JP2012191473A - 通信中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害が発生している装置を高い精度にて特定することが可能な通信中継装置を提供すること。
【解決手段】通信中継装置500は、複数の送信側回線インタフェース装置510,…と、複数の受信側回線インタフェース装置520,…と、クロスバスイッチ装置530と、を備える。各送信側回線インタフェース装置510は、受信側回線インタフェース装置520へ単位データを送信する。各受信側回線インタフェース装置520は、単位データの受信のエラーが検出された場合、クロスバスイッチ装置530、及び、接続された送信側回線インタフェース装置510のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信する。各装置510,520,530は、エラーが検出された回数、又は、エラー検出情報が受信された回数に基づいて、自装置における障害の発生を検出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、データの通信を中継する通信中継装置に関する。
データの通信を中継する通信中継装置が知られている。この種の通信中継装置の一つとして特許文献1に記載の通信中継装置は、少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備える。更に、通信中継装置は、少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備える。
加えて、通信中継装置は、複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える。
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信する。
加えて、複数の受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、送信側回線インタフェース装置により送信された単位データを受信しなかった場合、単位データに付与されるシーケンス番号に基づいて単位データの受信のエラーを検出する。
特開2009−188501号公報
ところで、上記通信中継装置は、単位データの受信のエラーを検出した場合に、当該エラーが発生する基となった障害が、送信側回線インタフェース装置、クロスバスイッチ装置、及び、受信側回線インタフェース装置のいずれにおいて発生したかを特定することができないという問題があった。特に、間欠障害が発生している場合、障害が発生している装置を特定することが困難であった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「障害が発生している装置を特定できないこと」を解決することが可能な通信中継装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信中継装置は、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備え、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
上記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
上記複数の受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された上記単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
を備え、
上記クロスバスイッチ装置は、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備え、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える。
また、本発明の他の形態である通信中継方法は、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える通信中継装置に適用され、
上記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、上記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された上記単位データの受信のエラーを検出し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出し、
上記クロスバスイッチ装置が、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出し、
上記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する方法である。
また、本発明の他の形態である通信中継プログラムは、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
上記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える通信中継装置に、
上記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、上記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの上記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された上記単位データの受信のエラーを検出し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出し、
上記クロスバスイッチ装置が、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出し、
上記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である受信側回線インタフェース装置は、少なくとも1つの通信ポートを備える装置である。
更に、この受信側回線インタフェース装置は、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である受信側回線インタフェース装置制御方法は、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置に適用され、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出し、
上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する方法である。
また、本発明の他の形態である受信側回線インタフェース装置制御プログラムは、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置に、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出し、
上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態であるクロスバスイッチ装置は、
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成され、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備える。
また、本発明の他の形態であるクロスバスイッチ装置制御方法は、
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成されたクロスバスイッチ装置に適用され、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する方法である。
また、本発明の他の形態であるクロスバスイッチ装置制御プログラムは、
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成されたクロスバスイッチ装置に、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である送信側回線インタフェース装置は、少なくとも1つの通信ポートを備える装置である。
更に、この送信側回線インタフェース装置は、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、上記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える。
また、本発明の他の形態である送信側回線インタフェース装置制御方法は、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置に適用され、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、上記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する方法である。
また、本発明の他の形態である送信側回線インタフェース装置制御プログラムは、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置に、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
