JP2009108189A - 洗浄剤組成物、及びそれを用いた洗浄方法 - Google Patents

洗浄剤組成物、及びそれを用いた洗浄方法 Download PDF

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【課題】環境上問題となる成分を含有せず、優れた洗浄力を有し、且つ、塑性加工を施した被加工物の表面への影響の少ない洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98質量%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、被加工物に付着している潤滑剤を洗浄除去するための洗浄剤組成物である。無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなる。pHが8〜12の範囲内である。無機塩は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属珪酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属リン酸水素塩、アルカリ金属ポリリン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩のうち1種又は2種以上からなることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該潤滑剤を洗浄除去するための洗浄組成物、及びそれを用いた洗浄方法に関する。
近年、自動車部品等において鋼管等の金属管をハイドロフォーム成形加工により成形した製品が採用され始めている。ハイドロフォーム成形加工された成形部材は軽量で、高精度の成形が可能であるため、部品の軽量化と部品点数削減によるコストダウンが可能となる。そのため自動車部品への適用が進行しつつある。
一般にハイドロフォーム成形加工の良否は、金属管が破断や座屈を起こさずに成形できるかどうか、加工部の肉厚分布の均一性や表面の擦り傷発生状況(カジリ発生状況)等により評価される。従って、金属管自体の加工性に加えて、金型と接触する金属管表面の潤滑特性がハイドロフォーム成形加工の重要な要素となる。
そこで、ハイドロフォーム成形に供する潤滑油の粘度の向上、油性を強くする、あるいは潤滑油量を増やすという方法がある。しかしながら、潤滑油の粘度の向上や、油性を強めると、成形後の油の金属管等の被加工物表面からの除去がし難くなり、結果として、次工程での洗浄を強める必要があり、製造コストの増大や洗浄時間が長くなる等、生産効率を悪化させる。
また、被加工物をポリエチレン等の樹脂フィルムで被覆し、潤滑性を向上させる方法もあるが、成形に伴う変形によりフィルムの皺が被加工物に転写されるという問題があり、加工後に表面研磨工程を追加する等生産効率を悪化させる。
そこで、被加工物にワックスなどの潤滑剤を予め塗布する等の方法が採られているが、この場合も、次工程での洗浄を強める必要が多く、製造コストの増大や、洗浄時間が長くなる等、生産効率を悪化させる。
洗浄を強める方法として、強アルカリ、強酸の洗浄剤を用いることができるが、しかしながら、このような洗浄効果の高い洗浄剤は、成形品の表面を繰り返し洗浄して該表面に長時間接触すると、成形品表面を腐食し、あるいは白化現象や、黒色化現象を起こして表面光沢を消失せしめ、さらには表面を溶解して孔を開ける等の問題を引き起こすことがある。
また、洗浄剤には、洗浄性を増大させる目的でアニオン性界面活性剤を含有する場合がある。しかしながら、このアニオン性界面活性剤は、稀釈に使用する水の硬度に大きく影響され、硬度の高い水で稀釈すると、アニオン性界面活性剤が不溶化して、洗浄性能が低下するという問題がある。
そして、これらの問題は、ハイドロフォーム成形加工に限らず、潤滑剤を用いて行われる塑性加工にも共通している。
特開2002−363591号公報 特開2003−62927号公報 特開平6−299180号公報 特開平10−137863号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、環境上問題となる成分を含有せず、優れた洗浄力を有し、且つ、塑性加工を施した被加工物の表面への影響の少ない洗浄剤組成物を提供しようとするものである。
第1の発明は、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%(質量%、以下同様)含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するための洗浄剤組成物であって、
無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなり、
pHが8〜12の範囲内であることを特徴とする洗浄剤組成物にある(請求項1)。
本発明の洗浄剤組成物は、上述したように、構成する成分を選定し、かつpH値を限定している。そのため、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて塑性加工を施した後に、被加工物の表面に付着した潤滑剤を、環境上問題となることなく、優れた洗浄力で、且つ、塑性加工を施した被加工物の表面へ与える影響を抑制して、洗浄することができる。
すなわち、上記洗浄剤組成物は、無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなり、環境上問題となる成分を含有することなく構成されているため、該洗浄剤組成物を洗浄に用いる場合には洗浄による環境負荷を小さくすることができる。
また、上記無機塩を洗浄剤組成物に含有することにより、洗浄液をアルカリ性に保ち、油脂の除去を助けるという効果を得ることができる。
また、キレート剤を含有することにより、金属イオンの析出を抑制することができ、また、長時間に亘り良好な洗浄性を維持することができる。
