JP2009083720A - ラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及びラジエターグリルへの車載カメラ取付構造 - Google Patents

ラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及びラジエターグリルへの車載カメラ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 1種類の成形型による1種類のラジエターグリルでカメラを設置しないタイプと設置するタイプのラジエターグリルとして共用することができ、これにより、コストの低減化が可能なラジエターグリルへの車載カメラ取付構造の提供。
【解決手段】 エンブレム取付座11の下部からラジエターグリル1にかけて車載カメラ取付用の開口部12を後加工し、エンブレム取付座11の外面と開口部12を覆うと共にエンブレム6を取付可能なフィニッシャ2のラジエターグリル1の開口部12を覆う部分に形成された孔22aからレンズ31を覗かせた状態で車両後方側から車載カメラ3を取り付け、フィニッシャ2をエンブレム取付座11に取り付け、フィニッシャ2にエンブレム6を取り付けるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンブレムを取り付け可能なエンブレム取付座が一体に形成されたラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及びラジエターグリルへの車載カメラ取付構造に関する。
従来より、ラジエターグリルにカメラを設置し、車載ナビゲーションシステムと連動し、運転席に設けられた画面に車両前方の死角を表示することで、運転席から容易に視認できるようにした装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−199837号公報
しかしながら、既存ラジエターグリル本体にカメラを取り付けるには、既存ラジエターグリルの成形型改造規模が大きく、カメラを設置しないタイプと設置するタイプの2種類の成形型が必要で、コストが高く付くという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、1種類の成形型による1種類のラジエターグリルでカメラを設置しないタイプと設置するタイプのラジエターグリルとして共用することができ、これにより、コストの低減化が可能なラジエターグリルへの車載カメラ取付構造を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付方法は、エンブレム取付座の下部から前記ラジエターグリルの下部にかけて前記車載カメラ取付用の開口部を後加工し、前記エンブレム取付座の外面と前記開口部を覆うと共に前記エンブレムを取り付け可能なフィニッシャの前記ラジエターグリルの開口部を覆う部分に形成された孔からレンズを覗かせた状態で前記フィニッシャの車両後方側から前記車載カメラを取り付け、前記フィニッシャを前記エンブレム取付座に取り付け、前記フィニッシャに前記エンブレムを取り付けることを特徴とする手段とした。
本願請求項2に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造は、エンブレムを取り付け可能なエンブレム取付座がラジエターグリルと一体に形成されたラジエターグリルへの車載カメラ取付構造であって、前記エンブレム取付座の下部から前記ラジエターグリルの下部にかけて前記車載カメラ取付用の開口部が形成され、前記エンブレム取付座の外面と前記開口部を覆うと共に前記エンブレムを取り付け可能なフィニッシャが設けられ、このフィニッシャの前記ラジエターグリルの開口部を覆う部分にレンズ配設孔が形成され、このレンズ配設孔からレンズを覗かせた状態で前記フィニッシャにこのフィニッシャの車両後方側から前記車載カメラが取り付けられ、前記フィニッシャが前記エンブレム取付座に取り付けられ、前記フィニッシャに前記エンブレムが取り付けられていることを特徴とする手段とした。
本発明のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造では、上述のように、エンブレム取付座の下部からラジエターグリルの下部にかけて車載カメラ取付用の開口部を後加工し、エンブレム取付座の外面と開口部を覆うと共にエンブレムを取付可能なフィニッシャのラジエターグリルの開口部を覆う部分に形成された孔からレンズを覗かせた状態で車両後方側から車載カメラを取り付け、フィニッシャをエンブレム取付座に取り付け、フィニッシャにエンブレムを取り付けるようにしたことで、ラジエターグリルにカメラを設置することができるだけでなく、ラジエターグリルに車載カメラ取付用の開口部を後加工することなしに、エンブレム取付座に対しエンブレムを付けることで、カメラを設置しないタイプにも対応させることができる。
従って、1種類の成形型による1種類のラジエターグリルでカメラを設置しないタイプと設置するタイプのラジエターグリルとして共用することができ、これにより、コストの低減化が可能になるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及び取付構造は、請求項1〜6に記載の発明に対応する。
