JP2009094307A - エッチング方法及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】深さDと開口幅Wとの比D/Wが大きい溝の内面に形成されたシリコン酸化膜を効率よくエッチングする。
【解決手段】基板Wの表面のシリコン酸化膜103をエッチングする方法であって、シリコン酸化膜103の表面に、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを供給し、シリコン酸化膜103と混合ガスとを化学反応させ、シリコン酸化膜103を変質させて反応生成物106を生成させる変質工程と、反応生成物106を加熱して除去する加熱工程とを有し、変質工程において、シリコン酸化膜103の温度を50℃以上にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、エッチング方法及び記録媒体に関する。
例えばトレンチ型DRAMを製造するプロセスでは、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)の表面に形成されたディープトレンチの底部において、自然酸化膜をエッチングにより除去する工程が行われる。かかる自然酸化膜をエッチングする方法としては、薬液を用いるウエットエッチングや、反応性ガスプラズマを利用したプラズマエッチング等が一般に知られている。
しかしながら、ウエットエッチングは、ウェハ上に形成された自然酸化膜以外の膜に、薬液による悪影響が生じやすい問題を有する。また、プラズマエッチングは、プラズマに起因する電気的ダメージ(チャージアップダメージ)をウェハに生じさせる問題がある。
そこで、自然酸化膜をエッチングする方法として、例えば特許文献1、2、3に示されるように、プラズマを用いずにドライエッチングする方法が知られている。かかるドライエッチング方法は、ウェハが収納されたチャンバー内を真空状態に近い低圧状態とし、ウェハを所定温度に温調しながら、チャンバー内にフッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを供給して、自然酸化膜を変質させて反応生成物を生成する変質工程と、該反応生成物を加熱して気化(昇華)させる加熱工程からなる。このドライエッチング方法は、自然酸化膜を反応生成物に変質させてから加熱により除去することで、自然酸化膜をエッチングするものである。
米国特許出願公開第2004/0182417号明細書 米国特許出願公開第2004/0184792号明細書 特開2005−39185号公報
このプラズマを用いずにドライエッチングする方法によれば、同じシリコン酸化膜であっても、CVD(Chemical Vapor Deposition)酸化膜(熱酸化膜、BPSG等)がエッチングされることを抑制しながら、自然酸化膜のみを効率よく除去することができる。しかしながら、上述のディープトレンチなどのように深さDと開口幅Wとの比D/Wが大きい溝を有するウェハに対してこのドライエッチングを適用した場合、溝の内面に形成された自然酸化膜を十分に除去できなくなるという問題が生じた。
本発明は、ディープトレンチなどのように深さDと開口幅Wとの比D/Wが大きい溝の内面に形成された自然酸化膜などのシリコン酸化膜を効率よくエッチングすることを目的とする。
本発明者らは、ウェハ表面に形成されたディープトレンチの内部において、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを用いてシリコン酸化膜を除去するに際し、ウェハの温度に着目して検討を行った。
図1(a)は、半導体デバイスとしてDRAM(Dynamic Random Access Memory)が形成される途中のウェハWの部分断面図であり、ウェハWの表面(デバイス形成面)の一部分を示している。ウェハWは、例えば略円盤形に形成された薄板状をなすシリコンウェハであり、Si(シリコン)層100の表面上には、絶縁膜101が形成されている。この絶縁膜101は、TEOS(テトラエトキシシラン:Si(OC2H5)4)をソースとして、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置等において熱CVD法によりウェハWの表面上に形成されたCVD系のシリコン酸化膜である。
絶縁膜101には、溝としてのディープトレンチ102が予め形成されている。ディープトレンチ102は、所定のエッチング工程により形成されている。ディープトレンチ102は、深さDと開口幅Wとの比D/Wが5以上あり、例えば標準CMOSプロセスなどで使用されるシャロウトレンチと比較すると、深さDと開口幅Wとの比D/Wが数倍以上にもなる。
