JP5125960B2 - ディーゼルエンジンの自動停止装置及びディーゼルエンジンの制御方法 - Google Patents

ディーゼルエンジンの自動停止装置及びディーゼルエンジンの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにディーゼルエンジンを自動停止させるとともに、所定の再始動条件が成立したときに該ディーゼルエンジンを再始動させるようにしたディーゼルエンジンの自動停止装置及びその制御方法に関する技術分野に属する。
従来より、燃費低減及びCO排出量抑制等を目的として、アイドル時等の所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させるようにしている。そして、このようなエンジンの自動停止を行う場合には、エンジンの再始動が必要になるが、この再始動は確実にかつ速やかに行うことが要求される。
ここで、ディーゼルエンジンの場合には、エンジン冷間時に吸入空気を温めて燃料の着火性を高めるためのグロープラグが設けられており、例えば特許文献1に示すものでは、エンジンの停止に伴い筒内温度が低下することに起因する燃料着火性の悪化を防止するべく、前記グロープラグにより筒内を加熱することで、エンジンの始動遅れを抑制して、エンジンの再始動性を向上させるようにしている。しかしながら、グロープラグの消費電力が大きいため、バッテリ電力が低下し易くなったりグロープラグ以外の電気負荷への供給電力が低下したりするという問題があり、グロープラグは出来る限り使用しないことが好ましい。
特開2004−176569号公報
前記従来例のように、エンジンの再始動性を向上させるためにグロープラグにより筒内を加熱する方法では、グロープラグの消費電力が大きいため、バッテリ電力が低下し易くなったりグロープラグ以外の電気負荷への供給電力が低下したりするという問題があり、グロープラグは出来る限り使用しないことが好ましい。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンの再始動性を向上させたディーゼルエンジンの自動停止装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の一側面によると、制御方法は、気筒への燃料供給を制御することによって運転されるディーゼルエンジンの制御方法である。
この制御方法は、所定の自動停止条件が成立したときに前記ディーゼルエンジンを自動停止させるべく前記気筒への燃料供給の停止を含むエンジン停止過程に移行する工程と、前記エンジン停止過程を経て、前記ディーゼルエンジンを完全停止させる自動停止工程と、所定の再始動条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を再開することによって、前記停止させたディーセルエンジンを再始動させる工程と、前記気筒への燃料供給を停止する前の前記エンジン停止過程において、圧縮上死点付近の所定タイミングで前記気筒内に燃料の主噴射を行うと共に、その主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行うことにより前記気筒内の温度を上昇させるポスト噴射制御を実行する工程と、を備える。
この構成によると、ディーゼルエンジンの自動停止過程においては、圧縮上死点付近において主噴射を行うと共に、その主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行う。ポスト噴射により気筒内に供給された燃料は膨張行程中に燃焼し、それによって気筒内の温度が上昇する。その結果、ディーゼルエンジンの自動停止後、所定の再始動条件が成立することにより、そのディーセルエンジンを再始動させるときには、筒内温度の低下が抑制されていることになるため、ディーゼルエンジンの始動性が向上する。
また、ポスト噴射は膨張行程中に行われるため、エンジントルクには寄与せず、それによって、エンジン停止過程におけるラフアイドルの発生が回避される。
前記制御方法は、前記ポスト噴射制御の実行後、吸気行程において前記気筒の吸気弁を閉じかつ排気弁を開けることにより、前記ディーゼルエンジンの排気側から吸気する排気側吸込制御を行う工程をさらに備えている
エンジンの自動停止中は、それまでの排気熱によって排気側の温度が相対的に高い状態にある。このため、ディーゼルエンジンの排気側から吸気する排気側吸込制御を行った場合、排気側で温められた空気が筒内に吸入される。そうして、エンジンの再始動時に、その温められた空気を圧縮することによって、筒内温度が十分に上昇し、燃料着火性が向上する。その結果、ディーゼルエンジンの再始動性がさらに向上する。
