JP4172921B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像により得られた画像データをネットワークに出力する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の撮像装置について図10に基づいて説明する。図10において、1は撮像部、2は圧縮回路、3はFIFO(First−In First−Out)方式のメモリ等で構成されるメモリ回路、7はマイクロコントローラ等で構成される演算処理回路、8はメモリ等で構成される記憶回路、9は出力インタフェース回路、10は送信回路、11は入出力端子、12は入力インタフェース回路、6はアドレス用、データ用、制御信号用のバスである。
【0003】
撮像部1は、被写体の光学像を形成する光学系と、例えばCCDで構成され、上記光学像を、対応する電気信号に変換する光電変換部と、光電変換部からの電気信号に対し、雑音低減処理、自動利得制御、欠陥補正処理、色分離処理、色相調整、色利得調整、輝度利得調整、自動露光制御、自動白バランス制御、輪郭補正等の信号処理を加えて画像信号(Y/U/V)を生成し出力する撮像回路とを含む。
【0004】
圧縮回路2は撮像部1から出力された画像信号を、例えばJPEGやMPEGのような画像圧縮規格に基づいて圧縮し、圧縮画像データIMDを出力する。メモリ回路3は圧縮回路2から出力された圧縮画像データを順番に蓄える。演算処理回路7は入力インタフェース回路12にデータを要求する。入力インタフェース回路12は、メモリ回路3から、まだ読み出されていないデータのうち、最も古く書き込まれたデータを読み出して演算処理回路7に供給する。演算処理回路7は読み出された圧縮画像データを送信パケットにして、記憶回路8の所定の領域に格納する。送信パケットは、例えばEthernet(IEEE802.3)のような伝送規格に基づいて生成される。
【0005】
次に演算処理回路7は、次のデータを入力インタフェース回路12に要求する。入力インタフェース回路12は、メモリ回路3から、まだ読み出されていないデータのうち、最も古く書き込まれたデータを読み出して演算処理回路7に供給する。演算処理回路7は読み出された圧縮画像データを送信パケットにして、記憶回路8の所定の領域に格納する。
【0006】
演算処理回路7は、このような動作を繰り返し、送信パケットを記憶回路8に順次格納する。演算処理回路7は、記憶回路8に格納された送信パケットが所定量に達したら、記憶回路8の送信パケットが格納されている領域の先頭アドレスを送信回路10の所定のレジスタ(図示しない)に書き込む。送信回路10は記憶回路8の送信パケットを入出力端子11を介してネットワーク14に送出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の撮像装置は以上のように構成されているので、以下のような問題があった。例えば、撮像回路1の撮像画像が単純な絵柄で、圧縮回路2の出力されるデータレートが、演算処理回路7が読み出せるデータレートよりも低くなると、演算処理回路7が入力インタフェース回路12を介して順番にデータを読み出すと短時間でメモリ回路3が空になってしまうことがある。メモリ回路3が空になってなおも演算処理回路7が入力インタフェース回路12にデータを要求すると、本来の順番の圧縮画像データとは異なる過去のメモリ・データを間違って読み出してしまう。このような誤ったデータが混入すると、正しい画像は再現できなくなる。
【0008】
逆に撮像部1の撮像画像が複雑な絵柄で、圧縮回路2の出力されるデータレートが、演算処理回路7が読み出すデータレートよりもはるかに高くなると、演算処理回路7が入力インタフェース回路12を介して順番にデータを読み出しても、圧縮回路2からメモリ回路3に書き込まれるデータレートの方が高いため、時間が経つとメモリ回路3が一杯になってしまう。メモリ回路3が一杯になってなおも圧縮回路2から出力されるデータがメモリ回路3に書き込まれると、まだ読み出されていない画像データを新しい画像データで上書きしてしまう。このように、上書きで破壊されるデータが生じると、正しい画像は再現できなくなる。
【0009】
以上のように、メモリ回路3からの読み出しに比べ書き込みが遅くなると、まだ書き込んでいない領域の無効データをメモリ回路3から読み出してしまうという問題があった。また、メモリ回路3からの読み出しに比べ書き込みが速くなると、メモリ回路3が一杯になり、まだ読み出していない領域の有効データを上書き破壊してしまうという課題があった。まだ書き込んでいない領域のデータを読み出したり、まだ読み出していない領域のデータを上書きしてしまうと、画像データ、あるいは圧縮画像データの順序が乱れてしまったり、壊れてしまうため、送信後に撮像画像を正しく再生することが出来なくなる。
【0010】
また、撮像部1からの画像データを圧縮することなく、そのままメモリ回路3に蓄積するシステムにおいても、書き込み側におけるデータ処理レートと、読み出し側におけるデータ処理レートとのちがいにより、同様の問題が生じることがあった。
【0011】
この発明は、上述のような課題の解消を目的としてなされたもので、常に正しい画像データを出力できる撮像装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
画像データを発生する手段(1;1+2)と、
上記発生された画像データを一時記憶する先入れ先出し方式の蓄積手段(3)と、
上記蓄積手段(3)の画像データを一時保持するデータ保持手段(4)と、
上記蓄積手段(3)の蓄積データ量を管理するデータ量管理手段(5)と、
記憶手段(8)と、
上記データ保持手段(4)から画像データを読み出して送信パケットを生成して上記記憶手段(8)の所定領域に格納する演算処理手段(7)と、
上記記憶手段(8)に記憶された送信パケットをネットワーク(14)に送信する送信手段(10)とを備え、
上記データ量管理手段(5)は、カウンタ(5a)を備え、上記蓄積手段(3)への書き込み許可信号(WE)に基づいて上記カウンタ(5a)をカウントアップし、上記蓄積手段(3)への読み出し許可信号(RE)に基づいて上記カウンタ(5a)をカウントダウンすることにより、上記蓄積データ量を表わすカウント値を得て、このカウント値により上記蓄積手段(3)の蓄積データ量を管理し、
上記データ保持手段(4)は、上記データ量管理手段(5)により管理されている上記蓄積データ量に基づいて、上記蓄積手段(3)から画像データを読み出す
ことを特徴とする撮像装置を提供するものである。
【0013】
上記画像データを発生する手段が、
撮像手段(1)と、
撮像した画像を画像圧縮して圧縮画像データを生成する圧縮手段(2)と
を含むものであっても良い。
【0014】
