JP2003196230A - デバイス識別の付与を備えた通信の方法および装置 - Google Patents

デバイス識別の付与を備えた通信の方法および装置

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JP2003196230A JP2001400387A JP2001400387A JP2003196230A JP 2003196230 A JP2003196230 A JP 2003196230A JP 2001400387 A JP2001400387 A JP 2001400387A JP 2001400387 A JP2001400387 A JP 2001400387A JP 2003196230 A JP2003196230 A JP 2003196230A
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    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/368Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control
    • G06F13/37Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with decentralised access control using a physical-position-dependent priority, e.g. daisy chain, round robin or token passing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタ・デバイスと少なくとも1つのグルー
プの複数のスレーブ・デバイスとの間で通信を行うため
の通信システムを提供する。 【解決手段】 通信システムは、マスタ・デバイス1と
複数のスレーブ・デバイス30を接続するバス5に加え
て、複数のデバイス30をデイジーチェーンDC1〜N
で接続するデイジーチェーン接続線7−1〜Nを備え
る。このデイジーチェーンによって、スレーブ・デバイ
ス・グループ内の各スレーブ・デバイスに対し、自動的
にデバイス識別子を付与したり、あるいは共有可能な資
源の割当順序における順番を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には通信に
関し、特に、デイジーチェーンを備えた回路、装置等の
システムにおける通信の方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、回路、装置、システム等におい
て、それらに含まれる種々の集積回路チップ、ユニッ
ト、機器等のデバイス間で通信を行うため、それらデバ
イスの識別をすることが必要である。システムにおける
このようなデバイスの識別法として、種々の方法があ
る。第1の方法として、デバイス固有の識別子を、シス
テムにおける通信のためのデバイス識別子あるいはアド
レスとして使用する方法がある。デバイス固有の識別子
とは、例えば集積回路チップにおいて、製造時にROM
に焼き付けられる番号等である。このようなデバイス固
有の識別子を使用する規格として、ボード上のチップ実
装のテストにおいて使用されるJTAG規格,多くのオ
ーディオ製品において使用されるIIC(例:Audio I/F
(IIC))がある。第2の方法として、ブランチ、リー
フのようなデバイスに対し外部からアドレスを割り当て
る方法がある。この方法を使用する例としては、IEEE13
94規格がある。さらに第3の方法として、デバイスの識
別子すなわちアドレスが方式で予め定められているもの
がある。この例としては、SCSI-2規格がある。この規格
では、プリンタ、ディスプレイ等のデバイスには、特定
のアドレスがオペレーティング・システムによって予め
推奨されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のデバイス固有の
識別子を使用する第1の方法の場合、特に集積回路チッ
プの場合では、この固有識別子は、デバイスの製造業
者、デバイスの機能等による種類に依存して、各デバイ
スに固有のデバイス識別子が割り当てられ、デバイス内
のROMに書き込まれるようになっている。したがっ
て、同じデバイス種類のものであっても、異なった製造
業者の製造したデバイスには、異なったデバイス識別子
が付与されている。このため、オーディオ製品等のよう
なシステムにおいて、使用されているデバイスを、これ
と同じデバイス種類であるが異なった製造業者のデバイ
スへ単に置き換えることは、簡単に行うことができな
い。このような置き換えを行いたい場合には、置き換え
前のデバイスのシステム内におけるデバイス識別子を、
置き換え後のデバイスのデバイス識別子に置換すること
も必要となる。これには、ソフトウェアの書き換え、R
OMの内容の書き換え等が含まれる。また、別の問題と
して、システム内で同じ種類のデバイスを複数個使用し
ようとする場合、同じデバイス識別子が割り当てられた
デバイスを使用することはできないため、そのための対
策として、1つのデバイスに対し複数のデバイス識別子
をROMに焼き付け、それらの1つをデバイスの使用時
に選択できるようにすることも必要となる。さらに、デ
バイスの固有識別子ではなく他のデバイス識別子を必要
とするシステムにおいて、そのデバイスに対し新たにデ
バイス識別子またはアドレスを付与しなければならな
い。さらにまた、デバイス固有識別子は、製造業者を識
別する部分も含むため、非常に冗長な番号となってい
る。
【0004】一方、上記第2の方法では、デバイスに外
部からアドレスを付与することが必要であるため、その
アドレス付与のためのハードウェア、ソフトウェアが必
要となる。
【0005】上記第3の方法では、オペレーティング・
システム等において、特定のデバイスが使用するアドレ
スが予め推奨されているため、アドレス割当に制限があ
る。また、システムに接続できるデバイスの数にも制限
がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、回路、装置
等のシステムにおける通信において、システム内のデバ
イスに対し、そのシステム内の多数のデバイスにおける
そのデバイスの番号またはシステム内番号を識別するた
めの識別子を、自動的に付与することができる通信の方
法および装置を提供することである。
【0007】また、本発明の別の目的は、上記のような
システムにおける通信において、システム内のデバイス
に対し、共有可能な資源の割当順序等の所定の順序にお
ける順番を識別するための識別子を、自動的に付与する
ことができる通信の方法および装置を提供することであ
る。
【0008】さらに、本発明の別の目的は、上記のよう
なシステムにおいて、上記の識別子を用いた可変時分割
多重通信の方法および装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による、複数のデバイスを含むシステムにお
いての前記複数のデバイス間での通信を行う通信システ
ムは、前記複数のデバイスを互いに接続するバスと、前
記複数のデバイスをデイジーチェーンで接続するデイジ
ーチェーン接続線と、を含むことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、前記複数のデバイスは、
マスタ・デバイスと少なくとも1つのグループの複数の
スレーブ・デバイスから成り、前記通信システムにおい
て、前記マスタ・デバイスと前記複数のスレーブ・デバ
イスの各々との間での通信を行うため、前記バスは、前
記マスタ・デバイスと前記1つのグループの前記複数の
スレーブ・デバイスの各々とを接続し、前記デイジーチ
ェーン接続線は、前記1つのグループの前記複数のスレ
ーブ・デバイスをデイジーチェーンで接続するようにで
きる。
【0011】本発明によれば、前記デイジーチェーン接
続線は、前記複数のスレーブ・デバイス内の各々のデバ
イスに対し、前記複数のスレーブ・デバイス内の当該デ
バイスの番号または前記システムにおける所定の順序に
おける当該デバイスの順番を識別するためのデバイス識
別子を割り当てるために使用することができる。
【0012】また、本発明によれば、前記少なくとも1
つのグループは、複数のグループの前記複数のスレーブ
・デバイスから成るようにできる。また、前記デイジー
チェーン接続線は、前記1グループの前記複数のスレー
ブ・デバイスに対しデバイス識別子を付与するために使
用することができる。この場合、前記デイジーチェーン
接続線は、前記複数のグループのスレーブ・デバイスの
各々に対し1つ設けることができる。このとき、複数の
前記デイジーチェーン接続線の各々に接続した前記1グ
ループのスレーブ・デバイスは、これらが接続した前記
デイジーチェーン接続線の識別子を有するようにでき
る。
【0013】また、本発明によれば、さらに、1つのグ
ループの前記複数のスレーブ・デバイスにデバイス識別
子を付与するための装置を含み、該デバイス識別子付与
装置は、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイ
スの内の前記デイジーチェーンの最上流に位置する最上
流デバイスに設けた、第1の時点でデバイス識別子付与
トークンを前記デイジーチェーンの下流に向かって送出
するデバイス識別子付与トークン発生手段であって、該
最上流デバイスが第1のデバイス識別子を有する、前記
のデバイス識別子付与トークン発生手段と、前記最上流
デバイスに設けた、前記第1のデバイス識別子を記憶す
る記憶手段と、前記デイジーチェーンの下流に位置する
各下流デバイスに設けた時間測定手段であって、前記デ
バイス識別子付与トークンを第2の時点で受けたときの
前記第1時点と第2時点との時間差を測定する、前記の
時間測定手段と、前記各下流デバイスに設けたデバイス
識別子決定手段であって、測定した前記時間差に基づい
て、該各下流デバイスの自己のデバイス識別子を決定す
る、前記の決定手段と、前記各下流デバイスに設けた、
前記の決定したデバイス識別子を記憶する記憶手段と、
から成り、これによって、前記最上流デバイスの前記第
1デバイス識別子と前記下流デバイスの各々に対し決定
した前記第1デバイス識別子とは異なった各前記デバイ
ス識別子によって、前記複数のデバイスを識別するよう
にすることができる。
【0014】また、本発明によれば、前記バスは、前記
マスタ・デバイスと前記複数のスレーブ・デバイスとの
各々の間でのデータおよび制御信号の双方を含む情報の
伝送を行うようにできる。
【0015】また、本発明によれば、前記通信は、前記
通信を時分割多重で行うようにできる。この場合、前記
通信は、少なくとも2以上の異なった伝送帯域で行うよ
うにできる。このとき、前記通信は、連続した時間スロ
ットを用いて行うようにできる。前記異なった伝送帯域
は、所定の時間フレーム内に使用する時間スロット数が
異なることによって実現することができる。各前記スレ
ーブ・デバイスに対する前記の使用時間スロット数は、
可変とすることができる。前記使用時間スロット数は、
予め設定することができる。前記使用時間スロット数
は、0または1以上の整数とすることができる。また、
本発明によれば、前記デイジーチェーン接続線は、前記
1つのグループの複数のスレーブ・デバイスの各々に対
し時間スロットを割り当てるための時間スロット割当ト
ークンを、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバ
イス間で伝達するのに使用することができる。この場
合、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイスの
各々は、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイ
ス間で、前記時間スロット割当トークンを伝達し、該時
間スロット割当トークンを受けた特定の前記スレーブ・
デバイスは、前記時間スロットを利用する場合、該時間
スロット割当トークンを受けた時、前記時間スロットの
利用を開始し、前記使用時間スロット数だけ前記時間ス
ロットを利用し、前記使用時間スロット数の時間スロッ
トの使用が終えた時、前記時間スロットの利用を終了
し、前記使用時間スロット数の前記時間スロットのうち
の最後に利用した前記時間スロットに後続する前記時間
スロットを、前記1つのグループの複数のスレーブ・デ
バイスのうちの前記デイジーチェーンに接続された次の
スレーブ・デバイスに割り当てるため、前記次のスレー
ブ・デバイスに対し前記時間スロット割当トークンを渡
すようにすることができる。
【0016】また、本発明によれば、前記バスは、シリ
アルバスとすることができる。この場合、前記シリアル
バスを介しての通信は、通信時間フレームの間に実行
し、前記通信時間フレームは、第1の基準クロックの1
周期に等しくすることができる。この場合、前記シリア
ルバスを介しての通信は、データおよび制御信号の双方
に対し共通の通信フォーマットで行うことができる。前
記共通通信フォーマットは、初期化時には、少なくとも
1つのコマンド・フィールドを含み、動作時には、少な
くとも1つのコマンド・フィールドと、少なくとも1つ
のデータ・チャンネル・フィールドと、を含むようにで
きる。前記コマンド・フィールドは、デバイス識別子を
含むようにできる。前記システムが複数のデイジーチェ
ーン接続線を含むとき、前記コマンド・フィールドは、
デイジーチェーン番号を含むようにできる。
【0017】さらに、本発明による、複数のデバイスに
デバイス識別子を付与する方法は、前記複数のデバイス
をデイジーチェーンで接続するステップと、前記複数の