前記制御方法は、前記自動停止条件以外の所定条件が成立したときに前記ディーゼルエンジンを停止させる通常停止工程をさらに備え、前記通常停止工程では、前記ポスト噴射制御を禁止することが好ましい。
ポスト噴射制御を実行することは、その分、燃費を悪化させることになるため、必要時以外には実行しないことが好ましい。そこで、ディーゼルエンジンを通常停止させる(例えばイグニッションスイッチのオフによりエンジンを停止させる)ときには、ポスト噴射制御を禁止することによって、燃費の悪化が回避される。
前記排気側吸込制御は、前記ディーゼルエンジンが完全停止する直前の吸気行程において実行する、としてもよい。
つまり、ディーゼルエンジンの自動停止後、エンジンを再始動させるときには先ず、筒内に空気を取り入れ、その後それを圧縮して膨張行程へと移行しなければならず、ディーゼルエンジンの始動遅れが生じてしまう。
これに対し、ディーゼルエンジンが完全停止する直前の吸気行程において排気側吸込制御を実行することによって、エンジンの停止時、換言すればエンジンの再始動時には、気筒内には温められた空気が入った状態となる。このためエンジンの再始動時に、その気筒の空気をそのまま圧縮して膨張行程へと移行することが可能になり、ディーゼルエンジンが速やかに始動することになる。
これとは異なり、前記排気側吸込制御は、前記ディーゼルエンジンを再始動させる工程における最初の吸気行程で実行する、としてもよい。
前記制御方法は、前記エンジン停止過程において、前記気筒への燃料供給の停止後に前記吸気弁及び排気弁を共に閉じた状態で保持する工程をさらに備えてもよい。
こうすることで、ディーゼルエンジンの吸気側から新気が新たに気筒内へ吸入されることがなくなり、ディーゼルエンジンの始動時における筒内温度の低下が抑制される。
前記吸気弁及び排気弁は、前記気筒への燃料供給の停止後、当該気筒が4行程を経過した後に閉弁することが好ましい。
こうすることで、気筒への燃料供給の停止後、気筒内の既燃ガスを確実に掃気した後に、吸気弁及び排気弁が閉弁して、次のエンジンの再始動に備えることになり、前述したように、エンジンの再始動時には、排気側吸込制御によって温められた空気が気筒内に十分に取り込まれて、再始動性の向上が図られる。
前記ポスト噴射制御は、前記ディーゼルエンジンの温度に関係するパラメータ値が所定値以下のときに実行する、としてもよい。
ディーゼルエンジンの温度に関係するパラメータ値が所定値以下のとき、換言すれば、ディーゼルエンジンの温度が比較的低いときには、前述したポスト噴射制御を行うことによって気筒内の温度上昇を図ることにより、ディーゼルエンジンの再始動性が向上する。逆にディーゼルエンジンの温度が比較的高いときには、ポスト噴射制御を行わないことにより燃費の向上が図られる。
本発明の別の側面によると、ディーゼルエンジンの自動停止装置は、少なくとも1の気筒を備えかつ、当該気筒への燃料供給を制御することによって運転されるディーゼルエンジンと、所定の自動停止条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を停止することによって前記ディーゼルエンジンを自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を再開することによって前記ディーゼルエンジンを再始動させる自動停止・再始動制御手段と、を備え、前記自動停止・再始動制御手段は、前記自動停止条件の成立後、前記燃料供給を停止するまでの間において、圧縮上死点付近の所定タイミングで前記気筒内に燃料の主噴射を行うと共に、その主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行うことにより前記気筒内の温度を上昇させるポスト噴射制御を実行しかつ、当該ポスト噴射制御の実行後、吸気行程において前記気筒の吸気弁を閉じかつ排気弁を開けることにより、前記ディーゼルエンジンの排気側から吸気する排気側吸込制御を行う
この構成によると、前述したように、ディーゼルエンジンを自動停止させるときに、膨張行程中に少なくとも1回のポスト噴射を行うことによって、気筒内の温度を上昇させることができる。その結果、ディーセルエンジンを再始動させるときには、筒内温度の低下が抑制されていることになるため、始動性が向上する。