ディープトレンチ102の底部には、Si(シリコン)層100の表面が酸化された自然酸化膜(シリコン酸化膜)103が形成されている。トレンチ型DRAMを製造するプロセスでは、ディープトレンチ102の底部において、この自然酸化膜103をエッチングにより除去する工程が行われる。本発明では、かかるディープトレンチ102の底部に形成された自然酸化膜103が、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを用いて除去される。
ここで、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを供給して、ディープトレンチ102の底部の自然酸化膜103を反応生成物に変質させる変質工程において、従来一般には、ウェハWの温度が40℃程度以下とされていた。しかしながら、ウェハの温度が40℃以下程度と比較的低温であると、変質工程において、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)が反応して発生されたフッ化アンモニウム(NHF)がディープトレンチの開口部付近に堆積することが予想される。そして、フッ化アンモニウム(NHF)が堆積して形成されたフッ化アンモニウム(NHF)層105によって、図1(b)に示されるように、ディープトレンチ102の開口部が塞がれてしまうことが予想された。その結果、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)がディープトレンチ102の内部に十分に供給されなくなり、絶縁膜101の上面やディープトレンチ102の内側面辺りまでは反応生成物106に変質させることができても、ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103までは、反応生成物106に変質されなくなると考えられる。
そこで本発明者らは、かかる課題を解決するために、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを供給して、ディープトレンチ102の底部の自然酸化膜103を反応生成物に変質させる変質工程において、ウェハWの温度を50℃以上にすることを試みた。その結果、ウェハWの温度を50℃以上にした場合は、図1(c)に示されるように、ディープトレンチ102の開口部にフッ化アンモニウム(NHF)がほとんど堆積せず、フッ化アンモニウム(NHF)層105は、ディープトレンチ102の開口部を塞ぐほどには成長しなかった。これにより、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)がディープトレンチ102の内部に十分に供給され、絶縁膜101の上面やディープトレンチ102の内側面のみならず、ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103も、反応生成物106に変質させることができた。
また、本発明者らは、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)とを含む混合ガスを供給して、ディープトレンチ102の底部の自然酸化膜103を反応生成物に変質させる変質工程において、ウェハWの温度を50℃以上にする高温工程部と、ウェハWの温度を50℃未満にする低温工程部とを、交互に行うことを試みた。その場合も同様に、図1(c)に示されるように、ディープトレンチ102の開口部にフッ化アンモニウム(NHF)がほとんど堆積せず、フッ化アンモニウム(NHF)層105は、ディープトレンチ102の開口部を塞ぐほどには成長しなかった。これにより、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)がディープトレンチ102の内部に十分に供給され、絶縁膜101の上面やディープトレンチ102の内側面のみならず、ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103も、反応生成物106に変質させることができた。
本発明はかかる知見に基いて創出されたものである。即ち本発明によれば、基板の表面のシリコン酸化膜をエッチングする方法であって、前記シリコン酸化膜の表面に、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを供給し、前記シリコン酸化膜と前記混合ガスとを化学反応させ、前記シリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成させる変質工程と、前記反応生成物を加熱して除去する加熱工程とを有し、前記変質工程において、前記シリコン酸化膜の温度を50℃以上にすることを特徴とする、エッチング方法が提供される。
