JP4681480B2 - トラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法 - Google Patents

トラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法に関し、特に、IP網における電話通信の輻輳を高精度に検出することができるとともに、検出した輻輳を回避する指示を的確におこなうことができるトラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法に関するものである。
従来から、インターネットなどのIP(Internet Protocol)網を介して電話通信をおこなういわゆるIP電話システムが知られている。このIP電話システムでは、SIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる通信制御プロトコルを用いて通信機器(たとえば、電話機)間の呼接続制御をおこなうことが一般的である。
また、上記したIP網には、中継装置、通信機器、および、これらの装置や機器を結ぶ伝送路が接続されており、ネットワークの輻輳を防止するには、各伝送路における通信量を監視することによって通信許容量を超えないような呼接続制御をおこなう必要がある。
このため、ネットワークの輻輳を防止するための呼接続制御方式が種々提案されている。たとえば、特許文献1には、上記したSIPに準拠したSIPメッセージをモニタリングすることによって呼の接続数を計数し、単位時間あたりの呼の接続数である呼数密度を用いて着信先への呼の接続数を制御する技術が開示されている。
特開2004−88666号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、SIPメッセージ(呼制御パケット)から推測される呼接続状態に基づいて呼接続数を推定しているので、推定した呼接続数と実際の呼接続数が乖離してしまうという問題があった。たとえば、SIPセッションを終了する旨のSIPメッセージ(呼制御パケット)がネットワーク上で消失した場合には、実際には呼接続が切断されているにもかかわらず呼接続中であると誤認識してしまう。
ところで、上記したIP網上には、呼制御パケットの他に、電話通信の通信内容をあらわすパケットである通話パケットや電話通信とは関係しないパケット(たとえば、電子メールやWebアクセスに関連するパケット、以下、「通常パケット」と記載する)が流通している。このため、特許文献1の技術のようにIP網を流通するパケットの中からSIPメッセージ(呼制御パケット)のみを抽出して呼接続数を制御しようとしても高精度な輻輳検出をおこなうことはできない。その理由は、伝送路の輻輳状態はこれらの通話パケットや通常パケットの量によっても左右されるからである。
これらのことから、IP網における電話通信の輻輳を高精度に検出することができるとともに、検出した輻輳を回避する指示を的確におこなうことができるトラフィック制御装置をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、IP網における電話通信の輻輳を高精度に検出することができるとともに、検出した輻輳を回避する指示を的確におこなうことができるトラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため本発明は、通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御装置であって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定手段と、前記輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通話パケットを模擬した試験パケットを所定の前記伝送路に対して送信する試験パケット送信手段をさらに備え、前記輻輳判定手段は、前記試験パケット送信手段が送信した前記試験パケットを含む前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記パケット取得手段は、前記電話通信と関係しないパケットである通常パケットをさらに取得し、前記輻輳判定手段は、前記呼制御パケット、前記通話パケットおよび前記通常パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする。
