JP2009062960A - ディーゼルエンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可及的に燃費の向上を図りつつ、自動停止したディーゼルエンジンの再始動性を高めこと。
【解決手段】停止時に圧縮行程にある停止時圧縮行程気筒での自着火の可否を判定する。再始動条件の成立時において、停止時圧縮行程気筒での自着火を可とするときには、停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、不可とするときには、停止時に吸気行程にある停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射する。停止時圧縮行程気筒での燃料噴射制御が実行される場合には、スタータモータ34の駆動時間を可及的に短縮して再始動を図ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明はディーゼルエンジンの制御装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、自動停止したエンジンを所定の再始動条件の成立時に自動的に再始動する自動停止/再始動制御がディーゼルエンジンにも採用されつつある。
自動停止したディーゼルエンジンを再始動する場合、停止時に圧縮行程にある気筒に燃料を噴射させ、筒内で自着火させる必要がある。そのため、ディーゼルエンジンが自動停止中に温度が低下すると、始動性が悪化することが頻繁に起こるという問題がある。かかる問題を解決するため、特許文献1には、ディーゼルエンジンに付設されているグロープラグへの大電流の供給をクランキング開始時とする構成や、停止時に圧縮工程にある気筒に設けたグロープラグへの通電量を他のグロープラグへの通電量より大きくする技術が開示されている。
特開2006−46251号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、専ら再始動時のグロープラグの通電量のみに依存して着火性の向上を図っているため、停止時間が長くなると、徒にグロープラグへの通電量や通電時間が長くなり、燃費低下やグロープラグの短命化を招来することになる。
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、可及的に燃費の向上を図りつつ、自動停止したディーゼルエンジンの再始動性を高めことのできるディーゼルエンジンの制御装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにディーゼルエンジンを自動停止させるとともに、所定の再始動条件が成立した際に自動停止後の前記ディーゼルエンジンを自動的に再始動するディーゼルエンジンの制御装置において、前記ディーゼルエンジンを搭載した車両の運転状態を判定する運転状態判定部と、前記運転状態判定部の判定に基づいて前記ディーゼルエンジンの燃料噴射を制御する燃料噴射制御部と、前記運転状態判定部の判定に基づいて前記再始動条件の成立時に前記ディーゼルエンジンのスタータモータを駆動制御するスタータ制御部とを備え、前記運転状態判定部は、停止時に圧縮行程にある停止時圧縮行程気筒での自着火の可否を判定するものであり、前記燃料噴射制御部は、前記再始動条件の成立時において、前記運転状態判定部が停止時圧縮行程気筒での自着火を可とするときには、停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、不可とするときには、停止時に吸気行程にある停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射するものであることを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置である。この態様では、ディーゼルエンジンの停止状態に応じて最初に燃料噴射される気筒を選択することにより、再始動性を高めることができる。すなわち、停止時圧縮行程気筒での自着火が可能な状態にあるときには、停止時圧縮行程に燃料が噴射され、スタータモータが駆動されることによって、停止時圧縮行程気筒で燃料の混合気が自着火し、ディーゼルエンジンが再始動される。このため、スタータモータの駆動時間を可及的に短縮することができる。また、停止時圧縮行程気筒での自着火が困難な状態にあるときには、停止時圧縮行程気筒への燃料噴射が中止され、停止時吸気行程気筒に燃料が噴射されるので、スタータモータの駆動時間が若干長くはなるものの、充分な有効圧縮比で確実に燃料の混合気が自着火し、再始動性を確保することができる。停止時圧縮行程気筒での自着火の可否は、当該気筒での筒内温度をパラメータとして直接判定する方法であってもよく、或いは、ピストンが圧縮上死点に到達したときの推定温度をパラメータとしてもよい。さらには、停止時圧縮行程気筒でのピストンの停止位置に基づいて自着火の可否を判定するようにしてもよい。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、燃料の噴射対象となる気筒のピストンが圧縮上死点に到達したときの着火前筒内温度を推定するものであり、前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が低いほど燃料噴射タイミングを進角させるものである。この態様では、着火前筒内温度に応じて燃料噴射タイミングを進角することにより、気化潜熱による温度低下を抑制し、着火遅れの増加を軽減することができるので、始動性をより高めることができる。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒での自着火を可と判定した場合に、当該ピストンが圧縮上死点に到達したときの前記停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度を推定するものであり、前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである。