WO2018212085A1 - 送信装置、可用帯域推定装置、可用帯域推定システム、方法および記録媒体 - Google Patents

送信装置、可用帯域推定装置、可用帯域推定システム、方法および記録媒体 Download PDF

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Abstract

可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することを可能にするため、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信し、前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する。

Description

送信装置、可用帯域推定装置、可用帯域推定システム、方法および記録媒体
 本発明は、パケット列を送受信することで通信回線の空き帯域である可用帯域を推定するための、送信装置、可用帯域推定装置、可用帯域推定システム、方法および記録媒体に関する。
 通信回線の可用帯域(利用可能帯域とも呼ばれる)とは、通信回線のボトルネックリンクの物理帯域から、ネットワークに流れている他のトラヒック(以下、クロストラヒックと呼ぶ)を引いた空き帯域である。たとえば、通信回線のボトルネックリンクの物理帯域が100Mbps、クロストラヒックが30Mbpsの場合、可用帯域は100-30=70Mbpsである。
 時々刻々と変動する可用帯域の現在の値を推定することは、端末間で双方向に映像を送り合ってコミュニケーションをするビデオチャットやテレビ電話、テレビ会議などで重要である。その理由は、映像の送信レートを可用帯域の推定値以下に抑えることで、映像の送信レートとクロストラヒックの合計が通信回線のボトルネックリンクの物理帯域を超過することを抑制でき、映像品質を確保できるためである。
 可用帯域の推定方法の例が、特許文献1に記載されている。この方法では、図16のように、送信側装置は、パケットサイズが徐々に増加する複数の可用帯域推定用の推定パケットのまとまり(以下、パケットトレインと呼ぶ)を、各推定パケットの送信間隔を等間隔にして、受信側装置へ送信する。
 送信側装置が上述のパケットトレインを送信することにより、パケットトレイン内で、各推定パケットの送信レートが線形に増加する。パケットトレインがネットワークを通過する際に、推定パケットの送信レートがネットワークの可用帯域を超えた場合、ネットワーク上のルータやスイッチなどの装置において一時的にパケットがキューイングされる。(以下、キューイングによる遅延をキューイング遅延と呼ぶ。)そのため、推定パケットの受信側装置における受信間隔が、送信側装置での送信間隔よりも長くなる。
 特許文献1に記載の方法では、この性質を利用して、受信側装置が、受信間隔が送信側装置での送信間隔と比較して増加し始める推定パケットを特定し、その推定パケットのパケットサイズを送信間隔で除算することで、可用帯域を算出する。
 一方、IoT(Internet of Things)時代の到来により、工場や倉庫、空港、港湾などで、狭帯域な無線ネットワークを経由して多数のセンサからデータを収集するニーズが高まっている。無線ネットワークの可用帯域の正確な推定により、たとえば、可用帯域に合わせてセンサからのデータ送信周期(や送信データ量)を調整することで、センサが多数あっても輻輳を回避することが可能になる。また、狭帯域環境下では、パケットトレインの送信自体が輻輳の原因になりかねないため、LTE(Long Term Evolution)などの広帯域環境下よりも、パケットトレインの通信負荷を低減することが求められる。
特許第5928574号公報
T. Oshiba、外3名、"Robust available bandwidth estimation against dynamic behavior of packet scheduler in operational LTE networks"、IEEE ISCC、2016年、p.1276-p.1283
 しかし、特許文献1に記載の方法では、高い推定精度を保ちながら、通信負荷を低減することができない。その理由は、特許文献1に記載の方法では、通信負荷を低減するためにパケットトレインの推定パケットの数を減らすと、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入らなくなり、推定精度が悪化する場合があるためである。
 具体的な例として、パケットトレインの推定パケット数が10個の場合を考える。可用帯域の探索下限はパケットトレインの先頭の推定パケットのパケットサイズ÷パケット送信間隔で定義され、ここでは0.1Mbpsであるとする。可用帯域の探索上限はパケットトレインの末尾の推定パケットのパケットサイズ÷パケット送信間隔で定義され、ここでは1.0Mbpsであるとする。
 可用帯域の真値が0.8Mbpsの場合には、パケットトレインの探索範囲内(0.1~1.0Mbps)に真値が入っているため、高精度な推定ができる。しかし、送信するパケット数を10個から4個に減らした場合を考えると、探索上限が0.4Mbpsになるため、パケットトレインの探索範囲内(0.1~0.4Mbps)に真値が入らなくなってしまい、高精度な推定ができない。
 本発明の目的は、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することを可能にする、送信装置、システム、方法および記録媒体を提供することにある。
 上述の問題を解決するために、本発明の送信装置は、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信手段と、前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止手段とを備えることを特徴とする。
 また、本発明の可用帯域推定装置は、送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信手段と、前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定手段とを備えることを特徴とする。
 また、本発明の送信方法は、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信し、前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止することを特徴とする。
 また、本発明の可用帯域推定方法は、送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信し、前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定することを特徴とする。
 また、本発明の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信機能と、前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止機能とを実現させることを特徴とする。
 また、本発明の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信機能と、前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定機能とを実現させることを特徴とする。
 本発明の送信装置、システム、方法および記録媒体により、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
本発明の第一の実施形態の送信装置の構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態の送信装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の可用帯域推定システムの構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の送信装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の可用帯域推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の推定パケットの送受信の例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の可用帯域推定システムの構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の送信装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の可用帯域推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の推定パケットおよび応答パケットの送信の例を示す図である。 本発明の第四の実施形態のキューイング遅延の理想曲線の例を示す図である。 本発明の第四の実施形態のキューイング遅延の理想曲線の例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の可用帯域推定装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の送信装置の動作例を示す図である。 本発明の各実施形態のハードウェア構成例を示す図である。 パケットトレインの例を示す図である。
