JP2009074668A - ベルト式無段変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機のライン圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ライン圧フィードバック制御が開始してから収束するまでに要する時間を短縮する。
【解決手段】本発明は、ライン圧を必要プライマリ圧及び必要セカンダリ圧のうち高い方の油圧に所定の余裕代を加算した油圧となるように制御し、必要プライマリ圧が必要セカンダリ圧より高くなる領域において、所定の変速比が達成され、変速比変化率が所定範囲内となったとき、ライン圧に負の補正量を加えることで、ライン圧を必要プライマリ圧を下回らないように漸減させ、変速比変化率が所定範囲外となったとき、再度ライン圧を所定の余裕代を加算した油圧に制御し、変速比変化率が所定範囲内かつ所定の走行条件が成立しているときに、いずれかの条件が非成立となったとき(S8)、この時点におけるライン圧補正量を学習値として記憶し(S9)、上記条件が成立したとき(S5)、ライン圧の補正量を学習値に置き換える(S6)。
【選択図】図4

Description

本発明はベルト式無段変速機においてライン圧を極力低下させるための制御に関する。
ステップモータを用いたベルト式無段変速機では、燃費向上のためにライン圧を極力低下させるように制御するが、所望の変速比を維持するために必要なプライマリ圧はライン圧を元圧として制御されるので、ライン圧は必要プライマリ圧を下回らないように制御する必要がある。従って、油圧回路における損失などによって実プライマリ圧が確保できず、目標変速比が達成できなくなる場合を考慮して、演算上の必要プライマリ圧に余裕代を上乗せして、これに基づいてライン圧を制御している。しかし、この場合には余裕代の分だけライン圧が高くなるので燃費が悪化する。
そこで、運転状態の変化が比較的緩やかな所定の条件が成立したとき、ライン圧を余裕代が少なくなる方向に徐々に低下させていき、実変速比と指令変速比との差が所定範囲内に収まるようにライン圧を増減するライン圧フィードバック制御が特許文献1に開示されている。
特開2004−100736公報
上記従来の技術では、上記所定の条件から外れるとライン圧フィードバック制御は解除され、前述の余裕代を上乗せした必要プライマリ圧に基づいてライン圧が制御される。再度所定の条件が成立すると、ライン圧フィードバック制御が開始されるが、また初めからライン圧を余裕代が少なくなる方向に徐々に低下させていくので、ライン圧フィードバック制御を開始してから制御が収束するまでに多くの時間を要する。
本発明は、ライン圧フィードバック制御が開始してから収束するまでに要する時間を短縮することを目的とする。
本発明は、プライマリプーリとセカンダリプーリとにベルトを掛け回し、変速アクチュエータを目標変速比に対応した操作位置にすることで、ライン圧を元圧として作り出したプライマリ圧及びセカンダリ圧間の差圧により両プーリのV溝幅を変更して変速比が調整されるベルト式無段変速機のライン圧制御装置において、ライン圧を必要プライマリ圧及び必要セカンダリ圧のうち高い方の油圧に所定の余裕代を加算した油圧となるように制御し、必要プライマリ圧が必要セカンダリ圧より高くなる領域において、所定の変速比が達成され、かつ変速比の変化率が所定範囲内となったとき、ライン圧に負の補正量を加えることで、ライン圧を必要プライマリ圧を下回らないように漸減させ、変速比の変化率が所定範囲外となったとき、再度ライン圧を必要プライマリ圧に所定の余裕代を加算した油圧となるようにライン圧を制御するライン圧制御手段と、変速比の変化率が所定範囲内でかつ所定の走行条件が成立しているときに、所定の走行条件が非成立となったとき、変速比が所定の変速比を達成できなくなった場合、又は変速比の変化率が所定範囲外となったとき、この時点におけるライン圧の補正量を学習値として記憶する学習値記憶手段と、所定の変速比が達成され、変速比の変化率が所定範囲内でかつ所定の走行条件が成立したとき、この時点におけるライン圧の補正量を学習値に置き換える学習値置換手段とを備える。
