JP2009061248A - 飲酒状態判定装置、及び飲酒運転防止装置 - Google Patents

飲酒状態判定装置、及び飲酒運転防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車室内の空気が流動しているときでも、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するのを抑制することが可能な飲酒状態判定装置等を提供すること。
【解決手段】車室内の空気中に含まれる、人の飲酒状態を示す指標成分濃度を検出する指標成分濃度検出手段(20)と、飲酒状態検出手段により検出された指標成分濃度に基づいて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する判定手段(44)と、車室内の空気流動を調節可能な空気流動調節手段の作動状態に応じて、判定手段による判定に適用される判定閾値を決定する判定閾値決定手段(42)と、を備える飲酒状態判定装置(10)。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内の空気中に含まれる特定の成分を検出することにより運転者が飲酒状態であるか否かを判定する飲酒状態判定装置、及びこれを利用した飲酒運転防止装置に関する。
近年、安全運転の観点から、運転者が飲酒状態であるか否かを判定し、飲酒状態でないと判定された場合にのみ車両の走行を許可するような飲酒運転防止装置についての研究が進められている。
運転者が飲酒状態であるか否かを判定する手法としては、例えば、呼気吹き込み口を備えた検査装置を運転席付近に配設して、車両の発進時などに運転者に呼気を吹き込ませ、呼気中に含まれるアルコールやアセトアルデヒド等の指標成分の濃度を判定閾値と比較して判定を行なうことが考えられる。
ところが、上記の如き手法では、車両の走行中に判定を行なうのが困難であることや、運転者が自ら行動を起こさなければならないことの煩わしさ、等の問題点が存在する。また、運転者が飲酒直後に乗車した場合、乗車時の運転者の呼気にはそれほどアルコール等が含まれず、時間の経過と共にアルコール等の濃度が上昇して判定閾値に至る結果、発進時の検査では飲酒状態でないと判定されてしまう場合も生じる。
従って、発進時のみならず、走行中においても継続して(間欠的であってもよい)運転者が飲酒状態であるか否かの判定を行なうのが好ましい。そのためには、車室内の空気中に含まれるアルコールやアセトアルデヒド等の指標成分の濃度を検出することが考えられる。こうした手法により運転者が飲酒状態であるか否かの判定を行なうことについての技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この文献には、運転室内の空気のアルコール反応を常時、呼気ファンにより強制的に吸入し、電子式アルコールセンサーを用いてアルコール反応の有無を検出し、これにより疑わしいデータを得た場合に、運転者に呼気マウスに息を吹きかけるように促す制御手法が記載されている。
特開2005−224559号公報
しかしながら、上記従来の技術では、車両の窓が解放されたり、空調装置が作動したりした場合に、車室内に外気が流入したり、空気が循環したりする結果、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するという問題が生じる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、車室内の空気が流動しているときでも、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するのを抑制することが可能な飲酒状態判定装置、及びこれを利用して飲酒運転を適切に防止することが可能な飲酒運転防止装置を提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第一の態様は、車室内の空気中に含まれる、人の飲酒状態を示す指標成分濃度を検出する指標成分濃度検出手段と、指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に基づいて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する判定手段と、車室内の空気流動を調節可能な空気流動調節手段の作動状態に応じて、判定手段による判定に適用される判定閾値を決定する判定閾値決定手段と、を備える飲酒状態判定装置である。
この本発明の第一の態様によれば、車室内の空気流動を調節可能な空気流動調節手段の作動状態に応じて、判定手段による判定に適用される判定閾値を決定するため、車室内の空気が流動しているときでも、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するのを抑制することができる。