この態様では、比較的筒内温度が低い状態でディーゼルエンジンの再始動を実行する際、噴射された燃料の気化潜熱によって生じる筒内の温度低下を最低限に抑制し、失火を可及的に抑制することができる。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒での自着火を不可と判定した場合に、前記停止時吸気行程気筒でのピストンが圧縮上死点に到達したときの前記停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度を推定するものであり、前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである。この態様では、停止時圧縮行程気筒での燃焼によってディーゼルエンジンを再始動できない運転状況において、比較的筒内温度が低い状態でディーゼルエンジンの再始動を実行する際、噴射された燃料の気化潜熱によって生じる筒内の温度低下を最低限に抑制し、失火を可及的に抑制することができる。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、前記停止時吸気行程気筒のピストン停止位置から当該気筒に導入される新気導入割合を演算し、この新気導入割合に基づいて当該停止時吸気行程気筒の着火前筒内温度を算出するものである。この態様では、停止時吸気行程気筒のピストンが作動することにより導入された新気導入割合に応じて着火前筒内温度が演算されるので、着火前筒内温度の演算精度が高まり、より始動性の高い燃料噴射制御を実現することができる。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、前記ディーゼルエンジンのピストン停止位置、吸気温度、エンジン水温、前記ディーゼルエンジンの停止時間のうち少なくとも一つから筒内温度を推定するものである。
好ましい態様において、前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが所定の適正停止位置に停止しているか否かを判定するものであり、前記燃料噴射制御部は、前記再始動条件の成立時において、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが前記適正停止位置にあるときには、前記停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、前記適正位置から上死点側に外れているときには、前記停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射するものである。この態様では、停止時圧縮行程気筒のピストンが適正位置にあるときには、停止時圧縮行程に燃料が噴射され、スタータモータが駆動されることによって、停止時圧縮行程気筒で燃料の混合気が自着火し、ディーゼルエンジンが再始動される。このため、スタータモータの駆動時間を可及的に短縮することができる。また、ピストンが適正位置から上死点側に外れているときには、停止時圧縮行程気筒への燃料噴射が中止され、停止時吸気行程気筒に燃料が噴射されるので、スタータモータの駆動時間が若干長くはなるものの、充分な有効圧縮比で確実に燃料の混合気が自着火し、再始動性を確保することができる。
好ましい態様において、前記ディーゼルエンジンの筒内昇温手段を制御する昇温制御部を備え、前記昇温制御部は、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが前記適正停止位置から上死点側に外れている場合には、前記筒内昇温手段を作動させるものであり、前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒の筒内温度に応じて前記適正停止位置を上死点側に補正するものである。この態様では、停止時圧縮行程気筒のピストンが適正停止位置から上死点側にずれている場合であっても、可及的に始動性を高めることができる。すなわち、自着火の遅れは、筒内の温度に依存する特性を有することから、筒内温度を高めることにより、圧縮度合の不足分を補い、始動性を高めることができるのである。しかも、適正停止位置をより上死点側にシフトすることができるので、停止時圧縮行程気筒での自着火によるディーゼルエンジンの再始動を図ることができる結果、スタータモータの駆動時間も可及的に低減することができる。
以上説明したように、本発明は、ディーゼルエンジンの停止状態に応じて、再始動時に最初に燃料が噴射される気筒が選択されることにより、確実に始動性を高めることができるので、可及的に燃費の向上を図りつつ、自動停止したディーゼルエンジンの再始動性を高めことができるという顕著な効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るエンジンの制御装置を有する4サイクルディーゼルエンジンの概略構成を示している。
図1を参照して、エンジン10は、シリンダヘッド11およびシリンダブロック12を有している。これらシリンダヘッド11およびシリンダブロック12には、4つの気筒14A〜14Dが設けられている。また、各気筒14A〜14Dの内部には、図略のコネクティングロッドによってクランクシャフト15に連結されたピストン16が嵌挿される。ピストン16には、シリンダヘッド11とともに燃焼室17を区画するキャビティ16aが形成されている。各気筒14A〜14Dに設けられたピストン16は、所定の位相差をもってクランクシャフト15の回転に伴い上下運動を行うように構成されている。ここで、4気筒4サイクルエンジンであるエンジン10では、各気筒14A〜14Dが所定の位相差をもって吸気、圧縮、膨張、排気の各行程からなるサイクルを行うようになっており、各サイクルが1番気筒(図示の例では気筒14A)、3番気筒(図示の例では気筒14C)、4番気筒(図示の例では気筒14D)、2番気筒(図示の例では気筒14B)の順にクランク角で180°(180°CA)の位相差をもって行われるように構成されている。
