JP2009093903A - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材に容易に係合させることができるグロメットを提供すること。
【解決手段】本体部11は、係合溝部(係合部)13を横切る位置に、外周面11aから複数の貫通孔12,12のそれぞれにまで達する複数のスリット15,15を形成すると共に、スリット間溝部(隣り合うスリット間に位置する係合部)13Aと隔壁(被取付部材)2とを係合させやすくする易係合手段を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車体パネル等の被取付部材に形成された取付部に複数の線状部材を固定するためのグロメットに関するものである。
従来から、線状部材が貫通する貫通孔が形成された本体部と、この本体部の外周面に形成されてパネル部材等の被取付部材に係合可能な係合部とを備えたグロメットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなグロメットでは、貫通孔内に線状部材を配置するために、本体部の外周面から貫通孔に達するスリットを形成し、このスリットにより本体部を開くことで貫通孔内に線状部材を配置することが考えられている。
さらに、複数の線状部材を一つのグロメットに取り付けるために、本体部に複数の線状部材のそれぞれに対応した複数の貫通孔を形成すると共に、この本体部の外周面から各貫通孔のそれぞれに達する複数のスリットを形成したグロメットも考えられている。
特開2006−248337号公報
ところで、上述のグロメットでは、本体部に複数のスリットを形成した場合、この本体部は、隣接するスリット間に位置する部分が、グロメットをパネル部材等へ係合させる際に横ずれしやく、このスリット間に形成された係合部とその他の部分に形成された係合部とがずれてしまい、被取付部材を係合させにくくなるという問題が生じていた。
そこで、この発明は、被取付部材に容易に係合させることができるグロメットを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、本体部と、該本体部に形成されて複数の線状部材がそれぞれ貫通する複数の貫通孔と、前記本体部の外周面に形成されて被取付部材に係合する係合部とを備えたグロメットであって、前記本体部は、前記係合部を横切る位置に、前記外周面から前記複数の貫通孔のそれぞれにまで達する複数のスリットを形成すると共に、隣り合うスリット間に位置する前記係合部と前記被取付部材とを係合させやすくする易係合手段を有していることを最も主な特徴としている。
このように構成された本発明によると、本体部が易係合手段を有していることにより、この本体部のうち、隣り合うスリット間に位置する部分が横ずれしても、被取付部材と係合部とを容易に係合させることができる。
本発明に係るグロメット10の最良の実施の形態について図面に基づいて説明する。
このグロメット10は、図1に示すように、エンジンルーム1内に設けられた隔壁(被取付部材)2に取り付けられ、ここでは車体Sに設けられた図示しないヘッドランプに一端が接続された線状部材としてのヘッドランプ用ハーネス(以下、第一ハーネスという)H1と、線状部材としてのエンジンEに一端が接続されたエンジン用ハーネス(以下、第二ハーネスという)H2とを保持している。
また、隔壁2よりも車室側(図1において上方側)には、図示しないバッテリーや制御装置等が配置されており、第一、第二ハーネスH1,H2の他端は、それぞれ制御装置等に接続されている。
すなわち、グロメット10は、第一、第二ハーネスH1,H2が隔壁2を乗り越える部分に配置され、この第一、第二ハーネスH1,H2と隔壁2との間に生じる隙間を塞いで、防水、防塵、防音などの役割を果たすものである。
グロメット10は、図2に示すように、本体部11と、この本体部11に形成された一対の貫通孔12,12と、本体部11の外周面11aに形成された係合溝部(係合部)13と、本体部11の外周面11aに形成された係合リブ部14と、本体部11の外周面11aから一対の貫通孔12,12のそれぞれにまで達する一対のスリット15,15とを備えている。
貫通孔12,12は、本体部11を隔壁2に取り付ける際の取り付け方向(図2において上下方向)に直交する方向、ここでは車幅方向に並んで形成され、それぞれ第一、第二ハーネスH1,H2の外径よりもわずかに小さい内径を有している。これにより、各貫通孔12は、第一、第二ハーネスH1,H2を貫通させると共に軸方向へ移動しないように保持することができる。