本発明の第一の態様において、指標成分濃度検出手段は、車室内の複数の箇所に配設され、それぞれ指標成分濃度を検出する複数の子指標成分濃度検出手段を含んで構成され、判定閾値決定手段は、空気流動調節手段の作動状態に応じて、複数の子指標成分濃度検出手段が検出した指標成分濃度に対する判定閾値を決定する手段であるものとしてもよい。この場合、判定閾値決定手段又は判定手段は、空気流動調節手段の作動状態に応じて、複数の子指標成分濃度検出手段のうち、いずれが検出した指標成分濃度に対して判定を行なうかを決定する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の第一の態様において、指標成分濃度検出手段は、車室内の複数の箇所に配設され、それぞれ指標成分濃度を検出する複数の子指標成分濃度検出手段を含んで構成され、判定手段は、複数の子指標成分濃度検出手段が検出した指標成分濃度の加重集計値に基づいて運転者が飲酒状態であるか否かを判定する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の第一の態様において、判定閾値決定手段は、車速を入力可能に構成され、空気流動調節手段の作動により車室内の空気流動が生じている場合には、入力される車速が増加するのに応じて運転者が飲酒状態であると判定され易くなる傾向をもって判定閾値を決定する手段であるものとしてもよい。
また、本発明の第一の態様において、車室内乗員の着座状態を検知する着座状態検知手段を備え、判定手段は、着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、複数の子指標成分濃度検出手段のうち、運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に基づいて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する手段であるものとしてもよい。この場合、判定手段は、着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、複数の子指標成分濃度検出手段のうち、運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び該運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度のいずれかが、それぞれに対する判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定する手段であるものとしてもよい。更に、判定閾値決定手段は、着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に対する判定閾値を低下させることを特徴とするものとしてもよい。
本発明の第二の態様は、本発明の第一の態様の飲酒状態判定装置と、この飲酒状態判定装置により運転者が飲酒状態であると判定された場合に、運転を抑制する運転抑制手段と、を備える飲酒運転防止装置である。
本発明の第二の態様によれば、本発明の第一の態様の飲酒状態判定装置を利用しているため、飲酒運転を適切に防止することができる。
本発明によれば、車室内の空気が流動しているときでも、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するのを抑制することが可能な飲酒状態判定装置、及びこれを利用して飲酒運転を適切に防止することが可能な飲酒運転防止装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、本発明の一実施例に係る飲酒状態判定装置10及びこれを利用した飲酒運転防止装置1について説明する。
[構成]
図1は、飲酒状態判定装置10及びこれを含む飲酒運転防止装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。飲酒状態判定装置10は、主要な構成として、指標成分濃度検出用センサー20と、乗員検出用装置30と、飲酒状態判定用ECU(Electronic Control Unit)40と、を備える。飲酒運転防止装置1は、飲酒状態判定装置10と、飲酒運転抑制制御用ECU80と、を備える。なお、飲酒状態判定装置10と飲酒運転抑制制御用ECU80を、便宜上別体として表現したが、統合されたハードウエア上で各機能が実現されるものであっても構わない。
指標成分濃度検出用センサー20は、例えば、車室内の複数の箇所に配設された複数の子指標成分濃度検出用センサー22A、22B、24A、24B、26A、26B、28A、28Bを含んで構成される。各子指標成分濃度検出用センサーは、その配設位置付近の車室内空気について、例えばアルコールやアセトアルデヒド等、飲酒状態にある人の呼気(又は汗等)に含まれ、車室内の空気に含まれることとなる指標成分の濃度を検出する。各子指標成分濃度検出用センサーの出力値は、飲酒状態判定装置10に入力される。