シリンダヘッド11には、プラグ先端が燃焼室17内に臨むように配置された筒内昇温手段としてのグロープラグ18が気筒14A〜14D毎に設けられている。また、シリンダヘッド11には、燃料噴射弁19が気筒14A〜14D毎に設けられている。この燃料噴射弁19は、燃料を当該燃料噴射弁19の開弁圧(噴射圧)以上の高圧状態で蓄えて分配するコモンレール20に対し、気筒14A〜14D毎に配設された分岐管21を介してそれぞれ接続されている。各燃料噴射弁19は、通電により電磁力で燃料通路を開くことで燃料圧力により噴射ノズルの真弁が開き、コモンレール20から供給される高圧の燃料を、噴射ノズル先端の複数の噴孔から燃焼室17のキャビティ16aに向けて気筒14A〜14D内に直接噴射供給するものである。本実施形態においては、燃料圧力を検出するための燃圧センサSW1がコモンレール20に設けられている。燃料噴射弁19の燃料噴射量は、通電時間で制御される。また、燃料噴射弁19に燃料を供給するコモンレール20は、高圧燃料供給管22を介して燃料供給ポンプ23に接続されている。
各気筒14A〜14Dの上部には、燃焼室17に向かって開口する吸気ポート24および排気ポート25が設けられている。そして、これらのポート24、25と燃焼室17との連結部分には、吸気バルブ26および排気バルブ27がそれぞれ装備されている。吸気ポート24および排気ポート25には、吸気通路28および排気通路29が接続されている。吸気通路28の下流側は、気筒14A〜14D毎に分岐した分岐吸気通路28aに分岐しており、この各分岐吸気通路28aの上流端がそれぞれサージタンク28bに連通している。このサージタンク28bよりも上流側には共通吸気通路28cが設けられている。図1では模式化されているが、この共通吸気通路28cには、各気筒14A〜14Dに流入する空気量を調整可能な吸気シャッタ弁30と、吸気流量を検出するエアフローセンサSW2と、吸気圧力を検出する吸気圧センサSW3と、吸気温度を検出する吸気温度センサSW4とが設けられている。吸気シャッタ弁30は、アクチュエータ30aによって開閉駆動されるように構成されている。図示の例において、吸気シャッタ弁30は、全閉状態でも空気が流通するように設定されている。
エンジン10には、タイミングベルト等によりクランクシャフト15に連結されたオルタネータ32が付設されている。このオルタネータ32は、図略のフィールドコイルの電流を制御して出力電圧を調節することにより発電量を調整するレギュレータ回路33を内蔵し、このレギュレータ回路33に入力されるエンジン制御ユニット100からの制御信号に基づき、車両の電気負荷および車載バッテリーの電圧等に対応した発電量の制御が実行されるように構成されている。
エンジン10には、エンジンを始動するためのスタータモータ34が設けられている。このスタータモータ34は、モータ本体34aとピニオンギア34bとを有している。ピニオンギア34bは、モータ本体34aの出力軸上にて相対回転不能な状態で往復移動する。また、クランクシャフト15には、図略のフライホイールに固定されたリングギア35が、回転中心に対して同心に設けられている。そして、このスタータモータ34を用いてエンジン10を再始動する場合には、このピニオンギア34bが所定の噛合位置に移動して、前記フライホイールに固定されたリングギア35に噛合することにより、クランクシャフト15が回転駆動されるようになっている。
さらに、前記エンジン10には、クランクシャフト15の回転角を検出する2つのクランク角度センサSW5、SW6が設けられ、一方のクランク角度センサSW5から出力される検出信号(パルス信号)に基づいてエンジン回転速度Neが検出されるとともに、この両クランク角度センサSW5、SW6から出力される位相のずれた検出信号に基づいてクランクシャフト15の回転角度が検出されるようになっている。さらに、エンジン10には、冷却水温度を検出する水温センサSW7と、車両のアクセルペダル36の操作量に対応したアクセル開度を検出するアクセル開度センサSW8とが設けられている。
エンジン10は、エンジン制御ユニット100によって運転制御される。
エンジン制御ユニット100は、CPU、メモリ、カウンタタイマ群、インターフェース並びにこれらのユニットを接続するバスを有するマイクロプロセッサで構成され、各センサSW1〜SW8を初めとする入力要素からの検出信号に基づき、種々の演算を行うとともに、燃料噴射弁19やスタータモータ34、或いはグロープラグ18等の各アクチュエータの制御信号を出力するものである。例えば、運転条件に応じた燃料の噴射量および噴射時期や点火時期を演算し、燃料噴射弁19等に制御信号を出力している。また、運転条件に応じて吸気シャッタ弁30の目標開度を演算し、吸気シャッタ弁30の開度がこの目標開度となるような制御信号を吸気シャッタ弁30のアクチュエータ30aに出力している。
エンジン制御ユニット100は、車両の運転状態を判定する運転状態判定部101と、運転状態判定部101の判定に基づいてエンジン10の燃料噴射を制御する燃料噴射制御部102と、運転状態判定部101の判定に基づいて筒内へ流入する吸気流量を調整する吸気量流制御部103と、運転状態判定部101の判定に基づいて再始動条件の成立時にエンジン10のスタータモータ34を駆動制御するスタータ制御部104と、グロープラグ18を制御する昇温制御部105とを論理的に構成している。
