JP2009103234A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】クリップを構成する雄パーツを雌パーツに挿入終了位置まで押し込んでいるか否かを雄パーツの挿入状態を計測などすることなく容易に確認できるようにする。
【解決手段】雄パーツ2の受け入れ空間1aを有すると共に、この受け入れ空間1aに連通した挿入穴1cの形成された基部1bと、留め付け対象物Pに設けられた貫通穴Paへの入れ込み部1dとを備えた雌パーツ1に、雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部1dの少なくとも一部を撓み出させて留め付け対象物Pに留め付くクリップである。雌パーツ1の基部1bに、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により往動して往動終了位置において視認可能となる表示体4が備えられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、パネルなどの留め付け対象物に設けられた貫通穴に雌パーツを入れ込ませた後のこの雌パーツへの雄パーツの挿入によって雌パーツの一部を撓み出させ又は雌パーツの一部の撓み込みを阻止するようにして留め付け対象物に留め付くクリップの改良に関する。
パネルに形成した取付穴にリベット本体の分割された脚部を挿入した後、これにピンを押し込みきって脚部を弾性的に撓み出させ、リベット本体のフランジ部と撓み出された脚部とでパネルを挟み付けてこれに留め付くプッシュリベットがある。(特許文献1参照)
かかるプッシュリベットは、ピンを押し込みきった状態において、パネルに適切に留め付く。よって、かかるプッシュリベットによる留め付けをなす際には、ピンの押し込みが十分かどうかを計測などして確認する必要があった。
特開平5−302609号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のクリップ(リベット)を構成する雄パーツ(ピン)を雌パーツ(リベット本体)にクリップを所期の状態で留め付け対象物に留め付かせるように、その挿入終了位置まで押し込んでいるか否かを雄パーツの挿入状態を計測などすることなく容易に確認できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、第一の観点から、クリップを、雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
雌パーツの基部に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動して往動終了位置において視認可能となる表示体が備えられているものとした。
このように構成させたクリップにあっては、挿入終了位置への雄パーツの挿入により雌パーツの入れ込み部の一部は撓み出され、あるいは、入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みが阻止されることから、留め付け対象物の貫通穴の形成位置において雌パーツの基部とこの撓み出された一部又は弾性掛合部とによって留め付け対象物を挟み付けてクリップはかかる留め付け対象物に留め付く。それと共に、表示体は往動して視認可能となることから、雄パーツが挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツの挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。
また、前記課題を達成するために、第二の観点から、クリップを、雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
雌パーツの基部に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動し、挿入終了位置からの雄パーツの抜き出しにより復動すると共に、往動終了位置において視認可能となる表示体が備えられているものとした。
このように構成させたクリップにあっては、挿入終了位置への雄パーツの挿入により雌パーツの入れ込み部の一部は撓み出され、あるいは、入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みが阻止されることから、留め付け対象物の貫通穴の形成位置において雌パーツの基部とこの撓み出された一部又は弾性掛合部とによって留め付け対象物を挟み付けてクリップはかかる留め付け対象物に留め付く。それと共に、表示体は往動して視認可能となることから、雄パーツが挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツの挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。挿入終了位置にある雄パーツを抜き出し操作してクリップの留め付きを解くと表示体は復動し留め付け対象物に対する留め付けが解かれたことを認識させる。
かかる表示体を、雌パーツの基部に移動可能に組み合わされた可動パーツに備えさせ、この可動パーツの往動終了位置において表示体が往動終了位置に位置されるようにしておけば、挿入終了位置への雄パーツの挿入によって可動パーツを往動動作させて表示体を視認可能にし、また、挿入終了位置からの雄パーツの抜き出しによって可動パーツを復動動作させて表示体を視認できないようにすることができる。
前記可動パーツを、弾性変形可能な接続部を介して表示体に接続されてこの表示体によって持ち上げ状に支持されると共に、挿入終了位置への雄パーツの挿入によりこの雄パーツの一部が押し当てられるベースを備えたものとし、挿入終了位置において接続部を弾性変形させて表示体を視認可能にするようにしておくこともある。
このようにした場合、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させると雄パーツの一部をベースに押し当てさせて雄パーツの挿入方向にベースを移動させることができる。そして、ベースのこの移動によって接続部を弾性変形させて表示体を往動終了位置まで移動させ視認可能な状態とすることができる。この場合にさらに、雄パーツに、挿入終了位置からの雄パーツの抜き出し時に可動パーツのベースに引っかかる復動用突起を備えさせておけば、前記可動パーツの復動さらには表示体の復動を補助させることができる。
前記可動パーツを、雌パーツの基部に回転可能に組み合わされていると共に、
