JP7287750B2 - 廃棄物のリサイクル方法 - Google Patents

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Description

本発明は、廃棄物のリサイクル方法に関し、特に、処理実績のない廃棄物についても適切かつ効率的にリサイクルする方法に関する。
従来、廃棄物のリサイクルは、廃棄物の種類に応じて予め定められた処理工程に基づいて行われている。例えば、特許文献1には、ごみの焼却主灰をセメント原料としてリサイクルするための方法が記載されている。また、特許文献2には、廃ガラスをセメント原料としてリサイクルするための方法が記載されている。その他、都市ごみ飛灰、ASR(
Automobile Shredder Residue:自動車シュレッダーダスト)等種々の破棄物が各々予め定められた処理工程に基づいてリサイクルされている。
特開2004-167350号公報 特開2002-274900号公報
ところで、リサイクルが望まれている廃棄物の中には、処理実績がなかったり、単体では処理実績があるものの、複数の種類の廃棄物が混合された混合廃棄物については処理実績がないものが存在する。また、新たな製品が登場し、その後にそれらから新たな廃棄物が生じることとなる。従来存在する廃棄物も性状や組成がばらついたり、時代とともに性状や組成が変化していくことも否めない。
このような処理実績のない新たな廃棄物をリサイクルする場合には、改めて試行錯誤をして処理工程を決定しなければならないため、廃棄物のリサイクル率の向上が妨げられ、多くの廃棄物がリサイクルされずに最終処分場に埋め立てられている。
そこで、本発明は、上記解決課題に鑑みてなされたものであって、処理実績のない廃棄物であっても試行錯誤をすることなく、適切かつ効率的にリサイクルする方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、廃棄物のリサイクル方法であって、処理実績のない廃棄物の化学組成と、廃棄物の粒子径を含む物理的性状とを測定し、粒子径調整工程及び風力選別工程を必須の工程とし、前記測定した化学組成と物理的性状とに基づいて加熱工程の要否を判断し、必要であれば前記粒子径調整工程の前に加熱工程を実施し、前記測定した化学組成に基づいて磁力選別工程の要否を判断し、必要であれば前記粒子径調整工程の後に磁力選別工程を実施し、該磁力選別工程の後に前記風力選別工程を実施し、前記測定した化学組成に基づいて渦電流選別工程、乾式比重選別工程又は/及び水洗工程の要否を判断し、必要であれば前記風力選別工程の後に渦電流選別工程、乾式比重選別工程又は/及び水洗工程をこの順に実施する廃棄物のリサイクル方法であって、前記粒子径調整工程により、前記廃棄物の最大粒径を5mm以上30mm以下にし、前記廃棄物が金属アルミニウムを含まず、金属アルミニウム以外の金属と、有機物とを含むものである場合には、前記加熱工程を650℃以上1000℃以下で行い、前記廃棄物が金属アルミニウムと、有機物とを含む場合には、前記加熱工程を250℃以上650℃未満で行い、前記250℃以上1000℃以下の加熱工程を行うものに該当せず、団粒化するものである場合には、前記加熱工程を100℃以上250℃未満で行い、前記廃棄物が磁力を有する金属を含むものである場合には、前記磁力選別工程を行い、前記廃棄物が金属アルミニウムを含むものである場合には、前記渦電流選別工程を行い、前記廃棄物が貴金属及び/又は銅を含むものである場合には、前記乾式比重選別工程を行い、前記廃棄物が塩素を含むものである場合には、前記水洗工程を行うことを特徴とする。
