JP2018058242A - 積層シート連続体及びその関連技術 - Google Patents

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博之 太田
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Abstract

【課題】 離型シート部と貼着シート部と剥離シート部が積層した(連続)シート体で、貼着シート部と剥離シート部の積層体又は剥離シート部を容易に剥離させ得、効率的に製造し得る。【解決手段】 積層シート体Bは、離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30がこの順に積層してなり、貼着シート部20と剥離シート部30を除去する第1領域形成部40と、剥離シート部30を除去する第2領域形成部50と、残部の第3領域60を有する。第1領域形成部40と第3領域60の境界に、剥離シート部30と貼着シート部20にわたる第1切離部T1を形成し、第2領域形成部50と第3領域60の境界に第2切離部T2を剥離シート部30に形成し、第1領域形成部40と第2領域形成部50の境界に離型シート部10と貼着シート部20にわたる第3切離部T3を形成する。【選択図】 図2

Description

本発明は、配送用ラベル又はその他の用途に用い得る積層シート体、積層シート連続体、貼着用積層シート体、貼着用積層シート連続体及び積層シート体製造方法に関する。
特表2000−502975号公報には、多数の同一のラベルが、切り離すことができるミシン目を介して連続するウェブであって裏面に接着剤を備えたものに対し、用途等に応じて必要な印刷を施し、所要のミシン目で切り離すことにより、様々な必要性に対応し得る技術が記載されている。
しかしながら、特表2000−502975号公報に記載されているラベルは、裏面に接着剤を備えるが、表面には別のラベル等が積層したものではないので、この点において用途に限界がある。
特表2000−502975号公報
本発明は、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなるシート体及びそのシート体が切離可能部を介して連続した連続シート体であって、貼着シート部と剥離シート部の積層体又は剥離シート部を容易に剥離させることができ且つ効率的に製造し得るもの及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の積層シート体、積層シート連続体、貼着用積層シート体、貼着用積層シート連続体及び積層シート体製造方法は、次のように表すことができる。
(1) 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなる原積層シート体に、
貼着シート部と剥離シート部の両者を除去して離型シート部からなる第1領域を形成するための第1領域形成部と、
剥離シート部を除去して離型シート部と貼着シート部が積層してなる第2領域を形成するための第2領域形成部と、
離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を設けて積層シート体を製造する方法であって、
前記原積層シート体に対し、
前記第1領域形成部と第3領域の境界には、第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成し、
前記第2領域形成部と第3領域の境界には、剥離シート部を除去するための切離部を剥離シート部に形成し、
前記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部を形成することにより、前記第1領域形成部、第2領域形成部及び第3領域を設けることを特徴とする積層シート体製造方法。
表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなる原積層シート体に対し、
第1領域形成部と第3領域の境界には剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成し、
第2領域形成部と第3領域の境界には剥離シート部に切離部を形成し、
第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部を形成することにより、第1領域形成部、第2領域形成部及び第3領域を設けて積層シート体を製造することができる。
このようにして得られる積層シート体における第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部の両者を除去することにより第1領域が形成され、第2領域形成部から剥離シート部を除去することにより第2領域が形成される。
この場合、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することにより、第1領域形成部からの貼着シート部と剥離シート部の除去と第2領域形成部からの剥離シート部の除去を効率的に行って、第1領域及び第2領域が形成された貼着用積層シート体を効率的に製造することができる。
貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体を剥離させることにより、その貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。離型シート部からの貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体の剥離は、第3領域と第1領域が隣接する部分から円滑に行うことができる。
(2) 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成する、上記(1)記載の積層シート製造方法。
第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を剥離シート部が繋がった状態で裏側から形成することにより、貼着シート部の必要位置に、切離部を正確性高く容易に設けることができる。
(3) 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分について、上記原積層シート体における貼着シート部に予め切離部を形成する、上記(1)記載の積層シート製造方法。
(4) 上記原積層シート体が所定方向に間隔おきに切離可能部を有するか、又は、上記原積層シート体若しくは上記積層シート体に所定方向間隔おきに切離可能部を設ける工程を有し、
前記切離可能部を介して所定方向に積層シート体が複数連続してなる積層シート連続体を製造するものであって、
第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載の積層シート製造方法。
所定方向に間隔おきに切離可能部を有する原積層シート体を用いるか、又は、原積層シート体若しくは積層シート体に所定方向間隔おきに切離可能部を設ける工程を設けることにより、切離可能部を介して所定方向に積層シート体が複数連続してなる積層シート連続体を製造することができる。
この積層シート連続体について、第1領域形成部からの貼着シート部と剥離シート部の除去と第2領域形成部からの剥離シート部の除去を行うことにより、貼着用積層シート連続体を得ることができる。その際、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することにより、貼着用積層シート連続体を効率的に得ることができる。
この貼着用積層シート連続体を任意の切離可能部において切離することにより、1又は2以上の(単独の)貼着用積層シート体、並びに、1又は2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体の一方又は両方が得られる。
