JP6778729B2 - 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム - Google Patents

基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラムに関する。
一般に、半導体装置の製造工程で用いられる縦型基板処理装置は、ウエハを処理する処理室の下方側に、基板保持具へのウエハの装填および脱装を行う移載室が配設される。移載室内には、一側の側壁に沿ってクリーンユニットが設置されている。クリーンユニットから移載室内にクリーンエアを吹き出すことで、移載室内にエアフローが形成されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−175999号公報
しかしながら、上述した従来技術による移載室の構成では、基板処理装置を小型化することが困難な場合がある。
本発明の目的は、基板処理装置を小型化することが可能な技術を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
基板を基板保持具に移載する移載室と、
前記移載室内の上部領域に第1ガス供給口からガスを供給する上部ガス供給機構と、
前記上部ガス供給機構の下方に前記上部ガス供給機構と隣接して設置され、前記移載室
内の下部領域に第2ガス供給口からガスを供給する下部ガス供給機構と、を備え、
前記上部ガス供給機構は、
第1ガス供給口の背面に形成された第1バッファ室と、
前記第1バッファ室の両側面に一対形成され、前記下部ガス供給機構の下端まで延在す
る上部ダクトと、
前記上部ダクトの下端に設置された第1送風部と、を有し、
前記下部ガス供給機構は、
第2ガス供給口の背面に形成された第2バッファ室と、
前記第2バッファ室の下面に形成された下部ダクトと、
前記下部ダクトの下端に設置された第2送風部と、を有する技術が提供される。
本発明によれば、基板処理装置を小型化することが可能となる。
本発明の一実施形態で好適に用いられる基板処理装置の概略構成例を示す斜透視図である。 本発明の一実施形態にかかる基板処理装置に用いられる処理炉の構成例を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態で好適に用いられる基板処理装置の移載室の構成例とガスフローを示す縦断面図である。 (a)本発明の第1実施形態で好適に用いられる基板処理装置の移載室のガス供給機構の構成例を示す平面図である。(b) ガス供給機構の構成例を示す側面図である。 図3のa−a断面概略図である。 図3のc−c断面概略図である。 本発明の第1実施形態で好適に用いられるクリーンユニットの斜視図である。 (a)第1クリーンユニットのガス流れを説明するための概略図である。(b)第2クリーンユニットのガス流れを説明するための概略図である。 風向板を説明するための図である。 クリーンユニットに風向板を設置した図である。 従来構成を説明するための図である。
<本発明の一実施形態>
以下に、本発明の一実施形態について、主に図1〜2を用いて説明する。
(1)基板処理装置の構成
図1に示すように、基板処理装置10は、内部に処理炉40等の主要部が配置される筐体12を備えている。筐体12の正面側には、ポッドステージ18が配置される。ポッドステージ18は、図示しない外部搬送装置との間で、ウエハ(基板)14を収納する基板収納具としてのフープ(ポッド)16の授受を行う。
筐体12内の正面側であって、ポッドステージ18に対向する位置には、ポッド搬送装置20、ポッド棚22、ポッドオープナ24が配置される。ポッド搬送装置20は、ポッドステージ18とポッド棚22とポッドオープナ24との間でポッド16を搬送するように構成される。ポッド棚22は、複数段の棚板を有し、ポッド16を複数個載置した状態で保持する。
ポッドオープナ24よりも筐体12内の背面側には、基板搬送室80と移載室50とが隣接して形成される。移載室50については、詳細を後述する。
基板搬送室80内には、基板搬送機構としての基板移載機28が配置される。移載室50内には、基板保持具としてのボート30とが配置されている。
基板移載機28は、ウエハ14を取り出すことができるアーム(ツィーザ)32を有し、アーム32を上下回転動作させることにより、ポッドオープナ24に載置されたポッド16とボート30との間で、ウエハ14を搬送させるように構成される。
ボート30は、複数枚(例えば、25枚〜150枚程度)のウエハ14を、水平姿勢で、縦方向に多段保持するように構成されている。ボート30の下方には、断熱部75が設置される。断熱部75は、例えば、石英やSiC等の断熱効果を有する耐熱性材料で形成され、例えば、断熱板74により構成される。なお、断熱板74を設けずに、筒状の部材として構成された断熱筒を断熱部75として設けてもよい。ボート30及び断熱板75は、昇降機構としてのボートエレベータ34によって、昇降されるように構成されている。
