JP2007258303A - 基板熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理基板の形状に起因した熱分布を均一にし、線幅の均一化等を図ると共に、製品歩留まりの向上を図れるようにした基板加熱処理装置を提供すること。
【解決手段】半導体ウエハWを載置して所定温度に加熱処理する基板熱処理装置において、ウエハを載置する加熱プレート51を、互いに間隔sをおいて分離されると共に、それぞれがヒータとしての電熱線56を具備する複数の加熱ピース55にて形成し、各加熱ピースを、ウエハの自重及び変形に追従して変位すべく可変支持手段例えばジェル状シート60にて支持する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、基板熱処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば塗布膜が形成された半導体ウエハやLCDガラス基板等の被処理基板を加熱処理する基板熱処理装置に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、半導体ウエハやLCDガラス基板等(以下にウエハ等という)の上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電極パターンを形成するために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、ウエハ等にフォトレジストを塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に回路パターンが形成されている。
このようなフォトリソグラフィ工程においては、レジスト塗布後の加熱処理(プリベーク)、露光後の加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)、現像処理後の加熱処理(ポストベーク)等の種々の加熱処理が施されている。
従来のこの種の加熱処理装置として、ウエハ等の裏面に直にヒータを配設することによる加熱の不均一を解決するために、ウエハ等と分割された複数のヒータ部分との間隔を制御する間隔制御手段を具備するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、別のこの種の加熱処理装置として、温度変化に対して耐久性の向上を図るために、ヒータを具備するプレートを互いに分離された複数の分割プレートにて形成するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−87251号公報(特許請求の範囲、図1) 特開2002−83859号公報(特許請求の範囲、図5,図7,図10)
しかしながら、実際に加熱処理するウエハ等において、その形状が反っているため、従来のこの種の加熱処理装置を用いて加熱処理を行った場合には、加熱処理時における加熱プレートとウエハ等の間の距離に不均一な部分が生じ、その不均一さが伝熱特性の変化を生じ、これがウエハ面内における温度分布のバラツキの要因となって例えば線幅の不均一をきたし、製品歩留まりが低下するという問題があった。
この問題は、特に、大型化の傾向にあるウエハ等の加熱処理においては重要な課題である。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、被処理基板の形状に起因した熱分布を均一にし、線幅の均一化等を図ると共に、製品歩留まりの向上を図れるようにした基板加熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の基板熱処理装置は、被処理基板を載置して所定温度に加熱処理する基板熱処理装置を前提とし、 上記被処理基板を載置する加熱プレートを、互いに間隔をおいて分離されると共に、それぞれがヒータを具備する複数の加熱ピースにて形成し、 上記各加熱ピースを、上記被処理基板の自重及び変形に追従して変位すべく可変支持手段にて支持してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、熱処理時に載置される被処理基板の自重及び変形に追従して各加熱ピースを変位させて、加熱ピースに備えられたヒータからの熱を効率よく被処理基板に伝達することができる。
この発明において、上記加熱ピースは互いに間隔をおいて分離されるものであれば、その形状は任意であっても差し支えないが、好ましくは加熱ピースを正六角形に形成する方がよい(請求項2)。
このように加熱ピースを正六角形に形成することにより、各加熱ピース間の間隔を同一にすることができる。
また、上記加熱ピースは、隣接する加熱ピースとの間においてそれぞれ等間隔位置に温度検出手段を具備する方が好ましい(請求項3)。
このように隣接する加熱ピースとの間においてそれぞれ等間隔位置に温度検出手段を設けることにより、隣接する加熱ピースの温度影響を受けることなく、各加熱ピースの温度を正確に検出することができる。
また、上記加熱ピースは、少なくとも上面開口部が加熱ピースの中心に開口する吸着保持用の吸引孔を具備する方が好ましい(請求項4)。
