JP2009107259A - 情報表示体およびその製造に用いる転写箔 - Google Patents

情報表示体およびその製造に用いる転写箔 Download PDF

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Abstract

【課題】個人認証用の情報が確認でき、かつ、偽造防止対策が付与された情報表示体とその製造に用いる転写箔を提供すること。
【解決手段】情報が記録されたOVD部分の一部あるいは全面に反射性薄膜層16が設けられ、かつ、それ以外のOVD部分に透明性反射層14が設けられてなる情報表示体において、少なくとも反射性薄膜層16の下側に耐熱層15が設けられ、該耐熱層15はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、データに基づき形成されるコード情報を記録でき、特に偽造・変造・改ざんに対して有効な情報を付与する情報表示体に関する。
より詳しくは、例えば、商品券等や(クレジット)カード等の有価証券類の偽造防止対策、真正品であることの認証のための偽造防止対策(偽造の発見や抑止)を付与することで検証機能を備えた情報表示体に関するものである。それらの中でも特に、IDカード、免許証、パスポート等の顔写真や画像や文字等の個人情報を有する情報表示体において、個人認証用の情報が確認でき、かつ、偽造防止対策を付与した情報表示体に関する。
近年、偽造防止手段として光の干渉を用いて立体画像や特殊な装飾画像を表現し得る、ホログラムや回折格子、光学特性の異なる薄膜を重ねることにより、見る角度により色の変化(カラーシフト)を生じる多層薄膜のようなOVD(Optical Variable Device)が利用されるようになってきている。これらOVDは高度な製造技術を要すること、独特な視覚効果を有し、一瞥で真偽が判定できることから有効な偽造防止手段としてクレジットカード、有価証券、証明書類等の一部にあるいは全面に形成され使用されている。最近では透明性反射層を用いた透明型OVDが、一見、透明であり上記媒体上の情報の確認を妨げず、かつ、偽造防止効果の高いOVDを付与することが可能であるため、IDカード、免許証、パスポート等の個人認証用の情報表示体に広く利用されてきている。
しかしながら、このタイプのOVDは反射率が低いためにOVDを確認し難いという問題があり、より迅速にかつ正確に検証を行うための提案がなされている。
特許文献1の発明はOVD部に機械読み取り可能な回折格子部分を設けたことを特徴としており、入射光に対する回折光の方向から、その情報を検知し、検証することが可能な情報表示体である。さらに、特許文献2の発明は単色光再生型ホログラム部分を設けて成ることを特徴としており、その部分に単色光であるレーザーを照射すると、予め与えた数字、文字や絵柄情報が結像し再生し、その再生像を用いて検証することが可能である。
上記先行特許文献を示す。
特開平6−278374 特開平6−332359
以上のように機械で読み取り、あるいは目視で確認し、迅速かつ正確に真偽を判定することが提案されているが、以下の原因で記録情報は読み取り難いという現象が生じている。
1)製造時の熱加工によるOVDの変形
これらID証のごとき情報表示体を製造する際に、情報表示体表面に保護層となるフィルムが転写あるいはラミーネートによって設けられており、このときの熱でOVDが変形してしまい正確な情報が読み取れなくなってしまう。
2)透明性OVDの反射率の低さ
ID証のごとき情報表示体は、印刷された氏名、生年月日、顔写真等の個人情報が確認でき、かつ偽造を防止する目的で透明タイプのOVDが使用されているが、透明タイプの
OVDは光の反射する効率が低く、機械読み取りを行うのに十分な回折光が得られ難い。
このような原因で機械読み取りが損なわれており、特に、紙基材を用いたパスポート等では、紙基材の紙目の凹凸の影響で熱加工時の変形が大きく、読み取り時も透明タイプのOVDではその回折光が紙の表面で散乱する散乱光の影響を受けてしまうため、正確にOVDの有する情報を検知することが不可能であった。
本発明はこれらの問題を鑑みなされた発明である。特に、従来では読み取りが困難であった紙素材を基材に有する情報表示体においてより高い効果を発揮する。
すなわち、すくなくともOVDの機械読み取り情報を有する部位に反射性薄膜層を設け、反射効率を改善し、かつ、耐熱性を設けることで、熱加工時の変形を防止し、紙目の凹凸がOVD画像に影響することを防ぐことにより、より正確に情報の読み取りを可能とする手法である。