図1はこの実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造を示す車両前方からの分解斜視図、図2はフィニッシャに対する車載カメラの取り付け構造を部分を示す分解斜視図、図3は実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造を示す要部の正面図、図4は図3のA−A線における断面図、図5は図3のB−B線における断面図、図6は図3のC−C線における断面図、図7は図3のD−D線における断面図である。
この実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造は、ラジエターグリル1と、フィニッシャ2と、車載カメラ3と、車載カメラ取り付け用ブラケット4と、フィニッシャ取付用ブラケット5と、エンブレム6と、を備えている。
さらに詳述すると、図1、2に示すように、上記ラジエターグリル1はその車両前面中央部にエンブレム6を取り付け可能なエンブレム取付座11が樹脂で一体に成形されている。即ち、このエンブレム取付座11の左右及び上下4カ所には上記エンブレム6の取り付け面側6aに備えた各係合爪61(図4、5参照)を差し込んで弾性係合させる係合孔11aが備えられている。
この係合孔11aはラジエターグリル1の樹脂成形時には左右及び上下4カ所に備えられているが、車載カメラ取付用の開口部12を後加工すると、下方の係合孔部分が切り取られた状態になる。
上記フィニッシャ2は、エンブレム取付座11の外面11dを車両前方側から覆う本体部21と、該エンブレム取付座11の下部11cからラジエターグリル1の下部1aに位置する後述の横桟13の一部にかけて、ラジエターグリル1の成形後の後加工によって切り取られて形成された車載カメラ取付用の開口部12を覆うカメラ取付部22とが一体に形成され、上記本体部21の車両前方面21cに上記エンブレム6が取り付けられると共に、上記カメラ取付部22の裏面となる車両後方面22bに上記車載カメラ3が取り付けられるようになっている。そして、図4、5にも係合状態を示すように、本体部21の左右及び上下4カ所にエンブレム6の取り付け面側6aに備えた係合爪61を差し込んで弾性係合させる係合孔21a、及び、左右と上の3カ所にエンブレム取付座11に対する位置決め用リブ21bが備えられている。
カメラ取付用ブラケット4には、複数、すなわち、2つの位置決め用ボス孔41が形成されている。上記位置決め用ボス23に対し位置決め用ボス孔41が挿入され、装着した状態で上記取り付け用ボス24に対し車載カメラ取付用ブラケット4をねじ止めすることにより、上記フィニッシャ2に対して車載カメラ3が取り付けられている。
この車載カメラ3は、図2、4に示すように、上記車載カメラ取付用ブラケット4に組み付けられていて、この車載カメラ取付用ブラケット4をフィニッシャ2のカメラ取付部22の車両後方面22bに取り付けている。このように取り付けることにより、フィニッシャ2のラジエターグリル1の開口部12を覆う部分、すなわち、カメラ取付部22に形成されたレンズ配設孔22aからレンズ31を覗かせた状態で車載カメラ3が取り付けられるようになっている。
そして、図2、4、6に示すように、フィニッシャ2の車両後方側に車載カメラ3が取り付けられた車載カメラ取付用ブラケット4が配置されている。
また、フィニッシャ2には、フィニッシャ2の裏面となる車両後方面、すなわち、フィニッシャ2の本体部21の車両後方面21dとカメラ取付部22の車両後方面22bから、それぞれ車両後方側に突出して一体に成形された複数、すなわち、2本の位置決め用ボス23と、複数、すなわち、3カ所に取付用ボス24が形成されている。
一方、このようにして、車載カメラ3がフィニッシャ2の車両後方側からフィニッシャ2に取り付けられている。さらに、フィニッシャ2に対する車載カメラ取付用ブラケット4の取り付けを詳しく述べると、図2、4、6に示すように、フィニッシャ2に一体に樹脂成形された上下2本の位置決め用ボス23を車載カメラ取り付け用ブラケット4に形成された位置決め用ボス孔41に差し込み装着した状態で、フィニッシャ2に形成された3カ所の取付用ボス24に対し車載カメラ取付用ブラケット4をねじ42でねじ止めすることによりフィニッシャ2に対し車載カメラ3が位置決めされた状態で取り付けられるようになっている。
なお、3本のねじ42のうちの1本は、図4に示すように、フィニッシャ2をエンブレム取付座11に取り付ける際に、フィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2に形成された取付用ボス24との間に車載カメラ取付用ブラケット4を挟んでフィニッシャ取付用ブラケット5に、フィニッシャ2と車載カメラ取付用ブラケット4をねじ42で共締めすることにより、フィニッシャ2と車載カメラ取付用ブラケット4とフィニッシャ取付用ブラケット5の三者を一体にねじ結合させるようになっている。
