JP5833586B2 - Sip網におけるcug/pnp通信システム、cug/pnp通信における輻輳制御装置、および輻輳制御方法 - Google Patents

Sip網におけるcug/pnp通信システム、cug/pnp通信における輻輳制御装置、および輻輳制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、SIP端末が属するグループ単位での輻輳制御を可能とするSIP網におけるCUG/PNP通信システム、CUG/PNP通信における輻輳制御装置、および輻輳制御方法に関する。
CUG(Closed User Group)/PNP(Private Numbering Plan)通信は、広域内線サービスのようにユーザが自由に設定した私設番号によって、同一グループに属する特定の回線で発着信を可能とする通信である。NGN(Next Generation Network)のようなSIP(Session Initiation Protocol)によるセッション制御を用いた公衆網上でCUG/PNP通信を実現する方法が、非特許文献1で標準化されている。
非特許文献1には、CUG/PNP通信において、SIPリクエスト中のヘッダにP-Private-Network-Indicationヘッダ(以下、“PPNI”ヘッダと略記する)を設定することで、同一グループであることを識別することが規定されている。SIP端末はリクエスト信号に“PPNI”ヘッダを設定してSIP網に対し送信することで、CUG/PNP通信を要求する。SIP網側では“PPNI”ヘッダの設定値から、SIP端末がどのCUG/PNPグループに所属しているかを判定する。
ところで、SIP網を構成するSIPサーバが受信するSIP信号量が増加すると、SIPサーバは輻輳状態に陥る。1台のSIPサーバが輻輳した場合、その輻輳が連鎖的に他のSIPサーバに及ぶことを防止するために、SIP網内に輻輳制御装置を設置し、輻輳が発生しているSIPサーバ向けのSIPリクエストの送信を制限することで、輻輳の解消を実現する。例えば、特許文献1においては、あるSIPサーバが輻輳状態になったとき、そのSIPサーバが収容している局番宛のリクエスト信号の送信を規制することで輻輳制御を行う。
特開2011−105469号公報
TS-1018 NGNにおけるCUG/PNPに関するインタフェース技術仕様
特許文献1に記載のように従来技術では電話番号帯を基に輻輳制御を実施している。しかしながら、CUG/PNP通信においては、各グループ内で任意の番号帯を利用しており、異なるグループ間においては利用番号帯の重複も許容されるため、番号帯を用いた輻輳制御を行うことができない。また、SIP網において特定のグループ内の通信量が増加することにより、SIPサーバが輻輳した場合に、輻輳要因のグループの通信を規制することができないという問題があった。
本発明の目的は、SIP端末が属するグループ単位での輻輳制御を可能とするSIP網におけるCUG/PNP通信システム、CUG/PNP通信における輻輳制御装置、および輻輳制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバと当該SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御装置とが通信回線を介して相互に接続されたSIP網におけるCUG/PNP通信システムであって、前記輻輳制御装置は、輻輳発生を検知したSIPサーバからの規制開始要求に応じて各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するトラヒック情報収集指示手段と、前記トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバから送信されたトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定する輻輳要因特定手段と、輻輳要因が特定された場合に、輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を指示する規制指示手段と、前記輻輳発生を検知したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合にこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除させる規制解除指示手段と、を備え、前記SIPサーバは、自身のリソースを監視して輻輳の発生の有無を検知するリソース監視手段と、輻輳発生を検知した際に規制開始要求を前記輻輳制御装置へ通知する規制要求手段と、前記輻輳制御装置からの指示に応じて、収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集して前記輻輳制御装置に送信するトラヒック情報収集手段と、前記輻輳制御装置からの規制指示に応じて該当するSIPサーバへの通信規制を、収納されるSIP端末が属するグループ単位で実行する規制手段と、輻輳が解消した場合に前記輻輳制御装置から送信される規制解除に応じて通信規制を解除する解除手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明は、それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバが通信回線を介して相互に接続されたSIP網においてCUG/PNP通信を実行する際に前記SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御装置であって、輻輳発生を検知したSIPサーバからの規制開始要求を受信し、受信した規制開始要求に応じて各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するトラヒック情報収集指示手段と、前記トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバからのトラヒック情報を受信し、受信したトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定する輻輳要因特定手段と、輻輳要因が特定された場合に、輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を指示する規制指示手段と、前記輻輳発生を検知したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合にこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除させる規制解除手段と、を備えることを特徴としている。
さらに、本発明は、それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバと、輻輳制御装置とが通信回線を介して相互に接続されたSIP網においてCUG/PNP通信を実行する際に前記SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御方法であって、輻輳発生を検知したSIPサーバが規制開始要求を前記輻輳制御装置へ通知するステップと、規制開始要求を受信した前記輻輳制御装置から各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するステップと、トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバからのトラヒック情報を前記輻輳制御装置が受信し、受信したトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定するステップと、輻輳要因が特定された場合に、前記輻輳制御装置は輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を、収納されるSIP端末が属するグループ単位で指示するステップと、輻輳が解消したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合に前記輻輳制御装置はこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除するステップと、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、CUG/PNP通信においてSIP端末が属するグループ単位の輻輳制御が可能となる。
本発明に係るCUG/PNP通信システムの一実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態における輻輳発生の説明図。 加入者データテーブルの構成例を示す説明図。 本発明の実施形態における通常時(非輻輳時)の制御手順を示す説明図。 本発明の実施形態における輻輳状態時の制御手順を示す説明図。 CUG/PNP通信の概要を示す説明図。 従来の輻輳制御の課題を示す説明図。
《本発明の原理》
始めに、CUG/PNP通信の概要と、本発明に係るCUG/PNP通信における輻輳制御の原理を説明する。
図6は、CUG/PNP通信の概要を示す説明図である。
CUG/PNP通信において、各SIP端末にはグループ毎に任意の私設番号が割り振られている。異なるグループであれば、同一の私設番号を付与することもできる。また、単一のSIP網だけではなく、複数のSIP網に跨ってのCUG/PNP通信も可能である。なお、異なるグループ間における私設番号による通信は不可となる。
SIP網側では各SIP端末から送信されるリクエスト信号に設定されている“PPNI”ヘッダの設定値で各SIP端末が属するグループを判別する。例えば、図6においては、グループ1のSIP端末11,21,31には“PPNI”ヘッダとして“group1.com”が設定され、グループ2のSIP端末32,42には“group2.com”が設定される。
従来の輻輳制御においては、図7に示すように、例えば、092番号帯を持つSIPサーバ3が輻輳した場合、SIPサーバ3から輻輳制御装置100に対し、輻輳が発生した旨を通知する(図7中(1))。輻輳通知を受信した輻輳制御装置100は他のSIPサーバ1,2に対し、092番号帯への発信を規制するように通知する(図7中(2))。規制としては、例えば、単位時間当たりの送信可能リクエスト信号数を一定値以下とする方式などがある。
規制期間中に例えば、SIP端末11から電話番号092xxxxxxxを割り当てられたSIP端末31に発信しようとした場合(図7中(3))、SIPサーバ1は規制対象であるSIPサーバ3への発信のため、このリクエストを規制する。
また、SIPサーバ3の輻輳要因が特定の加入者、例えば、SIP端末31へのリクエスト信号の集中であれば、SIP端末31向けの電話番号が指定されたリクエスト信号のみを規制することで、同じSIPサーバ3に収容される他のSIP端末(SIP端末32等)への影響を与えずに規制を行うこともできる。