 [第一の実施形態]
 本発明の第一の実施の形態について説明する。
 図1に本実施形態の送信装置10の構成例を示す。
 本実施形態の送信装置10は、送信部11および送信停止部12により構成される。
 送信部11は、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する部分である。送信停止部12は、可用帯域推定装置における推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する部分である。
 このように送信装置10を構成することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 次に、図2に本実施形態の送信装置10の動作の例を示す。
 送信部11は、パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する(ステップS101)。送信停止部12は、可用帯域推定装置における推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき(ステップS102でYES)、推定パケットの送信を停止する(ステップS103)。
 このように動作することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 [第二の実施形態]
 次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施形態は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを可用帯域推定装置30が判断する形態である。
 まず、図3に本実施形態の可用帯域推定システムの構成例を示す。
 本実施形態の可用帯域推定システムは、送信装置10および可用帯域推定装置30により構成される。
 送信装置10および可用帯域推定装置30はネットワーク80に接続している。ネットワーク80には、送信装置10と可用帯域推定装置30以外の装置が接続されていても良く、また、それらの装置間でクロストラヒックが流れていても良い。
 送信装置10は、パケットトレインの送信側装置である。また、可用帯域推定装置30はパケットトレインの受信側装置で、可用帯域を推定する装置である。
 また、送信装置10および可用帯域推定装置30は、外部と情報をやり取りする機能を備えた装置である。たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯型コンピュータ(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、固定電話、街頭マルチメディア端末、車載端末、ネットワーク接続機能付きテレビ、ネットワーク接続機能付きセットトップボックス、ゲーム機、ネットワーク接続機能付きプリンタ、ネットワーク接続機能付きスキャナ等である。
 次に、図3を用いて可用帯域推定装置30の構成例について説明する。
 可用帯域推定装置30は、受信部31、可用帯域推定部32および送信停止要求部33により構成される。
 受信部31は、送信装置10が送信したパケットトレインを受信する部分である。パケットトレインは、パケットサイズが順次増加する、可用帯域推定用の推定パケットのまとまりである。推定パケットは、送信装置10によって等間隔に送信される。
 可用帯域推定部32は、推定パケットの送信が停止したとき、それまでに受信した推定パケットに基づいて可用帯域を推定する部分である。
 送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する部分である。
 送信停止要求部33は、たとえば、受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔が、二つ前に受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔より大きいとき、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断する。
 推定パケットは、送信装置10から等間隔で送信される。そのため、キューイング遅延がなければ、受信間隔はほぼ等しくなり、キューイング遅延が発生すると、受信間隔が広がる。キューイング遅延が発生するまでの推定パケットを可用帯域推定装置30が受信できていれば、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、キューイング遅延の発生以降の推定パケットの受信は不要である。そのため、送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断したとき、送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する。また、可用帯域推定部32は、受信間隔が広がり始めたときまでに受信した推定パケットに基づいて可用帯域を推定する。
 次に、図1を用いて送信装置10の構成例について説明する。送信装置10は、送信部11および送信停止部12により構成される。
 送信部11は、パケットトレインを可用帯域推定装置30へ送信する部分である。パケットトレインは、パケットサイズが順次増加する可用帯域推定用の推定パケットのまとまりである。送信部11は推定パケットを等間隔で送信する。
 送信停止部12は、可用帯域推定装置30における推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する部分である。
 本実施形態では、可用帯域推定装置30の送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する。そのため、本実施形態の送信装置10の送信停止部12は、送信装置10から推定パケットの送信の停止を要求されたとき、推定パケットの送信を停止する。すなわち、本実施形態では、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号は、可用帯域推定装置30の送信停止要求部33からの推定パケットの送信の停止の要求である。
 このように送信装置10を構成することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 また、本実施形態の可用帯域推定装置30は、推定パケットの受信間隔が広がり始めた時点で可用帯域を推定することができる。そのため、可用帯域推定装置30が推定直後に可用帯域の推定値を送信装置10へ送信することで、パケットトレインのすべてを受信してから可用帯域を推定する場合に比べて、より早く推定値を送信装置10へ伝えることが可能になる。
 また、本実施形態の送信装置10は、可用帯域推定装置30から送信停止要求が届くまで推定パケットを送信し続けることで、あらかじめパケットトレインの推定パケット数を確定することを不要化することが可能になる。
 次に、図4に本実施形態の送信装置10の動作例を、図5に本実施形態の可用帯域推定装置30の動作例を示す。
 まず、送信装置10の送信部11は、推定パケットの送信を開始する(図4のステップS201)。送信部11は、推定パケットを等間隔で送信する。
 可用帯域推定装置30の受信部31が推定パケットを受信すると(ステップS301でYES)、送信停止要求部33は、今回受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットとの間の受信間隔を計算する(ステップS302)。
 次に、送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたか判断する(ステップS303)。送信停止要求部33は、今回受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの間の受信間隔が、一つ前に受信した推定パケットと二つ前に受信した推定パケットとの間の受信間隔より大きければ、受信間隔が広がり始めたと判断する。
 推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断した場合は(ステップS303でYES)、送信停止要求部33は送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する(ステップS304)。そして、可用帯域推定部32は、それまでに受信した推定パケットに基づいて可用帯域を推定する(ステップS305)。なお、ステップS304とステップS305の実施タイミングは、いずれかが先であっても、同時であっても良い。
 送信装置10の送信停止部12は、可用帯域推定装置30から推定パケットの送信の停止の要求を受信すると(図4のステップS202でYES)、送信部11による推定パケットの送信を停止する(ステップS203)。
