JPH07135512A - ルータ装置 - Google Patents

ルータ装置

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Publication number
JPH07135512A
JPH07135512A JP30591193A JP30591193A JPH07135512A JP H07135512 A JPH07135512 A JP H07135512A JP 30591193 A JP30591193 A JP 30591193A JP 30591193 A JP30591193 A JP 30591193A JP H07135512 A JPH07135512 A JP H07135512A
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JP
Japan
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packet
discard
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router device
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Application number
JP30591193A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Fukushima
英洋 福島
Masahito Tsukagoshi
雅人 塚越
Osamu Takada
治 高田
Yoshito Sako
義人 左古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】システムの輻輳発生時にユーザの要求する品質
を維持し、またパケット廃棄に起因する再送を減らして
ネットワークを効率的に使用する。 【構成】ルータ装置1における優先度制御ユニット3に
よって、受信したパケットの優先度情報およびプロトコ
ル情報から処理優先度および廃棄許容度を決定し、優先
度キュー6に該パケットを追加する。バッファ管理ユニ
ット5において空きバッファ領域の状態を監視し、空き
バッファ領域の容量が不足し輻輳状態となった場合は、
廃棄制御ユニット7において上記処理優先度および廃棄
許容度に基づいて選択したパケットを廃棄する。 【効果】輻輳が発生した場合に、ユーザの要求に対応し
た品質の通信サービスを提供し、緊急性、応答性、リア
ルタイム性を損なうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つ以上の通信端末が
接続される複数のネットワーク同士を接続するルータ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のネットワーク同士を接続し、ある
ネットワークに接続された通信端末から送信されたパケ
ットを受信して他のネットワークへと中継するルータ装
置が知られている。
【0003】従来のルータ装置においては、優先度制御
と輻輳時のパケット廃棄制御方式を統合した処理が行わ
れていなかった。ここで、優先度制御とは、緊急パケッ
トのように他のパケットより先に中継処理することが望
ましいパケットや、音声/映像のようにリアルタイム性
が要求されるパケットの中継処理を優先的に行なうこと
をいう。
【0004】優先度制御の公知例として、特開平5−3
0138号公報に開示された技術がある。該公報では、
メディアごとのパケットの優先度を設定したパケット優
先テーブルを参照しながらパケットの優先度制御を行な
う方法を記載している。上記パケット優先テーブルは、
端末の使用状態に応じて自動的に変更することや使用者
の操作によって変更することが可能となっている。
【0005】一方、優先度制御を行ったとしても輻輳時
にはパケットを廃棄しなければならないが、上記公知例
では、輻輳時のパケット廃棄制御についての記載はな
い。
【0006】パケット廃棄方式の公知例として、特開平
4−242348号公報に開示された技術がある。該公
報では、パケット交換機において廃棄するデータの廃棄
優先順序を廃棄状態テーブルに格納し、輻輳時のパケッ
トの廃棄は上記廃棄状態テーブルを参照して行う方式を
記載している。廃棄優先順序は各入力ポートの過去の廃
棄数の積算数によって決まり、積算数が最も少ないポー
トのデータが先に廃棄される。これにより、各ポートか
ら入力するパケットを平均的にサービスするようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ネットワーク内のトラ
フィックは秒以下の単位で変動しており、一時的にルー
タ装置が輻輳状態になることは十分に考えられる。この
ため、輻輳状態においての適切な制御が重要である。
【0008】上述したように、従来のパケット廃棄制御
方式では、各入力ポートの過去の廃棄数の積算数に基づ
いて、廃棄するパケットを決定している。すなわち、輻
輳時のパケットの廃棄の判断は、パケットの種類によら
ないで行われる。ところが、パケットには対話型アプリ
ケーションのパケットや緊急パケットのように輻輳時に
おいても可能な限り廃棄を保護されるべきものと、デー
タグラムとして送信される音声パケット等のように廃棄
をある程度許容できるものが存在する。
【0009】ファイル共有アプリケーション等の、遅延
に対する制約が厳しいアプリケーションでは、パケット
廃棄によりプロトコルタイマがタイムアウトしてしま
い、まともな動作が実現できなくなることがある。この
ようなアプリケーションのパケットは最優先で廃棄保護
されるべきである。
【0010】一方、マルチメディア通信においては、リ
アルタイム性に対する要求は同じであるが品質に対する
要求が異なる場合が考えられる。例えば、音声パケット
と映像パケットの同時送信において、映像の品質より音
声の品質を要求する場合、両パケットの廃棄は許容され
るが音声パケットの方はできるだけ廃棄しないようにす
る、というようにパケットの種類により廃棄する量を制
限したい場合もある。
【0011】逆に、バッチ型のファイル転送アプリケー
