JP2009090466A - 情報隠蔽帳票 - Google Patents

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Abstract

【課題】秘匿情報の秘密保持性に優れると共に、取扱性に優れた情報隠蔽帳票を提案する。
【解決手段】開封用折込線11を介して本体紙片2と連成する隠蔽紙片3に、その上下辺に沿って帯状の接着層部13,14を備えると共に、本体紙片2に、ハーフカット状の切り込み線23,24により囲繞された、各接着層部13,14の、該切り込み線23,24外にはみだして接着される端ダレ領域13b,14bを除く内部接着領域13a,14aに接着される剥脱部21,22を備えてなるものである。隠蔽紙片3と本体紙片2と接着した後に引き剥がす際には、接着層部13,14の内部接着領域13a,14aと接着した剥脱部21,22を紙間剥離させてむしり取ることにより、隠蔽紙片3や本体紙片2の秘匿情報記入領域28を損傷することなく開封できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、秘匿情報を隠蔽すると共に、取り扱い性に優れた情報隠蔽帳票に関する。
情報隠蔽帳票としては、例えば、秘匿情報を記入する基材に、該秘匿情報の記入領域を被覆するように所定のシート材などを剥離可能に接着する構成のものが知られており、このような情報隠蔽帳票として、隠蔽葉書が使用されている。
上記した隠蔽葉書としては、例えば特許文献1のように、葉書用紙としての本体基材と、隠蔽用紙としての隠蔽基材とが折り線を介して連成されており、該本体基材には秘匿情報を記入する領域が設けられ、隠蔽基材には本体基材を被覆する面に再剥離可能な粘着剤が塗布されている。かかる隠蔽葉書は、本体基材に秘匿情報を記入した後、隠蔽基材を折り返して本体基材に貼り付ける。これにより、本体基材に記入した秘匿情報を隠蔽することができ、また、当該隠蔽葉書の郵送後に、受取人が隠蔽基材を剥離することにより、秘匿情報を知得することができるようになっている。
ところで、上記した特許文献1の構成にあっては、郵送後の取扱性を重視して、隠蔽基材と本体基材とを再剥離可能な粘着剤により貼り付けるようにしており、隠蔽基材を剥離することによって比較的容易に秘匿情報を知得することができる。このように隠蔽基材と本体基材とを容易に剥離して、さらに再び接着することができることから、秘匿情報の秘密保持性に限界がある。特に、秘匿情報が、クレジットカードなどの情報であった場合、当該情報を容易に悪用されてしまうことが懸念される。
このような問題点に対して、例えば特許文献2のように、本体基材と隠蔽基材とが折り線を介して連成されてなり、隠蔽基材に、折り線と対向する一辺に沿って剥離不能な強接着剤部が設けられ、且つ該強接着剤部を含む区画領域をハーフカット線により区画している構成が提案されている。かかる構成の隠蔽葉書にあっては、隠蔽基材を折り線で折り返してその強接着剤部を本体基材に接着することにより、該本体基材に記入した秘匿情報を隠蔽することができる。そして、郵送後に隠蔽基材を本体基材から剥がす際には、その両者が強接着剤部により接着しているため、隠蔽基材のハーフカット線により区画された区画領域で用紙がその厚み方向に引き裂くように剥がれて(以下、紙間剥離という)、該区画領域が隠蔽基材からむしり取られる。これにより、隠蔽基材を本体基材から引き剥がすことができ、秘匿情報を知得できる。
この特許文献2の構成にあっては、隠蔽基材と本体基材とを強接着剤部により接着していることから、秘匿情報を保護する効果に優れ、且つ隠蔽基材をむしり取ることにより秘匿情報を容易に知得することができ得る。さらに、隠蔽基材を前記のようにむしり取らねば開封できず、かつ一旦剥離した後に再び接着できないことから、開封された証拠として残すことができる。このように、特許文献2の構成は、上記した特許文献1の構成に比して、高い秘密保持性を有するものである。
特許第2937732号公報 特開2005−305956号公報
上記した特許文献2の構成にあっては、強接着剤部の外側にハーフカット線が形成されており、該ハーフカット線により区画された区画領域によって、隠蔽基材を本体基材から引き剥がす際にむしり取られる範囲を制限している。これにより、むしり取られる範囲が、区画領域の外側まで拡がらないようにしている。ところが、かかる構成の隠蔽葉書にあって、その隠蔽基材と本体基材とを引き剥がす際に、うまく区画領域で引き剥がすことができず、該区画領域を設けていない本体基材で紙間剥離を生じ、該本体基材が破れてしまうことも生じ得る。この場合には、本体基材が破れ、秘匿情報の記入領域が損傷してしまう恐れがある。同様に、本体基材側に区画領域を設けた構成にあっては、該区画領域を設けていない隠蔽基材が破れてしまうことも生じ得る。
ここで、隠蔽葉書は、銀行口座の情報やクレジットカードの情報などの個人情報を連絡するために用いられることが一般的である。そして、このような秘匿情報は、受取人がその内容を誤認して用いることがないように、所定の読込装置などを用いて読み込み処理される。ところが、上記のように秘匿情報の記入領域が損傷していると、読込装置による読み込み処理でエラーを生じる。また、上記のように隠蔽紙片が破れた場合にあっても、その断片が比較的多いと、本体基材の秘匿情報の記入領域を部分的に被覆してしまうために、読込装置がエラーを生じる。そのため、いずれの場合にあっても、損傷した箇所を修復したり、秘匿情報を読む作業は、作業者が実施することとなる。このように隠蔽基材や本体基材のいずれかが損傷すれば、秘匿情報を読み込んで記録する作業が手作業で実施されるため、秘匿情報を読み込むために要する作業が繁雑化したり、該秘匿情報の読み込みミスを生じ易いという問題がある。
本発明は、秘匿情報の秘密保持性に優れ、且つ秘匿情報を隠蔽する基材を適正に取り除くことができるという、取扱性に優れた情報隠蔽帳票を提案するものである。
