JPWO2013080419A1 - トラフィック管理装置、システム、方法およびトラフィック管理プログラム - Google Patents

トラフィック管理装置、システム、方法およびトラフィック管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013080419A1
JPWO2013080419A1 JP2013546958A JP2013546958A JPWO2013080419A1 JP WO2013080419 A1 JPWO2013080419 A1 JP WO2013080419A1 JP 2013546958 A JP2013546958 A JP 2013546958A JP 2013546958 A JP2013546958 A JP 2013546958A JP WO2013080419 A1 JPWO2013080419 A1 JP WO2013080419A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
traffic
content
upload
queue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013546958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6060907B2 (ja
Inventor
耕介 野上
耕介 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2013080419A1 publication Critical patent/JPWO2013080419A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6060907B2 publication Critical patent/JP6060907B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/10Active monitoring, e.g. heartbeat, ping or trace-route
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/50Network service management, e.g. ensuring proper service fulfilment according to agreements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/50Queue scheduling
    • H04L47/52Queue scheduling by attributing bandwidth to queues

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

大量のアップロードコンテンツのトラフィック量が発生しても、アップロードトラフィックの適切な受け付けが可能なトラフィック管理装置を提供する。到着率計算部(101)にて、各サービスへアップロードするアップロードコンテンツのトラフィック量を計算して、待ち行列における到着率に変換し、かつ、処理量計算部(102)にて、各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集して、待ち行列における処理量に変換した、双方の変換結果に基づいて、アップロードされるアップロードコンテンツの待ち時間を待ち行列管理部(103)にて計算し、スケジューリング計算部(104)にて、計算された前記待ち時間とあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、アップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御する。

Description

本発明は、トラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体に関し、特に、ネットワークを通じてデータをアップロードするシステムにおいて、アップロードトラフィックを制御するためのトラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
近年、ユーザが、ネットワークを通じて、画像や動画などのコンテンツをネットワーク上のコンテンツ受付サーバに預け、いつでもどこからでもアクセスすることができ、また、他のユーザとこれらのコンテンツを共有することができるサービスが数多く登場している。
これらのサービスにおいては、不特定多数のユーザからコンテンツのアップロードを受け付ける必要があるが、同時にアップロードするユーザ数を制御することはできないため、そのアップロードトラフィック量を正確に見積もることが困難である。そのため、大量のアップロードトラフィックを処理することを可能にするためには、アップロードトラフィックのピークに合わせたシステム容量を確保するだけの設備投資を行うことが必要であり、現実的ではない。そこで、サービスを受け入れ可能なトラフィック量まで、アップロードトラフィックのピークを抑制する方法が求められる。
同様の問題は、多数のユーザが、同時にコンテンツを視聴する際のダウンロードトラフィックにおいても発生する。ボトルネックリンク、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)などの無線ネットワークにダウンロードトラフィックが集中した場合、無線ネットワークが混雑するため、映像コンテンツの再生が停止する、画像データの表示が遅くなるなど、コンテンツの視聴に支障を来すことになる。
かくのごとき問題に対して、特許文献1の特開2002−271400号公報「データ伝送方法」においては、無線ネットワークなどの混雑を回避した効率の良いデータ転送を行うために、ダウンロードするデータをネットワーク内で一時的に保持し、ネットワークの混雑度が低い場合に、データ転送を行う方法を提案している。
しかし、該特許文献1の場合は、データの送信を停止する際の判断基準として、トラフィックに閾値をあらかじめ設けておき、該閾値を超えた場合にトラフィックが混雑していると判定するといった方法が記載されているが、ネットワークの混雑度を求める具体的な方法が定義されていないために、該閾値の設定ならびにその閾値の妥当性を評価する方法がないという問題がある。また、該特許文献1においては、混雑する対象として、無線ネットワークに加え、コンテンツを配信するコンテンツサーバの混雑度も対象としているが、その具体的な計算方法に関する記述もなく、混雑度を具体的に評価するための実現手段が不明瞭であるという問題もある。
特開2002−271400号公報(第5−8頁)
以上のように、従来技術においては、アップロードトラフィックを適切に制御する実現手段が備えられていないため、アップロードコンテンツが大量に発生した場合には対応することができないという問題があった。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、アップロードコンテンツを受け付けるサービスシステムにおいて、サービスシステムに対する大量のアップロードコンテンツのトラフィック量が発生した場合であっても、アップロードトラフィックを適切に受け付けることが可能なトラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明に係るトラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明に係るトラフィック管理装置は、サービス毎にアップロードコンテンツのトラフィックを管理するトラフィック管理装置であって、サービス毎のアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎にアップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する到着率計算部と、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する処理量計算部と、変換された待ち行列における各サービスのアップロードトラフィックの前記到着率とアップロードトラフィックの前記処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する待ち行列管理部と、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御するスケジューリング計算部と、を少なくとも含んで構成されることを特徴とする。
(2)本発明に係るトラフィック管理システムは、ネットワークを介してコンテンツをアップロードする1ないし複数のアップロード端末と、前記ネットワークを介してアップロードコンテンツを受け付けるサービスシステムを有する1ないし複数のコンテンツ受付サーバと、前記ネットワークのノードを構成する1ないし複数のノード端末と、前記アップロード端末から前記コンテンツ受付サーバのサービスシステムにアップロードされるアップロードコンテンツのトラフィックを管理制御するトラフィック管理装置とを含んで構成されるトラフィック管理システムにおいて、前記トラフィック管理装置が、少なくとも前記(1)に記載のトラフィック管理装置からなっていることを特徴とする。
