JP2009061365A - 焼却灰の洗浄方法 - Google Patents

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正芳 小西
Takuko Morikawa
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Abstract

【課題】焼却灰に含まれる塩素を効率的に除去することができ、この焼却灰中の粗粒子をセメント原料として有効活用することができる焼却灰の洗浄方法を提供する。
【解決手段】粗粒子と細粒子を凝集してなる焼却灰から塩素を取り除くための洗浄方法であり、焼却灰から予め磁力選別により磁性を有する異物を取り除いておき、攪拌混合機を用いて、この異物を取り除いた焼却灰に、その重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより焼却灰を磨砕しスラリーとするスラリー化工程と、このスラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離する分離工程と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、焼却灰の洗浄方法に関し、更に詳しくは、焼却灰に含まれる塩素を効率的に除去するとともに、この焼却灰中の粗粒子をセメント原料として有効活用することが可能な焼却灰の洗浄方法に関するものである。
従来より、ごみ焼却炉等の焼却設備から発生する焼却灰や焼却飛灰等をセメントの原料として再利用することが検討され、実用に供されている。
この焼却灰や焼却飛灰は、多量の塩素や有害物質の塩素系有機化合物を含むものであるから、これらをセメント焼成設備のセメント原料として利用する場合、通常は水洗処理を行って焼却灰や焼却飛灰に含まれる塩素を除去した後、スラリー化した状態でセメントキルンの窯尻などに直接投入することにより、スラリー中に残存する塩素系有機化合物等を焼却処理している。
例えば、ごみ焼却炉等より排出される主灰や、家電製品や自動車のシュレッターダスト等の難水溶性塩素化合物含有廃棄物をセメント原料の一部代替として利用するセメント製造方法としては、この難水溶性塩素化合物含有廃棄物から磁選機及び篩い分け装置により鉄くず、異物を除去した後、セメントキルン内に投入し、このセメントキルン内で気化した塩素を含むキルン排ガスを脱塩バイパス設備によりセメントキルン外へ抽気し、塩素化合物の融点以下の温度に急冷することにより、問題となる塩素化合物をセメントキルンから除去する難水溶性塩素化合物含有廃棄物を使用したセメント製造方法が提案されている(特許文献1)。
また、焼却灰から事前に塩素を除去する方法としては、焼却灰スラリーのスラリー濃度を20質量%未満とした上で、タワーミル等の湿式粉砕装置を用いて湿式粉砕し、その後、フィルタープレス等の固液分離装置を用いて焼却灰スラリーを固液分離し、焼却灰スラリー中の塩素化合物を脱水された水と共に外部に排出し、得られた固形物をセメント原料として利用する焼却灰の湿式粉砕方法が提案されている(特許文献2)。
特開平11−171605号公報 特開2006−297316号公報
ところで、上述した特許文献1の難水溶性塩素化合物含有廃棄物を使用したセメント製造方法では、焼却灰の使用量を増加した場合、この焼却灰がセメントキルン内へ持ち込む塩素量が増加し、この増加した塩素量を取り除くためには脱塩バイパス設備の抽気量を大きくしなければならず、焼却灰に含まれる塩素を効率的に除去することができないという問題点があった。
また、焼却灰の使用量を増加した場合、セメントキルン内における熱損失等により、燃費が悪化するという問題点があった。