本発明によれば、廃棄物の化学組成及び物理的性状に基づき、予め定められた処理工程群から実施する工程を選択するため、処理実績のない廃棄物であっても試行錯誤をすることなく適切な処理工程を選択することができ、廃棄物のリサイクル率を向上させることができる。また、粒子径調整工程を行うことにより、後段の渦電流選別工程及び乾式比重選別工程等の選別を効率的に行うことができ、風力選別工程を行うことにより、後段の渦電流選別工程等に供給される廃棄物の量を少なくして、渦電流選別工程等を効率よく行うことができる。さらに、前記粒子径調整工程で廃棄物の最大粒径を5mm以上30mm以下にすることで、後段の渦電流選別工程及び乾式比重選別工程等の選別を効率的に行うことができる。また、廃棄物が金属アルミニウムを含まず、金属アルミニウム以外の金属と、有機物とを含むものである場合には、前記加熱工程を650℃以上1000℃以下で行うことができ、有機物を燃焼させ、有機物と金属とを分離し易くすることができる。さらに、廃棄物が金属アルミニウムと、有機物とを含む場合には、前記加熱工程を250℃以上650℃未満で行うことで、金属アルミニウムの溶融を防止しつつ、有機物の熱量を保存して燃料としての再利用を可能とし、有機物を脆化し金属と分離し易くすることができる。また、前記250℃以上1000℃以下の加熱工程を行うものに該当せず、団粒化するものである場合には、前記加熱工程を100℃以上250℃未満で行うことができ、水分を含有して団粒化する可能性のある廃棄物を加熱乾燥し、後の工程における団粒化を防止することで、回収物の品位を向上させることができる。また、廃棄物が磁力を有する金属を含むものである場合には、前記磁力選別工程を行うことができ、磁性を有する金属を廃棄物から選別回収することができる。さらに、廃棄物が金属アルミニウムを含むものである場合には、前記渦電流選別工程を行うことができ、金属アルミニウムを廃棄物から選別回収することができる。また、廃棄物が貴金属及び/又は銅を含むものである場合には、前記乾式比重選別工程を行うことができ、貴金属と銅とを廃棄物から選別回収することができる。また、廃棄物が塩素を含むものである場合には、前記水洗工程を行い、廃棄物から塩素を除去することで、セメント原燃料として多く使用できるようになる。
以上のように、本発明によれば、処理実績のない廃棄物であっても化学組成と物理的性状とを測定するだけで、試行錯誤をすることなく適切かつ効率的にリサイクルすることができ、リサイクル率を向上させることができる。
本発明に係る廃棄物のリサイクル方法を説明するためのフローチャートの一部である。 本発明に係る廃棄物のリサイクル方法を説明するためのフローチャートの一部である。 本発明に係る廃棄物のリサイクル方法を説明するためのフローチャートの一部である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図3は、本発明に係る廃棄物のリサイクル方法を説明するためのフローチャートである。本発明では、処理対象の廃棄物について、化学組成と物理的性状とを測定し、測定した化学組成と物理的性状に基づき、予め定められた処理工程群から実施する処理工程を選択する。
本発明に係る廃棄物のリサイクル方法による処理対象となる廃棄物は、金属、無機物、有機物の2種類以上が混合した混合廃棄物が処理対象となっている。このような廃棄物として、可燃ごみの焼却主灰、不燃ごみや粗大ごみの不燃残渣や土砂ガラス、自動車シュレッダーダストや家電のシュレッダーダスト、家電の廃基板類、廃リチウムイオン電池が現状では挙げられる。こうした廃棄物は金属や有機物、無機物等を含んでいて、各々の成分について適切なリサイクルを行うことが求められている。ここで、金属としては鉄、金属アルミニウム、銅、貴金属等が挙げられ、金属原料として再利用できるものである。無機物としては土砂、ガラス、灰、コンクリート、陶器等が挙げられ、土木資材やセメント原料として再利用できるものである。有機物としては木くず、プラスチック、カーボン、油、草木、繊維等が挙げられ、燃料として再利用できるものである。