ションのように遅延に対する制約がゆるいパケットは処
理優先度がある程度低くても良いが、このようなアプリ
ケーションはパケットが廃棄されると、廃棄されたパケ
ットを再送する。輻輳発生時に処理優先度の低いパケッ
トを廃棄する場合、それが再送を行うアプリケーション
のパケットであると、そのパケットを廃棄しても再送パ
ケットにより輻輳が解消されない状態になることが考え
られる。そのため、処理優先度が低いパケットであって
も再送が発生するアプリケーションのパケットは廃棄を
避け、再送によるトラフィック量を抑えるために廃棄保
護に対する要求を高めたい場合もある。
【0012】上記従来技術では、このようなユーザある
いはアプリケーションプログラムに応じて要求される品
質に関するサービスおよびネットワークを効率的に使用
する環境を十分に提供できないという問題があった。
【0013】本発明の目的は、ネットワーク使用者およ
び管理者に対して、輻輳発生時であっても品質要求の厳
しいパケットに対する高い信頼性を提供し、またパケッ
ト廃棄に起因する再送を減らすことによってネットワー
クを効率的に使用できるルータ装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、通信端末が接続されたネットワーク同士
を相互接続し、あるネットワークから送信されたパケッ
トを受信して記憶手段に保持し、他のネットワークに中
継するルータ装置において、中継するパケットの種類に
基づいて、該パケットの処理順序に関する優先度を示す
処理優先度を決定する処理優先度決定手段と、中継する
パケットの種類に基づいて、輻輳時に該パケットの廃棄
を許容する度合いを示す廃棄許容度を決定する廃棄許容
度決定手段と、輻輳時には、上記処理優先度および廃棄
許容度に基づいて廃棄するパケットを決定し、決定した
パケットを廃棄するパケット廃棄処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】前記パケット廃棄処理手段は、その時点で
前記記憶手段に保持しているパケットのうち前記廃棄許
容度が最も高いパケットを始めに廃棄の対象として廃棄
していくようにするとよい。詳しくは、まず廃棄許容度
が最も高いパケットを対象として処理優先度が低いもの
から高いものへと順に廃棄し、その廃棄が終了したら、
廃棄許容度が次に高いパケット(この時点では廃棄許容
度が最も高いパケットといえる)を対象として処理優先
度が低いものから高いものへと順に廃棄し、これを前記
記憶手段の空き容量が所定値以上になるまで繰り返すよ
うにする。
【0016】それに基づいて処理優先度や廃棄許容度が
決定されるところのパケットの種類とは、例えば、その
パケットの優先度情報およびプロトコル情報である。
【0017】また、処理優先度や廃棄許容度は、中継す
るパケット中に含まれる情報に基づいて決定するように
すればよい。中継するパケット中に含まれる情報という
のは、例えば、そのパケットの優先度情報、プロトコル
情報、サービス要求情報、宛先ネットワークアドレス情
報、もしくは送信元ネットワークアドレス情報のいずれ
か、またはこれらの任意の組合せである。
【0018】さらに、前記処理優先度と前記廃棄許容度
とのすべての組合せに対応して設けられた待ち行列記憶
手段と、前記パケットの処理優先度および廃棄許容度が
決定されたときには、その処理優先度および廃棄許容度
に対応する待ち行列記憶手段に、そのパケットを登録す
る手段とを備えるとともに、前記パケット廃棄処理手段
は、前記処理優先度が低く前記廃棄許容度が高い前記待
ち行列記憶手段に登録されているパケットから先に取り
出して廃棄するようにしてもよい。
【0019】また、輻輳の度合いに応じて廃棄するパケ
ットを選択するようにしてもよい。
【0020】さらに、前記処理優先度決定手段および廃
棄許容度決定手段は第1のプロセッサを用いて構成し、
前記パケット廃棄処理手段は第2のプロセッサを用いて
構成する、すなわちマルチプロセッサ構成としてもよ
い。
【0021】前記処理優先度決定手段および前記廃棄許
容度決定手段は、パケットの種類に基づいて処理優先度
および廃棄許容度を決定するために用いるマッピングテ
ーブルを備え、さらに、該マッピングテーブルの内容を
外部から設定できるようにするとよい。また、処理優先
度ごとに、廃棄されるパケット数を制限するようにして
もよい。
【0022】
【作用】緊急パケットや、対話型プロトコルパケットの
ように遅延に対する要求が厳しく、輻輳時に廃棄を保護
されるべき種類のパケットは、高い処理優先度と低い廃
棄許容度を設定する。また、遅延に対する要求は低い
が、パケットの廃棄によって再送が発生するような種類
のパケットは、廃棄許容度を低く設定する。
【0023】処理優先度の高いパケットを優先的に転送
することによって遅延に対する要求を満たす一方、輻輳
時には廃棄許容度の高いパケットから廃棄することによ
って、上記の緊急パケットや対話型プロトコルパケット
などの廃棄を防止できる。また、パケットの廃棄により
発生する再送トラフィックを抑えることができる。これ
により、廃棄保護に対する要求を満たすことができる。
【0024】従来の処理優先度に低いパケットから廃棄
する方式では、パケットを廃棄しても再送が発生してし
まい輻輳が解消されない状態になることがあるが、本発
明によれば、効率的にネットワークを使用できる環境を
提供できる。
【0025】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図8を用いて
説明する。
【0026】図1に、本発明の第一の実施例に係るルー
タ装置1のブロック図を示す。
【0027】ルータ装置1が接続するネットワークを流
れるパケットは、パケット受信処理ユニット2により受
信される。バッファ管理ユニット5は、不図示の共通バ
ッファから空きバッファ領域を確保する。パケット受信
処理ユニット2により受信された受信パケットは、この
空きバッファ領域に格納される。
【0028】優先度制御ユニット3Rxでは、マッピン
グテーブル4Rxで設定された処理優先度および廃棄許
容度に基づいて、受信パケットの処理優先度および廃棄
許容度を決定し、優先度キュー6Rxの中の上記受信パ
ケットの処理優先度と廃棄許容度に対応したキューに、
