JP5915820B2 - 通信制御装置、通信制御方法、及び、通信制御プログラム - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、及び、通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークにより接続された複数の拠点が連携してサービスを提供する通信ネットワークシステムにおいて、拠点間を接続する通信ネットワークの通信品質が低下した際に、サービス品質を安定的に保つことが可能な技術に関する。より具体的には、本発明は、複数の拠点間を接続する通信ネットワークの通信品質が低下した際に、サービス品質を安定的に保てるよう、選択的に通信データを廃棄する技術に関する。
インターネット等の通信ネットワーク(以下、「ネットワーク」と称する場合がある)を介して、複数の情報処理装置等が相互に通信可能に接続された、通信ネットワークシステム(以下、「ネットワークシステム」と称する場合がある)が普及している。
このようなネットワークシステムにおいては、複数の拠点に分散された情報処理装置等の間で様々な通信データが送受信されることにより、複数の拠点が、連携して各種サービスを提供することが可能である。近年では、複数の拠点に跨ってサービスを提供可能なシステムとして、クラウドシステムが普及している。
係るクラウドシステムは、例えば、情報処理装置等を用いて構築された仮想的な環境に、仮想化された各種装置(例えば、情報処理装置や通信機器等)が配置され、係る仮想化された各種装置によって、各種サービスが提供される。
このようなクラウドシステムの技術が進展するに従い、既存のシステムをクラウドシステムにより置き換える事例が発生している。例えば、従前は専用のハードウェア等で構築されていた通信キャリアにおける通信サービスが仮想化されることにより、係る通信サービスがクラウドシステムを活用して実現される場合がある。
複数の拠点に跨ったサービスが提供される場合を想定すると、拠点間を接続するネットワークには、拠点内に閉じたネットワークに比べて多様な通信データのトラフィックが流れている。これより、係るサービスに対して、常に適切な通信帯域あるいは通信品質が確保されるとは限らない。
拠点間を接続するネットワークについては、障害や輻輳等が発生していない平常時には帯域制御や品質保証が可能である。一方で、災害や障害等が発生した場合には、予期せぬトラフィックの発生等により、拠点間を接続するネットワークの通信品質が劣化する可能性がある。このような場合、拠点間の通信において、多くの通信データの消失(通信データのロス)が発生する可能性がある。
上記したようなサービスを提供するシステムは、当該サービスに関する通信データのロスが発生した際に、消失した通信データを再送する処理(以下「再送処理」と称する場合がある)を実行する場合がある。
係る再送処理は、例えばプロトコルスタック(例えば、TCP(Transmission Control Protocol)等)に組み込まれている場合がある。また、係る再送処理は、例えば、サービスを実現するアプリケーションに組み込まれている場合もある。いずれの場合にも、係る再送処理は、主に二つの問題を引き起こす。
一つ目の問題は、係る再送処理に起因する通信データが、拠点間を接続するネットワークの通信帯域を更に消費することから、実効的な通信性能が更に低下することである。この場合、再送処理に係る通信データが加速的に増大することにより、多くの通信帯域が消費されてしまう可能性がある。即ち、この場合、再送処理に起因する通信データが、通信品質に甚大な影響を及ぼす可能性がある。
二つ目の問題は、特にアプリケーションにおける再送処理が、当該アプリケーションを実行する演算装置(CPU:Central Processing Unit等)の処理負荷を増大させる場合があることである。この問題は、主に、再送処理自体がCPUの演算能力を消費すること等に起因する。
上記したように、災害や障害等により予期せぬ通信トラフィックが発生した場合や、特定のサービスを提供するシステムに再送処理に起因する高い処理負荷が発生した場合には、ネットワークシステムが不安定になる可能性がある。
この場合、ネットワークシステムを安定的に稼働し、そして、サービスの品質を保つために、拠点間を接続するネットワークに送出する通信データの量が制御されることが望ましい。具体的には、拠点間を接続する通信ネットワークに対して、帯域制御等により通信データを低減可能な技術が求められる。
このような帯域制御に関する技術として、例えば、以下の特許文献が開示されている。
特許文献1は、通信品質が劣化したネットワーク上の拠点(品質劣化拠点)に関する情報を他の拠点に通知し、品質劣化拠点に対する通信を抑制する技術を開示する。
特許文献1に開示された技術は、通信パケットを監視した結果、特定の拠点(品質劣化拠点)において通信品質の劣化が検出された際に、係る通信品質の劣化に関する情報を、品質劣化拠点と直接通信していない他の拠点に通知する。係る通知を受信した他の拠点は、当該品質劣化拠点に対する通信を抑制する。特許文献1に開示された技術は、品質劣化拠点への通信を抑制することにより、品質劣化拠点の復旧を早めることが可能である。
特許文献2は、通信ネットワークにおけるトラフィック特性に応じてパケット廃棄率を調整することにより、輻輳を制御する技術を開示する。
特許文献2に開示された技術は、ネットワークゲートウェイ装置における送受信バッファについて、平均キュー長が一定の範囲に収まるように、パケット廃棄率を決定する。また、特許文献2に開示された技術は、係るパケット廃棄率の調整値をファジィ推論により算出すると共に、当該ファジィ推論のパラメータをニューラルネットの学習機能により調整する。これにより、特許文献2に開示された技術は、トラフィック特性に応じてパケット廃棄率を調整可能である。
特開2009−081737号公報 特開2003−249953号公報
上記したように、複数の拠点に跨ってサービスを提供するネットワークシステムにおいては、拠点間を接続するネットワークにおける通信データの流量を、状況に応じて適切に制御可能な技術が求められている。
上記特許文献1に開示された技術は、抑制される通信の重要度等に関係なく、特定の拠点(品質劣化拠点)に対する全ての通信を一律に抑制してしまう可能性がある。また、上記特許文献1は、品質劣化に関する通知を受信した各通信端末が、自発的に品質劣化拠点への通信を抑制する技術を開示するのみである。即ち、特許文献1に開示された技術を採用した場合、係る通知に対応しない通信端末からの通信は抑制されない。
上記特許文献2に開示された技術は、平均キュー長を一定範囲に収めるという基準に基づいて、一律のパケット廃棄率にて全ての通信パケットを廃棄してしまう。このため、優先度が高い通信データのパケットも廃棄されてしまい、システムにとってクリティカルな通信データが廃棄されてしまう可能性がある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、通信ネットワークにより接続された複数の拠点間を接続するネットワークの通信品質が低下した際に、サービスの品質を安定的に保てるように、通信データの流量を制御可能な通信制御装置等を提供することを主たる目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明の一態様に係る通信制御装置は、以下の構成を備える。即ち、本発明の一態様に係る通信制御装置は、通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する通信品質確認手段と、上記通信品質確認手段において確認した通信品質情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の上記サービスに対する優先度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、上記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する廃棄ルール生成手段とを有する。
本発明の一態様に係る通信制御方法は、以下の構成を備える。即ち、本発明に係る通信制御方法は、通信制御装置が、通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認し、上記確認した通信品質情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の上記サービスに対する優先度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、上記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する。
また、同目的は、上記構成を有する通信制御装置、並びに対応する通信制御方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及び、そのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、拠点間を接続するネットワークにおいて、選択的に通信データを廃棄可能である。これより、本発明によれば、通信データによる通信帯域の消費を低減可能であると共に、通信データを処理するための処理負荷を低減可能である。結果として、本発明によれば、ネットワークシステムを安定的に動作させ、サービスの品質低下を防ぐことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムの構成を例示する図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムにおいて提供される、特定のサービスのインターフェイスを概念的に示す図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムを構成する構成要素間の関係を例示する図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置の機能的な構成について例示するブロック図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係るシステム知識に関する情報の具体例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る運用ポリシーに関する情報の具体例を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態における、通信データの廃棄ルールの生成処理と、係る廃棄ルールの適用処理について例示するフローチャートである。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置における、通信データの廃棄ルールの生成処理について例示するフローチャートである。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄リストの第1の具体例を示す図である。 図10は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄リストの第2の具体例を示す図である。 図11は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄リストの第3の具体例を示す図である。 図12は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの更新処理について例示する図である。 図13は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第1の具体例を示す図である。 図14は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第2の具体例を示す図である。 図15は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第3の具体例を示す図である。 図16は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第4の具体例を示す図である。 図17は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第5の具体例を示す図である。 図18は、本発明の第1の実施形態に係る廃棄ルールの第6の具体例を示す図である。 図19は、本発明の第1の実施形態に係るネットワークシステムを構成する構成要素間の関係を例示する図である。 図20は、本発明の第2の実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置の機能的な構成について例示するブロック図である。 図21は、本発明の第3の実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置の機能的な構成について例示するブロック図である。 図22は、本発明の各実施形態に係るネットワークシステムを構成する構成要素を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。