係合溝部13は、本体部11の外周面11aからへこむように形成され、この外周面11aの周方向に延びている。なお、この係合溝部13は、ここでは本体部11の外周面11aのうち、上面11bを除く両側面及び下面に形成されている。そして、この係合溝部13には、隔壁2の上端部2aに形成された凹所3が嵌入されるようになっている。
また、この係合溝部13のうち、図4に示すように、一対のスリット15,15の間に位置する部分(以下スリット間溝部という)13Aの幅W1が、一対のスリット15,15の間に位置しない部分(以下他の溝部という)13Bの幅W2よりも広く形成されている。
なお、この幅W1及び幅W2は、隔壁2の厚み方向の幅であり、ここでは、他の溝部13Bの幅W2は隔壁2の凹所3の厚みTとほぼ同じ大きさに形成されているので、スリット間溝部13Aの幅W1は凹所3の厚みT(図2参照)よりも大きく形成されることとなる。
さらに、このスリット間溝部13Aの内側には、図5(b)に示すように、本体部11の外周面11aからへこむに連れて次第に突出する傾斜面13cが形成されている。なお、この傾斜面13cは、他の溝部13Bには形成されていない(図5(a)参照)。
係合リブ部14は、ここでは本体部11の上面11bに形成され(図3参照)、本体部11の外周面11aよりも突出している。そして、この係合リブ部14は、隔壁2の上端部2aに沿って配置されるウェザーストリップ4の保持凹部5内に嵌入されるようになっている。
一対のスリット15,15は、本体部11を隔壁2に取り付ける際の取付方向に沿って延在されると共に、それぞれ係合溝部13を横切る位置に形成されており、ここでは、本体部11の下側に形成されている。そして、各スリット15により、本体部11には一対の切れ目15a,15aが形成されている。
各切れ目15aは、端部15b,15c同士が互いにかみ合う形状になっており、ここでは、図4に示すように、スリット間溝部13A側の端部15bが谷形になり、他の溝部13B側の端部15cが山形になっている。すなわち、各切れ目15aは、本体部11の下方から見たときにV字状に形成されている。
次に、この発明のグロメット10の作用について説明する。
このグロメット10を使用するには、まず、一方のスリット15によって形成された一方の切れ目15aを広げ、一方の貫通孔12を開く。そして、この広げられた貫通孔12内に第一ハーネスH1の所定の部分を位置させた後、切れ目15aを閉じて一方の貫通孔12に第一ハーネスH1を貫通させる。
次に、他方のスリット15によって形成された他方の切れ目15aを開き、他方の貫通孔12を開いて第二ハーネスH2を配置し、この他方の貫通孔12に第二ハーネスH2を貫通させる。
このように、あらかじめ第一、第二ハーネスH1,H2をそれぞれグロメット10に貫通させてから、このグロメット10は、隔壁2に形成された凹所3が係合溝部13に嵌着するようにこの凹所3内に押し込まれ、隔壁2に取り付けられる。
このとき、グロメット10の本体部11は、凹所3の内側に密着しながら押し込まれるので、この本体部11に側方からの押圧力が作用し、一対のスリット15,15によって形成された一対の切れ目15a,15aは閉塞する。
ここで、各切れ目15aは、端部15b,15c同士が互いにかみ合う形状になっているので、切れ目15aが閉塞した際に、この端部15b,15c同士がかみ合い、本体部11のうち、スリット15,15の間に位置する部分が横ずれすることが防止される。
特に、ここでは各切れ目15aが、本体部11の下方から見たときにV字状に形成されているので、本体部11の側方からの押圧力によってセンタリング作用が発生し、スリット間溝部13Aと他の溝部13Bとがずれていた場合であっても、これを修正することができる。
これにより、スリット間溝部13Aと他の溝部13Bとがずれてしまうことを防止でき、係合溝部13を隔壁2に容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット15により形成された本体部11の切れ目15aを、端部15b,15cが互いにかみ合う形状にした構成は、スリット間溝部13Aと隔壁2とを係合しやすくする易係合手段となっている。
また、スリット間溝部13Aの幅W1は、他の溝部13Bの幅W2よりも広く形成され、隔壁2に形成された凹所3の厚みTよりも大きくなっている。そのため、スリット間溝部13Aと他の溝部13Bとがずれていたとしても、隔壁2をスリット間溝部13A内に挿入しやすく、係合溝部13を隔壁2に容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット間溝部13Aの幅W1を他の溝部13Bの幅W2よりも広くする構成は、スリット間溝部13Aと隔壁2とを係合しやすくする易係合手段となっている。