得られた(単独の)貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体を剥離させることにより、その(単独の)貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
また、貼着用積層シート連続体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の連続貼着体を剥離させることにより、その連続貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
積層シート連続体において、第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、切離可能部を介して所定方向に連続しているので、離型シート部から剥離させた貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体又は連続貼着体が、第1領域形成部に対応する箇所において前記所定方向に分離することがなく、一体的に取り扱い得る。
(5) 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体が、各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有し、その第2領域形成部に隣接して第3領域を有するものである上記(4)記載の積層シート体製造方法。
この場合、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体が、各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有するので、得られる貼着用積層シート連続体そのものにおいても、或いは、それを任意の切離可能部において切離して得られる1若しくは2以上の(単独の)貼着用積層シート体又は1若しくは2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体においても、離型シート部から貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体又は連続貼着体を剥離させて貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着した場合、貼着体、又は、連続貼着体における各貼着体の所定方向の両端部又は一端部が貼着シート部により形成される。
そのため、その貼着シート部に隣接する第3領域の剥離シート部を円滑に剥離させることができる。
(6) 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体における所定方向に隣接する積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域形成部同士において相対するものである上記(5)記載の積層シート体製造方法。
(7) 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体が、各積層シート体の両側部それぞれに第1領域形成部を有し、それらの第1領域形成部が切離可能部を介して所定方向に連続しているものである上記(4)乃至(6)の何れか1項に記載の積層シート体製造方法。
この場合、所定方向に複数連続している積層シート体の両側部それぞれに有する、切離可能部を介して所定方向に連続している第1領域形成部を、それぞれ切離可能部において繋がった状態で連続的に効率良く除去して、両側部にそれぞれ第1領域を形成し、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体を効率的に得ることができる。
この貼着用積層シート連続体は、両側部にそれぞれ第1領域を有するため、貼着シート部の裏側に有する接着層を構成する物質(例えば接着剤や粘着剤等)が側方に露出したりはみ出たりして他の貼着用積層シート連続体やその他の物に接着又は付着することが防がれる。
(8) 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなるシート体であって、
貼着シート部と剥離シート部の両者を除去して離型シート部からなる第1領域を形成するための第1領域形成部と、
剥離シート部を除去して離型シート部と貼着シート部が積層してなる第2領域を形成するための第2領域形成部と、
第1領域と第2領域以外の領域に、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を有し、
第1領域形成部と第3領域の境界には、貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成され、
第2領域形成部と第3領域の境界には、剥離シート部を除去するための切離部が剥離シート部に形成され、
第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部が形成されていることを特徴とする積層シート体。
表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなる積層シート体であって、
第1領域形成部と第3領域の境界には剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成され、
第2領域形成部と第3領域の境界には剥離シート部に切離部が形成され、
第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部が形成されている。
この積層シート体における第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部の両者を除去することにより第1領域が形成され、第2領域形成部から剥離シート部を除去することにより第2領域が形成される。
この場合、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することにより、第1領域形成部からの貼着シート部と剥離シート部の除去と第2領域形成部からの剥離シート部の除去を効率的に行って、第1領域及び第2領域が形成された貼着用積層シート体を効率的に得ることができる。
貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体を剥離させることにより、その貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。離型シート部からの貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体の剥離は、第3領域と第1領域が隣接する部分から円滑に行うことができる。
(9) 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されている上記(8)記載の積層シート体。
(10) 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部にのみ切離部が形成されている上記(8)記載の積層シート体。
(11) 上記(8)乃至(10)の何れか1項に記載の積層シート体が、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している積層シート連続体。
積層シート連続体について、第1領域形成部からの貼着シート部と剥離シート部の除去と第2領域形成部からの剥離シート部の除去を行うことにより、貼着用積層シート連続体を得ることができる。その際、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することにより、貼着用積層シート連続体を効率的に得ることができる。