以上説明したように、本発明によると、ディーゼルエンジンのエンジン停止過程において、圧縮上死点付近における主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行うことにより、気筒内の温度を上昇させることができる結果、ディーセルエンジンを再始動させるときの筒内温度の低下が抑制されるため、ディーゼルエンジンの始動性を向上させることができる。また、ポスト噴射はエンジントルクに寄与しないため、エンジン停止過程におけるラフアイドルの発生を回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の実施形態1に係る自動停止装置を備えた4サイクルディーゼルエンジン10(以下、単にエンジン10という)の概略構成を示している。尚、本実施形態では、エンジン10を手動変速機に連結した車両に搭載した例を示している。
図1を参照して、前記エンジン10は、シリンダヘッド11及びシリンダブロック12を有している。これらシリンダヘッド11及びシリンダブロック12には、エンジン前側から順に4つの気筒14A〜14Dが直列に配設されている。これら各気筒14A〜14Dの内部には、図略のコネクティングロッドによってクランクシャフト15に連結されたピストン16が嵌挿されている。このピストン16には、シリンダヘッド11と共に燃焼室17を区画するキャビティ16aが形成されている。各気筒14A〜14Dに設けられたピストン16は、所定の位相差をもってクランクシャフト15の回転に伴い上下運動を行うように構成されている。ここで、4気筒4サイクルエンジンであるエンジン10では、各気筒14A〜14Dが所定の位相差をもって吸気、圧縮、膨張及び排気の各行程からなるサイクルを行うようになっており、各サイクルが1番気筒14A、3番気筒14C、4番気筒14D、2番気筒14Bの順にクランク角で180°(180°CA)の位相差をもって行われるように構成されている。
前記シリンダヘッド11には、プラグ先端が燃焼室17内に臨むように配置されたグロープラグ18が気筒14A〜14D毎に設けられている。また、シリンダヘッド11には、燃料噴射弁19が気筒14A〜14D毎に設けられている。この燃料噴射弁19は、燃料を当該燃料噴射弁19の開弁圧(噴射圧)以上の高圧状態で蓄えて分配するコモンレール20に対し、気筒14A〜14D毎に配設された分岐管21を介してそれぞれ接続されている。各燃料噴射弁19は、通電により電磁力で燃料通路を開くことで燃料圧力により噴射ノズルの真弁が開き、コモンレール20から供給される高圧の燃料を、噴射ノズル先端の複数の噴孔から燃焼室17を区画するピストン16のキャビティ16aに向けて気筒14A〜14D内に直接噴射供給するものである。本実施形態においては、燃料圧力を検出するための燃圧センサSW1がコモンレール20に設けられている。燃料噴射弁19の燃料噴射量は、通電時間で制御される。また、燃料噴射弁19に燃料を供給するコモンレール20は、高圧燃料供給管22を介して燃料供給ポンプ23に接続されている。
また、シリンダヘッド11には、燃焼室17に向かって開口する吸気ポート24及び排気ポート25が各気筒14A〜14Dの上部に設けられている。そして、これらのポート24,25と燃焼室17との連結部分には、吸気弁26及び排気弁27がそれぞれ装備されている。
上記吸気弁26は、電磁式の吸気弁駆動手段26Aによって開閉駆動され、同様に、排気弁27も、電磁式の排気弁駆動手段27によって開閉駆動されるようになっている。これら吸気弁26及び排気弁27は共に、クランクシャフト15との機械的な連係は採択されておらず、クランクシャフト15の回転位置に関わらず、上記弁駆動手段26A,27Aの作動によって開閉される。すなわち、吸気弁駆動手段26Aが消磁されたときには、吸気弁26が、図示省略のリターンスプリングによって閉弁される一方、吸気弁駆動手段26Aが励磁されたときには、吸気弁26がリターンスプリングに抗して開弁されるようになっている。同様に、排気弁駆動手段27Aが消磁されたときには、排気弁27が、図示省略のリターンスプリングによって閉弁される一方、排気弁駆動手段27Aが励磁されたときには、排気弁27がリターンスプリングに抗して開弁されるようになっている。本実施形態では、吸気弁駆動手段26Aの励磁力を段階的又は無段階に調整することが可能であり、これにより、吸気弁26の開度(リフト量)を変更できるようになっている。すなわち、エンジン回転速度及びエンジン負荷に応じて吸気弁26の開度を変更する。一方、排気弁駆動手段27AはON・OFF的に作動されるものとされて、排気弁27の開度が常時一定となるように設定されている。尚、吸気弁26及び排気弁27両方の開度を変更できるようにしてもよく、常時一定となるように設定してもよい。