図2は、各子指標成分濃度検出用センサーの配設位置の一例を示す図である。子指標成分濃度検出用センサー22Aは運転席ヘッドレストに、子指標成分濃度検出用センサー22Bは運転席シート座面(股下;以下同じ)に、子指標成分濃度検出用センサー24Aは助手席ヘッドレストに、子指標成分濃度検出用センサー24Bは助手席シート座面に、子指標成分濃度検出用センサー26Aは後部右側座席ヘッドレストに、子指標成分濃度検出用センサー26Bは後部右側座席シート座面に、子指標成分濃度検出用センサー28Aは後部左側座席ヘッドレストに、子指標成分濃度検出用センサー28Bは後部左側座席シート座面に、それぞれ配設される。なお、各センサーの全部がこれらの位置に現実に配置されている必要はなく、例えば、空気吸い込み口が図2で例示した如き各位置に配設されて、負圧によって各位置付近の空気を吸い込み、一箇所に集積されたセンサー本体部に通気管を通して各位置の空気が流入するような構成であっても構わない。また、配設位置自体も、あくまで好適な一例であり、シートバックやセンターコンソール、インストルメントパネル付近等、適宜変更することが可能である。
乗員検出用装置30は、各座席に人が着座しているか否かを判断するための装置である。乗員検出用装置30の具体的態様に特段の制限はなく、例えば、車室内カメラ(赤外線カメラを含む)による人物認識、着座センサー(圧力センサー)、シート座面に配設された温度センサー、シートベルトバックルスイッチ等を用いてそれぞれの座席に人が着座しているか否かを判断する。乗員検出用装置30の判断結果は、飲酒状態判定装置10に入力される。
飲酒状態判定用ECU40は、例えば、CPUを中心としてROMやRAM等がバスを介して相互に接続されたコンピューターユニットであり、その他、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶媒体やI/Oポート、タイマー、カウンター等を備える。ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。また、飲酒状態判定用ECU40は、ROMに記憶されたプログラムをCPUがRAM上に展開(ロード)して実行することにより機能する主要な機能ブロックとして、判定閾値決定部42と、判定処理部44と、を備える。
また、飲酒状態判定用ECU40には、ウインドウの開閉制御を行なうウインドウECU50(もしくはウインドウを制御しているボデー系のECU)や、車両の空調装置を制御する空調ECU60、各輪に取り付けられた車輪速センサーとスキッドコントロールコンピューターからなり、車輪速センサーが出力する車輪速パルス信号をスキッドコントロールコンピューターが車速矩形波パルス信号(車速信号)に変換して出力する車速センサー70、その他エンジンECU等、車両の状態を把握可能な機器が通信接続されている。
なお、車速の取得に関しては、断線等による誤作動を防止するため、上記の車輪速に基づくセンサーの他、トランスミッションの回転数やGセンサー出力値の積分を含めた複数の取得手法のうちから、2以上の手法を選択して、並行して車速を取得することが好ましい(フェールセーフ)。また、CAN等の通信によって他のECU等から得られる車速信号を採用してもよい。
判定閾値決定部42は、運転者が飲酒状態であるか否かを判定処理部44が判定する際に用いられる判定閾値を決定する。判定閾値は、各子指標成分濃度検出用センサーの出力値に対してそれぞれ決定されるものであり、車両の始動時には、初期値として上記ROM等に記憶されたものがそのまま設定される。詳しくは、後述する。
判定処理部44は、乗車時、及び走行時において、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する。先に本発明の特徴的な判定処理が行なわれる走行時について説明する。
[走行時の判定処理]
走行時の判定処理は、例えば、後述する乗車時の判定処理が行なわれた後、所定時間(例えば、数[min]〜数十[min]程度)毎に実行される。なお、以下に説明する処理に先立って、ウインドウの開放を禁止する、開放状態のウインドウを所定の警告を行なった後に強制的に閉じる、空調装置を一時停止する等の制御を行なって、空気流動による影響を低下させるものとしてもよい。
本実施例において、運転者が飲酒状態であるか否かの判定は、原則として、各子指標成分濃度検出用センサーの出力値のいずれかが、初期値として設定された判定閾値又はS100〜S180の処理によって修正された判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定するものとする。以下、この修正について述べる。図3は、本実施例の飲酒状態判定用ECU40により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