また、本発明は、通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御システムであって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定手段と、前記輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御方法であって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得工程と、前記パケット取得工程が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定工程と、前記輻輳判定工程が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、電話通信で用いられる呼制御パケットおよび電話通信における通信内容をあらわす通話パケットをIP網における伝送路ごとに取得し、取得した呼制御パケットおよび通話パケットに基づいて伝送路における輻輳の有無を判定したうえで、輻輳ありと判定した場合に、該当する伝送路における呼接続制限を指示するよう構成したので、SIPメッセージ(呼制御パケット)に基づいて推定した呼接続数を、実際の通話においてやりとりされる通話パケットを用いて補正することによって呼接続数を正確に推定することができる。したがって、IP網における電話通信の輻輳を高精度に検出することができるとともに、検出した輻輳を回避する指示を的確におこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、通話パケットを模擬した試験パケットを所定の伝送路に対して送信し、送信した試験パケットを含む通話パケットに基づいて伝送路における輻輳の有無を判定するよう構成したので、輻輳の有無が不明な伝送路に対して試験パケットを送信することによって、かかる伝送路の輻輳状態を取得することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、電話通信と関係しないパケットである通常パケットをさらに取得し、呼制御パケット、通話パケットおよび通常パケットに基づいて伝送路における輻輳の有無を判定するよう構成したので、電話通信に用いることができる帯域が通常パケットによって圧迫されている場合であっても、電話通信に使用可能な帯域を正確に取得することによって伝送路の輻輳状態を正確に判定することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るトラフィック制御手法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るトラフィック制御手法をIP網などのネットワークと接続されたトラフィック制御装置に適用した場合について説明する。
まず、本発明に係るトラフィック制御手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係るトラフィック制御手法の概要を示す図である。なお、同図においては、本発明に係るトラフィック制御手法を適用したトラフィック制御装置10を示している。また、このトラフィック制御装置10は、各伝送路に設けられ伝送路上を流通するパケットをモニタするモニタ装置103から各種パケットに関する情報を取得するものとする。
まず、図1に示した各種装置の接続関係について説明する。同図に示すように、コアネットワークには、本発明に係るトラフィック制御手法を適用したトラフィック制御装置10と、設備管理装置101と、SIPサーバ102とが接続されており、コアネットワークに設けられた中継装置配下には中継装置やエンド側装置が階層的に接続されており、各伝送路(図1の伝送路A〜D参照)にはモニタ装置103(図1のモニタ装置A〜D参照)が接続されている。さらに、エンド側装置には電話機(たとえば、IP電話機)が接続されている。なお、各エンド側装置の配下に収容される電話機のグループをエリア(図1のエリアα〜γ参照)と呼ぶことにする。
ここで、設備管理装置101とは各伝送路配下に収容される通信機器(ここでは、電話機とする)を管理する従来技術に係る装置であり、SIPサーバ102とはSIPを用いた電話通信を管理するサーバ装置である。また、中継装置とはゲートウェイやルータといった通信データの中継やルーティングをおこなう装置であり、エンド側装置とはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ADSLルータあるいはIPゲートウェイといった装置である。
同図に示すように、各伝送路(図1の伝送路A〜D参照)には、それぞれモニタ装置103(図1のモニタ装置A〜D参照)が接続されており、各モニタ装置103は自装置が接続された伝送路を流通するSIPメッセージ(以下、「呼制御パケット」と記載する)および通話パケットをモニタリングするとともに、取得したパケットをトラフィック制御装置10へ随時通知する(図1の(1)参照)。そして、モニタ装置103からパケットを通知されたトラフィック制御装置10は、呼制御パケットおよび通話パケットに基づいて各経路が輻輳状態にあるか否かを判定する(図1の(2)参照)。
つづいて、トラフィック制御装置10は、輻輳ありと判定した伝送路配下に収容される電話機のリスト(電話機リスト)を設備管理装置101から取得し(図1の(3)参照)通信規制の対象とする電話機を決定したうえでSIPサーバ102に対して輻輳制御指示を送信する(図1の(4)参照)。なお、トラフィック制御装置10から指示を受けたSIPサーバ102は、指示された電話機に対する通信規制を実行することになる。