また、界面活性剤は、上記被加工物の表面から、上記潤滑剤を容易に乳化分離させることができ、容易に潤滑剤の洗浄除去を行うことができる。
そして、pHが8〜12の範囲であるため、塑性加工を施した被加工物の表面を溶解させることなく、良好な洗浄性を得ることができる。
このように、本発明によれば、環境上問題となる成分を含有せず、優れた洗浄力を有し、且つ、塑性加工を施した被加工物の表面への影響の少ない洗浄剤組成物を得ることができる。
なお、本発明の洗浄剤組成物は、上記ワックスを固形分重量で0.1〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するための洗浄剤組成物であるが、特に、上記ワックスを固形分重量で10〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いた場合には非常に有用である。
第2の発明は、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%(質量%、以下同様)含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するために、第1の発明の洗浄剤組成物を用いて洗浄を行うことを特徴とする洗浄方法にある(請求項5)。
本発明の洗浄方法は、上述したように、第1の発明の洗浄剤組成物を用いて、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて塑性加工を施した後の被加工物の表面に付着した潤滑剤を洗浄する方法である。
そのため、本発明によれば、上述したように、環境負荷を抑制して、優れた洗浄力で、塑性加工を施した被加工物の表面に与える影響が小さい洗浄を行うことができる。
第1の発明の洗浄剤組成物は、上述したように、無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなる。
そして、上記無機塩は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属珪酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属リン酸水素塩、アルカリ金属ポリリン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩のうち1種又は2種以上からなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、洗浄剤をアルカリ性に保ち、油脂の除去効果を特に良好に高めることができる。
上記アルカリ金属水酸化物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
また、上記アルカリ金属珪酸塩としては、例えば、オルソ珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、オルソ珪酸カリウム、メタ珪酸カリウム等が挙げられる。
上記アルカリ金属リン酸塩としては、例えば、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等が挙げられる。
上記アルカリ金属リン酸水素塩としては、例えば、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム等が挙げられる。
上記アルカリ金属ポリリン酸塩としては、トリポリリン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム等が挙げられる。
上記アルカリ金属炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。
上記アルカリ金属炭酸水素塩としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。
上記無機塩は、これらの無機塩のうち1種類を単独で用いてもよいし、複数種類を混合して用いてもよい。
さらに好ましくは、上記無機塩は、アルカリ金属水酸化物、特に水酸化ナトリウムを含有することが好ましい。そして、上記無機塩は、上記アルカリ金属水酸化物と、アルカリ金属珪酸塩、アルカリ金属リン酸塩、もしくはアルカリ金属リン酸水素塩、アルカリ金属ポリリン酸塩等の低溶解度アルカリビルダーの少なくとも1種、特にオルソ珪酸ナトリウム、及びリン酸ナトリウムもしくはリン酸水素ナトリウムの少なくとも1種とから構成されるのが好ましい。
また、上記キレート剤としては、グリセリン酸、テトロン酸、ペントン酸、ヘキソン酸、ヘプトン酸等のアルドン酸類のアルカリ金属塩もしくは低級アルキルアミン塩、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン二酢酸、テトラエチレンテトラアミン六酢酸等のアミノカルボン酸類のアルカリ金属塩もしくは低級アルキルアミン塩、クエン酸、リンゴ酸等のオキシカルボン酸類のアルカリ金属塩もしくは低級アルキルアミン塩、アミノトリメチレンホスホン酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタンメチレンホスホン酸等のホスホン酸類のアルカリ金属塩もしくは低級アルキルアミン塩、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン塩が挙げられる。好ましくは、グルコン酸、グルコヘプトン酸、エチレンジアミン四酢酸、クエン酸、リンゴ酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸のアルカリ金属塩もしくは低級アルキルアミン塩であり、特に、グルコン酸ナトリウム、グルコヘプトン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸ナトリウムが好ましい。
上記洗浄剤組成物における界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を用いることができる。