次に、本発明を実施する形態について図面を参照して説明する。以下の実施の形態に記載されている構成は単なる例示であり、本発明の技術範囲はそれらには限定されない。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態に係るネットワークシステム100の構成を概念的に例示する図である。
本実施形態におけるネットワークシステム100は、図1に例示するように、複数の拠点(図1における拠点A(101)、拠点B(102))を有し、これらの各拠点間は任意の拠点間ネットワーク103により通信可能に接続されている。
それぞれの拠点には、少なくとも1以上の仮想マシン(VM:Virtual Machine、図1に例示する符号104、105等)が配置される。これらの仮想マシン(VM104、VM105)は、相互に連携して特定のサービス(例えば、図1に例示するサービスP、サービスQ等)を提供するよう構成される。これらの仮想マシンは、例えば、コンピュータ等により構成された周知の仮想環境に設けられた、仮想的なコンピュータ、あるいは、仮想的な通信制御装置であってもよい。係る仮想環境については、周知の技術を採用してよいので、詳細な説明は省略する。
なお、図1に例示する具体例においては、ネットワークシステム100は、VM104及びVM105等の仮想マシンを用いて構成されているが、本実施形態は、これには限定されない。本実施形態におけるネットワークシステム100は、上記した各VMに加え、物理的な情報処理装置を用いて構成されてもよい。
本実施形態において、サービスPあるいはサービスQを提供するこれらの仮想マシン(VM104、VM105)は、相互に通信可能に接続されている。即ち、これらの仮想マシンは、拠点A(101)あるいは拠点B(102)内において、周知の拠点内ネットワーク106により相互に通信可能に接続される。更に、相異なる拠点に配置された仮想マシンは、拠点間ネットワーク103により、通信可能に接続される。
なお、拠点内ネットワーク106及び拠点間ネットワーク103は、周知の任意の通信ネットワークを用いて構成されてよい。例えば、拠点内ネットワーク106は、LAN(Local Area Network)等の構内通信ネットワークにより構成されてもよい。また、例えば、拠点間ネットワーク103は、インターネット等の広域通信ネットワークにより構成されてもよい。
また、それぞれの通信ネットワークについては、周知の任意の通信プロトコルが適宜採用されて良い。係る通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Internet Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)/IP等をであってもよい。
なお、係る通信ネットワークとして、通信データをパケットに分割して送受信するパケット通信ネットワーク(例えば、IPネットワーク等)が採用されてもよい。この場合、各種サービスに関連する通信データはパケットに分割され、係るパケットが、拠点間ネットワーク103において送受信される。
図2は、本実施形態において提供される各種サービスがクライアントに対して提供するインターフェイスを概念的に示した図である。図2においては、サービスPが具体例として例示されている。これは、サービスQについても同様である。
上記したように、本実施形態における各種サービスは、拠点A(101)及び拠点B(102)に跨って提供される。例えば、クライアント202が、特定のサービス(例えばサービスP)を利用する場合、当該クライアント202は、係るサービスPのインタフェースとして提供されるインターフェイス201を利用すればよい。この場合、当該クライアント202は、係るインターフェイス201により提供されるサービスPが、具体的にどのように実現されているかを認識する必要はない。即ち、クライアント202は、拠点A(101)、拠点B(102)という物理的な配置、あるいは、サービスが拠点A(101)と拠点B(102)とに跨って提供されることを意識せず、サービスPを利用することが可能である。
また、本実施形態におけるネットワークシステムにおいて提供される各種サービスは、後述するように、複数の拠点間において送受信される一連のメッセージシーケンスにより構成される。係るメッセージシーケンスは、1以上のメッセージを含み、係るメッセージは、当該サービスに関連する各種コマンド等を含んでもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態に係るネットワークシステム100において、通信データの選択的な廃棄処理を実現する構成要素について説明する。
本実施形態に係るネットワークシステム100は、拠点間ネットワークゲートウェイ301と、拠点間ネットワーク制御装置302とを有する。本実施形態において、これらの構成要素の間は相互に通信可能に接続されている。本実施形態においては、後述するように、係る拠点間ネットワークゲートウェイ301と、拠点間ネットワーク制御装置302とが連携することにより、通信データの選択的な廃棄が実現される。
以下、それぞれの構成要素について説明する。
拠点間ネットワークゲートウェイ301は、各拠点(例えば、図3に例示する拠点A(101)、及び、拠点B(102))と、拠点間ネットワーク103との間における各種通信データの送受信を制御する、通信制御装置である。
本実施形態における拠点間ネットワークゲートウェイ301は、例えば、上記サービスPまたはサービスQなど、特定のサービスに関する通信データの送受信を制御可能である。即ち、本実施形態における拠点間ネットワークゲートウェイ301は、サービスごとに、係るサービスに関する通信データが利用可能な通信帯域を制御可能である。
なお、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、上記に限らず、例えば、OpenFlow(登録商標)等において通信トラフィックを制御する単位である「フロー」ごとに、当該フローに関する通信データが利用可能な通信帯域を制御可能であってもよい。
以下においては、拠点間ネットワークゲートウェイ301、及び、後述する拠点間ネットワーク制御装置302は、少なくもサービスごとに、または、フローごとに通信帯域を制御可能であることを想定する。なお、以下、サービスごとに通信帯域を制御する例を説明する。
なお、本実施形態においては、係る帯域制御の方法として、選択的に通信データを廃棄する方法が採用される。本実施形態における拠点間ネットワークゲートウェイ301は、後述する廃棄ルール(図3に例示する符号306)に基づいて、特定のサービスに関する通信データの少なくとも一部を選択して廃棄する。この場合、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、例えば、各通信データを解析することにより、係る通信データがどのサービスに関連する通信データであるかを、特定してもよい。なお、通信データの具体的な解析方法としては、周知の技術が適宜採用されて良い。
本実施形態における拠点間ネットワークゲートウェイ301は、例えば、ハードウェアとしての通信制御装置により構成(実現)されてもよい。また、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、コンピュータ等の情報処理装置と、係る情報処理装置において実行されるソフトウェア・プログラムとの組合せにより構成(実現)されてもよい。また、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、仮想環境に構築された、仮想的な通信制御装置であってもよい。拠点間ネットワークゲートウェイ301の具体的な動作については、後述する。
次に、通信制御装置である拠点間ネットワーク制御装置302について図4乃至図6を参照して説明する。
拠点間ネットワーク制御装置302は、拠点間ネットワークゲートウェイ301が廃棄する通信データを決定する際に用いる廃棄ルール306を生成する。そして、拠点間ネットワーク制御装置302は、係る廃棄ルール306を上記拠点間ネットワークゲートウェイ301に適用する。
図4は、本実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置30の機能的な構成について例示するブロック図である。図4に例示するように、本実施形態に係る拠点間ネットワーク制御装置30は、通信品質確認部401と、廃棄ルール生成部402とを有する。
通信品質確認部401は、拠点間ネットワーク103を監視し、通信品質の劣化に関する情報(図3における符号303、以下「通信品質劣化情報」と称する場合がある)を収集する。なお、通信品質確認部401は、上記に加えて拠点内ネットワーク(例えば図1の106)を監視することにより、拠点内ネットワーク106における通信品質の劣化に関する情報を併せて収集してもよい。
通信品質劣化情報303は、例えば、拠点間ネットワーク103において送受信される各種通信データに関する統計情報を含む。係る統計情報は、例えば、平均通信速度、一定時間あたりの通信量、通信量の変化率、通信データの消失率、等を含んでもよい。本実施形態における通信品質劣化情報303は、少なくとも、トラフィックの増加により発生した通信データのロス(以下、「通信データロス」と称する場合がある)に関する情報を含む。
係る通信データのロスが発生した場合、各種サービスを提供するシステムが、当該サービスに関する通信データの再送処理を実行する場合がある。係る再送処理に伴い、拠点間ネットワーク103の通信帯域が更に消費されることから、通信データのロスが増大する可能性がある。
通信品質劣化情報303は、係る通信データのロスに関する情報を含むことから、本実施形態における通信品質確認部401は、拠点間ネットワーク103の通信品質の劣化の程度を、通信品質劣化情報303に基づいて検知可能である。
なお、通信品質確認部401は、拠点間ネットワーク103を直接監視してもよい。通信品質確認部401は、あるいは、拠点間ネットワークゲートウェイ301や、その他の通信制御装置において収集された通信データのロスに関する情報を確認してもよい。
次に、本実施形態における廃棄ルール生成部402は、システム知識304と、運用ポリシー305とに基づいて、廃棄ルール306を生成する。そして、廃棄ルール生成部402は、係る廃棄ルール306を上記説明した拠点間ネットワークゲートウェイ301に適用する。本実施形態においては、廃棄ルール生成部402は、上記通信品質確認部401からの通知に基づいて、廃棄ルール306を生成する。
システム知識304は、ネットワークシステム100において各種サービスを提供するシステムに関する情報を保持する。より具体的には、本実施形態におけるシステム知識304は、特定のサービスを提供するシステムにおける、当該特定のサービスに関する通信データの再送処理に関する情報を保持する。
本実施形態においては、各サービスの提供者、あるいは、各サービスを提供するシステムの運用者等(以下、「サービス提供者等」と称する場合がある)が、システム知識304を拠点間ネットワーク制御装置302から参照可能な任意の情報処理装置等に予め登録してもよい。そして、廃棄ルール生成部402が係るシステム知識304を取得するよう構成してもよい。また、サービス提供者等が、係るシステム知識304を、拠点間ネットワーク制御装置302に予め登録してもよい。
以下、図5に例示する具体例を参照して、システム知識304について説明する。
図5に例示する具体例において、システム知識304は、特定のサービス名(図5における符号501)により識別されるサービスに関連付けて、再送回数502、通信データロス許容度503、メッセージ数504に関する情報を保持する。なお、システム知識304は、上記以外の情報を保持してもよい。
