JP2009067336A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンユニットの前後長さを短くするとともに、車速センサの保護を図る。
【解決手段】クランクケース9の後端部にブリーザ室20が上方へ突出して設けられている。クランクケース9の上部でブリーザ室20の前部側の裾野部分において、メイン軸12の回転速度を車速として検知する車速センサ17が組み付けられる。したがって、車速センサ17をクランクケース9の後部壁に後方へ突出して取り付けていた場合に比較して、エンジンE全体の前後長を短くすることができる。また、車速センサ17はその前方に立設されているシリンダ1あるいはセルモータ11と、ブリーザ室20との間に挟まれて位置するため、跳ね石等からも簡易的に保護される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の走行速度を検出する車速センサを備えた自動二輪車に関する。
従来、この種の自動二輪車として、下記特許文献1のものが知られている。ここに開示された自動二輪車では、クランクケース内においてクランク軸、入力軸(メイン軸)及び出力軸が、概ね車両の前後方向に沿って並列して配置されている。車速センサはクランクケースの後壁に組み付けられ、出力軸の回転速度を車速として検出するようになっている。
特開2000−87780公報
上記のものでは、車速センサがクランクケースの後方に突出した状態で装着されるため、エンジンの前後長が拡大してしまう虞があった。また、車速センサが突出した状態で装着されているため、跳ね石等に対する何らかの構造的工夫を追加することを考慮しなければならなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、前後長を抑制することができ、かつ車速センサに対する簡易な保護を図ることができる自動二輪車を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、クランクケースと、このクランクケースの後端部から上方へ向けて突出しエンジン内に生じたブローバイガスから潤滑油を分離するブリーザ室と、クランクケースの上面におけるブリーザ室の前方で、かつブリーザ室の頂部より低い位置に配された車速センサとを備えてなる構成とした。
本発明によれば、車速センサをクランクケースの後部側面でなく、クランクケースの上面に配置したため、車速センサがエンジンの後方に突出せずに済み、エンジンの前後長を短くすることができる。また、車速センサはその取り付け高さよりも高く突出するブリーザ室の前方に位置するため、車速センサをブリーザ室後方から飛んでくる跳ね石等から保護することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。なお、以下の説明中、「前後」は車両の前後方向に対応する方向を指し、「左右」は運転者から見た場合の方向を指すものとする。
図1には自動二輪車用の単気筒エンジンEが示されており、前部にはシリンダ1が前傾した姿勢で上方へ突出して設けられている。エンジンE全体は自動二輪車の車体フレームによって支持されている。エンジンEの後部上方にはエアクリーナ2が配置され、同様に車体フレームによって支持されている。エアクリーナ2とシリンダヘッド側とは吸気用配管4によって接続され、かつこの吸気用配管4の途中にはスロットルバルブ(図示しない)を収容するバルブユニット5が組み込まれている。
シリンダ1内にはピストン6が上下動可能に設けられ、かつピストン6はコンロッド7を介してクランク軸8が連結されている。シリンダ1の下部にはクランクケース9が配されており、クランク軸8はクランクケース9の内部において車幅方向に沿って配されかつ回転可能な状態で収容されている。クランクケース9内には、クランク軸8より前方において、クランク軸8と平行にバランサ軸10が並列して設けられかつ回転可能に支持されている。バランサ軸10とクランク軸8とは双方の軸に嵌着された図示しないギヤの噛み合いによって連動可能となっている。
一方、クランクケース9の上面であって、シリンダ1の後方にはセルモータ11が配されている。セルモータ11は長手方向の軸線が車幅方向に沿うようにして配されている。セルモータ11の出力軸とクランク軸8とは、相互の軸に嵌着されたギヤの噛み合いによって、かつクランク軸8側に設けられたワンウェイクラッチの作用によって、セルモータ11の駆動によってクランク軸8へ駆動力が伝達可能となっている。
