JPH06332852A - データ転送システム - Google Patents
データ転送システムInfo
- Publication number
- JPH06332852A JPH06332852A JP5118117A JP11811793A JPH06332852A JP H06332852 A JPH06332852 A JP H06332852A JP 5118117 A JP5118117 A JP 5118117A JP 11811793 A JP11811793 A JP 11811793A JP H06332852 A JPH06332852 A JP H06332852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- data transfer
- line
- transfer system
- clock signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Bus Control (AREA)
- Information Transfer Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高速化が容易で接続デバイスの数についての制
限が無く、かつ各々の接続デバイスのインタフェースハ
ードウェアの規模の小さい、接続デバイスをリング状に
接続する情報処理装置用のデータ転送システムを提供す
ること。 【構成】全体をリング状に接続するデータ転送システム
において、各組のクロック線上のクロック信号が全て同
じ周波数のフリーランのクロック信号であり、各組のア
ドレス・データ多重化線及びコントロール線上の信号は
同じ組のクロック線上のクロック信号に同期して転送さ
れる。また接続デバイスのうち1個がデータ転送システ
ム全体の原クロック信号を供給するとともに、入力され
るアドレス・データ多重化線及びコントロール線上の信
号を原クロック信号に同期化して出力する機能を有す
る。
限が無く、かつ各々の接続デバイスのインタフェースハ
ードウェアの規模の小さい、接続デバイスをリング状に
接続する情報処理装置用のデータ転送システムを提供す
ること。 【構成】全体をリング状に接続するデータ転送システム
において、各組のクロック線上のクロック信号が全て同
じ周波数のフリーランのクロック信号であり、各組のア
ドレス・データ多重化線及びコントロール線上の信号は
同じ組のクロック線上のクロック信号に同期して転送さ
れる。また接続デバイスのうち1個がデータ転送システ
ム全体の原クロック信号を供給するとともに、入力され
るアドレス・データ多重化線及びコントロール線上の信
号を原クロック信号に同期化して出力する機能を有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ,ワークステーション,オフィスコンピュータ等の情
報処理装置に用いられるバス等のデータ転送システムに
関する。
タ,ワークステーション,オフィスコンピュータ等の情
報処理装置に用いられるバス等のデータ転送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来複数の接続デバイスをリング状に接
続する情報処理装置用のデータ転送システムの例として
は、公開特許公報昭63−269642号に開示されて
いるデータ同期転送システム、あるいは「マルチプロセ
ッサ・システム用データ転送インタフェースSCI,拡
張性を重視」;David B. Gustavso
n;日経エレクトロニクスNo.565(1992.1
0.12)301頁−322頁に開示されているスケー
ラブルコヒーレントインタフェース(Scalable
Coherent Interface:略称SC
I)等が知られている。
続する情報処理装置用のデータ転送システムの例として
は、公開特許公報昭63−269642号に開示されて
いるデータ同期転送システム、あるいは「マルチプロセ
ッサ・システム用データ転送インタフェースSCI,拡
張性を重視」;David B. Gustavso
n;日経エレクトロニクスNo.565(1992.1
0.12)301頁−322頁に開示されているスケー
ラブルコヒーレントインタフェース(Scalable
Coherent Interface:略称SC
I)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年情報処理装置にお
いてはCPUの処理能力の飛躍的増大に伴い、バス等の
情報処理装置内のデータ転送システムの高速化が大きな
課題となっている。この課題に応えるための手法の一つ
に、接続デバイスをリング状に接続する情報処理装置用
のデータ転送システムがある。
いてはCPUの処理能力の飛躍的増大に伴い、バス等の
情報処理装置内のデータ転送システムの高速化が大きな
課題となっている。この課題に応えるための手法の一つ
に、接続デバイスをリング状に接続する情報処理装置用
のデータ転送システムがある。
【0004】上記リング状のデータ転送システムはバス
に比べて、信号線が一対一接続のため高速化が容易であ
る、接続デバイスの数についての制限が緩い、アービト
レーションのオーバヘッドがない等の利点がある。上記
従来技術はこれらの利点を考慮したものであるが、リン
グ状のデータ転送システム全体が共通クロック信号に同
期して動作するか、または受信ノードである接続デバイ
スが各々で受信データとノードの内部クロックとの同期
をとるようになっていた。このためシステム全体が共通
クロック信号に同期して動作する場合には、共通クロッ
ク信号のシステム全体への分配が必要なためクロック分
配スキューが高速化や接続デバイスの数についての限界
を与えるという問題があり、受信ノードである接続デバ
イスが各々で受信データとノードの内部クロックとの同
期をとる場合には、各々の接続デバイスが同期化論理を
持たねばならず、また受信ノードである接続デバイスが
各々でキューイング等のフロー制御を行わねばならない
ためインタフェースハードウェアが大規模かつ複雑にな
るという問題があった。
に比べて、信号線が一対一接続のため高速化が容易であ
る、接続デバイスの数についての制限が緩い、アービト
レーションのオーバヘッドがない等の利点がある。上記
従来技術はこれらの利点を考慮したものであるが、リン
グ状のデータ転送システム全体が共通クロック信号に同
期して動作するか、または受信ノードである接続デバイ
スが各々で受信データとノードの内部クロックとの同期
をとるようになっていた。このためシステム全体が共通
クロック信号に同期して動作する場合には、共通クロッ