また、本発明によれば、基板の表面のシリコン酸化膜をエッチングする方法であって、前記シリコン酸化膜の表面に、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを供給し、前記シリコン酸化膜と前記混合ガスとを化学反応させ、前記シリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成させる変質工程と、前記反応生成物を加熱して除去する加熱工程とを有し、前記変質工程において、前記シリコン酸化膜の温度を50℃以上にする高温工程部と、前記シリコン酸化膜の温度を50℃未満にする低温工程部とを、交互に行うことを特徴とする、エッチング方法が提供される。
ここで、基板の表面に存在するシリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成する処理とは、例えばCOR(Chemical Oxide Removal)処理(化学的酸化物除去処理)である。COR処理は、ハロゲン元素を含むガスと塩基性ガスを処理ガスとして基板に供給することで、基板上のシリコン酸化膜と処理ガスのガス分子とを化学反応させ、反応生成物を生成させるものである。ハロゲン元素を含むガスとは例えばフッ化水素ガス(HF)であり、塩基性ガスとは例えばアンモニアガス(NH)であり、この場合、主にフルオロケイ酸アンモニウム((NHSiF)や水分(HO)を含む反応生成物が生成される。また、反応生成物を加熱して除去する処理とは、例えばPHT(Post Heat Treatment)処理である。PHT処理は、COR処理が施された後のウェハを加熱して、フルオロケイ酸アンモニウム等の反応生成物を気化(昇華)させる処理である。
前記シリコン酸化膜が、前記基板の表面に形成された溝の内面に形成されていても良い。また、前記溝の深さDと開口幅Wとの比D/Wが5以上であっても良い。また、前記溝は、例えばディープトレンチである。
また本発明によれば、処理システムの制御コンピュータによって実行することが可能なプログラムが記録された記録媒体であって、前記プログラムは、前記制御コンピュータによって実行されることにより、前記処理システムに、上記のいずれかのエッチング方法を行わせるものであることを特徴とする、記録媒体が提供される。
本発明によれば、基板の表面に形成された例えばディープトレンチなどの溝の内面に形成されたシリコン酸化膜に対しても、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを円滑に供給して除去できるようになる。本発明によれば、プラズマを用いないので、ウェハ等に対してプラズマに起因するチャージアップダメージを与えずに処理できる。また、エッチングの対象物以外の他の部分に悪影響を及ぼす心配が無い。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。図1は、基板であるウェハWの表面に形成されたディープトレンチ102の底部に形成された自然酸化膜(シリコン酸化膜)103の除去処理を行う処理システム1の説明図である。図3は、加熱工程を行うPHT処理装置4の構成を示した説明図である。図4は、変質工程を行うCOR処理装置5の構成を示した説明図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
この処理システム1は、ウェハWを処理システム1に対して搬入出させる搬入出部2、搬入出部2に隣接させて設けられた2つのロードロック室3、各ロードロック室3にそれぞれ隣接させて設けられ、加熱工程としてのPHT(Post Heat Treatment)処理工程を行うPHT処理装置4、各PHT処理装置4にそれぞれ隣接させて設けられ、変質工程としてのCOR(Chemical Oxide Removal)処理工程を行うCOR処理装置5、処理システム1の各部に制御命令を与える制御コンピュータ8を有している。各ロードロック室3に対してそれぞれ連結されたPHT処理装置4、COR処理装置5は、ロードロック室3側からこの順に一直線上に並べて設けられている。
搬入出部2は、例えば略円盤形状をなすウェハWを搬送する第一のウェハ搬送機構11が内部に設けられた搬送室12を有している。ウェハ搬送機構11は、ウェハWを略水平に保持する2つの搬送アーム11a、11bを有している。搬送室12の側方には、ウェハWを複数枚並べて収容可能なキャリア13aを載置する載置台13が、例えば3つ備えられている。また、ウェハWを回転させて偏心量を光学的に求めて位置合わせを行うオリエンタ14が設置されている。
かかる搬入出部2において、ウェハWは、搬送アーム11a、11bによって保持され、ウェハ搬送装置11の駆動により略水平面内で回転及び直進移動、また昇降させられることにより、所望の位置に搬送させられる。そして、載置台10上のキャリア13a、オリエンタ14、ロードロック室3に対してそれぞれ搬送アーム11a、11bが進退させられることにより、搬入出させられるようになっている。
各ロードロック室3は、搬送室12との間にそれぞれゲートバルブ16が備えられた状態で、搬送室12にそれぞれ連結されている。各ロードロック室3内には、ウェハWを搬送する第二のウェハ搬送機構17が設けられている。ウェハ搬送機構17は、ウェハWを略水平に保持する搬送アーム17aを有している。また、ロードロック室3は真空引き可能になっている。
