JPH06232904A - ルータにおける優先度制御方式 - Google Patents

ルータにおける優先度制御方式

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JPH06232904A
JPH06232904A JP1842793A JP1842793A JPH06232904A JP H06232904 A JPH06232904 A JP H06232904A JP 1842793 A JP1842793 A JP 1842793A JP 1842793 A JP1842793 A JP 1842793A JP H06232904 A JPH06232904 A JP H06232904A
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雅人 塚越
Osamu Takada
治 高田
Yoshito Sako
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ルータ装置1における第一の優先度制御機構3
が、受信したパケットの優先度情報及びプロトコル情報
から中継処理優先度を決定し、中継処理優先度キュー7
に該当するパケットを追加する。パケット中継処理機構
4は中継処理優先度に従って中継処理を行い、第二の優
先度制御機構5にパケットを渡す。第二の優先度制御機
構5は、渡されたパケットの優先度情報及びプロトコル
情報から送信優先度を決定し、送信優先度キュー8に該
当するパケットを追加する。送信優先度キュー8中のパ
ケットは、送信優先度に従ってネットワークに送信され
る。 【効果】ネットワークシステムの輻輳,障害等からの迅
速な回復,マルチメディア通信における音声品質の低下
の抑止,仮想端末等の対話型環境における応答性能の低
下の抑止ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信端末が接続される複
数のネットワークを相互に接続するルータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ルータ装置の動作はディ・イー・カマ
ー:インターネットワーキング・ウィズ・ティシーピー
/アイピー ボリューム2(1991年)第59頁から
80頁:プレンティス・ホール社(D.E.Comer:Inte
rnetoworking with TCP/IP(1991) pp.59−80:prentice
Hall)に詳述されている。これには端末間の通信プロト
コルにティーシーピー/アイピー(トランスミッション
コントロールプロトコル)TCP/IP(Transmission
Control Protocol))を用いた場合のIPパケットの中継
動作が記述されている。
【0003】しかし、この従来技術ではパケットをFI
FO(First In First Out)形式で扱うのみで、優先度制
御については考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では優先
度制御が考慮されていないため、ネットワークシステム
の輻輳,障害等の発生により網制御のための緊急パケッ
トの送信が行われた場合でもこれを迅速に伝えることが
できず、ネットワークシステムの回復を遅らせてしま
う。また、ルータ装置自身が輻輳に陥ったとき、緊急パ
ケットが通常パケットと同様に廃棄され、ネットワーク
管理者の所望する動作を行えないという問題もある。
【0005】一方、マルチメディア通信の観点からは、
音声パケットの優先度はデータパケットの優先度より高
く設定されるべきである。優先度制御のない従来技術で
は、音声パケットがデータパケットの影響を受けて遅延
し、音声品質の低下を招くという問題がある。
【0006】更に、ルータ装置を介して仮想端末等の対
話型プロトコルを実行している最中に大量のファイル転
送等のバッチ型プロトコルが別のユーザから実行された
場合、ルータ装置が優先度制御を用いていないと対話型
プロトコルによるパケットの応答時間がバッチ型プロト
コルによる多量のパケットの影響を受けて極度に増大
し、十分な対話環境が実現されないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、ネットワーク使用者/管
理者に対し快適な環境を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はルータ装置がネットワークから受信したパ
ケットの優先度情報およびプロトコル情報を基に中継処
理優先度を決定して中継処理を行う。また、中継要パケ
ットについて送信優先度を決定して中継先ネットワーク