デバイスの内の前記デイジーチェーンの最上流に位置す
る最上流デバイスから、前記デイジーチェーンの下流に
向かって、デバイス識別子付与トークンを第1の時点に
て送出するステップであって、該最上流デバイスが第1
のデバイス識別子を有する、前記のステップと、前記デ
イジーチェーンの下流に位置する各下流デバイスが、前
記デバイス識別子付与トークンを第2の時点で受けるス
テップと、前記各下流デバイスが、前記第1時点と前記
第2時点との間の時間差に基づいて、該各下流デバイス
が、自己のデバイス識別子を決定するステップであっ
て、該デバイス識別子が、前記第1デバイス識別子とは
異なる、前記のステップと、から成り、これによって、
前記最上流デバイスの前記第1デバイス識別子と前記下
流デバイスの各々に対し決定した前記第1デバイス識別
子とは異なった各前記デバイス識別子によって、前記複
数のデバイスを識別すること、を特徴とする。
【0018】本発明によれば、前記第1時点は、第1の
基準クロックにより定め、前記時間差を、前記第1時点
からの第2の基準クロックの数をカウントすることによ
り、カウント値を発生するようにできる。また、前記カ
ウント値に基づき前記デバイス識別子を定めることがで
きる。さらに、前記デバイスの各々は、前記デバイス識
別子を格納するための記憶手段を有するようにできる。
【0019】また、本発明によれば、前記複数のデバイ
スは、同種のデバイスとすることができ、また、該同種
のデバイスは、入力デバイスまたは出力デバイスのいず
れかとすることができる。
【0020】また、本発明による、マスタ・デバイスと
複数のスレーブ・デバイスとを含むシステムにおいて、
前記マスタ・デバイスが前記複数のスレーブ・デバイス
を識別する方法は、A.前記マスタ・デバイスが前記複
数のスレーブ・デバイスにデバイス識別子を付与するス
テップであって、上述のデバイス識別付与方法を実行す
ることにより前記複数のスレーブ・デバイスのデバイス
識別子を決定するステップと、から成る、前記のステッ
プと、B.前記マスタ・デバイスが、前記デバイス識別
子付与方法によって前記複数のスレーブ・デバイスに与
えられる前記デバイス識別子によって、前記複数のスレ
ーブ・デバイスを識別するステップと、から成る。
【0021】本発明によれば、前記マスタ・デバイス
は、前記デバイス識別子付与方法によって前記複数のス
レーブ・デバイスに対し与えられる前記デバイス識別子
を、予め前記マスタ・デバイスに設けた記憶手段に格納
するようにできる。あるいは、前記マスタ・デバイス
は、前記デバイス識別子付与方法によって前記複数のス
レーブ・デバイスに対し与えられる前記デバイス識別子
を、前記スレーブ・デバイスから受けて、前記マスタ・
デバイス内の記憶手段に格納するようにできる。
【0022】また、本発明によれば、前記複数のスレー
ブ・デバイスが、複数のグループのスレーブ・デバイス
から成るようにできる。この場合、前記複数のグループ
のスレーブ・デバイスを、複数の前記デイジーチェーン
でそれぞれ接続することによって、各グループのスレー
ブ・デバイスに対する前記デバイス識別子を付与し、前
記複数のデイジーチェーンにそれぞれ接続した前記複数
のグループのスレーブ・デバイスに対し、デバイス・グ
ループ識別子を付与し、これによって、前記複数のグル
ープのスレーブ・デバイスのうちの各スレーブ・デバイ
スを、前記デバイス・グループ識別子と前記デバイス識
別子との組み合わせで識別するようにできる。
【0023】また、本発明による、マスタ・デバイスと
複数のスレーブ・デバイスとの間でデータを伝送するデ
ータ伝送方法は、上述のデバイス識別方法によって得た
前記デバイス識別子を使用して、前記マスタ・デバイス
が前記複数のスレーブ・デバイスとの間でデータ伝送す
ること、を特徴とする。
【0024】また、本発明による、複数のデバイスにデ
バイス識別を付与するための装置は、前記複数のデバイ
スをデイジーチェーンで接続するデイジーチェーン接続
線と、前記複数のデバイスの内の前記デイジーチェーン
の最上流に位置する最上流デバイスに設けた、第1の時
点でデバイス識別子付与トークンを前記デイジーチェー
ンの下流に向かって送出するデバイス識別子付与トーク
ン発生手段であって、該最上流デバイスが第1のデバイ
ス識別子を有する、前記のデバイス識別子付与トークン
発生手段と、前記最上流デバイスに設けた、前記第1の
デバイス識別子を記憶する記憶手段と、前記デイジーチ
ェーンの下流に位置する各下流デバイスに設けた時間測
定手段であって、前記デバイス識別子付与トークンを第
2の時点で受けたときの前記第1時点と第2時点との時
間差を測定する、前記の時間測定手段と、前記各下流デ
バイスに設けたデバイス識別子決定手段であって、測定
した前記時間差に基づいて、該各下流デバイスの自己の
デバイス識別子を決定する、前記の決定手段と、前記各
下流デバイスに設けた、前記の決定したデバイス識別子
を記憶する記憶手段と、から成り、これによって、前記
最上流デバイスの前記第1デバイス識別子と前記下流デ
バイスの各々に対し決定した前記第1デバイス識別子と
は異なった各前記デバイス識別子によって、前記複数の
デバイスを識別する。
【0025】さらに、本発明は、デバイスであって、デ
イジーチェーンの上流側に接続するための入力端子と、
前記デイジーチェーンの下流側に接続するための出力端
子と、該デバイスの前記デイジーチェーン内での位置に
基づき、該デバイスに対しデバイス識別子を付与するデ
バイス識別付与手段と、から成るデバイスを提供する。
【0026】本発明によれば、前記デバイス識別付与手
段は、時間測定手段であって、第1の時点でデイジーチ
ェーンの最上流から送出されたデバイス識別子付与トー
クンを第2の時点で受けたときの前記第1時点と第2時
点との時間差を測定する、前記の時間測定手段と、デバ
イス識別子決定手段であって、測定した前記時間差に基
づいて、自己のデバイス識別子を決定する、前記の決定
手段と、前記の決定したデバイス識別子を記憶する記憶
手段と、を含むようにできる。
【0027】また、本発明による、マスタ・デバイスと
複数のスレーブ・デバイスとを含むシステムにおいて
の、前記マスタ・デバイスが前記複数のスレーブ・デバ
イスを識別するデバイス識別システムは、上述のデバイ
ス識別付与装置と、該デバイス識別付与装置により付与
された前記複数のスレーブ・デバイスの前記デバイス識
別子を記憶するため、前記のマスタ・デバイスに設けた
記憶手段と、を含み、これによって、前記マスタ・デバ
イスが、前記複数のスレーブ・デバイスを前記マスタ・
デバイスに記憶した前記スレーブ・デバイスの前記デバ
イス識別子によって識別すること、を特徴とする。
【0028】本発明によれば、前記複数のスレーブ・デ
バイスが、複数のグループのスレーブ・デバイスから成
るようにできる。この場合、前記複数のグループのスレ
ーブ・デバイスを、複数の前記デイジーチェーンでそれ
ぞれ接続することによって、各グループのスレーブ・デ
バイスに対する前記デバイス識別子を付与し、前記複数
のデイジーチェーンにそれぞれ接続した前記複数のグル
ープのスレーブ・デバイスに対し、デバイス・グループ
識別子を付与し、これによって、前記複数のグループの
スレーブ・デバイスのうちの各スレーブ・デバイスを、
前記デバイス・グループ識別子と前記デバイス識別子と
の組み合わせで識別するようにすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。先ず図1を参照す
ると、これには、本発明を組み込んだ基本構成の実施形
態である通信システムAを示している。このシステムA
は、図示のように、1つのマスタ・デバイス1と、複数
のスレーブ・デバイス・グループ3−1〜3−N(SD
G1〜N)と、これらスレーブ・デバイス・グループの
各々をマスタ・デバイス1と接続するバス5とで構成さ
れている。各スレーブ・デバイス・グループは、例えば
図示のように少なくとも1つ、例えば複数のスレーブ・
デバイス30−1−1〜30−1−N、または30−2
−1〜30−2−Nを備えている。これらスレーブ・デ
バイスの各々は、バス5に接続されている。また、通信
システムAは、さらに少なくとも1つのデイジーチェー
ン、例えばDC1〜DCNを備えている。各デイジーチ
ェーンは、各スレーブ・デバイス・グループに対応して
いて、1つのデイジーチェーンは、1つのグループ内の
スレーブ・デバイスに関係している。例えばスレーブ・
デバイス・グループ3−1においては、デイジーチェー
ンDC1は、デイジーチェーン接続線7−1によって、
複数のスレーブ・デバイスをデイジーチェーン形式で接
続している。他のスレーブ・デバイス・グループには、
デイジーチェーン接続線7−2〜7−Nが設けられてい
る。
【0030】図1に示した通信システムAにおいては、
マスタ・デバイス1と各スレーブ・デバイス・グループ
SDG1〜N内の各スレーブ・デバイス30との間にお
けるコマンド等の制御信号およびデータは、バス5を介
して伝送される。このバスは、シリアルバスであるが、
パラレルバスで構成することもできる。この伝送におい
て使用するデバイスの識別子は、各スレーブ・デバイス
・グループ3−1〜3−Nに設けた各デイジーチェーン
DC1〜DCNによって自動的に付与される。すなわ
ち、スレーブ・デバイス・グループSDG1内のスレー
ブ・デバイス30−1−1〜30−1−Nの各々のデバ
イス識別子(デバイスID)は、デイジーチェーンDC
1によってデバイスID付与トークンまたは資源割当ト
ークン(後述)をスレーブ・デバイス間で伝達させるこ
とによって付与されるように構成している。デイジーチ
ェーンDC1がスレーブ・デバイス30−1−1〜30
−1−Nに与えるデバイスIDは、システム設計時に予
め分かっているときには、マスタ・デバイス1のメモリ
にそれらのデバイスIDを予め記憶しておくようにする
ことができる。尚、システム設計時に判明していないと
きには、それらスレーブ・デバイスに割り当てるデバイ
スIDは、マスタ・デバイスとスレーブ・デバイスとの
間の通信によってマスタ・デバイスが保有するようにす
ることもできる。尚、図1に示した構成では、スレーブ
・デバイス・グループが複数あるため、デバイス・グル
ープ間でスレーブ・デバイスを区別するために、スレー
ブ・デバイス・グループの識別子あるいはデイジーチェ
ーンの識別子が必要となる。このようなスレーブ・デバ
イス・グループ識別子は、各スレーブ・デバイス・グル
ープ内に設けるスレーブ・デバイスのROMまたはRA
Mに格納したり、もしくは外部設定端子(Hは“1”、
Lは“2”)で設定するようにすることができる。
【0031】上記のようにしてスレーブ・デバイスの各
々に与えるデバイスID(スレーブ・デバイス・グルー
プ識別子も含む場合がある)は、前述のように、通信シ
ステムA内におけるスレーブ・デバイスの番号すなわち
システム内番号として使用したり、あるいはこのシステ
ム内における共有可能な資源の割当順序のような所定の
順序における順番として使用したりすることができる。
【0032】通信システムAの動作については、本シス
テムは、例えば後述のように、可変時分割多重(VTD
MCA:Variable Time Division Multiplex Command a
nd Audio data)を用いることで動作させることができ
る。例えば、可変時分割多重においては、一定の通信時
間フレーム毎に、連続した複数の時間スロットを設け、
そしてこれら時間スロットを複数のチャンネルの各々に
割り当てることによって、一定の通信フォーマットを使
用して通信するようにシステムを動作させることができ
る。
【0033】次に、図2を参照して、図1の本発明の通
信システムAをより具体化した1実施形態であるオーデ
ィオ・マルチチップ・システムBについて説明する。こ
のシステムBは、マスタ・デバイスとしてデジタル・シ
グナル・プロセッサ(DSP)1Bを備え、そしてスレ
ーブ・デバイスとして、入力(IN)デバイス・グルー
プにN個のスレーブ・デバイス30−1−1B,30−
1−2B…30−1−NB(2つのみ示す)を、出力
(OUT)デバイス・グループにN個のスレーブ・デバ
イス30−2−1B,30−2−2B…30−2−NB
(2つのみ示す)を備えている。したがって、システム
Bは、2つのスレーブ・デバイス・グループを備えてい
る。ここで、INデバイス(DSPから入力を受けるデ
バイス)には、デジタル−アナログ変換器(DAC)、
その他のデバイスが含まれ、OUTデバイス(DSPに
出力を供給するデバイス)には、アナログ−デジタル変
換器(ADC)その他のデバイスが含まれる。尚、後述
のように、コーデック(CODEC)のようなIN/O
UTデバイス、PLLのような信号処理としての入力/
出力のないNOデバイスもシステム内に含むことができ
る。システムBにおいては、DSP1BとINデバイス
30−1−1B〜NBおよびOUTデバイス30−2−
1B〜NBとを相互に接続するためのバスとして、導体
50Bと導体52Bとを備えている。すなわち、マスタ
・デバイスから複数のスレーブ・デバイスへの伝送に対
し1本の接続線、そして複数のスレーブ・デバイスから
マスタ・デバイスへの伝送に対し1本の接続線を設けて
いる。さらに、フレーム同期クロックを供給するための
導体60と、ポート同期クロックを供給するための導体
62とを設けている。システムBはまた、2つのスレー
ブ・デバイス・グループに対するデイジーチェーンとし
て、INデバイス・グループのデバイス30−1−1B
〜NBに対するデイジーチェーンDC1Bと、OUTデ
バイス・グループのデバイス30−2−1B〜NBに対
するデイジーチェーンDC2Bとを備えている。尚、後
述のように、デバイスID(device ID)として、IN
デバイス30−1−1Bには“1”が、そしてINデバ