また、上述した特許文献2の焼却灰の湿式粉砕方法では、焼却灰を大量に処理する場合、全量をフィルタープレス等の固液分離装置を用いて固液分離しなければならず、固液分離装置が大きくなり、この設備を導入するための初期投資も大きくなってしまうという問題点があった。また、塩素濃度が低い粗粒部分も粉砕することとなるので、湿式粉砕装置が不必要に大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、焼却灰に含まれる塩素を、焼却灰全部を区別せずに除去する場合と比較して効率的に除去することができ、この焼却灰をセメント原料として有効活用することができる焼却灰の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、焼却灰は粗粒子と細粒子とが凝集した状態にあり、しかもその凝集力は単に水と混合した程度では容易に分散しないほど強いことを知得した。そして、このような粒子状態にある焼却灰に特定の工程による処理を施すことにより、凝集した粗粒子及び細粒子を水に分散させることができ、これら粗粒子と細粒子とを分離することができることを見出した。そして、このような粗粒子及び細粒子が分散したスラリーを粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離することとすれば、焼却灰に含まれる塩素を、焼却灰全部を区別せずに除去する場合と比較して効率的に除去することができ、しかも、この焼却灰をセメント原料として有効活用することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の焼却灰の洗浄方法は、粗粒子と細粒子とが凝集している焼却灰から塩素を取り除くための洗浄方法であって、磁力選別により除去可能な磁性を有する異物を取り除いた焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより前記焼却灰を磨砕しスラリーとするスラリー化工程と、前記スラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離する分離工程と、を備えてなることを特徴とする。
この焼却灰の洗浄方法では、焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより、この焼却灰が磨砕されて凝集状態にあった粗粒子と細粒子が分離し、これら粗粒子及び細粒子が水中に分散した状態のスラリーとなる。
このスラリーは、粗粒子と細粒子が水中に分散した状態であるが、焼却灰に含まれる塩素は細粒子に多く含まれているので、このスラリーを粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離することにより、塩素の濃度が低い粗粒子含有スラリーと、塩素の濃度が高い細粒子含有スラリーとに分けることが可能である。
前記混合物、前記スラリーまたは前記細粒子含有スラリーに、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、二酸化炭素の群から選択された1種または2種以上を加えて水素イオン指数を3以上かつ10.5以下に調整することが好ましい。
この焼却灰の洗浄方法では、混合物の水素イオン指数を3以上かつ10.5以下に調整することにより、この混合物に含まれる焼却灰の磨砕が効率的に行われ、粗粒子と細粒子の分離がより容易になる。
前記粗粒子含有スラリー、前記細粒子含有スラリー、のいずれか一方または双方の固液分離を行い、得られた水を再度、前記焼却灰に加える水再利用工程を備えてなることが好ましい。
この焼却灰の洗浄方法では、粗粒子含有スラリー、細粒子含有スラリー、のいずれか一方または双方を固液分離することで得られた水を再度、焼却灰に加えることにより、固液分離することで得られた水が有効利用され、省資源が図られる。
前記粗粒子含有スラリー、前記細粒子含有スラリー、のいずれか一方または双方の固液分離を行い、得られた固形物をセメント原料としてセメント焼成設備に導入するセメント原料化工程を備えてなることが好ましい。
この焼却灰の洗浄方法では、粗粒子含有スラリーを固液分離することで得られた固形物は、塩素の濃度が低い粗粒子が主成分となる。
そこで、塩素の濃度が低い粗粒子を主成分とする固形物をセメント原料としてセメント焼成設備に導入することにより、焼却灰中の塩素の濃度が低い粗粒子が、セメント原料として有効活用される。
前記混合物に、前記焼却灰より塩素濃度が高い焼却飛灰を、前記焼却灰100重量部に対して10重量部以下添加することが好ましい。
この焼却灰の洗浄方法では、塩素濃度が高い焼却飛灰を塩素濃度が低い焼却灰を含む混合物に添加することにより、この焼却飛灰が焼却灰とともにスラリー化され、このスラリーは、塩素の濃度が低い粗粒子含有スラリーと、塩素の濃度が高い細粒子含有スラリーとに分けることが可能である。
