JP2009069974A - バスインターフェース回路および情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の期間の先頭を検出する度に、入力したアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定し、自局のアドレスである場合に、第1の正の整数を周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて当該アドレスおよび当該アドレスに対応するデータを下流側のバスに出力する。第1の期間の先頭を検出するたびに、アドレスの出力の有無を判定し、アドレスの出力がない場合に、第1の期間よりも短い第2の期間内に、スレーブ装置における書き込み先のアドレスを下流側のバスに出力する。当該アドレスを出力した後、第2の正の整数を周期に乗じた第2の遅延期間が経過したのに続いて、周期から第2の期間を差し引いた第3の期間内に、当該アドレスに対応するデータを下流側のバスに出力する。
【選択図】図2
Description
図1は、本実施形態の全体構成を表す図である。
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、外部I/F(Interface)305およびI/O(Input/Output)装置306を備えている。
なお、以下の説明では、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、外部I/F305、I/O装置306を区別する必要のない場合には、これらを単に装置300と呼ぶ。
なお、以下の説明では、バス101乃至106を区別する必要のない場合には、これらを単にバス100と呼ぶ。
内部処理モジュール311は、他の装置300がバス100に出力した信号を入力段FIFO(First-In First-Out)320を介してバス100から入力し、入力した信号を用いて所定の処理を行う。また、内部処理モジュール311は、他の装置300へ送信すべき信号を出力段FIFO330を介してバス100に出力する。また、内部処理モジュール311は、バスクロック信号BCLKをカウントするカウンタの機能を備えている。
入力段FIFO320は、他の装置300がバス100に出力した信号をバス100から遅延なく入力し、内部処理モジュール311にこの信号を転送する。
出力段FIFO330は、内部処理モジュール311から受け取った信号を格納し、CPU101が信号の出力を指示した場合に、格納時期の最も古い信号をバス100に出力する。
バイパスFIFO350は、アドレスデコーダ340に入力されたアドレスが自局のアドレスでない場合に、当該アドレスおよび当該アドレスに対応するデータを一時的に格納しておくための記憶領域である。バイパスFIFO350は、格納された信号を、それぞれがアドレスデコーダ340または入力段FIFO330に入力されてから所定の期間(第1の遅延期間)だけ遅延させてバス100に出力する。本実施形態では、バスクロック信号BCLKの15クロック分の期間を第1の遅延期間とする。
まず、CPU301に備えられたバスインターフェース回路310においては、入力段FIFO320の入力端子がバス106に接続され、出力段FIFO330とバイパスFIFO350の出力端子がバス101に接続されている。従って、入力段FIFO320はバス106から信号を入力し、出力段FIFO330とバイパスFIFO350はバス101へ信号を出力する。
また、ROM302に備えられたバスインターフェース回路310においては、入力段FIFO320の入力端子がバス101に接続され、出力段FIFO330とバイパスFIFO350の出力端子がバス102に接続されている。従って、入力段FIFO320はバス101から信号を入力し、出力段FIFO330とバイパスFIFO350はバス102へ信号を出力する。
また、RAM303に備えられたバスインターフェース回路310においては、入力段FIFO320の入力端子がバス102に接続され、出力段FIFO330とバイパスFIFO350の出力端子がバス103に接続されている。従って、入力段FIFO320はバス102から信号を入力し、出力段FIFO330とバイパスFIFO350はバス103へ信号を出力する。
また、通信I/F305に備えられたバスインターフェース回路310においては、入力段FIFO320の入力端子がバス104に接続され、出力段FIFO330とバイパスFIFO350の出力端子がバス105に接続されている。従って、入力段FIFO320はバス104から信号を入力し、出力段FIFO330とバイパスFIFO350はバス105へ信号を出力する。