(ウインドウ開放に関する修正)
まず、判定閾値決定部42は、ウインドウECU50との通信により車両のウインドウの開放状況を取得し、車両のウインドウのうち、いずれかが開放されているか否かを判定する(S100)。
車両のウインドウのうち、いずれかが開放されている場合は、まず、ウインドウの開放状況に応じて判定閾値等を修正する(S110)。
具体例としては、(1)運転席側のウインドウのみ、又は運転席側のウインドウ及びその他1つのウインドウが開放されている場合は、(A)子指標成分濃度検出用センサー22A、24A、26A、28Aの出力値を採用せず、子指標成分濃度検出用センサー22B、24B、26B、28Bの出力値にのみ判定閾値を適用した判定を行なうこととする。この結果、子指標成分濃度検出用センサー22B、24B、26B、28Bの出力値のいずれかが、初期値として設定された判定閾値又はS120、130の処理によって修正された判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定されることとなる(S190)。なお、車両のサンルーフが開放されている場合も、同様の扱いとしてよい。
また、(2)運転席側のウインドウ及びその他2つ以上のウインドウが開放されている場合は、上記(A)の決定をすると共に、子指標成分濃度検出用センサー22B、24B、26B、28Bの出力値に適用される判定閾値を所定割合(例えば、10〜50[%]等)低下させる。
また、(3)運転席側のウインドウ以外のウインドウのみが開放されている場合は、各子指標成分濃度検出用センサーに適用される判定閾値を、所定割合(例えば、数十[%]程度)低下させる。
こうした修正を行なうことにより、ウインドウから車室内に空気が流入することに起因する判定精度の低下を抑制することができる。
続いて、判定閾値決定部42は、車速センサー70から入力される車速に応じて、判定閾値等を修正する(S120)。具体的には、例えば、(α)車速が10[km/h]未満であれば20[%]程度低下させ、(β)10[km/h]〜40[km/h]であれば30[%]程度低下させ、(γ)40[km/h]以上であれば50[%]程度低下させることとする。なお、S110において修正された後の判定閾値に累積的に修正を行なうものとしてもよいし、S110及びS120の双方において修正が行なわれる場合は、修正程度を緩和するものとしてもよい。本ステップは、車速が大きくなる程、車室内への空気流入も大きくなり、指標成分濃度を低く検出する傾向があることに基づくものである。こうした修正を行なうことにより、ウインドウから車室内に空気が流入することに起因する判定精度の低下を更に抑制することができる。
更に、判定閾値決定部42は、ウインドウの開放程度に応じて、判定閾値等を修正する(S130)。具体的には、(a)ウインドウが全開である場合は(複数のウインドウが開放されている場合は、その開度の平均を求める等して適合させるものとする)、S110及びS120における判定閾値の修正分をそのまま維持し、(b)ウインドウの開度が全開〜50%程度である場合は、S110及びS120における判定閾値の修正分に0コンマ6程度の値を乗じて修正程度を緩和し、(c)ウインドウの開度が50%程度以下である場合は、S110及びS120における判定閾値の修正分に0コンマ3程度の値を乗じて修正程度を緩和する。本ステップは、ウインドウの開度が小さい場合は車室内に流入する空気の量も小さいため、判定閾値を大きく下げる必要性が低いことに基づくものである。こうした修正を行なうことにより、ウインドウから車室内に空気が流入することに起因する判定精度の低下を更に抑制することができる。
以上の修正を行なうと、修正後の判定閾値等を各子指標成分濃度検出用センサーの出力値に適用して、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S190)。そして、運転者が飲酒状態であると判定した場合には、飲酒運転抑制制御用ECU80にその旨を出力する(S200)。飲酒運転抑制制御用ECU80の制御内容については後述する。
(空調装置の作動に関する修正)
一方、車両のウインドウが開放されていない場合は(S100のNO)、判定閾値決定部42は、空調ECU60との通信により空調装置の作動状況を取得し、外気導入モードで空調装置が作動しているか否かを判定する(S140)。