本発明の焼却灰の洗浄方法によれば、磁力選別により除去可能な磁性を有する異物を取り除いた焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより前記焼却灰を磨砕しスラリーとするスラリー化工程と、このスラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離する分離工程と、を備えたので、焼却灰を含むスラリーを塩素の濃度が低い粗粒子含有スラリーと、塩素の濃度が高い細粒子含有スラリーとに分けることができ、焼却灰に含まれる塩素を、焼却灰全部を区別せずに除去する場合と比較して、効率的に除去することができる。
したがって、分離工程にて得られた粗粒子含有スラリー、細粒子含有スラリーのいずれか一方または双方をさらに固液分離して得られた固形物をセメント原料としてセメント焼成設備に導入すれば、塩素の濃度が低い固形物をセメント原料として有効利用することができる。
本発明の焼却灰の洗浄方法の最良の形態について、図面に基づき説明する。
なお、本実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態の焼却灰の洗浄方法について、図1に基づき説明する。
本実施形態の焼却灰の洗浄方法は、粗粒子と細粒子とが凝集している焼却灰から塩素を取り除くための洗浄方法であり、磁力選別により除去可能な磁性を有する異物を取り除いた焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより前記焼却灰を磨砕しスラリーとするスラリー化工程と、前記スラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離する分離工程と、を備えた方法である。
ここで対象とする焼却灰とは、一般廃棄物または産業廃棄物を焼却処理することにより生じたものであり、粗粒子と細粒子とが凝集している凝集体、例えば、粗粒子の表面に複数の細粒子が付着した凝集体により構成されている。
ここで、粗粒子とは、粒径が0.5mm以上かつ30mm以下、好ましくは0.5mm以上かつ5.0mm以下の粒子のことであり、細粒子とは、粒径が0.5mm未満、好ましくは0.2mm以下の粒子のことである。
なお、一般廃棄物とは、一般家庭の日常生活に伴って発生する生ごみ、不燃性ごみ、粗大ごみ等の家庭系一般廃棄物と、事業活動に伴って発生する廃棄物のうち産業廃棄物以外の事業系一般廃棄物とを含むもので、いわゆる都市ごみのことである。
また、産業廃棄物とは、事業活動に伴って発生する燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等である。
この焼却灰には、その元となる都市ごみや産業廃棄物の種類等にもよるが、通常、Cr等の重金属が0.3〜3%程度、シリカ等の無機成分が40〜60% 程度、塩素分が0.5〜20%(主灰で0.5〜2%、飛灰で10〜20%)程度含まれており、場合によっては、さらにダイオキシン類やその前躯体化合物等の有害物質も含まれている。
そこで、この焼却灰に本実施形態の洗浄方法を適用するにあたり、予め、この焼却灰から磁力選別により除去可能な磁性を有する異物を取り除いておく。
この磁性を有する異物とは、FeやNi等の磁性体を含む異物のことであり、空き缶、ブリキ片、釘、ボルト、ナット、ワッシャ、ペーパークリップ、ホッチキスの針、カッターナイフの刃、画鋲、蝶番、針金、留め金、ファスナー、各種瓶の蓋、スプリング等を含む都市ごみを焼却処理した際に焼却残渣に含まれる異物のことである。
磁力選別としては、特に限定されるものではないが、永久磁石や電磁石を用いたドラム型磁力選別機、プーリー型磁力選別機、吊下型磁力選別機、対極型磁力選別機等を用いた選別方法が挙げられる。
次いで、この異物を取り除いた焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加えて混合物とし、この混合物を攪拌混合機を用いて攪拌混合することにより、この焼却灰を磨砕し、スラリーとする。