本発明によれば、所定の走行条件が非成立となったとき、その時点におけるライン圧の補正量を学習値として記憶し、再度所定の走行条件が成立したとき、その時点におけるライン圧の補正量を記憶した学習値に置き換えるので、ライン圧制御手段によってライン圧を漸減させるとき、補正量を初めから徐々に低下させていくのに比べてライン圧が収束するまでに要する時間を短縮することができる。これにより、ライン圧をより長い時間低下させておくことができるので、その分ユニット内部のオイルポンプなどのフリクションが低減され、燃費を向上させることができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は本実施形態におけるベルト式無段変速機のライン圧制御装置を示す概略構成図である。ベルト式無段変速機10は、プライマリプーリ11と、セカンダリプーリ12と、Vベルト13と、CVTコントロールユニット20(以下「CVTCU」という)と、油圧コントロールユニット30とを備え、ライン圧を元圧として変速動作を行う。
プライマリプーリ11は、このベルト式無段変速機10にエンジン1の回転を入力する入力軸側のプーリである。プライマリプーリ11は、入力軸11dと一体となって回転する固定円錐板11bと、この固定円錐板11bに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、プライマリプーリシリンダ室11cへ作用する油圧によって軸方向へ変位可能な可動円錐板11a(可動シーブ)とを備える。プライマリプーリ11は、前後進切り替え機構3、ロックアップクラッチを備えたトルクコンバータ2を介してエンジン1に連結され、そのエンジン1の回転を入力する。プライマリプーリ11の回転速度は、プライマリプーリ回転速度センサ26によって検出される。
Vベルト13は、プライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に巻き掛けられ、プライマリプーリ11の回転をセカンダリプーリ12に伝達する。
セカンダリプーリ12は、Vベルト13によって伝達された回転をディファレンシャル4に出力する。セカンダリプーリ12は、出力軸12dと一体となって回転する固定円錐板12bと、この固定円錐板12bに対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダリプーリシリンダ室12cへ作用する油圧に応じて軸方向へ変位可能な可動円錐板12aとを備える。なお、セカンダリプーリシリンダ室12cの受圧面積は、プライマリプーリシリンダ室11cの受圧面積と略等しく設定されている。
セカンダリプーリ12は、アイドラギア14及びアイドラシャフトを介してディファレンシャル4を連結しており、このディファレンシャル4に回転を出力する。セカンダリプーリ12の回転速度は、セカンダリプーリ回転速度センサ27によって検出される。なお、このセカンダリプーリ12の回転速度から車速を算出することができる。
CVTCU20は、インヒビタスイッチ23、アクセルペダルストローク量センサ24、油温センサ25、プライマリプーリ回転速度センサ26、セカンダリプーリ回転速度センサ27等からの信号や、エンジンコントロールユニット21からの入力トルク情報に基づいて、変速比や接触摩擦力を決定し、油圧コントロールユニット30に指令を送信して、ベルト式無段変速機10を制御する。
油圧コントロールユニット30は、CVTCU20からの指令に基づいて応動する。油圧コントロールユニット30は、プライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に対して油圧を供給し、可動円錐板11a及び可動円錐板12aを回転軸方向に往復移動させる。
可動円錐板11a及び可動円錐板12aが移動するとプーリ溝幅が変化する。すると、Vベルト13が、プライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12上で移動する。これによって、Vベルト13のプライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に対する接触半径が変わり、変速比及びVベルト13の接触摩擦力がコントロールされる。
エンジン1の回転が、トルクコンバータ2、前後進切り替え機構3を介してベルト式無段変速機10へ入力され、プライマリプーリ11からVベルト13、セカンダリプーリ12を介してディファレンシャル4へ伝達される。
アクセルペダルが踏み込まれたり、マニュアルモードでシフトチェンジされたりすると、プライマリプーリ11の可動円錐板11a及びセカンダリプーリ12の可動円錐板12aを軸方向へ変位させて、Vベルト13との接触半径を変更することにより、変速比を連続的に変化させる。
図2は油圧コントロールユニット及びCVTCUの概念図である。
油圧コントロールユニット30は、レギュレータバルブ31と、変速制御弁32と、減圧弁33とを備え、油圧ポンプ34から供給される油圧を制御してプライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に供給する。
