JP2014022497A - 熱処理装置、熱処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

熱処理装置、熱処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板の熱処理を効率よく行い、基板処理のスループットを向上させる。
【解決手段】熱処理装置40は、ウェハWを載置して熱処理する熱処理機構220と、ウェハWを載置して冷却する冷却部材260と、冷却部材260を載置して冷却する冷却機構240と、熱処理機構220と冷却機構240との間で冷却部材260を搬送する搬送機構270と、を有している。冷却部材260は、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材から構成されている。冷却機構240は、冷却部材260を冷却する冷却源241を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板の熱処理装置、基板の熱処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー工程では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理、レジスト塗布処理後や露光処理後、現像処理後に行われる熱処理などの一連の処理が順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。
上述した熱処理は、例えば特許文献1に記載された熱処理装置で行われる。熱処理装置は、ウェハを載置して加熱する熱板と、ウェハを載置して冷却(温度調節)する冷却板とを有している。熱板には、例えばヒータが内蔵されている。冷却板には、例えばペルチェ素子が内蔵されている。そして、例えば熱板でウェハを所定の温度で加熱した後、冷却板でウェハを常温に高精度に冷却する。このように熱処理装置では、ウェハに対する加熱処理と冷却処理の両方を行うことができる。
特開2011−3601号公報
しかしながら、特許文献1に記載された熱処理装置を用いた場合、熱板で高温に加熱されたウェハが冷却板に搬送されるが、かかる搬送に用いられる搬送手段には、例えばペルチェ素子などの冷却手段等、複雑な機構を搭載することができない。このため、熱板から冷却板へウェハの搬送中には、当該ウェハを冷却することができず、その後の冷却板におけるウェハの冷却に時間がかかる。しかも、上述したように冷却板におけるウェハの冷却は高精度に行われるので、その時間の影響は顕著である。したがって、ウェハ処理のスループット向上に改善の余地があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、基板の熱処理を効率よく行い、基板処理のスループットを向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板を熱処理する熱処理装置であって、基板を載置して熱処理する熱処理機構と、基板を載置して冷却する冷却部材と、前記冷却部材を載置して冷却する冷却機構と、前記熱処理機構と前記冷却機構との間で前記冷却部材を搬送する搬送機構と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、先ず、搬送機構によって冷却部材と当該冷却部材上に載置された基板とを熱処理機構に搬送して、当該熱処理機構上に基板を載置し、さらに搬送機構によって冷却部材を冷却機構に搬送する。その後、熱処理機構によって基板を熱処理する。その後、搬送機構によって冷却部材を熱処理機構に搬送し、当該冷却部材上に基板を載置して、さらに搬送機構によって冷却部材と基板を冷却機構に搬送する。この冷却機構に搬送中、冷却部材によって基板を冷却する。その後、搬送機構から冷却機構上に冷却部材と基板を載置し、当該冷却機構により冷却部材を介して基板を高精度に冷却する。このように本発明によれば、熱処理機構から冷却機構に基板を搬送中にも、冷却部材によって基板を冷却することができる。このため、冷却機構における基板の冷却時間を短縮することができ、熱処理装置における基板の熱処理を効率よく行うことができる。したがって、基板処理のスループットを向上させることができる。
前記搬送機構は鉛直方向に移動自在であり、且つ前記冷却部材を保持する保持部を有し、前記冷却機構には、前記保持部を挿通させるための切り欠きが形成されていてもよい。
少なくとも前記冷却部材の下面又は前記冷却機構の上面には、前記冷却部材と前記冷却機構の相対的な位置を調整するための位置調整部が形成されていてもよい。
前記冷却部材は、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材から構成され、前記冷却機構は、前記冷却部材を冷却する冷却源を有していてもよい。
前記熱処理装置は、前記冷却部材の上面に設けられ、当該冷却部材と基板との間を所定の間隔に維持するためのピンと、前記冷却部材と基板との間に冷却ガスを供給する冷却ガス供給機構と、を有していてもよい。
前記熱処理装置は、前記冷却機構の上面の温度を測定する温度センサを有していてもよい。