上記吸気弁26の開弁時間は、吸気弁26の開度に対応して予め決まっており、開度が大きいほど長い時間となる。この場合、吸気弁26の開度(リフト量)の大小に拘わらず、クランク角に対する開弁開始時期は揃っている一方、閉弁完了時期は、吸気弁26の開度が小さくなるに連れて早くなることが好ましい。これにより、ポンピングロスを低減することができるようになる。尚、吸気弁26の開弁時間は、吸気弁26の開度に関係なく一定になるようにしてもよい。
前記弁駆動手段26A,27Aは、後述するエンジン制御ユニット100の吸排気弁作動制御部103からの指令を受けて作動するようになっており、この吸排気弁作動制御部103によって、弁駆動手段26A,27Aによる吸気弁26及び排気弁27の作動状態が制御されることになる。このことで、吸排気弁作動制御部103は、本発明の弁作動制御手段を構成することになる。
前記吸気ポート24及び排気ポート25には、吸気通路28及び排気通路29がそれぞれ接続されている。この吸気通路28の下流側の部分は、気筒14A〜14D毎に分岐した分岐吸気通路28aとされ、この各分岐吸気通路28aの上流端がそれぞれサージタンク28bに連通している。このサージタンク28bよりも上流側には共通吸気通路28cが設けられている。図1では模式化されているが、前記共通吸気通路28cには、吸気流通量を検出するエアフローセンサSW2と、吸気圧力を検出する吸気圧センサSW3と、吸気温度を検出する吸気温度センサSW4とが設けられている。
また、排気通路29における上流側の部分は、各気筒14A〜14Dに分岐した分岐排気通路とされている。
前記エンジン10には、タイミングベルト等によりクランクシャフト15に連結されたオルタネータ32が付設されている。このオルタネータ32は、図略のフィールドコイルの電流を制御して出力電圧を調節することにより発電量を調整するレギュレータ回路33を内蔵し、このレギュレータ回路33に入力されるエンジン制御ユニット100からの制御信号に基づき、車両の電気負荷及び車載バッテリの電圧等に対応した発電量の制御が実行されるように構成されている。
また、エンジン10には、当該エンジン10を始動するためのスタータモータ34が設けられている。このスタータモータ34は、モータ本体34aとピニオンギア34bとを有している。ピニオンギア34bは、モータ本体34aの出力軸上にて相対回転不能な状態で往復移動する。また、クランクシャフト15には、図略のフライホイールに固定されたリングギア35が、回転中心に対して同心に設けられている。そして、このスタータモータ34を用いてエンジン10を再始動する場合には、このピニオンギア34bが所定の噛合位置に移動してリングギア35に噛合することにより、クランクシャフト15が回転駆動されるようになっている。
さらに、エンジン10には、クランクシャフト15の回転角を検出する2つのクランク角度センサSW5,SW6が設けられ、一方のクランク角度センサSW5から出力される検出信号(パルス信号)に基づいてエンジン回転速度が検出されるとともに、この両クランク角度センサSW5,SW6から出力される位相のずれた検出信号に基づいてクランクシャフト15の回転角度が検出されるようになっている。また、エンジン10には、冷却水温度を検出する水温センサSW7と、車両のアクセルペダル36の操作量に対応したアクセル開度を検出するアクセル開度センサSW8と、車両のブレーキペダル37の操作を検出するブレーキペダルセンサSW9とが設けられている。
また、エンジン10には、排気還流装置40が設けられている。この排気還流装置40は、排気ガスの一部を排気通路29から吸気通路28に環流するEGR通路41と、このEGR通路41の途中に設けられたEGR弁42とを備えている。EGR弁42は、次に説明するエンジン制御ユニット100のEGR制御部106によって、開閉制御されるようになっている。
尚、本実施形態では、吸気通路28に吸気絞り弁は設けられておらず、吸気弁26が吸気絞り弁と同様の役割を果たす。
前記エンジン10は、エンジン制御ユニット100によって運転制御される。
このエンジン制御ユニット100は、CPU、メモリ、カウンタタイマ群、インターフェース及びこれらのユニットを接続するパスを有するマイクロプロセッサで構成され、各センサSW1〜SW9を初めとする入力要素からの検出信号に基づき、種々の演算を行うとともに、燃料噴射弁19やスタータモータ34、或いはグロープラグ18等の各アクチュエータの制御信号を出力するものである。例えば、運転条件に応じた燃料の噴射量及び噴射時期を演算し、燃料噴射弁19等に制御信号を出力している。また、エンジン10の運転状態(エンジン回転速度及びエンジン負荷)に応じて、吸気弁26の開度(リフト量)の目標値を演算し、その開度がこの目標値となるような制御信号を吸気弁駆動手段26Aに出力する。
