JPH08191528A - ワイヤハーネス用グロメット - Google Patents
ワイヤハーネス用グロメットInfo
- Publication number
- JPH08191528A JPH08191528A JP7017529A JP1752995A JPH08191528A JP H08191528 A JPH08191528 A JP H08191528A JP 7017529 A JP7017529 A JP 7017529A JP 1752995 A JP1752995 A JP 1752995A JP H08191528 A JPH08191528 A JP H08191528A
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- JP
- Japan
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- wire harness
- hole
- grommet
- fitted
- fitting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体の隔板5の貫通孔6に嵌着する環状の貫
通孔取着部2と、中心部分のワイヤハーネス挿通孔3を
有するワイヤハーネス用グロメット1において、ワイヤ
ハーネス10への装着作業性と貫通孔6への嵌着作業性
の向上、ならびに、貫通孔6への嵌め着け不備の不良品
発生の防止を図る。 【構成】 半径方向の平面によってカットした分離部7
を設け、分離部7の開きによって、ワイヤハーネス挿通
孔3を鰐口状に弾性開口可能にすると共に、自由状態で
は、分離部7が接合合体して単一の環体をなし、分離部
7を開いてワイヤハーネス10に挾み着け装着すると共
に、ワイヤハーネス10に装着したグロメット1の下半
部分1Bを、予め貫通孔6に嵌め着け、しかるのち、分
離部7の相対滑りによって後方に傾いている上半部分1
Aを、貫通孔6に嵌め着ける二段嵌着手法を可能にした
構造が特徴である。
通孔取着部2と、中心部分のワイヤハーネス挿通孔3を
有するワイヤハーネス用グロメット1において、ワイヤ
ハーネス10への装着作業性と貫通孔6への嵌着作業性
の向上、ならびに、貫通孔6への嵌め着け不備の不良品
発生の防止を図る。 【構成】 半径方向の平面によってカットした分離部7
を設け、分離部7の開きによって、ワイヤハーネス挿通
孔3を鰐口状に弾性開口可能にすると共に、自由状態で
は、分離部7が接合合体して単一の環体をなし、分離部
7を開いてワイヤハーネス10に挾み着け装着すると共
に、ワイヤハーネス10に装着したグロメット1の下半
部分1Bを、予め貫通孔6に嵌め着け、しかるのち、分
離部7の相対滑りによって後方に傾いている上半部分1
Aを、貫通孔6に嵌め着ける二段嵌着手法を可能にした
構造が特徴である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体・機器の隔板の貫
通孔に、貫通配設するワイヤハーネスに装着して、その
貫通孔に嵌め着け、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整
えて保持するのに使用するワイヤハーネス用グロメット
に関するものである。
通孔に、貫通配設するワイヤハーネスに装着して、その
貫通孔に嵌め着け、そのワイヤハーネスの配設姿勢を整
えて保持するのに使用するワイヤハーネス用グロメット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用グロメットは(図4参
照)、中心部分にワイヤハーネス10を貫通するワイヤ
ハーネス挿通孔3(以下、単に挿通孔3という)を備え
たゴム製の環体からなり、周縁の若干部分を剛性に富む
環状の貫通孔取着部2になすと共に、その貫通孔取着部
2の外周に、車体・機器の隔板5の貫通孔6の周縁に嵌
め着ける嵌着溝4を周設した基本構造を有し、予めワイ
ヤハーネス10を挿通孔3に通して、ワイヤハーネス1
0の所定位置に装着したワイヤハーネス用グロメット1
を、貫通孔6に強制嵌着して取り付け、貫通孔6を貫通
するワイヤハーネス10の配設姿勢を保持して貫通孔6
を塞ぐと共に、その貫通部位の応分の防水を図る構造に
なっている。
照)、中心部分にワイヤハーネス10を貫通するワイヤ
ハーネス挿通孔3(以下、単に挿通孔3という)を備え
たゴム製の環体からなり、周縁の若干部分を剛性に富む
環状の貫通孔取着部2になすと共に、その貫通孔取着部
2の外周に、車体・機器の隔板5の貫通孔6の周縁に嵌
め着ける嵌着溝4を周設した基本構造を有し、予めワイ
ヤハーネス10を挿通孔3に通して、ワイヤハーネス1
0の所定位置に装着したワイヤハーネス用グロメット1
を、貫通孔6に強制嵌着して取り付け、貫通孔6を貫通
するワイヤハーネス10の配設姿勢を保持して貫通孔6
を塞ぐと共に、その貫通部位の応分の防水を図る構造に
なっている。
【0003】そして、自動車用ワイヤハーネスに装着す
るワイヤハーネス用グロメット1は、その配設姿勢の仮
保持(車体振動等によってワイヤハーネス10が振動・