筐体12内の背面側上部、すなわち移載室50の上方側には、処理炉40が配置されている。処理炉40内には、ボート30が下方から搬入される。
移載室50の天井には、ボート30が通過し得る形状および大きさで、後述する処理室42内に連通するウエハ搬入出口51が設けられる。
(処理炉)
図2に示すように、処理炉40は、略円筒形状の反応管41を備えている。反応管41は、例えば石英(SiO2)や炭化珪素(SiC)等の耐熱性を有する非金属材料から構成され、上端部が閉塞され、下端部が開放された形状に構成される。
反応管41の内部には、処理室42が形成される。処理室42内に収容されるボート30は、回転機構43によって回転軸44を回転させることで、複数のウエハ14を搭載した状態で回転可能に構成される。
反応管41の下方には、この反応管41と同心円状にマニホールド45が配設される。マニホールド45は、例えばステンレス鋼等の金属材料から構成された円筒形状である。このマニホールド45により、反応管41は、下端部側から縦向きに支持される。マニホールド45の下端部は、シールキャップ46またはシャッター64により気密に封止されるように構成されている。シールキャップ46およびシャッター64の上面には、処理室42内を気密に封止するOリング等の封止部材46aが設けられている。マニホールド45には、処理室42内に処理ガスやパージガス等を導入するためのガス導入管47と、処理室42内のガスを排気するための排気管48とが、それぞれ接続されている。
ガス導入管47には上流方向から順に、処理ガスの流量を制御する流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)および開閉弁であるバルブが設けられる。ガス導入管47の先端にはノズルが接続され、MFC、バルブ、ノズルを介して処理室42内に処理ガスが供給される。
排気管48は処理室42内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサおよび圧力調整器(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブを介して、真空排気装置としての真空ポンプに接続される。
反応管41の外周には、反応管41と同心円状に加熱手段(加熱機構)としてのヒータユニット49が配されている。
反応管41内には、温度検出器としての温度センサが設置されている。温度センサにより検出された温度情報に基づきヒータ49への通電具合を調整することで、処理室42内の温度が所望の温度分布となるように構成されている。
回転機構43、ボートエレベータ34、MFC、バルブ、APCバルブおよびガス供給機構には、これらを制御するコントローラ121が接続される。コントローラ121は、例えば、CPUを備えたマイクロプロセッサ(コンピュータ)からなり、基板処理装置10の動作を制御するよう構成される。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
コントローラ121には記憶媒体としての記憶部123が接続されている。記憶部123には、基板処理装置10の動作を制御する制御プログラムや、処理条件に応じて基板処理装置10の各構成部に処理を実行させるためのプログラム(レシピとも言う)が、読み出し可能に格納される。
記憶部123は、コントローラ121に内蔵された記憶装置(ハードディスクやフラッシュメモリ)であってもよいし、可搬性の外部記録装置(磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)であってもよい。また、コンピュータへのプログラムの提供は、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。プログラムは、必要に応じて、入出力装置122からの指示等にて記憶部123から読み出され、読み出されたレシピに従った処理をコントローラ121が実行することで、基板処理装置10は、コントローラ121の制御のもと、所望の処理を実行する。
(2)基板処理工程
次に、本実施形態にかかる基板処理装置10を用いて、半導体デバイス製造の一工程として、基板上に膜を形成する処理(成膜処理)について説明する。ここでは、ウエハ14に対して、原料ガスとしてDCS(SiH2 Cl2 :ジクロロシラン)ガスと、反応ガスとしてO2 (酸素)ガスとを供給することで、ウエハ14上にシリコン酸化(SiO2)膜を形成する例について説明する。なお、以下の説明において、基板処理装置10を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
基板移載機28が、ポッド16からウエハ14を取り出しボート30に移載する(ウエハチャージ)。この時、後述するガス供給機構より移載室50内へガスを供給する。
(搬入工程)
次に、処理室42下部のウエハ搬入出口51を閉塞しているシャッター64をシャッター64が収納される収納部65へ退避させ、処理室42のウエハ搬入出口51を開ける。続いて、ボートエレベータによってボート30を上昇させて、移載室50内から処理室42内へ搬入する(ボートローディング)。これにより、シールキャップ46は、封止部材46aを介してマニホールド45の下端をシールした状態となる。