上記ノニオン性界面活性剤は、洗浄性向上剤として非常に有用であり、浸透性、乳化性、分散性、及び起泡性を有するものである。
また、上記アニオン性界面活性剤も洗浄性向上剤として使用できるが、比較的高発泡性であること、水中の硬度成分となるカルシウムイオン、マグネシウムイオンにより不溶性の塩を作る場合があり、洗浄後の水洗において除去され難いこと等の欠点がある。そのため、アニオン性界面活性剤を単独で使用するよりも、ノニオン性界面活性剤を単独で使用すること、もしくはノニオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の併用にて使用することが好ましい。
そして、ノニオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との併用の場合には、全体の少なくとも80重量%がノニオン性界面活性剤であることが好ましい。
また、洗浄剤組成物中の界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤や、両性界面活性剤も、必要に応じ、各単独でもしくは、他の界面活性剤と併用して用いることができる。
上記ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルキルは通常C6〜C16)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(アルキルは通常C6〜C16)、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル(アルキルは通常C6〜C16、アリールは通常フェニル)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルアリールエーテル(アルキルは通常C6〜C16、アリールは通常フェニル)、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル(アルキルは通常C6〜C16)、ポリオキシエチレンソルビタン高級脂肪酸エステル(通常モノエステル)(高級脂肪酸は通常C12〜C18の飽和もしくは不飽和一価脂肪酸)、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル(モノもしくはジエステル)(高級脂肪酸は通常C12〜C18の飽和もしくは不飽和一価脂肪酸)、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体等が挙げられる。
上記ノニオン性界面活性剤のうち、特に有効である具体例としては、ポリオキシエチレンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンデシルフェニルエーテル、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンノニルフェニルエーテル等が挙げられる。上記ノニオン性界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、上記アニオン性界面活性剤としては、高級脂肪酸塩(高級脂肪酸は通常C12〜C18の飽和もしくは不飽和一価脂肪酸)、アルキル硫酸エステル塩(アルキルは通常C12〜C18のアルキル)、アルキルベンゼンスルホン酸塩(アルキルは通常C11〜C15のアルキル)、アルキルナフタレンスルホン酸塩(アルキルは通常C4程度のアルキル)、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩(2つのアルキルの合計炭素数が通常10〜20)、アルキルリン酸エステル塩(アルキルは通常C12〜C18のアルキル)、ホルマリン縮合ナフタレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩(アルキルは通常C8又はC9のアルキル)、ポリオキシエチレンアルキルフェニル硫酸エステル塩(アルキルは通常C8またはC9のアルキル)等が挙げられる。上記アニオン性界面活性剤の塩は通常はアルカリ金属塩であり、この中ではナトリウム塩を用いるのが好ましい。上記アニオン性界面活性剤は、単独もしくは2種以上組み合わせて用いることができる。
また、上記カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミンアセテート、アルキルアミン塩酸塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
また、上記両性界面活性剤としては、例えば、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムペタイン、アルキルアミノカルボン酸塩等が挙げられる。上記カチオン性界面活性及び両性界面活性剤は単独もしくは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、上記洗浄剤組成物における上記界面活性剤は、少なくともH.L.B.が8〜18の範囲にあるノニオン性界面活性剤を含有することが好ましい(請求項3)。
上記洗浄剤組成物における界面活性剤のH.L.B.が8未満の場合には、極性が低く、洗浄剤中に油分を溶解できなくなるおそれがあり、一方、上記H.L.Bが18を超える場合には、極性が高すぎ、被洗浄物より油分を脱離させ難くなるおそれがある。
なお、H.L.B.(Hydrophile−Lipophile Balance)とは、界面活性剤の水と油(水に不溶性の有機化合物)への親和性の程度を表す値のことである。
また、上記洗浄剤組成物は、pHが8〜12の範囲内である。
上記洗浄剤組成物のpHが8未満あるいは、12を上回る場合には、高い洗浄効果を得ることはできるが、塑性加工を施した被加工物の表面を繰り返し洗浄して、表面に長時間接触することにより、被加工物の表面を腐食し、あるいは、白化現象や、黒色化現象を起こして表面光沢を消失させたり、表面を溶解して孔を開ける等、被加工物の表面に悪影響を与えるという問題がある。