(3)本発明に係るトラフィック管理方法は、サービス毎にアップロードコンテンツのトラフィックを管理するトラフィック管理方法であって、サービス毎のアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎にアップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する到着率計算ステップと、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する処理量計算ステップと、変換された待ち行列における各サービスのアップロードトラフィックの前記到着率とアップロードトラフィックの前記処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する待ち行列管理ステップと、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御するスケジューリング計算ステップと、を少なくとも有していることを特徴とする。
(4)本発明に係るトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体は、前記(3)に記載のトラフィック管理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のトラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体によれば、以下のような効果を奏することができる。
本発明においては、アップロードコンテンツを受け付けるサービスシステムにおいて、サービスシステムに対する大量のアップロードコンテンツのトラフィック量が発生した場合であっても、アップロードコンテンツのトラフィックを適切に受け付けることを可能にすることができる。なぜなら、サービスシステムが受け入れ可能な処理量とアップロードしようとするアップロードコンテンツのトラフィック量とを待ち行列を用いてモデル化することにより、アップロードしようとするアップロードコンテンツの待ち行列における待ち時間を計算し、計算した待ち時間に基づいてアップロードコンテンツを制御することによって、該サービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量以下にアップロードコンテンツの流入を抑制することができるからである。
本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。 図1に示すトラフィック管理装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第2の実施の形態を示すブロック構成図である。 図3に示すトラフィック管理装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第3の実施の形態を示すブロック構成図である。 図5に示すトラフィック管理装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るトラフィック管理システムにおけるネットワーク構成の一例を実施例1として示したネットワーク構成図である。 本発明に係るトラフィック管理システムにおけるネットワーク構成の他の例を実施例2として示したネットワーク構成図である。
以下、本発明に係るトラフィック管理装置、トラフィック管理システム、トラフィック管理方法およびトラフィック管理プログラムの好適な実施の形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明に係るトラフィック管理装置、トラフィック管理システムおよびトラフィック管理方法について説明するが、かかるトラフィック管理方法をコンピュータにより実行可能なトラフィック管理プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、トラフィック管理プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、コンテンツ受付サーバのサービスシステムが受入れ可能なコンテンツのトラフィック量とアップロード要求されたコンテンツのトラフィック量とを待ち行列を用いてモデル化して、待ち行列における待ち時間を計算し、計算した該待ち時間に基づいて、アップロードトラフィックの制御を実施すべきか否かを判断することによって、大量のアップロードトラフィックが発生した場合であっても、アップロードトラフィックを適切に制御することを可能にしていることに主な特徴がある。
より具体的には、次のような仕組みを備えている。つまり、本発明に係るトラフィック管理装置は、サービス毎のアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎にアップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する到着率計算部と、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する処理量計算部と、変換された待ち行列における各サービスのアップロードトラフィックの前記到着率とアップロードトラフィックの前記処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する待ち行列管理部と、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御するスケジューリング計算部と、を少なくとも含んで構成されることを主要な特徴としている。
また、前記スケジューリング計算部において、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御した以降、当該サービスへアップロードしようとするアップロードコンテンツの前記待ち時間をあらかじめ定めた時間間隔で逐次前記待ち行列管理部に再計算させて、再計算された前記待ち時間が前記閾値以下に低下したことを検知した場合、ネットワークのノードに一時的に保存されている当該サービスのアップロードコンテンツのアップロード動作を再開させることも主要な特徴としている。
また、トラフィック管理装置の前記到着率計算部において、前記アップロードコンテンツの送信先、データサイズ、送信先への通信帯域を少なくとも含む情報を送信先となるサービス毎に集約して、前記アップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における前記到着率に変換することも特徴としている。
また、トラフィック管理装置の前記処理量計算部において、前記アップロードコンテンツを受け付ける前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量の変化が生じた際に、前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、変化した前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量に応じて、待ち行列における前記処理量を計算し直すことも特徴としている。
また、トラフィック管理装置の前記スケジュール計算部において、前記待ち行列管理部により計算された前記待ち時間があらかじめ設定された前記閾値を超えた回数をあらかじめ定めた時間間隔でサービス毎に計測し、計測した回数の情報を含む案内メッセージを該当するサービスを提供するサービスシステムに対して定期的に通知することも特徴としている。
さらに、本発明に係るトラフィック管理装置は、前述した各部位に加え、前記スケジューリング計算部の指示により、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を管理するコンテンツ位置管理部をさらに含んで構成され、ユーザからアップロードコンテンツへのアクセス要求があった際に、該当するアップロードコンテンツが保存されているネットワーク中のノードに前記アクセス要求を誘導することも特徴としている。
さらに、本発明に係るトラフィック管理装置は、前述した各部位に加え、各サービスそれぞれを提供する複数のサービスシステムが共有する共有リソースが存在している場合、該共有リソースの状況を監視し、該共有リソースの待ち行列における処理量を計算する共有リソース情報管理部をさらに含んで構成され、前記待ち行列管理部において、前記処理量計算部において計算した前記共有リソースを共有する各サービスの前記処理量と前記共有リソース情報管理部において計算した前記共有リソースの待ち行列における前記処理量とを比較し、値が小さな方の処理量を、該当するサービスの待ち行列における処理量として設定して、前記待ち時間管理部において当該サービスのアップロードコンテンツの待ち行列における待ち時間の計算に用いることも特徴としている。
(第1の実施の形態)
次に、本発明に係るトラフィック管理装置の第1の実施の形態の構成例について、図1を用いて説明する。図1は、本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
図1に示すトラフィック管理装置100は、到着率計算部101と、処理量計算部102と、待ち行列管理部103と、スケジューリング計算部104とを少なくとも含んで構成される。これらの各部位は次のように動作する。
到着率計算部101は、サービス毎のサービスシステムへのアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎に該アップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する。処理量計算部102は、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する。