かかるロードロック室3において、ウェハWは、搬送アーム17aによって保持され、ウェハ搬送機構17の駆動により略水平面内で回転及び直進移動、また昇降させられることにより搬送させられる。そして、各ロードロック室3に対して縦列に連結されたPHT処理装置4に対して搬送アーム17aが進退させられることにより、PHT処理装置4に対してウェハWが搬入出させられる。さらに、各PHT処理装置4を介してCOR処理装置5に対して、搬送アーム17aが進退させられることにより、COR処理装置5に対してウェハWが搬入出させられるようになっている。
PHT処理装置4は、ウェハWを収納する密閉構造の処理室(処理空間)21を備えている。また、図示はしないが、ウェハWを処理室21内に搬入出させるための搬入出口が設けられており、この搬入出口を開閉するゲートバルブ22が設けられている。処理室21は、ロードロック室3との間にそれぞれゲートバルブ22が備えられた状態で、ロードロック室3に連結されている。
図3に示すように、PHT処理装置4の処理室21内には、ウェハWを略水平にして載置させる載置台23が設けられている。さらに、処理室21に例えば窒素ガス(N)などの不活性ガスを加熱して供給する供給路25を備えた供給機構26、処理室21を排気する排気路27を備えた排気機構28が備えられている。供給路25は窒素ガスの供給源30に接続されている。また、供給路25には、供給路25の開閉動作及び窒素ガスの供給流量の調節が可能な流量調整弁31が介設されている。排気路27には、開閉弁32、強制排気を行うための排気ポンプ33が介設されている。
なお、PHT処理装置4のゲートバルブ22、流量調整弁31、開閉弁32、排気ポンプ33等の各部の動作は、制御コンピュータ8の制御命令によってそれぞれ制御されるようになっている。即ち、供給機構26による窒素ガスの供給、排気機構28による排気などは、制御コンピュータ8によって制御される。
図4に示すように、COR処理装置5は、密閉構造のチャンバー40を備えており、チャンバー40の内部は、ウェハWを収納する処理室(処理空間)41になっている。チャンバー40の内部には、ウェハWを略水平にした状態で載置させる載置台42が設けられている。また、COR処理装置5には、処理室41にガスを供給する供給機構43、処理室41内を排気する排気機構44が設けられている。
チャンバー40の側壁部には、ウェハWを処理室41内に搬入出させるための搬入出口53が設けられており、この搬入出口53を開閉するゲートバルブ54が設けられている。処理室41は、PHT処理装置4の処理室21との間にゲートバルブ54が備えられた状態で、処理室21に連結されている。チャンバー40の天井部には、処理ガスを吐出させる複数の吐出口を有するシャワーヘッド52が備えられている。
載置台42は、平面視において略円形をなしており、チャンバー40の底部に固定されている。載置台42の内部には、載置台42の温度を調節する温度調節器55が設けられている。温度調節器55は、例えば温調用の液体(例えば水など)が循環させられる管路を備えており、かかる管路内を流れる液体と熱交換が行われることにより、載置台42の上面の温度が調節され、さらに、載置台42と載置台42上のウェハWとの間で熱交換が行われることにより、ウェハWの温度が調節されるようになっている。なお、温度調節器55はかかるものに限定されず、例えば抵抗熱を利用して載置台42及びウェハWを加熱する電気ヒータ等であっても良い。
供給機構43は、前述したシャワーヘッド52、処理室41にフッ化水素ガス(HF)を供給するフッ化水素ガス供給路61、処理室41にアンモニアガス(NH)を供給するアンモニアガス供給路62、処理室41に不活性ガスとしてアルゴンガス(Ar)を供給するアルゴンガス供給路63、処理室41に不活性ガスとして窒素ガス(N)を供給する窒素ガス供給路64を備えている。フッ化水素ガス供給路61、アンモニアガス供給路62、アルゴンガス供給路63、窒素ガス供給路64は、シャワーヘッド52に接続されており、処理室41には、シャワーヘッド52を介してフッ化水素ガス、アンモニアガス、アルゴンガス、窒素ガスが拡散されるように吐出されるようになっている。
フッ化水素ガス供給路61は、フッ化水素ガスの供給源71に接続されている。また、フッ化水素ガス供給路61には、フッ化水素ガス供給路61の開閉動作及びフッ化水素ガスの供給流量の調節が可能な流量調整弁72が介設されている。アンモニアガス供給路62はアンモニアガスの供給源73に接続されている。また、アンモニアガス供給路62には、アンモニアガス供給路62の開閉動作及びアンモニアガスの供給流量の調節が可能な流量調整弁74が介設されている。アルゴンガス供給路63はアルゴンガスの供給源75に接続されている。また、アルゴンガス供給路63には、アルゴンガス供給路63の開閉動作及びアルゴンガスの供給流量の調節が可能な流量調整弁76が介設されている。窒素ガス供給路64は窒素ガスの供給源77に接続されている。また、窒素ガス供給路64には、窒素ガス供給路64の開閉動作及び窒素ガスの供給流量の調節が可能な流量調整弁78が介設されている。