このように少なくとも上面開口部が加熱ピースの中心に開口する吸着保持用の吸引孔を設けることにより、各加熱ピースと被処理基板とを均等に吸着させることができる。
また、上記可変支持手段は各加熱ピースを、上記被処理基板の自重及び変形に追従して変位する必要があり、例えば、可変支持手段を、ジェル状シートや、圧縮可能な流体を封入する可撓性袋体にて形成するか、あるいは、各加熱ピースを三次元に変位自在に支持する昇降機構にて形成することができる(請求項5,6,8)。
このように可変支持手段を、ジェル状シート,圧縮可能な流体を封入する可撓性袋体,あるいは、各加熱ピースを三次元に変位自在に支持する昇降機構にて形成することにより、被処理基板の複雑な反り、例えば中央部が凸状あるいは凹状に湾曲,横断面形状が略M字状、横断面が略W字状等の変形に対して各加熱ピースを追従させることができる。
また、請求項7記載の請求項1ないし4のいずれかに記載の基板熱処理装置において、上記可変支持手段を、同心円状に間隔をおいて分離され、それぞれが可撓性袋体内に液体を封入した複数の可変支持体にて形成すると共に、可変支持体の少なくとも1つにおける封入された液体を出し入れ自在にして、可変支持体の被処理基板の載置面を他の可変支持体に対して相対的に出没可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように可変支持体の少なくとも1つにおける封入された液体を出し入れ自在にして、可変支持体の被処理基板の載置面を他の可変支持体に対して相対的に出没可能に形成することにより、被処理基板の変形に対する各加熱ピースの変位を積極的に行わせることができる。
また、請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の基板熱処理装置において、上記加熱ピースに備えられたヒータの温度を被処理基板の変形に追従させて制御する温度制御手段を更に具備する、ことを特徴とする。
このように構成することにより、温度制御手段からの情報に基づいて被処理基板の変形に追従させて加熱ピースに備えられたヒータの温度を制御することができる。
この発明の基板熱処理装置は、上記のように構成することにより、熱処理時に載置される被処理基板の自重及び変形に追従して各加熱ピースを変位させて、加熱ピースに備えられたヒータからの熱を効率よく被処理基板に伝達することができるので、被処理基板の形状に起因した熱分布を均一にすることができると共に、被処理基板に塗布された塗布膜に形成された回路パターン等の複雑な線幅の補正を行うことができ、製品歩留まりの向上を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る基板熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置に適用した場合について説明する。
図1は、上記レジスト塗布・現像処理システムの一実施形態の概略平面図、図2は、図1の正面図、図3は、図1の背面図である。
上記レジスト塗布・現像処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハカセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステーション10(搬送部)と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる処理装置を具備する処理ステーション20と、この処理ステーション20と隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡すためのインターフェース部30とで主要部が構成されている。
上記カセットステーション10は、図1に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数個例えば4個までの蓋付のウエハカセット1がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方向に沿って一列に載置され、各ウエハカセット1に対峙して蓋開閉装置5が配設され、また、カセット配列方向(X方向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送できるようになっている。
上記処理ステーション20は、図1に示すように、中心部には、移動機構22によって垂直移動する垂直搬送型の主ウエハ搬送機構21が設けられ、この主ウエハ搬送機構21の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインターフェース部30に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置されている。
この場合、図2に示すように、第1の組G1では、カップ(容器)23内でウエハWと現像液供給手段(図示せず)とを対峙させてレジストパターンを現像する現像ユニット(DEV)と、ウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置して所定の処理を行うレジスト塗布ユニット(COT)とが垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第2の組G2も同様に、2台のレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置することも可能である。