別な観点による本発明は、基板を載置して熱処理する熱処理機構と、基板を載置して冷却する冷却部材と、前記冷却部材を載置して冷却する冷却機構と、前記熱処理機構と前記冷却機構との間で前記冷却部材を搬送する搬送機構とを備えた熱処理装置を用いて、基板を熱処理する熱処理方法であって、前記搬送機構によって前記冷却部材と当該冷却部材上に載置された基板とを前記熱処理機構に搬送し、前記熱処理機構上に基板を載置し、さらに前記搬送機構によって前記冷却部材を前記冷却機構に搬送し、前記熱処理機構によって基板を熱処理し、前記搬送機構によって前記冷却部材を前記熱処理機構に搬送し、前記冷却部材上に基板を載置し、さらに前記搬送機構によって前記冷却部材と基板を前記冷却機構に搬送しつつ、当該冷却部材によって基板を冷却し、前記搬送機構から前記冷却機構上に前記冷却部材と基板を載置し、前記冷却機構により前記冷却部材を介して基板を冷却することを特徴としている。
前記熱処理機構によって基板を熱処理している間、前記冷却機構によって前記冷却部材を冷却してもよい。
少なくとも前記冷却部材の下面又は前記冷却機構の上面に形成された位置調整部によって、前記冷却機構上に前記冷却部材を載置する際、前記冷却部材と前記冷却機構の相対的な位置が調整されてもよい。
前記冷却部材は、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材から構成され、前記冷却機構は、前記冷却部材を冷却する冷却源を有してもよい。
前記熱処理装置は、前記冷却部材の上面に設けられ、当該冷却部材と基板との間を所定の間隔に維持するためのピンと、前記冷却部材と基板との間に冷却ガスを供給する冷却ガス供給機構とを有し、前記冷却部材上に基板を載置する際、当該冷却部材と基板との間に前記冷却ガス供給機構から冷却ガスが供給されてもよい。
前記熱処理装置は、前記冷却機構の上面の温度を測定する温度センサを有し、
前記温度センサの測定結果に基づいて、前記冷却機構の動作の開始又は停止を制御してもよい。
また別な観点による本発明によれば、前記熱処理方法を熱処理装置によって実行させるために、当該熱処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板の熱処理を効率よく行い、基板処理のスループットを向上させることができる。
本実施の形態にかかる熱処理装置を備えた塗布現像処理システムの内部構成の概略を示す平面図である。 塗布現像処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 塗布現像処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 熱処理装置の構成の概略を示す縦断面図である。 熱処理装置の構成の概略を示す横断面図である。 冷却機構の構成の概略を示す平面図である。 冷却機構の構成の概略を示す平面図である。 冷却部材の構成の概略を示す平面図である。 冷却部材の構成の概略を示す縦断面図である。 熱処理装置の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。 他の実施の形態にかかる冷却部材と冷却機構の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかる冷却機構の構成の概略を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる熱処理装置を備えた塗布現像処理システム1の内部構成の概略を示す平面図である。図2及び図3は、塗布現像処理システム1の内部構成の概略を示す側面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば外部との間で複数枚のウェハWを収容したカセットCが搬入出されるカセットステーション2と、フォトリソグラフィー処理の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する露光装置4との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば4つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、水平方向のX方向(図1中の上下方向)に一列に並べて設けられている。これらのカセット載置板11には、塗布現像処理システム1の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置することができる。
カセットステーション2には、図1に示すようにX方向に延びる搬送路20上を移動自在なウェハ搬送装置21が設けられている。ウェハ搬送装置21は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットCと、後述する処理ステーション3の第3のブロックG3の受け渡し装置との間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション3には、各種装置を備えた複数、例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3のカセットステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション3のインターフェイスステーション5側(図1のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