以上のように車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2には、図1、4、5、7に示すように、該フィニッシャ2に車体後方に突出して形成された左右と下の3カ所に取付用ボス25が一体に設けられている。
このフィニッシャ2に形成された取付用ボス25のうちの左右2カ所については、エンブレム取付座11の左右2カ所に後加工により形成されたねじ挿通孔11bに挿通されたねじ26を介してエンブレム取付座11に取り付けられている。
また、図1に一点鎖線で示されているように、前記取付用ボス25の残りの下1カ所については直接にフィニッシャ取付用ブラケット5に対してねじ26で取り付けられている。即ち、この実施例では、ラジエターグリル1の車両後方側から当てた上記フィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間にエンブレム取付座11を挟んだ状態で該フィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間をねじ結合することにより車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2がラジエターグリル1に対して取り付けられるようになっている。
また、図1、2、5に示すように、エンブレム取付座11に設定されたエンブレム取り付け用差し込み係合孔11aにフィニッシャ2に一体に形成された位置決め用リブ21bを差し込むことによりエンブレム取付座11に対するフィニッシャ2の位置決めがなされるように構成されている。
以上のようにして、フィニッシャ2がエンブレム取付座11に取り付けられ、フィニッシャ2にエンブレム6が取り付けられている。
また、上記エンブレム6は、リング状に形成された円形部6bと、この円形部6bの中央を車幅方向い横断して円形部6bの外に突出し、上下方向に所定の幅を有するプレート状に形成された矩形部6cとから形成されている。
また、上記エンブレム6は、所定の板厚を有し、角に丸味をもって形成されている。
また、上記エンブレム取付座11及び上記フィニッシャ2は、エンブレム6の円形部6b、矩形部6cの正面形状に略一致した正面形状を成している。
一方、上記ラジエターグリル1は、上枠部15a、側枠部15b、15c、下枠部15dから略四角形状の枠15に形成され、枠15内に、車幅方向に延在する横桟13と、上下方向に延在する縦桟14とが、枠1と一体に形成され、横桟13と横桟13、縦桟14と縦桟14と、枠15と横桟13、枠15と縦桟14のそれぞれの間は、間隔を置いて格子状に設けられている。この間隔が空気取入口16を形成している。
また、1bは、上枠部15aから車両後方に向かって延在したラジエターグリル1の車体取付部であり、下枠部15dにも車体取付部(図示せず)が形成されている。
上記横桟13は、上記エンブレム取付座11の外周面11eと接し、一体に形成され、横桟3の側断面が略U字状に形成されている。
上記フィニッシャ2の本体部21は、エンブレム取付座11の外周面11eと車両前方面11fから成る外面11dを、車両前方側から覆うように車両前方面11f側を底とする有底の円筒形状に形成されている。
フィニッシャ2の本体部21及びカメラ取付部22には、それぞれ側壁21f、22cが形成され、この側壁21f、22cには上記横桟13の表面13aの形状に一致し、略U字形をした切欠部21e、22dが形成されている。
この切欠部21e、22dは、フィニッシャ2をエンブレム取付座11へ取り付ける時に、横桟13に嵌る。
このように、フィニッシャ2の本体部21、カメラ取付部22の側壁21f、22cに切欠部21e、22dが形成されているため、ラジエターグリル1に横桟13が設けられていても、容易かつ見栄え良くフィニッシャ2をエンブレム取付座11に取り付けることができる。これにより、車載カメラ3も容易かつ見栄え良くラジエターグリル1に設けることができる。
次に、実施例の作用・効果について説明する。
この実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付方法及び取付構造では、上述のように、エンブレム取付座11の下部11cからラジエターグリル1の下部にかけて車載カメラ取付用の開口部12を後加工して切り取り、エンブレム取付座11の外面11dと開口部12を覆うと共にエンブレム6を取付可能なフィニッシャ2のラジエターグリル2の開口部12を覆う部分に形成されたレンズ配置孔22aからレンズ31を覗かせた状態で車両後方側から車載カメラ3を取り付け、フィニッシャ2をエンブレム取付座11に取り付け、フィニッシャ2にエンブレム6を取り付けるようにしたことで、ラジエターグリル1にカメラを設置することができるだけでなく、エンブレム取付座11にはエンブレム6の取り付け面側6aに備えた各係合爪61を差し込んで弾性係合させる係合孔11aが備えられているため、ラジエターグリル1に車載カメラ取付用の開口部12を後加工することなしに、エンブレム取付座11に対しエンブレム6を付けることで、カメラを設置しないタイプにも対応させることができる。
