JP2009095844A - プレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス加工終了品をリフトアップシリンダなしで取出すプレス装置の提供。
【解決手段】上型2と下型3との間でプレス加工を施す際、プレスパネルWを上型2に載置可能なプレス装置1であって、
下面21に載置されたプレスパネルW外側に設けられる進退可能な支持爪4と、移動可能な腕部52、62先端にプレスパネルWを下方から吸着可能なパッド53、54を備え、吸着パッド53,54によってプレスパネルWを吸着して移動可能なマテハンロボット5、6とを具備し、
マテハンロボット5、6がプレスパネルWを下面21に位置させ、支持爪4が上型2と下型3との間でプレス加工を行うまでプレスパネルWを支持してから縮小し、プレス加工終了後には再び支持爪4が伸張してプレスパネルWを支持し、上型2からプレスパネルWをマテハンロボット6が吸着支持し、支持爪4が縮小してから移動させる。
【選択図】 図1

Description

この発明はプレス装置にかかり、詳細には、プレス加工前のプレスパネルを取付およびプレス成型品の取外しが容易なプレス装置に関する。
従来、ボンネットパネルのようなパネルをプレス成形する際には、成型終了したプレス製品は、『プレス装置の成型品押し上げ装置』(実開平01-143639)によってプレス装置から取外していた。
この従来例である『プレス装置の成型品押し上げ装置』(以後、単に従来例という。)では、図5に表すように、上型100および下型101によってプレス成形を完了したプレス製品Wは、上型100を上昇させて下型101と離間させた後に、下型101のプレス製品W下方に用意してあるリフトアップシリンダ102でプレス製品Wを上昇させ、次いで、リフトアップシリンダ102のシリンダヘッドに取付けたスライドプレート103によってプレス製品Wを横方向へ移動させ、プレス成形後のプレス製品Wをプレス装置から取外していた。
そして、プレス加工を施したプレス製品Wは、スライドプレート103によって横方向へスライドさせた後、マテリアルハンドリングロボット(図示せず。以後、マテハンロボットという。)によってプレス製品Wの意匠面となる上面を吸引パッド(図示せず)によって吸着し、次の工程へ移動させたり載置部へ載置させたりしていた。
実開平01-143639号公報
しかしながら、従来例1では、リフトアップシリンダ102が必須であり、該シリンダ102は下方からプレス製品Wをリフトアップするので、プレス製品Wのプレス加工を施す位置に設けると、プレス製品Wに、リフトアップシリンダ102に設けたスライドプレート103と下型101との間に継ぎ目線のような線が発生してしまう等の問題が生じるので、プレス加工面下部にリフトアップシリンダ102を設けることができず、プレス加工に制限が発生してしまうという問題点を有した。
また、リフトアップシリンダ102によってプレス製品Wを下型101から移動させた後に、マテハンロボット(図示せず)によって上面を吸着して移動させるので、意匠面となるプレス製品W上面に凹みが発生してしまう場合があるという問題点を有した。
更に、マテハンロボット(図示せず)による搬送の際には、プレス製品Wを上方から吸着しているので、移動時に急な加速度を生ずるとプレス製品Wの吸着が解除してしまうという問題点を有しており、該問題点を解決するために吸引力を強化すると、前記意匠面に凹み等が発生してしまうという問題点が新たに発生してしまうので、プレス製品Wの移動時に急な加速度を生ずることができず、次のプレス作業に入るまでの時間を短縮することが困難であるという問題点を有した。
この発明は、上記問題点に鑑み、リフトアップシリンダを設けない構造であり、且つ、プレス製品の搬送時に、従来より急激な加速度による移動を可能とさせるプレス装置を提供する。
