JP2009111343A - 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板を加熱するための加熱板を冷却するにあたり、冷却ガスの流量が少ない場合であっても、短い時間で当該加熱板を冷却すること。
【解決手段】加熱板の下側に、内周側にガス排出口の形成された整流板を設ける。また、この加熱板と整流板との間に、当該整流板と概略同径の管状の降温パージリングを設けて、この降温パージリングの内周側に多数のガス吐出孔を形成する。この加熱板の下端面と降温パージリングの上端面との間の間隙を狭くして、降温パージリングから冷却ガスを内側に向けて吐出させると、加熱板の下面側が負圧となり、外部から大気が大量に流入する。
【選択図】図7

Description

本発明は、加熱板上に基板を載置して基板の加熱処理を行う熱処理装置、熱処理方法及びこの方法を実施するプログラムが記憶された記憶媒体に関する。
基板に対して液処理を行うシステムである例えばレジスト膜の塗布、現像を行うための塗布・現像装置には、加熱板上に基板を載置して、この加熱板上において基板の加熱を行うための熱処理装置が組み込まれている。この熱処理装置では、様々な種類のレジスト膜が塗布された基板の処理が行われるので、レジスト膜の種類に応じて、適正な加熱温度や処理時間などの加熱処理条件が選定されることとなる。
そのために、上記の熱処理装置では、例えばあるロットの基板の加熱処理が終わった後、後続のロットの基板の加熱温度が先のロットの基板の加熱温度と違う場合には、その後続のロットの基板に適した加熱温度となるように、加熱板の温度が変更される。例えば後続のロットの基板に適した加熱温度が先のロットの基板の加熱温度よりも高い場合には、加熱板に設けられたヒータの出力が上げられる。一方、後続のロットの基板に適した加熱温度が先のロットの基板の加熱温度よりも低い場合には、加熱板の冷却が行われることとなる。
このような加熱板の冷却方法として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されているように、加熱板の裏面に冷媒として液体などの流体を接触させ、この冷媒と加熱板との間で熱交換を行うことで、加熱板を冷却する方法が知られている。このような方法では、冷媒が熱板の表面側に回り込んで当該熱板の表面を汚染しないように、冷媒の流路を区画して、加熱板の裏面の領域とこの冷媒を冷却するための冷却機構との間において冷媒が循環するようにしている。
この加熱板としては、強度が高い材料例えば窒化アルミニウム(AlN)などが用いられており、従ってその厚さは例えば3mm程度に薄く設定されている。このような材料は、強度が強い反面、材料費が高く、また加工費も高い。そこで、最近では、この材料に代えて、材料費や加工費の安価な金属材例えばアルミニウム(Al)を用いることが検討されている。しかしながら、アルミニウムは、上記の窒化アルミと比較して強度が小さいので、強度を保つためにはひずみが出ない厚みまで厚くする必要がある。一方、加熱板を厚くすると、熱容量が増えてしまい、上記のロットの切り替え時における冷却に長時間必要となり、スループットが低下してしまう。
ところで、上記のように加熱板が厚くなったとしても、加熱板の裏面に供給する冷媒の流量を増やすことで、冷却時間を長く取らなくても加熱板を冷却できると考えられるが、上記の塗布・現像装置においては、冷媒の流量ができるだけ少なく済むように設定されており、そのため例えば冷却ガスを圧縮するためのコンプレッサーや冷却水を供給するための加圧ポンプあるいはチラーなどの冷却装置は、冷媒の流量に合わせて小型のものが選定されている。従って、冷媒の流量を増やそうとすると、装置の設計を変更する必要があり、つまり冷却装置を大型のものに変更する必要があり、そのため冷却時間を短縮するのは非常に困難である。
一方、冷媒を供給するために必要な電気エネルギーを減らしたり、あるいは上記の冷却装置を更に小型化したりするために、加熱板の冷却時間を増やさずに、上記の冷却装置から供給する冷媒の流量を減らすことが求められている。
また、既述のように、加熱板を冷却した後、直ぐに後続のロットの加熱処理を行うので、加熱板を面内に亘って均等に冷却する必要がある。そのためには、例えば冷媒を供給するノズルを加熱板に対して多数箇所に設けなければならず、またこのノズルに接続する配管も必要になるので、使用部材の個数が増えて、装置の大型化やコストアップに繋がっているといった課題もある。
特開平10−284382((0012)、図1) 特開2001−52985((0013)、(0031))
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、加熱板上に基板を載置して基板の加熱処理を行うにあたり、例えばロットの切り替え時などにおいて加熱板を冷却する時に、少ない冷却ガスの流量でも加熱板を速やかに冷却することのできる技術を提供することにある。
本発明の熱処理装置は、
基板に対して加熱処理を行うための熱処理装置において、
基板が載置され、加熱手段が設けられた加熱板と、