本発明の第一発明にあっては、秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域が設けられた矩形状の本体紙片と、折り込み可能かつ切断可能な開封用折込線を介して本体紙片に連成された、該開封用折込線で折り返すことにより本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆する矩形状の隠蔽紙片とを備えてなるものであって、前記開封用折込線と対向する本体紙片の側辺に折り線を介して連成されて、開封用折込線で折り返された隠蔽紙片の外面に接着される閉鎖紙片と、隠蔽紙片の内面に、開封用折込線と対向しない該隠蔽紙片の上下辺に沿って夫々形成された、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域から外方へ延出した端ダレ領域とを有する帯状の接着層部と、本体紙片の、隠蔽紙片の各接着層部と重なり合う部位に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞されて形成された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部とを備えてなるものであることを特徴とする情報隠蔽帳票である。
かかる構成にあっては、隠蔽紙片を開封用折込線で折り返し、隠蔽紙片の接着層部を本体紙片に接着し、さらに閉鎖紙片を折り返して接着することにより、本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆して保護する。これにより、秘匿情報記入領域に記入された秘匿情報を隠蔽することができる。そして、秘匿情報記入領域を開示するためには、開封用折込線で隠蔽紙片と本体紙片とを切断し、隠蔽紙片と本体紙片とを、閉鎖紙片で接着された側辺の左右に開くように、引き剥がす。ここで、引き剥がす際には、隠蔽紙片の接着層部が接着している剥脱部が、紙間剥離を生じて本体紙片からむしり取られていく。これにより、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がすことができる。そして、隠蔽紙片は、その上下辺に設けられた接着層部が本体紙片から剥脱部を接着したまま引き剥がされて、閉鎖紙片を介してのみ本体紙片と繋がっている状態となり、該本体紙片の秘匿情報記入領域を開示する。
ここで、本発明にあっては、ハーフカット状の切り込み線で囲繞した剥脱部で引き剥がすことができ、隠蔽紙片が破れたりするような不具合を生じず、上述した従来の特許文献2にかかる構成の問題点が解決されている。これは、本発明の構成では、剥脱部を接着層部の内部接着領域と接着するように設けたことによる作用効果であり、本発明の発明者らの鋭意研鑽によって達し得たものである。
例えば葉書や封筒などの情報隠蔽帳票にあっては、その製造工程で、印刷によって所定の接着剤を塗布するようにしていることが一般的である。本発明の構成にあっても、その接着層部を印刷により形成することが好適である。このように印刷によって設けられた接着層部を、詳細に観察すると、その外周端が盛り下がって層厚みが減少した端ダレを生じている。この端ダレとなっている端ダレ領域では、その内側となる所定層厚みの内部接着領域に比して薄肉となっていることから、所望の接着力を発揮する内部接着領域よりも接着力が弱くなってしまう。そのため、この端ダレ領域の接着力が、紙間剥離するために要する力より小さくなり、接着後にも比較的容易に剥がれやすくなることを明らかとした。このような知見に基づいて、本体紙片の接着層部は、接着力の弱い端ダレ領域を、ハーフカット状の切り込み線からはみだして接着するようにし、端ダレ領域の内側となる内部接着領域を、切り込み線で囲繞した剥脱部に接着するようにしている。そして、引き剥がす際には、接着層部の端ダレ領域が比較的容易に剥がれ、内部接着領域が剥脱部の紙間剥離を生じさせて、該剥脱部をむしり取る。これは、内部接着領域が、剥脱部で切り込み線の直近まで接着していることから、該切り込み線内で紙間剥離を生じ易くなるためである。これにより、本発明の構成では、確実に剥脱部で紙間剥離を生じることができ、切り込み線を設けていない隠蔽紙片が破れてしまうことなどの不具合を生じない。
尚、特許文献2の構成と同様に、仮に、接着層部の接着する領域をその外側で囲繞するように、ハーフカット状の切り込み線を設けた構成とした場合には、接着層部の内部接着領域が接着した領域と前記切り込み線との間に比較的広い間隔がある。そして、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がす際には、これら両者の、接着層部の内部接着領域により接着している各領域に、両者を引き剥がそうとする力がほぼ同様に作用する。そのため、前記した引き剥がす力により隠蔽紙片で紙間剥離を生じてしまう場合もあり、この場合には、隠蔽紙片が破れてしまうという不具合を生じる。
上述したように、本発明の構成にあっては、隠蔽紙片と本体紙片とを接着した後にこれら両者を引き剥がす際には、接着層部の内部接着領域と本体紙片の剥脱部とが接着していることから、該剥脱部が紙間剥離を生じてむしり取られる。そして、接着層部の端ダレ領域が剥脱部からはみだして接着していても、該端ダレ領域の接着力が弱いために比較的容易に剥離される。そのため、紙間剥離を生じる範囲を剥脱部のみに制限することができ、本体紙片の秘匿情報記入領域が破れたり、隠蔽紙片が損傷したりすることを確実に防ぐことができ得る。そして、隠蔽紙片と本体紙片とを剥離した後の形態が安定する。このように、秘匿情報記入領域が損傷することなく適正に開示された形態となるため、上述したように、所定の読込装置を用いて秘匿情報を読み込むようにしている場合にあって、該読込装置によって安定して正確に読み取ることができる。すなわち、上述した従来構成のように、秘匿情報記入領域の損傷を修正したり、作業者が直接読み取るなどの作業を要するという問題を生じない。
また、本発明の構成にあっては、隠蔽紙片の接着層部を本体紙片に接着し、さらに閉鎖紙片を折り返して接着してしまうと、上記したように、開封用折込線で切断して隠蔽紙片を引き剥がさない限り、秘匿情報記入欄を開けることができない。そして、隠蔽紙片を本体紙片に接着した後に、一旦隠蔽紙片を引き剥がすと、再接着することができないことから、開封確認を確実に得ることができる。このように、本発明にあっては、秘匿情報を保護する秘密保持性が極めて高いものである。
