JP2009081737A - 品質情報通知システムおよび品質情報通知方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】本発明は、品質情報通知システムおよび品質情報通知方法に関し、品質の劣化した拠点がネットワーク上に存在する場合、その拠点とパケットの送受信がない拠点に品質劣化を通知して知らせ、品質劣化の拠点へのパケットの発呼を事前に抑止させることを目的とする。
【構成】拠点内の端末を送信元あるいは送信先とするパケットを監視する監視手段と、パケットの監視の結果、品質劣化が検出されたときに、品質劣化を含む品質情報をパケットに設定して検出されたパケットの送信元、送信先以外の拠点に向けて送信する品質情報送信手段とを有する複数の第1のプローブと、第1のプローブのいずれから品質劣化を含むを品質情報を受信すると、拠点内の端末に品質情報で指定された宛先への音声パケットの送信の抑止を指示する呼接続抑止指示手段を有するネットワークに接続された、他の拠点内のネットワークに接続した第2のプローブとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数の拠点のそれぞれに設けられた各拠点における端末の通信の品質情報の通知を行う品質情報通知システムおよび品質情報通知方法に関するものである。
従来、IPネットワークにおいて、ある拠点に接続された中継装置が当該拠点内の音声パケットの状態を監視し、伝送時間のバラツキ(遅延ジッタなど)が発生して安定に通話を行うのに障害があると検出した場合、受信バッファ値を拡大して当該障害を低減したり(特許文献1)、あるいは当該拠点内の端末に品質情報を通知して発呼を抑止させたりして当該拠点内のネットワーク品質を安定化していた。
特開2000−224225号公報
上述した従来の前者の技術では、拠点内の各端末毎に音声パケットを受信バッファに格納して伝送時間のバラツキなどを安定化して再生することができるのみで、音声パケット自身の伝送時間のバラツキなどの品質を向上できないという問題がある。
また、上述した従来の後者の技術では、拠点内の各端末に伝送時間のバラツキなどの品質情報を通知し、発呼を抑止して当該拠点内のネットワークにおける音声パケットの品質を向上させることはできる。しかし、従来の中継装置は、管理する拠点内の各端末に品質情報を通知し、当該拠点内のネットワークの安定化を図ることができるのみで、他の拠点からの音声パケットによるネットワークの品質劣化には対応できないという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するため、ネットワークに接続された複数の拠点のそれぞれに設けられた各拠点における端末の通信の品質情報の通知を行う品質情報通知システムにおいて、複数の拠点のそれぞれに設けられ、当該拠点内の端末を送信元あるいは送信先とするパケットを監視する監視手段と、監視手段によるパケットの監視の結果、品質劣化が検出されたときに、当該品質劣化を含む品質情報をパケットに設定して当該検出されたパケットの送信元、送信先以外の拠点に向けて送信する品質情報送信手段とを有する複数の第1のプローブと、第1のプローブのいずれから品質劣化を含むを品質情報を受信すると、当該拠点内の端末に品質情報で指定された宛先への音声パケットの送信の抑止を指示する呼接続抑止指示手段を有する、IPネットワークに接続された、他の拠点内のネットワークに接続した第2のプローブとを備えるようにしている。
この際、各第1のプローブは、他拠点から自拠点に着信あるいは自拠点から他拠点に送信したパケットの時間順に各拠点の順番を設定して記憶する設定テーブルを有すると共に、品質劣化が検出されたときに、設定テーブルを参照し送信元、送信先の拠点を除いた上位の順番から所定数の拠点に、品質情報を設定したパケットを送信するようにしている。
また、端末は、品質情報で指定された宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止指示について、所定時間経過しても受信されない場合には、宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止を解除して送信可能にするようにしている。
本発明は、ネットワークに接続された複数の拠点のそれぞれに設けられた各拠点における端末の通信の品質情報の通知を行う品質情報通知システムにおいて、複数の拠点のそれぞれに設けられ、当該拠点内の端末を送信元あるいは送信先とするパケットを監視する監視手段と、監視手段によるパケットの監視の結果、品質劣化が検出されたときに、当該品質劣化を含む品質情報をパケットに設定して当該検出されたパケットの送信元、送信先以外の拠点に向けて送信する品質情報送信手段とを有する複数の第1のプローブと、第1のプローブのいずれから品質劣化を含むを品質情報を受信すると、当該拠点内の端末に品質情報で指定された宛先への音声パケットの送信の抑止を指示する呼接続抑止指示手段を有する、IPネットワークに接続された、他の拠点内のネットワークに接続した第2のプローブとを備える構成を採用しているため、多数の拠点のうち品質の劣化した拠点がネットワーク上に存在する場合、直接にその拠点とパケットの送受信がない拠点においても品質劣化を知ることができると共に当該品質劣化の拠点へのパケットの発呼を事前に抑止すること、および当該拠点の品質劣化の復旧をより速くさせることが可能となる。
本発明は、多数の拠点のうち品質の劣化した拠点がネットワーク上に存在する場合、直接にその拠点とパケットの送受信がない拠点に品質劣化を通知して知らせると共に、当該品質劣化の拠点へのパケットの発呼を事前に抑止、および当該拠点の品質劣化の復旧をより速くさせることを実現する。