また、I/O装置306に備えられたバスインターフェース回路310においては、入力段FIFO320の入力端子がバス105に接続され、出力段FIFO330とバイパスFIFO350の出力端子がバス106に接続されている。従って、入力段FIFO320はバス105から信号を入力し、出力段FIFO330とバイパスFIFO350はバス106へ信号を出力する。
ます、アドレスサイクルにおけるフレームについて説明する。本実施形態ではアドレスバスのバス幅が64bit(=8Byte)であり、バスクロック信号BCLKの1クロック分の期間内に64bitの信号を伝送することができる。本実施形態では、アドレスを伝送するためのアドレスサイクルとして1クロック分の期間を設け、この期間内にアドレスおよび当該アドレスに関連する情報を伝送する。1回のアドレスサイクルの期間内にアドレスバス上で伝送される64bitの信号は、アドレス(40bit)、R/Wフラグ(1bit)、サイズ情報(3bit)、拡張コード(4bit)、ECC(Error Correcting Code)(16bit)からなる。
R/Wフラグは、当該アドレスサイクルに対応する処理が、データの書き込みと読み出しのどちらであるかを表すフラグである。本実施形態では、R/Wフラグ=0の場合はWriteすなわちデータの書き込みを表し、この場合、伝送されるアドレスはスレーブ装置における書き込みアドレスである。一方、R/Wフラグ=1の場合はReadすなわちデータの読み出しを表し、この場合、伝送されるアドレスはスレーブ装置における読み出しアドレスである。
サイズ情報は当該アドレスに対応するデータのデータ量を表す。
拡張コード0hは、通常の処理を表す。通常の処理とは、読み出しアドレスで表される読み出し先からのデータの読み出し、または書き込みアドレスで表される書き込み先へのデータの書き込みである。拡張コード1hは、アドレスのみの伝送を表す。この場合、データの伝送は行われない。拡張コード2hは、キャッシュメモリの無効化を表す。拡張コード3hは、マスタキャンセルを表す。マスタキャンセルについては後述する。拡張コード4hはブロードキャスト、すなわち、特定のアドレスを指定せず、情報処理装置1内のすべての装置300にデータを送信することを表す。拡張コード5h〜Chは予備である。拡張コードDhは、自己診断の指示を表す。拡張コードEhは、自己診断の応答、すなわち、拡張コードDhによって自己診断を指示されたスレーブ装置からの応答である。拡張コードFhは、バス100上の信号の伝送に障害が発生した場合における各バスインターフェース回路310の再起動を表す。
一方、ボディは、データ (192bit =24Byte)、ECC(32bit)からなる。データは、読み出しまたは書き込みの対象であるデータである。
ここで、情報処理装置1には電源が投入されており、CPU301がOS等のプログラムを実行中である。
まず、マスタ装置がスレーブ装置にデータの書き込みを要求する場合のマスタ装置およびスレーブ装置におけるバスインターフェース回路310の動作について説明する。ここでは、CPU301がマスタ装置、HDD304がスレーブ装置である場合の例を用いて説明する。
本実施形態では、バスクロック信号BCLKの5クロック分の期間をスロット(第1の期間)と呼ぶ。つまり、5クロックを1周期としてスロットの先頭が繰り返し訪れる。また、各スロットの最初の1クロック分の期間をアドレスサイクル(第2の期間)と呼び、アドレスサイクルに続く4クロック分の期間をデータサイクル(第3の期間)と呼ぶ。
図6のステップA01では、有効アドレス生成器312が、HDD304における書き込みアドレスを生成し、内部処理モジュール311に出力する。内部処理モジュール311は、生成された書き込みアドレスに対応するR/Wフラグ、サイズ情報、拡張コードおよびECCを生成し、生成されたこれらの情報を用いて図3に示したアドレスサイクルのフレームを生成し、このフレームを出力段FIFO330に出力する。続いて、内部処理モジュール311は、当該書き込みアドレスに対応するデータと、このデータに対応するReadyフラグ、フォーマットID、コンテンツIDおよびECCを生成し、生成されたこれらの情報を用いて図3に示したデータサイクルのフレームを生成し、このフレームを出力段FIFO330に出力する。そして、内部処理モジュール311は、バスクロック信号BCLKを監視し、スロットの先頭を検出する度に、当該スロットのアドレスサイクルが空いているか否かを判定する。
内部処理モジュール311は、当該アドレスサイクルが空いている場合(ステップA01:YES)にはステップA02の処理に進み、当該アドレスサイクルが空いていない場合(ステップA01:NO)にはステップA01の処理を繰り返す。
