JP2691585B2 - アルカリ洗浄剤 - Google Patents
アルカリ洗浄剤Info
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- JP2691585B2 JP2691585B2 JP63262332A JP26233288A JP2691585B2 JP 2691585 B2 JP2691585 B2 JP 2691585B2 JP 63262332 A JP63262332 A JP 63262332A JP 26233288 A JP26233288 A JP 26233288A JP 2691585 B2 JP2691585 B2 JP 2691585B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルカリ洗浄剤に関し、更に詳細には、洗浄
効果に優れ、スタミナ性が向上し、電解洗浄時の通電特
性の改善、洗浄液状態の改善がなされ、かつ洗浄液の泡
沫量が減少するという種々の性能が飛躍的に改善された
アルカリ洗浄剤を提供するものである。
効果に優れ、スタミナ性が向上し、電解洗浄時の通電特
性の改善、洗浄液状態の改善がなされ、かつ洗浄液の泡
沫量が減少するという種々の性能が飛躍的に改善された
アルカリ洗浄剤を提供するものである。
従来より、アルカリ型洗浄剤は、酸の中和、油脂類の
鹸化及び電気伝導性を有する等の性質から動植物性油
脂、鉱物油、ワツクス、グリース、タンパク質及びカー
ボン等の強力な汚れの洗浄剤として工業的に有利に用い
られている。又、その利用される工業分野としては、金
属、金属−プラスチツク部品、ガラス等の洗浄処理分野
があり、該分野において幅広く使用されている。このア
ルカリ型洗浄剤には、汚れ成分の吸着及び汚れの劣化等
を防止するため、界面活性剤及び/又はキレート剤等の
各種ビルダーを併用することが一般的に行なわれてい
る。また、洗浄方法には、浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブ
ラシ洗浄、電解洗浄等又はこれらを組合せた方法があ
り、これら方法により洗浄処理される。
鹸化及び電気伝導性を有する等の性質から動植物性油
脂、鉱物油、ワツクス、グリース、タンパク質及びカー
ボン等の強力な汚れの洗浄剤として工業的に有利に用い
られている。又、その利用される工業分野としては、金
属、金属−プラスチツク部品、ガラス等の洗浄処理分野
があり、該分野において幅広く使用されている。このア
ルカリ型洗浄剤には、汚れ成分の吸着及び汚れの劣化等
を防止するため、界面活性剤及び/又はキレート剤等の
各種ビルダーを併用することが一般的に行なわれてい
る。また、洗浄方法には、浸漬洗浄、スプレー洗浄、ブ
ラシ洗浄、電解洗浄等又はこれらを組合せた方法があ
り、これら方法により洗浄処理される。
しかしながら従来のアルカリ型洗浄剤は、未だ種々の
問題点を有しており、十分満足のゆくものではなかつ
た。特に昨今、処理能力の増強並びに省エネルギー対策
が進むにつれ、洗浄剤に対する性能要求が高まり、更に
は、洗浄工程の改善も必要となつている。この為、洗浄
剤の改善目標として、洗浄性の向上、洗浄液のスタミナ
性の向上、低温化洗浄性、電解洗浄時の通電特性の向
上、被洗浄物による洗浄液の持出量の軽減及び発泡によ
る洗浄液の流出防止等による原単位の低下、洗浄液の取
り扱いの簡易化等が挙げられ、上記性能すべてを満足す
る安定操業性の高いアルカリ洗浄剤が熱望されている。
問題点を有しており、十分満足のゆくものではなかつ
た。特に昨今、処理能力の増強並びに省エネルギー対策
が進むにつれ、洗浄剤に対する性能要求が高まり、更に
は、洗浄工程の改善も必要となつている。この為、洗浄
剤の改善目標として、洗浄性の向上、洗浄液のスタミナ
性の向上、低温化洗浄性、電解洗浄時の通電特性の向
上、被洗浄物による洗浄液の持出量の軽減及び発泡によ
る洗浄液の流出防止等による原単位の低下、洗浄液の取
り扱いの簡易化等が挙げられ、上記性能すべてを満足す
る安定操業性の高いアルカリ洗浄剤が熱望されている。
特に、洗浄剤組成物中にその配合成分として、あるい
は混入汚れ成分に起因して直鎖脂肪酸もしくはその塩お
よび/又は直鎖脂肪酸エステルを含有した洗浄剤は、例
えば電解洗浄時の通電特性の悪化による安定操業性の低
下、洗浄液の持出量の増加および発泡による洗浄液の流
出量の増加等による原単位の高騰が問題視されており、
上記の洗浄剤に対する要望は、一層大きなものである。
は混入汚れ成分に起因して直鎖脂肪酸もしくはその塩お
よび/又は直鎖脂肪酸エステルを含有した洗浄剤は、例
えば電解洗浄時の通電特性の悪化による安定操業性の低
下、洗浄液の持出量の増加および発泡による洗浄液の流
出量の増加等による原単位の高騰が問題視されており、