図3に示すように、第3の組G3では、ウエハWをウエハ載置台24に載置して所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却するクーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、ウエハWをベークする熱処理装置を使用した4つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、急冷機能を有するこの発明に係る基板熱処理装置を使用した2つのチリングホットプレートユニット(CHP)及びこの発明に係る基板熱処理装置を使用した2つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。
上記のように処理温度の低いクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな多段配置とすることも可能である。
なお、図1に示すように、処理ステーション20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニット)の側壁の中には、それぞれダクト25,26が垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト25,26には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度調整された空気が流されるようになっている。このダクト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないようになっている。
また、この処理システムでは、主ウエハ搬送機構21の背部側にも図1に点線で示すように第5の組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール27に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
上記インターフェース部30は、奥行き方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、幅方向では小さなサイズに作られている。このインターフェース部30の正面部には可搬性のピックアップカセット31と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、背面部には、ウエハWの周辺部の露光及び識別マーク領域の露光を行う露光手段である周辺露光装置33が配設され、中央部には、搬送手段であるウエハの搬送アーム34が配設されている。この搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成されている。また、搬送アーム34は、θ方向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)にも搬送できるように構成されている。
上記のように構成される処理システムは、クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高めている。
上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理システムにおいては、まず、カセットステーション10において、蓋開閉装置5が作動して所定のウエハカセット1の蓋を開放する。次に、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット内に配置されているアライメントユニット(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
処理ステーション20において、主ウエハ搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハWは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを塗布する。
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)から搬出し、次にホットプレートユニット(HP)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内でウエハWは載置台上に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することができる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(EXTCOL)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(EXT)内の載置台(図示せず)の上にウエハWを載置する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、インターフェース部30の搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、搬送アーム34はウエハWをインターフェース部30内の周辺露光装置33へ搬入する。周辺露光装置33において、ウエハW表面の周辺部の余剰レジスト膜(部)に光が照射されて周辺露光が施される。