排気機構44は、開閉弁82、強制排気を行うための排気ポンプ83が介設された排気路85を備えている。排気路85の端部開口は、チャンバー40の底部に開口されている。
なお、COR処理装置5のゲートバルブ54、温度調節器55、流量調整弁72、74、76、78、開閉弁72、排気ポンプ83等の各部の動作は、制御コンピュータ8の制御命令によってそれぞれ制御されるようになっている。即ち、供給機構43によるフッ化水素ガス、アンモニアガス、アルゴンガス、窒素ガスの供給、排気機構44による排気、温度調節器55による温度調節などは、制御コンピュータ8によって制御される。
処理システム1の各機能要素は、処理システム1全体の動作を自動制御する制御コンピュータ8に、信号ラインを介して接続されている。ここで、機能要素とは、例えば前述したウェハ搬送機構11、ウェハ搬送機構17、PHT処理装置4のゲートバルブ22、流量調整弁31、排気ポンプ33、COR処理装置5のゲートバルブ54、温度調節器55、流量調整弁72、74、76、78、開閉弁72、排気ポンプ83等の、所定のプロセス条件を実現するために動作する総ての要素を意味している。制御コンピュータ8は、典型的には、実行するソフトウェアに依存して任意の機能を実現することができる汎用コンピュータである。
図2に示すように、制御コンピュータ8は、CPU(中央演算装置)を備えた演算部8aと、演算部8aに接続された入出力部8bと、入出力部8bに挿着され制御ソフトウェアを格納した記録媒体8cと、を有する。この記録媒体8cには、制御コンピュータ8によって実行されることにより処理システム1に後述する所定の基板処理方法を行わせる制御ソフトウェア(プログラム)が記録されている。制御コンピュータ8は、該制御ソフトウェアを実行することにより、処理システム1の各機能要素を、所定のプロセスレシピにより定義された様々なプロセス条件(例えば、処理室41の圧力等)が実現されるように制御する。即ち、後に詳細に説明するように、COR処理装置5におけるCOR処理工程と、PHT処理装置4におけるPHT処理工程とをこの順番に行うエッチング方法を実現する制御命令を与える。
記録媒体8cは、制御コンピュータ8に固定的に設けられるもの、あるいは、制御コンピュータ8に設けられた図示しない読み取り装置に着脱自在に装着されて該読み取り装置により読み取り可能なものであっても良い。最も典型的な実施形態においては、記録媒体8cは、処理システム1のメーカーのサービスマンによって制御ソフトウェアがインストールされたハードディスクドライブである。他の実施形態においては、記録媒体8cは、制御ソフトウェアが書き込まれたCD−ROM又はDVD−ROMのような、リムーバブルディスクである。このようなリムーバブルディスクは、制御コンピュータ8に設けられた図示しない光学的読取装置により読み取られる。また、記録媒体8cは、RAM(random access memory)又はROM(read only memory)のいずれの形式のものであっても良い。さらに、記録媒体8cは、カセット式のROMのようなものであっても良い。要するに、コンピュータの技術分野において知られている任意のものを記録媒体8cとして用いることが可能である。なお、複数の処理システム1が配置される工場においては、各処理システム1の制御コンピュータ8を統括的に制御する管理コンピュータに、制御ソフトウェアが格納されていても良い。この場合、各処理システム1は、通信回線を介して管理コンピュータにより操作され、所定のプロセスを実行する。
次に、以上のように構成された処理システム1におけるウェハWの処理方法について説明する。先ず、図1(a)に示したように、絶縁膜101に溝としてのディープトレンチ102が形成されたウェハWが、キャリア13a内に収納され、処理システム1に搬送される。
処理システム1においては、図2に示すように、複数枚のウェハWが収納されたキャリア13aが載置台13上に載置され、ウェハ搬送機構11によってキャリア13aから一枚のウェハWが取り出され、ロードロック室3に搬入される。ロードロック室3にウェハWが搬入されると、ロードロック室3が密閉され、減圧される。その後、ゲートバルブ22、54が開かれ、ロードロック室3と、大気圧に対してそれぞれ減圧されたPHT処理装置4の処理室21、COR処理装置5の処理室41が、互いに連通させられる。ウェハWは、ウェハ搬送機構17によってロードロック室3から搬出され、処理室21の搬入出口(図示せず)、処理室21、搬入出口53内をこの順に通過するように直進移動させられ、処理室41に搬入される。