例えば第1のブロックG1には、図3に示すように複数の液処理装置、例えばウェハWを現像処理する現像装置30、ウェハWのレジスト膜の下層に反射防止膜(以下、「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成装置31、ウェハWにレジスト液を塗布して塗布膜としてのレジスト膜を形成するレジスト塗布装置32、ウェハWのレジスト膜の上層に反射防止膜(以下、「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成装置33が下から順に4段に重ねられている。
例えば第1のブロックG1の各装置30〜33は、処理時にウェハWを収容するカップFを水平方向に複数有し、複数のウェハWを並行して処理することができる。
例えば第2のブロックG2には、図2に示すようにウェハWの熱処理を行う熱処理装置40や、ウェハWを疎水化処理するアドヒージョン装置41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光装置42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。なお、熱処理装置40、アドヒージョン装置41及び周辺露光装置42の数や配置は、任意に選択できる。また、熱処理装置40の詳細な構成については後述する。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡し装置50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡し装置60、61、62が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1〜第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばウェハ搬送装置70が配置されている。
ウェハ搬送装置70は、例えばY方向、X方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム71を有している。ウェハ搬送装置70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定の装置にウェハWを搬送できる。
ウェハ搬送装置70は、例えば図2に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1〜G4の同程度の高さの所定の装置にウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。
シャトル搬送装置80は、例えばY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡し装置52と第4のブロックG4の受け渡し装置62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側の隣には、ウェハ搬送装置90が設けられている。ウェハ搬送装置90は、例えばX方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置90は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡し装置にウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション5には、ウェハ搬送装置100と受け渡し装置101が設けられている。ウェハ搬送装置100は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置100は、例えば搬送アームにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡し装置と受け渡し装置101にウェハWを搬送できる。
次に、上述した熱処理装置40の構成について説明する。熱処理装置40は、図4及び図5に示すように内部を閉鎖可能な処理容器200を有している。処理容器200のウェハ搬送領域D側の側面には、ウェハWの搬入出口201が形成され、当該搬入出口201には開閉シャッタ(図示せず)が設けられている。
処理容器200の内部には、ウェハWを加熱処理する加熱部210と、ウェハWを冷却して温度調節する冷却部211が設けられている。加熱部210と冷却部211はY方向に並べて配置されている。
加熱部210は、熱処理機構220を有している。熱処理機構220は、厚みのある略円盤形状を有し、ウェハWを載置して加熱することができる。また、熱処理機構220には、例えばヒータ221が内蔵されている。熱処理機構220の加熱温度は例えば制御部300により制御され、熱処理機構220上に載置されたウェハWが所定の温度に加熱される。
熱処理機構220の周囲には、当該熱処理機構220を収容して熱処理機構220の外周部を保持する環状の保持部材222と、その保持部材222の外周を囲む略筒状のサポートリング223とが設けられている。
