JP2000305462A - 多層ラベルおよびその製造方法 - Google Patents
多層ラベルおよびその製造方法Info
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Abstract
ることができる多層ラベルおよびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明の多層ラベル17はセパレータ2
上に粘着剤層3を介して仮着された中間紙4と、該中間
紙4上に一旦剥離した後は再付着しないように疑似接着
された上紙5とからなり、上紙5の一部には中間紙より
も幅方向に突出したタブ部18が形成されている。
Description
剤層を介して仮着された中間紙と、該中間紙上に一旦剥
離した後は再付着しないように疑似接着された上紙とか
らなる多層ラベルであって、特に被貼付物に貼り付けた
後に上紙を容易、かつ、きれいに剥がすことができ、剥
がした後の上紙は粘着性を持たず、貼付け以外の用途に
好適に用いることができる多層ラベルおよびその製造方
法に関する。
が知られている。このラベル1は表面に剥離剤加工され
たセパレータ2と、該セパレータ2上に粘着剤層3を介
して仮着された中間紙4と、該中間紙4上に一旦剥離し
た後は再付着しないように疑似接着された上紙5とから
構成されている。
に示す如く多層ラベル用の原紙6に対し、上紙5側から
図に示すような断面形状を有するフラットダイやロータ
リーダイ7を押付けて原紙6の周辺部に上紙5からセパ
レータ2に達するスリット8を形成し、形成されたラベ
ルの周囲の紙片(カス9)をセパレータ2から剥がし取り
除く、カス上げ工程を経て製造されている。
して用いるには、まず中間紙4裏面の粘着剤層3からセ
パレータ2を剥がし、多層ラベル1を荷物(被貼付物)
の表面に貼る。そして、荷物の配送後に上紙5を荷物上
の中間紙4から剥がして受領証として用いる。
いう手法を用いて貼り付けられているので、一旦中間紙
4から剥離された後の上紙5は粘着性が無く、受領証と
して扱うのに都合がよいという長所を持っている。
術による多層ラベルには以下の問題がある。
比べ紙厚が厚く腰が強い上にセパレータ2と中間紙4、
上紙5との間にはカス上げにより段差が形成されている
ので多層ラベル1からセパレータ2を剥がすのは容易で
ある。
切り揃えられているため、一旦荷物などに貼り付けられ
た多層ラベル1から上紙5だけを剥がし取るにはラベル
の周囲から中央に向け爪等で引っ掻く必要があり、時に
は上紙5が破れてしまうという不都合があった。
れたもので、本発明の目的は被貼付物に貼付後に上紙だ
けを容易に剥離することができる多層ラベルおよびその
製造方法を提供することにある。
め、請求項1の多層ラベルは、上紙の少なくとも一部が
中間紙よりも幅方向に突出することを特徴とする構成を
採用する。
工されたセパレータと、該セパレータ上に粘着剤層を介
して仮着された中間紙と、該中間紙上に一旦剥離後は再
付着しないように疑似接着された上紙とからなる多層ラ
ベル用原紙の幅方向一端側に、セパレータ側から上紙の
裏面まで達し原紙の長手方向に伸長する第一のスリット
を形成する裏スリット加工工程と、前記第一のスリット
よりも原紙の幅方向一端側で上紙部分を周囲から切り離
す第二のスリットおよびこれに連続して前記第一のスリ
ットより他端側で上紙部分と中間紙部分を周囲から切り
離す第三のスリットを形成する型抜き工程と、前記第二
のスリットおよび第三のスリットで囲まれたラベル部分
を残し、その周囲の紙片を取り除くカス上げ工程と、前
記第一のスリットから一端側にかけての中間紙片とその
裏面の粘着剤層及びセパレータ片を取り除く裏スリット
除去工程とからなる多層ラベルの製造方法である。
工されたセパレータと、該セパレータ上に粘着剤層を介
して仮着された中間紙と、該中間紙上に一旦剥離後は再
付着しないように疑似接着された上紙とからなる多層ラ
ベル用原紙の幅方向一端側に、セパレータ側から上紙の
裏面まで達し原紙の長手方向に伸長する第一のスリット
を形成する裏スリット加工工程と、前記第一のスリット
から一端側にかけての中間紙片、粘着剤層及びセパレー
タ片を取り除く裏スリット除去工程と、残りの中間紙を
セパレータから剥がし前記上紙の全幅より大きな新しい
セパレータ上に貼り付けるセパレータ交換工程と、上紙
側から原紙一端側の中間紙欠損部を含んでセパレータ表
面に達するようにラベル形状に切り離す型抜き工程と、
ラベル部分をセパレータ上に残しその周囲の上紙片、中
間紙片およびその裏面の粘着剤層を取り除くカス上げ工
程とからなる多層ラベルの製造方法である。