そこで、本発明に係る廃棄物のリサイクル方法では、まず、廃棄物の化学組成と物理的性状とを測定する(ステップS1)。化学組成については、金属の含有の有無と、金属を含有する場合には金属の種類及び磁性の有無と、有機物の含有の有無と、無機物の含有の有無と、塩素の含有率とを測定する。物理的性状については、廃棄物の粒子径と、水分含有の有無と、団粒化の可能性の有無とを測定する。このステップS1で測定した化学組成と物理的性状とに基づき、以降の各処理工程の要否を選択する。
尚、ここで「含む」というのは、有価金属や燃料の価値は時とともに変動するので、リサイクルするほどの価値を有する量が含まれることを意図するものであり、少量でも含んでいればよいというものでない。一般的に燃料として利用する場合には、対象物の半分程度の有機物(又はカーボン)を含むことが求められ、一方貴金属であれば数ppmであっても価値があるとされることもある。また、金属としては、鉄、金属アルミニウム、銅、貴金属を例示したが、価値の変動により今後適用可能な金属種が追加される場合がある。追加する場合は、性質に合わせて鉄、金属アルミニウム、銅、貴金属のいずれに含めるのかを決定すればよい。
ステップS1において測定した廃棄物の物理的性状に基づき、ステップS2において、廃棄物の平均粒径が0.5mm以上か否かを判定する。平均粒径が0.5mm以上の場合には(ステップS2:Yes)、ステップS3へと進む。一方、平均粒径が0.5mm未満である場合には(ステップS2:No)、粒径が細かすぎ、後述する各種物理選別により選別することが困難であるため、ステップS24へと進み、最終的には後述する排ガス中の塩素を除去する塩素バイパスシステム等セメント製造工程を利用した分離回収を行う。
次に、ステップS3において、ステップS1における化学組成及び物理的性状の測定結果に基づき、加熱工程の要否を判定する。
廃棄物が金属アルミニウムを含まず、金属アルミニウム以外の金属と、有機物とを含むものである場合には、加熱工程が必要であり(ステップS3:Yes)、次のステップS4において、650℃以上1000℃以下で加熱する。これにより、有機物を燃焼させて金属を分離し易くする。
また、廃棄物が、金属アルミニウムと、有機物とを含む場合には、加熱工程が必要であり(ステップS3:Yes)、次のステップS4において、250℃以上650℃未満で加熱する。これにより、金属アルミニウムの溶融を防止すると共に、有機物の熱量を保存して燃料としての再利用を可能としつつ、有機物を脆化させて金属と分離し易くする。
また、250℃以上1000℃以下の加熱工程を行うものに該当せず、団粒化するものである場合には、加熱工程が必要であり(ステップS3:Yes)、次のステップS4において、100℃以上250℃未満で加熱する。
例えば、都市ごみの焼却主灰は、多くの水分を含有する湿灰であり、15%から35%の高い水分を含有する場合がある。こうした湿灰等、高い水分を含有する廃棄物は、各処理工程を行う処理装置内の振動や装置間の移動の際の落下等により団粒化し、粗大化することがある。そして、粗大化した廃棄物は、処理装置内で閉塞を生じる他、各処理工程において所定の粒度や比重で選別することが困難となり,選別効率の低下を招く虞がある。
そのため、本発明に係る廃棄物のリサイクル方法においては、水分を含有し団粒化する可能性のある廃棄物については、加熱乾燥し、後の処理工程における団粒化を防止する。尚、団粒化する可能性のある廃棄物について、乾燥する代わりに団粒化を防止するための改質材を添加してもよい。
また、上記加熱に該当するものではない場合には、加熱工程は不要である(ステップS3:No)。
次に、廃棄物の粒子径の調整を行う(ステップS5)。粒子径の調整により、廃棄物の最大粒径を5mm以上30mm以下に整える。粒子径の調整は、ジョークラッシャーやインパクトクラッシャー等による破砕や、篩い分け等により行う。粒径範囲が0.5~5mmである粒子の割合が60重量%とするのが好ましい。粒子径の調整を行うことにより、後の渦電流選別工程(ステップS13、S18)や乾式比重選別工程(ステップS16、S22)等を効率よく行うことができる。