受信パケットを格納した領域へのポインタを、登録す
る。
【0029】処理優先度とは、そのパケットの処理順序
を規定する情報であり、そのパケットをどの程度優先的
に処理するかの度合いを示す。処理優先度が高い(大き
い)ほど優先的に処理(転送)されることになる。廃棄
許容度とは、そのパケットの廃棄を許容する度合いを示
す。廃棄許容度が高いということは、そのパケットを廃
棄して良い度合いが高いということである。
【0030】優先度キュー6Rxは、処理優先度および
廃棄許容度ごとに設けられている。図1の優先度キュー
6Rxで、0,1,…,nの記載は処理優先度を示して
いる。後に詳述するが、本実施例では、処理優先度は4
レベルと設定しているので、具体的にはn=4となる。
LとHの記載は廃棄許容度を示している。後に詳述する
が、本実施例では、廃棄許容度はハイ(H)/ロー
(L)の2レベルとしているので、LおよびHごとに優
先度キューを図示している。
【0031】バッファ管理ユニット5は、空き(共通)
バッファ領域および各優先度キューの状態を監視する。
空きバッファ領域の残り容量が一定値以下になった場合
は、処理優先度と廃棄許容度に基づいて廃棄対象となる
キューを決定し、廃棄制御ユニット7にそのキューを渡
す。廃棄制御ユニット7では、空きバッファ領域の残り
容量を監視しながら、残り容量が一定値以上に達するま
で、パケットの廃棄を行う。
【0032】中継処理ユニット8は、処理優先度の高い
パケットから順にパケットの中継可/不可を判断し、中
継可であるパケットを優先度キュー6Rxから取り出し
て優先度制御ユニット3Txに渡す。優先度制御ユニッ
ト3Txでは、優先度制御ユニット3Rxと同様にマッ
ピングテーブル4Txよりパケットの送信優先度を決定
し、優先度キュー6Txに追加する。パケット送信処理
ユニット9は、優先度キュー6Txから処理優先度の高
いパケットを取り出し、送信先のネットワークへの送信
処理を行う。
【0033】図2に、図1のルータ装置1のハードウェ
ア構成を示す。ネットワークコントローラ23(23
A,23B)は、内部バス24を介して、CPU20、
メインメモリ21、およびバッファメモリ22に接続さ
れている。
【0034】図1のパケット受信処理ユニット2および
パケット送信処理ユニット9は、図2のネットワークコ
ントローラ23A,23Bおよびメインメモリ21内の
所定のプログラムを実行するCPU20の連係により実
現される。図1の優先度制御ユニット3(3Rx,3T
x)、バッファ管理ユニット5、廃棄制御ユニット7、
および中継処理ユニット8は、それぞれメインメモリ2
1内の所定のプログラムを実行するCPU20により実
現される。
【0035】図1の処理優先度キュー6(6Rx,6T
x)、およびマッピングテーブル4(4Rx,4Tx)
は、図2のバッファメモリ22に実体を持ち、メインメ
モリ21からポインタで指し示されている。CPU20
は、メインメモリ21のポインタを介して、処理優先度
キュー6(6Rx,6Tx)およびマッピングテーブル
4(4Rx,4Tx)をアクセスできる。
【0036】図3に、本実施例のルータ装置1が扱うパ
ケットのフォーマットを示す。
【0037】この図に示すように、パケット30は、ヘ
ッダ部31とデータ部32とを有する。ヘッダ部31に
は、本実施例のルータ装置1が扱う優先度情報33、サ
ービス要求情報34、プロトコル情報35、送信元ネッ
トワークアドレス情報36、および宛先ネットワークア
ドレス情報37が格納されている。
【0038】優先度情報33は、そのパケットの処理の
優先度を示す。サービス要求情報34は、そのパケット
が要求するサービスに関する情報(例えば、信頼性の要
求や、高速性の要求)を示す。プロトコル情報35は、
そのパケットの通信で用いるプロトコルを示す情報であ
り、そのパケットの種類を示す。送信元ネットワークア
ドレス情報36は、そのパケットの送信元ネットワーク
を示すアドレスである。宛先ネットワークアドレス情報
37は、そのパケットが受信されるべき宛先ネットワー
クのアドレスである。
【0039】図1の優先度制御ユニット3Rx,3Tx
は、受信したパケット中の優先度情報33およびプロト
コル情報35に基づいて、後述するマッピングテーブル
(図4)を参照して、そのパケットの処理優先度および
廃棄許容度を決定する。そして、決定した処理優先度お
よび廃棄許容度に対応する優先度キューに、そのパケッ
ト(具体的にはそのパケットを格納した領域のアドレ
ス)を登録する。
【0040】本実施例では、パケット中の優先度情報3
3としては、0から7の整数値が設定されているものと
する。また、プロトコル情報35には、プロトコルA,
B,C,Dの4つのうちの1つを特定する情報が設定さ
れているものとする。そのような優先度情報33および
プロトコル情報35に基づいて決定される処理優先度は
4レベル(0から3の正数値で表し、0が最低、3が最
高)、廃棄許容度はハイ(High)/ロー(Low )の2レ
ベルで決定されるものとする。
【0041】図4に、本実施例のマッピングテーブル
4、すなわち処理優先度を4レベル、廃棄許容度をハイ
(High)/ロー(Low )の2レベルで設定する場合のマ
ッピングテーブル4の例を示す。なお、以下では、廃棄
許容度(廃棄することを許容する度合い)のハイレベル
をH、ローレベルをLと呼ぶこととする。
【0042】本実施例において、輻輳時には、処理優先
度が低く、廃棄許容度が高いパケットから廃棄される。
この例の場合では、処理優先度が0、廃棄許容度がHの
パケットが最初に廃棄されることになる。
【0043】プロトコルAで優先度情報が0から3のパ
ケットに対しては、処理優先度が最も低くて0、廃棄許
容度がLとなる。プロトコルAで優先度情報が4以上の
場合は、処理優先度が1で、廃棄許容度がLとなる。プ
ロトコルAは、ファイル転送のように、大量のデータ転
送を行ない、パケットの廃棄により再送トラフィックが
発生するが、リアルタイム性が要求されないバッチ型の
プロトコルに向いている。
【0044】プロトコルBは、パケットの優先度情報に
よらず常に最優先で処理され、廃棄されにくいパケット
である。プロトコルBは、応答時間に対する要求が厳し
い対話型のプロトコルに向いている。