そこで、この発明は上記課題を解決するために、上型と下型との間でプレスパネルにプレス加工を施す際、プレスパネルを上型下面に載置可能なプレス装置であって、上型には、上型下面に載置されるプレスパネル周囲端部の外側に、プレスパネル周囲端部へ進退可能な支持爪を設けることを特徴とするプレス装置を提供する。
そして、更にプレス装置には、予め定められる経路に沿って移動可能な腕部を備え腕部先端にはプレスパネルを下方から吸着可能なパッドを備え吸着パッドによってプレスパネルを吸着して移動可能なマテハンロボットとを具備させ、マテハンロボットがプレスパネルを吸着して上型下面に位置させ、支持爪が伸張して上型と下型との間でプレス加工を行うまでプレスパネルを支持してから縮小し、プレス加工終了後には再び支持爪が伸張してプレスパネルを支持し、下型と離間した上型からプレスパネルを取外す際にはマテハンロボットが再びプレスパネルを吸着支持し、支持爪が縮小してからプレスパネルを移動させることを特徴とするプレス装置を提供する。
従って、プレス装置では、プレス加工を施すプレスパネルの周囲部を支持爪が伸張して支持可能となる。これによりプレスパネルを上型の下面に載置可能である。
そして更に、マテハンロボットが腕部に備えた吸着パッドによってプレスパネルを下面から吸着支持する。この時マテハンロボットはプレスパネルを搬送する経路が予め定められており、例えばプレスパネルが積層されて載置されている置き場から吸着して移動させ、上型下面に位置させる。
この状態で、支持爪を伸張すると、プレスパネルは、その周囲部を支持爪によって支持される。
次いで、マテハンロボットはプレスパネルの吸着支持を終了して上型および下型の間から待避する。この移動経路も予め定められている。
マテハンロボットが待避した後、上型は下型方向へ移動し、やがてプレス加工を施すべく下型上部に移動する。この状態でプレスパネルが上型と下型との間に挟持されて載置されるので、支持爪は縮小してプレスパネルの支持を終了する。
上型と下型との間でプレス作業を終了すると、上型は再び上昇して下型と離隔し始めるので、支持爪は再び伸張してプレス加工を施されたプレスパネルの周囲部を支持する。従って、プレス加工終了後のプレスパネルも上型と共に上昇して下型と離隔する。
次いで、マテハンロボットが再び上型下面にその腕部を移動させて吸着パッドにてプレスパネル下面を吸着して支持する。
マテハンロボットがプレスパネルの吸着支持を終了すると支持爪が再び縮小され、マテハンロボットがプレス加工終了後のプレスパネルを予め定める経路に沿って移動させる。
これにより、プレスパネルはプレス加工が施されて次の工程での準備に入る。
従って、この発明によれば、プレスパネルを支持爪によって上型下面に支持することができるのに加え、支持爪はプレス加工を施すプレスパネルの外側に配置されるので、従来のような大がかりなリフトアップシリンダやスライドプレートを必要とせず、リフトアップシリンダやスライドプレートを下型に取付けるためのプレス加工面の制約を受けないという効果を有する。
また、プレスパネルの移動をマテハンロボットによって行う際に、吸着パッドがプレスパネルの下面でプレスパネルを支持するので、パネル上面から吸着支持するのに比べプレスパネルの自重が吸着支持方向に加わることで吸着支持力を従来に比し大きくできる。これにより、マテハンロボットによるプレスパネルの移動時に従来よりも大きな加速度を持って移動することが可能となり、プレスパネル移動にかかる時間を大幅に短縮可能となり、プレス装置による加工時間の短縮を図ることができるという効果を有する。
更にまた、プレスパネルの支持をプレスパネルの下方から行うことで、プレス加工を施されたプレスパネルの意匠面となる上面に凹み等の傷が付きにくく、不良品の発生率を低下させることができるという効果を有する。