前記加熱板の下面において、当該加熱板の外側から内側に向かって前記加熱板を冷却する冷却ガスを通流させるために、前記加熱板の周方向に沿って複数設けられたガス吐出孔と、
前記加熱板の下方における前記冷却ガスのガス流を規制するために、この加熱板の下方に当該加熱板に近接して対向するように設けられ、中央部にガス排出口の形成された整流板と、
前記加熱板の外端部に周方向に沿って設けられ、前記冷却ガスの通流により発生した前記負圧によって、外部の雰囲気を前記加熱板と前記整流板との間に取り込むための外気取り入れ口と、を備えたことを特徴とする。
上記の熱処理装置は、
前記加熱板の下方側にて、当該加熱板の周方向に沿ってリング状に形成された管状部材と、この管状部材に冷却ガスを供給する冷却ガス供給路と、を備え、前記管状部材の内周側には、前記ガス吐出孔が穿設されていることが好ましい。
前記管状部材は、前記加熱板の下面との間に、前記外気取り入れ口をなす隙間を介して設けられていることが好ましい。
また、上記の熱処理装置は、
前記加熱板の下方側にて、その先端部が当該加熱板の周方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の冷却ノズルを備え、
前記ガス吐出孔は、この冷却ノズルの先端部に形成されたガス吐出孔であることが好ましい。
前記冷却ノズルは、整流板を下面側から上面側へ貫通して設けられていることが好ましい。
前記加熱板と前記整流板との間の間隔は、15mm以下より好ましくは8mm以下であることが好ましい。
前記ガス吐出孔は、冷却ガスが前記加熱板の下面に衝突するように上方斜めに向いていることが好ましい。
本発明の熱処理方法は、
基板に対して加熱処理を行う熱処理方法において、
基板を加熱板上に載置して、前記基板を加熱する工程と、
次いで、前記加熱板の下面において、当該加熱板の外側から内側に向かって、前記加熱板を冷却する冷却ガスを前記加熱板の周方向に沿って多数設けられたガス吐出孔から通流させることによって、この加熱板の外端部の下面側に負圧を発生させる工程と、
前記負圧により、前記加熱板の外縁部に周方向に沿って設けられた外気取り入れ口から、外部の雰囲気を前記加熱板とこの加熱板の下方に設けられた整流板との間に取り込んで、この雰囲気を前記冷却ガスと共に通流させることによって、前記加熱板を冷却する工程と、
前記冷却ガスと外部から取り込んだ前記雰囲気とを前記整流板の中央部に形成されたガス排出口から下方側に排出する工程と、を含むことを特徴とする。
前記負圧を発生させる工程は、前記冷却ガスが前記加熱板の下面に衝突するように、冷却ガスを上方斜めに通流させる工程であることが好ましい。
本発明の記憶媒体は、
基板を加熱板に載置して加熱処理を行う熱処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体において、
前記コンピュータプログラムは、上記の熱処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする。
本発明は、熱処理装置の加熱板上に基板を載置して基板の加熱処理を行うにあたり、例えばロットの切り替え時などにおいて加熱板を冷却する時に、加熱板の下面において、当該加熱板の外側から内側に向けて、前記加熱板を冷却する冷却ガスをこの加熱板の周方向に沿って多数設けられたガス吐出孔から通流させることによって、加熱板の外端部の側方位置に負圧を発生させて、この負圧により外部の雰囲気を加熱板の下方に取り込んで、前記冷却ガスと共に通流させるようにしている。従って、ガス吐出孔から供給する冷却ガスの流量が少なくても、加熱板を速やかに冷却することができる。
本発明の熱処理装置の一例として、基板例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」)という)Wの表面に、塗布膜例えばレジスト膜を形成するための塗布・現像装置に適用した熱処理装置2について、図1〜図6を参照して説明する。
熱処理装置2は、例えばアルミニウムよりなる筐体4によって囲まれており、この筐体4内は、床面7によってウェハWに対して加熱処理が行われる上方領域4aと、ウェハWを昇降させる駆動機構が収納された下方領域4bと、に区画されている。図1中の左側(Y軸正方向)を便宜的に前方として説明すると、上方領域4aには、前方側から冷却アーム5、加熱モジュール6及び排気系部品の一部が収納された収納室9がこの順番で設置されている。この筐体4の側壁44の前方側には、冷却アーム5と後述の主搬送手段25との間でウェハWの受け渡しを行うための開口部45が形成されており、この開口部45は、図示しないシャッターなどにより開閉可能に構成されている。また、加熱モジュール6の側方位置における側壁44の両側には、この加熱モジュール6の周囲の雰囲気を冷却するために、冷媒が上下に通流する冷媒流路40が例えば4本並ぶように埋設されており、例えば後述の棚ユニットUの最下層に設けられた図示しない収納部から、温度調整された冷却水がこの冷媒流路40内を通流するように構成されている。