この可動パーツ及び雄パーツのいずれか一方にはカム溝を形成させ、これらの他方には挿入終了位置への雄パーツの挿入によりこのカム溝に相補的に収まる突部を形成させ、
このカム溝と突部とにより挿入終了位置において表示体が視認可能となるようにしておくこともある。
このようにした場合、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより雄パーツの突部を可動パーツのカム溝に入り込ませて往動前位置にあった可動パーツを往動終了位置まで回転往動させ、これにより表示体を視認可能にできる。また、挿入終了位置にある雄パーツを抜き出させることにより往動終了位置にあった可動パーツを往動前位置まで回転復動させ、これにより表示体を視認不能とすることができる。
前記可動パーツを、挿入終了位置への雄パーツの挿入によってこの雄パーツの一部に押されて挿入穴から離れる向きにスライド移動され、挿入終了位置においてスライド移動されきって表示体が視認可能になるようにしておくこともある。
このようにした場合、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることによって表示体を挿入穴から離れる向きに往動押し出し往動終了位置においてこれを視認可能にできる。
前記各クリップにあっては、前記雌パーツの基部内に可動パーツの支持空間を形成させると共に、この基部の上面側に支持空間に連通する開放部を設け、往動終了位置にある表示体がこの開放部を通じて視認可能となるようにしておくこともある。このようにした場合、往動終了位置において表示体を視認可能とすると共に、往動前位置において表示体を支持空間内に納めて視認不能にさせておくことができる。
前記可動パーツ及び雌パーツの基部に、可動パーツの往動前位置において掛合し合うストッパー部を形成させておけば、可動パーツが往動前位置にあって表示体が視認されない状態を安定的に維持させることができる。
前記可動パーツの色を、雌パーツ及び雄パーツの色と異ならせておけば、往動終了位置にある表示体を一層容易に認識させることができる。
また、前記課題を達成するために、第三の観点から、クリップを、雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
雌パーツの基部に、この基部に設けた表示部を往動前位置において隠すと共に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動して往動終了位置において基部内に収納されて前記表示部を視認可能とする遮蔽体が備えられているものとした。
このように構成させたクリップにあっては、挿入終了位置への雄パーツの挿入により雌パーツの入れ込み部の一部は撓み出され、あるいは、入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みが阻止されることから、留め付け対象物の貫通穴の形成位置において雌パーツの基部とこの撓み出された一部又は弾性掛合部とによって留め付け対象物を挟み付けてクリップはかかる留め付け対象物に留め付く。それと共に、遮蔽体の往動により基部の表示部が視認可能となることから、雄パーツが挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツの挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。
この発明にかかるクリップにあっては、雄パーツを雌パーツに、かかるクリップを所期の状態で留め付け対象物に留め付かせるように挿入終了位置まで挿入させているか否かを、この位置への挿入により視認可能な位置に往動される表示体によって、雄パーツの挿入状態を計測などすることなく、容易に確認することができる。
以下、図1〜図40に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1〜図12はこの発明の実施の形態の一つを(第一例)、図13〜図27は他の一つを(第二例)、図28〜図36はさらに他の一つを(第三例)、それぞれ示している。
具体的には、図1は雄パーツ2を雌パーツ1に仮掛合させた状態のクリップを、図2および図3は本掛合させて留め付け対象物Pに留め付けた状態のクリップをそれぞれ示しており、図3は図2の向きと90度異なる向きからクリップを視て示している。図4および図5は可動パーツ3を斜視の状態として、図6〜図10は雌パーツ1を、図11及び図12は雄パーツ2をそれぞれ示している。図8は図7の向きと90度異なる向きから雌パーツ1を視て示しており、また、図10は図9の位置と90度異なる向きで雌パーツ1を断面にして示しており、さらに、図12は図11の向きと90度異なる向きから雄パーツ2を視て示している。
また、図13は雄パーツ2を雌パーツ1に仮掛合させた状態のクリップを、図14は本掛合させて留め付け対象物Pに留め付けた状態のクリップをそれぞれ示しており、図15は図14の状態のときの雌パーツ1の基部1b部分の様子を要部を断面にして、図16は図14の状態を雄パーツ2の頭部2a側から視て示しておりこの図14においては往動前位置にある可動パーツ3を想像線で示している。図17〜図19は可動パーツ3をそれぞれ示しており、特に図19ではカム溝32aの様子を理解しやすいようにこれを展開して示している。図20〜図23は雌パーツ1を、図24〜図27は雄パーツ2をそれぞれ示している。図21は図20の向きと90度異なる向きから雌パーツ1を視て示しており、また、図23は図22の位置と90度異なる向きで雌パーツ1を断面にして示しており、さらに、図25は図24の向きと90度異なる向きから雄パーツ2を視て示しており、また、特に図27は突部22aの様子を理解しやすいようにこれを展開して示している。
また、図28〜図30は雄パーツ2を雌パーツ1に仮掛合させた状態のクリップを、図31〜図33は本掛合させて留め付け対象物Pに留め付けた状態のクリップをそれぞれ示しており、図30は図29の向きと90度異なる向きから、図33は図32の向きと90度異なる向きからクリップを視て示している。図34〜図36は可動パーツ3をそれぞれ示している。
また、図37および図38は前記第一例の構成の一部を変更させた実施の形態の一つを(第四例)、図39および図40は前記第三例の構成の一部を変更させた実施の形態の一つを(第五例)、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるクリップは、パネルP’などの留め付け対象物Pに設けられた貫通穴Paに雌パーツ1を入れ込ませた後のこの雌パーツ1への雄パーツ2の挿入によって雌パーツ1の一部を撓み出させ又は雌パーツ1の一部の撓み込みを阻止するようにして留め付け対象物Pに留め付くものである。
