JP2009103768A - 結像レンズ及びそれを用いた顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広波長域で色収差が補正され、かつ、透過率の高い結像レンズを提供する。
【解決手段】被観察物体から発せられ、無限遠設計の顕微鏡対物レンズから射出される平行光束を受けて所定の位置に被観察物体の像を結像するための結像レンズILを、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成し、さらに、第1レンズ群G1を、正レンズ(例えば、両凸レンズL1)と負レンズ(例えば、負メニスカスレンズL2)とから構成する。そして、第1レンズ群G1を構成する正レンズ及び負レンズの硝材が所定のνdht及び部分分散比Phtの条件を満たし、さらに、全てのレンズの硝材の波長340nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり50%以上であり、波長360nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり80%以上であるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無限遠設計の対物レンズによる像を結像するための結像レンズ及びそれを用いた顕微鏡装置に関する。
無限遠設計の対物レンズによる像を結像するための結像レンズとしては、諸収差が補正されたものが開発されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。近年、生物研究において蛍光観察が盛んに用いられている。特に、複数の異なる蛍光波長を持つ蛍光標識を用いて、複数のタンパク質の挙動を同時に観察する手法が盛んに用いられている。この際、蛍光標識の蛍光波長が近いと互いの波長域が重なり、どの蛍光標識から放出された蛍光か判別できなくなってしまう。従って、各々の蛍光標識の蛍光波長はある程度離れていることが望ましい。その結果、近赤外から近紫外まで様々な蛍光波長を持つ蛍光標識が用いられるようになり、それらを観察するための顕微鏡の光学系も広波長域に対応していることが要求されている。また、赤外光を用いることで細胞に与えるダメージを少なくした二光子励起蛍光観察や、分解能を向上させるために近紫外光を用いた蛍光観察も行われるようになってきており、顕微鏡にはそれらの波長域で収差が補正され、透過率も高い光学系が要求されており、この要求は対物レンズだけでなく、結像レンズにも要求されている。
特許第2521959号公報 特開平5−113540号公報
しかしながら、従来用いられている結像レンズにおいては、色収差が広波長域では十分に補正されていないという課題があり、また、透過率に関しては明記されていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、広波長域で色収差が補正され、かつ、透過率の高い結像レンズ及びそれを用いた顕微鏡装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、被観察物体から発せられ、無限遠設計の顕微鏡対物レンズから射出される平行光束を受けて、所定の位置に被観察物体の像を結像するための本発明に係る結像レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、さらに、第1レンズ群は、正レンズ(例えば、実施形態における両凸レンズL1)と負レンズ(例えば、実施形態における負メニスカスレンズL2)とから構成される。ここで、第1レンズ群及び第2レンズ群を構成するレンズの硝材のd線に対する屈折率をndとし、h線に対する屈折率をnhとし、t線に対する屈折率をntとして、νdht及び部分分散比Phtを次式
νdht =(nd−1)/(nh−nt)
Pht=(nh−nd)/(nd−nt)
で定義し、第1レンズ群を構成する正レンズの硝材のνdhtをνdht1、PhtをPht1とし、第1レンズ群を構成する負レンズの硝材のνdhtをνdht2、PhtをPht2としたとき、次式
νdht1 > 24
νdht1−νdht2 > 5
|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)| < 0.015
の条件を満足し、かつ、第1レンズ群及び第2レンズ群を構成する全てのレンズの硝材の波長340nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり50%以上であり、波長360nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり80%以上であることを特徴とする。