更にまた、プレス装置の上型の上死点においてプレスパネルの取付及び取外しを行うことで、プレス装置を複数並設した連続する複数のプレス加工を施す際には、上死点位置がロボット搬送時におけるプレスパネル取付け及び取外し高さ(フィールドレベル)となるので、並設された各プレス装置のプレスパネル取付け及び取外し高さ(フィールドレベル)を揃えることができるので、連続するプレス加工を効率よく行える。
プレス装置1は、上型2が下型3方向へ移動し、上型2および下型3の間にあるプレスパネルWにプレス加工を施す。
上型2の下型3側面となる下面21は、プレス加工の形に成型されており、下面21の型周囲部22に、被加工物であるプレスパネルW側へ進退可能な支持爪である爪シリンダ4を設けてある。爪シリンダ4は、プレスパネルWの周囲部外側に位置するように複数設け、シリンダ本体41からロッド42が伸張した状態で、プレスパネルWを上型2の下面21へ位置させるように支持可能である。
上型2の側方位置には、パネル取付用のマテハンロボット5を設ける。マテハンロボット5は、本体51に対して腕部52が旋回移動自在且つ伸縮自在に構成されており、腕部52を所望の位置へ移動可能である。腕部52には上方に吸着支持可能な吸着パッド53を設ける。吸着パッド53は、図示しないエア回路によって吸着パッド53に当接されたプレスパネルWを吸着可能である。
このように設けるマテハンロボット5は、制御部(図示せず)によって予め定められる手順に従って動作制御され、プレス装置1の側方に適当な間隙を保って積層載置されているプレスパネルWを積層上方から順次吸着パッド53で吸着して支持した後、上型2の下面21へ移動させる。
また、上型2を挟んでパネル取付用のマテハンロボット5と対向する側には、パネル取外し用のマテハンロボット6を設ける。取外し用のマテハンロボット6は、取付用のマテハンロボット5同様に、本体61に対して腕部62が旋回移動自在且つ伸縮自在に構成されており、腕部62を所望の位置へ移動可能である。腕部62には上方に吸着支持可能な吸着パッド63を設ける。吸着パッド63は、図示しないエア回路によって吸着パッド63に当接されたプレスパネルWを吸着可能である。
このように設けるマテハンロボット6は、制御部(図示せず)によって予め定められる手順に従って動作制御され、プレス加工を終了したプレスパネルWを上型2から取外し、プレス装置1の側方に適当な間隙を保って積層載置したり、次の製造工程へ移動させたり所望位置にプレスパネルWを移動させる。
下型3には、上型2の下面21との間に挟持するプレスパネルWをプレス加工可能な型が施され、上型2の爪シリンダ4と対向する位置には、爪シリンダ4が入り込めるようにシリンダ待避穴31を設ける。従って、プレス加工時には、上型2の爪シリンダ4は、シリンダ待避穴31に進入してプレス加工時に他の部材等と当たってプレス作業の邪魔となることはない。尚、爪シリンダ4は、シリンダ待避穴31に進入する際には、ロッド42を縮小した状態をとっており、プレスパネルWを支持していない。
以下に、この発明の実施例を図面に基づき説明する。図1はプレス装置を表す正面説明図で加工前の上死点にある状態であり、図2はプレス装置を表す下死点にある状態の正面説明図であり、図3は図1のA−A線断面説明図であり、図4はプレス加工終了時に上死点にある状態を表すプレス装置の正面説明図である。
1はプレス装置である。プレス装置1は、プレス型である上型2および下型3の間にワークであるプレスパネルWを挟持圧迫してプレスパネルWの形状を上型2および下型3間の形状に加工する物であり、加工自体は通常行われるプレス加工を行うものである。
プレス装置1は、通常であれば下型3の上にプレスパネルWを載置してプレス加工を行う(従来)のが一般的であるが、この発明においては、プレスパネルWは上型2に載置してプレス加工を行う。