周辺露光が終了した後、搬送アーム34が周辺露光装置33の筐体内からウエハWを搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッファカセット32に一時的に収納されることもある。
露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インターフェース部30の搬送アーム34はそのウエハ受取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される前にインターフェース部30内のバッファカセット32に一時的に収納されることもある。
ウエハ受取り台上に載置されたウエハWは、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)における酸触媒反応を誘起するため、例えば120℃で所定時間ポストエクスポージャーベーク処理が施される。
その後、ウエハWは、第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DEV)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内では、ウエハW表面のレジストに現像液が満遍なく供給されて現像処理が施される。この現像処理によって、ウエハW表面に形成されたレジスト膜が所定の回路パターンに現像されると共に、ウエハWの周辺部の余剰レジスト膜が除去され、更に、ウエハW表面に形成された(施された)アライメントマークMの領域に付着したレジスト膜が除去される。このようにして、現像が終了すると、ウエハW表面にリンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移送する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカセット載置台上の処理済みウエハ収容用のウエハカセット1の所定のウエハ収容溝に入れ、ウエハカセット1内に全ての処理済みのウエハWが収納された後、蓋開閉装置5が作動して蓋を閉じて処理が完了する。
次に、上記ホットプレートユニット(HP)及びチリングホットプレートユニット(CHP)を構成するこの発明に係る基板熱処理装置について、図4ないし図11を参照して詳細に説明する。ここでは、この発明に係る基板熱処理装置をポストベーク処理する基板加熱装置に適用した場合について説明する。
◎第1実施形態
図4は、この発明に係る基板熱処理装置の第1実施形態の加熱処理状態を示す断面図、図5は、図4の要部を示す概略平面図である。
上記基板熱処理装置50は、図4及び図5に示すように、熱処理ユニットのケーシング(図示せず)内に、表面に塗布膜であるレジスト膜が形成されたウエハWを載置し加熱する加熱プレート51と、加熱プレート51を変位可能に支持する可変支持手段例えばジェル状シート60と、加熱プレート51及びジェル状シート60の外周及び下部側を包囲するサポートリング52と、サポートリング52の上方開口部を覆い、サポートリング52と協働して処理室53を形成する蓋体54と、を具備している。
上記加熱プレート51は、互いに間隔sをおいて分離される複数例えば19個の加熱ピース55にて形成されている。この場合、加熱ピース55は、図5ないし図7に示すように、正六角形状に形成されており、その裏面側にはヒータである電熱線56が渦状に配線されている。また、加熱ピース55には、裏面の中心部に温度検出手段である温度センサ57が設けられており、この温度センサ57によって隣接する加熱ピース55の温度に影響を受けることなく、加熱ピース55の中心部の温度が検出可能になっている。また、加熱ピース55には、上面開口部が加熱ピース55の中心部に位置し、下面開口部が加熱ピース55の中心部からずれた温度センサ57の近傍部位に位置する吸着保持用の吸引孔58が設けられている(図7参照)。
上記のように形成される加熱ピース55は、例えば、一辺の長さが42.147mm,厚さが3〜5mmに形成されている。また、電熱線56の間隔は約3mmに形成され、吸引孔58の孔径は約5mmに形成されている。また、各加熱ピース55a間の間隔sは2.0mmに形成され、各温度センサ57間の距離は全て75.0mmに設定されている。
上記可変支持手段を形成するジェル状シート60は、厚さ約10mmに形成されており、サポートリング52の載置部52a上に水平保持された状態で載置されている。なお、ジェル状シート60における加熱ピース55の温度センサ57,吸引孔58及び電熱線56の端子56aが位置する部位には、排気通路を構成する透孔61が設けられており、透孔61内には、電熱線56のリード線56b及び温度センサ57のリード線57aが配線されている(図4及び図7(c)参照)。なお、電熱線56のリード線56bは温度調整器70に接続されている。また、各透孔61は共通の連通路62に連通し、連通路62を介して排気手段例えば排気ポンプ63に接続されている。