そして、このスリット間溝部13Aの内側には、本体部11の外周面11aからへこむに連れて次第に突出する傾斜面13cが形成されている。そのため、隔壁2の凹所3は、この傾斜面13cに案内されながらスリット間溝部13A内に挿入され、係合溝部13を隔壁2にさらに容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット間溝部13Aの内側に本体部11の外周面11aからへこむに連れて次第に突出する傾斜面13cを形成した構成は、スリット間溝部13Aと隔壁2とを係合しやすくする易係合手段となっている。
さらに、上述の実施の形態では、本体部11に形成された一対のスリット15,15が、本体部11の下側に形成されている。
これにより、スリット15,15による本体部11の切れ目15a,15aが上方から見えにくくなり、グロメット10の取付状態を見栄えよく仕上ることができる。
以上説明したように、本発明に係るグロメット10は、本体部11に外周面11aから一対の貫通孔12,12のそれぞれにまで達する一対のスリット15,15が係合溝部13を横切る位置にそれぞれ形成されると共に、隣り合うスリット15,15間に位置する係合溝部13であるスリット間溝部13Aと隔壁2とを係合させやすくする易係合手段が形成されている。
これにより、スリット間溝部13Aと隔壁2とを容易に係合することができ、このグロメット10を隔壁2に取り付ける際の取付作業を容易にして、装着作業性を向上させることが可能となる。
以下、図6〜図9を用いて、上述の実施の形態とは別の実施例のグロメット20について説明する。
なお、上述の実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例では、グロメット20の本体部21に形成された係合部が、本体部21の外周面21aから突出したリブ形状を呈すると共に、被取付部材であるウェザーストリップ4の保持凹部5内に嵌入する場合について説明する。
本実施例のグロメット20は、図6に示すように、本体部21と、この本体部21に形成された一対の貫通孔22,22と、本体部21の外周面21aに形成された係合溝部23と、本体部21の外周面21aに形成された係合リブ部(係合部)24と、本体部21の外周面21aから一対の貫通孔22,22のそれぞれにまで達する一対のスリット25,25とを備えている。
係合溝部23は、ここでは本体部21の外周面21aのうち、上面21bを除く両側面及び下面に形成され、本体部21の外周面21aからへこむように形成されている。そして、この係合溝部23には、隔壁2の上端部2aに形成された凹所3が嵌入されるようになっている。
係合リブ部24は、本体部21の外周面21aから突出するように形成され、この外周面21aの周方向に延びている。なお、この係合リブ部24は、ここでは本体部21の上面21bに形成されている(図7参照)。そして、この係合リブ部24は、隔壁2の上端部2aに沿って配置されるウェザーストリップ4の保持凹部(凹部)5内に嵌入されるようになっている。
また、この係合リブ部24のうち、図8に示すように、一対のスリット25,25の間に位置する部分(以下スリット間リブ部という)24Aの厚みT1が、一対のスリット25,25の間に位置しない部分(以下他のリブ部という)24Bの厚みT2よりも薄くなるように形成されている。
なお、この厚みT1及び厚みT2は、ウェザーストリップ4の保持凹部5の開口幅方向の厚みであり、ここでは、他のリブ部24Bの厚みT2は保持凹部5の幅Wとほぼ同じ大きさに形成されているので、スリット間リブ部24Aの厚みT1は保持凹部5の幅W(図6参照)よりも小さくなるように形成されることとなる。
さらに、このスリット間リブ部24Aは、図9に示すように、先端部を先細り形状とする傾斜面24cが形成されている。なお、この傾斜面24cは、他のリブ部24Bにも同様に形成されている。
一対のスリット25,25は、それぞれ係合リブ部24を横切る位置に形成されており、ここでは、本体部21の上側に形成されている。そして、各スリット25により、本体部21には一対の切れ目25a,25aが形成されている。
各切れ目25aは、端部25b,25c同士が互いにかみ合う形状になっており、ここでは、図8に示すように、スリット間リブ部24A側の端部25bが谷形になり、他のリブ部24B側の端部25cが山形になっている。すなわち、各切れ目25aは、本体部21の上方から見たときにV字状に形成されている。
次に、この実施例に係るグロメット20の作用について説明する。