冷却アーム5は、ウェハWを載置するための板状の支持板52と、この支持板52の下面の手前側においてこの支持板52を保持する脚部51と、から構成されている。この冷却アーム5は、床面7に形成されたガイド46に沿って脚部51が筐体41の長手方向にスライドすることにより、開口部45の側方位置である既述の主搬送手段25との間でウェハWの受け渡しを行う位置と、加熱モジュール6との間でウェハWの受け渡しを行う処理位置と、の間において移動できるように構成されている。また、支持板52の下面側には、加熱されたウェハWを粗冷却する(粗熱取りを行う)ために、例えば温度調節用の温調媒体例えば純水を通流させるための図示しない温調流路が設けられている。
下方領域4bには、図2に示すように、既述の開口部45の側方位置と処理位置とにおいて、冷却アーム5上のウェハWを昇降させるために、それぞれ昇降機構49a、49bに接続された支持ピン47a、47bが設けられており、支持板52には、これら支持ピン47a、47bが貫通するスリット53が形成されている。床面7には、支持ピン47aが突没するための孔部48が形成されている。尚、支持ピン47bは、床面7に形成された後述の第1のガス排出口88を介して突没する。
加熱モジュール6の側方位置における下方領域4bの両側には、図3にも示すように、側壁44に近接するように、筐体41の長手方向に伸びる排気路104、104が設けられている。この排気管104は、例えば棚ユニットUを構成する各段のユニットで共用される共用排気路26に収納室9を介して接続されており、排気管104、104同士の互いに対向する面に形成された多数の吸引孔103から、この下方領域4bの雰囲気を排出できるように配置されている。
次いで、加熱モジュール6について説明する。加熱モジュール6は、既述の図1に示すように、ウェハWを加熱するための加熱ユニット61と、下面側が開口し、この加熱ユニット61の周囲を上方側から覆うように形成された概略カップ型の蓋体62と、から構成されている。この蓋体62は、図示しない昇降機構により、加熱ユニット61と冷却アーム5との間でウェハWの受け渡しを行うための上方位置と、加熱ユニット61の周囲を囲むと共に、この蓋体62の下面の周縁に設けられた図示しないシール部材と床面7とが気密に接合してウェハWの周囲の雰囲気を気密に保つ下方位置と、の間で昇降できるように構成されている。
蓋体62の天井部には、給気管66を介してガス供給源65が接続されており、加熱ユニット61上のウェハWに対して、例えば蓋体62の天井部中央に形成された開口部67から、例えば空気や窒素ガスなどを供給できるように構成されている。また、蓋体62の側壁の内側には、下方位置におけるウェハWの側面を臨む位置に、例えば全周に亘って多数の孔部68が形成されている。この孔部68は、蓋体62の側壁内に設けられた排気流路69及び蓋体62の上面に設置された捕集部71を介して排気路70に接続されており、ガス供給源65から供給された既述の空気や窒素ガスと共に、ウェハWから発生する揮発物質などを排気できるように構成されている。この捕集部71内には、例えば図示しないフィルターなどが設けられており、上述の揮発物質などを捕集できるように構成されている。排気路70の下流側には、収納室9内の例えば図示しない流量調節手段などを介して、上述の共用排気路26が接続されている。
次に、加熱ユニット61について、図4〜図6を参照して説明する。この加熱ユニット61は、サポートリング80、ボトムプレート81、整流板82、管状部材である降温パージリング83及び加熱板であるフェースプレート84が下側からこの順番で積層された構成となっている。このフェースプレート84は、例えばアルミニウム、ステンレス、銅合金等のように比較的安価で加工しやすい金属からなっている。
サポートリング80は、中心部に直径が例えば100mmの第2のガス排出口85が形成された円板状であり、その周縁部には、上側に向かって伸び上がる高さが例えば40mmの起立壁86が周方向に亘って形成されている。このサポートリング80の外径は、ウェハWの外径よりも片側が例えば20mmずつ大きくなるように形成されている。このサポートリング80の底面には、当該底面を貫通して既述の床面7から起立壁86の高さ位置の例えば半分程度まで垂直に伸びる支持軸87が設けられており、サポートリング80は、この支持軸87によって床面7に支持されている。また、既述の床面7には、図5に示すように、このサポートリング80の第2のガス排出口85の位置に対応するように、この第2のガス排出口85とほぼ同径の第1のガス排出口88が開口している。
このサポートリング80の支持軸87上には、このサポートリング80内に収納されるように、サポートリング80よりも外径が例えば片側7mmずつ小さいボトムプレート81が支持されている。このボトムプレート81の中央部には、既述の第2のガス排出口85よりも大径の例えば直径が140mmの第3のガス排出口89が形成されており、この第3のガス排出口89は、当該第3のガス排出口89の中央部から外側に向かって等間隔に伸びる例えば3本の橋部90によって、例えば3つの同形の扇形に区画されている。第3のガス排出口89よりも外側には、第3のガス排出口89の中心部から同じ距離だけ半径方向に離れた位置に、それぞれ例えば高さが例えば15mmの円柱状の支持部材91が設けられている。また、このボトムプレート81の外周縁には、当該ボトムプレート81の外周に沿って上方に伸びる例えば高さが25mmの熱板支持部92が周方向に等間隔に例えば3カ所に設けられている。