イス30−1−2Bには“2”が付与される。これと同
様に、デバイスIDとして、OUTデバイス30−2−
1Bには“1”が、そしてOUTデバイス30−2−2
Bには“2”が付与される。これら2つのデバイス・グ
ループを識別するためには、さらに、スレーブ・デバイ
ス・グループ識別子が、各グループに属するデバイスの
ROMに予め焼き付けられる等の方法によって付与され
る。例えば、INデバイス・グループには“1”、そし
てOUTデバイス・グループには“2”等が付される。
【0034】詳細には、DSP1Bは、一般に入手可能
なデジタル・シグナル・プロセッサを使用することがで
き、そしてこれは、送信用の通信フレーム(FSX)と
受信用の通信フレーム(FSR)を定めるフレーム同期
クロックを供給するポートと、送信用ポート同期クロッ
ク(CLKX)と受信用ポート同期クロック(CLK
R)を供給するポートと、そしてこのDSPのシリアル
・ポートを構成する、コマンドおよびデータの送信のた
めのデータ送信ポートDXとそしてそれらの受信のため
のデータ受信ポートDRとを備えている。一方、INデ
バイスおよびOUTデバイスの各々は、導体60を介し
てフレーム同期クロックを受けるLRCKポートと、導
体62を介してポート同期クロックを受けるBCKポー
トと、導体50Bを介してDSP1Bからのデータおよ
びコマンドを受ける入力ポートPDIと、導体52Bを
介してDSP1Bに対し状態やデータを出力する出力ポ
ートPDOとを備えている。さらに、これらデバイスに
は、各デバイスに対しデバイスIDを付与するため、デ
イジーチェーンの入力ポートDCIと出力ポートDCO
とを備えている。これらポートは、デイジーチェーンを
構成するデイジーチェーン接続線7−1Bまたは7−2
Bのいずれかに接続されている。尚、INデバイスに
は、DACである場合のそのアナログ出力端子は図示し
ておらず、また、OUTデバイスでは、これがADCで
ある場合のそのアナログ入力端子は図示しておらず、デ
ジタル信号を伝達する線のみを示している。
【0035】次に、図3を参照して、デイジーチェーン
を用いてデバイスID(またはデバイス番号)を付与す
る回路等を詳細に説明する。尚、図3には、図2のシス
テムB内のINデバイス30−1−1B,30−1−2
Bの2つのデバイスのみを示しているが、他のINデバ
イスおよびOUTデバイスについても同様である。IN
デバイス30−1−1Bは、デイジーチェーンDC1B
の一部を構成する回路として、当該デバイスにデバイス
ID付与するためのデバイスID付与回路70−1B
と、当該デバイスに共有可能な資源であるバスの利用の
順番(本例では、通信フレーム内の連続した多数の時間
スロットのうちの特定の順番の時間スロット)を割り当
てるための時間スロット割当回路72−1Bとを備えて
いる。これら回路の入力は、DCIポートを介してデイ
ジーチェーンの上流側の接続線7−1BU1に、そして
それらの出力は、DCOポートを介して下流側の接続線
7−1BD1に接続されている。尚、上流側接続線7−
1BU1は、基準電圧に接続されており、そして下流側
接続線7−1BD1は、1つ下流のINデバイス30−
1−2Bの上流側接続線7−1BU2に接続されてい
る。INデバイス30−1−2Bも、同様に、同じID
付与回路70−2Bとスロット割当回路72−2Bとを
備え、そして下流側接続線7−1BD2は、さらに1つ
下位のINデバイスの上流側接続線に接続されている。
これら回路の詳細については、以下で後述する。
【0036】次に、図4を参照して、図2のオーディオ
・マルチチップ・システムBの全体の動作について説明
する。図4には、本システムで利用する可変時分割多重
通信(VTDMCA)のフォーマットを示している。詳
細には、フレーム同期クロックであるLRCKは、オー
ディオ信号のサンプリング周波数と同じ周波数fsの逆
数の周期1/fsを有している。これは、従来のオーデ
ィオ製品において用いられているインターフェース(Au
dio Serial Interface)におけるデューティー比50%
のものに比べ、デューティー比が50%よりかなり小さ
くされており、例えばクロックBCKの2周期分の
“H”区間にしている。その理由は、本発明によるVT
DMCA通信インターフェースと、従来の通信インター
フェースとをそのデューティー比の違いによって識別で
きるようにすることによって、従来方式と共存可能とし
てコンパチビリティを保証するためである。ポート同期
クロックBCKの周波数によって、フレーム同期クロッ
クの1周期の間に、多数の連続した時間スロットを定
め、これによって多チャンネルに対応可能としている。
これにより、時分割多重通信を実現している。また、図
4は、この多数の時間スロットをもつ通信フレームの間
において、初期化時と動作時においてINデバイスおよ
びOUTデバイスの入力ポートPDIに入出力されるデ
ータおよびコマンドの入力フォーマットおよび出力ポー
トPDOから出力されるデータおよびコマンドの出力フ
ォーマットを示している。初期化(initialization)時
においては、入力PDIのフォーマットは、図示のよう
に、先頭にコマンド・フィールド(CMD)、そしてこ
れに多数の拡張コマンド・フィールド(EMD)が続
く。尚、各フィールドは、32ビットを有していて、上
記の1つの時間スロットの期間内に収まる長さを有して
いる。INデバイス等からの出力PDOのフォーマット
は、8ビットの状態フィールド(STF)が連続してお
り、この各状態フィールドはレジスタに格納された状態
データを含む。次に、動作時においては、入力PDIの
フォーマットは、先頭に32ビットのコマンド・フィー
ルド(CMD)、そしてこれに続いて、多数のn個のチ
ャンネルch1〜chnの各々に対するオーディオ・チ
ャンネル・フィールド(Ch1〜Ch(n))がある。
また出力PDOのフォーマットは、先頭に8ビットの状
態フィールド(STF)、そしてこれに続いて、m個の
チャンネルの各々に対するオーディオ・チャンネル・フ
ィールド(Ch1〜Ch(m))がある。尚、入力チャ
ンネルと出力チャンネルの数は異なった数とすることが
できるため、チャンネルの数mと数nとは同一としたり
あるいは異なった数とすることができる。すなわち、動
作時には、INデバイスは、入力データのみを受けるた
め、PDIフォーマットのみを使用し、そしてOUTデ
バイスは、出力データを送出するだけであるので、PD
Oフォーマットのみを使用する。以上から分かるよう
に、本発明のVTDMCA通信では、シリアルバスを時
分割多重で用いるものである。
【0037】次に、図5を参照して、上記のコマンド・
フィールド、拡張コマンド・フィールド、オーディオ・
チャンネル・フィールドを説明する。詳細には、図5
(a)は、コマンド・フィールドの構造を示している。
このコマンドの先頭のDIDフィールドは、デバイスI
D決定シーケンスの実行有無を示すフィールドであり、
このビットが“1”のときは、その決定シーケンスを実
行し、“0”のときは後続のコマンドを実行する。EM
Dフィールドは、図4に示した拡張コマンド・フィール
ドの後続の有無を示すフィールドであり、このビットが
“1”のときは、次のフィールドが拡張コマンド・フィ
ールドであることを示し、“0”のときは、次のフィー
ルドがオーディオ・チャンネル・フィールドであること
を示す。デイジーチェーン・セレクト・フィールド(D
CS)は、スレーブ・デバイス・グループを示すフィー
ルドであり、図2に示した例においては、INデバイス
に0を、OUTデバイスに1を割り当てている。“デバ
イスID(device id)”フィールドは、デバイスID
決定シーケンスで付与されたデバイス番号であり、デバ
イスの識別に使用する。この“デバイスID”フィール
ドが、“0x00”のときは、デバイスは全て選ばれて
おらず、そして“0x1F”のときは、デバイスは全て
選ばれている。この設定は、一度に同じ設定(例えば、
DACのイネーブル、ミュートのオン/オフ等))を行
うことができる。“レジスタID(register id)”フ
ィールドは、INデバイスまたはOUTデバイスの各々
の固有の内部レジスタに割り当てられた番号であり、こ
の番号は、レジスタの識別に使用する。このフィールド
には、R/Wフラグが含まれ、その内部レジスタへの書
き込みまたは読み出しを指定する。“データ(data)”
フィールドは、デバイスIDとレジスタIDとによって
選択した指定のデバイスの指定の内部レジスタに対する
データを含む。
【0038】次に、図5(b)に示した拡張コマンド・
フィールドについて説明すると、このフィールドは、M
SBビットが未使用(rvd)である以外は、図5(a)
のコマンド・フィールドと同じ構造を有している。尚、
このフィールドの後には、拡張コマンド・フィールドし
か選択できない。
【0039】図5(c)は、状態フィールド(STF)
を示しており、これは、32ビットのうちのビット8〜
15の8ビットのみを使用する(図4では、8ビットと
して図示)。この状態フィールドは、コマンド・フィー
ルドまたは拡張コマンド・フィールドにおける要求に応
答して、スレーブ・デバイス内のレジスタに格納したス
レーブ・デバイスの状態を読み出してDSP1Bに送る
のに使用する。
【0040】最後に、オーディオ・チャンネル・フィー
ルドは、図示していないが、オーディオ・データの伝送
に使用する。各々のオーディオ・チャンネル・フィール
ドは、これらフィールドに先行するコマンド・フィール
ドで選択されたデバイスのオーディオ・データとして扱
う。尚、オーディオ・フォーマットは、デバイス毎に任
意に選択することもできる。
【0041】以上に説明したフォーマットからも分かる
ように、図2および図3に示したスレーブ・デバイスで
あるINデバイスおよびOUTデバイスには、図示して
いないが、各デバイスが占有するオーディオ・チャネル
を選択するレジスタを設けている。また、確認用とし
て、各デバイスのデバイスIDを格納するレジスタを設
けるのが好ましい。また、各デバイスの内部レジスタ
は、上述のように、各デバイスの内部レジスタにコント
ロール・データを設定するだけではなく、その内部レジ
スタから読み出すこともできる。図2のシステムでは、
読み出し用ポートとしてPDOポートを使っているが、
PDOをHiz(高インピーダンス、すなわち開放)出
力にすることにより、全てのデバイスのPDOポートを
ワイヤドオア接続できる。レジスタのリード/ライトの
タイミングについては、当業者であれば任意に設計する
ことができるので、その詳細については説明を省略す
る。
【0042】次に、図6のフローチャートを参照して、
図2に示したオーディオ・マルチチップ・システムBの
全体の動作について説明する。尚、このフローチャート
は、ホスト・コントローラ(本例ではDSP)からの制御
を示している。先ず、ステップ60において、VTDM
CA通信モードを使用するか否かを判定する。この判定
は、通常、システム設計の段階で決められる。VTDM
CAモードではないと判定したときは、ステップ61に
おいて、従来の通常の動作モードを使用する。この従来
のモードでは、Audio Serial Interfaceおよび Host Se
rial Interfaceを用いる。一方、VTDMCAモードを
使用すると判定した場合、ステップ62において、ホス
ト・コントローラが、VTDMCAモードを使用するた
めの初期化を実行する。すなわち、DSP1Bのシリア
ル・ポートを初期化し、フレーム同期クロックLRCK
の“H”区間幅、BCKクロック数、データ長、フレー
ム長等を設定する。その後、ステップ63において、V
TDMCAモード決定シーケンスを生成する。また、図
4に示した初期化用のPDI入力(図5(a)のDID
フィールドが“1”)を生成することによって、デバイ
スID決定シーケンスを開始させ、これによってINデ
バイスとOUTデバイスに対しデバイスIDを自動的に
付与する。次に、ステップ64において、必要な場合に
は、全てのINデバイスおよびOUTデバイスのデバイ
スIDを確認する。これは、DSP1Bが、各デバイス
の内部レジスタに格納されたデバイスIDを読み出すこ
とによって行う。すなわち、PDI入力を使用してDS
P1Bが各スレーブ・デバイスに対しそのデバイスID
を格納した内部レジスタを読み出すコマンドを送り、こ
れに応答して、各スレーブ・デバイスが、その読み出し
たデバイスIDをDSP1Bに対しPDO出力を使用し
て送ることによって実現される。DSP1Bは、これら
受け取った各スレーブ・デバイスのデバイスIDを、予
めDSP自身のメモリに格納されたスレーブ・デバイス
のデバイスIDと照合する。またさらに、ステップ64
において、PDIデータの拡張コマンド・フィールド
(図5(b)に図示)を使用することによって、全ての
スレーブ・デバイスを初期化する。初期化の完了後、次
のステップ65では、DSP1Bは、INデバイスに対
し、PDI入力を送るか、あるいはOUTデバイスから
PDO出力を受ける。例えば、動作時においては、IN
デバイスへのPDI入力では、DSP1Bは、最初にあ
るINデバイス(任意に選択可)に対して、書き込みあ
るいは読み出しのコマンド・フィールドを送り、そして
それに続いて、オーディオ・チャンネル・フィールドを
送る。オーディオ・チャンネル・フィールドは、予め、
全てのデバイスに対して行われた初期化によってその割
り当てが決定している。このときのコマンド・フィール
ドが読み出しであれば、そのコマンド・フィールドで指
定されたレジスタの内容がPDOポートから状態フィー
ルドに出力される。また、OUTデバイスに対するコマ
ンド・フィールドも同様であり、オーディオ・チャンネ
ル・フィールドがオーディオ・データの送信に変わるだ
けである。
【0043】次に、図7〜図21を参照して、上述した
