JP5113124B2 - パケットネットワークにおける障害監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、パケットネットワークにおける障害監視システムに関し、特に、イーサネット(登録商標)を始めとする種々のパケットスイッチドネットワークにおいて、主に通信事業者のネットワーク内の障害発生箇所を特定化可能にした障害監視システムに関する。
近年、次世代IPネットワーク(NGN:Next Generation Network)は、通信事業者のネットワークへの適用も開始され、注目と期待が益々高まっている。次世代IPネットワーク(NGN)では、従来、様々な伝送方式で行われていたあらゆる通信サービスをIPパケット化して伝送することが大きな特徴である。
なお、厳密にはパケットとはIPパケット等、レイヤ3以上のデータ単位を表し、フレームとはイーサネット(登録商標)フレーム等、レイヤ2のデータ単位を表すのが一般的であるが、ここでは両者を区別せず、フレーム及びパケット双方とも、両者の意味を含むものとして説明する。
ここで、イーサネット(登録商標)に代表されるパケットスイッチドネットワーク(PSN)は、そもそもの成り立ちにおいて、SDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy / Synchronous Optical NETwork)のような伝送方式に比べ、保守運用管理(OAM:Operation Administration and Maintenance)機能が著しく不足し、高信頼性が要求される通信事業者のサービスに適用するには、保守運用管理(OAM)機能の補完が必須である。
上述のような趨勢に対し、ITU−T Y.1731として、接続性確認等の高水準の種々の保守運用管理(OAM)機能が標準化されている。図5にITU−T Y.1731の規格に準拠したイーサネット(登録商標)OAM機能単位の配置と階層関係を示す。
図5に示すように、通信サービスの利用者によって使用されるカスタマ装置CE1,CE2の間は、幾つかの通信事業者(図示の例ではオペレータA及びオペレータB)の伝送装置A1〜A3,B1〜B3を介して、サービスプロバイダによって接続される。両端のカスタマ装置CE1,CE2の間の通信経路上において、「▼」で示すポイントは、MEP(MEG end Point)と呼ばれる保守端点であり、OAMドメインを終端し、「●」で示すポイントは、MIP(MEG Intermediate Point)と呼ばれる保守中間点である。
OAM機能の端点としての保守端点(MEP)と中間点としての保守中間点(MIP)により構成されるグループはMEG(Maintenance Entity Group)と呼ばれ、MEGレベルという保守レベルとして、カスタマレベル、プロバイダレベル、オペレータレベルと称される階層化されたレベル毎にOAM機能単位のドメインが構成される。
上述のような構成において、イーサネット(登録商標)OAM機能は、保守端点(MEP)同士が互いにOAM用のフレームをユーザデータフレームと同一の伝送帯域を使用して送受し、保守中間点(MIP)がそれらのフレームを透過させ、或いは障害に対する応答を送出することにより実施される。
図5は、最も基本的なOAM機能である接続性確認(CC:Continuity Check)の動作例を示している。各保守レベル(MEGレベル)の各保守端点(MEP)は、定期的に接続性確認(CC)用フレーム(CCM:Continuity Check Message)を送信し、他の保守端点(MEP)から該フレーム(CCM)が受信されるか否かにより接続性の確認を行う。一定期間、該フレーム(CCM)が受信されない場合、接続性損壊(LOC:Loss of Continuity)を検出する。
カスタマレベル/プロバイダレベル/オペレータレベルの各保守レベル(MEGレベル)の接続性確認用フレーム(CCM)は、物理的には同一の伝送路で伝送されるが、各保守レベル(MEGレベル)の保守端点(MEP)は、自身の保守レベル(MEGレベル)と接続性確認用フレーム(CCM)内に含まれる保守レベル(MEGレベル)とを比較し、自身よりも高い保守レベル(MEGレベル)の接続性確認用フレーム(CCM)を終端せず透過する。これにより、保守レベル(MEGレベル)毎に独立した接続性確認機能が実現される。