熱処理機構220の上方には、上下動自在の蓋体230が設けられている。蓋体230は、下面が開口し、熱処理機構220、保持部材222及びサポートリング223と一体となって熱処理室Kを形成する。そして、熱処理室Kは、その内部を密閉可能に構成されている。
熱処理機構220の上方であって蓋体230の天井面の中央部には、熱処理室Kの内部を排気する排気部231が設けられている。熱処理室K内の雰囲気は、排気部231から均一に排気される。
熱処理機構220の下方には、ウェハWを下方から支持し昇降させるための昇降ピン232が例えば3本設けられている。昇降ピン232は、昇降駆動部233により鉛直方向に昇降できる。熱処理機構220の中央部付近には、当該熱処理機構220を厚み方向に貫通する貫通孔234が例えば3箇所に形成されている。そして、昇降ピン232は貫通孔234を挿通し、熱処理機構220の上面から突出可能になっている。
冷却部211は、冷却機構240を有している。冷却機構240は、厚みのある略円盤形状を有し、ウェハW及び後述する冷却部材260を載置して冷却することができる。また、冷却機構240には、例えばペルチェ素子などの冷却源241が内蔵されている。冷却機構240の冷却温度は例えば制御部300により制御され、冷却機構240上に載置されたウェハWが所定の温度に冷却される。なお冷却源241は、ペルチェ素子に限定されず、例えばチラーや冷却水による水冷等、種々の冷却源を用いることができる。
冷却機構240の下方には、当該冷却機構240を支持する支持部材242が設けられている。
冷却機構240の外周部には、図6に示すように第1の切り欠き250が例えば4箇所に形成されている。この第1の切り欠き250により、ウェハ搬送装置70の搬送アーム71と冷却機構240との間でウェハWを受け渡す際に、当該搬送アーム71におけるウェハWの保持部71aが冷却機構240と干渉するのを防止できる。
また冷却機構240の外周部には、図7に示すように第2の切り欠き251が例えば3箇所に形成されている。この第2の切り欠き251により、後述する搬送機構270と冷却機構240との間で後述する冷却部材260を受け渡す際に、当該搬送機構270における冷却部材260の保持部272が冷却機構240と干渉するのを防止できる。
冷却機構240上には、図4及び図5に示すように冷却部材260が設けられている。冷却部材260は、図8に示すように略円盤形状を有し、その上面にウェハWを載置することができる。また冷却部材260の下面外周部には、図9に示すように位置調整部としてのテーパ部261が形成されている。このテーパ部261により、冷却機構240に対する冷却部材260の位置が調整され、冷却部材260は冷却機構240の適切な位置に載置される。なお冷却部材260は、特に冷却機構240に対して固定されておらず、自由に移動可能になっている。
冷却部材260には、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材、例えば銅が用いられる。冷却部材260は、それ自体が冷却源を有しているわけではないが、例えば後述するように冷却機構240で冷却されて蓄熱する。そして、この冷却された冷却部材260によって、当該冷却部材260上のウェハWが冷却される。
冷却部材260の外周部には、図8に示すように切り欠き262が例えば4箇所に形成されている。切り欠き262は、上述した冷却機構240の第1の切り欠き250と対応する位置に形成されている。そして、この切り欠き262により、ウェハ搬送装置70の搬送アーム71と冷却部材260との間でウェハWを受け渡す際に、当該搬送アーム71におけるウェハWの保持部71aが冷却部材260と干渉するのを防止できる。なお、冷却部材260の外周部には、上述した冷却機構240の第2の切り欠き251に対応する切り欠きは形成されていない。
冷却部材260には、2本のスリット263が形成されている。スリット263は、図5に示すように冷却部材260の熱処理機構220側の端面から冷却部材260の中央部付近まで形成されている。このスリット263により、冷却部材260が、加熱部210の昇降ピン232と干渉するのを防止できる。
冷却部材260及び冷却機構240の下方には、図4に示すように搬送機構270が設けられている。搬送機構270は、図7に示すように冷却部材260及び冷却機構240の外周に沿った形状を有する搬送アーム271を有している。搬送アーム271には、冷却部材260を保持する保持部272が例えば3箇所に設けられている。この保持部272は、搬送アーム271から内側に突出して設けられている。
搬送機構270は、図4に示すように支持部材273に支持されている。支持部材273には駆動部274が取り付けられている。この駆動部274により、搬送機構270は鉛直方向に昇降できる。また駆動部274は、Y方向に延伸するレール275に取り付けられている。レール275は、冷却部211から加熱部210まで延伸している。この駆動部274により、冷却機構240は、レール275に沿って加熱部210と冷却部211との間を移動可能になっている。すなわち、搬送機構270は、熱処理機構220と冷却機構240との間で冷却部材260を搬送できる。