ここで、この異物を取り除いた焼却灰に加える水の量を、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下と限定した理由は、水の量が上記範囲を外れると、焼却灰の磨砕効果が低下し、凝集状態にあった粗粒子と細粒子が分離し難くなり、これら粗粒子及び細粒子が水中に分散した状態のスラリーが得られなくなるからである。
水としては、外部から新たに導入される新水の他、後述する分離装置により得られた循環利用水が用いられる。
上記の混合物は、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、二酸化炭素の群から選択された1種または2種以上を加え、上記の混合物のpH(水素イオン指数)を3以上かつ10.5以下に調整することが好ましい。
この混合物のpHを3以上かつ10.5以下に調整することにより、後述する攪拌混合の際に、この混合物に含まれる焼却灰の磨砕が効率的に行われ、粗粒子と細粒子の分離がより容易になり、その結果、より短時間にて、塩素の濃度が低い粗粒部スラリーと、塩素の濃度が高い細粒部スラリーとに分けることができる。
上記の混合物に、上記の焼却灰より塩素濃度が高い焼却飛灰を、この焼却灰100重量部に対して好ましくは10重量部以下添加してもよい。
ここで対象とする焼却飛灰とは、一般廃棄物を焼却処理することにより生じたものであり、粗粒子と細粒子が凝集した凝集体、例えば、粗粒子の表面に複数の細粒子が付着した凝集体により構成されている。
ここで、焼却飛灰の添加量を、焼却灰100重量部に対して10重量部以下とすることが好ましい理由は、添加量が10重量部を超えると、得られたスラリー中の塩素濃度が高くなり、粗粒子スラリーより得られた固形物および細粒子スラリーより得られた固形物それぞれの塩素濃度が高くなり、セメント原料として不適となるからである。
上記の攪拌混合機としては、一般には湿式タワーミル、振動ミル、パン型ミキサ、傾動ミキサ等が挙げられ、これらの装置においては、瑪瑙球、鉄球、樹脂コーティング金属球等の粉砕媒体を用いるのが通例である。しかしながら、本発明の場合、異物を取り除いた焼却灰は粗粒子と細粒子とが凝集しているのを分散させかつ分離することが必要であるが、この焼却灰を粉砕媒体とともに攪拌混合すると、塩素濃度の低い粗粒子も粉砕されてしまい、塩素濃度の高い細粒子と混ざってしまう可能性がある。
本発明では、一般に用いられている湿式タワーミル、振動ミル、パン型ミキサ、傾動ミキサ等の攪拌混合機を用いるものの、塩素濃度の低い粗粒子が粉砕されるのを防止するためには、粗粒子と細粒子とが凝集している焼却灰を粉砕媒体を用いることなく攪拌混合することが好ましい。この攪拌混合の過程では、攪拌混合の際に生じる弱い力により、粗粒子及び細粒子各々の表面のみが磨砕され、塩素濃度の低い粗粒子が粉砕される虞が無くなる。
攪拌混合の時間は、使用する攪拌混合機の種類や容量により適宜設定すべきものであるが、一般には、バッチ式の場合、10分〜120分程度、好ましくは30分〜60分程度であり、連続式の場合、滞留時間が10分〜120分程度、好ましくは30分〜60分程度となるように適宜調整される。
例えば、湿式タワーミルの場合、粉砕媒体を取り除いた上で焼却灰を投入し、さらに、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を投入し、10分〜120分程度、好ましくは30分〜60分程度、攪拌混合する。
これにより、焼却灰が磨砕されて凝集状態にあった粗粒子と細粒子が分離し、これら粗粒子及び細粒子が水中に分散した状態のスラリーとなる。
このスラリーは、粗粒子と細粒子が水中に分散した状態であるが、焼却灰に含まれる塩素は細粒子に多く含まれているので、このスラリーを攪拌混合機に付設された水篩等を用いて、粗粒子を含むスラリーと細粒子を含むスラリーとに分離する。
これにより、上記のスラリーは、塩素の濃度が低い粗粒部スラリー(粗粒子含有スラリー)と、塩素の濃度が高い細粒部スラリー(細粒子含有スラリー)とに分けられる。
また、上記のスラリーに、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、二酸化炭素の群から選択された1種または2種以上を加え、上記のスラリーのpHを3以上かつ10.5以下に調整してもよい。