上記の洗浄剤に対する要望は、一層大きなものである。
そこで、本発明者らは、このような要望を満足すべく
鋭意検討を重ねた結果、ある特定の分岐型スルフオン酸
もしくはその塩をアルカリ洗浄剤に添加もしくは含有さ
せる事により、上記要求性能を達成し得ることを見出し
本発明を完成するに至つた。
鋭意検討を重ねた結果、ある特定の分岐型スルフオン酸
もしくはその塩をアルカリ洗浄剤に添加もしくは含有さ
せる事により、上記要求性能を達成し得ることを見出し
本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、(a)アルカリ剤及び(b)式
(I)の分岐型スルフォン酸以外の界面活性剤とともに
次の式(I) RSO3M (I) (式中、Rは炭素数1〜14の分岐鎖を有する全炭素数8
〜24の分岐鎖脂肪族炭化水素基を示し、Mは水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数1〜4の脂肪
族アミン、アンモニア又はアルカノールアミンを示す) で表わされる分岐型スルフォン酸もしくはその塩(以
下、添加剤と称する)を含有することを特徴とするアル
カリ洗浄剤を提供するものである。
(I)の分岐型スルフォン酸以外の界面活性剤とともに
次の式(I) RSO3M (I) (式中、Rは炭素数1〜14の分岐鎖を有する全炭素数8
〜24の分岐鎖脂肪族炭化水素基を示し、Mは水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数1〜4の脂肪
族アミン、アンモニア又はアルカノールアミンを示す) で表わされる分岐型スルフォン酸もしくはその塩(以
下、添加剤と称する)を含有することを特徴とするアル
カリ洗浄剤を提供するものである。
本発明の式(I)で表わされる分岐スルフオン酸とし
ては、9−オクタデセン、8−ヘキサデセン、7−テト
ラデセン、6−ドデセン、12−テトラエイコセン、11−
ドコセン、10−エイコセン等のインナーオレフイン(オ
レフインの位置には分布があるため、上記オレフインが
主成分である)をスルホン化することにより得られるゲ
ルベ型スルホン化物もしくはその塩、例えば、 等が挙げられる。
ては、9−オクタデセン、8−ヘキサデセン、7−テト
ラデセン、6−ドデセン、12−テトラエイコセン、11−
ドコセン、10−エイコセン等のインナーオレフイン(オ
レフインの位置には分布があるため、上記オレフインが
主成分である)をスルホン化することにより得られるゲ
ルベ型スルホン化物もしくはその塩、例えば、 等が挙げられる。
また、プロピレン、ブチレン等を多量化することによ
り得られるメチル分岐を数個保有するイソ型α−オレフ
イン例えばイソオクテン、イソノネン、イソドデセン、
イソヘキサデセン、イソオクタデセン、イソエイコセ
ン、イソテトラエイコセン等をスルホン化することによ
り得られる次の式(I′)、 (式中、R1は炭化水素基を、Mは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、炭素数1〜4の脂肪族アミン、
アンモニア又はアルカノールアミンを示し、nは1〜5
の数を示す) で表わされるイソ型スルホン酸もしくはその塩も例示さ
れる。
り得られるメチル分岐を数個保有するイソ型α−オレフ
イン例えばイソオクテン、イソノネン、イソドデセン、
イソヘキサデセン、イソオクタデセン、イソエイコセ
ン、イソテトラエイコセン等をスルホン化することによ
り得られる次の式(I′)、 (式中、R1は炭化水素基を、Mは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、炭素数1〜4の脂肪族アミン、
アンモニア又はアルカノールアミンを示し、nは1〜5
の数を示す) で表わされるイソ型スルホン酸もしくはその塩も例示さ
れる。
また、その塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類
金属、炭素数1〜4の脂肪族アミン、アンモニアまたは
炭素数2〜10のアルカノールアミンのイオンであり、具
体例としては、例えばメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ブチルアミン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、C2〜
C10のその他のアルカノールアミン、カリウム、ナトリ
ウム、カルシユウム、マグネシウム等のイオンが挙げら
れる。
金属、炭素数1〜4の脂肪族アミン、アンモニアまたは
炭素数2〜10のアルカノールアミンのイオンであり、具