への送信処理を行う。
【0009】中継処理優先度および送信優先度は、パケ
ットの優先度情報およびプロトコル情報から、例えば、
マッピングテーブルを用いて決定され、このマッピング
テーブルはルータ装置の管理者により変更可能とする。
【0010】
【作用】上記手段により、緊急パケット,音声パケッ
ト,対話型プロトコルによるパケット等の潜在的優先度
の高いパケットのルータ装置での優先処理及び優先送信
が可能になり、ネットワーク使用者および管理者に対し
快適な環境を提供することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明が適用されるルータ装置1のブ
ロック図である。ルータ装置1が接続するネットワーク
を流れるパケットは、パケット受信機構2により受信さ
れ、第一の優先度制御機構3に渡される。第一の優先度
制御機構3は、該当するパケットのプロトコル情報及び
優先度情報を参照して中継処理優先度を決定し、中継処
理優先度キュー7の中の複数のキューのうち、決定した
中継処理優先度に対応するキューに該当するパケットを
追加する。パケット中継処理機構4は、中継処理優先度
キュー7から高優先のパケットを優先的に取り出し、中
継処理を行う。この中継処理において、パケットの中継
可/不可が判断され、中継可の時に送信するべきネット
ワークが選択される。中継可であるパケットは、送信先
ネットワークに対応する第二の優先度制御機構5に渡さ
れる。
【0012】第二の優先度制御機構5は、該当するパケ
ットのプロトコル情報及び優先度情報を参照して送信優
先度を決定し、送信優先度キュー8の中の複数のキュー
のうち、決定した送信優先度に対応するキューに該当す
るパケットを追加する。パケット送信機構6は、送信優
先度キュー8から高優先のパケットを優先的に取り出
し、ネットワークへの送信処理を行う。
【0013】図2に本発明が適用されるネットワークシ
ステムの構成を示す。各々のネットワーク11には一つ
以上の通信端末10が接続され、このネットワーク11
同士がルータ装置1により相互に接続されることによ
り、ネットワークシステムを構成している。各々の通信
端末10は、通信相手が自ネットワークに存在するか、
他ネットワークに存在するかを意識することなく通信を
行える。
【0014】図3にルータ装置1のハードウェア構成を
示す。ネットワークコントローラ23は、内部バス24
を介してCPU20,メインメモリ21,バッファメモ
リ22に接続されている。図1のパケット受信機構2及
びパケット送信機構6は、ネットワークコントローラ2
3及びCPU20の連係により実現される。図1の第一
の優先度制御機構3,パケット中継処理機構4,第二の
優先度制御機構5は、CPU20により実現される。図
1の中継処理優先度キュー7,送信優先度キュー8は、
バッファメモリ22に実体を持ち、メインメモリ21か
らポインタで示されている。
【0015】図4にルータ装置1が扱うパケットのフォ
ーマットの例を示す。図に示すように、パケットはヘッ
ダ部とデータ部に分割され得る。ヘッダ部には、本発明
でルータ装置1が扱う優先度情報31とプロトコル情報
32が格納されている。
【0016】第一の優先度制御機構3及び第二の優先度
制御機構5が決定する、中継処理優先度及び送信優先度
は、パケットの優先度情報31とプロトコル情報32か
ら例えばマッピングテーブルを用いて決定される。
【0017】表1にマッピングテーブル40の例を示
す。マッピングテーブル40は、第一の優先度制御機構
3と第二の優先度制御機構5との間で共通なものであっ
てもよく、また独立したものであってもよい。マッピン
グテーブル40は、パケットの優先度情報31とプロト
コル情報32をキーとするマトリクステーブルであり、
ここに書かれている値が決定すべき中継処理優先度およ
び送信優先度を示している。
【0018】
【表1】
【0019】本発明では、各種の優先度は全て0から7
の8段階であり、0が最低,7が最高優先度とする。以
降の記述においても同様である。表1の例では、プロト
コルAに基づくパケットは、パケット中の優先度情報3
1に何が書かれていようと決定優先度は4になる。プロ
トコルBに基づくパケットは、パケット中の優先度情報
31が3以下の場合は決定優先度は優先度情報31の値
と等しいが、優先度情報31が4以上の場合でも決定優
先度は3に抑えられる。プロトコルCに基づくパケット
は、パケット中の優先度情報31が4以上の場合は決定
優先度は優先度情報31の値と等しいが、優先度情報3
1が3以下であっても決定優先度は4に維持される。プ
ロトコルBは、ファイル転送プロトコル等の、大量転送
を必要とするが、応答時間に対しての要求が厳しくない