待ち行列管理部103は、変換された待ち行列におけるアップロードトラフィックの到着率とアップロードトラフィックの処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する。スケジューリング計算部104は、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合、該当するサービス毎に、アップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、当該サービスに流入させるアップロードトラフィック量を制御するスケジューリングを決定する。
次に、図1に示すトラフィック管理装置100と図2に示すフローチャートとを参照して、本第1の実施の形態の全体の動作について説明する。図2は、図1に示すトラフィック管理装置100の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図2のフローチャートにおいて、まず、到着率計算部101は、アップロードコンテンツのトラフィック情報を収集し、サービス毎にその流量を計算し、トラフィックの種類や内容によらない到着率(待ち行列における到着率)に変換する(ステップS101)。また、処理量計算部102は、サービス毎にサービスを提供するサービスシステムが受け入れ可能なトラフィック量に関する情報を収集し、サービスの種類によらない処理量(待ち行列における処理量)に変換する(ステップS102)。
しかる後、待ち行列管理部103は、サービス毎に、ステップS101においてサービス毎に導出した到着率(待ち行列における到着率)とステップS102においてサービス毎に導出した処理量(待ち行列における処理量)とから、待ち行列理論を用いて、待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算する(ステップS103)。
待ち行列管理部103において待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算すると、スケジューリング計算部104は、サービス毎に、ステップS103において計算された待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定されている閾値とを比較する(ステップS104)。アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えている場合には(ステップS104のYES)、設定された該閾値を超えないように、アップロードトラフィックの流量を制御するようなスケジューリング処理を行う(ステップS105)。
一方、アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えていない場合には(ステップS104のNO)、該当するサービスはアップロードトラフィックを受け入れ可能な状態であると判断して、アップロードトラフィックの流量制御を行わない(ステップS106)。
かくのごときステップS101からステップS106までの処理は、定期的あるいは状況の変化(例えば、アップロードトラフィックの流量が大幅に増加した場合やサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量が変化する場合、など)が発生したタイミングに、繰り返し実行される。
(第1の実施の形態の効果の説明)
次に、図1、図2に示した本第1の実施の形態の効果について説明する。
本第1の実施の形態においては、アップロードコンテンツを受け付けるサービスシステムにおいて、サービスシステムが多くの設備投資をすることなく、アップロードトラフィックを処理することができるという効果が得られる。なぜなら、トラフィックやサービスの種類、内容には一切依存しない待ち行列モデルに基づいて、アップロードされるトラフィック量とサービスシステムが受け入れ可能なトラフィック量とを比較し、サービスシステムがアップロードトラフィックの総量を受け入れることが難しい場合には、当該サービスシステムの受け入れ可能なトラフィック状態になるまで、アップロードコンテンツの流入を制御することになるので、各サービスシステムにおいて、流入するアップロードトラフィックのピークに合わせた設備投資を行う必要がなくなるからである。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係るトラフィック管理装置の第2の実施の形態の構成例について、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第2の実施の形態を示すブロック構成図である。
図3に示すトラフィック管理装置200は、到着率計算部201と、処理量計算部202と、待ち行列管理部203と、スケジューリング計算部204と、コンテンツ位置管理部205とを少なくとも含んで構成される。これらの各部位は次のように動作する。
到着率計算部201は、図1の到着率計算部101と同様であり、サービス毎のサービスシステムへのアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎に該アップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する。処理量計算部202は、図1の処理量計算部102と同様であり、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する。
待ち行列管理部203は、図1の待ち行列管理部103と同様であり、変換された待ち行列におけるアップロードトラフィックの到着率とアップロードトラフィックの処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する。スケジューリング計算部204は、図1のスケジューリング計算部104と同様であり、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合、該当するサービス毎に、アップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、当該サービスに流入させるアップロードトラフィック量を制御するスケジューリングを決定する。
コンテンツ位置管理部205は、本第2の実施の形態において、図1のトラフィック管理装置100に対して新たに追加した部位であり、スケジューリング計算部204からのアップロードの流量制御の指示により、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を管理する。
次に、図3に示すトラフィック管理装置200と図4に示すフローチャートとを参照して、本第2の実施の形態の全体の動作について説明する。図4は、図3に示すトラフィック管理装置200の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図4のフローチャートにおいて、まず、到着率計算部201は、図2に示した到着率計算部101の場合と同様、アップロードコンテンツのトラフィック情報を収集し、サービス毎にその流量を計算し、トラフィックの種類や内容によらない到着率(待ち行列における到着率)に変換する(ステップS201)。また、処理量計算部202は、図2に示した処理量計算部102の場合と同様、サービス毎にサービスを提供するサービスシステムが受け入れ可能なトラフィック量に関する情報を収集し、サービスの種類によらない処理量(待ち行列における処理量)に変換する(ステップS202)。
しかる後、待ち行列管理部203は、図2に示した待ち行列管理部103の場合と同様、サービス毎に、ステップS201においてサービス毎に導出した到着率(待ち行列における到着率)とステップS202においてサービス毎に導出した処理量(待ち行列における処理量)とから、待ち行列理論を用いて、待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算する(ステップS203)。
待ち行列管理部203において待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算すると、スケジューリング計算部204は、図2に示したスケジューリング計算部104の場合と同様、サービス毎に、ステップS203において計算された待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定されている閾値とを比較する(ステップS204)。アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えている場合には(ステップS204のYES)、設定された該閾値を超えないように、アップロードトラフィックの流量を制御するようなスケジューリング処理を行う(ステップS205)。
一方、アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えていない場合には(ステップS204のNO)、該当するサービスはアップロードトラフィックを受け入れ可能な状態であると判断して、アップロードトラフィックの流量制御を行わない(ステップS206)。
しかる後、本第2の実施の形態においては、さらに、コンテンツ位置管理部205において、スケジューリング計算部204の指示に基づいて、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を更新して、管理する(ステップS207)。
かくのごときステップS201からステップS207までの処理は、定期的あるいは状況の変化(例えば、アップロードトラフィックの流量が大幅に増加した場合やサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量が変化する場合、など)が発生したタイミングに、繰り返し実行される。
(第2の実施の形態の効果の説明)
次に、図3、図4に示した本第2の実施の形態の効果について説明する。