上記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、上記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信中継装置の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る送信側回線インタフェース装置の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るシステムヘッダを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る、システムパケット、又は、システムヘッダパケットを概念的に示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係るクロスバスイッチ装置の構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る受信側回線インタフェース装置の構成を表す図である。 本発明の第2実施形態に係る通信中継装置の構成を表す図である。
以下、本発明に係る、通信中継装置、通信中継方法、通信中継プログラム、受信側回線インタフェース装置、受信側回線インタフェース装置制御方法、受信側回線インタフェース装置制御プログラム、クロスバスイッチ装置、クロスバスイッチ装置制御方法、クロスバスイッチ装置制御プログラム、送信側回線インタフェース装置、送信側回線インタフェース装置制御方法、及び、送信側回線インタフェース装置制御プログラム、の各実施形態について図1〜図7を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る通信中継装置1は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…と、クロスバスイッチ装置200と、複数の受信側回線インタフェース装置300,…と、を備える。
複数の送信側回線インタフェース装置100,…のそれぞれは、通信中継装置1に着脱可能に装着されている。送信側回線インタフェース装置100は、回線終端部110と、QoS制御部120と、クロスバスイッチ管理部130と、システムヘッダ制御部140と、を備える。
回線終端部110は、複数の通信ポートを備える。各通信ポートには、通信ケーブルを介して、外部装置(例えば、情報処理装置、又は、通信装置等)が接続されている。
クロスバスイッチ装置200は、クロスバスイッチ部210と、システムヘッダ制御部220と、を備える。
複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれは、通信中継装置1に着脱可能に装着されている。受信側回線インタフェース装置300は、クロスバスイッチ管理部310と、QoS制御部320と、回線終端部330と、システムヘッダ制御部340と、を備える。
回線終端部330は、複数の通信ポートを備える。各通信ポートには、通信ケーブルを介して、外部装置(例えば、情報処理装置、又は、通信装置等)が接続されている。
クロスバスイッチ部210には、複数の送信側回線インタフェース装置100,…のそれぞれが備えるクロスバスイッチ管理部130が接続されている。更に、クロスバスイッチ部210には、複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれが備えるクロスバスイッチ管理部310が接続されている。
クロスバスイッチ部210は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置300,…の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成される。
本明細書において、クロスバスイッチ管理部130,…のそれぞれとクロスバスイッチ部210とを接続するとともに、クロスバスイッチ管理部310,…のそれぞれとクロスバスイッチ部210とを接続することにより形成される通信路は、第1の通信路とも表記される。後述するように、第1の通信路は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…から複数の受信側回線インタフェース装置300,…へ、予め定められた形式に従った単位データ(本例では、パケット)を伝送するために用いられる。
複数の送信側回線インタフェース装置100,…のそれぞれが備えるシステムヘッダ制御部140、クロスバスイッチ装置200が備えるシステムヘッダ制御部220、及び、複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれが備えるシステムヘッダ制御部340、は、リング状に接続されている。
具体的には、各システムヘッダ制御部(即ち、システムヘッダ制御部140,…、システムヘッダ制御部220、及び、システムヘッダ制御部340,…のそれぞれ)は、他のすべてのシステムヘッダ制御部と、間接に、又は、直接に、接続されるように、2つのシステムヘッダ制御部と直接に接続されている。
本明細書において、すべてのシステムヘッダ制御部(即ち、システムヘッダ制御部140,…、システムヘッダ制御部220、及び、システムヘッダ制御部340,…)をリング状に接続することにより形成される通信路は、第2の通信路とも表記される。後述するように、第2の通信路は、エラー検出情報、及び、障害検出情報等を伝送するために用いられる。
次に、送信側回線インタフェース装置100についてより詳細に説明する。
図2に示したように、回線終端部110は、複数のヘッダ/VLAN情報抽出部111と、複数のシステムヘッダ生成部112と、複数のヘッダパケット挿入部113と、回線多重部114と、を備える。
複数のヘッダ/VLAN情報抽出部111は、回線終端部110が備える複数の通信ポートに1つずつ対応付けられている。同様に、複数のシステムヘッダ生成部112は、回線終端部110が備える複数の通信ポートに1つずつ対応付けられている。同様に、複数のヘッダパケット挿入部113は、回線終端部110が備える複数の通信ポートに1つずつ対応付けられている。
各ヘッダ/VLAN情報抽出部111は、当該ヘッダ/VLAN情報抽出部111に対応付けられた通信ポートを介して受信されたイーサフレームから、フレームヘッダ、及び、VLAN(Virtual Local Area Network)情報(例えば、VLANを識別するための情報等)を抽出する。
各システムヘッダ生成部112は、当該システムヘッダ生成部112に対応付けられたヘッダ/VLAN情報抽出部111により抽出された、フレームヘッダ及びVLAN情報と、後述するシステム情報抽出部142により抽出されたシステム情報と、に基づいてシステムヘッダを生成する。
システムヘッダは、図3に示したように、送信元情報と、送信先情報と、管理情報と、を含む。
送信元情報は、送信元回線インタフェース装置識別情報と、送信元通信ポート識別情報と、QoS制御情報と、を含む。
送信元回線インタフェース装置識別情報は、送信元としての送信側回線インタフェース装置100を識別するための情報(装置識別情報)である。本例では、送信元回線インタフェース装置識別情報は、送信側回線インタフェース装置100に予め付与された番号である。
送信元通信ポート識別情報は、上記フレームヘッダが抽出されたイーサフレームを受信するために用いられた通信ポートを識別するための情報である。本例では、送信元通信ポート識別情報は、通信ポートに予め付与された番号である。
QoS制御情報は、上記抽出されたVLAN情報を含む。
送信先情報は、送信先回線インタフェース装置識別情報と、送信先通信ポート識別情報と、を含む。
送信先回線インタフェース装置識別情報は、送信先としての受信側回線インタフェース装置300を識別するための情報(装置識別情報)である。本例では、送信先回線インタフェース装置識別情報は、受信側回線インタフェース装置300に予め付与された番号である。
送信先通信ポート識別情報は、上記フレームヘッダが抽出されたイーサフレームを送信するために用いられるべき通信ポートを識別するための情報である。本例では、送信先通信ポート識別情報は、通信ポートに予め付与された番号である。
管理情報は、パケットバイト長と、シーケンス番号と、FCS(Frame Check Sequence)と、を含む。パケットバイト長は、上記イーサフレームのデータ量と、上記システムヘッダのデータ量と、を合算したデータ量を表す。また、FCSは、上記イーサフレームの後に上記システムヘッダを追加したパケットに対するFCSである。なお、システムヘッダ生成部112が生成するシステムヘッダは、シーケンス番号を含まない。後述するように、シーケンス番号は、QoS制御部120により設定される。
各ヘッダパケット挿入部113は、当該ヘッダパケット挿入部113に対応付けられたシステムヘッダ生成部112により生成されたシステムヘッダを、当該ヘッダパケット挿入部113に対応付けられた通信ポートを介して受信されたイーサフレームの後に挿入する。
回線多重部114は、複数のヘッダパケット挿入部113のそれぞれから出力されたデータを多重化するための処理を行う。即ち、回線多重部114は、複数の通信ポートに接続された複数の通信回線を多重化するための処理を行う、と言うこともできる。そして、回線多重部114は、多重化されたデータをQoS制御部120へ送出する。
QoS制御部120は、QoS制御実行部121と、ヘッダパケット抽出部122と、シーケンス番号生成部123と、ヘッダパケット挿入部124と、を備える。
QoS制御実行部121は、回線終端部110により送出されたパケットに含まれるQoS制御情報に基づいて、回線終端部110により送出されたパケットのうちの一部のパケットを廃棄し、残余のパケットを送出する。
ヘッダパケット抽出部122は、回線終端部110により送出されたパケットのうちの、QoS制御実行部121により廃棄されなかったパケットからシステムヘッダ(ヘッダパケット)を抽出する。
シーケンス番号生成部123は、QoS制御実行部121からパケットが送出される毎に、ヘッダパケット抽出部122により抽出されたシステムヘッダに基づいてシーケンス番号を生成する。