外気導入モードで空調装置が作動している場合は、外気導入時の手法により判定閾値等を修正し(S150)、修正後の判定閾値等を各子指標成分濃度検出用センサーの出力値に適用して、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S190)。具体的には、例えば、外気導入モードで空調装置の作動する直前に検出されていた指標成分濃度と、外気導入モードで空調装置の作動した後の指標成分濃度との比較に基づいて、判定閾値を修正する。仮に、外気導入モードで空調装置の作動する直前に検出されていた指標成分濃度が0.03[mg/l]、そのときの判定閾値が0.15[mg/l]であり、外気導入モードで空調装置の作動した後に検出された指標成分濃度が0.02[mg/l]であったとすると、判定閾値を0.10[mg/l]に変更する(0.15*(0.02/0.03)=0.10)。これによって、外気の導入によって指標成分が薄められる分を判定閾値に反映させることができる。従って、空調装置の作動に起因する判定精度の低下を抑制することができる。なお、この場合でも、各子指標成分濃度検出用センサーのいずれの出力値を採用するか等を決定してもよい。
外気導入モードで空調装置が作動していない場合は、内気循環モードで空調装置が作動しているか否かを判定する(S160)。
内気循環モードで空調装置が作動している場合は、内気循環時の手法により判定閾値等を修正し(S170)、修正後の判定閾値等を各子指標成分濃度検出用センサーの出力値に適用して、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S190)。具体的には、例えば、空気吹き出しの影響を受けやすい子指標成分濃度検出用センサー22A、24A、26A、28Aの出力値に対する判定閾値を風量に応じて低下させる。風量がLoのときは、判定閾値を20[%]程度低下させ、風量がMidのときは、判定閾値を30[%]程度低下させ、風量がHiのときは、判定閾値を50[%]程度低下させる等が考えられる。これによって、空調装置からの空気の吹き出しによってヘッドレスト周辺の指標成分が検出しにくくなる分を判定閾値に反映させることができる。従って、空調装置の作動に起因する判定精度の低下を抑制することができる。なお、この場合でも、各子指標成分濃度検出用センサーのいずれの出力値を採用するか等を決定してもよい。
空調装置が外気導入モードでも内気循環モードでも作動していない場合は、初期値として設定されている判定閾値等を各子指標成分濃度検出用センサーの出力値に適用して(S180)、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S190)。
なお、ウインドウが開放され、且つ空調装置が作動している場合でも、累積的に修正を行なってもよいのは勿論である。また、S190の判定においては、同乗者の存在を考慮して判定基準を変更してもよい。例えば、運転席に配設された子指標成分濃度検出用センサー22A、22Bの検出値に比して他の席に配設された子指標成分濃度検出用センサーの検出値の方が所定程度以上高い場合には、運転者以外の乗員のみが飲酒状態にあると判断し、運転者は飲酒状態でないと判断することも考えられる。
以上説明した本実施例の飲酒状態判定装置10によれば、車室内の空気が流動しているときでも、運転者の飲酒状態の判定精度が低下するのを抑制することができる。
[飲酒運転抑制制御]
運転者が飲酒状態である旨を受信した飲酒運転抑制制御用ECU80は、飲酒運転を抑制するための種々の制御を実行する。制御対象となる機器は、エンジンECU、ブレーキECU、トランスミッションECU、ナビゲーション装置、通信装置等が挙げられる。
具体例としては、飲酒運転抑制制御用ECU80は、まず、車速制限、シフト位置固定又は制限(1速や2速に制限する)、走行用モータの出力制限等を行なって、運転者が遠くまで走行できないように制御する(走行制限制御)。そして、ある一定車速以下になったときに強制ブレーキ作動や燃料供給カット等を行なって、車両を停止させる。
車速が略ゼロとなった後は、強制ブレーキ作動、マニュアル車の場合はクラッチ接続の強制解除、オートマ車の場合はシフト位置をニュートラルやパーキングに強制的に変更及び保持、操舵角を自動変更した後にステアリングロックをする、パワーステアリングの作動解除及び/又はステアリング荷重の増加制御、パーキングブレーキの強制作動、タイヤロック等を行なって、車両を移動させることができないようにする(走行禁止制御)。
この際に、検出された指標成分濃度に応じて、車速制限における上限車速やシフト位置固定における上限シフト位置を可変とするものとしてもよい。
また、上記の走行制限制御や走行禁止制御に限らず、無線通信によって車外設備(警察や営業車両の場合の事業会社等)に飲酒運転である旨を送信するものとしてもよい。この際に、車両の現在位置を併せて送信すると好適である。また、ステアリング振動の発生やステアリング荷重の増加、警告音の出力等により運転者に注意喚起をするものとしてもよい。
以上説明した本実施例の飲酒運転防止装置1によれば、飲酒運転を適切に防止することができる。
[乗車時の判定処理]