本第2の実施の形態においては、第1の実施の形態の効果に加え、さらに、アップロードコンテンツのアップロード処理が完了していない段階であっても、ユーザからのアクセス要求に応じて、対象のコンテンツにアクセスすることができる。なぜなら、スケジューリング計算部204のアップロードコンテンツの流量制御結果として、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在管理を行うことによって、サービスシステムがアップロードコンテンツを受信していない段階であっても、当該アップロードの対象とするコンテンツにアクセスすることが可能になっているからである。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係るトラフィック管理装置の第3の実施の形態の構成例について、図5を用いて説明する。図5は、本発明に係るトラフィック管理装置のブロック構成の第3の実施の形態を示すブロック構成図である。
図5に示すトラフィック管理装置300は、到着率計算部301と、処理量計算部302と、待ち行列管理部303と、スケジューリング計算部304と、コンテンツ位置管理部305と、共有リソース情報管理部306とを少なくとも含んで構成される。これらの各部位は次のように動作する。
到着率計算部301は、図1の到着率計算部101、図2の到着率計算部201と同様であり、サービス毎のサービスシステムへのアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎に該アップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する。処理量計算部302は、図1の処理量計算部102、図2の処理量計算部202と同様であり、サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する。
待ち行列管理部303は、図1の待ち行列管理部103、図2の待ち行列管理部203と同様であり、変換された待ち行列におけるアップロードトラフィックの到着率とアップロードトラフィックの処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する。ただし、本第3の実施の形態においては、待ち行列管理部303は、対象とするサービスが他のサービスとリソースを共有している場合、共有リソースの待ち行列における処理量と、対象とする各サービスの待ち行列における処理量とをサービス毎に比較し、値が小さい処理量を該当するサービスの処理量として設定して、アップロードコンテンツの待ち時間を計算する。例えば、共有リソースの待ち行列における処理量がサービスの待ち行列における処理量よりも小さい場合、処理量計算部302において導出した当該サービスの待ち行列における処理量に代わって、共有リソースの待ち行列における処理量を当該サービスの待ち行列における処理量(アップロードトラフィックの処理量)として設定する。
スケジューリング計算部304は、図1のスケジューリング計算部104、図2のスケジューリング計算部204と同様であり、計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合、該当するサービス毎に、アップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、当該サービスに流入させるアップロードトラフィック量を制御するスケジューリングを決定する。コンテンツ位置管理部305は、図2のコンテンツ位置管理部205と同様であり、アップロードの流量制御の指示により、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を管理する。
共有リソース情報管理部306は、図2のトラフィック管理装置200に対して新たに追加した部位であり、複数のサービスシステムが共有するリソースを監視し、共有リソースの待ち行列における処理量を求める。
次に、図5に示すトラフィック管理装置300と図6に示すフローチャートとを参照して、本第3の実施の形態の全体の動作について説明する。図6は、図5に示すトラフィック管理装置300の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図6のフローチャートにおいて、まず、到着率計算部301は、図2に示した到着率計算部101、図4に示した到着率計算部201の場合と同様、アップロードコンテンツのトラフィック情報を収集し、サービス毎にその流量を計算し、トラフィックの種類や内容によらない到着率(待ち行列における到着率)に変換する(ステップS301)。また、処理量計算部302は、図2に示した処理量計算部102、図4に示した処理量計算部202の場合と同様、サービス毎にサービスを提供するサービスシステムが受け入れ可能なトラフィック量に関する情報を収集し、サービスの種類によらない処理量(待ち行列における処理量)に変換する(ステップS302)。
さらに、本第3の実施の形態においては、共有リソース情報管理部306は、複数のサービスが共有して利用するリソースを監視し、その処理量を計算する(ステップS303)。
しかる後、待ち行列管理部303は、図2に示した到着率計算部101、図4に示した到着率計算部201の場合とは異なり、各サービスに関して、共有リソースを利用するサービスであった場合には、まず、ステップS302において求めた対象のサービスの処理量とステップS303において求めた共有リソースの処理量との大小を比較する(ステップS304)。
サービスの処理量が共有リソースの処理量よりも大きくなかった場合には(ステップS304のNO)、待ち行列管理部303は、処理対象のサービスの処理量としてステップS302において求めた対象のサービスの処理量をそのまま用いるが、逆に、サービスの処理量が共有リソースの処理量よりも大きい処理量であった場合には(ステップS304のYES)、待ち行列管理部303は、処理対象のサービスの処理量をステップS303において求めた共有リソースの処理量に設定する(ステップS305)。つまり、ステップS302においてサービス毎に導出した処理量またはS303において導出した共通リソースの処理量のうち少ない方の処理量を、以降の処理の対象とする該当のサービス毎の処理量として設定する。
しかる後、待ち行列管理部203は、図2に示した待ち行列管理部103、図4に示した待ち行列管理部203の場合と同様、サービス毎に、ステップS301においてサービス毎に導出した到着率(待ち行列における到着率)とステップS302ないしS305にてサービス毎に導出した処理対象の処理量(待ち行列における処理量)とから、待ち行列理論を用いて、待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算する(ステップS306)。
待ち行列管理部303において待ち時間(アップロードコンテンツの待ち時間)を計算すると、スケジューリング計算部304は、図2に示したスケジューリング計算部104、図4に示したスケジューリング計算部204の場合と同様、サービス毎に、ステップS306において計算された待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定されている閾値とを比較する(ステップS307)。アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えている場合には(ステップS307のYES)、設定された該閾値を超えないように、アップロードトラフィックの流量を制御するようなスケジューリング処理を行う(ステップS308)。
一方、アップロードコンテンツの待ち時間があらかじめ設定された閾値を超えていない場合には(ステップS307のNO)、該当するサービスはアップロードトラフィックを受け入れ可能な状態であると判断して、アップロードトラフィックの流量制御を行わない(ステップS309)。
しかる後、さらに、コンテンツ位置管理部305において、図4に示したコンテンツ位置管理部205の場合と同様、スケジューリング計算部304の指示に基づいて、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を更新して、管理する(ステップS310)。
かくのごときステップS301からステップS310までの処理は、定期的あるいは状況の変化(例えば、アップロードトラフィックの流量が大幅に増加した場合やサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量が変化する場合、など)が発生したタイミングに、繰り返し実行される。
(第3の実施の形態の効果の説明)
次に、図5、図6に示した本第3の実施の形態の効果について説明する。
本第3の実施の形態においては、第1の実施の形態、第2の実施の形態の効果に加え、さらに、データセンタのネットワークのように、複数のサービスが共有するリソースを含むサービスシステムにおいても、アップロードトラフィックを適切に処理することができる。なぜなら、共有リソースの待ち行列における処理量と、対象とするサービスシステムの待ち行列における処理量とを比較し、値が小さい方の処理量に基づいて、アップロードコンテンツのトラフィック量を制御するようにしているからである。
(トラフィック管理システムの実施例)
次に、コンテンツをネットワークを介してアップロードする1ないし複数のアップロード端末とアップロードコンテンツをネットワークを介して受け付けるサービスシステムを有する1ないし複数のコンテンツ受付サーバと、ネットワークのノードを構成する1ないし複数のノード端末と、アップロード端末からコンテンツ受付サーバのサービスシステムへアップロードされるコンテンツのトラフィックを管理するトラフィック管理装置とを含んで構成されるトラフィック管理システムにおいて、トラフィック管理装置により、アップロードコンテンツのトラフィックを管理制御する最良の形態の動作について、具体的な実施例を用いて説明する。ここで、本発明に係るトラフィック管理装置としては、第2の実施の形態として図3に示したトラフィック管理装置200と第3の実施の形態として図5に示したトラフィック管理装置300とのそれぞれを適用する場合について、それぞれ、実施例1、実施例2として説明する。