上記データ保持手段(4)が、保持しているデータが上記演算処理手段(7)により読み出されると、データ・フラグ(CF)をデータ無しに設定し、上記蓄積手段(3)から読み出したデータが書き込まれるとデータ・フラグ(CF)をデータ有りに設定するものであっても良い。
【0015】
上記データ保持手段(4)が、データ・フラグ(CF)がデータ無しに設定されると、上記蓄積手段(3)からデータを読み出すように動作するものであっても良い。
【0016】
上記データ保持手段(4)が、上記演算処理手段(7)からのデータ読み出しアクセスと同時に、上記蓄積手段(3)からデータを読み出すように動作するものであっても良い。
【0017】
上記データ保持手段(4)が、上記データ量管理手段(5)にて管理しているデータ量が所定のデータ量より少なくなった時、上記蓄積手段(3)からの読み出しを停止し、所定時間後もデータ量がゼロでない場合、上記蓄積手段(3)からの読み出しを実行するように動作するものであっても良い。
【0019】
上記データ量管理手段(5)が、上記蓄積手段(3)への書き込み許可信号(WE)タイミングから所定時間遅延させてから、カウンタ(5a)をカウントアップするものであっても良い。
【0020】
上記データ保持手段(4)が、上記蓄積手段(3)への読み出し許可信号(RE)を、読み出し許可のタイミングに状態変化する読み出し許可エッジ信号(RE2)に変換して、上記データ量管理手段(5)に供給するものであっても良い。
【0021】
上記データ量管理手段(5)のカウンタ(5a)が、上記データ保持手段(4)から供給される上記読み出し許可エッジ信号(RE2)を、読み出し許可のタイミングにパルスを出す信号に変換することにより形成された信号(RE25)をカウントダウンするものであっても良い。
【0022】
上記データ量管理手段(5)が、管理しているデータ量が所定量より多くなった時、上記演算処理手段(7)に通知するように動作するものであっても良い。
【0023】
上記演算処理手段(7)が、上記データ量管理手段(5)のカウンタ(5a)及び上記蓄積手段(3)の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを所定のタイミングで初期化するように動作するものであっても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による撮像装置を示すブロック図である。図2は、図1の撮像装置の一部の回路相互間で授受されるデータ及び信号を示すブロック図である。図5及び図6は、図1及び図2の装置の各部に現れる信号を示すタイミングチャートである。その中で、図5はメモリ回路3の書き込み動作及びこれに伴うデータ量管理の動作を説明するタイミングチャートであり、図6はメモリ回路3の読み出し動作及びこれに伴うデータ量管理の動作を説明するタイミングチャートである。
【0025】
図1及び図2において、1は撮像部、2は圧縮回路、3はメモリ回路、4は入力インタフェース回路、5は残量管理回路、6はアドレス・バス、データ・バス、及び複数の制御信号線から成るバス、7はマイクロコントローラ等で構成される演算処理回路、8は記憶回路、9は出力インタフェース回路、10は送信回路、11は入出力端子である。また、15は書き込みクロック発生回路、16は読み出しクロック発生回路である。
【0026】
書き込みクロック発生回路15は、書き込みクロックWCKを発生し、撮像部1、圧縮回路2、メモリ回路3及び残量管理回路5に供給する。読み出しクロック発生回路16は、読み出しクロックRCKを発生し、メモリ回路3、入力インタフェース回路4、残量管理回路5及び演算処理回路7に供給する。
【0027】
撮像部1は、被写体の光学像を形成する光学系と、例えばCCDで構成され、上記光学像を、対応する電気信号に変換する光電変換部と、光電変換部からの電気信号に対し、雑音低減処理、自動利得制御、欠陥補正処理、色分離処理、色相調整、色利得調整、輝度利得調整、自動露光制御、自動白バランス制御、輪郭補正等の信号処理を加えて8ビットの画像信号(輝度信号Y及び色差信号U及びVから成る)を生成して出力するとともに、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsを出力する。
【0028】
圧縮回路2は、撮像部1から出力される画像信号(Y/U/V)、垂直同期信号Vs及び水平同期信号Hs並びに書き込みクロック発生回路15から出力される書き込みクロックWCKを受け、例えばJPEGやMPEGなどのような画像圧縮規格に基づいて圧縮し、8ビットの圧縮画像データIMDを出力する。以下JPEGに基づいて画像圧縮を行う場合について説明する。
【0029】
圧縮回路2は、圧縮画像データIMD及び書き込みパルス(書き込み許可信号)WEをメモリ回路3に供給するとともに、書き込みパルスWEを残量管理回路5に供給する。
【0030】
メモリ回路3は、例えば先入れ先出し(First-In First-Out)方式のメモリ等で構成され、圧縮回路2から出力される圧縮画像データIMD及び書き込みパルスWE、並びに書き込みクロック発生回路15から出力される書き込みクロックWCKを受け、圧縮画像データIMDを、内部のアドレスに所定の順序で蓄える。書き込みアドレスはメモリ回路3自体により管理され、所定の順序でかつ循環的に変化する。即ち、書き込みアドレスは初期値から昇順に変化して行き最後のアドレスに達すると、次は最初にアドレス(初期値)に戻り、以後再び昇順に変化するようになっている。また、後述のように入力インタフェース回路4から書き込みリセット信号WRESが供給されると、書き込みアドレスが初期化される。即ち書き込みアドレスが初期値に戻され、それ以降の上記所定の順序で変化する。
【0031】
読み出しアドレスも書き込みアドレスと同様メモリ回路3自体により管理され、メモリ回路3内に記憶されておりまだ読み出されていないデータのうち最も古いものを読み出すように制御される。また、後述のように入力インタフェース回路4から読み出しリセット信号RRESが供給されると、読み出しアドレスが初期化される。即ち読み出しアドレスが初期値に戻され、それ以降の上記したように変化する。
【0032】
残量管理回路5は、メモリ回路3内の蓄積データ量を管理する。このため、カウンタ5aを有し、メモリ回路3で書き込みが行なわれる毎に1だけカウントアップし、メモリ回路3で読み出しが行なわれる度に1だけカウントダウンする。このカウントアップ及びカウントダウンのため、圧縮回路2から書き込みパルスWEを受け、入力インタフェース回路4から読み出しパルスREに基づいて生成された信号RE2を受ける。詳細については後述する。
【0033】
入力インタフェース回路4は、メモリ回路3から画像データIMDを読み出して内蔵のキャッシュメモリ4aに一時的に保持した後、演算処理回路7に供給する。キャッシュメモリ4aは1回の読み出しサイクルで読み出されるデータ量、即ち1バイト分を記憶する容量を有する。