クランクケース9内には、クランク軸8より後方でかつこれと平行にメイン軸12とドライブ軸13とが配置されている。メイン軸12とドライブ軸13とは前後に並列した位置関係にあり、それぞれはクランクケース9に対し回転可能に支持されている。メイン軸12とクランク軸8とは双方の軸に嵌着された減速ギヤ30,31が噛み合いかつメイン軸12の車両右側端部に設けられたクラッチ機構(図示しない)によって、クランク軸8からの駆動力がメイン軸12へ伝達されるようになっている。
メイン軸12とドライブ軸13とには、複数のギヤによって構成されるギヤ群14が設けられている(図3参照)。このギヤ群14は、メイン軸12及びドライブ軸13にスプライン嵌合し図示しないシフトフォークによって軸方向へ移動可能とされる移動式ギヤ14A〜14Cと、軸方向への移動が規制された位置固定式ギヤ14a〜14eとを備えて構成されている。
ドライブ軸13は、車体左側の軸端部がクランクケース9の側面から外方へ突出し、突出端部にスプロケット15を取り付けている。スプロケットには後輪を駆動させるためのチェーン16が巻き掛けられ、ドライブ軸13の回転を後輪に伝達可能である。
前記したギヤ群14のうち、メイン軸12側の位置固定式ギヤ14eにおける周面の上方には車速センサ17が配置されている。この位置固定式ギヤ14eは、鋼材等の磁性材によって形成され、メイン軸12に設けられたギヤの中でも最大の外径を有しており、5速ギヤとして機能する。一方、車速センサ17は、先端部が円柱状の検知部18となっており、磁束の変化を検出して電気パルスを発生させる形式のものであり、上記したメイン軸12の位置固定式ギヤ14eの歯に径方向外側から対向するような姿勢でクランクケース9の上面に取り付けられている。車速センサ17の取り付けについては、その配置状況を含め後に改めて詳細に説明する。
クランクケース9における上面の後端部にはブリーザ室20が形成されている。ブリーザ室20はクランクケース9の幅方向に延びる略三角柱形状の本体部20Aを有している。本体部20Aは上端縁がやや後傾気味となるように形成され、かつ上端縁には取り付け部20Cが形成され、クランクケース9のコーナ部に配された他の取り付け部と共に車体フレームに対してボルト締めされることによって、エンジンE全体が車体フレームへ取り付けられる。この実施形態では、本体部20Aにおける前面の略車両右半部からは前方へ向けて排出部20Bが一体に延出形成されている。
ブリーザ室20の一部はクランクケース9の内部のうちメイン軸12やドライブ軸13を収容している空間に連通しており、クランクケース9内に発生した潤滑油等のミスト分を含んだブローバイガスがブリーザ室20内に取り込まれるようになっている。ブリーザ室20内には、例えばラビリンス構造が形成されていて、ブローバイガスがこのラビリンスの経路を通過する過程でブローバイガスの液体成分(オイル)を気体成分から分離することができる。ブリーザ室20内で分離された液体成分はクランクケース9内部(オイルパン)へ返送される。気体成分は、排出部20Bから返送配管21を通してエアクリーナ2へと送られた後、エアクリーナ2の内部のエレメントを通して吸気系に供給されるようになっている。
前記したブリーザ室20の排出部20Bは、ブリーザ室20の上縁の取り付け部20Cの下部から前方へ下り勾配をもって形成され、その前端縁がセルモータ11の設置箇所に至るまで延びている。一方、ブリーザ室20の前面で排出部20Bが形成されていない車両左半部は、前面の傾斜が排出部20Bの前面より急勾配に形成されている。このことにより、クランクケース9の上面であってブリーザ室20の車両右半部の前面、セルモータ11及び排出部20Bの車両左側面で立体的に囲まれた領域が車速センサ17の取り付け領域22となる。かくして、車速センサ17は車両側面視において、ブリーザ室20の排出部20Bと前後方向に関して重複した配置となっている。
