JP2009080294A - テープ貼付け装置及び平面表示装置の製造方法 - Google Patents

テープ貼付け装置及び平面表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平面表示装置等を製造するにあたり、連続帯状の支持シートから粘着テープ片を剥離して吸着し、別途に吸着保持されたワーク上に貼り付けるという工程操作を効率的に行えるとともに、この工程操作のための装置負担及び工程負担を小さくすることのできるものを提供する。
【解決手段】粘着テープ片21を吸着し、ワーク3の所定箇所へと貼付け動作を行う吸着ヘッド4と、粘着テープ片21の剥離のためのエアブローノズル65と、ワーク吸着テーブル5と、吸着ヘッド4の吸着作用のための減圧配管、及びワーク吸着テーブル5での吸着作用のための減圧配管が吸引口に接続され、エアブローノズル65への排気管が排気口に接続された真空用エジェクタ1とを備える。吸着及びエアブローは該真空用エジェクタ1への高圧ガス導入を制御する1つの電磁弁11のみにより行われる。
【選択図】図3

Description

本発明は、異方性導電フィルム(ACF)、遮光フィルム、両面粘着テープその他の粘着テープを、液晶表示装置その他の表示パネルまたはこのための駆動回路基板の所定箇所に貼り付ける(仮搭載;pre-mount)ためのテープ貼付け装置、及びこれを用いた平面表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置等の平面表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった特徴を生かして、各種コンピューターや携帯用端末機器等のための画像表示装置として広く用いられている。特には、小型の携帯用テレビから大型の壁掛け用テレビ、小型ノートパソコン及びその他各種携帯情報端末、及び、車載用のカーナビゲーションシステム等のための画像表示装置等にも広く用いられるようになってきた。
以下に、光透過型のアクティブマトリクス型液晶表示装置を例にとり、その構成について簡単に説明する。
一般に、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、マトリクスアレイ基板(以下アレイ基板と呼ぶ)と対向基板とが所定の間隔をなすよう近接配置され、この間隔中に、両基板の表層に設けられた配向膜を介して液晶層が保持されて成っている。
アレイ基板においては、ガラス等の透明絶縁基板上に、例えば上層の金属配線パターンからなる信号線と下層の金属配線パターンからなる走査線とが絶縁膜を介して格子状に配置され、格子の各マス目に相当する領域にITO(Indium-Tin-Oxide)等の透明導電材料からなる画素電極が配される。そして、格子の各交点部分には、各画素電極を制御するスイッチング素子が配されている。スイッチング素子が薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)である場合には、TFTのゲート電極は走査線に、ドレイン電極は信号線にそれぞれ電気的に接続され、さらにソース電極は画素電極に電気的に接続されている。対向基板は、ガラス等の透明絶縁基板上にITO等から成る対向電極が配置され、またカラー表示を実現するのであればカラーフィルタ層が配置されて構成されている。
周縁部では、例えば、その一長辺側及び一短辺側において、アレイ基板が対向基板から突き出して、外部からの駆動信号の入力を行うための棚状領域をなしている。これら棚状領域には、信号線や走査線に駆動信号等を入力するための接続パッドが配列される。