具体的には、シーケンス番号生成部123は、システムヘッダに含まれる送信先回線インタフェース装置識別情報毎に独立に変化し、且つ、QoS制御実行部121からパケットが送出される毎に予め設定された増分(本例では、1)ずつ大きくなるシーケンス番号を生成する。
即ち、シーケンス番号生成部123により生成されるシーケンス番号は、パケットに含まれる送信先回線インタフェース装置識別情報により識別される受信側回線インタフェース装置300へ単位データが送信される毎に予め設定された増分(本例では、1)ずつ大きくなる整数を表す連続性確認用情報を構成している、と言うことができる。
シーケンス番号生成部123は、生成されたシーケンス番号を、当該シーケンス番号を生成する基となったシステムヘッダに挿入することにより、システムヘッダを生成する。
ヘッダパケット挿入部124は、シーケンス番号生成部123により生成されたシステムヘッダを、当該生成されたシステムヘッダを生成する基となったシステムヘッダと置換する。ヘッダパケット挿入部124は、シーケンス番号が挿入されたシステムヘッダを含むパケットをクロスバスイッチ管理部130へ送出する。
クロスバスイッチ管理部130は、セル変換部131を備える。
セル変換部131は、ヘッダパケット挿入部124により送出されたパケットに対してCRC(Cyclic Redundancy Check)符号を生成し、生成されたCRC符号を当該パケットに付与する。更に、セル変換部131は、当該パケットを複数のセルに分割し、セルをクロスバスイッチ部210へ送信する。
システムヘッダ制御部140は、パケット送受信部141と、システム情報抽出部142と、システムヘッダパケット送受信部(送信予定情報送信手段)143と、ALM制御部(第3の障害検出手段、障害検出情報送信手段)144と、を備える。更に、送信側回線インタフェース装置100は、バッファメモリ150を備える。
パケット送受信部141は、当該パケット送受信部141を備えるシステムヘッダ制御部140と接続されたシステムヘッダ制御部の一方から、パケット(システムパケット、又は、システムヘッダパケット)を受信する。
このパケットは、図4に示したように、システムパケット/システムヘッダパケット識別情報と、送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報と、送信元情報と、送信先情報と、パケットバイト長と、シーケンス番号と、クロスバスイッチ部番号と、エラー情報と、統計情報と、システム情報と、FCSと、を含む。
このパケットは、予め設定されたパケットバイト長(例えば、64バイト等)のデータ量を有するパケットである。通信中継装置1は、このパケットを、第2の通信路を介して伝送するために、送信元としての装置と送信先としての装置との組み合わせ毎に、予め設定された時間長のタイムスロットを割り当てる。各システムヘッダ制御部は、割り当てられたタイムスロットに従って、このパケットを送信する。
このような構成により、通信中継装置1は、システムヘッダパケットを、当該システムヘッダパケットに対応する単位データとしてのパケット(第1の通信路を介して伝送されるパケット)よりも早期に、受信側回線インタフェース装置300,…へ到達させることができる。
システムパケット/システムヘッダパケット識別情報は、当該パケットが、システムパケット、及び、システムヘッダパケットのいずれであるかを識別するための情報である。
システムパケットは、システム情報がクロスバスイッチ装置200により設定されたパケットである。システム情報は、通信中継装置1の構成を表す情報と、VLANを設定するための情報と、を含む。
システムヘッダパケットは、システム情報が空の情報であるパケットである。
送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報は、当該パケットが、返信されるパケットであるか否かを識別するための情報である。送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報がリモートヘッダ(を表す情報)に設定されている場合、当該パケットが、返信されるパケットであると識別される。即ち、この場合、当該パケットに含まれる送信元を表す情報は、送信先を表す情報として取り扱われ、且つ、当該パケットに含まれる送信先を表す情報は、送信元を表す情報として取り扱われる。
クロスバスイッチ部番号は、クロスバスイッチ部210が、クロスバスイッチ部210と各クロスバスイッチ管理部とを接続するために備える接続端子を識別するための情報である。
エラー情報は、送信側回線インタフェース装置100により送信された単位データの受信のエラーが検出されたか否かを表す情報である。
統計情報は、上記受信のエラーの検出を統計した情報である。
パケット送受信部141は、受信されたパケットの送信先が、パケット送受信部141を備える送信側回線インタフェース装置100以外の装置である場合、受信されたパケットを、当該パケット送受信部141を備えるシステムヘッダ制御部140と接続されたシステムヘッダ制御部の他方へ送信(転送)する。
システム情報抽出部142は、パケット送受信部141により受信されたパケットのうちのシステムパケットからシステム情報を抽出する。
システムヘッダパケット送受信部143は、シーケンス番号生成部123によりシステムヘッダが生成される毎に、シーケンス番号生成部123により生成されたシステムヘッダに基づいて、システムヘッダパケットを生成する。
更に、システムヘッダパケット送受信部143は、生成されたシステムヘッダパケットに含まれる、送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報を送信ヘッダ(を表す情報)に設定し、且つ、システムパケット/システムヘッダパケット識別情報をシステムヘッダパケット(を表す情報)に設定する。
加えて、システムヘッダパケット送受信部143は、当該システムヘッダパケットを、当該システムヘッダパケットに含まれる送信先回線インタフェース装置識別情報により識別される受信側回線インタフェース装置300へ、パケット送受信部141を介して送信する。このシステムヘッダパケットは、受信側回線インタフェース装置300へ送信される単位データを特定するための情報を含む送信予定情報を構成している。
即ち、システムヘッダパケット送受信部143は、当該システムヘッダパケット送受信部143を備える送信側回線インタフェース装置100が単位データを送信する場合、当該単位データを特定するための情報を含む送信予定情報を、当該単位データの送信先としての受信側回線インタフェース装置300へ、第2の通信路を介して送信する、と言うことができる。
更に、システムヘッダパケット送受信部143は、パケット送受信部141を介してエラーパケットを受信する。
ここで、エラーパケットは、送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報としてリモートヘッダが設定されることにより、当該システムヘッダパケット送受信部143を備える送信側回線インタフェース装置100が送信先として設定されたシステムヘッダパケットである。エラーパケットは、受信側回線インタフェース装置300が備えるシステムヘッダ制御部340により送信され、且つ、単位データの受信のエラーの検出を表すエラー情報を含む。
ALM制御部144は、後述する障害検出情報がパケット送受信部141により受信されていない場合、エラーパケットがシステムヘッダパケット送受信部143により受信された回数(エラー受信回数)が、予め設定された第3の閾値以上であるとき、当該ALM制御部144を備える送信側回線インタフェース装置100(自装置)における障害の発生を検出する。
なお、ALM制御部144は、現時点から、予め設定された検出時間だけ過去の時点までの期間におけるエラー受信回数が第3の閾値以上である場合、自装置における障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、ALM制御部144は、自装置における障害の発生が検出された場合、装置群を構成する装置のそれぞれへ、当該障害の発生の検出を表す障害検出情報を、システムヘッダパケット送受信部143、及び、パケット送受信部141を介して、送信する。装置群は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、クロスバスイッチ装置200、及び、複数の受信側回線インタフェース装置300,…からなる。
ALM制御部144は、障害検出情報がパケット送受信部141により受信されている場合、装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置からエラーパケットが受信された回数(エラー受信回数)が第3の閾値以上であるとき、自装置における障害の発生を検出する。即ち、本明細書において、障害検出情報は、エラーをクリアするためのエラークリア要求を構成している。
次に、クロスバスイッチ装置200についてより詳細に説明する。
図5に示したように、クロスバスイッチ部210は、SERDES(Serializer/Deserializer)受信部211と、クロスバスイッチ212と、SERDES送信部213と、を備える。
SERDES受信部211、及び、SERDES送信部213のそれぞれは、シリアルバスを介して伝送される信号と、パラレルバスを介して伝送される信号と、の間の変換を行う。
システムヘッダ制御部220は、パケット送受信部221と、システム情報送信部222と、システムヘッダパケット受信部223と、システムヘッダパケット送信部224と、を備える。更に、クロスバスイッチ装置200は、システム情報記憶部230と、ALM制御部(第2の障害検出手段、障害検出情報送信手段)240と、を備える。
パケット送受信部221は、当該パケット送受信部221を備えるシステムヘッダ制御部220と接続されたシステムヘッダ制御部の一方から、パケット(システムパケット、又は、システムヘッダパケット)を受信する。
