JP2009101670A - 型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置 - Google Patents

型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 熱硬化性塗料が塗装キャビティから漏れず型内塗装品に熱硬化性塗料層によるバリが発生することがないようにする。
【解決手段】 裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備える型内塗装品形成用金型を用い、裏面形成金型が成形品を保持する状態で裏面形成金型と表面形成金型とを型開きし、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替え、成形品を保持する裏面形成金型と塗膜形成金型とを型閉じして、成形品を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティを成形品と塗膜形成金型との間に形成する工程をとる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金型内で成形した成形品の表面と金型キャビティ面との間に熱硬化性塗料を注入した後、熱硬化性塗料を金型内で硬化させて、成形品表面に熱硬化性塗料を密着一体化させる型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置に関する。
従来の型内塗装に使用される金型として、成形品の外周部分を形成する箇所を、全周に渡り、型開き方向に対してテーパーがほとんどなく平行な雄雌部分で隔てられ、雄型の立ち上がりが大きくてキャビティ空間が奥に深く形成されるように構成される構造(シェアエッジ構造または縦食い切り構造ともいう)によりキャビティからの塗料漏れを防いだ状態で、微小型開きをしてから被覆剤を注入する技術が特許文献1に開示されている。
特開2001−96573
しかし、上記の構造であっても、シェアエッジ部分にはわずかながらテーパー角があるため、微小型開きをするとシェアエッジ部分がわずかに開いてしまう。その結果、被覆剤105を注入するとシェアエッジ部分に被覆剤105がキャビティから漏れてしまうため、型内塗装品に被覆剤105によるバリが発生してしまうという問題があった。また、側面部にも加飾する場合、側面部の立ち角が大きくなると、微小型開きをしたときに天面部に比べて側面部では成形品と金型との距離が小さくなるので、側面部の被覆剤105の厚みが天面部より薄くなってしまう(図15参照)。さらに、樹脂成形後に被覆剤105を注入するという工程をとるため、単位時間当たりのショット数が少なくなってしまう(サイクルタイムが長くなってしまう)という問題がある。
本発明はパーティング面どうしが開かないようにして上記の問題が発生しないようにするための型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、以下のような特徴を備える。
本発明の型内塗装品の製造方法は、裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備える型内塗装品形成用金型を用い、(1)裏面形成金型と表面形成金型とを型閉じして、成形品を形成するための成形キャビティを裏面形成金型と表面形成金型との間に形成し、(2)成形キャビティ内に成形樹脂を充填し冷却固化させて成形品を形成し、(3)裏面形成金型が成形品を保持する状態で裏面形成金型と表面形成金型とを型開きし、(4)裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替え、(5)成形品を保持する裏面形成金型と塗膜形成金型とを型閉じして、成形品を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティを成形品と塗膜形成金型との間に形成し、(6)塗装キャビティ内に熱硬化性塗料を注入して固化させることにより、成形品に熱硬化性塗料層を一体被覆させる工程をとる。
また、上記の発明において、熱硬化性塗料が、アクリレート基を有するオリゴマー又は不飽和ポリエステル樹脂、あるいはこれらの成分と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーのうちのいずれかと架橋効率が8以上である有機過酸化物開始剤を含有する一液型塗料としてもよい。
また、上記の発明において、熱硬化性塗料層の厚みが、10〜100μmとしてもよい。
また、上記の発明において、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型が固定された射出成形機の可動盤の回転によるようにしてもよい。