運転状態判定部101は、燃圧センサSW1、エアフローセンサSW2、吸気圧センサSW3、吸気温度センサSW4、クランク角度センサSW5、SW6、水温センサSW7、およびアクセル開度センサSW8等からのセンサ信号に基づき、燃料圧力、ピストン16の停止位置、筒内温度、或いはエンジン10が正転しているか否か等、種々の運転状態を判定するモジュールである。この運転状態判定部101は、エンジン10が自動停止時しているときにおけるピストン16の停止位置の判定や、ピストン16が停止すべき適正停止位置Aの設定をするものでもある。本実施形態において、停止時圧縮行程気筒の適正停止位置Aは、デフォルトでは、圧縮上死点前120°CAから圧縮上死点前100°CAの範囲に設定される。後述するように、ディーゼルエンジンにおいては、停止時圧縮行程気筒に燃料を噴射し、スタータモータ34でピストン16を駆動して、当該燃料が噴射された気筒内で混合気を自着火させる必要があるため、ピストン16は、下死点側に停止しているのが好ましい。他方、ピストン16が下死点近傍にある場合には、スタータモータ34の駆動時間が長くなるので、確実な自着火とスタータモータの駆動時間短縮とを両立させるために、デフォルトでは、圧縮上死点前120°CAから圧縮上死点前100°CAの範囲に設定されているのである。但し、筒内温度が高い場合には、停止時圧縮行程気筒の有効圧縮比を小さく設定することができるので、適正停止位置Aは、筒内温度によって上死点側に補正されるようになっている。筒内温度は、予めメモリに記憶されたデータに基づいて推定されるように構成されている。なお本実施形態において、運転状態判定部101は、車両のブレーキ状態や車速等も判定できるように図略のセンサからの検出信号が入力されるようになっている。
さらに、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒や停止時吸気行程気筒の筒内温度や、各気筒でピストンが圧縮上死点に到達した時の着火前筒内温度Ttを演算する機能を有している。特に、停止時吸気行程気筒の着火前筒内温度Ttを演算する際には、当該吸気行程気筒が圧縮行程に移行するまでに導入される新気の導入割合Raを算出し、この新気導入割合Raに基づいて筒内温度Tや着火前筒内温度Ttを演算するように構成されている。この筒内温度の算出に当たっては、ピストン16の停止位置、吸気温度、エンジン水温、エンジン10の停止時間の少なくとも一つから推定するものであればよい。
燃料噴射制御部102は、運転状態判定部101の判定に基づき、エンジン10の適正な空燃比に対応する燃料噴射量と、燃料噴射タイミングとを設定し、その設定に基づいて、燃料噴射弁19を駆動制御するモジュールである。この燃料噴射制御部102は、運転状態判定部101が算出した着火前筒内温度Ttに基づき、燃料噴射量Q、分割比、燃料噴射タイミングの進角量を定めるための制御マップM1〜M3(図5参照)を記憶している。
吸気量流制御部103は、運転状態判定部101の判定に基づき、エンジン10の適正な吸気流通量を設定し、その設定に基づいて、吸気シャッタ弁30を駆動制御するモジュールである。
スタータ制御部104は、エンジン10の始動時にスタータモータ34に制御信号を出力し、スタータモータ34を駆動するモジュールである。
昇温制御部105は、エンジンの暖機時等にグロープラグ18を駆動するモジュールである。ここで本実施形態では、筒内温度と燃料圧力に基づいて決定される適正停止位置Aに基づいて、グロープラグ18を制御するものでもある。
次に、エンジン10の自動停止制御、再始動制御について、その制御例を説明する。
図2は、本実施形態に係る自動停止制御を中心とするフローチャートであり、図3は、図2の制御例に基づくエンジン回転速度Neの推移を示すタイミングチャートである。
図2を参照して、エンジン制御ユニット100は、予め設定されたエンジン10の自動停止条件が成立するのを待機する(ステップS10)。具体的には、ブレーキの作動状態が所定時間継続し、車速が所定値以下であるといった場合には、エンジン10の自動停止条件が成立したと判定される。
ステップS10において、自動停止条件が成立したと判定した場合には、オルタネータ制御を含むエンジン回転速度調整制御を開始する(ステップS11)。具体的には、エンジン回転速度Neが所定の第1の回転速度N1(例えば850rpm)に調節されるのを待機する(ステップS12)。そして、エンジン回転速度Neがこの第1の回転速度N1になったタイミング(ステップS12でYESのタイミング)t1で、燃料噴射弁19からの燃料供給を停止する(ステップS14)。このタイミングt1において、エンジン制御ユニット100は、吸気シャッタ弁30を全閉にする(ステップS15)。この制御により、ピストン16が適正停止位置Aに停止する確率を高めることが可能になる。
すなわち、ピストン16の停止位置は、エンジン10が完全に停止する直前の停止時膨張行程気筒内の空気量と停止時圧縮行程気筒内の空気量とのバランスにより略決定される。従って、ディーゼルエンジンにおいてピストン16を適正停止位置A内に停止させるためには、まず停止時膨張行程気筒および停止時圧縮行程気筒の吸気流通量を一旦低減し、その後、停止時圧縮行程気筒に充分な空気を供給して、停止時膨張行程気筒の空気量よりも多くなるように、両気筒に対する吸気流量を調節する必要がある。そこで本実施形態では、タイミングt1で吸気シャッタ弁30を全閉にすることにより吸気圧を低減し、停止時膨張行程気筒および停止時圧縮行程気筒の吸気流量を低減しているのである。
タイミングt1で燃料噴射が停止されると、各気筒14A〜14Dでは、極めて少ない吸気流通量で吸気、圧縮、膨張、排気のサイクルが繰り返され、クランクシャフト15等が有する運動エネルギーが摩擦抵抗による機械的な損失や、各気筒14A〜14Dのポンプ仕事によって消費されることにより、エンジン10は、小刻みに波打ちながら降下し、4気筒4サイクルのエンジンでは、10回前後の圧縮上死点を迎えた後に停止する。この過程で、気筒14A〜14Dのうちの何れかの気筒が圧縮上死点を超えるタイミングは、エンジン回転速度Neが波打つ谷のタイミングと一致している。
そこで、本実施形態では、タイミングt1で吸気シャッタ弁30を全閉にした後、エンジン制御ユニット100は、エンジン回転速度Neが所定の第2の回転速度N2(例えば約400rpm)よりも低くなるのを待機する(ステップS16)。この第2の回転速度N2は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が膨張行程から吸気行程の上死点に達するタイミングと一致している。