ク信号のシステム全体への分配が必要なためクロック分
配スキューが高速化や接続デバイスの数についての限界
を与えるという問題があり、受信ノードである接続デバ
イスが各々で受信データとノードの内部クロックとの同
期をとる場合には、各々の接続デバイスが同期化論理を
持たねばならず、また受信ノードである接続デバイスが
各々でキューイング等のフロー制御を行わねばならない
ためインタフェースハードウェアが大規模かつ複雑にな
るという問題があった。
【0005】本発明の目的は、高速化が容易で接続デバ
イスの数についての制限が無く、かつ各々の接続デバイ
スのインタフェースハードウェアの規模の小さい、接続
デバイスをリング状に接続する情報処理装置用のデータ
転送システムを与えることにある。
イスの数についての制限が無く、かつ各々の接続デバイ
スのインタフェースハードウェアの規模の小さい、接続
デバイスをリング状に接続する情報処理装置用のデータ
転送システムを与えることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の目的を
達成するため、各接続デバイス間が1組のアドレス・デ
ータ多重化線、コントロール線、及びクロック線によっ
て1対1に接続され、全体をリング状に接続するデータ
転送システムにおいて、アドレス・データ多重化線、コ
ントロール線、及びクロック線上の信号が該リングに対
して全て同一の方向に周回するように転送され、各組の
クロック線上のクロック信号が全て同じ周波数のフリー
ランのクロック信号であり、各組のアドレス・データ多
重化線及びコントロール線上の信号は同じ組のクロック
線上のクロック信号に同期して転送されるようにした。
達成するため、各接続デバイス間が1組のアドレス・デ
ータ多重化線、コントロール線、及びクロック線によっ
て1対1に接続され、全体をリング状に接続するデータ
転送システムにおいて、アドレス・データ多重化線、コ
ントロール線、及びクロック線上の信号が該リングに対
して全て同一の方向に周回するように転送され、各組の
クロック線上のクロック信号が全て同じ周波数のフリー
ランのクロック信号であり、各組のアドレス・データ多
重化線及びコントロール線上の信号は同じ組のクロック
線上のクロック信号に同期して転送されるようにした。
【0007】また接続デバイスのうち1個がデータ転送
システム全体の原クロック信号を供給するとともに、入
力されるアドレス・データ多重化線及びコントロール線
上の信号を該原クロック信号に同期化して出力する機能
を有するようにした。
システム全体の原クロック信号を供給するとともに、入
力されるアドレス・データ多重化線及びコントロール線
上の信号を該原クロック信号に同期化して出力する機能
を有するようにした。
【0008】
【作用】本発明においては各組のクロック線上のクロッ
ク信号は全て同じ周波数であるが、位相はクロック線毎
に異なっていて構わない。すなわち各接続デバイスの入
力クロック信号と出力クロック信号の位相はずれていて
よい。したがって接続デバイスのうちデータ転送システ
ム全体の原クロック信号を供給する1個を除く全ての接
続デバイスでは、入力クロック信号を該接続デバイスの
内部クロック信号として利用し、さらに接続デバイスの
内部遅延を気にすることなく出力クロック信号として利
用することができる。これにより受信ノードである接続
デバイスが各々で受信データとノードの内部クロックと
の同期をとる必要がなくなり、インタフェースハードウ
ェアを小規模かつ簡単なものにすることができる。
ク信号は全て同じ周波数であるが、位相はクロック線毎
に異なっていて構わない。すなわち各接続デバイスの入
力クロック信号と出力クロック信号の位相はずれていて
よい。したがって接続デバイスのうちデータ転送システ
ム全体の原クロック信号を供給する1個を除く全ての接
続デバイスでは、入力クロック信号を該接続デバイスの
内部クロック信号として利用し、さらに接続デバイスの
内部遅延を気にすることなく出力クロック信号として利
用することができる。これにより受信ノードである接続
デバイスが各々で受信データとノードの内部クロックと
の同期をとる必要がなくなり、インタフェースハードウ
ェアを小規模かつ簡単なものにすることができる。
【0009】また各組のアドレス・データ多重化線及び
コントロール線上の信号は同じ組のクロック線上のクロ
ック信号に同期して転送され、さらに接続デバイスのう
ち1個がデータ転送システム全体の原クロック信号を供
給するとともに、入力されるアドレス・データ多重化線
及びコントロール線上の信号を該原クロック信号に同期
化して出力する機能を有するようにしたので、共通クロ
ック信号のシステム全体への分配が必要なく、クロック
分配スキューが高速化や接続デバイスの数についての限
界を与えるということがない。
コントロール線上の信号は同じ組のクロック線上のクロ
ック信号に同期して転送され、さらに接続デバイスのう
ち1個がデータ転送システム全体の原クロック信号を供
給するとともに、入力されるアドレス・データ多重化線
及びコントロール線上の信号を該原クロック信号に同期
化して出力する機能を有するようにしたので、共通クロ
ック信号のシステム全体への分配が必要なく、クロック
分配スキューが高速化や接続デバイスの数についての限
界を与えるということがない。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1から図5によっ
て説明する。図1は本発明によるデータ転送システムの
構成例を示すシステム構成図、図2は本発明によるデー
タ転送システムの接続デバイスのインタフェース回路の
例を示す回路構成図、図3は本発明によるデータ転送シ
ステムにおけるトランザクションのタイミング仕様の例
を示すタイミングチャート、図4は本発明によるデータ
転送システムのクロック供給デバイスの内部構成例を示
す回路構成図、図5は本発明によるデータ転送システム
のクロック供給デバイスの内部動作タイミングの例を示
すタイミングチャートである。
て説明する。図1は本発明によるデータ転送システムの
構成例を示すシステム構成図、図2は本発明によるデー
タ転送システムの接続デバイスのインタフェース回路の
例を示す回路構成図、図3は本発明によるデータ転送シ
ステムにおけるトランザクションのタイミング仕様の例
を示すタイミングチャート、図4は本発明によるデータ
転送システムのクロック供給デバイスの内部構成例を示
す回路構成図、図5は本発明によるデータ転送システム
のクロック供給デバイスの内部動作タイミングの例を示
すタイミングチャートである。
【0011】図1において、11は本実施例のデータ転