【0045】プロトコルCとプロトコルDは、優先度情
報が2以上の場合に最優先で送信される。廃棄許容度
は、両プロトコルとも優先度情報が3以下の場合にはH
であるが、優先度情報が4以上になるとプロトコルCの
廃棄許容度がLになる。したがって、輻輳時には、プロ
トコルCよりプロトコルDのパケットが先に廃棄される
ことになる。
【0046】プロトコルCは、リアルタイムでの転送を
要求されるが、パケット廃棄によってある程度品質が低
下することを許可されるデータの転送に向いている。プ
ロトコルDは、プロトコルCと同様のリアルタイム性が
要求されるが、品質の低下がプロトコルCよりもさらに
許容されるデータの転送に向いている。
【0047】ルータ装置1には当然に各種の構成定義情
報を設定する手段が備えられているから、このようなマ
ッピングテーブルの設定も同様にしてユーザが設定でき
るようになっている。したがって、ユーザは、マッピン
グテーブルを適宜設定することにより、各種のプロトコ
ルに応じた処理優先度および廃棄許容度を所望の通りに
設定できる。
【0048】なお、このようなマッピングテーブルを用
いる代りに、あるいはこのようなマッピングテーブルに
加えて、受信パケットのヘッダ部31に格納されている
サービス要求情報34、送信元ネットワークアドレス情
報36、および宛先ネットワークアドレス情報37に基
づいて、該パケットの処理優先度あるいは廃棄許容度を
決定するようにしてもよい。
【0049】例えば、受信パケットのサービス要求情報
34が信頼性を要求する場合は、該パケットの廃棄許容
度を低く、高速処理を要求する場合は処理優先度を高く
設定する。また、送信元ネットワーク情報36あるいは
宛先ネットワーク情報37が、ファイル転送サービスを
提供するネットワークアドレスである場合は、処理優先
度を低くかつ廃棄許容度を低く設定する、というように
してもよい。
【0050】図5に、本実施例のルータ装置1における
パケット受信時の処理フローを示す。
【0051】パケットを受信すると、まず共通バッファ
領域から受信パケット分の空きバッファ領域を確保し、
受信パケットを格納する(ステップ100)。次に、優
先度制御ユニット3Rxにおいて、受信パケットの処理
優先度と廃棄許容度を決定する(ステップ101)。上
述したように、処理優先度と廃棄許容度は、図4のよう
なマッピングテーブル4Rxに基づいて決定される。
【0052】次に、バッファ管理ユニット5において、
空きバッファ領域の容量を常時監視し、空きバッファ領
域の容量が一定値以上であるか否かを判定する(ステッ
プ102)。一定値以上である場合は、バッファ領域に
余裕があるものとして、受信パケットをその処理優先度
と廃棄許容度に対応する優先度キュー6Rxに追加し
(ステップ104)、受信処理を終了する。空きバッフ
ァ領域の容量が一定値より小さい場合は、輻輳状態とし
て、パケット廃棄制御を行い(ステップ103)、受信
処理を終了する。
【0053】図6に、図5のステップ103の廃棄制御
ユニット7によるパケット廃棄制御の処理フローを示
す。
【0054】まず、空きバッファ領域の容量が所定の最
小値より小さいか否かを判定する(ステップ110)。
これは、空きバッファ領域の容量に基づいて輻輳の度合
いを判断するための判定である。空きバッファ領域の容
量が所定の最小値以上のときは、第一の廃棄制御を行い
(ステップ111)、パケット廃棄制御を終える。空き
バッファ領域の容量が最小値より小さいときは、第二の
廃棄制御を行い(ステップ112)、パケット廃棄制御
を終える。
【0055】第一の廃棄制御は、空きバッファ領域の容
量に少し余裕があり、輻輳の度合いが低く、廃棄許容度
が高いパケットが存在する場合に、実施される。廃棄許
容度が最も低いパケットは可能な限り廃棄しないで、空
きバッファ領域の容量がほぼなくなり輻輳の度合いが高
くなった時点で第二の廃棄制御を実施し、廃棄許容度の
最も低いパケットを廃棄する。
【0056】本実施例においては、受信パケットは共通
バッファ領域に格納されており、各優先度キューには対
応するパケットが格納されている領域へのポインタが登
録され、チェーンが構成されている。パケットの廃棄
は、このチェーンを空きバッファ領域につなぎ替えるこ
とによって行なわれる。
【0057】図7に、第一の廃棄制御の処理フローを、
廃棄許容度がH/Lの2レベルの場合について示す。
【0058】最初に、廃棄対象となる処理優先度を決定
する(ステップ120)。この実施例では、登録パケッ
ト数が最も多いキューの処理優先度を、廃棄対象の処理
優先度とする。この他に、登録パケットの全バイト数あ
るいはキューへの滞留時間が最も長いパケットが存在す
るキューの処理優先度を廃棄対象とするようにしてもよ
い。
【0059】次に、廃棄対象の処理優先度を変数nに代
入し(ステップ121)、処理優先度がn以下で、廃棄
許容度がHであるパケットを廃棄する(ステップ12
2)。そして、空きバッファ領域の容量が一定値より大
きいか否か判定する(ステップ123)。空きバッファ
領域の容量が一定値より大きいなら、空きができたもの
として、第一の廃棄制御を終了する。
【0060】ステップ123で空きバッファ領域の容量
が一定値以下の場合は、処理優先度nより処理優先度が
高く、廃棄許容度がHであるパケットを順次廃棄してい
く。すなわち、まず処理優先度nが最高処理優先度(本
実施例では3)より小さいか否か判定し(ステップ12
4)、小さければ廃棄対象処理優先度を示す変数nをイ
ンクリメントする(ステップ125)。そして、処理優
先度nで廃棄許容度がHのパケットを廃棄して(ステッ
プ126)、ステップ123に戻り、再び空きバッファ
領域の容量が一定値を超えたか否かを判定する。
【0061】空きバッファ領域の容量が一定値以下だが
(ステップ123)、処理優先度nが最高処理優先度に
達した場合(ステップ124)は、廃棄許容度がHのパ
ケットがすべて廃棄されたことになるので、第一の廃棄
制御を終了する。
【0062】なお、本実施例は廃棄許容度が2レベルの
場合であるが、廃棄許容度が3レベル以上の場合は、廃
棄許容度の高いパケットから最低廃棄許容度より一つ大
きい廃棄許容度を持つパケットまで順次上記廃棄処理を
実施すればよい。