ステップS16においてYESの場合、エンジン制御ユニット100は、吸気シャッタ弁30を開弁する(ステップS17)。この開弁動作により、停止時膨張行程気筒では、少ない空気量で吸気バルブ26および排気バルブ27が閉じて圧縮行程に移行しているのに対し、停止時圧縮行程気筒では、吸気バルブ26が開くことにより、相対的に多量の新気が筒内に吸入されることになる。この結果、停止時圧縮行程気筒では、停止時膨張行程気筒よりも空気量が多くなる。
その後もエンジン制御ユニット100はオルタネータ制御を継続してピストン16の停止位置調整を実行し続け、クランク角度センサSW5、SW6の検出値に基づいてエンジン10が完全に停止するのを待機する(ステップS18)。エンジン10が完全に停止した場合には、エンジン回転速度調整制御を終了する(ステップS19)。
エンジン10が完全に停止したタイミングでは、停止時圧縮行程気筒のピストン16が吸気行程の下死点を通過し、圧縮行程に移行する。このタイミングでは、吸気バルブ26および排気バルブ27は、概ね閉じているので、大量に筒内に吸入された空気が下死点を追加したピストン16によって圧縮されることになる。他方、停止時膨張行程気筒においては、相対的に少ない空気量にある筒内を圧縮したピストンが圧縮上死点を通過して、膨張行程に移行している。このため、停止時圧縮行程気筒では、筒内の圧縮反力によって比較的下死点側で停止することになる。従って、予め実験等によって、第2の回転速度N2や、この第2の回転速度N2を検出したタイミングt2での吸気流通量等を適切に設定しておくことにより、停止時圧縮行程気筒のピストン16を所定の下死点側停止位置(本実施形態では圧縮上死点前100°CAから圧縮上死点前120°CA)に停止することができる。
エンジン10が完全に停止すると、エンジン制御ユニット100は、クランク角度センサSW5、SW6の検出によって運転状態判定部101が判定したピストン16の停止位置を記憶する(ステップS20)。
次に図4を参照して、エンジンの再始動について説明する。図4および図5は、本実施形態に係る再始動制御を中心とするフローチャートである。
図4を参照して、エンジン制御ユニット100は、エンジン10の停止後、再始動条件が成立するのを待機する(ステップS21)。再始動条件としては、アクセルペダル36が踏込まれたこと、自動停止条件が不成立になったこと等が含まれる。
再始動条件が成立すると、運転状態判定部101は、エンジン10の停止位置から停止時圧縮行程気筒の有効圧縮比εrを算出する(ステップS22)。具体的には、クランク角度センサSW5、SW6の検出値に基づき、停止時圧縮行程気筒のピストン16を下死点とする圧縮比を有効圧縮比εrとして求める。
次いで、運転状態判定部101は、吸気温度センサSW4の検出した吸気温度、水温センサSW7の検出した冷却水の温度、並びにタイマーで積算されるエンジン停止時間から、停止時圧縮行程気筒の筒内温度Tcを算出する(ステップS23)。
さらに、筒内温度Tcと有効圧縮比εrとから、停止時圧縮行程気筒のピストン16が圧縮上死点に到達した際の着火前筒内温度Ttを算出する(ステップS24)。この着火前筒内温度Ttは、本実施形態において、燃料噴射制御のための重要なパラメータとなる。
まず、本実施形態において、運転状態判定部101は、着火前筒内温度Ttを予め設定された判定温度Tst1以下であるか否かを判定する(ステップS25)。着火前筒内温度Ttが判定温度Tst1以下であった場合、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒での燃焼による再始動が不可であると判定し、燃料噴射制御部102は、停止時圧縮行程気筒での燃料噴射を中止する(ステップS26)。この場合、エンジン制御ユニット100は、停止時吸気行程気筒に燃料を噴射して混合気を燃焼させることにより、再始動運転を実行するように動作する。なお、着火前筒内温度Ttが判定温度Tst1を越えている場合、運転状態判定部101は、後述する図5のフローに直ちに移行する。
停止時吸気行程気筒で混合気を燃焼してエンジン10を再始動するために、運転状態判定部101は、クランク角度センサSW5、SW6の検出した検出値に基づき、停止時吸気行程気筒のピストン16が停止している位置から当該停止時吸気行程気筒に導入される新気導入割合Raを算出する(ステップS27)。停止時吸気行程気筒が圧縮行程に移行するまでに、通常は筒内よりも低温(例えば、60℃)の新気が導入されるので、この新気導入割合Raを考慮したより精度の高い筒内温度を算出するようにしているのである。
次いで、運転状態判定部101は、吸気温度センサSW4が検出した吸気温度、水温センサSW7が検出した冷却水の温度に基づき、停止時吸気行程気筒の筒内温度Tiを算出する(ステップS28)。そして、この筒内温度Tiと新気導入割合Raと圧縮比から、停止時吸気行程気筒においてピストン16が圧縮上死点に到達した際の着火前筒内温度Ttが算出される(ステップS29)。
次に、図5を参照して、燃料噴射制御部102は、燃料噴射対象となる気筒の空気量(有効圧縮比εr)に基づき、所定の空燃比になる燃料噴射量Qを制御マップM1から索引し、設定する(ステップS30)。次いで、燃料噴射制御部102は、索引された燃料噴射量Qと、ピストン停止位置と着火前筒内温度Ttに基づき、燃料の分割比を決定する(ステップS31)。着火前筒内温度Ttが低い場合、筒内で噴射した燃料が気化霧化するときの気化潜熱によって、筒内温度が過度に下がり、着火遅れが大きくなって混合気が自着火しなくなるおそれがある。そこで、着火前筒内温度Ttに応じて噴射される燃料を分割することにより、気化潜熱による着火遅れの増加を抑制し、失火を防止するために分割比を決定するようにしているのである。本実施形態において、この分割比の設定では、着火前筒内温度Ttが所定の分割判定温度Tst2を越えている場合には、燃料を所定のクランク位置で一度に噴射し、分割判定温度Tst2以下の場合には、燃料噴射タイミングを二段階に設定するようにしている。また、分割比も予め実験等で定めた制御マップM2に基づき、着火前温度が低いほど、前段で噴射される燃料の割合を多くして、気化潜熱による温度低下をピストン16の上昇による圧力上昇で補うようにしている。