また、上記の発明において、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、表面形成金型と塗膜形成金型とが固定された射出成形機の可動盤の回転によるようにしてもよい。
また、上記の発明において、少なくとも2つの裏面形成金型を有し、1つの裏面形成金型と表面形成金型を用いる上記(1)〜(2)の工程と、他の裏面形成金型と塗膜形成金型を用いる上記(5)〜(6)の工程を同時に行うようにしてもよい。
また、上記の発明において、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型を表面形成金型と塗膜形成金型との間に配置し、裏面形成金型が表面と裏面のそれぞれがキャビティ形成可能な形状を有し、裏面形成金型が表裏面を交換するように回転することによって切り替え可能としてもよい。
また、上記の発明において、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型を表面形成金型と塗膜形成金型との間に配置し、裏面形成金型が表面形成金型あるいは塗膜形成金型と対向するように回転することによって切り替え可能としてもよい。
また、上記の発明において、裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、型内塗装品形成用金型が型締用金型をさらに備え、表面形成金型と塗膜形成金型とを裏面形成金型と型締用金型との間に配置し、表面形成金型と塗膜形成金型とが表裏一体に固定され、裏面形成金型あるいは型締用金型と対向するように回転することによって切り替え可能としてもよい。
また、上記の発明において、表面形成金型と裏面形成金型の間に成形同時絵付シートを配置し、成形品を形成すると同時に成形品表面に成形同時絵付シートを一体化してもよい。
また、上記の発明において、塗膜形成金型と裏面形成金型の間に成形同時絵付シートを配置し、熱硬化性塗料層を形成すると同時に成形同時絵付シートを一体化してもよい。
本発明の型内塗装品形成装置は、型内塗装品形成用金型と、熱硬化性塗料を注入するための塗料注入機と、型締め機構と、切り替え機構と、金型温度調節機と、樹脂注入機からなり、型内塗装品形成用金型が裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備え、切り替え機構が表面形成金型と塗膜形成金型とを切り替え可能であり、裏面形成金型と表面形成金型とで成形キャビティを形成し、裏面形成金型と塗膜形成金型とで塗装キャビティを形成することができる構成をとる。
また、上記の発明において、裏面形成金型を2つ以上備えてもよい
また、上記の発明において、切り替え機構が表面形成金型と塗膜形成金型の代わりに2つ以上の裏面形成金型どうしを切り替えてもよい。
本発明の型内塗装品の製造方法は、以上のとおりの工程を有するので、次のような優れた効果を有する。
本発明は、裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備える型内塗装品形成用金型を用い、(1)裏面形成金型と表面形成金型とを型閉じして、成形品を形成するための成形キャビティを裏面形成金型と表面形成金型との間に形成し、(2)成形キャビティ内に成形樹脂を充填し冷却固化させて成形品を形成し、(3)裏面形成金型が成形品を保持する状態で裏面形成金型と表面形成金型とを型開きし、(4)裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替え、(5)成形品を保持する裏面形成金型と塗膜形成金型とを型閉じして、成形品を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティを成形品と塗膜形成金型との間に形成し、(6)塗装キャビティ内に熱硬化性塗料を注入して固化させることにより、成形品に熱硬化性塗料層を一体被覆させることを特徴とする。したがって、裏面形成金型と塗膜形成金型とを型閉じする際には、塗装キャビティ以外に全く隙間がなくかつ強い型締力で固定できるので、熱硬化性塗料を高圧で注入しても熱硬化性塗料が塗装キャビティから漏れず型内塗装品に熱硬化性塗料層によるバリが発生することがない。また、塗膜形成金型の形状を任意に設定できるので、成形品の側面部にも仕様通りの膜厚で熱硬化性塗料層を形成することができる。
また、本発明は、少なくとも2つの裏面形成金型を有し、1つの裏面形成金型と表面形成金型を用いる上記(1)〜(2)の工程と、他の裏面形成金型と塗膜形成金型を用いる上記(5)〜(6)の工程を同時に行うことを特徴とする。したがって、成形品を成形する間にも別の成形品の表面に熱硬化性塗料層を形成することができるので、単位時間当たりのショット数を増加できる効果がある。