この貼着用積層シート連続体を任意の切離可能部において切離することにより、1又は2以上の(単独の)貼着用積層シート体、並びに、1又は2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体の一方又は両方が得られる。
得られた(単独の)貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体を剥離させることにより、その(単独の)貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
また、貼着用積層シート連続体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の連続貼着体を剥離させることにより、その連続貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
積層シート連続体において、第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、切離可能部を介して所定方向に連続(連続は、第2領域形成部のみであるか、第3領域のみであるか、又は、第2領域形成部のみでも第3領域のみでもないかの何れか)しているので、離型シート部から剥離させた貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体又は連続貼着体が、第1領域形成部に対応する箇所において前記所定方向に分離することがなく、一体的に取り扱い得る。
(12) 上記切離可能部を介して所定方向に連続している各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有し、その第2領域形成部に隣接して第3領域を有する上記(11)記載の積層シート連続体。
この場合、切離可能部を介して所定方向に複数連続している積層シート体が、各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有するので、得られる貼着用積層シート連続体そのものにおいても、或いは、それを任意の切離可能部において切離して得られる1若しくは2以上の(単独の)貼着用積層シート体又は1若しくは2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体においても、離型シート部から貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体又は連続貼着体を剥離させて貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着した場合、貼着体、又は、連続貼着体における各貼着体の所定方向の両端部又は一端部が貼着シート部により形成される。
そのため、その貼着シート部に隣接する第3領域の剥離シート部を円滑に剥離させることができる。
(13) 上記切離可能部を介して所定方向に隣接する積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域形成部同士において相対している上記(12)記載の積層シート連続体。
(14) 各積層シート体の両側部それぞれに第1領域形成部を有し、それらの第1領域形成部が切離可能部を介して所定方向に連続している上記(11)乃至(13)の何れか1項に記載の積層シート連続体。
この場合、所定方向に複数連続している積層シート体の両側部それぞれに有する、切離可能部を介して所定方向に連続している第1領域形成部を、それぞれ切離可能部において繋がった状態で連続的に効率良く除去して、両側部にそれぞれ第1領域を形成し、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体を効率的に得ることができる。
この貼着用積層シート連続体は、両側部にそれぞれ第1領域を有するため、貼着シート部の裏側に有する接着層を構成する物質(例えば接着剤や粘着剤等)が側方に露出したりはみ出たりして他の貼着用積層シート連続体やその他の物に接着又は付着することが防がれる。
(15) 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなるシート体であって、
離型シート部からなり、貼着シート部と剥離シート部の両者が存在せず貼着シート部の剥離痕跡を有する第1領域と、
離型シート部と貼着シート部が積層してなり、剥離シート部が存在せず剥離シート部の剥離痕跡を有する、前記第1領域に隣接した第2領域と、
離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を有し、
離型シート部における第1領域と第2領域の境界に対応する位置に切離部を有することを特徴とする貼着用積層シート体。
表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、
離型シート部からなり、貼着シート部と剥離シート部の両者が存在せず貼着シート部の剥離痕跡を有する第1領域と、
離型シート部と貼着シート部が積層してなり、剥離シート部が存在せず剥離シート部の剥離痕跡を有する、前記第1領域に隣接した第2領域と、
離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を有する。
すなわち、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部が積層してなるシート体から、貼着シート部と剥離シート部の両者が除去されることにより、離型シート部からなり、貼着シート部の剥離痕跡を有する第1領域が形成されている。また、前記シート体から剥離シート部が除去されることにより、離型シート部と貼着シート部が積層してなり、剥離シート部の剥離痕跡を有する第2領域が形成されている。
第1領域は、貼着シート部及び剥離シート部を除去することにより形成され、第2領域は、貼着シート部と離型シート部が積層したままで剥離シート部が除去されることにより形成されるので、互いに隣接する第1領域と第2領域にわたる部分において、前者のための貼着シート部及び剥離シート部の除去と後者のための剥離シート部の除去を効率的に行うには、第1領域と第2領域の境界において剥離シート部は繋がっており、貼着シート部は切離されるものとすることができる。
積層シート体の第1領域と第2領域の境界に対応する位置に、裏側から離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成し、剥離シート部には切離部を形成しないことにより、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することができ、貼着用積層シート体は、離型シート部における第1領域と第2領域の境界に対応する位置に切離部を有するものとなる。すなわち、互いに隣接した第1領域と第2領域が形成された貼着用積層シート体を効率的に得ることができる。
貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体を剥離させることにより、その貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。離型シート部からの貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体の剥離は、第3領域と第1領域が隣接する部分から円滑に行うことができる。