送システムに接続されるプロセッサ,メモリ,各種入出
力システム等の複数の接続デバイス、12は本実施例の
データ転送システムに設けられた複数の拡張スロット、
13はクロック発振器、14は本実施例のデータ転送シ
ステムにおいてシステム全体の原クロック信号を供給す
るとともに入力されるアドレス・データ多重化線及びコ
ントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化して
出力する機能を有するクロック供給デバイス、101
(CLK)はクロック信号が出力されるクロック線、1
02(A/D)はアドレス信号とデータ信号が多重化し
て出力されるnビットのアドレス/データ線、103
(CMD)は転送コントロール信号が出力されるmビッ
トのコントロール線、104は発振クロック線、105
(FLCTL)は本実施例のデータ転送システムにおい
て複数の接続デバイスに共通に接続されるバス信号線と
して、接続デバイスのデータ転送システムへのデータ転
送要求の出力を抑止する要求を示すフロー制御線であ
る。
送システムに接続されるプロセッサ,メモリ,各種入出
力システム等の複数の接続デバイス、12は本実施例の
データ転送システムに設けられた複数の拡張スロット、
13はクロック発振器、14は本実施例のデータ転送シ
ステムにおいてシステム全体の原クロック信号を供給す
るとともに入力されるアドレス・データ多重化線及びコ
ントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化して
出力する機能を有するクロック供給デバイス、101
(CLK)はクロック信号が出力されるクロック線、1
02(A/D)はアドレス信号とデータ信号が多重化し
て出力されるnビットのアドレス/データ線、103
(CMD)は転送コントロール信号が出力されるmビッ
トのコントロール線、104は発振クロック線、105
(FLCTL)は本実施例のデータ転送システムにおい
て複数の接続デバイスに共通に接続されるバス信号線と
して、接続デバイスのデータ転送システムへのデータ転
送要求の出力を抑止する要求を示すフロー制御線であ
る。
【0012】図1は本発明によるデータ転送システムの
構成例を示すシステム構成図である。本システムはプロ
セッサ,メモリ,各種入出力システム等の複数の接続デ
バイス11をリング状に接続することによって構成され
る。本実施例では接続デバイス11の他に、複数の拡張
スロット12及びクロック供給デバイス13がリング状
に接続されている。本実施例ではリングを構成する信号
線として、クロック線101、nビットのアドレス/デ
ータ多重化線102、及びmビットのコントロール線1
03を定義している。また本実施例では複数の接続デバ
イスに共通に接続されるバス信号線として、接続デバイ
スのデータ転送システムへのデータ転送要求の出力を抑
止する要求を示すフロー制御線105を定義している。
構成例を示すシステム構成図である。本システムはプロ
セッサ,メモリ,各種入出力システム等の複数の接続デ
バイス11をリング状に接続することによって構成され
る。本実施例では接続デバイス11の他に、複数の拡張
スロット12及びクロック供給デバイス13がリング状
に接続されている。本実施例ではリングを構成する信号
線として、クロック線101、nビットのアドレス/デ
ータ多重化線102、及びmビットのコントロール線1
03を定義している。また本実施例では複数の接続デバ
イスに共通に接続されるバス信号線として、接続デバイ
スのデータ転送システムへのデータ転送要求の出力を抑
止する要求を示すフロー制御線105を定義している。
【0013】接続デバイス11は各々入力側と出力側の
2組のクロック線101、アドレス/データ多重化線1
02、及びコントロール線103に接続されており、入
力側からフリーランの入力クロック信号と該クロック信
号に同期したアドレス/データ信号及びコントロール信
号を入力され、出力側からフリーランの出力クロック信
号と該クロック信号に同期したアドレス/データ信号及
びコントロール信号を出力する。入力クロック信号と出
力クロック信号は同じ周波数であるが位相は異なってい
て構わない。したがって各接続デバイスは、入力クロッ
ク信号を該接続デバイスの内部クロック信号として利用
し、さらに接続デバイスの内部遅延を気にすることなく
出力クロック信号として利用することができる。
2組のクロック線101、アドレス/データ多重化線1
02、及びコントロール線103に接続されており、入
力側からフリーランの入力クロック信号と該クロック信
号に同期したアドレス/データ信号及びコントロール信
号を入力され、出力側からフリーランの出力クロック信
号と該クロック信号に同期したアドレス/データ信号及
びコントロール信号を出力する。入力クロック信号と出
力クロック信号は同じ周波数であるが位相は異なってい
て構わない。したがって各接続デバイスは、入力クロッ
ク信号を該接続デバイスの内部クロック信号として利用
し、さらに接続デバイスの内部遅延を気にすることなく
出力クロック信号として利用することができる。
【0014】複数の拡張スロット12には必要に応じて
接続デバイスが追加され、スロットが空いている場合に
は入力側と出力側の2組のアドレス・データ多重化線、
コントロール線、及びクロック線を直接接続して単純に
信号を通過させる。クロック供給デバイス14は特殊な
接続デバイスで、クロック発振機13からの発振クロッ
ク104を用いてシステム全体の原クロック信号を供給
するとともに、入力されるアドレス・データ多重化線及
びコントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化
して出力する機能を有している。フロー制御線105は
複数の接続デバイスに共通に接続されるバス信号線であ
り、各接続デバイスは本信号を出力することにより、他
の接続デバイスのデータ転送システムへのデータ転送要
求の出力を抑止する要求を示すことができる。
接続デバイスが追加され、スロットが空いている場合に
は入力側と出力側の2組のアドレス・データ多重化線、
コントロール線、及びクロック線を直接接続して単純に
信号を通過させる。クロック供給デバイス14は特殊な
接続デバイスで、クロック発振機13からの発振クロッ
ク104を用いてシステム全体の原クロック信号を供給
するとともに、入力されるアドレス・データ多重化線及
びコントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化
して出力する機能を有している。フロー制御線105は
複数の接続デバイスに共通に接続されるバス信号線であ