上記温度センサ57,電熱線56に接続する温度調整器70及び排気ポンプ63は、制御手段80に電気的に接続されており、温度センサ57によって検出された温度信号が制御手段80に送られ、制御手段80において予め記憶された処理されるウエハWの形状や回路パターン等の情報と検出温度とが比較演算処理されて、温度調整器70によって加熱ピース55の温度が制御されると共に、排気ポンプ63がON,OFF制御されるように形成されている。
また、加熱プレート51における加熱ピース55の間隔sとジェル状シート60には、例えば3つの貫通孔60aが形成されており、各貫通孔60aには、ウエハWの裏面を支持して昇降する支持ピン64がそれぞれ挿入されている。支持ピン64は、例えばシリンダ等を備えた昇降手段65により上下動し、加熱プレート51の上方まで上昇して上記主ウエハ搬送機構21との間でウエハWを授受したり、受け取ったウエハWを加熱プレート51に載置したりできるようになっている。昇降手段65は制御手段80に電気的に接続されており、制御手段80からの制御信号に基づいて、加熱処理時には下降して支持ピン64を加熱プレート51及びジェル状シート60の下方に位置させ、加熱処理後の主ウエハ搬送機構21とのウエハWの受け渡し時には上昇して支持ピン64を加熱プレート51の上方へ位置させるようになっている。
なお、蓋体54は、図5に示すように、平面視が正六角形状に形成されており、この蓋体54の外周部における加熱ピース55が位置しない部位に、パージ用の気体の給気孔54aが設けられており、蓋体54の中央部に、排気孔54bが設けられている。この場合、給気孔54aは18個設けられており、各給気孔54aは供給管54cを介して気体供給源54dに接続されている。なお、供給管54cには流量調整弁54eが介設されており、上記制御手段80からの制御信号に基づいて流量調整弁54eが開閉及び流量調整可能に形成されている。
上記のように、蓋体54の外周部における加熱ピース55が位置しない部位に、パージ用の気体の給気孔54aを設け、蓋体54の中央部に排気孔54bを設けることにより、周辺部の複数の給気孔54aから処理室53内に供給されたパージ用気体を中心部から均等に排気することができる。
なお、蓋体54全体は、シリンダ等を備えた図示しない昇降機構により上下動自在であり、ウエハWの搬入出時に蓋体54が上下動されようになっている。
なお、制御手段80は、中央演算処理装置(CPU)を具備しており、この制御手段80に予め記憶されたウエハWの形状やプログラムに基づいて、所定のタイミングで、上記ヒータすなわち電熱線56の温度調整,流量調整弁54eの開閉及び流量制御,排気ポンプ63のON,OFF及び支持ピン64の昇降手段65のON,OFF等が行われるようになっている。
なお、上記説明では、可変支持手段がジェル状シート60にて形成される場合について説明したが、ジェル状シート60に代えて圧縮可能な流体例えば空気やガス等の気体を封入した可撓性を有する袋体によって形成してもよい。また、可変支持手段を、ジェル状シート60又は圧縮可能な流体を封入した可撓性袋体に代えて、各加熱ピース55を三次元に変位自在に支持する昇降機構60Aによって形成してもよい。すなわち、可変支持手段を、図8に示すように、加熱ピース55の下面中心部を保持する保持部材66に例えばボールジョイント等の自在継手67を介して連結するピストンロッド68を伸縮自在に嵌挿する昇降シリンダ69を具備する昇降機構60Aによって形成し、各加熱ピース55を、ウエハWの変形曲面に追従すべく三次元に変位自在に支持する昇降機構60Aの昇降シリンダ69同士を配管69aによって連通した構成としてもよい。
次に、上記のように構成されるこの発明に係る基板熱処理装置50の動作態様について説明する。まず、露光処理が終了し、主ウエハ搬送機構21に保持されたウエハWは、図示しないケーシング内に搬送され、加熱プレート51の上方で予め上昇して待機していた支持ピン64に受け渡される。続いて蓋体54が下降し、サポートリング52と一体となって処理室53が形成される。一方、支持ピン64が下降してウエハWは加熱プレート51を構成する加熱ピース55上に載置される。このとき、排気ポンプ63が作動して、各加熱ピース55の吸引孔58を負圧状態にしてウエハWを吸着保持する。すると、ウエハWの自重が加熱ピース55を介してジェル状シート60に加わり、その圧力によってジェル状シート60が変形して各加熱ピース55をウエハWの形状に追従して変位する。例えば、ウエハWの中央部に凸状の反りがある場合には、図9(a)に示すように、周辺側の加熱ピース55が下方に変位して、各加熱ピース55がウエハWの裏面に密接する。また、ウエハWの中央部に凹状の反りがある場合には、図9(b)に示すように、中央側の加熱ピース55が下方に変位して、各加熱ピース55がウエハWの裏面に密接する。また、ウエハWが上記以外に変形する場合においても、ウエハWの形状に追従して各加熱ピース55が変位して、ウエハWの裏面に密接する。この状態で、ヒータの電熱線56が所定温度に設定されて、ウエハWが所定温度に加熱処理される。したがって、ウエハWの形状に起因した熱分布を均一にすることができる。