また、上記洗浄剤組成物は、該洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に、上記無機塩の含有量は0.1〜10重量部であり、上記キレート剤の含有量は0.1〜5.0重量部であり、上記界面活性剤の含有量は0.01〜10.0重量部であり、残部が水であることが好ましい(請求項4)。
上記無機塩の含有量が洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に0.1重量部未満である場合には、油脂の洗浄性が不十分になるおそれがあり、一方、上記含有量が10重量部を超える場合には、pHが高くなりすぎ、被洗浄物の表面に悪影響を与えるおそれがある。
上記キレート剤の含有量が洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に0.1重量部未満である場合には、金属の溶解物が析出し、被洗浄物に再付着するおそれがあり、一方、上記含有量が5.0重量部を超える場合には、コストが上がるおそれがある。
上記キレート剤の含有量は、洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に0.2〜2重量部であることがより好ましい。
上記界面活性剤の含有量が、洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に、0.01重量部未満である場合には、洗浄性が不十分になるおそれがある。一方、上記界面活性剤の含有量が10.0重量部を超える場合には、コストが増えるおそれがある。
また、洗浄性、経済性、環境負荷の観点から、上記界面活性剤の含有量は、洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に0.5〜10.0重量部であることがより好ましく、2.0〜5.0重量部であることがさらに好ましい。
また、上記洗浄剤組成物は、無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなるものであるが、上述の成分のほかに、pH値を維持するためのpH緩衝剤や、洗浄工程で発生する泡を抑制する消泡剤や、可溶化剤等を必要に応じて配合することも可能である。
上記pH緩衝剤としては、例えば、炭酸ナトリウム、エタノールアミン等のアルカリ剤や、スラリー化剤等が挙げられる。
また、本発明の洗浄剤組成物は、浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブラシ洗浄、電解洗浄等、いずれの洗浄方法にも適用することができる。
また、本発明の洗浄剤組成物は、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するための洗浄剤組成物である。
上記融点が45℃〜110℃であるワックスとしては、例えば、カルナウバ、ラノリン、パラフィン、及びこれらの混合物等が用いられる。
また、上記可溶型水性樹脂としては、例えば、分子量5000〜100000のアクリル樹脂、分子量800〜35000のポリアルキレングリコール、ウレタン樹脂、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、及びこれらの混合物等が用いられれる。
上記可溶型水性樹脂としてウレタン樹脂、ポリ乳酸、ポリビニルアルコールを用いる場合には、いかなる分子量であってもよい。
上記アクリル樹脂は、主としてアクリル酸やメタクリル酸の誘導体を主成分とする樹脂であり、代表的なものは、アクリル酸、アクリル酸エステル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル等の単独重合体、あるいは共重合体である。
上記アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸nブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸2ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられる。
上記メタクリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸nブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸nヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられる。
上記ポリアルキレングリコールは、アルキレングリコールが重合した構造を有するポリエーテルである。上記アルキレングリコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等が挙げられる。上記ポリアルキレングリコールは、これらのアルキレングリコールの単独重合、2種類以上のランダム共重合、ブロック共重合又はランダム/ブロック共重合等であってよい。
また、上記潤滑剤における界面活性剤としては、H.L.B.が3〜20の範囲にある1価以上のアルコールのアルキレンオキサイド付加物、1価以上のアルコールのアルキレンオキサイド付加物のハイドロカルビルエーテル、1価以上のアルコールのアルキレンオキサイド付加物の脂肪酸エステル、カルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、脂肪酸アルカノールアミドの1種又は2種以上を含有する界面活性剤等が用いられる。
そして、上記潤滑剤における界面活性剤としては、具体的に、例えば、ポリオキシエチレンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンデシルフェニルエーテル、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンノニルフェニルエーテル等が用いられる。