この取り付け領域22には、車速センサ17に対する装着用筒部23が立設され、かつ装着用筒部23にはメイン軸12の位置固定式ギヤ14eの上方に臨む差込孔23Aが開口している。但し、差込孔23Aの軸線は鉛直軸から斜め後方へ向くように設定されている。一方、車速センサ17は、前記した検知部18の上端部寄りにおいて取付け用のフランジ片24が一体に張出し形成されている。 フランジ片24は装着用筒部23の上面に適合する形状となっていて、フランジ片24を装着用筒部23上に被せ付け、ねじ止めをすることによって、車速センサ17の固定がなされている。車速センサ17はフランジ片24の上面にコネクタ25を一体に備えており、車速センサ17がクランクケース9に固定されたときには、嵌合相手となる相手コネクタ26との嵌合軸線が車両前後方向に関し斜めになるよう、つまり相手コネクタ26との嵌合軸線が車両前後方向に関して斜め右前方を向くことで、セルモータ11の長手方向の軸線に対しても斜めに交差するよう、車速センサ17の取り付け姿勢が設定されている。また、車速センサ17が取り付けられた状態では、車速センサ17(相手コネクタを含む)の最上端の高さ位置は、ブリーザ室20の取り付け部20Cの上縁の高さ位置及びセルモータ11の最上位の高さ位置よりも共に低くなっている。
クランクケース9の左側面であって、メイン軸12のほぼ真下位置にはニュートラルスイッチ27が装着されている。ニュートラルスイッチ27はクランクケース9内においてチェンジペダルの操作に連動して回動するシフトカム(図示しない)のニュートラル位置を検知して、インジケータの点灯・消灯を行わせ、これによって運転者にニュートラル位置を知らせることができる。上記したニュートラルスイッチ27は車速センサ17に対しても車両前後方向に関する位置が概ね揃えられているため、ニュートラルスイッチ27から導出された電線W1は、クランクケース9の上面へ向けて引き出された後は、図4に示すように、車速センサ17の電気配線W2、さらには車速センサ17に隣接するセルモータ11の電気配線W3と共にクランプ28によって束ねられ、車幅方向に沿いつつ右方へ向けて配索されている。
実施形態1は上記のように構成されたものである。実施形態1では、車速センサ17をクランクケース9の上面に取り付けるようにし、従来のように、クランクケース9の後面に突出させないようにしたため、エンジンEの前後長を短くすることができる。加えて、クランクケース9の後面にはリヤのスイングアームのピボット部が配されることが多い。その場合に、クランクケース9の後面に車速センサ17を取付けようとすれば、ピボット部29との干渉を避けるような配慮が必要となるが、本実施形態の配置であれば、そうした配慮も必要がなくなり、ピボット部29の配置に関する設計上の自由度が高められる。
また、クランクケース9の上面に取り付けられた車速センサ17は、ブリーザ室20とセルモータ11という二つの突出構造部によって挟まれているため、異物との干渉からも保護される。特に、実施形態1では車速センサ17の側方(右側方)にはブリーザ室20の排出部20Bが位置し、車速センサ17の取り付け領域22が前後及び右側方の三方を突出構造部で囲まれることから、車速センサ17の保護がより確実になっている。
上記実施形態からは、以下のような特徴的構造を見出すことができる。
(1)車速センサ17の前方には、クランクケース9から略上方へ向けてシリンダ1が突設されている。
このような構成によれば、車速センサ17が、シリンダ1とブリーザ室20という二つの突出物によって前後方向から挟まれて配置されるため、車速センサ17の保護をより確実に行うことができる。
(2)車速センサ17の前方には、クランクケース9の上面に装着されたセルモータ11が配置されている。
このような構成によれば、車速センサ17は、セルモータ11とブリーザ室20という二つの突出物によって前後方向から挟まれて配置されるため、車速センサ17の保護をより確実に行うことができる。また、車速センサ17に対しセルモータ11が隣接して配置されるため、これらに接続される電線を集約化できる。したがって、電線を固定するためのクランプの個数を減らすことができる。また、車速センサ17がブリーザ部とセルモータ11との間の谷間に配されるため、車速センサ17の保護が一層強化される、という効果も得られる。
(3)車速センサ17は、前記クランクケース9の上面においてその長手方向の軸線が鉛直軸に対し傾斜した姿勢で取り付けられている。
このような構成によれば、車速センサ17が鉛直軸から傾斜姿勢で取り付けがなされているため、車速センサ17の頂部の高さ位置を低くすることができる。したがって、ブリーザ室20に対する高差を大きくとることができる。これにより、車速センサ17保護に必要なブリーザ室20との高差を同一とすれば、車速センサ17を直立した取り付け姿勢とした場合と比べてブリーザ室20の高さを低めることができる。