そこでプレス装置1には、プレスパネルWを上型2に支持するために爪シリンダ4を設ける。爪シリンダ4は支持爪であり、上型2の型形状を形成している下面21の型周囲部22に、プレスパネルW側へ進退可能に複数設ける。爪シリンダ4は、シリンダ本体41と、シリンダ本体41に対して伸縮可能なロッド42とからなり、生産工場内に用意されているエア回路を接続してロッド42の伸張および縮小を可能にしている。尚、エア回路については、通常用意されているものと何ら変わりないので説明を省略するが、図示しない制御部によって爪シリンダ4を作動させるためにエア供給する弁が制御され、爪シリンダ4が伸縮制御される。このように設ける爪シリンダ4は、伸張状態では、ロッド42が上型2の下面21に位置されたプレスパネルWにかかるように伸張されるので、複数の爪シリンダ4が伸張状態となることでプレスパネルWを下面21位置に支持可能である。
この実施例では、プレスパネルWを支持するために爪シリンダ4を前後左右それぞれに2箇所ずつ合計8箇所に設けるが、プレス加工するプレスパネルWの形状に合わせて適宜箇所に適宜個数を設置すればよい。尚、この実施例では、プレスパネルWを上型2の下面21に支持するために爪シリンダ4を用いたが、ロッドが伸縮するタイプのシリンダによらず、例えば、回動することで係止部がプレスパネルWへ進退可能な係止部によって形成しても良く、プレスパネルWへ進退可能なものであればばね力やソレノイドなどによって形成しても良く、プレスパネルWを支持可能であればどの様な支持爪であっても良い。
下型3には、上型2に設ける爪シリンダ4が進入可能なシリンダ待避穴31を穿設する。シリンダ待避穴31は、上型2が下型3と合わさったときに爪シリンダ4が下型3内部に進入してプレスパネルWの加工の邪魔にならないように待避可能に設ける。そして、シリンダ待避穴31に進入する爪シリンダ4は、既にプレスパネルWを支持していない状態で進入するので、ロッド42を縮小してプレスパネルWから外れた位置にあり、上型2および下型3の間で行われるプレスパネルWのプレス作業には影響を与えない。
5はパネル取付用マテハンロボットである。パネル取付用マテハンロボット5は、通常使用されているマテハンロボットと何ら異ならないので、その機能についての詳細な説明は省略する。パネル取付用マテハンロボット5は本体51に旋回可能であり、且つ、伸縮可能な腕部52を設けてなり、腕部52には、プレスパネルWを吸着可能な吸着パッド53を固定してなる。吸着パッド53は、上向きに設置され、プレスパネルWを腕部52の上側に支持可能である。吸着パッド53は、爪シリンダ4同様に生産工場内に通常設けられているエア回路が接続され、制御部(図示せず)の制御によりエアの吸引が行われ、プレスパネルWの下面を吸引して支持する。この実施例では吸着パッド53は、図5(b)に表すように、平面視で4箇所に設け、プレスパネルWを吸引して支持可能に設けている。尚、図5(a)はパネル取付用マテハンロボット5の腕部52部分を表す側面説明図であり、(b)は同腕部を下側から見た時の吸着パッド53位置を表す説明図である。
パネル取付用マテハンロボット5は、制御部(図示せず)によって制御され、プレス装置1の側方等に載置されている未加工のプレスパネルW位置に移動してプレスパネルWの下側から下面に吸着パッド53を接触させ、吸着パッド53から吸着パッド53とプレスパネルWとの間にある吸気を吸引される。これにより吸着パッド53がプレスパネルWと密着されて吸着する。この時の吸着力は、プレスパネルWを吸着支持した状態でパネル取付用マテハンロボット5が腕部52を加速度を持って旋回や伸縮した際に、プレスパネルWがずれたり離脱したりしないようなバキューム力によって支持可能であればよい。