ここで、図中に示されている文字列「W4」は、読み出し(R:Read)/書き込み(W:Write)の区別およびスレーブ装置の符号の下1桁を表す。この例では、スレーブ装置としてのHDD304に対して書き込みを要求していることを表している。
上記のようにしてバス103に出力されたフレームは、HDD304に入力される。
まず、ステップB01では、アドレスデコーダ340がバスクロック信号BCLKを監視し、スロットの先頭を検出する度にアドレスサイクルの期間内にバス103からアドレスを含むフレームを入力する。
ステップB02では、アドレスデコーダ304は、入力されたアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定する。自局のアドレスである場合(ステップB02:YESにはステップB03の処理に進み、自局のアドレスでない場合(ステップB02:NO)にはステップB01の処理を繰り返す。ここではアドレスが自局、すなわちHDD304のアドレスであるから、ステップB03の処理に進む。
まず、ステップC01では、内部処理モジュール311は、バスクロック信号BCLKのカウント地を1だけ加算する。
ステップC02では、内部処理モジュール311が、第2の遅延期間に相当する遅延クロック数、すなわち10クロックに達したか否かを判定し、遅延クロック数に達していないならば(ステップC02:NO)、ステップC01に戻る。遅延クロック数に達したならば(ステップC02:YES)、ステップC03に進む。
ステップC04では、内部処理モジュール311が、入力されたデータが有効なデータであるか否かを判定する。ここで、「有効なデータ」とは、スレーブ装置が処理の対象とするデータであり、Readyフラグ=1の場合である。取り込まれたデータが有効なデータである場合(ステップC04:YES)には、処理を終了する。一方、有効なデータでない場合(ステップC04:NO)には、ステップC01以降の処理を繰り返す。
以上が、マスタ装置がスレーブ装置にデータの書き込みを要求する場合のバスインターフェース回路310の動作である。
次に、マスタ装置がスレーブ装置にデータの読み出しを要求する場合のバスインターフェース回路310の動作について説明する。ここでは、HDD304がマスタ装置、I/O装置306がスレーブ装置である場合の例を用いて説明する。
まず、マスタ装置としてのHDD304に備えられたバスインターフェース回路310の動作について説明する。
ステップA05では、内部処理モジュール311は、自局、すなわちHDD304が出力した読み出し要求が伝送路を一巡してきたか否かを判定する。具体的には以下のとおりである。内部処理モジュール311は、ステップA02で自局がバス104に出力したフレーム(読み出しアドレスを含むフレーム)が一巡したか否か、すなわち、バス104から外部I/F305、バス105、I/O装置306、バス106、CPU301、バス101、ROM302、バス102、RAM303およびバス103を経てHDD304に入力されたか否かを判定する。
バス104に出力されたフレームは、外部I/F305によって受信される。外部I/F305のバスインターフェース回路310においては、このフレームに含まれるアドレスが自局のアドレスでないため、バス104からフレームを入力した後、このフレームをバイパスFIFO305に格納し、入力から第1の遅延期間だけ遅延させてバス105に出力する。その結果、図10のバス105の線上に示すとおり、バス104このフレームが出力されてから第1の遅延期間だけ遅延されて、バス105にこのフレームが出力される。
バス105に出力されたフレームは、スレーブ装置としてのI/O装置306に入力される。
まず、ステップB01では、アドレスデコーダ340がバスクロック信号BCLKを監視し、スロットの先頭を検出する度にアドレスサイクルの期間内にバス105からアドレスを含むフレームを入力する。
ステップB02では、アドレスが自局、すなわちI/O装置306のアドレスであるから、ステップB03の処理に進む。
ステップB05では、内部処理モジュール311は、データの読み出しのための処理を行う。図9は、スレーブ装置におけるバスインターフェース回路310が行う読み出しの動作のフローを表す図である。なお、このフローは、図7のステップB05の内容を詳細に表したものである。
ステップD04では、内部処理モジュール311が、第2の遅延期間に相当する遅延クロック数、すなわち10クロックに達したか否かを判定し、遅延クロック数に達していないならば(ステップD04:NO)、ステップD02に戻る。遅延クロック数に達したならば(ステップD04:YES)、ステップD05に進む。
ステップD05では、内部処理モジュール311は、要求されたデータの準備が完了しているか否かを判定する。データの準備が完了しているならば(ステップD05:YES)、ステップD06に進み、データの準備が完了していないならば(ステップD05:NO)、ステップD07に進む。