パケット送受信部221は、受信されたパケットの送信先が、クロスバスイッチ装置200以外の装置である場合、受信されたパケットを、当該パケット送受信部221を備えるシステムヘッダ制御部220と接続されたシステムヘッダ制御部の他方へ送信(転送)する。
システム情報記憶部230は、システム情報を記憶している。
システム情報送信部222は、システム情報記憶部230に記憶されているシステム情報を含むシステムパケットを、パケット送受信部221を介して、装置群を構成する装置のそれぞれへ送信する。
システムヘッダパケット受信部223は、パケット送受信部221を介してエラーパケットを受信する。
ここで、エラーパケットは、送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報としてリモートヘッダが設定されることにより、当該システムヘッダパケット受信部223を備えるクロスバスイッチ装置200が送信先として設定されたシステムヘッダパケットである。エラーパケットは、受信側回線インタフェース装置300が備えるシステムヘッダ制御部340により送信され、且つ、単位データの受信のエラーの検出を表すエラー情報を含む。
ALM制御部240は、障害検出情報がパケット送受信部221により受信されていない場合、エラーパケットがシステムヘッダパケット受信部223により受信された回数(エラー受信回数)が、予め設定された第2の閾値以上であるとき、当該ALM制御部240を備えるクロスバスイッチ装置200(自装置)における障害の発生を検出する。
なお、ALM制御部240は、現時点から、予め設定された検出時間だけ過去の時点までの期間におけるエラー受信回数が第2の閾値以上である場合、自装置における障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、ALM制御部240は、自装置における障害の発生が検出された場合、装置群を構成する装置のそれぞれへ、当該障害の発生の検出を表す障害検出情報を、システムヘッダパケット送信部224、及び、パケット送受信部221を介して、送信する。
ALM制御部240は、障害検出情報がパケット送受信部221により受信されている場合、装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置からエラーパケットが受信された回数(エラー受信回数)が第2の閾値以上であるとき、自装置における障害の発生を検出する。
次に、受信側回線インタフェース装置300についてより詳細に説明する。
図6に示したように、クロスバスイッチ管理部310は、パケット変換部311を備える。
パケット変換部311は、クロスバスイッチ部210からセルを受信し、受信されたセルからパケットを復元し、復元されたパケットを送出する。
QoS制御部320は、パケットバッファ制御部321と、ヘッダパケット抽出部322と、システムヘッダ確認部323と、シーケンス番号確認部(受信エラー検出手段)324と、ポート分離部325と、を備える。更に、受信側回線インタフェース装置300は、バッファメモリ350を備える。
パケットバッファ制御部321は、パケット変換部311により送出されたパケットを、バッファメモリ350に蓄積する(記憶させる)。
ヘッダパケット抽出部322は、パケットバッファ制御部321を介して、バッファメモリ350に記憶されているパケットからヘッダパケットを抽出する。
システムヘッダ確認部323は、バッファメモリ350に記憶されている最新のパケットに含まれる送信先通信ポート識別情報に基づいて、ポート分離部325を制御するための制御信号を生成する。
更に、システムヘッダ確認部323は、後述するシステム情報抽出部342により抽出されたシステム情報と、バッファメモリ350に記憶されている最新のパケットから、ヘッダパケット抽出部322により抽出されたヘッダパケットと、に基づいて、VLANを変更するための処理等を実行し、且つ、当該処理に関する情報をポート分離部325へ送出する。
シーケンス番号確認部324は、バッファメモリ350に記憶されている最新のパケットに含まれるシーケンス番号が、当該最新のパケットに含まれる送信元回線インタフェース装置識別情報と同一の送信元回線インタフェース装置識別情報と対応付けてバッファメモリ350に記憶されている直前シーケンス番号に、上記増分(本例では、1)を加えた値と一致するか否かを判定する。
シーケンス番号確認部324は、上記最新のパケットに含まれるシーケンス番号が、上記直前シーケンス番号に、上記増分を加えた値と一致すると判定した場合、当該最新のパケットに含まれる送信元回線インタフェース装置識別情報と対応付けてバッファメモリ350に記憶されている直前シーケンス番号を、当該最新のパケットに含まれるシーケンス番号に更新する。
本明細書においては、最新のパケットに含まれるシーケンス番号が、当該最新のパケットに含まれる送信元回線インタフェース装置識別情報と同一の送信元回線インタフェース装置識別情報と対応付けてバッファメモリ350に記憶されている直前シーケンス番号に、上記増分を加えた値と一致しないと判定されることは、単位データの受信のエラーが検出されることに対応している。
即ち、シーケンス番号確認部324は、当該シーケンス番号確認部324を備える受信側回線インタフェース装置300により受信された単位データに含まれる連続性確認用情報(本例では、シーケンス番号)に基づいて単位データの受信のエラーを検出している、と言うことができる。
これによれば、単位データと異なる監視用データを装置間で送受信することにより、データの受信のエラーを検出する場合と比較して、受信のエラーを検出するために伝送されるデータ量を低減することができる。更に、単位データと異なる監視用データを装置間で送受信することにより、データの受信のエラーを検出する場合と比較して、受信のエラーを迅速に検出することができる。
更に、シーケンス番号確認部324は、後述するシステムヘッダパケット受信部343により、送信予定情報を構成するシステムヘッダパケットが受信された場合、当該受信の時点から、予め設定された待機時間が経過するまでの間に、当該システムヘッダパケットに対応するパケットがバッファメモリ350に記憶されるか否かを判定する。
ここで、上記システムヘッダパケットに対応するパケットは、当該システムヘッダパケットに含まれる、送信元情報、送信先情報、及び、シーケンス番号と同一の、送信元情報、送信先情報、及び、シーケンス番号を含むパケットである。
シーケンス番号確認部324は、送信予定情報を構成するシステムヘッダパケットの受信の時点から上記待機時間が経過した時点にて、当該システムヘッダパケットに対応するパケットがバッファメモリ350に記憶されていないと判定した場合、当該システムヘッダパケットに含まれる送信元回線インタフェース装置識別情報と対応付けてバッファメモリ350に記憶されている直前シーケンス番号を、当該システムヘッダパケットに含まれるシーケンス番号に更新する。
本明細書においては、送信予定情報を構成するシステムヘッダパケットの受信の時点から上記待機時間が経過した時点にて、当該システムヘッダパケットに対応するパケットがバッファメモリ350に記憶されていないことは、単位データの受信のエラーが検出されることに対応している。
即ち、シーケンス番号確認部324は、当該シーケンス番号確認部324を備える受信側回線インタフェース装置300により受信された送信予定情報に基づいて単位データの受信のエラーを検出している、と言うことができる。
これによれば、単位データの受信のエラーをより一層迅速に検出することができる。
このように、シーケンス番号確認部324は、当該シーケンス番号確認部324を備える受信側回線インタフェース装置300とクロスバスイッチ装置200により接続された送信側回線インタフェース装置100により送信された単位データの受信のエラーを検出している、と言うことができる。
シーケンス番号確認部324は、単位データの受信のエラーが検出された場合、当該単位データに含まれるべきシーケンス番号を含むシステムヘッダを生成する。
ポート分離部325は、パケット変換部311によりパケットが送出される毎に、パケットバッファ制御部321及びヘッダパケット抽出部322を介して、当該パケットを取得する。ポート分離部325は、当該取得されたパケットを、当該パケットに含まれる送信先通信ポート識別情報により識別される通信ポートに対応付けられた、後述するイーサフレーム送信部331へ送出する。
回線終端部330は、複数のイーサフレーム送信部331を備える。
複数のイーサフレーム送信部331は、回線終端部330が備える複数の通信ポートに1つずつ対応付けられている。各イーサフレーム送信部331は、当該イーサフレーム送信部331に対応付けられた通信ポートを介して、ポート分離部325により送出されたイーサフレームを送信する。
システムヘッダ制御部340は、パケット送受信部341と、システム情報抽出部342と、システムヘッダパケット受信部343と、システムヘッダパケット送信部(エラー検出情報送信手段)344と、ALM制御部(第1の障害検出手段、障害検出情報送信手段)345と、を備える。更に、受信側回線インタフェース装置300は、バッファメモリ360を備える。
パケット送受信部341は、当該パケット送受信部341を備えるシステムヘッダ制御部340と接続されたシステムヘッダ制御部の一方から、パケット(システムパケット、又は、システムヘッダパケット)を受信する。
パケット送受信部341は、受信されたパケットの送信先が、パケット送受信部341を備える受信側回線インタフェース装置300以外の装置である場合、受信されたパケットを、当該パケット送受信部341を備えるシステムヘッダ制御部340と接続されたシステムヘッダ制御部の他方へ送信(転送)する。
システム情報抽出部342は、パケット送受信部341により受信されたパケットのうちのシステムパケットからシステム情報を抽出する。