所定時間の加熱が終了すると、支持ピン64が上昇してウエハWを加熱プレート51の情報に移動すると共に、蓋体54が上昇して処理室53が開放される。そして、支持ピン64上のウエハWは、再びケーシング内に進入した主ウエハ搬送機構21に受け渡され、基板熱処理装置50から搬出される。
◎第2実施形態
図10は、この発明に係る基板熱処理装置の第2実施形態の要部を示す概略斜視図、図11は、第2実施形態における別の動作態様を示す概略断面図である。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、加熱ピース55を積極的に変位してウエハWの形状に追従させるようにして、スループットの向上を図れるようにした場合である。すなわち、図10及び図11に示すように、加熱ピース55を変位可能に支持する可変支持手段60Bを、同心円状に間隔をおいて分離され、それぞれが可撓性袋体91内に液体92を封入した複数(図面では2個の場合を示す)の可変支持体90a,90bにて形成し、可変支持体90a,90bの少なくとも1つに封入される液体92を給排管93を介して連通する給排用シリンダ装置94のピストン95の往復動作によって、封入された液体92を出し入れ自在にして、可変支持体90a又は90bのウエハWの載置面を他の可変支持体90b又は90aに対して相対的に出没可能に形成した場合である。この場合、給排用シリンダ装置94のピストン95の動作は、ウエハWの形状を予め反り測定器によって測定したデータを記憶した制御手段(図示せず)からの制御信号に基づいて制御されている。
第2実施形態によれば、ウエハWの形状を予め反り測定器によって測定したデータを制御手段に記憶しておき、このデータに基づく制御手段からの制御信号によって給排用シリンダ装置94のピストン95を作動して、例えばウエハWの形状が中央部に凹状を有する場合は、図11(a)に示すように、外側の可変支持体90b内の液体92を出し入れして、外側に位置する加熱ピース55を積極的に変位させる。また、ウエハWの形状が中央部に凸状を有する場合は、図11(b)に示すように、中心部側の可変支持体90a内の液体92を出し入れして、中心部側に位置する加熱ピース55を積極的に変位させる。更には、図11(c)に示すように、中心部側と外側の両可変支持体90a,90b内の液体92を給排用シリンダ装置94のピストン95の往復移動によって区画された両室94a,94b間で出し入れして、加熱ピース55をウエハWの凹凸形状に追従させて変位させる。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
◎第3実施形態
第3実施形態は、ウエハWに形成された回路パターンの線幅の補正精度の向上を図れるようにした場合である。
すなわち、第1実施形態と同様に形成された複数(19個)の加熱ピース55の全てを、図12に示すように、温度センサ57の場所をピークとしたサインカーブを描くように設計し、19個の加熱ピース55を、例えば、図12に示すように、中心部から外周部に向かって時計方向に従ってチャンネル化して番号(CH1,CH2,…CH19)を付しておく。そして、上述したように、ウエハWの形状を予め反り測定器によって測定したデータを制御手段に記憶しておき、このデータに基づく制御手段からの制御信号によってチャンネル化した加熱ピース55(CH1,CH2,…CH19)の所定のチャンネルを他のチャンネルに対して温度差をもたせて線幅の補正を行うようにした場合である。例えばウエハWが中央部に凸状を有する場合は、中央部のチャンネル(CH1)を他のチャンネル(CH2〜CH19)に対して温度を所定温度(To)まで上げて、図14に示すように、線幅を目標値(Do)に補正する。また、ウエハWが中央部に凹状を有する場合は、外周側のチャンネル(CH8〜CH19)を他のチャンネル(CH1〜CH7)に対して温度を所定温度(To)まで上げて、図14に示すように、線幅を目標値(Do)に補正する。以下同様にして、ウエハWの横断面が略M字状、あるいは略W字状等に変形している場合においても、ウエハWの凸状変形部に対応するチャンネルの温度を他のチャンネルの温度より所定温度(To)まで上げるか、あるいは所定温度(To)まで下げて線幅を目標値(Do)に補正することができる。
上記のようにして、ウエハWの形状が平坦状(通常)の場合(A),中央部が凸状の場合(B),中央部が凹状の場合(C)、横断面が略M字状の場合(D)及び横断面が略W字状の場合(E)について、残差成分のバラツキを調べたところ、(A):0.28%,(B):0.35%,(C):0.40%,(D):0.36%,(E):0.45%であった。
これに対して、従来の分割型の加熱プレート、すなわち、図15に示すように、同心円状に3分割された第1,第2及び第3の加熱ピース1CH,2CH及び3CHを有する同心円型加熱プレートHPを用いて同様にウエハWの形状が平坦状(通常)の場合(A),中央部が凸状の場合(B),中央部が凹状の場合(C)、横断面が略M字状の場合(D)及び横断面が略W字状の場合(E)について、残差成分のバラツキを調べたところ、(A):0.58%,(B):0.66%,(C):0.71%,(D):0.66%,(E):0.71%であった。