周縁部に駆動ICチップを配置し上記接続パッドに入力を行う方式としては、駆動ICチップを搭載した、テープキャリアパッケージ(TCP)と呼ばれる矩形状のフレキシブル配線を棚状領域に実装するOLB(Outer Lead Bonding)方式、及び、駆動ICチップを棚状領域に直接実装するCOG(Chip On Glass)方式がある。このような実装にあたり、ACF(異方性導電膜)等の導電接続材を介して、TCP先端の端子面、または駆動ICチップの下面の端子形成面が、棚状領域に搭載されるとともに、この棚状領域上の接続パッド群と電気的に接続されるのが一般的である。すなわち、フェースダウン実装が行われる。このような実装は、一般に熱圧着ツールを用いて行われ、例えば駆動ICチップの下面に貼り付けたACFに対して170乃至200℃の加熱が10乃至20秒間行われるように、熱圧着操作を行う。
ACFは、通常、離型紙からなるベーステープに貼りあわされリールに巻き付けられた状態で供給され、所定寸法に切断された状態で、上記棚状領域の所定位置に貼り付けられる(例えば、特許文献1〜3)。
また、上記のようにして得られた液晶表示パネルに、補強や遮光のためにテープを貼り付けることも行われている(例えば特許文献4)。さらには、液晶表示パネルを、フレームまたはバックライトユニットに固定するために、両面粘着テープを用いることも行われている(例えば特許文献5)。
特開2003−057681 特開2003−012222 特開平10−135274 特開2002−169481 特開2006−106417
液晶表示装置その他に粘着テープを貼り付けるにあたり、以下のように行えば、効率的である。まず、短冊状の粘着テープ片を、連続帯状の柔軟な支持シートに貼り付け状態で、リール等に巻き付けて用意しておく。次いで、リールから繰り出した支持シートを、粘着テープ片が上方に来るようにして、テーブル上面に沿って摺動させた後、テーブルの縁部で折り曲げつつ下方へと導く。そして、テーブルのエッジ部から一つの粘着テープ片が略水平に突き出した状態で、上方の吸着ヘッドを下降させて粘着テープ片を捕捉するようにする。この吸着保持とほぼ同時に、下方からエアブローを行うことにより、支持シートからの粘着テープ片の剥離を促す。この後、吸着等により保持された液晶表示パネルその他のワークへと吸着ヘッドを移動させて、ワーク上の所定箇所に粘着テープ片を貼り付ける。
このような吸着及びブローを行うにあたり、真空エジェクタまたは真空ポンプといった真空発生装置が複数必要である他、真空発生装置ごとに複数の電磁弁とが必要となり、これら電磁弁を制御する制御機構も多少複雑となる。
そこで、本件発明者は、鋭意検討した結果、一つの真空発生装置及び一つの電磁弁のみを用いて、吸着ヘッドによる粘着テープ片の吸着と、粘着テープ片の剥離のためのエアブローと、ワークの吸着保持とを全て行うことができる機構を見出すにいたった。
以上のように、本発明は、連続帯状の支持シートから粘着テープ片を剥離して吸着し、別途に吸着保持されたワーク上に貼り付けるという工程操作を効率的に行えるとともに、この工程操作のための装置負担及び工程負担を小さくすることのできる装置構成及び製造方法を提供するものである。
本発明のテープ貼付け装置は、短冊状の粘着テープ片を連続帯状の支持シートから分離して、表示パネル、このための駆動回路基板、または、その他のワークに貼り付けるためのテープ貼付け装置であって、支持シートを摺動させる案内板と、支持シートが該案内板のエッジ部に沿って折れ曲がりつつ送られるようにするシート送り用駆動部と、部分的に支持シートに付着した粘着テープ片が前記エッジ部から前記案内板に沿った方向へと突き出した状態で、粘着テープ片を吸着し、ワークの所定箇所へと貼付け動作を行う吸着ヘッドと、該吸着ヘッドが粘着テープ片を捕捉する際に、粘着テープ片が支持シートから剥離するのを促すためにエアブローを行うエアブローノズルと、ワークを吸着保持するためのワーク吸着テーブルと、吸着ヘッドの吸着作用のための減圧配管、及びワーク吸着テーブルでの吸着作用のための減圧配管が吸引口に接続され、エアブローノズルへの排気管が排気口に接続された真空用エジェクタと、該真空用エジェクタへの高圧ガス導入を制御する電磁弁とを備えることを特徴とする。