り、各接続デバイスは本信号を出力することにより、他
の接続デバイスのデータ転送システムへのデータ転送要
求の出力を抑止する要求を示すことができる。
【0015】以下図1のシステム構成の各部の内部構成
と動作について図2から図5によって説明する。図2は
図1における接続デバイス11のインタフェース回路の
例を示す回路構成図である。図2において21は入力ド
ライバ、22は出力ドライバ、23は入出力ドライバ、
24は入力用ラッチ、25はデコーダ、26はFIFO
バッファ、27はクロック分配ドライバ、28はセレク
タ、29は出力用ラッチ、30は接続デバイス11のイ
ンタフェース回路以外の内部ロジックである。内部ロジ
ック30は通常のバス等のデータ転送システムで使用さ
れている公知の内部ロジックと同様のものである。
と動作について図2から図5によって説明する。図2は
図1における接続デバイス11のインタフェース回路の
例を示す回路構成図である。図2において21は入力ド
ライバ、22は出力ドライバ、23は入出力ドライバ、
24は入力用ラッチ、25はデコーダ、26はFIFO
バッファ、27はクロック分配ドライバ、28はセレク
タ、29は出力用ラッチ、30は接続デバイス11のイ
ンタフェース回路以外の内部ロジックである。内部ロジ
ック30は通常のバス等のデータ転送システムで使用さ
れている公知の内部ロジックと同様のものである。
【0016】図2では接続デバイス11は、入力側から
フリーランの入力クロック信号(CLKIN)と該クロ
ック信号に同期したアドレス/データ信号(A/DI
N)及びコントロール信号(CTLIN)が入力ドライ
バ21を通して入力され、出力側からフリーランの出力
クロック信号(CLKOUT)と該クロック信号に同期
したアドレス/データ信号(A/DOUT)及びコント
ロール信号(CTLOUT)が出力ドライバ22を通し
て出力される。入力ドライバ21を通して入力されたA
/DINとCTLINはCLKINに同期しているの
で、入力用ラッチ24でラッチすることができる。入力
用ラッチ24のラッチ結果はデコーダ25及びFIFO
バッファ26へ送られる。
フリーランの入力クロック信号(CLKIN)と該クロ
ック信号に同期したアドレス/データ信号(A/DI
N)及びコントロール信号(CTLIN)が入力ドライ
バ21を通して入力され、出力側からフリーランの出力
クロック信号(CLKOUT)と該クロック信号に同期
したアドレス/データ信号(A/DOUT)及びコント
ロール信号(CTLOUT)が出力ドライバ22を通し
て出力される。入力ドライバ21を通して入力されたA
/DINとCTLINはCLKINに同期しているの
で、入力用ラッチ24でラッチすることができる。入力
用ラッチ24のラッチ結果はデコーダ25及びFIFO
バッファ26へ送られる。
【0017】デコーダ25はA/DINとCTLINの
ラッチ結果をデコードし、当該接続デバイス宛の転送サ
イクルと他のデバイス宛の転送サイクル、及びアイドル
サイクルを区別して内部ロジック30に伝達する。内部
ロジック30はデコーダ25から当該接続デバイス宛の
転送サイクルであることを伝達されると該サイクルのA
/DINとCTLINの値をFIFOバッファ26から
読み取る。FIFOバッファ26と内部ロジック30
は、CLKINからクロック分配ドライバ27によって
生成,分配される内部クロックによって動作する。FI
FOバッファ26からはA/DINとCTLINのラッ
チ結果が順次出力され、セレクタ28へ送られる。内部
ロジック30はデコーダ25の出力から、セレクタ28
へ送られるA/DINとCTLINが、当該接続デバイ
ス宛の転送サイクル、他のデバイス宛の転送サイクル、
及びアイドルサイクルのいずれであるかを予め知ること
ができる。
ラッチ結果をデコードし、当該接続デバイス宛の転送サ
イクルと他のデバイス宛の転送サイクル、及びアイドル
サイクルを区別して内部ロジック30に伝達する。内部
ロジック30はデコーダ25から当該接続デバイス宛の
転送サイクルであることを伝達されると該サイクルのA
/DINとCTLINの値をFIFOバッファ26から
読み取る。FIFOバッファ26と内部ロジック30
は、CLKINからクロック分配ドライバ27によって
生成,分配される内部クロックによって動作する。FI
FOバッファ26からはA/DINとCTLINのラッ
チ結果が順次出力され、セレクタ28へ送られる。内部
ロジック30はデコーダ25の出力から、セレクタ28
へ送られるA/DINとCTLINが、当該接続デバイ
ス宛の転送サイクル、他のデバイス宛の転送サイクル、
及びアイドルサイクルのいずれであるかを予め知ること
ができる。
【0018】セレクタ28はFIFOバッファ26から
送られるA/DIN及びCTLINと内部ロジック30
が出力するA/D及びCTLを選択するもので、内部ロ
ジック30からのセレクト信号で動作するようになって
おり、FIFOバッファ26から送られるA/DIN及
びCTLINが当該接続デバイス宛の転送サイクル及び
アイドルサイクルの場合には、内部ロジック30からの
A/D及びCTLが選択され、他のデバイス宛の転送サ
イクルの場合にはFIFOバッファ26から送られるA
/DIN及びCTLINが選択されるようになってい
る。内部ロジック30はセレクタ28に内部ロジック3
0からのA/D及びCTLを選択させる場合、A/D及
びCTLとして当該接続デバイス発の転送サイクルを出
力するか、またはアイドルサイクルを出力することがで
きる。
送られるA/DIN及びCTLINと内部ロジック30
が出力するA/D及びCTLを選択するもので、内部ロ
ジック30からのセレクト信号で動作するようになって
おり、FIFOバッファ26から送られるA/DIN及
びCTLINが当該接続デバイス宛の転送サイクル及び
アイドルサイクルの場合には、内部ロジック30からの
A/D及びCTLが選択され、他のデバイス宛の転送サ
イクルの場合にはFIFOバッファ26から送られるA
/DIN及びCTLINが選択されるようになってい
る。内部ロジック30はセレクタ28に内部ロジック3
0からのA/D及びCTLを選択させる場合、A/D及
びCTLとして当該接続デバイス発の転送サイクルを出
力するか、またはアイドルサイクルを出力することがで
きる。
【0019】セレクタ28によって選択,出力されたア
ドレス/データ信号及びコントロール信号は出力用ラッ
チ29により、クロック分配ドライバ27によって生
成,分配される内部クロックでラッチされる。ラッチさ
れたアドレス/データ信号及びコントロール信号は内部
クロックと共に、出力ドライバ22を通して、出力側か