体例としては、例えばメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ブチルアミン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、C2〜
C10のその他のアルカノールアミン、カリウム、ナトリ
ウム、カルシユウム、マグネシウム等のイオンが挙げら
れる。
(a)成分のアルカリ剤としては、水溶性のアルカリ
剤であり、具体例としては、カセイソーダ、カセイカ
リ:オルソ珪酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ、一号珪酸ソー
ダ、二号珪酸ソーダ、三号珪酸ソーダ等の珪酸ソーダ;
トリポリリン酸ソーダ、オルソリン酸ソーダやメタリン
酸ソーダ等のリン酸ソーダ類;等が挙げられる。
剤であり、具体例としては、カセイソーダ、カセイカ
リ:オルソ珪酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ、一号珪酸ソー
ダ、二号珪酸ソーダ、三号珪酸ソーダ等の珪酸ソーダ;
トリポリリン酸ソーダ、オルソリン酸ソーダやメタリン
酸ソーダ等のリン酸ソーダ類;等が挙げられる。
また、(b)成分の界面活性剤としては、 (1)例えば、高級アルコール硫酸ナトリウム、ラウリ
ン硫酸トリエタノールアミン、ラウリン硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタレンスルフオン酸ナトリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
アルキルフエニルエーテル硫酸ナトリウム、β−ナフタ
レンスルフオン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩等の
アニオン型界面活性剤; (2)例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミノエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸モノー、ジーエステル等のノニオン型界面活性
剤; (3)例えば、アルキルアミンアセテート、アルキルア
ミン塩酸塩、第4級アンモニウム塩等のカチオン型界面
活性剤; (4)例えば、アルキルジメチルアミンオキサイド、ア
ルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウ
ムベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。
ン硫酸トリエタノールアミン、ラウリン硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタレンスルフオン酸ナトリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン
アルキルフエニルエーテル硫酸ナトリウム、β−ナフタ
レンスルフオン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩等の
アニオン型界面活性剤; (2)例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミノエーテル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸モノー、ジーエステル等のノニオン型界面活性
剤; (3)例えば、アルキルアミンアセテート、アルキルア
ミン塩酸塩、第4級アンモニウム塩等のカチオン型界面
活性剤; (4)例えば、アルキルジメチルアミンオキサイド、ア
ルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウ
ムベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。
このうち、(2)のノニオン型界面活性剤としては、
次の一般式(II) R1−O−(CH2CH2O)n(CH2CH2CH2O)mH (II) (式中、R1はH、炭素数1〜18の直鎖脂肪族炭化水素
基、炭素数1〜12の分岐鎖脂肪族炭化水素基またはアル
キル基の炭素数が1〜12のアルキルフエニル基を示し、
nは0〜60、mは0〜60で且つn+mは1より大きい数
を示す) で表わされるものが好ましい。
次の一般式(II) R1−O−(CH2CH2O)n(CH2CH2CH2O)mH (II) (式中、R1はH、炭素数1〜18の直鎖脂肪族炭化水素
基、炭素数1〜12の分岐鎖脂肪族炭化水素基またはアル
キル基の炭素数が1〜12のアルキルフエニル基を示し、
nは0〜60、mは0〜60で且つn+mは1より大きい数
を示す) で表わされるものが好ましい。
これらの具体例としては、たとえば、ポリオキシエチ
レンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエ
ーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンパル
ミチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンキシレニルエーテルポ
リオキシエチレンオクチルフエニルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンデシルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシ
ルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレン、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンコポリマー、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンオクチルフエニルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンノニル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンデシルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンドデシルフエニルエーテル、ポリオ
キシプロピレンオクチルフエニルエーテル、ポリオキシ
プロピレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシプロピ
レンデシルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレンド
デシルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレンブチル
エーテル等が挙げられる。
レンヘキシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルエ
ーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンパル
ミチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキ
シエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンキシレニルエーテルポ
リオキシエチレンオクチルフエニルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンデシルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシ
ルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレン、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンコポリマー、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンオクチルフエニルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンノニル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンデシルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンドデシルフエニルエーテル、ポリオ
キシプロピレンオクチルフエニルエーテル、ポリオキシ
プロピレンノニルフエニルエーテル、ポリオキシプロピ
レンデシルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレンド
デシルフエニルエーテル、ポリオキシプロピレンブチル
エーテル等が挙げられる。
アルカリ洗浄剤に対する本発明添加剤の添加量は、0.
01〜30重量%(以下「%」で示す)であり、(a)及び
(b)の成分を含むアルカリ洗浄剤中の好ましい添加量
は0.1〜20%である。
01〜30重量%(以下「%」で示す)であり、(a)及び
(b)の成分を含むアルカリ洗浄剤中の好ましい添加量
は0.1〜20%である。
アルカリ洗浄剤中における(a)成分の配合量は、0.
1〜50%であり、好ましくはpH10以上になるよう配合さ
れる。また、(b)成分の洗浄剤組成物に対する配合量
は、0.01〜30%である。
1〜50%であり、好ましくはpH10以上になるよう配合さ
れる。また、(b)成分の洗浄剤組成物に対する配合量
は、0.01〜30%である。