また、本発明の平面表示装置の製造方法は、短冊状の粘着テープ片を連続帯状の支持シートから分離して、表示パネル、駆動回路基板、または、その他のワークに貼り付ける工程を含む平面表示装置の製造方法であって、支持シートを、案内板の表側の面に沿って摺動させ、該案内板のエッジ部に沿って折れ曲げて該案内板の裏面の側へと送り、前記案内板に沿った方向へと該エッジ部から粘着テープ片が突き出した状態で、吸着ヘッドを該粘着テープ片に接触又は接近させる工程と、この後、前記吸着ヘッドによる吸着作用、ワーク吸着テーブルによる吸着作用、粘着テープの剥離を促すエアブローとを同時に、1つの電磁弁の作動またはその解除に基づき共通の真空発生装置の吸引及び排気を用いて行う工程と、吸着ヘッドによって粘着テープ片をワークに貼り付けた後、前記1つの電磁弁の作動またはその解除により、前記吸着ヘッドによる吸着作用、ワーク吸着テーブルによる吸着作用、粘着テープの剥離を促すエアブローとを同時に解除または停止する工程とを含むことを特徴とする。
連続帯状の支持シートから粘着テープ片を剥離して吸着し、別途に吸着保持されたワーク上に貼り付けるという工程操作を効率的に行えるとともに、この工程操作のための装置負担及び工程負担を小さくすることができる。
本発明の一実施形態について図1乃至4を用いて説明する。
図1のブロック図、図2の模式的な斜視図及び図3の模式的な側面図には、実施形態になるテープ貼付け機の要部の構成を示す。また、図4のタイミングチャートには、図1〜3に示す貼付け機を駆動制御する各動作部への信号入力の一具体例を、信号波形の組み合わせにより示す。
図2〜3に示すように、テープ貼付け機10は、短冊状の粘着テープ片21を連続帯状の支持シート22から剥離して、平形のワーク3の上面の所定箇所31へと、自動的に、または半自動的に貼り付けて行く装置である。一具体例において、平形のワーク3は液晶表示パネルであり、粘着テープ片21は、駆動ICチップを棚状周縁部32に実装すべく、個々の駆動ICチップの搭載領域に貼り付けられるものである。なお、短冊状の粘着テープ片21は、その長さ方向が支持シート22の幅方向を向くようにして、所定間隔で支持シート22上に配列されている。
テープ貼付け機10は、粘着テープ片21を吸着して搬送し貼付け動作を行う吸着・貼付けヘッド4と、平形のワーク3を水平に載置して位置ズレ不能に保持するワーク吸着テーブル5とを含む。吸着・貼付けヘッド4には、上下動シリンダ41と、水平送りシリンダ42とが備えられる。吸着・貼付けヘッド4は、上下動シリンダ41により、元の高さ位置と、粘着テープ片21の受け取り及び貼付けを行うための引き下げられた高さ位置との間で、切替・移動が可能である。また、水平送りシリンダ42により、図2〜3の左右方向における、粘着テープ21の受け取りを行う位置と、貼付けを行う位置との間で、切替・移動が可能である。上下動シリンダ41及び水平送りシリンダ42は、好ましい形態において、エアシリンダーからなり、迅速に作動する。
一方、ワーク吸着テーブル5は、一具体例において、サーボモーター72等の機構により、必要に応じて、例えば図2〜3の奥行き方向へと液晶表示パネル(ワーク3)を所定間隔ずつ順次移動可能である。このようにして、液晶表示パネル(ワーク3)の棚状周縁部32に、複数の駆動ICチップに相当する複数のACF(粘着テープ片21)を順次貼り付ける工程をスムーズに行うことができる。また、例えば、吸着ヘッド4に粘着テープ片21が吸着保持される際に、所定位置から少しずれて吸着保持された場合、ワーク吸着テーブル5の位置の微調整により位置ズレを吸収するようにすることも可能である。