システムヘッダパケット受信部343は、パケット送受信部341を介してシステムヘッダパケットを受信する。
システムヘッダパケット送信部344は、シーケンス番号確認部324によりシステムヘッダが生成される毎に、シーケンス番号確認部324により生成されたシステムヘッダに基づいて、システムヘッダパケットを生成する。
更に、システムヘッダパケット送信部344は、生成されたシステムヘッダパケットに含まれる、送信ヘッダ/リモートヘッダ識別情報をリモートヘッダ(を表す情報)に設定し、且つ、システムパケット/システムヘッダパケット識別情報をシステムヘッダパケット(を表す情報)に設定し、且つ、エラー情報をエラーの検出を表す情報に設定する。
加えて、システムヘッダパケット送信部344は、エラーパケットとしての当該システムヘッダパケットを、当該システムヘッダパケットに含まれる送信元回線インタフェース装置識別情報により識別される送信側回線インタフェース装置100、及び、クロスバスイッチ装置200のそれぞれへ、パケット送受信部341を介して送信する。このシステムヘッダパケットは、単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報を構成している。
このように、システムヘッダパケット送信部344は、単位データの受信のエラーが検出された場合、クロスバスイッチ装置200、及び、システムヘッダパケット送信部344を備える受信側回線インタフェース装置300と接続された送信側回線インタフェース装置100のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信する、と言うことができる。
ALM制御部345は、障害検出情報がパケット送受信部341により受信されていない場合、シーケンス番号確認部324により単位データの受信のエラーが検出された回数(エラー検出回数)が、予め設定された第1の閾値以上であるとき、当該ALM制御部345を備える受信側回線インタフェース装置300(自装置)における障害の発生を検出する。
なお、ALM制御部345は、現時点から、予め設定された検出時間だけ過去の時点までの期間におけるエラー検出回数が第1の閾値以上である場合、自装置における障害の発生を検出するように構成されていてもよい。
更に、ALM制御部345は、自装置における障害の発生が検出された場合、装置群を構成する装置のそれぞれへ、当該障害の発生の検出を表す障害検出情報を、システムヘッダパケット送信部344、及び、パケット送受信部341を介して、送信する。
ALM制御部345は、障害検出情報がパケット送受信部341により受信されている場合、当該障害検出情報の送信元へ送信したエラー検出情報の基となったエラー以外のエラーが検出された回数(エラー検出回数)が第1の閾値以上であるとき、自装置における障害の発生を検出する。
また、ALM制御部345は、検出されたエラーを表す情報をバッファメモリ360に蓄積する(記憶させる)ことにより、統計情報を生成する。このとき、ALM制御部345は、送信側回線インタフェース装置100,…毎に統計情報を生成する。
(作動)
次に、上述した通信中継装置1の作動について説明する。
いま、複数の送信側回線インタフェース装置100,…の1つである着目送信側回線インタフェース装置100が、複数の受信側回線インタフェース装置300,…の1つである着目受信側回線インタフェース装置300へ、3つの単位データ(パケット)を送信する場合を想定する。
先ず、着目送信側回線インタフェース装置100は、第1の通信路を介して、シーケンス番号としての「1」を含む単位データを着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。このとき、着目送信側回線インタフェース装置100は、第2の通信路を介して、シーケンス番号としての「1」を含む送信予定情報(システムヘッダパケット)を着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。
ここでは、着目受信側回線インタフェース装置300が、上記単位データ、及び、上記送信予定情報の両方を受信した場合を想定する。この時点では、着目送信側回線インタフェース装置100を識別するための送信元回線インタフェース装置識別情報と対応付けて直前シーケンス番号としての「0」が記憶されている。
従って、この場合、受信側回線インタフェース装置300は、単位データの受信のエラーを検出しない。そして、着目受信側回線インタフェース装置300は、上記直前シーケンス番号を「1」に更新する。
次に、着目送信側回線インタフェース装置100は、第1の通信路を介して、シーケンス番号としての「2」を含む単位データを着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。このとき、着目送信側回線インタフェース装置100は、第2の通信路を介して、シーケンス番号としての「2」を含む送信予定情報(システムヘッダパケット)を着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。
ここでは、着目受信側回線インタフェース装置300が、上記送信予定情報のみを受信した場合を想定する。この場合、受信側回線インタフェース装置300は、単位データの受信のエラーを検出する。
次いで、着目受信側回線インタフェース装置300は、エラーパケットを、着目送信側回線インタフェース装置100及びクロスバスイッチ装置200のそれぞれへ送信する。そして、着目受信側回線インタフェース装置300は、上記直前シーケンス番号を「2」に更新する。
次に、着目送信側回線インタフェース装置100は、第1の通信路を介して、シーケンス番号としての「3」を含む単位データを着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。このとき、着目送信側回線インタフェース装置100は、第2の通信路を介して、シーケンス番号としての「3」を含む送信予定情報(システムヘッダパケット)を着目受信側回線インタフェース装置300へ送信する。
ここでは、着目受信側回線インタフェース装置300が、上記単位データ、及び、上記送信予定情報の両方を受信した場合を想定する。従って、この場合、受信側回線インタフェース装置300は、単位データの受信のエラーを検出しない。そして、着目受信側回線インタフェース装置300は、上記直前シーケンス番号を「3」に更新する。
以上のような作動が、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、及び、複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれにおいて繰り返し実行される。
これにより、着目受信側回線インタフェース装置300において、単位データの受信のエラーが検出された回数が第1の閾値以上となった場合を想定する。この場合、着目受信側回線インタフェース装置300は、当該着目受信側回線インタフェース装置300における障害の発生を検出する。
そして、着目受信側回線インタフェース装置300は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、及び、クロスバスイッチ装置200のそれぞれへ、第2の通信路を介して、障害検出情報を送信する。
障害検出情報を受信した、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、及び、クロスバスイッチ装置200のそれぞれは、以降において、着目受信側回線インタフェース装置300以外の受信側回線インタフェース装置300,…のみからエラーパケットを受信した回数に基づいて、自装置における障害の発生を検出する。
また、着目送信側回線インタフェース装置100において、エラーパケットが受信された回数が第3の閾値以上となった場合を想定する。この場合、着目送信側回線インタフェース装置100は、当該着目送信側回線インタフェース装置100における障害の発生を検出する。
そして、着目送信側回線インタフェース装置100は、複数の受信側回線インタフェース装置300,…、及び、クロスバスイッチ装置200のそれぞれへ、第2の通信路を介して、障害検出情報を送信する。
障害検出情報を受信した、複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれは、以降において、着目送信側回線インタフェース装置100へ送信したエラーパケットの基となったエラー以外のエラーが検出された回数に基づいて、自装置における障害の発生を検出する。また、障害検出情報を受信したクロスバスイッチ装置200は、以降において、着目送信側回線インタフェース装置100へ送信されたエラーパケットの基となったエラー以外のエラーに基づいて送信されたエラーパケットを受信した回数に基づいて、自装置における障害の発生を検出する。
また、クロスバスイッチ装置200において、エラーパケットが受信された回数が第2の閾値以上となった場合を想定する。この場合、クロスバスイッチ装置200は、当該クロスバスイッチ装置200における障害の発生を検出する。
そして、クロスバスイッチ装置200は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、及び、複数の受信側回線インタフェース装置300,…のそれぞれへ、第2の通信路を介して、障害検出情報を送信する。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る通信中継装置1によれば、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。特に、間欠障害が発生している場合であっても、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係る通信中継装置1は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…から複数の受信側回線インタフェース装置300,…へ単位データを伝送するために用いられる第1の通信路と異なる第2の通信路を介してエラー検出情報が伝送されるように構成される。