典型的には、かかるクリップは、前記貫通穴Paをそれぞれ備えた二枚以上のパネルP’などの二以上の留め付け対象物Pの留め付けに用いられる。すなわち、二以上の留め付け対象物Pをそれらの貫通穴Paを相互に連通させるように重ね合わせた後、かかる連通された貫通穴Paにクリップを前記のように留め付けることで、この貫通穴Paの形成箇所での留め付け対象物Pの分離を阻止してかかる二以上の留め付け対象物Pの留め付けがなされる。
かかるクリップは、雌パーツ1と、雄パーツ2とからなる。雌パーツ1には後述する表示体4を備えた可動パーツ3がさらに組み合わされ、この可動パーツ3によってかかる表示体4が雌パーツ1に備えられるようになっている。
雌パーツ1は、雄パーツ2の受け入れ空間1aを有すると共に、この受け入れ空間1aに連通した挿入穴1cの形成された基部1bと、留め付け対象物Pに設けられた貫通穴Paへの入れ込み部1dとを備えている。
前記第一例及び第二例では、基部1bは円盤状をなすように構成されている。挿入穴1cはかかる基部1bの中央に形成されている。図示の例では、かかる挿入穴1cは雄パーツ2の後述する軸部2bの最大径と略等しい丸穴状部1eと、この丸穴状部1eを周回する方向において略90度の間隔を開けて四箇所に設けられた丸穴状部1eから放射方向に延びるように形成された分岐穴部1fとを組み合わせてなる。
一方、入れ込み部1dは、基部1bを頭としてこの基部1bの一面に一端を一体に連接させて延びる脚状をなすように構成されている。かかる入れ込み部1dは、筒状部1gと、先端軸1jと、この筒状部1gと先端軸1jとの連接片1kとを備えている。
筒状部1gは、筒両端を共に開放させると共に、筒一端を基部1bに一体に連接させて前記挿入穴1cの丸穴状部1eに筒内空間を連通させている。また、かかる筒状部1gはその筒軸を周回する方向において略90度の間隔を開けて四箇所に設けられたスリット1hによって四つに分割されており、各スリット1hの一端は挿入穴1cの分岐穴部1fに連通されている。また、筒状部1gの筒他端には内向きに突き出す爪部1iが形成されている。
先端軸1jは、前記挿入穴1cの丸穴状部1eの穴軸線上に位置する中実体として構成されている。
連接片1kは、筒状部1gの筒他端に片一端を一体に連接させると共に、先端軸1jの軸一端に片他端を一体に連接させた帯状をなし、入れ込み部1dの中心を挟んだ対向位置にそれぞれ設けられている。連接片1kには前記スリット1hに連通して先端軸1j側に続く延長スリット1mが形成されており、各連接片1kはこの延長スリット1mによって二分された様になっている。一対の連接片1k、1kは前記先端軸1jとの連接側においてこの先端軸1jに近づくに連れて次第に連接片1k、1k間のピッチを狭めるように傾斜されており、この傾斜によって貫通穴Paへの入れ込みをスムースに行えるようになっている。
一方、雄パーツ2は、かかる雄パーツ2を雌パーツ1内に挿入終了位置(図2、図14、図33の位置)まで挿入させることにより、入れ込み部1dの少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部1dに形成させた弾性掛合部13e(第三例の場合)の撓み込みを阻止するものである。これにより前記留め付け対象物Pへのクリップの留め付けがなされる。
前記第一例及び第二例では、かかる雄パーツ2は、円板状をなす頭部2aを軸一端に備えた軸部2bを主体として構成されている。かかる軸部2bの他端部、すなわち先端部2cは先細りの裁頭円錐状をなすように構成されている。軸部2bの中間部には周回状をなす本止め凹部2dが形成されている。また、先端部2cと本止め凹部2dとの間には、前記雌パーツ1の入れ込み部1dに形成された四箇所の爪部1iがそれぞれ収まる仮止め凹部2eが形成されている。各仮止め凹部2eはそれぞれ、本止め凹部2dの側に近づくに連れて次第に浅くなるように構成されている。
前記第一例及び第二例では、雌パーツ1の入れ込み部1dの爪部1iの形成位置での内径が、雄パーツ2の軸部2bの仮止め凹部2eの最深部位置での径と略等しくなっている。雄パーツ2の軸部2bの本止め凹部2dの位置での径は、かかる仮止め凹部2eの最深部位置での径より大きく、雄パーツ2の軸部2bの本止め凹部2dと頭部2aとの間の径は、かかる雄パーツ2の軸部2bの本止め凹部2dの位置での径よりも大きくなっている。
そして、前記第一例及び第二例では、雄パーツ2の軸部2bを雌パーツ1の受け入れ空間1aに、仮止め凹部2eに爪部1iを入り込ませる位置まで挿入穴1cを通じて挿入することで、雄パーツ2と雌パーツ1とを仮掛合させるようにしている。(図1、図13)このように雌パーツ1に組み合わされた雄パーツ2は、爪部1iが本止め凹部2dに入り込む挿入終了位置までさらに挿入可能とされる。
前記第一例及び第二例では、雌パーツ1の入れ込み部1dはスリット1hと延長スリット1mによって分割されており、基部1bとの連接側を変形中心として弾性変形可能に構成されている。前記仮掛合状態において留め付け対象物Pの貫通穴Paに雌パーツ1の入れ込み部1dを雌パーツ1の基部1bが引っかかる位置まで入れ込み、この状態から頭部2aを利用して雄パーツ2を挿入終了位置に向けて挿入するように押圧操作すると、仮止め凹部2eの底に爪部1iを案内されて入れ込み部1dは外向きに撓み出され雄パーツ2の挿入が許容される。挿入終了位置まで雄パーツ2が入れ込まれると、雌パーツ1の入れ込み部1dはやや撓み戻され本止め凹部2dに爪部1iが入り込み本止め状態が維持される。この本止め状態において留め付け対象物Pを基部1bと入れ込み部1dの撓み出し箇所とにより挟み付けてクリップは留め付け対象物Pに留め付く。(図2、図14)
前記第一例及び第二例では、雄パーツ2の軸部2bには、その直径方向両側に軸部2bの軸線に沿ったリブ2fを備えており、雄パーツ2はこのリブ2fを挿入穴1cの分岐穴部1fを通じてスリット1hおよび延長スリット1mに入れ込ませる向きで雌パーツ1の受け入れ空間1aに挿入できるようになっている。
また、前記第一例及び第二例にあっては、雌パーツ1の基部1bには、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により往動し、挿入終了位置からの雄パーツ2の抜き出しにより復動すると共に、往動終了位置において視認可能となる表示体4が備えられている。前記第一例及び第二例にあっては、かかる表示体4は、雌パーツ1の基部1bにおける入れ込み部1dとの連接側と反対の側に備えられている。また、かかる表示体4は、往動前位置(図1、図13の位置)において雄パーツ2の頭部2a側から視認できず、往動終了位置(図3、図15及び図16の位置)において雄パーツ2の頭部2a側から視認できるようになっている。