図6は従来のAIS転送動作例を示している。同図に示すように、オペレータBの伝送装置B1,B2間でリンク断障害が発生したとする。各保守レベル(MEGレベル)の保守端点(MEP)は、前述のとおり接続性確認用フレーム(CCM)の送受を行っており、オペレータレベルのオペレータBのドメインの保守端点(MEP)の伝送装置B1,B3は、リンク断による接続性確認用フレーム(CCM)の不達により、接続性損壊(LOC)を検出する。
オペレータレベルの保守端点(MEP)の伝送装置B1,B3は、接続性損壊(LOC)の検出により、警報表示信号(AIS:Alarm Indication Signal)転送用フレーム(AISフレーム)を、上位のプロバイダレベルへ通知する。プロバイダレベルでは、警報表示信号転送用(AIS)フレームを受けたプロバイダドメインの保守中間点(MIP)の伝送装置B1は、該プロバイダドメインの保守端点(MEP)の伝送装置A1へ向けて該警報表示信号転送用(AIS)フレームを通過させる。
プロバイダドメインの保守端点(MEP)の伝送装置A1,B3は、該警報表示信号転送用(AIS)フレームを上位のカスタマレベルへ通知する。カスタマレベルでは、該警報表示信号転送用(AIS)フレームを受けたカスタマドメインの保守中間点(MIP)の伝送装置A1,B3は、該カスタマドメインの保守端点(MEP)のカスタマ装置CE1,CE2へ向けて該警報表示信号転送用(AIS)フレームを通過させる。
上述のように、警報表示信号転送用(AIS)フレームの送受は、保守端点(MEP)によってのみ実施され、保守中間点(MIP)は、警報表示信号転送用(AIS)フレームを透過するのみである。即ち、下位のオペレータレベルの保守端点(MEP)で検出された接続性損壊(LOC)により、上位の保守端点(MEP)へ警報表示信号転送用(AIS)フレームを転送することにより、上位の保守端点(MEP)で波及警報として通知される接続性損壊(LOC)を抑止することができる。
多数のレベルのOAMドメインを有するイーサネット(登録商標)OAMネットワーク内で故障情報を伝播するシステム及び方法について下記の特許文献1等に記載されている。特許文献1に記載のものは、第1のドメイン内で故障状態を検出すると、アラーム指示及び抑制(AIS)フレームが保守中間点(MIP)ノードによって生成され、このフレームは、第1のOAMドメインの1つ又は複数の保守終了点(MEP)に伝送される。
保守端点(MEP)ノードは、アラーム指示及び抑制(AIS)フレームを受信すると、隣接するより高いレベルの第2のOAMドメインに伝播する別のアラーム指示及び抑制(AIS)フレームを生成する。より低いレベルの第1のOAMドメインからのアラーム指示及び抑制(AIS)フレームに応答して、第2のOAMドメイン内で引き起こされる、第1のOAMドメイン内の故障状態に起因するアラーム発生が抑制され、アラーム指示及び抑制(AIS)フレームのトラフィックが抑制される。
特表2007−536878号公報
前述の従来の技術では、接続性損壊(LOC)の検出とそれに伴う保守端点(MEP)での上位レベルへの警報表示信号転送用(AIS)フレームの転送により、カスタマレベルへのネットワーク内の異常状態の通知と波及警報通知の抑止とが実現されている。一方、一般にネットワークを構成する伝送装置では、監視制御システムにより保守者への警報通知が行われる。
図6の例では、警報表示信号転送用(AIS)フレームを保守端点(MEP)で上位レベルに通知することにより、プロバイダレベル/カスタマレベルの保守端点(MEP)での接続性損壊(LOC)の通知を抑止し、障害原因のリンク断の警報情報のみが、保守端点(MEP)の伝送装置から監視制御システムにより保守者へ通知されることとなる。
上述の動作は、一般に伝送装置で適正に行われる警報縮退のための動作であるが、通信事業者(オペレータ)の見地からすると、警報の原因となった障害により影響を受けているパスを詳細に把握することが必要となる場合がある。特に、全てのパスが静的な接続パスではなく、コントロールプレーン等を用いて動的に設定される接続パスである場合なおさらである。
そこで、本発明は、ネットワークの障害発生時に障害原因の警報通知に合わせ、該原因警報によって通信断等の影響を受けている物理的なパスを、オペレータレベルで把握することができるようにし、通信事業者(オペレータ)による保守を容易ならしめることを目的とする。