(処理工程)
排気管48を用いて処理室42内の排気を行い、処理室42内が所望の圧力(真空度)となるようにする。そして、ヒータユニット49を用いて処理室42内に対する加熱を行うとともに、回転機構43を動作させてボート30を回転させる。さらに、ガス導入管47により処理室42内へDCSガスと、O2ガスを供給する。これにより、ウエハ14の表面にSiO2膜が形成される。
成膜処理後は、処理室42内への不活性ガスの供給し、処理室42内を不活性ガスで置換するとともに、処理室42内の圧力を常圧に復帰させる。
(搬出工程)
ボートエレベータ34によって、シールキャップ46を下降させてマニホールド45の下端を開口させるとともに、ボート30をマニホールド45の下端から処理室42外へ搬出(ボートアンローディング)する。その後、処理室42のウエハ搬入出口51をシャッター64で閉塞する。ガス供給機構より移載室50内へガスを供給し、ボート30に支持されたウエハ14が冷えるまで、ボート30を移載室50内の所定位置で待機させる。
(移載工程)
待機させたボート30のウエハ14が所定温度(例えば室温程度)まで冷やされると、ウエハ14を、基板移載機28によってボート30から取り出してポッド16へ移載する(ウエハディスチャージ)。この時、ガス供給機構による移載室50内へのガスの供給は継続する。
このようにして、本実施形態にかかる基板処理装置10による基板処理工程の一連の処理動作が完了する。
(3)移載室の構成
次に、本実施形態にかかる移載室50の構成について図3〜6を用いて説明する。
(移載室)
図3に示すように、移載室50は、天井、床および四方を囲う側壁によって、平面四角形状に構成される。ただし、必ずしも平面四角形状に限定されることはなく、平面多角形状(例えば、平面三角形状、平面五角形状等)に構成されていればよい。また、移載室50内は、ロードロック室や窒素パージボックス等を構成している必要はなく、大気雰囲気でもよい。
移載室50内にボート30が待機している状態において、ウエハ14(ボート30)が位置する基板領域を上部領域60、断熱部75が位置する断熱部領域を下部領域61とする。
(ガス供給機構)
移載室50の一側面には、クリーンユニット(ガス供給機構)が設置される。クリーンユニットは、その内部で上部クリーンユニット(上部ガス供給機構)52aおよび下部クリーンユニット(下部ガス供給機構)52bに上下で分割される。上部クリーンユニット52aと下部クリーンユニット52bは上下に隣り合うように配置される。また、移載室50の周囲に位置する空間には、後述する第1循環路81および第2循環路82が形成される。
上部クリーンユニット52aは、当該移載室50内の上部空間である、上部領域60にガスを供給するよう構成される。下部クリーンユニット52bは、当該移載室50内の下部空間である下部領域61にガスを供給するよう構成される。
本実施形態においては、クリーンエアとしてのガスとして不活性ガスを用いるが、外部雰囲気をガスとして用いても良い。外部雰囲気を用いたとしても、外部雰囲気を後述するフィルタ59a、59bに通すことで清浄雰囲気(クリーンエア)とすることができる。なお、本明細書においてガス供給機構という言葉を用いた場合は、上部クリーンユニット52aのみを含む場合、下部クリーンユニット52bのみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。
(上部クリーンユニット)
図4(a)に示すように、上部クリーンユニット52aは、上流側から順に、送風部である第1ファンとしてのファン56aと、ガス経路の一部である第1ダクトとしてのダクト90cと、ガスの拡散空間である第1バッファ室としてのバッファエリア58aと、フィルタ部59aと、ガス供給口67aとで構成される。ここでは、ファン56aは複数、例えば、2つ設置される。ダクト90cはファン56aから送風されたガスをバッファエリア58aの側面からバッファエリア58a内へ流すガス経路である。ここでは、一対のファン56aに対応するように2つのダクト90cが形成される。バッファエリア58aはダクト90cと連通し、ガスを上部領域60に均一に供給するための拡散空間である。フィルタ部59aは、ガスに含まれるパーティクルを取り除くように構成される。
図4(a)、(b)に示すように、ダクト90cは、バッファエリア58aの左右両側面に沿って上下方向に上部クリーンユニット52aの上端まで延在した空間であり、バッファエリア58aの左右両側方からバッファエリア58a内へガスを供給するように構成される。このように、バッファエリア58aの両側面からガスを供給することにより、バッファエリア58a内におけるガスの供給ムラを防ぐことが可能となる。なお、ファン56aは上部クリーンユニット52aの下端部に設置される。また、ダクト90cは、断面積が上方へ向かうにつれて徐々に小さくなり、所定位置(バッファエリア58aとバッファエリア58bとの境界位置)から上方では断面積が一定となるように構成される。このような構成により、断面積一定部分(バッファエリア58aの側方部分)でガスの流速を上げることができ、バッファエリア58aまで(第1ダクト90cの上端まで)ガスを送出することができるため、上部まで十分なガス量を供給することができる。
