JP2009084400A - 近赤外線吸収性粘着剤組成物及び多層光学フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の成分(A)、(B1)および(D)(A)(a−1)〜(a−3)を重合してなる、重量平均分子量120万〜200万のアクリル系ポリマー (a−1)(メタ)アクリル酸アルキルエステル 82〜98質量部、 (a−2)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマー 2〜8質量部、 (a−3)上記(a−1)及び/又は(a−2)と共重合可能なその他のモノマー 0〜10質量部(B1)25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が0.6mg以上であるジイモニウム系色素(D)ネオンカット色素を特定の割合で含有することを特徴とする近赤外線吸収性粘着剤組成物及び該組成物から得られる粘着剤層を有する多層光学フィルム。
【選択図】なし
Description
(A)(a−1)ないし(a−3)を重合してなる、重量平均分子量120万〜200
万のアクリル系ポリマー
(a−1)(メタ)アクリル酸アルキルエステル 82〜98質量%、
(a−2)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマー 2〜8質量%、
(a−3)上記(a−1)及び/又は(a−2)と共重合可能なその他のモノマー
0〜10質量%
(B1)25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が0.6mg以上であるジイモ
ニウム系色素
(D)ネオンカット色素
を含有し、成分(A)100質量部に対する成分(B1)の含有量が1〜10質量部、成分(D)の含有量が0.001〜0.1質量部であることを特徴とする近赤外線吸収性粘着剤組成物である。
本発明の近赤外線吸収性粘着組成物に含まれるアクリル系ポリマー(成分(A))は、その重量平均分子量が120万〜200万のもので、モノマー(a−1)である(メタ)アクリル酸アルキルエステル82〜98質量%、モノマー(a−2)である水酸基含有モノマー2〜8質量%及びモノマー(a−3)である、上記(a−1)及び/又は(a−2)と共重合可能なその他のモノマー0〜10質量%を重合してなるポリマーである。
1/Tg=Wa/Tga+Wb/Tgb+・・・ (1)
Tg: 共重合体のガラス転移温度
Tga,Tgb,・・・: 単量体a、単量体b・・・のホモポリマーの
ガラス転移温度
Wa,Wb・・・: 単量体a、単量体b・・・の重量分率
本発明の近赤外線吸収性粘着組成物に含まれる近赤外線吸収色素(成分(B))は、800nm〜1100nmに極大吸収波長を有する色素であればよく、その例としてジイモニウム系色素(B1)およびフタロシアニン系色素(B2)が挙げられる。この両者を単独或いは2種以上を組み合わせて使用しても良い。このうち、ジイモニウム系色素(B1)が好ましく、本発明ではジイモニウム系色素(B1)を必須成分とする。
で表される化合物が挙げられる。
これらの陰イオンのうち、過塩素酸イオン、ヨウ素イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ヘキサフルオロアンチモン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸イオン等が好ましく、特にヘキサフルオロアンチモン酸イオン、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸イオンが溶解性及び熱安定性に最も優れるため好ましい。
本発明の近赤外線吸収性粘着剤組成物には、さらに成分(C)として硬化剤を含んでいてもよい。硬化剤(成分(C))としては、例えば、イソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤、金属キレート硬化剤等が挙げられる。中でも、イソシアネート系硬化剤が好ましく、特にイソシアネート系硬化剤と金属キレート硬化剤を併用することが好ましい。
本発明の近赤外線吸収性粘着剤組成物には、成分(D)としてネオンカット色素が配合される。プラズマディスプレイは、600nm付近を中心とするいわゆるネオンオレンジ光を発光し、赤色にオレンジ色が混ざり鮮やかな赤色が得られない欠点がある。しかし、ネオンカット色素を含有させることにより、上記の問題が解決できる。
本発明の多層光学フィルムにおいて使用される電磁波シールド材は、プラズマディスプレイからでる電磁波を遮断するものであれば特に限定はなく、それらの作成方法も特に制限を受けない。例えば、電磁波シールド材は、透明な導電フィルムであり、透明性樹脂基材(プラスチックフィルム)に金属、金属酸化物、金属塩等の薄膜を蒸着したものが用いられる。導電フィルムの面抵抗が低いほど、電磁波の吸収能は高いが、逆に蒸着層が厚くなると可視光透過率は低下する。また、スクリーン印刷等で導電性の塗料をメッシュ状に印刷したものや、透明性樹脂基材(プラスチックフィルム)に導電性金属を張り合わせこれをエッチング等により導電性金属をメッシュ状に形成したものも使用できる。