このように、本発明に係るトラフィック制御手法を適用したトラフィック制御装置10は、呼制御パケット(SIPメッセージ)のみならず、通話に用いられる通話パケットをも参照することによって各伝送路における輻輳状態を判定する点に主な特徴がある。したがって、推定した呼接続数と実際の呼接続数が乖離してしまうという従来技術の問題点を解消することができる。
ここで、推定した呼接続数と実際の呼接続数が乖離してしまうという従来技術の問題点を明らかにするために、SIPメッセージによるSIPセッションの確立/終了手順について図13を用いて説明しておく。図13は、SIPセッションの確立手順および終了手順を示す図である。
図13の131に示すように、SIPセッション確立手順においては、発信側電話機におけるダイヤル操作をきっかけとして、着信側電話機に対して「INVITEメッセージ」が送信される。このINVITEメッセージを受け取った着信側電話機は、処理中であることをあらわす「Tryingメッセージ」、呼び出し中であることをあらわす「Ringingメッセージ」、着信準備が完了したことをあらわす「OKメッセージ」を発信側電話機へ送信する。そして、OKメッセージに対するACKメッセージを着信側電話機が受信することでSIPセッションが確立し、双方向の通話が可能となる。
また、図13の132に示すように、発信側から電話を切る場合には、発信側電話機が着信側電話機に対して「BYEメッセージ」を送信し、BYEメッセージに対する「OKメッセージ」を発信側電話機が受信することでSIPセッションが終了する。
図13に示したような手順によってSIPセッションの確立および終了がおこなわれるので、たとえば、INVITEメッセージを確認した時点で呼数をカウントアップし、BYEメッセージを確認した時点で呼数をカウントダウンすることによって、成立している呼数を算出することができる。しかしながら、BYEメッセージがネットワーク上で消失したり、BYEメッセージのモニタリングに失敗したりした場合には、通話が完了しているにもかかわらず成立した呼数がカウントアップされたままとなり、実際の呼数と乖離する事態となってしまう。
そこで、本実施例に係るトラフィック制御装置10では、INVITEメッセージやBYEメッセージといった呼制御パケットのみならず通話中にやりとりされる通話パケットを取得し、INVITEメッセージ確認後に通話パケットが流通していない場合には、通話が終了したものとみなして成立呼数をカウントダウンすることとした。したがって、推定呼数と実呼数とが乖離する問題を解決することができる。
また、トラフィック制御装置10は、伝送路ごとに輻輳状態を判定するので、伝送路配下の電話機をグルーピングしたうえでグループごとの輻輳回避を指示することができる。さらに、トラフィック制御装置10は、輻輳状態が不明な伝送路に対して試験パケットを送信することによって輻輳状態を取得したり(図1には示していない)、伝送路を流通する通常パケット(電話通信以外のパケット)を取得したり(図1には示していない)することもできる。なお、これらの機能の詳細な内容については後述することにする。
次に、図1に示したトラフィック制御装置10の内部構成について図2を用いて説明する。図2は、トラフィック制御装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、トラフィック制御装置10は、制御部11および記憶部12を備えている。そして、制御部11は、パケット情報取得部11aと、通話管理部11bと、輻輳判定部11cと通信機器リスト取得部11dと、輻輳制御指示部11eとをさらに備えており、記憶部12は、通話管理情報12aおよび閾値管理情報12bを記憶する。
制御部11は、各伝送路に設けられたモニタ装置103から、上記した呼制御パケットおよび通話パケット、さらには、通常パケットを取得し、これらのパケットから接続呼数および使用帯域値を高精度に推定するとともに所定の閾値を用いて伝送路ごとの輻輳状態を判定し、伝送路配下の電話機に対する通話規制を指示する処理をおこなう処理部である。
パケット情報取得部11aは、各伝送路に設けられたモニタ装置103から呼制御パケットおよび通話パケットを受け取り、受け取ったパケットを通話管理部11bに渡す処理をおこなう処理部である。また、このパケット情報取得部11aは、モニタ装置103から通常パケットを受け取り、受け取ったパケットを通話管理部11bに渡すこともできる。なお、本実施例においては、パケット情報取得部11aが各モニタ装置103からパケットを受ける場合について説明するが、各伝送路上を流通するパケットから送信元アドレスや送信先アドレスを抽出した情報であるパケット情報を各モニタ装置103から受け取るよう構成してもよい。
通話管理部11bは、パケット情報取得部11aから受け取った呼制御パケットと通話パケットとの関連付けをおこなったうえで、成立している呼についての情報である通話管理情報12aを更新する処理をおこなう処理部である。また、この通話管理部11bは、輻輳判定部11cに対して各伝送路の輻輳状態を判定するよう指示する処理をおこなう処理部でもある。