しかしながら、上記従来技術を図6に示すようなCUG/PNP通信に適用しようとした場合、以下のような課題が生じる。
今、例えば、SIP端末11,21,31がグループ1、SIP端末12,22,32がグループ2を構成しているものとする。このとき、グループ1に属するSIP端末11,21,31にはそれぞれ“1000”,“2000”,“3000”という私設番号が割り当てられているとする。同様にグループ2に属するSIP端末12,22,32にも“3000”,“2000”、“1000”の番号帯が割り当てられているとする。このとき、SIP端末11、SIP端末21からSIP端末31に向けて私設番号“3000”を指定して大量の発信を繰り返し、SIPサーバ3に輻輳が発生したとする。従来方式では、番号帯を用いてSIPサーバ3に対する発信を規制する、すなわち、“092”番号帯への発信を規制する。しかし、SIPサーバ3の私設番号としては、SIP端末31は“3000”、SIP端末32は“1000”であるため、番号帯での規制ができない。
また、SIPサーバ3の輻輳要因がグループ1内の通信の急増であるにも関わらず、同じSIPサーバ3に収容されるグループ2のSIP端末32の通信も規制されてしまう。このように、同一サーバ内の異なるグループに対しては影響を与えずに規制を行うといったことが、従来技術では実現することができない。
本発明の実施形態は、SIP網上のCUG/PNP通信において、SIP端末が属するグループ単位での輻輳制御を可能とするものである。
≪実施形態≫
図1は、本発明に係る輻輳制御装置を含むCUG/PNP通信システムの一実施形態の構成図を示すブロック図、図2は本発明に係るCUG/PNP通信システムの全体構成を示すブロック図である。
各図に示すCUG/PNP通信システムは、輻輳制御装置100と、SIPサーバ200(図2のSIPサーバ1,2,3に相当)と、これら輻輳制御装置100と各SIPサーバ200とを接続する通信回線300と、輻輳制御装置100に接続されたオペレータ端末400とを備えている。図2に示すように、各SIPサーバ200をSIPサーバ1,2,3とした場合、SIPサーバ1には第1グループのSIP端末11と第2グループのSIP端末12が収納され、SIPサーバ2には第1グループのSIP端末21と第2グループのSIP端末22が収納され、SIPサーバ3には第1グループのSIP端末31と第2グループのSIP端末32が収納されている。
輻輳制御装置100は、SIP網内のすべてのSIPサーバ200(SIPサーバ1,2,3)と接続し、輻輳が発生したSIPサーバ200からの規制要求の受付を行う。また、オペレータ端末400に規制開始要求や規制解除要求を受信した旨を通知する。また、システム自律的、もしくはオペレータ端末400からオペレータの指示に従い、各SIPサーバ200からトラヒック情報の収集や各SIPサーバ200への規制指示を実行する。
各SIPサーバ200は、SIP端末からのSIP信号を受信し、記憶部に保存されている加入者データ(図3に示す)を参照して接続処理を行う。接続処理時には、SIP信号内の情報を基にトラヒック情報の収集を行う。また、輻輳制御装置100から規制開始指示を受信している場合は、指示内容に応じた規制処理を実施する。また、自サーバのリソース(CPU等)の管理を行い、あらかじめ定めた閾値を超過した場合は、輻輳制御装置100に規制要求を行う。
輻輳制御装置100は、その機能上、ユーザインタフェース(ユーザIF)部110と、トラヒック要求部120と、記憶部130と、規制指示部140と、トラヒック配分算出部150とを備えている。
ユーザIF部110は、オペレータ端末400と接続され、オペレータとのユーザインタフェースを提供する機能を有する。SIPサーバ200から規制開始要求または規制解除要求を受信した場合は、オペレータ端末400に規制開始要求、または規制解除要求が発生した旨を通知する。また、オペレータからのトラヒック収集要求や、規制開始/解除指示をトラヒック要求部120や規制指示部140に伝える。オペレータ端末400からトラヒック情報の閲覧要求があった場合は、記憶部130から要求トラヒック情報を取り出し、表示する。
トラヒック要求部120は、ユーザIF部110、またはトラヒック配分算出部150からトラヒック収集要求を受け付けた場合、指定されたSIPサーバ200に対しトラヒック情報の送信を指示する。また、要求先のSIPサーバ200からトラヒック情報を受信した場合は、記憶部130に格納するとともに、ユーザからの指示による収集の場合は、ユーザIF部110に収集が成功した旨を通知する。
記憶部130は、トラヒック要求部120が収集したトラヒック情報を記憶する。また、ユーザIF部110からの要求に応じて格納しているトラヒック情報の取り出しを行う。
規制指示部140は、トラヒック配分算出部150、またはユーザIF部110からの指示の内容に従い、SIPサーバ200に規制開始指示、または規制解除指示を送信する。規制開始指示には規制対象のSIPサーバ200、規制対象のグループ、規制量(例.単位時間当たりの送信可能なリクエスト数)等が含まれる。
トラヒック配分算出部150は、記憶部130のトラヒック情報を基に定期的に各SIPサーバ200に対する規制値の算出を行う。規制値の算出はあらかじめ決められた規則(シナリオ)に従うか、もしくはオペレータの指示に従う。