以上の塗布現像処理システム1には、図1に示すように制御部300が設けられている。制御部300は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、熱処理装置40におけるウェハWの熱処理を実行するプログラムが格納されている。これに加えて、プログラム格納部には、塗布現像処理システム1におけるウェハ処理を実行するプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部300にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された塗布現像処理システム1を用いて行われるウェハWの処理方法について説明する。
先ず、複数枚のウェハWを収容したカセットCが、カセットステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。その後、ウェハ搬送装置21によりカセットC内の各ウェハWが順次取り出され、処理ステーション3の第3のブロックG3の例えば受け渡し装置53に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第2のブロックG2の熱処理装置40に搬送され、温度調節される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第1のブロックG1の下部反射防止膜形成装置31に搬送され、ウェハW上に下部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理装置40に搬送され、加熱され、温度調節され、その後第3のブロックG3の受け渡し装置53に戻される。なお、熱処理装置40におけるウェハWの熱処理の詳細については後述する。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置90によって同じ第3のブロックG3の受け渡し装置54に搬送される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第2のブロックG2のアドヒージョン装置41に搬送され、アドヒージョン処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、温度調節される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によってレジスト塗布装置32に搬送され、回転中のウェハW上にレジスト液を塗布し、ウェハW上にレジスト膜が形成される。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送されて、プリベーク処理される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡し装置55に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって上部反射防止膜形成装置33に搬送され、ウェハW上に上部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送されて、加熱され、温度調節される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって周辺露光装置42に搬送されて、ウェハW上のレジスト膜の周縁部に対して周辺露光処理が行わる。
その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡し装置56に搬送される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置90によって受け渡し装置52に搬送され、シャトル搬送装置80によって第4のブロックG4の受け渡し装置62に搬送される。
その後ウェハWは、インターフェイスステーション5のウェハ搬送装置100によって露光装置4に搬送され、露光処理される。
次に、ウェハWは、ウェハ搬送装置100によって露光装置4から第4のブロックG4の受け渡し装置60に搬送される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、露光後ベーク処理される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって現像装置30に搬送され、現像される。現像終了後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40に搬送され、ポストベーク処理される。
その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡し装置50に搬送され、その後カセットステーション2のウェハ搬送装置21によって所定のカセット載置板11のカセットCに搬送される。こうして、一連のフォトリソグラフィー工程が終了する。
次に、上述した熱処理装置40におけるウェハWの熱処理について説明する。熱処理装置40では、プリベーク処理、露光後ベーク処理、ポストベーク処理、下部反射防止膜又は上部反射防止膜を形成後の熱処理など、種々の熱処理が行われるが、これらの熱処理方法は同じである。図10は熱処理装置40の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。なお、図10に示す各機器の動作時間は一例を示すものであり、図10に記載される内容に限定されない。