 図6に推定パケットの送受信の例を示す。siは送信装置10でのi番目の推定パケットの送信時刻、riは可用帯域推定装置30でのi番目の推定パケットの受信時刻、Tquickは推定パケットの送信間隔、Tiはi-1番目の推定パケットとi番目の推定パケットの受信間隔である。
 この例の場合、可用帯域推定装置30は、4番目の推定パケットを受信したとき、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断し、送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する(点線矢印)。そして、送信装置10は、推定パケットの送信を停止する。
 このように動作することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 以上で説明したように、本発明の第二の実施形態では、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 なお、本実施形態による可用帯域推定方法の活用例としては、たとえば、輻輳回避を挙げることができる。たとえば、工場や倉庫、空港、港湾などで、狭帯域な無線ネットワークを経由して多数のセンサからデータを収集する際に、可用帯域に合わせてセンサからのデータ送信周期(や送信データ量)を調整する。このようにすることで、センサが多数あっても輻輳を回避することが可能になる。
 [第三の実施形態]
 次に、本発明の第三の実施の形態について説明する。本実施形態は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを送信装置20が判断する形態である。
 まず、図7に本実施形態の可用帯域推定システムの構成例を示す。
 本実施形態の可用帯域推定システムは、送信装置20および可用帯域推定装置40により構成される。送信装置20および可用帯域推定装置40はネットワーク80に接続する。
 次に、図7を用いて本実施形態の可用帯域推定装置40の構成例について説明する。本実施形態の可用帯域推定装置40は、受信部31および可用帯域推定部32により構成される。この構成は、第二の実施形態の可用帯域推定装置30の構成例(図3)から送信停止要求部33を除いた構成である。
 受信部31は、送信装置20が送信したパケットトレインを受信する部分である。パケットトレインの推定パケットは、送信装置20によって等間隔に送信される。
 また、本実施形態の受信部31は、推定パケットを受信したとき、応答パケットを送信装置20へ応答する。このとき、応答パケットのパケットサイズを十分小さくしておくことで、応答パケットの通信負荷を十分小さくすることができる。
 可用帯域推定部32は、推定パケットの送信が停止したとき、それまでに受信した推定パケットに基づいて可用帯域を推定する部分である。
 本実施形態の可用帯域推定部32は、推定パケットの送信が停止したことを、送信装置20からの通知によって検知する。あるいは、推定パケットを所定時間受信しなかったときに推定パケットの送信が停止したと判断しても良い。
 次に、図7を用いて本実施形態の送信装置20の構成例について説明する。本実施形態の送信装置20は、送信部11、送信停止部12および応答間隔監視部23により構成される。この構成は、第一および第二の実施形態の送信装置10(図1)の構成例に応答間隔監視部23を追加した構成である。
 送信部11は、パケットトレインを可用帯域推定装置40へ送信する部分である。送信部11はパケットトレインの推定パケットを等間隔で送信する。
 送信停止部12は、可用帯域推定装置40における推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する部分である。また、送信停止部12は、推定パケットの送信を停止したとき、送信の停止を可用帯域推定装置40へ通知しても良い。
 応答間隔監視部23は、可用帯域推定装置40から受信した推定パケットに対する応答パケットの受信間隔(以降、応答間隔と呼ぶ)を監視し、応答間隔が広がり始めたとき、応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する部分である。応答間隔監視部23は、応答間隔が広がり始めたことを示す通知を送信停止部12へ出力する。また、応答間隔監視部23は、応答間隔が広がり始めたことを示す通知を可用帯域推定装置40へ通知しても良い。
 応答間隔監視部23は、たとえば、受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔が、二つ前に受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔より大きいとき、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断する。
 可用帯域推定装置40における推定パケットの受信間隔が広がり始めると、可用帯域推定装置40が送信装置20へ応答する応答パケットの応答間隔も広がり始める。そのため、本実施形態では、応答間隔が広がり始めたことを示す通知を応答間隔監視部23が出力したとき、送信停止部12は推定パケットの送信を停止する。すなわち、本実施形態では、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたことを示す通知である。
 このように送信装置20を構成することによって、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 また、本実施形態の可用帯域推定装置40は、推定パケットの受信間隔が広がり始めた時点で可用帯域を推定することができる。そのため、可用帯域推定装置40が推定直後に可用帯域の推定値を送信装置20へ送信することで、パケットトレインのすべてを受信してから可用帯域を推定する場合に比べて、より早く推定値を送信装置20へ伝えることが可能になる。
 また、本実施形態の送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めるまで推定パケットを送信し続けることで、あらかじめパケットトレインの推定パケット数を確定することを不要化することが可能になる。
 次に、図8に本実施形態の送信装置20の動作例を、図9に本実施形態の可用帯域推定装置40の動作例を示す。
 まず、送信装置20は推定パケットの送信を開始する(図8のステップS401)。送信装置20は、推定パケットを等間隔で送信する。
 可用帯域推定装置40は、推定パケットを受信すると(図9のステップS501でYES)、応答パケットを送信装置20へ応答する(ステップS502)。なお、ここで、可用帯域推定装置40が所定の個数の推定パケットを受信するたびに応答パケットを応答するようにステップS501およびステップS502を変更することで、応答パケットの通信負荷をさらに小さくすることができる。
 送信装置20は、応答パケットを受信すると(図8のステップS402でYES)、今回受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットとの間の応答間隔を計算する(ステップS403)。
 次に、送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたか判断する(ステップS404)。送信装置20は、今回受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの間の応答間隔が、一つ前に受信した応答パケットと二つ前に受信した応答パケットの間の応答間隔より大きければ、応答間隔が広がり始めたと判断する。
 送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断した場合(ステップS404でYES)、推定パケットの送信を停止し(ステップS405)、推定パケットの送信停止を可用帯域推定装置40へ通知する(ステップS406)。なお、ステップS405とステップS406の実施タイミングは、いずれかが先であっても、同時であっても良い。
 可用帯域推定装置40は、推定パケットの送信停止を受信すると(図9のステップS503でYES)、それまでに受信した推定パケットに基づいて可用帯域を推定する(ステップS504)。
 図10に推定パケットおよび応答パケットの送受信の例を示す。siは送信装置20でのi番目の推定パケットの送信時刻、riは可用帯域推定装置40でのi番目の推定パケットの受信時刻、Tquickは推定パケットの送信間隔、Tiはi-1番目の推定パケットとi番目の推定パケットの受信間隔である。また、太実線矢印は推定パケットの送受信、細実線矢印は応答パケットの送受信を示す。
 この例の場合、送信装置20は、4番目の応答パケットを受信したとき、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断し、推定パケットの送信を停止する。また、送信装置20は、可用帯域推定装置40へ推定パケットの送信を停止したことを通知する(太点線矢印)。