このグロメット20を使用するには、あらかじめ第一、第二ハーネスH1,H2を貫通孔22,22にそれぞれ貫通させ、その後、本体部21を隔壁2に形成された凹所3内に嵌着する。
このとき、グロメット20の本体部21は、凹所3の内側に密着しながら押し込まれるので、この本体部21に側方からの押圧力が作用し、一対のスリット25,25によって形成された一対の切れ目25a,25aは閉塞する。
ここで、各切れ目25aは、端部25b,25c同士が互いにかみ合う形状になっているので、切れ目25aが閉塞した際に、この端部25b,25cがかみ合い、本体部21のうち、スリット25,25の間に位置する部分が横ずれすることが防止される。
これにより、スリット間リブ部24Aと他のリブ部24Bとがずれてしまうことを防止でき、係合リブ部24を隔壁2に沿った形にすることができる。そして、後述するように、ウェザーストリップ4の保持凹部5内にこの係合リブ部24を挿入しやすくなり、係合リブ部24をウェザーストリップ4に容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット25により形成された本体部21の切れ目25aを、端部25b,25cが互いにかみ合う形状にした構成は、スリット間リブ部24Aとウェザーストリップ4とを係合しやすくする易係合手段となっている。
そして、本体部21を凹所3内に完全に挿入すると、隔壁2の上端部2aとグロメット20の係合リブ部24の先端部とはほぼ同じ高さとなる。
次に、ウェザーストリップ4を隔壁2に取り付ける。これは、隔壁2の上端部2aに沿ってウェザーストリップ4の保持凹部5を押し付け、この保持凹部5内に上縁部2a及びグロメット20の係合リブ部24を嵌合させることで行われる。
このとき、グロメット20のスリット間リブ部24Aの厚みT1は、他のリブ部24Bの厚みT2よりも薄くなるように形成され、ウェザーストリップ4の保持凹部5の開口幅Wよりも小さくなっている。そのため、スリット間リブ部24Aと他のリブ部24Bとがずれていたとしても、スリット間リブ部24Aは保持凹部5内に挿入しやすくなり、係合リブ部24をウェザーストリップ4に容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット間リブ部24Aの厚みT1を他のリブ部24Bの厚みT2よりも薄くする構成は、スリット間リブ部24Aとウェザーストリップ4とを係合しやすくする易係合手段となっている。
さらに、上述の実施例では、このスリット間リブ部24Aは、先端部を先細り形状とする傾斜面24cが形成されている。そのため、このスリット間リブ部24Aは、傾斜面24cに案内されながら保持凹部5内に挿入され、係合リブ部24をウェザーストリップ4にさらに容易に係合させることができる。
すなわち、このスリット間リブ部24Aに、先端部を先細りとする傾斜面24cを形成した構成は、スリット間リブ部24Aとウェザーストリップ4とを係合しやすくする易係合手段となっている。
以上説明したように、本発明に係るグロメット20は、係合部が本体部21の外周面21aから突出するリブ形状を呈していると共に、本体部21に外周面21aから一対の貫通孔22,22のそれぞれにまで達する一対のスリット25,25が係合リブ部24を横切る位置にそれぞれ形成され、隣り合うスリット25,25間に位置する係合リブ部24であるスリット間リブ部24Aとウェザーストリップ4とを係合させやすくする易係合手段が形成されている。
これにより、スリット間リブ部24Aとウェザーストリップ4とを容易に係合することができる。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、上述の易係合手段に限らず、係合溝部13と隔壁2との間に生じる摩擦抵抗を低減させ、互いに滑りやすくすることで係合しやすくする易係合手段であってもよい。
また、易係合手段として、スリット15によって形成された切れ目15aの端部15b,15cに互いに引き合う方向の磁性を持たせる構成であってもよい。この場合であっても、本体部11の横ずれを防止してスリット間溝部13Aがずれてしまうことを防止し、係合溝部13と隔壁2とを係合しやすくすることができる。
さらに、上述の実施の形態及び実施例では、グロメット10,20は、一対のハーネスH1,H2を保持しているが、二つ以上の任意の数であってもよい。この場合、ハーネスの数に合わせて貫通孔及びスリットを本体部に形成する。