したがって、加熱ピース55(CH1,CH2,…CH19)を用いたこの発明に係る加熱プレート51によれば、変位しない従来の分割型加熱プレートHPを用いた場合に比べて約50%の精度向上が図れた。
◎その他の実施形態
上記実施形態では、この発明に係る基板熱処理装置をポストベーク処理する基板熱処理装置に適用した場合について説明したが、ポストベーク処理以外の基板加熱装置、例えばポストエクスポージャーベーク処理する基板加熱装置についても同様に適用することができ、同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、この発明に係る基板熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置に適用した場合について説明したが、LCDガラス基板のレジスト塗布・現像処理システムにおける加熱処理装置にも適用できることは勿論である。
この発明に係る基板熱処理装置を適用したレジスト塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略正面図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムの概略背面図である。 この発明に係る基板熱処理装置の第1実施形態の使用状態を示す断面図である。 図4の要部を示す概略平面図である。 第1実施形態における加熱ピースとジェル状シートを示す斜視図である。 この発明における加熱ピースの平面図(a)、底面図(b)及び(a)のI−I線に沿う断面図(c)である。 この発明における別の可変支持手段の支持状態を示す概略斜視図(a)及びその要部断面図(b)である。 第1実施形態における加熱ピースの別の変位状態を示す概略斜視図である。 この発明の第2実施形態を示す概略斜視図である。 第2実施形態の別の動作態様を示す概略断面図である。 この発明における加熱ピースの温度分布を示すグラフである。 この発明における加熱ピースをチャンネル化した場合の概略平面図である。 線幅と温度の関係を示すグラフである。 従来の分割型加熱プレートを示す概略平面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
51 加熱プレート
55 加熱ピース
56 電熱線(ヒータ)
57 温度センサ(温度検出手段)
58 吸引孔
60 ジェル状シート(可変支持手段)
60A 昇降機構(可変支持手段)
60B 可変支持手段
63 排気ポンプ(排気手段)
67 自在継手
69 昇降シリンダ
70 温度調整器
80 制御手段
90a,90b 可変支持体
91 可撓性袋体
92 液体
93 給排管
94 給排用シリンダ装置
s 加熱ピース間の間隔

Claims (9)

  1. 被処理基板を載置して所定温度に加熱処理する基板熱処理装置であって、
    上記被処理基板を載置する加熱プレートを、互いに間隔をおいて分離されると共に、それぞれがヒータを具備する複数の加熱ピースにて形成し、
    上記各加熱ピースを、上記被処理基板の自重及び変形に追従して変位すべく可変支持手段にて支持してなる、
    ことを特徴とする基板熱処理装置。
  2. 請求項1記載の基板熱処理装置において、
    上記加熱ピースは、正六角形に形成されている、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の基板熱処理装置において、
    上記加熱ピースは、隣接する加熱ピースとの間においてそれぞれ等間隔位置に温度検出手段を具備してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記加熱ピースは、少なくとも上面開口部が加熱ピースの中心に開口する吸着保持用の吸引孔を具備する、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記可変支持手段が、ジェル状シートである、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記可変支持手段が、圧縮可能な流体を封入する可撓性袋体である、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記可変支持手段を、同心円状に間隔をおいて分離され、それぞれが可撓性袋体内に液体を封入した複数の可変支持体にて形成すると共に、可変支持体の少なくとも1つにおける封入された液体を出し入れ自在にして、可変支持体の被処理基板の載置面を他の可変支持体に対して相対的に出没可能に形成してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記可変支持手段が、各加熱ピースを三次元に変位自在に支持する昇降機構である、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記加熱ピースに備えられたヒータの温度を被処理基板の変形に追従させて制御する温度制御手段を更に具備する、ことを特徴とする基板熱処理装置。
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