処理室41において、ウェハWは、デバイス形成面を上面とした状態で、ウェハ搬送機構17の搬送アーム17aから載置台42に受け渡される。ウェハWが搬入されると搬送アーム17aが処理室41から退出させられ、搬入出口53が閉じられ、処理室41が密閉される。そして、COR処理工程が開始される。
処理室41が密閉された後、処理室41には、アンモニアガス供給路62、アルゴンガス供給路63、窒素ガス供給路64からそれぞれアンモニアガス、アルゴンガス、窒素ガスが供給される。また、処理室41内の圧力は、大気圧よりも低圧状態にされる。さらに、載置台42上のウェハWの温度は、温度調節器55によって所定の目標値(50℃以上)に調節される。
その後、フッ化水素ガス供給路61から処理室41にフッ化水素ガスが供給される。ここで処理室41には、予めアンモニアガスが供給されているので、フッ化水素ガスを供給することにより、処理室41の雰囲気はフッ化水素ガスとアンモニアガスとを含む混合ガスからなる処理雰囲気にされる。こうして処理室41内のウェハWの表面に混合ガスが供給されることで、ウェハWに対してCOR処理が行われる。
処理室41内の低圧状態の処理雰囲気によって、ウェハW表面のディープトレンチ102の底部に形成された自然酸化膜103は、混合ガス中のフッ化水素ガスの分子及びアンモニアガスの分子と化学反応して、反応生成物106に変質させられる(図1(c)参照)。反応生成物としては、フルオロケイ酸アンモニウムや水分等が生成される。なお、この化学反応は等方的に進行するので、ディープトレンチ102の底部のみならず、ディープトレンチ102の内側面および絶縁膜101の上面にも進行する。
COR処理中は、各処理ガスの供給流量、不活性ガスの供給流量、排気流量等を調節することにより、混合ガス(処理雰囲気)が大気圧より減圧された一定の圧力(例えば約80mTorr(約10.7Pa)程度)に維持されるように調節する。また、混合ガス中のフッ化水素ガスの分圧は、約15mTorr(約2.00Pa)以上になるように調節しても良い。
また、前述のように、ウェハWの温度は、50℃以上に維持される。これにより、ディープトレンチ102の開口部にフッ化アンモニウム(NHF)がほとんど堆積せず、フッ化アンモニウム(NHF)層105によって、ディープトレンチ102の開口部が塞がれる事態を回避できる。これにより、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)がディープトレンチ102の内部に十分に供給され、絶縁膜101の上面やディープトレンチ102の内側面のみならず、ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103も、反応生成物106に変質させることができる。
なお、反応生成物106中のフルオロケイ酸アンモニウムの昇華点は約100℃であり、ウェハWの温度を100℃以上にすると、反応生成物106の生成が良好に行われなくなるおそれがある。そのため、ウェハWの温度は約100℃以下にすることが好ましい。
ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103が反応生成物106に変質させられ、COR処理が終了すると、処理室41が強制排気されて減圧される。これにより、フッ化水素ガスやアンモニアガスが処理室41から強制的に排出される。処理室41の強制排気が終了すると、搬入出口53が開口させられ、ウェハWはウェハ搬送機構17によって処理室41から搬出され、PHT処理装置4の処理室21に搬入される。以上のようにして、COR処理工程が終了する。
PHT処理装置4において、ウェハWは表面を上面とした状態で処理室21内に載置される。ウェハWが搬入されると搬送アーム17aが処理室21から退出させられ、処理室21が密閉され、PHT処理工程が開始される。PHT処理では、処理室21内が排気されながら、高温の加熱ガスが処理室21内に供給され、処理室21内が昇温される。これにより、上記COR処理によって生じた反応生成物106が加熱されて気化し、ウェハWの表面から除去される。これにより、ディープトレンチ102の底部において、Si層100の新たな表面が露出させられる。このように、COR処理の後、PHT処理を行うことにより、ディープトレンチ102の底部において自然酸化膜103を除去することができる。
PHT処理が終了すると、加熱ガスの供給が停止され、PHT処理装置4の搬入出口が開かれる。その後、ウェハWはウェハ搬送機構17によって処理室21から搬出され、ロードロック室3に戻される。こうして、PHT処理装置4におけるPHT処理工程が終了する。
ウェハWがロードロック室3に戻され、ロードロック室3が密閉された後、ロードロック室3と搬送室12とが連通させられる。そして、ウェハ搬送機構11によって、ウェハWがロードロック室3から搬出され、載置台13上のキャリア13aに戻される。以上のようにして、処理システム1における一連のエッチング工程が終了する。