 このように動作することによって、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 以上で説明したように、本発明の第三の実施形態では、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 また、本実施形態の可用帯域推定装置40は、推定パケットの受信間隔が広がり始めた時点で可用帯域を推定することができる。そのため、可用帯域推定装置40が推定直後に可用帯域の推定値を送信装置20へ送信することで、パケットトレインのすべてを受信してから可用帯域を推定する場合に比べて、より早く推定値を送信装置20へ伝えることが可能になる。
 また、本実施形態の送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めるまで推定パケットを送信し続けることで、あらかじめパケットトレインの推定パケット数を確定することを不要化することが可能になる。
 [第四の実施形態]
 次に、本発明の第四の実施の形態について説明する。
 変動要因の多い無線ネットワークなどでは、一旦広がり始めた受信間隔が元に戻るなど不安定な挙動になる可能性がある。そのため、第二および第三の実施形態の方法では、可用帯域の真値が探索範囲内に入る前にパケット送信を打ち切ってしまう恐れがある。本実施形態は、この課題に対する対策を行う形態である。
 まず、図3を用いて、本実施形態の可用帯域推定システムの構成例について説明する。
 本実施形態の可用帯域推定システムの構成例は、第二の実施形態と同様である。本実施形態では、第二の実施形態と同様に、可用帯域推定装置30が、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを検知し、送信装置10へ推定パケットの停止を要求する。
 本実施形態の送信装置10については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
 このように送信装置10を構成することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 次に、図3を用いて本実施形態の可用帯域推定装置30の構成例について説明する。なお、受信部31および可用帯域推定部32については、第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
 送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、送信装置10へ推定パケットの送信の停止を要求する部分である。本実施形態の送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを、以下に説明する方法で判断する。
 パケットトレインの送信によってネットワーク内で発生するキューイング遅延qiは、式1で表すことができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000001
ここで、i=1、2、・・・、Nである。また、Nはパケットトレインに含まれる推定パケットの個数、qiはi番目の推定パケットのキューイング遅延、riは可用帯域推定装置30でのi番目の推定パケットの受信時刻、siは送信装置10でのi番目の推定パケットの送信時刻である。k番目の推定パケットでキューイング遅延が発生、つまり、受信間隔が広がり始めた場合には、i=1、2、・・・、kにおいてqi=0となり、i=k+1、k+2、・・・、Nにおいてqi>0となる。
 また、変動要因が全くない理想的な環境を想定した場合のキューイング遅延の挙動(理想曲線と呼ぶ)は、たとえば、非特許文献1のように、式2で表すことができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-I000002
ここで、Tquickは推定パケットの送信間隔、Pkはk番目の推定パケットのパケットサイズ、ΔPはパケット番号が1つ進む際の推定パケットのパケットサイズの増分である。式2の(a)は、i=1、2、・・・、kにおいてキューイング遅延は水平な直線となることを、式2の(b)は、i=k+1、k+2、・・・、Nにおいてキューイング遅延は放物線になることを意味する。
 図11および図12は、この理想曲線を、横軸をパケット番号、縦軸をキューイング遅延としてグラフ化したものである。図11は、パケットトレインの先頭付近で受信間隔が広がり始めた場合の理想曲線であり、放物線の傾斜が急峻である。図12は、パケットトレインの末尾付近で受信間隔が広がり始めた場合の理想曲線であり、放物線の傾斜が緩慢である。
 なお、変動要因の多い無線ネットワークなどで、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延は、一旦広がり始めた受信間隔が元に戻るなど不安定な挙動になる。そのため、実際のキューイング遅延は、図11および図12の理想曲線のように滑らかな形状ではなく、ギザギザした形状となる。また、実際のキューイング遅延は、ギザギザしつつも、全体としては、先頭からあるパケット番号までは水平に近く、それ以降は末尾まで放物線に近いトレンドを持った形状になる。
 本実施形態の送信停止要求部33は、上述のキューイング遅延の理想曲線を利用して、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを判断する。
 より具体的には、たとえば、送信停止要求部33は、受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔が、二つ前に受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔より大きいとき、推定パケットの受信間隔が広がったと判断する。このときの推定パケットのパケット番号をaとする。
 また、送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がったとき、所定の個数の推定パケットをさらに受信する。このときの、最新の推定パケットのパケット番号をbとする。
 次に、送信停止要求部33は、式2のkにaを、iにbを代入して、理想曲線のキューイング遅延qbを算出する。そして、パケット番号がbの推定パケットの実際のキューイング遅延と理想曲線のキューイング遅延qbとの差が所定の値以下のとき、送信停止要求部33は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断する。なお、実際のキューイング遅延は式1により算出することができる。
 このように、本実施形態の可用帯域推定装置30は、キューイング遅延の立ち上がり位置と理想曲線の傾斜の加減を利用して、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを判断する。これにより、可用帯域推定装置30は、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延の形状がギザギザであったとしても、本格的にキューイング遅延が発生するトレンドを持つ挙動なのか否かを、より正確に判断することが可能になる。
 次に、本実施形態の可用帯域推定システムの動作例について説明する。
 本実施形態の送信装置10は、第二の実施形態の送信装置10と同様の動作例(図4)のため、説明を省略する。
 このように動作することによって、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 次に、図5および図13を用いて、本実施形態の可用帯域推定装置30の動作例について説明する。図13は、図5のステップS303の代わりに可用帯域推定装置30が行う動作の例である。
 まず、可用帯域推定装置30は図5のステップS301およびステップS302を行う。この動作は第二の実施形態と同様のため、説明を省略する。
 次に、可用帯域推定装置30は、推定パケットの受信間隔が広がったか判断する(ステップS601)。可用帯域推定装置30は、受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔が、二つ前に受信した推定パケットと一つ前に受信した推定パケットの受信間隔より大きいとき、推定パケットの受信間隔が広がったと判断する。
 また、可用帯域推定装置30は、推定パケットの受信間隔が広がったとき(ステップS601でYES)、所定の個数の推定パケットをさらに受信する(ステップS602)。
 次に、可用帯域推定装置30は、式2に基づいて、最新の推定パケットについて、理想曲線のキューイング遅延を算出する(ステップS603)。そして、最新の推定パケットの実際のキューイング遅延と理想曲線のキューイング遅延との差が所定の値以下のとき(ステップS604でYES)、可用帯域推定装置30は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断する。
 次に、可用帯域推定装置30は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたと判断したとき(ステップS604でYES)、推定パケットの送信の停止を送信装置10へ要求する(図5のステップS304)。そして、可用帯域推定装置30は可用帯域を推定する(ステップS305)。