(下部クリーンユニット)
下部クリーンユニット52bは、上流側から順に、ガスを送風する送風部である第2ファンとしてのファン56bと、ファン56bから送風されたガスを第2バッファ室としてのバッファエリア58bへ流すガス経路である第2ダクトとしてのダクト90eと、ダクト90eに連通し、ガスを下部領域61に均一に供給するための拡散空間であるバッファエリア58bと、ガスに含まれるパーティクルを取り除くフィルタ部59bと、フィルタ部59bを経由したガスを下部領域61に吹き出すガス供給口67bとで構成される。ダクト90eはバッファエリア58bの下面に形成された空間であり、バッファエリア58bの下面側からバッファエリア58b内へガスを供給するように構成されている。第2ダクト90eは縦断面視において、漏斗状に形成される。すなわち、ファン56b方向から第2バッファ室58bの底面(連通部)に近づくにつれて、断面積が徐々に大きくなるように形成される。ファン56bは下部クリーンユニット52bの下端部に、上部クリーンユニット52aの2つのファン56aと隣接し、挟まれるように設置されている。換言すると、上部クリーンユニット52aの2つのファン56aは、下部クリーンユニット52bのファン56bの両側に1つずつ設置されている。
このように、ガス供給機構を上部領域60と下部領域61との境界部分において上下に分割し、それぞれが独立したガス経路を有するように、ガス供給機構を構成している。また、第1バッファ室であるバッファエリア58aの方が第2バッファ室であるバッファエリア58bよりも大きく構成される。この構成により、上部領域60と下部領域61とで、それぞれ異なるガスフローを形成したり、それぞれ異なる流量や流速でガスを供給したりすることができる。ここで、フィルタ部59a、59bは、例えばケミカルとPTFEの2層から構成されている。
(排気部)
図3に示すように、上部クリーンユニット52aの対面側には、側面排気部が設けられる。側面排気部は、主に、後述する第1の排気口としての上部排気口53a、第2の排気口としての下部排気口53bから構成される。なお、排気ダクト90a、第1のラジエタ100a、排気ダクト90b、第2のラジエタ100bを側面排気部に含めて考えても良い。上部クリーンユニット52aから上部領域60へ供給されたガスは、上部領域60内を冷却、パージし、排気部53a、53bより排気される。
排気口53aは、上部クリーンユニット52aとボート30を挟んで対面する一側面のうち、上部領域60の上方に設置される。本実施形態においては、排気口53aが設けられる一側面にはボートエレベータ34が上下方向に延びて設置される。第1の排気口53aから排気されたガスは、ダクト90aを流れる。第2の排気口53bの位置で、ダクト90aは狭められている。ダクト90a内において、ガスはラジエタ100aを通り冷却され、第2の排気口53bの側部を通り、移載室50の下部へ送られる。
排気口53bは、上部クリーンユニット52aとボート30を挟んで対面する一側面のうち、上部領域60の下方に設置される。排気口53bから排気されたガスは、ダクト90bを流れる。ダクト90b内において、ガスはラジエタ100bを通り冷却され、移載室50の下部でダクト90aから排気されたガスと合流する。合流したガスは、更に後述する下部領域61から排気されたガスと合流する。このように、上部領域60に2つの排気口53a、53bを設けることによって、上部領域60に供給されたガスを速やかに排気することが可能となる。
次に、下部領域61の排気について説明する。図6に示すように、平面視において、ボート30の前後の床面には、底面排気部68が設けられる。底面排気部68は主に、前側排気口(第3の排気口)68a、後側排気口(第4の排気口)68bから構成される。排気口68a、68bは、移載室の床面角部に沿って、長方形状に形成される。下部クリーンユニット52bから下部領域61へ供給されたガスは、下部領域61内を冷却、パージし、排気部68より排気される。排気部68より排気されたガスは、ダクト90fを流れ、ダクト90f内であって、前側排気口68a及び後側排気口68bの下部に設けられた第3のラジエタ100c、第4のラジエタ100dで冷却され、移載室50の下部へ排気される。下部領域61から排気されたガスは、移載室50の下部にて、前述した上部領域60から排気されたダクト90a、90bを通過したガスと合流する。合流したガスは第5のラジエタ100eにて再度冷却される。この後、ガスは上部クリーンユニット52a、下部クリーンユニット52bへ送られ上部領域60、下部領域61へ再供給される。
(循環路)