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、拠点A,拠点B、拠点Cは、ネットワーク(IPネットワーク)41に接続されたローカルネットワークであって、それぞれ公知のSW12,SW22、SW32を介して接続したものである。
VOIPサーバ42は、ネットワーク31に接続し、拠点A,拠点B、拠点CがIPプロトコルを使用して相互に音声通話、モデム通信したりなどを制御するものである。
拠点Aでは、図1に示される、ネットワーク41との間に接続したSW12に、多数のIP電話端末13、更に、図示外のFAX収容端末などがそれぞれ接続されている。また、パケットを送受信するSW12のポート(モニタ用ポート(ミラーポートまたはタップ))にVOIPプローブA11が接続されている。
VOIPプローブA11は、SW12のポートに接続し、送信先、送信元が当該拠点A内のアドレスのパケットを監視して当該パケットの品質劣化(遅延ジッタ、遅延増加、パケットロスなど)を検出したり、品質劣化を検出したときに当該パケットの送信元、送信先の拠点以外の拠点に品質劣化を含む品質情報(連携品質情報)をパケットに設定して送信して知らせたり、連携品質情報を受信したときには自拠点A内の各端末13に通知して当該連携品質情報で抑止指示された宛先あるいは宛先を含む拠点への発呼を抑止させたりなどするものである(図2から図11を用いて後述する)。
SW12は、ネットワーク41と拠点Aのローカルネットワークとの間に接続し、パケットを双方向に送受信するものである。
IP電話端末13は、IPプロトコル(IPを基盤とした通信プロトコルを表す、以下同様)に従い相手先のIP電話端末などと音声通話する電話機である。この他にIP電話端末13と同様に拠点に接続されるものとして、FAX収容端末などがあり、これはIPプロトコルに従い相手先のFAX収容端末との間で、画像信号の送受信を行うものである。
同様に、拠点B、拠点Cには、ネットワーク41との間に接続したSW22、32に、多数のIP電話端末23、33などがそれぞれ接続されている。また、パケットを送受信するSW22,32のポート(モニタ用ポート(ミラーポートまたはタップ))にVOIPプローブB21,C31が接続されている。
VOIPプローブB21は、SW22のポートに接続し、送信先、送信元が当該拠点B内のアドレスのパケットを監視し、パケットの品質劣化(遅延ジッタ、遅延増加、パケットロスなど)を検出したり、品質劣化を検出したときに当該パケットの送信元、送信先の拠点以外の拠点に品質劣化を含む品質情報(連携品質情報)をパケットに設定して送信して知らせたり、連携品質情報を受信したときには自拠点A内の各端末13に通知して当該連携品質情報で抑止指示された宛先あるいは宛先を含む拠点への発呼を抑止させたりなどするものである(図2から図11を用いて後述する)。
SW22は、ネットワーク31と拠点Bのローカルネットワークとの間に接続し、パケットを双方向に送受信するものである。
IP電話端末23は、IPプロトコルに従い相手先のIP電話端末などと音声通話する電話機である。この他にIP電話端末23と同様に拠点に接続されるものとして、FAX収容端末があり、これはIPプロトコルに従い相手先のFAX収容端末との間で、画像信号の送受信を行うものである。
同様に、拠点Cにも、VOIPプローブC31,SW32、IP電話端末33がある。
尚、本実施の形態では、図1の各端末、プローブなどに図示のIPアドレス(プライベイトアドレス)をそれぞれ割り付けていることとする。
図2は、本発明のネットワークにおける品質情報の転送例を例を示す図である。
本実施の形態のシステムでは、下記の(1)から(6)の処理を実行する。
(1)×の部分で、拠点Aから拠点Bへの音声パケットの品質が劣化検出された場合、拠点A(IP電話端末a2:192.168.100.12)から拠点B(IP電話端末b3:192.168.200.13)への音声パケットについて、品質の劣化があり、それを拠点AのVOIPプローブA11(送信側)が品質劣化を検出している。また、音声パケットが到着する拠点BのVOIPプローブB21(着信側)でも音声パケットの品質劣化を検出している。
(2)拠点A配下の通話中端末以外のIP電話端末13に品質情報パケットを送信して知らせる。品質情報パケットを受信したIP電話端末13は、当該品質情報パケットで指定された宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの発呼を抑止する。尚、通話中の端末は、自身で品質劣化を認識できるので、品質劣化の宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの発呼を抑止する。
(3)同様に、着信側のVOIPプローブB21が属する拠点Bは配下の通話中端末以外のIP電話端末23に品質情報パケットを送信して知らせる。品質情報パケットを受信したIP電話端末23は、当該品質情報パケットで指定された宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの発呼を抑止する。尚、通話中の端末は、自身で品質劣化を認識できるので、品質劣化の宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの発呼を抑止する。
(4)拠点AのVOIPプローブA11から連携品質情報を通話中でない拠点のVOIPプローブ、ここでは、VOIPプローブC31に送信する。
(5)(4)で送信された連携品質情報を受信した拠点CのVOIPプローブC31が当該拠点C配下のIP電話端末33に品質情報パケットを送信して知らせる。品質情報パケットを受信したIP電話端末33は、当該品質情報パケットで指定された宛先あるいは宛先を含む拠点へのパケットの発呼を抑止する。