次に、燃料噴射制御部102は、決定された燃料噴射量Qと燃料分割比に基づき、燃料噴射タイミングを制御マップM3から索引し、設定する(ステップS32)。この制御マップM3では、着火前筒内温度Ttが低いほど、進角するように予め実験等で定められた燃料噴射タイミングが設定されている。これにより、燃料噴射タイミングの設定からも、再始動時の失火が抑制されるようになっている。なお、ステップS31の設定により、燃料噴射タイミングが多段に分割される場合には、そのそれぞれについて、燃料噴射タイミングの進角量が設定される。
次いで、燃料噴射制御部102は、着火前筒内温度Ttの判定を実行し(ステップS33)、着火前筒内温度Ttが分割判定温度Tst2以下である場合には、ステップS31で設定された分割比に基づき、前段の燃料を噴射する(ステップS34)。
スタータ制御部104は、ステップS34の燃料噴射の後、または、ステップS33において、着火前筒内温度Ttが分割判定温度Tst2を越えていると判定された場合に、スタータモータ34を駆動する(ステップS35)。
これにより、クランクシャフト15が駆動される。そして、燃料噴射制御部102は、燃料の噴射対象となっている気筒において、ピストン16がステップS32で設定された所定のクランク位置に移動するのを待機し(ステップS36)、ピストン16が該クランク位置に到達したタイミングで当該気筒に燃料を噴射する(ステップS37)。これにより、燃料が噴射された気筒で混合気の自着火が生じ、その燃焼エネルギーでピストン16が駆動されてエンジン10が再始動する。その後、エンジン制御ユニット100は、通常運転に移行し(ステップS38)、処理を終了する。
以上説明したように本実施形態では、エンジン10の停止状態に応じて最初に燃料噴射される気筒を選択することにより、再始動性を高めることができる。すなわち、停止時圧縮行程気筒での自着火が可能な状態にあるときには、停止時圧縮行程に燃料が噴射され、スタータモータ34が駆動されることによって、停止時圧縮行程気筒で燃料の混合気が自着火し、エンジン10が再始動される。このため、スタータモータ34の駆動時間を可及的に短縮することができる。また、停止時圧縮行程気筒での自着火が困難な状態にあるときには、停止時圧縮行程気筒への燃料噴射が中止され、停止時吸気行程気筒に燃料が噴射されるので、スタータモータ34の駆動時間が若干長くはなるものの、充分な有効圧縮比εrで確実に燃料の混合気が自着火し、再始動性を確保することができる。
また本実施形態では、運転状態判定部101は、燃料の噴射対象となる気筒のピストン16が圧縮上死点に到達したときの着火前筒内温度Ttを推定するものであり、燃料噴射制御部102は、着火前筒内温度Ttが低いほど燃料噴射タイミング(クランク位置)を進角させるものである。このため本実施形態では、着火前筒内温度Ttに応じて燃料噴射タイミングを進角することにより、気化潜熱による温度低下を抑制し、着火遅れの増加を軽減することができるので、始動性をより高めることができる。
また本実施形態では、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒での自着火を可と判定した場合に、当該ピストン16が圧縮上死点に到達したときの停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度Ttを推定するものであり、燃料噴射制御部102は、着火前筒内温度Ttが所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである。このため本実施形態では、比較的筒内温度が低い状態でエンジン10の再始動を実行する際、噴射された燃料の気化潜熱によって生じる筒内の温度低下を最低限に抑制し、失火を可及的に抑制することができる。
また本実施形態では、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒での自着火を不可と判定した場合に、停止時吸気行程気筒でのピストン16が圧縮上死点に到達したときの停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度Ttを推定するものであり、燃料噴射制御部102は、着火前筒内温度Ttが所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである。このため本実施形態では、停止時圧縮行程気筒での燃焼によってエンジン10を再始動できない運転状況において、比較的筒内温度が低い状態でエンジン10の再始動を実行する際、噴射された燃料の気化潜熱によって生じる筒内の温度低下を最低限に抑制し、失火を可及的に抑制することができる。
また本実施形態では、運転状態判定部101は、停止時吸気行程気筒のピストン停止位置から当該気筒に導入される新気導入割合Raを演算し、この新気導入割合Raに基づいて当該停止時吸気行程気筒の着火前筒内温度Ttを算出するものである。このため本実施形態では、停止時吸気行程気筒のピストン16が作動することにより導入された新気導入割合Raに応じて着火前筒内温度Ttが演算されるので、着火前筒内温度Ttの演算精度が高まり、より始動性の高い燃料噴射制御を実現することができる。
上述した実施形態は、本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は、上述した実施形態に限定されない。
図6は、本発明の別の実施形態に係る再始動制御を中心とするフローチャートである。
図6を参照して、エンジン制御ユニット100は、エンジン10が停止した後、停止時間を計測し、積算する(ステップS101)。筒内の温度は、エンジン10の停止時間に依存しているので、図6の実施形態においては、エンジン制御ユニット100に予め停止時間と温度との関係をマップ化したデータを持たせ、停止時間に基づいて筒内温度を推定するようにしているのである。