再送回数502は、特定のサービスに関する通信データが、拠点間ネットワーク103あるいは拠点内ネットワーク106において消失した場合の、再送処理の頻度(回数の多さ)を表す情報である。図5に例示する具体例においては、再送回数502について「大」、「中」、「小」などの程度を表す情報が登録されている。これに限らず、再送回数502には、再送回数を表す数値が登録されてもよい。
ここで、各種サービスを提供するシステムにおける再送処理について概要を説明する。
本実施形態において、各サービスを提供するシステムは、ネットワークを介した通信を確実に行うべく、通信データを送信してから所定の時間が経過しても応答がない場合には、係る通信データを再送する仕組みを有する。かかる再送の具体的な仕組みは、具体的なサービスや、当該サービスを提供するシステムによって異なる。また、かかる再送の仕組みは、当該サービスに対する設定に基づいて変更可能であってもよい。
例えば、特定のサービスにおいて、再送の仕組みが実装された通信プロトコル(例えば、TCP等)が採用される場合、係る通信プロトコルを利用する上位のアプリケーション等は再送処理を実行する必要がない。これに対して、特定のサービスにおいて、再送の仕組みを持たない通信プロトコル(例えばUDP等)が採用された場合、係る通信プロトコルを利用する上位のアプリケーションは、再送処理を実装する場合がある。本実施形態における再送回数502は、係る再送処理を実行するタイミングや回数に関する情報を保持してよい。
なお、特定のサービスを提供するシステムは、当該サービスに関する再送処理を所定の再送回数まで実行しても応答が得られない場合、エラー処理を行う。また、当該サービスを提供するシステムは、当該サービスに関する再送処理を実行してから、所定の期間が経過しても応答が得られない場合も、エラー処理を行う。なお、以下において、再送処理に対する応答が得られない場合を、「再送タイムアウト」と称する場合がある。
なお、本実施形態におけるシステム知識304は、再送回数502に限らず、例えば、特定のサービスを提供するシステムが再送処理を実行する時間間隔(再送間隔)に関する情報を保持してもよい。係る再送間隔は、サービスや、係るサービスが採用する通信プロトコルによって異なる場合がある。例えば、係る再送間隔は一定間隔であってもよい。また、係る再送間隔は、最初は短く、徐々に延ばされてもよい。
特定のサービスを提供するシステムが再送処理を実行する場合、係る処理に伴う通信データがネットワーク帯域を消費すると共に、係る再送処理自体がシステムの処理能力を消費する。即ち、係る再送処理は、ネットワークシステム100における各種リソースを消費する。これより係る再送処理に対して使用可能なリソースの量は、再送処理が行われるサービスの内容に応じて、適宜適切に選択可能であることが望ましい。
そこで本実施形態においては、各サービスに関する再送回数502がシステム知識304に保持されると共に、拠点間ネットワーク制御装置302は、係るシステム知識304に基づいて、廃棄ルール306を生成する。これにより、拠点間ネットワーク制御装置302は、再送処理が消費するリソースを調整可能である。
通信データロス許容度503は、通信データロスが発生した場合に特定のサービスを提供するシステムに与える影響の大きさに応じて、当該通信データロスを許容可能な程度(許容度)を表す情報を保持する。
図5に例示する具体例においては、係る情報として「高」、「中」、「低」などの影響の程度を表す情報が登録されている。なお、通信データロス許容度503に対して登録される情報の具体的な形式は適宜選択されてよい。例えば、通信データロス許容度503に対して、影響の大きさを表す数値が登録されてもよい。
本実施形態においては、通信データロスが発生した場合にサービスに与える影響が大きい場合には、通信データロス許容度503に低い許容度が設定される(例えば、図5に例示する「サービスA」)。この場合、通信データロスの発生は、係るサービスを提供するシステムにおいて何らかの異常な状況が発生していることを示す。
これに対して、通信データロスが発生しても、再送処理によりサービスを継続して提供可能な場合は、通信データロス許容度503に高い許容度が設定される(例えば、図5に例示する「サービスC」)。通信データロス許容度503に高い許容度が設定されているサービスについては、通信データロスが発生した場合であっても、係るシステムにおいて異常な状況が発生していることを示すとは限らない。
各サービス501に対する通信データロス許容度503に設定される許容度の程度は、各サービスのサービス提供者等が、それぞれのサービスの性質等に応じて適宜適切に設定(あるいは選択)する。
メッセージ数504は、サービス名501により識別される特定のサービスを構成するメッセージシーケンスの長さを表す情報を保持する。より具体的には、メッセージ数504は、特定のサービスを構成するメッセージシーケンスに含まれるメッセージの数を表してもよい。この場合、係るメッセージの数が大きい程、メッセージシーケンスが長い。
図5に例示する具体例においては、係るメッセージ数504に、「大」、「中」、「小」等の程度を表す情報が登録されている。なお、メッセージ数504には、例えばメッセージシーケンスに含まれるメッセージの数自体を表す、具体的な数値が登録されてもよい。また、サービス501に関して複数のメッセージシーケンスが存在する場合は、メッセージ数504に対して、それらの平均値、あるいは、最大値等が登録されてもよい。
図5に例示するように、メッセージシーケンスが長い(メッセージ数が多い)「サービスA」とメッセージシーケンスが短い(メッセージ数が少ない)「サービスB」とが存在する場合に、それぞれのサービスにおいて通信データロスが発生することを仮定する。各サービスを提供するシステムにおいて、同じ確率で再送タイムアウトが発生すると、メッセージシーケンスが長い「サービスA」が、大きな影響を受ける場合がある。なぜならば、長いメッセージシーケンスの途中で再送タイムアウトが発生すると、サービスを提供するシステムは、係るメッセージシーケンス全体を破棄して処理をやり直す場合があるからである。また、一般に、メッセージシーケンスが長い場合は、エラーが発生し得る要因が多い。
このように、各サービスに対するメッセージシーケンスの長さは、再送処理が発生した場合の各主リソースの消費量に影響する。そこで本実施形態においては、各サービスに対するメッセージ数504がシステム知識304に保持されると共に、拠点間ネットワーク制御装置302は、係るシステム知識304に基づいて廃棄ルール306を生成する。これにより、拠点間ネットワーク制御装置302は、再送処理が消費するリソースを調整可能である。
次に、図6に例示する具体例を参照して、運用ポリシー305について説明する。
運用ポリシー305は、ネットワークシステム100において提供される各サービスに対する優先度(重要度)を表す情報を保持する。より具体的には、運用ポリシー305は、図6に例示するように、特定のサービス名(図6における符号601)により識別されるサービスに対する、優先度602と、エラー許容度603に関する情報を保持する。
優先度602は、サービス名601により特定されたサービスに対して設定された優先度を表す情報である。本実施形態においては、優先度602に「高」、「中」、「低」等の程度を表す情報が登録されている。係る優先度602には、例えば、優先度を表す特定の数値が登録されてもよい。
本実施形態においては、例えば、各サービスのサービス提供者等が、各サービス関する通信データロスが発生した場合の当該サービスに対する影響を考慮して、優先度602を設定する。
より具体的には、サービス提供者等は、例えば、下記(i)乃至(iii)を考慮して、各サービスに対する優先度602を設定する。
(i)特定のサービスにおいて通信データロスが発生した場合の、当該サービスを提供するシステムに対する影響。
(ii)特定のサービスにおいて通信データロスが発生した場合の、当該サービスを構成するメッセージシーケンスに対する影響。
(iii)特定のサービスにおいて通信データロスが発生した場合の、当該サービスを提供するシステムにおける処理負荷に対する影響。
上記(i)は、システム知識304における通信データロス許容度503と関連する。サービス提供者等は、例えば、優先度602の設定に際して通信データロスに対するシステムの許容度を考慮してもよい。即ち、特定のサービスに関して、通信データロスに対するシステム許容度が低い場合には、係るサービスに対して高い優先度が設定されてもよい。
上記(ii)は、上記システム知識304におけるメッセージ数504と関連する。サービス提供者等は、例えば、メッセージシーケンスが長いサービスに対して高い優先度を設定してもよい。
上記(iii)は、特定のサービスについて通信データロスが発生した場合の再送処理に係る処理負荷に関連する。サービス提供者等は、例えば、再送処理の処理負荷が高いサービスに対して、高い優先度を設定してもよい。
エラー許容度603は、通信データロス等に起因して特定のサービスにおいて発生するエラーを許容可能な程度を表す情報を保持する。即ち、エラー許容度603は、特定のサービスにおいて、エラーの発生が避けられない状態となった場合に、どの程度までエラーの発生を許容するかを表す情報である。
図6に例示するように、本実施形態におけるエラー許容度603には、複数のレベル603a(図6においてはレベル1乃至レベル3)が設けられる。そして、それぞれのレベルに対してエラーを許容可能な許容範囲を表す情報が設定されている。
図6に例示する具体例においては、係るエラーの許容範囲を表す情報として、エラーの許容率(以下、「エラー許容率」と称する場合がある)が設定されている。係るエラー許容率は、特定のサービスにおいて発生するエラーを許容可能な割合を表す情報である。なお、本実施形態においては、レベルに応じてエラー許容度が大きくなるように、レベル毎のエラー許容率が設定されてもよい。即ち、レベルが高くなるほど、エラーを許容可能な範囲が広くなるように、エラー許容率が設定されてもよい。
係るエラー許容率は、特定のサービスに関する通信データを廃棄した場合に、当該サービスにおいて発生するエラーを許容可能な割合を表す情報として用いられてもよい。図6に例示する具体例においては、例えば「サービスA」について、エラー許容度が「レベル1」の場合は、エラーが「5%」の範囲まで許容可能であることを表している。
本実施形態においては、各サービス提供者等が上記説明した運用ポリシー305を、拠点間ネットワーク制御装置302から参照可能な任意の情報処理装置等に予め登録してもよい。そして、廃棄ルール生成部402が係る運用ポリシー305を取得するよう構成されてもよい。また、サービス提供者等が、係る運用ポリシー305を、拠点間ネットワーク制御装置302に予め登録してもよい。
以下、各サービス提供者等における、係る運用ポリシー305の作成について具体例を用いて説明する。
例えば、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信サービスを提供する場合、EPC(Evolved Packet Core)は、モバイル端末が各サービスにつながるためのベアラを制御する基本サービスである。
LTEにおいては、EPCが提供するコアネットワークのサービスを用いて、通話(VoIP:Voice Over IP)、IMS(IP Multimedia Subsystem)、メール、動画配信、及び、インターネット接続のような様々なサービスが実現される。
よって、EPCにおいて通信障害が発生した場合、他の全てのサービスが係る通信障害の影響を受ける。一方で、各サービスにおいて障害が発生している場合、EPCのみ通信可能であっても、エンドユーザに対してサービスが提供されない。
即ち、ネットワークシステムにおいてどのサービスを優先させるかは、サービスの提供者等がエンドユーザの利便性や状況等考慮して適切に判断する必要がある。サービスの提供者等は、係る判断結果を基に運用ポリシー305を用意する。
本実施形態における廃棄ルール生成部402は、このようにして用意された運用ポリシー305に基づいて棄ルール306を生成する。これより、本実施形態におけるネットワークシステム100は、後述するように、優先度が高いサービスを継続して提供可能である。また、本実施形態におけるネットワークシステム100は、優先度が低いサービスの通信データを廃棄することにより、ネットワークシステム全体の安定性を確保可能である。
次に、上記のように構成された本実施形態における拠点間ネットワーク制御装置302、及び、拠点間ネットワークゲートウェイ301の動作について、図7に例示するフローチャートを参照して説明する。