輻輳判定部11cは、各伝送路の輻輳状態を記憶部12の閾値管理情報12bに基づいて判定する処理をおこなう処理部である。また、この輻輳判定部11cは、通信機器リスト取得部11dを介することによって設備管理装置101から受け取った通信機器リストと輻輳判定結果とを輻輳制御指示部11eに渡す処理をおこなう処理部でもある。
通信機器リスト取得部11dは、設備管理装置101から各伝送路配下に収容される通信機器の一覧である通信機器リストを受け取り、受け取った通信機器リストを輻輳判定部11cに渡す処理をおこなう処理部である。なお、本実施例においては、設備管理装置101が発信する通信機器リストを通信機器リスト取得部11dが受信する場合について示したが、これに限らず、通信機器リスト取得部11dが所定の伝送路についての通信機器リストを設備管理装置101に対して要求し、その応答として通信機器リストを受け取るよう構成してもよい。また、通信機器リストの詳細については図7を用いて後述する。
輻輳制御指示部11eは、輻輳判定部11cから渡された通信機器リストおよび輻輳判定結果に基づいて通話制限が必要な通信機器を決定したうえで、決定した通信機器に対する通話制限をSIPサーバ102に実施するよう指示する処理部である。
記憶部12は、不揮発性RAM(Random Access Memory)やハードディスク装置といった記憶デバイスで構成された記憶部であり、各通話(すなわち、通話中の電話通信)についての情報をあわす通話管理情報12aおよび閾値判定の基準値として用いられる閾値管理情報12bを記憶する。
まず、通話管理情報12aについて図3を用いて説明する。図3は、通話管理情報12aの一例を示す図である。同図に示すように、この通話管理情報12aは、アドレス管理域(図3の31参照)および帯域管理域(図3の32参照)から構成される。なお、同図に示す通話管理情報12aは伝送路ごとに管理される。たとえば、管理対象となる伝送路が1000個ある場合には、図3に示したアドレス管理域および帯域管理域が1000セット用意されることになる。
図3の31に示すように、アドレス管理域は、各通話について発話側アドレス、着話側アドレスおよび使用帯域値を管理する。なお、アドレス管理IDは、アドレス管理域に格納される各レコードを一意に識別する識別子である。また、使用帯域値には、一通話あたりの使用帯域値をCODEC(COder DECoder)種別から判定した数値が格納される。なお、CODEC種別には「G.711」や「G.729a」などがある。また、図3の32に示した帯域管理域は、アドレス管理域(図3の31参照)の使用帯域値を合計した値であり、伝送路ごとの使用帯域値の現在値をあらわす。
次に、閾値管理情報12bについて図4を用いて説明する。図4は、閾値管理情報12bの一例を示す図である。同図に示すように、この閾値管理情報12bは、管理対象となる伝送路ごとの帯域の上限値を管理する情報であり、「伝送路管理ID」と、「伝送路名」と、「閾値」とを含んでいる。伝送路管理IDは各伝送路を一意に識別する識別子であり、伝送路名は各伝送路の名称であり、閾値は伝送路ごとの上限帯域である。
なお、記憶部12には、上記した通話管理情報12aおよび閾値管理情報12bのみならず、他の管理情報を記憶させることもできる。たとえば、パケット情報取得部11aが各モニタ装置103から取得した通常パケットに関する情報である通常パケット情報を記憶部に設けた通常パケット管理域に記憶させることもできる。図5は、通常パケット情報の一例を示す図である。
図5に示すように、通常パケット管理域は、通常パケットを取得した時間をあらわす「時間」と、通常パケットのパケット量をあらわす「パケット量」とを項目として含んだ情報である。同図に示したように、この通常パケット管理域には、時間毎のパケット量の遷移が記憶されていく。そして、通常パケット管理域に記憶された通常パケット情報は輻輳判定部11cが伝送路ごとの輻輳判定をおこなう際に用いられる。たとえば、特定の伝送路の上限帯域が2000の場合に、通話パケットの使用帯域が1000であれば輻輳なしと判定するが、通常パケットの使用帯域が1000であれば輻輳ありと判定する。
次に、トラフィック制御装置10が実行する処理手順について図6を用いて説明する。図6は、トラフィック制御装置10の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、通話管理部11bがパケット情報取得部11aからSIPメッセージ(呼制御パケット)およびRTPパケット(通話パケット)を受け取ると(ステップS101)、通話管理部11bは、まず、RTPパケット(通話パケット)を検査する(ステップS102)。
そして、アドレス管理域(図3の31参照)のアドレスを有するRTPパケット(通話パケット)があるか否かを判定し(ステップS103)、かかるRTPパケット(通話パケット)がない場合には(ステップS103,No)、通話が完了したものとして帯域管理域(図3の32参照)をカウントダウン(ステップS104)するとともに、アドレス管理域(図3の31参照)から該当するレコードを削除して(ステップS105)ステップS106の処理手順を実行することになる。