【0034】
入力インタフェース回路4は、メモリ回路3からの読み出しのため、読み出しパルス(読み出し許可信号)REをメモリ回路3に供給する。
【0035】
また、後述のように演算処理回路7からリセット要求RSTが供給されると、撮像部1からの垂直同期信号Vsを参照して、次のフレームの先頭(それ以降最初にメモリ回路3に供給されるフレームの先頭)を検出し、検出されたフレームの先頭において、書き込みリセット信号WRES、読み出しリセット信号RRES及びカウンタリセット信号CRESを出力し、メモリ回路3の書き込みアドレス及び読み出しアドレス、並びに残量管理回路5内のカウンタ5aをリセットする。
【0036】
演算処理回路7と入力インタフェース回路4、記憶回路8、及び出力インタフェース回路9とは16ビットのデータ・バスDB及び16ビットのアドレス・バスABを介して結ばれており、これらの間でデータ・バスを介してデータのやり取りをするときには同時にアドレス・バスにアドレスが供給されて、データの送出先が指定される。例えば、図2において演算処理回路7が入力インタフェース回路4にアクセスしてデータの転送を要求するときは、入力インタフェース回路4を指定するアドレスADDRをアドレス・バスABにセットする。
【0037】
演算処理回路7と入力インタフェース回路4との間はさらに、信号BS、RW及びDCのための信号線で接続されている。信号BSはバススタート信号であり、読み出し要求信号として用いられる。信号RWは、リード・ライト信号である。信号DCはデータコンプリート信号である。演算処理回路7が入力インタフェース回路4に対しデータの伝送を要求するときは読み出し要求信号BSを送る。この要求に応じて入力インタフェース回路がデータを演算処理回路7に送るとき同時にデータコンプリート信号DCを送る。
【0038】
入力インタフェース回路4から演算処理回路7にデータ・バスDBを介して伝送される16ビットのデータの構成は図3に示す如くである。図3に示すように、入力インタフェース回路4から演算処理回路7に伝送される16ビットのデータのうち第0番目から第7番目までビットが画像データIMD(IMD0乃至IMD7)を表わし、第8番目のビットがキャッシュ・フラグCFであり、第9番目のビットがオーバーフロー・フラグOFLである。
【0039】
キャッシュ・フラグCFは入力インタフェース回路4内のキャッシュメモリ4aにデータが書き込まれ、未だ読み出されていないときには有意("1")、そうでないとき(即ちキャッシュメモリ4aが空のとき)には無意("0")の状態を取る。
【0040】
入力インタフェース回路4は、キャッシュメモリ4a内のデータが演算処理回路7により読み出されてキャッシュメモリ4aが空になると同時にキャッシュ・フラグCFを無意とする。キャッシュ・フラグCFが無意になると、入力インタフェース回路4はメモリ回路3からデータを読み出す。メモリ回路3から読み出されたデータがキャッシュメモリ4aに格納されると同時に、キャッシュ・フラグCFは有意になる。
【0041】
オーバーフロー・フラグOFLは、残量管理回路5からの信号OFLに基づきセットされるものであり、メモリ回路3がデータで一杯になった時に有意となり、そうでないときに無意となる。
【0042】
演算処理回路7は、入力インタフェース回路4からデータIMDとともに送られて来たキャッシュ・フラグCFが有意の時は、送られてきたデータIMDを送信パケットにして、記憶回路8の所定の領域に格納する。送信パケットは、例えばEthernet(IEEE802.3)のような伝送規格に基づいて生成される。演算処理回路7は、このような動作を繰り返し、送信パケットを記憶回路8に順次格納する。演算処理回路7は、記憶回路8に格納された送信パケットのが所定量に達したら、記憶回路8の送信パケットが格納されている領域の先頭アドレスを送信回路10の所定のレジスタ10aに書き込む。送信回路10は記憶回路8の送信パケットを入出力端子11を介してネットワーク14に送出する。
【0043】
入力インタフェース回路4から演算処理回路7に送られてきたキャッシュ・フラグCFが無意の時は、演算処理回路7は、ともに送られてきたデータIMDを破棄する。
【0044】
演算処理回路7から入力インタフェース回路4にデータ・バスDBを介して伝送される16ビットのデータの構成は図4に示す如くである。図4に示すように、演算処理回路7から入力インタフェース回路4に伝送される16ビットのデータのうち、第15番目のビットがリセット・フラグRSTである。演算処理回路7は、入力インタフェース回路3から送られたデータ中のオーバーフロー・フラグOFLが有意であると、リセット・フラグRSTを有意にする。
【0045】
残量管理回路5は、上記のようにメモリ回路3内の蓄積データ量を管理するものであり、そのカウンタ5aのカウント値がメモリ回路3内のデータ量を表わす。カウンタ5aのカウント値が所定値以上になると(このことはメモリ回路3がデータで一杯になったことを意味する)、残量管理回路5は、オーバーフロー・フラグOFLを発生する。カウンタ5aのカウント値が1以下になると(このことはメモリ回路3内のデータ量が1バイト以下になったことを意味する)、第1のアンダーフロー・フラグUFL1を発生する。カウンタ5aのカウント値が0になると(このことはメモリ回路3内のデータ量が0になったことを意味する)、第2のアンダーフロー・フラグUFL0を発生する。また、上記のように、リセット信号CRESが供給されると、カウンタ5aはリセットされそのカウント値が初期値(ゼロ)に戻される。
【0046】
本実施の形態では、残量管理回路5によるメモリ回路3の蓄積データ量(即ち残量)の管理において、以下の工夫がなされている。上記のように、残量管理回路5は、メモリ回路3への書き込みパルスWEに基づいてメモリ回路3へのデータの書き込み検出してカウントアップし、メモリ回路3への読み出しパルスREに基づいてメモリ回路3からのデータが読み出しを検出してカウントダウンする。
【0047】
このような処理を行なう場合、仮に書き込みパルスWEの発生時に直ちにカウントアップを行ない、読み出しパルスREの発生時に直ちにカウントダウンを行なうとすると、書き込みパルスWEが発生してから実際に書き込みが行なわれるまでの時間差と、読み出しパルスREが発生してから、実際に読み出しが行なわれるまでの時間差とにより、カウンタ5aのカウント値はメモリ回路3内のデータ残量を正確に反映したものとならない。データ残量を常に正確に把握するには、書き込みパルスWEに基づくカウントアップと、読み出しパルスREに基づくカウントダウンとを、書き込みパルスWEや読み出しパルスREに起因して同一の所定の事象が起きるときに行なうことが必要である。
【0048】
