JPH06236345A - 信号伝送用バス - Google Patents

信号伝送用バス

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Publication number
JPH06236345A
JPH06236345A JP4339393A JP4339393A JPH06236345A JP H06236345 A JPH06236345 A JP H06236345A JP 4339393 A JP4339393 A JP 4339393A JP 4339393 A JP4339393 A JP 4339393A JP H06236345 A JPH06236345 A JP H06236345A
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JP
Japan
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bus line
cell
bus
data
module
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Application number
JP4339393A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Takeuchi
良祐 武内
Masao Hamamura
正夫 濱村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のモジュールを接続でき、高速なデータ
の授受が可能な信号伝送用バスを得る。 【構成】 複数個が連設されてバスラインを形成するフ
リップフロップの間にセレクタを配置し、インターフェ
イス制御部にてモジュールの出力データをセル化したも
のを、他のモジュールのセルが挿入されていないタイミ
ングでバスラインに乗せ、また、そのバスラインを環状
に接続し、また、セルの送り先アドレスに基づいて無用
なバスラインへの当該セルの分岐をマスクするマスク手
段をバスラインの分岐点に設け、また、一方の支流のセ
ルと、一旦バッファに蓄積された他方の支流のセルのい
ずれかを選択するセレクタをバスラインの合流点に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器内の各モジ
ュール間でデータを送受信するための信号伝送用バスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば「ブイ エム イー バ
ス インターナショナル トレードアソーシェイション
(VME bus International Trade Association )」によ
る「ブイ エム イー・フューチャーバスプラス エク
ステンデット アーキチクチャー テクニカル リソー
セズ ドキュメント(VME/Futurebus+ Extended Archi
tecture Technical Resources Document)」に示され
た、従来の信号伝送用バスを示すブロック図である。図
において、1a〜1fはそれぞれが電子機器の一機能を
担うモジュールであり、2は各モジュール1a〜1f間
で授受される、ビット幅が64もしくは256ビットの
データが伝送されるバスライン、3a〜3fはこのバス
ライン2に各モジュール1a〜1fを接続するためのイ
ンターフェイス制御部である。
【0003】次に動作について説明する。図19に示し
た従来のブイ エム イー バス(VMEバス)やフュ
ーチャーバスプラス(Futurebus+)などでは、いずれ
も、まずバスライン2の使用権を調整し、使用権を得た
モジュール、例えばモジュール1aがバスライン2を独
占して、データを目的のモジュール、例えばモジュール
1bへ送ることで動作している。ここで、フューチャー
バスラインプラスではインターフェイス制御部3a〜3
fにキャッシュバッファなど設けバスラインの使用効率
をあげ、さらにバックプレイン トランシーバ ロジッ
ク(Backplane transceiver logic )を用いて“1”と
“0”の論理振幅を小さくし、バスライン2の負荷容量
を抑えて高速に動作するよう工夫している。しかしなが
ら、多くのインターフェイス制御部3a〜3fが同一の
金属配線によるバスライン2に接続され、1つのインタ
ーフェイス制御部3a〜3fのトランシーバがそのバス
ライン2を駆動する基本構成は引き継がれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号伝送用バス
は以上のように構成されているので、バスライン2に接
続されるモジュール1a〜1fの数が増加した場合、バ