SIPサーバ200は、SIP信号処理部210と、規制部220と、トラヒック情報収集部230と、記憶部240と、リソース監視部250と、規制要求部260とを備えている。
SIP信号処理部210は、SIP端末や他のSIPサーバ200との間でSIP信号の送受信を行う。また、SIP信号に設定されている内容の解析を行う(例.R-URIに設定される宛先番号や“PPNI”ヘッダに含まれるグループ名の抽出等)。
規制部220は、輻輳制御装置100からの規制開始指示および解除指示を受信する。規制開始指示受信時には、規制対象内容のグループと規制量を基に、対象のSIP信号に対する規制を実施する。
トラヒック情報収集部230は、SIPサーバ200が受信したSIP信号の情報を収集する。例えば、グループ毎にSIP信号の送受信数等の統計データを収集し、記憶部240に保存する。輻輳制御装置からトラヒック情報の送信を要求された場合は、記憶部240からトラヒック情報を取り出し、輻輳制御装置100に送信する。
記憶部240は、加入者データや、トラヒック情報を記憶する。
リソース監視部250は、CPU等のSIPサーバのリソースを監視し、あらかじめ指定した閾値を超過した場合は輻輳発生と判断し、規制要求部に輻輳が発生した旨を通知する。また、輻輳発生通知後にリソースの使用率が低下し、あらかじめ指定した閾値を下回った時は輻輳解消した旨を規制要求部260に通知する。
規制要求部260は、リソース監視部250より輻輳発生通知を受けた場合は、輻輳制御装置100に規制開始要求を送信する。また、輻輳解消の通知を受けた場合は、規制解除要求を輻輳制御装置100に送信する。
図3には、各SIPサーバ200の記憶部240に構築される加入者データテーブルの一例が示されている。同図に示すように、このテーブルは、グループ名と、私設番号と、その端末名と、収容サーバとが対となって構成されている。例えば、グループ名“group1.com”には、私設番号“1000”,“2000”,“3000”を持つSIP端末11、SIP端末21、SIP端末31が属し、SIP端末11はSIPサーバ1に、SIP端末21はSIPサーバ2に、SIP端末31はSIPサーバ3に収容されていることが分かる。また、グループ名“group2.com”には、私設番号“51”,“52”,“53”を持つSIP端末12、SIP端末22、SIP端末32が属し、SIP端末12はSIPサーバ1に、SIP端末22はSIPサーバ2に、SIP端末32はSIPサーバ3に収容されていることが分かる。
次に、本発明の具体的な処理手順を説明する。なお、以下の説明では、図2に示すように、各SIPサーバ200をSIPサーバ1,2,3として説明する。
<通常時(非輻輳時)の動作>
図4に示すように、SIP端末11がSIP端末31に私設番号で接続するために、番号“3000”をダイヤルしたとする。このとき、SIP端末11からSIPサーバ1に送信されるINVITEリクエスト信号内には、私設番号での通信を示す“PPNI”ヘッダが設定され、ヘッダの値としては自グループを示す“group1”が設定される(ステップST1)。
SIPサーバ1は、SIP信号を受信し、受信したSIP信号の解析を行う。このSIP信号(INVITEリクエスト信号)には、“PPNI”ヘッダが付与されているのでCUG/PNP通信であると判断し、“PPNI”ヘッダに設定されているグループ名“group1.com”とR-URIの値“3000”から、接続先の端末であるSIP端末31を特定し、当該SIP端末31を収容しているSIPサーバ3にリクエスト信号を転送する(ステップST2)。また、SIP信号の処理の際には、トラヒック情報の収集を行う。
SIPサーバ3からSIP端末31にINVITEリクエスト信号が転送されると(ステップST3)、以下、所定の処理が実行されて、SIP端末11とSIP端末31との間にセッションが確立され通信が可能となる。
なお、この実施形態では、オペレータがオペレータ端末400を介してトラヒック情報の収集指示や輻輳要因の特定、規制指示および規制解除指示を行う例を示しているが、輻輳制御装置100があらかじめ規定されたシナリオに従い自律的に前記処理を行うことも可能である。
<輻輳状態時の動作>
図5に示すように、SIP端末11およびSIP端末21からSIP端末31に対し、大量の発呼を繰り返すと、SIPサーバ3のCPU等のリソース使用率が増加し、輻輳が発生する。SIPサーバ3のリソース監視部250は、リソース使用率があらかじめ指定した閾値を超過した場合に輻輳発生と判断し、規制要求部260に輻輳が発生した旨を通知する。SIPサーバ3の規制要求部260は輻輳制御装置100に“規制開始要求”を送信する(ステップST11)。
“規制開始要求”を受信した輻輳制御装置100はオペレータ端末400に輻輳が発生した旨の通知である“輻輳発生通知”を行う(ステップST12)。
オペレータはオペレータ端末400を用い、輻輳制御装置100に対し各SIPサーバ1,2,3の“トラヒック情報”の収集を実行する(ステップST13)。
輻輳制御装置100のトラヒック要求部120は指定されたSIPサーバ1,2,3の“トラヒック収集指示”を各SIPサーバ1,2,3に送信する(ステップST14)。
各SIPサーバ1,2,3のトラヒック情報収集部230は、トラヒック情報を収集し、収集した“トラヒック情報”を輻輳制御装置100に送信する(ステップST15)。輻輳制御装置100は“トラヒック情報”をオペレータ端末400に送信して表示させる(ステップST16)。