前記第一例〜第三例のいずれも、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により雌パーツ1の入れ込み部1dの一部は撓み出され、あるいは、入れ込み部1dに形成させた弾性掛合部13eの撓み込みが阻止されることから、留め付け対象物Pの貫通穴Paの形成位置において雌パーツ1の基部1bとこの撓み出された一部又は弾性掛合部13e(第三例の場合)とによって留め付け対象物Pを挟み付けてクリップはかかる留め付け対象物Pに留め付く。それと共に、表示体4は往動して視認可能となることから、雄パーツ2が挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツ2の挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。(図3、図16、図33)
さらに、前記第一例及び第二例にあっては、挿入終了位置にある雄パーツ2をその頭部と雌パーツ1の基部1bとの間に工具の先端を差し込むなどして抜き出し操作してクリップの留め付きを解くと表示体4は復動し留め付け対象物Pに対する留め付けが解かれたことを認識させる。
前記第一例及び第二例にあっては、かかる表示体4は、雌パーツ1の基部1bに往復動可能に組み合わされた可動パーツ3に備えられている。
具体的には、雌パーツ1の基部1bに、雄パーツ2の軸部2bの通し穴3aを備えた可動パーツ3を往復動可能に組み合わせると共に、この通し穴3aと挿入穴1cとを軸部2bが通されるようにしてある。そして、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入によって可動パーツ3が往動動作をし、また、挿入終了位置からの雄パーツ2の抜き出しによって可動パーツ3が復動動作をするように、かかる可動パーツ3と雄パーツ2とが連係されている。
(図1〜図12に示される第一例)
図1〜図12に示される例にあっては、可動パーツ3は、弾性変形可能な接続部31aを介して表示体4に接続されてこの表示体4によって持ち上げ状に支持されると共に、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入によりこの雄パーツ2の一部が押し当てられるベース31bを備えており、挿入終了位置において接続部31aを弾性変形させて表示体4が視認可能となるようになっている。
図示の例では、雌パーツ1の基部1bにおける入れ込み部1dとの連接側と反対の側には、挿入穴1cの側方にこの挿入穴1cを囲うように突き出す立ち上がり部11aが形成されている。基部1bの直径方向両側には立ち上がり部11aの分断部11bが形成されている。また、この分断部11bによって区分された一対の立ち上がり部11aにはそれぞれ、雌パーツ1の中心軸線に直交する向きに立ち上がり部11aを貫通した窓穴11cが形成されている。
ベース31bは通し穴3aを貫通状態に備えた板状をなし、可動パーツ3の往動前位置において挿入穴1cの上方に、挿入穴1cとの間に間隔を開け、立ち上がり部11aの先端よりやや上方に板外面を位置させるようにして支持されるようになっている。(図1)かかる通し穴3aは、挿入穴1cの丸穴状部1eに倣って雄パーツ2の軸部2bを通す中心穴部3bを有すると共に、この中心穴部3bの直径方向両側に挿入穴1cの分岐穴部1fに倣って雄パーツ2のリブ2fを通す端穴部3cを有している。
表示体4はベース31bの直径方向両側にそれぞれ備えられている。各表示体4はそれぞれ、可動パーツ3の往動前位置において、立ち上がり部11aの窓穴11c内に納まり、この状態では雄パーツ2の頭部2a側からは視認できないようになっている。表示体4の両端にはそれぞれ挿入穴1c側に突き出す窓穴11cの内側面へのガイド部41aが形成されている。かかる表示体4の中間部とベース31bにおける端穴部の形成されていない側の縁部との間には連接片31cが介在されている。この連接片31cの一端と表示体4の中間部とが前記接続部31aとなる樹脂ヒンジ部により接続され、かつ、この連接片31cの他端とベース31bの前記縁部とが前記接続部31aとなる樹脂ヒンジ部により接続されている。
可動パーツ3は、一対の表示体4、4をそれぞれ立ち上がり部11aの内側(挿入穴1c側)からこの立ち上がり部11aの窓穴11c内に入れ込み納めるようにして雌パーツ1の基部1bに組み合わされると共に、そのベース31bはこのように納められた表示体4によって連接片1kを介して持ち上げ状に支持されている。
雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させると雄パーツ2の一部、図示の例では頭部2aをベース31bに押し当てさせて雄パーツ2の挿入方向にベース31bを移動させることができる。ベース31bがこのように移動されると接続部31aが弾性変形されて表示体4を往動終了位置まで移動させ、視認可能にできる。図示の例では、窓穴11cの内壁に案内されて表示体4は窓穴11cから側方に突き出し、雄パーツ2の頭部2aの側からこれを視認できるようになっている。(図3)
また、この例では、雄パーツ2に、挿入終了位置からの雄パーツ2の抜き出し時に可動パーツ3のベース31bに引っかかる復動用突起21aが備えられている。図示の例では、かかる復動用突起21aはリブ2fの形成位置に対し軸部2bを周回する方向において略90度の間隔を開けた位置であって、頭部2aと本止め凹部2dとの間に設けられている。そして、挿入終了位置からの雄パーツ2の抜き出し時にベース31bの通し穴3aの穴縁にこの復動用突起21aが引っかかるようになっている。
挿入終了位置からの雄パーツ2の抜き出すと可動パーツ3のベース31bに対する押圧が解かれ前記接続部31aは弾性復帰して表示体4は復動して窓穴11c内に入り込みベース31bはかかる表示体4に再び持ち上げ状に支持されるようになる。雄パーツ2に復動用突起21aを設けておけば前記可動パーツ3の復動さらには表示体4の復動を補助させることができる。