スライン2の負荷容量が増大し、バスライン2を駆動す
るトランジスタの負荷が大きくなり、結果として信号伝
送用バスの高速動作を不可能にしており、また例えばバ
スライン2の動作速度をあげたとしても、バスライン2
を利用できるモジュール1a〜1fは常に1つであり、
接続されるモジュール1a〜1fの数を100,200
と増加させることはできないなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、多数のモジュールの接続を可能
とし、かつ高速にデータをやりとりできる信号伝送用バ
スを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る信
号伝送用バスは、複数のnビット幅のフリップフロップ
を連設して形成したバスラインのフリップフロップの間
に、モジュールの出力データよりインターフェイス制御
部が生成したセルを、他のモジュールからのセルがない
タイミングで挿入するセレクタを配したものである。
【0007】また、請求項2の発明に係る信号伝送用バ
スは、フリップフロップを連設して形成し、その間にセ
ルを配置したバスラインを環状に接続したものである。
【0008】また、請求項3の発明に係る信号伝送用バ
スは、セルの送り先アドレスを検出するアドレス検出回
路と、その検出結果に基づいて無用なバスラインへの当
該セルの分岐をマスクするマスク手段をバスラインの分
岐点に配したものである。
【0009】また、請求項4の発明に係る信号伝送用バ
スは、一方のバスラインからのセルを蓄積するバッファ
と、他方のバスラインのセルとそのバッファに蓄積され
たセルの一方を選択するセレクタをバスラインの合流点
に配したものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明におけるセレクタは、複数個が
連設されてバスラインを形成しているフリップフロップ
の間に配置されて、インターフェイス制御部にてモジュ
ールの出力データをセル化したものを、他のモジュール
のセルがないタイミングでバスラインに乗せることによ
り、多数のモジュールの接続が可能で、データを高速に
授受できる信号伝送用バスを実現する。
【0011】また、請求項2の発明における信号伝送用
バスは、バスラインを環状に接続することにより、一方
向のバスラインで任意のモジュール間でのデータの転送
を可能とする。
【0012】また、請求項3の発明におけるマスク手段
は、バスラインの分岐点に配置されて、アドレス検出回
路の検出したセルの送り先アドレスに基づいて、無用な
バスラインへの当該セルの分岐をマスクすることによ
り、バスラインの分岐を容易に実現する。
【0013】また、請求項4の発明におけるセレクタ
は、バスラインの合流点に配置されて、バッファに蓄積
された一方のバスラインからのセルと、他方のバスライ
ンのセルの一方を、バッファの蓄積データの有無を示す
信号と他方のバスラインのセルデータの有無を示す信号
に基づいて選択することにより、バスラインの合流を容
易に実現する。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は請求項1の発明の一実施例を示すブロック
図である。図において、1a〜1cは図19に同一符号
を付した従来のそれらと同等のモジュールであり、4a
〜4cはこのモジュール1a〜1cの出力データから当
該信号伝送用バス上のセルを生成し、当該信号伝送用バ
ス上のそのモジュール1a〜1c宛てのセルからそのモ
ジュール1a〜1cの入力データを再生するインターフ
ェイス制御部である。5a〜5cはnビットのビット幅
を有して当該信号伝送用バス上のクロック信号に同期し
て動作し、互いに連設されてバスラインを形成する複数
個のフリップフロップであり、6a〜6cはこのフリッ
プフロップ5a〜5cの間の複数の箇所に配置されて、
前記インターフェイス制御部4a〜4cからのセルを、
他のモジュール1a〜1cからのセルが存在しないタイ
ミングでバスラインに乗せる、nビット幅のセレクタで
ある。
【0015】また、図2はそのインターフェイス制御部
4a〜4cの内部構成例を示すブロック図である。図に
おいて、7はmRAビット幅の受信アドレスの判定を行う
アドレス判定回路であり、8は上流バスラインから受信
したセルデータ中のセルデータの有無を示すFビットを
除いた(n−1)ビット幅のセルデータをファーストイ
ン・ファーストアウト(以下、FIFOという)方式で
蓄積する受信バッファである。9はこの受信バッファ8
より取り込んだ(n−1)ビット幅のセルデータより、
モジュール1a〜1cの入力データを再生するデータ再
生回路である。10はモジュール1a〜1cの出力デー
タより(n−1)ビット幅のセルデータを生成するセル