(6)(1)の品質劣化検出時、拠点Cは拠点Aとの通話無しであった場合、拠点Aの品質劣化の情報を知らないが、(4)、(5)で品質劣化の拠点(送信側あるいは着信側)から連携品質情報パケットで通知を受けて知ったので、当該連携品質情報で指定された品質劣化した宛先あるいは宛先を含む拠点(ここでは、拠点A)への発呼を事前に抑止し、拠点Aの品質劣化の復旧を阻害しないことが可能となる。
以下順次詳細に説明する。
図3は、本実施の形態におけるVOIPプローブA11における品質劣化の検出フローチャートを示す。尚、特に明記のない限り、フローチャートの処理はVOIPプローブA11が行っているものとする。
図3において、S1は、拠点A内のVOIPプローブA11が,拠点A(IP電話端末13 a2:192.168.100.12)から他の拠点、ここでは、拠点B(IP電話端末23 b1:192.168.200.11)への音声パケットを監視する(具体的なパケットは、図7の(a)参照)処理である。
S2は、音声パケットの品質劣化を検出か判別する。YESの場合には、S1で監視した音声パケットの品質劣化(遅延ジッタ、遅延増加、パケットロス)が検出されたと判明したので、S3に進む。NOの場合には、音声パケットの品質劣化が検出されないと判明したので、S1に戻り繰り返す。
S3は、S2のYESで音声パケットの品質劣化検出と判明した後の処理であり、更に、音声パケットの送信元は自拠点内側か判別する。ここで、YESの場合には、品質劣化と検出された音声パケットの送信元が自拠点側、ここでは、拠点A内側と判明したとして、S4に進む。一方、S3のNOの場合には、音声パケットの送信元が自拠点内側でなく、他の拠点から着信した音声パケットが品質劣化と判明したとして、ここでは、終了する(これは、品質劣化の音声パケットを送信した側の拠点、本例では、送信元の拠点B内のVOIPプローブ21がS4からS7と同様にして、他の拠点(送信元、送信先以外の拠点)に連携品質情報パケットを送信および自拠点B内の端末に品質情報パケットを送信し、発呼を抑止させる)。
S4は、配下端末に対する品質情報作成・送信する。これは、S1、S2のYES、S3のYESでVOIPプローブAが音声パケットを監視して品質劣化を検出し、品質劣化を検出した音声パケットの送信元が自拠A内(自拠点A側)と判明したので、当該S4で自拠点A内の、当該品質劣化の音声パケットの送信元以外の全ての端末に、品質情報パケットを作成して送信する(図7の(b−1)で品質劣化パケットの送信元(ここでは、a2:192.168.100.12)を除く)。
S5は、宛先以外の他拠点VOIPプローブに対する連携品質情報を作成するここでは、拠点A,B以外の他の拠点に連携品質情報パケットを作成して送信する処理である(図7の(b−2)参照)。
S6は、設定テーブル参照して、品質劣化検出した音声パケットの送信元、宛先(送信先)以外の他の拠点を抽出する処理である。
S7は、他の拠点から管理番号上位の拠点を抽出し、連携品質情報を送信する処理である。これらS6、S7に示す処理では、検出された品質劣化パケットの送信元、宛先(送信先)の拠点以外の他の全ての拠点を抽出し、これら抽出された他の全ての拠点のうち、現在および過去にパケットを送信あるいはパケットを正常に着信した時刻の履歴のうち、最新から上位所定数(管理者が設定した数)の拠点だけ抽出し(図9を用いて後述する)、当該抽出した上位所定数の拠点に、連携品質情報を送信する。そして、後述する図5で、拠点内の端末に品質情報を送信させて当該端末に、品質劣化の端末の属する拠点、ここでは、拠点Aへの発呼を抑止させる。
以上によって、VOIPプローブA11が音声パケットを監視し(S1)、品質劣化を検出した場合(S2のYES)、更に、当該音声パケットの送信元が自拠点Aと判明した場合(S3のYES),自拠点A内の通話中以外の全端末に品質情報(品質劣化)を送信し(S4)、ここでは宛先(あるいは当該宛先を含む拠点)への発呼を抑止させると共に、送信元、送信先の拠点以外の全ての拠点のうちの,現在および過去にパケットを正常に発信あるいは着信した拠点のうち最新時刻の上位から所定数の拠点を抽出してこれら拠点に連携品質情報を送信し(S6,S7)、その配下の端末に品質情報(品質劣化)を送信させて当該端末から品質劣化の端末(ここでは、端末a1)の属する拠点Aへの発呼を抑止させることが可能となる(尚、端末a1への発呼を抑止させてもよい)(後述する図5参照)。
図4は、本実施の形態における拠点A−B間における連携品質情報の通知の説明図を示す。
図4の(a)は、自拠点が送信元となる音声パケットの品質劣化検出により、他拠点のVOIPプローブに対し連携品質情報を送信する例を示す。
図4の(a)において、(1)は、拠点A内の端末と、拠点B内の端末とが音声パケットを相互に送受信している状態で、ここでは、拠点A内の端末から、拠点B内の端末へ送信した音声パケットに対し、設定時間(例えば10秒)に1回以上の品質劣化(遅延ジッタ、遅延増加、パケットロスなど)を検出すると、連携品質情報を作成して他拠点(品質劣化した音声パケットの送信元、送信先の拠点以外の他の拠点)のVOIPプローブに送信する。ここで、図9で説明する上位の例えば3位までの例えば拠点E,C,Yに連携品質情報を送信する。
図4の(b)は、上記処理に基づいたネットワークでの品質劣化とVOIPプローブによる品質情報生成、送信例(拠点AのVOIPプローブ)を示す。
図4の(b)において、S11は、拠点A内の送信元の端末(a2:192.168.100.12)から、拠点B内の宛先(送信先)の端末(b4:192.168.200.14)に音声パケットを送信する。そして、拠点A内のVOIPプローブAが音声パケットの品質劣化を監視する。