 このように、本実施形態の可用帯域推定装置30は、キューイング遅延の立ち上がり位置と理想曲線の傾斜の加減を利用して、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを判断する。これにより、可用帯域推定装置30は、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延の形状がギザギザであったとしても、本格的にキューイング遅延が発生するトレンドを持つ挙動なのか否かを、より正確に判断することが可能になる。
 以上で説明したように、本発明の第四の実施形態では、送信装置10は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置10が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置30が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 また、本実施形態の可用帯域推定装置30は、キューイング遅延の立ち上がり位置と理想曲線の傾斜の加減を利用して、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを判断する。これにより、可用帯域推定装置30は、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延の形状がギザギザであったとしても、本格的にキューイング遅延が発生するトレンドを持つ挙動なのか否かを、より正確に判断することが可能になる。
 [第五の実施形態]
 次に、本発明の第五の実施の形態について説明する。本実施形態では、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを送信装置20が理想曲線を用いて判断する形態について説明する。
 まず、図7を用いて、本実施形態の可用帯域推定システムの構成例について説明する。
 本実施形態の可用帯域推定システムの構成例は、第三の実施形態と同様である。本実施形態では、第三の実施形態と同様に、送信装置20が、推定パケットの受信間隔(応答パケットの応答間隔)が広がり始めたことを検知し、推定パケットの送信を停止する。
 次に、図7を用いて本実施形態の送信装置20の構成例について説明する。なお、可用帯域推定装置40については第三の実施形態と同様のため説明を省略する。
 送信部11および送信停止部12については、第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
 応答間隔監視部23は、可用帯域推定装置40から受信した推定パケットに対する応答パケットの応答間隔を監視し、応答間隔が広がり始めたとき、応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する部分である。
 本実施形態の応答間隔監視部23は、第四の実施形態で説明したキューイング遅延の理想曲線を利用して、応答パケットの応答間隔が広がり始めたことを判断する。
 より具体的には、たとえば、応答間隔監視部23は、受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔が、二つ前に受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔より大きいとき、応答パケットの応答間隔が広がったと判断する。このときの応答パケットのパケット番号をaとする。
 また、応答間隔監視部23は、応答パケットの応答間隔が広がったとき、所定の個数の応答パケットをさらに受信する。このときの、最新の応答パケットのパケット番号をbとする。
 次に、応答間隔監視部23は、式2のkにaを、iにbを代入して、理想曲線のキューイング遅延qbを算出する。そして、パケット番号がbの応答パケットの実際のキューイング遅延と理想曲線のキューイング遅延qbとの差が所定の値以下のとき、応答間隔監視部23は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断する。なお、実際のキューイング遅延は、式1のriを送信装置20でのi番目の応答パケットの応答時刻へ読み替えることで、算出することができる。
 このように、本実施形態の送信装置20は、キューイング遅延の立ち上がり位置と理想曲線の傾斜の加減を利用して、応答パケットの応答間隔が広がり始めたことを判断する。これにより、送信装置20は、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延の形状がギザギザであったとしても、本格的にキューイング遅延が発生するトレンドを持つ挙動なのか否かを、より正確に判断することが可能になる。
 このように送信装置20を構成することによって、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 次に、図8および図14を用いて、本実施形態の送信装置20の動作例について説明する。図14は、図8のステップS404の代わりに送信装置20が行う動作の例である。なお、可用帯域推定装置40の動作例については第三の実施形態(図9)と同様のため、説明を省略する。
 まず、送信装置20は図8のステップS401からステップS403を行う。この動作は第三の実施形態と同様のため、説明を省略する。
 次に、送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がったか判断する(ステップS701)。送信装置20は、受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔が、二つ前に受信した応答パケットと一つ前に受信した応答パケットの応答間隔より大きいとき、応答パケットの応答間隔が広がったと判断する。
 また、送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がったとき(ステップS701でYES)、所定の個数の応答パケットをさらに受信する(ステップS702)。
 次に、送信装置20は、式2に基づいて、最新の応答パケットについて、理想曲線のキューイング遅延を算出する(ステップS703)。そして、最新の応答パケットの実際のキューイング遅延と理想曲線のキューイング遅延との差が所定の値以下のとき(ステップS704でYES)、送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断する。
 次に、送信装置20は、応答パケットの応答間隔が広がり始めたと判断したとき(ステップS704でYES)、推定パケットの送信を停止する(図8のステップS405)。そして、送信装置20は、可用帯域推定装置40へ推定パケットの送信停止を通知する(ステップS406)。
 このように動作することによって、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 以上で説明したように、本発明の第五の実施形態では、送信装置20は、推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、推定パケットの送信を停止する。推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入るため、それ以降に送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、通信負荷を低減することが可能になる。また、可用帯域の探索範囲内に可用帯域の真値が入ってから送信装置20が推定パケットの送信を停止することにより、可用帯域推定装置40が推定する可用帯域の精度を高く保つことが可能になる。そのため、可用帯域の推定の推定精度を高く保ちつつ、通信負荷を低減することが可能になる。
 また、本実施形態の送信装置20は、キューイング遅延の立ち上がり位置と理想曲線の傾斜の加減を利用して、応答パケットの応答間隔が広がり始めたことを判断する。これにより、送信装置20は、実際に観測されるパケットトレインのキューイング遅延の形状がギザギザであったとしても、本格的にキューイング遅延が発生するトレンドを持つ挙動なのか否かを、より正確に判断することが可能になる。
 [ハードウェア構成例]
 上述した本発明の各実施形態における送信装置(10、20)および可用帯域推定装置(30、40)(以降、送信装置等)を、一つの情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。なお、送信装置等は、物理的または機能的に少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現してもよい。また、送信装置等は、専用の装置として実現してもよい。また、送信装置等の一部の機能のみを情報処理装置を用いて実現しても良い。
 図15は、本発明の各実施形態の送信装置等を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を概略的に示す図である。情報処理装置90は、通信インタフェース91、入出力インタフェース92、演算装置93、記憶装置94、不揮発性記憶装置95およびドライブ装置96を備える。