また、本発明は、熱硬化性塗料が、アクリレート基を有するオリゴマー又は不飽和ポリエステル樹脂、あるいはこれらの成分と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーのうちのいずれかと架橋効率が8以上である有機過酸化物開始剤を含有する一液型塗料であることを特徴とする。該一液型塗料は硬化性・付着性・外観・耐候性に優れており、その結果、硬化時間を短縮でき、付着力・外観・耐候性の問題から型内被覆方法を適用できなかった樹脂成形材料にも適用できる効果がある。 また、本発明は、塗装キャビティの厚みが、10〜100μmであることを特徴とする。したがって、従来の2色成形等では困難な薄膜の熱硬化性樹脂塗膜を表面に形成できる効果がある。
図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図2は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図3は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図4は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図5は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図6は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図7は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図8は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図9は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図10は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図11は、本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。図12は、本発明の型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置に用いる塗料注入機の概略図である。図13は、本発明の型内塗装品の製造方法により型内装飾絵付品を得るための成形同時絵付シートの断面図である。図14は、本発明の型内塗装品の製造方法により得られた型内塗装品である型内塗装絵付品の断面図である。図15は、従来の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。
図中、1は表面形成金型、2は塗膜形成金型、3は裏面形成金型、4は第一裏面形成金型、5は第二裏面形成金型、6は型締用金型、11は成形キャビティ、12は第一成形キャビティ、13は第二成形キャビティ、14は塗装キャビティ、15は第一塗装キャビティ、16は第二塗装キャビティ、21は熱硬化性塗料層、22は成形品、23は第一成形品、24は第二成形品、25は型内塗装品、26は第一型内塗装品、27は第二型内塗装品、28は型内塗装絵付品、31は固定盤、32は可動盤、33は可動盤回転軸、34は回転盤、41は塗料注入機、42は塗料注入ユニット、43は塗料タンク、71は成形同時絵付シート、72は基体シート、73は離型層、74は剥離層、75は絵付層、76はアンカー層、77は接着層、78は転写層、101は固定金型、102は可動金型、103は被覆剤注入機、104は樹脂成形品、105は被覆剤である。
最初に本発明の型内塗装品の製造方法を、本発明に使用する型内塗装品形成用金型についての説明を交えながら説明する。
本発明に使用する型内塗装品形成用金型は、裏面形成金型3と表面形成金型1と塗膜形成金型2とを備える。裏面形成金型3は成形品22の裏面形状を形成するために用いられる。表面形成金型1は成形品22の表面形状を形成するために用いられる。塗膜形成金型2は成形品22の表面に熱硬化性塗料層21を形成するために用いられる。
裏面形成金型3と表面形成金型1とを型閉じして、成形品22を形成するための成形キャビティ11を裏面形成金型3と表面形成金型1との間に形成する(図1(a)参照)。この成形キャビティ11内に成形樹脂を充填し冷却固化させることにより成形品22を得ることができる(図1(b)参照)。その際、表面形成金型1と裏面形成金型3の間に後述する成形同時絵付シート71を配置し、成形品22を形成すると同時に成形品表面に成形同時絵付シート71を一体化することによって、成形品22を形成すると同時に成形品表面に絵付けすることもできる。