そして、ステップD09では、内部処理モジュール311は、当該フレームが前回と同一の読み出しアドレスに対する再読み出し要求であるか否かを判定する。再読み出し要求である場合(ステップD09)には、内部処理モジュール311は、ステップD02以降の処理を繰り返す。
ステップA05では、内部処理モジュール311は、自局が出力した読み出し要求が伝送路を一巡してきたか否かを判定する。図10、11から判るとおり、HDD304がI/O装置306に送信した読み出し要求は、装置300の総数から1を差し引いた数を第1の期間(スロット)に乗じた期間だけ遅延されてHDD304に戻って来る。従って、内部処理モジュール311は、読み出し要求を送信してからこの期間が経過した後にバス103から入力されたフレームが自局が送信したフレームであるか否かを判定する。
ステップA07では、内部処理モジュール311は、第2の遅延期間に相当する遅延クロック数、すなわち10クロックに達したか否かを判定し、遅延クロック数に達していないならば(ステップA07:NO)、ステップA06に戻る。遅延クロック数に達したならば(ステップA07:YES)、ステップA08に進む。
ステップA08では、内部処理モジュール311はデータサイクルの期間内にバス103からフレームを取り込む。
マスタ装置が送信したマスタキャンセルをスレーブ装置が受信すると(図9のステップD02:YES)、スレーブ装置の内部処理モジュール311がデータの読み出しのための処理を中止する(ステップD10)。
以上が、マスタ装置がスレーブ装置にデータの読み出しを要求する場合のバスインターフェース回路310の動作である。
また、各バス100は、それぞれに対して伝送方向上流側に接続されている装置300によって別々に駆動される。従って、各バス100はそれぞれが別々の信号を同時に伝送することができる。
一例として、6つの装置300のすべてがマスタ装置として他の装置300に対して読み出しまたは書き込みの要求を発した場合のタイミングチャートの例を図12に示す
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
<変形例1>
上記の実施形態ではマスタキャンセルをアドレスサイクルにおける拡張コードで表し、無効応答をデータサイクルにおけるReadyフラグ(=0)によって表す例を示したが、以下に示すように構成してもよい。すなわち、マスタキャンセルおよび無効応答を表すValid信号を送信するための専用の信号線を各バス100に設ける。そして、図13に示すように、Valid信号を通常はLレベルとし、マスタキャンセルの場合はアドレスサイクルにおいてValid信号をHレベルとする。また、無効応答の場合はデータサイクルの先頭のクロックにおいてValid信号をHレベルとする。このように構成すれば、バスインターフェース回路310の構成を簡略化することができる。
スロットのクロック数、アドレスサイクルのクロック数、データサイクルのクロック数、遅延クロック数を、扱うデータの種類、装置の構成等、諸条件に応じて適宜変更してもよい。
また、バスに接続する装置の数は3つ以上ならばいくつでもよい。
上記の実施形態では伝送方向が一方向に定められた伝送路の例を示したが、この場合、例えば伝送方向と逆方向に隣接した装置300に書き込みを要求すると(例えば、CPU301からI/O装置306への書き込み要求)、隣接しているにも関わらず、ROM302、RAM303、HDD304、外部I/F305を経て信号を伝送しなければならず、伝送に長時間を要するだけでなく、伝送路全体の伝送効率が低くなってしまう。この問題を解決するためには、互いに伝送方向を逆方向とした2つの伝送路を設ければよい。具体的には、図15に示すように、双方向の伝送が可能なバスインターフェース回路610を各装置300に設ける。図16は、バスインターフェース回路610の構成を表す図である。内部処理モジュール611は、他の装置300宛に書き込み要求を送信する場合に、伝送に要する時間の長さに応じて出力方向を決定する。例えば、CPU301からI/O装置306に書き込み要求を送信する場合、図15において時計回りに伝送した方が反時計回りに伝送するよりも短い時間で伝送を完了することができるので、CPU301に設けられているバスインターフェース回路610の内部処理モジュール611は、時計回りの方向に書き込み要求を出力する。
図17は、本発明を適用したCPUブリッジ700の例である。同図において、データスイッチ部710は図1に示した環状の伝送路である。バスコンバータ720は、別々の伝送路間での信号の伝送を仲介する。出力段FIFO730、入力段FIFO740は、CPU700とともに環状の伝送路を構成している次段の装置に接続されている。また、入力段FIFO750、出力段FIFO760は前段の装置に接続されている。