次いで、運転状態判定部101は、吸気温度センサSW4が検出した吸気温度、水温センサSW7が検出した冷却水の温度、エンジン10の停止時間、並びにグロープラグ18の駆動時間に基づいて、停止時圧縮行程気筒の筒内温度を算出する(ステップS102)。
次いで、演算された筒内温度から目標となる燃料圧力が決定され、この燃料圧力から適正停止位置Aが設定される(ステップS103)。図6の実施形態では、筒内温度と目標となる燃料圧力とによって適正停止位置Aを設定しているので、より好適な停止位置判定ができることになる。
次いで、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置Aよりも上死点側にあるか否かを判定する(ステップS104)。仮に上死点側にある場合、グロープラグ18が駆動され(ステップS105)、筒内が加温される。また、適正停止位置A内であれば、グロープラグ18が停止される(ステップS106)。
次に、エンジン制御ユニット100は、再始動条件が成立したか否かを判定する(ステップS107)。再始動条件としては、図4の実施形態と同様に、アクセルペダル36が踏込まれたこと、自動停止条件が不成立になったこと等が含まれる。
仮に再始動条件が成立していない場合、エンジン制御ユニットは、ステップS101に戻って処理を繰り返す。このため、計測時間や筒内温度の変化に伴って、ステップS103に設定される適正停止位置Aも変化することになる。
他方、ステップS107において、再始動条件が成立した場合、燃料噴射制御部102は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置Aよりも上死点側にあるか否かを判定する(ステップS108)。仮に上死点側にある場合、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒での燃焼を不可と判定し、停止時吸気行程気筒を燃料噴射対象に設定する(ステップS109)。すなわち、ピストン停止位置が適正停止位置Aから外れている場合には、停止時圧縮行程気筒での燃焼は中止されることになる。その後は、図4のステップS26以降の制御を実行し、吸気行程気筒での燃料噴射制御が実行される。
他方、ピストン停止位置が適正停止位置A内である場合には、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒での燃焼を可と判定し、停止時圧縮行程気筒を燃料噴射対象に設定する(ステップS110)。
その後は、図4のステップS22以降の制御を実行し、着火前筒内温度Ttが充分に高ければ停止時圧縮行程気筒での燃料噴射制御が実行され、着火前筒内温度Ttが判定温度Tst1以下であれば、停止時吸気行程気筒での燃料噴射制御が実行される。
図6に示した実施形態では、運転状態判定部101は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が所定の適正停止位置Aに停止しているか否かを判定するものであり、燃料噴射制御部102は、再始動条件の成立時において、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置Aにあるときには、停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、適正位置から上死点側に外れているときには、停止時に吸気行程にある停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射するものである。このため図6に示した実施形態では、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正位置にあるときには、停止時圧縮行程に燃料が噴射され、スタータモータ34が駆動されることによって、停止時圧縮行程気筒で燃料の混合気が自着火し、エンジン10が再始動される。このため、スタータモータ34の駆動時間を可及的に短縮することができる。また、ピストン16が適正位置から上死点側に外れているときには、停止時圧縮行程気筒への燃料噴射が中止され、停止時吸気行程気筒に燃料が噴射されるので、スタータモータ34の駆動時間が若干長くはなるものの、充分な有効圧縮比で確実に燃料の混合気が自着火し、再始動性を確保することができる。
また図6に示した実施形態では、エンジン10のグロープラグ18を制御する昇温制御部105は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置Aから上死点側に外れている場合には、グロープラグ18を作動させるものであり、エンジン制御ユニット100は、停止時圧縮行程気筒の筒内温度に応じて適正停止位置Aを上死点側に補正するものである。このため図6に示した実施形態では、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置Aから上死点側にずれている場合であっても、可及的に始動性を高めることができる。すなわち、自着火の遅れは、筒内の温度に依存する特性を有することから、筒内温度を高めることにより、圧縮度合の不足分を補い、始動性を高めることができるのである。しかも、適正停止位置Aをより上死点側にシフトすることができるので、停止時圧縮行程気筒での自着火によるエンジン10の再始動を図ることができる結果、スタータモータ34の駆動時間も可及的に低減することができる。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