次に、ステップS1における化学組成の測定結果に基づき、磁力選別工程の要否を判断する(ステップS6)。廃棄物が磁力を有する金属を含む場合には、磁力選別工程が必要であり(ステップS6:Yes)、磁力選別機による磁力選別工程を行う(ステップS7)。一方、廃棄物が磁力を有する金属を含まない場合には、磁力選別工程は不要であり(ステップS7:No)、ステップS9へと進む。
次に、磁力選別工程により選別されたものについて、磁性物か否かによる選別を行う(ステップS8)。磁性物については(ステップS8:Yes)、主に鉄が含まれていて、これを回収する。一方、非磁性物については(ステップS8:No)、風力選別機を用いて風力選別を行う(ステップS9)。
風力選別工程は、廃棄物の形状や比重で異なる浮遊速度の大小に基づき行う処理工程である。金属等、粒子が大きく、比重が大きい廃棄物は、浮遊速度が大きくなる傾向がある。一方、粉塵等、粒子が小さく、比重が小さい廃棄物は、浮遊速度が小さくなる傾向がある。
次に、風力選別工程により選別されたものについて選別を行う(ステップS10)。浮遊速度が大きい廃棄物については(ステップS10:Yes)、金属アルミニウム、銅、貴金属のいずれかを含有しているか否かを確認する(ステップS11)。一方、浮遊速度が小さい廃棄物については(ステップS10:No)、有機物が主体であるのでステップS24へと進む。
浮遊速度が大きい廃棄物について、金属アルミニウム、銅、貴金属のいずれかを含有している場合には(ステップS11:Yes)、4000rpm未満で行う渦電流選別工程の要否を判断する(ステップS12)。一方、金属アルミニウム、銅、貴金属のいずれも含有していない場合には(ステップS11:No)、無機物が主体であるのでステップS24へと進む。
4000rpm未満で行う渦電流選別工程の要否判断は、ステップS1における化学組成の測定により判明する金属アルミニウムの含有の有無に基づいて行う。
廃棄物が金属アルミニウムを含有している場合には、金属アルミニウムの選別のために渦電流選別が必要であり(ステップS12:Yes)、渦電流選別機により4000rpm未満で渦電流選別を行う(ステップS13)。
渦電流選別は、回転数に応じて導電体の反発力が異なり、回転数が大きい場合には、粒径の小さい導電体を選別することができ、回転数が小さい場合には、比較的粒径の大きい導電体の選別に有効である。そこで、本発明に係る廃棄物のリサイクル方法においては、4000rpm未満(ステップS13)と4000rpm以上(ステップS18)の2つの回転数による渦電流選別工程を使用し、廃棄物から大粒の金属アルミニウムと、中粒、小粒の金属アルミニウムとを各々選別できるようにしている。
一方、廃棄物が金属アルミニウムを含有していない場合には、4000rpm未満で行う渦電流選別は不要であり(ステップS12:No)、ステップS15へと進む。
4000rpm未満で行う渦電流選別工程の後、選別された金属アルミニウムについて(ステップS14:Yes)、精錬を行う。
一方、金属アルミニウム以外の残渣は(ステップS14:No)、ステップS1における化学組成の測定結果に基づき、貴金属や銅の含有の有無を判断する(ステップS15)。
貴金属や銅を含有している場合(ステップS15:Yes)、乾式比重選別工程1を行う(ステップS16)。一方、貴金属や銅を含有していない場合(ステップS15:No)、ステップS18へと進む。
乾式比重選別工程1は、エアテーブルを用いて行う。そして、乾式比重選別工程1により処理されたものについて、重産物と軽産物とに選別する(ステップS17)。重産物は(ステップS17:Yes)、貴金属の他に銅等の有価金属を含む。こうした重産物は、4000rpm以上で行われる渦電流選別工程の要否判定(ステップS18)へと進む。一方、軽産物は(ステップS17:No)、ステップS24へと進む。
