JP4409412B2 - トラフィック制御システム及び方法、輻輳検出装置、ならびに、コンピュータプログラム - Google Patents

トラフィック制御システム及び方法、輻輳検出装置、ならびに、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、トラフィック制御システム及び方法、輻輳検出装置、ならびに、コンピュータプログラムに関する。
従来技術における輻輳検知方法は、呼の集中点となる着信側において、その集中状況から輻輳を検知していた。そのため、輻輳要因となる着信側呼集中先の電話番号を特定し、当該電話番号を対象に呼を規制するなどの接続制御を行う方式を採用していた。
また、特許文献1には、輻輳が複数発生した場合に、優先順位に基づいて優先的に解消すべき輻輳を特定し、この輻輳の原因となる呼の接続数を制御することにより、安定したIP電話サービスを提供することについて記載されている。
特開2004−88666号公報
近年、ネットワークの輻輳は、着信側において呼が集中する以外にも、発信側で短時間にトラヒックが連続的に加わる状況も存在している。代表的な例としては、多数の電話番号に発呼し、着信者が応答する前に呼を切断して着信者側の端末に着信履歴として自身の電話番号を残すことにより着信者にその電話番号へかけなおしさせ、有料サイトなどに誘導するという悪意呼、いわゆる「ワン切り」がある。
着信先の電話番号等を指定して着信呼の接続制御を行う従来技術を発信側での発信呼集中に適用しようとした場合、以下の問題が生じる。
(1)特定の発信者からの多量の発信を検出することが出来ず、ネットワークの輻輳要因となる発信者を特定することは困難である。
(2)ネットワークの輻輳要因となる発信者からの呼だけではなく、接続制御対象の着信先に向けて発信する他の加入者からの呼も接続制御の対象となってしまう。
また、加入者からの発信呼に対する接続制御を行う場合、加入者毎の発信のパターンから通話を目的とした呼と、それ以外の呼に分類し、通話目的以外の呼に対して優先的に接続制御を行うことが望ましい。しかしながら、従来技術の場合、発信のパターンからその目的が通話なのかそれ以外なのかを特定することが出来ない。従って、ネットワーク輻輳時に接続制御対象とすべき発信者に適切な優先度を設けることが出来ず、一部の加入者の悪意による攻撃的な発信行為により、通話目的の発信者に対しても悪意を持った発信者と同様に接続制御を行ってしまうおそれがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、悪意による攻撃的な発信を行っている発信者からの通話以外の目的の呼を規制し、ネットワークの輻輳を解消することができるトラフィック制御システム及び方法等を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムであって、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出手段と、抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析手段と、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定手段と、前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御手段と、を備えることを特徴とするトラフィック制御システムである。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記信号解析手段は、抽出された前記制御信号を解析して相互通信まで状態が遷移した完了通信の数量を測定し、前記制御対象判定手段は、前記特定された制御対象の発信者が要求した通信の完了通信の数量を基に前記接続制御量を決定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記制御対象判定手段は、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記制御対象判定手段は、発信側途中放棄の数量が閾値以上である発信者を接続量の制御対象の発信者として特定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記制御対象判定手段は、発信側途中放棄の数量に基づいて網への影響度を分類し、この分類に応じて前記接続制御量を決定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記制御対象判定手段は、前記特定された制御対象の発信者が、所定の前記影響度に分類された回数に応じて前記接続制御量を決定する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、接続制御手段を複数有する場合に、前記接続制御量から各接続制御手段における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を前記接続制御手段へ通知する輻輳制御管理手段をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記接続制御手段は、前記接続制御対象の発信者に関わる通信のトラフィックの情報を収集する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、完了通信の数量、発信側途中放棄の数量、及び、接続制御量は、単位時間当りの通信数である、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述するトラフィック制御システムであって、前記通信は、インターネットプロトコルを用いた呼である、ことを特徴とする。
また、本発明は、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置と、前記通信ネットワーク上で輻輳が発生していることを検知する輻輳検知装置と、通信の接続数量を制御する接続制御装置とからなり、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムに用いられる前記輻輳検知装置であって、前記信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析手段と、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を前記接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定手段と、を備えることを特徴とする輻輳検知装置である。