本発明に係るエンジンの制御装置を有する4サイクルディーゼルエンジンの概略構成を示している。 本実施形態に係る自動停止制御を中心とするフローチャートである。 図2の制御例に基づくエンジン回転速度の推移を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係る再始動制御を中心とするフローチャートである。 本実施形態に係る再始動制御を中心とするフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係る再始動制御を中心とするフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン
14A 気筒
14B 気筒
14C 気筒
14D 気筒
16 ピストン
18 グロープラグ(筒内昇温手段の一例)
19 燃料噴射弁
34 スタータモータ
34a モータ本体
100 エンジン制御ユニット
101 運転状態判定部
102 燃料噴射制御部
104 スタータ制御部
105 昇温制御部
Q 燃料噴射量
Ra 新気導入割合
SW1 燃圧センサ
SW2 エアフローセンサ
SW3 吸気圧センサ
SW4 吸気温度センサ
SW5 クランク角度センサ
SW6 クランク角度センサ
SW7 水温センサ
SW8 アクセル開度センサ
Tc 筒内温度
Ti 筒内温度
Tst1 判定温度
Tst2 分割判定温度
Tt 着火前筒内温度
εr 有効圧縮比

Claims (8)

  1. 所定の自動停止条件が成立したときにディーゼルエンジンを自動停止させるとともに、所定の再始動条件が成立した際に自動停止後の前記ディーゼルエンジンを自動的に再始動するディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記ディーゼルエンジンを搭載した車両の運転状態を判定する運転状態判定部と、
    前記運転状態判定部の判定に基づいて前記ディーゼルエンジンの燃料噴射を制御する燃料噴射制御部と、
    前記運転状態判定部の判定に基づいて前記再始動条件の成立時に前記ディーゼルエンジンのスタータモータを駆動制御するスタータ制御部と
    を備え、
    前記運転状態判定部は、停止時に圧縮行程にある停止時圧縮行程気筒での自着火の可否を判定するものであり、
    前記燃料噴射制御部は、前記再始動条件の成立時において、前記運転状態判定部が停止時圧縮行程気筒での自着火を可とするときには、停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、不可とするときには、停止時に吸気行程にある停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、燃料の噴射対象となる気筒のピストンが圧縮上死点に到達したときの着火前筒内温度を推定するものであり、
    前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が低いほど燃料噴射タイミングを進角させるものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  3. 請求項1記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒での自着火を可と判定した場合に、当該ピストンが圧縮上死点に到達したときの前記停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度を推定するものであり、
    前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  4. 請求項1または3記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒での自着火を不可と判定した場合に、前記停止時吸気行程気筒でのピストンが圧縮上死点に到達したときの前記停止時圧縮行程気筒の着火前筒内温度を推定するものであり、
    前記燃料噴射制御部は、前記着火前筒内温度が所定の設定温度以下のときには燃料を分割噴射するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  5. 請求項4記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、前記停止時吸気行程気筒のピストン停止位置から当該気筒に導入される新気導入割合を演算し、この新気導入割合に基づいて当該停止時吸気行程気筒の着火前筒内温度を算出するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、前記ディーゼルエンジンのピストン停止位置、吸気温度、エンジン水温、前記ディーゼルエンジンの停止時間のうち少なくとも一つから筒内温度を推定するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが所定の適正停止位置に停止しているか否かを判定するものであり、
    前記燃料噴射制御部は、前記再始動条件の成立時において、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが前記適正停止位置にあるときには、前記停止時圧縮行程気筒に最初の燃料を噴射し、前記適正位置から上死点側に外れているときには、前記停止時吸気行程気筒に最初の燃料を噴射するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  8. 請求項7記載のディーゼルエンジンの制御装置において、
    前記ディーゼルエンジンの筒内昇温手段を制御する昇温制御部を備え、
    前記昇温制御部は、前記停止時圧縮行程気筒のピストンが前記適正停止位置から上死点側に外れている場合には、前記筒内昇温手段を作動させるものであり、
    前記運転状態判定部は、前記停止時圧縮行程気筒の筒内温度に応じて前記適正停止位置を上死点側に補正するものである
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
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