前記エンジン制御ユニット100は、車両の運転状態を判定する運転状態判定部101と、この運転状態判定部101の判定に基づいてエンジン10の燃料噴射を制御する燃料噴射制御部102と、前記弁駆動手段26A,27Aの作動を制御する吸排気弁作動制御部103と、前記運転状態判定部101の判定に基づいて再始動条件の成立時にエンジン10のスタータモータ34を駆動制御するスタータ制御部104と、グロープラグ18を制御するグロープラグ制御部105と、排気還流装置40のEGR弁42を駆動制御するEGR制御部106とを論理的に構成している。
前記運転状態判定部101は、燃圧センサSW1、エアフローセンサSW2、吸気圧センサSW3、吸気温度センサSW4、クランク角度センサSW5,SW6、水温センサSW7、アクセル開度センサSW8、ブレーキペダルセンサSW9等からのセンサ信号に基づき、エンジン10の自動停止条件や再始動条件の成立又は解除、及び、エンジン10の運転状態が低負荷運転状態にあるか否か等を判定するモジュールである。この他にも、運転状態判定部101は、燃料圧力、ピストン16の停止位置、筒内温度、或いはエンジン10が正転しているか否か等、種々の運転状態を判定する。この運転状態判定部101は、エンジン10が自動停止しているときにおけるピストン16の停止位置の判定や、ピストン16が停止すべき適正停止位置SAの設定をするものでもある。本実施形態において、停止時圧縮行程気筒(エンジン10の自動停止完了時に圧縮行程となる気筒)の適正停止位置SAは、デフォルトでは、圧縮上死点前120°CAから圧縮上死点前100°CAの範囲に設定される。後述するように、ディーゼルエンジンにおいては、停止時圧縮行程気筒に燃料を噴射し、スタータモータ34でピストン16を駆動して、当該燃料が噴射された気筒内で混合気を自着火させる必要があるため、ピストン16は、下死点側に停止しているのが好ましい。他方、ピストン16が下死点近傍にある場合には、スタータモータ34の駆動時間が長くなるので、確実な自着火とスタータモータ34の駆動時間短縮とを両立させるために、デフォルトでは、圧縮上死点前120°CAから圧縮上死点前100°CAの範囲に設定される。但し、筒内温度が高い場合には、停止時圧縮行程気筒の有効圧縮比を小さく設定することができるので、適正停止位置SAは、筒内温度によって上死点側に補正されるようになっている。筒内温度は、予めメモリに記憶されたデータに基づいて推定されるように構成されている。尚、本実施形態において、運転状態判定部101は、車両のブレーキペダル37のON/OFFや車速等も判定できるように図略のセンサからの検出信号が入力されるようになっている。
前記燃料噴射制御部102は、運転状態判定部101の判定に基づき、エンジン10の適正な空燃比に対応する燃料噴射量と燃料噴射タイミングとを設定し、その設定に基づいて、燃料噴射弁19を駆動制御するモジュールである。
前記吸排気弁作動制御部103は、前記運転状態判定部101の判定に基づいて吸気弁26の開度(リフト量)の目標値を演算するとともに、その目標値と両クランク角度センサSW5,SW6により検出されるクランクシャフト15の回転角度とに応じて前記弁駆動手段26A,27Aの作動を制御するモジュールである。
前記スタータ制御部104は、エンジン10の始動時にスタータモータ34に制御信号を出力し、スタータモータ34を駆動するモジュールである。
前記グロープラグ制御部105は、エンジン冷間時や、エンジン再始動の際に、停止時圧縮行程気筒のピストン16が前記適正停止位置SAよりも上死点側にあるときにグロープラグ18の駆動を制御するモジュールである。
前記EGR制御部106は、所定の部分負荷運転領域において、EGR弁42を開くことにより、燃焼安定性を図るモジュールである。
前記エンジン制御ユニット100は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジン10を自動停止させるとともに、所定の再始動条件が成立したときに、該自動停止させたエンジン10を再始動させる自動停止・再始動制御手段を構成するものである。また、エンジン制御ユニット100は、自動停止条件以外の条件、具体的にはイグニッションスイッチがオフされたときに、エンジン10を停止させる(以下、通常停止ともいう)と共に、イグニッションスイッチ(始動スイッチ)がオンされたときに、エンジン10を始動させる(以下、通常始動ともいう)。
このエンジン制御装置100におけるエンジン10の自動停止制御及び再始動制御について、その制御例を説明する。図2は、本実施形態に係る自動停止制御を中心とするフローチャートであり、図3は、本実施形態に係る、エンジン10の停止完了後の再始動制御を中心とするフローチャートである。