(16) 上記(15)記載の貼着用積層シート体が、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域と第3領域の一方が、所定方向において第1領域により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している貼着用積層シート連続体。
第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で(好ましくは、第1領域を形成するために除去する貼着シート部と剥離シート部が積層した状態であり、その剥離シート部と第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がった状態で)除去することにより、第1領域形成部からの貼着シート部と剥離シート部の除去と第2領域形成部からの剥離シート部の除去を効率的に行って、貼着用積層シート連続体を効率的に得ることができる。
この貼着用積層シート連続体を任意の切離可能部において切離することにより、1又は2以上の(単独の)貼着用積層シート体、並びに、1又は2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体の一方又は両方が得られる。
得られた(単独の)貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体を剥離させることにより、その(単独の)貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
また、貼着用積層シート連続体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の連続貼着体を剥離させることにより、その連続貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
貼着用積層シート体において、第2領域と第3領域の一方が、所定方向において第1領域により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続(連続は、第2領域のみであるか、第3領域のみであるか、又は、第2領域のみでも第3領域のみでもないかの何れか)しているので、離型シート部から剥離させた貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体又は連続貼着体が、第1領域に対応する箇所において前記所定方向に分離することがなく、一体的に取り扱い得る。
(17) 上記切離可能部を介して所定方向に連続している各貼着用積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域を有し、その第2領域に隣接して第3領域を有する上記(16)記載の貼着用積層シート連続体。
この場合、切離可能部を介して所定方向に複数連続している貼着用積層シート体が、各貼着用積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域を有するので、その貼着用積層シート連続体そのものにおいても、或いは、それを任意の切離可能部において切離して得られる1若しくは2以上の(単独の)貼着用積層シート体又は1若しくは2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体においても、離型シート部から貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の貼着体又は連続貼着体を剥離させて貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着した場合、貼着体、又は、連続貼着体における各貼着体の所定方向の両端部又は一端部が貼着シート部により形成される。
そのため、その貼着シート部に隣接する第3領域の剥離シート部を円滑に剥離させることができる。
(18) 上記切離可能部を介して所定方向に隣接する貼着用積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域同士において相対している上記(17)記載の貼着用積層シート連続体。
(19) 各貼着用積層シート体の両側部それぞれに第1領域を有し、それらの第1領域が切離可能部を介して所定方向に連続している上記(16)乃至(18)の何れか1項に記載の貼着用積層シート連続体。
この場合、所定方向に複数連続している貼着用積層シート体の両側部それぞれに、第1領域が切離可能部を介して所定方向に連続している。
この貼着用積層シート連続体は、両側部にそれぞれ第1領域を有するため、貼着シート部の裏側に有する接着層を構成する物質(例えば接着剤や粘着剤等)が側方に露出したりはみ出たりして他の貼着用積層シート連続体やその他の物に接着又は付着することが防がれる。
本発明によれば、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなるシート体及びそのシート体が切離可能部を介して連続した連続シート体であって、貼着シート部と剥離シート部の積層体又は剥離シート部を容易に剥離させることができ且つ効率的に製造し得る。
原積層シート体の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(c)c-c断面図、(d)平面図である。 積層シート連続体の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(c)c-c断面図、(d)平面図である。 積層シート連続体の底面図である。 貼着用積層シート連続体の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(c)c-c断面図、(d)平面図である。 第1領域形成用除去部及び第2領域形成用除去部の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(c)c-c断面図、(d)平面図である。 貼着用積層シート連続体(3シート連続体)の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(c)c-c断面図、(d)平面図である。 貼着用積層シート連続体(3シート連続体)から切離した貼着用積層シート体の(e)平面図;残りの貼着用積層シート連続体(2シート連続体)から離型シート部を剥離させた連続貼着体(2連続貼着体)の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(d)平面図;両者を併せた(c)c-c断面図である。 連続貼着体(2連続貼着体)から剥離した1枚の剥離シート部の(e)平面図;1枚の剥離シート部が剥離した連続貼着体(2連続貼着体)の(a)a-a断面図、(b)b-b断面図、(d)平面図;両者を併せた(c)c-c断面図である。
[1] 本発明の積層シート体、積層シート連続体、貼着用積層シート体、貼着用積層シート連続体及び積層シート体製造方法の実施の形態の一例について、図面を参照しつつ説明する。
(1) 図1に示す原積層シート体Aは、何れも同じ一定幅の直線的な帯状をなす離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30が、この順に積層してなるものであり、図における縦方向(所定方向)に一定間隔おきに、ミシン目により形成された切離可能部Mを有する。
(1-1) 離型シート部10は、紙製のシート状の基材の表側に離型面10aを有するものである。
(1-2) 貼着シート部20は、紙製のシート状の基材の裏側に、貼付対象に対し接着するための接着層20aを有し、その接着層20aにおいて離型シート部10の表側の離型面10aに仮着している。