また、本発明において用いられるアルカリ洗浄剤に
は、より一層の洗浄効果等を向上させる目的で、有機キ
レート型ビルダーを配合することも可能である。斯かる
ものとしては、例えばグリシン、ニトリロ三酢酸、エチ
レンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エ
チレンジアミン二酢酸、イミノ二酢酸、トリエチレンテ
トラミン六酢酸、メタフエニレンジアミン四酢酸、ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ノルロイシンア
ミノ酢酸等のアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩など
のアミノカルボン酸類;リンゴ酸、クエン酸、グルコン
酸、グルコヘプトン酸、粘液酸等のアルカリ金属塩若し
くは低級アミン塩などのオキシカルボン酸型キレートビ
ルダーが挙げられる。
は、より一層の洗浄効果等を向上させる目的で、有機キ
レート型ビルダーを配合することも可能である。斯かる
ものとしては、例えばグリシン、ニトリロ三酢酸、エチ
レンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エ
チレンジアミン二酢酸、イミノ二酢酸、トリエチレンテ
トラミン六酢酸、メタフエニレンジアミン四酢酸、ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ノルロイシンア
ミノ酢酸等のアルカリ金属塩若しくは低級アミン塩など
のアミノカルボン酸類;リンゴ酸、クエン酸、グルコン
酸、グルコヘプトン酸、粘液酸等のアルカリ金属塩若し
くは低級アミン塩などのオキシカルボン酸型キレートビ
ルダーが挙げられる。
〔発明の効果〕 後記実施例に示す如く、アルカリ剤、アルカリ剤と界
面活性剤、もしくはアルカリ剤、界面活性剤とキレート
剤から成るそれぞれ3種洗浄剤に本発明添加剤を添加す
ることにより、これら洗浄剤の要求性能を十分に満足せ
しめる結果を得た。すなわち、上記3種洗浄剤に添加剤
をそれぞれ添加した場合、添加後の洗浄剤の洗浄性は、
添加前のそれに比べ向上した。また、スタミナ性におい
ても同様の結果を得た。電解洗浄時の通電特性に関して
は、添加剤の有無の差は明らかで、添加剤の結果により
大きく向上されることが確認できた。また、本発明添加
剤のその他効果として、汚れ成分の洗浄液への混入によ
る洗浄液の増粘現象を抑制することができた。このこと
より、洗浄液状態の改善、被洗浄物による洗浄液の持出
量の軽減、発泡による洗浄液の流出防止、低温化洗浄
性、洗浄液取り扱い簡易化等の種々要求性能も本発明の
アルカリ洗浄剤添加剤により満足させることが可能とな
つた。
面活性剤、もしくはアルカリ剤、界面活性剤とキレート
剤から成るそれぞれ3種洗浄剤に本発明添加剤を添加す
ることにより、これら洗浄剤の要求性能を十分に満足せ
しめる結果を得た。すなわち、上記3種洗浄剤に添加剤
をそれぞれ添加した場合、添加後の洗浄剤の洗浄性は、
添加前のそれに比べ向上した。また、スタミナ性におい
ても同様の結果を得た。電解洗浄時の通電特性に関して
は、添加剤の有無の差は明らかで、添加剤の結果により
大きく向上されることが確認できた。また、本発明添加
剤のその他効果として、汚れ成分の洗浄液への混入によ
る洗浄液の増粘現象を抑制することができた。このこと
より、洗浄液状態の改善、被洗浄物による洗浄液の持出
量の軽減、発泡による洗浄液の流出防止、低温化洗浄
性、洗浄液取り扱い簡易化等の種々要求性能も本発明の
アルカリ洗浄剤添加剤により満足させることが可能とな
つた。
次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
なお、以下の実施例においては、下記に示す薬剤を第1
表の組成で配合した洗浄剤基剤を用い、これに本発明添
加剤を0.5%添加して洗浄剤組成物とした。
本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
なお、以下の実施例においては、下記に示す薬剤を第1
表の組成で配合した洗浄剤基剤を用い、これに本発明添
加剤を0.5%添加して洗浄剤組成物とした。
(薬剤) (1)アルカリ剤: カセイソーダ(95% 試薬一級) オルソ珪酸ソーダ(95% 試薬一級) (2)界面活性剤: アニオン型界面活性剤:ナフタレンスルフオン酸ホル マリン縮合物のナトリウム塩 ノニオン型界面活性剤:ノニルフエノールエチレンオ キサイド9モル付加物 カチオン型界面活性剤:ステアリルアミンアセテート (3)キレート型ビルダー:エチレンジアミン四酢酸 (洗浄剤基剤組成) (本発明添加剤) イソノナンスルホン酸 イソドデカンスルホン酸 ゲルベ型オクタデカンスルホン酸 ゲルベ型ドコサンスルホン酸 実施例1 洗浄性評価: トリクロロエチレン溶剤により脱脂したステンレスパ