まず、本発明に係るトラフィック管理システムを実施するための最良の形態の具体的な実施例として、図7を用いて具体的な動作を説明する。図7は、本発明に係るトラフィック管理システムにおけるネットワーク構成の一例を実施例1として示したネットワーク構成図であり、該トラフィック管理システムを構成するトラフィック管理装置として、第2の実施の形態として図3に示したトラフィック管理装置200を適用している場合を例に採って示している。なお、図7には、図3に示したトラフィック管理装置200をトラフィック管理装置T101として示している。
図7に示トラフィック管理システムは、図3に示したトラフィック管理装置200からなるトラフィック管理装置T101と、コンテンツのアップロードを行う3台のアップロード端末C101、C102、C103と、アップロードされるコンテンツを受け付けるサービスシステムを有する2台のコンテンツ受付サーバS101、S102と、ネットワークのノードを構成する4台のノード端末N101、N102、N103、N104と、から構成されている。なお、図7に示す端末やサーバの台数は一例を示すものであり、かかる台数に限るものではなく、任意の台数からなっていても構わない。
ここで、図7のトラフィック管理システムを構成する4台のノード端末N101、N102、N103、N104は、トラフィック管理装置T101からの制御情報に基づいて、アップロード端末C101、C102、C103からコンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムにアップロードしようとするコンテンツを、該当するサービスシステムのアップロードコンテンツの待ち時間が事前に設定された閾値以下に低下するまで一時的に保存し、コンテンツ受付サーバS101、S102へのアップロードトラフィックの制御を行うことを可能としている。
図7のトラフィック管理システムにおいて、アップロード端末C101、C102、C103それぞれは、サービス毎に、コンテンツ受付サーバS101やコンテンツ受付サーバS102のサービスシステムに対して、コンテンツのアップロードを行う。この際、アップロード端末C101、C102、C103は、コンテンツ受付サーバS101やコンテンツ受付サーバS102のサービスシステムそれぞれに対して直接アップロードを行うのではなく、ノード端末N101、N102、N103、N104のいずれかに対してアップロード処理を行う。
ここで、アップロード先となるノード端末すなわちアップロード先ノード端末の選択は、ノード端末N101、N102、N103、N104の負荷状況やアップロード端末C101、C102、C103との近傍性などの要素を考慮して行われ、アップロード端末C101、C102、C103に対するアップロード先ノード端末の通知は、DNS(Domain Name Server)処理やリダイレクト処理などの手段を通じて行われる。
コンテンツ受付サーバS101やコンテンツ受付サーバS102は、それぞれ、自らのサービスシステムが受け入れ可能なコンテンツのトラフィック量を計測し、その情報をトラフィック管理装置T101に対して定期的あるいは受け入れ可能なトラフィック量に変化があった場合に通知している。コンテンツ受付サーバS101、S102が受け入れ可能なコンテンツのトラフィック量は、例えば、サービスシステムのサーバやネットワークにおいて障害が発生した場合には減少し、サービスシステムの障害回復やサービスシステムの増強を行った場合には増加する。
アップロード端末C101、C102、C103からアップロードされたアップロードコンテンツを一時的に保存しているノード端末N101、N102、N103、N104は、アップロードコンテンツを保存している旨を示す情報をトラフィック管理装置T101に対して通知する。トラフィック管理装置T101に対して通知する情報としては、保存しているアップロードコンテンツに関する情報、該当するノード端末とコンテンツ受付サーバS101、S102との接続状況に関する情報などが含まれる。また、アップロードコンテンツに関する情報としては、アップロード先となるコンテンツ受付サーバS101、S102の情報、当該アップロードコンテンツを受け付けた時間情報、当該アップロードコンテンツのサイズなどの情報が含まれる。該当するノード端末とコンテンツ受付サーバS101、S102との接続状況に関する情報としては、リーチャビリティ(Reachability)の有無、遅延、利用可能帯域などの情報が含まれる。
ノード端末N101、N102、N103、N104は、コンテンツ受付サーバS101、S102との接続状況について定期的に確認を行い、情報の更新を行う。トラフィック管理装置T101は、ノード端末N101、N102、N103、N104から収集したアップロードコンテンツに関する情報をコンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステム毎に分類し、各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムへのアップロードトラフィック量を計算する。
さらに、トラフィック管理装置T101は、各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムから収集した受け入れ可能なトラフィック量と各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムへのアップロードトラフィック量とから、各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムの待ち行列における待ち時間を計算する。トラフィック管理装置T101は、各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムの待ち時間に関する閾値をあらかじめ有している。該閾値は、例えば、コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムを提供するサービス事業者とトラフィック管理装置T101を運用する事業者との契約によりあらかじめ決定される数値であり、トラフィック管理装置T101に事前に設定している。
トラフィック管理装置T101は、計算された待ち行列における待ち時間と事前に設定されている閾値との大小を比較し、待ち時間が該閾値を超えていた場合、該閾値に収まるようにアップロードコンテンツのトラフィック量を制御する。アップロードコンテンツのトラフィック量の具体的な制御方法としては、例えば、アップロードコンテンツを受け付けた日時情報がより新しいコンテンツのアップロードを行わないように、すべてのノード端末N101、N102、N103、N104からのアップロードトラフィック量を抑制するといった方法がある。さらに、トラフィック管理装置T101は、図5に示すスケジューリング計算部304において、アップロードトラフィック量の制御を行った場合、以降におけるアップロードコンテンツの待ち時間をあらかじめ定めた時間間隔で逐次図5に示す待ち行列管理部303にて再計算し、待ち時間が前記閾値以下になった場合には、各ノード端末に対してアップロードトラフィック量の制御方法を指示し、一時的に保存している該当サービスのアップロードコンテンツのアップロード動作を再開させる。
トラフィック管理装置T101からのアップロード動作再開の制御指示を受信した各ノード端末N101、N102、N103、N104は、受信した制御指示の内容に基づいて、アップロードコンテンツをコンテンツ受付サーバS101、S102へアップロードする処理を再開する。なお、アップロードコンテンツは、ノード端末N101、N102、N103、N104上に一時的に保存されているが、トラフィック管理装置T101は、いずれのノード端末に該当するアップロードコンテンツが保存されているかを示すアップロードコンテンツの所在情報を管理しており、ユーザからノード端末N101、N102、N103、N104上に一時的に保存されているコンテンツへのアクセス要求があった場合に、該当するコンテンツを一時的に保存しているノード端末に該アクセス要求を誘導する。
例えば、コンテンツ受付サーバS101に対してアップロードしようとしているコンテンツへのアクセスをユーザが要求した場合、トラフィック管理装置T101は、該当するコンテンツを一時的に保存しているノード端末がノード端末N103であった場合には、ユーザからのアクセスの要求をノード端末N103へ誘導する。このために、トラフィック管理装置T101は、指定されたコンテンツを保存するノード端末へアクセスするDNS機能の提供、あるいは、該当するノード端末へリダイレクト処理を行うコンテンツ受付サーバに対して、リクエストされたコンテンツを保存するノード端末情報を提供する機能を提供する。
なお、以上の実施例1の説明においては、各ノード端末N101、N102、N103、N104は直接コンテンツ受付サーバS101、S102にコンテンツをアップロードする処理を実行する場合について記述したが、ノード端末N101、N102、N103、N104は他のノード端末にコンテンツをアップロードすることも可能である。