先ず、ウェハ搬送装置70によってウェハWが熱処理装置40に搬送される。このとき、冷却部材260は搬送機構270上に載置されている。熱処理装置40内に搬入されたウェハWは、ウェハ搬送装置70の搬送アーム71が下降して冷却部材260に受け渡され、当該冷却部材260上に載置される(図10の時間t)。なお、冷却部材260には切り欠き262が形成され、冷却機構240には第1の切り欠き250が形成されているので、搬送アーム71が下降しても、当該搬送アーム71の保持部71aが冷却部材260と冷却機構240に干渉することはない。
その後、搬送機構270を上昇させて、当該搬送機構270の搬送アーム271によって冷却部材260とウェハWを保持する。このとき、冷却機構240には第2の切り欠き251が形成されているので、搬送アーム271の保持部272が冷却機構240に干渉することはない。また冷却部材260には第2の切り欠き251に対応する切り欠きが形成されておらず、冷却部材260は搬送アーム271に適切に保持される。
その後、駆動部274により搬送機構270はレール275に沿って熱処理機構220の上方まで移動する。そして、ウェハWは予め上昇して待機していた昇降ピン232に受け渡され、冷却部材260を保持した搬送機構270は冷却機構240側に移動する。このとき、冷却部材260に形成されたスリット263によって、冷却部材260は昇降ピン232と干渉することなく、冷却機構240側に移動する。続いて昇降ピン232が下降して、ウェハWが熱処理機構220上に載置される(図10の時間t)。なお時間tから時間tの間の時間は、例えば0.5秒である。
その後、蓋体230を閉じて内部が密閉された熱処理室Kを形成する。そして、熱処理機構220によってウェハWが所定の温度に加熱される(図10の時間t4)。なお時間tから時間t4の間の時間は、例えば30秒である。
一方、搬送機構270から熱処理機構220にウェハWが受け渡されると、冷却部材260を保持した搬送機構270は冷却機構240の上方まで移動する。続いて搬送機構270を下降させ、冷却部材260が冷却機構240上に載置される(図10の時間t)。なお時間tから時間tの間の時間は、例えば0.5秒である。
その後、冷却機構240によって冷却部材260が所定の温度に冷却される(図10の時間t)。なお時間tから時間tの間の時間は、例えば20秒である。
冷却部材260が所定の温度に冷却されると、搬送機構270を上昇させて、当該搬送機構270の搬送アーム271によって冷却部材260を保持する。その後、レール275に沿って熱処理機構220の上方まで移動する。このとき、熱処理機構220によるウェハWの加熱処理は終了し、当該ウェハWは昇降ピン232によって上昇して待機している。そして、昇降ピン232が下降して、ウェハWが冷却部材260上に載置される(図10の時間t)。
その後、冷却部材260とウェハWを保持した搬送機構270は冷却機構240の上方まで移動する。この移動中、ウェハWは冷却部材260によってラフに冷却される。すなわち、上述したようにウェハWの加熱処理中、冷却部材260は冷却機構240によって冷却されるが、熱が冷却部材260に蓄熱される。この冷却部材260の蓄熱によってウェハWは冷却される。
その後、搬送機構270を下降させ、保持部材260とウェハWが冷却機構240上に載置される(図10の時間t)。なお時間tから時間tの間の時間は、例えば1秒である。
その後、冷却機構240によって、冷却部材260を介してウェハWが所定の温度、例えば常温に高精度に冷却される(図10の時間t)。なお時間tから時間tの間の時間は、例えば20秒である。
所定の温度に冷却されたウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理装置40から搬出される。こうして、熱処理装置40における一連のウェハWの熱処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、熱処理機構220によって所定の温度で加熱処理されたウェハWは、熱処理機構220から冷却機構240に搬送中に冷却部材260によってラフに冷却され、さらに冷却機構240によって高精度に冷却される。このように熱処理機構220から冷却機構240にウェハWを搬送中にも、冷却部材260によってウェハWを冷却することができるので、冷却機構240におけるウェハWの冷却時間を短縮することができる。したがって、熱処理装置40におけるウェハWの熱処理を効率よく行うことができ、ウェハ処理のスループットを向上させることができる。
また、冷却部材260は蓄熱可能な部材から構成されているので、冷却機構240により冷却されて蓄熱してウェハWをラフに冷却することができる。さらに、冷却部材260は熱を伝達する部材から構成されているので、冷却機構240によりウェハWを高精度に冷却する際には、当該冷却機構240からの冷却をウェハWに適切に伝達することができる。