テープ貼付け機10は、吸着・貼付けヘッド4の他に、粘着テープ片21を支持シート22から剥離するための剥離機構を備える。剥離機構は、図示の例で、連続帯状の支持シート22が水平に送られるシート送りテーブル6と、シート送りテーブル6におけるワーク吸着テーブル5の側を向いた端部に設けられたナイフエッジ61と、連続帯状の支持シート22がこのナイフエッジ61に沿って下方へと折れ曲がるようにシート送り動作を行うシート送り機構と、ナイフエッジ61の下方に設けられて上方へとエアブローを行うエアブローノズル65とからなる。シート送り機構は、図3に示す例において、シート送りテーブル6の下方にある排出側駆動ロール76を回転駆動する第1のシート送りモータ73と、シート送りテーブル6の上方にあるシート供給リール75を回転駆動する第2のシート送りモータ74とを備える。第2のシート送りモータ74が、第1のシート送りモータ73に同期して駆動されることにより、支持シート22に不所望の荷重がかかることが防止される。
ナイフエッジ61の近傍には、図2〜3中に示されたように、シート送りテーブル6から見てナイフエッジ61の外側へと、粘着テープ片21が所定位置まで突き出したことを光学的に検出するための粘着テープ片検出センサ62が配置されている。すなわち、シート送り動作により粘着テープ片21がナイフエッジ61から所定距離だけ突き出した際に、光学センサ62による検出に基づき、エアブローノズル65によるエアブローと、引き下げられた吸着ヘッド4による吸着とを同時に行う。
なお、図3に示す例において、排出側駆動ロール76には、従動ローラー77と、この従動ローラー77を排出側駆動ロール76に押し付けて、確実な送り作用を行うようにする、押圧機構78とを備える。押圧機構78は、例えば、空気バネと、コイルバネとを直列に接続したものである。また、図3に示す例において、シート送りテーブル6におけるナイフエッジ61の逆側の端部に近接して、方向転換ローラー76が設けられ、供給リール75から繰り出された支持シート22がシート送りテーブル6に少し押し付けられて摺動するようにする、
図1〜3中に示すように、貼付け機10には、真空エジェクタ1が一つのみ設けられ、この真空エジェクタ1には、電磁弁11が一つだけ備えられる。この電磁弁11は、高圧空気導入配管13を通じたコンプレッサー15からの高圧空気流入をコントロールする真空発生用電磁弁である。また、真空エジェクタ1からの排気は、フィルター16及び排気配管14を通じてエアブローノズル65に接続されている。一方、真空エジェクタ1の吸込み口12には、第1の吸入配管12A及び第2の吸入配管12Bが接続している。第1の吸入配管12Aは、ワーク吸着テーブル5内の配管を通じて上面の吸着用吸込み口に接続されており、第2の吸入配管12Bは、吸着ヘッド4の吸着用吸込み口に接続されている。
このような配管構成により、ノーマルクローズ型の電磁弁11が作動すると、ワーク吸着テーブル5の吸着作用、吸着ヘッド4の吸着作用、及び、エアブローノズル65による剥離用エアブローが、同時に遂行されることとなる。
図示の貼付け機10には、マイコン、パソコン等からなる制御装置71が備えられており、ワーク吸着テーブル5の水平移動のためのサーボモーター72、粘着テープ片21を配列した支持シート22を送るためのシート送りモーター73,74の駆動を制御する。制御装置7の駆動制御により、ワーク吸着テーブル5を水平移動させて、ワーク3の貼付け位置が、所定の貼付け動作位置に来るようにするとともに、シート送りモーター73,74の駆動により連続帯状の支持シート22についての送り動作を行う。粘着テープ片21がナイフエッジ61から所定位置にまで突き出したことを、粘着テープ片検出センサ62により検出した後、以下の(1)〜(5)の動作を順に行う。(1)上下動シリンダ41の駆動による吸着ヘッド4の下降、(2)電磁弁11の駆動による吸着作用及びエアブローの開始、(3)上下動シリンダ41及び水平送りシリンダ42の駆動による吸着ヘッド4の上昇及び水平送り動作、(4)上下動シリンダ41の駆動による吸着ヘッド4の下降と粘着テープ片21の貼付け、(5)吸着作用及びエアブローの停止と、吸着ヘッド4の初期位置への復帰。