4000rpm以上で行われる渦電流選別工程の要否判定(ステップS18)は、廃棄物が金属アルミニウムを含むか否かに基づき行う。ステップS1の化学組成の測定結果により廃棄物中に金属アルミニウムが含まれる場合には、ステップS18の段階において廃棄物中に中粒、小粒の金属アルミニウムが残存していることになる。
金属アルミニウムを含有している場合には、渦電流選別工程が必要であり(ステップS18:Yes)、4000rpm以上で渦電流選別工程を行う(ステップS19)。一方、金属アルミニウムを含有していない場合には、当該渦電流選別工程は不要であり(ステップS18:No)、貴金属を含むので製錬原料とする。
4000rpm以上で行う渦電流選別工程の後、選別された廃棄物についての確認が行われる(ステップS20)。選別された廃棄物のうち、アルミニウムについては(ステップS20:Yes)、精錬を行う。
一方、金属アルミニウム以外の残渣については(ステップS20:No)、ステップS1の化学組成の測定結果に基づき、貴金属や銅の含有の有無を判断する(ステップS21)。貴金属や銅を含有している場合には(ステップS21:Yes)、乾式比重選別工程2に進む。一方、貴金属や銅を含有していない場合には(ステップS21:No)、ステップS24へと進む。
次に、乾式比重選別工程2により選別した廃棄物について、重産物か否かの確認を行う(ステップS23)。重産物は(ステップS23:Yes)、貴金属や銅の品位が高いので、精錬原料とする。一方、軽産物である場合には、無機物や有機物を含有していて、ステップS24へと進む。
水洗工程の要否(ステップS24)は、ステップS1の化学組成の測定により判明している廃棄物中の塩素の含有量に基づき判断する。廃棄物が塩素を含有するものである場合には、水洗工程が必要であると判断する(ステップS24:Yes)。一方、塩素を含有しないものである場合には、水洗工程は不要であると判断し(ステップS24:No)、ステップS26に進む。水洗工程の要否の判断の元となる塩素の含有量は、用途にもよるが、一般的にセメントの原燃料として使用する場合は0.5%である。また、金属の回収量によっては水洗対象物の塩素濃度が想定以上に高くなる場合があるので、目安となる廃棄物中の塩素の含有量を廃棄物中の金属含有量により補正したり、実対象物の濃度を測定して水洗工程の要否の判断を行ってもよい。
水洗工程(ステップS25)では、廃棄物に工業用水(工水)を添加し、混合撹拌等してスラリー状とした後、脱水し、廃棄物から水溶性の塩素分を除去する。脱水後に生じる脱塩ケーキは、必要に応じて乾燥や他の原材料との混合を行った後、セメントキルンへ投入し(ステップS26)、セメント原燃料としてリサイクルする。また、処理する廃棄物の組成と産出する工程によって、有機物が多く含有する産物であるか否かは事前に予想できるので、有機物が多く含まれる産物については燃料として使用する。
上記は工程順にフローチャートで本発明を実施するための形態を示したが、廃棄物の化学組成と物理的性状とを測定する(ステップS1)の結果を元に、各工程の必要性や各工程からの産物の用途を決定して処理してしまえばよい。具体的には、前述の判断を要約した表1に従って、必要となる工程を実施し、各工程から得られる産物の用途を推測できる。
Figure 0007287750000001
ここで、仮想廃棄物として、平均粒径2cm、最大粒径5cm、有機物が主体で、金属として鉄、金属アルミニウム、銅を含有し、塩素含有量が0.6%であるASRを処理するものとする。
ASRは、金属、有機物の2種を含むので本発明の対象となる。また、平均粒径0.5mm以上であるので全工程の要否を検討する。
まず、ASRは、金属アルミニウムと、有機物とを含むので250~650℃で加熱するものとする。
次いで、ASRは、平均粒径2cmであるが最大粒径5cmであるので粗大な粒子の破砕処理を行うものとする。
次いで、ASRは磁力を有する金属である鉄を含むので磁力選別行うものとする。ここで得られる磁性物は鉄であることが明らかであるため、製鉄原料とする。
