。
この凹部は図4(a)(b)の方法で形成した凸部4の裏側の凹部5を用いてもよく、あるいは図4の弾性のローラ9や弾性の板12を硬質のローラや板に代えて、凸部を生じない凹部を形成してもよく、あるいは複数本のパンチ(図示せず)で貫通孔を形成して凹部とすることも可能である。
また、凸部として、点状の複数の凸部に代えて直線的ないし曲線的に連続する線状の凸部を用いたり、凹部として、点状の複数の凹部に代えて直線的ないし曲線的に連続する線状の凹部を用いることも可能である。線状の凸部又は凹部は各シール2の端部において必ず配置されるから、例えば各シール2の端部に位置した点状の凸部4又は凹部5を目視で探す手間が省け、すばやく確実に凸部の周囲の隙間や凹部の内側の空間にピンセット等を差し込むことができる。線状の凸部や凹部は一枚のシールにつき最低一本形成されていればよいが、シールの大きさに応じて複数本形成することも可能である。複数本の線状の凸部又は凹部を交差して形成することも可能である。
本発明に係るシールと剥離シートの接着構造の一実施形態を示す斜視図(円内は要部拡大図)である。 同じくシールと剥離シートの接着構造を示す平面図である(シールは鎖線で示している)。 同じくシールと剥離シートの接着構造を示す側面図である。 (a)(b)は本発明に係るシールと剥離シートの接着構造の形成方法の各実施形態をそれぞれ示す分解斜視図である。
符号の説明
1 剥離シート
2 シール
2b 接着剤
4 凸部
5 凹部
6 隙間
8 ローラ(成形体)
10 突起
11 平板(成形体)

Claims (3)

  1. 点状の複数の凸部又は線状の凸部を有する剥離シートの表面に接着剤付きのシールが接着され、該凸部の周囲において該剥離シートと該シールとの間に隙間が形成されたことを特徴とするシールと剥離シートの接着構造。
  2. 点状の複数の凹部又は線状の凹部を有する剥離シートの表面に接着剤付きのシールが接着され、該凹部において該剥離シートと該シールとの間に空間が形成されたことを特徴とするシールと剥離シートの接着構造。
  3. 請求項1又は2記載のシールと剥離シートの接着構造を形成する方法であって、突起を有する硬質の成形体を前記剥離シートに押し付けて凸部と凹部を表裏に形成し、該凸部の上又は該凹部の上から該剥離シートに前記シールを接着することを特徴とするシールと剥離シートの接着構造の形成方法。
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