図2を参照して、エンジン制御ユニット100は、予め設定されたエンジンの自動停止条件が成立するのを待機する(ステップS11)。具体的には、ブレーキペダル37の作動状態が所定時間継続し、車速が所定値以下であるといった場合(つまりエンジン10のアイドル運転状態が所定時間継続していると想定される場合)には、エンジン10の自動停止条件が成立したと判定される。
ステップS11において、自動停止条件が成立したと判定した場合には、エンジン停止過程に移行することになり、水温センサSW7の検出値に基づいて、エンジン水温が所定値Tよりも高いか否かを判定する(ステップS12)。エンジン水温が所定値T以下のNOのときにはステップS13に移行する一方、エンジン水温が所定値Tよりも高いのYESのときにはステップS13に移行することなく、ステップS14に移行する。
ステップS13においては、燃料噴射制御部102により、圧縮上死点付近の所定タイミングにおいて気筒内に燃料を噴射する主噴射を実行すると共に、主噴射後の所定タイミングにおいて気筒内に燃料を噴射するポスト噴射を実行する。主噴射は、エンジントルクに寄与する燃料噴射であるのに対し、ポスト噴射は膨張行程中に行われるため、エンジントルクには寄与しない燃料噴射である。またポスト噴射は、この実施形態では、1回行われるが、膨張行程中に複数回行ってもよい。こうしてポスト噴射を行うことにより膨張行程において燃焼を行って気筒内の温度を上昇させる。
ステップS14では、燃料噴射弁19からの燃料供給を停止し、続くステップS15において、その燃料供給停止から4行程が経過するのを待つ。この4行程の間に、全気筒14A〜14D内の既燃ガスが確実に掃気されることになる。
前記燃料供給停止から4行程が経過すると、各気筒14A〜14Dの全行程で、吸気弁26及び排気弁27を全閉状態とする(ステップS16)。すなわち、吸気行程でも吸気弁26を全閉状態とし、排気行程でも排気弁27を全閉状態とする。これにより、各気筒14A〜14D内に新気が新たに吸入されることによる筒内温度の低下を抑制することができる。また、吸気弁26及び排気弁27の閉弁により、各気筒14A〜14D内では極僅かな空気しか圧縮されず、エンジン停止時に気筒14A〜14D内の空気の圧縮に伴って生じる停止振動を抑制することができる。
次いで、エンジン制御ユニット100は、ステップS17で、クランク角度センサSW5,SW6の検出値に基づいてエンジン10の停止位置を予測し、それに基づいてエンジン10の停止直前の吸気行程であるか否かを判定する。停止直前の吸気行程であるときには、ステップS18で排気弁27を開弁する。こうして各気筒14A〜14Dにおいて、吸気行程時に、前記排気通路29にある空気を吸入する。こうした排気弁27の開弁により前記排気通路29にて温められた空気が吸入され、エンジン10の再始動に備えることができる。
そして、クランク角度センサSW5,SW6の検出値に基づいてエンジン10の回転数をモニタして、エンジン10が完全に停止するのを待機し(ステップS19)、エンジン10が完全に停止した場合には、エンジン制御ユニット100は、クランク角度センサSW5,SW6の検出によって運転状態判定部101が判定したピストン16の停止位置を記憶する(ステップS110)。
次に図3を参照して、エンジン制御ユニット100によるエンジン10の再始動制御について説明する。
エンジン制御ユニット100は、エンジン10が停止した後、停止時間を計測し、積算する(ステップS21)。筒内温度は、エンジン10の停止時間に依存しているので、本実施形態においては、エンジン制御ユニット100に予め停止時間と筒内温度との関係をマップ化したデータを持たせ、停止時間に基づいて筒内温度を推定するようにしているのである。本実施形態では、エンジン10への燃料供給停止から実際に該エンジン10が停止完了するまでのエンジン停止過程において、各気筒14A〜14Dの全行程で吸気弁26及び排気弁27を全閉状態とすることで、各気筒14A〜14D内への新気の導入を抑制して筒内温度の低下を抑制しているので、エンジン10の停止時間が長くても、筒内温度は低下し難い。また、排気通路29で温められた新気を吸入することを考慮して、マップの筒内温度を高い目に設定している。
続いて、エンジン制御ユニット100(運転状態判定部101)は、吸気温度センサSW4が検出した吸気温度、水温センサSW7が検出した冷却水の温度、エンジン10の停止時間、及び、後述のステップS25でのグロープラグ18の駆動時間に基づいて、筒内温度を算出する(ステップS22)。