揺動しても、ワイヤハーネス10が貫通孔6と干渉し
て、貫通配設姿勢を大きく崩さない程度に軽く保持する
ものを仮保持という)を主たる目的にして、高度の防水
性を必要としない仮保持機能のものが、用途に応じて使
用される。
るワイヤハーネス用グロメット1は、その配設姿勢の仮
保持(車体振動等によってワイヤハーネス10が振動・
揺動しても、ワイヤハーネス10が貫通孔6と干渉し
て、貫通配設姿勢を大きく崩さない程度に軽く保持する
ものを仮保持という)を主たる目的にして、高度の防水
性を必要としない仮保持機能のものが、用途に応じて使
用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の仮保持機
能のワイヤハーネス用グロメットは、構造簡素にして安
価に成形できる利点を有するものの、コネクタ等の付属
品を有するワイヤハーネス10を挿通孔3に通して、所
定位置にセットする装着作業となるので、ワイヤハーネ
ス10への装着作業は煩雑にして多大の手数を要する不
具合があり、電線束の外周から突き出す付属品を多数有
するものや、大形形状のワイヤハーネス10には装着で
きない場合がある。そして、ワイヤハーネス10に装着
した後の貫通孔6への嵌め着けは、剛性に富む貫通孔取
着部2を、貫通孔6に強く押し付けて強制弾性縮径させ
ながら、強制嵌めする必要があるので、極めてやりずら
くして作業性・作業能率が特段に悪く、その上、その嵌
着作業の困難性から、貫通孔6への嵌め着け不備の不良
を生ずる品質上の難点がある。
能のワイヤハーネス用グロメットは、構造簡素にして安
価に成形できる利点を有するものの、コネクタ等の付属
品を有するワイヤハーネス10を挿通孔3に通して、所
定位置にセットする装着作業となるので、ワイヤハーネ
ス10への装着作業は煩雑にして多大の手数を要する不
具合があり、電線束の外周から突き出す付属品を多数有
するものや、大形形状のワイヤハーネス10には装着で
きない場合がある。そして、ワイヤハーネス10に装着
した後の貫通孔6への嵌め着けは、剛性に富む貫通孔取
着部2を、貫通孔6に強く押し付けて強制弾性縮径させ
ながら、強制嵌めする必要があるので、極めてやりずら
くして作業性・作業能率が特段に悪く、その上、その嵌
着作業の困難性から、貫通孔6への嵌め着け不備の不良
を生ずる品質上の難点がある。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る仮保持機能型のワイヤハーネス用グロメットを提供す
るものである。
る仮保持機能型のワイヤハーネス用グロメットを提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用グロメットは「車体・機器
の隔板の貫通孔に嵌着する貫通孔取着部の中心部分に、
ワイヤハーネス挿通孔を設けた環体のワイヤハーネス用
グロメットにおいて、前記環体を半径上の平面によって
カットした分離部を設け、前記分離部の開きによって前
記ワイヤハーネス挿通孔を鰐口状に弾性開口可能にな
し、かつ、自由状態において、前記分離部が接合合体し
て単一の環体をなす構造」になっている。
る本発明のワイヤハーネス用グロメットは「車体・機器
の隔板の貫通孔に嵌着する貫通孔取着部の中心部分に、
ワイヤハーネス挿通孔を設けた環体のワイヤハーネス用
グロメットにおいて、前記環体を半径上の平面によって
カットした分離部を設け、前記分離部の開きによって前
記ワイヤハーネス挿通孔を鰐口状に弾性開口可能にな
し、かつ、自由状態において、前記分離部が接合合体し
て単一の環体をなす構造」になっている。
【0007】即ち、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
トは、その分離部を開口自在、かつ、相対滑り自在に構
成し、自由状態では、その分離部が正常に面接合して、
所要形状の単一環体の形状を保持する構造を特徴として
いる。
トは、その分離部を開口自在、かつ、相対滑り自在に構
成し、自由状態では、その分離部が正常に面接合して、
所要形状の単一環体の形状を保持する構造を特徴として
いる。
【0008】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用グロメ
ットは、その分離部を強制開きすることによって、ワイ
ヤハーネスの所定位置に挾み着け装着することができ
る。そして、ワイヤハーネスへ装着後は、自由状態に復
した分離部が接合するので、その装着姿勢が容易にずれ
ないと共に、貫通孔へ嵌め着けるとき、分離部を合せて
環体を整える等の作業が無用になると共に、その接合姿
勢の分離部を相対滑りさせることによって、略スパイラ
ル環体の形状になし、前方に位置する下半部分(または
上半部分)を予め貫通孔に嵌め、しかるのち、残された
上半部分(または下半部分)を押し込み、全体を嵌め着
ける二段嵌着手法が可能となり、前記従来構造のものよ
り、貫通孔への嵌着抵抗が減少して、特段に嵌め易くな
る。
ットは、その分離部を強制開きすることによって、ワイ
ヤハーネスの所定位置に挾み着け装着することができ