【0063】図8に、第二の廃棄制御の処理フローを示
す。
【0064】最初に、すべての処理優先度のキューに関
して、廃棄許容度がHであるパケットが存在するか否か
を判定する(ステップ140)。存在しない場合は、廃
棄許容度がLであるパケットを廃棄するために、ステッ
プ143に進む。ステップ140で廃棄許容度がHであ
るパケットが存在する場合は、該パケットをすべて廃棄
する(ステップ141)。そして、上記処理によって空
きバッファ領域の容量が一定値を超えるようになったか
否かを判定する(ステップ142)。空きバッファ領域
の容量が一定値を超えていたら、第二の廃棄制御を終了
する。一定値以下の場合は、廃棄許容度がLであるパケ
ットを廃棄するために、ステップ143に進む。
【0065】ステップ143以降では、処理優先度が低
いパケットから廃棄していく。まず、変数nに最低処理
優先度(本実施例では0)を代入し(ステップ14
3)、処理優先度nで廃棄許容度がLであるパケットを
廃棄する(ステップ144)。次に、空きバッファ領域
の容量が一定値を超えたか否かを判定する(ステップ1
45)。空きバッファ領域の容量が一定値を超えていた
ら、第二の廃棄制御を終了する。
【0066】ステップ145で空きバッファ領域の容量
が一定値以下の場合は、処理優先度nが最高処理優先度
(本実施例では3)より小さいか否かを判定し(ステッ
プ146)、最高処理優先度より小さい場合は、処理優
先度nをインクリメントして(ステップ147)、ステ
ップ144に戻る。
【0067】ステップ144からステップ147によ
り、空きバッファ領域の容量が一定値を超えるまで、順
次処理優先度が高く廃棄許容度がLであるパケットを廃
棄する。空きバッファ領域の容量が一定値以上に達する
か(ステップ145)、処理優先度nが最高処理優先度
に達した場合(ステップ146)に、第二の廃棄制御を
終了する。
【0068】次に、本発明の第二の実施例を説明する。
これは、廃棄制御ユニット7の別の実施例であり、処理
優先度の低いキューのパケットから廃棄していく方式を
示すものである。本実施例によれば、第一の実施例に比
べて、廃棄するパケット数を抑えるという効果がある。
本実施例は、ほぼ上述の第一の実施例と同じ構成および
動作であるが、第一の廃棄制御の手順のみ異なる。すな
わち、本実施例は、図1から図8で説明した第一の実施
例のうち、図7の第一の廃棄制御のみを変更したもので
あるので、その変更部分のみを説明する。。
【0069】図9に、本実施例における第一の廃棄制御
の処理フローを示す。
【0070】最初に、変数nに最低処理優先度(本実施
例では0)を代入し(ステップ160)、処理優先度n
で廃棄許容度がHであるパケットを廃棄する(ステップ
126)。次に、空きバッファ領域の容量が一定値より
大きいか否か判定する(ステップ123)。空きバッフ
ァ領域の容量が一定値より大きいなら、空きができたも
のとして、第一の廃棄制御を終了する。
【0071】ステップ123で空きバッファ領域の容量
が一定値以下の場合は、処理優先度nが最高処理優先度
(本実施例では3)より小さいか否か判定し(ステップ
124)、小さければ廃棄対象処理優先度を示す変数n
をインクリメントして(ステップ125)、ステップ1
26に戻る。処理優先度nが最高処理優先度に達するま
で(ステップ124)、上記処理を実施し、空きバッフ
ァ領域の容量が一定値以下で(ステップ123)、処理
優先度nが最高処理優先度に達した場合(ステップ12
4)は、第一の廃棄制御を終了する。
【0072】第一の実施例の第一の廃棄制御では廃棄対
象処理優先度n以下の処理優先度の廃棄許容度Hのパケ
ットを一括して廃棄していた(図7のステップ122)
が、第二の実施例では、まず最低処理優先度で廃棄許容
度Hのパケットを廃棄して空きができたか判定し、未だ
空きができないときに処理優先度を1つずつ上げてパケ
ットを廃棄していくようにしている。したがって、第一
の実施例に比べて、廃棄するパケット数を抑えることが
できる。
【0073】次に、本発明の第三の実施例を説明する。
これは、廃棄制御ユニット7の別の実施例であり、優先
度キューのパケットを古いパケットから順次廃棄してい
く方式を示すものである。本実施例によれば、第二の実
施例よりさらに、廃棄するパケットを最小限に留めると
いう効果がある。本実施例も上述の第一の実施例と同じ
部分は説明を省略し、異なる部分(第一の廃棄制御、お
よび第二の廃棄制御)のみ説明する。
【0074】図10に、本実施例における第一の廃棄制
御の処理フローを示す。
【0075】最初に、最低処理優先度を変数nに代入す
る(ステップ160)。次に、処理優先度nで廃棄許容
度がHであるパケットが存在するか否かを判定する(ス
テップ180)。存在する場合は、そのうち最も古いパ
ケットを廃棄する(ステップ181)。そして、空きバ
ッファ領域の容量が一定値より大きいか否か判定する
(ステップ123)。空きバッファ領域の容量が一定値
より大きいなら、第一の廃棄制御を終了する。
【0076】ステップ123で空きバッファ領域の容量
が一定値以下の場合は、ステップ180に戻り、処理優
先度nについてパケットの廃棄を続ける。処理優先度n
で廃棄許容度がHであるすべてのパケットの廃棄が済
み、ステップ180においてそのようなパケットが存在
しないと判定された場合は、処理優先度nが最高処理優
先度より小さいか否か判定する(ステップ124)。処
理優先度nが最高処理優先度より小さければ、nをイン
クリメントし(ステップ125)、ステップ180に戻
る。ステップ123において空きバッファ領域の容量が
一定値に達するか、ステップ124において処理優先度
nが最高優先度に達した場合、第一の廃棄制御を終了す
る。
【0077】図11に、本実施例における第二の廃棄制
御の処理フローを示す。ここで、図11のステップ14
0からステップ143は、上述の第一の実施例の図8の
ステップ140からステップ143と同じであるので、
説明を省略する。廃棄許容度がLのパケットの廃棄に関
するステップ200からの処理手順について、以下説明
する。
【0078】ステップ143で変数nに最低処理優先度
を設定した後、まず処理優先度nで廃棄許容度がLのパ
ケットが存在するか否かを判定する(ステップ20