次いで、裏面形成金型3が成形品22を保持する状態で裏面形成金型3と表面形成金型1とを型開きし(図1(c)参照)、裏面形成金型3と対向する表面形成金型1を塗膜形成金型2に切り替え(図1(d)参照)、成形品22を保持する裏面形成金型3と塗膜形成金型2とを型閉じして、成形品22を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティ14を成形品22と塗膜形成金型2との間に形成する(図1(e)参照)。この塗装キャビティ14内に熱硬化性塗料を注入して固化させることにより、成形品22に熱硬化性塗料層21を一体被覆させることにより型内塗装品25を製造することができる(図1(f)参照)。その際、塗膜形成金型2と裏面形成金型3の間に成形同時絵付シート71を配置し、熱硬化性塗料層21を形成すると同時に成形同時絵付シート71を一体化することによって、絵付けがされた型内塗装絵付品である型内塗装品を製造することもできる。
型開き、型閉じを行うための型締め機構としては、例えば射出成形機のトグル式の型締め機構や直圧式の型締め機構を使用することができる。
塗膜形成金型2と表面形成金型1とは形状が異なり、塗膜形成金型2はたとえば表面形成金型1よりも外形形状を大きくし、成形品22と接しない部分が形成できるように設計する。この接しない部分が塗装キャビティ14に該当する。塗装キャビティ14の形状は、所望とする熱硬化性塗料層21のパターンや厚みに応じて適宜設定する。塗装キャビティ14は成形品22の表面全体に渡っていてもよいし、成形品22の一部にのみ形成されていてもよい。また、塗膜形成金型2のキャビティの製品部分に圧縮機構を設けることにより、熱硬化性塗料層21の表面にヒケが現出せず塗膜形成金型2のキャビティ面に形成された微細形状を確実に熱硬化性塗料層21に転写することができる。
なお、裏面形成金型3、表面形成金型1、塗膜形成金型2の金型の材質は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、成形樹脂の射出口を表面形成金型1側に設置してもよいし(図1参照)、裏面形成金型3側にしてもよい(図2参照)。熱硬化性塗料の注入位置は、塗装キャビティ14の中央に設けてもよいが(図1参照)、ノズルピン後が残るため、外観が要求される場合には、鍵穴やエンブレム取り付け位置等を利用したり、製品の外側に仮製品部を設けてそこに注入位置を設置すればよい。また、表面形成金型1および塗膜形成金型2は、両方とも鏡面金型としてもよいし、両方ともシボ金型としてもよいし、あるいはどちらか片方を鏡面にして他方をシボ金型としてもよい。また、裏面形成金型3にはボスなどを形成してもよい。
裏面形成金型3および表面形成金型1の金型温度は、金型温度調節機により設定する。金型温度調節機の媒体は水でも油でもよい。成形樹脂の材質に応じて通常の成形に適した温度に設定し、塗膜形成金型2の金型温度は、熱硬化性塗料の材質に応じて熱硬化性塗料が数秒以内に硬化する温度に設定する。
以下、裏面形成金型3と対向する表面形成金型1を塗膜形成金型2に切り替える方法をいくつか例示する。
裏面形成金型3と対向する表面形成金型1を塗膜形成金型2に切り替える方法として、裏面形成金型3が固定された射出成形機の可動盤32を回転させる方法がある(図3(d)、図4(h)参照)。あるいは、表面形成金型1と塗膜形成金型2とが固定された射出成形機の可動盤32を回転させる方法もある(図5(d)、図6(h)参照)。ここで、裏面形成金型3は1つだけでもよいし2つ以上であってもよい。裏面形成金型3を2つ以上使用すれば、1つの裏面形成金型3と表面形成金型1とを型閉じして、成形品を形成するための成形キャビティ11を裏面形成金型3と表面形成金型1との間に形成し、成形キャビティ11内に成形樹脂を充填し冷却固化させて成形品22を形成する工程と、別の成形品を保持する他の裏面形成金型と塗膜形成金型2とを型閉じして、成形品を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティ14を成形品と塗膜形成金型2との間に形成し、塗装キャビティ14内に熱硬化性塗料を注入して固化させる工程を同時に行うことができる。このようにすることによって、成形品を成形する間にも別の成形品の表面に熱硬化性塗料層21を形成することができるので、単位時間当たりのショット数を増加させることができる。各々の裏面形成金型の形状は全く同じ形状でもよいし、例えば成形品に穴部を形成するための部材の有無が異なる形状でもよい。また、複数の裏面形成金型どうしを一体物として形成してもよい。