この構成によって、CPU701、システムメモリ702、I/O装置703相互のデータ転送、およびCPUブリッジ700と環状の伝送路を構成する他の装置との間のデータ転送の効率を高めることができる。。
図18は、CPUブリッジ700を用いて構成された画像形成装置のコントローラの例である。この構成によって、画像形成装置内のデータ転送の効率を高めることができる。
上記の実施形態では本発明を情報処理装置に適用した例を示したが、画像処理装置、画像形成装置、通信装置、表示装置、音響装置等、装置内部で複数の装置がバスを介してデータの遣り取りを行う装置であれば、本発明をいかなる電子機器に適用してもよい。
Claims (10)
- マスタ装置とスレーブ装置とを含む3以上の装置の間がそれぞれ別々のバスで接続されて伝送方向が一方向に定められた環状の伝送路における前記マスタ装置の上流側の前記バスからアドレスまたはデータを入力する入力手段と、
一定の周期で繰り返される第1の期間の先頭を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出する度に、前記入力手段が入力したアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスでない場合に、第1の正の整数を前記周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて前記アドレスと前記アドレスに対応するデータとを下流側の前記バスに出力する遅延出力手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出するたびに、前記遅延出力手段によるアドレスの出力の有無を判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による判定の結果、前記遅延出力手段によるアドレスの出力がない場合に、前記第1の期間よりも短い第2の期間内に、前記スレーブ装置における書き込み先のアドレスを下流側の前記バスに出力するアドレス出力手段と、
前記アドレス出力手段がアドレスを出力した後、第2の正の整数を前記周期に乗じた第2の遅延期間が経過したのに続いて、前記周期から前記第2の期間を差し引いた第3の期間内に、該アドレスに対応するデータを下流側の前記バスに出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするバスインターフェース回路。 - マスタ装置とスレーブ装置とを含む3以上の装置の間がそれぞれ別々のバスで接続されて伝送方向が一方向に定められた環状の伝送路における前記マスタ装置の上流側の前記バスからアドレスまたはデータを入力する入力手段と、
一定の周期で繰り返される第1の期間の先頭を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出する度に、前記入力手段が入力したアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスでない場合に、第1の正の整数を前記周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて前記アドレスと前記アドレスに対応するデータとを下流側の前記バスに出力する遅延出力手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出するたびに、前記遅延出力手段によるアドレスの出力の有無を判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による判定の結果、前記遅延出力手段によるアドレスの出力がない場合に、前記スレーブ装置における読み出し先のアドレスを下流側の前記バスに出力するアドレス出力手段と、
前記アドレス出力手段がアドレスを出力した後、前記入力手段が入力したアドレスが自局から出力されたアドレスであるか否かを判定する第3の判定手段と、
前記第3の判定手段による判定の結果、前記入力手段が入力したアドレスが自局から出力されたアドレスである場合に、第2の正の整数を前記周期に乗じた第2の遅延期間が経過したのに続いて、前記周期から前記第2の期間を差し引いた第3の期間内に、該アドレスに対応するデータを上流側の前記バスから入力するデータ入力手段と
を有することを特徴とするバスインターフェース回路。 - 前記アドレス出力手段は、前記スレーブ装置による前記データの準備が完了できなかった旨の通知を受け取った場合に、該データのアドレスを再び下流側の前記バスに出力することを特徴とする請求項2に記載のバスインターフェース回路。