オペレータは“トラヒック情報”を確認し、どのグループに信号が集中しているかを確認し、原因を特定する。本実施形態では、グループ1の信号のトラヒックが多いため、グループ1の通信を輻輳要因と特定したとする。
オペレータ端末400は輻輳要因の通信に対する規制を示す“規制指示”を出すと(ステップST17)、輻輳制御装置100の規制指示部140は、SIPサーバ1とSIPサーバ2に対し、SIPサーバ3向けのグループ1の通信の“規制指示”を送信する(ステップST18,ST19)。
SIPサーバ1とSIPサーバ2の各規制部220は、SIP端末からのリクエスト受信時に、“PPNI”ヘッダの設定値がgroup1.comかつSIPサーバ3向けの信号であれば規制対象であると判断し、規制を実施する。規制としては、例えば、単位時間当たりの送信信号数を一定値以下とする等を内容とする。なお、グループ2のSIP端末32向けの通信については規制対象のグループではないため規制を実施しない。
規制が実施されると、SIPサーバ3は輻輳要因の通信量が減少するため、リソースの利用率が低下して輻輳が解消する。SIPサーバ3のリソース監視部250は輻輳制御装置100に“輻輳解消通知”を送信する(ステップST20)。これを受けて輻輳制御装置100はオペレータ端末400に“輻輳解消通知”を送信する(ステップST21)。
オペレータが規制解除を判断すると、オペレータ端末400から“規制解除指示”を輻輳制御装置100に送信する(ステップST22)。輻輳制御装置100の規制指示部140は、SIPサーバ1,2に向けて“規制解除指示”送信する(ステップST23,24)。これにより、SIPサーバ1とSIPサーバ2の各規制部220は、SIPサーバ3向けのグループ1の通信規制を解除する。このようにしてこれにより、規制指示をかけたSIPサーバ1,2の規制が解除される。
なお、以上の実施形態では、“輻輳発生通知”を受けた輻輳制御装置100は、この“輻輳発生通知”をオペレータ端末400に送信し、オペレータ端末400からの指示に基づいて“トラヒック情報”の収集を開始しているが、“輻輳発生通知”を受けた輻輳制御装置100が直ちに“トラヒック情報収集指示”をSIPサーバ1,2,3に送信するように構成してもよい。この場合、“輻輳発生通知”を受けたトラヒック配分算出部150がトラヒック要求部120にトラヒック情報収集指示”を出力する。同様に、“トラヒック情報”が各SIPサーバ1,2,3から送信された場合に、輻輳制御装置100のトラヒック配分算出部150は“トラヒック情報”を分析し、その内容に応じて規制指示部140を介してSIPサーバ1,2に対して“規制指示”を送信するようにしてもよい。また、SIPサーバ3から“輻輳解消通知”が送信された場合、輻輳制御装置100のトラヒック配分算出部150は規制指示部140を介して直ちに“規制解除指示”をSIPサーバ1,2に送信するように構成してもよい。すなわち、本発明においては、オペレータ端末400を介在させなくても、輻輳制御装置100の機能として輻輳を制御することが可能である。
以上、上記実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11,12,21,22,31,32:SIP端末
100:輻輳制御装置
110:ユーザインタフェース(ユーザIF)部
120:トラヒック要求部120
130:記憶部130
140:規制指示部140
150:トラヒック配分算出部150
1,2,3,200:SIPサーバ
210:SIP信号処理部
220:規制部
230:トラヒック情報収集部
240:記憶部
250:リソース監視部
260:規制要求部
300:通信回線
400:オペレータ端末

Claims (4)

  1. それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバと当該SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御装置とが通信回線を介して相互に接続されたSIP網におけるCUG/PNP通信システムであって、
    前記輻輳制御装置は、
    輻輳発生を検知したSIPサーバからの規制開始要求に応じて各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するトラヒック情報収集指示手段と、
    前記トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバから送信されたトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定する輻輳要因特定手段と、
    輻輳要因が特定された場合に、輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を指示する規制指示手段と、
    前記輻輳発生を検知したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合にこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除させる規制解除指示手段と、
    を備え、
    前記SIPサーバは、
    自身のリソースを監視して輻輳の発生の有無を検知するリソース監視手段と、