図4のタイミングチャートの例では、一つの粘着テープ片21を貼り付ける臭気を時間的にほぼ10等分した目盛を付しており、第1の期間内にのみシート送りモータ73,74が駆動されている。
シート送りモータ73,74の作動開始と同時に、粘着テープ片検出センサ62の作動が開始し、所定位置まで粘着テープ片21が突き出したことが粘着テープ片検出センサ62の検出によって知られた時点(第2の期間の始点)にて、シート送りモータ73,74の作動が停止し、同時に、上下動シリンダ41の動作が開始される。これにより、吸着ヘッド4が、元の高さ位置から下降して、突き出した粘着テープ片21にほぼ当接するところまで下降する。このように下降が終了した後、粘着テープ片検出センサ62の作動が停止される。
この後、電磁弁11が作動され、吸着ヘッド4及びワーク吸着テーブル5の吸着作用、及び、エアブローノズル65からの剥離用エアブローとが同時に開始される(第3の期間の中点)。この後、上下動シリンダ41が作動して、元の高さ位置にまで吸着ヘッド4が上昇する(第4の期間の中点)。そしてこの上昇が完了すると同時(第5の期間の開始点)に水平送りシリンダ42の作動が開始される。吸着ヘッド4の水平送り移動の完了(第6の期間の中点)と同時に、上下動シリンダ41の作動が再度開始される。このようにして吸着ヘッド4が下降し、吸着ヘッド4による貼付け動作が行われる(第7の期間の初期)。この少し後(第8期間の開始時)に、ノーマルクローズ型の電磁弁11がオフ状態に切り替えられて、吸着作用及びエアブロー作用が停止する。さらに少し後、上下動シリンダ41の作動により吸着ヘッド4が元の高さ位置にまで上昇し、上昇完了時(第9の期間の中点)に水平送り動作が開始し、吸着ヘッド4が初期位置に戻る(第10の期間の終点)。
このように、ワーク3及び粘着テープ片21を吸着する吸引作用、及び、剥離のためのエアブローが、一つの電磁弁11の制御のみにより行われるため、制御様式がシンプルになる。したがって、制御のためのソフトウェア構成を簡略化し、その作成コストを低減できるとともに、作動の信頼性を向上させることができる。
上記実施例において、支持シートが水平のシート送りテーブルの上面を摺動するとして説明したが、適宜に傾斜したテーブル面に沿って摺動するのでも良く、場合いよっては、垂直の壁面、または適宜に湾曲した案内板等に沿って摺動するのであっても良い。また、高圧空気を用いるとして説明したが、用途によっては高圧窒素、高圧水蒸気等の高圧ガスを用いることができる。
また、支持シートが間歇的に送られて、シート送り動作の停止中に粘着テープ片の剥離及び吸着ヘッドへの受け渡しとが行われるとして説明したが、支持シートを連続的に送りながら粘着テープ片の剥離及び受け渡しを行うのであっても良い。また、支持シート上に、予め短冊状の粘着テープ片が搭載されているものとして説明したが、連続の粘着テープが所定寸法だけ剥離された時点で粘着テープを切断して粘着テープ片を作製するのであっても良い。
以下に、図5を用いて比較例の貼付け機について説明する。比較例の貼付け機は、2つの真空エジェクタ1−1及び1−2が、ワーク吸着テーブル5及び吸着ヘッド4に、それぞれ備えられる。また、各真空エジェクタ1−1,1−2に、真空発生用電磁弁11−1,11−2と、真空破壊用電磁弁18−1,18−2とがそれぞれ備えられている。さらには、エアブローノズル65からの高圧空気の噴出をコントロールするための電磁弁19が別個に備えられる。
このように、比較例の構成であると、ワーク3の吸着、粘着テープ片21の吸着、及び、粘着テープ片21の支持シート22からの剥離のためのエアブローのためには、2つの真空用エジェクタ1と、5つの電磁弁が必要となる。したがって、装置コスト、及び所要の設置スペースが大きくなる他、制御機構が複雑となり、制御装置のソフトウェア構成及びそのためのコストが増大することとなる。