なお、処理システム1においてエッチング処理が終了した後のウェハWは、他の処理システムにおいて、例えばCVD装置等の成膜装置に搬入され、ウェハWに対して例えばCVD法等による成膜処理が行われる。かかる成膜処理においては、ディープトレンチ102を埋めるように例えばポリシリコンの成膜が行われる。ポリシリコンの下端部はディープトレンチ102内においてSi層100の上面に接続される。
かかる処理システム1によれば、ウェハW表面のディープトレンチ102底部に形成された自然酸化膜103を反応生成物106に変質させて除去できるようになる。また、プラズマを用いないので、ウェハWに対してプラズマに起因するチャージアップダメージを与えずに処理できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
COR処理を行う変質工程において、ウェハWの温度を50℃以上にする高温工程部と、ウェハWの温度を50℃未満にする低温工程部とを、交互に行うようにしても良い。このようにCOR中、ウェハWの温度を50℃以上にする高温工程部と50℃未満にする低温工程部とを交互に行うことによっても、ディープトレンチ102の開口部にフッ化アンモニウム(NHF)がほとんど堆積せず、フッ化アンモニウム(NHF)層105によって、ディープトレンチ102の開口部が塞がれる事態を回避できる。これにより、フッ化水素ガス(HF)とアンモニアガス(NH)がディープトレンチ102の内部に十分に供給され、絶縁膜101の上面やディープトレンチ102の内側面のみならず、ディープトレンチ102の底部に存在する自然酸化膜103も、反応生成物106に変質させることができる。
更に、ウェハWの温度を50℃未満にする低温工程部において、ウェハWの温度を25〜35°にさせる第1の低温工程部と、ウェハWの温度を35〜45°にさせる第2の低温工程部を段階的に行うことも考えられる。
なお、フッ化水素ガスやアンモニアガスの他に処理室41に供給されるガスの種類は、以上の実施形態に示した組み合わせには限定されない。例えば、処理室41に供給される不活性ガスはアルゴンガスのみであっても良い。また、かかる不活性ガスは、その他の不活性ガス、例えば、ヘリウムガス(He)、キセノンガス(Xe)のいずれかであっても良く、または、アルゴンガス、窒素ガス、ヘリウムガス、キセノンガスのうち2種類以上のガスを混合したものであっても良い。
処理システム1の構造は、以上の実施形態に示したものには限定されない。例えば、COR処理装置、PHT処理装置の他に、成膜装置を備えた処理システムであっても良い。例えば図5に示す処理システム90のように、ウェハ搬送機構91を備えた共通搬送室92を、搬送室12に対してロードロック室93を介して連結させ、この共通搬送室92の周囲に、COR処理装置95、PHT処理装置96、例えばCVD装置等の成膜装置97を配設した構成にしても良い。この処理システム90においては、ウェハ搬送機構91によって、ロードロック室92、COR処理装置95、PHT処理装置96、成膜装置97に対してウェハWをそれぞれ搬入出させるようになっている。共通搬送室92内は真空引き可能になっている。即ち、共通搬送室92内を真空状態にすることで、PHT処理装置96から搬出されたウェハWを大気中の酸素に接触させずに、成膜装置97に搬入できる。従って、PHT処理後のウェハWに自然酸化膜が付着することを防止でき、成膜(キャパシタCの形成)を好適に行うことができる。
また、処理システム1において処理される基板の構造は、以上の実施形態において説明したものには限定されない。さらに、処理システム1において実施されるエッチングは、実施の形態に示したような、ディープトレンチ102の底部の自然酸化膜103に行うためのものには限定されず、本発明は、様々な部分のエッチング方法に適用できる。
処理システム1においてエッチングを施す対象物となるシリコン酸化膜も、自然酸化膜103には限定されず、例えばBPSG膜、HDP−SiO膜等、他の種類のシリコン酸化膜であっても良い。この場合、シリコン酸化膜の種類に応じて、COR処理工程におけるウェハWの温度、混合ガス中のフッ化水素ガスの分圧等を調節することで、反応生成物が飽和状態になる深さ、エッチング量などを制御することができる。特に、従来の自然酸化膜やケミカル酸化膜において行われていたエッチング方法よりも、反応生成物が飽和状態になる深さを深くし、また、エッチング量を向上させることが可能である。
また、基板に形成されたCVD系酸化膜については、そのCVD系酸化膜の成膜に用いられたCVD法の種類は、特に限定されない。例えば熱CVD法、常圧CVD法、減圧CVD法、プラズマCVD法等であっても良い。
さらに、本発明は、CVD系酸化膜以外のシリコン酸化膜、例えば、自然酸化膜、レジスト除去工程等における薬液処理によって生じたケミカル酸化膜、熱酸化法により形成された熱酸化膜等のシリコン酸化膜のエッチングに適用することもできる。このようなCVD系酸化膜以外のシリコン酸化膜においても、COR処理におけるフッ化水素ガスの分圧とシリコン酸化膜の温度とを調節することで、エッチング量を増減させることができる。