また、本構成にあって、開封用折込線は、隠蔽紙片を折り返して本体紙片に接着した状態で、比較的容易に切断できるようにしたものである。この開封用折込線としては、いわゆるミシン目状の構成や、略ヘ字形等の切り込み部を断続的に設けてなる所謂プルトップ構成などが好適に用い得る。特に、後者のプルトップ構成は、切断作業が容易であり、本発明の主旨に最も適する。尚、プルトップ構成とする場合には、隠蔽紙片側へ切り込まれるようにする。
一方、本発明の第二発明にあっては、秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域が設けられた矩形状の本体紙片と、折り込み可能かつ切断可能な開封用折込線を介して本体紙片に連成された、該開封用折込線で折り返すことにより本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆する矩形状の隠蔽紙片とを備えてなるものであって、隠蔽紙片の、秘匿情報記入領域を被覆する内面に、開封用折込線を除く該隠蔽紙片の三辺に沿って夫々形成された、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域から外方へ延出した端ダレ領域とからなる帯状の接着層部と、本体紙片の、隠蔽紙片の各接着層部と重なり合う部位に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞されて形成された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部とを備えてなるものであることを特徴とする情報隠蔽帳票である。
かかる構成にあっては、隠蔽紙片を開封用折込線で折り返し、該隠蔽紙片の三辺(上下辺、側辺)に沿って形成された各接着層部を本体紙片に接着することにより、本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆して保護する。これにより、秘匿情報記入領域に記入された秘匿情報を隠蔽することができる。そして、秘匿情報記入領域を開示するためには、開封用折込線で隠蔽紙片と本体紙片とを切断し、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がして、両者を分離する。ここで、この引き剥がす際には、本構成にあっても、上述した第一発明の構成と同様に、剥脱部が接着層部の内部接着領域と接着するように設けられていることから、該剥脱部で紙間剥離を生じてむしり取ることにより、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がすことができる。このように隠蔽紙片を本体紙片から引き剥がして分離することによって、該本体紙片の秘匿情報記入領域を開示する。
このように、本構成にあっても、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がす際に、紙間剥離を生じる範囲を剥脱部のみに制限することができるため、本体紙片の秘匿情報記入領域が破れたり、隠蔽紙片が損傷したりすることを確実に防ぐことができる。そのため、剥離後の本体紙片の形態が安定し、秘匿情報記入領域を損傷することなく適正に開示できる。そして、所定の読込装置を用いる場合にあって、該読込装置によって秘匿情報を安定して正確に読み取ることができ得る。また、秘匿情報をみるためには、隠蔽紙片を引き剥がさなければならず、一旦引き剥がせば、隠蔽紙片を再接着することができないため、開封確認を得ることができる。このように、この第二発明の構成は、上述した第一発明と同様の作用効果を生じ得るものである。
上述した第一および第二発明の情報隠蔽帳票にあって、本体紙片に形成された剥脱部に、その幅方向に横断するハーフカット状の切り込み横断線が一又は複数形成されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、剥脱部に切り込み横断線を設けたものであるから、隠蔽紙片の接着層部を本体紙片に接着した後に引き剥がす際に、剥脱部の端部で紙間剥離をうまく生じなかった場合にも、切り込み横断線から紙間剥離を生じさせることができ得る。そして、切り込み横断線は剥脱部を複数の領域に区画することから、該区画した領域毎に比較的容易に紙間剥離を生じさせることができ、総じて剥脱部を容易かつ安定してむしり取ることができ得る。これにより、隠蔽紙片と本体紙片とを剥離する際に、隠蔽紙片が破れてしまうなどの不具合の発生を防ぐ効果が一層向上する。
尚、本構成にあって、切り込み横断線が剥脱部の長手方向端部に少なくとも形成されている構成を、好適に用い得る。これは、通常、矩形状の隠蔽紙片を引き剥がしていく際には、その各辺に沿った方向に剥がす作業が行われる。そのため、長手方向の端部切り込み線を設けて分割しておくことにより、上記した剥脱部の剥離をうまく生じさせる作用効果が容易に発生し易くなる。
上述した第一および第二発明の情報隠蔽帳票にあって、隠蔽紙片は、その上下辺の少なくとも一方と開封用折込線とが連なる角端に、開封用の剥がし口部を備えると共に、該剥がし口部が設けられた上下辺に沿って形成された接着層部を、前記剥がし口部から所定間隔をおいて形成してなるものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、剥がし口部を設け、且つ剥がし口部の周囲に接着層部を設けていないことから、該剥がし口部から開封用折込線を比較的容易に切断することができる。そして、接着層部が剥がし口部から所定間隔をおいて形成されているため、該剥がし口部から一気に引き剥がす作業を実施することができ、剥脱部を比較的容易に剥離することができ得る。さらに、引き剥がす作業を一気に行うことにより、剥脱部を比較的正確に剥離させることもできる。このように、隠蔽紙片を本体紙片から引き剥がす作業にあって、その作業性を向上し、且つ作業時間を短縮することもでき得る。