S12は、拠点A内のVOIPプローブAが音声パケットのシーケンス番号抜けを検出する。
S13は、6.0秒後に到着間隔異常を検出する処理である。
S131は、S12で拠点A内のVOIPプローブAがシーケンス番号抜けの品質劣化を検出してから、S13で6.0秒後に音声パケットの到着間隔異常を検出し、10秒間に1回以上の異常(音声パケットの品質劣化)を、検出した場合の処理であり、当該S131で拠点A→拠点Bの連携品質情報を作成する。そして、S132で拠点A,B以外の拠点のVOIPプローブへ送信する。
S14は、13.0秒後に到着時間異常を検出する。10秒経過しているので、正常であるとして、連携品質情報を作成しない。
S15は、8.4秒後にシーケンス番号抜けを検出する。この場合、10秒を経過していないので、品質劣化と判定し、S151で拠点A→拠点Bの連携品質情報を作成する。そして、S152で拠点A,B以外の拠点のVOIPプローブへ送信する。
S16は、18.2秒後にシーケンス番号抜けを検出する。この場合、直前のシーケンス番号抜けから10秒以上を経過しているので、正常と判定する。
同様に、S21は、拠点A内の送信元の端末(a3:192.168.100.13)から、拠点C内の宛先(送信先)の端末(c1:192.168.300.11)に音声パケットを送信する。そして、拠点A内のVOIPプローブAが音声パケットの品質劣化を監視する。
S22は、拠点A内のVOIPプローブAが音声パケットの到着間隔異常を検出する。
S23は、16.0秒後にシーケンス番号抜けを検出する。この場合、直前のシーケンス番号抜けから10秒以上を経過しているので、正常と判定する。
S24は、7.2秒後にシーケンス番号抜けを検出する。この場合、直前のシーケンス番号抜けから、異常(品質劣化)と判定する。
S241は、S24で異常(品質劣化)と判明した場合の処理であり、当該S241で拠点A→拠点Cの連携品質情報を作成する。そして、S242で拠点A,C以外の拠点のVOIPプローブへ送信する。
以上によって、拠点と拠点との間で送受信されている音声パケットを監視し、送信元の端末から音声パケットの異常が所定時間(ここでは、10秒)以内に次の異常が検出されたときに連携品質情報を作成し、当該音声パケットの送信元、送信先の拠点以外の他の拠点に送信する。そして、後述する図5により当該他の拠点の配下の端末に品質情報を送信して当該端末から異常検出された送信元の端末の拠点への発呼を抑止させることが可能となる。
図5は、本発明の連携品質情報の受信処理フローチャートを示す。
図5の(a)は、他拠点VOIPプローブから連携品質情報を受信したVOIPプローブの動作フローチャートを示す。
図5の(a)において、S31は、音声パケットを監視する。
S32は、他拠点VOIPプローブからの連携品質情報を受信か判別する。これは、拠点のVOIPプローブがS31で当該拠点に受信した音声パケットを監視し、連携品質情報パケットを受信したか判別する。YESの場合には、S33に進む。NOの場合には、他のパケットであると判明したので、ここでは、S31に戻り繰り返す。
S33は、S31、S32のYESで連携品質情報パケットを受信したと判明した場合の処理であり、自拠点向けの品質情報を作成する。これは、受信した連携品質情報パケットをもとに、自拠点内の端末に送信するための品質情報パケットを作成する(例えば図7の(b−3)参照)。
S34は、設定テーブルから配下の端末アドレスを抽出し品質情報を送信する。これは、S33で作成した品質情報パケットに、配下の端末アドレス(宛先(送信先))を設定してそれぞれ送信する。送信された品質情報パケットは、後述する図5の(b)のS41からS48で端末が受信して品質情報で通知された拠点(あるいは当該拠点の送信元)への呼接続抑止(呼発呼抑止)する。
以上によって、他拠点のVOIPプローブは、図3のS7で送信された連携品質情報パケットを受信し、品質情報パケットを作成して配下の全VOIP端末に送信することが可能となる。
図5の(b)は、VOIP端末の動作フローチャートを示す。これは、図5の(a)のS34で送信された品質情報パケットを、端末が受信して呼接続抑止を行うときの詳細動作フローチャートを示す。
図5の(b)において、S41は、品質情報の受信を監視する。
S42は、拠点VOIPプローブからの品質情報を受信か判別する。YESの場合には、拠点VOIPから品質情報パケットを受信したと判明したので、S43に進む。NOの場合には、品質情報パケットを受信しなく、他のパケットを受信したと判明したので、ここでは、S41に戻り繰り返す。
S43は、品質劣化拠点情報を抽出する。これは、S42のYESで受信したと判明した品質情報パケット内の検出方向受信アドレスa2:192.168.100.12を取り出し、取り出したIP電話端末a2が拠点Aのものであるのでその拠点Aをここでは、抽出する(図7の(b−3)の品質情報パケット内の(イ)の検出方向受信アドレス参照)。
S44は、品質情報受信から一定時間経過か判別する。YESの場合には、S45で品質劣化拠点情報を削除し、S41以降を繰り返す。これは、VOIP端末がVOIPプローブから受信する、現在呼接続抑止中の拠点と同一の品質情報パケットが一定時間以上受信できなかったので、ここでは、当該拠点への品質劣化が解消したと判定して記憶しておいた品質劣化拠点情報を削除して当該拠点への呼接続抑止を解除する。一方、S44のNOの場合には、前回の品質情報受信から今回の同一の品質情報受信が一定時間を経過していないと判明したので、S46に進む。