システムBの動作の詳細について説明する。図7は、D
SP1Bが図6のステップ62において生成するVTD
MCAモード決定のためのクロックLRCKおよびBC
Kのタイミングを示している。図示のように、LRCK
のH(“1”)区間をBCK2クロック分としている。
さらに、誤動作を防ぐため、INデバイスおよびOUT
デバイス側は、2回の検知(図7には、1回目はプレ
(pre)VTDMCAフレーム、2回目をVTDMCA
フレームとして示している)でVTDMCAモードを確
定するよう動作する。尚、LRCKのH(“1”)区間
をBCK2クロック分としたのは、上述のように、従来
の動作モードにおけるAudio Serial InterfaceのLRC
K50%デューティーと区別できるようにするためであ
る。
【0044】次に、図8を参照して、デバイスID付与
シーケンスのタイミングについて説明する。尚、このシ
ーケンスは、図6のステップ63で実行するものであ
る。このデバイスID決定シーケンスは、INデバイス
・グループおよびOUTデバイス・グループの各々で互
いに独立に行い、そしてデバイスID付与トークン(D
IDトークン)をデイジーチェーンの最上流から下流に
向かって伝達することにより行う。以下の説明ではIN
デバイスについてのみ説明するが、同様の動作は、OU
Tデバイス・グループについても行う。詳細には、DI
Dトークンは、デイジーチェーンの最上流に接続した基
準電圧により形成される。先ず、図8のPDIポートに
入力されるPDIデータは、デバイスID付与シーケン
スを開始させるため、前述のDIDフィールドが“1”
にセットされたコマンド・フィールドを含む。このコマ
ンドを受けたINデバイスは、デイジーチェーンの最上
流のINデバイスでは、DCI1ポートに、常にハイの
DIDトークンを受けているため、クロックLRCKが
ハイのときにデバイスID=1と判断する。そしてこの
DIDトークンを下流のINデバイスへと伝達する。下
流のINデバイスは、このDIDトークンを受けるまで
にカウントしたBCKのクロック数に基づいて(2クロ
ックで1と判定)それ自身のデバイスIDを決定する。
図8に示したように、最上流のINデバイス(先頭デバ
イスとも呼ぶ)の次に下位のINデバイスは、DCO1
に接続したDCI2がハイとなるまでのBCKクロック
をカウントし、そしてカウント4をデバイスID=2と
する。次に下位のINデバイスは、カウント6をデバイ
スID=3とする。すなわち、内部カウンタの2桁目以
上を使用してデバイスIDを決定する。以上のようにし
て、DIDトークンをデイジーチェーンで最上流から下
流へと伝達することによって、INデバイスが実行のデ
バイスIDを決定することができる。要約すると、コマ
ンド・フィールド内のDIDフィールドにより、全ての
スレーブ・デバイスがデバイスID決定シーケンスを認
識し、そして先頭のスレーブ・デバイスから順番にDI
DトークンをBCKに同期して送っていき、DCIポー
トに“ハイ”が現れたサイクルで自分が何番目に接続さ
れているか各スレーブ・デバイスが自分で認識すると共
に、次のデバイスにDIDトークンを出力して行く。先
頭のデバイスのDCIポートを“1”に固定にすること
により、デバイスID=1を認識し起点となる。
【0045】本発明のこのデバイスID決定方法を使用
することにより、同一システム内に同じ種類のデバイス
が複数存在しても、DSPのようなマスタ・デバイスが
それぞれを特定することができる。この方法では、単純
にマスタ・デバイスの外部端子を利用してデバイスを識
別する方法と比べ、識別できるデバイスの数は、利用で
きるマスタ・デバイスの端子数に制限されない、という
利点がある。すなわち、本発明のデイジーチェーンを利
用するとで、そのような従来の制約はなくなり、マスタ
・デバイスの設定端子数の増加を伴わずに、スレーブ・
デバイスの数を増加させることができる。
【0046】次に、図9を参照して、このデバイスID
付与シーケンスを実行する図3に示したデバイスID付
与回路70の1つの詳細について説明する。尚、他のデ
バイスID付与回路も同じ回路のものであるので、回路
70−2Bについて詳細に説明することにする。デバイ
スID付与回路70−2Bは、図示のように、クロック
LRCKとクロックBCK、そしてDCIポートからの
デバイス識別子(DID)付与トークン入力と、デバイ
スID決定シーケンスの開始コマンドと、システム・リ
セット信号とを、入力として受け、そして出力として、
DCOポートへのDID付与トークン出力を発生するよ
うに構成されている。尚、開始コマンドは、図8で説明
したコマンド・フィールド内のDIDフィールドにおけ
る“1”の信号である。また、システム・リセット信号
は、システムのリセットが解除されるときにハイとなる
信号である。これら入力および出力を有する本回路は、
図示のように、大きく分けて、デバイスID決定シーケ
ンス開始制御部700と、時間測定部701と、デバイ
スID記憶部702と、トークン判別回路703と、D
ID付与下流側トークン生成回路704と、先頭デバイ
ス(最上流デバイス)判別回路705と、先頭トークン
生成回路706とから構成されている。詳細には、シー
ケンス開始制御部700は、D形フリップフロップ(F
/F5)7000を備え、これは、D入力、CK入力、
リセット(RST)入力、そしてQ出力を有し、そして
CK端子は、インバータ7002を介してクロックLR
CKを受ける。このF/F5は、システム・リセット信
号がハイで、開始コマンドがハイのとき、クロックLR
CKに応答して、ハイのQ出力を発生する。このハイの
Q出力は、決定シーケンスの開始から終了までの期間
(1フレーム期間に等しい)を示す信号を出力する。
【0047】一方、時間測定部701は、カウンタ70
10で構成され、このカウンタ7010は、クロックB
CKを受けるCLOCK端子と、F/F5のQ出力に接
続したRESET端子とを備えている。このカウンタ
は、RESET端子に受けるF/F2のQ出力の立ち下
がりエッジによってリセットされ、そしてデバイスID
決定シーケンスの開始後に受けるクロックBCKをカウ
ントすることにより、決定シーケンス開始時からの時間
測定を開始し、その時間測定結果としてカウント値をそ
の出力に発生する。また、デバイスID記憶部702
は、+1加算器7020とレジスタ7022で構成され
ている。+1加算器7020は、入力がカウンタ701
0のLSBを除くカウンタ出力を受けるように接続し、
そしてカウンタ出力に1加算した出力を発生する。これ
により、クロックBCKの2クロック分を、デバイス識
別子1つ分としてカウントする。レジスタ7022は、
クロックBCKを受けるCLOCK端子に加え、トーク
ン入力を受けるLATCH端子と、+1加算器7020
の出力に接続された入力を有している。このレジスタ7
022は、ハイのトークン入力を受けたときに、クロッ
クBCKに応答して、決定シーケンス開始時からトーク
ン入力受信時までの時間測定の結果としての加算器出力
をラッチし、この加算器出力を当該デバイスのデバイス
IDとして記憶する。デバイスID付与回路70−2B
が含むDID付与下流側トークン生成部704は、D形
フリップフロップ(F/F1)7040とD形フリップ
フロップ(F/F2)7042から成る。これらF/F
は、F/F5(7000)のQ出力を受けるRST入力
と、クロックBCKを受けるCK端子とを備えている。
それらのD入力は、F/F1がトークン判別回路703
からのトークンを受け、そしてF/F2がF/F1のQ
出力を受けるように接続されている。この構成により、
F/F1とF/F2は、決定シーケンス開始時にリセッ
ト(立ち下がりエッジでリセット)された後、その後にト
ークン判別回路703を介してトークンを受けたとき
に、この受けたトークンをクロックBCKの2クロック
分(2段のF/F)遅延させたものを、下流側のDID
付与トークンとしてF/F2のQ出力に生成するよう動
作する。以上は、先頭デバイスを含むデバイスの一般的
な動作であるが、先頭デバイスの場合、DID付与トー
クン入力は常にハイであるため、先頭トークンを特別に
生成する必要がある。このため、上記のように、デバイ
スID付与回路70−2Bは、回路703,705,7
06をさらに備えている。
【0048】詳細には、トークン判別回路703は、セ
レクタ7030を備え、これは、DID付与トークン
(これは、先頭デバイスでは常にハイの信号)を受ける
入力と、先頭トークン(後述)を受ける入力とを有し、
そしてまた当該デバイスが先頭デバイスであること(ハ
イのとき)を示す先頭デバイス信号を受ける制御入力と
を備えている。このセレクタは、先頭デバイス信号がハ
イのとき、先頭トークンを出力に通し、そしてローのと
きには上流からのDID付与トークンを出力に通すよう
に動作する。また、先頭デバイス判別回路705は、フ
リップフロップ(F/F6)7050とANDゲート7
052とを備えている。F/F6は、システム・リセッ
ト信号を受けるリセット入力と、インバータ7002を
介してクロックLRCKを受けるCK端子と、そしてA
NDゲート7052の出力に接続したD端子とを備え、
そしてそのANDゲートは、開始コマンドを受ける入力
とDID付与トークン入力を受ける入力とを備えてい
る。先頭デバイスの場合、DCIは常にハイであるた
め、ANDゲート(AN1)7052は、開始コマンド
がハイになったときにハイの出力を出す。この出力を受
けるF/F6は、クロックLRCKの立ち下がりに応答
して、ハイのQ出力を発生し、そしてこれはクロックL
RCKの次の立ち下がり時にローになる(図10参
照)。一方、先頭デバイス以外の下流のデバイスでは、
開始コマンドとDCI入力とが同時にハイになることは
ないため、F/F6のQ出力は常にローに留まる。この
ようにして、F/F6のハイのQ出力は、当該デバイス
が先頭デバイスであることを示す。
【0049】次に、先頭トークン生成回路706は、先
頭デバイスではDCIが常にハイであるため、先頭デバ
イス専用のトークンを生成するために設けられている。
詳細には、この回路706は、F/F3(7060)と
F/F4(7062)と、インバータ7064と、そし
てANDゲート(AN2)7066とを備えている。F
/F3とF/F4とは、F/F5のQ出力を受けるリセ
ット端子と、クロックBCKを受けるCK端子とを備
え、そしてF/F3は、先頭デバイス信号(F/F6の
Q出力)を受けるD端子を備え、そしてF/F4は、F
/F3のQ出力に接続したD端子を備えている。この接
続により、F/F3とF/F4とは、先頭デバイス信号
の前縁を1クロック分ずつ(図10参照)、したがって
2クロック分遅延させるよう動作する。遅延した信号を
インバータ7064で反転させた信号と、先頭デバイス
信号とを受けるANDゲートAN2は、通信フレームの
開始(クロックLRCKの立ち下がり)からクロックB
CKの2クロック分の長さだけハイの信号を出力に発生
する。この出力は、先頭デバイス用の先頭トークンを構
成する(図10参照)。この先頭トークンは、上記のよ
うに、トークン判別回路703に供給される。尚、先頭
デバイス以外の下流のデバイスでは、先頭デバイス信号
は常にローであり、したがってANDゲートAN2の出
力は常にローとなる。
【0050】次に、図10および図11を参照して、こ
のデバイスID付与回路70の動作を説明する。先ず、
図10のタイミング図を参照して先頭デバイスについて
説明する。最初に、システム・リセット信号がハイにな
った後、クロックLRCKがハイになってVTDMCA
フレームが開始され、その後に受ける開始コマンドのハ
イによって、デバイスID決定シーケンスの開始が示さ
れると、F/F5のQ出力は、ハイとなってデバイスI
D決定シーケンスを示す。これにより、カウンタ701
0は、図示のようにクロックBCKのカウントを開始
し、また加算器7020の加算によるデバイス識別子の
カウントアップを開始する。一方で、F/F6は、当該
デバイスが先頭デバイスであることを示す先頭デバイス
信号を出力し、そしてこれに応答してF/F3,4等を
介して、図示のように2クロック分ハイとなる先頭トー
クンを発生する。この先頭トークンは、セレクタ703
0が、先頭デバイス信号がハイであるため出力に通して
レジスタ7022とF/F1に供給される。これによ
り、レジスタ7022は、先頭トークンに応答してその
ときの加算器出力“1”をラッチして記憶する。この
“1”は、当該デバイスのデバイス識別子=1であるこ
とを示す。一方で、その先頭トークンを受けるF/F1
は、F/F2と共に動作して、先頭トークンを2クロッ
ク分遅延させて下流側トークンを生成し、これをF/F
2のQ出力に発生する。以上の動作によって、先頭デバ
イスには、デバイス識別子=1が与えられる。
【0051】次に、図11を参照して、先頭デバイスの
1つ下流のデバイスについて説明すると、下流デバイス
の場合、上述のようにF/F6並びにF/F3,4,5
のQ出力は全てローであるため、先頭デバイス信号(F
/F6のQ出力)および先頭トークン(ANの出力)は
ローである。一方で、先頭デバイスからの下流トークン
をDID付与トークンとしてDCIを介して受けると、
セレクタ7030は、先頭デバイス信号がローであるた
め、このDID付与トークンを出力に通過させてレジス
タ7022、F/F1に供給する。これにより、レジス
タ7022は、その時の加算器出力をラッチしてデバイ
ス識別子=2を記憶する。これと同時に、F/F1とF
/F2は、このトークンを2クロック分遅延させること
によって、さらに下流のデバイスに対するDID付与ト
ークンを生成する。
【0052】以上の動作によって、INデバイス・グル
ープの各デバイスは、自己のデバイスIDを決定する、
すなわちデバイスIDの付与を受けることができる。