(4)車速センサ17は先端部が検知部18となっているとともに、この検知部18がクランクケース9内部に挿入される一方、クランクケース9内にはクランク軸8の後方に配されたメイン軸12とこのメイン軸12の後方に配されたドライブ軸13とが収容されるとともに、車速センサ17はメイン軸12の上方に位置してメイン軸12の回転速度を車速として検知可能である。
このような構成によれば、車速センサ17はブリーザ室20の前部というクランクケース9における後端部から前方に寄った位置に配されるため、ミッションを構成する軸の中でも中間に配置されるメイン軸12を選択することが、検出相手として望ましい。仮に、ミッションを構成する軸の中で最も後部に位置するドライブ軸13を検出相手とすれば、ブリーザ室20を前後方向に短縮して車速センサ17の取り付け領域22を確保しなければならず、これではブリーザ室20の容量を確保することができなくなってしまうからである。逆に、上記のような構成を採用することで、ブリーザ室20の容量確保に有効となる。
(5)車速センサ17は、前記クランクケース9の側面に取り付けられたニュートラルスイッチ27の上方に位置している。
このような構成によれば、ニュートラルスイッチ27のほぼ真上に車速センサ17が配されるため、それぞれに接続された電線の配索ラインをほぼ同一ライン上に揃えることができるため、電線の結束作業が簡単になる。
(6)車速センサ17は、車両側面視において、ブリーザ室20と前後方向に関して重複する配置となっている。
このような構成によれば、車速センサ17が、ブリーザ室20と前後方向に関して重複する位置関係になっているため、クランクケース9上面の配置効率を高めることができる。
(7)ブリーザ室20は、クランクケース9の上面において、車幅方向に延びる本体部20Aとこの本体部20Aにおける車幅方向の一端側から前方へ突出して形成されブリーザ室20内で分離された分離ガスをエンジンEの吸気系へ排出する排出部20Bとを備えてなり、
かつ車速センサ17は車両側面視において、排出部20Bと前後方向に関して重複する配置となっている。
このような構成によれば、車速センサ17がブリーザ室20の本体部20Aから部分的に突出する排出部20Bと前後方向に関して重複して配置されるため、クランクケース9上面の配置効率を高めることができる。
(8)車速センサ17は、セルモータ11に対し同セルモータ11の高さ寸法内でかつ幅寸法内に配置されている。
このような構成によれば、車速センサ17の保護がより確実になる。
(9)車速センサ17は、長手方向の一端部にコネクタ接続部を有するとともに長手方向の軸線が車幅方向の軸線に対して交差するように取り付けられている。
このような構成によれば、車速センサ17はブリーザ室20とセルモータ11とによって、車両前後方向から挟まれて配置されるが、その取り付け姿勢が車幅方向に対して交差する方向に向いた場合には、コネクタ接続部とブリーザ室20あるいはセルモータ11との間隔にゆとりができるため、コネクタ接続部における接続作業が容易になる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5によって説明する。実施形態1では、車速センサ17をブリーザ室20の本体部20Aの前面、排出部20Bの側面、及びセルモータ11とによって三方から取り囲んで配置する形態であった。これに対し、実施形態2ではブリーザ室20の前面を切り欠いて車速センサ17の取り付け領域22が形成されている。
このような構成であれば、車速センサ17は四方を突出物によって取り囲まれるため、車速センサ17に対する保護が一層強化される。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図6によって説明する。本実施形態では、セルモータ11を廃し、エンジンEをキックペダルによって始動させる形式の自動二輪車に適用されている。
このような形式においても、車速センサ17の前方にはシリンダ1が立設されていることから、車速センサ17はその前後を突出物によって挟まれて位置されるため、異物に対する有効な保護が達成される。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図7によって説明する。本実施形態では、車速センサ17の検知対象をメイン軸12に代えてドライブ軸13としている。また、実施形態1では車速センサ17を後傾姿勢でクランクケース9に装着したが、本実施形態では逆に前傾姿勢で装着される。その場合には、実施形態3のようにセルモータ11を持たない形式の方が車速センサ17の取り付けがしやすくなる。さらに、車速センサ17をブリーザ室20とは反対側へ向けた前傾姿勢で取り付けるようにすることで、ブリーザ室20の一部を切り欠く領域(容量)を減らすことができる。したがって、本実施形態の構造はブリーザ室20の容量確保に有効である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態のように、シリンダ1はクランクケース9の上面に前傾状態で設けられる場合に限らず、前方あるいは側方へ突出する形式であってもよい。そのような場合においても、車速センサ17はブリーザ室20によって保護される。