生成回路であり、11はこのセル生成回路10からのセ
ルデータをFIFO方式で蓄積する送信バッファであ
る。12aは上流バスラインからのセルデータより分離
されたFビット、アドレス判定回路7の判定結果、およ
び受信バッファ11の蓄積データの有無を示すエンプテ
ィー(以下、EMPという)信号に基づいて、セレクタ
6a〜6cの端子Sへの制御信号を生成するフリップフ
ロップ、12bは送信バッファ11のEMP信号に基づ
いて、送信バッファ11よりセレクタ6a〜6cの入力
端子Bに入力されるセルデータに付加されるFビットを
生成するフリップフロップである。
【0016】また、図3は前記セレクタ6a〜6cの内
部構成例を示すブロック図である。図において、13は
インターフェイス制御部4a〜4cよりその端子Sに入
力された制御信号の極性を反転させるインバータであ
り、141 〜14n はそのインバータ13の出力信号に
従って入力端子A(A1 〜An )に入力されたnビット
幅のセルデータを通過させるアンドゲート、151 〜1
n は前記制御信号に従って入力端子B(B1 〜Bn
に入力されたnビット幅のセルデータを通過させるアン
ドゲートである。161 〜16n は対応するアンドゲー
ト141 〜14nと151 〜15n の出力の論理和をと
って次段のフリップフロップ5b,5c,・・・へ送出
するセルデータを生成して出力端子Y(Y1 〜Yn )よ
り出力するオアゲートである。
【0017】次に動作について説明する。ここで、図4
はセルデータのデータ構造を示す説明図、図5はバスラ
イン上を伝送されるセルデータの時間関係を示すタイム
チャート、図6はバスラインへのセルデータの挿入のタ
イミングを示すタイムチャートであり、図7はインター
フェイス制御部4a〜4cのバスラインに対する基本動
作を示すフローチャートである。
【0018】今、図1のモジュール1aからモジュール
1cへデータを転送する場合について考える。モジュー
ル1aからの出力データは、モジュール1aに接続され
たインターフェイス制御部4aへと出力される。次に、
そのモジュール1aの出力データは図2に示すセル生成
回路10により送り先アドレス情報、自モジュールアド
レス情報、パリティ情報などの制御情報を付加して送信
バッファ11に書き込まれる。これにより送信バッファ
11のEMP端子は“1”(空状態)から“0”(空で
ない状態)へ移り、送信バッファ11はセルデータの送
信準備が整う。
【0019】次にこの実施例1におけるセルデータのデ
ータ構造を図4について説明する。図示のセルデータは
1バス同期クロック内(1タイムスロット内)のみで構
成した例である。ビット番号nのFビットはこのタイム
スロットにセルデータが存在するか否かを示すフラグビ
ットであり、このFビットが“1”の場合、そのタイム
スロットにセルデータが存在することを示している。ビ
ット番号(n−1)のパリティビットはバスラインをデ
ータが正しく転送されたか否かをチェックするために付
加したビットである。ビット番号(n−2)のBビット
はセルの制御情報の例で、そのセルが同報転送セルか否
かを示すビットである。従って、このBビットを“1”
にしたセルは、そのセルを送出したモジュールのバスラ
インの下流側のすべてのモジュールにて受信される。ビ
ット番号(n−3)以下のkビットは送り先のアドレス
であり、さらにビット番号(n−k−5)以下の1ビッ
トが送り側のアドレスビットである。また残りのビット
番号1までのビットが実際のデータの内容になる。図5
のタイムチャートに示すとおり、このセルデータはバス
ラインのクロック信号に同期してバスラインを構成する
連設したnビット幅のフリップフロップ5a〜5cを転
送されてゆく。
【0020】次に図6のタイムチャートを用いてバスラ
インへのセルデータの挿入について説明する。nビット
幅のバスデータ(a)はバスラインのクロック信号に同
期して図1に示すフリップフロップ5aの入力端子Dと
インターフェイス制御部4aに入力される。図6ではバ
スデータ(a)のあるタイムスロットに送り先がモジュ
ール1aであるセルデータが乗っている。
【0021】ここで図2に示したインターフェイス制御
部4a〜4cは概略的に図7で示したフローチャートに
従って先のセルデータの処理を行う。まず、Fビットを
チェックし(ステップST1)、それが“0”ならバス
ラインのそのタイムスロットにはセルデータが存在しな
いので、次に送信バッファ11のEMP端子をチェック
する(ステップST2)。その結果、空(EMP=
“0”)でなければ、セルデータのFビットを“1”に
してバスラインのセレクタ6aのS端子への信号を送信
バッファ11の出力を選択するものとし、空いていたバ
スラインのタイムスロットに送信バッファ11のセルデ