移載室50内から排気されたガスは、実線矢印で示す第1循環路81及び破線矢印で示す第2循環路82を経由して再び移載室50内に供給される。第1循環路81は、排気口53a及び排気口53bによって上部領域60から排気されたガスを上部クリーンユニット52aから再び上部領域60へ供給するガス経路である。第2循環路82は、前側排気口68a及び後側排気口68bによって下部領域61から排気されたガスを下部クリーンユニット52bから再び下部領域61へ供給するガス経路である。本明細書において循環路という言葉を用いた場合は、第1循環路81のみを含む場合、第2循環路82のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。
第1循環路81は、主にダクト90a、90b、90c、90dにより構成される。ダクト90aは、排気口53aとダクト90dとを連通する経路であって、内部には、ラジエタ100aが設けられる。ダクト90bは排気口53bとダクト90dとを連通する経路であって、内部には、ラジエタ100bが設けられる。なお、上部クリーンユニット52aおよび側面排気部を第1循環路81に含めて考えても良い。
第2循環路82は、主にダクト90f、90eにより構成される。ダクト90fは排気口68a、68bとダクト90dを連通する経路であって、内部にはラジエタ100c、100dが設けられる。ダクト90dは、移載室50の下面の下側に形成された空間である。なお、下部クリーンユニット52bおよび底面排気部68を第2循環路82に加えて考
えても良い。
ダクト90dにおいて、第1循環路81と第2循環路82とは一時的に合流している。すなわち、それぞれの経路の途中においてその一部分が同一経路(合流経路)を取るよう構成される。つまり、ダクト90dは、ダクト90a、ダクト90bとクリーンユニット52aおよびクリーンユニット52bとを連通するよう構成される。第2循環路82は、ダクト90d以外の部分において、第1循環路81から独立したガス経路が形成されている。第2循環路82の総経路の長さは、第1循環路81よりも総経路の長さよりも短くなっている。
図3に示すように、ダクト90dにはガスを冷却する冷却ユニットであるラジエタ100eが配置されている。また、ダクト90dとクリーンユニット52a、52bとの連通部分、すなわち、ダクト90dの端部であってクリーンユニット52a、52bの下端部には、2つのファン56aとファン56bとが並んで設置されている。ファン56a、56bの出力を調整することで、各クリーンユニットに供給するガスの流量や流速を調整することが可能となる。
第1循環路81と第2循環路82には、そのガス経路中に、図示せぬガスダンパが設けられている。ガスダンパは、第1循環路81と第2循環路82を流れるガスの流量調整を行うことが可能に構成されている。例えば、ガスダンパは、バタフライ弁やニードル機構等といった公知の流量調整機構を利用して構成する。ガスダンパは、流量調整をオート制御できる機能を有しており、ファン56a、56bとの連動制御が可能なものであることが望ましい。
(比較例)
ここで、比較例として従来の移載室構成について図11を用いて説明する。
従来の一般的なクリーンユニットの構成は、フィルタ201の背面にファン200を設置している。従来の一般的な移載室は、このようなクリーンユニットを移載室側面に配置し、移載室下部に循環経路を配する構成であった。このような構成の場合、クリーンユニットを配置するために、移載室の側面に大きく場所をとってしまうことがある。そのため、装置の小型化を妨げてしまうことがある。また、ファンの吸い込み方向が壁を向いているため、圧損が高く、クリーンユニットの性能低下が生じることがある。
これに対し、本発明のクリーンユニットは、上部にフィルタ、下部にファンを配置した構成である。これにより、従来に比べて省スペースで移載室側面にクリーンユニットを配置できる。また、ファンの吸い込み方向と吹き出し方向とを直交させることにより、圧損を抑制し、クリーンユニットの性能を向上させることができる。
(ガスフロー)
次に、図3を用いて、本実施形態におけるガスフローについて詳細する。図中、実線矢印は上部領域60のガスフローを、点線矢印は下部領域61によるガスフローを示している。
まず、第1循環路81である上部領域60のガスフローについて説明する。クリーンユニット52aの供給口67aから上部領域60へ供給されたガスは、基板と水平(平行)方向に流れる。ウエハ14を冷却したガスは、排気口53a、53bから排気され、ダクト90a,90b内を下向きに流れる。次に、ダクト90a,90bとダクト90dとの連通部分において、下向きから水平方向へ流れの向きを変え、ダクト90d内をクリーンユニット52aのファン56aの設置されている方向に向けて水平に流れる。その後、ガスはファン56aによって2本のダクト90c内に上向きに送風され、ダクト90c内を垂直方向に上向きに流れる。その後、ガスは、バッファエリア58aの両側面からバッファエリア58a内に拡散し、再び上部領域60へ供給される。