次いで、前記演算された筒内温度から目標となる燃料圧力が決定され、この燃料圧力から適正停止位置SAが設定される(ステップS23)。本実施形態では、筒内温度と目標となる燃料圧力とによって適正停止位置SAを設定しているので、より好適な停止位置判定ができることになる。また、筒内温度が低下し難いことから、適正停止位置SAの範囲が上死点側に広くなっている。
そして、エンジン制御ユニット100は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置SAよりも上死点側にあるか否かを判定する(ステップS24)。仮に上死点側にある場合、グロープラグ18が駆動されて(ステップS25)、筒内が加温される。また、適正停止位置SA内であれば、グロープラグ18が停止される(ステップS26)。
次に、エンジン制御ユニット100は、再始動条件が成立したか否かを判定する(ステップS27)。
仮に再始動条件が成立していない場合、エンジン制御ユニット100は、ステップS21に戻って処理を繰り返す。このため、計測時間や筒内温度の変化に伴って、ステップS23で設定される適正停止位置SAも変化することになる。
他方、ステップS27において、再始動条件が成立した場合、エンジン制御ユニット100(スタータ制御部104)は、スタータモータ34を駆動する(ステップS28)。これにより、停止時圧縮行程気筒では、ピストン16が筒内の空気を圧縮しながら上死点に移動する。
次いで、エンジン制御ユニット100(燃料噴射制御部102)は、停止時圧縮行程気筒のピストン16が適正停止位置SAよりも上死点側にあるか否かを判定する(ステップS29)。仮に上死点側にある場合、エンジン制御ユニット100は、停止時吸気行程気筒が圧縮行程を迎えるのを待機し、停止時吸気行程気筒が圧縮行程を迎えた後、所定タイミングで燃料を噴射する(ステップS30)。すなわち、ピストン停止位置が適正停止位置SAから外れている場合には、停止時圧縮行程気筒での燃焼は中止されることになる。他方、ピストン停止位置が適正停止位置SA内である場合には、停止時圧縮行程気筒に燃料が噴射され、この気筒での燃焼によるエンジン10の再始動が図られる(ステップS31)。
ステップS30又はステップS31を経た後、エンジン制御ユニット100は、通常運転に移行し(ステップS32)、処理を終了する。
したがって、本実施形態では、前記エンジン制御ユニット100における自動停止制御においてポスト噴射を行うことにより、各気筒14A〜14D内の温度を上昇させることができる。その結果、エンジン10の再始動時に各気筒14A〜14D内の温度が低下してしまうことが防止されて、エンジン10の再始動性を向上させることができる。
また、各気筒14A〜14Dへの燃料供給を停止してから4行程が経過した後に、各気筒14A〜14Dの吸気弁26及び排気弁27を閉弁するようにしたので、各気筒14A〜14Dを確実に掃気しつつ、新気が新たに吸入されることによる筒内温度の低下を抑制することができると共に、エンジン停止時に気筒14A〜14D内の空気の圧縮に伴って生じる停止振動を抑制することができる。
そうしてエンジン10の停止直前の吸気行程において、吸気弁26を閉弁しかつ排気弁27を開弁することで、排気側において温められた空気を気筒14A〜14D内に吸入するようにしたので、エンジン10の再始動性をさらに向上させることができる。特にポスト噴射を行うことによって、排気側の温度をさらに上昇させることができるため、排気側においてさらに温められた空気が気筒14A〜14D内に吸入されることになり、再始動時における各気筒14A〜14Dの温度がさらに上昇し、エンジン10の再始動性がさらに向上する。
尚、この実施形態では、エンジン10の停止直前の吸気行程において、排気側から空気を吸入するようにしているが、これに代えて、エンジン10を再始動するときに、最初の吸気行程において排気側から空気を吸入するようにしてもよい。但し、エンジン10の停止直前の吸気行程において、気筒14A〜14d内に空気を予め吸入しておくことによって、エンジン10の再始動時には、停止時圧縮行程にある気筒に燃料を噴射して、そのままこの停止時圧縮行程気筒での燃焼によりエンジン10の再始動が図られるため、エンジン10の再始動を迅速に行い得るという利点がある。
さらに、前記のポスト噴射制御は、エンジン水温が所定値Tよりも低いときに限って行うため、エンジン10の再始動性をより効果的に向上させることになると共に、燃費の悪化を防止することができる。尚、エンジン10を自動停止ではなく、イグニッションスイッチのオフにより通常停止させるときにも前記ポスト噴射制御は行わない。このことにより、燃費の向上を図ることができる。