尚、本構成にあって、接着層部が剥がし口部から所定間隔をおいて形成されることから、該接着層部に対向する本体紙片の剥脱部にあっても、同様に、剥がし口部から所定間隔をおいて形成されている構成となる。
本発明の第一発明は、上述したように、開封用折込線を介して本体紙片と連成する隠蔽紙片に、その上下辺に沿って、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域から外方へ延出した端ダレ領域とからなる帯状の接着層部を備えると共に、本体紙片に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部を備えてなり、さらに、本体紙片の側辺に折り線を介して、本体紙片に重ね合わせた隠蔽紙片の外面に接着される閉鎖紙片を備えてなるものである。本構成は、隠蔽紙片と本体紙片とを接着することにより、秘匿情報記入領域に記入された秘匿情報を隠蔽して保護することができる。また、開封用折込線を切断して、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がすことにより、剥脱部外にはみだして接着した接着層部の端ダレ領域が比較的容易に剥離し、且つ内部接着領域が接着した剥脱部を、紙間剥離させてむしり取ることができるため、隠蔽紙片や本体紙片の秘匿情報記入領域を損傷することなく剥離して、該秘匿情報記入領域を開示することができる。また、隠蔽紙片を一旦引き剥がすと、再接着することができないことから、開封確認を得ることができる。したがって、本構成にあっては、秘匿情報を保護する効果が高く、かつ取扱性に優れるという作用効果を有する。
一方、本発明の第二発明は、上述したように、開封用折込線を介して本体紙片と連成する隠蔽紙片に、該開封用折込線を除く三辺に沿って、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域端から外方へ延出したダレ領域とからなる帯状の接着層部を備えると共に、本体紙片に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部を備えてなるものである。本構成にあっても、上述した第一発明と同様に、隠蔽紙片と本体紙片とを接着することにより、秘匿情報を保護することができると共に、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がすことにより、剥脱部を紙間剥離させてむしり取ることができるため、隠蔽紙片や本体紙片の秘匿情報記入領域を損傷することなく剥離して、該秘匿情報記入領域を開示することができる。また、隠蔽紙片を一旦引き剥がすと、再接着することができないことから、開封確認を得ることができる。したがって、本構成にあっても、秘匿情報を保護する効果が高く、かつ取扱性に優れるという作用効果を有する。
また、本体紙片に形成された剥脱部に、その幅方向に横断するハーフカット状の切り込み横断線が一又は複数形成されている構成にあっては、隠蔽紙片と本体紙片とを引き剥がす際に、剥脱部の端部で紙間剥離をうまく生じなかった場合にも、切り込み横断線から紙間剥離を生じさせることができ、総じて、剥脱部を容易かつ安定してむしり取ることができる。そのため、隠蔽紙片や本体紙片の秘匿情報記入領域を損傷することを防ぐ効果が一層向上する。
また、隠蔽紙片が、その上下辺の少なくとも一方と開封用折込線とが連なる角端に、開封用の剥がし口部を備えると共に、該剥がし口部が設けられた上下辺に沿って形成された接着層部を、前記剥がし口部から所定間隔をおいて形成してなるものである構成にあっては、該剥がし口部から開封用折込線を比較的容易に切断できると共に、該剥がし口部から隠蔽紙片を一気に引き剥がす作業を実施できる。これにより、剥脱部で比較的容易に紙間剥離を生じさせることができ、隠蔽紙片を本体紙片から引き剥がす作業の作業性を向上し、且つ作業時間を短縮することができ得る。
本発明の実施例を添付図面を用いて説明する。ここで、後述する実施例1,2は、いずれの場合も、本発明にかかる情報秘匿帳票として隠蔽葉書1,51について例示している。
図1は、隠蔽葉書1の、その隠蔽紙片3を本体紙片2に接着する前の状態を示す平面図である。隠蔽紙片3と本体紙片2とは、ほぼ同じ寸法形状の矩形状を成し、開封用折込線11を介して連成されている。さらに、本体紙片2には、開封用折込線11と対向する側辺に折り線12を介して閉鎖紙片5が連成されている。
ここで、隠蔽紙片3の内面(図1の正面)には、その上下辺にそれぞれ沿うように、所定の接着剤を塗布してなる帯状の接着層部13,14が夫々設けられている。また、隠蔽紙片3の内面には、前記接着層部13,14の間の領域に、再剥離可能な接着剤を塗布してなる再剥離層部15が設けられている。この再剥離層部15の接着剤は、上記した本体紙片2に接着した後、容易に引き剥がすことができ、再び接着することができるものである。すなわち、再剥離層部15は、接着と剥離とを繰り返すことが可能である。これに対して、接着層部13,14の接着剤は、一旦接着してしまうと引き剥がすことができない所定の接着力を有するものである。
上記した接着層部13,14は、隠蔽紙片3の内面に、所定の印刷工程によって設けられる。このように接着層部13,14を印刷によって形成する工程は、当該葉書の製造工程の自動化を進め、総じて製造工程に要する時間とコストとを低減でき得る。また、上記した再剥離層部15および、後述する閉鎖紙片5の接着層部26にあっても、同様の印刷工程によって設けるようにしている。尚、所定の接着剤を印刷によって所定部位に形成する方法は、葉書や封筒の製造方法として従来から用いられている方法と同様に実施しており、その詳細については省略する。
ここで、上記した印刷工程によって形成された接着層部13,14を詳細にみると、図4(A)のように、その断面が中央部分で盛り上がる形状となっており、そして、その外周縁で急激に盛り下がる、いわゆる端ダレを生じている。すなわち、接着層部13,14は、端ダレを生じている端ダレ領域13b,14bとその内側の内部接着領域13a,14aとからなる。内部接着領域13a,14aは、印刷工程にあって設定された所定の層厚みに形成されてなる領域であり、接着剤を充分に有しており、所望の接着力を発揮する。端ダレ領域13b,14bは、内部接着領域13a,14aに比して厚みが薄く、外方へ向かって急激に傾斜しており、該内部接着領域13a,14aに比して接着力が弱くなっている。そのため、端ダレ領域13b,14bは、接着後にも比較的容易に引き剥がすことが可能である。