らフリーランの出力クロック信号(CLKOUT)と該
クロック信号に同期したアドレス/データ信号(A/D
OUT)及びコントロール信号(CTLOUT)として
出力される。
ドレス/データ信号及びコントロール信号は出力用ラッ
チ29により、クロック分配ドライバ27によって生
成,分配される内部クロックでラッチされる。ラッチさ
れたアドレス/データ信号及びコントロール信号は内部
クロックと共に、出力ドライバ22を通して、出力側か
らフリーランの出力クロック信号(CLKOUT)と該
クロック信号に同期したアドレス/データ信号(A/D
OUT)及びコントロール信号(CTLOUT)として
出力される。
【0020】内部ロジック30は、入出力ドライバ23
を通してフロー制御線105を入出力できる。フロー制
御線105は複数の接続デバイスに共通に接続されるバ
ス信号線であり、本実施例ではオープンコレクタ信号と
する。内部ロジック30は、リング上で他のデバイス宛
の転送サイクルが連続して当該接続デバイス発の転送サ
イクルを出力することが一定時間できなかった場合に、
本信号を出力することにより他の接続デバイスのデータ
転送システムへのデータ転送要求の出力を抑止する要求
を示すことができる。また他の接続デバイスがフロー制
御線105上に信号を出力していることを検知して、自
身のデータ転送システムへのデータ転送要求の出力をで
きる限り抑止する。
を通してフロー制御線105を入出力できる。フロー制
御線105は複数の接続デバイスに共通に接続されるバ
ス信号線であり、本実施例ではオープンコレクタ信号と
する。内部ロジック30は、リング上で他のデバイス宛
の転送サイクルが連続して当該接続デバイス発の転送サ
イクルを出力することが一定時間できなかった場合に、
本信号を出力することにより他の接続デバイスのデータ
転送システムへのデータ転送要求の出力を抑止する要求
を示すことができる。また他の接続デバイスがフロー制
御線105上に信号を出力していることを検知して、自
身のデータ転送システムへのデータ転送要求の出力をで
きる限り抑止する。
【0021】次に図3を用いて本実施例のデータ転送シ
ステムにおけるトランザクションのタイミング仕様を説
明する。図3は、接続デバイス11の入力側(CLKI
N,A/DIN,CTLIN)と出力側(CLKOU
T,A/DOUT,CTLOUT)で見たトランザクシ
ョンのタイミング仕様の例を示すタイミングチャートで
ある。図3ではCLKの立上り/降下の両エッジを使用
して転送を行う。また本実施例ではコントロール信号
(CTL)の内容として、リード要求、リード応答及び
ライトのサイクル種別、転送語数、及びリード要求とリ
ード応答を1対1に対応させるためのトランザクション
ID番号を定義する。これらは従来からスプリット転送
バスに使用されてきた公知のコントロール信号の内容と
同様のものである。図3では入力側と出力側の時間差は
規定されていない。これは各接続デバイス毎に異なって
いて構わないためである。図2のインタフェース回路の
例ではこの時間差は、入力用ラッチ24、FIFOバッ
ファ26、及び出力用ラッチ29を通過するのに必要な
サイクル数分の時間と、クロック分配ドライバ27等に
よって与えられるCLKINとCLKOUTの位相差に
よって与えられる。
ステムにおけるトランザクションのタイミング仕様を説
明する。図3は、接続デバイス11の入力側(CLKI
N,A/DIN,CTLIN)と出力側(CLKOU
T,A/DOUT,CTLOUT)で見たトランザクシ
ョンのタイミング仕様の例を示すタイミングチャートで
ある。図3ではCLKの立上り/降下の両エッジを使用
して転送を行う。また本実施例ではコントロール信号
(CTL)の内容として、リード要求、リード応答及び
ライトのサイクル種別、転送語数、及びリード要求とリ
ード応答を1対1に対応させるためのトランザクション
ID番号を定義する。これらは従来からスプリット転送
バスに使用されてきた公知のコントロール信号の内容と
同様のものである。図3では入力側と出力側の時間差は
規定されていない。これは各接続デバイス毎に異なって
いて構わないためである。図2のインタフェース回路の
例ではこの時間差は、入力用ラッチ24、FIFOバッ
ファ26、及び出力用ラッチ29を通過するのに必要な
サイクル数分の時間と、クロック分配ドライバ27等に
よって与えられるCLKINとCLKOUTの位相差に
よって与えられる。
【0022】図3の入力側ではまずCTLINで値C0
が入力されているが、これはアイドルサイクルを示して
いる。次にCTLINで値C1が入力され、これは他の
接続デバイス宛の4語のリード応答サイクルを示してい
る。以下値C2は当該接続デバイス宛の1語のライトサ
イクル、値C3は他の接続デバイス宛のリード要求サイ
クルを示している。A/DINの値はアイドルサイクル
では無効であり、CTLINが値C1の時は4語のデー
タ(D10−D13)、値C2の時は当該接続デバイス
宛を示すアドレス(A2)と1語のデータ(D2)、値
C3の時は他の接続デバイス宛を示すアドレス(A3)
になっている。
が入力されているが、これはアイドルサイクルを示して
いる。次にCTLINで値C1が入力され、これは他の
接続デバイス宛の4語のリード応答サイクルを示してい
る。以下値C2は当該接続デバイス宛の1語のライトサ
イクル、値C3は他の接続デバイス宛のリード要求サイ
クルを示している。A/DINの値はアイドルサイクル
では無効であり、CTLINが値C1の時は4語のデー
タ(D10−D13)、値C2の時は当該接続デバイス
宛を示すアドレス(A2)と1語のデータ(D2)、値
C3の時は他の接続デバイス宛を示すアドレス(A3)
になっている。
【0023】当該接続デバイスでは、他の接続デバイス
宛のトランザクションサイクル、すなわちCTLINの
値C1及び値C3のサイクルは、時間的に遅れる形でA
/DIN及びCTLINの値をそのままA/DOUT及
びCTLOUTとして出力する。また当該接続デバイス
宛のトランザクションサイクル、すなわちCTLINの
値C2のサイクルは、内部に取り込んでリングから外
し、リングには相当分のアイドルサイクルを出力してい
る。さらに、CTLINの値C1のサイクルの直後のア
イドルサイクル入力に相当するサイクルに、当該接続デ
バイス発の1語のライトサイクルを、CTLOUTの値
C4、A/DOUTの値を他の接続デバイス宛を示すア
ドレス(A4)と1語のデータ(D4)として出力して
いる。これらのトランザクション動作は全て図2によっ
て説明した上記のインタフェース回路によって実現でき
る。
宛のトランザクションサイクル、すなわちCTLINの