請求項1に記載の発明は、少なくとも一部に光学的に情報を機械読み取り可能なOVDを有する情報表示体であって、情報が記録されたOVD部分の一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、かつ、それ以外のOVD部分の全面あるいは一部に透明性反射層が設けられてなる情報表示体において、少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする情報表示体である。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、前記情報が記録されたOVD部分に反射性薄膜層が積層され、該反射性薄膜層を含むOVD層の全面あるいは一部分に透明性反射層が積層されてなる情報表示体において、少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする情報表示体である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の発明において、前記反射性薄膜層の下側に、透明性反射層を介して耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする情報表示体である。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、支持体上に、剥離性保護層、OVDが設けてなるOVD層に光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、それ以外のOVD部分に全面あるいは一部に透明性反射層が積層されてなり、かつ、少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられており、該耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔である。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、
支持体上に、少なくとも剥離性保護層、OVDが設けて成るOVD層に、光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層、少なくとも反射性薄膜層を含む領域に耐熱層を積層し、かつ、積層された耐熱層を含むOVD層の全面あるいは少なくとも一部分に透過性反射層、さらに、その全面あるいはその一部に接着層を順次積層してなり、前記耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔である。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、
支持体上に、剥離性保護層、OVDが設けて成るOVD層が順次積層され、OVD層の光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、該反射性薄膜層を含むOVD層の全面あるいは一部分に透明性反射層が積層されてなり、少なくとも反射性薄膜層の下側に位置する部位に透明性薄膜層を介して耐熱層が設けられ、該耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔である。
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の転写箔を用いて、製造される情報表示体において、その基材が紙素材からなることを特徴とする情報表示体である。
以上、本発明によれば、機械読み取り可能なOVD部に部分的に反射性薄膜層および耐熱層を設けることでOVDが有する情報を確実に読み取ることが可能となった。
特に、この技術はパスポートや免許証等のIDカードに適用され、顔写真や個別の個人情報を確認でき、かつ、機械読み取りOVDを用いて、真正品と偽造品の判別を従来以上に確実に行うことができる。
一方で、機械読み取りが確実となったことから、OVDに記録する情報を従来よりも大量、複雑にすることも可能であり、より偽防止効果を向上することができる。
以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係る情報表示体の一実施例を示す平面図である。
図のように本発明の情報表示体は少なくとも機械読み取り可能なOVD部21を有しており、その部位の全面あるいは一部に反射性薄膜部22とともにその下側に耐熱層が設けられている。さらに、それ以外の部分には情報媒体上に記載された顔写真や数字、文字等の可視情報部23にその情報が確認可能なように透明性反射部を有するOVD24が積層されている。
図2〜4は、本発明の情報表示体の一実施例を示す断面図であり、図のように少なくとも基材11上に可視情報12、透明性反射層14、耐熱層15、反射性薄膜層16、OVD層17を有してなり、反射性薄膜層16が積層されているOVDの一部が機械読み取り可能なOVDを設けてなる。
図5には図2に示した本発明の情報表示体を容易に製造可能な転写箔の一実施例を示す断面を示した。図のように、本実施例の転写箔は、支持体1に剥離性保護層2、その一部に機械読み取り可能な情報を有するOVD層3、反射性薄膜層4、耐熱層5、透明性反射層6、受像兼接着層7を積層してなる。以降これらの層に関し、実施の形態を詳細に説明する。