尚、本発明は、4気筒ディーゼルエンジンに限らず、6気筒や8気筒等の複数気筒を有するディーゼルエンジンにも適用することができる。
本発明は、ディーゼルエンジンの再始動性を向上させることができるから、例えば車両に搭載されるディーゼルエンジンの自動停止装置及び制御方法として有用である。
本発明に係る自動停止装置を備えたエンジンを示す概略構成図である。 エンジン制御装置における自動停止制御を示すフローチャートである。 エンジン制御装置における再始動制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン
14A〜14D 気筒
26 吸気弁
27 排気弁
100 エンジン制御装置(自動停止・再始動制御手段)

Claims (8)

  1. 気筒への燃料供給を制御することによって運転されるディーゼルエンジンの制御方法であって、
    所定の自動停止条件が成立したときに前記ディーゼルエンジンを自動停止させるべく前記気筒への燃料供給の停止を含むエンジン停止過程に移行する工程と、
    前記エンジン停止過程を経て、前記ディーゼルエンジンを完全停止させる自動停止工程と、
    所定の再始動条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を再開することによって、前記停止させたディーセルエンジンを再始動させる工程と、
    前記気筒への燃料供給を停止する前の前記エンジン停止過程において、圧縮上死点付近の所定タイミングで前記気筒内に燃料の主噴射を行うと共に、その主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行うことにより前記気筒内の温度を上昇させるポスト噴射制御を実行する工程と、
    前記ポスト噴射制御の実行後、吸気行程において前記気筒の吸気弁を閉じかつ排気弁を開けることにより、前記ディーゼルエンジンの排気側から吸気する排気側吸込制御を行う工程と、を備えたディーゼルエンジンの制御方法。
  2. 請求項1に記載の制御方法において、
    前記自動停止条件以外の所定条件が成立したときに前記ディーゼルエンジンを停止させる通常停止工程をさらに備え、
    前記通常停止工程では、前記ポスト噴射制御を禁止する制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載の制御方法において、
    前記排気側吸込制御は、前記ディーゼルエンジンが完全停止する直前の吸気行程において実行する制御方法。
  4. 請求項1又は2に記載の制御方法において、
    前記排気側吸込制御は、前記ディーゼルエンジンを再始動させる工程における最初の吸気行程で実行する制御方法。
  5. 請求項3又は4に記載の制御方法において、
    前記エンジン停止過程において、前記気筒への燃料供給の停止後に前記吸気弁及び排気弁を共に閉じた状態で保持する工程をさらに備えた制御方法。
  6. 請求項に記載の制御方法において、
    前記吸気弁及び排気弁は、前記気筒への燃料供給の停止後、当該気筒が4行程を経過した後に閉弁する制御方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御方法において、
    前記ポスト噴射制御は、前記ディーゼルエンジンの温度に関係するパラメータ値が所定値以下のときに実行する制御方法。
  8. 少なくとも1の気筒を備えかつ、当該気筒への燃料供給を制御することによって運転されるディーゼルエンジンと、
    所定の自動停止条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を停止することによって前記ディーゼルエンジンを自動停止させると共に、所定の再始動条件が成立したときに前記気筒への燃料供給を再開することによって前記ディーゼルエンジンを再始動させる自動停止・再始動制御手段と、を備え、
    前記自動停止・再始動制御手段は、前記自動停止条件の成立後、前記燃料供給を停止するまでの間において、圧縮上死点付近の所定タイミングで前記気筒内に燃料の主噴射を行うと共に、その主噴射後の膨張行程中に、少なくとも1回のポスト噴射を行うことにより前記気筒内の温度を上昇させるポスト噴射制御を実行しかつ、当該ポスト噴射制御の実行後、吸気行程において前記気筒の吸気弁を閉じかつ排気弁を開けることにより、前記ディーゼルエンジンの排気側から吸気する排気側吸込制御を行うディーゼルエンジンの自動停止装置。
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