(1-3) 剥離シート部30は、紙製のシート状の基材の裏側に仮接着剤層30aを有するものであり、貼着シート部20の表側に仮着している。この剥離シート部30は、貼着シート部20の表側に剥離可能に保持され、貼着シート部20から剥離した場合、貼着シート部20の表側にそのまま再保持され得ない。
(2) 図2及び図3に示す積層シート連続体Pは、積層シート体Bが、切離可能部Mを介して図における縦方向(所定方向)に多数連続してなるものである。
積層シート体Bは、離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30がこの順に積層してなるシート体であって、第1領域形成部40と第2領域形成部50と第3領域60を有する。
積層シート体Bの全体としての平面視形状は、横長長方形状である。
(2-1) 第1領域形成部40は、貼着シート部20と剥離シート部30の両者、すなわち第1領域形成用除去部70を除去して離型シート部10からなる第1領域42を形成するためのものである。
第1領域形成部40は、各積層シート体Bの両側部のそれぞれに縦方向の全長にわたり狭い幅で設けられ、両側部のそれぞれにおいて切離可能部Mを介して縦方向に連続している。
(2-2) 第2領域形成部50は、剥離シート部30、すなわち第2領域形成用除去部80を除去して離型シート部10と貼着シート部20が積層してなる第2領域52を形成するためのものである。
第2領域形成部50は、各積層シート体Bの縦方向における両端部において、両側の第1領域形成部40の内側に隣接して、それらの間にわたり設けられている。
切離可能部Mを介して縦方向に隣接する積層シート体B同士の相対する第2領域形成部50は、その切離可能部Mを介して縦方向に連続している。
(2-3) 第3領域60は、離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30がこの順に積層してなるものである。
第3領域60は、各積層シート体Bにおいて、両側の第1領域形成部40と縦方向両端部の第2領域形成部50に隣接して囲まれた状態で設けられている。
(2-4) この積層シート連続体Pは、第2領域形成部50と第3領域60の一方が、所定方向において第1領域形成部40により全幅にわたり中断することがない状態で、切離可能部Mを介して所定方向に連続している。
(3) 積層シート連続体Pは、縦方向に一定間隔おきに切離可能部Mを有する原積層シート体Aに対し、次のように第1領域形成部40と第2領域形成部50を設けることにより製造し得る。
(3-1) 第1領域形成部40と第3領域60の境界線に、貼着シート部20と剥離シート部30(第1領域形成用除去部70)を除去するための、剥離シート部30と貼着シート部20にわたる第1切離部T1を表側から形成する。
(3-2) 第2領域形成部50と第3領域60の境界線には、剥離シート部30(第2領域形成用除去部80)を除去するための第2切離部T2を剥離シート部30に表側から形成する。
(3-3) 第1領域形成部40と第2領域形成部50の境界線には、離型シート部10と貼着シート部20にわたる第3切離部T3を裏側から形成する。
第3切離部T3は、第1領域42を形成するために除去する剥離シート部30と、その第1領域42に隣接した第2領域52を形成するために除去する剥離シート部30が繋がった状態で、第1領域42を形成するために剥離シート部30と共に除去する貼着シート部20と第2領域52を形成する貼着シート部20(除去しない)を切離するものである。
(4) 図4に示す貼着用積層シート連続体Qは、貼着用積層シート体Cが切離可能部Mを介して縦方向に多数連続してなるものであり、積層シート連続体Pにおける第1領域形成部40及び第2領域形成部50からそれぞれ第1領域形成用除去部70及び第2領域形成用除去部80を除去することにより得られる。
第1領域形成部40は、各積層シート体Bの両側部のそれぞれにおいて切離可能部Mを介して縦方向に連続しており、第2領域形成部50は、両側が第1領域形成部40に隣接し、第1領域形成部40から除去する第1領域形成用除去部70における剥離シート部30と、第2領域形成部50から除去する第2領域形成用除去部80の第2領域形成部50は繋がっているので、貼着用積層シート体Cが切離可能部Mを介して縦方向に多数連続してなる貼着用積層シート連続体Qから、第1領域形成用除去部70及び第2領域形成用除去部80を、図5に示されるように一連に繋がった状態で除去して効率的に貼着用積層シート連続体Qを得ることができる。
貼着用積層シート連続体Qにおける各貼着用積層シート体Cは、切離可能部Mを介して縦方向に多数連続し、それぞれ前記のような離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30が、この順に積層してなり、両側に第1領域42、縦方向両端部に第2領域52、それらに囲まれて隣接して第3領域60を有する。
(4-1) 第1領域42は、離型シート部10からなり、貼着シート部20と剥離シート部30の両者が存在せず貼着シート部20の剥離痕跡を有する。
(4-2) 第2領域52は、離型シート部10と貼着シート部20が積層してなり、剥離シート部30が存在せず剥離シート部30の剥離痕跡を有する。
(4-3) 第3領域60は、離型シート部10と貼着シート部20と剥離シート部30がこの順に積層してなる。
(4-4) 離型シート部10における、第1領域42と第2領域52の境界に対応する位置には、第3切離部T3を有する。
(4-5) この貼着用積層シート連続体Qは、第2領域52と第3領域60の一方が、所定方向において第1領域形成部40により全幅にわたり中断することがない状態で、切離可能部Mを介して所定方向に連続している。
(4-6) 貼着用積層シート連続体Qを2つおきの切離可能部Mにおいて切離することにより、2つの切離可能部Mを介して所定方向に3つの貼着用積層シート体Cが連続してなる図6に示される貼着用積層シート連続体Qが得られる。
図6に示される貼着用積層シート連続体Qは、(d)における上から順に宛名シートX・配達控シートY・受付控シートZが切離可能部Mを介して連続してなる配送用連結ラベルであり、必要な文字や図形やコード等が予め印刷され、また、その都度印刷又は記入することができる。
る。
(4-7) この配送用連結ラベル(貼着用積層シート連続体Q)は、図7に示すように、受付控シートZを切離可能部Mにおいて切離して配装受付の控えとし、切離可能部Mを介して連続した宛名シートXと配達控シートYから離型シート部10を剥離させた連続貼着体Rを、貼着シート部20の裏側の接着層20aにおいて対象物である配送物の包装に貼着して使用することができる。図6における第3領域60の貼着シート部20と剥離シート部30の左下角部が切り欠かれていて隣接する第1領域42が広くなっているので、離型シート部10からの剥離をより円滑に行い得る。
配送者が配送物を配送した際には、配達控シートYにおける剥離シート部30を受取証として受取印やサインを受取人からもらい、図8に示すように剥離シート部30を剥離させて配送者が持ち帰るものとすることができる。
また、宛名シートXと配達控シートYが貼着されている配送物の包装は、宛名シートXにおける宛名が記載されている剥離シート部30を受取人が剥離させた後、廃棄することができる。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
(1) 本発明における積層シート体は、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなるシート体であって、第1領域形成部と第2領域形成部と第3領域を有する。
積層シート体の全体としての平面視形状は、最も一般的には、長方形状や正方形状等の方形状であるが、必ずしもこれに限るものではない。