レギュレータバルブ31は、ソレノイドを有し、油圧ポンプ34から圧送された油の圧力を、CVTCU20からの指令(例えば、デューティ信号など)に応じて運転状態に応じて所定のライン圧に調圧する調圧弁である。
変速制御弁32は、プライマリプーリシリンダ室11cの油圧(以下「プライマリ圧」という)を所望の目標圧となるよう制御する制御弁である。変速制御弁32は、メカニカルフィードバック機構を構成するサーボリンク50に連結され、サーボリンク50の一端に連結されたステップモータ40によって駆動されるとともに、サーボリンク50の他端に連結したプライマリプーリ11の可動円錐板11aから溝幅、つまり実変速比のフィードバックを受ける。変速制御弁32は、スプール32aの変位によってプライマリプーリシリンダ室11cへの油圧の吸排を行って、ステップモータ40の駆動位置で指令された目標変速比となるようにプライマリ圧を調整し、実際に変速が終了するとサーボリンク50からの変位を受けてスプール32aを閉弁位置に保持する。
減圧弁33は、ソレノイドを備え、セカンダリプーリシリンダ室12cへの供給圧(以下「セカンダリ圧」という)を所望の目標圧に制御する制御弁である。
油圧ポンプ34から供給され、レギュレータバルブ31によって調圧されたライン圧は、変速制御弁32と、減圧弁33にそれぞれ供給される。
プライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12の変速比は、CVTCU20からの変速指令信号に応じて駆動されるステップモータ40によって制御され、ステップモータ40に応動するサーボリンク50の変位に応じて変速制御弁32のスプール32aが駆動され、変速制御弁32に供給されたライン圧が調整されてプライマリ圧をプライマリプーリ11へ供給し、溝幅が可変制御されて所定の変速比に設定される。
CVTCU20は、インヒビタスイッチ23からのレンジ信号、アクセルペダルストローク量センサ24からのアクセルペダルストローク量、油温センサ25からのベルト式無段変速機10の油温や、プライマリプーリ回転速度センサ26、セカンダリプーリ回転速度センサ27、油圧センサ29からの信号等を読み込んで変速比やVベルト13の接触摩擦力を可変制御する。なお、油圧センサ29は、セカンダリプーリのシリンダ室12cにかかるセカンダリ圧を検出するセンサである。
CVTCU20は、車速やスロットル開度等に応じて目標の変速比を決定し、ステップモータ40を駆動して現在の変速比を目標の変速比へ向けて制御する。さらに、入力トルク情報、変速比、油温に基づいてプライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に供給する油圧のうち、いずれか大きい方の圧力に余裕代を加算した油圧となるようにライン圧の目標値を演算し、レギュレータバルブ31のソレノイドを駆動することでライン圧を目標値に一致させるようにフィードバック制御し、また、セカンダリ圧の目標値を決定して、油圧センサ29の検出値と目標値とに応じて減圧弁33のソレノイドを駆動して、フィードバック制御によりセカンダリ圧を制御する。
また、プライマリ圧の元圧となるライン圧は、できるだけ低く保持することで油圧ポンプの負荷が低減され燃費が向上する。そのため、変速比の変化率が所定範囲内にあるような定常運転状態においては、ライン圧に負の補正量を加算することでライン圧を徐々に低下させながらライン圧がプライマリ圧を下回らないように、実変速比と目標変速比との偏差に基づいてライン圧をフィードバック制御している(ライン圧制御手段)。
ここで、ライン圧補正量は図3のブロック図に示すように演算される。すなわち、目標変速比に対応するステップモータ40の指示値と実変速比から得られるステップモータ40の位置との偏差を演算し、この偏差から偏差の補正量を減算する。このようにして得られた値をPI制御器100に入力し、PI制御器100の出力値に上限リミッタ、下限リミッタ及び減少率リミッタをかけてライン圧補正量が演算される。なお、偏差の補正量は、ステップモータ40の取り付けばらつきやトルクに依存するステップのずれを考慮して決定される。
このようにライン圧フィードバック制御におけるライン圧補正量はリミッタによって制限されているので、ライン圧を一度に急低下させることはできず、ライン圧フィードバック制御を開始してから収束するまでにある程度の時間を要する。しかし、このライン圧フィードバック制御を開始してから収束するまでに要する時間が長くなればなるほど、燃費低減効果が低くなるので、ライン圧フィードバック制御が開始した後、できるだけ早期にライン圧を低下させることが好ましい。