スラリーのpHを3以上かつ10.5以下に調整することにより、このスラリーにおいては、粗粒子と細粒子の分離がより容易になり、その結果、より短時間にて、塩素の濃度が低い粗粒部スラリーと、塩素の濃度が高い細粒部スラリーとに分けることができる。
なお、前段階にて混合物のpH調整を行っている場合には、この段階におけるpH調整は行わなくともよい。
これらのスラリーのうち塩素の濃度が低い粗粒部スラリーを、フィルタープレス等の濾過機、遠心分離機等の分離装置を用いて固液分離し、塩素の濃度が低い粗粒子を含む固形物と、水とを得る。
この固液分離は、粗粒子の粒度が粗い場合には、山積みして自然に水を切る等によっても行うことができる。
得られた水は、循環利用水として、上記の異物を取り除いた焼却灰を混合物とする際に有効利用される。
また、粗粒子を含むケーキ状の固形物は、直接、あるいは乾燥機等で水分を除去等した上で、セメント原料と共にセメント原料ミルに投入され、粉砕・混合された後、セメントキルンの800℃以上の高温部に投入されてセメントクリンカとなる。
一方、塩素の濃度が高い細粒部スラリーについては、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、二酸化炭素の群から選択された1種または2種以上を加え、この細粒部スラリーのpHを3以上かつ10.5以下に調整し、塩素をさらに溶解除去することが好ましい。これにより、この細粒部スラリー中の塩素の濃度は、例えば、上記の粗粒部スラリーと同程度となる。
なお、前段階での混合物のpH調整あるいは粗粒子及び細粒子が水中に分散した状態でのスラリーのpH調整を行っている場合には、この段階におけるpH調整は行わなくともよい。
次いで、この塩素の濃度を低減した細粒部スラリーを、フィルタープレス等の濾過機、遠心分離機等の分離装置を用いて固液分離し、塩素の濃度が低い細粒子を含むケーキ状の固形物と、水とを得る。
得られた水は、循環利用水として、上記の異物を取り除いた焼却灰を混合物とする際に有効利用される。
また、塩素の濃度が低い細粒子を含むケーキ状の固形物は、乾燥機等で水分を除去した上で、セメント原料と共にセメント原料ミルに投入され、粉砕・混合された後、セメントキルンの800℃以上の高温部に投入されてセメントクリンカとなる。この細粒子を含むケーキ状の固形物は、少量の場合、直接、セメントキルンの800℃以上の高温部に投入することも可能である。
この分離装置から排出される水のうち循環利用水として再利用するもの以外は、水処理が施されて排出基準以下の水質の水として下水道放流等とされる。
表1は、上記の異物を取り除いた焼却灰及び該焼却灰を含む混合物各々の分級試験結果を示したもので、表1中、「乾燥篩」は、焼却灰を篩い分けにより分級して得られた粒度分布であり、「分散・水篩」は、焼却灰を水中に分散させて混合物とした後、水篩により分級して得られた粒度分布であり、「攪拌・水篩」は、焼却灰を水中に分散させた混合物を2時間攪拌した後、水篩により分級して得られた粒度分布である。
表1によれば、焼却灰は、水中に分散させたことにより粗粒子と細粒子とが分離し易くなり、さらに攪拌を施すことで、粗粒子と細粒子とがさらに分離し易くなり、その結果、粒度分布における細粒子の百分率が非常に高くなっていることが分かる。
Figure 2009061365
表2は、上記の異物を取り除いた焼却灰及び上記の混合物各々の粒度における塩素(Cl)濃度を示すもので、表2中、「乾燥篩」、「分散・水篩」及び「攪拌・水篩」は、表1と同様である。
表2によれば、異物を取り除いた焼却灰は、水中に分散させることにより、さらには攪拌することにより、順次、塩素濃度が低下していることが分かる。
また、塩素濃度は、粗粒子では低く、粒径が小さくなるにしたがって濃度が高くなり、粒径が最も小さい180μm未満では、最も濃度が高くなっていることが分かる。
Figure 2009061365
図2は、粗粒子及び細粒子各々における洗浄水による洗浄の有無それぞれについて固形物中の塩素(Cl)濃度を測定した結果を示した図であり、図中、「□」は粗粒部スラリーを固液分離して得られた粗粒分(洗浄水による洗浄なし)を、「■」は粗粒部スラリーを固液分離して得られた粗粒分を洗浄水で洗浄したもの(洗浄水による洗浄あり)を、「◇」は細粒部スラリーを固液分離して得られた細粒分(洗浄水による洗浄なし)を、「◆」は細粒部スラリーを固液分離して得られた細粒分を洗浄水で洗浄したもの(洗浄水による洗浄あり)を、それぞれ示している。