尚、本実施例にあって、接着層部13,14は、その層厚みが10〜30μmとするように設定している。この10〜30μmの層厚みを有することによって、充分な接着力を発揮することができる。この層厚みとなっている領域が、内部接着領域13a,14aである。そして、その端ダレ領域13b,14bは、内部接着領域13a,14aの外周端から外方へ延出され、急激に層厚みが減少しており、その層厚みが10μmに満たない領域である。このように端ダレ領域13b,14bでは、層厚みが薄くなってしまうために、所望の接着力を発揮できない。尚、この端ダレ領域13b,14bは、接着層部13,14の外周端からの幅が1mm未満の範囲に生じている。
また、隠蔽紙片3には、図1のように、その下辺と開封用折込線11との交わる角端に、傾斜方向に切断してなる開封用の剥がし口部16が設けられている。そして、下辺に沿った接着層部14は、該剥がし口部16から所定間隔をおいて形成されている。
また、隠蔽紙片3と本体紙片2とを連成する開封用折込線11としては、略ヘ字形で貫通状に切り込まれた部位が断続的に列設されてなるプルトップ状の構成としている。ここで、略ヘ字形の切り込み部位は、上下方向から隠蔽紙片3側へ屈曲するように切り込まれるようにして設けられている。このようなプルトップ状の開封用折込線11により、隠蔽紙片3と本体紙片2とを容易に切断することができ得る。また、容易に切断できることから、切断時に本体紙片2を損傷し難い。
一方、本体紙片2の、隠蔽紙片3の内面と連続する内面(図1の正面)には、該隠蔽紙片3を開封用折込線11で折り返した場合に、隠蔽紙片3の接着層部13,14と夫々重なり合う部位に、ハーフカット状の切り込み線23,24により囲繞された剥脱部21,22が夫々形成されている。この剥脱部21,22には、隠蔽紙片3を重ね合わせた状態(図4参照)で、接着層部13,14の各端ダレ領域13b,14bが、前記切り込み線23,24外にはみ出るようにして接着されると共に、内部接着領域13a,14aが切り込み線23,24内に接着される。すなわち、剥脱部21,22は、各接着層部13,14の領域に比して、一回り小さい面積とした領域により形成されている。
さらに、各剥脱部21,22には、その幅方向に横断するハーフカット状の切り込み横断線25が複数形成されている。ここで、切り込み横断線25は、各剥脱部21,22の長手方向の両端部に夫々設けており、該両端部では、切り込み線23,24と切り込み横断線25とによる二重線を形成している。また、各剥脱部21,22には、その両端部以外にも切り込み横断線25が設けられており、複数の切り込み横断線25により複数領域に分割されている。
尚ここで、ハーフカット状の切り込み線23,24および切り込み横断線25としては、本体紙片2を構成する用紙を、その厚み方向で貫通しない程度に切り込まれてなり、本実施例にあっては、用紙の厚みの約半分まで切り込まれるようにして形成されている(図4参照)。
この本体紙片2の内面には、上記した剥脱部21,22の間に、所定の秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域28が設けられている。この秘匿情報記入領域28は、隠蔽紙片3を開封用折込線11で折り返して本体紙片2に重ねることにより、該隠蔽紙片3で被覆される。尚、本体紙片2の外面(図1における裏面)は、宛名が記載され、本実施例1の隠蔽葉書1の表紙となる。一方、隠蔽紙片3の外面(図1における裏面)は、当該隠蔽葉書1の裏表紙となる。
また、本体紙片2に折り線12を介して連成された閉鎖紙片5には、その内面(図1の正面)に、所定の接着剤を塗布してなる接着層部26が設けられている。尚、この接着層部26の接着剤は、本実施例1にあって、上記した隠蔽紙片3の接着層部13,14と同じ接着剤により設けられており、一旦接着すると引き剥がせない所定の接着力を有するものである。
本実施例1にあって、上述した隠蔽葉書1には、図2のように、隠蔽紙片3の内面と本体紙片2の内面とをそれぞれ略全体的に覆うように、離型シート31が再剥離可能に接着されている。この離型シート31は、矩形状の再剥離紙片32と複写用紙片33とが折り線34を介して連成されてなり、該再剥離紙片32の一面の全域に所定の離型剤が塗布された離型面(図示省略)を設けている。そして、離型シート31は、その折り線34が隠蔽葉書1の開封用折込線11に重なるようにして、再剥離紙片32の離型面を、隠蔽紙片3の内面に接着する。ここで、再剥離紙片32の離型面が隠蔽紙片3の再剥離層部15と接着層部13,14とに接着し、この再剥離紙片32を隠蔽紙片3から再剥離可能としていると共に、該再剥離層部15と接着層部13,14との各接着剤の劣化を防ぐようにしている。
この離型シート31の複写用紙片33は、再剥離紙片32が隠蔽紙片3に接着した状態で、本体紙片2の内面上に重ね合わされる。そして、複写用紙片33の、本体紙片2の秘匿情報記入領域28に重なる面に複写用のカーボン層部(図示省略)が設けられており、該カーボン層を設けた面の背面に、控え用の情報記入領域38が設けられている。すなわち、複写用紙片33を本体紙片2に重ね合わせた状態で、該複写用紙片33の情報記入領域38に秘匿情報をペンなどで記入することにより、当該秘匿情報を本体紙片2の秘匿情報記入領域28に複写する。そして、この複写用紙片33を取り外すことにより、記入者の控えとして保管できるようにしている。
また、上記した閉鎖紙片5には、その内面に、離型紙片40が再剥離可能に接着されている。この離型紙片40は閉鎖紙片5から比較的容易に引き剥がすことができると共に、再度接着可能となっている。そして、離型紙片40は、閉鎖紙片5の接着層部26を保護し、その劣化を防ぐ役割を有している。
次に、上述した隠蔽葉書1を使用する方法について説明する。