このような本発明に係る結像レンズにおいて、第2レンズ群は、正レンズ(例えば、実施形態における正メニスカスレンズL4)と負レンズ(例えば、実施形態における負メニスカスレンズL3)とから構成され、この第2レンズ群を構成する正レンズの硝材のνdhtをνdht3、PhtをPht3とし、第2レンズ群を構成する負レンズの硝材のνdhtをνdht4、PhtをPht4としたとき、次式
νdht3 > 20
νdht3−νdht4 > 2
|(Pht3−Pht4)/(νdht3−νdht4)| < 0.045
の条件を満足することが好ましい。
また、このような本発明に係る結像レンズは、全系の焦点距離をfTとし、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
0.7 <f1/fT < 0.9
の条件を満足することが好ましい。
また、このような本発明に係る結像レンズは、第1レンズ群を構成する正レンズの焦点距離をf1nとし、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
−3 < f1n/f1 < −0.5
の条件を満足することが好ましい。
また、このような本発明に係る結像レンズにおいて、第1レンズ群は、両凸レンズと負メニスカスレンズとが接合され、接合面が物体側に凹面を向けた接合レンズで構成され、この接合面の屈折力をφとしたとき、次式
0.0010 < φ < 0.0030
の条件を満足することが好ましい。
さらに、このような本発明に係る結像レンズにおいて、第2レンズ群の最も物体側の面は、物体側に凸であることが好ましい。
また、本発明に係る顕微鏡装置は、上述の結像レンズのいずれかを、第2対物レンズとして有して構成される。
本発明に係る結像レンズを以上のように構成すると、広波長域で色収差を良好に補正することができ、かつ、高い透過率を実現することができる。そして、当該結像レンズを第2対物レンズとして顕微鏡装置に用いれば、幅広い波長域において、高い解像力と高いコントラストで被観察物体を観察できる顕微鏡装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る結像レンズは、顕微鏡等において、被観察物体から発せられ、無限遠設計の対物レンズから射出される平行光束を受けて、所定の位置に被観察物体の像を結像するものである。図1に示すように、結像レンズILは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成され、図示しない対物レンズから入射した光を像面Iに結像するように構成されている。ここで、第1レンズ群G1は、正レンズ(図1における両凸レンズL1)と負レンズ(図1における負メニスカスレンズL2)とから構成される。なお、この結像レンズILにおいて、第1レンズ群G1は、後述する実施例で示すように、正レンズと負レンズとが接合された接合レンズとして構成されていても良いし、所定の空気間隔を有して配置されていても良い。
また、第2レンズ群G2は、後述する実施例で示すように、正レンズ(図1における正メニスカスレンズL4)と負レンズ(図1における負メニスカスレンズL3)とから構成しても良いし、負の単レンズ(図17における負メニスカスレンズL3)で構成しても良く、さらに、正レンズと負レンズとから構成する場合は、接合レンズとして構成されていても良いし、所定の空気間隔を有して配置されていても良い。ここで、第2レンズ群G2の最も物体側の面が物側に凹面を向けて形成されていると、軸外光線の上コマの入射角が大きくなりコマ収差が発生する。従って、第2レンズ群G2の最も物体側の面は物体側に凸であることが望ましい。
それでは、このような本発明に係る結像レンズILを構成するための条件について以下に説明する。まず、この結像レンズILを構成するレンズの硝材のd線に対する屈折率をndとし、h線に対する屈折率をnhとし、t線に対する屈折率をntとして、次式(a)でνdhtを定義し、次式(b)で部分分散比Phtを定義したとき、この結像レンズILにおいて、第1レンズ群G1を構成する正レンズ(例えば両凸レンズL1)の硝材のνdht1、部分分散比Pht1とし、第1レンズ群G1を構成する負レンズ(例えば負メニスカスレンズL2)の硝材のνdht2、部分分散比Pht2とすると、本実施例に係る結像レンズILは、次の条件式(1)〜(3)を満足するように構成される。
νdht1 > 24 (1)
νdht1−νdht2 > 5 (2)
|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)| < 0.015 (3)
但し、νdht =(nd−1)/(nh−nt) (a)
Pht=(nh−nd)/(nd−nt) (b)
条件式(1)は、第1レンズ群G1で生じる色収差を小さくするための条件である。第1レンズ群G1での色収差を抑えるためには、正レンズに低分散ガラスを用いることが望ましい。この条件式(1)の下限値を下回ると、色収差が大きくなってしまい好ましくない。