ところで、エラー検出情報が第1の通信路を介して伝送される場合、単位データが単位時間あたりに伝送されるデータ量(単位データの伝送速度)が低下する虞がある。これに対し、上記構成によれば、単位データの伝送速度が低下することを防止することができる。
加えて、本発明の第1実施形態に係る通信中継装置1において、第2の通信路は、複数の送信側回線インタフェース装置100,…、クロスバスイッチ装置200、及び、複数の受信側回線インタフェース装置300,…、をリング状に接続することにより形成される。
これによれば、第1の通信路を構成するクロスバスイッチ装置200と異なる(他の)クロスバスイッチ装置を設けることなく、第2の通信路を構成することができる。従って、通信中継装置1を製造するために要するコストを低減することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係る通信中継装置1は、ある装置(障害発生装置)において障害の発生が検出された場合、他の装置においては、当該障害に基づいて発生したエラー以外のエラーに基づいて、他の装置における障害の発生を検出するように構成される。
これによれば、障害が発生している装置をより一層高い精度にて特定することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信中継装置500について図7を参照しながら説明する。
第2実施形態に係る通信中継装置500は、
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置510,…を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置520,…を複数備え、且つ、
上記複数の送信側回線インタフェース装置510,…のそれぞれと、上記複数の受信側回線インタフェース装置520,…の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置530を備える。
上記複数の送信側回線インタフェース装置510,…のそれぞれは、
上記複数の受信側回線インタフェース装置520,…のうちの上記クロスバスイッチ装置530により接続された受信側回線インタフェース装置520へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成される。
上記複数の受信側回線インタフェース装置520,…のそれぞれは、
上記複数の送信側回線インタフェース装置510,…のうちの上記クロスバスイッチ装置530により接続された送信側回線インタフェース装置510により送信された上記単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出部(受信エラー検出手段)521と、
上記エラーが検出された場合、上記クロスバスイッチ装置530、及び、上記接続された送信側回線インタフェース装置510のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信部(エラー検出情報送信手段)522と、
上記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置520における障害の発生を検出する第1の障害検出部(第1の障害検出手段)523と、
を備える。
上記クロスバスイッチ装置530は、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置530における障害の発生を検出する第2の障害検出部(第2の障害検出手段)531を備える。
上記複数の送信側回線インタフェース装置510,…のそれぞれは、上記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置510における障害の発生を検出する第3の障害検出部(第3の障害検出手段)511を備える。
これによれば、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。特に、間欠障害が発生している場合であっても、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、上記各実施形態において通信中継装置1の各機能は、回路等のハードウェアにより実現されていた。ところで、送信側回線インタフェース装置、クロスバスイッチ装置、及び、受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、処理装置と、プログラム(ソフトウェア)を記憶する記憶装置と、を備えるとともに、処理装置がそのプログラムを実行することにより、各機能を実現するように構成されていてもよい。
この場合、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備え、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
前記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
前記複数の受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された前記単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
を備え、
前記クロスバスイッチ装置は、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備え、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える通信中継装置。
これによれば、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。特に、間欠障害が発生している場合であっても、障害が発生している装置を高い精度にて特定することができる。
(付記2)
付記1に記載の通信中継装置であって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置から前記複数の受信側回線インタフェース装置へ前記単位データを伝送するために用いられる第1の通信路と異なる第2の通信路を介して前記エラー検出情報が伝送されるように構成された通信中継装置。
ところで、エラー検出情報が第1の通信路を介して伝送される場合、単位データが単位時間あたりに伝送されるデータ量(単位データの伝送速度)が低下する虞がある。これに対し、上記構成によれば、単位データの伝送速度が低下することを防止することができる。
(付記3)
付記1又は付記2に記載の通信中継装置であって、
前記第2の通信路は、前記複数の送信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の受信側回線インタフェース装置、をリング状に接続することにより形成される通信中継装置。
これによれば、第1の通信路を構成するクロスバスイッチ装置と異なる(他の)クロスバスイッチ装置を設けることなく、第2の通信路を構成することができる。従って、通信中継装置を製造するために要するコストを低減することができる。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載の通信中継装置であって、
前記複数の受信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の送信側回線インタフェース装置からなる装置群を構成する装置のそれぞれは、
自装置における障害の発生が検出された場合、前記装置群を構成する装置のそれぞれへ、当該障害の発生の検出を表す障害検出情報を送信する障害検出情報送信手段を備え、
前記第1の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、当該障害検出情報の送信元へ送信したエラー検出情報の基となったエラー以外のエラーが検出された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
前記第2の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、前記装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置から前記エラー検出情報が受信された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
前記第3の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、前記装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置から前記エラー検出情報が受信された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された通信中継装置。
これによれば、装置群を構成する各装置は、他の装置において障害が発生している場合に、当該障害に基づいて発生したエラー以外のエラーに基づいて、自装置における障害の発生を検出することができる。従って、障害が発生している装置をより一層高い精度にて特定することができる。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれかに記載の通信中継装置であって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