従って、1種類の成形型による1種類のラジエターグリル1でカメラを設置しないタイプと設置するタイプのラジエターグリル1として共用することができ、これにより、コストの低減を図ることが可能になるという効果が得られる。
また、フィニッシャ2がエンブレム取付座11の外面11dを覆うことで、デザイン性を悪化させることもない。
また、ラジエターグリル1の開口部12を覆うカメラ取付部22に形成されたレンズ配設孔22aからレンズ31を覗かせた状態で車載カメラ3が取り付けられる構成としたことで、車載カメラ3をラジエターグリル1の先方に張り出させて良好な視認性を確保できると共に、フィニッシャ2のカメラ取付部22に形成された孔22aから車載カメラ3のレンズ31が見えているだけであるため、見栄えをよくすることができるようになる。
また、フィニッシャ2に一体に樹脂成形された上下2本の位置決め用ボス23を車載カメラ取り付け用ブラケット4に形成された位置決め用ボス孔41に差し込み装着した状態で、フィニッシャ2に形成された3カ所の取付用ボス24に対し車載カメラ取付用ブラケット4をねじ42でねじ止めすることによりフィニッシャ2に対し車載カメラ3を位置決めした状態で取り付けることができ、これにより、フィニッシャ2に対する車載カメラ3の取付精度の向上が図れるようになる。
また、車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2は、エンブレム取付座11の左右2カ所に後加工されたねじ挿通孔11bを介して該エンブレム取付座11に取り付けられることにより、ラジエターグリル1に車載カメラ3を組み付けた状態で工場の車両組み付けラインに供給することができるようになる。
また、ラジエターグリル1の車両後方側から当てたフィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間にエンブレム取付座11を挟んだ状態で該フィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間をねじ結合することにより車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2をラジエターグリル1に対して取り付けるようにしたことで、ラジエターグリル1に対する車載カメラ3が組み込まれたフィニッシャ2の取付強度を高めることができるようになる。
また、エンブレム取付座11に設定されたエンブレム取り付け用差し込み係合孔11aにフィニッシャ2に一体に形成された位置決め用リブ21bを差し込むことによりエンブレム取付座11に対するフィニッシャ2の位置決めがなされるようにしたことで、エンブレム取付座11に対する車載カメラ3の取付精度の向上が図れるようになる。
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、ラジエターグリル1の車両後方側から当てたフィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間にエンブレム取付座11を挟んだ状態で該フィニッシャ取付用ブラケット5とフィニッシャ2との間をねじ結合することにより車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2をラジエターグリル1に対して取り付けるようにしたが、フィニッシャ2をエンブレム取付座11に対し直接ねじ結合させるようにしてもよい。
また、実施例では、車載カメラ3が取り付けられたフィニッシャ2取り付けのために、エンブレム取付座11の左右2カ所にねじ挿通孔11bを後加工するようにしたが、このねじ挿通孔11b部分はエンブレム6で隠れるため、ラジエターグリル1の成形時に開けておいてもよい。
また、実施例では、エンブレム取付座11の下部11cからラジエターグリル1の下部1aに位置する横桟13の一部にかけてラジエターグリル1成形後の後加工によって切り取ることにより車載カメラ取付用の開口部12を形成していたが、ラジエターグリル1の成形時に、車載カメラ取付用の開口部12を開けた形状にしておいても良い。この場合、車載カメラ3を取り付けない車両では、フィニッシャ2のカメラ取付部22に相当する箇所に、ラジエターグリル1の横桟13を形成したフィニッシャ2を準備しておく。そして、この横桟13が形成されたフィニッシャ2をエンブレム取付座11に取り付ける。この取り付けの際、カメラ取付部22に相当する箇所に形成した横桟13を、車載カメラ取付用の開口部12の外側に形成されている横桟13に一致させて取り付ける。このようにすることで、横桟13を車幅方向に連続一体に見せることができる。
なお、車載カメラ3を取り付ける車両では、実施例のように取り付ける。この場合は、車載カメラ3を取り付けない車両も、取り付ける車両も、開口部12が開いたラジエターグリル1を用いるので、ラジエターグリル1の成形型も1つの型で対応できる。
また、実施例では、フィニッシャ2を有底の円筒形状としたが、これは、エンブレム6がリング状に形成されているためで、エンブレムの形状に合わせて、フィニッシャ2の形状が変わるものである。
また、エンブレムの形状と異なるエンブレム取付座が形成されている場合は、このエンブレム取付座の形状に合わせたフィニッシャ2の形状としても良い。