また、この例にあっては、可動パーツ3及び雌パーツ1の基部1bに、可動パーツ3の往動前位置において掛合し合うストッパー部11d、31dが形成されている。図示の例では、かかるストッパー部11d、31dは、表示体4のガイド部における雌パーツ1の基部1bの挿入穴1cを巡る面に接する下面に形成された突起と、かかる挿入穴1cを巡る面に形成されたこの突起を納める孔とから構成されている。このようにした場合、可動パーツ3が往動前位置にあって表示体4が視認されない状態を安定的に維持させることができる。
かかる可動パーツ3の色を、雌パーツ1及び雄パーツ2の色と異ならせておけば、往動終了位置にある表示体4を一層容易に認識させることができる。
この例にかかる雌パーツ1及び可動パーツ3において弾性変形特性を備える箇所へのこの特性の付与は、典型的には、かかる雌パーツ1及び可動パーツ3をプラスチックの射出成型品とすることで容易に確保することができる。
(図13〜図27に示される第二例)
図13〜図27に示される例にあっては、可動パーツ3は、雌パーツ1の基部1bに回転可能に組み合わされていると共に、
この可動パーツ3及び雄パーツ2のいずれか一方にはカム溝32aが形成され、これらの他方には挿入終了位置への雄パーツ2の挿入によりこのカム溝32aに相補的に収まる突部22aが形成されており、
このカム溝32aと突部22aとにより挿入終了位置において表示体4が視認可能となるようになっている。
図示の例では、雌パーツ1の基部1bにおける入れ込み部1dとの連接側と反対の側には、挿入穴1cの側方にこの挿入穴1cを囲うように突き出す周回立ち上がり部12aが形成されている。周回立ち上がり部12aの突きだし端には、挿入穴1cの側に張り出す保持部12bが形成されており、この保持部12bと挿入穴1cを巡る基部1bの面との間に可動パーツ3の支持空間Sが形成されている。
かかる周回立ち上がり部12aの保持部12bは、挿入穴1cの直径方向両側においてそれぞれ、この挿入穴1cを巡る向きにおいて約60度の範囲で欠除されており、可動パーツ3の往動終了位置においてこの欠除部12cが表示体4を視認可能とする開放部Saとして機能するようになっている。(図16)
可動パーツ3は、円板状をなす主体部32eと、この主体部32eの直径方向両側から突き出す板片状の耳部32hとを備えている。主体部32eは、周回立ち上がり部12a内の空間を略塞ぐ外径を有すると共に、雄パーツ2の軸部2bの通し穴3aを貫通状態に備えている。かかる通し穴3aは、挿入穴1cの丸穴状部1eに倣って雄パーツ2の軸部2bを通す中心穴部3bを有すると共に、この中心穴部3bの直径方向両側に挿入穴1cの分岐穴部1fに倣って雄パーツ2のリブ2fを通す端穴部3cを有している。
耳部32hは、主体部32eの直径方向両側においてそれぞれ、この主体部32eを巡る向きにおいて約60度の範囲において、この主体部32eの肉厚方向にある端面からこの端面に直交する向きに突き出す板状をなし、突きだし縁を弧状に成形させている。
そして、この例では、かかる可動パーツ3は、周回立ち上がり部12aの内壁に耳部32hの突きだし縁をガイドさせて、この耳部32hを前記欠除部12cの側方において保持部12bの下方に納めた往動前位置(図13、図16における一点鎖線の位置)からこの耳部32hを欠除部12cに臨ませた往動終了位置(図15、図16)に至る往動と、この逆の復動可能に、前記支持空間Sに回動可能に支持させている。すなわち、この例では、かかる耳部32hが表示体4として機能するようになっている。
図示の例では、前記カム溝32aは、可動パーツ3に形成されている。カム溝32aは可動パーツ3の直径方向両側にそれぞれ形成されている。いずれのカム溝32aも通し穴3aの中心穴部3bの穴軸を巡るらせん溝状をなすように形成されている。カム溝32aの溝口32bは通し穴3aの内方に向けられている。カム溝32aの一方の溝壁は雄パーツ2の挿入手前側(図19における上方)に向けられている。(この一方の溝壁を以下上壁32cと称する。)この上壁32cは主体部32eの表面32fから始まり次第に主体部32eの裏面32g側に低まり端穴部3cにおいて終了している。一方、カム溝32aの他方の溝壁は雄パーツ2の挿入先側(図19における下方)に向けられている。(この他方の溝壁を以下下壁32dと称する。)この下壁32dは主体部32eの裏面32gから始まり次第に主体部32eの表面32f側に高まり端穴部3cにおいて終了している。そして、この上壁32cと下壁32dとはどの位置においても略平行をなすように形成されている。
一方、図示の例では、前記突部22aは、雄パーツ2に形成されている。図示の例では、雄パーツ2の軸部2bと頭部2aとの連接箇所に、この軸部2bの直径方向両側において、この軸部2bを巡る弦巻線に沿うようにリブ状をなす突部22aが形成されている。この突部22aの突きだし巾は前記カム溝32aの深さに略等しく、この突部22aの一方の側面は上方を向き(以下この一方の側面を上側面22bと称する。)、この突部の他方の側面は下方を向いている。(以下この他方の側面を下側面22cと称する。)そして、この上側面22bと下側面22cとはどの位置においても略平行をなすように形成されている。(図27)かかる突部22aの下端は、リブ2fの頭部2a側の端部に連続している。これにより図示の例では、雄パーツ2を挿入終了位置に挿入させきる直前まで可動パーツ3は往動回動されず、可動パーツ3の通し穴3aの端穴部3cに突部22aの下端が入り込んだ後に可動パーツ3が往動回動されるようになっている。
雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させると雄パーツ2の突部22aが往動前位置にある可動パーツ3のカム溝32aに入り込む。カム溝32aは可動パーツ3の通し穴3aの中心穴部3bの穴軸を巡るらせん溝状をなすように形成されており、一方、雄パーツ2は挿入穴1cの分岐穴部1fにリブを入れ込ませて回転しない状態でのみ雌パーツ1内に挿入されることから、突部22aの下側面22cによりカム溝32aの上壁32cを押し込んで、往動前位置にあった可動パーツ3は往動終了位置まで回転往動される。可動パーツ3がこのように往動されると表示体4が開放部Saに表れてこれを視認可能にできる。(図14〜図16)突部22aはカム溝32aに相補的に収まることから、挿入終了位置にある雄パーツ2を抜き出させると、突部22aの上側面22bによりカム溝32aの下壁32dを押し上げて、往動終了位置にあった可動パーツ3は往動前位置まで回転復動される。可動パーツ3がこのように復動されると表示体4は開放部Saの側方にある支持空間S内に収まって視認不能となる。(図13)