上記の支持部材91の上方には、既述の整流板82が設置されている。この整流板82の中央部には、既述の第2のガス排出口85とほぼ同径あるいは僅かに小径の第4のガス排出口93が開口している。
この整流板82の上面の外周縁には、既述の管状の降温パージリング83が当該整流板82の外縁と同心となるように設置されている。この降温パージリング83の内部には、図5及び図6に示すように、周方向に亘って空洞のガス流路83aが形成されている。この降温パージリング83の下側には、サポートリング80、ボトムプレート81及び整流板82に形成された孔部94を介して、ガス流路83aに連通するように、サポートリング80の下方から伸びる冷却ガス供給路95の一端側が接続されており、この冷却ガス供給路95の他端側は、冷却ガス源100が接続されている。また、降温パージリング83の内周側(第4のガス排出口93側)には、周方向に亘って多数個例えば12個のガス吐出孔96が上記のガス流路83aに連通するように形成されている。このガス吐出孔96は、水平面との間の角度θが夫々のガス吐出孔96において揃っており、またこの角度θが僅かに例えば20°〜35°程度となるように上方斜めに向いている。尚、この角度θについては、多数個のガス吐出孔96における夫々の角度θを揃えなくても良い。
熱板支持部92上には、既述のフェースプレート84の周縁部が例えば緩衝材などの受け部材97を介して支持されており、ネジなどの固定部材98によりこのフェースプレート84がボトムプレート81に固定されている。この時、フェースプレート84の下面と降温パージリング83の上面との間の隙間である間隙Lは、例えば1.5mm〜4mmとなるように設定されており、後述する外気取り入れ口の一部をなしている。この間隙Lは、降温パージリング83とウェハWの裏面との間にリング状の隙間が形成され、冷却ガス通流領域Gへ流入する気流が当該隙間から周方向に亘って均等に流れ込むような隙間であれば良い。
フェースプレート84の下面と整流板82の上面とから形成される薄い円板状の領域は、冷却ガスが通流する冷却ガス通流領域Gをなす。この冷却ガス通流領域Gの高さは、例えば15mm以下でより好ましくは8mm以下に設定されている。
フェースプレート84は、ウェハWを載置するための例えば厚さが10mmの板状のプレートであり、このフェースプレート84の表面には、ウェハWをこのフェースプレート84に載置する時に、ウェハWとこのフェースプレート84との間に介在する空気によってウェハWが横滑りしないように、ウェハWの水平方向への移動を規制するための突起であるガイド99が例えば周方向に等間隔に例えば6カ所に設けられている。このフェースプレート84の下面には、図5に示すように、ウェハWを加熱するためのリング状の加熱手段であるヒータ101が同心円状に例えば4周設けられている。また、このフェースプレート84内には、例えば中央部にフェースプレート84の上面の温度を介してウェハWの裏面の温度を検出するための温度検出部12が設けられており、この温度検出部12には、測定部13が接続されている。この測定部13には、後述の制御部10が接続されており、フェースプレート84の表面の温度を制御部10に伝達するように構成されている。
図5及び図6に示すように、既述のサポートリング80の内部には、ボトムプレート81、整流板82及び降温パージリング83が収納され、サポートリング80の起立壁86の上端縁からフェースプレート84が露出することとなる。この時、サポートリング80の上端縁の内周側とフェースプレート84の外周縁との間には、例えば2.5mmの隙間がリング状の開口部Dとして形成され、この開口部Dは、外気取り入れ口の一部をなす。尚、図4において、サポートリング80内を見やすくするために、当該サポートリング80の一部を切り欠いて描いている。また、同図において、フェースプレート84を円板状に描いたが、実際には、図5及び図6に示すように、このフェースプレート84は、上端面が下端面よりも僅かに例えば5mm程度大きくなるように形成されており、上端面から下端面に向かって徐々に縮径している。尚、フェースプレート84には、既述の支持ピン47bが突没するための小孔102が形成されている。また、床面7、サポートリング80、ボトムプレート81及び整流板82においては、この支持ピン47bは、夫々に形成されたガス排出口88、85、89、93を介して昇降する。
熱処理装置2には、既述の図2に示すように、例えばコンピュータからなる制御部10が接続されており、ウェハWの加熱処理あるいはフェースプレート84の冷却を行うためのプログラムやCPU、メモリなどが格納されている。このプログラムは、記憶媒体例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクまたはメモリーカードなどの記憶部11に格納されて、制御部10にインストールされる。