条件式(2)も、第1レンズ群G1で生じる色収差を小さくするための条件である。第1レンズ群G1において、正レンズで生じた色収差を負レンズで補正するためには、この負レンズに、正レンズより分散の大きなガラスを用いることが望ましい。この条件式(2)の下限値を下回ると、色収差が大きくなってしまい好ましくない。
条件式(3)は、第1レンズ群G1で生じる色収差の二次スペクトルを小さくするための条件である。この条件式(3)の上限値を上回ると、この第1レンズ群G1で生じる二次スペクトルが大きくなり、広波長域で色収差を焦点深度内に抑えることが困難になり好ましくない。
なお、この結像レンズILを構成する全てのレンズの硝材は、波長340nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり50%以上であり、波長360nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり80%以上であるように構成されている。このように、すべてのレンズにおいて、透過率が低くなる近紫外域での透過率が高いガラスを用いることで、広波長域で透過率の高い結像レンズILを実現することができる。
また、この結像レンズILの第2レンズ群G2が、正レンズ(図1における両凸レンズL3)と負レンズ(図1における両凹レンズL4)とから構成される場合、正レンズ(例えば両凸レンズL3)の硝材の上記式(a)で定義されるνdht3、上記式(b)で定義される部分分散比Pht3とし、負レンズ(例えば両凹レンズL4)の硝材のνdht4、部分分散比Pht4とすると、本実施例に係る結像レンズILは、次の条件式(4)〜(6)を満足することが望ましい。
νdht3 > 20 (4)
νdht3−νdht4 > 2 (5)
|(Pht3−Pht4)/(νdht3−νdht4)| < 0.045 (6)
条件式(4)は、第2レンズ群G2で生じる色収差を小さくするための条件である。第2レンズ群G2での色収差を抑えるためには、正レンズに低分散ガラスを用いることが望ましい。この条件式(4)の下限値を下回ると、色収差が大きくなってしまい好ましくない。
条件式(5)も、第2レンズ群G2で生じる色収差を小さくするための条件である。第2レンズ群G2において、正レンズで生じた色収差を負レンズで補正するためには、この負レンズに、正レンズより分散の大きなガラスを用いることが望ましい。この条件式(5)の下限値を下回ると、色収差が大きくなってしまい好ましくない。
条件式(6)は、第2レンズ群G2で生じる色収差の二次スペクトルを小さくするための条件である。この条件式(6)の上限値を上回ると、この第2レンズ群G2で生じる二次スペクトルが大きくなり、広波長域で色収差を焦点深度内に抑えることが困難になり好ましくない。
また、この結像レンズILは、全系の焦点距離をfTとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1としたとき、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.7 <f1/fT < 0.9 (7)
条件式(7)は、この結像レンズILの入射瞳の位置が変化した際に生じる収差の変動を抑えるための条件である。対物レンズと結像レンズとの間には、落射照明光学系などを導入できるように所定の間隔が設けてある。顕微鏡対物レンズの射出瞳は一般的に対物レンズの内部にあるため、結像レンズを設計する際には結像レンズの最前面から所定の間隔を空けた位置に対物レンズの射出瞳、すなわちこの結像レンズの入射瞳があることを想定して収差補正を行う必要がある。さらに現在では、無限遠設計の対物レンズが用いられるようになったため、必要に応じて対物レンズと結像レンズとの間隔をさらに広げて、複数の落射照明光学系を導入することも可能とした顕微鏡装置が主流となっている。この際、結像レンズの最前面から対物レンズの射出瞳までの距離も広がる。対物レンズの射出瞳は結像レンズにとっては入射瞳になるので、結像レンズには、対物レンズの射出瞳の位置、すなわち結像レンズの入射瞳の位置から結像レンズの位置が離れても収差が変動しないことが要求される。入射瞳の位置が変化すると、軸外光線がこの結像レンズILに入射する高さが変化するため、軸外収差が変動し、サジタル像面、及び、メリジオナル像面の位置が変化する。そのため、条件式(7)の下限値を下回ると、対物レンズの射出瞳が結像レンズILから遠ざかった時にサジタル像面及びメリジオナル像面がアンダーになり好ましくない。一方、条件式(7)の上限値を上回ると、対物レンズの射出瞳が結像レンズILから遠ざかった時にサジタル像面及びメリジオナル像面がオーバーになり好ましくない。
また、この結像レンズILは、第1レンズ群G1を構成する正レンズ(例えば、両凸レンズL1)の焦点距離をf1nとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1としたとき、次の条件式(8)を満足することが望ましい。