尚、F/F5のQ出力が“ロー”に立ち下がったとき、
この決定シーケンスは終了する。この決定シーケンス
は、システムの初期化時に一回行うことが必要なだけで
あり、したがって、開始コマンドは、初期化時に一回生
成させるだけである。初期化後の動作時においては、一
度決定されたデバイスIDがレジスタに格納されたまま
となる。
【0053】次に、図12を参照して、図3に示した時
間スロット割当回路72の全体の動作について説明す
る。この回路は、可変時分割多重(VTDMCA)通信
において、INデバイスまたはOUTデバイスのような
スレーブ・デバイスの各々に対し、通信フレーム内の時
間スロットを割り当てるのに使用するものである。尚、
デバイスID付与回路70の場合と同様に、INデバイ
ス・グループとOUTデバイス・グループとは互いに独
立して同じ方法でこの時間スロット割当を行うため、図
12に示したINデバイス・グループについて最初に説
明する。図示のように、1つの通信フレームは、クロッ
クLRCKの立ち上がりから次の立ち上がりまでの期間
であり、そして、クロックLRCKの立ち上がりから最
初の時間スロットが開始し、そしてこの後に多数の時間
スロットが続く。図12に示した例では、最初の時間ス
ロットでは、PDI入力のコマンド・フィールドが、そ
して2番目以降の時間スロットの各々には、オーディオ
・チャンネル・フィールドch1〜ch8の1つが存在
する。尚、ch8より後の期間は、図示例では不使用の
期間である。また、図12の例では、それぞれのINデ
バイスが2チャンネル分を利用する場合、最上流デバイ
ス(DID=1)はch1とch2を利用し、次のデバ
イス(DID=2)はch3とch4を利用し、そして
次のデバイス(DID=3)はch5とch6を利用
し、そして最後のデバイス(DID=4)はch7とc
h8を利用する。
【0054】通信フレームの開始後、デバイスID(D
ID=1)番号1の先頭(最上流)デバイスは、2つ分
のオーディオ・チャンネルがイネーブルで、また常にD
CI1ポートがハイであるため、DSP1BからPDI
ポートに受けたPDI入力内のコマンド・フィールド後
の最初のオーディオ・チャンネル・フィールドから2チ
ャンネル分を取り込む。その際、ch2のオーディオ・
チャンネル・フィールドの時間スロット期間の間、DC
O1ポートをハイにして、時間スロット割当トークン
(以下では、時間スロット割当(SA)トークンと呼
ぶ)を生成して、1つ下流の第2のINデバイス(DI
D=2)に送る。この第2のINデバイスも2チャンネ
ル・フィールド分を取り込むので、ch3とch4を取
り込む。同様に、その際、ch4のオーディオ・チャン
ネル・フィールドの時間スロット期間の間、DCO2ポ
ートをハイにしてSAトークンを生成して、1つ下流の
第3のINデバイス(DID=3)に送る。その後、同
様にして、最後のINデバイス(DID=4)がSAト
ークンを受け取り、その直後のオーディオ・チャンネル
・フィールドから自身の利用チャンネル数分(2つ分)
だけオーディオ・チャンネル・フィールドを取り込み、
そして自身の最後のオーディオ・チャンネル・フィール
ドの時間スロット期間(ch8)にSAトークンを生成
し、1つ下流のINデバイスにこのSAトークンを渡し
ていく。これによって、時分割多重通信が実現される。
また、この例では、最後のINデバイス(DID=4)
は、自身が最後であるという認識は必要なく、下流にS
Aトークンを出力している。また、各デバイスが使用す
る時間スロットの数を互いに異なるように設定すること
により、可変時分割多重が実現される。尚、以上のIN
デバイス・グループに対するタイミングは、OUTデバ
イス・グループについても、図示のように同様である。
【0055】次に、図13〜図15を参照して、図3に
示した時間スロット割当回路72の回路の詳細について
説明する。図13(a)および(b)に示したように、
時間スロット割当回路72は、大きく分けて、時間スロ
ット位置指示部720と、利用時間スロット指示部72
1(図13(b))と、割当時間スロット判別部722
(図13(b))と、データ保持部724と、データ記
憶部725と、そしてSA(スロット割当)トークン生
成部726と、源トークン生成部727とから成ってい
る。時間スロット位置指示部720は、カウンタ720
0とANDゲート7202で構成されている。カウンタ
7200は、クロックLRCKを受けるRST端子と、
クロックBCKを受けるCK端子と、5ビットのカウン
タ出力(Q1〜Q5)とを有し、そしてクロックLRC
Kの立ち下がりエッジでリセットされ、そして1つの時
間スロット(クロックBCK32個分)の間に発生する
クロックBCKの数のカウントを完了したときに、5ビ
ット・カウンタ出力(Q1〜Q5)が全てハイとなる
(クロックBCKの2個目からカウント開始するためカ
ウント“31”で全てハイとなる)。このカウンタ出力
の各ビットに接続した入力をもつANDゲート7202
は、カウンタ出力が全て“1”になったときのみハイの
出力を発生する。このハイのANDゲート出力は、各々
の時間スロットの終了部分を指示する信号(bc31)
となる。
【0056】利用時間スロット指示部721は、当該I
Nデバイスが利用する時間スロット数を指示するもので
あって、Nビットのレジスタ7210で構成されてい
る。Nは、デバイス内に設けられたチャンネルの総数で
ある。このレジスタ7210は、ch1からchNまで
のチャンネル・イネーブル・ビットを有しており、該当
するビットが“1”であるときは、そのチャンネルがイ
ネーブルされていること、すなわち、当該INデバイス
にそのチャンネル(または時間スロット)を利用するよ
う設定されていることを示す。したがって、“1”のチ
ャンネル・イネーブル・ビットは、時間スロット利用イ
ネーブル信号を構成する。Nビットあるため、N個のチ
ャンネルまでこのINデバイスに割り当てることがで
き、これによって可変時分割多重が実現できる。尚、こ
こで、ch1イネーブル信号とは、図12に示したch
1スロットのことではなく、当該デバイスが利用するよ
う設定されたスロットの1番目のものという意味であ
る。このレジスタ7210は、当該INデバイス内の内
部レジスタであるコマンド・レジスタ7212内に含ま
れたものである。レジスタ7210の各ビットは、当該
INデバイスに予め設定することができ、そしてこの場
合、マスタ・デバイスであるDSP1Bのメモリ内にシ
ステム設計時に予め格納することが好ましい。但し、シ
ステム設計時にスレーブ・デバイスへの時間スロットの
割当内容が既知でない場合、あるいは可変である場合、
マスタ・デバイスは、マスタ・デバイスにおいてシステ
ム設計後に設定されたそれらスレーブ・デバイスに対す
る時間スロット割当内容を、通信によって(コマンド・
フィールドを用いて)スレーブ・デバイスのコマンド・
レジスタ7212内のレジスタ7210に書き込むこと
もでき、これは、シフトレジスタ7240およびアドレ
ス・デコード回路(図13(b))を介して行うことが
できる。あるいはまた、スレーブ・デバイスにおいて設
定されたこのレジスタの設定内容は、マスタ・デバイス
が通信によって受けるようにすることもでき、これは、
スレーブ・デバイスのレジスタ7210の読み出しを図
13(b)の状態フィールド出力回路(パラレル/シリ
アル変換回路)を通じて受けることにより実現される。
割当時間スロット判別部722は、チャンネル1〜Nに
それぞれ対応するN個のANDゲート7220−1〜N
から構成され、各ANDゲート7220は、1つの入力
にチャンネル・イネーブル信号であるch1〜chNの
イネーブル信号の対応する1つを受け、そして別の1つ
の入力に同じく対応するチャンネルのSA(時間スロッ
ト割当)トークン入力(SA1〜SAN(またはDC
O))を受け、そして残りの第3の入力にスロット開始
位置指示信号bc31を受けるように接続されている。
SAトークンSA1〜SANの各々は、各オーディオ・
チャンネル・フィールド1〜Nにそれぞれ対応する時間
スロットを、当該デバイスが利用できるようにするため
に割り当てるものである。したがって、各ANDゲート
7220の出力には、ある特定の時間スロットに関し
て、この時間スロット(またはチャンネルの)の利用が
イネーブルされており、かつSAトークンを受けてお
り、しかも時間スロット位置指示信号を受けたときの
み、ハイの出力を発生する。このハイの出力は、このハ
イのときの時間スロットが当該デバイスに割り当てられ
ているスロット(すなわち割当スロット)でかつ当該デ
バイスが利用するスロット(すなわち利用スロット)あ
ることを示す割当スロット利用指示信号となる。尚、チ
ャンネル・イネーブル信号がローのときは、当該デバイ
スが利用しない時間スロットであるため、割当スロット
利用指示信号はローとなる。
【0057】データ保持部724は、図示のように、シ
フトレジスタ7240で構成され、このシフトレジスタ
は、PDIポートからのPDI入力すなわちパケット・
データを受けるDATA端子と、クロックBCKを受け
るCK端子とを有し、そしてシフトレジスタに保持した
データを発生する出力端子を有している。このシフトレ
ジスタ7240は、入来するPDI入力を1パケット
(または1時間スロット)の長さ分だけ保持するように
動作する。
【0058】データ記憶部725は、Nチャンネルの数
と同じN個のオーディオ・チャンネル・レジスタ725
0−1〜Nで構成され、これらレジスタの各々は、対応
するANDゲート7222からの割当スロット利用指示
信号を受けるイネーブルEN端子と、クロックBCKを
受けるCK端子とを有し、そしてまたシフトレジスタ7
240の出力に接続した入力(図では、概略的に示す)
を有している。各レジスタ7250は、ANDゲート7
222からの割当スロット利用指示信号に応答して、当
該割当スロット(または割当チャンネル)内のパケット
をシフトレジスタ7240から受けてラッチすることに
より、そのパケットを記憶する。これにより、当該IN
デバイスは、割り当てられしかも利用する時間スロット
からデータを受け取ることができる。尚、このレジスタ
7250内のデータは、後続の処理(DACの場合は、
デジタル−アナログ変換)のために読み出されることに
なる。
【0059】次に、源トークン生成部727は、源(ソ
ース)トークンを発生する回路部分であり、これは、先
頭トークンを発生するかあるいは上流からのSAトーク
ンを出力する。すなわち、源トークン生成部727は、
マルチプレクサ(MUX)7270と、先頭トークン生
成回路7272とを備えている。MUX7270は、一
方の入力がデイジーチェーン入力DCIに接続され、そ
して他方の入力が先頭トークン生成回路7272の出力
に接続され、そして図9の先頭デバイス判別回路705
と同様の回路(共用も可能)からの先頭デバイス信号を受
ける制御入力とを有している。したがって、先頭デバイ
ス信号が真すなわちハイのとき、すなわち、当該デバイ
スが先頭デバイスであるときは、回路7272からの先
頭トークンを出力に通し、そしてローのとき、すなわ
ち、当該デバイスが先頭以外のデバイスであるときは、
上流からDCIポートで受けるSAトークンを出力に通
す。先頭トークン生成回路7272は、クロックBCK
を受けるBCK端子と、クロックLRCKを受けるLR
CK端子とを有し、そして先頭トークンを発生する出力
を有する。
【0060】詳細には、図14に示すように、先頭トー
クン生成回路7272は、6ビット・カウンタ7272
0と、ANDゲート72722と、そしてORゲート7
2724とから構成されている。カウンタ72720
は、ANDゲート72722の出力に結合したCLK端
子と、クロックLRCKを受けるように接続したRST
端子とを有し、また、6ビットのカウンタ出力Q1〜Q
6を有している。ANDゲート72722は、一方の入
力がクロックBCKを受け、そして他方の入力が最上位
のQ6端子に接続されており、したがって、Q6がロー
の間はクロックBCKをカウンタCLK端子に供給し、
そしてQ6がハイになるとそれ以降は、リセットされる
まで、クロックをカウンタCLK端子に供給するのを停
止する。したがって、カウンタ出力Q1〜Q5を受ける
ORゲートは、5ビット・カウンタ部分のビット出力の
少なくとも1つがハイの間、すなわちカウンタ出力が1
から31の間(すなわち、時間スロットのうちコマンド
・フィールドのある最初の時間スロット)は、出力にハ
イを発生する(図16のトークンを参照)。このハイO
Rゲート出力は、先頭トークンを構成する。
【0061】最後に、図13(a)に示すSAトークン
生成部726は、N個のチャンネルにそれぞれ対応して
設けたN個の縦続接続したトークン伝播回路7260−
1〜Nを備えている。各トークン伝播回路7260は、
クロックBCKを受けるBCK端子と、時間スロット開
始位置指示信号bc31を受けるBC31端子と、この
伝播回路が対応するチャンネルのチャンネル・イネーブ
ル信号を受けるイネーブルEN端子と、そして入力IN
端子および出力OUT端子を有している。伝播回路は、
最初の段では、源トークン生成部727からのトークン
を受ける入力IN端子を備え、そしてそれ以降の段で
は、前段のOUT端子に接続した入力IN端子を備えて
いる。また、各伝播回路の出力OUT端子は、IN端子
で受けたトークンを、チャンネル・イネーブル信号がハ
イの時はほぼ1時間スロット分(ほぼクロックBCK3
2個分)遅延させたものを発生し、そしてチャンネル・
イネーブル信号がローのときは遅延なしでそのまま通過
させる。最後の段7260−NのOUT端子は、次に下
流のデバイスへのSAトークン(SAN)をDCOポー
トに供給する。これによって、下流側のデバイスが、順
番に時間スロットを利用できるようになる。これら各伝
播回路のOUT端子に発生されるトークンは、次段また