また、本発明は、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムに用いられるトラフィック制御方法であって、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出過程と、抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析過程と、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定過程と、前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御過程と、を有することを特徴とするトラフィック制御方法である。
また、本発明は、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置と、前記通信ネットワーク上で輻輳が発生していることを検知する輻輳検知装置と、通信の接続数量を制御する接続制御装置とからなり、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムの前記輻輳検知装置に用いられるトラフィック制御方法であって、前記信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析過程と、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を前記接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定過程と、を有することを特徴とするトラフィック制御方法である。
また、本発明は、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムに用いられるコンピュータプログラムであって、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出ステップと、抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析ステップと、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定ステップと、前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
また、本発明は、発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置と、前記通信ネットワーク上で輻輳が発生していることを検知する輻輳検知装置と、通信の接続数量を制御する接続制御装置とからなり、通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムの前記輻輳検知装置に用いられるコンピュータプログラムであって、前記信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析ステップと、発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を前記接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
上記発明によれば、ネットワーク輻輳時にその要因が発信者側に存在する場合、要因となる発信者を特定し、この発信者から要求される呼数などの通信量を制限する接続制御を行うことが可能となる。また、接続制御対象の発信者については、着信側との相互接続(通話等)あるいは相互接続以外など、発信目的により差別化した接続制御を行い、本来の着信側との相互接続を目的とした通信を優先的にネットワークに流入させることが可能になる。
これにより、通話などの相互接続が目的の通信のためにネットワークのリソースを最大限発揮することが可能となる。従って、ネットワークリソースの利用率が向上するため、設計上の設備容量を従来の設計基準に比べて小さくする事が可能になり、設備投資額を削減することが可能となる。さらに、ネットワーク輻輳時に加わる通信に占める相互接続通信の比率を高めることが可能となり、通話料などの通信料また、収入を高める事が可能となる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一要素のものは同一符号を付与し、これらに関する反復説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態に係るトラフィック制御システムの構成を示すブロック図である。
トラフィック制御システムは、信号抽出装置1に設けられた信号抽出部2と、輻輳検知装置3に設けられた信号解析部4及びワン切り判定部5(制御対象判定手段)と、輻輳制御管理装置6に設けられた輻輳制御管理部7と、呼接続制御装置8a(接続制御装置)に設けられた呼接続制御部9a(接続制御手段)と、呼接続制御装置8b(接続制御装置)に設けられた呼接続制御部9b(接続制御手段)とを有する。
また、呼接続制御装置8a(呼接続制御部9a)は信号抽出装置1(信号抽出部2)及びIP(Internet Protocol)網10aを介してIP電話端末(以下、“端末”とする)11a、11b及び11cと接続され、呼接続制御装置8b(呼接続制御部9b)は信号抽出装置1(信号抽出部2)及びIP網10bを介して端末11d、11e及び11fと接続されている。
なお、本実施の形態においては、呼接続制御装置と呼接続制御部を其々2個有する構成としたが、これに限定されず、其々を1個あるいは3個以上有する構成とすることもできる。
また、呼接続制御装置8a及び8bを適宜“呼接続制御装置8”、呼接続制御部9a及び9bを適宜“呼接続制御部9”、IP網10a及び10bを適宜“IP網10”、端末11a、11b、11c、11d、11e及び11fを適宜“端末11”と総称する。