また、上述の実施の形態では、一対の貫通孔12,12をグロメット10の取付方向に直交する方向に並べて形成すると共に、一対のスリット15,15をこの取付方向に沿って延在しているが、これに限らず、例えば、複数の貫通孔をグロメットの取付方向に沿って並ぶように形成し、複数のスリットをこの取付方向と直交する方向に沿って延在してもよい。
この場合であっても、本体部に易係合手段を設けることにより、隣接するスリット間に位置する係合部と被取付部材とを係合させやすくすることができる。
また、上述のグロメット10,20は、それぞれエンジンルーム1内に設けられた隔壁2とウェザーストリップ4との間に取り付けられているが、ダッシュパネル等の車体パネル等に取り付けられるものであってもよい。
さらに、スリット15によって形成された本体部11の切れ目15aは、互いの端部15b,15cがかみ合う形状であればよいので、例えば、図10(a)に示す切れ目15xのように下方から見たときに波形状であったり、図10(b)に示す切れ目15yのように下方から見たときに一部が半円状に湾曲していたり、図10(c)に示す切れ目15zのように下方から見たときに角型に屈曲していたりしてもよい。
本発明に係るグロメットを備えた車両のエンジンルーム内を示す模式図である。 本発明の最良の実施の形態に係るグロメットの取付状態を示す分解斜視図である。 図2に示すグロメットの正面図である。 図2に示すグロメットの下面図である。 (a)は図4におけるA−A断面図であり、(b)は図4におけるB−B断面図である。 本発明の実施例1に係るグロメットの取付状態を示す分解斜視図である。 図6に示すグロメットの正面図である。 図6に示すグロメットの上面図である。 図8におけるC−C断面図である。 (a)は切れ目が波状である例を示す下面図であり、(b)は切れ目が一部半円状である例を示す下面図であり、(c)は切れ目が角形に屈曲している例を示す下面図である。
符号の説明
2 隔壁(被係合部)
10 グロメット
11 本体部
11a 外周面
12 貫通孔
13 係合溝部(係合部)
13A スリット間溝部(隣り合うスリット間に位置する係合部)
15 スリット

Claims (6)

  1. 本体部と、該本体部に形成されて複数の線状部材がそれぞれ貫通する複数の貫通孔と、前記本体部の外周面に形成されて被取付部材に係合する係合部とを備えたグロメットであって、
    前記本体部は、前記係合部を横切る位置に、前記外周面から前記複数の貫通孔のそれぞれにまで達する複数のスリットを形成すると共に、
    隣り合うスリット間に位置する前記係合部と前記被取付部材とを係合させやすくする易係合手段を有していることを特徴とするグロメット。
  2. 前記係合部は、前記本体部の外周面からへこんだ溝形状を呈すると共に、この係合部内に前記被取付部材が嵌入し、
    前記易係合手段は、前記被取付部材の厚み方向の前記係合部の幅のうち、隣り合うスリット間に位置する部分を他の部分よりも広くすることで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記係合部は、前記本体部の外周面からへこんだ溝形状を呈すると共に、この係合部内に前記被取付部材が嵌入し、
    前記易係合手段は、前記係合部のうち隣り合うスリット間に位置する部分の内側に、前記外周面からへこむに連れて次第に突出する傾斜面を形成することで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のグロメット。
  4. 前記係合部は、前記本体部の外周面から突出したリブ形状を呈すると共に、前記被取付部材に形成された凹部内に嵌入し、
    前記易係合手段は、前記凹部の開口幅方向の前記係合部の厚みのうち、隣り合うスリット間に位置する部分を他の部分よりも薄くすることで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  5. 前記係合部は、前記本体部の外周面から突出したリブ形状を呈すると共に、前記被取付部材に形成された凹部内に嵌入し、
    前記易係合手段は、前記係合部のうち隣り合うスリット間に位置する部分に、先端部を先細りとする傾斜面を形成することで構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載のグロメット。
  6. 前記易係合手段は、前記スリットにより形成された前記本体部の切れ目を、端部同士が互いにかみ合う形状にすることで構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のグロメット。
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