S46は、品質劣化拠点(a2:192.168.100.12を含む拠点A)への呼接続発生したか判別する。これは、VOIP端末で、品質劣化拠点への呼接続が発生したか判別する。YESの場合には、S47で呼接続抑止する。NOの場合には、S44に戻り繰り返す。
S48は、品質情報内の検出方向受信アドレスの端末とそれを含む拠点の全VOIP端末に対して有効である。ここでは、図示の下記の端末(拠点A内の全端末)に対して、呼接続抑止を行う。そして、S44に戻り繰り返す。
・a1:192.168.100.11
・a2:192.168.100.12
・a3:192.168.100.13
・・・
以上によって、品質情報パケットを受信したVOIP端末は、品質情報パケット内の検出方向受信アドレスを含む拠点内の全端末(あるいは検出方向受信アドレスの端末のみ)に対して呼接続抑止を行うことが可能となる。そして、一定時間経過内に同一拠点に対する呼接続抑止の情報をもつ品質情報パケットを受信したときは呼接続抑止を継続し、一方、一定時間経過しても同一拠点に対する呼接続抑止の情報をもつ品質情報パケットを受信しないときは呼接続抑止を解除して呼接続を行うことが可能となる。
図6は、実施の形態における品質情報パケットの形式例を示す。
図6の(a)は、拠点の例を示す。図示の拠点A,B,Cは、図2で説明した拠点A,B,Cと同じであって、拠点A内のIP電話端末(VOIP端末)と拠点B内のIP電話端末(VOIP端末)とで通話中に品質劣化が検出されたときに図2の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)によって拠点A,B内の通話中以外の端末、および他の拠点C内の端末に品質情報パケットを送信して呼接続抑止を行う場合の説明図である。
図6の(b)は、品質情報パケットの形式例を示す。ここでは、図示の下記の情報をそれぞれ設定する。
・宛先アドレス(a):
・送信元アドレス(b)(=VOIPプローブアドレス(b)):
・プロトコル依存ヘッダ(c):
・品質状態(d):
・検出方向受信アドレス(e):
・検出方向送信アドレス(f):
・検出時刻(g):
・その他:
ここで、(a)宛先アドレスは、品質情報を送るべき、VOIP端末/TAや他拠点のVOIPプローブ、ゲートウェイ装置、サーバ装置などのアドレスである。例えば拠点CのVOIPプローブに品質情報を送る場合は、(a)=192.168.300.249となる。
(b)送信元アドレスは、品質情報を送信するVOIPプローブのアドレスである。ここでは、(b)=192.168.100.249(拠点AのVOIPプローブ)となる。
(c)プロトコル依存ヘッダは、品質情報の固有ヘッダ情報、パケットタイムスタンプ(パケットを生成したときの時刻を表す必須の情報)、セッション情報、イベント情報などである。
(d)品質状態は、VOIPプローブが判定した品質状態や、品質種別を設定するものである。
例えば自拠点発信元の悪化による自拠点VOIP端末への品質情報(00001000)、他拠点での悪化通知(連携品質情報)(00010100)、連携品質情報を受信したVOIPプローブが自拠点配下のVOIP端末への品質情報(00011000)などである。
(e)検出方向受信アドレスは、品質劣化を検出した音声パケットの送信元アドレスあるいはアドレスグループである。ここでは、192.168.100.12(拠点AのVOIP端末a2)である。
(f)検出方向送信アドレスは、品質劣化を検出した音声パケットの宛先アドレスあるいはアドレスグループである。ここでは、192.168.200.11(拠点BのVOIP端末b1)である。
(g)検出時刻は、VOIPプローブが判定した品質劣化検出時刻である。(g)と(c)のタイムスタンプは異なる。一般にVOIP内の処理の関係で、(c)の方が後の時刻となる。
図7は、本発明のパケット例を示す。
図7の(a)は、音声パケットの例を示す。ここでは、図6の(a)で異常のあった拠点Aから拠点Bへの音声パケット例を示す。送信元アドレスは、a2:192.168.100.12であって、拠点A内のIP電話端末a2のアドレスである。宛先アドレスは、b1:192.168.200.11であって、拠点B内のIP電話端末b1である。
図7の(b)は、品質情報パケット例を示す。
図7の(b−1)は、拠点AのVOIPプローブから自拠点配下のVOIP端末への品質情報パケット例を示す。
・宛先アドレスは、拠点A内の通話中(a2:192.168.100.12)以外の全てのVOIP端末のアドレスであって、
・a1:192.168.100.11
・a3:192.168.100.13
・・・
ここで、先頭のa1、a3・・・はVOIP端末a1、a3・・・をそれぞれ表す。
・送信元アドレスは、拠点A内のVOIPプローブアドレス(b0:192.168.100.249)である。
・品質状態は、00001000あって、自拠点送信元の悪化による自拠VOIP端末への品質情報を表す。
・検出方向受信アドレスは、a2:192.168.100.12であって、拠点A内のVOIP端末a2(品質劣化のパケットの送信元の端末)のアドレスである。
・検出方向送信アドレスは、b1:192.168.200.11であって、拠点B内のVOIP端末b1(品質劣化のパケットの送信先の端末)のアドレスである。
・検出時刻は、VOIPプローブが品質劣化を検出した時刻である。
以上のように、拠点A内のVOIPプローブが品質情報パケットに設定し、当該拠点A内の通話中VOIP端末以外の他の全てのVOIP端末に品質情報パケットを送信することが可能となる。
図7の(b−2)は、拠点AのVOIPプローブから他拠点(ここでは、拠点C:192.168.300.0/24)のVOIPプローブ(192.168.300.249)への連携品質情報パケット例を示す。
・宛先アドレスは、拠点C内のVOIPプローブであって、c0:192.168.300.249である。