−3 < f1n/f1 < −0.5 (8)
条件式(8)は、収差補正のための条件である。この条件式(8)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1を構成する負レンズのパワーが弱くなるため、この第1レンズ群G1で生じる色収差を十分に補正できなくなり好ましくない。反対に、この条件式(8)の上限値を上回ると、負レンズのパワーが過剰に強くなるため、高次のコマ収差が発生し、補正が困難になり好ましくない。
さらに、この結像レンズILにおいて、第1レンズ群G1は、両凸レンズと負メニスカスレンズとが接合され、その接合面(図1における第3面)が物体側に凹面を向けた接合レンズで構成されることが望ましく、このような構成の場合は、この接合レンズの接合面の屈折力をφとしたとき、次の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.0010 < φ < 0.0030 (9)
条件式(9)は、収差補正のための条件である。この条件式(9)の下限値を下回ると、接合面のパワーが弱くなるため、第1レンズ群G1で生じる色収差を十分に補正できなくなり好ましくない。反対に、条件式(9)の上限値を上回ると、接合面のパワーが過剰に強くなるため、高次のコマ収差が発生し、補正が困難になるため好ましくない。
以下に、本発明に係る結像レンズILの5つの実施例を示す。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係る結像レンズIL1の構成を示す図である。この結像レンズIL1は、上述のように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、両凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とを接合した接合レンズで構成されており、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4とを接合した接合レンズで構成されている。なお、この結像レンズIL1の入射瞳は、図示しない対物レンズの射出瞳Pと一致するかその近傍に位置するように構成されている。
次の表1に、第1実施例の諸元の値を掲げる。この表1において、第1欄は物体側から光線の進行する方向に沿ったレンズ面の面番号を、第2欄は各レンズ面の曲率半径を、第3欄に示す面間隔は各光学面から次の光学面までの光軸上の距離を、第4欄は式(a)で表されるνdhtを、第5欄に示すndはd線(λ=587.56nm)に対する屈折率を、第6欄に示すPhtは式(b)で表される部分分散比を、第7欄に示す透過率1は波長340nmの光に対するガラス厚10mmあたりの透過率を、また、第8欄に示す透過率2は波長360nmの光に対するガラス厚10mmあたりの透過率をそれぞれ表している。なお、この表1に示す面番号1〜7は、図1に示す面番号1〜7に対応しており、第1面はこの第1実施例に係る結合レンズIL1と共に用いられる対物レンズの射出瞳面を示している。また、曲率半径0.000は平面を示し、空気の屈折率1.000000は省略してある。さらに、この表1には上記条件式(1)〜(9)に対応する値、すなわち条件対応値も合わせて示している。ここで、以下のすべての諸元値において掲載されている焦点距離fT,f1,f1n、曲率半径、面間隔その他の長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。なお、これらの符号の説明及び諸元表の説明は以降の実施例においても同様である。
(表1)
面番号 曲率半径 面間隔 νdht nd Pht 透過率1 透過率2
1 0.000 160.000
2 128.670 5.000 29.47 1.497820 1.494 80% 97%
3 -65.000 3.000 20.32 1.622801 1.537 75% 93%
4 -154.409 0.500
5 84.000 3.000 15.67 1.613397 1.611 75% 93%
6 47.000 3.000 20.32 1.622801 1.537 75% 93%
7 69.966 186.441

条件対応値
(1)νdht1=29.5
(2)νdht1−νdht2=9.1
(3)|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)|=0.00466
(4)νdht3=20.3
(5)νdht3−νdht4=4.7
(6)|(Pht3−Pth4)/(νdht3−νdht4)|=0.01604
(7)f1/fT=0.842
(8)f1n/f1=-1.084
(9)φ=0.00192