ータを送出する(ステップST3)。また、送り先がモ
ジュール1aであるセルが乗っているタイムスロットで
はFビットは“1”である。その場合、ステップST1
の判定結果は“否”となり、アドレス判定回路7によっ
て当該セルの送り先アドレスのチェックが行われる(ス
テップST4)。この場合、結果は“H”となるため、
次にこのセルデータを受信バッファ8に書き込んでパリ
ティのチェックを行い(ステップST5)、送信バッフ
ァ11のEMP端子のチェックを行う(ステップST
6)。図6の例では送信バッファ11が空でないので、
セルを受信したバスラインのタイムスロットに送信バッ
ファ11のセルデータを出力している(ステップST
3)。
【0022】以上により図1のセレクタ6aを介して次
段のnビット幅のフリップフロップ1bへとモジュール
1aのセルデータがクロック信号に同期してバスライン
を転送されてゆく。図7からもわかるようにモジュール
1bのインターフェイス制御部4bでは、そのセルデー
タのFビットをチェックしてセルデータの存在は確認す
るが、送り先アドレスが自モジュールではないので、次
のセレクタ6bの出力は、モジュール1aのセルデータ
を選択出力する。セレクタ回路6a〜6cの回路構成は
図3に示すとおりであり、端子Sの入力を“H”にする
ことで入力端子A側、“L”で入力端子B側を出力端子
Yに選択出力するものである。
【0023】さらにセレクタ6bの出力であるモジュー
ル1aの送出したセルデータは、送り先であるモジュー
ル1cに接続されたインターフェイス制御部4cに入力
される。ここでインターフェイス制御部4cはFビット
と送り先アドレスをチェックして、当該タイムスロット
に自モジュール宛のセルデータがあることを確認し、受
信バッファ8にこのセルデータを書き込む、3cでは受
信FIFOが空でない場合モジュール側へセルデータを
読み出し、図2のデータ再生回路9によりモジュール1
cの入力データをそのセルデータより再生して、図1の
モジュール1cに入力する。以上によりモジュール1a
からモジュール1cへのデータの転送が完結する。
【0024】実施例2.なお、上記実施例1では、セル
データをモジュール1aから1cの一方向へのみ転送す
る場合について述べたが、2系統のバスラインを用いて
両方向に転送するようにすることもできる。図8はその
ような実施例を示すブロック図であり、図において、1
a〜1fはモジュール、4a〜4hはインターフェイス
制御部、5a〜5hはフリップフロップ、6a〜6hは
セレクタであり、これらは図1に対応する符号を付した
ものと同等のものである。また、7a,7bは端部に配
置されたモジュール1aあるいは1fに接続された送信
専用のインターフェイス制御部、8a,8bは前記端部
のモジュール1aあるいは1fに接続された受信専用の
インターフェイス制御部である。なお、この場合、各フ
リップフロップ5a〜5hのT端子とインターフェイス
制御部4a〜4hおよび7a,7b,8a,8bには図
1の場合と同様にクロック信号が供給されているが、そ
の図示は省略している。このことは以下の実施例につい
ても同様である。
【0025】次にその動作について、モジュール1bと
モジュール1cとの間で双方向にデータの転送を行う場
合を例に説明する。まず、モジュール1bからモジュー
ル1cへ転送されるデータは、インターフェイス制御部
4aにおいてモジュール1cへのセルデータに変換さ
れ、セレクタ6aによってフリップフロップ5a〜5d
によるバスラインに乗せられる。そのセルデータはイン
ターフェイス制御部4bに取り込まれ、モジュール1c
の入力データが再生されてモジュール1cに入力され
る。一方、モジュール1cからモジュール1bへのデー
タは、インターフェイス制御部4fにてモジュール1b
へのセルデータに変換され、セレクタ6fによってフリ
ップフロップ5h〜5eによるバスラインに乗せられ
る。そのセルデータはインターフェイス制御部4eに取
り込まれ、モジュール1bの入力データが再生されてモ
ジュール1bに入力される。
【0026】実施例3.なお、上記実施例2では、イン
ターフェイス制御部への入力をフリップフロップの入力
端より得るものを示したが、図9に示すように、セレク
タの入力端、即ちフリップフロップの出力端より得るよ
うにしてもよい。このような構成によっても上記実施例
と同様の効果が達成できるものであり、その動作も基本
的には実施例2の場合と同様であるためその説明は割愛
する
【0027】実施例4.次に、この発明の実施例4を図
について説明する。図10は請求項2の発明の一実施例
を示すブロック図で、各部には図1の相当部分と同一符
号を付してその説明を省略する。この実施例では、複数
のフリップフロップ5a〜5cで形成されているバスラ
インを環状に接続して、最終段のセレクタ6cより出力