本実施の形態では、書き込みパルスWEに応じてメモリ回路3に書き込まれたデータがその後メモリ回路3から読み出されてキャッシュメモリ4aに書き込まれるときにカウントアップし、読み出しパルスREに応じて読み出されたデータがキャッシュメモリ4aに書き込まれるときにカウントダウンすることにより、カウント値はメモリ回路3のデータ量を正確に反映するものとなるようにしている。
【0049】
具体的には、書き込みパルスWEの発生からキャシュメモリ4aへの書き込みまでに要するクロック周期の数は既知であるので、書き込みパルスWEの発生からその既知の数のクロック周期後にカウントアップ信号を生成し、そのカウントアップ信号をカウントアップする。同様に、読み出しパルスREの発生からキャシュメモリ4aへの書き込みまでに要するクロック周期の数は既知であるので、読み出しパルスREの発生からその既知の数のクロック周期後にカウンドダウン信号を生成し、そのカウントダウン信号をカウントダウンする。
【0050】
以下、メモリ回路3への書き込み及び読み出し、メモリ回路3のデータ量の管理についてさらに詳しく説明する。
【0051】
メモリ回路3は撮像部1からの書き込みパルスWEの所定のタイミング、例えば書き込みパルスWEがHighの期間中における書き込みクロックWCKの立ち上がり時にその入力端子3iに供給されている画像データを取込んで格納する。書き込みパルスWEは、メモリ回路3に供給されると同時に残量管理回路5にも供給される。残量管理回路5は、書き込みパルスWEが入力されると、所定のタイミングで、内蔵のカウンタ5aをカウントアップさせる。
【0052】
入力インタフェース回路4内のキャッシュ・メモリ4aのデータIMDが演算処理回路7に転送されてキャッシュ・フラグCFが無意になると、入力インタフェース回路4はメモリ回路3に読み出しパルスREを供給する。メモリ回路3は読み出しパルスREの所定のタイミングで画像データ(IMD)を出力する。より詳しく言えば、入力インタフェース回路4は、メモリ回路3に読み出しパルスREを供給すると同時に、読み出しパルスREに同期して状態が反転する信号RE2を生成して残量管理回路5に供給する。この信号RE2は、例えば、ある読み出しパルスREに同期して、High状態に変わり、次の読み出しパルスREで、Low状態に反転する。その次の、読み出しパルスREで、High状態に反転し、さらに次の読み出しパルスREで、Low状態に反転する。このように信号RE2は、パルスREの発生毎に対応したエッジを有するので、エッジ信号(エッジ状態変化信号)とも呼ばれる。
【0053】
残量管理回路5は、上記の信号RE2の立上がり及び立ち下がりのエッジに基づいて内部で信号(後述の図6のRE25)を発生し、これに応じて内蔵のカウンタ5aをカウントダウンさせる。より詳しく言えば、残量管理回路5は、入力インタフェース回路4から供給されるエッジ信号(RE2)を、元の読み出しパルスREと同様な信号(信号RE2のエッジ(立ち上がり及び立ち下がりエッジの各々の発生)ごとにHighとなるパルスから成る信号)に復元し、この信号のパルスが発生する毎にカウントダウンを行う。
【0054】
残量管理回路5は、メモリ回路3の書き込みクロックWCKと読み出しクロックRCKのうち周波数のより高い方の周波数で動作する。本例では、書き込みクロックWCKの周波数が25MHz、読み出しクロックRCKの周波数が20MHzであり、前者の方が高い場合を想定しており、この場合、残量管理回路5は、書き込みクロックWCKに基づいて動作する。
【0055】
入力インタフェース回路4から出力される読み出しパルスREは書き込みパルスよりも周波数が低いため、そのまま残量管理回路5に入力すると、読み出しパルスREの”High”の状態を2回認識して、誤動作する恐れがある。そこで、読み出しパルスREをパルス情報からエッジ情報に切り替える事により、異なるクロック周波数の回路間を信号が渡る事による誤動作の発生を防いでいる。
【0056】
残量管理回路5に内蔵されるカウンタ5aの値を正確な値とするため、カウントアップ及びカウントダウンは、先に述べたように、書き込みパルスWEに応じて行なわれるデータに対する処理と読み出しパルスREに応じて行なわれるデータに対する処理の互いに同じ段階のとき(例えばキャッシュメモリ4aへの書き込みのとき)に行なう必要がある。そのため、残量管理回路5は、書き込みパルスWEの印加タイミングから、所定の時間(所定数のクロック周期)カウントアップを遅延させ、読み出しパルスREの印加タイミングから所定の時間(所定数のクロック周期)カウントダウンを遅延させ、カウントアップ及びカウントダウンがともに、同じタイミングで行なわれるようにしている。
【0057】
書き込みクロックと読み出しクロックとは同じ周波数とは限らず、この周波数の差による誤差は避けられないが、上記のようにタイミングを合わせることにより誤差を小さくすることができる。
【0058】
残量管理回路5は、カウンタ5aのカウント値が、メモリ回路3の容量(に対応する値)より大きくなると、入力インタフェース回路4に供給しているオーバーフロー・フラグOFLを有意とする。残量管理回路5は、カウンタ5aのカウント値が、1以下になると(これはメモリ回路3内のデータ残量が1バイト以下であることを意味する(但し、実際のデータ残量とカウント値との間には時間遅れがある))、入力インタフェース回路4に供給している第1のアンダーフロー・フラグUFL1を有意とする。残量管理回路5は、カウンタ5aのカウント値が、0以下になると、入力インタフェース回路4に供給している第2のアンダーフロー・フラグUFL0を有意とする。
【0059】
入力インタフェース回路4は、残量管理回路5から供給されるオーバーフロー・フラグOFLが有意になると、演算処理回路7から入力インタフェース回路4にデータの読み出しアクセスが行われた時に、キャッシュメモリ4aの画像データ(IMD)、及びキャッシュ・フラグCFとともに有意を示すオーバーフロー・フラグOFLを演算処理回路7に供給する。具体的には、演算処理回路7に供給される図3のデータの9bit目(OFL)を有意にする。
【0060】
オーバーフロー・フラグOFLが有意となっていると、演算処理回路7はこれによりメモリ回路3がオーバーフローしていることを認識し、メモリ回路3のリセットを指示するリセット・フラグRSTを有意にしたデータを入力インタフェース回路4に書き込む。具体的には、入力インタフェース回路4に供給される図4のデータの15bit目のリセット・フラグRSTを有意にする。
【0061】
入力インタフェース回路4は、演算処理回路7からのリセット・フラグRSTの有意によるリセットの指示を受けて、次のフレームの先頭で、メモリ回路3の書き込みアドレス及び読み出しアドレスのリセットを指示する信号WRES及びRRES、並びに残量管理回路5のカウンタ5aのリセットを指示する信号CRESを出力する。メモリ回路3はリセット信号WRES及びRRESの供給を受けると、これに基づき書き込みアドレス及び読み出しアドレスをリセットする。即ち初期値に戻す。残量管理回路5は、リセット信号CRESを受けると、カウンタ5aをリセットする。即ちそのカウント値を初期値に戻す。