このように、第1実施例では上記条件式(1)〜(9)を全て満たしており、また、この結像レンズIL1を構成するすべてのレンズの透過率も上述した条件を満たしていることが分かる。図2にこの第1実施例におけるt線(λ=1013.98nm)、d線(λ=587.56nm)及びh線(λ=404.66nm)の光線に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び、コマ収差の諸収差図を示す。なお、縦軸は球面収差図では光軸からの高さHの値を示し、非点収差図、歪曲収差図及び倍率色収差図では像高Yの値を示し、コマ収差図ではそれぞれ半画角ωの収差量を示している。また、非点収差図では、破線はメリジオナル像面を示し、実線はサジタル像面を示しており、球面収差図における破線は正弦条件を示している。以上の諸収差図の説明は以降の実施例においても同様である。この図2に示す各収差図から明らかなように、短波長側については、h線の軸上色収差がd線の片側焦点深度0.33以内に抑えられている。また、長波長側については、t線の軸上色収差がt線の片側焦点深度0.56以内に抑えられている。また、d線に近い波長域での軸上色収差及び倍率色収差の補正を考慮すると、h線、t線の軸上色収差及び倍率色収差はともに正の値にすることが望ましい。
また、図3にこの第1実施例に係る結像レンズIL1の透過率を示すが、広い波長領域で高い透過率が維持されていることが分かる。さらに、図4に、この結像レンズIL1の最も物体側の面(図1における第2面)から対物レンズの射出瞳P(図1における第1面)までの距離を70mm広げた際の諸収差図を示すが、収差の変動は小さく抑えられていることが分かる。
[第2実施例]
図5は、本発明の第2実施例に係る結像レンズIL2の構成を示す図である。この結像レンズIL2も、上述のように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、両凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とを接合した接合レンズで構成されており、第2レンズ群G2は、両凸レンズL3と両凹レンズL4とを接合した接合レンズで構成されている。なお、この結像レンズIL2の入射瞳も、図示しない対物レンズの射出瞳Pと一致するかその近傍に位置するように構成されている。
次の表2に、第2実施例の諸元の値を掲げる。なお、この表2に示す面番号1〜7は、図5に示す面番号1〜7に対応しており、第1面はこの第2実施例に係る結合レンズIL2と共に用いられる対物レンズの射出瞳面を示している。
(表2)
面番号 曲率半径 面間隔 νdht nd Pht 透過率1 透過率2
1 0.000 160.000
2 128.670 5.000 29.47 1.497820 1.494 80% 97%
3 -56.000 3.000 19.93 1.568829 1.537 64% 93%
4 -149.124 0.500
5 97.408 5.000 22.54 1.516800 1.423 95% 99%
6 -150.000 3.000 19.93 1.568829 1.537 64% 93%
7 83.883 183.994

条件対応値
(1)νdht1=29.5
(2)νdht1−νdht2=9.5
(3)|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)|=0.00452
(4)νdht3=22.5
(5)νdht3−νdht4=2.6
(6)|(Pht3−Pth4)/(νdht3−νdht4)|=0.04380
(7)f1/fT=0.786
(8)f1n/f1=-0.947
(9)φ=0.00127
このように、第2実施例では上記条件式(1)〜(9)を全て満たしており、また、この結像レンズIL2を構成するすべてのレンズの透過率も上述した条件を満たしていることが分かる。図6にこの第2実施例におけるt線、d線及びh線の光線に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び、コマ収差の諸収差図を示す。この図2に示す各収差図から明らかなように、第1実施例と同様、短波長側から長波長側にかけて諸収差が良好に補正されていることが分かる。また、図7にこの第2実施例に係る結像レンズIL2の透過率を示すが、広い波長領域で高い透過率が維持されていることが分かる。さらに、図8に、この結像レンズIL2の最も物体側の面(図1における第2面)から対物レンズの射出瞳Pまでの距離を70mm広げた際の諸収差図を示すが、収差の変動は小さく抑えられていることが分かる。
[第3実施例]
図9は、本発明の第3実施例に係る結像レンズIL3の構成を示す図である。この結像レンズIL3も、上述のように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、両凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とを接合した接合レンズで構成されており、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4とから構成されている。なお、この結像レンズIL3の入射瞳も、図示しない対物レンズの射出瞳Pと一致するかその近傍に位置するように構成されている。