乗車時の判定処理は、例えば、ACCオン時、或いは運転席に人が着座した時等のタイミングで行なわれる。乗車時の判定処理は、例えば、子指標成分濃度検出用センサー22A、22Bや、ドアトリムに配設された他の指標成分濃度検出用センサーを用いる。また、運転者が吹き込み口に自発的に息を吹き込む形式のアルコール検査装置が併用されてもよい。
乗車時の判定処理には、前回のトリップ(車両始動から駐車まで)における検出値を記憶しておき、学習値として判定閾値に反映させてもよい。そして、前回よりも検出値が高くなった場合には、空調装置の利用のためにエンジンの始動のみ許可し、前述の走行制限制御を行なう。
また、乗車時とは、運転者の交代時を含んでもよい。運転者の交代は、乗員検出用装置30によって行なうことができる。
乗車時の判定処理において運転者が飲酒状態であると判定された場合も、走行中と同様に飲酒運転抑制制御用ECU80にその旨を出力する。飲酒運転抑制制御用ECU80では、走行禁止制御を行なって、以降の走行を禁止する。
[変形例]
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、乗車時の判定処理を行なわず、且つ同乗者の存在を考慮した判定基準の変更を行なわない場合、乗員検出用装置30は必須の構成でない。
また、複数の子指標成分濃度検出用センサーを備えず、単独の指標成分濃度検出用センサーにより運転者が飲酒状態であるか否かを判定するものとしても構わない。例えば、指標成分濃度検出用センサーの出力値が初期値として設定された判定閾値又は以下の処理によって修正された判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定する。
(ウインドウ開放に関する修正)
(ウ1)判定閾値決定部42が車両のウインドウのうち、いずれかが開放されていると判定した場合は、判定閾値を所定割合低下させる。
(ウ2)更に、車速センサー70から入力される車速に応じて、実施例と同様に判定閾値等を修正する。(ウ1)において修正された後の判定閾値に累積的に修正を行なうものとしてもよいし、(ウ1)と(ウ2)の双方において修正が行なわれる場合は、修正程度を緩和するものとしてもよい。
(ウ3)そして、ウインドウの開放程度に応じて、判定閾値等を修正する。例えば、(a)ウインドウが全開である場合は(ウ1)及び(ウ2)における判定閾値の修正分をそのまま維持し、(b)ウインドウの開度が全開〜50%程度である場合は、(ウ1)及び(ウ2)における判定閾値の修正分に0コンマ6程度を乗じて修正程度を緩和し、(c)ウインドウの開度が50%程度以下である場合は、(ウ1)及び(ウ2)における判定閾値の修正分に0コンマ3程度を乗じて修正程度を緩和する。
(空調装置の作動に関する修正)
(空1)外気導入モードで空調装置が作動している場合は、例えば、外気導入モードで空調装置の作動する直前に検出されていた指標成分濃度と、外気導入モードで空調装置の作動した後の指標成分濃度との比較に基づいて、実施例と同様に判定閾値を修正する。
(空2)内気循環モードで空調装置が作動している場合は、例えば、判定閾値を所定割合低下させる。
(空3)空調装置が外気導入モードでも内気循環モードでも作動していない場合は、初期値として設定されている判定閾値等を適用する。
また、複数の子指標成分濃度検出用センサーの出力値を加重集計(加重平均等)した値に基づいて判定を行なうものとしてもよい。すなわち、複数の子指標成分濃度検出用センサーの出力値を加重集計した値をあたかも1つのセンサーの出力であるかのように扱い、上記の、単独の指標成分濃度検出用センサーにより運転者が飲酒状態であるか否かを判定する場合の例の如く判定処理を行なう。更にこの場合、加重集計に係る加重比率を車両ウインドウの開放状態や空調装置の作動比率に基づいて変更するものとしてもよい。
また、各子指標成分濃度検出用センサーの配設位置は、図2で例示したものに限らず、例えば、図4に示す如く任意に設定することが可能である。
また、他の制御例として、まず、センサーの出力値が比較的低い第1の判定閾値を上回ったか否かを判定し、センサーの出力値が第1の判定閾値を上回った場合に、空調装置の作動禁止、及び/又は車両ウインドウの開放禁止(又は強制閉止)を行なった後、センサーの出力値が第1の判定閾値よりも高い第2の判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定する2段階の制御を行なうものとしてもよい。なお、車両ウインドウの強制閉止をする際には、予め乗員にその旨を音声や表示等によって警告する。
[他の乗員が存在するか否かに応じて判定基準を変更する場合(1)]
また、ウインドウ開放に関する修正や空調装置の作動に関する修正のみならず、乗員検出用装置30の判断結果に基づいて判定閾値、判定処理の基準を変更してもよい。図5は、この場合に、本実施例の飲酒状態判定用ECU40により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