本発明の実施形態になる貼付け機における吸着及びエアブローのための構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態になる貼付け機の模式的な斜視図である。 本発明の実施形態になるの貼付け機の模式的な側面図である。 本発明の実施形態になる貼付け機における粘着テープ片の剥離、吸着及びエアブローのための工程制御の一具体例を示すタイミングチャートである。 比較例の貼付け機における吸着及びエアブローのための構成を示す、図1に対応するブロック図である。
符号の説明
1 真空エジェクタ 11 電磁弁 12 吸込み口
12A,12B 吸着用配管 13 高圧空気導入配管 14 排気管
15 コンプレッサー 16 フィルタ 21 粘着テープ片
22 支持シート 3 ワーク 31 貼付け位置
32 棚状周縁部 4 吸着ヘッド 5 ワーク吸着テーブル
6 シート送りテーブル 61 ナイフエッジ 62 粘着片検出センサ
65 エアブローノズル 71 制御装置 72 サーボモーター
73,74 シート送りモーター

Claims (5)

  1. 短冊状の粘着テープ片を連続帯状の支持シートから分離して、表示パネル、このための駆動回路基板、または、その他のワークに貼り付けるためのテープ貼付け装置であって、
    支持シートを摺動させる案内板と、
    支持シートが該案内板のエッジ部に沿って折れ曲がりつつ送られるようにするシート送り用駆動部と、
    部分的に支持シートに付着した粘着テープ片が前記エッジ部から前記案内板に沿った方向へと突き出した状態で、粘着テープ片を吸着し、ワークの所定箇所へと貼付け動作を行う吸着ヘッドと、
    該吸着ヘッドが粘着テープ片を捕捉する際に、粘着テープ片が支持シートから剥離するのを促すためにエアブローを行うエアブローノズルと、
    ワークを吸着保持するためのワーク吸着テーブルと、
    吸着ヘッドの吸着作用のための減圧配管、及びワーク吸着テーブルでの吸着作用のための減圧配管が吸引口に接続され、エアブローノズルへの排気管が排気口に接続された真空用エジェクタと、
    該真空用エジェクタへの高圧ガス導入を制御する電磁弁とを備えることを特徴とするテープ貼付け装置。
  2. 前記エッジ部から粘着テープ片が所定の位置まで突き出したことを検出するためのセンサを備えることを特徴とする請求項1のテープ貼付け装置。
  3. 前記案内板が、水平に配置されたテーブルであって、該テーブルの下方に前記支持シートを回収する機構が設けられたことを特徴とする請求項1または2のテープ貼付け装置。
  4. 短冊状の粘着テープ片を連続帯状の支持シートから分離して、表示パネル、駆動回路基板、または、その他のワークに貼り付ける工程を含む平面表示装置の製造方法であって、
    支持シートを、案内板の表側の面に沿って摺動させ、該案内板のエッジ部に沿って折れ曲げて該案内板の裏面の側へと送り、前記案内板に沿った方向へと該エッジ部から粘着テープ片が突き出した状態で、吸着ヘッドを該粘着テープ片に接触又は接近させる工程と、
    この後、前記吸着ヘッドによる吸着作用、ワーク吸着テーブルによる吸着作用、粘着テープの剥離を促すエアブローとを同時に、1つの電磁弁の作動またはその解除に基づき共通の真空発生装置の吸引及び排気を用いて行う工程と、
    吸着ヘッドによって粘着テープ片をワークに貼り付けた後、前記1つの電磁弁の作動またはその解除により、前記吸着ヘッドによる吸着作用、ワーク吸着テーブルによる吸着作用、粘着テープの剥離を促すエアブローとを同時に解除または停止する工程とを含むことを特徴とする平面表示装置の製造方法。
  5. 前記エッジ部から粘着テープ片が所定位置にまで突き出したことを光学センサにより検出し、この検出に基づき、前記電磁弁の作動、または、前記吸着ヘッドの移動を行うことを特徴とする請求項4に記載の平面表示装置の製造方法。
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