また、冷却部材260と冷却機構240にはそれぞれ切り欠き262と第1の切り欠き250が形成されているので、冷却部材260と冷却機構240がウェハ搬送装置70の搬送アーム71と干渉することがない。さらに、冷却機構240には第2の切り欠き262が形成され、冷却部材260には第2の切り欠き260に対応する切り欠きが形成されていないので、搬送機構270は冷却機構240との干渉を回避しつつ、冷却部材260を適切に保持することができる。このように熱処理装置40では、ウェハWと冷却部材260の受け渡し及び搬送を適切に行うことができる。
さらに、冷却部材260は自由に移動可能に構成されており、冷却機構240に対する冷却部材260の位置を自由に調整できる。このため、冷却機構240上に冷却部材260を載置した際、冷却部材260の下面と冷却機構240の上面を密着させることができる。したがって、冷却機構240による冷却部材260の冷却を適切に行うことができる。
また、冷却部材260の下面外周部にはテーパ部261が形成されているので、冷却部材260は冷却機構240の適切な位置に載置される。これによって、冷却機構240は冷却部材260を面内均一に適切に冷却することができ、さらにウェハWを面内均一に適切に冷却することができる。
以上の実施の形態の冷却部材260の上面には、図11に示すように冷却部材260とウェハWとの間を所定の間隔に維持するためのギャップピン400が複数設けられていてもよい。さらに、冷却部材260の側方には、ギャップピン400によって形成された、冷却部材260とウェハWとの隙間に、冷却ガス、例えばヘリウムガスを供給する冷却ガス供給機構410が設けられていてもよい。なお、冷却ガス供給機構410の配置は本実施の形態に限定されず、冷却部材260とウェハWとの隙間にヘリウムガスを供給できれば、任意に設定できる。
そして、かかる熱処理装置40では、上述した時間tから時間tの間で冷却機構240によって冷却部材260上のウェハWを冷却する際、冷却ガス供給機構410から所定量のヘリウムガスが供給される。このヘリウムガスは、冷却部材260の上面とウェハWの下面との間に滞留し、冷却部材260とウェハWとの間の熱伝達を媒介する伝熱材として機能する。なお、冷却部材260の上面とウェハWの下面との間の隙間は0.5mm程度と狭い。そのため、当該隙間に供給されたヘリウムガスは気流の影響を受けにくく当該隙間の外部に漏れ出すことがほとんどないので、ヘリウムガスを連続して供給する必要はなく、その供給量は隙間を充填するのに必要な最小限の量のみである。
ここで、冷却部材260やウェハWの表面には、加工精度上の限界から微小なうねりが生じることは避けがたい。このため、冷却機構240によってウェハWを冷却する際、当該ウェハWに温度むらが生じるおそれがある。この点、本実施の形態によれば、ギャップピン400により冷却部材260とウェハWとの間に所定の隙間を設け、さらにこの隙間に供給されるヘリウムガスを介して熱伝達を行うので、冷却部材260とウェハWの加工精度によらず、冷却部材260とウェハWの全面にわたって均一な熱伝達が行われる。したがって、ウェハWを温度むらなく均一に冷却することができる。
以上の実施の形態の冷却機構240には、図12に示すように当該冷却機構240の上面の温度を測定する温度センサ420が設けられていてもよい。そして、この温度センサ420の測定結果に基づいて、冷却機構240の動作の開始又は停止を制御してもよい。具体的には、温度センサ420によって所定の温度よりも高い温度が測定されれば、加熱処理されたウェハWと当該ウェハWを載置した冷却部材260が冷却機構240上に載置されたと判断される。そうすると、冷却機構240の動作が開始され、冷却部材260を介してウェハWが冷却される。その後、温度センサ420によって測定される温度が所定の温度、例えば常温になれば、ウェハWと冷却部材260が常温まで冷却されたと判断される。そうすると、冷却機構240の動作が停止される。
本実施の形態によれば、温度センサ420によって冷却機構240の動作の開始又は停止が制御されるので、ウェハWを所定の温度に適切に冷却することができる。
以上の実施の形態では、テーパ部261は冷却部材260の下面外周部に設けられていたが、かかるテーパ部は冷却機構240の上面に設けられていてもよい。かかる場合でも、テーパ部により、冷却機構240に対する冷却部材260の位置が調整され、冷却部材260は冷却機構240の適切な位置に載置される。したがって、冷却機構240は冷却部材260を面内均一に適切に冷却することができ、さらにウェハWを面内均一に適切に冷却することができる。
以上の実施の形態の冷却部材260の内部には、蓄熱性の高い材料、例えば水銀が入れられていてもよい。かかる場合、冷却部材260の熱伝達性を維持しつつ、蓄熱性を向上させることができる。したがって、冷却部材260によってウェハWをより効率よく冷却することができる。
なお、以上の実施の形態の熱処理装置40において、熱処理装置40の冷却機構240と冷却部材260の下方には、ウェハWを支持して昇降させる昇降ピン(図示せず)が設けられていてもよい。かかる場合、冷却機構240と冷却部材260には、昇降ピンを挿通させるための貫通孔(図示せず)が形成される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