まず、拠点間ネットワーク制御装置302における通信品質確認部401は、拠点間ネットワーク103における通信品質劣化情報303を確認する。より具体的には、通信品質確認部401は、拠点間ネットワーク103において発生した通信データロスに関する情報を収集する。本実施形態における通信品質確認部401は、係る通信データロスに関する情報として、通信データロスが発生する確率(以下、「通信データロス率」と称する場合がある)を収集する(ステップS701)。
次に、通信品質確認部401は、ステップS701において収集した通信データロス率が、所定の基準値以上か否かを確認する(ステップS702)。この場合、通信品質確認部401は、当該確認結果と、通信データロス率に関する情報とを廃棄ルール生成部402に通知してもよい。係る基準値は、拠点間ネットワーク103において通信品質が劣化したことを判定可能な値(例えば、上記通信データロス率を表す確率値等)であり、サービスの提供者等が適宜適切に定めて良い。
上記S702における確認の結果、通信データロス率が、所定の基準値以上だった場合(ステップS703においてYES)、廃棄ルール生成部402は、廃棄ルールを生成する(ステップS704)。
より具体的には、廃棄ルール生成部402は、拠点間ネットワーク103において、所定の基準値以上の確率で通信データロスが発生していることを検知した場合、拠点間ネットワーク103において通信品質が劣化していると判断する。この場合、廃棄ルール生成部402は、ネットワークシステム100を安定的に稼働するため、通信データを選択的に廃棄可能な廃棄ルール(図3の306)を生成する。
以下、係る廃棄ルール306の生成について、図8に例示するフローチャートを参照して説明する。
本実施形態における廃棄ルール生成部402は、上記説明したシステム知識304、運用ポリシー305、及び、通信品質確認部401を介して通知された通信品質劣化情報303(この場合は通信データロス率)に基づいて、廃棄ルール306を生成する。
まず、廃棄ルール生成部402は、運用ポリシー305に記載されている全てのサービスについて、優先度602に登録された優先度の低い順に並べた廃棄リストを生成する(ステップS801)。
この場合、各サービスの優先度に応じて、廃棄リスト403に登録しないサービスが設けられてもよい。より具体的には、廃棄ルール生成部402は、例えば、図6に例示する具体例において、優先度が「高」となっているサービス(「サービスA」)については、廃棄リスト403に登録しなくてもよい。上記に限らず、廃棄リスト403に登録しないサービスは、例えば、特定の優先度以上のサービスであってもよい。廃棄リスト403に登録しないサービスを設けることにより、廃棄ルール生成部402は、例えば、ミッションクリティカルなサービスの通信データが廃棄されないよう構成された廃棄ルール306を生成可能である。図9は、ステップS801の結果、生成された廃棄リスト403の具体例を示す図である。
次に、廃棄ルール生成部402は、システム知識304に基づいて、上記ステップS801において生成した廃棄リスト403における、同じ優先度のサービスを、再送回数の少ない順に並べかえる(ステップS802)。図10は、ステップS802の結果、並べ替えられた廃棄リスト403の具体例を示す図である。
次に、廃棄ルール生成部402は、システム知識304に基づいて、上記ステップS802において並べ替えられた廃棄リスト403における、同じ再送回数のサービスを、メッセージシーケンスが短い順に並べ替える(ステップS803)。本実施形態において、メッセージシーケンスが短い順とは、メッセージ数504に設定された値の小さい順としてよい。図11は、ステップS803の結果、並べ替えられた廃棄リスト403の具体例を示す図である。
廃棄ルール生成部402は、上記生成した廃棄リスト403を参照して、「通信データを廃棄するサービスを特定可能な情報(例えば「サービス名」等)」と、「通信データ廃棄率」とを含む、廃棄ルール306を生成する。
より具体的には、廃棄ルール生成部402は、まず、上記廃棄リスト403の先頭に配置されたサービス(図11に例示する実例では「サービスF」)を特定する情報と、当該サービスに関する通信データ廃棄率とを含む廃棄ルール306を生成する。
通信データ廃棄率は、後述する拠点間ネットワークゲートウェイ301において、上記廃棄ルール306に含まれるサービスに関する通信データを、当該通信データ廃棄率以下の確率で廃棄するために用いられる情報である。
上記生成した廃棄リスト403においては、優先度が低くかつ再送回数が少ないサービスが先頭に配置されている。これより、当該廃棄リスト403の先頭に配置されたサービスに関する通信データを廃棄した場合、当該サービスに関するメッセージシーケンス全体がエラーとなり、当該メッセージシーケンス全体が消滅する可能性がある。この場合、廃棄ルールにおいて指定した通信データ廃棄率以上に、通信データが減少する可能性がある。よって、上記廃棄ルール306に設定する通信データ廃棄率は、上記ステップS702において確認した通信データロス率以下としてよい。なぜならば、係る通信データ廃棄率に通信データロス率を設定した場合、通信データロス率以上に通信データが廃棄される可能性があるからである。
廃棄ルール生成部402は、廃棄ルール306に記載されるサービスに対して設定されたエラー許容度のレベルを記憶してもよい。図11に例示する具体例においては、「サービスF」に対するエラー許容度が「レベル1」であることを記憶する。
また、廃棄ルール生成部402は、廃棄ルール306に記載されるサービスに対するエラー許容度(エラー許容度のレベル)を、廃棄ルール306に含めてもよい。
図13は、上記ステップS704において生成された廃棄ルール306の具体例を示す図である。図13に例示された具体例は、図11に例示した廃棄リストの先頭にある「サービスF」に関する通信データを、例えば「3%」分廃棄する廃棄ルールである。
次に、廃棄ルール生成部402は、上記生成した廃棄ルール306を、拠点間ネットワークゲートウェイ301に適用する(ステップS705)。以下、ステップS705における処理について説明する。
まず、廃棄ルール生成部402は、上記生成した廃棄ルール306を、拠点間ネットワークゲートウェイ301に通知する。なお、係る通知を実現する方法は、現在では一般的な技術を採用してよいため、本実施形態における詳細な説明は省略する。
係る通知を受けた拠点間ネットワークゲートウェイ301は、上記通知された廃棄ルール306を解析する。そして、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、係る廃棄ルール306に含まれるサービス(この場合は図13に例示する「サービスF」)に関する通信データを、廃棄ルール306に含まれる通信データ廃棄率以下の確率で廃棄する。この場合、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、廃棄する通信データが拠点間ネットワーク103に送出されないように制御してもよい。
なお、拠点間ネットワークゲートウェイ301おける具体的な通信データの廃棄方法は、現在では一般的な技術を採用してよいため、本実施形態における詳細な説明は省略する。
次に、拠点間ネットワーク制御装置302における通信品質確認部401は、上記ステップS701と同様、継続的に拠点間ネットワーク103における通信データロス率を収集する。そして、通信品質確認部401は、収集した通信データロス率が、上記基準値よりも増大しているか否かを確認する(ステップS706)。
この場合、通信品質確認部401は、例えば、拠点間ネットワークゲートウェイ301において通信データの廃棄処理を開始した後、定期的に通信データロス率を収集してもよく、一定時間の経過後に通信データロス率を収集してもよい。
ステップS706の処理により、通信品質確認部401は、上記生成した廃棄ルール306に従った通信データの廃棄により、通信データのロス率が低減しているか否かを検出する。
上記ステップS706における確認の結果、通信データロス率が上記基準値以下に収束した場合(ステップS707においてNO)、拠点間ネットワーク制御装置302は、ステップS701から処理を続行する。即ち、この場合は、上記生成した廃棄ルール306に基づく通信データの廃棄処理によって、通信データのロスが低減している。
その一方上記ステップS706における確認の結果、通信データロス率が上記基準値を超えて増大する場合(ステップS707においてYES)、拠点間ネットワーク制御装置302は、廃棄ルールを変更する(ステップS708)。
以下、ステップS708における処理について、図12に例示するフローチャートを参照して説明する。
まず、廃棄ルール生成部402は、廃棄ルール306に記載された特定のサービス(例えば、「サービスF」等)について、当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生したエラーの発生率を取得する(ステップS1201)。以下、係るエラーの発生率を「エラー率」と称する場合がある。
係るエラー率としては、例えば、特定のサービスに対する通信データ廃棄率が用いられてもよい。あるいは、特定のサービスを提供するシステムが、当該サービスに関する通信データの廃棄に伴うエラーの発生率を任意の方法により計測してもよい。そして、廃棄ルール生成部402が、特定のサービスを提供するシステムから、係る計測結果をエラー率として取得してもよい。エラー率の具体的な計測方法は、現在では一般的な技術を採用してよいため、本実施形態における詳細な説明は省略する。
次に、廃棄ルール生成部402は、ステップS1201において取得したエラー率が、当該サービスに対するエラー許容度における特定のレベルを超過したか確認する(ステップS1202)。
図13に示す廃棄ルール306の具体例においては、「サービスF」について、エラー許容度が「レベル1」と設定されている。
廃棄ルール生成部402は、運用ポリシー305を参照して、エラー許容度の特定のレベルに該当するエラー許容率(この場合は「サービスF」について、「レベル1」に該当するエラー許容率「40%」)を、上記確認したエラー率が超過しているか確認する。
上記ステップS1202における確認の結果、特定のサービスに関するエラー率が、当該サービスに関するエラー許容率を超過していない場合(ステップS1203においてNO)、廃棄ルール生成部402は、以下の処理を実行する。即ち、廃棄ルール生成部402は、既に生成した廃棄ルール306に基づいて、通信データ廃棄率を大きくした廃棄ルール306を生成する(ステップS1204)。
具体的には、例えば、図13に例示するような廃棄ルール306が拠点間ネットワークゲートウェイ301に適用されている場合、廃棄ルール生成部402は、「サービスF」に対する通信データ廃棄率(「3%」)を大きくした廃棄ルール306を生成する。図14は、この場合に生成される廃棄ルール306の具体例を示す。図14に示す具体例においては、「サービスF」に対する通信データ廃棄率が「10%」に設定されている。
次に、特定のサービスに関するエラー率が、当該サービスに関するエラー許容率を超過している場合(ステップS1203においてYES)、廃棄ルール生成部402は、以下の処理を実行する。廃棄ルール生成部402は、まず、廃棄リスト403に登録された全てのサービスが、廃棄ルール306に登録されているか否かを確認する(ステップS1205)。換言すると、廃棄ルール生成部402は、廃棄リスト403に登録されたサービスの内、廃棄ルール306に登録されていないサービスがあるか否かを確認する。
廃棄ルール306に登録されていないサービスが存在する場合(ステップS1206においてNO)、廃棄ルール生成部402は、廃棄リスト403に登録されたサービスの内、廃棄ルール306に登録されたサービスの優先度に対して次位の優先度を有するサービスを抽出する。そして、廃棄ルール生成部402は、係る抽出したサービスと、当該サービスに対する通信データ廃棄率とを含む廃棄ルールを生成する(ステップS1207)。
以下、具体例を用いて説明する。図15に例示する具体例のように、廃棄ルール306に「サービスF」と、「サービスF」に対する通信データ廃棄率「40%」が登録されていることを仮定する。この場合において、「サービスF」に対するエラー率が、エラー許容度(この場合は「レベル1」で「40%」)を超過した場合(ステップS1203においてYES)、廃棄リスト403に登録されたサービスの内、廃棄ルール306に登録されていないサービスがあるか否かを確認する(ステップS1205)。