一方、ステップS103の判定条件を満たす場合には(ステップS103,Yes)、ステップS106の処理手順を実行することになる。このように、通話が完了しているにもかかわらずアドレス管理域に残存するレコードを、RTPパケット(通話パケット)の流通の有無に基づいて削除するので、各伝送路の使用帯域(現在地)を正確に管理することができる。
ステップS106以降の処理手順についての説明をつづける。なお、ステップS106以降の処理手順は、SIPメッセージ(呼制御パケット)に基づく通話管理の内容を示す処理手順である。通話管理部11bは、SIPメッセージを検査し(ステップS106)、このSIPメッセージがセッション確立メッセージであるか否かを判定する(ステップS107)。そして、セッション確立メッセージである場合には(ステップS107,Yes)、つづいて、セッション確立を許可した場合に閾値(図4参照)を超過するか否かを判定する(ステップS108)。
そして、閾値を超過する場合には(ステップS108,Yes)、輻輳制御指示部11eに対してその旨を通知する(ステップS109)。なお、通知を受けた輻輳制御指示部11eはSIPサーバに対して輻輳回避を指示することになる。
一方、ステップS108において閾値を超過しないと判定された場合には(ステップS108,No)、アドレス管理域へあらたなレコードを登録するとともに(ステップS110)、帯域管理域のカウントアップをおこなって(ステップS111)処理を終了する。
また、ステップS107においてSIPメッセージがセッション確立メッセージではないと判定された場合には(ステップS107,No)、つづいて、このSIPメッセージがセッション終了メッセージであるか否かを判定する(ステップS112)。そして、セッション終了メッセージである場合には(ステップS112,Yes)、帯域管理域のカウントダウンをおこなったうえで(ステップS113)、アドレス管理域から該当するレコードを削除して(ステップS114)処理を終了する。なお、ステップS112においてセッション終了メッセージではないと判定された場合には(ステップS112,No)そのまま処理を終了する。
次に、上記した通信機器リスト取得部11dが設備管理装置101から取得する通信機器リストの例について図7を用いて説明する。図7は、通信機器リストの一例を示す図である。なお、同図の71には通信機器リストの基本例を示しており、72には通話の優先度をあらわす「優先度」を含んだ通信機器リストの例を示している。
図7の71に示した通信機器リストは、伝送路の名称をあらわす「伝送路名」と、該当する伝送路配下に収容される通信機器の名称をあらわす「通信機器名」と、通信機器が所属するエリアの名称をあらわす「エリア名」とを含んだリストである。また、図7の72に示した通信機器リストは、各通信機器における通話の優先度をあらわす「優先度」をあらたな項目として含んでいる。たとえば、電話機Bの優先度は、電話機Aおよび電話機Cの優先度よりも高く設定されている。
次に、所定の通話状況におけるトラフィック制御装置10と、外部装置(設備管理装置101およびSIPサーバ102)との通信の様子について図8〜図10を用いて説明する。図8は通話状況の一例を示す図であり、図9は図8に示した通話状況例における処理手順を示すシーケンス図である。そして、図10は優先度に基づいた処理手順を示すシーケンス図である。なお、図9に示したシーケンス図において用いられる通信機器リストは図7に示した71であり、図10に示したシーケンス図において用いられる通信機器リストは同じく72である。
図8に示すように、伝送路A配下には、エンド側装置を介して電話機A、電話機Bおよび電話機Cが収容されおり、これらの電話機はエリアαに属しているものとする。そして、電話機Aおよび電話機Bは既に通話中であり、これらの通話によって伝送路Aが輻輳中である場合を考える。この場合において、電話機Cに電話がかかってくると電話機Cに対するセッション確立メッセージが伝送路Aを通ることになる(図8の(1)参照)。そして、このセッション確立メッセージはモニタ装置Aによってトラフィック制御装置へと通知される(図8の(2)参照)。図8に示した前提条件に従って、以下図9および図10に示したシーケンス図について説明する。
図8に示すように、パケット情報取得部11aがモニタ装置103から上記したセッション確立メッセージを受信すると、受信したセッション確立メッセージを通話管理部11bへ通知する(ステップS201)。この通知を受けた通話管理部11bは、記憶部12の通話管理情報12aを参照することによって、輻輳判定部11cに対して通話状況を通知する(ステップS202)。そして、輻輳判定部11cは、該当する伝送路配下に収容される電話機のリストを取得するよう通信機器リスト取得部11dに要求し(ステップS203)、要求を受けた通信機器リスト取得部11dは、設備管理装置101に対して通信機器リストの問合わせをおこない(ステップS204)、受け取った応答(ステップS205)をリスト応答として輻輳判定部11cへ返す(ステップS206)。
つづいて、輻輳判定部11cは、輻輳制御指示部11eを介することによってSIPサーバ102に対して通話の規制要求をおこない(ステップS207)、この規制要求を受けたSIPサーバ102は、電話機Aおよび電話機Bに対する発信規制をおこなうとともに(ステップS208およびステップS209)、電話機Cに対しては発着信規制をおこなう(ステップS210)。