 通信インタフェース91は、各実施形態の送信装置等が、有線あるいは/および無線で外部装置と通信するための通信手段である。なお、送信装置等を、少なくとも二つの情報処理装置を用いて実現する場合、それらの装置の間を通信インタフェース91経由で相互に通信可能なように接続しても良い。
 入出力インタフェース92は、入力デバイスの一例であるキーボードや、出力デバイスとしてのディスプレイ等のマンマシンインタフェースである。
 演算装置93は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置93は、たとえば、不揮発性記憶装置95に記憶された各種プログラムを記憶装置94に読み出し、読み出したプログラムに従って処理を実行することが可能である。
 記憶装置94は、演算装置93から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、プログラムや各種データ等を記憶する。記憶装置94は、揮発性のメモリ装置であっても良い。
 不揮発性記憶装置95は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、等の、不揮発性の記憶装置であり、各種プログラムやデータ等を記憶することが可能である。
 ドライブ装置96は、たとえば、後述する記録媒体97に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
 記録媒体97は、たとえば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
 本発明の各実施形態は、たとえば、図15に例示した情報処理装置90により送信装置等を構成し、この送信装置等に対して、上記各実施形態において説明した機能を実現可能なプログラムを供給することにより実現してもよい。
 この場合、送信装置等に対して供給したプログラムを、演算装置93が実行することによって、実施形態を実現することが可能である。また、送信装置等のすべてではなく、一部の機能を情報処理装置90で構成することも可能である。
 さらに、上記プログラムを記録媒体97に記録しておき、送信装置等の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜上記プログラムが不揮発性記憶装置95に格納されるよう構成してもよい。なお、この場合、上記プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは運用段階等において、適当な治具を利用して送信装置等内にインストールする方法を採用してもよい。また、上記プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等の一般的な手順を採用してもよい。
 上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
  (付記1)
 パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信手段と、
 前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止手段と
 を備えることを特徴とする送信装置。
  (付記2)
 前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記1に記載の送信装置。
  (付記3)
 前記送信手段は、さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
 前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する応答間隔監視手段をさらに備え、
 前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記1に記載の送信装置。
  (付記4)
 前記送信停止手段は、さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
 ことを特徴とする付記3に記載の送信装置。
  (付記5)
 前記応答間隔監視手段は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の送信装置。
  (付記6)
 前記応答間隔監視手段は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記3あるいは付記4に記載の送信装置。
  (付記7)
 送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信手段と、
 前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定手段と
 を備えることを特徴とする可用帯域推定装置。
  (付記8)
 前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する送信停止要求手段
 をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の可用帯域推定装置。
  (付記9)
 前記送信停止要求手段は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記8に記載の可用帯域推定装置。
  (付記10)
 前記送信停止要求手段は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記8に記載の可用帯域推定装置。
  (付記11)
 前記受信手段は、前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
 ことを特徴とする付記7に記載の可用帯域推定装置。
  (付記12)
 前記可用帯域推定手段は、前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
 ことを特徴とする付記11に記載の可用帯域推定装置。
  (付記13)
 付記1から付記6のいずれかに記載の送信装置と、
 前記可用帯域推定装置と
 を備えることを特徴とする可用帯域推定システム。
  (付記14)
 付記2に記載の送信装置と、
 前記可用帯域推定装置と
 を備え、
 前記可用帯域推定装置は、付記8から付記10のいずれかに記載の可用帯域推定装置であり、
 前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知は、前記推定パケットの前記停止の前記要求である
 ことを特徴とする可用帯域推定システム。
  (付記15)
 付記3から付記6のいずれかに記載の送信装置と、
 前記可用帯域推定装置と
 を備え、
 前記可用帯域推定装置は、付記11あるいは付記12に記載の可用帯域推定装置である
 ことを特徴とする可用帯域推定システム。
  (付記16)
 付記7から付記12のいずれかに記載の可用帯域推定装置と、
 前記送信装置と
 を備えることを特徴とする可用帯域推定システム。
  (付記17)
 パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信し、
 前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する
 ことを特徴とする送信方法。
  (付記18)
 前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記17に記載の送信方法。
  (付記19)
 さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
 前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力し、
 前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記17に記載の送信方法。
  (付記20)
 さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
 ことを特徴とする付記19に記載の送信方法。
  (付記21)
 受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記19あるいは付記20に記載の送信方法。
  (付記22)
 受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記19あるいは付記20に記載の送信方法。
  (付記23)
 送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信し、
 前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する
 ことを特徴とする可用帯域推定方法。
  (付記24)
 前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する
 ことを特徴とする付記23に記載の可用帯域推定方法。
  (付記25)
 受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記24に記載の可用帯域推定方法。