値C1及び値C3のサイクルは、時間的に遅れる形でA
/DIN及びCTLINの値をそのままA/DOUT及
びCTLOUTとして出力する。また当該接続デバイス
宛のトランザクションサイクル、すなわちCTLINの
値C2のサイクルは、内部に取り込んでリングから外
し、リングには相当分のアイドルサイクルを出力してい
る。さらに、CTLINの値C1のサイクルの直後のア
イドルサイクル入力に相当するサイクルに、当該接続デ
バイス発の1語のライトサイクルを、CTLOUTの値
C4、A/DOUTの値を他の接続デバイス宛を示すア
ドレス(A4)と1語のデータ(D4)として出力して
いる。これらのトランザクション動作は全て図2によっ
て説明した上記のインタフェース回路によって実現でき
る。
【0024】次に図4により、クロック供給デバイス1
4の内部構成について説明する。図4は本実施例におい
て、システム全体の原クロック信号を供給するとともに
入力されるアドレス・データ多重化線及びコントロール
線上の信号を該原クロック信号に同期化して出力する機
能を有するクロック供給デバイス14の内部構成の例を
示す回路構成図である。図4において、13はクロック
発振器、41は入力ドライバ、42は出力ドライバ、4
3は入力用ラッチ、44は出力用ラッチ、45は位相差
検出器、46は可変遅延付加回路である。位相差検出器
45及び可変遅延付加回路46は公知のPLL回路等に
使用されているのと同様のものである。
4の内部構成について説明する。図4は本実施例におい
て、システム全体の原クロック信号を供給するとともに
入力されるアドレス・データ多重化線及びコントロール
線上の信号を該原クロック信号に同期化して出力する機
能を有するクロック供給デバイス14の内部構成の例を
示す回路構成図である。図4において、13はクロック
発振器、41は入力ドライバ、42は出力ドライバ、4
3は入力用ラッチ、44は出力用ラッチ、45は位相差
検出器、46は可変遅延付加回路である。位相差検出器
45及び可変遅延付加回路46は公知のPLL回路等に
使用されているのと同様のものである。
【0025】図4においてクロック供給デバイス14
は、入力側からフリーランの入力クロック信号(CLK
IN)と該クロック信号に同期したアドレス/データ信
号(A/DIN)及びコントロール信号(CTLIN)
が入力ドライバ41を通して入力され、出力側からフリ
ーランの出力クロック信号(CLKOUT)と該クロッ
ク信号に同期したアドレス/データ信号(A/DOU
T)及びコントロール信号(CTLOUT)が出力ドラ
イバ42を通して出力される。またクロック供給デバイ
ス14には、クロック発振器13が出力する発振クロッ
クを入力ドライバ41を通して入力される。
は、入力側からフリーランの入力クロック信号(CLK
IN)と該クロック信号に同期したアドレス/データ信
号(A/DIN)及びコントロール信号(CTLIN)
が入力ドライバ41を通して入力され、出力側からフリ
ーランの出力クロック信号(CLKOUT)と該クロッ
ク信号に同期したアドレス/データ信号(A/DOU
T)及びコントロール信号(CTLOUT)が出力ドラ
イバ42を通して出力される。またクロック供給デバイ
ス14には、クロック発振器13が出力する発振クロッ
クを入力ドライバ41を通して入力される。
【0026】A/DIN及びCTLINは入力用ラッチ
43でCLKINによりラッチされる。またCLKIN
は発振クロックと共に位相差検出器45に入力される。
位相差検出器45は発振クロックのCLKINに対する
位相差を検出して、可変遅延付加回路46に伝達する。
可変遅延付加回路46では、入力用ラッチ43が出力す
るA/DIN及びCTLINのラッチ結果(A/DLT
及びCTLLT)に、位相差検出器45から伝達された
位相差と同時間の遅延をA/DLT及びCTLLTに付
加して、A/DDL及びCTLDLとして出力用ラッチ
44に送る。これによりA/DDL及びCTLDLの位
相は発振クロックでラッチできるように調整される。出
力用ラッチ44ではA/DDL及びCTLDLが発振ク
ロックによりラッチされ、同期化される。発振クロック
と、発振クロックに同期化されたA/DDL及びCTL
DLは、フリーランの出力クロック信号(CLKOU
T)と該クロック信号に同期したアドレス/データ信号
(A/DOUT)及びコントロール信号(CTLOU
T)として出力ドライバ42を通して出力される。
43でCLKINによりラッチされる。またCLKIN
は発振クロックと共に位相差検出器45に入力される。
位相差検出器45は発振クロックのCLKINに対する
位相差を検出して、可変遅延付加回路46に伝達する。
可変遅延付加回路46では、入力用ラッチ43が出力す
るA/DIN及びCTLINのラッチ結果(A/DLT
及びCTLLT)に、位相差検出器45から伝達された
位相差と同時間の遅延をA/DLT及びCTLLTに付
加して、A/DDL及びCTLDLとして出力用ラッチ
44に送る。これによりA/DDL及びCTLDLの位
相は発振クロックでラッチできるように調整される。出
力用ラッチ44ではA/DDL及びCTLDLが発振ク
ロックによりラッチされ、同期化される。発振クロック
と、発振クロックに同期化されたA/DDL及びCTL
DLは、フリーランの出力クロック信号(CLKOU
T)と該クロック信号に同期したアドレス/データ信号
(A/DOUT)及びコントロール信号(CTLOU
T)として出力ドライバ42を通して出力される。
【0027】次に図5を用いてクロック供給デバイス1
4の内部動作タイミングを説明する。図5はクロック供
給デバイス14の内部動作タイミングの例を示すタイミ
ングチャートである。図5に示す動作は図4に示したク
ロック供給デバイス14の内部構成に基づいている。
4の内部動作タイミングを説明する。図5はクロック供
給デバイス14の内部動作タイミングの例を示すタイミ
ングチャートである。図5に示す動作は図4に示したク
ロック供給デバイス14の内部構成に基づいている。
【0028】クロック供給デバイス14へはCLKIN
とCLKINに同期したA/DIN及びCTLINが入
力される。A/DINとCTLINに関するタイミング
はクロック供給デバイス14においては全く同じなの
で、図5ではA/DINの値a,bで代表させている。
図4の入力用ラッチ43でA/DINはCLKINによ
りラッチされ、A/DLTとなる。また図4の位相差検
出器45は発振クロックとCLKINの位相差を検出し
ているが、図4では発振クロックがCLKOUTとして
出力されているので、図5ではCLKOUTで代表さ
せ、検出される位相差をdとしている。図4の可変遅延