されるセルを初段のフリップフロップ5aに入力してい
る点で、実施例1とは異なっている。
【0028】次にその動作を、モジュール1aとモジュ
ール1bの間で双方向にデータの転送を行う場合を例に
説明する。まず、モジュール1aからモジュール1bへ
転送されるデータは、インターフェイス制御部4aにて
セルデータに変換され、セレクタ6aによってバスライ
ンに乗せられる。そのセルデータはインターフェイス制
御部4bに取り込まれ、モジュール1bの入力データが
再生されてモジュール1bに入力される。一方、モジュ
ール1bからモジュール1aへのデータは、インターフ
ェイス制御部4bにてセルデータに変換され、セレクタ
6bによってバスラインに乗せられる。そのセルデータ
はフリップフロップ5c、セレクタ6cを経由してイン
ターフェイス制御部4aに取り込まれ、モジュール1a
の入力データが再生されてモジュール1aに入力され
る。これによって、1系統のバスラインで任意のモジュ
ール1a〜1c間でのデータ転送が可能となる。
【0029】実施例5.なお、上記各実施例では、バス
ラインからのセルデータの取り込みを、そのインターフ
ェイス制御部が接続されているセレクタの直前のフリッ
プフロップより行う場合について述べたが、いくつかの
インターフェイス制御部、あるいは全部のインターフェ
イス制御部において、それが接続されているセレクタの
数段前のフリップフロップからセルデータの取り込みを
行うようにしてもよい。図11はそのような実施例を示
すブロック図で、この場合、インターフェイス制御部4
は3段前のフリップフロップ5aの入力端よりセルデー
タを取り込んでおり、また、セレクタ6の出力をnビッ
ト幅のフリップフロップ5dで一度リタイミングしてい
る。従って、この実施例5によれば、数段前のフリップ
フロップ5aの位置から入力を得ることで、インターフ
ェイス制御部4の処理遅延をバスライン上のタイミング
とあわせることが容易となり、セレクタ6の出力をバス
ラインのクロック信号でリタイミングすることにより遅
延時間の累積を避けることが可能となる。
【0030】実施例6.また、上記各実施例では、バス
ライン1箇所には1つのインターフェイス制御部からの
セルデータを挿入する場合について説明したが、1箇所
に複数のインターフェイス制御部の出力したセルデータ
を挿入することも可能である。図12はそのような実施
例を示すブロック図であり、図中、17がその複数のイ
ンターフェイス制御部4a〜4cの出力するセルデータ
を挿入するためのセレクタである。このような構成で
は、1つのバスライン上の1タイムスロットに挿入でき
るセルデータが1つであるため、インターフェイス制御
部4a〜4cの相互で調整が必要とはなるが、短い段数
のバスラインで接続できるモジュール数を増やすことが
可能となる。
【0031】実施例7.次に、この発明の実施例7を図
について説明する。図13は請求項3の発明の一実施例
を示すブロック図で、基本構成のバスラインの途中に分
岐点を設けた場合の実施例である。図において、5a〜
5eはnビット幅のフリップフロップであり、18aは
バスラインの支流#1に接続されているモジュールのア
ドレスを検出するアドレス検出回路、18bはバスライ
ンの支流#2に接続されているモジュールのアドレスを
検出するアドレス検出回路である。19a,19bはア
ドレス検出回路18aあるいは18bの出力する検出信
号の極性を反転させるインバータ、20a,20bはこ
のインバータ19aあるいは19bの出力に基づいてセ
ルデータのFビットをマスクする信号を生成するアンド
ゲートであり、21はこれらインバータ19a,19b
およびアンドゲート20a,20bにて形成されるマス
ク手段である。
【0032】次に動作について説明する。nビット幅の
フリップフロップ5aの出力するセルデータの送り先ア
ドレスがバスラインの支流#1に接続されたモジュール
だと仮定すると、アドレス検出回路18aの出力は検出
状態を示す“1”になる。これによりバスラインの支流
#1へはそのままセルデータがフリップフロップ1bよ
り送出される。一方、バスラインの支流#2には、無駄
なセルが流れないようにインバータ19aで反転された
信号がアンドゲート20bに入力され、それによりセル
データのFビットを“0”にマスクする信号がフリップ
フロップ5cに与えられる。さらにバスラインの支流#
1と支流#2が先で合流する場合、合流後のバスライン
に接続されたモジュールのアドレスはアドレス検出回路
18aまたは18bのいずれか一方だけで検出できるよ
うにすることで対応できる。
【0033】実施例8.次に、この発明の実施例8を図
について説明する。図14は請求項4の発明の一実施例
を示すブロック図で、バスラインの支流#1と支流#2