本発明は、例えば半導体ウェハ等の基板を熱処理する際に有用である。
1 塗布現像処理システム
40 熱処理装置
70 ウェハ搬送装置
71 搬送アーム
71a 保持部
210 加熱部
211 冷却部
220 熱処理機構
221 ヒータ
240 冷却機構
241 冷却源
250 第1の切り欠き
251 第2の切り欠き
260 冷却部材
261 テーパ部
262 切り欠き
263 スリット
270 搬送機構
271 搬送アーム
272 保持部
300 制御部
400 ギャップピン
410 冷却ガス供給機構
420 温度センサ
W ウェハ

Claims (14)

  1. 基板を熱処理する熱処理装置であって、
    基板を載置して熱処理する熱処理機構と、
    基板を載置して冷却する冷却部材と、
    前記冷却部材を載置して冷却する冷却機構と、
    前記熱処理機構と前記冷却機構との間で前記冷却部材を搬送する搬送機構と、を有することを特徴とする、熱処理装置。
  2. 前記搬送機構は鉛直方向に移動自在であり、且つ前記冷却部材を保持する保持部を有し、
    前記冷却機構には、前記保持部を挿通させるための切り欠きが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 少なくとも前記冷却部材の下面又は前記冷却機構の上面には、前記冷却部材と前記冷却機構の相対的な位置を調整するための位置調整部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の熱処理装置。
  4. 前記冷却部材は、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材から構成され、
    前記冷却機構は、前記冷却部材を冷却する冷却源を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の熱処理装置。
  5. 前記冷却部材の上面に設けられ、当該冷却部材と基板との間を所定の間隔に維持するためのピンと、
    前記冷却部材と基板との間に冷却ガスを供給する冷却ガス供給機構と、を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の熱処理装置。
  6. 前記冷却機構の上面の温度を測定する温度センサを有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の熱処理装置。
  7. 基板を載置して熱処理する熱処理機構と、基板を載置して冷却する冷却部材と、前記冷却部材を載置して冷却する冷却機構と、前記熱処理機構と前記冷却機構との間で前記冷却部材を搬送する搬送機構とを備えた熱処理装置を用いて、基板を熱処理する熱処理方法であって、
    前記搬送機構によって前記冷却部材と当該冷却部材上に載置された基板とを前記熱処理機構に搬送し、
    前記熱処理機構上に基板を載置し、さらに前記搬送機構によって前記冷却部材を前記冷却機構に搬送し、
    前記熱処理機構によって基板を熱処理し、
    前記搬送機構によって前記冷却部材を前記熱処理機構に搬送し、
    前記冷却部材上に基板を載置し、さらに前記搬送機構によって前記冷却部材と基板を前記冷却機構に搬送しつつ、当該冷却部材によって基板を冷却し、
    前記搬送機構から前記冷却機構上に前記冷却部材と基板を載置し、
    前記冷却機構により前記冷却部材を介して基板を冷却することを特徴とする、熱処理方法。
  8. 前記熱処理機構によって基板を熱処理している間、前記冷却機構によって前記冷却部材を冷却することを特徴とする、請求項7に記載の熱処理方法。
  9. 少なくとも前記冷却部材の下面又は前記冷却機構の上面に形成された位置調整部によって、前記冷却機構上に前記冷却部材を載置する際、前記冷却部材と前記冷却機構の相対的な位置が調整されることを特徴とする、請求項7又は8に記載の熱処理方法。
  10. 前記冷却部材は、熱を伝達すると共に蓄熱可能な部材から構成され、
    前記冷却機構は、前記冷却部材を冷却する冷却源を有することを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の熱処理方法。
  11. 前記熱処理装置は、前記冷却部材の上面に設けられ、当該冷却部材と基板との間を所定の間隔に維持するためのピンと、前記冷却部材と基板との間に冷却ガスを供給する冷却ガス供給機構とを有し、
    前記冷却部材上に基板を載置する際、当該冷却部材と基板との間に前記冷却ガス供給機構から冷却ガスが供給されることを特徴とする、請求項7〜10のいずれかに記載の熱処理方法。
  12. 前記熱処理装置は、前記冷却機構の上面の温度を測定する温度センサを有し、
    前記温度センサの測定結果に基づいて、前記冷却機構の動作の開始又は停止を制御することを特徴とする、請求項7〜11のいずれかに記載の熱処理方法。
  13. 請求項7〜12のいずれかに記載の熱処理方法を熱処理装置によって実行させるために、当該熱処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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