バッチ型プロトコルに向いている。また、プロトコルA
及びCは、仮想端末等の、小量転送であるが、応答時間
に対しての要求が厳しい対話型プロトコルに向いてい
る。マッピングテーブル40は、ルータ装置1の管理者
により変更が可能であってもよい。
【0020】図5ないし図9に処理フローを示す。これ
らのフローは、全てCPU20によって実行される。
【0021】図5にパケット受信機構2の処理フローを
示す。ルータ装置1は、ネットワーク11からパケット
を受信する(ステップ100)。受信したパケットにエ
ラーがあるかどうかをチェックし、もしエラーがあれば
該当するパケットを廃棄する(ステップ101,10
3)。エラーがなければ、第一の優先度制御(ステップ
102)をコールして終了する。
【0022】図6に第一の優先度制御機構3の処理フロ
ーを示す。本フローは、図5のステップ102に相当す
る。最初にパケットの優先度情報31とプロトコル情報
32を抽出する(ステップ120)。抽出した情報をキ
ーとしてマッピングテーブル40をアクセスし、中継処
理優先度を決定する(ステップ121)。決定した中継
処理優先度に対応するキューを中継処理優先度キュー7
の中から選択し、このキューに該当するパケットを追加
(ステップ122)してコール元にリターンする。
【0023】図7にパケット中継処理機構4の処理フロ
ーを示す。本フローは、中継処理優先度キュー7を常時
監視しており、無限ループである。パケット中継処理機
構4では、二つの変数を用いている。第一はチェックカ
ウンタである。これは、高優先度のパケットが多量にあ
るために、低優先度のパケットがいつまで経っても処理
されない問題(パケットの沈み込み)を防止するための
ものである。優先度が0(最低優先度)以外であるパケ
ットを処理したときこのチェックカウンタをインクリメ
ントし、あるしきい値を越えたとき(図の例ではこの値
は100)、処理していた優先度以下のキューに存在す
るパケットを一つずつ(最低優先度まで)処理する。最低
優先度のキューを見た後初めてチェックカウンタをクリ
アできる。こうすることにより、パケットの沈み込みを
防止する。
【0024】第二の変数はnである。これは、中継処理
優先度キュー7の中の、個々の優先度に対応する個々の
キューを示すために用いられる。n番目の優先度キュー
とは、中継処理優先度がnであるキューを示す。
【0025】最初にチェックカウンタを0にする(ステ
ップ140)。次にnを7(最高優先度を示す)とする
(ステップ141)。n番目(ここでは7番目となる)
の優先度キューにパケットがあるかどうかを判定し(ス
テップ142)、もしなければnが0かを判定し(ステ
ップ143)、nが0でなければnを1デクリメント
(ステップ144)してステップ142に戻る。ステッ
プ143においてnが0と判定されると、チェックカウ
ンタを0として(145)ステップ141に戻る。中継
処理優先度キュー7の全てのキューにパケットが存在し
ないとき、処理は上記を繰り返す。
【0026】ステップ142においてn番目の優先度キ
ューにパケットが存在すると、該当するパケットの中継
可または不可を判断する(ステップ146)。中継不可
のとき、該当するパケットを廃棄して(ステップ14
8)、ステップ149に進む。中継可のとき、第二の優
先度制御をコールしてステップ149に進む。ステップ
149では、チェックカウンタが100であるかどうか
のチェックを行う。チェックカウンタが100より小さ
ければ、チェックカウンタを1インクリメントして(ス
テップ150)、ステップ141に戻る。中継処理優先
度キュー7にパケットが存在した場合でも、通常は上記
の処理のみが実行される。
【0027】高優先度のパケットが大量に存在して低優
先度のパケットの沈み込みの危険が生じたとき、初めて
チェックカウンタが100を越える事態が生じる。すな
わち、ステップ149の判定結果がイエスとなる。この
とき、nが0であるかを判定し(ステップ151)、0
でなければnを1デクリメントして(ステップ153)ス
テップ142に戻る。すなわち、一つ優先度の低いキュ
ーを見に行く。このキューにパケットが存在した場合で
も、チェックカウンタがクリアされていないので、ステ
ップ149の判定はイエスとなり、最終的に最低優先度
のキューまで見ることになる。ステップ151において
nが0と判定されると、チェックカウンタを0として
(ステップ152)、ステップ141に戻り、再び、最
高優先度のキューからのサーチを行う。
【0028】図8に第二の優先度制御機構5の処理フロ
ーを示す。本フローは、図7のステップ147に相当す
る。最初にパケットの優先度情報31とプロトコル情報