そこで本実施形態では通常のライン圧フィードバック制御とは別に図4のフローチャートに示す制御を行っている。図4は本実施形態におけるライン圧制御を示すフローチャートである。なお、本制御は所定の微少時間(例えば10ms)ごとに繰り返し行われる。
ステップS1では、ライン圧フィードバック制御中か否かを判定する。ライン圧フィードバック制御中であればステップS2へ進み、ライン圧フィードバック制御中でなければステップS7へ進む。
ライン圧フィードバック制御は、シフト位置がDレンジ、油温が10℃以上、非アイドル時及び変速比変化率が−0.1以上0.1未満の全ての条件を満たすとき行われ、車両停車時、ステップモータイニシャライズ中、最Low飛ばしモード中、ライン圧ミニマム圧制御中、極低温時制御中、車速センサ異常時、プライマリ回転センサ異常時、ステップモータ異常時、ライン圧指示値がライン圧上限値以上のとき、及び目標変速比が1より大きいときの少なくとも1つの条件を満たすとき中止される。
なお、ライン圧フィードバック制御が中止されると、通常の油圧制御に従って、入力トルク情報、変速比、油温に基づいてプライマリプーリ11及びセカンダリプーリ12に供給する油圧のうち、いずれか大きい方の圧力に余裕代を加算した油圧となるようにライン圧を再度上昇させる。
ステップS2では、運転状態が定常状態であるか否かを判定する。定常状態であればステップS3へ進み、定常状態でなければステップS7へ進む。
定常状態とは加速状態及び減速状態でないことであり、セカンダリプーリ12の回転速度の所定時間中における最大値と最小値との差が所定値以内、入力トルクの現在値と100ms前の値との差が所定値以内、変速比の現在値と100ms前の値との差が所定値以内、及び油温が60℃以上100℃以下の条件で判断され、これら全ての条件を満たすとき定常状態であると判断される。
ステップS3では、走行抵抗が標準R/L±30%以内であるか否かを判定する。走行抵抗が標準R/L±30%以内であればステップS4へ進み、走行抵抗が標準R/L±30%以内でなければステップS7へ進む。
走行抵抗が標準R/L±30%以内であるか否かは図5のテーブルを参照して判定される。標準R/Lとは走行抵抗が標準的な状態であり、標準的な状態とは、勾配抵抗が±0%(平坦路)及びその近傍、車重が標準重量、かつ無風状態のことをいう。標準重量とは、車両の乾燥重量+乗員2人分の重量+αをいう。図5のテーブルは左から車速、この車速に対応するセカンダリプーリ12の回転速度、走行抵抗が標準R/L−30%の場合におけるプライマリプーリ11の入力トルク(制御作動条件での入力トルクの最小値)、及び走行抵抗が標準R/L+30%の場合におけるプライマリプーリ11の入力トルク(制御作動条件での入力トルクの最大値)をそれぞれ示す。なお、車速が所定値の範囲(例えば30km/h以上120km/h未満の範囲)であることが判断された後、走行抵抗が標準R/L±30%以内か否かを判断する。
このテーブルを参照してセカンダリプーリ12の回転速度に対応する制御作動条件での入力トルクの最大値及び最小値を検索する。なお、区間の間は線形補間して求める。このときの入力トルクであるプライマリプーリ11のトルクが、テーブルから検索した制御作動条件での入力トルクの最大値と最小値との間に入っていれば、走行抵抗が標準R/L±30%以内であると判定する。例えば、セカンダリプーリ12の回転速度が2500rpmのとき、プライマリプーリ11のトルクが30Nm以上、40Nm以下であれば走行抵抗が標準R/L±30%以内であると判定される。
ステップS4では、フラグFを1に設定する。すなわちフラグFはステップS1〜S3までの全ての条件を満たすとき、1に設定される。
ステップS5では、フラグFが0から1に変化したか否かを判定する。フラグFが0から1に変化していればステップS6へ進み、フラグFが0から1に変化していなければ処理を終了する。
ステップS6(学習値置換手段)では、補正量学習値を検索及び置換する。補正量学習値の検索及び置換は図6のテーブルを参照して行われる。図6のテーブルは左から、車速、車速に対応するセカンダリプーリ12の回転速度、学習値、補正可能量の最大値と最小値、各区間における補正可能量の最大値と最小値との差、及びマージンを示す。車速は図5の車速と同様に区分され、この間を所定の領域に分けて(例えば10個の領域)、各値は領域ごとに設定される。学習値は、後述のステップS9において更新された値が更新時の該当領域に格納されたものである。マージンは、図6に矢印で示すように1つの記憶領域の両側の境界における補正可能量のうち最大値と最小値との差として求められる値であり、同一の記憶領域で、学習値が置換されたとき、その記憶領域での必要ライン圧を下回らないように加えられる安全のための余裕代である。