0)。存在する場合は、そのうち最も古いパケットを廃
棄する(ステップ201)。そして、空きバッファ領域
の容量が一定値を超えているか否か判定する(ステップ
145)。空きバッファ領域の容量が一定値を超えてい
る場合は、第二の廃棄制御を終了する。
【0079】ステップ145で空きバッファ領域の容量
が一定値を超えていない場合は、ステップ200に戻
る。ステップ200において処理優先度nで廃棄許容度
がLのパケットが存在しない場合は、処理優先度nが最
高処理優先度より小さいか否かを判定する(ステップ1
46)。最高処理優先度より小さければ、nをインクリ
メントして(ステップ147)、ステップ200に戻
る。処理優先度nが最高処理優先度に達した場合(ステ
ップ146)は、第二の廃棄制御を終了する。
【0080】本実施例によれば、処理優先度と廃棄許容
度に応じてパケットを廃棄する際に、その処理優先度お
よび廃棄許容度のすべてのパケットを廃棄するのでな
く、そのうちの最も古いパケットから1つずつ順に廃棄
していきその都度空きができたか否かを判定している。
したがって、第二の実施例よりもさらに、廃棄するパケ
ットを最小限に留めることができる。
【0081】次に、本発明の第四の実施例を説明する。
これは、各キューの廃棄パケット数を管理しつつ廃棄制
御を行なう方式を示すものである。本実施例は、ある処
理優先度と廃棄許容度をもつパケットが廃棄され続ける
ことにより、パケットがまったく送信されない、あるい
はユーザが要求する最低の品質を満たせないということ
を防止する効果がある。
【0082】本実施例についても、上述の第一の実施例
と同じ部分は説明を省略し、異なる部分(第一の廃棄制
御)のみ説明する。
【0083】図12に、本実施例における第一の廃棄制
御の処理フローを示す。
【0084】最初に、最低処理優先度を変数nに代入し
(ステップ160)、廃棄パケット数を0とする(ステ
ップ210)。ここで、廃棄パケット数といっているの
は、当該処理優先度nのキューにおける廃棄パケット数
をカウントするためのカウンタのことである。次に、処
理優先度nで廃棄許容度がHであるパケットが存在する
か否かを判定する(ステップ180)。存在する場合
は、そのうち最も古いパケットを廃棄する(ステップ1
81)。そして、空きバッファ領域の容量が一定値より
大きいか否か判定する(ステップ123)。空きバッフ
ァ領域の容量が一定値より大きいなら、空きができたも
のとして、第一の廃棄制御を終了する。
【0085】ステップ123で空きバッファ領域の容量
が一定値以下の場合は、廃棄パケット数をインクリメン
トする(ステップ211)。そして、現在の廃棄パケッ
ト数が所定の最大値より小さいか否かを判定する(ステ
ップ212)。廃棄パケット数が所定の最大値より小さ
いなら、処理優先度nについてパケットの廃棄を続ける
ため、ステップ180に戻る。
【0086】ステップ212で廃棄パケット数が所定の
最大値に達したら、処理優先度nが最高処理優先度より
小さいか否か判定する(ステップ213)。処理優先度
nが最高処理優先度より小さい場合は、処理優先度nを
インクリメントし(ステップ214)、その処理優先度
nについてパケットの廃棄を続けるため、ステップ21
0に戻る。ステップ213で処理優先度nが最高処理優
先度に達していたら、ステップ160に戻り、再び最低
処理優先度のパケットから廃棄処理を行う。
【0087】ステップ180において処理優先度nで廃
棄許容度がHであるパケットが存在しないと判定された
場合のステップ124、125の処理は、図10の該当
するステップと同じであるので説明を省略する。
【0088】上記第一の廃棄制御と同様に第二の廃棄制
御についても、廃棄パケット数を制限するようにしても
良い。それには、例えば、図11のステップ143の後
に廃棄パケット数を0にする処理(図12のステップ2
10と同じ)を加え、さらにステップ145において空
きバッファ領域の容量が一定値に達しない場合の処理と
して、図12のステップ211から214の処理を加え
れば良い。
【0089】本実施例では、各キューごとに廃棄パケッ
ト数の最大値を設定しておき、廃棄パケット数がその最
大値以下の場合は該キューのパケットを廃棄し、最大値
を越えた場合は該キューのパケット廃棄を行なわないよ
うにしている。したがって、ある処理優先度と廃棄許容
度をもつパケットが廃棄され続けてまったく送信されな
い、あるいはユーザが要求する最低の品質を満たせない
というようなことを防止できる。
【0090】なお、パケットの廃棄最大数は固定値とし
てもよいし、あるいは廃棄処理を行なう際、一定の品質
を満たすように送信パケット数から廃棄パケット数の最
大数を計算して決定するようにしてもよい。また、パケ
ット廃棄最大数は、各キューごとでなく、プロトコルご
とに設定することもできる。
【0091】さらに、図12の処理では、廃棄制御に入
ったときに廃棄パケット数をゼロクリアしている(ステ
ップ210)が、他のキューのパケットが廃棄された場
合や、該キューのパケットが中継あるいは送信された場
合に、該キューの廃棄パケット数をクリアし、廃棄を行
なえるようにしてもよい。
【0092】次に、本発明の第五の実施例を説明する。
これは、廃棄制御ユニット7の別の実施例であり、各処
理優先度キューの長さを監視する方式を示すものであ
る。本実施例のルータ装置のブロック構成、ハードウエ
ア構成、パケットのフォーマット、およびマッピングテ
ーブルの構成は、上述の第一の実施例の図1から図4と
同じであるので、説明を省略する。
【0093】図13に、本実施例のルータ装置1におけ
るパケット受信時の処理フローを示す。
【0094】パケットを受信すると、まず優先度制御の
処理によって、その受信パケットの処理優先度と廃棄優
先度を決定し(ステップ101)、対応するキュー6R
xに登録する(ステップ104)。次に、キューに登録
されているパケットの数(キューの長さ)が一定値を超
えているか否か判定する(ステップ220)。キューの
長さが一定値を超えていたら、パケット廃棄制御を実施
し(ステップ221)、受信処理を終了する。ステップ
220でキューの長さが一定値以下のときは、そのまま
受信処理を終了する。
【0095】なお、キューの長さとしては、キューに登