次に上述の熱処理装置2における作用について説明する。先ず図示しないシャッタが開くと、主搬送手段25A(25B)によって、後述の塗布ユニットCOTにおいて表面にレジスト液の塗布されたウェハWが開口部45を介して筐体41内へ搬送される。ウェハWが冷却アーム5の上方まで搬送されると、支持ピン47aにより、ウェハWが冷却アーム5上に載置される。そして、冷却アーム5が処理位置まで移動すると、加熱モジュール6の下方の支持ピン47bにより、ウェハWは、ガイド99によって位置が規制されながら、ウェハWが加熱温度例えば120℃となるように温度が設定されたフェースプレート84上に載置される。この時、フェースプレート84は例えば120℃まで昇温しており、またボトムプレート81についても、ヒータ101やフェースプレート84からの伝熱により加熱温度付近まで昇温している。
次いで、蓋体62を下降させて、ウェハWの周囲を密閉して、ガス供給源65から所定のガス例えば空気を所定の流量で供給すると共に、孔部68からウェハWの周囲の雰囲気を排気する。そして、所定の時間この状態を保持してウェハWの加熱処理を行う。その後、蓋体62を上昇させて、ウェハWを搬入時と逆の経路で冷却アーム5に引き渡し、この冷却アーム5上において所定の時間冷却して、主搬送手段25A(25B)により筐体41から搬出する。その後、所定の枚数の例えば同一ロットのウェハWについても同様に加熱処理が行われる。
そして、このロットのウェハWに対する加熱処理が終了し、続いて後続のロットのウェハWに対して加熱処理を行う場合について、以下に説明する。この後続のロットのウェハWの表面には、例えば適正な加熱温度が上記の先のロットのウェハWの表面に塗布されたレジスト液よりも例えば10℃低いレジスト液が塗布されている。
この時、フェースプレート84は、先のウェハWの加熱温度である例えば120℃に昇温しているので、この後続のロットのウェハWに対して加熱処理を行う前に、フェースプレート84を以下のようにして降温させる。
先ず、このフェースプレート84の設定温度が後続のロットのウェハWの加熱温度となるように、ヒータ101の出力を設定する。そして、既述の冷却ガス供給路95を介して冷却ガス源100から例えば空気あるいは窒素ガスなどの冷却ガスを所定の流量例えば120リットル/minで降温パージリング83に供給する。この冷却ガスは、降温パージリング83内のガス流路83aを周方向に速やかに通流していき、周方向に亘って形成された多数のガス吐出孔96から冷却ガス通流領域Gに降温パージリング83の中心に向かって勢いよく吹き出していく。ガス吐出孔96が上側に向けて傾斜しているので、この冷却ガスは、フェースプレート84の下面に衝突し、整流板82に規制されながら当該フェースプレート84の下面に沿って冷却ガス通流領域Gを外周側から内周側に流れていき、整流板82の中央に形成された第4のガス排出口93から下側に通流していく。そして、この冷却ガスは、第3のガス排出口89、第2のガス排出口85及び第1のガス排出口88を介して、既述の下方領域4bに通流して、この下方領域4bにおいて排気管104を介して共用排気路26に排気されることとなる。
この時、既述のように、フェースプレート84と降温パージリング83との間には、僅かな隙間である間隙Lがリング状に形成されているので、上記の冷却ガスの流れによって、この間隙Lにおいていわばエジェクタやアスピレーターのように、大きな負圧が発生する。そのために、図7に示すように、フェースプレート84の外端面とサポートリング80の上端面との間のリング状の開口部Dから、周方向に亘って均等に上記の冷却ガスの流量と比べて大流量の例えば5倍以上の流量の外部の雰囲気が間隙Lを介してこの冷却ガス通流領域Gに流れ込んでくる。この外部の雰囲気は、既述のように蓋体62を上昇させているので、例えば図8に示すように、開口部45や収納室9の上方空間などから流れ込んできた常温に保たれた後述の塗布・現像装置内の例えば清浄な大気である。
従って、上記の冷却ガスと共に大量の大気が冷却ガス通流領域Gを流れていくので、フェースプレート84及びボトムプレート81が急激に冷やされていく。この時、冷却ガス通流領域Gに外周側から内周側に向かって、冷却ガス及び大気が通流していくので、フェースプレート84は、面内に亘って均一に冷却されることとなる。そして、例えばウェハWの加熱温度までフェースプレート84を冷却して、冷却ガスの供給を停止する。次いで、既述のように、この後続のロットのウェハWに対して加熱処理が同様に行われる。
上述の実施の形態によれば、フェースプレート84を冷却するにあたり、フェースプレート84と降温パージリング83との間に間隙Lを設けると共に、降温パージリング83から冷却ガス通流領域Gに冷却ガスを内周側に向かって通流させることによって、加熱ユニット61の外部の雰囲気を当該冷却ガス通流領域Gに引き込むようにしている。従って、例えばロット間においてウェハWの加熱温度を下げる場合に、この降温パージリング83から供給する冷却ガスの流量が少なくても、フェースプレート84を速やかに冷却することができる。そのため、フェースプレート84が降温するまでの待ち時間を短縮することができ、スループットを向上させることができる。