また、この例にあっては、可動パーツ3及び雌パーツ1の基部1bに、可動パーツ3の往動前位置において掛合し合うストッパー部12f、32iが形成されている。図示の例では、かかるストッパー部12f、32iは、可動パーツ3の耳部32hの表面側に形成された凹所と、基部1bの立ち上がり部11aの保持部12bの内壁に形成されたこの凹所に収まる突起とから構成されている。このようにした場合、可動パーツ3が往動前位置にあって表示体4が視認されない状態を安定的に維持させることができる。
なお、この例にあっては、可動パーツ3が往動終了位置にあるとき、耳部32hの外縁に上方から引っかかる押さえ部12eが開放部Saへの繰り出し口部12dに形成されている。
かかる可動パーツ3の色を、雌パーツ1及び雄パーツ2の色と異ならせておけば、往動終了位置にある表示体4を一層容易に認識させることができる。
この例にかかる雌パーツ1及び可動パーツ3において弾性変形特性を備える箇所へのこの特性の付与は、典型的には、かかる雌パーツ1及び可動パーツ3をプラスチックの射出成型品とすることで容易に確保することができる。
(図28〜図36に示される第三例)
図28〜図36に示される例にあってもクリップは、雌パーツ1と、雄パーツ2とからなる。雌パーツ1には後述する表示体4を備えた可動パーツ3がさらに組み合わされ、この可動パーツ3によってかかる表示体4が雌パーツ1に備えられるようになっている。
雌パーツ1は、雄パーツ2の受け入れ空間1aを有すると共に、この受け入れ空間1aに連通した挿入穴1cの形成された基部1bと、留め付け対象物Pに設けられた貫通穴Paへの入れ込み部1dとを備えている。
図示の例では、基部1bは方形盤状をなすように構成されている。挿入穴1cはかかる基部1bの中央に形成されている。
また、この例では、雌パーツ1は、挿入終了位置まで雄パーツ2を挿入させることで、入れ込み部1dに形成された弾性掛合部13eの撓み込みを阻止される構成のものとなっている。この例では、雌パーツ1の入れ込み部1dは、対向位置にそれぞれ、入れ込み部1dに設けたコ字状の割溝によって基部1b側を自由端とし入れ込み部1dの先端側を変形中心とした弾性掛合部13eを備えている。弾性掛合部13eの内面13fは受け入れ空間1aに臨んでいる。一対の弾性掛合部13eの自由端には基部1b側に向いた掛合面13gが形成されていると共に、一対の弾性掛合部13e、13eの自由端間の寸法は留め付け対象物Pの貫通穴Paの穴径よりも大きくなるようにしてある。かかる貫通穴Paに雌パーツ1の入れ込み部1dを入れ込むと弾性掛合部13eは一旦撓み込んだ後にその自由端が貫通穴Paから抜け出した位置で撓み戻し、これにより雌パーツ1はその基部1bと前記掛合面13gとの間で留め付け対象物Pに掛合される。この状態から雌パーツ1内に挿入終了位置まで雄パーツ2を挿入すると挿入された雄パーツ2によって弾性掛合部13eの撓み込みが阻止されクリップは留め付け対象物Pに強固に留め付くこととなる。
一方、この例では、雄パーツ2は、頭部23aを軸一端に備えた軸部23cを主体として構成されている。軸部23cは厚さと巾とを持った板状をなすように構成されている。
また、この例では、雌パーツ1の基部1bにおける挿入穴1cを挟んだ対向位置にそれぞれ、雄パーツ2の挿入方向に壁面13dを沿わせた保持壁部13cが形成されていると共に、一対の保持壁部13c、13c間のピッチは雄パーツ2の軸部23cの幅広側の面23f間の寸法よりもやや小さくなっている。
そして、図示の例では、雄パーツ2の軸部23cの軸他端23e側のみを雌パーツ1の挿入穴1cに入れ込ませた状態において、この軸部23cの軸他端23e側を一対の保持壁部13c、13cによって挟み付けることで、雄パーツ2と雌パーツ1とを仮掛合させるようにしている。(図28〜図31)このように雌パーツ1に組み合わされた雄パーツ2は、その頭部23aの縁部に形成された掛合爪23dを保持壁部13cの外側に形成された掛合穴13dに掛合させる挿入終了位置(図31〜図33)までさらに挿入可能とされる。雄パーツ2の頭部23aにはこの挿入終了位置において保持壁部13cを受け入れる窓穴23bが形成されている。
また、雌パーツ1の基部1bには、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により往動して往動終了位置において視認可能となる表示体4が備えられている。挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により弾性掛合部13eの撓み込みが阻止されることから、留め付け対象物Pの貫通穴Paの形成位置において雌パーツ1の基部1bとこの弾性掛合部13eとによって留め付け対象物Pを挟み付けてクリップはかかる留め付け対象物Pに留め付く。それと共に、表示体4は往動して視認可能となることから、雄パーツ2が挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツ2の挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。(図32、図33)
この例にあってもは、かかる表示体4は、雌パーツ1の基部1bに移動可能に組み合わされた可動パーツ3に備えられている。
具体的には、雌パーツ1の基部1bには挿入穴1cを巡る立ち上がり部13aが形成されていると共に、この立ち上がり部13aにおける挿入穴1cを挟んだ両側位置にそれぞれ基部1bの側部において開放された雄パーツ2の挿入方向に直交する向きのガイド穴13bが形成されている。そして、このガイド穴13bを通じてかかる基部1bに雄パーツ2の軸部23cの通し部33aを備えた可動パーツ3が備えられている。すなわち、この例ではかかるガイド穴13bが支持空間Sとして機能するようになっている。かかる可動パーツ3の通し部33aは挿入穴1cの直上に位置され、この通し部33aの上方に前記弾性片13cの掛合爪13dが位置されるようになってる。
この例では、可動パーツ3は、一対の表示体4、4を破断可能部33bで接続させ合わせると共に、この一対の表示体4、4間を雄パーツ2の前記通し部33aとした構成となっており、
前記雄パーツ2と雌パーツ1とを仮掛合させる位置への雄パーツ2の挿入により破断可能部33bを破断されると共に、この状態からの挿入終了位置までの雄パーツ2の挿入によって表示体4が視認可能位置まで往動・押し出されるようになっている。
一対の表示体4、4はそれぞれ、略長方形の板状をなすように構成されている。かかる一対の表示体4、4はその一方の長辺部43aにおいて、一対の破断可能部33b、33bによって接続されており、この一対の破断可能部33b、33bとこの一対の破断可能部33b、33bの間にある長辺部43aによって囲繞された空間が前記通し部33aとして機能するようになっている。