支持体1としては厚みが安定しており、かつ耐熱性の高いポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムを用いるのが一般的であるが、これに限るものではない。その他の材料としては、ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム等が耐熱性の高いフィルムとして知られており、同様の目的で使用することが可能である。また、他のフィルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、耐熱塩化ビニル等の材料でも、塗液の塗工条件、さらに言えば乾燥条件や転写条件等の加工適性が満足できれば使用可能である。
また、転写加工時に剥離性保護層2の剥離が困難である場合には、支持体側に一般的に公知の離形層を設けても良く、剥離が軽すぎる場合には同様に一般的に公知の易接着処理
を行って剥離を調整しても良い。また、転写層への影響が無い限りは、帯電防止処理やマット加工、エンボス処理等の加工を設けることも適宜適用可能である。
剥離保護層2は、支持体1から剥がれる層であり、更には剥離した後にOVD記録層3の上を覆うように形成され、機械的損傷や携帯時の擦り等の外部損傷、生活物質(酒、水等)に対する耐性を備え、外的要因による損傷を保護する役目を兼ね備えている。
その材料には有機高分子樹脂材料が使用され、熱可塑性、熱硬化性、湿気硬化性、紫外線硬化系、電子線硬化系等が使用される。また、剥離保護層に耐摩擦性を付与する目的で従来既知の滑剤を添加することも可能である。
次に、OVD層3に関して、詳細に説明する。構造色を発現する媒体としては、主に、光の干渉を利用した画像を呈するものがあり、立体画像の表現や見る角度により色の変化を生じる(即ちカラーシフトする)表示体である。この構造色に関わる具体例には、コレステリック液晶を材料として利用したものや、光学多層干渉膜、ホログラムとか回折格子のごときOVDがある。
本発明には、これらのOVDにおいて機械読み取り可能な情報記録部を有したものが使用される。特にホログラムや回折格子タイプのOVDにおいては、近年機械読み取り可能な情報を付加したものが利用されており、例えば、入射光が回折し特定の方向に回折するように設計された回折格子や単色の入射光によって特定の像を結像する単色光再生型ホログラム(あるいは回折格子)があげられ、これらのOVDを利用した情報を読み取る手法が広く利用されてきている。(参考文献1、2参照)
本発明では、前述の機械読み取り可能なOVDにおいて、特に量産性に優れるレリーフ型のホログラム(又は回折格子)を例に挙げ詳細に説明するが、適用されるOVDは、これに限定されず、回折光から情報を読み取りことが可能なOVDであれば、適宜使用可能である。
レリーフ型のホログラム(又は回折格子)は、従来からの光学的な撮影方式や電子線の描画、更には誘起表面レリーフ形成法等により、微細な凹凸パターンからなるレリーフ型のマスター版を作製し、電気メッキ法によりパターンを複製したニッケル製のプレス版にて量産を行う。即ち、このプレス版を加熱しOVD層3に押し当て、表面に凹凸パターンを複製する。
それゆえ、OVD層3は、プレス版にて成形可能であるという性能が要求され、その主となる材料は、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂や、反応性水酸基を有するアクリルポリオールやポリエステルポリオール等にポリイソシアネートを架橋剤として添加、架橋したウレタン樹脂や、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂等の熱硬化樹脂、エポキシ(メタ)アクリル、ウレタン(メタ)アクリレート等の紫外線あるいは電子線硬化樹脂を、単独もしくはこれらを複合して使用できる。また、上記以外のものであっても、OVD画像を形成可能であれば適宜使用可能である。
一方、これらレリーフ型OVDの画像技術に関して説明する。
本発明においては、少なくともOVDの画像の一部に機械読み取り可能なOVDを設けてなることが必要であり、その利用できる技術としては、前述のように、特定の方向に光が回折する回折格子や単色の入射光によって特定の像を結像する単色光再生型ホログラム(あるいは回折格子)があげられる。これら回折光や、結像された像を検知する機器によって、OVDに与えられた情報を読み取ることが可能となる。
また、これら機械読み取り可能なOVD以外の画像表現手法としては、立体的画像を再現するホログラムである3Dホログラムや、回折格子を微小なドットで表現し、高い輝感を与えることが可能な特殊な回折格子(本発明者等はグレーティングイメージと称する)、等の撮影技術。最近では、回折格子の微小なドットをそれぞれ適当な形状(例えば、星型、等)で形成する手法や、回折格子の微小なドットで肉眼では見えない細かな文字(いわゆるマイクロ文字)を形成する手法、回折格子を使用していながらあたかも写真のように被写体の色彩を忠実に再現する手法、あるいは、回折格子を使用しており見る角度によって全く違う複数の画像を表現する手法(本発明者等はチェンジングと称する)、等が開発されている。