次に、通話優先度を用いた処理手順について図10を用いて説明する。なお、図10においては、あらかじめ通信機器リスト取得部11dが設備管理装置101に対して優先情報を要求しており、この要求に対する応答を設備管理装置101が返す以降の処理手順について示している。
設備管理装置101が通信機器リスト取得部11dに対して応答を返すと(ステップS301)、応答を受けた通信機器リスト取得部11dは、この応答に含まれる優先情報を通話管理部11bに対して通知する(ステップS302)。そして、パケット情報取得部11aが電話機Cに対するセッション確立メッセージを受け取ったならば、この呼制御パケットを通話管理部11bに対して通知する(ステップS303)。
つづいて、通話管理部11bは、ステップS302で受け取った優先情報を加味したうえで輻輳判定部11cに対して通話状況を通知する(ステップS304)。そして、輻輳判定部11cは、該当する伝送路配下に収容される電話機のリストを取得するよう通信機器リスト取得部11dに要求し(ステップS305)、要求を受けた通信機器リスト取得部11dは、設備管理装置101に対して通信機器リストの問合わせをおこない(ステップS306)、受け取った応答(ステップS307)をリスト応答として輻輳判定部11cへ返す(ステップS308)。
つづいて、輻輳判定部11cは、輻輳制御指示部11eを介することによってSIPサーバ102に対して通話の規制要求をおこなう(ステップS309)。なお、この場合、電話機Bについては、優先情報によって優先度が高いことが判明しており電話機Bの使用帯域を既に確保しているので、電話機B以外の電話機(電話機Aおよび電話機C)に対する規制を要求することになる。この規制要求を受けたSIPサーバ102は、電話機Aに対する発信規制をおこなうとともに(ステップS310)、電話機Cに対しては発着信規制をおこなう(ステップS311)。
次に、図2に示したトラフィック制御装置10の変形例について図11を用いて説明する。図11は、トラフィック制御装置の変形例を示す図である。なお、図11においては図2と共通する処理部に対して同一の符号を付している。また、以下では、図2に示したトラフィック制御装置10との差異点について説明し、共通点についての説明を省略することにする。
図11に示すように、トラフィック制御装置10aは、試験パケット送信部11fをさらに備えている。この試験パケット送信部11fは、輻輳状態が不明な伝送路に対して試験パケット(仮想的な通話パケット(RTPパケット))を送信する処理をおこなう処理部である。なお、この試験パケットを受信したモニタ装置103は、トラフィック制御装置10aに対してこの試験パケットを通知することになるが、通話管理部11bは、受け取った試験パケットのパケット損失状態や遅延状態に基づいて該当する伝送路が輻輳状態にあるか否かを判定する。
次に、試験パケットを用いて輻輳判定処理の処理手順について図12を用いて説明する。図12は、試験パケットを用いた輻輳判定処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、試験パケット送信部11fは輻輳状態が不明な伝送路に対して試験パケットを送信する(ステップS401)。そして、パケット情報取得部11aは試験パケットに対する応答パケットの受信を待ち合わせる(ステップS402,No)。そして、試験パケットに対する応答パケットを受信したならば(ステップS402,Yes)、パケットロスあるいは送信遅延が所定の輻輳条件を満たすか否かを判定する(ステップS403)。
そして、かかる輻輳条件を満たす場合には(ステップS403,Yes)、該当伝送路は輻輳中であると判定して(ステップS404)処理を終了する。一方、輻輳条件を満たさない場合には(ステップS403,No)、該当伝送路は輻輳中ではないと判定して(ステップS405)処理を終了する。
上述してきたように、本実施例によれば、パケット情報取得部が呼制御パケットおよび通話パケットを取得するとともに、通話管理部がこれらのパケットに基づいた通話状態を通話管理情報として記憶部に記憶させる。そして、輻輳判定部が通話管理情報および閾値管理情報に基づいて各伝送路の輻輳状態を判定したうえで、伝送路が輻輳状態にあると判定した場合には通信機器リスト取得部が取得した通信機器リストを用いて通話制限をおこなう通信機器を決定したうえで輻輳制御指示部に対して輻輳回避を指示するよう構成した。したがって、SIPメッセージ(呼制御パケット)に基づいて推定した呼接続数を、実際の通話においてやりとりされる通話パケットを用いて補正することによって呼接続数を正確に推定することができる。したがって、IP網における電話通信の輻輳を高精度に検出することができるとともに、検出した輻輳を回避する指示を的確におこなうことができるという効果を奏する。