(実施例1)
本例は、本発明の洗浄剤組成物にかかる実施例及び比較例について説明するが、これによって本発明が制限されるものではない。
本例では、実施例及び比較例として、表1に示す複数種類の洗浄剤組成物(試料E1〜試料E10、及び試料C1〜試料C3)を作製した。
Figure 2009108189
表1より知られるごとく、実施例としての試料E1〜試料E10は、無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなり、pHが8〜12の範囲内であることが分かる。
そして、作製した洗浄剤組成物を用いて洗浄除去試験を行い、洗浄剤組成物の特性評価を行った。
(洗浄試験)
まず、外形φ50mm、肉厚3mm、長さ700mmのJISA7012アルミニウム合金管を、アセトンを用いて脱脂処理を施した後、融点が60℃であるカルナウバワックスを80質量%、可溶型水性樹脂である分子量6000のポリエチレングリコールを20重量%を配合した潤滑剤を10〜20μmの膜厚となるように塗布した。
その後、内圧12MPa、軸押し込み距離50mmの条件にて両端より100mmより内側を外形75mmまで成形し、ハイドロフォーム成形品を作製した。
そして、得られたハイドロフォーム成形品の表面に付着した潤滑剤を、上記洗浄剤組成物(試料E1〜試料E10、試料C1〜試料C3)を用いて洗浄除去した。
洗浄除去は、液温60℃の洗浄組成物中に、上記ハイドロフォーム成形品を1分間浸漬し、上水を用いて、1分間リンス洗浄することにより行った。リンス時のスプレー水量は20L/min、液温60℃で行った。
その後、ハイドロフォーム成形品を乾燥し、ハイドロフォーム塑性加工品表面の観察し、上記洗浄剤組成物の洗浄性、及び塑性加工を施した被加工物の表面への影響の評価を行った。結果を表2に示す。
<洗浄性>
ハイドロフォーム成形品表面に潤滑剤の残留が確認されない場合を合格(評価○)とし、ハイドロフォーム成形品表面に潤滑剤の残留が確認された場合を不合格(評価×)とした。
<塑性加工を施した被加工物の表面への影響>
ハイドロフォーム成形品表面に変色や腐食が確認されない場合を合格(評価○)とし、ハイドロフォーム成形品表面に変色や腐食が確認される場合を不合格(評価×)とした。
Figure 2009108189
表2より知られるごとく、実施例としての試料E1〜試料E10は、洗浄性、塑性加工を施した被加工物の表面への影響の項目においても良好な結果を示した。
このように、本発明によれば、環境上問題となる溶剤等を使用せず、優れた洗浄力を有し、且つ、塑性加工を施した被加工物の表面への影響の少ない洗浄剤組成物を得られることが分かる。
なお、本例においては、融点が60℃であるカルナウバワックスを固形分重量で80質量%、残部が分子量6000のポリエチレングリコールからなる潤滑剤を用いて行ったが、融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98質量%含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いた場合には、同様の効果を得ることができる。
また、表2より知られるごとく、比較例としての試料C1は、洗浄剤組成物のpHが本発明の上限を上回るため、塑性加工を施した被加工物の表面に悪影響を与え、塑性加工を施した被加工物の表面への影響が不合格であった。
また、比較例としての試料C2は、キレート剤を含有していないため、金属イオンの析出を抑制することができず、洗浄性が不合格であった。
また、比較例としての試料C3は、洗浄剤組成物が界面活性剤を含有していないため、油脂の除去能力が不十分であり、洗浄性が不合格であった。

Claims (5)

  1. 融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%(質量%、以下同様)含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するための洗浄剤組成物であって、
    無機塩、キレート剤、界面活性剤、及び水からなり、
    pHが8〜12の範囲内であることを特徴とする洗浄剤組成物。
  2. 請求項1において、上記無機塩は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属珪酸塩、アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属リン酸水素塩、アルカリ金属ポリリン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩のうち1種又は2種以上からなることを特徴とする洗浄剤組成物。
  3. 請求項1又は2において、上記洗浄剤組成物における上記界面活性剤は、少なくともH.L.B.が8〜18の範囲にあるノニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記洗浄剤組成物全体を100重量部とした場合に、上記無機塩の含有量は0.1〜10重量部であり、上記キレート剤の含有量は0.1〜5.0重量部であり、上記界面活性剤の含有量は0.01〜10.0重量部であり、残部が水であることを特徴とする洗浄剤組成物。
  5. 融点が45℃〜110℃であるワックスを固形分重量で0.1〜98%(質量%、以下同様)含有し、残部が可溶型水性樹脂、界面活性剤の少なくとも一方からなる潤滑剤を用いて被加工物に塑性加工を施した後に、該被加工物に付着している上記潤滑剤を洗浄除去するために、請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄剤組成物を用いて洗浄を行うことを特徴とする洗浄方法。
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