例えば、ノード端末N102が、コンテンツ受付サーバS102へのコンテンツアップロードの中断を指示されたとする。このとき、ノード端末N102は、コンテンツ受付サーバS102ではなく、例えばノード端末N104にコンテンツをアップロードすることも可能である。つまり、例えば、ノード端末N102とコンテンツ受付サーバS102とを結ぶネットワークの遅延が大きい場合、アップロード処理に長い時間を要することになる。したがって、かかる場合には、ノード端末N102は、コンテンツ受付サーバS102との遅延が小さい例えばノード端末N104へのコンテンツのアップロードを行い、ノード端末N104が、ノード端末N102に代わって、ノード端末N102からの同じコンテンツをコンテンツ受付サーバS102にアップロードする。この結果、コンテンツのアップロード処理完了までの時間短縮を図ることができる。
ここで、ノード端末N102からノード端末N104へのアップロードコンテンツの移動指示は、各ノード端末N101、N102、N103、N104の情報を収集するトラフィック管理装置T101が行う。
トラフィック管理装置T101が発行するノード端末間でのアップロードコンテンツの移動指示は、コンテンツのアップロード処理に要する時間の短縮だけではなく、アップロードされたコンテンツの冗長度を確保する目的で行うことも可能である。例えば、アップロードされたコンテンツがノード端末N101に一時的に保存されている場合において、ノード端末N101にディスク故障などの障害が発生した場合、アップロードされたコンテンツへのアクセスが失われる可能性がある。
そこで、トラフィック管理装置T101は、他のノード端末例えばノード端末N103とノード端末N104との双方へのアップロードコンテンツのコピーを指示することによって、該アップロードコンテンツを複数のノード端末N101、N103、N104が保有するように指示することができる。これにより、或るノード端末例えばノード端末N101の障害が発生したような場合であっても、アップロードコンテンツへのアクセスが失われる可能性を小さくすることが可能となる。
また、複数のノード端末に同一のコンテンツが存在する場合には、トラフィック管理装置T101は、当該コンテンツのアップロード対象のコンテンツ受付サーバ例えばコンテンツ受付サーバS101のサービスシステムの待ち時間の計算や当該コンテンツを保有しているノード端末へのアップロードの指示は、当該コンテンツを保有している複数のノード端末のいずれかのノード端末に対してのみ実行すれば十分である。なお、複数のノード端末に同一のコンテンツが保存されている場合であっても、トラフィック管理装置T101は、当該コンテンツの所在情報を管理し、ユーザのアクセス要求を誘導する場合、ユーザとノード端末との近傍性やノード端末の負荷状況などを考慮して、誘導先となるノード端末に関する情報を提供する。
また、前述した実施例1の説明においては、トラフィック管理装置T101は、各コンテンツ受付サーバS101、S102のサービスシステムの待ち時間を計算し、あらかじめ設定された閾値を超えた場合には、アップロードコンテンツの待ち時間が該閾値に収まるように各ノード端末N101、N102、N103、N104へアップロードトラフィック量制御の指示を行う場合について説明している。
しかし、本発明はかくのごとき場合に限るものではなく、例えば、特定のコンテンツ受付サーバ例えばコンテンツ受付サーバS101のサービスシステムにおいて、該閾値を超える状態が長期に亘って発生する場合、ノード端末N101、N102、N103、N104上に対象のコンテンツ受付サーバ例えばコンテンツ受付サーバS101のサービスシステムにアップロードする予定のコンテンツが蓄積されていくことになる。したがって、該閾値を超える状態があらかじめ定めた制限時間以上の長期に亘って継続する場合、トラフィック管理装置T101は、該閾値を超えた回数をあらかじめ定めた時間間隔でサービス毎に計測し、計測した回数の情報を含み、かつ、受け入れ可能なトラフィック量を増強すべきことを促す案内メッセージを対象のコンテンツ受付サーバ例えばコンテンツ受付サーバS101のサービスシステムに対して定期的に通知することも可能である。
また、トラフィック管理装置T101は、ノード端末N101、N102、N103、N104上に保存されているアップロードコンテンツの量に応じて、各コンテンツ受付サーバS101、S102への課金計算を行うことも可能である。
次に、本発明に係るトラフィック管理システムを実施するための最良の形態の具体的な実施例として、図8を用いて具体的な動作を説明する。図8は、本発明に係るトラフィック管理システムにおけるネットワーク構成の他の例を実施例2として示したネットワーク構成図であり、該トラフィック管理システムを構成するトラフィック管理装置として、第3の実施の形態として図5に示したトラフィック管理装置300を適用している場合を例に採って示している。なお、図8には、図5に示したトラフィック管理装置300をトラフィック管理装置T201として示している。
図8に示すトラフィック管理システムは、図5に示したトラフィック管理装置300からなるトラフィック管理装置T201と、コンテンツのアップロードを行う3台のアップロード端末C201、C202、C203と、アップロードされるコンテンツを受け付けるサービスシステムを有する3台のコンテンツ受付サーバS201、S202、S203と、ネットワークのノードを構成する4台のノード端末N201、N202、N203、N204とから構成されている。なお、図8に示す端末やサーバの台数は一例を示すものであり、かかる台数に限るものではなく、任意の台数からなっていても構わない。
ここで、図8の3台のコンテンツ受付サーバS201、S202、S203は、図7の場合とは異なり、データセンタD201として動作しており、また、データセンタD201のネットワークNW201は、コンテンツ受付サーバS201、S202、S203それぞれを含む複数のサービスシステムで共有して利用されている。また、図8のネットワークを構成する4台のノード端末N201、N202、N203、N204は、トラフィック管理装置T201からの制御情報に基づいて、アップロード端末C201、C202、C203からコンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービス対応のサービスシステムにアップロードされるアップロードコンテンツを、該当するサービスシステムのアップロードコンテンツの待ち時間が事前に設定された閾値以下に低下するまで一時的に保存し、コンテンツ受付サーバS201、S202、S203へのアップロードトラフィックの制御を行うことを可能としている。
本実施例2の図8のトラフィック管理システムにおける動作の多くは、実施例1の図7のトラフィック管理システムにおける動作と同じであるので、以下には、実施例1の図7のトラフィック管理システムにおける動作と異なる動作について説明を行う。図8のトラフィック管理システムにおけるトラフィック管理装置T201は、図7の場合とは異なり、コンテンツ受付サーバS201、S202、S203の情報に加え、共有リソースであるネットワークNW201に関する情報をさらに収集する。
ネットワークNW201は、データセンタD201の複数のサービスシステムが共用して利用しているため、ネットワークNW201の状況如何によって、データセンタD201のコンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステムが受け入れ可能なトラフィック量に影響を与えるネットワーク品質が大きく変化する。そこで、トラフィック管理装置T201は、ネットワークNW201に関する情報として、物理帯域や利用可能帯域などに関する情報を収集し、ネットワークNW201を通過可能なトラフィック量を計算する。
トラフィック管理装置T201は、コンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)の合計値とネットワークNW201の通過可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)とを比較し、ネットワークNW201の通過可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)が、各コンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)を下回る場合には、各コンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)を、ネットワークNW201の通過可能なトラフィック量(待ち行列における処理量)に修正する。
各コンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステムの受け入れ可能なトラフィック量の修正方法としては、ネットワークNW201の通過可能なトラフィック量をコンテンツ受付サーバの台数(図8の場合、コンテンツ受付サーバS201、S202、S203の3台)またはコンテンツ受付サーバ上のサービスシステムの個数で公平に配分して割り当てる方法や、現在、ノード端末N201、N202、N203、N204上に蓄積されている各コンテンツ受付サーバS201、S202、S203のサービスシステム毎のコンテンツ量に比例する形で割り当てる方法などが考えられる。
実施例1、2として以上に説明したように、本発明に係るトラフィック管理システムにおいては、ユーザがネットワークを通じてコンテンツをアップロードするサービスにおいて、トラフィック管理装置がコンテンツの受け入れ先のサービスの受け入れ可能なトラフィック量に応じてアップロードされるトラフィック量を制御することによって、低コストで大量のアップロードトラフィックを受け入れ先のサービスが受け入れることを可能としている。
以上、本発明の好適な実施の形態の構成を説明した。しかし、かかる実施の形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