(2)エンジンEは単気筒に限らない。気筒数は特に限定されるべきものではない。
車速センサの周辺構造を示す側面図 要部を拡大して示す側断面図 ミッション部分を示す平断面図 車速センサの周辺を示す平面図 実施形態2に係る車速センサの配置状況の概要を示す平面図 実施形態3に係る車速センサの配置状況の概要を示す側面図 実施形態4に係る車速センサの配置状況の概要を示す側面図
符号の説明
1…シリンダ
8…クランク軸
9…クランクケース
11…セルモータ
12…メイン軸
13…ドライブ軸
17…車速センサ
20…ブリーザ室
20B…排出部
25,26…コネクタ
27…ニュートラルスイッチ
28…クランプ

Claims (10)

  1. クランクケースと、
    このクランクケースの後端部から上方へ向けて突出しエンジン内に生じたブローバイガスから潤滑油を分離するブリーザ室と、
    前記クランクケースの上面における前記ブリーザ室の前方で、かつブリーザ室の頂部より低い位置に配された車速センサとを備えてなることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記車速センサの前方には、前記クランクケースから略上方へ向けてシリンダが突設されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記車速センサの前方には、前記クランクケースの上面に装着されたセルモータが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記車速センサは、前記クランクケースの上面においてその長手方向の軸線が鉛直軸に対し傾斜した姿勢で取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記車速センサは先端部が検知部となっているとともに、この検知部が前記クランクケース内部に挿入される一方、
    前記クランクケース内にはクランク軸の後方に配されたメイン軸とこのメイン軸の後方に配されたドライブ軸とが収容されるとともに、前記車速センサは前記メイン軸の上方に位置して前記メイン軸の回転速度を車速として検知可能であることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  6. 前記車速センサは、前記クランクケースの側面に取り付けられたニュートラルスイッチの上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記車速センサは、車両側面視において、前記ブリーザ室と前後方向に関して重複する配置となっていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  8. 前記ブリーザ室は、前記クランクケースの上面において、車幅方向に延びる本体部とこの本体部における車幅方向の一端側から前方へ突出して形成され前記ブリーザ室内で分離された分離ガスをエンジンの吸気系へ排出する排出部とを備えてなり、
    かつ前記車速センサは車両側面視において、前記排出部と前後方向に関して重複する配置となっていることを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車。
  9. 前記車速センサは、前記セルモータに対し同セルモータの高さ寸法内でかつ幅寸法内に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
  10. 前記車速センサは、長手方向の一端部にコネクタ接続部を有するとともに前記長手方向の軸線が車幅方向の軸線に対して交差するように取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
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