換言すると、上記の冷却ガス及び外部から引き込む大気の流量と同じ流量の冷却ガスを既述の冷却ガス源100から供給しようとすると、冷却ガス源100の冷却装置例えばコンプレッサーなどを極めて大型のものにする必要があり、それに伴って冷却ガスを供給するための電力も多くなってしまうが、上記のように外部から大気を引き込むようにすることで、設備の簡略化や消費電力の低減化を図ることができると言える。
また、冷却ガス通流領域Gにおいて、冷却ガスを外側から内側に供給するにあたり、降温パージリング83を環状にしているので、多数のガス吐出孔96に対して、1本の冷却ガス供給路95から冷却ガスを供給することができ、例えば多数のノズルを設ける場合に比べて、冷却ガスの配管などに要する部品点数を少なくして、フェースプレート84の面内において均一に冷却することができる。
更に、冷却ガス通流領域Gに通流する冷却ガスがフェースプレート84の下面に衝突するように、ガス吐出孔96を傾斜させているので、この冷却ガスと共に流れる外部から引き込まれる大気についてもフェースプレート84の下面に衝突するので、このフェースプレート84を速やかに冷却することができる。
ここで、冷却ガスの流量と、開口部Dから冷却ガス通流領域G内に引き込まれる大気の流量と、について熱流体解析ソフトを用いて解析を行った結果について説明する。上記のように降温パージリング83から冷却ガスを供給することで、図9に示すように、冷却ガスの流量よりも外部からの引き込み流量の方が例えば5倍以上大きくなることが分かった。
尚、既述の冷却ガス通流領域Gには、フェースプレート84の上方に連通する小孔102が開口しているが、この小孔102の開口面積よりも、下側に連通する第4のガス排出口93の面積の方が大きいので、冷却ガスのほぼ全量が下方領域4bに流れていくこととなる。
また、本発明は、このように降温パージリング83を環状に形成することに限定されず、上記のように多数のノズルと配管とを設ける構成であっても、冷却ガス通流領域Gにおいて外周から内周に向かうガス流を形成して、既述の間隙Lに負圧が生じる構成であれば良い。更に、本発明では、強度が小さいために厚くなり、従って熱容量が大きくなる既述の金属からなるフェースプレート84の冷却に用いることによって、大きな効果を得ることができるが、熱容量の小さな材料例えば窒化アルミニウムからなるフェースプレート84に対して適用しても良い。
また、このように冷却ガス通流領域Gに外側から内側に向かうガス流を形成させる方法としては、例えば以下の図10及び図11に示す構成としても良い。この構成では、整流板82の下方に降温パージリング83を配置している。この降温パージリング83は、上記の例と同様に、管状をなしているが、縦断面形状が概略方形であり、上面側が周方向に亘って水平に開口して開口部111をなしている。この開口部111が密閉されるように、降温パージリング83の上面には整流板82が図示しないシール材などを介して密接されており、整流板82の周縁部には、この開口部111に連通するように、多数の冷却ガス吐出孔112が形成されている。この冷却ガス吐出孔112は、図11に示すように、整流板82の内周側を向くように上方斜めに傾斜している。降温パージリング83の下方側には、同様に冷却ガス供給路95が接続されている。この例では、降温パージリング83の下端面と整流板82の上面との距離が既述の間隙Lに相当し、この間隙Lは例えば3mmに設定されている。
この例では、冷却ガス源100から冷却ガス供給路95を介して降温パージリング83に冷却ガスを供給すると、周方向に冷却ガスが速やかに通流していき、この冷却ガス吐出孔112から冷却ガスが冷却ガス通流領域Gに供給される。この冷却ガス吐出孔112は既述のように上方斜めに傾いているので、上記の例と同様に、この冷却ガスは、外側から内側に向かって流れていく。そのために、間隙Lに大きな負圧が生じて、上記の例と同様に外部の雰囲気がこの冷却ガス通流領域Gに引き込まれることとなる。このような構成でも、上記の例と同様の効果が得られる。尚、この図10及び図11において、既述の例と同じ構成の部材については同じ符号を付してある。
また、本発明の他の実施形態を、図14及び図15に示す。この実施形態では、前述したボトムプレート81の上面に周方向に沿って等間隔に複数個例えば8個の冷却ノズル121を起立する形で設けている。これら冷却ノズル121の位置に対応して整流板82には8個の貫通孔122が形成されており、夫々冷却ノズル121の先端部は対応する貫通孔122を介して、整流板82上に突出している。前記冷却ノズル121の先端面123は、整流板82の中心側上向きに傾斜し、傾斜面124を形成している。例えば、この傾斜面124は水平面から角度θ例えば20度〜35度程度上方を向いて形成されており、この傾斜面124に複数のガス吐出孔125が穿設されている。
また、図15に示すように各冷却ノズル121における整流板82の下方側部位の側周面には、図示しない継ぎ手を介して冷却ガス供給路をなす配管126の一端が着脱自在に接続されている。各配管126は下向きに屈曲されて第3のガス排出口89、第2のガス排出口85及び第1のガス排出口88内を通って下方に伸び、その基端側は冷却ガス源100に接続されている。このように個別の冷却ノズル121を等間隔に8個設けることによって、既述の降温パージリング83の配管部による外気の流入の妨げを解消して、より多くの外気を開口部Dを介して冷却ガス通流領域Gへ流入させることが可能な構成となる。なお、図14及び図15において、既述の例と同じ構成の部材については同じ符号を付してある。