32を抽出する(ステップ160)。抽出した情報をキ
ーとしてマッピングテーブル40をアクセスし、送信優
先度を決定する(ステップ161)。決定した送信優先
度に対応するキューを送信優先度キュー8の中から選択
し、このキューに該当するパケットを追加(ステップ1
62)してコール元にリターンする。
【0029】図9にパケット送信機構6の処理フローチ
ャートを示す。本フローチャートは、送信優先度キュー
8を常時監視しており、無限ループである。パケット送
信機構6では、二つの変数を用いている。第一はチェッ
クカウンタである。これは、高優先度のパケットが多量
にあるために、低優先度のパケットがいつまで経っても
送信されない問題(パケットの沈み込み)を防止するた
めのものである。優先度が0(最低優先度)以外である
パケットを処理したとき、このチェックカウンタをイン
クリメントし、あるしきい値を越えたとき(図の例では
この値は100)、処理していた優先度以下のキューに
存在するパケットを一つずつ(最低優先度まで)送信す
る。最低優先度のキューを見た後初めてチェックカウン
タをクリアできる。こうすることにより、パケットの沈
み込みを防止する。
【0030】第二の変数はnである。これは、送信優先
度キュー8の中の、個々の優先度に対応する個々のキュ
ーを示すために用いられる。n番目の優先度キューと
は、送信優先度がnであるキューを示す。
【0031】最初にチェックカウンタを0にする(ステ
ップ180)。次にnを7(最高優先度を示す)とする
(ステップ181)。n番目(ここでは7番目となる)
の優先度キューにパケットがあるかどうかを判定し(ス
テップ182)、もしなければnが0かを判定し(ステ
ップ183)、nが0でなければnを1デクリメント
(ステップ184)してステップ182に戻る。ステッ
プ183においてnが0と判定されると、チェックカウ
ンタを0として(ステップ185)ステップ181に戻
る。送信優先度キュー8の全てのキューにパケットが存
在しないとき、処理は上記を繰り返す。
【0032】ステップ182においてn番目の優先度キ
ューにパケットが存在すると、該当するパケットをネッ
トワークに送信する(ステップ186)。ステップ18
7では、チェックカウンタが100であるかどうかのチ
ェックを行う。チェックカウンタが100より小さけれ
ば、チェックカウンタを1インクリメントして(ステッ
プ188)、ステップ181に戻る。送信優先度キュー
8にパケットが存在した場合でも、通常は上記の処理の
みが実行される。
【0033】高優先度のパケットが大量に存在して低優
先度のパケットの沈み込みの危険が生じたとき、初めて
チェックカウンタが100を越える事態が生じる。すな
わち、ステップ187の判定結果がイエスとなる。この
とき、nが0であるかを判定し(ステップ189)、0
でなければnを1デクリメントして(ステップ191)ス
テップ182に戻る。すなわち、一つ優先度の低いキュ
ーを見に行く。このキューにパケットが存在した場合で
も、チェックカウンタがクリアされていないので、ステ
ップ187の判定はイエスとなり、最終的に最低優先度
のキューまで見ることになる。ステップ189でnが0
と判定されると、チェックカウンタを0として(ステッ
プ190)、ステップ181に戻り、再び、最高優先度
のキューからのサーチを行う。
【0034】図10は、本発明の第二の実施例のルータ
装置1のハードウェアのブロック図である。ルータ装置
1が接続する各ネットワーク毎にインタフェースカード
51が存在する。インタフェースカード51は、CPU
52,メモリ53,ネットワークコントローラ54を内
蔵している。各インタフェースカード51は、内部バス
55を介して接続されている。また、ルータ装置1全体
の管理を専門に行うCPU50も内部バスに接続されて
いる。インタフェースカード51に内蔵されているCP
U52は、パケットの中継処理を専門に行う。
【0035】本実施例では、図1のパケット受信機構2
は、パケットを受信したインタフェースカード51に内
蔵されるネットワークコントローラ54及びCPU52
によって実現され、第一の優先度制御機構3及びパケッ
ト中継処理機構4は、パケットを受信したインタフェー
スカード51に内蔵されるCPU52によって実現され
る。第二の優先度制御機構5は、パケットを送信するイ
ンタフェースカード51に内蔵されるCPU52によっ
て実現され、パケット送信機構6は、パケットを送信す
るインタフェースカード51に内蔵されるネットワーク
コントローラ54及びCPU52によって実現される。
また、中継処理優先度キュー7は、パケットを受信した
インタフェースカード51に内蔵されるメモリ53によ
って実現され、送信優先度キュー8は、パケットを送信