あるいは、裏面形成金型3を表面形成金型1と塗膜形成金型2との間に配置し、裏面形成金型3が表面と裏面のそれぞれがキャビティ形成可能な形状を有し、裏面形成金型3が表裏面を交換するように回転することによって切り替え可能とする方法もある(図7(d)参照)。各々のキャビティの形状は同じでも異なってもよい。裏面形成金型3を回転させるためには、例えば水平面で回転する回転盤34を用いればよい。この方法でも、1つの成形品を成形する間にも別の成形品の表面に熱硬化性塗料層21を形成することができるので、単位時間当たりのショット数を増加させることができる。
あるいは、裏面形成金型3を表面形成金型1と塗膜形成金型2との間に配置し、裏面形成金型3が表面形成金型1あるいは塗膜形成金型2と対向するように回転することによって切り替え可能とする方法もある(図8(d)、図9(h)参照)。
あるいは、型内塗装品形成用金型が型締用金型6をさらに備え、表面形成金型1と塗膜形成金型2とを裏面形成金型3と型締用金型6との間に配置し、表面形成金型1と塗膜形成金型2とが表裏一体に固定され、裏面形成金型3あるいは型締用金型6と対向するように回転することによって切り替え可能とする方法もある(図10(d)、図11(h)参照)。ここで、型締用金型6とは、可動盤32に固定されて型閉じ後に型締め力を表面形成金型1および塗膜形成金型2に加えるための金型である。
また、表面形成金型1と塗膜形成金型2とが固定された射出成形機の可動盤32を回転させる方法と(図5、図6参照)、型内塗装品形成用金型が型締用金型6をさらに備え、表面形成金型1と塗膜形成金型2とを裏面形成金型3と型締用金型6との間に配置し、表面形成金型1と塗膜形成金型2とが表裏一体に固定され、裏面形成金型3あるいは型締用金型6と対向するように回転することによって切り替え可能とする方法(図10、図11参照)においては、裏面形成金型3の成形品22裏面形成箇所にゲートを配置することができるので、熱硬化性塗料層21が薄くても優れた外観の型内塗装品25を得ることができる。
つぎに、本発明の型内塗装品の製造方法に用いる熱硬化性塗料について説明する。熱硬化性塗料は、塗料注入機41から1ショット分の正確な量を適度な圧力で塗装キャビティ14に注入される。
熱硬化性塗料の材質としては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレートオリゴマー、ウレタンアクリレートオリゴマーなどの過酸化物触媒によって硬化が可能なバインダー成分を主体とする一液型塗料や、エポキシ樹脂/ポリアミン硬化系、ポリオール樹脂/ポリイソシアネート硬化系などの、金型注入直前に主剤/硬化剤を混合する二液型塗料などがあげられる。その中でも、アクリレート基を有するオリゴマー又は不飽和ポリエステル樹脂、あるいはこれらの成分と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーのうちのいずれかと架橋効率が8以上である有機過酸化物開始剤を含有する一液型塗料は、硬化性・付着性・外観・耐候性に優れており、硬化時間を短縮でき、付着力・外観・耐候性の問題から型内被覆方法を適用できなかった樹脂成形材料にも適用可能である点で非常に良好である。
熱硬化性塗料の粘度としては、2000〜7000mPa・sの範囲内でパターンや厚みに応じて適宜設定する。とくに本発明の場合、裏面形成金型3と塗膜形成金型2とはキャビティ以外にほとんど隙間がなくかつ強固な型締め圧で金型を固定できるので、熱硬化性塗料が漏れやすい非常に低い粘度であっても熱硬化性塗料が塗装キャビティ14から漏れることがない点で有利である。
塗料注入機41は、塗料タンク43の上部に圧力をかけ、1ショット分の熱硬化性塗料の正確な量が塗料タンク43から計量・射出・バルブの構造を兼ね備えた塗料注入ユニット42に送られる構造になっている(図12参照)。次いで、成形品22を保持する裏面形成金型3と塗膜形成金型2とが型閉じして、成形品22を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティ14が成形品22と塗膜形成金型2との間に形成された段階で、塗料注入ユニット42が前進して塗膜形成金型2に直接タッチし、熱硬化性塗料が塗膜形成金型2を通して塗装キャビティ14に注入される仕組みになっている。
塗料注入ユニット42の位置設定としては、塗膜形成金型2に設けられる熱硬化性塗料の注入口を成形機の固定盤31に固定される面に設け(図3〜図6参照)、塗料注入ユニット42と樹脂注入機の樹脂射出ユニットとを並列させてもよい。また、塗膜形成金型2に設けられる熱硬化性塗料の注入口を裏面形成金型3との合わせ面に設け(図7〜図11参照)、塗料注入ユニット42と樹脂注入機の樹脂射出ユニットとを垂直にさせてもよい。