- 前記スレーブ装置による前記データの準備が完了できなかった旨の通知を受け取り、且つ、前記アドレス出力手段がアドレスを出力してからの経過時間が所定値に達した場合に、前記スレーブ装置に処理の中止を指示する中止指示手段を有することを特徴とする請求項3に記載のバスインターフェース回路。
- マスタ装置とスレーブ装置とを含む3以上の装置の間がそれぞれ別々のバスで接続されて伝送方向が一方向に定められた環状の伝送路における前記スレーブ装置の上流側の前記バスからアドレスまたはデータを入力する入力手段と、
一定の周期で繰り返される第1の期間の先頭を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出する度に、前記入力手段が入力したアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスでない場合に、第1の正の整数を前記周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて前記アドレスと前記アドレスに対応するデータとを下流側の前記バスに出力する遅延出力手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスである場合に、前記アドレスが書き込み先のアドレスであるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による判定の結果、前記アドレスが書き込み先のアドレスである場合に、第2の正の整数を前記周期に乗じた第2の遅延期間が経過したのに続いて、前記周期から前記第2の期間を差し引いた第3の期間内に、該アドレスに対応するデータを上流側の前記バスから入力するデータ入力手段と
を有することを特徴とするバスインターフェース回路。 - マスタ装置とスレーブ装置とを含む3以上の装置の間がそれぞれ別々のバスで接続されて伝送方向が一方向に定められた環状の伝送路における前記スレーブ装置の上流側の前記バスからアドレスまたはデータを入力する入力手段と、
一定の周期で繰り返される第1の期間の先頭を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記先頭を検出する度に、前記入力手段が入力したアドレスが自局のアドレスであるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスでない場合に、第1の正の整数を前記周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて前記アドレスと前記アドレスに対応するデータとを下流側の前記バスに出力する遅延出力手段と、
前記第1の判定手段による判定の結果、前記アドレスが自局のアドレスである場合に、前記アドレスが読み出し先のアドレスであるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段による判定の結果、前記アドレスが読み出し先のアドレスである場合に、第1の正の整数を前記周期に乗じた第1の遅延期間だけ遅延させて前記アドレスを下流側の前記バスに出力するアドレス出力手段と、
前記アドレス出力手段がアドレスを出力した後、第2の正の整数を前記周期に乗じた第2の遅延期間が経過したのに続いて、前記周期から前記第2の期間を差し引いた第3の期間内に、該アドレスに対応するデータを下流側の前記バスに出力するデータ出力手段と
を有することを特徴とするバスインターフェース回路。 - 前記データ出力手段が前記第2の遅延期間の終了までに前記アドレスに対応するデータの出力の準備を完了することができなかった場合に、該準備が完了しなかった旨をマスタ装置に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項6に記載のバスインターフェース回路。
- 前記データ出力手段は、前記入力手段が前記アドレスと同一のアドレスを再び入力した場合に、該アドレスに対応するデータの出力の準備を行うことを特徴とする請求項7に記載のバスインターフェース回路。
- 前記データ出力手段は、前記マスタ装置が処理の中止を指示した場合に、前記準備を中止することを特徴とする請求項8に記載のバスインターフェース回路。
- 請求項1または2に記載のバスインターフェース回路を備えた第1の装置と、
請求項5または6に記載のバスインターフェース回路を備えた第2の装置と
を有し、
前記第1の装置と前記第2の装置との総数が3以上であり、該装置間を別々のバスで接続することによって環状の伝送路を形成した
ことを特徴とする情報処理装置。
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