本発明の多層光学フィルムにおいて使用される透明性樹脂基材の基材樹脂としては、耐熱性が高く、透明であり、該基材上に該透明多孔質層を形成し得るものであれば特に限定はない。
184 チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−1−フェニル−プロパン−1−オン等を添加することにより、充分な硬化被膜を得ることができる。その他、ベンゾイン、ベンゾイン誘導体、ベンゾフェノン、ベンゾフェノン誘導体、チオキサントン、チオキサントン、チオキサントン誘導体、ベンジルジメチルケタール、α−アミノアルキルフェノン、モノアシルホスフィンオキサイド、ビスアシルホスフィンオキサイド、アルクルフェニルグリオキシレート、ジエトキシアセトフェノン、チタノセン化合物等の光重合開始剤も使用できる。
本発明で用いられる導電性ペーストは、粒子状酸化銀、三級脂肪酸銀及び溶媒を含むものである。この導電性ペーストに含まれる粒子状酸化銀の平均粒径は2μm以下であり、これよりも大きい粒径の酸化銀を用いる場合には、導電性ペーストの製造過程(混練工程、合成工程等)でその平均粒径を2μm以下とすればよい。平均粒径は、200〜500nmがより好ましい。平均粒径が2μm以下の粒子状銀化合物を用いると、スクリーン版のメッシュの通過が容易となり、透明多孔質層に印刷された細線の断線や滲みが抑制されるとともに、より低い温度で酸化銀の還元及び三級脂肪酸銀の熱分解が起こり好ましい。
本発明の多層光学フィルムにおける電磁波シールド材は、上記の導電性ペーストを、透明性樹脂基材の透明多孔質層面上にスクリーン印刷した後、加熱処理して製造される。そして前記した特定の導電性ペーストを所定の透明多孔質層上にスクリーン印刷することにより細線の断線や滲みがほとんどないパターン導電部として電磁波シールド材が形成される。
R=Rs×(P/W)
Rs=ρv/t
R:導電性パターンを有するシールド材の表面抵抗値(Ω/□)
Rs:導電性ペーストの表面抵抗値(Ω/□)
ρv:導電性ペーストの体積固有抵抗(Ω・cm)
t:導電性ペーストの膜厚
P:格子状又は網目状パターンの間隔(ピッチ)
W:格子状又は網目状パターンの線幅
本発明の多層光学フィルムは、近赤外線吸収性粘着剤層、反射防止層、電磁波シールド層並びに透明性樹脂基材等の機能性層を有している。上記した典型的な機能性層以外に、例えば、紫外線による色素の劣化を防ぎ耐光性を改善するための紫外線吸収層、耐擦傷性機能を与えるハードコート層もしくは自己修復性を有する層、又は最表面の汚れを防止するための防汚層、それぞれの層を積層させるための粘着もしくは接着層等が挙げられる。
(1)反射防止層/透明性樹脂基材/電磁波シールド層/近赤外線吸収性粘着剤層、
(2)反射防止層/透明性樹脂基材/近赤外線吸収性粘着剤層/電磁波シールド層/透明性樹脂基材、
(3)反射防止層/透明性樹脂基材/近赤外線吸収性粘着剤層/透明性樹脂基材/電磁波シールド層
などのような順で積層、構成された多層光学フィルムが挙げられる。中でも、反射防止層/透明性樹脂基材/電磁波シールド層/近赤外線吸収性粘着剤層の順に積層された多層光学フィルムが好ましい。
アクリルポリマーの重量平均分子量(Mw)は、標準ポリスチレン換算によるゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求めた。
測定条件:
装 置:HLC−8120(東ソー(株)製)
カラム:G7000HXL(東ソー(株)製)
GMHXL(東ソー(株)製)
G2500HXL(東ソー(株)製)
サンプル濃度:1.5mg/ml(テトラヒドロフランで希釈)
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流 速:1.0ml/min
カラム温度:40℃
n−ブチルアクリレート(BA)95.0質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)5質量部、酢酸エチル100質量部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2質量部を反応容器に入れ、この反応容器内の空気を窒素ガスで置換した後、撹拌下に窒素雰囲気中で、この反応容器を60℃に昇温させ、4時間反応させた。次いで、酢酸エチル100質量部を添加し、さらに60℃で6時間反応させた。反応後、メチルエチルケトン200質量部を添加、希釈し、アクリルポリマーA溶液(重量平均分子量150万、ガラス転移温度−52℃)を得た。
組成の一部を表1のように変更した以外は、製造例1と同様にして、アクリルポリマーB〜J溶液を得た。
アクリル系ポリマーA溶液の固形分100質量部に対して、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド酸のジインモニウム塩(日本カーリット製ASB、25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が65.4mg)2.5質量部、テトラアゾポリフィリン化合物(山田化学工業製TAP−2)を0.2質量部、イソシアネート系硬化剤(綜研化学製、L−45)0.2質量部、金属キレート硬化剤(綜研化学製 M−12AT)0.05質量部を添加して粘着剤組成物を調製した。それにメチルエチルケトン(MEK)を添加して、ホモジナイザーに投入して10000rpm、10分間攪拌をし、固形分濃度10%の粘着組成物を得た。