図2(A)のように、離型シート31の再剥離紙片32を隠蔽紙片3の内面に接着した状態で、該離型シート31の複写用紙片33を本体紙片2の内面上に重ね合わせて、該複写用紙片33の情報記入領域38に所定の秘匿情報を記入する。これにより、本体紙片2の秘匿情報記入領域28に秘匿情報が複写される。その後、離型シート31の再剥離紙片32を、隠蔽紙片3から引き剥がす(図2(B)参照)。ここで、再剥離紙片32は、その離型面(図示省略)を隠蔽紙片3の内面に接着していることから、該隠蔽紙片3の再剥離層部15および接着層部13,14から比較的容易に引き剥がすことができる。
この離型シート31は、隠蔽葉書1から取り外された後に、その再剥離紙片32と複写用紙片33とを折り線34から切断する(図示省略)。そして、複写用紙片33が、その情報記入領域38に秘匿情報が記入されており、送り主の控えとして保管される。
一方、離型シート31を取り外した隠蔽葉書1は、図3(A)のように、開封用折込線11で隠蔽紙片3を折り返して、該隠蔽紙片3の内面と本体紙片2の内面とが対面して重なるように、この両者を重ね合わせる。これにより、隠蔽紙片3の接着層部13,14が、本体紙片2の剥脱部21,22に夫々接着すると共に、隠蔽紙片3の再剥離層部15が、本体紙片2の内面に接着する。ここで、接着層部13,14は、図4(B)のように、その端ダレ領域13b,14bが剥脱部21,22の切り込み線23,24外にはみだして接着しており、内部接着領域13a,14aが切り込み線23,24内に接着している。
上記のように隠蔽紙片3と本体紙片2とを重ね合わせて接着することにより、該本体紙片2の秘匿情報記入領域28を隠蔽している。さらに、閉鎖紙片5の離型紙片40を引き剥がした後に、図3(B)のように、該閉鎖紙片5を折り線12で折り返して、隠蔽紙片3の外面に重ねて接着する。このような手順により、隠蔽葉書1を、本体紙片2の秘匿情報記入領域28を隠蔽した形態(以下、隠蔽形態という)として、郵送できるようにしている。
このように隠蔽葉書1は、その本体紙片2の秘匿情報記入領域28を、隠蔽紙片3により被覆して接着することから、該秘匿情報記入領域28に記入された秘匿情報を保護する効果に優れている。さらに、隠蔽紙片3を閉鎖紙片5により接着することで、該隠蔽紙片3と本体紙片2とが接着した状態で保持する効果を高めていると共に、隠蔽紙片3と本体紙片2とを破がし難くしている。これにより、秘匿情報を保護する効果が一層向上する。また、隠蔽葉書1は、秘匿情報を記入して隠蔽形態にするまでの作業を簡易に実施できるため、比較的短時間で実施でき得る。
この隠蔽葉書1は、受取人に送達された後に開封される。この開封作業としては、隠蔽紙片3の剥がし口部16から開封用折込線11を切断し、さらに、隠蔽紙片3と本体紙片2とを、閉鎖紙片5により接着された側辺の左右に開くようにして引き剥がしていく。ここで、開封用折込線11は、上述したように、略ヘ字形の切り込み線が断続的に連続するプルトップ状の構成であるから、比較的容易に切断することができる。そして、隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がす際には、該隠蔽紙片3の接着層部13,14が本体紙片2の剥脱部21,22と接着しているため、該剥脱部21,22がその紙間部で剥離を生じてむしり取られていく。詳述すれば、接着層部13,14は、上述したように、接着力の弱い端ダレ領域13b,14bが剥脱部21,22の切り込み線23,24外にはみだして接着しており、所望の接着力を有する内部接着領域13a,14aが切り込み線23,24内の剥脱部21,22にのみ接着している(図4(B)参照)。そして、隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がすと、接着層部13,14の、接着力の弱い端ダレ領域13b,14bは、本体紙片2を損傷することなく比較的容易に剥離する。接着層部13,14の内部接着領域13a,14aは、剥脱部21,22と充分に強い接着力により接着していることから、該剥脱部21,22と剥離できず、さらに、切り込み線23,24と近接していることから、剥脱部21,22で紙間剥離を生じて、該剥脱部21,22をむしり取る(図4(C)参照)。このように端ダレ領域13b,14bが剥離し、且つ内部接着領域13a,14aが接着した剥脱部21,22をむしり取ることができるため、本体紙片2の秘匿情報記入領域28を損傷することがない。また、隠蔽紙片3が破れてしまうこともない。そのため、隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がした後に、秘匿情報記入領域28の秘匿情報を正確かつ確実に読み取ることができる。
また、剥脱部21,22は、上記のように、夫々を区画する切り込み横断線25が複数形成されており、切り込み横断線25の近傍で紙間剥離を生じ易くしている。これにより、隠蔽紙片3を引き剥がしていく過程で、剥脱部21,22を一層むしり取り易い。特に、剥脱部21,22には、その両端部が二重線の構成となっていることから、引き剥がす際に剥脱部21,22の端部から良好に剥離できるようにしている。このように、剥脱部21,22を一層むしり取り易くしていることから、引き剥がす際に、本体紙片2の秘匿情報記入領域28を損傷してしまうことを防ぐ効果がさらに高い。
上述したように隠蔽葉書1は、隠蔽形態(図3(B)参照)とした後に、隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がすことにより、図5のように、隠蔽紙片3と本体紙片2とを開き、該本体紙片2の秘匿情報記入領域28を開示する。そして、受取人は、所定の秘匿情報を知得できる。このような手順により、隠蔽葉書1は、隠蔽形態から秘匿情報記入領域28を開示した形態にすることができ、そして、この作業は簡易に実施できるため、比較的短時間で安定して実施することができる。