る。そして、ワイヤハーネスへ装着後は、自由状態に復
した分離部が接合するので、その装着姿勢が容易にずれ
ないと共に、貫通孔へ嵌め着けるとき、分離部を合せて
環体を整える等の作業が無用になると共に、その接合姿
勢の分離部を相対滑りさせることによって、略スパイラ
ル環体の形状になし、前方に位置する下半部分(または
上半部分)を予め貫通孔に嵌め、しかるのち、残された
上半部分(または下半部分)を押し込み、全体を嵌め着
ける二段嵌着手法が可能となり、前記従来構造のものよ
り、貫通孔への嵌着抵抗が減少して、特段に嵌め易くな
る。
【0009】なお、その分離部の存在によって、貫通孔
へ取着後の防水性は、前記従来構造の完全環体のものよ
り低下するものの、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
トは仮保持機能用を主たる性能となすので、グロメット
性能上の支承はない。
へ取着後の防水性は、前記従来構造の完全環体のものよ
り低下するものの、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
トは仮保持機能用を主たる性能となすので、グロメット
性能上の支承はない。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明第一実施例を示す図1を参照して、外周縁部
分を肉厚にして若干の剛性を付与した環状の貫通孔取着
部2になすと共に、その貫通孔取着部2の環内部分を、
薄肉にして弾性に富む壁板9になし、壁板9の中心部分
に、ワイヤハーネス10を貫挿するワイヤハーネス挿通
孔3を設け、貫通孔取着部2の外周に周設した嵌着溝4
を、車体の隔板5の貫通孔6の周縁に嵌め着けて貫通孔
6に固定し、貫通孔6を貫通配設するワイヤハーネス1
0の姿勢を仮保持するゴム製のワイヤハーネス用グロメ
ット1において、半径上の平面によって、貫通孔取着部
2と壁板9をカットした分離部7が設けられている。
ず、本発明第一実施例を示す図1を参照して、外周縁部
分を肉厚にして若干の剛性を付与した環状の貫通孔取着
部2になすと共に、その貫通孔取着部2の環内部分を、
薄肉にして弾性に富む壁板9になし、壁板9の中心部分
に、ワイヤハーネス10を貫挿するワイヤハーネス挿通
孔3を設け、貫通孔取着部2の外周に周設した嵌着溝4
を、車体の隔板5の貫通孔6の周縁に嵌め着けて貫通孔
6に固定し、貫通孔6を貫通配設するワイヤハーネス1
0の姿勢を仮保持するゴム製のワイヤハーネス用グロメ
ット1において、半径上の平面によって、貫通孔取着部
2と壁板9をカットした分離部7が設けられている。
【0011】そして、分離部7を開くことによって、挿
通孔3が大きく弾性開口して鰐口状を呈し、その開口部
分からワイヤハーネス10を入れることができると共
に、その弾性開口を閉じた自由状態では、分離部7が接
合合体して、ワイヤハーネス用グロメット1として必要
な単一環体を呈する構造を有している。なお、この実施
例のものは、前記の弾性開口を容易にするため、壁板9
には、挿通孔3の孔縁から半径方向に切設したスリット
8が放射状に設けられ、このスリット8も、グロメット
1の自由状態では、接合して隙間不存在になる形状を有
している。図中の11はワイヤハーネス10に設けたコ
ネクタである。
通孔3が大きく弾性開口して鰐口状を呈し、その開口部
分からワイヤハーネス10を入れることができると共
に、その弾性開口を閉じた自由状態では、分離部7が接
合合体して、ワイヤハーネス用グロメット1として必要
な単一環体を呈する構造を有している。なお、この実施
例のものは、前記の弾性開口を容易にするため、壁板9
には、挿通孔3の孔縁から半径方向に切設したスリット
8が放射状に設けられ、このスリット8も、グロメット
1の自由状態では、接合して隙間不存在になる形状を有
している。図中の11はワイヤハーネス10に設けたコ
ネクタである。
【0012】そして(図1の(D)(E)参照)、分離
部7を強制開きしてワイヤハーネス10の所定位置に挾
み着けてセットし、そのまま自由状態にすると、ワイヤ
ハーネス10が挿通孔3に挿通すると共に、分離部7が
面接合して単一の環体を呈し、所要形状のグロメット1
がワイヤハーネス10に装着される。そして、その装着
姿勢のグロメット1を、貫通孔6に嵌め着けるとき、分
離部7を相対滑りさせて、グロメット1の下半部分1B
に対して上半部分1Aを後方にずらして、グロメット1
を略スパイラル形状にして下半部分1Bを貫通孔6に嵌
め着け、しかるのち、後方にずれている上半部分1Aを
指先等で押し込んで貫通孔6に嵌め着けて、グロメット
1を貫通孔6に完全嵌着して固定する。
部7を強制開きしてワイヤハーネス10の所定位置に挾
み着けてセットし、そのまま自由状態にすると、ワイヤ
ハーネス10が挿通孔3に挿通すると共に、分離部7が
面接合して単一の環体を呈し、所要形状のグロメット1
がワイヤハーネス10に装着される。そして、その装着
姿勢のグロメット1を、貫通孔6に嵌め着けるとき、分
離部7を相対滑りさせて、グロメット1の下半部分1B
に対して上半部分1Aを後方にずらして、グロメット1