図11に例示する具体例においては、廃棄リスト403に、「サービスF」以外のサービスとして「サービスC」、「サービスE」、「サービスB]、及び、「サービスD」が登録されている。しかしながら、これらのサービスは廃棄ルール306には登録されていない(ステップS1206においてNO)。
このため、廃棄ルール生成部402は、廃棄リストに登録されたサービスの内、廃棄ルール306に登録されたサービス(図15に例示する具体例では「サービスF」)の優先度に対して次位の優先度を有するサービスを抽出する。図11に例示する具体例を参照すると、この場合、「サービスC」が該当する。
廃棄ルール生成部402は、抽出した「サービスC」と、当該「サービスC」に対する通信データ廃棄率とを設定した廃棄ルールを生成する(ステップS1207)。図16は、このようにして生成された廃棄ルール306の具体例を示す図である。
次に、上記ステップS1205における確認の結果、廃棄リスト403に登録された全てのサービスが廃棄ルール306に登録されている場合(ステップS1206においてYES)、廃棄ルール生成部402は、以下の処理を実行する。即ち、廃棄ルール生成部402は、廃棄ルール306に登録された全てのサービスについて、当該サービスに関するエラー率が特定のレベルにおけるエラー許容率を超過したか否かを確認する(ステップS1208)。
エラー率が特定のレベルのエラー許容率を超過していないサービスがある場合(ステップS1209においてNO)、廃棄ルール生成部402は、当該サービスに対する通信データ廃棄率を大きくした廃棄ルール306を生成する(ステップS1210)。
次に、ステップS1208における確認の結果、廃棄ルール306に登録された全てのサービスについて、エラー率が特定のレベルのエラー許容率を超過している場合(ステップS1209においてYES)について説明する。
この場合、廃棄ルール生成部402は、廃棄ルールに登録された各サービスについて、運用ポリシー305におけるエラー許容度のレベルを引き上げた廃棄ルールを生成する(ステップS1211)。
以下、具体例を参照して説明する。例えば、廃棄ルール306が図17に例示するような内容である場合を仮定する。更に、登録された全てのサービス(「サービスF」乃至「サービスD」)に対するエラー率が、それぞれのサービスに対する「レベル1」のエラー許容率を超過していると仮定する(ステップS1209においてYES)。
この場合、廃棄ルール生成部402は、「サービスF」乃至「サービスD」に対するエラー許容度を「レベル2」と設定し、「サービスF」の通信データ廃棄率を大きくした廃棄ルール306を生成する。
即ち、廃棄ルール生成部402は、各サービスに対するエラー許容度のレベルを変更する。これにより、廃棄ルール生成部402は、変更後のエラー許容率に達するまで、拠点間ネットワークゲートウェイ301による、それぞれのサービスに対する通信データの廃棄を可能とする廃棄ルール306を生成する。
図18は、このようにして生成された廃棄ルール306の具体例を例示する図である。図17と図18とを比較すると、図18においては各サービスに対するエラー許容度が「レベル2」となっており、かつ、「サービスF」に対する通信データ廃棄率が「40%」から「60%」に変更されている。なお、係る通信データ廃棄率は適宜設定(あるいは選択)してよい。
図12に例示した処理の終了後、拠点間ネットワーク制御装置302は、ステップS705から処理を続行する。
上記説明した通り、本実施形態における拠点間ネットワーク制御装置302は、通信品質劣化情報303と、システム知識304と、運用ポリシー305とに基づいて、通信データの廃棄ルール306を生成する。そして、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、係る廃棄ルール306に基づいて、特定のサービスに関する通信データを廃棄する。
ここで、係る廃棄ルール306には、運用ポリシー305に登録された各サービスに関する優先度の情報と、システム知識304に登録された各サービスの再送処理に関する情報とが反映されている。このため、拠点間ネットワークゲートウェイ301は、優先度が低いサービスや、再送処理によるリソースの消費が少ないサービスに関する通信データを優先して廃棄することが可能である。
以上より、本実施形態におけるネットワークシステム100によれば、拠点間を接続するネットワーク103において選択的に通信データを廃棄することが可能である。これにより、本実施形態におけるネットワークシステム100は、通信データによる通信帯域の消費を低減可能であると共に、通信データを処理するための処理負荷も低減可能である。これより、本実施形態におけるネットワークシステム100は、安定的な動作が可能であり、サービスの品質低下を防ぐことができる。
なお、上記図3乃至図4に例示した構成例においては、拠点間ネットワーク制御装置302を、拠点間ネットワークゲートウェイ301とは別に設けているが、本実施形態はこれには限定されない。例えば、図19に例示するように、拠点間ネットワーク制御装置302と、拠点間ネットワークゲートウェイ301とを一体化してもよい。
また、本実施形態において、上記ステップS708における廃棄ルール変更処理は、図12に例示した処理には限定されない。
例えば、廃棄ルール生成部402は、特定のサービス(例えば、図15に例示する「サービスF」)について、エラー許容度が特定のレベルを超過した場合に(図12におけるステップS1202)、係るサービスに対するエラー許容度のレベルを上げてもよい。即ち、図15に例示する具体例の場合、廃棄ルール生成部402は、図12におけるステップS1205乃至S1207を実行する代わりに、「サービスF」に対するエラー許容度のレベルを「2」にした廃棄ルール306を生成してもよい。この場合、廃棄ルール生成部402は、「サービスF」に対する許容度のレベルが最も高いレベル(この場合は「レベル3」)になった場合に、優先度が次位のサービス(この場合は「サービスC」)を廃棄ルール306に登録してもよい。
また、本実施形態における廃棄ルールの生成処理(図7に例示するステップS704)は、上記説明した処理方法に限定されない。上記説明した構成において、廃棄ルール生成部402は、ステップS803において生成した廃棄リストの先頭に配置されたサービスに関する廃棄ルールを生成する。本実施形態はこれに限定されず、廃棄ルール生成部402は、例えば、上記生成した廃棄リストから所定の基準に基づいて廃棄ルールに登録するサービスを選択してもよい。廃棄ルール生成部402は、係る所定の基準として、例えば、廃棄リストの先頭からn(nは任意の自然数)番目以内等の基準を、適宜採用してよい。
また、上記第1の実施形態におけるシステム知識304、運用ポリシー305、廃棄ルール306、廃棄リスト403等に関する具体的なデータとしての表記方法は、周知の技術を適宜選択してよい。例えば、係る表記方法は、XML(Extensible Markup Language)などの構造を表記可能な言語を用いてもよく、その他任意のデータ形式を用いてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成についての重複する説明は省略する。
図20に例示する本実施形態における拠点間ネットワーク制御装置2002及び拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、各サービスを構成するメッセージシーケンスの内容を考慮して、当該サービスに関する通信データを廃棄する。拠点間ネットワーク制御装置2002及び拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、この点において上記第1の実施形態と相違し、その他は同等である。以下、係る相違点について説明し、その他の構成についての詳細な説明は省略する。
図20は、本実施形態に係るネットワークシステム2000構成要素について例示する図である。
本実施形態における拠点間ネットワーク制御装置2002は、各サービスを構成するメッセージシーケンスの情報に基づいて、なるべくメッセージシーケンスの先頭に近い通信データを選択して廃棄するような、廃棄ルール2006を生成する。
以下、各サービスとメッセージシーケンスとの関係について説明する。
例えば、EPCやIMSといった通信サービスにおいては、単純なクライアント・サーバシステムと異なり、複数のサーバが相互に通信データを送受信することにより、一つのメッセージシーケンスが完了する。
このようなメッセージシーケンスの途中で、通信データロスに起因するエラーが発生した場合、エラーが発生するまでに実行したメッセージシーケンスが無駄になる。更に、エラーが発生した状態からの復旧処理(クリーンアップ等)が必要な場合、上記したサーバ間における各種データの送受信が更に発生する。このような場合、例えば拠点間ネットワーク103の通信帯域や、当該メッセージシーケンスに関係する各サーバ等のリソースが無駄に消費される可能性がある。
メッセージシーケンスの先頭に近い通信データを廃棄することができれば、無駄なリソースを消費することなく、拠点間ネットワーク103に流れる通信データの効率的な削減が可能である。
本実施形態においては、特定のサービスに関する通信データが、当該サービスを構成するメッセージシーケンスのどの位置に該当するかを、各メッセージシーケンスを構成するメッセージに含まれるコマンドに基づいて判断する。具体的には、例えば、EPCであれば”Attach”コマンド、IMSであれば”INVITE”コマンドなど、メッセージシーケンスの最初にクライアントから送信されるコマンドの情報に基づいて廃棄するメッセージが選択される。そして、係る選択されたメッセージを送受信する通信データが廃棄される。
以下、廃棄ルール2006の生成について説明する。
まず、本実施形態におけるシステム知識2005は、ネットワークシステム2000において提供されるサービス毎に、当該サービスを構成するメッセージシーケンスの先頭近傍において送受信されるメッセージに含まれるコマンドの情報を保持する。以下、係るコマンドを「廃棄対象コマンド」と称する場合がある。サービス毎に、当該サービスを構成するメッセージシーケンスが複数存在する場合、システム知識2005は、複数の廃棄対象コマンドに関する情報を、例えば、リストとして保持してもよい。
次に、本実施形態における廃棄ルール生成部2003は、システム知識2005及び運用ポリシー305に基づいて、廃棄リスト2004を生成する。係る廃棄リスト2004の基本的な生成過程は、上記第1の実施形態(図8に例示したフローチャート)と同様としてよいので、詳細な説明を省略する。
ここで、本実施形態における廃棄ルール生成部2003は、上記システム知識2005に登録された廃棄対象コマンドの情報を、廃棄リスト2004に登録する。
次に、廃棄ルール生成部2003は、生成した廃棄リスト2004に基づいて、廃棄ルール2006を生成する。なお、係る廃棄ルール2006の基本的な生成過程も、上記第1の実施形態と同様としてよいため、詳細な説明は省略する。
ここで、本実施形態における廃棄ルール生成部2003は、廃棄ルール2006に対して、当該廃棄ルール2006に登録されたサービス毎に、上記廃棄対象コマンドの情報を追加する。即ち、本実施形態における廃棄ルール2006は、上記第1の実施形態における廃棄ルールに加えて、各サービスを構成するメッセージシーケンスの先頭近傍において送受信されるメッセージに含まれる廃棄対象コマンドの情報を保持する。
本実施形態における廃棄ルール生成部2003は、上記生成した廃棄ルール2006を、拠点間ネットワークゲートウェイ2001に通知する。
係る通知を受けた拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、上記通知された廃棄ルール2006を解析する。そして、拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、係る廃棄ルール2006に含まれるサービスに関する通信データを、廃棄ルール2006に含まれる通信データ廃棄率以下の確率で廃棄する。
この場合、拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、廃棄ルール2006に含まれる廃棄対象コマンドの情報を参照し、各サービスについて、当該サービスに関する廃棄対象コマンドを含む通信データを優先的に廃棄する。なお、廃棄対処コマンドを含む通信データの廃棄のみでは廃棄ルールに登録された通信データ廃棄率に満たない場合、拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、廃棄対処コマンド以外の通信データを廃棄してもよい。