は次に下流のデバイスへのトークンとなると共に、当該
デバイス内における時間スロット割当トークンSA1〜
SANとして使用する。尚、ch1とch2のチャンネ
ル・イネーブル信号がハイであるときは、2つのチャン
ネル、すなわち2つのスロットを使用することを意味
し、図12にch1およびch2を付して示した時間ス
ロットを必ずしも使用することを意味するものではな
い。したがって、当該デバイスの上流のデバイスが図1
2のch1とch2を利用しているとした場合、当該デ
バイスが利用するch1とch2は、図12のch3と
ch4を付したスロットに相当することになる。
【0062】詳細には、図15に示したように、各伝播
回路7260は、マルチプレクサ(MUX)72600
と、イネーブル制御付きD形F/F72602とから構
成されている。MUX72600は、一方の入力が当該
伝播回路のIN端子に接続され、そして他方の入力がF
/F72602のQ出力に接続され、そして制御入力が
EN端子に接続されており、これによって、EN端子が
ローのときはIN端子で受けたトークンをそのまま通過
させ、そしてEN端子がハイのときは、F/FのQ出力
をMUXの出力、すなわち1時間スロット分遅延させた
IN端子のトークンを通過させる。F/F72602の
D端子は、IN端子に接続され、EN端子はbc31を
受けるように接続されている。また、F/Fは、クロッ
クBCKを受けるように接続されたCLK端子を有し、
ENがハイの場合のみ入力信号をラッチする。したがっ
て、このF/Fは、信号bc31がハイであるときに、
IN端子から入力された信号がハイであれば、次のスロ
ットの間にハイの信号を発生する。尚、当該デバイスで
利用するチャンネルの設定は、上述のようにレジスタ7
210に格納されている。
【0063】次に、図16〜図21のタイミング図を参
照して、この時間スロット割当回路72の全体の動作に
ついて説明する。先ず、図16〜図20で、1つのデバ
イス例えば先頭デバイスの動作について説明する。ここ
で、図17〜図20においては、デバイス内に4チャン
ネル分の処理部を有するものとする。図16では、先頭
デバイスがチャンネルch1を利用するが、ch2を利
用せず、さらに図示しない別のチャンネルを利用する場
合について示している。詳細には、図示のクロックLR
CKおよびBCKの下で、5ビット・カウンタ7200
は、図示のようにカウントを行って、各スロットの終わ
りにハイとなるbc31信号を発生し、これによって、
スロットの終わりを示す。次に、先頭トークン生成回路
7272は、図示のように最初のスロットで先頭トーク
ンを発生するが、この先頭デバイスは、ch1を利用す
るため、ch1イネーブルはハイであり、したがってト
ークン伝播回路7260−1はその出力に1スロット分
遅延したトークンSA1を発生する。このトークンに応
答して、この先頭デバイスは、シフトレジスタ7240
の内容(チャンネルch1のデータ)をレジスタ725
0−1にラッチして格納する。次に、トークンSA1を
受ける次のトークン伝播回路7260−2は、ch2イ
ネーブルがローであるため、SA1を遅延させずにその
ままSA2として通過させる。このとき、ANDゲート
7220−2の出力は、ch2イネーブル信号がローで
あるためローのままであり、したがって、レジスタ72
50−2へのラッチは生じない。さらに、先頭デバイス
は、別のチャンネル等を利用した後に、最後に下流への
トークンをDCOポートに発生する。このようにして、
先頭デバイスは、このデバイスが利用する時間スロット
のチャンネル・データのみを受けることができる。
【0064】次に、図17は、先頭デバイスがch1〜
ch4の4チャンネル分を利用する場合(ch1〜ch
4のチャンネル・イネーブル信号がハイ)を示してい
る。この場合、ch1〜ch4のイネーブル信号はハイ
であるため、図示のように、SA1、SA2、SA3、
SA4(=DCO)は、先頭トークンから1スロット分
ずつ遅延したものとなる。この時、ANDゲート722
0−1〜4の出力はハイであるため、レジスタ7250
−1〜4のレジスタへのラッチが生ずる。尚、SA4ト
ークンは、下流デバイスへのトークンとしてDCOポー
トに出力される。このように、1つのデバイスに、多数
の時間スロットを利用させることができ、可変時分割多
重を実現できることが分かる。
【0065】図18は、先頭デバイスがch1とch3
のハイのイネーブル信号によって2つのチャンネルを利
用する場合のタイミング図である。この場合、ch2イ
ネーブル信号はローであるため、SA2トークンはSA
1トークンと同じである。このとき、ANDゲート72
20−3は、ch3イネーブル信号がハイであるため、
レジスタ7250−3は、ch2オーディオ・チャンネ
ル・フィールドのデータをch2レジスタ7250−2
ではなく、ch3レジスタ7250−3にラッチするこ
とになる。したがって、1つのデバイス内で、2以上の
受け取りチャンネルを利用する場合、イネーブルするチ
ャンネルは、必ずしも連続している必要はない。ある条
件下において、デバイス内のch2およびch4が使用
されない場合、あるいはデバイス内のch1とch2お
よびch3とch4が同じデータを使用する場合には、
このような設定を行うことにより、マスタ・デバイスの
データ送信の効率を高めることが可能である。これによ
り、任意のチャンネルを限定して使用でき、無駄なデー
タ送信を行う必要がない。尚、本例の場合、利用時間ス
ロット数=2である。
【0066】次に、図19は、先頭デバイスにおいて、
ch2イネーブル信号のみがハイの場合のタイミング図
である。この場合、ch1イネーブル信号はローである
ため、SA1は先頭トークンに等しく、そしてSA2
は、SA1から1スロット分遅延し、そしてその後のS
A3等は、SA2からの遅延はない。この場合、AND
ゲート7220−2の出力のみがハイとなるため、ch
2レジスタ7250―2がch1オーディオ・チャンネ
ル・フィールドのデータを受けることになる。これは、
デバイスに設けられている4チャンネル内のch2のみ
を使用する例である。
【0067】図20は、先頭デバイスにおいて、全ての
chイネーブル信号がローである場合、すなわち全く時
間スロットを利用しない場合のタイミング図を示してい
る。この場合、先頭トークンは、そのままSA1,SA
2、SA3等として遅延されずに伝達され、そしてその
まま下流側のデバイスに伝達される。この使用モード
は、ある条件下で当該デバイスを全く使用しないこと、
あるいはデイジーチェーン接続の必要があるが、全く入
力または出力を行わず時間スロットを利用する必要がな
いデバイスに対して使用できる。この場合、利用時間ス
ロット数=0の場合を構成する。以上のように、デバイ
ス内の個々のチャンネルについて、使用/未使用を設定
することができ、無駄なデータ送信を行う必要がないた
め、伝送効率を高めることができる。
【0068】図21は、複数のデバイス間でのSAトー
クンの受け渡しを示すタイミング図である。図示例は、
図21(a)に示すように複数のデバイスをカスケード
接続した場合を示している。しかも、デバイス1が1チ
ャンネル分、デバイス2が2チャンネル分、デバイス3
が全くチャンネルを使用せず、そしてデバイス4が3チ
ャンネル分を使用するとする。この場合、図21(b)
のタイミング図に示すように、デバイス1は、ch1オ
ーディオ・チャンネル・フィールドを利用することによ
り、先頭トークンから1スロット分遅延したトークンを
出力DCO1に発生する。次に、デバイス2は、2チャ
ンネル分利用するため、さらに2スロット分遅延したト
ークンをDCO2に発生する。デバイス3は、スロット
を利用しないため、デバイス2の出力トークンをそのま
ま遅延させずにDCO3に出力する。次のデバイス4
は、3チャンネル分を利用するため、デバイス3からの
トークンをさらに3スロット分遅延させたトークンをD
CO4に発生する。このようにして、デバイス間でデイ
ジーチェーンを使って、時間スロット割当トークンを順
番に伝播させることができる。さらに、これと共に、各
デバイスでは利用する時間スロットの数を任意に設定で
きるため、本例では、デバイス2は、デバイス1の2倍
の伝送帯域を有し、そしてデバイス4は、デバイス1の
3倍の伝送帯域を有することになる。尚、デバイス3の
伝送帯域はゼロである。このようにして、本発明によれ
ば、可変の時分割多重をデイジーチェーンを使用するこ
とによって実現することができる。
【0069】以上に、DSP1BからINデバイスへの
データ伝送について説明したが、OUTデバイスからD
SP1Bへのデータ伝送も上記と同様にして実現でき
る。異なる点は、レジスタ7250に送出するデータを
配置し、そして割当スロットの開始時にそのデータをシ
フトレジスタ7240に移してPDOポートから出力す
る点である。その他の時間スロット割当(SA)トーク
ンの受け渡し、並びにチャンネル・イネーブル信号の使
用は同じである。上記の説明からも分かるように、IN
デバイス・グループと、OUTデバイス・グループは、
別個のデイジーチェーンを備えているため、互いに独立
してデバイス識別子の付与および時間スロット割当トー
クンの伝達が可能であるため、同時に動作することが可
能である。
【0070】以上に、本発明の好ましい実施形態につい
て説明したが、この実施形態に対し種々の変更が可能で
ある。第1に、デイジーチェーンの数は、デバイス・グ
ループに対応させて2つ以上の任意の数とすることも可
能である。この場合、各デイジーチェーン・グループの
デバイスには、デイジーチェーン接続線の識別子または
番号をデバイス・グループ識別子として格納することが
必要である。第2に、マスタ・デバイスとして、DSP
以外のマイクロプロセッサのようなプログラマブル・デ
バイスとすることも可能であり、そしてそのシリアル・
ポートをスレーブ・デバイスとのデータ伝送に使用する
ことができる。第3に、スレーブ・デバイスのデバイス
識別子は、マスタ・デバイスのメモリに予め記憶するこ
と以外に、スレーブ・デバイスからマスタ・デバイスに
伝送するようにすることも可能である。これは、スレー
ブ・デバイスの内部レジスタを読み出すことによって実
現することができる。
【0071】第4に、図22に示したように、同一のデ
バイスを2以上のデイジーチェーンに接続することも可
能である。例えば、スレーブ・デバイスが、図示のよう
に、コーデックのようなIN/OUTデバイスの場合で
ある。この場合、デバイスID付与回路70は1つ設け
るだけで良いが、時間スロット割当回路72は2組設け
る必要がある。これは、デバイスIDはコマンド・フィ
ールドの送受信に利用されるので、マスタ側から区別で
き、1つで良いが、オーディオ・チャンネル・フィール
ドは受信用(IN側)と送信用(OUT側)で互いに独
立しているので、デイジーチェーンが2つ必要だからで
ある。第5に、上記のように、各スレーブ・デバイスに
割り当てるスロット数を可変とすることによって、スレ
ーブ・デバイス毎に異なった可変の伝送帯域を実現する
ことができる。
【0072】第6に、上記実施形態におけるバスは、シ
リアルバスとしたが、パラレルバスも同様に使用するこ
とができる。第7に、所定の順序として、上記実施形態
では、バスの時間スロット割当順序を“所定の順序”と
した例を示しているが、その他の資源割当順序にも本発
明を適用することができる。第8に、上記システムは、
オーディオ・システムの例であるが、それ以外のシステ
ム(例えば、LAN、ATM、遠隔監視システム、自動
計測装置等)にも本発明を適用可能である。第9に、上
記のスレーブ・デバイスとして、DAC、ADCのよう
なデバイスを示したが、それ以外の集積回路チップ、ま
たは他の種類、規模の回路、ユニット、装置、機器(例
えば端末、コンピュータ、カメラ、マイク、温度セン
サ、湿度センサ、圧力センサ、アクチュエータ等)等と
することも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、集積回
路チップ等のデバイスに対し、自動的にデバイスに識別
子を付与することができる。また、デバイスに対しより
自由な識別子を付与することができるため、同種類のチ
ップに対し異なったデバイス識別子を割り当てることが
でき、これにより、同一システム内において、同種類の
チップを複数使用またはサポートすることが可能とな
る。これによって、従来のように、チップにデバイス識
別子またはアドレスを、予めチップ製造時にROMに焼
き付ける等して付与したり、あるいは、特定のデバイス
種類に対し特定のデバイス識別子を付与することが不要
となり、また、デバイスに対し外部からデバイス識別子
を付与することも不要となる。これにより、回路等のシ
ステムの設計が、チップ固有のデバイス識別子に拘束さ
れないため、異なったメーカーの同種のチップを交換可
能に使用することができる。
【0074】さらにまた、回路等のシステムにおいて付
与する本発明のデバイス識別子では、従来のチップ固有
のデバイス識別子のような冗長な識別子と比べ、単純な
番号とすることができ、これによって、このデバイス識
別子をそのまま使用して、最適なアドレスを形成した
り、あるいはシステム内の共有可能な資源等の割当順序
の順番としてもそのまま使用することができる。
【0075】また、上記順番として、共有可能な資源の
順番とすれば、それら資源の効率的な利用を図ることが
できる。また、共有可能な資源として、バスを使用する
時間スロットとすれば、可変時分割多重通信が実現され
る、また、時間スロットの割当量を可変とすることによ
り、バスの共有資源を使用しないデバイス、使用するデ
バイス、使用する頻度の高いデバイス等(INデバイス
(DAC)、OUTデバイス(ADC)、IN/OUT
デバイス(CODEC))を共存させても、これらデバ