イプに潤滑剤0.2gをパイプ表面に均一付着させ、60℃で
2時間保温放置したものをテストピースとし、第2表に
示す洗浄剤基剤及び添加剤の組合せで調製した洗浄剤組
成物を用い、下記条件で浸漬洗浄した。その後、テスト
ピースを流水中で30秒間水洗し、温風乾燥を施した。上
記により処理されたテストピース表面の残留油分をトリ
クロロエチレン溶剤により抽出し、その抽出油の重量を
測定し、次式により脱脂率を求め評価した。この結果も
第2表に示す。
イプに潤滑剤0.2gをパイプ表面に均一付着させ、60℃で
2時間保温放置したものをテストピースとし、第2表に
示す洗浄剤基剤及び添加剤の組合せで調製した洗浄剤組
成物を用い、下記条件で浸漬洗浄した。その後、テスト
ピースを流水中で30秒間水洗し、温風乾燥を施した。上
記により処理されたテストピース表面の残留油分をトリ
クロロエチレン溶剤により抽出し、その抽出油の重量を
測定し、次式により脱脂率を求め評価した。この結果も
第2表に示す。
(テスト条件) ステンレスパイプ:SUS 304 TPD 潤滑剤 :鉱油+合成エステル(市販品) 洗浄剤濃度:第1表記載 洗浄剤温度:60℃ 洗浄時間 :5分 洗浄液攪拌:500rpm 実施例2 スタミナ性評価: 実施例1と同一の条件により、パイプ処理数10、50及
び100本目の洗浄性を評価した。
び100本目の洗浄性を評価した。
なお、第3表中、*印は洗浄液混入油分による再付着
を示す。
を示す。
実施例3 電解洗浄時の通電性テスト: 電解洗浄時の通電性の低下は電極(陽極)の腐食によ
ると考えられている。この為、通電性評価は電極の腐食
量、つまり電極の重量減少量により評価した。この結果
を第4表に示す。
ると考えられている。この為、通電性評価は電極の腐食
量、つまり電極の重量減少量により評価した。この結果
を第4表に示す。
(評価条件) 電 極:ステンレス鋼板(SUS−430) 電極部面積:10mm×50mm:5cm2 洗浄液濃度:実施例1と同じ 洗浄液温度: 80℃ 添加剤濃度:実施例1と同じ 電流密度 :100A/dm2 電解時間 :60分 実施例4 各洗浄液に市販の牛脂を1%添加し、その後80℃で2
時間攪拌し、十分鹸化反応させたものをテストサンプル
とした。このサンプル液に鋼板を5秒間垂直に浸漬し、
その後20秒間空中で垂直に放置した。上記処理を施した
鋼板に付着した洗浄液量を測定し、洗浄液の持出量評価
とした。また、同一洗浄液を200ml共栓付きメスシリン
ダーに50ml入れ、手で20回強振し、その後1分後の泡沫
量を測定した。この結果を第5表に示す。
時間攪拌し、十分鹸化反応させたものをテストサンプル
とした。このサンプル液に鋼板を5秒間垂直に浸漬し、
その後20秒間空中で垂直に放置した。上記処理を施した
鋼板に付着した洗浄液量を測定し、洗浄液の持出量評価
とした。また、同一洗浄液を200ml共栓付きメスシリン
ダーに50ml入れ、手で20回強振し、その後1分後の泡沫
量を測定した。この結果を第5表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−127696(JP,A) 特開 昭62−4791(JP,A) 特開 昭60−161728(JP,A) 特開 昭61−296098(JP,A) 特開 昭60−55098(JP,A) 特開 昭52−135312(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】(a)アルカリ剤及び(b)式(I)の分
岐型スルフォン酸以外の界面活性剤とともに次の式
(I) RSO3M (I) (式中、Rは炭素数1〜14の分岐鎖を有する全炭素数8
〜24の分岐鎖脂肪族炭化水素基を示し、Mは水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属、炭素数1〜4の脂肪
族アミン、アンモニア又はアルカノールアミンを示す)
で表わされる分岐型スルフォン酸もしくはその塩を含有
することを特徴とするアルカリ洗浄剤。 - 【請求項2】pHが10以上である特許請求の範囲第1項記
載のアルカリ洗浄剤。 - 【請求項3】界面活性剤がノニオン型界面活性剤である
特許請求の範囲第1項又は第2項記載のアルカリ洗浄
剤。
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JP63262332A JP2691585B2 (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | アルカリ洗浄剤 |
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