本実施形態におけるネットワークシステム2000を構成するその他の各構成要素については、上記説明した相違点を除いて、上記第1の実施形態と同様としてよい。
以上説明した通り、上記のように構成された本実施形態における拠点間ネットワーク制御装置2002は、通信品質劣化情報303と、システム知識2005と、運用ポリシー305とに基づいて、通信データの廃棄ルール2006を生成する。そして、拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、係る廃棄ルール2006に基づいて、特定のサービスに関する通信データを廃棄する。
ここで、係る廃棄ルール2006には、運用ポリシーに登録された各サービスに関する優先度の情報と、システム知識に登録された各サービスの再送処理に関する情報とが反映されている。更に、本実施形態においては、係る廃棄ルール2006には、上記説明した廃棄対象コマンドに関する情報が反映されている。
このため、本実施形態に係る拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、優先度が低いサービスや、再送処理によるリソースの消費が少ないサービスに関する通信データを優先して廃棄することが可能である。更に、拠点間ネットワークゲートウェイ2001は、特定のサービスを構成するメッセージシーケンスの先頭近傍において送受信されるメッセージに関する通信データを選択して廃棄することが可能である。
以上より、本実施形態におけるネットワークシステム2000によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を奏すると共に、より効率的に通信データを廃棄することが可能である。このため、本実施形態におけるネットワークシステム2000は、安定的に動作可能であり、サービスの品質低下を防ぐことができる。
<第3の実施形態>
次に、上述した各実施形態に共通する構成について、本発明の第3の実施形態として、図21を参照して説明する。
本実施形態における通信制御装置2102は、通信品質確認部2014と、廃棄ルール生成部2103と、を有する。
本実施形態における通信品質確認部2104は、ネットワークシステム2100における通信品質を表す通信品質情報2106を確認する。係る通信品質情報2106は、例えば、拠点間ネットワーク103における通信データの消失率を表してもよい。なお、係る通信品質情報2106は、上記各実施形態における通信品質劣化情報303に相当する。
本実施形態における廃棄ルール生成部2103は、上記通信品質確認部2104において確認した通信品質情報2106と、システム知識2107と、運用ポリシー2108とに基づいて、ネットワークシステム2100における通信データの廃棄に用いられる廃棄ルール2109を生成する。
ここで、本実施形態におけるシステム知識2107は、ネットワークシステム2100において提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含む。
また、本実施形態における運用ポリシー2108は、ネットワークシステム2100において提供されるサービスの優先度を表す情報を含む。
なお、本実施形態における通信制御装置2102は、係る廃棄ルール2109を、拠点間ネットワークゲートウェイ2101に適用してもよい。この場合、拠点間ネットワークゲートウェイ2101は、係る廃棄ルール2109に基づいて、拠点間ネットワーク103において送受信される各サービスに関する通信データを廃棄する。
本実施形態における通信制御装置2102によれば、拠点間ネットワーク103において、特定のサービスに関する通信データを選択的に廃棄可能な廃棄ルールを生成可能である。これより、本実施形態によれば、係る廃棄ルールに基づいて、特定のサービスに関する通信データを廃棄することにより、当該通信データによる通信帯域の消費を低減可能であると共に、通信データを処理するための処理負荷も低減可能である。本実施形態に依れば、結果として、ネットワークシステム2100は安定的な動作が可能であり、サービスの品質低下を防ぐことができる。
<ハードウェア及びソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)の構成>
以下、上記説明した各実施形態におけるネットワークシステムの各構成要素を実現可能なハードウェア及びソフトウェア・プログラムについて説明する。なお、以下の説明において、上記各実施形態において説明したネットワークシステムを構成する、以下の要素を、まとめて「ネットワークシステムの構成要素」と称する場合がある。即ち、拠点間ネットワーク制御装置(302、2002、通信制御装置2102)及び、拠点間ネットワークゲートウェイ(301、2001、2101)は、まとめて「ネットワークシステムの構成要素」と称する場合がある。なお、拠点間ネットワーク制御装置(302、2002、通信制御装置2102)は、以下、まとめて「拠点間ネットワーク制御装置」と称する場合がある。また、拠点間ネットワークゲートウェイ(301、2001、2101)を、以下、まとめて「拠点間ネットワークゲートウェイ」と称する場合がある。
上記各実施形態において説明したネットワークシステムの構成要素は、それぞれの機能を実現する専用のハードウェア装置により構成してもよい。この場合、係るネットワークシステムの構成要素は、全ての機能を統合したハードウェア(処理ロジックを実装した集積回路等)として実現してもよく、特定の機能を実現する個別のハードウェアの組合せにより構成してもよい。
また、係るネットワークシステムの構成要素は、図22に例示するようなハードウェアと、係るハードウェアによって実行される各種ソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)とによって構成されもよい。なお、以下の説明において、図22に例示するハードウェアを、単に情報処理ハードウェアと称する場合がある。
この場合、係るネットワークシステムの構成要素は、単独の情報処理ハードウェアにおいて実行されるソフトウェア・プログラムとして実現されてもよい。また、係るネットワークシステムの構成要素は、複数の情報処理ハードウェアにおいて実行されるソフトウェア・プログラムとして実現されてもよい。
なお、係るネットワークシステムの構成要素は、情報処理ハードウェア等により実現される仮想環境において提供される仮想的な情報処理装置と、係る仮想的な情報処理装置において実行されるソフトウェア・プログラムとによって構成されてもよい。
図22における演算装置2201は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置2201は、例えば後述する不揮発性記憶装置2203に記憶された各種ソフトウェア・プログラムを記憶装置2202に読み出し、係るソフトウェア・プログラムに従って処理を実行してもよい。
記憶装置2202は、演算装置2201から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、ソフトウェア・プログラムや各種データ等を記憶する。なお、記憶装置2202は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置2203は、例えば磁気ディスクドライブや、フラッシュメモリによる半導体記憶装置のような、不揮発性の記憶装置であり、各種ソフトウェア・プログラムやデータ等を記録してもよい。
ネットワークインターフェイス2206は、ネットワークに接続するインターフェイス装置であり、例えば有線及び無線のLAN接続用インターフェイス装置等を採用してもよい。上記説明した各実施形態においては、上記ネットワークシステムの構成要素は、上記ネットワークインターフェイス2206を介して、拠点間ネットワーク103、あるいは、拠点内ネットワーク106と接続されてもよい。
外部記憶装置2204は、例えば、後述する記憶媒体2205に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
記憶媒体2205は、例えば光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
入出力インターフェイス2207は、外部入力装置(例えばキーボードやマウス等)及び外部出力装置(例えばディスプレイ装置やプリンタ等)との間の入出力を制御する装置である。
上記説明した各実施形態においては、例えば、図示しないサービスの提供者等が、入出力インターフェイス2207を用いて、システム知識(304、2005、2107)や、運用ポリシー(305、2108)等を拠点間ネットワーク制御装置に入力してもよい。
上述した各実施形態を例に説明した本発明は、以下のように達成されてもよい。即ち、例えば、図22に例示した情報処理ハードウェアにより上記各情報処理装置等が構成され、係る情報処理ハードウェアに対して、上記各実施形態の説明において参照したフローチャートの機能を実現可能なソフトウェア・プログラムが供給される。その後、そのソフトウェア・プログラムを、演算装置2201が実行する。
この場合、上述した各実施形態において、上記各図に示した各部(例えば、通信品質確認部(401、2104)や廃棄ルール生成部(402、2003、2103)等)は、ソフトウェア・モジュールとして実現されてもよい。係るソフトウェア・モジュールは、上述したハードウェアにより実行されるソフトウェア・プログラムの機能(処理)単位である。但し、これらの図面に示した各ソフトウェア・モジュールの区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。
例えば、上記情報処理装置等を構成する各部をソフトウェア・モジュールとして実現する場合、これらのソフトウェア・モジュールは、不揮発性記憶装置2203に記憶されてもよい。そして、演算装置2201が、それぞれの処理を実行する際に、これらのソフトウェア・モジュールを記憶装置2202に読み出してもよい。
また、これらのソフトウェア・モジュールは、共有メモリやプロセス間通信等の適宜の方法により、相互に各種データを伝達できるように構成されてもよい。このような構成により、これらのソフトウェア・モジュールは、相互に通信可能に接続可能である。
更に、上記各ソフトウェア・プログラムは、記憶媒体2205に記録されてもよい。そして、上記通信装置等の出荷段階、あるいは、運用段階等において、記憶媒体2205に記録されたソフトウェア・プログラムが、適宜外部記憶装置2204を通じて不揮発性メモリ2203に格納されるよう構成してもよい。
また、上記各実施形態におけるネットワークシステムの構成要素をソフトウェア・プログラムとして実現する場合、上記各実施形態において説明した以下の構成は、記憶装置2202、あるいは、不揮発性記憶装置2203に記憶されてもよい。即ち、システム知識(304、2005、2107)、運用ポリシー(305、2108)等は、適切なデータ構造等を用いて、上記各記憶装置に記憶されてもよい。また、これらの情報を、任意のデータベース等に格納することにより、不揮発性記憶装置2203に記憶してもよい。
なお、上記各情報処理装置等への各種ソフトウェア・プログラムの供給方法は、以下のような現在では一般的な手順を採用することができる。即ち、係る供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは、出荷後のメンテナンス段階等において、適当な治具を利用して当該装置内にインストールする方法であってもよい。また、係る供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法であってもよい。そして、このような場合において、本発明は、係るソフトウェア・プログラムを構成するコード、あるいは、係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
以上、本発明を、上述した模範的な実施形態に適用した例として説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更、または、改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更、または、改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、請求の範囲に記載した事項から明らかである。