これらの画像表現手法を前述の機械読み取り可能なOVDに組み合わせて用いることも可能である。組み合わせることで、意匠性を向上することや、機械読み取り可能な情報であることを隠す(偽造をしようとする者に対して知られ難いようにする)ことが可能である。また、画像表現の手法は必ずしもこれらに限定されず、公知の画像表現の手法であれば、適宜、組み合わせて利用可能である。
次に、機械読み取りを情報を有したOVD部21に部分的あるいは全面に設けられる反射薄膜層4に関して説明する。この反射薄膜層4は機械読み取りに必要な回折光を十分に確保できるように設けられる。そのため、その材料は光を反射する(透過し難い)材料が用いることが好ましい、例えばAl、Sn、Cr、Ni、Cu、又は、Au、等の金属材料の単体、もしくは、その化合物を薄膜化して形成する手法や、金属に近い光沢を有するインキ(金属粉を分散したインキ)を用いて印刷法にて形成される手法が挙げられる。
金属薄膜を蒸着やスパッター等で形成した場合には、全面に蒸着膜が形成されるため不要部分を取り除く必要がある。この手法は例えば、OVD層3に溶解性の高い樹脂を所望のパターンにてネガパターンに形成、金属薄膜を設けた後、溶解性樹脂とその部分の金属薄膜層を洗浄し除去する手法や、金属薄膜層にエッチングに対して耐性のある耐酸あるいは耐アルカリ性樹脂を用いてポジパターンを印刷(マスク印刷)した後、金属薄膜を酸やアルカリでエッチングする方法等が挙げられる。さらには光を露光することによって、溶解するあるいは溶解し難くなる樹脂材料を塗布、所望のパターンを有するマスク越しに露光した後、不要部分を洗浄あるいはエッチングで除去する手法や、熱や放電、レーザーにて金属薄膜を部分的に破壊する手法等も挙げられるが、それ以外の公知の手法も適宜利用可能である。
次に耐熱層5であるが、この層は転写の際、転写箔にかかる熱圧で生じるOVDの変形を抑える層であり、熱に軟化し難く、変形しない材料が使用される。
その材料を挙げると熱硬化性、湿気硬化性、紫外線硬化系、電子線硬化系等の硬化性樹脂や熱可塑性樹脂でもポリカーボネート、変性ノルボルネン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、環状ポリオレフィン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリイミド等の耐熱性の高い樹脂を用いることが望ましい。筆者らの鋭意研究の結果、耐熱層の材料には、十分にその効果を得るためには、主剤となる前述の樹脂のガラス転移温度(Tg)が170℃以上で、その材料を60%以上含有していることが好ましいことがわかった。
また、その厚さ0.3μm以上の厚みで設けることが好ましい。これらの材料は、図2〜5においては機械読み取り可能なOVD部と同一の位置に積層され設けられているが、全面に設けることも適宜適用可能である。
透明反射層6は光の一部を透過し、一部を反射する特性を有しており、それゆえ、基材上の可視情報23(12)を確認できるとともにOVD画像も観察することができる。
そのような材料は、OVD層のレリーフ形成面を構成する材料よりも屈折率が高い高屈折率材料を使用する必要がある。例えば、以下の材料があげられる。但しここで化学式の後に続くカッコ内の数値は、それぞれの屈折率nを示す。
Sb23(3.0)、Fe23(2.7)、TiO2(2.6)、CdS(2.6)、CeO2(2.3)、ZnS(2.3)、PbC12(2.3)、CdO(2.2)、Sb23(2.0)、WO3(2.0)、SiO(2.0)、Si23(2.5)、In23(2.0)、PbO(2.6)、Ta23(2.4)、ZnO(2.1)、ZrO2(2.0)など。これらの材料を蒸着法やスパッター法で設けることが可能である。その他の手法として、これら高屈折率材料の微粒子を分散したインキを印刷法で設ける手法も適用可能である。
さらに、前述の洗浄法やエッチング法等の手法を用いて図4のように部分的に透明反射層5を設けることも可能である。
次に、受像兼接着層7に関して説明する。
受像兼接着層7はレーザープリント方式、インクジェット方式、昇華(熱拡散)転写方式、溶融転写方式等公知の方法にて画像や文字が印字される。
それゆえ、用いる印字方式に適した受像性能が必要であり、かつ、印字工程の後、基材11への接着、転写されるため、基材11に対しての接着性も要求される。その材料としては、熱可塑性樹脂が好まししく、例えば、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニル系樹脂等の単体あるいは共重合体等が挙げられ、これらを単独もしくは複合して使用可能であるが、これらに限定されるものではない。また、画像形成時の熱により転写リボンの貼り付き等の問題が発生し、受像適性が得られない場合には硬化した樹脂を用いることも可能である。