さらに、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
この出願は、2011年12月2日に出願された日本出願特願2011−264711を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100 トラフィック管理装置
101 到着率計算部
102 処理量計算部
103 待ち行列管理部
104 スケジューリング計算部
200 トラフィック管理装置
201 到着率計算部
202 処理量計算部
203 待ち行列管理部
204 スケジューリング計算部
205 コンテンツ位置管理部
300 トラフィック管理装置
301 到着率計算部
302 処理量計算部
303 待ち行列管理部
304 スケジューリング計算部
305 コンテンツ位置管理部
306 共有リソース情報管理部
C101 アップロード端末
C102 アップロード端末
C103 アップロード端末
N101 ノード端末
N102 ノード端末
N103 ノード端末
N104 ノード端末
S101 コンテンツ受付サーバ
S102 コンテンツ受付サーバ
T101 トラフィック管理装置
C201 アップロード端末
C202 アップロード端末
C203 アップロード端末
D201 データセンタ
N201 ノード端末
N202 ノード端末
N203 ノード端末
N204 ノード端末
NW201 ネットワーク
S201 コンテンツ受付サーバ
S202 コンテンツ受付サーバ
S203 コンテンツ受付サーバ
T201 トラフィック管理装置

Claims (10)

  1. サービス毎にアップロードコンテンツのトラフィックを管理するトラフィック管理装置であって、サービス毎のアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎にアップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する到着率計算手段と、
    サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する処理量計算手段と、
    変換された待ち行列における各サービスのアップロードトラフィックの前記到着率とアップロードトラフィックの前記処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する待ち行列管理手段と、
    計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御するスケジューリング計算手段と、
    を少なくとも含んで構成されることを特徴とするトラフィック管理装置。
  2. 前記スケジューリング計算手段において、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御した以降、当該サービスへアップロードしようとするアップロードコンテンツの前記待ち時間をあらかじめ定めた時間間隔で逐次前記待ち行列管理手段に再計算させて、再計算された前記待ち時間が前記閾値以下に低下したことを検知した場合、ネットワークのノードに一時的に保存されている当該サービスのアップロードコンテンツのアップロード動作を再開させることを特徴とする請求項1に記載のトラフィック管理装置。
  3. 前記到着率計算手段において、前記アップロードコンテンツの送信先、データサイズ、送信先への通信帯域を少なくとも含む情報を送信先となるサービス毎に集約して、前記アップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における前記到着率に変換することを特徴とする請求項1または2に記載のトラフィック管理装置。
  4. 前記処理量計算手段において、前記アップロードコンテンツを受け付ける前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量の変化が生じた際に、前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、変化した前記サービスの処理可能なアップロードトラフィック量に応じて、待ち行列における前記処理量を計算し直すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトラフィック管理装置。
  5. 前記スケジュール計算手段において、前記待ち行列管理手段により計算された前記待ち時間があらかじめ設定された前記閾値を超えた回数をあらかじめ定めた時間間隔でサービス毎に計測し、計測した回数の情報を含む案内メッセージを該当するサービスを提供するサービスシステムに対して定期的に通知することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のトラフィック管理装置。
  6. 前記スケジューリング計算手段の指示により、ネットワーク中のノードに一時的に保存されているアップロードコンテンツの所在情報を管理するコンテンツ位置管理手段をさらに含んで構成され、ユーザからアップロードコンテンツへのアクセス要求があった際に、該当するアップロードコンテンツが保存されているネットワーク中のノードに前記アクセス要求を誘導することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のトラフィック管理装置。
  7. 各サービスそれぞれを提供する複数のサービスシステムが共有する共有リソースが存在している場合、該共有リソースの状況を監視し、該共有リソースの待ち行列における処理量を計算する共有リソース情報管理手段をさらに含んで構成され、前記待ち行列管理手段において、前記処理量計算手段において計算した前記共有リソースを共有する各サービスの前記処理量と前記共有リソース情報管理手段において計算した前記共有リソースの待ち行列における前記処理量とを比較し、値が小さな方の処理量を、該当するサービスの待ち行列における処理量として設定して、前記待ち時間管理手段において当該サービスのアップロードコンテンツの待ち行列における待ち時間の計算に用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のトラフィック管理装置。
  8. ネットワークを介してコンテンツをアップロードする1ないし複数のアップロード端末と、前記ネットワークを介してアップロードコンテンツを受け付けるサービスシステムを有する1ないし複数のコンテンツ受付サーバと、前記ネットワークのノードを構成する1ないし複数のノード端末と、前記アップロード端末から前記コンテンツ受付サーバのサービスシステムにアップロードされるアップロードコンテンツのトラフィックを管理制御するトラフィック管理装置とを含んで構成されるトラフィック管理システムにおいて、前記トラフィック管理装置が、請求項1ないし7のいずれかに記載のトラフィック管理装置からなっていることを特徴とするトラフィック管理システム。
  9. サービス毎にアップロードコンテンツのトラフィックを管理するトラフィック管理方法であって、サービス毎のアップロードコンテンツのトラフィックに関する情報を収集し、アップロードされるサービス毎にアップロードコンテンツのトラフィック量を計算し、待ち行列における到着率に変換する到着率計算ステップと、
    サービス毎のアップロードコンテンツを受け付ける各サービスが処理可能なアップロードトラフィック量に関する情報を収集し、サービス毎に待ち行列における処理量に変換する処理量計算ステップと、
    変換された待ち行列における各サービスのアップロードトラフィックの前記到着率とアップロードトラフィックの前記処理量とに基づいて、アップロードされるサービス毎のアップロードコンテンツの待ち時間を計算する待ち行列管理ステップと、
    計算されたサービス毎の待ち時間とサービス毎にあらかじめ設定された閾値とを比較し、前記待ち時間が前記閾値を超えた場合に、該当するサービス毎にアップロードコンテンツの待ち時間が前記閾値以下になるように、該当するサービスに流入させるアップロードコンテンツのトラフィック量を制御するスケジューリング計算ステップと、
    を少なくとも有していることを特徴とするトラフィック管理方法。
  10. 請求項8に記載のトラフィック管理方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とするトラフィック管理プログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2013546958A 2011-12-02 2012-10-09 トラフィック管理装置、システム、方法およびトラフィック管理プログラム Active JP6060907B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264711 2011-12-02
JP2011264711 2011-12-02
PCT/JP2012/006467 WO2013080419A1 (ja) 2011-12-02 2012-10-09 トラフィック管理装置、システム、方法およびプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013080419A1 true JPWO2013080419A1 (ja) 2015-04-27
JP6060907B2 JP6060907B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=48534926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013546958A Active JP6060907B2 (ja) 2011-12-02 2012-10-09 トラフィック管理装置、システム、方法およびトラフィック管理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140297857A1 (ja)