次に、第2循環路82である下部領域61のガスフローについて説明する。クリーンユニット52bの供給口57bから下部領域61へ供給されたガスは、断熱部75と移載室側面との空間を下向きに流れる。断熱部75を冷却したガスは、排気口68a、68bから下向きに排気され、ダクト90f内を下向きに流れ、第1循環路を流れるガスと合流する。その後、ガスはファン56bによってダクト90e内に上向きに送風され、ダクト90e内を垂直方向の上向きに流れる。その後、ガスは、ダクト90eとバッファエリア58bの下面からバッファエリア58b内に拡散し、再び下部領域61へ供給される。
(シャッター排気部)
図5に示すように、収納部65の側面には、収納部65に供給されたガスを排気する排気口76が設置され、収納部65に対する第3循環路83が形成される。第3循環路83は、ウエハ搬入出口51の近傍および収納部65内に供給されたガスを排気口76より排気するように構成され、上部領域60よりさらに上方の領域を通るガスフローを形成する。ここで、第3循環路83は第1循環路の経路である実線矢印の一部を使用する。つまり、第3循環路83は第1循環路より分岐して形成されている。
収納部65は、上部領域に供給されたガスを排気口76から吸い出すことにより、ウエハ搬入出口51の周辺および収納部65内をパージするよう構成されている。収納部65は、前記移載室50の側面の上端に前記移載室50の外側に突出して形成される。本実施例においては、収納部65は、平面視において、多角形(長方形)のうち一角が湾曲した形状であり、収納部65の一側面において直線部と湾曲部とが構成される。排気口76は、直線部と湾曲部とに沿うように形成された複数の排気口16によって構成される。複数の排気口76は直線部及び湾曲部に同数形成され、それぞれ2つずつ形成される。また、湾曲部の排気口76は、直線部と連結する方向に片寄って形成される。すなわち、湾曲部において排気口53aから遠ざかる位置に排気口76を設置するよう構成される。
収納部65の循環排気を行う循環路83は、ダクト90a、90c、90gにより構成されている。ダクト90gは、ダクト90aに連通し、排気口76の背面に形成された空間である。ダクト90aより下流については、第1循環路と同様の経路を通過する。
上部クリーンユニット52a、下部クリーンユニット52bによる風量と各排気口53a、53b、ラジエタ100c、100eを通過するガスの総風量との風量バランスは、それぞれを同等であることが望ましいが、処理室42での処理内容によってウエハ温度も変わってくるので、適宜決定すれば良い。
(本実施形態にかかる効果)
本実施形態によれば、以下に挙げる一つ又は複数の効果を奏する。
(a)送風部をフィルタ背面ではなくフィルタより下方(ガス供給機構の下端部)に設置することにより、ガス供給機構の筐体を小さくすることができるため、基板処理装置全体の省フットプリントが可能となる。
(b)送風部をクリーンユニットの下端に設置することにより、送風部の吸い込み方向を移載室内側に向けることができるため、循環経路内のガス流れの圧損やよどみを低減することが可能となる。また、移載室内の熱より送風部を遠ざけることができるため、送風部の寿命を延ばすことができる。また、クリーンユニットの正面側から送風部やフィルタをメンテナンスすることが可能となる。これにより、メンテナンスが容易になり、メンテナンスにかかる時間を短縮することができるため、生産性を向上させることができる。
(c)各循環路の排気口の近くにラジエタを設置することにより、移載室内で温められたガスを速やかに冷却することができるため、循環路内でのガスの流れをスムーズに形成することができ、ガスの淀みの発生を抑制することができる。
(d)どの循環路を通るガスも、それぞれ2つのラジエタを通過するため、移載室内で温められたガスを十分に冷却することができる。これにより、循環路によるガス温度の差を小さくすることができる。また、移載室内に再供給されるときのガスの温度ムラを抑制することができ、移載室内を均一に冷却することが可能となる。
(e)上部領域の排気部を上下に2カ所形成することにより、上部領域を効率的にパージすることができる。上部領域の上部に形成された排気部により、基板を冷却して温められたガスによって生じる上昇気流の熱風や炉口部からのパーティクルを速やかに排気することができる。また、上部領域の下部に形成された排気部により、基板を冷却して温められたガスやボートエレベータの駆動部からのパーティクルを速やかに排気することができる。
(f)下部領域の排気部を前後2カ所に形成することにより、上部領域に比べて高温の雰囲気となる下部領域の雰囲気を下方向へ強制的に排気することが可能となり、下部領域からの上昇気流の発生を抑制することができる。また、熱容量の高い断熱部の熱が基板領域へ流れること抑制し、基板冷却時間の短縮が可能となる。さらに、熱の上昇気流によるパーティクルの巻き上げも抑制することができるため、基板へのパーティクルの付着も抑制することが可能となる。さらに、排気部をガスの淀みが発生しやすい床面角部に沿って長方形状(横長)に形成することにより、床面角部を速やかに排気することができる。