組成の一部を表2のように変更した以外は実施例1と同様にして近赤外線吸収粘着シートを得た。
ジイモニウム系色素2.5質量部と含フッ素フタロシアニン系色素(日本触媒イーエエックスカラーIRー12)0.75質量部を加えること以外は、実施例1と同様にして近赤外線吸収性粘着シートを得た。
25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が1.1mgのフェニレンジインモニウム系ヘキサフルオロアンチモン酸塩(日本化薬製IRG022)を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。
ジイモニウム系色素0.8質量部とした以外は、実施例1と同様に実施した。
25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が0.5mgのジイモニウム系色素を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。
上記実施例1〜8、及び比較例1〜6で得られた粘着シートの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥がし、スライドガラス上に貼着させ、もう一方の剥離性基材S−71(帝人株式会社製)を剥がしそれぞれ試験片を作成した。この試験片について耐久性試験を行った。
日本電飾製NDH−2000を使用して、JIS−K−6782の方法に従って全光線透過率及びヘイズ値を測定した。
分光光度計(日本分光 V670)を用いて、300nm〜1600nmの透過率を測定し590nm、850nm及び950nmの各透過率を測定した。
試験片の色目の変化、層間の浮き等の外観変化を目視で確認した。評価の方法は下記の通り。
○:色目の変化や、粘着剤層の浮き、ハガレは確認できなかった。
×:色目の変化や色素の析出が見られた。
電磁波シールド材の作製(1)
反射防止フィルム(日本油脂製リアルックL7800)が貼着されたポリエチレンテレフタレート透明基材の該反射防止フィルムと反対面に、アルミナ膜の透明多孔質層(層厚さ20μm)を形成し、スクリーン印刷機(ニューロング精密工業社製)により導電性ペースト(藤倉化成社製、商品名「ドータイトXA−9080」)を用いて、格子状のパターンのスクリーン印刷を行った。スクリーン版は、直径18μmのステンレスワイヤで織られた500メッシュのステンレス紗に線幅20μ、模様ピッチ250μm、開口率84.6%の格子状乳剤パターンを設けたスクリーン版(中沼アートスクリーン社製)を用いた。
電磁波シールド材の作製(2)
反射防止フィルムを有しない透明樹脂基材として、厚さ125μmのポリエチレンテレフタレート(東洋紡製 商品名A4300)を用い、易接着面にアルミナ膜の透明多孔層を形成し、上記と同様に電磁波シールド材C2を製造した。
多層光学フィルムの作製(1)
まず、製造例7で得た電磁波シールド材C1と、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートとをラミネート機により貼り合わせた。具体的には、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥離して、電磁波シールド材C1の電磁波シールドメッシュが形成されている面と貼り合わせ、多層光学フィルムを作製した(図2の(1)を参照)。
多層光学フィルムの作製(2)
まず、製造例8で得た電磁波シールド材C2と、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートとをラミネート機により貼り合わせた。具体的には、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥離して、電磁波シールド材C2の電磁波シールドメッシュが形成されている面と貼り合わせた。
多層光学フィルムの作製(3)
まず、製造例8で得た電磁波シールド材C2と、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートとをラミネート機により貼り合わせた。具体的には、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥離して、電磁波シールド材C2の電磁波シールドメッシュが形成されている反対面と貼り合わせた。次に、実施例1の近赤外線吸収性粘着シートの離性基材S−71(帝人株式会社製)を剥離して、日本油脂製の反射防止フィルムL7800(ポリエステルフィルム基材)のポリエステルフィルム側にラミネート機を用いて貼り合わせ、多層光学フィルムを得た(図2の(3)を参照)。
多層光学フィルムの作製(4)
アクリル系ポリマーA溶液の固形分100質量部に対して、芳香族ジイモニウム化合物(日本カーリット製ASB、25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が65.4mg)2.5質量部、ネオンカット色素(山田化学工業製TAP−2)を0.2質量部、イソシアネート系硬化剤(綜研化学製、L−45)0.2質量部、金属キレート硬化剤(綜研化学製 M−12AT)0.05質量部を添加して粘着剤組成物を調製した。それにメチルエチルケトン(MEK)を添加して、ホモジナイザーに投入して10000rpm、10分間攪拌をし、固形分濃度10%の粘着組成物を得た。