この時の吸着パッド53によるバキューム力は、一般的に行われているプレスパネルW上面から吸着してプレスパネルWをぶら下げるように支持した時に比べ、約3分の1で支持可能である。これは、支持するプレスパネルWの自重が、従来のようにぶら下げて支持したときには、吸着パッド53から離脱する側の力として働くのに対し、この実施例のようにしたから持つように支持した場合には、自重が吸着パッド53との密着支持を強める側に働くことに起因している。これにより、バキューム力を少なくすることが可能となるので、少ないエネルギーで吸着支持可能であり、これに伴って吸着パッド53やエア回路に用いる部品等も安価なもので対応可能となる。
パネル取付用マテハンロボット5がプレスパネルWを上型2の下面21に移動させると、制御部(図示せず)の制御により、爪シリンダ4が作動されてプレスパネルWにかかるようにロッド42を伸張させプレスパネルWを支持する。
この状態で、プレスパネルWは上型2の下面21に爪シリンダ4によって支持されているので、パネル取付用マテハンロボット5は吸着を終了して再び旋回や伸張を行い、上型2および下型3の間から離脱し、プレス加工可能な位置へ移動する。そして次のプレスパネルWの搬送に備える。
6はパネル取外し用マテハンロボットである。パネル取外し用マテハンロボット6は、パネル取付用マテハンロボット5と同様に本体61、腕部62、吸着パッド63とを具備してなる。パネル取外し用マテハンロボット6は、パネル取付用マテハンロボット5が上型2に装着させたプレスパネルWがプレス加工を終了して再び上型2が上死点に移動された後、上型2からプレス加工済みのプレスパネルWを取外してプレス装置1の側方等に移動させるものであり、制御部(図示せず)によって動作制御される。即ち、パネル取外し用マテハンロボット6は、プレス加工終了後に上死点へ移動した上型2の下面に吸着パッド63を移動させて、エア回路により吸着パッド53同様に吸着する。この状態で、爪シリンダ4がロッド42を縮小し、プレスパネルWからロッド42が離脱したところで、パネル取外し用マテハンロボット6が旋回や伸縮等を行って加工済みのプレスパネルWを移動させる。
上記のように構成する実施例では、動作制御は図示しない制御部によって行われるが、制御自体は、従来からある動作を組み合わせたプログラムによって行われるので、特に詳説しない。
次いで、この発明の実施例の動作を、プレス加工の順を追って説明する。尚、上型2、爪シリンダ4、パネル取付用マテハンロボット5、および、パネル取外し用マテハンロボット6は、それぞれ図示しない制御部によって動作制御される。
図1は、パネル取付用マテハンロボット5がプレスパネルWを上型2の下面21に移動させて爪シリンダ4がロッド42を伸張しプレスパネルWを支持した状態を表しており、上型2は上死点にある。この図1に表す状態に至る前では、パネル取付用マテハンロボット5の腕部52は上型2の下面21および下型3の間から離脱した位置に待機しており、制御部(図示せず)の支持で、プレス装置1の側方に予め用意されたプレス加工前のプレスパネルWを搬送する。即ち、腕部52がプレスパネルWの下方へ移動し、プレスパネルW下面に吸着パッド53を接触させる。そして、接触した状態でエア回路(図示せず)が動作され、吸着パッド53がプレスパネルWへ吸着する。この吸着によりプレスパネルWがパネル取付用マテハンロボット5に支持される。
パネル取付用マテハンロボット5がプレスパネルWを支持したので、腕部52を旋回や伸縮させ、プレスパネルWを図1に表すような上型2の下面21へ移動させる。
プレスパネルWが移動されると、プレスパネルWを上型2の下面21に支持するために爪シリンダ4が制御部(図示せず)の指示によって作動され、ロッド42を伸張する。するとロッド42はプレスパネルWに掛かりプレスパネルWをロッド42が支持する。この状態となったことを受け、パネル取付用マテハンロボット5は吸着パッド53による吸着を解除し、再び上型2および下型3の間から離脱して次の動作への待機状態をとる。
プレスパネルWは、この実施例では予めプレス装置1側方に用意されているが、例えば、実施例に表すプレス加工工程の前の工程から直接搬送するようにしても良い。