(g)上部領域の排気部はガス供給機構に対面する側面に形成し、下部領域の排気部は移載室の底部に設置するより、上部領域にはサイドフローを、下部領域にはダウンフローを形成することができる。
(h)下部領域の循環路は上部領域の循環路よりも総経路が短くなるよう形成することにより、下部領域に供給するガスの循環サイクルを短縮し、断熱部の冷却効率を向上させることが可能となる。
(i)各排気部による総排気風量とガス供給機構による総供給風量とが同等となる風量バランスにすることにより、バランス良くガスの流れを形成することができる。
(j)上部クリーンユニットのファンと下部クリーンユニットのファンとの出力を調整することにより、各ガス供給機構から供給するガスの流量を調整することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
図9、10に示すように風向部57をクリーンユニット52の前側に設置することにより、第1実施形態(図7、8)に比べてガスの供給範囲を拡げることが可能となる。風向部57は内部に第3バッファエリアであるバッファエリア58c、クリーンユニット52と連通する連通部69、ガス供給口としてのパネルである、センターパネル57aとサイドパネル57cから構成される。センターパネル57aは、上部クリーンユニット52aの供給口67aと略同じ高さ、移載室50と略同じ幅を有している。サイドパネル57cはセンターパネル57aの両サイドを挟むように設けられる。ここでは、センターパネル57aの幅は供給口67aと略同じ幅であり、サイドパネル57cの幅はダクト90cと略同じ幅である。センターパネル57a及びサイドパネル57cにはそれぞれ複数の開孔が形成され、例えば、パンチングパネルにより構成される。クリーンユニットから供給されたガスはバッファエリア58c内にて拡散し、複数の開孔を介して移載室50内へ供給される。
センターパネル57aに向けては、クリーンユニット52の供給口からガスが直に供給される。そこで、センターパネル57aの開孔率を調整することにより、センターパネル57aから供給されるガス量を、クリーンユニット52の供給口から供給されるガス量よりも少なく調整することができる。これにより、バッファエリア58c内にガスを拡散しやすくすることができる。また、 風向部57の複数の開孔の開孔率は、センターパネル57aの開孔率よりもサイドパネル57bの開孔率の方が高くすることにより、バッファエリア58c内でのサイドパネル57b方向へのガス拡散を促すことができる。さらに、風向部57からのガス供給風量を供給口全面において均一にすることができる。
以上の説明では、上部クリーンユニット52a及び下部クリーンユニット52bの両方の前方に風向部57を設ける構成としたが、上部クリーンユニット52aまたは下部クリーンユニット52bのうち少なくとも1つに風向部57を設ける構成としても良い。また、風向部57は少なくともクリーンユニット52のフィルタ面よりも大きな表面積(好適には、ウエハ14と同じ幅、より好適には移載室50と略同じ幅)であれば良い。また、上部クリーンユニット52aに設置された風向部のパネルの開孔率と、下部クリーンユニットに設置された風向部のパネルの開孔率とが異なっていても良い。また、上部クリーンユニット52aに設置された風向部のパネルの幅と、下部クリーンユニットに設置されたパネル57の幅とが異なっていても良い。更に、上部クリーンユニット52aに設置された風向部のセンターパネル57aの面積は、下部クリーンユニット52bに設置された風向部のセンターパネル57bの面積より小さくても良い。
本実施形態にかかる効果
本実施形態によれば、以下にあげる一つ又は複数の効果を奏する。
(a)風向部を設置することにより、ガス供給口の面積(ガス吹き出し面積)を拡張することができ、移載室内のすみずみまでガスを供給しやすくすることができる。
(b)風向部内にバッファ室を形成することにより、風向部のガス供給口がガス供給機構のガス供給口よりも大きな面積であってもバッファ室内で一度ガスが拡散できるため、風向部のガス供給口全面からガスを供給することができる。
(c)ガス供給口をパンチングパネルで形成し、ガス供給機構のガス供給口に対面する部分とその他の部分(拡張部分)とで開孔率を変えることにより、拡張部分でも供給流量(風量)を確保することができ、ガス供給口全面から同一流量(風量)でガスを供給する
ことができる。
<本発明の他の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
上述した各実施形態以外にも、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、種々様々に変形して実施可能なことは勿論である。
10 基板処理装置
14 ウエハ(基板)
30 ボート(基板保持具)
50 移載室
52a 上部クリーンユニット
52b 下部クリーンユニット
56a、56b ファン
90a、90b、90c、90d、90f ダクト

Claims (16)

  1. 基板を基板保持具に移載する移載室と、