【0062】
メモリ回路3がオーバーフローしてしまうと、まだ読み出されていないデータを、新しく書き込まれたデータで上書きしてしまう(即ち、メモリ回路3内のデータのうちの一部が上書きされ、同じメモリ回路3内の他のデータ或いはそれよりも前に読み出されたデータとの連続性がなくなってしまう)ので、画像データが再現できなくなる。そこで、そのフレームの画像は廃棄して、次のフレームの先頭でリセットすることにより、データ破壊の影響を、次のフレームまで及ぼさないですみ、オーバーフローによる画像の乱れを1フレームに限定することとしている。
【0063】
以上にように、データ量管理回路5は、メモリ回路3のデータ量が所定値より多くなった時、オーバーフロー・フラグOFLを有意にすることで、そのことを演算処理回路7に知らせ、これにより、メモリ回路3で蓄積されているデータが容量一杯になったことを演算処理回路7が知り、上書きの発生による誤ったデータの出力が続くのを防ぐようにしている。そして、演算処理回路7は、残量管理回路5のカウンタ5a及びメモリ回路3の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを所定のタイミング(フレームの先頭で)で初期化するように動作する。こうすることで、それ以降正しいデータを出力する状態に戻せる効果がある。
【0064】
一方、メモリ回路3のデータが少なくなった場合には以下のようにして、データの読み出しを保留し、データが書き込まれるのを待つようにしている。入力インタフェース回路4は、残量管理回路5から供給されるカウンタ5aのカウント値が0になっていることを意味する第2のアンダーフロー・フラグUFL0が有意になると、第1のアンダーフロー・フラグUFL1に関係なく、キャッシュフラグCFが無意になっていても、メモリ回路3へのデータ読み出しアクセスは行わない。このようにするのは、残量管理回路5のカウンタ5aが0になっている時は、メモリ回路3は空になっているので、読み出しを行っても有効なデータを読み出すことはできないからである。
【0065】
入力インタフェース回路4は、残量管理回路5から供給される第2のアンダーフロー・フラグUFL0が無意で、残量管理回路5から供給されるカウンタ5a値が1以下になっていることを意味する第1のアンダーフロー・フラグUFL1が有意になると、キャッシュフラグCFが無意になっていても、メモリ回路3からのデータ読み出しを直ちには行なわず、所定の期間後再び、第2のアンダーフロー・フラグUFL0をチェックし、第2のアンダーフロー・フラグUFL0が無意でであれば(そしてキャッシュフラグCFが無意であれば)、メモリ回路3からの読み出しを行う。
【0066】
このような処理を行なう理由は以下の通りである。即ち、第2のアンダーフロー・フラグUFL0が無意で、第1のアンダーフロー・フラグUFL1が有意の状態は、残量管理回路5に内蔵されているカウンタ5a値が1になっていることを意味しているが、残量管理回路5に内蔵されているカウンタ5aの動作は、実際のメモリ回路3の動作に比べて遅れがあるので、カウンタ5aで1残っていると認識していても、その段階では、既にメモリ回路3からのデータ読み出しが行われメモリ回路3が空になっている可能性がある。このため、所定の時間後にカウンタ5aを再度チェックして、カウント値が0になっていないことを再確認してからデータ読み出しを行うこととしている。
【0067】
以下、図5及び図6のタイミングチャートを参照して、メモリ回路3の書き込み及び読み出しの動作並びに残量管理回路5内のカウンタ5aのカウントアップ及びカウントダウンに用いられる信号の発生方法についてさらに詳しく説明する。
【0068】
まず、図5を参照してメモリ回路3の書き込み動作及びカウンタ5aのカウントアップに用いられる信号の発生方法を説明する。図5(c)乃至(図5(f)はいずれも画像データIMDを示すが、それぞれメモリ回路3への入力(図5(c))、メモリ回路3への書き込み(図5(d))、メモリ回路3への書き込みが完了し、読み出しが可能になった状態(図5(e))、メモリ回路3からの読み出し(図5(f))を示し、これらの区別のため符号IMD(2)、IMD(21)、IMD(30)、IMD(3)が付されている。さらに、図5(f)に示すタイミングで読み出されたデータがキャッシュメモリ4aに入るのはその次のクロック周期、即ち図5(h)の信号D4−WEが発生するタイミングである。
【0069】
図5(a)に示す書き込みクロックWCKは、例えば25MHzの周波数を有する。図5(b)及び図5(c)に示すように、圧縮回路2から、書き込みクロックWCKの2周期に1度書き込みパルスWEが供給され、これと同期して書き込みデータIMDが順次供給されている。データの内容は符号Pa、Pb、Pc、...で示されている。
【0070】
書き込みクロックWCKのある周期t1で(書き込みクロックWCKの立ち上がりで)図5(b)に書き込みパルスWEの有意を確認し、メモリ回路3はそのとき入力端子3iに印加されているデータ(IMD=Pa)を、書き込みクロックWCKの次の周期t2にメモリ回路3内の所定の領域に書き込む(図5(d))。次の周期t3以降メモリ回路3内のデータが出力可能な状態となり(図5(e))、読み出し要求があれば次の周期t4で出力される(図5(f))。(本実施の形態では、後に図6を参照して説明するように、読み出しクロックの3周期に1回行なわれるが、図5(f)は読み出し可能なタイミングを示している。残量管理のためのカウントアップのタイミングに付いて検討するためである。)読み出しはこのデータがキャッシュメモリ4aに入るのは次の周期t5である。キャッシュメモリ4aに入ったデータは同じクロック周期t5において出力されて演算処理回路7に送られる。
【0071】
このように、書き込みパルスWEの発生から4クロック周期後に、キャッシュメモリ4aにデータ(上記書き込みパルスWEの発生に起因してメモリ回路3に書き込まれたデータ)が入る。
【0072】
上記のクロック周期t3では、次のデータPbがメモリ回路3の入力端子3iに供給されている。上記の周期t4では、該データPbがメモリ回路3内の所定の領域に書き込まれる。書き込みアドレスは先に述べたようにメモリ回路3で管理され、順に1ずつ増加して行く。
【0073】