とを合流させる場合の実施例である。図において、5a
〜5eはnビット幅のフリップフロップであり、22は
バスラインの支流#2からのセルデータを蓄積するFI
FO方式によるバッファである。23はバスラインから
の支流#1のセルデータとバッファ22に蓄積されたセ
ルデータのいずれか一方を選択するセレクタである。2
4aはバスラインの支流#1のセルデータのFビットの
極性を反転させるインバータ、24bはバッファ22の
EMP信号の極性を反転させるインバータであり、25
はこのインバータ24a,24bの出力の論理積をとる
アンドゲート、26はそのアンドゲート25の出力より
セレクタ23の制御信号を生成する1ビット幅のフリッ
プフロップである。
【0034】次に動作について説明する。バスラインの
支流#2から転送されてきたセルデータはまずバッファ
22に書き込まれる。これによりバッファ22のEMP
端子は“0”となり、インバータ24bの出力は“1”
となる。次にバスラインの支流#1にセルデータの存在
しないタイムスロットが伝わってきたとすると、そのF
ビットは“0”であるからインバータ24aの出力は
“1”となり、アンドゲート25の出力するバッファ2
2のリードイネーブル(RE)が“1”となって、バッ
ファ22に蓄えられたセルデータがnビット幅のフリッ
プフロップ5eに転送される。一方、アンドゲート25
の出力はフリップフロップ26で保持されてセレクタ2
3の端子Sに入力され、フリップフロップ5eのセルデ
ータはこのセレクタ23を介してnビット幅のフリップ
フロップ5cに転送される。
【0035】実施例9.これまでは1つのセルデータを
1タイムスロットで転送する場合について説明したが、
図15および図16に示すように、1つのセルデータを
2つ以上の部分に分割して転送することも可能である。
図15は3つの部分に分けた場合のビット割付の一例を
示したものであり、図16にバスライン上をセルデータ
が転送されてゆくタイミングの一例を示す。なお、その
動作は基本的には実施例1の場合と同様であるため、そ
の説明は割愛する。
【0036】実施例10.なお、上記各実施例ではモジ
ュールが1対1でデータ転送を行うものを示したが、1
つのモジュールより同一のデータを複数のモジュールに
転送することも可能である。図17は同報転送セル機能
を含んだ場合のインターフェイス制御部の動作を示すフ
ローチャートで、同一ステップには図7と同一符号が付
してある。Fビットが“1”の場合、同報転送セルを示
すBビットをチェックし(ステップST8)、それが
“1”であればそのセルを受信バッファ8に書き込み
(ステップST9)、バスライン上のセルは全く操作し
ない。これにより次々と下流のモジュールはそのセルを
受信してゆく。さらに、バスラインが図10に示すよう
に環状に構成されている場合には、自モジュールが送信
した同報転送セルをバスラインから削除する機能が必要
になる。
【0037】実施例11.図18は以上で説明したデー
タ伝送用バスを利用して、より確実にデータを転送でき
るようにした実施例を示すバス制御説明図であり、セル
を受信したインターフェイス制御部がセルの受信を送信
側のインターフェイス制御部に知らせるための受信応答
セルを送るようにしたものである。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、複数個が連設されてバスラインを形成するフリップ
フロップの間にセレクタを配置し、インターフェイス制
御部にてモジュールの出力データをセル化したものを、
他のモジュールのセルがないタイミングでバスラインに
乗せるように構成したので、各フリップフロップの出力
接続数はバスラインに接続されるモジュール数とは無関
係に一定に保たれるものであるため、バスラインの負荷
容量を分散させることができ、また、インターフェイス
制御部の出力接続数もバスライン上のセレクタのみであ
るため、負荷容量を小さく抑えることが可能となって、
クロック信号の周波数を高くすることが可能となり、多
数のモジュールが接続でき、データを高速に転送できる
ばかりか、バスラインを形成しているフリップフロップ
がm段であれば、最大m個までのセルを同時に乗せるこ
とが可能となって、複数のモジュールで同時にデータの
授受を行うことが可能で、バスラインに接続するモジュ
ール数の制限もなくなり、さらに、データの授受が多い
モジュールをバスラインの近い位置に配置することで利
用効率を向上させることも可能な信号伝送用バスが得ら
れる効果がある。
【0039】また、請求項2の発明によれば、バスライ
ンを環状に接続するように構成したので、一方向のバス
ラインで任意のモジュール間でのデータの転送が可能と
なる効果がある。
【0040】また、請求項3の発明によれば、バスライ