イスの通信量を最適化(少ない冗長度)することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による実施形態の基本構成の通
信システムを示すブロック図。
【図2】図2は、図1の通信システムをより具体化した
1実施形態であるオーディオ・マルチチップ・システム
Bを示すブロック図。
【図3】図3は、図2の各スレーブ・デバイス内に設け
た、デバイスID付与回路、および時間スロット割当回
路を示すブロック図。
【図4】図4は、図2のシステムで利用する可変時分割
多重通信(VTDMCA)における通信フレームと、こ
のフレーム内で伝送する伝送データ(PDI入力および
PDO出力)の初期化時および動作時のフォーマットを
示す図である。
【図5】図5は、図4に示した伝送フォーマットにおけ
るコマンド・フィールド、拡張コマンド・フィールドの
構造を示す図であり、(a)はコマンド・フィールド、
(b)は拡張コマンド・フィールド、(c)は状態フィ
ールドを示す。
【図6】図6は、図2に示したオーディオ・マルチチッ
プ・システムBの全体の動作を示すフローチャート。
【図7】図7は、VTDMCAモード決定のためのクロ
ックLRCKおよびBCKのタイミングを示す図。
【図8】図8は、デバイスID付与シーケンスにおける
種々の信号を示すタイミング図。
【図9】図9は、図3に示したデバイスID付与回路7
0の詳細を示す回路図。
【図10】図10は、先頭デバイス(最上流デバイス)
における図9のデバイスID付与回路70の動作を説明
するためのタイミング図。
【図11】図11は、先頭デバイス以外の次の下流の第
2のデバイスにおける図9のデバイスID付与回路70
の動作を説明するためのタイミング図。
【図12】図12は、図3に示した時間スロット割当回
路群の全体の動作を説明するためのタイミング図。
【図13】図13は、(a)と(b)が合わさって、図
3に示した時間スロット割当回路72の回路の詳細を示
す回路図。
【図14】図14は、図13の先頭トークン生成回路の
詳細を示す回路図。
【図15】図15は、図13のトークン伝播回路の詳細
を示す回路図。
【図16】図16は、先頭デバイスがチャンネルch1
を利用するがch2を利用しない場合を含む状況におけ
る、時間スロット割当回路内の種々の信号を示すタイミ
ング図。
【図17】図17は、先頭デバイスがch1〜ch4の
4チャンネル分を利用する場合における、時間スロット
割当回路内の種々の信号のタイミング図。
【図18】図18は、先頭デバイスがch1とch3の
ハイのイネーブル信号によって2つのチャンネルを利用
する場合における、時間スロット割当回路内の信号のタ
イミング図。
【図19】図19は、先頭デバイスにおいてch1イネ
ーブル信号はローでch2イネーブル信号のみがハイの
場合における、時間スロット割当回路内の信号のタイミ
ング図。
【図20】図20は、先頭デバイスにおいて全てのch
イネーブル信号がローである場合における、時間スロッ
ト割当回路内の信号のタイミング図。
【図21】図21は、複数のデバイス間でのSAトーク
ンの受け渡しを示すタイミング図である。
【図22】図22は、同一のデバイスを2つのデイジー
チェーンに接続したシステム例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 マスタ・デバイス 3−1〜N スレーブ・デバイス・グループ 5 バス 30−1−1〜N スレーブ・デバイス 30−2−1〜N スレーブ・デバイス 7−1〜N デイジーチェーン接続線 1B DSP 30−1−1B〜NB スレーブ・デバイス 30−2−1B〜NB スレーブ・デバイス DC1B デイジーチェーン 50B バス導体 52B バス導体 60 導体 62 導体 70 デバイスID付与回路 700 デバイスID決定シーケンス開始制御部 701 時間測定部 702 デバイスID記憶部 703 トークン判別回路 704 下流側トークン生成回路 705 先頭デバイス判別回路 706 先頭トークン生成回路 720 時間スロット位置指示部 721 利用時間スロット指示部 722 割当時間スロット判別部 724 データ保持部 725 データ記憶部 726 時間スロット割当(SA)トークン生成部 727 源トークン生成部 7260 トークン伝播回路 7272 先頭トークン生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 HB04 5B061 BB22 BB36 BB37 RR02 RR03 RR05 RR06

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデバイスを含むシステムにおいて、
    前記複数のデバイス間での通信を行う通信システムが、 前記複数のデバイスを互いに接続するバスと、 前記複数のデバイスをデイジーチェーンで接続するデイ
    ジーチェーン接続線と、を含むこと、を特徴とする通信
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、マスタ・デバイスと少なくとも
    1つのグループの複数のスレーブ・デバイスから成り、 前記通信システムにおいて、前記マスタ・デバイスと前
    記複数のスレーブ・デバイスの各々との間での通信を行
    うため、 前記バスは、前記マスタ・デバイスと前記1つのグルー
    プの前記複数のスレーブ・デバイスの各々とを接続し、 前記デイジーチェーン接続線は、前記1つのグループの
    前記複数のスレーブ・デバイスをデイジーチェーンで接
    続すること、を特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のシステムにおいて、 前記デイジーチェーン接続線は、前記複数のスレーブ・
    デバイス内の各々のデバイスに対し、前記複数のスレー
    ブ・デバイス内の当該デバイスの番号または前記システ
    ムにおける所定の順序における当該デバイスの順番を識
    別するためのデバイス識別子を割り当てるために使用す
    ること、を特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載のシステムにおいて、 前記少なくとも1つのグループは、複数のグループの前
    記複数のスレーブ・デバイスから成ること、を特徴とす
    る通信システム。
  5. 【請求項5】請求項2記載のシステムにおいて、 前記デイジーチェーン接続線は、前記1グループの前記
    複数のスレーブ・デバイスに対しデバイス識別子を付与
    するために使用すること、を特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のシステムにおいて、 前記デイジーチェーン接続線は、前記複数のグループの
    スレーブ・デバイスの各々に対し1つ設けたこと、を特
    徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載のシステムにおいて、 複数の前記デイジーチェーン接続線の各々に接続した前
    記1グループのスレーブ・デバイスは、これらが接続し
    た前記デイジーチェーン接続線の識別子を有すること、
    を特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】請求項5記載のシステムであって、 さらに、1つのグループの前記複数のスレーブ・デバイ
    スにデバイス識別子を付与するための装置を含み、 該デバイス識別子付与装置は、 前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイスの内の
    前記デイジーチェーンの最上流に位置する最上流デバイ
    スに設けた、第1の時点でデバイス識別子付与トークン
    を前記デイジーチェーンの下流に向かって送出するデバ
    イス識別子付与トークン発生手段であって、該最上流デ
    バイスが第1のデバイス識別子を有する、前記のデバイ
    ス識別子付与トークン発生手段と、 前記最上流デバイスに設けた、前記第1のデバイス識別
    子を記憶する記憶手段と、 前記デイジーチェーンの下流に位置する各下流デバイス
    に設けた時間測定手段であって、前記デバイス識別子付
    与トークンを第2の時点で受けたときの前記第1時点と
    第2時点との時間差を測定する、前記の時間測定手段
    と、 前記各下流デバイスに設けたデバイス識別子決定手段で
    あって、測定した前記時間差に基づいて、該各下流デバ
    イスの自己のデバイス識別子を決定する、前記の決定手
    段と、 前記各下流デバイスに設けた、前記の決定したデバイス
    識別子を記憶する記憶手段と、から成り、 これによって、前記最上流デバイスの前記第1デバイス
    識別子と前記下流デバイスの各々に対し決定した前記第
    1デバイス識別子とは異なった各前記デバイス識別子に
    よって、前記複数のデバイスを識別すること、を特徴と
    する通信システム。
  9. 【請求項9】請求項1から3のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 前記バスは、前記マスタ・デバイスと前記複数のスレー
    ブ・デバイスとの各々の間でのデータおよび制御信号の
    双方を含む情報の伝送を行うこと、を特徴とする通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】請求項2記載のシステムにおいて、 前記通信は、前記通信を時分割多重で行うこと、を特徴
    とする通信システム。
  11. 【請求項11】請求項10記載のシステムにおいて、 前記通信は、少なくとも2以上の異なった伝送帯域で行
    うこと、を特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】請求項11記載のシステムにおいて、 前記通信は、連続した時間スロットを用いて行うこと、
    を特徴とする通信システム。
  13. 【請求項13】請求項12記載のシステムにおいて、 前記異なった伝送帯域は、所定の時間フレーム内に使用
    する時間スロット数が異なることによって実現するこ
    と、を特徴とする通信システム。
  14. 【請求項14】請求項13記載のシステムにおいて、 各前記スレーブ・デバイスに対する前記の使用時間スロ
    ット数は、可変であること、を特徴とする通信システ
    ム。
  15. 【請求項15】請求項14記載のシステムにおいて、 前記使用時間スロット数は、予め設定すること、を特徴
    とする通信システム。
  16. 【請求項16】請求項14記載のシステムにおいて、 前記使用時間スロット数は、0または1以上の整数であ
    ること、を特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】請求項14記載のシステムにおいて、 前記デイジーチェーン接続線は、前記1つのグループの
    複数のスレーブ・デバイスの各々に対し時間スロットを
    割り当てるための時間スロット割当トークンを、前記1
    つのグループの複数のスレーブ・デバイス間で伝達する
    のに使用すること、を特徴とする通信システム。
  18. 【請求項18】請求項17記載のシステムにおいて、 前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイスの各々
    は、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイス間
    で、前記時間スロット割当トークンを伝達し、 該時間スロット割当トークンを受けた特定の前記スレー
    ブ・デバイスは、前記時間スロットを利用する場合、 該時間スロット割当トークンを受けた時、前記時間スロ
    ットの利用を開始し、 前記使用時間スロット数だけ前記時間スロットを利用
    し、 前記使用時間スロット数の時間スロットの使用を終えた
    時、前記時間スロットの利用を終了し、 前記使用時間スロット数の前記時間スロットのうちの最
    後に利用した前記時間スロットに後続する前記時間スロ
    ットを、前記1つのグループの複数のスレーブ・デバイ
    スのうちの前記デイジーチェーンに接続された次のスレ
    ーブ・デバイスに割り当てるため、前記次のスレーブ・
    デバイスに対し前記時間スロット割当トークンを渡すこ
    と、を特徴とする通信システム。
  19. 【請求項19】請求項2記載のシステムにおいて、 前記バスは、シリアルバスであること、を特徴とする通
    信システム。
  20. 【請求項20】請求項19記載のシステムにおいて、 前記シリアルバスを介しての通信は、通信時間フレーム
    の間に実行し、 前記通信時間フレームは、第1の基準クロックの1周期
    に等しいこと、を特徴とする通信システム。
  21. 【請求項21】請求項19記載のシステムにおいて、 前記シリアルバスを介しての通信は、データおよび制御
    信号の双方に対し共通の通信フォーマットで行うこと、
    を特徴とする通信システム。
  22. 【請求項22】請求項21記載のシステムにおいて、 前記共通通信フォーマットは、 初期化時には、少なくとも1つのコマンド・フィールド
    を含み、 動作時には、少なくとも1つのコマンド・フィールド
    と、少なくとも1つのデータ・チャンネル・フィールド
    と、を含むこと、を特徴とする通信システム。
  23. 【請求項23】請求項22記載のシステムにおいて、 前記コマンド・フィールドは、デバイス識別子を含むこ