    前記移載室の上部領域に第1ガス供給口からガスを供給する上部ガス供給機構と、
    前記上部ガス供給機構の下方に設置され、前記移載室の下部領域に第2ガス供給口からガスを供給する下部ガス供給機構と、を備え、
    前記上部ガス供給機構は、
    第1ガス供給口の背面に形成された第1バッファ室と、前記第1バッファ室の側面側からガスを流すように配置された上部ダクトと、 前記上部ダクトの下端に設置された第1供給部と、を有し、
    前記下部ガス供給機構は、
    第2ガス供給口の背面に形成された第2バッファ室と、前記第2バッファ室の下面側からガスを流すように配置された下部ダクトと、前記下部ダクトの下端に設置された第2供給部と、を有する基板処理装置。
  2. 前記上部ダクトは、前記第1バッファ室の側面に形成されるように構成されている請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記上部ダクトは、前記下部ガス供給機構の側面に形成されるように構成されている請求項1記載の基板処理装置。
  4. 前記上部ダクトは、前記第1バッファ室の上端から、前記下部ガス供給機構の側面に沿って前記上部ダクトの下端の位置まで延在する請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記第1供給部は、前記上部ダクトに対応するように前記上部ダクトの下端に複数設置される請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記上部ダクトは、上方に向けて断面積が徐々に小さくなるように形成される請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 更に、前記上部ガス供給機構の対面側には側面排気部が構成され、
    前記側面排気部は、前記移載室の上部領域の上方と、前記移載室の上部領域の下方にそれぞれ設けられる請求項1記載の基板処理装置。
  8. 前記第1バッファ室の方が前記第2バッファ室よりも大きい請求項1に記載の基板処理装置。
  9. 前記下部ダクトは、正面視において漏斗状に形成される請求項1に記載の基板処理装置。
  10. 前記下部ガス供給機構の底面には、前記下部領域の雰囲気を下方向へ排気するように底面排気部が設けられる請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 前記底面排気部はガスの淀みが発生しやすい部分に設けられる請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記第1ガス供給口および前記第2ガス供給口のうち少なくとも一方のガス供給口に、複数の開孔が形成されるパネルを設置する請求項1に記載の基板処理装置。
  13. 前記パネルは、
    前記パネルの全面に形成された第3ガス供給口と、
    前記第3ガス供給口の背面に形成された第3バッファ室と、を備える請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 前記第3ガス供給口は、前記第1ガス供給口よりも大きい請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 移載室内で基板を基板保持具に移載する工程と、
    前記基板保持具に保持された前記基板を処理室内で処理する工程と、を有し、
    前記移載する工程では、
    第1ガス供給口の背面に形成された第1バッファ室と、前記第1バッファ室の側面側からガスを流すように配置された上部ダクトと前記上部ダクトの下端に設置された第1供給部とを有する上部ガス供給機構から前記移載室内の上部領域にガスを供給し、前記上部ガス供給機構の下方に設置され、第2ガス供給口の背面に形成された第2バッファ室と、前記第2バッファ室の下面側からガスを流すように配置された下部ダクトと、前記下部ダクトの下端に設置された第2供給部と、を有する下部ガス供給機構より前記移載室内の下部領域にガスを供給する半導体装置の製造方法。
  16. 基板処理装置の移載室内で基板を基板保持具に移載する手順と、
    前記基板保持具に保持された前記基板を処理室内で処理する手順と、を有し、
    前記移載する手順では、
    第1ガス供給口の背面に形成された第1バッファ室と、前記第1バッファ室の側面側からガスを流すように配置された上部ダクトと前記上部ダクトの下端に設置された第1供給部とを有する上部ガス供給機構から前記移載室内の上部領域にガスを供給し、前記上部ガス供給機構の下方に設置され、第2ガス供給口の背面に形成された第2バッファ室と、前記第2バッファ室の下面側からガスを流すように配置された部ダクトと、前記下部ダクトの下端に設置された第2供給部と、を有する下部ガス供給機構より前記移載室内の下部領域にガスを供給するようにコンピュータによって前記基板処理装置に実行させるプログラム。



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