また、本図においては、説明を容易にするため、ソフトスイッチ等のIP電話網を実現するための機器の記載は省略している。
信号抽出部2は、IP網10を介して端末11間で送受される通話制御信号を抽出し、この抽出した通話制御信号を複製して信号解析部4へ転送する。
信号解析部4は、信号抽出部2から転送された通話制御信号のメッセージ内容を解析し、単位時間あたりの接続呼数及び発信側途中放棄呼数を発信側の端末11毎に測定する。接続呼数とは、完了呼の数、すなわち、通話状態まで状態が遷移した呼の数であり、発信側途中放棄呼数とは、通話状態に遷移する前に発信側が切断した呼の数である。
ワン切り判定部5は、信号解析部4が測定した単位時間当たりの発信側途中放棄呼数を基にワン切り判定を行う。ここで、ワン切りとは、多数の電話番号に発呼し、着信者の応答前に呼を切断して着信者側の端末に着信履歴として自身の電話番号を残すことにより、着信者にその電話番号へかけなおしさせる呼である。ワン切り判定部5は、IP網10に輻輳をもたらすワン切り、すなわち、攻撃的ワン切り行為と判定した場合、この攻撃的ワン切り行為を行った加入者単位に接続制御量を算出する。接続制御量は、単位時間あたりに発信を許容する呼数である。そして、攻撃的ワン切り行為を行った加入者(以下、「ワン切り加入者」と記載)からの呼を識別するための規制キーと、算出した接続制御量の情報とからなる輻輳制御情報を輻輳制御管理部7へ通知する。規制キーとしては、発信電話番号、URL(Universal Resource Locator)、IPアドレスなどを用いることができる。SIP(Session Initiation Protocol)を通話制御信号として用いた場合、発信電話番号、URL、IPアドレスは、呼の接続を要求するためのINVITEメッセージなどから抽出することができる。
輻輳制御管理部7は、ワン切り判定部5から輻輳制御情報を受信し、輻輳制御情報に基づいて接続制御を実行させるべき呼接続制御装置8(呼接続制御部9)を特定する。そして、特定した呼接続制御装置8の呼接続制御部9へ、ワン切り加入者の端末11からの呼に対する接続制御を依頼するための接続制御指示信号を送信する。接続制御指示信号には、接続制御対象のワン切り加入者からの呼を識別するための規制キーと、依頼先の呼接続制御装置8(呼接続制御部9)における接続制御量の情報を含む輻輳制御情報が含まれる。
呼接続制御部9は、IP網10から抽出した通話制御信号を解析し、輻輳制御管理部7から受けた輻輳制御情報に基づいて呼損処理による接続制御を行う。また、呼接続制御部9は、接続制御結果を輻輳制御管理部7へ通知する。呼損処理においては、IP電話の呼の接続を制御するソフトスイッチ等と相互動作することにより、接続制御量で定められた呼数のみ呼接続処理を継続させ、余剰分の呼については、呼接続処理を拒否する。
なお、上記の動作は所定の周期に則り、反復して行われる。
図2は、図1の信号抽出部2の構成を示すブロック図である。信号抽出部2は、通話制御信号を中継する通話制御信号中継部21と、通話制御信号を複製する通話制御信号複製部22と、複製された通話制御信号を信号解析部4に送信する通話制御信号送信部23とを有する。
図3は、図1の信号解析部4の構成を示すブロック図である。信号解析部4は、通話制御信号受信部41、途中放棄呼数測定部42、接続呼数測定部43、及び、測定結果送信部44を有する。
通話制御信号受信部41は、信号抽出部2より通話制御信号を受信する。途中放棄呼数測定部42は、受信された通話制御信号を解析し、発信側途中放棄呼数を測定する。接続呼数測定部43は、受信された通話制御信号を解析し、接続呼数を測定する。測定結果送信部44は、途中放棄呼数測定部42が測定した発信側途中放棄呼数及び接続呼数測定部43が測定した接続呼数の情報を示す測定結果情報をワン切り判定部5に送信する。
図4は、図1のワン切り判定部5の構成を示すブロック図である。
ワン切り判定部5は、測定結果受信部51、判定実行部52、優先順位決定部53、接続制御量決定部54、輻輳制御情報生成部55、輻輳制御情報送信部56、制御状況情報受信部57、及び、制御状況情報蓄積部58を有する。
測定結果受信部51は、信号解析部4より測定結果情報を受信する。判定実行部52は、受信された測定結果情報に基づいて、現在接続制御対象ではない加入者から攻撃的ワン切りが発生しているか否かを判定する。優先順位決定部53は、現在接続制御対象ではない加入者から攻撃的ワン切りが発生していると判定した場合、当該加入者の優先順位を決定し、この優先順位に基づき接続制御対象の加入者を決定する。接続制御量決定部54は、接続制御対象の加入者からの呼の接続制御量を決定する。輻輳制御情報生成部55は、接続制御対象の呼を識別するための規制キーと、この規制キーで識別される呼の接続制御量との情報を含む輻輳制御情報を生成する。輻輳制御情報送信部56は、生成された輻輳制御情報を輻輳制御管理部7に送信する。
制御状況情報受信部57及び制御状況情報蓄積部58については後述する。
図5は、輻輳制御管理部7の構成を示すブロック図である。
輻輳制御管理部7は、輻輳制御情報受信部71、制御元決定部72、接続制御指示信号生成部73、接続制御指示信号送信部74、指示応答信号受信部75、トラフィック情報受信部76、制御状況情報生成部77、及び、制御状況情報送信部78を有する。
輻輳制御情報受信部71は、ワン切り判定部5より輻輳制御情報を受信する。制御元決定部72は、接続制御を行う呼接続制御装置8を特定する。接続制御指示信号生成部73は、受信された輻輳制御情報に基づき、接続制御を行う呼接続制御装置8へ送信する接続制御指示信号を生成する。接続制御指示信号送信部74は、生成された接続制御指示信号を接続制御を行う呼接続制御装置8に送信する。
なお、指示応答信号受信部75、トラフィック情報受信部76、制御状況情報生成部77及び制御状況情報送信部78については後述する。
図6は、図1の呼接続制御部9の構成を示すブロック図である。
呼接続制御部9は、接続制御指示信号受信部91、接続制御実行部92、指示応答信号生成部93、指示応答信号送信部94、トラフィック監視部95、トラフィック情報生成部96、及び、トラフィック情報送信部97を有する。