また、隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がした隠蔽葉書1は、上述したように、秘匿情報記入領域28が損傷することなく安定して開示された状態であるため、所定の読込装置によって、正確かつ迅速に秘匿情報を読み込むことができる。すなわち、上述した従来構成のように、秘匿情報を記入した領域が損傷したり、隠蔽する用紙の断片が前記領域を部分的に被覆した状態となって、これら不具合を作業者が手作業で修正しなければならなくなることが、本実施例の隠蔽葉書1では生じない。そのため、大量に隠蔽葉書1を受け取る場合にあっても、所定の読込装置によって安定して秘匿情報を読み込んで記憶することができ得る。
また、この隠蔽葉書1にあって、その隠蔽紙片3と本体紙片2とを接着して隠蔽形態とした後に秘匿情報記入領域28をみるためには、上述したように、開封用折込線11を切断したり、隠蔽紙片3を引き剥がさなければならず、一旦切断や剥離されると元に戻すことができない。そのため、隠蔽葉書1が開封された場合、その開封したことを明確に知ることができ得る。すなわち、不等に開封されていれば、直ぐにそれを確認することができる。
上述したように、本実施例1の隠蔽葉書1は、隠蔽紙片3を本体紙片2に重ねて接着し、さらに閉鎖紙片5を隠蔽紙片3の外面に接着することにより、隠蔽形態とすることができる。そして、受取人に送達後には、開封用折込線11を切断して隠蔽紙片3を引き剥がすことにより秘匿情報記入領域28を開示して秘匿情報を知得することができる。このように、送達する準備作業と開封作業とを比較的容易に行うことができることから、優れた取扱性を有している。そして、隠蔽紙片3と本体紙片2とは接着してしまうことから、該本体紙片2の秘匿情報を保護する効果も高く、また、開封されれば元に戻すことができないため、開封したことを容易に知ることができる。総じて、この隠蔽葉書1は、優れた取扱性と高いセキュリティ性とを両立して有するものである。
図6は、隠蔽葉書51の、その隠蔽紙片53を本体紙片52に接着する前の状態を示す平面図である。隠蔽紙片53と本体紙片52とは、同じ寸法形状の矩形状を成し、開封用折込線11を介して連成されている。
この隠蔽紙片53にあっては、上述した実施例1と同様に、上下辺に沿って接着層部13,14が設けられている。さらに、開封用折込線11と対向する側辺に沿って接着層部61が設けられている。このように、隠蔽紙片53は、開封用折込線11を除く三辺(上下辺、側辺)に沿って接着層部13,14,61が夫々形成されている。この接着層部13,14,61にあっては、上述した実施例1と同様の、接着力の強い接着剤が塗工されてなるものである。
また、本体紙片52には、隠蔽紙片53を開封用折込線11で折り返して重なり合う部位に、剥脱部21,22,63が設けられている。各剥脱部21,22,63は、ハーフカット状の切り込み線23,24,64により囲繞されている。ここで、接着層部13,14,61は、上述した実施例1と同様に、各断面が中央部で盛り上がった形状となっており、接着力の弱い端ダレ領域13b,14b,61bと充分な接着力を有する内部接着領域13a,14a,61aとから構成されている。そして、各接着層部13,14,61の端ダレ領域13b,14b,61bが、剥脱部21,22,63を形成する切り込み線23,24,64外にはみだして接着され、内部接着領域13a,14a,61aが切り込み線23,24,64内で接着される。
また、各剥脱部21,22,63には、夫々の幅方向に横断する切り込み横断線25,65が複数形成されている。また、この本体紙片52には、剥脱部21,22,63に囲まれた領域に、秘匿情報記入領域28が設けられている。
この実施例2の隠蔽葉書51にあっても、上述した実施例1と同様に、離型シート31(図2参照)が隠蔽紙片53の内面に接着している。
本実施例2の隠蔽葉書51にあっては、隠蔽紙片53に接着層部61を設けると共に、本体紙片52に剥脱部63を設け、実施例1の閉鎖紙片5を設けない構成とした以外は、該実施例1と同じ構成であり、同じ構成要素には同じ符号を記し、その説明を省略している。
上述した隠蔽葉書51は、上述した実施例1と同様に、離型シート31の複写用紙片33の情報記入領域38に所定の秘匿情報を記入することにより、本体紙片2の秘匿情報記入領域28に秘匿情報が複写される。そして、離型シート31を、隠蔽葉書51から引き剥がす。その後、図7(A)のように、隠蔽紙片53を開封用折込線11で折り返して本体紙片52に重ね合わせて接着する。このようにして隠蔽葉書51を隠蔽形態とする。この隠蔽形態では、本体紙片52と隠蔽紙片53とが、その一辺を開封用折込線11とし、他の三辺を接着層部13,14,61により接着していることから、該本体紙片52の秘匿情報記入領域28が隠蔽紙片53により被覆されて保護されている。
隠蔽葉書51が受取人に送達された後には、図7(B)のように、隠蔽紙片53の剥がし口部から開封用折込線11を切断して、該隠蔽紙片53を本体紙片52から引き剥がしていく。これにより、隠蔽紙片53の接着層部13,14,61が本体紙片52の剥脱部21,22,63に夫々接着していることから、各剥脱部21,22,63が紙間剥離してむしり取られる。ここで、接着層部13,14,61の端ダレ領域13b,14b,61bは、剥脱部21,22,63外にはみだして接着されているが、接着力が弱いために比較的容易に剥離できる。そして、充分な接着力を有する内部接着領域13a,14a,61aが剥脱部21,22,63を紙間剥離してむしり取る。このように剥脱部21,22,63がむしり取られることにより、本体紙片52の秘匿情報記入領域28が損傷してしまうことを防ぐ効果を奏する。
また、各剥脱部21,22,63には、上述した実施例1と同様に、切り込み横断線25,65が複数形成されていることから、紙間剥離を生じ易く、前記した秘匿情報記入領域28の損傷を防ぐ効果が一層高い。