・送信元アドレスは、拠点A内のVOIPプローブアドレス(b0:192.168.100.249)である。
・品質状態は、00010100であって、他拠点での悪化通知(連携品質情報)を表す。
・検出方向受信アドレスは、a2:192.168.100.12であって、拠点A内のVOIP端末a2(品質劣化のパケットの送信元の端末)のアドレスである。
・検出方向送信アドレスは、b1:192.168.200.11であって、拠点B内のVOIP端末b1(品質劣化のパケットの送信先の端末)のアドレスである。
・検出時刻は、VOIPプローブが品質劣化を検出した時刻である。
以上のように、拠点A内のVOIPプローブが連携品質情報パケットに設定し、他拠点のここでは、拠点CのVOIPプローブに送信することが可能となる。
図7の(b−3)は、他拠点のVOIPプローブから連携品質情報パケットを受信した拠点CのVOIPプローブが配下のVOIP端末に送信する品質情報パケット例を示す。
・宛先アドレスは、拠点C内の全てのVOIP端末のアドレスであって、
・c1:192.168.300.11
・c2:192.168.300.12
・c3:192.168.100.13
・・・
ここで、先頭のc1,c2,c3・・・はVOIP端末c1,c2,c3・・・をそれぞれ表す。
・送信元アドレスは、拠点C内のVOIPプローブアドレス(c0:192.168.300.249)である。
・品質状態は、00011000あって、連携品質情報を受信したVOIPプローブが自拠点配下のVOIP端末への品質情報を表す。
・検出方向受信アドレスは、a2:192.168.100.12であって、拠点A内のVOIP端末a2(品質劣化のパケットの送信元の端末)のアドレスである。
・検出方向送信アドレスは、b1:192.168.200.11であって、拠点B内のVOIP端末b1(品質劣化のパケットの送信先の端末)のアドレスである。
・検出時刻は、VOIPプローブが品質劣化を検出した時刻である。
以上のように、拠点C内のVOIPプローブが品質情報パケットに設定し、当該拠点C内の全てのVOIP端末に品質情報パケットを送信することが可能となる。
図8は、本発明の連携品質情報の送信例を示す。
(1)他拠点のプローブから連携品質情報パケットを受信する。これは、既述した図7の(b−2)の連携品質情報パケットを拠点CのVOIPプローブが受信する。
(2)(1)を受信した拠点CのVOIPプローブが、既述した図7の(b−3)の品質情報パケットを作成し、配下の全VOIP端末に送信する。
(3)(2)で品質情報パケットの送信を受けた拠点C内の各VOIP端末が、当該品質情報パケットに設定された検出方向受信アドレス(図7の(b−3)では拠点A内のVOIP端末a2の192.168.100.12)を含む拠点Aのアドレスに対する呼接続を抑止する。そして、一定時間経過しても同一の拠点に対する品質情報パケットを受信しないときは呼接続抑止を解除する。
以上によって、音声パケットをネットワークに接続された各拠点内のVOIPプローブが監視し、通話中でない他の拠点に対して品質劣化した拠点への呼接続抑止を通知することにより、品質劣化のが発生したときに通話中以外の拠点に連携品質情報パケットを送信し、更に、その配下のVOIP端末に対して品質情報パケットを通知して事前に呼接続抑止することが可能となる。
図9は、本発明の設定テーブル例を示す。
図9の(a)は、設定テーブル(着信グループ)状態例を示す。
図9の(a−1)は現在の状態例を示し、図9の(a−2)は新たに接続を検出した後の状態例を示す。ここでは、接続中の拠点について時間順に管理番号(小さい管理番号が最新で、大きい管理番号ほど古いもの)を付与したものである。
(1)図9の(a−1)の状態のもとで、図9の(a−2)の最上段に示す
・接続中:拠点E(e1,e2.e3・・・)
の接続が検出されると、設定テーブルに図示のように最上段に挿入すると共に管理番号1を設定する。
(2)次に、過去に古い当該拠点Eの接続履歴があればこれを削除した後、管理番号に全て1を加算し、管理番号の再割り当てを行う。これにより、図9の(a−2)に示すように更新される。
以上のように、音声パケットが拠点のVOIPプローブが監視して着信を検出すると、設定テーブル(着信グループ)の最上段に挿入して管理番号1に設定すると共に同一拠点の情報があったときに削除した後、他の管理番号に1を加算することにより、設定テーブルを更新することが可能となる。
尚、図9の(a−1),(a−2)は、設定テーブル(着信グループ)の例を示したが、同様に、設定テーブル(送信グループ)として、送信した音声パケットを監視して送信パケットについて同様に当該設定テーブル(送信グループ)を更新することが可能である。
図9の(b)は、設定テーブル情報詳細(拠点B、Eの例)の例を示す。
図9の(b−1)は、更新前を示す。
上段の拠点Bの設定テーブル情報詳細には、図示の下記の情報を設定する。
・<固定情報>
・拠点アドレス情報B:192.168.200.0/24
・配下端末情報 b1:192.168.200.11
b2:192.168.200.12
b3:192.168.200.13
・・・
・VOIPプローブアドレスb0:192.168.200.249
・<動的情報>
・管理番号:1
・最終接続時刻:abcdefg
下段の拠点Eの設定テーブル情報詳細にも、同様に図示のように情報を設定する。
図9の(b−2)は、更新後を示す。
上段の拠点Bの設定テーブル情報詳細は、上述した図9の(a−2)の拠点Eからのパケットの着信が新たに検出されたので、当該拠点Bの管理番号が1から2と更新される。
下段の拠点Eの設定テーブル情報詳細は、同様に図示のように情報を更新する(管理番号が1、最終接続時刻がghijklmと更新する)。