ルを図5,図11に示し、各々の製造方法について第一
の実施形態、第二の実施形態として順次説明する。な
お、前記従来技術で説明したのと同一の構成要素には同
一符号を付し、その説明を省略する。
求項2に係る第1の実施形態で、図1は裏スリット加工
工程を示す。本工程では図中原紙6の左端側にセパレー
タ2側から上紙5の裏面まで達し原紙6の長手方向に伸
長する第一のスリット11を形成する。ここで、スリッ
ト11の図中左側はカス16となり、該カス16は後の
裏スリット除去工程で除去される。
前記第一のスリットよりも原紙の幅方向左端側で上紙5
の部分を周囲から切り離す第二のスリット12およびこ
れに連続して上紙5の部分と中間紙4の部分を周囲から
切り離す第三のスリット13を形成する。図ではスリッ
ト13が粘着剤層3まで到達しているが、粘着剤層3は
切り離さなくてもよい。
押し型100を用いることができる。該押し型100は
大略四角形で三辺が深く形成された刃100a、残る一
辺が浅く形成された刃100bとなっており、この押し
型100を押しつけることにより、原紙6には図3に示
すような多層ラベル17が形成され、その周囲の紙片は
カス14となる。
2および第三のスリット13で囲まれたラベル17部分
をセパレータ2上に残し、その周囲の紙片であるカス1
4を取り除く。この後状態を図示したのが図4の断面図
である。
一のスリット11から左端側にかけての中間紙片とその
裏面の粘着剤層及びセパレータ片からなる裏側のカス1
6を取り除く。
去工程はどちらが先でもよく、あるいは同時に行っても
よい。
構造を有する多層ラベル17が完成する。
めに、セパレータ2を剥がす際には従来と同様、図5中
右端側のセパレータ2の段部から剥離する。そして、物
品に貼り付けた後の多層ラベル17から上紙5のみを剥
離する際には、図中上紙5の左端側に突出したタブ部1
8に爪をかけたり摘むことによって容易に剥がすことが
できる。
施形態について図6ないし図11を用いて説明する。
スリット加工工程を示し、第1のスリット11が形成さ
れる。このとき、該スリット11から図中左端側にかけ
て中間紙片、粘着剤層及びセパレータ片からなるカス1
6も形成されるのでこれを除去する。これが裏スリット
除去工程である。
剥がし(図7参照)、前記上紙4の全幅より大きな、新た
なセパレータ19上に貼り付ける。このとき、上紙5と
セパレータ19の間に中間紙欠損部20が形成される
(図8参照)。以上がセパレータ交換工程である。
原紙の上紙5側から図中左端側の中間紙欠損部20を含
んでセパレータ19の表面に達するように、ラベル形状
に切り離す操作を行う。そして、本工程では図中に示す
101のような押し型を用いることができる。該押し型
101は大略四角形で四辺が等しい深さに形成された刃
101aを有し、この押し型101を押しつけることに
より、原紙に図10のような多層ラベル25が形成さ
れ、その周囲の紙片はカス14となる。
部分をセパレータ上に残し、その周囲の上紙片、中間紙
片およびその裏面の粘着剤層からなるカス14が取り除
かれ、図11に示す多層ラベル25が完成する。
5は、上紙5の図中左端側にタブ部26が形成されてい
るので、前記第一の実施形態による多層ラベル17と同
様の作用効果を奏するものの、該タブ部26がセパレー
タ19よりも幅狭に形成されているので(セパレータ1
9の方が上紙5のタブ部26よりも幅方向に突出するよ
うに形成されているので)、被貼付物に貼り付ける前に
何かにぶつけた際など上紙5が剥がれてしまうのを防止
でき、このことは、一旦上紙5が剥離してしまうと多層
ラベルとして使用できなくなってしまうという疑似接着
の重大なる欠点をカバーでき画期的である。
よれば、上紙の少なくとも一部が中間紙よりも幅方向に
突出するので、被貼付物に貼り付けた後はこの部分に爪
などをかけて上紙だけを容易に剥がし取ることができ
る。
れば、請求項1の多層ラベルの具体的な製造方法を提供
でき、特に請求項3の製造方法によれば上紙の一部がセ
パレータよりも幅狭に形成され、この部分は粘着性がな
く、しかも中間紙よりも幅方向に突出しているので、被
貼付物に貼り付ける前何かに当たった拍子などに上紙が
剥がれてしまうのを防止できる。
造方法で原紙の裏スリット加工工程を示す斜視図であ
る。
原紙の型抜き工程を示す断面図である。
原紙の型抜き工程後の状態を示す斜視図である。
の状態を示す断面図である。
す断面図である。
原紙の裏スリット加工工程を示す断面図である。
裏スリット除去工程とセパレータ交換工程の前半を示す
断面図である。
セパレータ交換工程後半を示す断面図である。