破断可能部33bは、その中央部を薄肉に構成させた架橋片状をなすように構成されている。
雄パーツ2の頭部23a2a側であって、雄パーツ2の軸部23cの巾狭側にはそれぞれ、この巾狭側の面23gから突き出すリブ状部23hが形成されている。このリブ状部23hはそれぞれ軸部23cの先端側に向けられた側に傾斜面23iを備えている。一対のリブ状部23h、23h間のピッチは、雄パーツ2と雌パーツ1とを仮掛合させた状態における、可動パーツ3の通し部33a内における表示体4の長辺部43a間のピッチよりも大きくなっている。
雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させると前記リブ状部23hによって一対の表示体4、4間の間隔が押し広げられ、表示体4はガイド穴13b内を挿入穴1cから離れる向きに押し出され往動終了位置まで往動される。この例では、立ち上がり部13aの突きだし面にかかるガイド穴13bに連通する開放部Saが形成されており、表示体4がこのように往動されるとこの開放部Saを通じて雄パーツ2の頭部23aの側からこれを視認できるようになっている。(図33)
図示の例では、可動パーツ3を構成する一対の表示体4、4はそれぞれ、破断可能部33bの外側に上方に突き出す抜け止め爪43bを有しており、往動前位置と往動終了位置においてそれぞれ、ガイド穴13bの側壁側に形成させた図示しない掛合部にこの抜け止め爪43bが引っかかり、表示体4が往動前位置にある状態と往動終了位置にある状態がそれぞれ維持されるようになっている。
かかる可動パーツ3の色を、雌パーツ1及び雄パーツ2の色と異ならせておけば、往動終了位置にある表示体4を一層容易に認識させることができる。
この例にかかる雌パーツ1及び可動パーツ3において弾性変形特性を備える箇所へのこの特性の付与は、典型的には、かかる雌パーツ1及び可動パーツ3をプラスチックの射出成型品とすることで容易に確保することができる。
(図37及び図38に示される第四例)
図37及び図38は、主として、前記第一例を構成する可動パーツ3の構成を一部変更させた例を示している。
この例にあっては、雌パーツ1の基部1bに、この基部1bに設けた表示部13hを往動前位置において隠すと共に、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により往動して往動終了位置において基部1b内に収納されて前記表示部13hを視認可能とする遮蔽体4’を備えさせている。前記第一例の表示体4がかかる遮蔽体4’として機能するようになっている。
遮蔽体4’は、雄パーツ2の軸部2bの通し穴3aを備えたベース31bの外側に、連接片31cを介して接続されている。連接片31cとベース31b及び連接片31cと表示体4との間は弾性変形可能な接続部31aによってつながれている。図示の例では、挿入終了位置まで雄パーツ2を挿入しない状態ではベース31bと遮蔽体4’と連接片31cとは略面一に配されると共に、基部1bの立ち上がり部11aの窓穴11cを通じて遮蔽体4’は外側に突きだし視認可能とされると共に、この遮蔽体4’下の基部1bに形成された表示部13hを覆い隠す。(図37)
雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させると、雄パーツ2の頭部2a側に形成させた押圧部21bがベース31bの通し穴3aの縁部を押す。図示の例では、立ち上がり部11aと挿入穴1cとの間に、可動パーツ3の連接片31cの収納用隙間11eが形成されており、押圧部21bにベース31bを押された可動パーツ3は接続部31aを弾性変形させてこの収納用隙間11e内に連接片31cを引き込ませ、これに伴って遮蔽体4’は窓穴11c内に引き込まれ雄パーツ2の頭部2a側から見えない位置に隠される。それと共に、遮蔽体4’の往動前位置において遮蔽体4’下にあった基部1bの表示部13hが視認可能とされる。(図38)
この例によっても、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により留め付け対象物Pの貫通穴Paの形成位置においてクリップはかかる留め付け対象物Pに留め付く。それと共に、遮蔽体4’の往動により基部1bの表示部13hが視認可能となることから、雄パーツ2が挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツ2の挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。少なくとも遮蔽体4’の色を雌パーツの基部の色と異ならせておくことで、遮蔽体4’の往動前位置においてこの遮蔽体4’下に位置される基部1bの一部を前記表示部13hとして機能させることができる。あるいはまた、かかる基部1bの一部に図柄などを印刷したり、この基部1bの一部にシールを貼ったりペイントを施すなどすることにより、この基部1bの一部を前記表示部13hとして機能させることができる。
(図39及び図40に示される第五例)
図39及び図40は、主として、前記第三例を構成する可動パーツ3の構成を一部変更させた例を示している。
この例にあっては、雌パーツ1の基部1bに、この基部1bに設けた表示部13hを往動前位置において隠すと共に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動して往動終了位置において基部内に収納されて前記表示部13hを視認可能とする遮蔽体4’を備えさせている。前記第三例の表示体がかかる遮蔽体4’として機能するようになっている。
雌パーツ1のガイド穴13bに雄パーツ2の挿入方向に直交する向きのスライド移動可能に支持された可動パーツ3を構成する遮蔽体4’は、挿入終了位置まで雄パーツ2を挿入しない状態ではガイド穴13bに連通した開放部Saを通じて視認可能とされると共に、この遮蔽体4’下の基部1bに形成された表示部13hを覆い隠す。(図39)遮蔽体4’の通し部33a側には立ち上がり部13aの内側において雄パーツ2の挿入手前側に突き出す突部33dが形成されていると共に、この突部33dには雄パーツ2の頭部23a側に向いた傾斜部が33c形成されている。この傾斜部33cは突部33dの突き出し端に向かうに連れて遮蔽体4’の外端から次第に離れる向きに傾斜している。