を略スパイラル形状にして下半部分1Bを貫通孔6に嵌
め着け、しかるのち、後方にずれている上半部分1Aを
指先等で押し込んで貫通孔6に嵌め着けて、グロメット
1を貫通孔6に完全嵌着して固定する。
【0013】以上の図1実施例のものは前記の作用があ
り、分離部7を開口状態にしてワイヤハーネス10の所
定位置に挾み込みセットするのみで良く、従来のワイヤ
ハーネス10の通し作業が無用になるので、その装着作
業は、従来のものより特段に簡易化されて能率化すると
共に、突起状の付属品を多数有する複雑にして大形のワ
イヤハーネス10にも、グロメット1の装着が自由にで
きる。
り、分離部7を開口状態にしてワイヤハーネス10の所
定位置に挾み込みセットするのみで良く、従来のワイヤ
ハーネス10の通し作業が無用になるので、その装着作
業は、従来のものより特段に簡易化されて能率化すると
共に、突起状の付属品を多数有する複雑にして大形のワ
イヤハーネス10にも、グロメット1の装着が自由にで
きる。
【0014】続いて、図2・図3を参照して本発明の他
の実施例を説明する。即ち、図1実施例と同様な分離部
7を有するものにおいて、接合する分離部7近傍の貫通
孔取着部2に、弾性係止片12を要部にする分離部7用
の接合ロック部15が設けられている。
の実施例を説明する。即ち、図1実施例と同様な分離部
7を有するものにおいて、接合する分離部7近傍の貫通
孔取着部2に、弾性係止片12を要部にする分離部7用
の接合ロック部15が設けられている。
【0015】詳しくは、接合ロック部15は、分離部7
の開き・接合によって離反・接合する貫通孔取着部2の
一側に舌片状の弾性係止片12を設け、この弾性係止片
12の係止孔13に、貫通孔取着部2の他側の係止突起
14を嵌めることによって、分離部7の接合姿勢を弾性
係止するようになっており、図2のものは弾性係止片1
2が貫通孔取着部2の側面に、図3のものは弾性係止片
12が貫通孔取着部2の外周に位置している。
の開き・接合によって離反・接合する貫通孔取着部2の
一側に舌片状の弾性係止片12を設け、この弾性係止片
12の係止孔13に、貫通孔取着部2の他側の係止突起
14を嵌めることによって、分離部7の接合姿勢を弾性
係止するようになっており、図2のものは弾性係止片1
2が貫通孔取着部2の側面に、図3のものは弾性係止片
12が貫通孔取着部2の外周に位置している。
【0016】以上の図2・図3実施例のものは、接合ロ
ック部15が存在するので、ワイヤハーネス10へ装着
したグロメット1の環体姿勢が安定し、車体への配設前
に、グロメット1が他の器物と接触しても、グロメット
1の装着位置ずれ等の不良発生のおそれが極めて少くな
る。そして、貫通孔6へ嵌め着けるときには、弾性係止
片12が容易に弾性伸びして、前記の略スパイラル形状
を許容するので、その嵌め着け作業性を妨げることはな
く、その上、弾性係止片12が弾性伸びした状態でロッ
クする構造にしておくと、接合した分離部7に弾性面圧
が付与されて、防水性が向上する。
ック部15が存在するので、ワイヤハーネス10へ装着
したグロメット1の環体姿勢が安定し、車体への配設前
に、グロメット1が他の器物と接触しても、グロメット
1の装着位置ずれ等の不良発生のおそれが極めて少くな
る。そして、貫通孔6へ嵌め着けるときには、弾性係止
片12が容易に弾性伸びして、前記の略スパイラル形状
を許容するので、その嵌め着け作業性を妨げることはな
く、その上、弾性係止片12が弾性伸びした状態でロッ
クする構造にしておくと、接合した分離部7に弾性面圧
が付与されて、防水性が向上する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用グロメットは、ワイヤハーネスへの装着性と車
体・機器の貫通孔への嵌着性が特段に向上して能率化
し、ワイヤハーネスの成形生産性とワイヤハーネスの車
体等への配設生産性を向上すると共に、その作業性の改
良向上によって、貫通孔への嵌着不備の不良品発生を防
止し、ワイヤハーネス配設品質の向上を図る効果があ
る。
ーネス用グロメットは、ワイヤハーネスへの装着性と車
体・機器の貫通孔への嵌着性が特段に向上して能率化
し、ワイヤハーネスの成形生産性とワイヤハーネスの車
体等への配設生産性を向上すると共に、その作業性の改
良向上によって、貫通孔への嵌着不備の不良品発生を防
止し、ワイヤハーネス配設品質の向上を図る効果があ
る。
【図1】本発明第一実施例のワイヤハーネス用グロメッ
トを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)は自然状態の正面図、(C)は自然状態の側面断
面図、(D)はワイヤハーネスへの装着方法の説明図、
(E)は車体の貫通孔への嵌着方法の説明図
トを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)は自然状態の正面図、(C)は自然状態の側面断
面図、(D)はワイヤハーネスへの装着方法の説明図、
(E)は車体の貫通孔への嵌着方法の説明図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用グロメ