本実施例2の隠蔽葉書51は、隠蔽紙片53を本体紙片52から切り離してしまうことにより、該本体紙片52の秘匿情報記入領域28を開示し、秘匿情報を知得することができる。このように、実施例2の隠蔽葉書51にあっても、上述した実施例1と同様に、秘匿情報を記入して隠蔽形態とするまでの準備作業と隠蔽紙片53を引き剥がして秘匿情報記入領域28を開示する作業とを比較的容易に行うことができ、さらに、該秘匿情報記入領域28を損傷することや隠蔽紙片53が破れてしまうことなどを生じない。そのため、所定の読込装置によって、正確かつ迅速に秘匿情報を読み込むことができる。また、隠蔽形態では秘匿情報記入領域28の秘匿情報を保護する効果も高く、さらに、開封されれば元に戻すことができないため、開封確認を容易に得ることができる。総じて、この隠蔽葉書51は、取扱性とセキュリティ性とに優れているという、上述した実施例1と同様の作用効果を奏するものである。
また、実施例1,2の構成にあって、接着層部の接着剤としては、本体紙片の剥脱部で紙間剥離を生じる力に比して強い接着力を有しているものであれば良い。ここで、接着層部の内部接着領域では、前記した充分な接着力を発揮するため、剥脱部を安定して紙間剥離することができる。そして、接着層部の接着力は、紙間剥離する力より強ければよく、紙の強さに応じて適宜設定することができる。尚、上述した従来の特許文献2の構成にあっては、接着層部を接着していない領域をも剥離しなければならないため、接着剤の接着力が、紙間部で剥離を生ずる力を大きく越える力であることが求められている。これに対して、本発明にかかる構成にあっては、接着層部の内部接着領域と接着する剥脱部を紙間剥離させればよいため、前記従来構成に比して、接着力の低い接着剤により接着層部を形成することが可能であり、材料コストを低減できると共に、取扱性も向上する。
本発明は、上述した実施例の構成に限定されるものでなく、本発明の範囲内で適宜変更することは勿論可能である。例えば、隠蔽葉書だけでなく、所定の秘匿情報を隠蔽して保護するための帳票などにも適用可能である。
実施例1にかかる隠蔽葉書1の、本体紙片2と隠蔽紙片3とを接着する前の状態を示す平面図である。 (A)隠蔽葉書1に離型シート31を貼り付けた状態と、(B)離型シート31を剥がした状態とを示す説明図である。 (A)隠蔽紙片3を折り返して本体紙片2に接着した状態と、(B)閉鎖紙片5を折り返して隠蔽紙片3の外面に接着した隠蔽状態とを示す説明図である。 (A)隠蔽紙片3と本体紙片2とを対面した状態と、(B)隠蔽紙片3と本体紙片2とを接着した状態と、(C)隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がした状態とにおける、接着層部13,14と剥脱部21,22との関係を説明する部分拡大図である。 隠蔽紙片3と本体紙片2とを引き剥がして、秘匿情報記入領域28を開示した状態を示す斜視図である。 実施例1にかかる隠蔽葉書1の、本体紙片2と隠蔽紙片3とを接着する前の状態を示す平面図である。 (A)隠蔽紙片53を折り返して本体紙片52に接着した隠蔽状態と、(B)隠蔽紙片53を本体紙片52から引き剥がした状態とを示す説明図である。
符号の説明
1,51 隠蔽葉書
2,52 本体紙片
3,53 隠蔽紙片
5 閉鎖紙片
11 開封用折込線
12 折り線
13,14,61 接着層部
13a,14a,61a 内部接着領域
13b,14b,61b 端ダレ領域
16 剥がし口部
21,22,63 剥脱部
23,24,64 切り込み線
25,65 切り込み横断線
28 秘匿情報記入領域

Claims (4)

  1. 秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域が設けられた矩形状の本体紙片と、折り込み可能かつ切断可能な開封用折込線を介して本体紙片に連成された、該開封用折込線で折り返すことにより本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆する矩形状の隠蔽紙片とを備えてなるものであって、
    前記開封用折込線と対向する本体紙片の側辺に折り線を介して連成されて、開封用折込線で折り返された隠蔽紙片の外面に接着される閉鎖紙片と、
    隠蔽紙片の内面に、開封用折込線と対向しない該隠蔽紙片の上下辺に沿って夫々形成された、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域から外方へ延出した端ダレ領域とからなる帯状の接着層部と、
    本体紙片の、隠蔽紙片の各接着層部と重なり合う部位に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞されて形成された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部と
    を備えてなるものであることを特徴とする情報隠蔽帳票。
  2. 秘匿情報を記入するための秘匿情報記入領域が設けられた矩形状の本体紙片と、折り込み可能かつ切断可能な開封用折込線を介して本体紙片に連成された、該開封用折込線で折り返すことにより本体紙片の秘匿情報記入領域を被覆する矩形状の隠蔽紙片とを備えてなるものであって、
    隠蔽紙片の、秘匿情報記入領域を被覆する内面に、開封用折込線を除く該隠蔽紙片の三辺に沿って夫々形成された、所定層厚みの内部接着領域と該内部接着領域から外方へ延出した端ダレ領域とからなる帯状の接着層部と、
    本体紙片の、隠蔽紙片の各接着層部と重なり合う部位に、ハーフカット状の切り込み線により囲繞されて形成された、各接着層部の端ダレ領域を該切り込み線外にはみだして接着して内部接着領域と接着する剥脱部と
    を備えてなるものであることを特徴とする情報隠蔽帳票。
  3. 本体紙片に形成された剥脱部に、その幅方向に横断するハーフカット状の切り込み横断線が一又は複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報隠蔽帳票。
  4. 隠蔽紙片は、その上下辺の少なくとも一方と開封用折込線とが連なる角端に、開封用の剥がし口部を備えると共に、該剥がし口部が設けられた上下辺に沿って形成された接着層部を、前記剥がし口部から所定間隔をおいて形成してなるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報隠蔽帳票。
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