接続制御指示信号受信部91は、輻輳制御管理部7から接続制御指示信号を受信する。接続制御実行部92は、受信された接続制御指示信号に含まれる輻輳制御情報内の規制キー及び接続制御量に基づいて接続制御を行う。
指示応答信号生成部93は、接続制御実行部92により接続制御が行われると、その旨を記した指示応答信号を生成する。指示応答信号送信部94は、生成された指示応答信号を輻輳制御管理部7に送信する。
また、トラフィック監視部95は、IP網10におけるトラフィックを監視する。トラフィック情報生成部96は、トラフィック監視部95によるトラフィックの監視結果を示すトラフィック情報を生成する。トラフィック情報送信部97は、生成されたトラフィック情報を輻輳制御管理部7に送信する。トラフィック情報には、トラヒック測定時間、IP網10におけるトラヒック量、IP網10の負荷状況、現在接続制御対象の規制キー、規制キーで識別される発信者からの呼を接続したあるいは呼損にした呼数、接続あるいは呼損にした日時等の情報が含まれる。
上記の動作は、全ての呼接続制御部9(図1に示した場合においては、呼接続制御部9a及び9b)により実行される。
呼接続制御部9から送信された指示応答信号は、図5の指示応答信号受信部75により受信され、同じく呼接続制御部9から送信されたトラフィック情報は、図5のトラフィック情報受信部76により受信される。
図5の制御状況情報生成部77は、受信された指示応答信号とトラフィック情報とに基づいて制御状況情報を生成する。この制御状況情報を、前述の2種類の情報から生成することにより、接続制御の履歴と、この接続制御によるトラフィックの変化量、つまり接続制御の成否の両方を得ることができる。制御状況情報送信部78は、生成された制御状況情報をワン切り判定部5に送信する。
上記のように輻輳制御管理部7から送信された制御状況情報は、図4の制御状況情報受信部57により受信され、受信された制御状況情報は、制御状況情報蓄積部58に蓄積される。前述の判定実行部52は、攻撃的ワン切りが発生しているか否かを判定を行うにあたって、この制御状況情報を用いて、現在接続制御対象の発信者の情報を得る。
図7は、信号抽出部2による通話制御信号の抽出を説明する図である。信号抽出部2の通話制御信号中継部21は、IP網10上を流れる信号を収集する。そして、収集した信号をIP網10へ送出する。通話制御信号複製部22は、通話制御信号中継部21が収集した信号のうち通話制御信号のみを抽出して複製する。通話制御信号送信部23は、複製された通話制御信号を信号解析部4に送信する。
図8は、SIPを通話制御信号として用いた場合の呼の状態遷移を示す図である。
なお、図中の応答コード180は「Ringing(呼び出し中)」、すなわち、着信側の端末11を呼び出していることを示し、応答コード200は「OK」、すなわち、着信側の端末11が応答したことを示す。また、応答コード401は、「Unauthorized (認可されていない)」、応答コード407は「Proxy Authentication Required(プロキシ認証が必要)」、応答コード503は「Service Unavailable(サービスを利用できない)」旨を示す。
また、上記の応答コードは、百の位でその意味が分類されており、図中の4xx(400番台)は「リクエスト失敗応答」、5xx(500番台)は「サーバでの失敗応答」、6xx(600番台)は「グローバル失敗応答」を示す。
同図において、端末11が発呼し、INVITEメッセージが送信されると、ステップS101の試行中状態(ステップS101)に遷移する。この試行中状態(ステップS101)において、応答コード180の180レスポンスを受信した場合、着信側の端末11を呼び出している呼出中状態(ステップS102)に遷移する。
呼出中状態(ステップS102)において、応答コード200の200レスポンスが通知された場合、応答の承認待ち状態(ステップS103)に遷移する。また、試行中状態(ステップS101)において、200レスポンスが通知された場合、応答の承認待ち状態(ステップS104)に遷移する。
ステップS103あるいはステップS104における応答の承認待ち状態において、応答の承認が通知された場合、最終状態である完了呼状態(ステップS107)に遷移する。
信号解析部4の接続呼数測定部43は、通話中状態(ステップS107)へ遷移した呼を検出して接続呼数を計測する。
また、試行中状態(ステップS101)、呼出中状態(ステップS102)、あるいは、応答の承認待ち状態(ステップS103またはステップS104)において、発信側の端末11が途中放棄することによりキャンセルが送信された場合、キャンセルの承認待ち状態(ステップS105)に遷移する。キャンセルが承認された場合、最終状態である発側断呼状態(ステップS108)へ遷移する。
信号解析部4の途中放棄呼数測定部42は、発側断呼状態(ステップS108)へ遷移した呼を検出して発信側途中放棄呼数を計測する。
なお、通話制御信号には、SIPの他に、H.323やMGCP(Media Gateway Control Protocol)などの既存のIP電話プロトコルが使用されうるが、他のプロトコルを利用してもよい。
次に、ワン切り判定部5における攻撃的ワン切りの検出判定手順を以下に示す。
ワン切り判定部5は、以下の(式1)に示す条件を満足する時、当該加入者をワン切り加入者と判定する。すなわち、攻撃的ワン切り検出を検出するために予め定められた閾値である攻撃的ワン切り検出閾値より発信側途中放棄呼数が多い発信者を攻撃的ワン切り状態にあると判断し、ワン切り加入者と特定する。ただし、[call/測定周期]は、任意の時間の測定周期あたりの呼数を示す単位であり、例えば、測定周期が1分であれば、[call/min]となる。
加入者単位の発信側途中放棄呼数[call/測定周期]>攻撃的ワン切り検出閾値[call/測定周期] …(式1)
なお、(式1)を用いず、発信側途中放棄を行った現在接続制御対象ではない加入者全てについて優先順位を付与し、接続制御対象の加入者を決定してもよい。
また、接続制御量は、以下のように算出する。