(1-1) 離型シート部は、表側に離型面を有する。離型シート部としては、紙や合成樹脂フィルム等のシート状の基材の一方の面(表側)に、必要に応じ目止め層を介して剥離層(例えばシリコーン樹脂含有剥離層)を形成したものを例示することができるが、これに限るものではない。例えば、シート状の基材の両面に剥離層を有するものであってもよい。
なお、離型シート部は、一般には1枚のシート状の基材からなるが、複数のシート状の基材が積層したものとすることを妨げるものではない。
(1-2) 貼着シート部は、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において離型シート部の表側の離型面に仮着している。貼着シート部としては、紙や合成樹脂フィルム等のシート状の基材の一方の面(裏側)に、粘着剤等による接着層を形成したものを例示することができるが、これに限るものではない。
なお、貼着シート部は、一般には1枚のシート状の基材からなるが、複数のシート状の基材が積層したものとすることを妨げるものではない。
(1-3) 剥離シート部は、貼着シート部の表側に仮着している。剥離シート部は、貼着シート部の表側に剥離可能に保持され得る。一方、剥離シート部は、貼着シート部の表側に保持された後に剥離した場合、貼着シート部の表側にそのまま再保持され得ないものとすることが好ましいが、必ずしもこれに限るものではない。
剥離シート部としては、紙や合成樹脂フィルム等のシート状の基材からなるものを例示することができ、剥離シート部の一方の面(裏側)と貼着シート部の表側のうち一方又は両方に仮接着剤層を形成することにより、剥離シート部の裏側が貼着シート部の表側に仮着し得るものとすることができるが、必ずしもこれに限るものではない。
仮接着剤層を構成する仮接着剤は、その仮接着剤を介して保持体が剥離シートを剥離可能に保持し得るもの、例えば感圧接着性の擬似糊(例えば水分30重量%のアクリル樹脂エマルジョンを主成分とするもの)とすることができるが、必ずしもこれに限るものではない。
なお、剥離シート部は、一般には1枚のシート状の基材からなるが、複数のシート状の基材が積層したものとすることを妨げるものではない。
(1-4) 第1領域形成部は、貼着シート部と剥離シート部の両者を除去して離型シート部からなる第1領域を形成するためのものである。
第1領域形成部は、例えば両側部にそれぞれ設けることができるが、これに限るものではない。
(1-5) 第2領域形成部は、剥離シート部を除去して離型シート部と貼着シート部が積層してなる第2領域を形成するためのものである。
(1-6) 第3領域は、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなるものであり、第1領域と第2領域以外の領域に有する。
(1-7) 第1領域形成部と第3領域の境界には、その境界線に沿って、貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されている。
切離部は、境界に沿って両部分が完全に切離されているものであることが望ましいが、貼着シート部と剥離シート部を除去する上で支障がない程度に部分的に(例えば、長さ方向に間欠的に又は厚さ方向に部分的に、或いは、長さ方向及び厚さ方向の両方において部分的に)切離されているものとすることもできる。以下同様。
(1-8) 第2領域形成部と第3領域の境界には、その境界線に沿って、剥離シート部を除去するための切離部が剥離シート部に形成されている。
(1-9) 第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、その境界線に沿って、例えば、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されるか、貼着シート部にのみ切離部が形成されるか、又は、貼着シート部に切離部が形成されると共に剥離シート部の一部に切れ目等が形成され、剥離シート部は少なくとも一部繋がっているものとすることができる。
なお、例えば、ある第2領域形成部に、複数の第1領域形成部との複数個所の境界が存在する場合や、1つの第1領域形成部との複数個所の境界が存在する場合は、複数個所の境界の一部には剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されたものとすることもできる。また、第1領域形成部と第2領域形成部の1箇所の境界の一部については剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成され、残部は離型シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されたものとすることもできる。
(2) 本発明における積層シート体は、それぞれ前記のような離型シート部と貼着シート部と剥離シート部が、この順に積層してなる原積層シート体に対し、次のように第1領域形成部と第2領域形成部を設けることにより製造し得る。尤も、本発明における積層シート体の製造は、必ずしも次のように製造することを要するものではない。
(2-1) 第1領域形成部と第3領域の境界に、第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部を表側から形成する。
(2-2) 第2領域形成部と第3領域の境界に、剥離シート部を除去するための切離部を表側から剥離シート部に形成する。
(2-3) 第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を裏側から形成するか又は原積層シート体における貼着シート部に予め切離部を形成する。
(2-4) 第1領域形成部、第2領域形成部及び第3領域は、それぞれ1又は2以上とすることができる。
(2-5) 原積層シート体は、積層した離型シート部と貼着シート部と剥離シート部の平面視形状が同一又は実質上同一であることが好ましいが、これに限るものではない。
(3) 本発明における貼着用積層シート体は、それぞれ前記のような離型シート部と貼着シート部と剥離シート部が、この順に積層してなるシート体であって、それぞれ1又は2以上の第1領域と第2領域と第3領域を有する。
(3-1) 第1領域は、離型シート部からなり、貼着シート部と剥離シート部の両者が存在せず貼着シート部の剥離痕跡を有する。
(3-2) 第2領域は、離型シート部と貼着シート部が積層してなり、剥離シート部が存在せず剥離シート部の剥離痕跡を有する。第2領域は、原則として第1領域に隣接している。
(3-3) 第3領域は、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる。
(3-4) 前記のように離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を裏側から形成した場合は、離型シート部における、第1領域と第2領域の境界(ある第2領域形成部に、複数の第1領域形成部との複数個所の境界が存在する場合や、1つの第1領域形成部との複数個所の境界が存在する場合は、複数個所の境界の一部でもよい。)に対応する位置に切離部を有する。
(3-5) 本発明における貼着用積層シート体は、本発明における積層シート体における第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部の両者(第1領域形成用除去部)を除去することにより第1領域を形成し、第2領域形成部から剥離シート部(第2領域形成用除去部)を除去することにより第2領域を形成することにより得ることができる。
第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がっている場合は、それらが繋がった状態で両者を効率的に除去し得る。