JP (1) JP6060907B2 (ja)
WO (1) WO2013080419A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160070636A (ko) * 2014-12-10 2016-06-20 경희대학교 산학협력단 분산 클라우드 환경에서의 마이그레이션 제어 장치 및 이를 이용한 마이그레이션 제어 방법
CN109688421B (zh) * 2018-12-28 2020-07-10 广州华多网络科技有限公司 请求消息处理方法、装置及系统、服务器、存储介质
CN112015565B (zh) * 2019-05-29 2023-09-05 北京京东振世信息技术有限公司 确定任务下传队列的方法和装置
CN112004058B (zh) * 2020-08-25 2022-03-11 重庆紫光华山智安科技有限公司 用于多级域监控系统的资源智能分配方法、装置及设备
CN113630327B (zh) * 2021-10-12 2022-02-18 北京每日优鲜电子商务有限公司 流量控制方法、装置、电子设备和计算机可读介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158878A (ja) * 1991-12-10 1993-06-25 Hitachi Ltd 情報ネットワーク監視システム
JP2008305095A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Canon Inc 制御装置および制御方法
JP2010219655A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nec Corp 代理中継サーバ、帯域管理サーバ、ルータ装置、ファイル転送システム、方法およびプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6223205B1 (en) * 1997-10-20 2001-04-24 Mor Harchol-Balter Method and apparatus for assigning tasks in a distributed server system
US7194385B2 (en) * 2002-11-12 2007-03-20 Arm Limited Performance level setting of a data processing system
US7376083B2 (en) * 2003-12-09 2008-05-20 International Business Machines Corporation Apparatus and method for modeling queueing systems with highly variable traffic arrival rates
US8359349B2 (en) * 2004-03-18 2013-01-22 Nokia Corporation System and associated terminal, method and computer program product for uploading content
US20060187833A1 (en) * 2005-02-23 2006-08-24 Memory Matrix, Inc. Systems and methods for upload bandwidth management
WO2010042580A1 (en) * 2008-10-08 2010-04-15 Citrix Systems, Inc. Systems and methods for allocating bandwidth by an intermediary for flow control
US8321515B1 (en) * 2009-04-22 2012-11-27 Sprint Communications Company L.P. Defined delays to support consistent tiered messaging performance
US8266281B1 (en) * 2010-04-22 2012-09-11 Imdb.Com, Inc. Collecting client-side performance metrics and latencies
US8964549B2 (en) * 2010-06-22 2015-02-24 Sierra Wireless, Inc. Method and apparatus for managing wireless communication based on network traffic level

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158878A (ja) * 1991-12-10 1993-06-25 Hitachi Ltd 情報ネットワーク監視システム
JP2008305095A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Canon Inc 制御装置および制御方法
JP2010219655A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nec Corp 代理中継サーバ、帯域管理サーバ、ルータ装置、ファイル転送システム、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6060907B2 (ja) 2017-01-18
US20140297857A1 (en) 2014-10-02
WO2013080419A1 (ja) 2013-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10129043B2 (en) Apparatus and method for network flow scheduling
US10484464B2 (en) Connection control device, connection control system, and non-transitory computer readable medium
JP6060907B2 (ja) トラフィック管理装置、システム、方法およびトラフィック管理プログラム
US8693489B2 (en) Hierarchical profiled scheduling and shaping
CN110493145A (zh) 一种缓存方法及装置
CN107592344B (zh) 数据传输方法、装置、存储介质和计算机设备
JP2012199729A (ja) データ同期サーバ、システム、及びデータ転送帯域制御方法
US20140281034A1 (en) System and Method for Compressing Data Associated with a Buffer
JP6468193B2 (ja) 通信装置及び通信装置におけるネットワーク利用可能帯域推定方法、並びにネットワーク利用可能帯域推定プログラム
EP3063969B1 (en) System and method for traffic engineering using link buffer status
US20200092190A1 (en) Transmission device, available bandwidth estimation device, available bandwidth estimation system, method, and recording medium
CN109792411B (zh) 用于管理端到端连接的设备和方法
JP5351839B2 (ja) オーダ処理方法、プログラムおよびネットワークシステム
JP6620760B2 (ja) 管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム
WO2018018641A1 (zh) 数据业务的数据传输方法和装置
JP5474437B2 (ja) 配信制御装置
CN107544788B (zh) 一种带时间印记的数据流图拥塞检测方法
CN117336225A (zh) 一种时间敏感网络规划方法以及装置
KR20240056380A (ko) 서비스 순서 보존형 전역 완료시간 기반 네트워크 지연시간 보장 시스템 및 방법
JPWO2018164033A1 (ja) 制御装置、制御システム、制御装置の制御方法及びプログラム
US20110231850A1 (en) Block-based transmission scheduling methods and systems
JP2010199795A (ja) 呼制御装置およびその制御方法
JP2015065493A (ja) コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラム
JP2008131261A (ja) 通信システム
JP2012175208A (ja) コンテンツ配信制御装置およびコンテンツ配信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6060907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150