  (付記26)
 受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記24に記載の可用帯域推定方法。
  (付記27)
 前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
 ことを特徴とする付記23に記載の可用帯域推定方法。
  (付記28)
 前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
 ことを特徴とする付記27に記載の可用帯域推定方法。
  (付記29)
 コンピュータに、
 パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信機能と、
 前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止機能と
 を実現させることを特徴とする送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記30)
 前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記29に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記31)
 前記送信機能は、さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
 前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する応答間隔監視機能
 をさらにコンピュータに実現させ、
 前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
 ことを特徴とする付記29に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記32)
 前記送信停止機能は、さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
 ことを特徴とする付記31に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記33)
 前記応答間隔監視機能は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記31あるいは付記32に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記34)
 前記応答間隔監視機能は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記31あるいは付記32に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記35)
 コンピュータに、
 送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信機能と、
 前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定機能と
 を実現させることを特徴とする可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記36)
 前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する送信停止要求機能
 をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする付記35に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記37)
 前記送信停止要求機能は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記36に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記38)
 前記送信停止要求機能は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
 ことを特徴とする付記36に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記39)
 前記受信機能は、前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
 ことを特徴とする付記35に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  (付記40)
 前記可用帯域推定機能は、前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
 ことを特徴とする付記39に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 この出願は、2017年5月15日に出願された日本出願特願2017-096507を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 10、20  送信装置
 11  送信部
 12  送信停止部
 23  応答間隔監視部
 30、40  可用帯域推定装置
 31  受信部
 32  可用帯域推定部
 33  送信停止要求部
 80  ネットワーク
 90  情報処理装置
 91  通信インタフェース
 92  入出力インタフェース
 93  演算装置
 94  記憶装置
 95  不揮発性記憶装置
 96  ドライブ装置
 97  記録媒体

Claims (40)

  1.  パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信手段と、
     前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止手段と
     を備えることを特徴とする送信装置。
  2.  前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3.  前記送信手段は、さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
     前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する応答間隔監視手段をさらに備え、
     前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4.  前記送信停止手段は、さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
     ことを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5.  前記応答間隔監視手段は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の送信装置。
  6.  前記応答間隔監視手段は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の送信装置。
  7.  送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信手段と、
     前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定手段と
     を備えることを特徴とする可用帯域推定装置。
  8.  前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する送信停止要求手段
     をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の可用帯域推定装置。
  9.  前記送信停止要求手段は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項8に記載の可用帯域推定装置。
  10.  前記送信停止要求手段は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項8に記載の可用帯域推定装置。
  11.  前記受信手段は、前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
     ことを特徴とする請求項7に記載の可用帯域推定装置。
  12.  前記可用帯域推定手段は、前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
     ことを特徴とする請求項11に記載の可用帯域推定装置。
  13.  請求項1から請求項6のいずれかに記載の送信装置と、
     前記可用帯域推定装置と
     を備えることを特徴とする可用帯域推定システム。
  14.  請求項2に記載の送信装置と、
     前記可用帯域推定装置と
     を備え、