また、前述の警報表示信号転送用(AIS)フレームの転送は、元々保守監視用のオーバヘッドを具備し、高い保守運用管理(OAM)機能を有するSDH/SONET等の伝送方式とは異なり、ユーザトラフィックの伝送帯域を使用して伝送するため、ユーザトラフィックの伝送帯域を侵食することとなり、無制限に実施することはできない。そこで、本発明は、警報表示信号転送用(AIS)フレームの転送のように、OAM機能のための追加のトラフィックをユーザトラフィックの伝送帯域に発生させずに、障害の波及範囲を上位レベルに通知可能にすることを目的とする。
本発明のパケットネットワークにおける障害監視システムは、通信経路上に複数の伝送装置が配置されたパケットネットワークにおいて、前記伝送装置の各々に、各伝送装置間で送受されるフレームの中から警報表示信号転送用フレームを検出するOAMフレーム検出部と、前記警報表示信号転送用フレームの保守レベルを参照し、自装置の保守レベルと比較し、該警報表示信号転送用フレームの保守レベルが自装置の保守レベルに合致する場合に、処理すべき警報表示信号転送用フレームと判断するAISフレーム受信部と、前記処理すべき警報表示信号転送用フレームの到来時に、上位のネットワーク監視システムに対して警報表示信号を通知する警報通知部と、を備え、前記通信経路上の中間点の伝送装置において前記警報表示信号を前記ネットワーク監視システムに通知することを特徴とするものである。
また、前記各伝送装置に、前記ネットワーク監視システムに対して前記警報表示信号を通知するか否かを設定することが可能な情報保持部を備え、前記警報通知部は、該情報保持部の設定に応じて前記警報表示信号を前記ネットワーク監視システムに対して通知することを特徴とするものである。
また、通信経路上に複数の伝送装置が配置されたパケットネットワークにおいて、前記伝送装置の各々には、各伝送装置間で送受されるフレームの中から接続性確認用フレームを検出するOAMフレーム検出部と、前記接続性確認用フレームの保守レベル及び保守端点識別情報を参照し、該接続性確認用フレームの保守レベルが自装置の保守レベルに合致し、かつ保守端点識別情報が自装置の監視対象の保守端点識別情報と合致する場合に、処理すべき接続性確認用フレームと判断する接続性確認用フレーム受信部と、前記処理すべき接続性確認用フレームが到来せず、接続性損壊を検出したとき、上位のネットワーク監視システムに対して接続性損壊を通知する警報通知部と、を備え、前記通信経路上の中間点の伝送装置において前記接続性損壊を前記ネットワーク監視システムに通知することを特徴とするものである。
また、前記各伝送装置に、前記ネットワーク監視システムに対して前記接続性損壊を通知するか否かを設定することが可能な情報保持部を備え、前記警報通知部は、該情報保持部の設定に応じて前記接続性損壊を前記ネットワーク監視システムに対して通知することを特徴とするものである。
OAM機能を使用するパケットネットワークにおいて、或るリンク障害が発生した場合、その障害原因警報及びその障害の影響を受けているパスの情報がネットワーク監視システムに通知され、オペレータレベルの伝送装置の障害を把握することができ、パケットネットワークのオペレータレベルでの保守性を向上させることができる。
また、通信経路のパス設定が動的に行われる場合、それらの通信経路を管理することは容易でないが、本発明によれば、障害発生時の警報通知により影響を受けるパスの物理的な伝送装置の位置を容易に判別することが可能となる。
また、通知警報点数を減らしたい場合などに、保守中間点(MIP)での警報通知を常に有効とするのではなく、保守中間点(MIP)に対する設定項目として警報通知/非通知を選択可能としたことにより、保守者は各通信経路に応じて選択的に警報の通知を受け、柔軟な保守が可能となる。
また、警報表示信号転送用(AIS)フレームの転送を実施せず、各保守中間点(MIP)で直接接続性損壊(LOC)検出を行い、各保守中間点(MIP)で該接続性損壊(LOC)をネットワーク管理システムに通知することにより、リンク断等の障害発生時に警報表示信号転送用(AIS)フレームのトラフィックを発生させることを回避しながら、原因警報と波及警報の通知が可能となる。
第1の実施形態の伝送装置の機能ブロックの構成例を示す図である。 第1の実施形態の障害発生時の警報通知動作例を示す図である。 第2の実施形態の伝送装置の機能ブロックの構成例を示す図である。 第2の実施形態の障害発生時の警報通知動作例を示す図である。 イーサネット(登録商標)OAM機能単位の配置と階層関係を示す図である。 従来のAIS転送動作例を示す図である。