残量管理回路5内で書き込みパルスWEを4周期遅らせて信号D4−WEを生成し、この信号D4−WEをカウンタ5aのカウントアップ信号として用いる。従って、カウントアップ信号は書き込みパルスWEの発生から4クロック周期後に発生する。即ち、書き込みパルスWEの発生によってメモリ回路3に書き込まれたデータがメモリ回路3から読み出されてキャッシュメモリ4aに入るタイミングと同時に発生する。これにより、書き込みパルスWEに応じてメモリ回路3に書き込まれたデータがキャッシュメモリ4aに入るタイミングでカウントアップを行なうことができる。
【0074】
なお、図5(e)及び図5(f)に示す信号は書き込みクロックWCKではなく、読み出しクロックRCK(図5(i))のタイミングで生成される。図5では、図示の簡略のため、書き込みクロックWCKと読み出しクロックRCKとの周期及び位相が一致しているとして図示している。
【0075】
次に図6を参照してメモリ回路3の読み出し動作及びカウンタ5aのカウントダウンに用いられる信号の発生方法について説明する。図6(f)及び(図6(g)はいずれも画像データIMDを示すが、それぞれメモリ回路3からキャッシュメモリ4aに供給されるタイミング(図6(f))、キャッシュメモリ4aに格納され、キャッシュメモリ4aから演算処理回路7に出力されるタイミング(図6(g))を示す。これらの区別のため符号IMD(3)、IMD(4)が付されている。このように、データがキャッシュメモリ4aにデータが入るのは図6(g)に枠で示すクロック周期であり、それと同じクロック周期に図6(l)の信号RE25が発生するようになっている。
【0076】
図6(a)に示す読み出しクロックRCKは、例えば20MHzの周波数を有する。演算処理回路7から入力インタフェース回路4への読み出し要求BSは、本例では、図6(b)に示すように、連続して読み出しを行なっている場合読み出しクロックRCKの3周期に1回ずつ発生する。入力インタフェース回路4からメモリ回路3への読み出しパルスREは読み出し要求BSに応じて、キャッシュフラグの無意を条件として、発生されるものであり、連続的に読み出しを行なっている場合には、図6(c)に示すようにやはり読み出しクロックRCKの3周期に1度だけ発生している。これらの読み出し要求BS及びそれに応じた読み出しパルスREに応じて、メモリ回路3から入力インタフェース回路4に3周期に1度データIMDが供給され(図6(f))、入力インタフェース回路4から演算処理回路7にも3周期に1度データIMDが転送される(図6(g))。メモリ回路3から入力インタフェース回路4に供給されるデータIMDと入力インタフェース回路4から演算処理回路7に転送されるデータは同じものであり、対応するデータが同じ符号Pz、Pa、Pc...で示されている。
【0077】
読み出しクロックRCKのある周期t1で演算処理回路7から図6(b)に示す読み出し要求信号BSが出力されると、これに応じて読み出しクロックRCKの次の周期t2で、図6(g)に示すデータIMD(=Pz)と、図6(h)に示す信号DCがキャッシュメモリ4aから演算処理回路7に転送される。
【0078】
読み出しクロックRCKの3番目の周期t3で図6(e)に示すキャッシュ・フラグCFが無意にされ、これと同時に、入力インタフェース回路4からメモリ回路3への読み出しパルスREが有意にされる。読み出しクロックRCKの4番目の周期t4で図6(f)に示すメモリ回路3から読み出したデータIMD(=Pa)がキャッシュメモリ4aに供給される。同時に次の読み出し要求信号BSが演算処理回路7から入力インタフェース回路4に供給される。読み出しクロックRCKの5番目の周期t5で、図6(g)に示すように、メモリ回路3からのデータIMD(=Pa)がキャッシュメモリ4aに書き込まれ、図6(e)に示すようにキャッシュフラグCFが有意にされ、さらに同じ周期において、データIMD(=Pa)と信号DCとが演算処理回路7に供給される。
【0079】
このように、読み出しパルスREの発生から2クロック周期後にデータ(その読み出しパルスREにより読み出されたデータ)がキャッシュメモリ4aに書き込まれる。
【0080】
読み出しクロックRCKの6番目の周期t6でキャッシュ・フラグCFが無意にされ、これと同時に、メモリ回路3への書き込みパルス信号REが有意にされる。このように動作を繰返すことで、読み出しクロックRCKの3周期に1回データが読み出される。
【0081】
読み出しパルスREは、図6(i)に示すエッジ信号RE2に変換された上で残量管理回路5に供給される。残量管理回路5は、信号RE2を書き込みクロックWCK(図6(m))の1周期遅らせることにより得られた信号D−RE(図6(j))と、2周期分遅らせることにより得られた信号DD−RE2(図6(k))との排他的論理和をとることによりパルス信号R25(図6(l))を生成する。この信号RE25は、読み出しパルスREの発生から2クロック周期後に、即ち読み出しパルスREにより読み出されたデータがキャッシュメモリ4aに入るのと同じクロック周期に発生する。残量管理回路5でこの信号RE25をカウントダウンする。これにより、読み出しパルスREに応じて読み出されたデータがキャッシュメモリ4aに入るタイミングでカウントダウンを行なうことができる。
【0082】
なお、図6(j)〜図6(l)においては、図示の簡略のため、書き込みクロックWCKと読み出しクロックRCKとの周期及び位相が一致しているとして図示している。
【0083】
このようにカウンタによるカウントアップ及びカウントダウンは、ともに、データがキャッシュメモリ4aに書き込まれるタイミング(書き込み後直ちにデータが読み出されると想定した場合に)で行われる。従って、カウントアップ及びカウントダウンは同じタイミングで行われ、カウント値はメモリ回路3のデータ残量を正確に反映したものとなる。特に書き込み、読み出しの開始時、データ量が少ないときにはこのようにタイミングを一致させることが重要である。
【0084】
以上にように本実施の形態では、まだ書き込んでいない領域のデータを読み出したり、まだ読み出していない領域のデータを上書きしてしまうということがなくなり、送信後に撮像画像を正しく再生することが出来る効果がある。特に、圧縮回路2から出力されるデータの量は、画像が複雑な絵柄の時は多く、画像が単純な絵柄の時は少なくなるなど、絵柄によって逐次変化するので、メモリ回路3がオーバーフローしたり、アンダーフローするタイミングの予測は困難であるが、そのような場合でも、本実施の形態のように、メモリ回路3のデータ量を管理することで、上記のような、まだ書き込んでいない領域からの読み出しや、まだ読み出していない領域への上書きを防止することができる。
【0085】
なお、上記の例では、圧縮回路2における圧縮がJPEGに従うものであり、メモリのオーバーフローがあると、次のフレームの先頭で書き込みアドレス及び読み出しアドレス及びカウンタ5aのカウント値のリセットを行っているが、圧縮回路2における圧縮がMPEGに従うものである場合には、GOPの先頭でリセットを行う。
【0086】
実施の形態2.