    輻輳発生を検知した際に規制開始要求を前記輻輳制御装置へ通知する規制要求手段と、
    前記輻輳制御装置からの指示に応じて、収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集して前記輻輳制御装置に送信するトラヒック情報収集手段と、
    前記輻輳制御装置からの規制指示に応じて該当するSIPサーバへの通信規制を、収納されるSIP端末が属するグループ単位で実行する規制手段と、
    輻輳が解消した場合に前記輻輳制御装置から送信される規制解除に応じて通信規制を解除する解除手段と、
    を備えることを特徴とするSIP網におけるCUG/PNP通信システム。
  2. それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバが通信回線を介して相互に接続されたSIP網においてCUG/PNP通信を実行する際に前記SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御装置であって、
    輻輳発生を検知したSIPサーバからの規制開始要求を受信し、受信した規制開始要求に応じて各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するトラヒック情報収集指示手段と、
    前記トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバからのトラヒック情報を受信し、受信したトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定する輻輳要因特定手段と、
    輻輳要因が特定された場合に、輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を指示する規制指示手段と、
    前記輻輳発生を検知したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合にこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除させる規制解除手段と、
    を備えることを特徴とするCUG/PNP通信における輻輳制御装置。
  3. オペレータ端末に接続されるユーザインタフェース部を備え、
    前記トラヒック情報収集指示手段が前記規制開始要求を受信すると、前記ユーザインタフェース部は、その旨を前記オペレータ端末に送信すると共に、前記オペレータ端末から各SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報収集指示を受信し、このトラヒック情報収集指示を前記トラヒック情報収集指示手段に対して送信し、
    前記輻輳要因特定手段は、前記トラヒック情報収集指示に応答して各SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を受信すると、受信したトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定し、
    前記規制指示手段は、輻輳要因が特定された場合に、前記ユーザインタフェース部を介して前記オペレータ端末からの規制開始指示を輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに送信し、
    規制解除手段は、輻輳発生を検知したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合にこれを受信して前記ユーザインタフェース部を介して前記オペレータ端末に送信すると共に、前記オペレータ端末からの規制解除指示を規制実行中のSIPサーバに送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載のCUG/PNP通信における輻輳制御装置。
  4. それぞれがSIP端末を収納して成る複数のSIPサーバと、輻輳制御装置とが通信回線を介して相互に接続されたSIP網においてCUG/PNP通信を実行する際に前記SIPサーバの輻輳を制御する輻輳制御方法であって、
    輻輳発生を検知したSIPサーバが規制開始要求を前記輻輳制御装置へ通知するステップと、
    規制開始要求を受信した前記輻輳制御装置から各SIPサーバに対して、SIPサーバに収納されるSIP端末が属するグループ毎のトラヒック情報を収集する指示を送信するステップと、
    トラヒック情報の収集指示に応答した各SIPサーバからのトラヒック情報を前記輻輳制御装置が受信し、受信したトラヒック情報に基づいて輻輳要因となっているグループを特定するステップと、
    輻輳要因が特定された場合に、前記輻輳制御装置は輻輳要因となっているグループに属するSIP端末を収納する全てのSIPサーバに通信の規制開始指示を送信して、前記輻輳発生を検知したSIPサーバに対する通信規制を、収納されるSIP端末が属するグループ単位で指示するステップと、
    輻輳が解消したSIPサーバから輻輳解消通知が出された場合に前記輻輳制御装置はこれを受信して規制解除を、規制実行中のSIPサーバに送信して通信規制を解除するステップと、
    を備えることを特徴とするCUG/PNP通信における輻輳制御方法。
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