     前記可用帯域推定装置は、請求項8から請求項10のいずれかに記載の可用帯域推定装置であり、
     前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知は、前記推定パケットの前記停止の前記要求である
     ことを特徴とする可用帯域推定システム。
  15.  請求項3から請求項6のいずれかに記載の送信装置と、
     前記可用帯域推定装置と
     を備え、
     前記可用帯域推定装置は、請求項11あるいは請求項12に記載の可用帯域推定装置である
     ことを特徴とする可用帯域推定システム。
  16.  請求項7から請求項12のいずれかに記載の可用帯域推定装置と、
     前記送信装置と
     を備えることを特徴とする可用帯域推定システム。
  17.  パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信し、
     前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する
     ことを特徴とする送信方法。
  18.  前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項17に記載の送信方法。
  19.  さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
     前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力し、
     前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項17に記載の送信方法。
  20.  さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
     ことを特徴とする請求項19に記載の送信方法。
  21.  受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項19あるいは請求項20に記載の送信方法。
  22.  受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項19あるいは請求項20に記載の送信方法。
  23.  送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信し、
     前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する
     ことを特徴とする可用帯域推定方法。
  24.  前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する
     ことを特徴とする請求項23に記載の可用帯域推定方法。
  25.  受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項24に記載の可用帯域推定方法。
  26.  受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項24に記載の可用帯域推定方法。
  27.  前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
     ことを特徴とする請求項23に記載の可用帯域推定方法。
  28.  前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
     ことを特徴とする請求項27に記載の可用帯域推定方法。
  29.  コンピュータに、
     パケットサイズが順次増加する推定パケットを等間隔で可用帯域推定装置へ送信する送信機能と、
     前記可用帯域推定装置における前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたことを示す信号を受信したとき、前記推定パケットの前記送信を停止する送信停止機能と
     を実現させることを特徴とする送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30.  前記信号は、前記可用帯域推定装置から受信した、前記受信間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項29に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31.  前記送信機能は、さらに、前記推定パケットに対する応答パケットを前記可用帯域推定装置から受信し、
     前記応答パケットの応答間隔を監視し、前記応答間隔が広がり始めたとき、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知を出力する応答間隔監視機能
     をさらにコンピュータに実現させ、
     前記信号は、前記応答間隔が広がり始めたことを示す通知である
     ことを特徴とする請求項29に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  32.  前記送信停止機能は、さらに、前記送信を前記停止したとき、前記送信の前記停止を前記可用帯域推定装置へ通知する
     ことを特徴とする請求項31に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  33.  前記応答間隔監視機能は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項31あるいは請求項32に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  34.  前記応答間隔監視機能は、受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔が、二つ前に受信した前記応答パケットと一つ前に受信した前記応答パケットの前記応答間隔より大きいとき、所定の個数の前記応答パケットをさらに受信し、最新の前記応答パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延の差が所定の値以下であるとき、前記応答パケットの前記応答間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項31あるいは請求項32に記載の送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  35.  コンピュータに、
     送信装置が等間隔で送信し、パケットサイズが順次増加する推定パケットを受信する受信機能と、
     前記推定パケットの前記送信が停止したとき、それまでに受信した前記推定パケットに基づいて可用帯域を推定する可用帯域推定機能と
     を実現させることを特徴とする可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  36.  前記推定パケットの受信間隔が広がり始めたとき、前記送信装置へ前記推定パケットの前記送信の前記停止を要求する送信停止要求機能
     をさらにコンピュータに実現させることを特徴とする請求項35に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  37.  前記送信停止要求機能は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項36に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  38.  前記送信停止要求機能は、受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔が、二つ前に受信した前記推定パケットと一つ前に受信した前記推定パケットの前記受信間隔より大きいとき、所定の個数の前記推定パケットをさらに受信し、最新の前記推定パケットでのキューイング遅延と理想曲線における前記キューイング遅延との差が所定の値以下であるとき、前記推定パケットの前記受信間隔が広がり始めたと判断する
     ことを特徴とする請求項36に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  39.  前記受信機能は、前記推定パケットを受信したとき、前記推定パケットに対する応答パケットを前記送信装置へ応答する
     ことを特徴とする請求項35に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  40.  前記可用帯域推定機能は、前記推定パケットの前記送信を前記停止したことを示す通知を前記送信装置から受信したとき、前記可用帯域の前記推定を行う
     ことを特徴とする請求項39に記載の可用帯域推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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