なお、上述した実施形態及びその変形例の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得る。しかしながら、上述した実施形態及びその変形例により例示的に説明した本発明は、以下には限られない。
(付記1)
通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する通信品質確認手段と、
上記通信品質確認手段において確認した通信品質情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の上記サービスに対する優先度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、上記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する廃棄ルール生成手段とを有する、
通信制御装置。
(付記2)
上記再送制御に関する情報は、上記サービスを構成するメッセージシーケンスを構成する通信データを再送した再送回数または再送間隔に関する情報の少なくとも一方を含む、
付記1に記載の通信制御装置。
(付記3)
上記廃棄ルール生成手段は、
上記運用ポリシー情報に基づいて、上記優先度が低い順に上記サービスに関する情報を並べた廃棄リストを生成し、
通信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、上記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、上記廃棄リストの先頭に配置されたサービスに関する情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記1または付記2のいずれかに記載の通信制御装置。
(付記4)
上記廃棄ルール生成手段は、
上記再送制御に関する情報に基づいて、上記廃棄リストを並び替えると共に、
通信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、上記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、上記廃棄リストの先頭に配置されたサービスに関する情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記3に記載の通信制御装置。
(付記5)
上記通信ネットワークシステムが、通信ネットワークにより相互に通信可能に接続され、上記サービスを提供可能な複数の拠点を有し、
上記複数の拠点のそれぞれが、上記サービスに関する通信データの送受信を制御可能な拠点間通信制御手段を有し、
上記廃棄ルール生成手段は、上記生成した廃棄ルールを上記拠点間通信制御手段に対して適用する、
付記1乃至付記4のいずれかに記載の通信制御装置。
(付記6)
上記通信品質確認手段は、上記廃棄ルール生成手段が上記廃棄ルールを上記拠点間通信制御手段に対して適用した後の上記通信品質情報を確認し、
上記廃棄ルール生成手段は、
上記通信品質確認手段により確認された当該通信品質情報が、上記基準値より大きい場合に、上記通信データ廃棄率より通信データの廃棄量が大きいことを表す廃棄率を設定した上記廃棄ルールを生成し、
上記生成した廃棄ルールを上記拠点間通信制御手段に対して適用する、
付記5に記載の通信制御装置。
(付記7)
上記運用ポリシー情報が、複数のレベルを有するエラー許容度を含み、
上記複数のレベルには、運用ポリシー情報に含まれるサービス毎に、当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生するエラーを許容可能な許容範囲がそれぞれ設定され、
上記運用ポリシー情報に含まれる上記サービス毎に、上記複数のレベルの中の特定のレベルが設定されている場合、
上記通信品質確認手段は、上記廃棄ルールに含まれる第1の上記サービスに対して、当該第1の上記サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生した上記エラーを確認し、
上記廃棄ルール生成手段は、
上記通信品質確認手段において上記確認したエラーが、当該第1の上記サービスに対して設定された上記特定のレベルが表す許容範囲を超過した場合に、上記廃棄リストに登録され、上記第1のサービスに対する上記優先度以下の優先度が設定された第2の上記サービスに関する情報と、当該第2の上記サービスに関する上記通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成し、
上記生成した廃棄ルールを上記拠点間通信制御手段に対して適用する、
付記5または付記6に記載の通信制御装置。
(付記8)
上記サービスを構成するメッセージシーケンスは、少なくとも1以上のメッセージを含み、
当該メッセージは、上記メッセージシーケンスにおける当該メッセージの位置を特定可能なコマンド情報を含み、
上記システム知識情報は、上記サービス毎に、当該サービスを構成するメッセージシーケンスにおいて、廃棄対象となるメッセージに含まれる上記コマンド情報である、廃棄対象コマンドの情報を更に含み、
上記廃棄ルール生成手段は、上記廃棄対象コマンドの情報を含む上記廃棄ルールを生成し、上記生成した廃棄ルールを上記拠点間通信制御手段に対して適用する、
付記5乃至付記7のいずれかに記載の通信制御装置。
(付記9)
通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認し、
上記確認した通信品質情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の上記サービスに対する優先度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、上記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する、
通信制御方法。
(付記10)
通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する処理と、
上記確認した通信品質情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、上記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の上記サービスに対する優先度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、上記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する処理とを、コンピュータに実行させる、
通信制御プログラム。
(付記11)
上記廃棄ルール生成手段は、上記通信品質確認手段において確認された上記通信品質情報が第1の基準を超過した場合に、上記廃棄ルールを生成する、
付記1に記載の通信制御装置。
(付記12)
上記システム知識に関する情報は、上記サービスを構成する上記メッセージシーケンスの長さに関する情報を更に含む、
付記2に記載の通信制御装置。
(付記13)
上記サービスを構成するメッセージシーケンスは、少なくとも1以上のメッセージを含み、
上記メッセージシーケンスの長さに関する情報は、上記メッセージシーケンスに含まれる上記メッセージの個数である、
付記12に記載の通信制御装置。
(付記14)
上記通信品質情報は、上記通信データの損失率を表す、
付記1に記載の通信制御装置。
(付記15)
上記再送制御に関する情報が、上記サービスを構成するメッセージシーケンスに用いられる通信データを再送した再送回数を含む場合、
上記廃棄ルール生成手段は、
上記生成した廃棄リストを、再送回数が少ない順に並び替えると共に、
上記通信品質情報が上記基準値を上回った場合に、上記廃棄リストの先頭から、当該廃棄リストに登録されたサービスに関する情報と、当該サービスに対する上記通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記4に記載の通信制御装置。
(付記16)
上記廃棄ルール生成手段は、
上記生成した廃棄リストを、上記メッセージシーケンスの長さが短い順に並び替えると共に、
上記通信品質情報が上記基準値を上回った場合に、上記廃棄リストの先頭から、当該廃棄リストに登録されたサービスに関する情報と、当該サービスに対する上記通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記12に記載の通信制御装置。
(付記17)
上記廃棄ルール生成手段により生成される上記廃棄ルールに含まれる上記通信データ廃棄率は、上記通信データの損失率以下である、
付記14に記載の通信制御装置。
(付記18)
上記廃棄ルール生成手段は、
少なくとも1以上の特定の上記サービスに対して、当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生した上記エラーが、当該特定のサービスに対して設定された上記特定のレベルが表す許容範囲を超過した場合に、
当該特定のサービスに対して、上記特定のレベルよりも許容範囲が広い他のレベルを設定する、
付記7に記載の通信制御装置。
(付記19)
上記廃棄ルール生成手段は、
上記運用ポリシー情報に基づいて、上記優先度が低い順に上記サービスに関する情報を並べた廃棄リストを生成し、
通信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、上記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、上記廃棄リストの先頭から所定の範囲内に配置されたサービスに関する情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記1または付記2のいずれかに記載の通信制御装置。
(付記20)
上記廃棄ルール生成手段は、
上記再送制御に関する情報に基づいて、上記廃棄リストを並び替えると共に、
通信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、上記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、上記廃棄リストの先頭から所定の範囲内に配置されたサービスに関する情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
付記3に記載の通信制御装置。
本発明は、ネットワークの帯域不足による通信データのロスに起因したサービスの品質の低下を防止する、ネットワークシステムに採用可能である。より具体的には、本発明は、複数の拠点に跨って通信サービスを提供する、ネットワークサービス等に適用可能である。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2014年3月3日に出願された日本出願特願2014−040255を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100 ネットワークシステム
101 拠点A
102 拠点B
103 拠点間ネットワーク
104 VM
105 VM
106 拠点内ネットワーク
201 インターフェイス
202 クライアント
301 拠点間ネットワークゲートウェイ
302 拠点間ネットワーク制御装置
303 通信品質劣化情報
304 システム知識
305 運用ポリシー
306 廃棄ルール
401 通信品質確認部
402 廃棄ルール生成部
403 廃棄リスト
2001 拠点間ネットワークゲートウェイ
2002 拠点間ネットワーク制御装置
2003 廃棄ルール生成部
2004 廃棄リスト
2005 システム知識
2006 廃棄ルール
2101 拠点間ネットワークゲートウェイ
2102 通信制御装置
2103 廃棄ルール生成部
2104 通信品質確認部
2106 通信品質情報
2107 システム知識
2108 運用ポリシー
2109 廃棄ルール
2201 演算装置
2202 記憶装置
2203 不揮発性記憶装置
2204 外部記憶装置
2205 記憶媒体
2206 ネットワークインターフェイス
2207 入出力インターフェイス

Claims (10)

  1. 通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する通信品質確認手段と、