付加回路46はA/DLTにdだけ遅延を付加して、A
/DDLとしている。A/DDLは図4の出力用ラッチ
44でCLKOUTによりラッチされ、同期化されてA
/DOUTとして出力される。これによりクロック供給
デバイス14は、システム全体の原クロック信号を供給
するとともに入力されるアドレス・データ多重化線及び
コントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化し
て出力する機能を実現している。
とCLKINに同期したA/DIN及びCTLINが入
力される。A/DINとCTLINに関するタイミング
はクロック供給デバイス14においては全く同じなの
で、図5ではA/DINの値a,bで代表させている。
図4の入力用ラッチ43でA/DINはCLKINによ
りラッチされ、A/DLTとなる。また図4の位相差検
出器45は発振クロックとCLKINの位相差を検出し
ているが、図4では発振クロックがCLKOUTとして
出力されているので、図5ではCLKOUTで代表さ
せ、検出される位相差をdとしている。図4の可変遅延
付加回路46はA/DLTにdだけ遅延を付加して、A
/DDLとしている。A/DDLは図4の出力用ラッチ
44でCLKOUTによりラッチされ、同期化されてA
/DOUTとして出力される。これによりクロック供給
デバイス14は、システム全体の原クロック信号を供給
するとともに入力されるアドレス・データ多重化線及び
コントロール線上の信号を該原クロック信号に同期化し
て出力する機能を実現している。
【0029】以上により、本実施例では共通クロック信
号のシステム全体への分配が必要なく、かつ受信ノード
である接続デバイスが各々で受信データとノードの内部
クロックとの同期をとる必要がない、接続デバイスをリ
ング状に接続するデータ転送システムが構成されてい
る。本実施例ではクロック供給デバイスを独立の特殊な
接続デバイスとしたが、本発明の実施例としてはクロッ
ク供給デバイスを独立の接続デバイスとせず、その機能
を他の一つの接続デバイスが有するようにしたデータ転
送システムも考えられる。但し本実施例の構成にはクロ
ック供給デバイス及びクロック発振器の交換のみで、他
の接続デバイスと無関係にシステム全体のクロック周波
数を変更できるという効果がある。また本発明のデータ
転送システムにおけるドランザクションの論理プロトコ
ルは、本実施例の論理プロトコルだけでなく他の論理プ
ロトコル、例えば上記従来技術SCIの論理プロトコル
等を適用するすることもできるのは明らかである。
号のシステム全体への分配が必要なく、かつ受信ノード
である接続デバイスが各々で受信データとノードの内部
クロックとの同期をとる必要がない、接続デバイスをリ
ング状に接続するデータ転送システムが構成されてい
る。本実施例ではクロック供給デバイスを独立の特殊な
接続デバイスとしたが、本発明の実施例としてはクロッ
ク供給デバイスを独立の接続デバイスとせず、その機能
を他の一つの接続デバイスが有するようにしたデータ転
送システムも考えられる。但し本実施例の構成にはクロ
ック供給デバイス及びクロック発振器の交換のみで、他
の接続デバイスと無関係にシステム全体のクロック周波
数を変更できるという効果がある。また本発明のデータ
転送システムにおけるドランザクションの論理プロトコ
ルは、本実施例の論理プロトコルだけでなく他の論理プ
ロトコル、例えば上記従来技術SCIの論理プロトコル
等を適用するすることもできるのは明らかである。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、共通クロック信号のシ
ステム全体への分配が必要なく、かつ受信ノードである
接続デバイスが各々で受信データとノードの内部クロッ
クとの同期をとる必要がなく、これらにより高速化が容
易で接続デバイスの数についての制限が無く、かつ各々
の接続デバイスのインタフェースハードウェアの規模の
小さい、接続デバイスをリング状に接続する情報処理装
置用のデータ転送システムを与えることができる。
ステム全体への分配が必要なく、かつ受信ノードである
接続デバイスが各々で受信データとノードの内部クロッ
クとの同期をとる必要がなく、これらにより高速化が容
易で接続デバイスの数についての制限が無く、かつ各々
の接続デバイスのインタフェースハードウェアの規模の
小さい、接続デバイスをリング状に接続する情報処理装
置用のデータ転送システムを与えることができる。
【図1】本発明によるデータ転送システムの構成例を示
すシステム構成図である。
すシステム構成図である。
【図2】本発明によるデータ転送システムの接続デバイ
スのインタフェース回路の例を示す回路構成図である。
スのインタフェース回路の例を示す回路構成図である。
【図3】本発明によるデータ転送システムにおけるトラ
ンザクションのタイミング仕様の例を示すタイミングチ
ャートである。
ンザクションのタイミング仕様の例を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】本発明によるデータ転送システムのクロック供
給デバイスの内部構成例を示す回路構成図である。
給デバイスの内部構成例を示す回路構成図である。
【図5】本発明によるデータ転送システムのクロック供
給デバイスの内部動作タイミングの例を示すタイミング
チャートである。
給デバイスの内部動作タイミングの例を示すタイミング
チャートである。
11…接続デバイス、12…拡張スロット、13…クロ
ック発振機、14…クロック供給デバイス、101…ク
ロック線、102…アドレス/データ多重化線、103
…コマンド線、104…発振クロック線、105…フロ
ー制御線、21…入力ドライバ、22…出力ドライバ、
23…入出力ドライバ、24…入力用ラッチ、25…デ
コーダ、26…FIFOバッファ、27…クロック分配
ドライバ、28…セレクタ、29…出力用ラッチ、30
…接続デバイス11のインタフェース回路以外の内部ロ
ジック、41…入力ドライバ、42…出力ドライバ、4
3…入力用ラッチ、44…出力用ラッチ、45…位相差
検出器、46…可変遅延付加回路。
ック発振機、14…クロック供給デバイス、101…ク
ロック線、102…アドレス/データ多重化線、103
…コマンド線、104…発振クロック線、105…フロ
ー制御線、21…入力ドライバ、22…出力ドライバ、
23…入出力ドライバ、24…入力用ラッチ、25…デ
コーダ、26…FIFOバッファ、27…クロック分配
ドライバ、28…セレクタ、29…出力用ラッチ、30
…接続デバイス11のインタフェース回路以外の内部ロ
ジック、41…入力ドライバ、42…出力ドライバ、4