(4) 本発明における積層シート連続体は、上記積層シート体が、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続(連続は、第2領域形成部のみであるか、第3領域のみであるか、又は、第2領域形成部のみでも第3領域のみでもないかの何れか)している。
なお、切離可能部を介して所定方向に複数連続した積層シート体の一部が、第3領域が存在しない積層シート体であるものとすることもできる。
(4-1) 本発明における積層シート連続体は、所定方向に間隔おきに切離可能部を有する原積層シート体に第1領域形成部と第2領域形成部と第3領域を設けるか、又は、切離可能部を有しない原積層シートに第1領域形成部と第2領域形成部と第3領域を設けると共に所定方向間隔おきに切離可能部を設けることにより製造することができる。
尤も、本発明における積層シート連続体の製造は、必ずしもこのように製造することを要するものではない。
(4-2) 本発明における積層シート連続体は、各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有し、その第2領域形成部に隣接して第3領域を有するものとすることができる。
また、この切離可能部を介して所定方向に隣接する積層シート体は、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域形成部同士において相対するものとすることができる。
また、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体は、各積層シート体の両側部それぞれに第1領域形成部を有し、それらの第1領域形成部が切離可能部を介して所定方向に連続しているものとすることができる。
(4-3) 本発明における貼着用積層シート連続体は、貼着用積層シート体が切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域と第3領域の一方が、所定方向において第1領域により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続(連続は、第2領域のみであるか、第3領域のみであるか、又は、第2領域のみでも第3領域のみでもないかの何れか)している。
この貼着用積層シート連続体は、積層シート連続体における第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部の両者(第1領域形成用除去部)を除去することにより第1領域を形成し、第2領域形成部から剥離シート部(第2領域形成用除去部)を除去することにより第2領域を形成することにより得ることができる。
第1領域が切離可能部を介して所定方向に連続しており、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部が繋がっている場合は、それらが一連に繋がった状態で積層シート連続体から効率的に除去し得る。
この貼着用積層シート連続体を任意の切離可能部において切離することにより、1又は2以上の(単独の)貼着用積層シート体、並びに、1又は2以上の切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる貼着用積層シート連続体の一方又は両方が得られる。
得られた(単独の)貼着用積層シート体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体を剥離させることにより、その(単独の)貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
また、貼着用積層シート連続体の離型シート部から、貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の連続貼着体を剥離させることにより、その連続貼着体を貼着シート部の裏側の接着層において貼付対象に貼着することができる。
離型シート部からの貼着シート部と剥離シート部が積層した状態のシート状の(単独の)貼着体又は連続貼着体の剥離は、第3領域と第1領域が隣接する部分から円滑に行うことができる。
なお、本発明における貼着用積層シート連続体は、切離可能部を介して所定方向に複数連続した貼着用積層シート体の一部が、第3領域が存在しない貼着用積層シート体であるものとすることもできる。
本発明における貼着用積層シート連続体は、切離可能部を介して所定方向に連続している各貼着用積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域を有し、その第2領域に隣接して第3領域を有するものとすることができる。
また、この切離可能部を介して所定方向に隣接する貼着用積層シート体は、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域同士において相対しているものとすることができる。
また、貼着用積層シート連続体は、各貼着用積層シート体の両側部それぞれに第1領域を有し、それらの第1領域が切離可能部を介して所定方向に連続しているものとすることができる。
(4-4) 本発明における、所定方向に複数連続している原積層シート体、積層シート連続体、及び、貼着用積層シート連続体における所定方向に間隔おきに有する切離可能部は、何れの段階において設けることも可能である。
(4-5) 所定方向に複数連続している原積層シート体、積層シート連続体、又は、貼着用積層シート連続体は、その所定方向に直交する方向に切離可能部を介して並列状に形成することもできる。
(4-6) 原積層シート体、積層シート連続体若しくは積層シート体、又は、貼着用積層シート連続体若しくは貼着用積層シート体における少なくとも剥離シート部及び貼着シート部の一方又は両方には、宛名ラベル、宛名・配達控・受付控等の配送用連結ラベル、その他の用途に応じ、必要な表示等のための文字や図形やコード等の印刷や、その他の加工等を施すことができる。
そのような印刷やその他の加工は、積層シート連続体又は貼着用積層シート連続体の所定方向における所定の数の積層シート体若しくは貼着用積層シート体毎に又は原積層シート体それらに対応する箇所毎に施すことができる。例えば隣り合う切離可能部間の1シート毎、或いは、切離可能部を介して連続した2シート、3シート、又は4シート毎に、宛名ラベル、宛名・配達控・受付控等の配送用連結ラベル、その他の用途に応じた印刷やその他の加工を予め、および/または、その都度施すことができる。
離型シート部を剥離させて対象物に貼着する前であれば、貼着用積層シート連続体から1又は2枚以上の貼着用積層シート体を切離可能部において切離し得、各剥離シート部は、必要な時に貼着シート部から剥離させることができる。
A 原積層シート体
B 積層シート体
C 貼着用積層シート体
M 切離可能部
P 積層シート連続体
Q 貼着用積層シート連続体
S 貼着体
R 連続貼着体
T1 第1切離部
T2 第2切離部
T3 第3切離部
X 宛名シート
Y 配達控シート
Z 受付控シート
10 離型シート部
10a 離型面
20 貼着シート部
20a 接着層
30 剥離シート部
30a 仮接着剤層
40 第1領域形成部
42 第1領域
50 第2領域形成部
52 第2領域
60 第3領域
70 第1領域形成用除去部
80 第2領域形成用除去部

Claims (19)

  1. 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなる原積層シート体に、
    貼着シート部と剥離シート部の両者を除去して離型シート部からなる第1領域を形成するための第1領域形成部と、
    剥離シート部を除去して離型シート部と貼着シート部が積層してなる第2領域を形成するための第2領域形成部と、