図1は第1の実施形態の伝送装置の機能ブロックの構成例を示す。第1の実施形態は、保守中間点(MIP)において、警報表示信号転送用(AIS)フレームの透過に合わせて該フレームのモニタ及び警報通知を行う機能を実装したものである。なお、警報表示信号転送用(AIS)フレームのフォーマットは標準のPDU(Protocol Data Unit)フォーマットと同様である。即ち、特別なフィールド追加を必要としない。
第1の実施形態による伝送装置は、OAMフレーム検出部1−1、AISフレーム受信部1−2及び警報通知部1−3を備える。また、保守中間点(MIP)の伝送装置で保持する情報として、保守レベル(MEGレベル)、警報表示信号転送用(AIS)フレームの送信間隔、及び警報表示信号(AIS)の通知/非通知(即ち、保守中間点(MIP)としてネットワーク監視システムに警報を通知するか否か)の情報が設定され保持される。
図1において、左側は図示省略のインタフェース部からの受信方向、右側が送信方向である。当該伝送装置で受信したOAMフレームは、OAMフレーム検出部1−1において、受信フレーム中のタイプフィールドによりOAMフレームであることが認識され、オペコードにより警報表示信号転送用(AIS)フレームであることが認識される。
従来の伝送装置では、これら警報表示信号転送用(AIS)フレームは、保守中間点(MIP)で処理されることなく送信側へ透過するが、本発明では、AISフレーム受信部1−2において、受信フレームの保守レベル(MEGレベル)を参照し、自装置の保守レベル(MEGレベル)と比較して、該受信フレームの保守レベル(MEGレベル)が自装置の保守レベル(MEGレベル)に合致する場合に、処理すべき警報表示信号転送用(AIS)フレームと判断する。
また、警報通知状態の発生/回復の判断は、自装置が保持する警報表示信号転送用(AIS)フレームの送信間隔(設定された値)を基に、警報通知状態の発生/回復を判断し、該判断結果に応じて上位のネットワーク監視システムに対して警報の発出/回復を通知する。
また、保守中間点(MIP)の各伝送装置の設定情報として、警報表示信号(AIS)の通知/非通知を設定可能な情報保持部を設ける。該情報保持部に通信事業者の保守者が任意に警報表示信号(AIS)の通知/非通知を設定することにより、当該伝送装置における警報通知部1−3からネットワーク監視システムへの警報表示信号(AIS)の通知/非通知の設定を変更可能とすることができる。
上記の機能を実装したときの障害発生時の警報通知動作例を図2に示す。同図は通信事業者(オペレータ)のドメインに着目した警報通知動作を示した図である。警報表示信号転送用(AIS)フレームの伝播は、図中、矢印線で示している。同図の矢印線は各伝送装置を通過する毎に区切って示しているが、警報表示信号転送用(AIS)フレームは、保守中間点(MIP)で逐次終端されるのではなく、保守中間点(MIP)でモニタされ、透過される。
図2において、一例として、伝送装置A2と伝送装置A3との間でリンク断障害が発生したとする。オペレータレベルの保守端点(MEP)の伝送装置A2,A3は、リンク断による接続性確認用フレーム(CCM)の不達により、接続性損壊(LOC)を検出する。
オペレータレベルの保守端点(MEP)の伝送装置A2,A3は、接続性損壊(LOC)の検出により、警報表示信号(AIS)転送用フレームを、上位のプロバイダレベルへ通知する。プロバイダレベルでは、警報表示信号転送用(AIS)フレームを受けたプロバイダドメインの保守中間点(MIP)の各伝送装置A2,A3は、該プロバイダドメインの保守端点(MEP)の伝送装置A1,A4へ向けて該警報表示信号転送用(AIS)フレームを透過させるとともに、警報表示信号(AIS)を、上位のネットワーク監視システムへ通知する。
図2の上部にネットワーク監視システムへ通知される各保守中間点(MIP)及び保守端点(MEP)の警報表示信号(AIS)を示しており、各保守中間点(MIP)及び保守端点(MEP)の伝送装置から警報表示信号(AIS)がネットワーク監視システムへ通知される。
図3は第2の実施形態の伝送装置の機能ブロックの構成例を示す。第2の実施形態は、各保守中間点(MIP)で接続性損壊(LOC)を検出し、該検出した接続性損壊(LOC)を、各保守中間点(MIP)でネットワーク監視システムに通知する機能を実装したものである。