(付記1)通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御装置であって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定手段と、前記輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段とを備えたことを特徴とするトラフィック制御装置。
(付記2)前記通話パケットを模擬した試験パケットを所定の前記伝送路に対して送信する試験パケット送信手段をさらに備え、前記輻輳判定手段は、前記試験パケット送信手段が送信した前記試験パケットを含む前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする付記1に記載のトラフィック制御装置。
(付記3)前記パケット取得手段は、前記電話通信と関係しないパケットである通常パケットをさらに取得し、前記輻輳判定手段は、前記呼制御パケット、前記通話パケットおよび前記通常パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする付記1または2に記載のトラフィック制御装置。
(付記4)前記伝送路の配下に収容される通信機器のリストを取得する通信機器リスト取得手段、を備え、前記呼接続制限指示手段は、前記輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、前記通信機器リスト取得手段が取得した前記リストに基づいて前記通信機器についての前記呼接続制限を指示することを特徴とする付記1、2または3に記載のトラフィック制御装置。
(付記5)前記通信機器リスト取得手段が取得する前記リストには前記通信機器ごとの通話優先度が含まれており、前記呼接続制限指示手段は、前記通話優先度に基づいて前記呼接続制限を指示することを特徴とする付記4に記載のトラフィック制御装置。
(付記6)前記輻輳判定手段は、前記呼制御パケットと通話パケットとから推測される推測通話状態および当該呼制御パケットに関連する前記通話パケットのパケット量に基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のトラフィック制御装置。
(付記7)通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御システムであって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定手段と、前記輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段とを備えたことを特徴とするトラフィック制御システム。
(付記8)前記通話パケットを模擬した試験パケットを所定の前記伝送路に対して送信する試験パケット送信手段をさらに備え、前記輻輳判定手段は、前記試験パケット送信手段が送信した前記試験パケットを含む前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする付記7に記載のトラフィック制御システム。
(付記9)通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御方法であって、前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得工程と、前記パケット取得工程が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定する輻輳判定工程と、前記輻輳判定工程が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示工程とを含んだことを特徴とするトラフィック制御方法。
(付記10)前記通話パケットを模擬した試験パケットを所定の前記伝送路に対して送信する試験パケット送信工程をさらに含み、前記輻輳判定工程は、前記試験パケット送信工程が送信した前記試験パケットを含む前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする付記9に記載のトラフィック制御方法。
以上のように、本発明に係るトラフィック制御装置、トラフィック制御システムおよびトラフィック制御方法は、IP網における電話通信の輻輳回避に有用であり、特に、伝送路の輻輳状態を高精度に検出したい場合に適している。
本発明に係るトラフィック制御手法の概要を示す図である。 トラフィック制御装置の構成を示すブロック図である。 通話管理情報の一例を示す図である。 閾値管理情報の一例を示す図である。 通常パケット情報の一例を示す図である。 トラフィック制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 通信機器リストの一例を示す図である。 通話状況の一例を示す図である。 図8に示した通話状況例における処理手順を示すシーケンス図である。 優先度に基づいた処理手順を示すシーケンス図である。 トラフィック制御装置の変形例を示すブロック図である。 試験パケットを用いた輻輳判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 SIPセッションの確立手順および終了手順を示す図である。