接続制御量は、ワン切り加入者であると判定された個々の加入者単位に決定する。この接続制御量は、制御処理周期あたりの呼数で示される制御コード総量[call/制御周期]で表され、この制御コード総量は、(式2)に示す候補A、または、(式3)に示す候補Bとなる。候補Aは、デフォルトの値であり、候補Bは、接続呼数より算出される値である。候補Bは、具体的には、ワン切り加入者の接続呼数と所定の制御量算出係数の積により算出される。ただし、ワン切り加入者の接続呼数は、最新の測定周期の情報に基づき集計された値とする。なお、候補Bとして、接続呼数そのものを使用してもよい。
候補A=デフォルトの制御コード総量[call/制御周期] …(式2)
候補B=接続呼数より算出する制御コード総量
=ワン切り加入者の接続呼数[call/測定周期]×制御量算出係数 …(式3)
制御コード総量は、候補Bを使用するが、候補Bの算出が不可能な場合にのみ候補Aを使用する。すなわち、制御コード総量は、以下の(式4)で示される条件となる。
制御コード総量[call/制御周期]=候補A<候補B …(式4)
なお、すでに接続制御中のワン切り加入者からの呼については、接続制御が解除されるまで、判定を行わない。なお、以下の(1)〜(3)全ての条件を満足する場合、接続制御が解除される。なお、総要求呼数には、発信者途中放棄呼数(ワン切り呼数)が含まれる。
(1) 発信者途中放棄呼数 ≦ 発信者途中放棄呼数用解除しきい値
(2) 総要求呼数 ≦ 総要求呼数用解除しきい値
(3) 総要求呼数に占める発信者途中放棄呼数の比率 ≦ 総要求呼数に占める発信者途中放棄呼数の比率用解除しきい値
図9は、上記のトラフィック制御システムの動作手順を示すシーケンス図である。
信号抽出装置1において、信号抽出部2の通話制御信号中継部21が、IP網10を流れる通話制御信号を抽出すると、通話制御信号複製部22は、抽出された通話制御信号を複製する(ステップS210)。通話制御信号送信部23は、複製した通話制御信号を輻輳検知装置3へ送信する(ステップS220)。
輻輳検知装置3における信号解析部4の通話制御信号受信部41は、通話制御信号を受信すると(ステップS230)、通話制御信号を複製して途中放棄呼数測定部42及び接続呼数測定部43へ受け渡す(ステップS240)。途中放棄呼数測定部42は発信側途中放棄呼数を発信者毎に測定し(ステップS250)、接続呼数測定部43は発信側途中放棄呼を行った発信者の接続呼数を発信者毎に測定する(ステップS260)。信号解析部4は、発信側途中放棄呼を行った加入者の識別情報と、当該加入者の発信側途中放棄呼数及び接続呼数の情報からなる測定結果情報をワン切り判定部5に送信する(ステップS270)。
ワン切り判定部5の測定結果受信部51は、信号解析部4から測定結果情報を受信する(ステップS280)。判定実行部52は、受信した測定結果情報により、現在接続制御を行っていない加入者から攻撃的ワン切りが発生しているか否かの判定を行う(ステップS290)。現在接続制御の対象ではなく、かつ、攻撃的ワン切りを行っているワン切り加入者がいると判定されると(ステップS290:Yes)、優先順位決定部53は、ワン切り加入者を特定して優先順位を決定する(ステップS300)。優先順位決定部53は、単位時間あたりの発信側途中放棄呼数が多い順、または、単位時間あたりの接続呼数と発信側途中放棄呼数との合計呼数が多い順、あるいは、要求した呼数(総要求呼数)に占める発信側途中放棄呼数の比率が多い順に、優先順位が高いと判断する。そして、優先度の高い順に所定数や所定の割合のワン切り加入者を接続制御対象として決定する。
接続制御量決定部54は、接続制御対象と決定した加入者からの呼の接続制御量を算出する(ステップS310)。輻輳制御情報生成部55は、接続制御対象と決定された加入者からの呼を識別するための規制キーと、算出された接続制御量との情報を含む輻輳制御情報を生成する(ステップS320)。輻輳制御情報送信部56は、生成された輻輳制御情報を輻輳制御管理装置6へ送信する(ステップS330)。
なお、ステップS290において、すでに接続制御対象であるか、攻撃的ワン切りが発生していないと判定された場合(ステップS290:No)、次の測定結果情報の受信を行う(ステップS280)。
輻輳制御管理装置6における輻輳制御管理部7の輻輳制御情報受信部71は、ワン切り判定部5から送信された輻輳制御情報を受信する(ステップS340)。制御元決定部72は、接続制御対象の呼接続制御装置8を決定する(ステップS350)。ここでは、トラフィック制御システム内に備えられた全ての呼接続制御装置8が選択されるが、例えば、ワン切り加入者からの呼処理を制御するソフトスイッチと相互動作する呼接続制御装置8のみを選択してもよい。
接続制御指示信号生成部73は、選択された各呼接続制御装置8へ送信する接続制御指示信号を生成する(ステップS360)。接続制御指示信号に含まれる輻輳制御情報には、ワン切り判定部5から受信した輻輳制御情報に含まれる規制キーと、接続制御依頼先の呼接続制御装置8における接続制御量の情報が含まれる。接続制御依頼先の各呼接続制御装置8における接続制御量は、ワン切り判定部5から受信した輻輳制御情報に含まれる接続規制量から算出される。例えば、ワン切り判定部5から受信した輻輳制御情報で示される接続制御量を、各呼接続制御装置8へ均等に分配する。あるいは、相互動作するソフトスイッチにおける呼量などに応じて分配してもよい。接続制御指示信号送信部74は、生成された接続制御指示信号を各呼接続制御装置8へ送信する(ステップS370)。
呼接続制御装置8における呼接続制御部9の接続制御指示信号受信部91は、輻輳制御管理装置6から接続制御指示信号を受信する(ステップS380)。接続制御実行部92は、受信した接続制御指示信号に含まれる輻輳制御情報に従い、ワン切り加入者からの呼に対する接続制御を実行する(ステップS390)。
図10は、他の実施の形態によるトラフィック制御システムの動作手順を示すシーケンス図である。
信号抽出部2においてIP網10を流れる通話制御信号を抽出してから、ワン切り判定部5が、信号解析部4から受信した測定結果情報により、現在接続制御を行っていない加入者から攻撃的ワン切りが発生しているか否かの判定を行うまでのステップS410〜ステップS490までの動作は、図9のステップS210〜ステップS290までの動作と同じである。
ワン切り判定部5の判定実行部52は、網への影響度を分類するため、検出した攻撃的ワン切りが、軽度であるか重度であるかの判定を行う(ステップS500)。これは、測定結果情報で示される発信者途中放棄呼数が、軽度あるいは重度の攻撃的ワン切りを判定するための所定の閾値以上であるか否かにより行う。そして、ワン切り加入者の識別情報、軽度あるいは重度の判定結果、判定日時等を内部に履歴情報として記憶する。