第2の実施形態による伝送装置は、OAMフレーム検出部3−1、接続性確認用フレーム(CCM)受信部3−2及び警報通知部3−3を備える。また、保守中間点(MIP)の伝送装置で保持する情報として、保守レベル(MEGレベル)、CCMフレームの送信間隔、及び接続性損壊(LOC)の通知/非通知(即ち、保守中間点(MIP)としてネットワーク監視システムに接続性損壊(LOC)を通知するか否か)の情報、及び監視対象保守端点(MEP)の識別情報が設定され保持される。
図3において、左側は図示省略のインタフェース部からの受信方向、右側が送信方向である。当該伝送装置で受信したOAMフレームは、OAMフレーム検出部3−1において、受信フレーム中のタイプフィールドによりOAMフレームであることが認識され、オペコードにより接続性確認用フレーム(CCM)であることが認識される。なお、接続性確認用フレーム(CCM)のフォーマットは標準のPDU(Protocol Data Unit)フォーマットと同様である。即ち、特別なフィールド追加を必要としない。
従来の保守中間点(MIP)の伝送装置では、これら接続性確認用フレーム(CCM)が処理されることなく、送信側へ透過されるだけであるが、本発明では、CCMフレーム受信部3−2で、受信した接続性確認用フレーム(CCM)の保守レベル(MEGレベル)を参照し、自装置の保守レベル(MEGレベル)(設定された値)と比較する。また、受信した接続性確認用フレーム(CCM)中の保守端点(MEP)識別情報を参照する。
受信した接続性確認用フレーム(CCM)の保守レベル(MEGレベル)が自装置の保守レベル(MEGレベル)に合致し、かつ、自装置が保持する監視対象保守端点(MEP)の識別情報に合致する場合は、処理すべき接続性確認用フレーム(CCM)と判断し、接続性損壊(LOC)の検出対象とする。
接続性損壊(LOC)状態の発生/回復の判断は、自装置が保持する接続性確認用フレーム(CCM)の送信間隔(設定された値)を基に適切な保護時間を待って行い、該判断結果に応じて上位のネットワーク監視システムに対して接続性損壊(LOC)の警報を発出する。
また、保守中間点(MIP)の各伝送装置の設定情報として、接続性損壊(LOC)の警報の通知/非通知設定を設定可能な情報保持部を設ける。該情報保持部に通信事業者の保守者が任意に接続性損壊(LOC)の警報の通知/非通知を設定することにより、当該伝送装置における警報通知部3−3からネットワーク監視システムへの接続性損壊(LOC)の警報の通知/非通知の設定を変更可能とすることができる。
上記機能を実装したときの障害発生時の警報通知動作を図4に示す。同図は通信事業者(オペレータ)のドメインに着目した警報通知動作を示した図である。接続性確認用フレーム(CCM)の伝播は矢印線で示している。同図の矢印線は各伝送装置を通過する毎に区切って示しているが、接続性確認用フレーム(CCM)は、保守中間点(MIP)で逐次終端されるのではなく、保守中間点(MIP)でモニタされ、透過される。
図4において、一例として、伝送装置A2と伝送装置A3との間でリンク断障害が発生したとする。オペレータレベルの保守中間点(MIP)の伝送装置A1,A2は、保守端点(MEP)の伝送装置A4から送信された接続性確認用フレーム(CCM)が、リンク断により不達のため、接続性損壊(LOC)を検出する。
また、保守中間点(MIP)の伝送装置A3,A4は、保守端点(MEP)の伝送装置A1から送信された接続性確認用フレーム(CCM)が、リンク断により不達のため、接続性損壊(LOC)を検出する。接続性損壊(LOC)を検出したオペレータレベルの各保守中間点(MIP)は、該接続性損壊(LOC)の警報を、上位のネットワーク監視システムへ通知する。
以上示したとおり、本発明では保守中間点(MIP)において警報表示信号(AIS)又は接続性損壊(LOC)の警報通知を上位のネットワーク監視システムに対して行うことにより、障害の波及範囲をネットワーク監視システムに通知することが可能となり、オペレータレベルでの障害の重要度/緊急度の判断が容易となる。
図2及び図4の動作例では、ポイント−ポイント間のスタティックなパス設定の通信経路の障害監視について説明したが、リング状又はメッシュ状などより複雑なトポロジーのネットワークの通信経路に対して、またダイナミックなコネクション設定が行われる通信経路等に対しても同様に、各保守中間点(MIP)からネットワーク監視システムに警報を通知する、所謂、波及警報通知により、オペレータレベルにおける障害の影響範囲の把握が可能となる。