続いて、この実施の形態の作用、効果を簡単に説明する。前記冷却ガス源100から夫々の冷却ガス供給路(配管)95を介して対応する冷却ノズル121へ冷却ガスが供給されると、この冷却ガスは冷却ノズル121の吐出孔125を介して斜め上方へ吐出されて、冷却ガス通流領域Gへ流れていく。この冷却ガスは周方向の8箇所から放射線状に整流板82の中心部へ流れ込み、これによって既述の間隙Lが負圧となり、外部の雰囲気が冷却ガス通流領域Gへ引き込まれることとなる。この結果、加熱板が急速に冷却され、先の実施の形態と同様の効果が得られる。そして、冷却ガスを吐出する部材として、整流板82の周方向に間隔をおいて配列した8個の冷却ノズル121を用いているため、前述の全周に亘る降温パージリング83の構成に比べ、当該冷却ノズル121が外部からの気体の引き込みを阻害することが少ない。従って、より多くの気体が冷却ガス通流領域Gに引き込まれるため、より一層高い冷却効果が得られることとなる。冷却ノズルの設置数としては8個に限られるものではない。また、前記冷却ノズル121の先端部を整流板82上に位置させるにあたっては整流板82の外周の外側から当該整流板82の表面上に冷却ノズル121を引き込ますようにしてもよいことは勿論である。
次に、上記の熱処理装置2が適用される塗布・現像装置について説明する。図12及び図13に示した塗布・現像装置には、基板カセットC内に収納された例えば13枚のウェハWを搬入出するためのカセット載置部S1として、基板カセットCを複数個載置可能な載置台21、この載置台21の奥側(図中X方向)の壁面に設けられた開閉部22及び開閉部22を介して基板カセットCとの間でウェハWを受け渡すための受け渡し手段23が設けられている。また、カセット載置部S1の奥側には、筐体24にて周囲を囲まれた処理部S2が接続されており、この処理部S2には手前側から順に、上述の熱処理装置2を含む加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1、U2、U3と、後述する塗布・現像ユニットを含む各処理ユニット間のウェハWの受け渡しを行う主搬送手段25A、25Bと、が交互に設けられている。即ち、棚ユニットU1、U2、U3及び主搬送手段25A、25Bは、カセット載置部S1側からX方向に前後一列に配列されており、各々の接続部位には図示しないウェハ搬送用の開口部が形成され、ウェハWが処理部S2内を一端側の棚ユニットU1から他端側の棚ユニットU3まで自由に移動できるように構成されている。
また、主搬送手段25A、25Bは、両側に配置される棚ユニットU1、U2、U3側の一面部、後述する右側(Y軸正側)の液処理ユニットU4、U5側の一面部及び筐体24の背面部で囲まれる空間内に配置されている。液処理ユニットU4、U5の両側面には、処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調整ユニット27、28が設けられている。液処理ユニットU4、U5は、例えば塗布液(レジスト液)や現像液といった薬液供給用のスペースをなす収納部29の上に、塗布ユニットCOT、現像ユニットDEV及び反射防止膜形成ユニットBARC等が複数段例えば5段に積層された構成である。また、既述の棚ユニットU1、U2、U3は、液処理ユニットU4、U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットが複数段例えば10段に積層されている。処理部S2における棚ユニットU3の奥側には、例えば第1の搬送室31及び第2の搬送室32からなるインターフェイス部S3を介して露光部S4が接続されている。インターフェイス部S3の内部には処理部S2と露光部S4との間でウェハWの受け渡しを行うための2つの受け渡し手段33、34の他、棚ユニットU6及びバッファカセットC0が設けられている。
この塗布・現像装置におけるウェハの流れについて一例を示すと、先ず外部からウェハWの収納された基板カセットCが載置台21に載置されて、開閉部22と共に基板カセットCの蓋体が外されて受け渡し手段23によりウェハWが取り出される。そして、ウェハWは、棚ユニットU1の一段をなす図示しない受け渡しユニットを介して主搬送手段25Aへと引き渡され、棚ユニットU1〜U3内のいずれかの棚にて、塗布処理の前処理として例えば疎水化処理や冷却処理などが行われて、しかる後塗布ユニットCOTにてレジスト液が塗布される。そして、ウェハWは棚ユニットU1〜U3のいずれかの棚である熱処理装置2で加熱され、更に冷却された後棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由して、インターフェイス部S3へと搬入される。このインターフェイス部S3においてウェハWは例えば受け渡し手段33から棚ユニットU6及び受け渡し手段34を介して露光部S4へ搬送され、露光が行われる。露光後、ウェハWは逆の経路で主搬送手段25Aまで搬送され、現像ユニットDEVにて現像されてレジストマスクが形成される。その後ウェハWは、載置台21上の元の基板カセットCへと戻される。