録されているパケットの数を用いる代りに、登録パケッ
トの総バイト数を用いても良い。また、キューに登録さ
れているパケットの滞留時間を利用して、滞留時間が一
定値を超えたときにパケット廃棄制御を実施するように
してもよい。
【0096】図14に、図13のステップ221のパケ
ット廃棄制御の処理フローを示す。
【0097】まず、該キュー(図13のステップ220
で一定値を超える長さであると検出されたキュー)の処
理優先度を変数nに代入する(ステップ230)。次
に、処理優先度がn以下で廃棄許容度がHであるパケッ
トが存在するか否かを判定する(ステップ231)。そ
のようなパケットが存在する場合は、それらのパケット
をすべて廃棄し(ステップ232)、廃棄処理を終了す
る。
【0098】ステップ231で処理優先度がn以下で廃
棄許容度がHであるパケットが存在しない場合は、処理
優先度nの該キューの長さが所定の最大値より大きいか
否かを判定する(ステップ233)。該キューの長さが
所定の最大値より大きいなら、処理優先度がn以下で廃
棄許容度がLのすべてのパケットを廃棄し(ステップ2
34)、廃棄処理を終了する。ステップ233で該キュ
ーの長さが最大値に達していない場合は、そのまま廃棄
処理を終了する。
【0099】本実施例によれば、優先度キューの長さに
応じて廃棄制御を行っているので、ある処理優先度のキ
ューのみが長くなるようなことを防止できる。
【0100】なお、上記のいずれの実施例も、図2に示
すようなシングルプロセッサ構成でなく、マルチプロセ
ッサで構成してもよい。そのためには、図2において、
廃棄制御プロセッサを設け、図1のバッファ管理ユニッ
ト5および廃棄制御ユニット7をその廃棄制御プロセッ
サによって実現すればよい。
【0101】この場合、空きバッファ領域の確保は、C
PU20と廃棄制御プロセッサ間でメッセージ通信を行
うことによって実現する。すなわち、CPU20から領
域確保のメッセージを送信し、それを受けた廃棄制御プ
ロセッサではバッファの空き領域へのポインタをCPU
20へ送信する。廃棄制御プロセッサでは、バッファ管
理ユニット5により、空きバッファ領域の容量を監視
し、一定値以下になった場合はメインメモリからバッフ
ァの実体へのポインタを得て、廃棄制御ユニット7によ
りパケットの廃棄を行う。
【0102】このようにマルチプロセッサ構成とした場
合、パケット受信処理のフローは、次のように変更すれ
ばよい。すなわち、パケットの受信後に優先度処理を行
ない、受信パケットを優先度キューに追加して終了す
る。空きバッファ領域の容量の判定および廃棄制御は、
空きバッファ領域の確保の要求が行なわれた場合に、廃
棄制御プロセッサで実行される。
【0103】図15に、本発明の適用対象であるネット
ワークシステムの構成を示す。15A〜15Eは、各
々、通信端末が接続されたネットワークを示す。16−
1〜16−nは、それらのネットワークに接続された通
信端末を示す。これらのネットワーク同士が、本発明に
係るルータ装置1(1AB〜1CE)と従来方式のルー
タ装置17とによって相互接続され、ネットワークシス
テムが構築されている。従来方式のルータ装置17は、
例えば上述の実施例の優先度制御ユニットおよび廃棄制
御ユニットを備えていないものである。
【0104】通信端末16−1から他のネットワーク1
5Bに送信された各種のパケットは、ルータ装置1AB
で受信される。ルータ装置1ABは、優先度制御ユニッ
ト3(3Rx,3Tx)によってそのパケットの中継処
理を行い、各パケットの宛先ネットワークに対して送信
する。
【0105】多数の通信端末から送信されたパケットが
集中し、ルータ装置1AB内で輻輳が発生した場合は、
処理優先度と廃棄許容度に基づいて廃棄制御ユニット7
によりパケットの廃棄制御を行う。
【0106】なお、ネットワーク15Cと15Eのよう
に従来ルータ装置17CEを介して相互接続されたネッ
トワークシステム上であっても、本発明に係るルータ装
置1CEが介在しているので、輻輳が発生した場合に
は、本発明の効果を得ることができる。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、ルータ装置が中継する
パケットの種類(例えば、優先度情報やプロトコル情
報)に基づいて決定された処理優先度と廃棄許容度を利
用して、輻輳時に廃棄するパケットを決定している。従
って、緊急パケットや対話型プロトコルパケットの廃棄
防止を図ることができ、また音声パケットや映像パケッ
トなどリアルタイム性が要求されるパケットの廃棄を制
御して、ユーザの要求に応じたサービスを実現すること
ができる。すなわち、ネットワーク使用者および管理者
に対して、輻輳発生時であっても品質要求の厳しいパケ
ットに対する高い信頼性を提供し、またパケット廃棄に
起因する再送を減らすことによってネットワークを効率
的に使用できるルータ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るルータ装置のブロック
図である。
【図2】実施例のルータ装置のハードウェア構成図であ
る。
【図3】ルータ装置が扱うパケットのフォーマット図で
ある。
【図4】処理優先度と廃棄許容度のマッピングテーブル
を示す図である。
【図5】パケット受信時の処理手順を示すフローチャー
ト図である。
【図6】パケット廃棄制御ユニットの処理手順を示すフ
ローチャート図である。
【図7】第一のパケット廃棄制御の処理手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図8】第二のパケット廃棄制御の処理手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】第二の実施例における第一のパケット廃棄制御
の処理手順を示すフローチャート図である。
【図10】第三の実施例における第一のパケット廃棄制
御の処理手順を示すフローチャート図である。
【図11】第三の実施例における第二のパケット廃棄制
御の処理手順を示すフローチャート図である。
【図12】第四の実施例における第一のパケット廃棄制
御の処理手順を示すフローチャート図である。
【図13】第五の実施例におけるパケット受信時の処理