実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造を示す車両前方からの分解斜視図である。 フィニッシャに対する車載カメラの取り付け構造を部分を示す分解斜視図である。 実施例のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造を示す要部の正面図である。 図3のA−A線における断面図である。 図3のB−B線における断面図である。 図3のC−C線における断面図である。 図3のD−D線における断面図である。
符号の説明
1 ラジエターグリル
1a 下部
1b 車体取付部
11 エンブレム取付座
11a 係合孔
11b 挿通孔
11c 下部
11d 外面
11e 外周面
11f 車両前方面
12 開口部
13 横桟
13a 表面
14 縦桟
15 枠
15a 上枠部
15b 側枠部
15c 側枠部
15d 下枠部
2 フィニッシャ
21 本体部
21a 係合孔
21b 位置決め用リブ
21c 車両前方面
21d 車両後方面
21e 切欠部
21f 側壁
22 カメラ取付部
22a 孔
22b 車両後方面
22c 側壁
22d 切欠部
23 位置決め用ボス
24 取付用ボス
25 取付用ボス
26 ねじ
3 車載カメラ
31 レンズ
4 車載カメラ取付用ブラケット
41 ボス孔
42 ねじ
5 フィニッシャ取付用ブラケット
6 エンブレム
6a 取り付け面側
6b 円形部
6c 矩形部
61 係合爪

Claims (6)

  1. エンブレムを取り付け可能なエンブレム取付座がラジエターグリルと一体に形成されたラジエターグリルへの車載カメラ取付方法であって、
    前記エンブレム取付座の下部から前記ラジエターグリルの下部にかけて前記車載カメラ取付用の開口部を後加工し、
    前記エンブレム取付座の外面と前記開口部を覆うと共に前記エンブレムを取り付け可能なフィニッシャの前記ラジエターグリルの開口部を覆う部分に形成された孔からレンズを覗かせた状態で前記フィニッシャの車両後方側から前記車載カメラを取り付け、
    前記フィニッシャを前記エンブレム取付座に取り付け、
    前記フィニッシャに前記エンブレムを取り付けることを特徴とするラジエターグリルへの車載カメラ取付方法。
  2. エンブレムを取り付け可能なエンブレム取付座がラジエターグリルと一体に形成されたラジエターグリルへの車載カメラ取付構造であって、
    前記エンブレム取付座の下部から前記ラジエターグリルの下部にかけて前記車載カメラ取付用の開口部が形成され、
    前記エンブレム取付座の外面と前記開口部を覆うと共に前記エンブレムを取り付け可能なフィニッシャが設けられ、このフィニッシャの前記ラジエターグリルの開口部を覆う部分にレンズ配設孔が形成され、このレンズ配設孔からレンズを覗かせた状態で前記フィニッシャにこのフィニッシャの車両後方側から前記車載カメラが取り付けられ、
    前記フィニッシャが前記エンブレム取付座に取り付けられ、
    前記フィニッシャに前記エンブレムが取り付けられていることを特徴とするラジエターグリルへの車載カメラ取付構造。
  3. 前記フィニッシャの車両後方側に車載カメラが取り付けられた車載カメラ取付用ブラケットが配置され、
    前記フィニッシャには、フィニッシャの裏面から車両後方側に突出して一体に成形された複数の位置決め用ボスと複数の取付用ボスとが形成され、前記車載カメラ取り付け用ブラケットには複数の位置決め用ボス孔が形成され、前記位置決め用ボスに対し前記位置決め用ボス孔を装着した状態で、前記複数の取付用ボスに対し前記車載カメラ取付用ブラケットをねじ止めすることにより前記フィニッシャに対し前記車載カメラが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造。
  4. 前記エンブレム取付座には、ねじ挿通孔が形成され、このねじ挿通孔に挿通されるねじによって前記フィニッシャが前記エンブレム取付座に取り付けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造。
  5. 前記ラジエターグリルの車両後方側から当てたフィニッシャ取付用ブラケットと前記フィニッシャとの間に前記エンブレム取付座を挟んだ状態で該フィニッシャ取付用ブラケットとフィニッシャとの間をねじ結合することにより前記車載カメラが取り付けられた前記フィニッシャが前記ラジエターグリルに対して取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造。
  6. 前記エンブレム取付座に設定されたエンブレム取り付け用差し込み係合孔に前記フィニッシャに一体に形成された位置決め用リブを差し込むことにより前記エンブレム取付座に対する前記フィニッシャの位置決めがなされるように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のラジエターグリルへの車載カメラ取付構造。
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