例えば前の処理工程(レジスト除去工程等)で処理された後、次の処理工程(成膜工程)が行われるまでの間に、ウェハWが長時間放置され、ウェハW上に自然酸化膜が厚く形成されてしまった場合でも、次の処理工程を行う直前に、本発明にかかるエッチング方法による自然酸化膜の除去工程を行うことにより、自然酸化膜を十分に除去することができる。従って、前の処理工程が終了した後、自然酸化膜の除去工程や次の処理工程を実施するまでの待ち時間を延長することが可能である。そのため、管理時間(Q−time)に自由度を持たせることができる。
本発明者らは、図6(a)に示すような、ウェハW表面に形成されたディープトレンチ102の内面をエッチングする場合の、COR処理工程における温度の影響を検討する実験を行った。エッチングを施すウェハWは、Si(シリコン)層100の表面上に、絶縁膜101が形成され、絶縁膜101には、ディープトレンチ102が予め形成されている。COR処理工程におけるウェハWの温度を25〜60℃に変化させ、ディープトレンチ102の内面における上位置150、中間高さ位置151、下位置(底部)152でのエッチング量をそれぞれ測定した。その結果を図6(b)のグラフに示す。なお、図6(b)の縦軸は、ウェハWの温度を60℃としてCOR処理工程を行った場合の上位置150でのエッチング量を1とし、それに対する比率を示している。COR処理工程におけるウェハWの温度が40℃以下の範囲では、ディープトレンチ102の内面における下位置(底部)152でのエッチング量が特に低くなった。一方、COR処理工程におけるウェハWの温度を50℃以上とした場合は、ディープトレンチ102の内面における下位置(底部)152でのエッチング量を、上位置150および中間高さ位置151でのエッチング量に近付けることができた。
本発明は、エッチング方法及び記録媒体に適用できる。
ディープトレンチが形成されたウェハの表面の構造を示した概略縦断面図である。(a)はCOR処理を行う前の状態、(b)は従来技術によるCOR処理を行った状態、(c)は本発明によるCOR処理を行った状態を示している。 処理システムの概略平面図である。 PHT処理装置の構成を示した説明図である。 COR処理装置の構成を示した説明図である。 別の実施形態にかかる処理システムの概略平面図である。 実施例の説明図である。(a)は実験に用いたウェハの説明図、(b)はウェハ温度とエッチング量比の関係を示すグラフである。
符号の説明
W ウェハ
1 処理システム
4 PHT処理装置
5 COR処理装置
8 制御コンピュータ
40 チャンバー
41 処理室

Claims (6)

  1. 基板の表面のシリコン酸化膜をエッチングする方法であって、
    前記シリコン酸化膜の表面に、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを供給し、前記シリコン酸化膜と前記混合ガスとを化学反応させ、前記シリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成させる変質工程と、
    前記反応生成物を加熱して除去する加熱工程とを有し、
    前記変質工程において、前記シリコン酸化膜の温度を50℃以上にすることを特徴とする、エッチング方法。
  2. 基板の表面のシリコン酸化膜をエッチングする方法であって、
    前記シリコン酸化膜の表面に、フッ化水素ガス及びアンモニアガスを含む混合ガスを供給し、前記シリコン酸化膜と前記混合ガスとを化学反応させ、前記シリコン酸化膜を変質させて反応生成物を生成させる変質工程と、
    前記反応生成物を加熱して除去する加熱工程とを有し、
    前記変質工程において、前記シリコン酸化膜の温度を50℃以上にする高温工程部と、前記シリコン酸化膜の温度を50℃未満にする低温工程部とを、交互に行うことを特徴とする、エッチング方法。
  3. 前記シリコン酸化膜が、前記基板の表面に形成された溝の内面に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のエッチング方法。
  4. 前記溝の深さDと開口幅Wとの比D/Wが5以上であることを特徴とする、請求項3に記載のエッチング方法。
  5. 前記溝がディープトレンチであることを特徴とする、請求項4に記載のエッチング方法。
  6. 処理システムの制御コンピュータによって実行することが可能なプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記プログラムは、前記制御コンピュータによって実行されることにより、前記処理システムに、請求項1〜5のいずれかに記載のエッチング方法を行わせるものであることを特徴とする、記録媒体。
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