補正量学習値の検索及び置換について具体的に説明する。現在のセカンダリプーリ12の回転速度に基づいて、該当する領域における学習値を検索する。検索された学習値に該当領域におけるマージンを加算して検索値を求め、この検索値が負のとき、この検索値とライン圧フィードバック制御による補正量とを比較して、小さい方(絶対値が大きい方)を新たにライン圧フィードバック制御の補正量として置き換える。なお、検索値が正の場合にはライン圧フィードバック制御の補正量は置き換えない。
ステップS7では、フラグFを0に設定する。すなわちフラグFはステップS1〜S3までの条件のうち一つでも満たさなくなったとき、0に設定される。
ステップS8では、フラグFが1から0に変化したか否かを判定する。フラグFが1から0に変化していればステップS9へ進み、フラグFが1から0に変化していなければ処理を終了する。
ステップS9(学習値記憶手段)では、補正量学習値を更新する。補正量学習値の更新は、図6のテーブルにおいて現在のセカンダリプーリ12の回転速度が属する領域における学習値を、現在のライン圧フィードバック制御による補正量に更新する。
上記ステップS6、S9における補正量学習値の検索/置換及び更新のイメージを図7に示す。時刻t1においてフラグFが0から1へと変化すると、この時点におけるセカンダリプーリ12の回転速度に基づいて検索された学習値にマージンを加算した検索値がライン圧フィードバック制御の補正量より小さいか比較して、小さい場合には当該補正量が検索値に置き換えられる。
その後時刻t2においてフラグFが1から0へと変化すると、この時点におけるライン圧フィードバック制御の補正量が、図6のテーブルにおける該当領域の学習値として格納される。これにより、次回再度フラグFが0から1へと変化したときであって、そのときのセカンダリプーリ12の回転速度が時刻t2と同一の領域にある場合には、時刻t2において更新された学習値が使用される。
次に本実施形態におけるベルト式無段変速機のライン圧制御装置の作用について図8を参照しながら説明する。図8はライン圧補正量及びライン圧の変化を示すタイムチャートであり、点線は従来例の場合、実線は本実施形態の場合を示す。
時刻t1においてフラグFが0から1へと変化し、補正量学習値が置き換えられると、ライン圧フィードバック制御の補正量は大きく低下し、そこから再度ライン圧フィードバック制御によって補正量が低下していき、時刻t2において補正量が収束する。ライン圧も補正量に応じて同様に低下する。
従来例では、点線で示すようにライン圧が収束するのは時刻t3であったので、時間(t3−t2)だけ収束までに要する時間が短縮される。
以上のように本実施形態では、所定の走行条件が非成立となったとき、その時点におけるライン圧フィードバック制御の補正量を学習値として記憶し、再度所定の走行条件が成立したとき、ライン圧フィードバック制御の補正量を記憶した学習値に置き換えるので、ライン圧フィードバック制御が開始されたとき、補正量を初めから徐々に低下させていくのに比べて収束までに要する時間を短縮することができる。これにより、ライン圧をより長い時間低下させておくことができるので、その分ユニット内部のオイルポンプなどのフリクションが低減され、燃費を向上させることができる(請求項1に対応)。
また、学習値を記憶する時点のセカンダリプーリ12の回転速度(車速)に応じて複数の領域のうちのいずれかの領域に学習値を記憶し、ライン圧フィードバック制御の補正量を学習値に置き換える時点のセカンダリプーリ12の回転速度(車速)に応じて、複数の領域に記憶されている学習値のうちのいずれかの学習値に置き換えるので、車速に応じて補正量が大きく異なっていても、適切な補正量を検索して置き換えることができる(請求項2、3に対応)。
さらに、ライン圧フィードバック制御の補正量を学習値に置き換える時点のセカンダリプーリ12の回転速度(車速)に応じて学習値を読み出し、読み出された学習値に所定のマージンを加算して検索値を算出し、検索値が正の場合には、ライン圧フィードバック制御の補正量を学習値に置き換えず、検索値が負の場合には、補正量を検索値と補正量とのうち小さい方の値に置き換えるので、例えば、学習値にマージンを加算した検索値が、ライン圧を増圧補正してしまい、ライン圧を低減させるという本制御の本来の目的を達成できなくなってしまうことが無く、確実に油圧を下げることができ、より確実に燃費を向上させることができる(請求項4に対応)。