    前記通信品質確認手段において確認した通信品質情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の前記サービス毎に当該サービスに対する優先度及び当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生するエラーを許容可能な許容範囲が設定された複数のレベルを有するエラー許容度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、少なくとも前記サービスを特定可能な情報と当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報とを含む、前記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する廃棄ルール生成手段と、を有し、
    前記通信品質確認手段は、前記廃棄ルール生成手段が生成した前記廃棄ルールに基づいて、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに関する前記通信データが廃棄された後の前記通信品質情報と、当該第1の前記サービスに関する前記通信データの廃棄に伴い発生した前記エラーと、を確認し、
    廃棄ルール生成手段は、
    前記システム知識情報と、前記運用ポリシー情報とに基づいて、前記優先度が低い順に前記サービスを特定可能な情報を並べた廃棄リストを生成し、
    記通信品質確認手段による確認の結果、前記通信品質が所定の基準を満たしていない場合、前記生成した廃棄ルールよりも第1の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率を大きくした前記廃棄ルールを更に生成し、
    前記通信品質確認手段による確認の結果、前記エラーが、当該第1の前記サービスに対して設定された特定の前記レベルが表す許容範囲を超過した場合に、前記廃棄リストに登録され、前記第1のサービスに対する前記優先度と同じか、次位の優先度が設定された第2の前記サービスを特定可能な情報と、当該第2の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率に関する情報と、を少なくとも含む前記廃棄ルールを更に生成する
    通信制御装置。
  2. 前記再送制御に関する情報は、前記サービスを構成するメッセージシーケンスを構成する通信データを再送した再送回数または再送間隔に関する情報の少なくとも一方を含む、
    請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記廃棄ルール生成手段は、
    信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、前記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、前記廃棄リストの先頭に配置されたサービスを特定可能な情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む廃棄ルールを生成する、
    請求項2に記載の通信制御装置 。
  4. 前記廃棄ルール生成手段は、
    前記再送制御に関する情報に基づいて、前記廃棄リストを並び替えると共に、
    通信品質の劣化を判定可能な基準値に基づいて、前記通信品質確認手段によって通信品質が劣化したと確認された場合に、前記廃棄リストの先頭に配置されたサービスを特定可能な情報と、当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報と、を含む前記廃棄ルールを生成する、
    請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記通信ネットワークシステムが、通信ネットワークにより相互に通信可能に接続され、前記サービスを提供可能な複数の拠点を有し、
    前記複数の拠点のそれぞれが、前記サービスに関する通信データの送受信を制御可能な拠点間通信制御手段を有し、
    前記廃棄ルール生成手段は、前記生成した廃棄ルールを前記拠点間通信制御手段に対して適用す
    請求項3又は請求項4に記載の通信制御装置。
  6. 前記通信品質確認手段は、前記廃棄ルール生成手段が前記廃棄ルールを前記拠点間通信制御手段に対して適用した後の前記通信品質情報を確認し、
    前記廃棄ルール生成手段は、
    前記通信品質確認手段により確認された、前記廃棄ルールを前記拠点間通信制御手段に対して適用した後の前記通信品質情報が、前記基準値を超えて増大する場合に、前記生成した廃棄ルールよりも前記通信データ廃棄率を大きくした前記廃棄ルールを更に生成し、
    当該更に生成した廃棄ルールを前記拠点間通信制御手段に対して適用する、
    請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記サービスを構成するメッセージシーケンスは、少なくとも1以上のメッセージを含み、
    当該メッセージは、前記メッセージシーケンスにおける当該メッセージの位置を特定可能なコマンド情報を含み、
    前記システム知識情報は、前記サービス毎に、当該サービスを構成するメッセージシーケンスにおいて、廃棄対象となるメッセージに含まれる前記コマンド情報である、廃棄対象コマンドの情報を更に含み、
    前記廃棄ルール生成手段は、前記廃棄対象コマンドの情報を含む前記廃棄ルールを生成し、前記生成した廃棄ルールを前記拠点間通信制御手段に対して適用す
    請求項5または請求項6に記載の通信制御装置。
  8. 通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する通信品質確認手段と、
    前記通信品質確認手段において確認した通信品質情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と 、前記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の前記サービス毎に、当該サービスに関する優先度及び当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生するエラーを許容可能な許容範囲が設定された複数のレベルを有するエラー許容度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、前記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する廃棄ルール生成手段とを有し、
    前記通信品質確認手段は、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに対して、当該第1の前記サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生した前記エラーを確認し、
    前記廃棄ルール生成手段は、前記運用ポリシー情報に基づいて、前記優先度が低い順に少なくとも前記サービスを特定可能な情報を並べた廃棄リストを生成し、前記通信品質確認手段において前記確認したエラーが、当該第1の前記サービスに対して設定された特定の前記レベルが表す許容範囲を超過した場合に、前記廃棄リストに登録され、前記第1のサービスに対する前記優先度と同じか、次位の優先度が設定された第2の前記サービスを特定可能な情報と、当該第2の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率に関する情報と、を少なくとも含む前記廃棄ルールを更に生成する
    通信制御装置。
  9. 通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認し、
    前記確認した通信品質情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の前記サービス毎に当該サービスに対する優先度及び当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生するエラーを許容可能な許容範囲が設定された複数のレベルを有するエラー許容度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、少なくとも前記サービスを特定可能な情報と当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報とを含む、前記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成し、
    前記システム知識情報と、前記運用ポリシー情報とに基づいて、前記優先度が低い順に前記サービスを特定可能な情報を並べた廃棄リストを生成し、
    生成した前記廃棄ルールに基づいて、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに関する前記通信データが廃棄された後の前記通信品質情報と、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに対して、当該第1の前記サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生した前記エラーと、を確認し、
    当該確認の結果、前記通信品質が所定の基準を満たしていない場合、前記生成した廃棄ルールよりも第1の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率を大きくした前記廃棄ルールを更に生成し
    当該確認の結果、前記エラーが、当該第1の前記サービスに対して設定された特定の前記レベルが表す許容範囲を超過した場合に、前記廃棄リストに登録され、前記第1のサービスに対する前記優先度と同じか、次位の優先度が設定された第2の前記サービスを特定可能な情報と、当該第2の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率に関する情報と、を少なくとも含む前記廃棄ルールを更に生成する、
    通信制御方法。
  10. 通信ネットワークシステムにおける通信品質を表す通信品質情報を確認する処理と、
    前記確認した通信品質情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供されるサービスを実現する通信データに対する再送制御に関する情報を含むシステム知識情報と、前記通信ネットワークシステムにおいて提供される1以上の前記サービス毎に当該サービスに対する優先度及び当該サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生するエラーを許容可能な許容範囲が設定された複数のレベルを有するエラー許容度を含む運用ポリシー情報と、に基づいて、少なくとも前記サービスを特定可能な情報と当該サービスに関する通信データの廃棄率である通信データ廃棄率に関する情報とを含む、前記通信ネットワークシステムにおける通信データの廃棄に用いられる廃棄ルールを生成する処理と、
    前記システム知識情報と、前記運用ポリシー情報とに基づいて、前記優先度が低い順に前記サービスを特定可能な情報を並べた廃棄リストを生成する処理と、
    生成した前記廃棄ルールに基づいて、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに関する前記通信データが廃棄された後の前記通信品質情報と、前記廃棄ルールに含まれる第1の前記サービスに対して、当該第1の前記サービスに関する通信データの廃棄に伴い発生した前記エラーと、を確認する処理と、
    当該確認の結果、前記通信品質が所定の基準を満たしていない場合、前記生成した廃棄ルールよりも第1の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率を大きくした前記廃棄ルールを更に生成し、当該確認の結果、前記エラーが、当該第1の前記サービスに対して設定された特定の前記レベルが表す許容範囲を超過した場合に、前記廃棄リストに登録され、前記第1のサービスに対する前記優先度と同じか、次位の優先度が設定された第2の前記サービスを特定可能な情報と、当該第2の前記サービスに関する前記通信データ廃棄率に関する情報と、を少なくとも含む前記廃棄ルールを更に生成する処理と、をコンピュータに実行させる、
    通信制御プログラム。
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