以上のように、音声パケットを各拠点のVOIPプローブが監視し、拠点からの音声パケットの着信を検出した場合にはその拠点を設定テーブルの先頭に挿入して管理番号1に設定して同じ拠点が過去にあるときは削除した後、他の拠点の管理番号に1を加算することにより、音声パケットを監視して着信があったときに設定テーブルを更新することが可能となる。尚、着信した音声パケットをもとに設定テーブル(着信グループ)を更新したが、送信した音声パケットをもとに設定テーブル(送信グループ)を更新するようにしてもよい。そして、設定テーブル(着信グループ)あるいは設定テーブル(送信グループ)あるいは両者の上位所定管理番号まで、連携品質情報パケットを送信するようにする。
図10は、本発明のVOIPプローブ機能ブロック図を示す。
図10において、VOIPプローブ100は、各拠点内の当該VOIPプローブ100を設置した設置地点を通過する音声パケットを監視し、ここでは、下記の処理を行うものであって、112から117などによって構成されるものである。
(1)音声パケットのセッション種別(送信元アドレスと宛先アドレス)の検出する。
(2)同一セッションの音声パケットでの遅延ジッタ、パケットロス、順序異常、遅延時間の測定する。
(3)(2)の測定値と自己に設定された品質閾値とを比較し、異常(品質劣化)の場合には品質情報を作成する。
(4)(3)の品質情報を、所定の装置(VOIP装置、中継装置、他拠点のVOIPプローブ)に送信する。
監視用ネットワークインタフェース101は、音声通信ネットワーク91との間でパケットの授受を行うためのインタフェースである。
パケット品質検査部102は、音声通信ネットワーク91を流れる音声パケットの品質を検査するものであって、下記の処理を行うものである。
(1)通話接続単位に「パケットシーケンス番号」、「パケット到着時間」、「絶対遅延時間」を監視する。
(2)事前にユーザ管理者が劣化しきい値格納部103に設定した劣化しきい値と、(1)で測定したデータとを比較して異常(品質劣化)と判明した場合に、品質劣化情報作成部106に対して品質情報パケットの作成を依頼する。
・例えば「パケットシーケンス番号」について、シーケンス番号の抜け、または番号の順序逆転が、1分間に1回以上あった場合に、品質劣化と判断する。
・また、「パケット到着時間」が標準時間間隔から60ms以上遅れが、1分間に1回以上あった場合に、品質劣化と判断する。
・また、「絶対遅延時間」である、送信端末からの到着時間が200msを超えることが、1分間に1回以上あった場合に、品質劣化と判断する。
劣化しきい値格納部103は、管理者が劣化しきち値を予め格納するものである。
劣化通信状態管理部104は、劣化通信状態をログ保存部105に記録して管理するものである。
ログ保存部105は、劣化通信状態の履歴を保存するものである。
品質劣化情報作成部106は、パケット品質検査部102から通知された品質劣化情報をもとに、品質情報パケット(連携品質情報パケット)を作成するものである(図7参照)。
設定テーブル107は、拠点および当該拠点内のVOIP端末のアドレス、および管理番号などを設定した管理するものである(図7参照)。
制御用ネットワークインタフェース108は、管理制御ネットワーク92との間でパケットの送受信を行うインタフェースである。
接続管理部110は、呼接続を管理するものである。
音声通信ネットワーク91は、音声パケットを送受信するためのネットワークである。
監視制御ネットワーク92は、VOIPプローブ100を監視、制御するためのネットワークである。
図11は、本発明の品質情報に連携するVOIP端末の機能ブロック図を示す。
図11において、ネットワークインタフェース111は、ネットワーク41との間でパケットの送受信を行うためのインタフェースである。
表示・I/O部113は、図示外の表示装置の画面上にデータを表示させたりなどするものである。
呼制御部114は、パケットの呼接続を制御するものである。
品質管理部15は、受信した品質情報が自拠点内のものか、他拠点内のものかを判定したり、品質情報をもとに品質劣化情報を表示・I/O部113を経由して画面上に文字で表示させたり、呼制御部114に通知して品質劣化した拠点への呼発呼を抑止させたりなどするものである。
設定・制御部116は、しきい値を劣化しきい値格納部103に設定したりなどするものである。
遠隔情報部117は、ネットワーク41、ネットワークインタフェース111を介して受信した品質情報を、品質管理部115に転送したりなどするものである。
信号バス121、制御バス122は、信号、制御信号を送受信するためのバスである。
図11の(b)は、品質情報の流れ(1)、(2)を示す。
図11の(b)において、(1)は、拠点内の図示外のVOIPプローブから品質情報パケットを、ネットワーク411、ネットワークインタフェース111、信号バス121を介して遠隔情報部117が受信する。
(2)遠隔情報部117は、受信した品質情報パケットを、品質管理部115に転送する。品質管理部115は、転送されてきた品質情報パケットを参照し、自拠点内の通話に関する品質情報か、他拠点内の通話に関する品質情報かを判定する(既述した図6の(b)品質情報パケット中の品質状態を参照して判定する)。
図11の(c)は、品質情報の流れ(3)、(4)(抑止状態設定)を示す。
図11の(c)において、(3)は、品質管理部115が品質情報を表示・I/O部113に送信する。表示・I/O部113は品質情報をもとに、品質劣化情報を文字、画像で図示外の表示装置の画面上に表示および音声で発声し、使用者に周知させる(警告する)。