本発明の熱処理装置の一例を示す斜視図である。 上記の熱処理装置を示す縦断面図である。 上記の熱処理装置を示す平面図である。 上記の熱処理装置における加熱ユニットを示す分解斜視図である。 上記の加熱ユニットを示す縦断面図である。 上記の加熱ユニットを示す縦断面図である。 上記の加熱ユニットにおける冷却ガスの流れを示す模式図である。 上記の熱処理装置内における大気の流れを示す模式図である。 上記の熱処理装置において、冷却ガスの流量と外部から引き込まれる大気の流量との相関関係を示す特性図である。 上記の加熱ユニットの一例を示す分解斜視図である。 上記の加熱ユニットを示す縦断面図である。 上記の熱処理装置が適用される塗布・現像装置の一例を示す斜視図である。 上記の塗布・現像装置を示す平面図である。 上記の加熱ユニットの一例を示す分解斜視図である。 上記の加熱ユニットを示す縦断面図である。
符号の説明
D 開口部
L 間隙
2 熱処理装置
6 加熱モジュール
61 加熱ユニット
80 サポートリング
82 整流板
83 降温パージリング
83a ガス流路
84 フェースプレート
85 第2のガス排出口
88 第1のガス排出口
89 第3のガス排出口
93 第4のガス排出口
95 冷却ガス供給路
96 ガス吐出孔
121 冷却ノズル

Claims (9)

  1. 基板に対して加熱処理を行うための熱処理装置において、
    基板が載置され、加熱手段が設けられた加熱板と、
    前記加熱板の下面において、当該加熱板の外側から内側に向かって前記加熱板を冷却する冷却ガスを通流させるために、前記加熱板の周方向に沿って複数設けられたガス吐出孔と、
    前記加熱板の下方における前記冷却ガスのガス流を規制するために、この加熱板の下方に当該加熱板に近接して対向するように設けられ、中央部にガス排出口の形成された整流板と、
    前記加熱板の外端部に周方向に沿って設けられ、前記冷却ガスの通流により発生した前記負圧によって、外部の雰囲気を前記加熱板と前記整流板との間に取り込むための外気取り入れ口と、を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記加熱板の下方側にて、当該加熱板の周方向に沿ってリング状に形成された管状部材と、この管状部材に冷却ガスを供給する冷却ガス供給路と、を備え、前記管状部材の内周側には、前記ガス吐出孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 前記管状部材は、前記加熱板の下面との間に、前記外気取り入れ口をなす隙間を介して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の熱処理装置。
  4. 前記加熱板の下方側にて、その先端部が当該加熱板の周方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の冷却ノズルを備え、
    前記ガス吐出孔は、この冷却ノズルの先端部に形成されたガス吐出孔であることを特徴とする請求項1に記載の熱処理装置。
  5. 前記冷却ノズルは、整流板を下面側から上面側へ貫通して設けられていることを特徴とする請求項4に記載の熱処理装置。
  6. 前記ガス吐出孔は、冷却ガスが前記加熱板の下面に衝突するように上方斜めに向いていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の熱処理装置。
  7. 基板に対して加熱処理を行う熱処理方法において、
    基板を加熱板上に載置して、前記基板を加熱する工程と、
    次いで、前記加熱板の下面において、当該加熱板の外側から内側に向かって、前記加熱板を冷却する冷却ガスを前記加熱板の周方向に沿って多数設けられたガス吐出孔から通流させることによって、この加熱板の外端部の下面側に負圧を発生させる工程と、
    前記負圧により、前記加熱板の外縁部に周方向に沿って設けられた外気取り入れ口から、外部の雰囲気を前記加熱板とこの加熱板の下方に設けられた整流板との間に取り込んで、この雰囲気を前記冷却ガスと共に通流させることによって、前記加熱板を冷却する工程と、
    前記冷却ガスと外部から取り込んだ前記雰囲気とを前記整流板の中央部に形成されたガス排出口から下方側に排出する工程と、を含むことを特徴とする熱処理方法。
  8. 前記負圧を発生させる工程は、前記冷却ガスが前記加熱板の下面に衝突するように、冷却ガスを上方斜めに通流させる工程であることを特徴とする請求項7に記載の熱処理方法。
  9. 基板を加熱板に載置して加熱処理を行う熱処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体において、
    前記コンピュータプログラムは、請求項7または8に記載の熱処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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