符号の説明
10、10a トラフィック制御装置
11 制御部
11a パケット情報取得部
11b 通話管理部
11c 輻輳判定部
11d 通信機器リスト取得部
11e 輻輳制御指示部
11f 試験パケット送信部
12 記憶部
12a 通話管理情報
12b 閾値管理情報
101 設備管理装置
102 SIPサーバ
103 モニタ装置

Claims (5)

  1. 通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御装置であって、
    前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、
    前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて伝送路毎の使用帯域を管理し、当該使用帯域と、伝送路毎の上限帯域である所定の閾値とを用いて前記伝送路における輻輳の有無を判定する通話管理輻輳判定手段と、
    前記通話管理輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段と
    を備え
    前記通話管理輻輳判定手段は、
    前記使用帯域として、一通話あたりの使用帯域である通話毎使用帯域と、前記通話毎使用帯域を伝送路毎に合計した伝送路毎使用帯域とを管理し、
    輻輳の判定を行う前に、通話パケットの流通の有無に基づいて、通話が完了しているにもかかわらず残存する通話毎使用帯域を削除する処理と、前記伝送路毎使用帯域を更新する処理とを実行することを特徴とするトラフィック制御装置。
  2. 前記通話パケットを模擬した試験パケットを所定の前記伝送路に対して送信する試験パケット送信手段をさらに備え、
    前記通話管理輻輳判定手段は、
    前記試験パケット送信手段が送信した前記試験パケットを含む前記通話パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載のトラフィック制御装置。
  3. 前記パケット取得手段は、
    前記電話通信と関係しないパケットである通常パケットをさらに取得し、
    前記通話管理輻輳判定手段は、
    前記呼制御パケット、前記通話パケットおよび前記通常パケットに基づいて前記伝送路における輻輳の有無を判定することを特徴とする請求項1または2に記載のトラフィック制御装置。
  4. 通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御システムであって、
    前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得手段と、
    前記パケット取得手段が取得した前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて伝送路毎の使用帯域を管理し、当該使用帯域と、伝送路毎の上限帯域である所定の閾値とを用いて前記伝送路における輻輳の有無を判定する通話管理輻輳判定手段と、
    前記通話管理輻輳判定手段が輻輳ありと判定した場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示手段と
    を備え
    前記通話管理輻輳判定手段は、
    前記使用帯域として、一通話あたりの使用帯域である通話毎使用帯域と、前記通話毎使用帯域を伝送路毎に合計した伝送路毎使用帯域とを管理し、
    輻輳の判定を行う前に、通話パケットの流通の有無に基づいて、通話が完了しているにもかかわらず残存する通話毎使用帯域を削除する処理と、前記伝送路毎使用帯域を更新する処理とを実行することを特徴とするトラフィック制御システム。
  5. 通信機器間の電話通信に使用されるパケットが流通するIP網のトラフィックを制御するトラフィック制御方法であって、
    前記電話通信で用いられる呼制御パケットおよび前記電話通信における通信内容をあらわす通話パケットを前記IP網における伝送路ごとに取得するパケット取得工程と、
    前記パケット取得工程により取得された前記呼制御パケットおよび前記通話パケットに基づいて伝送路毎の使用帯域を管理し、当該使用帯域と、伝送路毎の上限帯域である所定の閾値とを用いて前記伝送路における輻輳の有無を判定する通話管理輻輳判定工程と、
    前記通話管理輻輳判定工程により輻輳ありと判定された場合に、該当する前記伝送路における呼接続制限を指示する呼接続制限指示工程と
    を含み、
    前記通話管理輻輳判定工程では、
    前記使用帯域として、一通話あたりの使用帯域である通話毎使用帯域と、前記通話毎使用帯域を伝送路毎に合計した伝送路毎使用帯域とを管理し、
    輻輳の判定を行う前に、通話パケットの流通の有無に基づいて、通話が完了しているにもかかわらず残存する通話毎使用帯域を削除する処理と、前記伝送路毎使用帯域を更新する処理とを実行することを特徴とするトラフィック制御方法。
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