次いで、図1の状態で支持されているプレスパネルWをプレス加工すべく、上型2が図2に表すような下死点へと移動し、やがて図2の状態となる。
図2の状態は、下死点に達した状態であるが、下死点に達する直前にプレスパネルWを支持していた爪シリンダ4はロッド42を縮小し図3に表す下型3に設けたシリンダ待避穴31内へ進入していき、図2に表す下死点へと達しプレス加工を施す。
プレス加工が終了すると、上型2が上昇を始める。この時、爪シリンダ4は、ロッド42が下型3と緩衝しない位置までシリンダ待避穴31から離脱したところで再びロッド42を伸張し、プレス加工を終了したプレスパネルWを支持する。
このように爪シリンダ4が再びプレスパネルWを支持した状態で、上死点まで上昇すると、プレスパネルWを取外すべくパネル取外し用マテハンロボット6が上型2の下方へ腕部62を移動させ、パッド63をプレス加工終了後のプレスパネルW下面に当接させ、エア回路を動作させてエアを吸引しプレスパネルWをパッド63が吸着する。この状態が図4に表す状態である。
パッド63がプレスパネルWを吸着して支持すると、爪シリンダ4はロッド42を縮小しプレスパネルWの支持を解除する。
爪シリンダ4がプレスパネルWの支持を解除したので、プレスパネルWが上型2から移動可能となったので、パネル取外し用マテハンロボット6は腕部62を旋回や伸縮させてプレスパネルWを上型2および下型3の間から離脱させ、次の工程へと搬送する。
パネル取外し用マテハンロボット6が、加工済みプレスパネルWの搬出を終了したので、プレス装置1は次のプレス作業に入るべく、再び図1の状態となるようにパネル取付用マテハンロボット5を動作させて再び未加工のプレスパネルWを上型2の下面21へ移動させ、同様の作業を繰り返す。
この発明は、プレス加工を施すプレス装置に利用可能であり、特に、既にエア回路やマテハンロボットが用意されている自動車製造工場や電気機器製造工場などの自動製造工程において有効に利用できる。
プレス装置を表す正面説明図であり加工前の上死点にある状態 プレス装置を表す下死点にある状態の正面説明図 図1のA−A線断面説明図 プレス加工終了時に上死点にある状態を表すプレス装置の正面説明図 従来例を表す正面説明図
符号の説明
1 プレス装置
2 上型
21 下面
22 型周囲部
3 下型
31 シリンダ待避穴
4 爪シリンダ
41 シリンダ本体
42 ロッド
5 マテハンロボット
51 本体
52 腕部
53 吸着パッド
6 パネル取外し用マテハンロボット
61 本体
62 腕部
63 吸着パッド

Claims (2)

  1. 上型と下型との間でプレスパネルにプレス加工を施す際、プレスパネルを上型下面に載置可能なプレス装置であって、
    上型には、上型下面に載置されるプレスパネルの外側に、プレスパネルへ進退可能な支持爪を設けることを特徴とするプレス装置。
  2. 上型と下型との間でプレスパネルにプレス加工を施す際、プレスパネルを上型下面に載置可能なプレス装置であって、
    上型下面に載置されるプレスパネル周囲端部の外側に設けられプレスパネル周囲端部へ進退可能な支持爪と、予め定められる経路に沿って移動可能な腕部を備え腕部先端にはプレスパネルを下方から吸着可能なパッドを備え吸着パッドによってプレスパネルを吸着して移動可能なマテハンロボットとを具備し、
    マテハンロボットがプレスパネルを吸着して上型下面に位置させ、支持爪が進出して上型と下型との間でプレス加工を行うまでプレスパネルを支持してから退出し、プレス加工終了後には再び支持爪が進出してプレスパネルを支持し、下型と離間した上型からプレスパネルを取外す際にはマテハンロボットが再びプレスパネルを吸着支持し、支持爪が退出してからプレスパネルを移動させることを特徴とするプレス装置。
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