実施の形態2の撮像装置の構成を示す図は図1及び図2と同じである。実施の形態1では、演算処理回路7からのデータ読み出し要求信号BSに応じて、入力インタフェース回路4のキャッシュメモリ4aから演算処理回路7にデータが送られ、キャッシュメモリ4aが空になると、これをキャッシュフラグCFを参照することにより確認した後、その次のクロック周期で)メモリ回路3からのデータの読み出しを行なっていた。
【0087】
本実施の形態2では、演算処理回路7からのデータ読み出し要求BSがあると、入力インタフェース回路4はキャッシュフラグCFを参照することなく、キャッシュメモリ4aのデータを演算処理回路7に送ると同時に(同じクロック周期で)メモリ回路3からのデータIMDの読み出しを行なう。この結果、1回分(1バイト)のデータのメモリ回路3からの読み出し及び演算処理回路7への転送をより少ないクロック周期で行ない得る。具体的には実施の形態1では3クロック周期掛っていたのに対し、実施の形態2では2クロック周期で済む。この結果、メモリ回路3でのデータの上書きが生じる可能性を一層小さくすることができる。
【0088】
図7は、メモリ回路3の高速読み出し動作を説明するタイミングチャートである。図7を参照してメモリ回路3の読み出し動作を説明する。図7(f)及び図7(g)はいずれも画像データIMDを示すが、それぞれメモリ回路3からキャッシュメモリ4aに供給されるタイミング(図7(f))、キャッシュメモリ4aに格納され、キャッシュメモリ4aから演算処理回路7に出力されるタイミング(図7(g))を示す。これらの区別のため符号IMD(3)、IMD(4)が付されている。さらに、データがキャッシュメモリ4aにデータが入るのは図7(g)のそれぞれの枠内の最初のクロック周期であり、それと同じクロック周期に図7(l)の信号RE25が発生するようになっている。
【0089】
図7(b)に示すように、連続して読み出しを行なっている場合読み出し要求信号BSは読み出しクロックRCKの2周期に1回ずつ発生する。従って、読み出し要求信号BSに応じて発生される読み出しパルスREも、本例では図7(c)に示すようにやはり読み出しクロックRCKの2周期に1度だけ発生している。これらの読み出し要求BS及びそれに応じた読み出しパルスREに応じて、メモリ回路3から入力インタフェース回路4に2周期に1度データIMDが供給され(図7(f))、入力インタフェース回路4から演算処理回路7にも2周期に1度データIMDが転送される(図7(g))。メモリ回路3からキャッシュメモリ4aに供給されるデータIMDとキャッシュメモリ4aから演算処理回路7に転送されるデータは同じものであり、対応するデータが同じ符号Pz、Pa、Pb...で示されている。
【0090】
読み出しクロックRCKのある周期t1で、演算処理回路7から読み出し要求信号BS(図7(b))が出力されると、この信号BSに応じて、同じクロック周期t1でメモリ回路3へ読み出しパルスREが送られる。読み出しクロックRCKの次の周期t2で、キャッシュメモリ4aのデータIMD(=Pz)と信号DCとが演算処理回路7に送られ(図7(g)及び図7(h))、同じ周期t2でメモリ回路3からキャッシュメモリ4aにデータIMD(=Pa)が供給される(図7(f))。読み出しクロックRCKの3番目の周期t3で、キャッシュ・メモリ4aにデータIMD(=Pa)が格納される(図7(g))。
【0091】
このように本実施の形態でも、読み出しパルスREから2クロック周期後にデータがキャッシュメモリ4aに格納される。
【0092】
また、同じ周期t3で、次の読み出し要求BSが供給され、同じ周期に、読み出し信号REが入力インタフェース回路4からメモリ回路3に供給される。
【0093】
読み出しクロックRCKの4番目の周期t4で、キャッシュメモリ4aのデータIMD(=Pa)と信号DCとが演算処理回路7に送られ(図7(g)及び図7(h))、同じ周期t4でメモリ回路3からキャッシュメモリ4aにデータIMD(=Pb)が供給される(図7(f))。読み出しクロックRCKの5番目の周期t5で、キャッシュ・メモリ4aにデータIMD(=Pb)が格納される(図7(g))。
【0094】
以上の動作を繰返すことで、読み出しクロックRCKの2周期に1回データの読み出しを行なうことができる。これにより、高速にデータを読み出せることにより、メモリ回路3のオーバーフローの発生の可能性を低くすることが出来る。
【0095】
信号REの基づく信号としてRE2が入力インタフェース回路4で生成され、これが残量管理回路5に送られ、書き込みクロックWCK(図7(m))の1周期分遅らせた信号D−RE2(図7(j))及び2周期分遅らせた信号DD−RE2(図7(k))を発生させ、これらの排他的論理和により信号RE25(図7(l))を生成し、これをカウンタ5aでカウントダンすることは実施の形態1の場合と同様である。但し、信号RE2の反転の周期が短くなり、これに伴い、信号D−RE2、DD−RE2及びRE25の周期も短くなっている。
【0096】
本実施の形態でも、信号RE25が発生するタイミングはデータがキャッシュメモリ4aに書き込まれるタイミングに一致する。従って、実施の形態1について述べたのと同様、カウントアップ信号とカウントダウン信号を同じタイミングで発生することができ、メモリ回路4aのデータ量を正確に反映したカウント値を得ることができる。
【0097】
なお、実施の形態2では、読み出し要求信号BSがあると直ちにメモリ回路3からキャッシュメモリ4aへのデータ転送を行なっているが、信号BSが供給されたこと、又はキャッシュフラグCFが無意となったことの少なくとも一方の条件が満たされたときに、メモリ回路3からキャッシュメモリ4aへのデータ転送を行なうようにしても良い。
【0098】
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3による撮像装置を示すブロック図である。図9、図8の撮像装置の一部の回路相互間で授受されるデータ及び信号を示すブロック図である。図8及び図9において、図1及び図2と同一の符号は同一乃至対応する部材を示す。図1及び図2との違いは圧縮回路2が省略されている点である。
【0099】
図1の実施の形態1では圧縮回路2から出力される圧縮画像データIMDがメモリ回路3に書き込まれているが、図1の実施の形態3では撮像部1から出力される画像データ(Y/U/V)がそのまま(圧縮されることなく)メモリ回路3に書き込まれる。また書込みパルス信号WEは撮像部1からメモリ回路3に供給される。上記以外の点では、実施の形態3は実施の形態1と同じである。
【0100】
実施の形態1のように、圧縮回路3から出力されるデータ量は、画像が複雑な絵柄の時は大きなデータ量となり、画像が単純な絵柄の時は少ないデータ量となるなど、絵柄によって随時変化するので、メモリ回路3がオーバーフローしたり、アンダーフローするタイミングの予測は困難であるが、実施の形態3のように、圧縮を行なわず、撮像部1から出力されるデータをそのままメモリ回路3に書き込む場合には、撮像部1から出力されるデータレートは、常に一定であるので、メモリ回路3がオーバーフローしたり、アンダーフローしたりするタイミングは比較的把握しやすい。しかし、書き込みクロックWCKと読み出しクロックRCKの周波数の違いや、読み出し側の演算処理回路7におけるデータ処理速度と撮像部によるデータ出力速度との違いなどによりやはりオーバーフローやアンダーフローの問題が生じ得る。
【0101】
実施の形態4.
実施の形態3は、実施の形態1と概して同様であって、圧縮回路を除去したものであるが、実施の形態3で説明した撮像装置において、実施の形態2で説明したように動作するインターフェース回路4を用いることもできる。
【0102】
変形例.