次の表3に、第3実施例の諸元の値を掲げる。なお、この表3に示す面番号1〜8は、図9に示す面番号1〜8に対応しており、第1面はこの第3実施例に係る結合レンズIL3と共に用いられる対物レンズの射出瞳面を示している。
(表3)
面番号 曲率半径 面間隔 νdht nd Pht 透過率1 透過率2
1 0.000 160.000
2 210.000 5.000 24.59 1.592400 1.566 90% 98%
3 -45.500 3.000 19.14 1.713000 1.510 68% 87%
4 -122.832 0.500
5 84.000 3.000 15.67 1.613397 1.611 75% 93%
6 50.000 3.000
7 44.722 3.000 22.54 1.516800 1.423 95% 99%
8 65.041 187.000

条件対応値
(1)νdht1=24.6
(2)νdht1−νdht2=5.5
(3)|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)|=0.01018
(4)νdht3=22.5
(5)νdht3−νdht4=6.9
(6)|(Pht3−Pht4)/(νdht3−νdht4)|=0.02744
(7)f1/fT=0.841
(8)f1n/f1=-0.613
(9)φ=0.00265
このように、第3実施例では上記条件式(1)〜(9)を全て満たしており、また、この結像レンズIL3を構成するすべてのレンズの透過率も上述した条件を満たしていることが分かる。図10にこの第3実施例におけるt線、d線及びh線の光線に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び、コマ収差の諸収差図を示す。この図10に示す各収差図から明らかなように、第1実施例と同様、短波長側から長波長側にかけて諸収差が良好に補正されていることが分かる。また、図11にこの第3実施例に係る結像レンズIL3の透過率を示すが、広い波長領域で高い透過率が維持されていることが分かる。さらに、図12に、この結像レンズIL3の最も物体側の面(図1における第2面)から対物レンズの射出瞳Pまでの距離を70mm広げた際の諸収差図を示すが、収差の変動は小さく抑えられていることが分かる。
[第4実施例]
図13は、本発明の第4実施例に係る結像レンズIL4の構成を示す図である。この結像レンズIL4も、上述のように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、両凸レンズL1と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とから構成されており、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4とを接合した接合レンズから構成されている。なお、この結像レンズIL4の入射瞳も、図示しない対物レンズの射出瞳Pと一致するかその近傍に位置するように構成されている。
次の表4に、第4実施例の諸元の値を掲げる。なお、この表4に示す面番号1〜8は、図13に示す面番号1〜8に対応しており、第1面はこの第3実施例に係る結合レンズIL3と共に用いられる対物レンズの射出瞳面を示している。ここで、この第4実施例における結像レンズIL4は、第1レンズ群G1が接合レンズで構成されていないため、条件式(9)は適用されない。
(表4)
面番号 曲率半径 面間隔 νdht nd Pht 透過率1 透過率2
1 0.000 160.000
2 128.597 5.000 29.47 1.497820 1.494 80% 97%
3 -112.000 2.000
4 -94.582 3.000 14.06 1.654115 1.684 47% 83%
5 -144.659 0.500
6 84.000 3.000 15.67 1.613397 1.611 75% 93%
7 48.000 3.000 20.83 1.612720 1.516 72% 94%
8 70.594 183.363

条件対応値
(1)νdht1=29.5
(2)νdht1−νdht2=15.4
(3)|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)|=0.01229
(4)νdht3=20.8
(5)νdht3−νdht4=5.2
(6)|(Pht3−Pht4)/(νdht3−νdht4)|=0.01849
(7)f1/fT=0.844
(8)f1n/f1=-2.534