送信元としての当該送信側回線インタフェース装置を識別するための装置識別情報と、送信先としての前記受信側回線インタフェース装置を識別するための装置識別情報と、当該受信側回線インタフェース装置へ前記単位データが送信される毎に予め設定された増分ずつ大きくなる整数を表す連続性確認用情報と、を含む前記単位データを送信するように構成され、
前記受信エラー検出手段は、前記受信された単位データに含まれる前記連続性確認用情報に基づいて前記単位データの受信のエラーを検出するように構成された通信中継装置。
これによれば、単位データと異なる監視用データを装置間で送受信することにより、データの受信のエラーを検出する場合と比較して、受信のエラーを検出するために伝送されるデータ量を低減することができる。更に、単位データと異なる監視用データを装置間で送受信することにより、データの受信のエラーを検出する場合と比較して、受信のエラーを迅速に検出することができる。
(付記6)
付記2乃至付記5のいずれかに記載の通信中継装置であって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
前記単位データを送信する場合、当該単位データを特定するための情報を含む送信予定情報を、当該単位データの送信先としての前記受信側回線インタフェース装置へ、前記第2の通信路を介して送信する送信予定情報送信手段を備え、
前記受信エラー検出手段は、前記受信された送信予定情報に基づいて前記単位データの受信のエラーを検出するように構成された通信中継装置。
これによれば、単位データの受信のエラーをより一層迅速に検出することができる。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載の通信中継装置であって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置、及び、前記複数の受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、複数の通信ポートを備える通信中継装置。
(付記8)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える通信中継装置に適用され、
前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された前記単位データの受信のエラーを検出し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出し、
前記クロスバスイッチ装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出し、
前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、通信中継方法。
(付記9)
付記8に記載の通信中継方法であって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置から前記複数の受信側回線インタフェース装置へ前記単位データを伝送するために用いられる第1の通信路と異なる第2の通信路を介して前記エラー検出情報が伝送されるように構成された通信中継方法。
(付記10)
付記8又は付記9に記載の通信中継方法であって、
前記第2の通信路は、前記複数の送信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の受信側回線インタフェース装置、をリング状に接続することにより形成される通信中継方法。
(付記11)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える通信中継装置に、
前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された前記単位データの受信のエラーを検出し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出し、
前記クロスバスイッチ装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出し、
前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるための通信中継プログラム。
(付記12)
付記11に記載の通信中継プログラムであって、
前記複数の送信側回線インタフェース装置から前記複数の受信側回線インタフェース装置へ前記単位データを伝送するために用いられる第1の通信路と異なる第2の通信路を介して前記エラー検出情報が伝送されるように構成された通信中継プログラム。
(付記13)
付記11又は付記12に記載の通信中継プログラムであって、
前記第2の通信路は、前記複数の送信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の受信側回線インタフェース装置、をリング状に接続することにより形成される通信中継プログラム。
(付記14)
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置であって、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
を備える受信側回線インタフェース装置。
(付記15)
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置に適用され、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出し、
前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、受信側回線インタフェース装置制御方法。
(付記16)
少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置に、
クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出し、
前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるための受信側回線インタフェース装置制御プログラム。
(付記17)
クロスバスイッチ装置であって、
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成され、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備えるクロスバスイッチ装置。
(付記18)
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成されたクロスバスイッチ装置に適用され、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する、クロスバスイッチ装置制御方法。
(付記19)
複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成されたクロスバスイッチ装置に、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるためのクロスバスイッチ装置制御プログラム。
(付記20)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置であって、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、前記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える送信側回線インタフェース装置。
(付記21)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置に適用され、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、前記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、送信側回線インタフェース装置制御方法。
(付記22)
少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置に、
複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、前記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、処理を実行させるための送信側回線インタフェース装置制御プログラム。
本発明は、データの通信を中継する通信中継装置等に適用可能である。
1 通信中継装置
100,… 送信側回線インタフェース装置
110 回線終端部
111 ヘッダ/VLAN情報抽出部
112 システムヘッダ生成部
113 ヘッダパケット挿入部
114 回線多重部
120 QoS制御部
121 QoS制御実行部
122 ヘッダパケット抽出部
123 シーケンス番号生成部
124 ヘッダパケット挿入部
130 クロスバスイッチ管理部
131 セル変換部
140 システムヘッダ制御部
141 パケット送受信部
142 システム情報抽出部
143 システムヘッダパケット送受信部
144 ALM制御部
150 バッファメモリ
200 クロスバスイッチ装置
210 クロスバスイッチ部
211 SERDES受信部
212 クロスバスイッチ
213 SERDES送信部
220 システムヘッダ制御部
221 パケット送受信部
222 システム情報送信部
223 システムヘッダパケット受信部
224 システムヘッダパケット送信部
230 システム情報記憶部
240 ALM制御部
300,… 受信側回線インタフェース装置
310 クロスバスイッチ管理部
311 パケット変換部
320 QoS制御部
321 パケットバッファ制御部
322 ヘッダパケット抽出部
323 システムヘッダ確認部
324 シーケンス番号確認部