3…入力用ラッチ、44…出力用ラッチ、45…位相差
検出器、46…可変遅延付加回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 雅継 神奈川県海老名市下今泉810番地株式会社 日立製作所オフィスシステム事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】情報処理装置用のデータ転送システムであ
って、複数の接続デバイスを有し、該各接続デバイス間
は1組のアドレス・データ多重化線、コントロール線、
及びクロック線によって1対1に接続され、該複数の接
続デバイスが各々入力側と出力側の2組のアドレス・デ
ータ多重化線、コントロール線、及びクロック線に接続
されることによって全体としてリング状に接続され、ア
ドレス・データ多重化線、コントロール線、及びクロッ
ク線上の信号が該リングに対して全て同一の方向に周回
するように転送され、各組のクロック線上のクロック信
号が全て同じ周波数のフリーランのクロック信号であ
り、各組のアドレス・データ多重化線及びコントロール
線上の信号は同じ組のクロック線上のクロック信号に同
期して転送され、該接続デバイスのうち1個がデータ転
送システム全体の原クロック信号を供給するとともに、
入力されるアドレス・データ多重化線及びコントロール
線上の信号を入力されるクロック信号とは位相の異なる
該原クロック信号に同期化して出力する機能を有するこ
とを特徴とするデータ転送システム。 - 【請求項2】請求項1のデータ転送システムであって、
データ転送システム全体の原クロック信号を供給すると
ともに入力されるアドレス・データ多重化線及びコント
ロール線上の信号を該原クロック信号に同期化して出力
する機能を有する接続デバイスが、データ転送システム
に直接関連する機能としては該機能のみを有する独立し
た接続デバイスであることを特徴とするデータ転送シス
テム。 - 【請求項3】請求項1または2のデータ転送システムで
あって、複数の接続デバイスに共通に接続されるバス信
号線として、接続デバイスのデータ転送システムへのデ
ータ転送要求の出力を抑止する要求を示す信号線を有す
ることを特徴とするデータ転送システム。 - 【請求項4】請求項1,2または3のデータ転送システ
ムであって、アドレス・データ多重化線、コントロール
線、及びクロック線がシステム全体で二重化されてお
り、全体として二重のリング状に接続され、各リング上
ではアドレス・データ多重化線、コントロール線、及び
クロック線上の信号が該リングに対して全て同一の方向
に周回するように転送され、上記2個のリングの間では
周回方向が逆になっており、接続デバイスの1個の故障
が検知された場合に、該接続デバイスに隣接する2個の
接続デバイスにおいて上記2個のリングを折り返し接続
することにより、全体として1個のリング状に接続され
るようにして、該故障接続デバイスをシステムから切り
離しつつ全体としてリング状の接続を保持する手段を有
することを特徴とするデータ転送システム。 - 【請求項5】請求項1,2,3または4のデータ転送シ
ステムを単数または複数有することを特徴とする情報処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118117A JPH06332852A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | データ転送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118117A JPH06332852A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | データ転送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06332852A true JPH06332852A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14728455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5118117A Pending JPH06332852A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | データ転送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06332852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009069974A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | バスインターフェース回路および情報処理装置 |
CN110546922A (zh) * | 2016-11-23 | 2019-12-06 | 德吉润股份有限公司 | 分布式控制同步环形网络架构 |
JP2019536399A (ja) * | 2016-11-23 | 2019-12-12 | デジラム コーポレーション | 順列リングネットワーク |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP5118117A patent/JPH06332852A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009069974A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | バスインターフェース回路および情報処理装置 |
CN110546922A (zh) * | 2016-11-23 | 2019-12-06 | 德吉润股份有限公司 | 分布式控制同步环形网络架构 |
JP2019536399A (ja) * | 2016-11-23 | 2019-12-12 | デジラム コーポレーション | 順列リングネットワーク |
JP2020508625A (ja) * | 2016-11-23 | 2020-03-19 | デジラム コーポレーション | 分散制御同期リングネットワークアーキテクチャ |
US11196587B2 (en) | 2016-11-23 | 2021-12-07 | DeGirum Corporation | Permutated ring network |
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