発信者途中放棄呼数が重度の攻撃的ワン切りの閾値以上である場合には重度であると判断し(ステップS500:重度)、続いて、このワン切り加入者が、攻撃的ワン切りの常習者であるか否かを判定する(ステップS510)。これは、内部に記憶している履歴情報から、当該ワン切り加入者が過去に軽度あるいは重度であると判定された回数が、所定の閾値以上であるか否かにより行う。軽度あるいは重度であると判定された回数が閾値を超えない場合は常習ではないと判断する(ステップS510:No)。この場合、図9におけるステップS310〜ステップS390と同様の処理により、接続制御量を決定して輻輳制御情報を輻輳制御管理部7へ送信し、呼接続制御部9は輻輳制御管理部7から受信した接続制御情報に従い接続制御を実行する(にステップS520〜ステップS600)。
一方、軽度あるいは重度と判定された回数が閾値以上ある場合には常習であると判断し(ステップS510:Yes)、当該ワン切り加入者が要求する呼を全て呼損にするための輻輳制御情報を生成する(ステップS610)。これは、例えば、0[call/制御周期]を設定した接続制御量と、ワン切り加入者からの呼を識別するための規制キーとを設定した輻輳制御情報を生成する。そして、生成した輻輳制御情報を送信する以降の処理は、ステップS540以降の処理と同様である。
発信者途中放棄呼数が軽度の攻撃的ワン切りの閾値以上であり、かつ、重度の攻撃的ワン切りの閾値を超えない場合には軽度であると判断し(ステップS500:軽度)、続いて、このワン切り加入者が、攻撃的ワン切りの常習者であるか否かを判定する(ステップS620)。これは、ステップS510と同様の処理により行う。そして、重度であると判定した場合には(ステップS620:Yes)、当該ワン切り加入者が要求する呼を全て呼損にするための輻輳制御情報を生成して送信するステップS610以降の処理を行う。
一方、ステップS620において、常習ではないと判断された場合は(ステップS620:No)、監視のみを行うことを示す輻輳制御情報を生成する(ステップS630)。これは、例えば、規制キーのみを含んだ輻輳制御情報を生成する。そして、生成した輻輳制御情報を送信するステップS540以降の処理を行う。
呼接続制御部9は、輻輳制御管理部7から接続制御指示信号を受信すると、接続制御量に関わらず、規制キーで識別されるワン切り加入者に関する呼のIP網10におけるトラフィックを監視し、そのトラフィック情報を輻輳制御管理部7へ送信する。輻輳制御管理部7は、受信したトラフィック情報から生成した制御状況情報をワン切り判定部5へ送信する。ワン切り判定部5は、制御状況情報を履歴情報として内部に記憶する。また、信号解析部4は、ステップS450において、発信者途中放棄を行った加入者の識別情報、発信者途中放棄を行った日時等を履歴情報として記憶しておく。これらの履歴情報は、必要に応じて管理者へ提供される。
なお、呼接続制御装置8における呼接続制御部9を、IP網10を構成するルータに備えることでもよい。これにより、端末11に近いルータにおいて、ワン切り加入者からの通話制御信号をフィルタし、集中制御を行う。
すなわち、輻輳制御管理装置6の輻輳制御管理部7は、呼接続制御部9を備えたルータに接続制御指示信号を通知する。接続制御指示信号を受信したルータにおいては、INVITEメッセージなど呼の接続を要求する通話制御信号に、通知された輻輳制御情報で示される規制キーと一致する呼の識別情報が含まれているか否かを判定する。規制キーと一致する呼の識別情報が含まれている、すなわち、ワン切り加入者からの呼であると判定した場合には、輻輳制御情報で示される接続制御量に応じて呼損処理を実施する。
通常、ワン切りによる輻輳は、IP網10において、発信端末11と発側ソフトスイッチとの間のどこかのルートにおいて発生するが、より発信端末11に近いルートにおいて発生する可能性が高いことが想定される。これは、発信端末近傍でのIPパケットの集中度が極めて高いことを意味する。従って、呼の接続制御を行うポイントを物理的により発信側の端末11に近づけるほうが、輻輳の解消に効果的である。
上記実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)加入者の発信行為を通話目的かそれ以外であるかを識別し、発信の目的が通話以外である加入者に対して接続制御を行うことができる。
(2)通話以外の目的の発信、すなわち、攻撃的発信を行う発信者に対する接続制御の制御強度を、その加入者が本来通話したい意思部分を通過させ、悪意を持っての攻撃的発信のトラヒックに限定して呼損とするよう設定することができる。また、この制御強度、すなわち、通過させることができる呼数を接続呼数から自動的に算出することが可能となる。
(3)攻撃的発信のトラヒックとその発信者の検出を、呼処理を実施するIP網上の構成機器から切り出した別装置である輻輳検出装置3において実現することにより、網の構造に依存せずにトラヒック制御システムをネットワークへ導入することが容易となる。また、輻輳若しくはその兆候が発生しているかを判定するための手段をネットワーク構成機器其々に設ける必要がなく、コストの低減が可能となる。
(4)ワン切り行為などの攻撃的発信の検出動作条件を、個々のIP網上の構成機器のソフトウェア条件、及び、ハードウェア条件とは関係なく、対象網で送受される呼制御プロトコル、すなわち、網を構成する機器の種別に依存しない共通的な条件(プロトコル)のみに依存するようにした。これにより、トラヒック制御システムの汎用性が高く、また、適用範囲が広いため、網への導入が容易となる。
なお、上記においては、IPプロトコルを用いた電話システムにおける呼を接続制御対象としているが、呼以外にも、発信者の端末と着信者の端末との間で相互接続を確立して行う通信にも適用することができる。