    と、を特徴とする通信システム。
  24. 【請求項24】請求項23記載のシステムにおいて、 前記システムが複数のデイジーチェーン接続線を含むと
    き、 前記コマンド・フィールドは、デイジーチェーン番号を
    含むこと、を特徴とする通信システム。
  25. 【請求項25】請求項2記載のシステムにおいて、 前記バスは、パラレルバスであること、を特徴とする通
    信システム。
  26. 【請求項26】請求項2記載のシステムにおいて、 前記システムは、オーディオ・システムであること、を
    特徴とする通信システム。
  27. 【請求項27】複数のデバイスにデバイス識別子を付与
    する方法であって、 前記複数のデバイスをデイジーチェーンで接続するステ
    ップと、 前記複数のデバイスの内の前記デイジーチェーンの最上
    流に位置する最上流デバイスから、前記デイジーチェー
    ンの下流に向かって、デバイス識別子付与トークンを第
    1の時点にて送出するステップであって、該最上流デバ
    イスが第1のデバイス識別子を有する、前記のステップ
    と、 前記デイジーチェーンの下流に位置する各下流デバイス
    が、前記デバイス識別子付与トークンを第2の時点で受
    けるステップと、 前記各下流デバイスが、前記第1時点と前記第2時点と
    の間の時間差に基づいて、該各下流デバイスが、自己の
    デバイス識別子を決定するステップであって、該デバイ
    ス識別子が、前記第1デバイス識別子とは異なる、前記
    のステップと、から成り、 これによって、前記最上流デバイスの前記第1デバイス
    識別子と前記下流デバイスの各々に対し決定した前記第
    1デバイス識別子とは異なった各前記デバイス識別子に
    よって、前記複数のデバイスを識別すること、を特徴と
    するデバイス識別付与方法。
  28. 【請求項28】請求項27記載のシステムにおいて、 前記第1時点は、第1の基準クロックにより定めるこ
    と、 前記時間差を、前記第1時点からの第2の基準クロック
    の数をカウントすることにより、カウント値を発生する
    こと、を特徴とするデバイス識別付与方法。
  29. 【請求項29】請求項28記載のシステムにおいて、 前記カウント値に基づき前記デバイス識別子を定めるこ
    と、を特徴とするデバイス識別付与方法。
  30. 【請求項30】請求項27記載のシステムにおいて、 前記デバイスの各々は、前記デバイス識別子を格納する
    ための記憶手段を有すること、を特徴とするデバイス識
    別付与方法。
  31. 【請求項31】請求項27記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、同種のデバイスであること、を
    特徴とするデバイス識別付与方法。
  32. 【請求項32】請求項31記載のシステムにおいて、 前記同種のデバイスは、入力デバイスまたは出力デバイ
    スのいずれかであること、を特徴とするデバイス識別付
    与方法。
  33. 【請求項33】請求項27記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、集積回路チップであること、を
    特徴とするデバイス識別付与方法。
  34. 【請求項34】マスタ・デバイスと複数のスレーブ・デ
    バイスとを含むシステムにおいて、前記マスタ・デバイ
    スが前記複数のスレーブ・デバイスを識別する方法であ
    って、 A. 前記マスタ・デバイスが前記複数のスレーブ・デ
    バイスにデバイス識別子を付与するステップであって、
    請求項27から33のいずれかに記載のデバイス識別付
    与方法を実行することにより前記複数のスレーブ・デバ
    イスのデバイス識別子を決定するステップと、から成
    る、前記のステップと、 B. 前記マスタ・デバイスが、前記デバイス識別子付
    与方法によって前記複数のスレーブ・デバイスに与えら
    れる前記デバイス識別子によって、前記複数のスレーブ
    ・デバイスを識別するステップと、から成るデバイス識
    別方法。
  35. 【請求項35】請求項34記載のシステムにおいて、 前記マスタ・デバイスは、前記デバイス識別子付与方法
    によって前記複数のスレーブ・デバイスに対し与えられ
    る前記デバイス識別子を、予め前記マスタ・デバイスに
    設けた記憶手段に格納すること、を特徴とするデバイス
    識別方法。
  36. 【請求項36】請求項34記載のシステムにおいて、 前記マスタ・デバイスは、前記デバイス識別子付与方法
    によって前記複数のスレーブ・デバイスに対し与えられ
    る前記デバイス識別子を、前記スレーブ・デバイスから
    受けて、前記マスタ・デバイス内の記憶手段に格納する
    こと、を特徴とするデバイス識別方法。
  37. 【請求項37】請求項34記載のシステムにおいて、 前記複数のスレーブ・デバイスが、複数のグループのス
    レーブ・デバイスから成ること、を特徴とするデバイス
    識別方法。
  38. 【請求項38】請求項37記載のシステムにおいて、 前記複数のグループのスレーブ・デバイスを、複数の前
    記デイジーチェーンでそれぞれ接続することによって、
    各グループのスレーブ・デバイスに対する前記デバイス
    識別子を付与し、 前記複数のデイジーチェーンにそれぞれ接続した前記複
    数のグループのスレーブ・デバイスに対し、デバイス・
    グループ識別子を付与し、これによって、前記複数のグ
    ループのスレーブ・デバイスのうちの各スレーブ・デバ
    イスを、前記デバイス・グループ識別子と前記デバイス
    識別子との組み合わせで識別すること、を特徴とするデ
    バイス識別方法。
  39. 【請求項39】マスタ・デバイスと複数のスレーブ・デ
    バイスとの間でデータを伝送するデータ伝送方法であっ
    て、 請求項34から38のいずれかに記載のデバイス識別方
    法によって得た前記デバイス識別子を使用して、前記マ
    スタ・デバイスが前記複数のスレーブ・デバイスとの間
    でデータ伝送すること、を特徴とするデータ伝送方法。
  40. 【請求項40】複数のデバイスにデバイス識別を付与す
    るための装置であって、 前記複数のデバイスをデイジーチェーンで接続するデイ
    ジーチェーン接続線と、 前記複数のデバイスの内の前記デイジーチェーンの最上
    流に位置する最上流デバイスに設けた、第1の時点でデ
    バイス識別子付与トークンを前記デイジーチェーンの下
    流に向かって送出するデバイス識別子付与トークン発生
    手段であって、該最上流デバイスが第1のデバイス識別
    子を有する、前記のデバイス識別子付与トークン発生手
    段と、 前記最上流デバイスに設けた、前記第1のデバイス識別
    子を記憶する記憶手段と、 前記デイジーチェーンの下流に位置する各下流デバイス
    に設けた時間測定手段であって、前記デバイス識別子付
    与トークンを第2の時点で受けたときの前記第1時点と
    第2時点との時間差を測定する、前記の時間測定手段
    と、 前記各下流デバイスに設けたデバイス識別子決定手段で
    あって、測定した前記時間差に基づいて、該各下流デバ
    イスの自己のデバイス識別子を決定する、前記の決定手
    段と、 前記各下流デバイスに設けた、前記の決定したデバイス
    識別子を記憶する記憶手段と、から成り、 これによって、前記最上流デバイスの前記第1デバイス
    識別子と前記下流デバイスの各々に対し決定した前記第
    1デバイス識別子とは異なった各前記デバイス識別子に
    よって、前記複数のデバイスを識別すること、を特徴と
    するデバイス識別付与装置。
  41. 【請求項41】請求項40記載のシステムにおいて、 前記デバイス識別子付与装置は、 前記第1時点を定めるための第1の基準クロックと、 前記時間差を計測するための第2の基準クロックと、を
    含み、 前記時間測定手段は、前記時間差を、前記第1時点から
    の前記第2基準クロックの数をカウントすることによ
    り、カウント値を発生すること、を特徴とするデバイス
    識別付与装置。
  42. 【請求項42】請求項41記載のシステムにおいて、 前記デバイス識別子決定手段は、 前記時間測定手段から受ける前記カウント値に基づき前
    記デバイス識別子を決定すること、を特徴とするデバイ
    ス識別付与装置。
  43. 【請求項43】請求項40記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、同種のデバイスであること、を
    特徴とするデバイス識別付与装置。
  44. 【請求項44】請求項43記載のシステムにおいて、 前記同種のデバイスは、入力デバイスまたは出力デバイ
    スのいずれかであること、を特徴とするデバイス識別付
    与装置。
  45. 【請求項45】請求項40記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、集積回路チップであること、を
    特徴とするデバイス識別付与装置。
  46. 【請求項46】デバイスであって、 デイジーチェーンの上流側に接続するための入力端子
    と、 前記デイジーチェーンの下流側に接続するための出力端
    子と、 該デバイスの前記デイジーチェーン内での位置に基づ
    き、該デバイスに対しデバイス識別子を付与するデバイ
    ス識別付与手段と、から成るデバイス。
  47. 【請求項47】請求項46記載のシステムにおいて、 前記デバイス識別付与手段は、 時間測定手段であって、第1の時点でデイジーチェーン
    の最上流から送出されたデバイス識別子付与トークンを
    第2の時点で受けたときの前記第1時点と第2時点との
    時間差を測定する、前記の時間測定手段と、 デバイス識別子決定手段であって、測定した前記時間差
    に基づいて、自己のデバイス識別子を決定する、前記の
    決定手段と、 前記の決定したデバイス識別子を記憶する記憶手段と、
    を含むこと、を特徴とするデバイス。
  48. 【請求項48】請求項47記載のシステムにおいて、 前記デバイス識別子付与手段は、 前記第1時点を定めるための第1の基準クロックと、 前記時間差を計測するための第2の基準クロックと、を
    受け、 前記時間測定手段は、前記時間差を、前記第1時点から
    の前記第2基準クロックの数をカウントすることによ
    り、カウント値を発生すること、を特徴とするデバイ
    ス。
  49. 【請求項49】請求項48記載のシステムにおいて、 前記デバイス識別子決定手段は、 前記時間測定手段から受ける前記カウント値に基づき前
    記デバイス識別子を決定すること、を特徴とするデバイ
    ス。
  50. 【請求項50】請求項46記載のシステムにおいて、 前記複数のデバイスは、集積回路チップであること、を
    特徴とするデバイス。
  51. 【請求項51】マスタ・デバイスと複数のスレーブ・デ
    バイスとを含むシステムにおいて、前記マスタ・デバイ
    スが前記複数のスレーブ・デバイスを識別するデバイス
    識別システムであって、 請求項40から45のいずれかに記載のデバイス識別付
    与装置と、 該デバイス識別付与装置により付与された前記複数のス
    レーブ・デバイスの前記デバイス識別子を記憶するた
    め、前記のマスタ・デバイスに設けた記憶手段と、を含
    み、 これによって、前記マスタ・デバイスが、前記複数のス
    レーブ・デバイスを前記マスタ・デバイスに記憶した前
    記スレーブ・デバイスの前記デバイス識別子によって識
    別すること、を特徴とするデバイス識別システム。
  52. 【請求項52】請求項51記載のシステムにおいて、 前記マスタ・デバイスの前記記憶手段には、前記デバイ
    ス識別子付与方法によって前記複数のスレーブ・デバイ
    スに対し与えられる前記デバイス識別子を、予め格納し
    たこと、を特徴とするデバイス識別システム。
  53. 【請求項53】請求項51記載のシステムにおいて、 前記マスタ・デバイスの前記記憶手段は、前記デバイス
    識別子付与方法によって前記複数のスレーブ・デバイス
    に対し与えられる前記デバイス識別子を、前記スレーブ
    ・デバイスから受けて格納したこと、を特徴とするデバ
    イス識別システム。
  54. 【請求項54】請求項51記載のシステムにおいて、 前記複数のスレーブ・デバイスが、複数のグループのス
    レーブ・デバイスから成ること、を特徴とするデバイス
    識別システム。
  55. 【請求項55】請求項54記載のシステムにおいて、 前記複数のグループのスレーブ・デバイスを、複数の前
    記デイジーチェーンでそれぞれ接続することによって、
    各グループのスレーブ・デバイスに対する前記デバイス
    識別子を付与し、 前記複数のデイジーチェーンにそれぞれ接続した前記複
    数のグループのスレーブ・デバイスに対し、デバイス・
    グループ識別子を付与し、 これによって、前記複数のグループのスレーブ・デバイ
    スのうちの各スレーブ・デバイスを、前記デバイス・グ
    ループ識別子と前記デバイス識別子との組み合わせで識
    別すること、を特徴とするデバイス識別システム。
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