このように、第4実施例では上記条件式(1)〜(8)を満たしており、また、この結像レンズIL4を構成するすべてのレンズの透過率も上述した条件を満たしていることが分かる。図14にこの第4実施例におけるt線、d線及びh線の光線に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び、コマ収差の諸収差図を示す。この図14に示す各収差図から明らかなように、第1実施例と同様、短波長側から長波長側にかけて諸収差が良好に補正されていることが分かる。また、図15にこの第4実施例に係る結像レンズIL4の透過率を示すが、広い波長領域で高い透過率が維持されていることが分かる。さらに、図16に、この結像レンズIL4の最も物体側の面(図1における第2面)から対物レンズの射出瞳Pまでの距離を70mm広げた際の諸収差図を示すが、収差の変動は小さく抑えられていることが分かる。
[第5実施例]
図17は、本発明の第5実施例に係る結像レンズIL5の構成を示す図である。この結像レンズIL5も、上述のように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成されている。第1レンズ群G1は、両凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とを接合した接合レンズで構成されており、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL3で構成されている。なお、この結像レンズIL5の入射瞳も、図示しない対物レンズの射出瞳Pと一致するかその近傍に位置するように構成されている。
次の表5に、第5実施例の諸元の値を掲げる。なお、この表5に示す面番号1〜6は、図17に示す面番号1〜6に対応しており、第1面はこの第3実施例に係る結合レンズIL3と共に用いられる対物レンズの射出瞳面を示している。ここで、この第5実施例における結像レンズIL5は、第2レンズ群G2が単レンズ(負メニスカスレンズL3)で構成されているため、条件式(4)〜(6)は適用されない。
(表5)
面番号 曲率半径 面間隔 νdht nd Pht 透過率1 透過率2
1 0.000 160.000
2 150.000 5.000 29.47 1.497820 1.494 80% 97%
3 -62.000 3.000 15.67 1.613397 1.611 75% 93%
4 -135.473 0.500
5 85.000 3.000 22.54 1.516800 1.423 95% 99%
6 70.927 194.803

条件対応値
(1)νdht1=29.5
(2)νdht1−νdht2=13.8
(3)|(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)|=0.00850
(7)f1/fT=0.842
(8)f1n/f1=-1.125
(9)φ=0.00186
このように、第5実施例では上記条件式(1)〜(3)、(7)〜(9)を満たしており、また、この結像レンズIL5を構成するすべてのレンズの透過率も上述した条件を満たしていることが分かる。図18にこの第5実施例におけるt線、d線及びh線の光線に対する球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差、及び、コマ収差の諸収差図を示す。この図18に示す各収差図から明らかなように、第1実施例と同様、短波長側から長波長側にかけて諸収差が良好に補正されていることが分かる。また、図19にこの第5実施例に係る結像レンズIL5の透過率を示すが、広い波長領域で高い透過率が維持されていることが分かる。さらに、図20に、この結像レンズIL5の最も物体側の面(図1における第2面)から対物レンズの射出瞳Pまでの距離を70mm広げた際の諸収差図を示すが、収差の変動は小さく抑えられていることが分かる。
本発明の第1実施例に係る結像レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第1実施例に係る結像レンズの諸収差図である。 上記第1実施例に係る結像レンズにおける、波長と透過率の関係を示すグラフである。 上記第1実施例において物体側の面から入射瞳までの距離を70mm広げた際の諸収差図である。 本発明の第2実施例に係る結像レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第2実施例に係る結像レンズの諸収差図である。 上記第2実施例に係る結像レンズにおける、波長と透過率の関係を示すグラフである。 上記第2実施例において物体側の面から入射瞳までの距離を70mm広げた際の諸収差図である。 本発明の第3実施例に係る結像レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第3実施例に係る結像レンズの諸収差図である。 上記第3実施例に係る結像レンズにおける、波長と透過率の関係を示すグラフである。 上記第3実施例において物体側の面から入射瞳までの距離を70mm広げた際の諸収差図である。 