熱硬化性塗料の注入時間は1〜10秒程度で、熱硬化性塗料の材質や塗装キャビティ14の大きさなどによって適宜設定する。熱硬化性塗料の注入圧力は10〜400kgf/cm程度の範囲内で適宜設定すると良いが、塗膜中にバリや気泡を防止するためには圧力は高めに設定した方が好ましい。とくに本発明の場合、裏面形成金型3と塗膜形成金型2とは塗装キャビティ14以外にほとんど隙間がなくかつ強固な型締め圧で金型を固定できるので、高い圧力で熱硬化性塗料を注入しても熱硬化性塗料が塗装キャビティ14から漏れることがない点で有利である。
つぎに、本発明の型内塗装品の製造方法に用いる成形樹脂について説明する。成形樹脂は、通常の熱可塑性の射出成形樹脂やエンジニアリングプラスチックのほか、熱硬化性の成形樹脂材料など特に限定はされないが、成形しやすく熱硬化性塗料との密着が良いものが好ましい。具体的には、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂(ABS系樹脂)、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などがあげられる。
成形樹脂は樹脂注入機によって、成形キャビティ11内に充填する。樹脂注入機としては射出成形機を用いることができる。
表面形成金型1と裏面形成金型3の間や塗膜形成金型2と裏面形成金型3の間に成形同時絵付シート71を配置して絵付けがされた型内塗装品である型内塗装絵付品を得るための成形同時絵付シート71について簡単に説明する。成形同時絵付シート71は、基体シート72上に少なくとも絵付層75が形成されたものであり、成形樹脂の射出成形時や熱硬化性塗料の注入時の熱圧によって絵付層75を含む転写層78が基体シート72上から成形樹脂に転写貼付する機能をもつ絵付シートである。成形同時絵付シート71は、必要に応じて成形樹脂や熱硬化性塗料への貼付を向上させるための接着層77や、絵付層75を基体シート72から剥離させ熱硬化性塗料層21と密着させるための剥離層74、およびこれらの層どうしの密着を向上させるためのアンカー層76、基体シート72と剥離層74の離型を助けるための離型層73などが設置される(図13参照)。
絵付層75は所望のパターンで所望の着色インキを単層または複数層形成する場合のほか、金属蒸着層等を形成して金属光沢のある意匠表現をする場合もある。また、基体シート72を成形品22上に残存させ、基体シート72と熱硬化性塗料層21と密着させたり、型内塗装絵付品の表面に残存させることも可能であり、この場合には剥離層74、離型層73は形成されない。
表面と裏面のそれぞれがキャビティを持つ裏面形成金型3と表面形成金型1と塗膜形成金型2とを備える型内塗装品形成用金型を用いて型内塗装品25を製造した。金型温度が50℃に設定され回転盤34の付いた裏面形成金型3に対して、同じく金型温度が50℃に設定された表面形成金型1を型閉じ後220トンの型締め圧力で型締めし、成形キャビティ11を形成後、加熱溶融したソリッド色の耐熱ABS樹脂を成形キャビティ11に充填し、40秒間冷却して表面形成金型1を開くことにより、長さ100mm、幅50mm、高さ3mmの直方体形状の成形品22が裏面形成金型3に保持された状態で得られた。次に、成形品22を保持したままの裏面形成金型3が180度回転して、裏面形成金型3の成形品22を保持する面がキャビティの外形形状が長さ100.5mm、幅50.5mm、高さ3.2mmで金型温度が95℃に設定された塗膜形成金型2と対向するように切り替えされ、220トンの型締め圧力で裏面形成金型3と塗膜形成金型2とを型閉じ後型締めされ、成形品22と塗膜形成金型2との間に塗装キャビティ14が形成された。次に、塗装キャビティ14に熱硬化性塗料(大日本塗料(株)製プラグラス8000 粘度3000mPa・s)を塗装キャビティ14に注入し、40秒間保持して熱硬化性塗料を固化させた後、塗膜形成金型2を開くことにより、成形品22上に熱硬化性塗料層21が一体被覆された型内塗装品25が得られた(図7参照)。熱硬化性塗料の注入の際に熱硬化性塗料が塗装キャビティ14から漏れることはなかった。得られた型内塗装品25は熱硬化性塗料層21によるバリの発生はなく、側面部においても熱硬化性塗料層21の膜厚を十分備え、硬化性・付着性・外観・耐候性に優れていた。また、単位時間当たりのショット数も1.8倍となり、生産性が向上した。