なお、上述の信号抽出装置1、輻輳検知装置3、輻輳制御管理装置6、及び、呼接続制御装置8は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した信号抽出装置1の信号抽出部2、輻輳検知装置3の信号解析部4及びワン切り判定部5、輻輳制御管理装置6の輻輳制御管理部7、ならびに、呼接続制御装置8の呼接続制御部9の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施の形態によるトラフィック制御システムの構成を示すブロック図である。 図1の信号抽出部の構成を示すブロック図である。 図1の信号解析部の構成を示すブロック図である。 図1のワン切り判定部の構成を示すブロック図である。 図1の輻輳制御管理部の構成を示すブロック図である。 図1の呼接続制御部の構成を示すブロック図である。 図1の信号抽出部による通話制御信号の抽出を説明する図である。 SIPを用いた呼の状態遷移を示す図である。 図1のトラフィック制御システムの動作手順を示す図である。 他の実施の形態によるトラフィック制御システムの動作手順を示す図である。
符号の説明
1 … 信号抽出装置
2 … 信号抽出部
3 … 輻輳検知装置
4 … 信号解析部
5 … ワン切り判定部(制御対象判定手段)
6 … 輻輳制御管理装置
7 … 輻輳制御管理部
8a、8b … 呼接続制御装置(接続制御装置)
9a、9b … 呼接続制御部(接続制御手段)
10a、10b … IP網
11a、11b、11c、11d、11e、11f… 端末
21 … 通話制御信号中継部
22 … 通話制御信号複製部
23 … 通話制御信号送信部
41 … 通話制御信号受信部
42 … 途中放棄呼数測定部
43 … 接続呼数測定部
44 … 測定結果送信部
51 … 測定結果受信部
52 … 判定実行部
53 … 優先順位決定部
54 … 接続制御量決定部
55 … 輻輳制御情報生成部
56 … 輻輳制御情報送信部
57 … 制御状況情報受信部
58 … 制御状況情報蓄積部
71 … 輻輳制御情報受信部
72 … 制御元決定部
73 … 接続制御指示信号生成部
74 … 接続制御指示信号送信部
75 … 指示応答信号受信部
76 … トラフィック情報受信部
77 … 制御状況情報生成部
78 … 制御状況情報送信部
91 … 接続制御指示信号受信部
92 … 接続制御実行部
93 … 指示応答信号生成部
94 … 指示応答信号送信部
95 … トラフィック監視部
96 … トラフィック情報生成部
97 … トラフィック情報送信部

Claims (13)

  1. 通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムであって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出手段と、
    抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析手段と、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定手段と、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御手段と、
    接続制御手段を複数有する場合に、前記接続制御量から各接続制御手段における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を前記接続制御手段へ通知する輻輳制御管理手段と、
    を備え、
    前記制御対象判定手段は、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定する、ことを特徴とするトラフィック制御システム。
  2. 前記信号解析手段は、抽出された前記制御信号を解析して相互通信まで状態が遷移した完了通信の数量を測定し、
    前記制御対象判定手段は、前記特定された制御対象の発信者が要求した通信の完了通信の数量を基に前記接続制御量を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラフィック制御システム。
  3. 前記制御対象判定手段は、発信側途中放棄の数量が閾値以上である発信者を接続量の制御対象の発信者として特定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラフィック制御システム。
  4. 前記制御対象判定手段は、発信側途中放棄の数量に基づいて網への影響度を分類し、この分類に応じて前記接続制御量を決定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のトラフィック制御システム。
  5. 前記制御対象判定手段は、前記特定された制御対象の発信者が、所定の前記影響度に分類された回数に応じて前記接続制御量を決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のトラフィック制御システム。
  6. 前記接続制御手段は、前記接続制御対象の発信者に関わる通信のトラフィックの情報を収集する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかの項に記載のトラフィック制御システム。
  7. 完了通信の数量、発信側途中放棄の数量、及び、接続制御量は、単位時間当りの通信数である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかの項に記載のトラフィック制御システム。
  8. 前記通信は、インターネットプロトコルを用いた呼である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかの項に記載のトラフィック制御システム。
  9. 通信ネットワーク上で輻輳が発生していることを検知する輻輳検知装置であって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析手段と、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を通信の接続数量を制御する接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定手段と、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御装置が複数ある場合に、前記接続制御量から各接続制御装置における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を前記接続制御装置へ通知する輻輳制御管理手段と、