本発明の第4実施例に係る結像レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第4実施例に係る結像レンズの諸収差図である。 上記第4実施例に係る結像レンズにおける、波長と透過率の関係を示すグラフである。 上記第4実施例において物体側の面から入射瞳までの距離を70mm広げた際の諸収差図である。 本発明の第5実施例に係る結像レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第5実施例に係る結像レンズの諸収差図である。 上記第5実施例に係る結像レンズにおける、波長と透過率の関係を示すグラフである。 上記第5実施例において物体側の面から入射瞳までの距離を70mm広げた際の諸収差図である。
符号の説明
IL(IL1〜IL5) 結像レンズ G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
L1 両凸レンズ(正レンズ) L2 負メニスカスレンズ(負レンズ)
L3 負メニスカスレンズ(負レンズ) L4 正メニスカスレンズ(正レンズ)

Claims (7)

  1. 被観察物体から発せられ、無限遠設計の顕微鏡対物レンズから射出される平行光束を受けて、所定の位置に前記被観察物体の像を結像するための結像レンズであって、
    物体側から順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、
    前記第1レンズ群は、正レンズと負レンズとから構成され、
    前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を構成するレンズの硝材のd線に対する屈折率をndとし、h線に対する屈折率をnhとし、t線に対する屈折率をntとして、νdht及び部分分散比Phtを次式
    νdht =(nd−1)/(nh−nt)
    Pht=(nh−nd)/(nd−nt)
    で定義し、
    前記第1レンズ群を構成する前記正レンズの硝材の前記νdhtをνdht1、前記PhtをPht1とし、前記第1レンズ群を構成する前記負レンズの硝材の前記νdhtをνdht2、前記PhtをPht2としたとき、次式
    νdht1 > 24
    νdht1−νdht2 > 5
    |(Pht1−Pht2)/(νdht1−νdht2)| < 0.015
    の条件を満足し、かつ、
    前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群を構成する全てのレンズの硝材の波長340nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり50%以上であり、波長360nmの光に対する透過率がガラス厚10mmあたり80%以上であることを特徴とする結像レンズ。
  2. 前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズとから構成され、前記第2レンズ群を構成する前記正レンズの硝材の前記νdhtをνdht3、前記PhtをPht3とし、前記第2レンズ群を構成する前記負レンズの硝材の前記νdhtをνdht4、前記PhtをPht4としたとき、次式
    νdht3 > 20
    νdht3−νdht4 > 2
    |(Pht3−Pht4)/(νdht3−νdht4)| < 0.045
    の条件を満足する請求項1に記載の結像レンズ。
  3. 全系の焦点距離をfTとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
    0.7 <f1/fT < 0.9
    の条件を満足する請求項1または2に記載の結像レンズ。
  4. 前記第1レンズ群を構成する前記正レンズの焦点距離をf1nとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
    −3 < f1n/f1 < −0.5
    の条件を満足する請求項1〜3いずれか一項に記載の結像レンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、両凸レンズと負メニスカスレンズとが接合され、接合面が物体側に凹面を向けた接合レンズで構成され、前記接合面の屈折力をφとしたとき、次式
    0.0010 < φ < 0.0030
    の条件を満足する請求項1〜4いずれか一項に記載の結像レンズ。
  6. 前記第2レンズ群の最も物体側の面は、物体側に凸である請求項1〜5いずれか一項に記載の結像レンズ。
  7. 請求項1〜6いずれか一項に記載の結像レンズを、第2対物レンズとして有してなる顕微鏡装置。
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