裏面形成金型3を回転盤34のない通常の金型とし、裏面形成金型3として第一裏面形成金型4と第二裏面形成金型5とを射出成形機の固定盤31にセットし、表面形成金型1と塗膜形成金型2とを射出成形機の回転可動盤32にセットし、表面形成金型1が開いて第一成形品23が第一裏面形成金型4(第二成形品24が第二裏面形成金型5)に保持された状態で得られた後、塗膜形成金型2が最初に表面形成金型1がセットされていた位置まで射出成形機の可動盤32が回転して、第一裏面形成金型4(第二裏面形成金型5)と塗膜形成金型2とが型閉じされた以外は実施例1と同様にして第一型内塗装品26、第二型内塗装品27が得られた(図5、図6参照)。熱硬化性塗料の注入の際に熱硬化性塗料が第一塗装キャビティ15、第二塗装キャビティ16から漏れることはなかった。得られた型内塗装品25は熱硬化性塗料層21によるバリの発生はなく、側面部においても熱硬化性塗料層21の膜厚を十分備え、硬化性・付着性・外観・耐候性に優れていた。また、単位時間当たりのショット数も1.9倍となり、生産性が向上した。
塗膜形成金型2のキャビティの製品部分全体を入れ子にし、裏面形成金型3と塗膜形成金型2とが型閉じ後型締めされ、熱硬化性塗料を塗装キャビティ14内に注入した瞬間に、塗膜形成金型2の製品部分の入れ子を油圧で裏面形成金型3に圧縮して塗装キャビティ14の外形形状を長さ100.08mm、幅50.08mm、高さ3.04mmに圧縮した以外は実施例1と同様にして型内塗装品25が得られた。熱硬化性塗料の注入の際に熱硬化性塗料が塗装キャビティ14から漏れることはなかった。得られた型内塗装品25は熱硬化性塗料層21によるバリの発生はなく、側面部においても熱硬化性塗料層21の膜厚を十分備え、硬化性・付着性・外観・耐候性に優れていた。
射出成形機の固定盤31に固定された表面形成金型1側に成形同時絵付シート71を配置し、成形キャビティ11内にABS樹脂を充填して表面に転写層78が転写されることによる絵付がされた直方体形状の成形品22を得た後、成形品22が保持されたままの裏面形成金型3が180度回転して、塗膜形成金型2側に切り替えされ、裏面形成金型3と塗膜形成金型2とが型閉じ後型締めされ、塗装キャビティ14が形成された以外は、実施例1と同様にして型内塗装品25が得られた。熱硬化性塗料の注入の際に熱硬化性塗料が塗装キャビティ14から漏れることはなかった。得られた型内塗装品25は熱硬化性塗料層21によるバリの発生はなく、成形品22と熱硬化性塗料層21との間に成形同時絵付シート71の転写層78による絵付けがされた型内塗装絵付品28(図14参照)であり、側面部においても熱硬化性塗料層21の膜厚を十分備え、硬化性・付着性・外観・耐候性に優れていた。
本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法および型内塗装品形成装置に用いる塗料注入機の概略図である。 本発明の型内塗装品の製造方法により型内装飾絵付品を得るための成形同時絵付シートの断面図である。 本発明の型内塗装品の製造方法により得られた型内塗装品である型内塗装絵付品の断面図である。 従来の型内塗装品の製造方法を示す断面図である。
符号の説明
1 表面形成金型
2 塗膜形成金型
3 裏面形成金型
4 第一裏面形成金型
5 第二裏面形成金型
6 型締用金型
11 成形キャビティ
12 第一成形キャビティ
13 第二成形キャビティ
14 塗装キャビティ
15 第一塗装キャビティ
16 第二塗装キャビティ
21 熱硬化性塗料層
22 成形品
23 第一成形品
24 第二成形品
25 型内塗装品
26 第一型内塗装品
27 第二型内塗装品
28 型内塗装絵付品
31 固定盤
32 可動盤
33 可動盤回転軸
34 回転盤
41 塗料注入機
42 塗料注入ユニット
43 塗料タンク
71 成形同時絵付シート
72 基体シート
73 離型層
74 剥離層
75 絵付層
76 アンカー層
77 接着層
78 転写層
101 固定金型
102 可動金型
103 被覆剤注入機
104 樹脂成形品
105 被覆剤

Claims (14)

  1. 裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備える型内塗装品形成用金型を用い、
    (1)裏面形成金型と表面形成金型とを型閉じして、成形品を形成するための成形キャビティを裏面形成金型と表面形成金型との間に形成し、
    (2)成形キャビティ内に成形樹脂を充填し冷却固化させて成形品を形成し、
    (3)裏面形成金型が成形品を保持する状態で裏面形成金型と表面形成金型とを型開きし、
    (4)裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替え、
    (5)成形品を保持する裏面形成金型と塗膜形成金型とを型閉じして、成形品を熱硬化性塗料で塗装するための塗装キャビティを成形品と塗膜形成金型との間に形成し、
    (6)塗装キャビティ内に熱硬化性塗料を注入して固化させることにより、