ンの分岐点に、アドレス検出回路と、そのアドレス検出
回路の検出したセルの送り先アドレスに基づいて、無用
なバスラインへの当該セルの分岐をマスクするマスク手
段を配置するように構成したので、バスラインの部分的
な分岐を簡単に実現することが可能となる効果がある。
【0041】また、請求項4の発明によれば、バスライ
ンの合流点に、一方のバスラインからのセルを蓄積する
バッファと、そのバッファに蓄積されたセルと他方のバ
スラインのセルの一方を、バッファの蓄積データの有無
を示す信号と他方のバスラインのセルデータの有無を示
す信号に基づいて選択するセレクタを配置するように構
成したので、バスラインの合流を簡単に実現することが
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるインターフェイス制御部の
内部構成例を示すブロック図である。
【図3】上記実施例におけるセレクタの内部構成例を示
すブロック図である。
【図4】上記実施例におけるセルデータのデータ構造を
示す説明図である。
【図5】上記実施例におけるバスライン上を伝送される
セルデータの時間関係を示すタイムチャートである。
【図6】上記実施例におけるバスラインへのセルデータ
の挿入タイミングを示すタイムチャートである。
【図7】上記実施例におけるインターフェイス制御部の
動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
【図11】この発明の実施例5を示すブロック図であ
る。
【図12】この発明の実施例6を示すブロック図であ
る。
【図13】この発明の実施例7を示すブロック図であ
る。
【図14】この発明の実施例8を示すブロック図であ
る。
【図15】この発明の実施例9におけるセルデータのデ
ータ構造を示す説明図である。
【図16】上記実施例におけるバスライン上を伝送され
るセルデータの時間関係を示すタイムチャートである。
【図17】この発明の実施例10におけるインターフェ
イス制御部の動作の流れを示すフローチャートである。
【図18】この発明の実施例11を示すバス制御説明図
である。
【図19】従来の信号伝送用バスを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1a〜1f モジュール 4,4a〜4h インターフェイス制御部 5a〜5h フリップフロップ 6,6a〜6h セレクタ 7a,7b インターフェイス制御部 8a,8b インターフェイス制御部 17 セレクタ 18a,18b アドレス検出回路 21 マスク手段 22 バッファ 23 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが所定ビット数のビット幅を有
    し、当該信号伝送用バスのクロック信号に同期して動作
    し、互いに連設されてバスラインを形成する複数のフリ
    ップフロップと、前記フリップフロップの間に配置され
    て、当該信号伝送用バスに接続されるモジュールの出力
    データを前記バスライン上のセルに変換するとともに、
    当該バスライン上のセルを前記モジュールの入力データ
    に変換しているインターフェイス制御部から送られてく
    る前記セルを、前記バスライン上に他のモジュールから
    のセルがないタイミングで挿入するセレクタとを備えた
    信号伝送用バス。
  2. 【請求項2】 連設された前記フリップフロップの間に
    前記セレクタを配置した前記バスラインを環状に接続し
    たことを特徴とする信号伝送用バス。
  3. 【請求項3】 連設された前記フリップフロップの間に
    前記セレクタを配置した前記バスラインの分岐点に、前
    記セルの送り先アドレスを検出するアドレス検出回路
    と、前記アドレス検出回路の検出結果に基づいて、無用
    な前記バスライン側への当該セルの分岐をマスクするマ
    スク手段とを配置したことを特徴とする信号伝送用バ
    ス。
  4. 【請求項4】 連設された前記フリップフロップの間に
    前記セレクタを配置した前記バスラインの合流点に、一
    方の前記バスラインからの前記セルを蓄積するバッファ
    と、他方の前記バスラインのセルデータの有無を示す信
    号と前記バッファの蓄積データの有無を示す信号に基づ
    いて、前記他方のバスラインのセルと前記バッファに蓄
    積されたセルの一方を選択するセレクタとを配置したこ
    とを特徴とする信号伝送用バス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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