上記の例では、読み出しクロックRCKよりも書き込みクロックWCKの方が高い周波数であり、読み出しパルスREをエッジ信号に変換している。逆に書き込みクロックWCKよりも読み出しクロックRCKの方が周波数が高い場合には、書き込みパルスWEをエッジ信号に変換した上で、残量管理回路5に供給し、残量管理回路5内でパルス信号に戻すようにしても良い。
【0103】
【発明の効果】
請求項1に記載の撮像装置によれば、まだ書き込んでいない領域のデータを読み出したり、まだ読み出していない領域のデータを上書きしてしまうということがなくなり、送信後に撮像画像を正しく再生することが出来る効果がある。
さらに、上記蓄積手段(3)のデータ量を模擬したデータ量管理を行うことができる効果がある。
【0104】
請求項2に記載の撮像装置によれば、上記圧縮手段(2)は単純な画像では少量のデータを、複雑な画像では大量のデータを生成するため、上記蓄積手段(3)から一定の速度で読み出してもまだ書き込んでいない領域のデータを読み出したり、まだ読み出していない領域のデータを上書きしてしまう可能性が高いにもかかわらず、まだ書き込んでいない領域のデータを読み出したり、まだ読み出していない領域のデータを上書きしてしまうということがなくなり、送信後に撮像画像を正しく再生することが出来る効果がある。
【0105】
請求項3に記載の撮像装置によれば、上記演算処理手段(7)が読み出したデータが正しいデータか否かを判断できるようになる効果がある。
【0106】
請求項4に記載の撮像装置によれば、上記演算処理手段(7)からの読み出し信号が上記データ保持手段に到着してから上記蓄積手段からの読み出しを行う場合に比べて、より早く上記演算処理手段はデータを読み出すことができる効果がある。より早くデータを読み出せることにより、上記蓄積手段でのデータの上書きを防ぐ効果がある。
【0107】
請求項5に記載の撮像装置によれば、本来のデータ・フラグ(CF)をデータ無しに設定して、データ・フラグ(CF)がデータ無しに設定されるのを確認してから上記蓄積手段(3)からの読み出しを行う場合に比べて、データ保持手段(4)からデータが読み出されると同時に、次のデータを上記蓄積手段(3)から先読みすることができるので、上記演算処理手段(7)の連続したデータ読み出しアクセスに対しても、より早く上記演算処理手段(7)はデータを読み出すことができる効果がある。より早くデータを読み出せることにより、上記蓄積手段(3)でのデータの上書きを防ぐ効果がある。
【0108】
請求項6に記載の撮像装置によれば、上記蓄積手段(3)と上記データ量管理手段(5)の時間差のために生じる、上記蓄積手段(3)にデータが無い状態での読み出しを防ぐとともに、上記蓄積手段(3)にデータが少量のときにも読み出しを可能にする効果がある。
【0110】
請求項に記載の撮像装置によれば、上記蓄積手段(3)への書き込み、読み出しで生じる遅延時間等を反映し、より正確に上記蓄積手段(3)のデータ量を模擬したデータ量管理を行うことができる効果がある。
【0111】
請求項に記載の撮像装置によれば、上記データ保持手段(4)と上記データ量管理手段(5)の動作クロック周波数が異なる場合でも、パルスの欠落や、二重認識による上記データ量管理手段(5)の誤動作を防ぐ効果がある。
【0112】
請求項に記載の撮像装置によれば、上記データ量管理手段のカウンタ(5a)を、カウントアップ入力部もカウントダウン入力部も、パルスを受けて動作する構造のものに統一することができる効果がある。
【0113】
請求項10に記載の撮像装置によれば、上記蓄積手段(3)で蓄積しているデータが蓄積可能容量一杯になったことを、上記演算処理手段(7)が知り、上書きの発生による誤ったデータの出力を防ぐことができる効果がある。
【0114】
請求項11に記載の撮像装置によれば、蓄積手段(3)で蓄積しているデータが蓄積可能容量一杯になったときに新たに正しいデータを出力する状態に戻せる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による撮像装置の動作を説明するブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による撮像装置の一部の回路相互間で授受されるデータ及び信号を示すブロック図である。
【図3】 入力インタフェース回路4から演算処理回路7に送られるデータのビット配列を示す図である。
【図4】 演算処理回路7から入力インタフェース回路4に送られるデータのビット配列を示す図である。
【図5】 実施の形態1における、メモリ回路3の書き込み動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 実施の形態1における、メモリ回路3の読み出し動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態2における、メモリ回路3の高速読み出し動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態3による撮像装置の動作を説明するブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態3による撮像装置の一部の回路相互間で授受されるデータ及び信号を示すブロック図である。
【図10】 従来の撮像装置の動作を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像部、 2 圧縮回路、 3 メモリ回路、 4 入力インタフェース回路、 5 残量管理回路、 6 バス、 7 演算処理回路、 8 記憶回路、 9 出力インタフェース回路、 10 送信回路、 11 入出力端子、13 撮像素子、14 ネットワーク、 15 書き込みクロック発生回路、 16 読み出しクロック発生回路。

Claims (11)

  1. 画像データを発生する手段と
    上記発生された画像データを一時記憶する先入れ先出し方式の蓄積手段と
    上記蓄積手段の画像データを一時保持するデータ保持手段と、
    上記蓄積手段の蓄積データ量を管理するデータ量管理手段と、
    記憶手段と
    上記データ保持手段から画像データを読み出して送信パケットを生成して上記記憶手段の所定領域に格納する演算処理手段と
    上記記憶手段に記憶された送信パケットをネットワークに送信する送信手段とを備え、
    上記データ量管理手段は、カウンタを備え、上記蓄積手段への書き込み許可信号に基づいて上記カウンタをカウントアップし、上記蓄積手段への読み出し許可信号に基づいて上記カウンタをカウントダウンすることにより、上記蓄積データ量を表わすカウント値を得て、このカウント値により上記蓄積手段の蓄積データ量を管理し、
    上記データ保持手段は、上記データ量管理手段により管理されている上記蓄積データ量に基づいて、上記データ保持手段による上記蓄積手段からの画像データを読み出す
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記画像データを発生する手段が、
    撮像手段と
    撮像した画像を画像圧縮して圧縮画像データを生成する圧縮手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記データ保持手段は、保持しているデータが上記演算処理手段により読み出されると、データ・フラグをデータ無しに設定し、上記蓄積手段から読み出したデータが書き込まれるとデータ・フラグをデータ有りに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 上記データ保持手段は、データ・フラグがデータ無しに設定されると、上記蓄積手段からデータを読み出すように動作することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 上記データ保持手段は、上記演算処理手段からのデータ読み出しアクセスと同時に、上記蓄積手段からデータを読み出すように動作することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 上記データ保持手段は、上記データ量管理手段にて管理しているデータ量が所定のデータ量より少なくなった時、上記蓄積手段からの読み出しを停止し、所定時間後もデータ量がゼロでない場合、上記蓄積手段からの読み出しを実行するように動作することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 上記データ量管理手段は、上記蓄積手段への書き込み許可信号のタイミングから所定時間遅延させてから、上記カウンタをカウントアップすることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 上記データ保持手段は、上記蓄積手段への読み出し許可信号を、読み出し許可のタイミングに状態変化する読み出し許可エッジ信号に変換して、上記データ量管理手段に供給することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 上記データ量管理手段の上記カウンタは、上記データ保持手段から供給される上記読み出し許可エッジ信号を、読み出し許可のタイミングにパルスを出す信号に変換することにより形成された信号をカウントダウンすることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  10. 上記データ量管理手段は、管理しているデータ量が所定量より多くなった時、上記演算処理手段に通知するように動作することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 上記演算処理手段は、上記データ量管理手段の上記カウンタ及び上記蓄積手段の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを所定のタイミングで初期化するように動作することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
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