    を備え、
    前記制御対象判定手段は、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定する、ことを特徴とする輻輳検知装置。
  10. 通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムに用いられるトラフィック制御方法であって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出過程と、
    抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析過程と、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定過程と、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御過程と、
    前記通信ネットワークの複数の地点において前記接続制御過程を行う場合に、前記接続制御量から各地点の接続制御過程における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を各地点の前記接続制御過程へ通知する輻輳制御管理過程と、
    を有し、
    前記制御対象判定過程において、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定する、ことを特徴とするトラフィック制御方法。
  11. 通信ネットワーク上で輻輳が発生していることを検知する輻輳検知装置が行うトラフィック制御方法であって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析過程と、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を通信の接続数量を制御する接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定過程と、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御装置が複数ある場合に、前記接続制御量から各地点の接続制御過程における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を前記接続制御装置へ通知する輻輳制御管理過程と、
    を有し、
    前記制御対象判定過程において、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定する、ことを特徴とするトラフィック制御方法。
  12. 通信ネットワークにおける輻輳を解消するためにトラフィックを制御するトラフィック制御システムに用いられるコンピュータプログラムであって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出ステップと、
    抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析ステップと、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成する制御対象判定ステップと、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が、該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御ステップと、
    前記通信ネットワークの複数の地点において前記接続制御ステップを行う場合に、前記接続制御量から各地点の接続制御ステップにおける接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を各地点の前記接続制御ステップへ通知する輻輳制御管理ステップと、
    前記制御対象判定ステップにおいて、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. コンピュータを輻輳検知装置として動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    発信者の端末と着信者の端末との間の相互通信を確立するための制御信号を前記通信ネットワークから抽出する信号抽出装置により抽出された前記制御信号を解析し、発信側途中放棄の通信を検出する信号解析ステップと、
    発信側途中放棄の通信が検出された場合に、前記通信を途中放棄した発信者を接続量の制御対象として特定し、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を許容可能な数量を示す接続制御量と、前記特定された制御対象の発信者から要求される通信を識別する規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を生成し、この輻輳制御情報を通信の接続数量を制御する接続制御装置に受け渡して通信の接続数量の制御を指示する制御対象判定ステップと、
    前記輻輳制御情報で示される規制キーに合致する通信の数量が該輻輳制御情報で示される接続制御量を超えた場合に通信を拒否する接続制御装置が複数ある場合に、前記接続制御量から各地点の接続制御過程における接続制御量を算出し、この算出した接続制御量と前記規制キーとの情報を含む輻輳制御情報を前記接続制御装置へ通知する輻輳制御管理ステップと、
    前記制御対象判定ステップにおいて、通信を途中放棄した発信者が複数である場合に、要求した通信の発信側途中放棄の数量が多い順、または、要求した通信の完了通信及び発信側途中放棄の合計数量が多い順、または、要求した通信数量に占める発信側途中放棄数量の比率が多い順に優先度を決定し、この優先度に基づいて接続量の制御対象の発信者を特定するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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