まず、飲酒状態判定用ECU40は、乗員検出用装置30の判断結果を参照し、運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定する(S90)。
運転席にのみ乗員が着座している訳ではない、すなわち他の乗員が存在すると判定された場合は、原則として子指標成分濃度検出用センサー22A、22Bのみを用いて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S91)。これは、運転者が飲酒状態でなく他の乗員が飲酒状態である場合に、運転者が飲酒状態であると誤判定することを回避するためである。そして、運転者が飲酒状態であると判定した場合には、飲酒運転抑制制御用ECU80にその旨を出力する(S92)。
一方、運転席にのみ乗員が着座している、すなわち運転者が一人で運転していると判定された場合は、子指標成分濃度検出用センサー22A、22Bに加えて、他の子指標成分濃度検出用センサーを用いて運転者が飲酒状態であるか否かを判定する(S93〜)。
具体的には、例えば、各子指標成分濃度検出用センサーに対応して初期値として予め設定されている判定閾値Th22A、Th22B、…Th28A、Th28Bに、所定値(例えば0コンマ6程度の値)を乗じて各判定閾値を低下させる(S93)。
また、車室内の空気が流動している場合には更に判定閾値を低下させる(S94)。本ステップの処理は、例えば、図3のフローチャートにおけるS100〜S180の処理と同様の処理を行なうものとする。なお、この際に、上記実施例において「初期値として設定されている判定閾値」として説明したものを、「S93において変更された判定閾値」と置換する。
そして、各子指標成分濃度検出用センサーのいずれかの検出値が、それぞれに対応する判定閾値(S93やS94において変更された変更後の判定閾値)を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定する(S95)。そして、運転者が飲酒状態であると判定した場合には、飲酒運転抑制制御用ECU80にその旨を出力する(S96)。
これにより、運転者の呼気が助手席や後部座席に流れた場合であっても、運転者が飲酒状態であることを検出することが可能となる。また、運転者が単独で乗車している場合に限定しているため、他の乗員が飲酒状態である場合に運転者が飲酒状態であると誤判定する事態を回避することができる。
しかも、ウインドウ開放に関する修正や空調装置の作動に関する修正を行なうため、車室内の空気流動により運転者の呼気が助手席や後部座席に流れやすい場面では、各子指標成分濃度検出用センサーの判定閾値を更に低下させて感度を上げることになり、運転者が飲酒状態であることをより高精度に検出することができる。
また、運転者が飲酒状態であることを受信した飲酒運転抑制制御用ECU80が飲酒運転を抑制するための種々の制御を実行することにより、飲酒運転を適切に防止することができる。
なお、S92の判定に先立って、車室内の空気が流動している場合には判定閾値を低下させる処理(S94)を行なってもよい。
[他の乗員が存在するか否かに応じて判定基準を変更する場合(2)]
ウインドウ開放に関する修正や空調装置の作動に関する修正をおこなわず、単に乗員検出用装置30の判断結果に基づいて判定閾値、判定処理の基準を変更してもよい。この場合のフローチャートを図6に示す。なお、各ステップの処理については図5に即して説明したものと同様であるため、説明を省略する。
本発明は、自動車製造業や自動車部品製造業等に利用可能である。
飲酒状態判定装置10及びこれを含む飲酒運転防止装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。 各子指標成分濃度検出用センサーの配設位置の一例を示す図である。 本実施例の飲酒状態判定用ECU40により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。 各子指標成分濃度検出用センサーの配設位置の他の例を示す図である。 本実施例の飲酒状態判定用ECU40により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。 本実施例の飲酒状態判定用ECU40により実行される特徴的な処理の流れを示すフローチャートの他の例である。
符号の説明
1 飲酒運転防止装置
10 飲酒状態判定装置
20 指標成分濃度検出用センサー
22A、22B、24A、24B、26A、26B、28A、28B 子指標成分濃度検出用センサー
30 乗員検出用装置
40 飲酒状態判定用ECU
42 判定閾値決定部
44 判定処理部
50 ウインドウECU
60 空調ECU
70 車速センサー
80 飲酒運転抑制制御用ECU

Claims (9)

  1. 車室内の空気中に含まれる、人の飲酒状態を示す指標成分濃度を検出する指標成分濃度検出手段と、