(4)品質管理部115は品質情報を呼制御部114に送信する。呼制御部114は、品質情報に設定されている拠点への呼接続を抑止する(新たな呼の設定、着信をしない)。
図11の(d)は、品質情報の流れ(5)、(6)(抑止状態解除)を示す。
図11の(d)において、(5)は、品質管理部115が拠点単位に解除タイマを設定し、当該解除タイマがタイムオーバーする前に当該拠点に対する品質劣化情報が受信されたときにリセットすることを繰り返し、解除タイマがタイムオーバーした場合には抑止状態解除と判定し、判定結果(抑止状態解除)を表示・I/O部113に送信する。表示・I/O部113は判定結果(抑止状態解除)をもとに、文字、画像で図示外の表示装置の画面上に表示および音声で発声し、使用者に呼接続抑止状態が解除されたことを知らせる、または、抑止状態の表示および音声の発声を停止させる。ここで、品質管理部115が持つ解除タイマの値は、管理者が設定・制御部116を経由して任意の値を設定する。
(6)品質管理部115は判定結果(抑止状態解除)を呼制御部114に送信する。呼制御部114は、抑止状態解除された拠点への呼接続の抑止を中止し、当該拠点への呼接続を通常状態に戻す。
本発明は、多数の拠点のうち品質の劣化した拠点がネットワーク上に存在する場合、直接にその拠点とパケットの送受信がない拠点に品質劣化を通知して知らせると共に、当該品質劣化の拠点へのパケットの発呼を事前に抑止、および当該拠点の品質劣化の復旧をより速くさせる品質情報通知システムおよび品質情報通知方法に関するものである。
本発明のシステム構成図である。 本発明のネットワーク内を流れる品質情報例である。 本発明の品質劣化検出フローチャートである。 本発明の連携品質情報の説明図である。 本発明の連携品質情報の受信処理フローチャートである。 本発明の品質情報パケットの形式例である。 本発明のパケット例である。 本発明の連携品質情報の送信説明図である。 本発明の設定テーブル例である。 本発明のVOIPプローブ機能ブロック図である。 本発明の品質情報に連携するVOIP端末の機能ブロック図である。
符号の説明
11,21、31、100:VOIPプローブ
12,22、32:SW
13,23、33:IP電話端末
41:ネットワーク
42:VOIPサーバ
102:パケット品質検査部
106:品質劣化情報作成部
107:設定テーブル
114:呼制御部
115:品質管理部
117:遠隔情報部

Claims (4)

  1. ネットワークに接続された複数の拠点のそれぞれに設けられた各拠点における端末の通信の品質情報の通知を行う品質情報通知システムにおいて、
    複数の拠点のそれぞれに設けられ、当該拠点内の端末を送信元あるいは送信先とするパケットを監視する監視手段と、前記監視手段によるパケットの監視の結果、品質劣化が検出されたときに、当該品質劣化を含む品質情報をパケットに設定して当該検出されたパケットの送信元、送信先以外の拠点に向けて送信する品質情報送信手段と、を有する複数の第1のプローブと、
    前記第1のプローブのいずれから品質劣化を含むを品質情報を受信すると、当該拠点内の端末に品質情報で指定された宛先への音声パケットの送信の抑止を指示する呼接続抑止指示手段を有する、ネットワークに接続された、他の拠点内のネットワークに接続した第2のプローブと
    を備えたことを特徴とする品質情報通知システム。
  2. 前記各第1のプローブは、他拠点から自拠点に着信あるいは当該自拠点から他拠点に送信したパケットの時間順に各拠点の順番を設定して記憶する設定テーブルを有すると共に、前記品質劣化が検出されたときに、前記設定テーブルを参照し送信元、送信先の拠点を除いた上位の順番から所定数の拠点に、前記品質情報を設定したパケットを送信することを特徴とする請求項1記載の品質情報通知システム。
  3. 前記端末で、前記品質情報で指定された宛先あるいは当該宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止指示について、所定時間経過しても受信されない場合には、当該宛先あるいは当該宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止を解除して送信可能にすることを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載の品質情報通知システム。
  4. ネットワークに接続された複数の拠点のそれぞれに設けられた各拠点における端末の通信の品質情報の通知を行う品質情報通知方法において、
    複数の拠点のそれぞれに接続された第1のプローブが、当該拠点内の端末を送信元あるいは送信先とするパケットを監視する監視ステップと、前記監視手段によるパケットの監視の結果、品質劣化が検出されたときに、当該品質劣化を含む品質情報をパケットに設定して当該検出されたパケットの送信元、送信先以外の拠点に向けて送信する品質情報送信ステップとを有し、
    ネットワークに接続された、他の拠点に接続された第2のプローブが、前記第1のプローブから品質劣化を含むを品質情報を受信すると、当該拠点内の端末に品質情報で指定された宛先への音声パケットの送信の抑止を指示する呼接続抑止指示ステップとを有し、
    各拠点に接続された端末が、前記呼接続抑止指示ステップで品質情報で指定された宛先あるいは当該宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止指示を受信したときに、当該宛先あるいは当該宛先を含む拠点へのパケットの送信抑止する呼接続抑止ステップを有する
    ことを特徴とする品質情報通知方法。
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