    成形品に熱硬化性塗料層を一体被覆させることを特徴とする型内塗装品の製造方法。
  2. 熱硬化性塗料が、アクリレート基を有するオリゴマー又は不飽和ポリエステル樹脂、あるいはこれらの成分と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーのうちのいずれかと架橋効率が8以上である有機過酸化物開始剤を含有する一液型塗料である請求項1に記載の型内塗装品の製造方法。
  3. 熱硬化性塗料層の厚みが、10〜100μmである請求項1〜2のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  4. 裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型が固定された射出成形機の可動盤の回転によるものである請求項1〜3のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  5. 裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、表面形成金型と塗膜形成金型とが固定された射出成形機の可動盤の回転によるものである請求項1〜3のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  6. 少なくとも2つの裏面形成金型を有し、1つの裏面形成金型と表面形成金型を用いる上記(1)〜(2)の工程と、他の裏面形成金型と塗膜形成金型を用いる上記(5)〜(6)の工程を同時に行うものである請求項4または5のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  7. 裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型を表面形成金型と塗膜形成金型との間に配置し、
    裏面形成金型が表面と裏面のそれぞれがキャビティ形成可能な形状を有し、
    裏面形成金型が表裏面を交換するように回転することによって切り替え可能とするものである請求項1〜3のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  8. 裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、裏面形成金型を表面形成金型と塗膜形成金型との間に配置し、
    裏面形成金型が表面形成金型あるいは塗膜形成金型と対向するように回転することによって切り替え可能とするものである請求項1〜3のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  9. 裏面形成金型と対向する表面形成金型を塗膜形成金型に切り替える方法が、型内塗装品形成用金型が型締用金型をさらに備え、
    表面形成金型と塗膜形成金型とを裏面形成金型と型締用金型との間に配置し、
    表面形成金型と塗膜形成金型とが表裏一体に固定され、裏面形成金型あるいは型締用金型と対向するように回転することによって切り替え可能とするものである請求項1〜3のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  10. 表面形成金型と裏面形成金型の間に成形同時絵付シートを配置し、成形品を形成すると同時に成形品表面に成形同時絵付シートを一体化する請求項1〜9のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  11. 塗膜形成金型と裏面形成金型の間に成形同時絵付シートを配置し、熱硬化性塗料層を形成すると同時に成形同時絵付シートを一体化する請求項1〜10のいずれかに記載の型内塗装品の製造方法。
  12. 型内塗装品形成用金型と、熱硬化性塗料を注入するための塗料注入機と、型締め機構と、切り替え機構と、金型温度調節機と、樹脂注入機からなり、
    型内塗装品形成用金型が裏面形成金型と表面形成金型と塗膜形成金型とを備え、
    切り替え機構が表面形成金型と塗膜形成金型とを切り替え可能であり、
    裏面形成金型と表面形成金型とで成形キャビティを形成し、
    裏面形成金型と塗膜形成金型とで塗装キャビティを形成することができることを特徴とする型内塗装品形成装置。
  13. 裏面形成金型を2つ以上備えるものである請求項12に記載の型内塗装品形成装置。
  14. 切り替え機構が表面形成金型と塗膜形成金型の代わりに2つ以上の裏面形成金型どうしを切り替えるものである請求項12または13のいずれかに記載の型内塗装品形成装置。

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