325 ポート分離部
330 回線終端部
331 イーサフレーム送信部
340 システムヘッダ制御部
341 パケット送受信部
342 システム情報抽出部
343 システムヘッダパケット受信部
344 システムヘッダパケット送信部
345 ALM制御部
350 バッファメモリ
360 バッファメモリ
500 通信中継装置
510,… 送信側回線インタフェース装置
511 第3の障害検出部
520,… 受信側回線インタフェース装置
521 受信エラー検出部
522 エラー検出情報送信部
523 第1の障害検出部
530 クロスバスイッチ装置
531 第2の障害検出部

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
    少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備え、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された前記単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
    前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
    前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
    を備え、
    前記クロスバスイッチ装置は、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備え、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える通信中継装置。
  2. 請求項1に記載の通信中継装置であって、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置から前記複数の受信側回線インタフェース装置へ前記単位データを伝送するために用いられる第1の通信路と異なる第2の通信路を介して前記エラー検出情報が伝送されるように構成された通信中継装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信中継装置であって、
    前記第2の通信路は、前記複数の送信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の受信側回線インタフェース装置、をリング状に接続することにより形成される通信中継装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信中継装置であって、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記複数の送信側回線インタフェース装置からなる装置群を構成する装置のそれぞれは、
    自装置における障害の発生が検出された場合、前記装置群を構成する装置のそれぞれへ、当該障害の発生の検出を表す障害検出情報を送信する障害検出情報送信手段を備え、
    前記第1の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、当該障害検出情報の送信元へ送信したエラー検出情報の基となったエラー以外のエラーが検出された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
    前記第2の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、前記装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置から前記エラー検出情報が受信された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成され、
    前記第3の障害検出手段は、前記障害検出情報が受信された場合、前記装置群を構成する装置のうちの当該障害検出情報の送信元以外の装置から前記エラー検出情報が受信された回数に基づいて前記障害の発生を検出するように構成された通信中継装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信中継装置であって、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
    送信元としての当該送信側回線インタフェース装置を識別するための装置識別情報と、送信先としての前記受信側回線インタフェース装置を識別するための装置識別情報と、当該受信側回線インタフェース装置へ前記単位データが送信される毎に予め設定された増分ずつ大きくなる整数を表す連続性確認用情報と、を含む前記単位データを送信するように構成され、
    前記受信エラー検出手段は、前記受信された単位データに含まれる前記連続性確認用情報に基づいて前記単位データの受信のエラーを検出するように構成された通信中継装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の通信中継装置であって、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれは、
    前記単位データを送信する場合、当該単位データを特定するための情報を含む送信予定情報を、当該単位データの送信先としての前記受信側回線インタフェース装置へ、前記第2の通信路を介して送信する送信予定情報送信手段を備え、
    前記受信エラー検出手段は、前記受信された送信予定情報に基づいて前記単位データの受信のエラーを検出するように構成された通信中継装置。
  7. 少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
    少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置を複数備え、且つ、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能なクロスバスイッチ装置を備える通信中継装置に適用され、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記複数の受信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信し、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記複数の送信側回線インタフェース装置のうちの前記クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された前記単位データの受信のエラーを検出し、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信し、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置の1つである受信側回線インタフェース装置が、前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出し、
    前記クロスバスイッチ装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出し、
    前記複数の送信側回線インタフェース装置の1つである送信側回線インタフェース装置が、前記エラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する、通信中継方法。
  8. 少なくとも1つの通信ポートを備える受信側回線インタフェース装置であって、
    クロスバスイッチ装置により接続された送信側回線インタフェース装置により送信された、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーを検出する受信エラー検出手段と、
    前記エラーが検出された場合、前記クロスバスイッチ装置、及び、前記接続された送信側回線インタフェース装置のそれぞれへ、当該エラーの検出を表すエラー検出情報を送信するエラー検出情報送信手段と、
    前記エラーが検出された回数が、予め設定された第1の閾値以上である場合、当該受信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第1の障害検出手段と、
    を備える受信側回線インタフェース装置。
  9. クロスバスイッチ装置であって、
    複数の送信側回線インタフェース装置のそれぞれと、複数の受信側回線インタフェース装置の1つと、を接続するとともに、接続先を切り替え可能に構成され、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、予め定められた形式に従った単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第2の閾値以上である場合、当該クロスバスイッチ装置における障害の発生を検出する第2の障害検出手段を備えるクロスバスイッチ装置。
  10. 少なくとも1つの通信ポートを備える送信側回線インタフェース装置であって、
    複数の受信側回線インタフェース装置のうちのクロスバスイッチ装置により接続された受信側回線インタフェース装置へ、予め定められた形式に従った単位データを送信するように構成され、
    前記複数の受信側回線インタフェース装置により送信され、且つ、前記単位データの受信のエラーの検出を表すエラー検出情報が受信された回数が、予め設定された第3の閾値以上である場合、当該送信側回線インタフェース装置における障害の発生を検出する第3の障害検出手段を備える送信側回線インタフェース装置。
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