雄パーツ2を挿入終了位置まで挿入させると、雄パーツ2の頭部23a側に形成させた押圧部23jが可動パーツ3の突部33dの傾斜部33cを押す。傾斜部33cには上記の向きの傾斜が形成されていることから、押圧部23jに傾斜部33cを押された可動パーツ3は内方に移動され、遮蔽体4’は雄パーツ2の頭部23a側から開放部Saを通じて見えない位置に隠される。それと共に、遮蔽体4’の往動前位置において遮蔽体4’下にあった基部1bの表示部13hが視認可能とされる。(図40)
この例によっても、挿入終了位置への雄パーツ2の挿入により留め付け対象物Pの貫通穴Paの形成位置においてクリップはかかる留め付け対象物Pに留め付く。それと共に、遮蔽体4’の往動により基部の表示部13hが視認可能となることから、雄パーツ2が挿入終了位置まで挿入されてクリップが所期の留め付き状態にあることを雄パーツ2の挿入状態を計測などすることなく容易に確認することができる。少なくとも遮蔽体4’の色を雌パーツの基部の色と異ならせておくことで、遮蔽体4’の往動前位置においてこの遮蔽体4’下に位置される基部1bの一部を前記表示部13hとして機能させることができる。あるいはまた、かかる基部1bの一部に図柄などを印刷したり、この基部1bの一部にシールを貼ったりペイントを施すなどすることにより、この基部1bの一部を前記表示部13hとして機能させることができる。
第一例の要部破断側面図 同使用状態を示す側面図 同要部破断側面図 第一例にかかる可動パーツ3の斜視図 第一例にかかる可動パーツ3の斜視図 第一例にかかる雌パーツ1の斜視図 同側面図 同側面図 同断面図 同断面図 第一例にかかる雄パーツ2の側面図 同側面図 第二例の要部破断側面図 同使用状態を示す側面図 同要部破断側面図 同平面図 第二例にかかる可動パーツ3の平面図 図17におけるA−A線断面図 図17におけるB部の展開構成図 第二例にかかる雌パーツ1の側面図 同側面図 同断面図 同断面図 第二例にかかる雄パーツ2の側面図 同側面図 図25におけるC−C線断面図 図26におけるD部の展開構成図 第三例の側面図 同要部破断側面図 同断面図 同使用状態を示す側面図 同使用状態を示す要部破断側面図 同使用状態を示す断面図 第三例にかかる可動パーツ3の平面図 図34におけるE−E線断面図 図34におけるF−F線断面図 第四例の要部断面構成図 第四例の要部断面構成図 第五例の要部断面構成図 第五例の要部断面構成図
符号の説明
P 留め付け対象物
Pa 貫通穴
1 雌パーツ
1a 受け入れ空間
1b 基部
1c 挿入穴
1d 入れ込み部
2 雄パーツ
4 表示体

Claims (11)

  1. 雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
    雌パーツの基部に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動して往動終了位置において視認可能となる表示体が備えられていることを特徴とするクリップ。
  2. 雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
    雌パーツの基部に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動し、挿入終了位置からの雄パーツの抜き出しにより復動すると共に、往動終了位置において視認可能となる表示体が備えられていることを特徴とするクリップ。
  3. 表示体が、雌パーツの基部に移動可能に組み合わされた可動パーツに備えられており、可動パーツの往動終了位置において表示体が往動終了位置に位置されるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
  4. 可動パーツは、弾性変形可能な接続部を介して表示体に接続されてこの表示体によって持ち上げ状に支持されると共に、挿入終了位置への雄パーツの挿入によりこの雄パーツの一部が押し当てられるベースを備えており、挿入終了位置において接続部を弾性変形させて表示体が視認可能となるようになっていることを特徴とする請求項3に記載のクリップ。
  5. 雄パーツに、挿入終了位置からの雄パーツの抜き出し時に可動パーツのベースに引っかかる復動用突起が備えられていることを特徴とする請求項4に記載のクリップ。
  6. 可動パーツは、雌パーツの基部に回転可能に組み合わされていると共に、
    この可動パーツ及び雄パーツのいずれか一方にはカム溝が形成され、これらの他方には挿入終了位置への雄パーツの挿入によりこのカム溝に相補的に収まる突部が形成されており、
    このカム溝と突部とにより挿入終了位置において表示体が視認可能となるようになっていることを特徴とする請求項3に記載のクリップ。
  7. 可動パーツは、挿入終了位置への雄パーツの挿入によってこの雄パーツの一部に押されて挿入穴から離れる向きにスライド移動され、挿入終了位置においてスライド移動されきって表示体が視認可能になるようになっていることを特徴とする請求項3に記載のクリップ。
  8. 雌パーツの基部内には可動パーツの支持空間が形成されていると共に、この基部の上面側には支持空間に連通する開放部が設けられており、往動終了位置にある表示体がこの開放部を通じて視認可能となるようにしてあることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載のクリップ。
  9. 可動パーツ及び雌パーツの基部に、可動パーツの往動前位置において掛合し合うストッパー部が形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載のクリップ。
  10. 可動パーツの色が、雌パーツ及び雄パーツの色と異ならせてあることを特徴とする請求項3〜請求項9のいずれか1項に記載のクリップ。
  11. 雄パーツの受け入れ空間を有すると共に、この受け入れ空間に連通した挿入穴の形成された基部と、留め付け対象物に設けられた貫通穴への入れ込み部とを備えた雌パーツに、雄パーツを挿入終了位置まで挿入させることにより、入れ込み部の少なくとも一部を撓み出させ、又は入れ込み部に形成させた弾性掛合部の撓み込みを阻止して前記留め付け対象物に留め付くクリップであって、
    雌パーツの基部に、この基部に設けた表示部を往動前位置において隠すと共に、挿入終了位置への雄パーツの挿入により往動して往動終了位置において基部内に収納されて前記表示部を視認可能とする遮蔽体が備えられていることを特徴とするクリップ。
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