また、「水添加スラリー」は、焼却灰をスラリー化する際にpH調整を行わなかったものを、「pH調整スラリー」は、焼却灰をスラリー化する際にpH調整を行ったものを、それぞれ示している。また、「新水」はスラリー化に使用した水が新水であることを、「循環水」はスラリー化に使用した水が固液分離後に得られた水を繰り返し使用した循環利用水であることを、それぞれ示している。なお、「循環水」の回数とは、循環利用水として繰り返し使用した回数である。
図2によれば、粗粒分では、塩素濃度が低く、循環水を使用してもなお低い塩素含有量を示していることが分かる。また、細粒分では、水と混合しただけでは塩素濃度が高く、pH調整することによりセメント原料として使用可能なレベルまでに塩素を低減することができることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の焼却灰の洗浄方法によれば、磁力選別により磁性を有する異物を取り除いた焼却灰に、その重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより前記焼却灰を磨砕しスラリーとし、次いで、このスラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離するので、焼却灰を含むスラリーを塩素の濃度が低い粗粒子含有スラリーと、塩素の濃度が高い細粒子含有スラリーとに分けることができ、焼却灰に含まれる塩素を効率的に除去することができる。
したがって、この塩素の濃度が低い粗粒子含有スラリーを固液分離して得られた固形物をセメント原料としてセメント焼成設備に導入することにより、塩素の濃度が低い粗粒子を直接セメント原料として有効利用することができる。
また塩素の濃度が高い細粒子であっても、この細粒子をスラリー化した後にpH調整し、塩素をさらに溶解除去することにより、細粒子もセメント原料として有効利用することができる。
本発明の一実施形態の焼却灰の洗浄方法を示す工程図である。 粗粒子及び細粒子各々の洗浄の有無による塩素(Cl)濃度の違いを示す図である。

Claims (5)

  1. 粗粒子と細粒子とが凝集している焼却灰から塩素を取り除くための洗浄方法であって、
    磁力選別により除去可能な磁性を有する異物を取り除いた焼却灰に、この焼却灰の重量の1倍以上かつ10倍以下の水を加え、得られた混合物を攪拌混合することにより前記焼却灰を磨砕しスラリーとするスラリー化工程と、
    前記スラリーを、粗粒子含有スラリーと細粒子含有スラリーとに分離する分離工程と、
    を備えてなることを特徴とする焼却灰の洗浄方法。
  2. 前記混合物、前記スラリーまたは前記細粒子含有スラリーに、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、二酸化炭素の群から選択された1種または2種以上を加えて水素イオン指数を3以上かつ10.5以下に調整することを特徴とする請求項1記載の焼却灰の洗浄方法。
  3. 前記粗粒子含有スラリー、前記細粒子含有スラリー、のいずれか一方または双方の固液分離を行い、得られた水を再度、前記焼却灰に加える水再利用工程を備えてなることを特徴とする請求項1または2記載の焼却灰の洗浄方法。
  4. 前記粗粒子含有スラリー、前記細粒子含有スラリー、のいずれか一方または双方の固液分離を行い、得られた固形物をセメント原料としてセメント焼成設備に導入するセメント原料化工程を備えてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の焼却灰の洗浄方法。
  5. 前記混合物に、前記焼却灰より塩素濃度が高い焼却飛灰を、前記焼却灰100重量部に対して10重量部以下添加することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の焼却灰の洗浄方法。
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