さらに、ブロッキングの防止、リボンの貼り付き防止および箔切れ性を考慮し、滑材やフィラー、あるいは、画像の保護を目的として紫外線吸収剤の添加も可能である。
こうして、作製された転写箔は、IDカード即時発行システムである専用プリンタを用いてID証に加工される。すなわち、このプリンタでは、転写フィルムの受像層兼接着層に顔写真および個人データーを印字し、その後、熱圧にて転写フィルムを基材に接着させ、支持体1フィルムを剥がし取るという工程を行う。
以上、一実施例を説明してきたが、意匠性を向上すべく各層を着色することや表面もしくは層間に印刷を施す等、使用の目的により適宜利用可能である。
また、各層の接着性を鑑み、各層間に接着アンカー層を設けることや、コロナ放電処理・プラズマ処理・フレーム処理等の各種易接着処理を施すことも可能である。
一方、ID証の機械読み取り可能なOVD情報を複雑化、多様化することでより偽造防止効果を高めることも適宜利用可能である。
その手法としては、OVD画像のプレス成型時にランダムに情報が成型されるようにする手法や、部分的に反射薄膜を設けるときに、そのパターンをランダムに設ける手法、ID証に作製された後、レーザーや放電加工によってOVD情報部の一部の反射性薄膜層を破壊し、情報を複雑あるいは個別化する手法等が挙げられるが、本発明においてはこれら情報を複雑化、個別化、あるいは書き換える手法を利用することも可能である。
さらには、偽造、変造、貼り替え等の防止効果を向上させる目的で、これらOVDの情報に基づいて、誕生日や性別、出身等の個人情報とリンクさせたID番号を記載することや、顔写真の電子透かし情報にその情報を記録する等、他の可視情報や不可視情報とリンクさせておくことも可能である。検証時にこれらの情報の適合性を確認することによって、偽造、変造、貼り替え等の偽造品をより完全に識別することが可能となる。
以降、本発明の実施例を実際に作製した手順、材料をより具体的に挙げて説明する。
本実施例においては、図5の転写箔を作成し、その転写箔に可視情報を印刷した後、紙基材からなるシートに転写して、本発明の情報記録体である図1に示したIDカードを作成した。
以下には、図5の転写箔を作製する工程に関して詳しく示した。
まず、支持体1となるポリエチレンテレフタレート製25μmのフィルムに、以下に示した剥離性保護層2およびOVD層3をグラビアコーティング法にて各々2μm塗布した。次に、一部分に機械読み取り可能なOVDを有するレリーフ型のOVDの金属スタンパーを120℃で30秒間押し付け、OVD画像を形成した。
その後、反射薄膜層4を蒸着法にてAlを50nm形成し、機械読み取り可能なOVD画像部分に下記組成の耐熱層5をマスク印刷として1μm設けた後、アルカリ溶液に浸漬し、マスク印刷部分以外の不要なAl蒸着部を取り除いた。
そして、透明反射層6として硫化亜鉛を蒸着法にて40nm設けた後、受像兼接着層7を3μm塗布した。
こうして得られた転写フィルムを用いてIDカードプリンタにて紙からなる基材を用いたID証を作製した。
[剥離性保護層インキ組成]
アクリル樹脂 …15部
ポリエチレンワックス … 1部
メチルエチルケトン …50部
トルエン …34部
[OVD層インキ組成]
ウレタン樹脂 …15部
メチルエチルケトン …50部
トルエン …35部
[耐熱層(マスク印刷)インキ組成]
変性ノルボルネン(Tg170℃) …15部
沈降性硫酸バリウム …10部
メチルエチルケトン …45部
トルエン …30部
[受像層兼接着層インキ組成]
塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂 …25部
ポリエステル樹脂 … 5部
メチルエチルケトン …49部
トルエン …20部
シリカフィラー … 1部
機械読み取りOVD部分に耐熱層を設けないタイプのID証を作成し、比較例となる実施例2とした。
すなわち、前述の実施例1耐熱層材料部分を以下の耐熱を有してない材料をマスク印刷し、製造したものである。
[マスク印刷インキ組成]
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(Tg70℃) …15部
沈降性硫酸バリウム …10部
メチルエチルケトン …45部
トルエン …30部
機械読み取りOVD部分に反射薄膜層を設けないタイプのID証を作成し、比較例となる実施例3とした。
すなわち、前述の実施例1のAlからなる反射薄膜層4、耐熱層、エッチング工程を省いたほかの工程および材料は同様の手法、材料を用いてID証を作製した。
この比較例は図1の実施例とは異なり反射性薄膜層部分がなく、その部分には透過性反射層を有した、全面に透過性反射層を有した構成となる。
以上のように作成された実施例1および比較例となる実施例2および3のID証のOVDに記録された情報の読み取りテストを、転写温度を140℃、160℃、180℃と変化させて行った。その結果を表1に示した。