また、上述の接続性損壊(LOC)の波及警報通知により、ネットワーク監視システムで障害の影響範囲の可視表示化を行う場合に、警報表示信号(AIS)転送用フレームをユーザトラフィックの伝送帯域を使用して転送する等のトラフィックの追加を行うことなく、接続性確認用フレーム(CCM)の授受のみにて実現することができる。
加えて、本発明は上述したとおり、イーサネット(登録商標)OAMフレームそのもののフォーマットに対しては変更を加えていないため、本発明による機能を実装したスイッチ装置でも標準規格に準拠したOAM機能を実装したカスタマ装置との相互接続性に何ら影響を与えることがない。
なお、上述の実施例ではパケットスイッチドネットワークとしてイーサネット(登録商標)を例に説明したが、伝送システムとしてその他のシステム、例えばPBB−TE(Provider Backbone Bridge - Traffic Engineering)、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching - Transport Profile)等を使用したシステムに対して、データグラムのヘッダは各方式のものを追加することとなるが、PDUの情報そのものは大差なく、本発明の適用において障壁とはならない。
1−1 OAMフレーム検出部
1−2 AISフレーム受信部
1−3 警報通知部
3−1 OAMフレーム検出部
3−2 CCMフレーム受信部
3−3 警報通知部

Claims (4)

  1. 通信経路上に複数の伝送装置が配置されたパケットネットワークにおいて、
    前記伝送装置の各々に、各伝送装置間で送受されるフレームの中から警報表示信号転送用フレームを検出するOAMフレーム検出部と、
    前記警報表示信号転送用フレームの保守レベルを参照し、自装置の保守レベルと比較し、該警報表示信号転送用フレームの保守レベルが自装置の保守レベルに合致する場合に、処理すべき警報表示信号転送用フレームと判断するAISフレーム受信部と、
    前記処理すべき警報表示信号転送用フレームの到来時に、上位のネットワーク監視システムに対して警報表示信号を通知する警報通知部と、
    を備え、前記通信経路上の中間点の伝送装置において前記警報表示信号を前記ネットワーク監視システムに通知することを特徴とするパケットネットワークにおける障害監視システム。
  2. 前記各伝送装置に、前記ネットワーク監視システムに対して前記警報表示信号を通知するか否かを設定することが可能な情報保持部を備え、前記警報通知部は、該情報保持部の設定に応じて前記警報表示信号を前記ネットワーク監視システムに対して通知することを特徴とする請求項1に記載のパケットネットワークにおける障害監視システム。
  3. 通信経路上に複数の伝送装置が配置されたパケットネットワークにおいて、
    前記伝送装置の各々には、各伝送装置間で送受されるフレームの中から接続性確認用フレームを検出するOAMフレーム検出部と、
    前記接続性確認用フレームの保守レベル及び保守端点識別情報を参照し、該接続性確認用フレームの保守レベルが自装置の保守レベルに合致し、かつ保守端点識別情報が自装置の監視対象の保守端点識別情報と合致する場合に、処理すべき接続性確認用フレームと判断する接続性確認用フレーム受信部と、
    前記処理すべき接続性確認用フレームが到来せず、接続性損壊を検出したとき、上位のネットワーク監視システムに対して接続性損壊を通知する警報通知部と、
    を備え、前記通信経路上の中間点の伝送装置において前記接続性損壊を前記ネットワーク監視システムに通知することを特徴とするパケットネットワークにおける障害監視システム。
  4. 前記各伝送装置に、前記ネットワーク監視システムに対して前記接続性損壊を通知するか否かを設定することが可能な情報保持部を備え、前記警報通知部は、該情報保持部の設定に応じて前記接続性損壊を前記ネットワーク監視システムに対して通知することを特徴とする請求項3に記載のパケットネットワークにおける障害監視システム。
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