次いで、風力選別は必須であるので行うものとする。ここで得られる風力選別ダストは、有機物が主体であるのであることが明らかであるため、セメント燃料とする。
次いで、風力選別ダストでない産物は、ASRが金属アルミニウムを含むので4000rpm未満の渦電流選別を行うものとする。ここで得られる渦電流産物は、粗粒な金属アルミニウムを多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。
次いで、渦電流産物でない産物は、ASRが銅を含むので乾式比重選別1を行うものとする。ここで得られる軽産物(サイクロンダストを含む)は、有機物が主体であることが明らかであるため、セメント燃料とする。
次いで、軽産物でない重産物は、ASRが金属アルミニウムを含むので4000rpm以上の渦電流選別を行うものとする。ここで得られる渦電流産物は、中・細粒な金属アルミニウムを多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。
次いで、渦電流産物でない産物は、ASRが金属アルミニウム及び銅を含むので乾式比重選別2を行うものとする。ここで得られる重産物(サイクロンダストを含む)は、銅を多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。一方、ここで得られる軽産物は、無機質(ガラス)と有機物を多く含有することが明らかであるため、セメント燃料とする。
最後にセメント燃料とされた産物は、ASRの塩素含有量が0.6%であるので水洗するものとする。
そして、このように廃棄物の化学組成と物理的性状に従って決定した工程で処理を行う。
また、仮想廃棄物として、平均粒径5cm、団粒化することなく無機物が主体で、金属として貴金属を含有し、塩素含有量が0.1%である土砂を処理するものとする。
土砂は、金属、無機物の2種を含むので本発明の対象となる。また、平均粒径0.5mm以上であるので全工程の要否を検討する。
まず、土砂は金属を含むが有機物を含まず、団粒化しないので加熱は不要である。
次いで、平均5cmであるので粗大な粒子の破砕処理を行うものとする。但し、粗大な粒子が明らかに貴金属を含まない場合は、粗大な粒子を除去するだけでもよい。
次いで、土砂は磁力を有する金属を含まないので磁力選別は不要である。
次いで、風力選別は必須であるので行うものとする。ここで得られる風力選別ダストは、無機物が主体であることが明らかであるため、セメント原料とする。
次いで、風力選別ダストでない産物は、土砂が金属アルミニウムを含まないので4000rpm未満の渦電流選別は不要である。
次いで、土砂が貴金属を含むので乾式比重選別1を行うものとする。ここで得られる軽産物(サイクロンダストを含む)は、無機物が主体であることが明らかであるため、セメント原料とする。
次いで、軽産物でない重産物であるが、土砂が金属アルミニウムを含まないので、4000rpm以上の渦電流選別及び乾式比重選別2は不要である。そこで重産物は、貴金属を多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。
最後にセメント原料とされた産物は、土砂の塩素含有量が0.1%であるので水洗は不要なものとする。
そして、このように廃棄物の化学組成と物理的性状に従って決定した工程で処理を行う。
さらに、仮想廃棄物として、平均粒径1cm、最大粒径2cm、有機物及び無機物が主体で、金属として鉄、金属アルミニウムを含有し、塩素含有量が1.0%である混合廃棄物を処理するものとする。
混合廃棄物は、金属、有機物、無機物の3種を含有するので本発明の対象となる。また、平均粒径0.5mm以上であるので全工程の要否を検討する。
まず、混合廃棄物は、金属アルミニウムと、有機物とを含むので250~650℃で加熱するものとする。
次いで、平均粒径1cmであるが最大粒径2cmであるので破砕処理を不要とする。