Figure 2009107259
表1のように比較例となる実施例3では光の反射率が低く、回折光が弱いため、紙の表面の凹凸による光の散乱光に邪魔され、その情報を確実に読み取りことは不可能であった。
一方、比較例となる実施例2および実施例1では反射性薄膜層を用いてるため、回折効率も高く、紙表面による散乱光の影響が少ないために140℃転写では確実に読み取ることが可能であった。しかしながら、転写温度が高くなるとOVD部に変形を生じやすく、180℃転写構成では読み取ることができなかった。それに対し、実施例1では180℃転写においても熱による変形が小さく、正確に情報を読み取ることができた。
本発明に係る情報表示体の一実施例を示す平面説明図である。 本発明の情報表示体の一実施例を示す断面説明図である。 本発明の情報表示体の別の実施例を示す断面説明図である。 本発明の情報表示体のさらに別の実施例を示す断面説明図である。 本発明の情報表示体を容易に製造可能な転写箔の一実施例を示す断面説明図である。
符号の説明
21‥‥機械読み取り可能なOVD部
22‥‥反射性薄膜部
23‥‥可視情報部
24‥‥透明性反射部を有するOVD部
11‥‥基材
12‥‥可視情報
13‥‥接着層(受像兼接着層)
14‥‥透明性反射層
15‥‥耐熱層
16‥‥反射薄膜層
17‥‥OVD層
1‥‥支持体
2‥‥剥離性保護層
3‥‥OVD層
4‥‥反射性薄膜層
5‥‥耐熱層
6‥‥透明性反射層
7‥‥受像兼接着層

Claims (7)

  1. 少なくとも一部に光学的に情報を機械読み取り可能なOVDを有する情報表示体であって、情報が記録されたOVD部分の一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、かつ、それ以外のOVD部分の全面あるいは一部に透明性反射層が設けられてなる情報表示体において、
    少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする情報表示体。
  2. 前記情報が記録されたOVD部分に反射性薄膜層が積層され、該反射性薄膜層を含むOVD層の全面あるいは一部分に透明性反射層が積層されてなる情報表示体において、
    少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする請求項1に記載の情報表示体。
  3. 前記反射性薄膜層の下側に、透明性反射層を介して耐熱層が設けられ、該耐熱層は、ガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示体。
  4. 請求項1に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、
    支持体上に、剥離性保護層、OVDが設けてなるOVD層に光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、それ以外のOVD部分に全面あるいは一部に透明性反射層が積層されてなり、かつ、少なくとも反射性薄膜層の下側に耐熱層が設けられており、該耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔。
  5. 請求項2に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、
    支持体上に、少なくとも剥離性保護層、OVDが設けて成るOVD層に、光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層、少なくとも反射性薄膜層を含む領域に耐熱層を積層し、かつ、積層された耐熱層を含むOVD層の全面あるいは少なくとも一部分に透過性反射層、さらに、その全面あるいはその一部に接着層を順次積層してなり、前記耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔。
  6. 請求項3に記載の情報表示体を容易に製造する転写箔であり、
    支持体上に、剥離性保護層、OVDが設けて成るOVD層が順次積層され、OVD層の光学的に情報読み取り可能なOVD部の少なくとも一部あるいは全面に反射性薄膜層が設けられ、該反射性薄膜層を含むOVD層の全面あるいは一部分に透明性反射層が積層されてなり、少なくとも反射性薄膜層の下側に位置する部位に透明性薄膜層を介して耐熱層が設けられ、該耐熱層はガラス転移温度が170℃以上である樹脂成分を60%以上含む材料からなることを特徴とする転写箔。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の転写箔を用いて、製造される情報表示体において、その基材が紙素材からなることを特徴とする情報表示体。
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