型抜き工程を示す断面図である。
で型抜き工程後の状態を示す斜視図である。
示す断面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面に剥離剤加工されたセパレータと、
該セパレータ上に粘着剤層を介して仮着された中間紙
と、該中間紙上に一旦剥離後は再付着しないように疑似
接着された上紙とからなる多層ラベルにおいて、前記上
紙の少なくとも一部が中間紙よりも幅方向に突出するこ
とを特徴とする多層ラベル。 - 【請求項2】 表面に剥離剤加工されたセパレータと、
該セパレータ上に粘着剤層を介して仮着された中間紙
と、該中間紙上に一旦剥離後は再付着しないように疑似
接着された上紙とからなる多層ラベル用原紙の幅方向一
端側に、セパレータ側から上紙の裏面まで達し原紙の長
手方向に伸長する第一のスリットを形成する裏スリット
加工工程と、前記第一のスリットよりも原紙の幅方向一
端側で上紙部分を周囲から切り離す第二のスリットおよ
びこれに連続して前記第一のスリットより他端側で上紙
部分と中間紙部分を周囲から切り離す第三のスリットを
形成する型抜き工程と、前記第二のスリットおよび第三
のスリットで囲まれたラベル部分を残し、その周囲の紙
片を取り除くカス上げ工程と、前記第一のスリットから
一端側にかけての中間紙片とその裏面の粘着剤層及びセ
パレータ片を取り除く裏スリット除去工程とからなる多
層ラベルの製造方法。 - 【請求項3】 表面に剥離剤加工されたセパレータと、
該セパレータ上に粘着剤層を介して仮着された中間紙
と、該中間紙上に一旦剥離後は再付着しないように疑似
接着された上紙とからなる多層ラベル用原紙の幅方向一
端側に、セパレータ側から上紙の裏面まで達し原紙の長
手方向に伸長する第一のスリットを形成する裏スリット
加工工程と、前記第一のスリットから一端側にかけての
中間紙片、粘着剤層及びセパレータ片を取り除く裏スリ
ット除去工程と、残りの中間紙をセパレータから剥がし
前記上紙の全幅より大きな新しいセパレータ上に貼り付
けるセパレータ交換工程と、上紙側から原紙一端側の中
間紙欠損部を含んでセパレータ表面に達するようにラベ
ル形状に切り離す型抜き工程と、ラベル部分をセパレー
タ上に残しその周囲の上紙片、中間紙片およびその裏面
の粘着剤層を取り除くカス上げ工程とからなる多層ラベ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP11768299A JP4400950B2 (ja) | 1999-04-26 | 1999-04-26 | 多層ラベルおよびその製造方法 |
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JP4400950B2 JP4400950B2 (ja) | 2010-01-20 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002140004A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Tohoku Ricoh Co Ltd | ラベル |
JP2002240168A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | Sato Corp | ラベル連続体の製造方法及び装置 |
JP2005250157A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Hisago Label Kk | 封緘ラベル及び封緘ラベル作製用シート |
JP2010256407A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Kobayashi Create Co Ltd | 開封検知ラベル |
JP2018058242A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 大昌印刷販売株式会社 | 積層シート連続体及びその関連技術 |
-
1999
- 1999-04-26 JP JP11768299A patent/JP4400950B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4559645B2 (ja) * | 2001-02-21 | 2010-10-13 | 株式会社サトー | ラベル連続体の製造方法及び装置 |
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