    離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を設けて
    積層シート体を製造する方法であって、
    前記原積層シート体に対し、
    前記第1領域形成部と第3領域の境界には、第1領域形成部から貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成し、
    前記第2領域形成部と第3領域の境界には、剥離シート部を除去するための切離部を剥離シート部に形成し、
    前記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部を形成することにより、前記第1領域形成部、第2領域形成部及び第3領域を設けることを特徴とする積層シート体製造方法。
  2. 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部を形成する、請求項1記載の積層シート製造方法。
  3. 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分について、上記原積層シート体における貼着シート部に予め切離部を形成する、請求項1記載の積層シート製造方法。
  4. 上記原積層シート体が所定方向に間隔おきに切離可能部を有するか、又は、上記原積層シート体若しくは上記積層シート体に所定方向間隔おきに切離可能部を設ける工程を有し、
    前記切離可能部を介して所定方向に積層シート体が複数連続してなる積層シート連続体を製造するものであって、
    第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している請求項1乃至3の何れか1項に記載の積層シート製造方法。
  5. 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体が、各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有し、その第2領域形成部に隣接して第3領域を有するものである請求項4記載の積層シート体製造方法。
  6. 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体における所定方向に隣接する積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域形成部同士において相対するものである請求項5記載の積層シート体製造方法。
  7. 上記切離可能部を介して所定方向に複数連続してなる積層シート体が、各積層シート体の両側部それぞれに第1領域形成部を有し、それらの第1領域形成部が切離可能部を介して所定方向に連続しているものである請求項4乃至6の何れか1項に記載の積層シート体製造方法。
  8. 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなるシート体であって、
    貼着シート部と剥離シート部の両者を除去して離型シート部からなる第1領域を形成するための第1領域形成部と、
    剥離シート部を除去して離型シート部と貼着シート部が積層してなる第2領域を形成するための第2領域形成部と、
    第1領域と第2領域以外の領域に、離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を有し、
    第1領域形成部と第3領域の境界には、貼着シート部と剥離シート部を除去するための、剥離シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成され、
    第2領域形成部と第3領域の境界には、剥離シート部を除去するための切離部が剥離シート部に形成され、
    第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部に切離部が形成されていることを特徴とする積層シート体。
    ができる。
  9. 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、離型シート部と貼着シート部にわたる切離部が形成されている請求項8記載の積層シート体。
  10. 上記第1領域形成部と第2領域形成部の境界のうち、第1領域を形成するために除去する剥離シート部と、その第1領域に隣接した第2領域を形成するために除去する剥離シート部を、それらが繋がった状態で除去する部分には、貼着シート部にのみ切離部が形成されている請求項8記載の積層シート体。
  11. 請求項8乃至10の何れか1項に記載の積層シート体が、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域形成部と第3領域の一方が、所定方向において第1領域形成部により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している積層シート連続体。
  12. 上記切離可能部を介して所定方向に連続している各積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域形成部を有し、その第2領域形成部に隣接して第3領域を有する請求項11記載の積層シート連続体。
  13. 上記切離可能部を介して所定方向に隣接する積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域形成部同士において相対している請求項12記載の積層シート連続体。
  14. 各積層シート体の両側部それぞれに第1領域形成部を有し、それらの第1領域形成部が切離可能部を介して所定方向に連続している請求項11乃至13の何れか1項に記載の積層シート連続体。
  15. 表側に離型面を有する離型シート部と、貼付対象に対し接着するための接着層を裏側に有し、その接着層において前記離型シート部の表側の離型面に仮着した貼着シート部と、前記貼着シート部の表側に仮着した剥離シート部が、この順に積層してなるシート体であって、
    離型シート部からなり、貼着シート部と剥離シート部の両者が存在せず貼着シート部の剥離痕跡を有する第1領域と、
    離型シート部と貼着シート部が積層してなり、剥離シート部が存在せず剥離シート部の剥離痕跡を有する、前記第1領域に隣接した第2領域と、
    離型シート部と貼着シート部と剥離シート部がこの順に積層してなる第3領域を有し、
    離型シート部における第1領域と第2領域の境界に対応する位置に切離部を有することを特徴とする貼着用積層シート体。
  16. 請求項15記載の貼着用積層シート体が、切離可能部を介して所定方向に複数連続してなるものであり、第2領域と第3領域の一方が、所定方向において第1領域により全幅にわたり中断することがない状態で、前記切離可能部を介して所定方向に連続している貼着用積層シート連続体。
  17. 上記切離可能部を介して所定方向に連続している各貼着用積層シート体の所定方向の両端部又は一端部に第2領域を有し、その第2領域に隣接して第3領域を有する請求項16記載の貼着用積層シート連続体。
  18. 上記切離可能部を介して所定方向に隣接する貼着用積層シート体が、それぞれの所定方向における端部に形成された第2領域同士において相対している請求項17記載の貼着用積層シート連続体。
  19. 各貼着用積層シート体の両側部それぞれに第1領域を有し、それらの第1領域が切離可能部を介して所定方向に連続している請求項16乃至18の何れか1項に記載の貼着用積層シート連続体。
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