    前記指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に基づいて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する判定手段と、
    車室内の空気流動を調節可能な空気流動調節手段の作動状態に応じて、前記判定手段による判定に適用される判定閾値を決定する判定閾値決定手段と、
    を備える飲酒状態判定装置。
  2. 請求項1に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記指標成分濃度検出手段は、車室内の複数の箇所に配設され、それぞれ前記指標成分濃度を検出する複数の子指標成分濃度検出手段を含んで構成され、
    前記判定閾値決定手段は、前記空気流動調節手段の作動状態に応じて、前記複数の子指標成分濃度検出手段が検出した指標成分濃度に対する判定閾値を決定する手段である、
    飲酒状態判定手段。
  3. 請求項2に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記判定閾値決定手段又は前記判定手段は、前記空気流動調節手段の作動状態に応じて、前記複数の子指標成分濃度検出手段のうち、いずれが検出した指標成分濃度に対して判定を行なうかを決定する手段である、
    飲酒状態判定手段。
  4. 請求項1に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記指標成分濃度検出手段は、車室内の複数の箇所に配設され、それぞれ前記指標成分濃度を検出する複数の子指標成分濃度検出手段を含んで構成され、
    前記判定手段は、前記複数の子指標成分濃度検出手段が検出した前記指標成分濃度の加重集計値に基づいて運転者が飲酒状態であるか否かを判定する手段である、
    飲酒状態判定手段。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記判定閾値決定手段は、車速を入力可能に構成され、前記空気流動調節手段の作動により車室内の空気流動が生じている場合には、前記入力される車速が増加するのに応じて運転者が飲酒状態であると判定され易くなる傾向をもって前記判定閾値を決定する手段である、飲酒状態判定手段。
  6. 請求項2に記載の飲酒状態判定装置であって、
    車室内乗員の着座状態を検知する着座状態検知手段を備え、
    前記判定手段は、
    該着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、
    前記複数の子指標成分濃度検出手段のうち、運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び該運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に基づいて、運転者が飲酒状態であるか否かを判定する手段である、
    飲酒状態判定手段。
  7. 請求項6に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記判定手段は、
    該着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、
    前記複数の子指標成分濃度検出手段のうち、運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び該運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度のいずれかが、それぞれに対する判定閾値を上回った場合に、運転者が飲酒状態であると判定する手段である、
    飲酒状態判定手段。
  8. 請求項6又は7に記載の飲酒状態判定装置であって、
    前記判定閾値決定手段は、
    前記着座状態検知手段の検知結果により運転席にのみ乗員が着座しているか否かを判定し、運転席にのみ乗員が着座していると判定した場合には、
    運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度、及び該運転席周辺に配設された子指標成分濃度検出手段以外の子指標成分濃度検出手段により検出された指標成分濃度に対する判定閾値を低下させることを特徴とする、
    飲酒状態判定手段。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の飲酒状態判定装置と、
    該飲酒状態判定装置により運転者が飲酒状態であると判定された場合に、運転を抑制する運転抑制手段と、
    を備える飲酒運転防止装置。
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