するインタフェースカード51に内蔵されるメモリ53
によって実現される。
【0036】第二の実施例でのパケット中継処理機構の
フローは、図7に以下の変更を加えたものとなる。すな
わち、ステップ147の第二の優先度制御処理をコール
する部分が送信先インタフェースカード51への該当す
るパケットの転送処理となる。第二の実施例での第二の
優先度制御機構の処理フローは、図8に以下の変更を加
えたものとなる。すなわち、もはやパケット中継処理機
構からコールされることがなく、内部バス55からのパ
ケット受信により起動されるので、処理を終えた後その
まま終了する。その他の機構の処理フローに変更はな
い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ルータ装置が中継する
パケットの優先度情報、及びプロトコル情報を基に中継
の優先処理,送信の優先処理を行うことができるので、
緊急パケット,音声パケット,対話型プロトコルに基づ
くパケット等の潜在的優先度の高いパケットの優先処理
が可能となる。したがって、ネットワークシステムの輻
輳,障害等からの迅速な回復,マルチメディア通信にお
ける音声品質の低下の抑止,仮想端末等の対話型環境に
おける応答性能の低下の抑止が行え、ネットワーク使用
者および管理者に対し快適な環境を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルータ装置のブロック図。
【図2】ネットワークシステムのブロック図。
【図3】ルータ装置のハードウェアのブロック図。
【図4】ルータ装置が扱うパケットのフォーマットの説
明図。
【図5】パケット受信機構の処理フローチャート。
【図6】第一の優先度制御機構の処理フローチャート。
【図7】パケット中継処理機構の処理フローチャート。
【図8】第二の優先度制御機構の処理フローチャート。
【図9】パケット送信機構の処理フローチャート。
【図10】第二の実施例におけるルータ装置のハードウ
ェアのブロック図。
【符号の説明】
1…ルータ装置、2…パケット受信機構、3…第一の優
先度制御機構、4…パケット中継処理機構、5…第二の
優先度制御機構、6…パケット送信機構、7…中継処理
優先度キュー、8…送信優先度キュー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信端末が接続される複数のネットワーク
    を相互に接続するルータ装置であって、上記ネットワー
    クから上記通信端末間のパケットを受信するパケット受
    信機構,受信した上記パケット内の優先度情報およびプ
    ロトコル情報を基に中継処理優先度を決定する第一の優
    先度処理機構,上記第一の優先度処理機構から渡された
    パケットの中継処理を行う中継処理機構,中継要と判断
    されたパケット内の優先度情報およびプロトコル情報を
    基に送信先の上記ネットワークへの送信優先度を決定す
    る第二の優先度処理機構,上記第二の優先度処理機構か
    ら渡されたパケットを送信先の上記ネットワークに送信
    するパケット送信機構から成ることを特徴とするルータ
    における優先度制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の上記第一の優先度処理機
    構及び上記第二の優先度処理機構が、上記パケットのプ
    ロトコル情報および優先度情報から中継処理優先度およ
    び送信優先度を決定するためのマッピングテーブルを持
    ち、上記マッピングテーブルは上記ルータ装置の管理者
    により変更可能であるルータにおける優先度制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の上記ルータ装置が、上記
    ルータ装置によって受信されたパケットの優先度情報及
    びプロトコル情報を検出する手段と、上記優先度情報及
    び上記プロトコル情報から上記ルータ装置内での中継処
    理優先度及び送信優先度を決定する手段と、上記ルータ
    装置内での中継処理優先度及び送信優先度に基づいて上
    記パケットの中継処理及び送信処理を行う手段を持ち、
    対話型プロトコルに基づく上記パケットの中継処理優先
    度および送信優先度をバッチ型プロトコルに基づくパケ
    ットに比べて高くし、上記ルータ装置によって相互接続
    されるネットワークシステム全体の応答性能を向上させ
    るルータにおける優先度制御方式。
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