手順を示すフローチャート図である。
【図14】第五の実施例におけるパケット廃棄制御の処
理手順を示すフローチャート図である。
【図15】本発明が適用されるネットワークシステムの
構成図である。
【符号の説明】
1……ルータ装置、2……パケット受信処理ユニット、
3(3Rx,3Tx)……優先度制御ユニット、4(4
Rx,4Tx)……マッピングテーブル、5……バッフ
ァ管理ユニット、6(6Rx,6Tx)……優先度キュ
ー、7……廃棄制御ユニット、8……中継処理ユニッ
ト、9……パケット送信処理ユニット、15……ネット
ワーク、16……通信端末、20……CPU、21……
メインメモリ、22……バッファメモリ、23……ネッ
トワークコントローラ、33……優先度情報、34……
サービス要求情報、35……プロトコル情報、36……
送信元ネットワークアドレス情報、37……宛先ネット
ワークアドレス情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/56 29/06 9077−5K H04L 11/20 102 E 9371−5K 13/00 305 D (72)発明者 左古 義人 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信端末が接続されたネットワーク同士を
    相互接続し、あるネットワークから送信されたパケット
    を受信して記憶手段に保持し、他のネットワークに中継
    するルータ装置において、 中継するパケットの種類に基づいて、該パケットの処理
    順序に関する優先度を示す処理優先度を決定する処理優
    先度決定手段と、 中継するパケットの種類に基づいて、輻輳時に該パケッ
    トの廃棄を許容する度合いを示す廃棄許容度を決定する
    廃棄許容度決定手段と、 輻輳時には、上記処理優先度および廃棄許容度に基づい
    て廃棄するパケットを決定し、決定したパケットを廃棄
    するパケット廃棄処理手段とを備えたことを特徴とする
    ルータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記パケット廃棄処理手段は、その時点で前記記憶手段に
    保持しているパケットのうち前記廃棄許容度が最も高い
    パケットを始めに廃棄の対象とすることを特徴とするル
    ータ装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のルータ装置において、前
    記パケット廃棄処理手段は、前記廃棄許容度が最も高い
    パケットを対象として処理優先度が低いものから高いも
    のへと順に廃棄し、その廃棄が終了したら、前記廃棄許
    容度が次に高いパケットを対象として処理優先度が低い
    ものから高いものへと順に廃棄し、これを前記記憶手段
    の空き容量が所定値以上になるまで繰り返すことを特徴
    とするルータ装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記パケットの種類が、そのパケットの優先度情報および
    プロトコル情報であることを特徴とするルータ装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記処理優先度決定手段および前記廃棄許容度決定手段
    は、それぞれ、前記中継するパケット中に含まれる情報
    に基づいて前記処理優先度および前記廃棄許容度を決定
    することを特徴とするルータ装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のルータ装置において、さ
    らに、前記処理優先度と前記廃棄許容度とのすべての組
    合せに対応して設けられた待ち行列記憶手段と、前記パ
    ケットの処理優先度および廃棄許容度が決定されたとき
    には、その処理優先度および廃棄許容度に対応する待ち
    行列記憶手段に、そのパケットを登録する手段とを備え
    るとともに、 前記パケット廃棄処理手段は、前記処理優先度が低く前
    記廃棄許容度が高い前記待ち行列記憶手段に登録されて
    いるパケットから先に取り出して廃棄することを特徴と
    するルータ装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記パケット廃棄処理手段は、輻輳の度合いに応じて廃棄
    するパケットを選択する手段と、選択されたパケットを
    廃棄する手段とを備えたことを特徴とするルータ装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記処理優先度決定手段および廃棄許容度決定手段は第1
    のプロセッサを用いて構成し、前記パケット廃棄処理手
    段は第2のプロセッサを用いて構成することを特徴とす
    るルータ装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載のルータ装置において、前
    記処理優先度決定手段および前記廃棄許容度決定手段
    は、パケットの種類に基づいて処理優先度および廃棄許
    容度を決定するために用いるマッピングテーブルを備
    え、 さらに、該マッピングテーブルの内容を設定する手段を
    備えたことを特徴とするルータ装置。
  10. 【請求項10】請求項5に記載のルータ装置において、
    前記中継するパケット中に含まれる情報は、そのパケッ
    トの優先度情報、プロトコル情報、サービス要求情報、
    宛先ネットワークアドレス情報、もしくは送信元ネット
    ワークアドレス情報のいずれか、またはこれらの任意の
    組合せであることを特徴とするルータ装置。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のルータ装置において、
    前記パケット廃棄処理手段は、前記処理優先度ごとに、
    廃棄されるパケット数を制限することを特徴とするルー
    タ装置。
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