多層光学フィルムの作製(5)
製造例7で得た電磁波シールド材C1と、比較例4の近赤外線吸収性粘着シートとをラミネート機により貼り合わせて、多層光学フィルムを作製した。具体的には、比較例4の近赤外線吸収性粘着シートの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥離して、電磁波シールド材C1の電磁波シールドメッシュが形成されている面と貼り合わせた(図2の(1)を参照)。
上記実施例9〜12及び比較例7で得られた多層光学フィルムの剥離性基材A−31(帝人株式会社製)を剥がし、スライドガラス上に貼着させ、それぞれ試験片を作成した。この試験片について前記試験例1の試験及び下記の試験を行った。全光線透過率、ヘイズ、電気抵抗値および外観の試験結果を表4に、透過率についての結果を表5に示す。
多層光学フィルム7cm×5cmの内、両端1cm幅にメッシュ面が露出するように作製し、両端、1cm×5cmの幅に銀ペーストを塗布して乾燥し、両端部に電極を作製した(図3を参照)。その両端をクリップにて鋏み、電気抵抗値を測定した。測定器(YOKOGAWA DEGITAL MULTIMETER)を用いて測定した。
Claims (11)
- 次の成分(A)、(B1)および(D)
(A)(a−1)ないし(a−3)を重合してなる、重量平均分子量120万〜200
万のアクリル系ポリマー
(a−1)(メタ)アクリル酸アルキルエステル 82〜98質量%、
(a−2)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマー 2〜8質量%、
(a−3)上記(a−1)及び/又は(a−2)と共重合可能なその他のモノマー
0〜10質量%
(B1)25℃における酢酸エチル1gに対する溶解度が0.6mg以上であるジイモ
ニウム系色素
(D)ネオンカット色素
を含有し、成分(A)100質量部に対する成分(B1)の含有量が1〜10質量部、成分(D)の含有量が0.001〜0.1質量部であることを特徴とする近赤外線吸収性粘着剤組成物。 - 成分(A)100質量部に対して、さらに、イソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤及び金属キレート硬化剤からなる群より選ばれる少なくとも1種の硬化剤を0.001〜10質量部含む請求項1に記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物。
- 更にフタロシアニン系色素を含み、このフタロシアニン系色素は、成分(B1)との合計量で、成分(A)100質量部に対し、1〜10質量部である請求項1又は2のいずれかに記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物。
- 成分(D)がシアニン系色素、スクアリリウム系色素、ポルフィリン系色素又はインドール系化合物色素である請求項1〜3のいずれかに記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物より得られる粘着剤層が基材フィルム上に形成されていることを特徴とする粘着フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物より得られる粘着剤層が基材フィルム上に形成されていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用光学フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の近赤外線吸収性粘着剤組成物より得られる近赤外線吸収性粘着剤層、反射防止層、電磁波シールド層並びに透明性樹脂基材を含む多層光学フィルム。
- 透明性樹脂基材の一方の面に透明多孔質層を有し、該透明多孔質層面上に幾何学パターンの導電部が電磁波シールド層として設けられてなる請求項7に記載の多層光学フィルム。
- 電磁波シールド層が、該透明性樹脂基材の透明多孔質層面に、粒子状酸化銀、三級脂肪酸銀及び溶媒を含む導電性ペーストを幾何学パターンにスクリーン印刷した後、該印刷された透明性樹脂基材を加熱処理して得られる層である請求項7に記載の多層光学フィルム。
- 透明性樹脂基材の電磁波シールド層と反対の面に反射防止層を有する請求項7に記載の多層光学フィルム。
- 多層光学フィルムの層構成が、次の(1)ないし(3)の何れかに記載の順に積層されてなる請求項7に記載の多層光学フィルム。
(1)反射防止層/透明性樹脂基材/電磁波シールド層/近赤外線吸収性粘着剤層、
(2)反射防止層/透明性樹脂基材/近赤外線吸収性粘着剤層/電磁波シールド層/透明性樹脂基材、
(3)反射防止層/透明性樹脂基材/近赤外線吸収性粘着剤層/透明性樹脂基材/電磁波シールド層
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