次いで、混合廃棄物は、磁力を有する金属である鉄を含むので磁力選別行うものとする。ここで得られる磁性物は鉄であることが明らかであるため、製鉄原料とする。
次いで、風力選別は必須であるので行うものとする。ここで得られる風力選別ダストは、有機物が主体であることが明らかであるため、セメント燃料とする。
次いで、風力選別ダストでない産物は、混合廃棄物が金属アルミニウムを含むので4000rpm未満の渦電流選別を行うものとする。ここで得られる渦電流産物は、粗粒な金属アルミニウムを多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。
次いで、渦電流産物でない産物は、混合廃棄物が貴金属や銅を含まないので乾式比重選別1は行わないものとする。
次いで、混合廃棄物が金属アルミニウムを含むので4000rpm以上の渦電流選別を行うものとする。ここで得られる渦電流産物は、中・細粒な金属アルミニウムを多く含むことが明らかであるため、精錬原料とする。
次いで、渦電流産物でない産物は、混合廃棄物が貴金属や銅を含まないので乾式比重選別2は不要である。そこで、渦電流産物でない産物は、無機物が主体であることが明らかであるため、セメント原料とする。
最後にセメント燃料及びセメント原料とされた産物は、混合廃棄物の塩素含有量が1.0%であり、燃料用と原料用とで個別に水洗して利用するものとする。
そして、このように廃棄物の化学組成と物理的性状に従って決定した工程で処理を行う。
上述した廃棄物のリサイクル方法によると、処理実績のない混合廃棄物であっても試行錯誤をすることなく適切な処理工程を選択することができ、混合廃棄物のリサイクル率を向上させることができる。
尚、貴金属等の有価金属の回収率を向上させるため、セメントキルンに投入された廃棄物から発生する排ガス中に揮発した金属を回収する工程を追加してもよい。例えば、排ガス中の塩素を除去する塩素バイパスシステムを設けて、この塩素バイパスシステムに導入されるダストを回収して水洗工程や浮遊選鉱工程を行うことで、貴金属を濃縮して回収することができる。

Claims (1)

  1. 処理実績のない廃棄物の化学組成と、廃棄物の粒子径を含む物理的性状とを測定し、
    粒子径調整工程及び風力選別工程を必須の工程とし、前記測定した化学組成と物理的性状とに基づいて加熱工程の要否を判断し、必要であれば前記粒子径調整工程の前に加熱工程を実施し、前記測定した化学組成に基づいて磁力選別工程の要否を判断し、必要であれば前記粒子径調整工程の後に磁力選別工程を実施し、該磁力選別工程の後に前記風力選別工程を実施し、前記測定した化学組成に基づいて渦電流選別工程、乾式比重選別工程又は/及び水洗工程の要否を判断し、必要であれば前記風力選別工程の後に渦電流選別工程、乾式比重選別工程又は/及び水洗工程をこの順に実施する廃棄物のリサイクル方法であって、
    前記粒子径調整工程により、前記廃棄物の最大粒径を5mm以上30mm以下にし、
    前記廃棄物が金属アルミニウムを含まず、金属アルミニウム以外の金属と、有機物とを含むものである場合には、前記加熱工程を650℃以上1000℃以下で行い、
    前記廃棄物が金属アルミニウムと、有機物とを含む場合には、前記加熱工程を250℃以上650℃未満で行い、
    前記250℃以上1000℃以下の加熱工程を行うものに該当せず、団粒化するものである場合には、前記加熱工程を100℃以上250℃未満で行い、
    前記廃棄物が磁力を有する金属を含むものである場合には、前記磁力選別工程を行い、
    前記廃棄物が金属アルミニウムを含むものである場合には、前記渦電流選別工程を行い、
    前記廃棄物が貴金属及び/又は銅を含むものである場合には、前記乾式比重選別工程を行い、
    前記廃棄物が塩素を含むものである場合には、前記水洗工程を行うことを特徴とする廃棄物のリサイクル方法。
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