さらに、所定の走行条件は、ステップS2、S3の条件を両方満たすとき、すなわち車両が加速状態及び減速状態になく、勾配抵抗及び風がほぼ無しであり、かつ油温が所定の範囲内にあるときであるので、車両がほぼ定常運転状態のときに限りライン圧フィードバック制御の補正量が置き換えられることとなり、ライン圧を下げることによるプライマリ圧の不足を防止しながら、ライン圧をできるだけ低減させることができる(請求項5に対応)。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
本実施形態におけるベルト式無段変速機のライン圧制御装置を示す概略構成図である。 油圧コントロールユニット及びCVTCUの概念図である。 ライン圧補正量を演算する方法を示すブロック図である。 本実施形態におけるベルト式無段変速機のライン圧制御装置の制御を示すフローチャートである。 標準R/Lにおける入力トルクの上下限値を示すテーブルである。 補正量学習値の記憶領域及び学習値に加算するマージンを示すテーブルである。 補正量学習値の検索/置換及び更新のイメージを示すタイムチャートである。 本実施形態におけるベルト式無段変速機のライン圧制御装置の作用を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 ベルト式無段変速機
11 プライマリプーリ
11a 可動円錐板
12 セカンダリプーリ
12a 可動円錐板
13 Vベルト
20 CVTコントロールユニット
30 油圧コントロールユニット

Claims (5)

  1. プライマリプーリとセカンダリプーリとにベルトを掛け回し、変速アクチュエータを目標変速比に対応した操作位置にすることで、ライン圧を元圧として作り出したプライマリ圧及びセカンダリ圧間の差圧により前記両プーリのV溝幅を変更して変速比が調整されるベルト式無段変速機のライン圧制御装置において、
    ライン圧を必要プライマリ圧及び必要セカンダリ圧のうち高い方の油圧に所定の余裕代を加算した油圧となるように制御し、前記必要プライマリ圧が前記必要セカンダリ圧より高くなる領域において、所定の変速比が達成され、かつ変速比の変化率が所定範囲内となったとき、ライン圧に負の補正量を加えることで、ライン圧を前記必要プライマリ圧を下回らないように漸減させ、変速比の変化率が前記所定範囲外となったとき、再度ライン圧を前記必要プライマリ圧に所定の余裕代を加算した油圧となるようにライン圧を制御するライン圧制御手段と、
    変速比の変化率が前記所定範囲内でかつ所定の走行条件が成立しているときに、前記所定の走行条件が非成立となったとき、変速比が前記所定の変速比を達成できなくなった場合、又は変速比の変化率が前記所定範囲外となったとき、この時点におけるライン圧の補正量を学習値として記憶する学習値記憶手段と、
    前記所定の変速比が達成され、変速比の変化率が前記所定範囲内でかつ前記所定の走行条件が成立したとき、この時点におけるライン圧の補正量を前記学習値に置き換える学習値置換手段と、
    を備えることを特徴とするベルト式無段変速機のライン圧制御装置。
  2. 前記学習値記憶手段は、前記学習値を記憶する時点の走行状態に応じて複数の領域のうちのいずれかの領域に前記学習値を記憶し、前記学習値置換手段は、ライン圧の補正量を前記学習値に置き換える時点の走行状態に応じて、前記複数の領域に記憶されている前記学習値のうちのいずれかの学習値に置き換えることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機のライン圧制御装置。
  3. 前記走行状態は車速であることを特徴とする請求項2に記載のベルト式無段変速機のライン圧制御装置。
  4. 前記学習値置換手段は、ライン圧の補正量を前記学習値に置き換える時点の走行状態に応じて前記学習値を読み出し、読み出された前記学習値に所定のマージンを加算して検索値を算出し、
    前記検索値が正の場合には、ライン圧の補正量を前記学習値に置き換えず、前記検索値が負の場合には、ライン圧の補正量を前記検索値と前記補正量とのうち小さい方の値に置き換えることを特徴とする請求項2又は3に記載のベルト式無段変速機のライン圧制御装置。
  5. 前記所定の走行条件は、車両が加速状態及び減速状態になく、前記プライマリプーリのトルクが、平坦路かつ無風状態で走行中における前記プライマリプーリのトルクを基準とした所定範囲内にあり、かつ油温が所定の定常範囲内にあるときであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のベルト式無段変速機のライン圧制御装置。
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