ットを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)はワイヤハーネスへ装着した状態の斜視図
ットを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)はワイヤハーネスへ装着した状態の斜視図
【図3】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用グロメ
ットを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)はワイヤハーネスへ装着した状態の斜視図
ットを示し、(A)は分離部を開いた状態の斜視図、
(B)はワイヤハーネスへ装着した状態の斜視図
【図4】従来のワイヤハーネス用グロメットを示し、
(A)はその斜視図、(B)はその正面図
(A)はその斜視図、(B)はその正面図
1 ワイヤハーネス用グロメット 1A グロメットの上半部分 1B グロメットの下半部分 2 貫通孔取着部 3 ワイヤハーネス挿通孔 4 嵌着溝 5 隔板 6 貫通孔 7 分離部 8 スリット 9 壁板 10 ワイヤハーネス 12 弾性係止片 13 係止孔 14 係止突起 15 接合ロック部
Claims (2)
- 【請求項1】 車体・機器の隔板の貫通孔に嵌着する貫
通孔取着部の中心部分に、ワイヤハーネス挿通孔を設け
た環体のワイヤハーネス用グロメットにおいて、前記環
体を半径上の平面によってカットした分離部を設け、前
記分離部の開きによって前記ワイヤハーネス挿通孔を鰐
口状に弾性開口可能になし、かつ、自由状態において、
前記分離部が接合合体して単一の環体をなす構造を特徴
とするワイヤハーネス用グロメット。 - 【請求項2】 弾性係止片からなる接合ロック部を設
け、前記接合ロック部によって分離部の接合姿勢をロッ
クする構造の請求項1のワイヤハーネス用グロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017529A JPH08191528A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017529A JPH08191528A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用グロメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191528A true JPH08191528A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11946459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7017529A Pending JPH08191528A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | ワイヤハーネス用グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08191528A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007294284A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Kyocera Mita Corp | 配線保護部材 |
JP2009093903A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | グロメット |
JP2014143889A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Sii Data Service Kk | グロメット |
JP2015032618A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 三菱電機株式会社 | エネルギー計測装置 |
KR20180055486A (ko) * | 2016-11-17 | 2018-05-25 | 현대자동차주식회사 | 와이어용 그로멧 |
WO2020066655A1 (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
WO2021256271A1 (ja) * | 2020-06-19 | 2021-12-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線モジュール及び弾性止水部材 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP7017529A patent/JPH08191528A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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