JP2009096431A - パーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に作動可能なパーキングブレーキを有効利用して確実性と信頼性に優れる飲酒運転防止システムを提供する。
【解決手段】車両には自動的に作動可能なパーキングブレーキが装備され、このパーキングブレーキはPB作動装置にて操作するオートモードとマニュアルモードとに切換え可能である。運転手から出るアルコール濃度を検出するアルコール検知手段と、エンジン始動後にアルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキを解除するパーキングブレーキ制御手段とを設けた。
飲酒運転が検知されたときは、オードモードではパーキングブレーキの解除が禁止され、マニュアルモードへの切換えが禁止され、マニュアルモードではオートモードへ強制的に切換えられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動的に作動可能なパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムに関し、アルコール検知手段により所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキを解除するようにしたものに関する。
今日の車両は、運転手が飲酒状態でも運転可能であり、その飲酒運転に起因する事故が多数発生し、多大の経済的損失をもたらしている。従来より、運転手が飲酒している場合のアルコール濃度を検知して飲酒運転を防止する技術は、種々提案されているが、統一的な基準や、メーカーと運転手間の責任問題の境界線が不明瞭であるなどの理由から、前記の飲酒運転防止技術は、あまり利用されていないのが実情である。しかし、近年、飲酒運転による自動車事故が増加の一途を辿っているため、飲酒運転を防止する技術を自動車に搭載する社会的要請が生まれている。
飲酒運転防止システムの例として、特許文献1には、運転手の呼気からアルコールを検知した場合には、エンジンの点火回路を強制的に開成させて、エンジンを作動不能にして運転不可能にした技術が記載されている。
特許文献2に記載の飲酒運転防止システムにおいては、シフトレバーに、アルコールセンサと脈拍センサとを装備し、シート装置に脈拍センサを装備し、2つの検出脈拍を比較することで運転席の運転手の同一性を確認し、アルコール濃度が基準値より大きい場合には、変速機のギヤを運転不可能状態にロックするように構成してある。
特公昭51−21698号公報 特開2007−186124号公報
特許文献1の飲酒運転防止システムでは、運転手の飲酒状態を検知した場合に、点火回路を開成してエンジンを作動不能にするため、暖房や冷房等の空調機器も作動させることができなくなるため、快適性の面で問題がある。
特許文献2の飲酒運転防止システムでは、飲酒状態ではギヤシフト不可能になるけれども、ギヤをDレンジに保持した状態で飲酒することにより、飲酒運転が可能であるので、飲酒運転防止の信頼性に欠ける。
本発明の目的は、自動的に作動するパーキングブレーキを有効利用した飲酒運転防止システムであって確実性と信頼性に優れる飲酒運転防止システムを提供することである。
請求項1のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、自動的に作動可能に構成されたパーキングブレーキを備えた車両において、前記車両に、運転手から出るアルコールの濃度を検知するアルコール検知手段と、エンジン始動後に前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件として前記パーキングブレーキを解除するパーキングブレーキ制御手段とを設けたことを特徴としている。
車両に自動的に作動可能なパーキングブレーキが装備されており、アルコール検知手段により運転手から出るアルコールの濃度を検知し、エンジン始動後にアルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件として、パーキングブレーキ制御手段がパーキングブレーキを解除する。
請求項2のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項1の発明において、前記パーキングブレーキは、パーキングブレーキの作動と解除とを切換えるパーキングブレーキ作動装置を介して手動操作されるマニュアルモードと、前記パーキングブレーキ作動装置を使用せずに車両の走行速度に応じて起動・解除を行うオートモードとを備え、前記オートモードおける車両停止中に、前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をした時は、前記パーキングブレーキの解除を禁止する再発進防止制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項3のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項2の発明において、前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたとき、乗員が前記パーキングブレーキ作動装置を用いて前記マニュアルモードに移行しようとする場合にも、前記マニュアルモードへの移行を禁止するように前記パーキングブレーキ作動装置の作動を禁止するパーキングブレーキ作動装置制限手段を備えたことを特徴としている。
請求項4のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項2の発明において、前記マニュアルモードにおける車両停止中に、前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたときには、前記オートモードに自動的に切換えて、その後マニュアルモードへの切換えを禁止するオートモード固定手段を備えたことを特徴としている。
請求項5のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項1〜4の何れかの発明において、前記アルコール検知手段は、車両が停止する毎に、運転の呼気到達範囲内のアルコール濃度を検知するように構成されたことを特徴としている。
請求項6のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項4の発明において、前記車両の現在位置を認識する車両位置認識手段を有し、前記パーキングブレーキが前記オートモード固定手段によりオートモードに切換えられる際に、前記車両位置認識手段により車両が道路上にいると判断された場合には、前記オートモードに切換える代わりに車両の走行速度を徐行運転速度に制限する走行速度制限手段を設けたことを特徴としている。
請求項7のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、請求項6の発明において、前記走行速度制限手段により車両の走行速度を制限する際には、車両の内外に警報を報知する危険警報装置を設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、車両のパーキングブレーキとして自動的に作動可能なパーキングブレーキが採用されており、運転手から出るアルコールの濃度を検知するアルコール検知手段と、運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキを解除するパーキングブレーキ制御手段を設けたので、自動的に作動可能なパーキングブレーキを利用することで、所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキを解除するように構成し、エンジン始動直後でも確実に飲酒運転を防止することができる。
請求項2の発明によれば、前記パーキングブレーキは、マニュアルモードと、自動的に起動・解除を行うオートモードとを備え、オートモードにおける車両停止中に、アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をした時は、オートモードの特有の機能である自動起動・解除を利用した前記パーキングブレーキの解除を禁止する再発進防止制御手段を備えたため、運転中に又は一時停止中又は高速道路のサービスエリア等で飲酒した場合の飲酒運転を確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたとき、乗員が前記パーキングブレーキ作動装置を用いてマニュアルモードに移行しようとする場合にも、マニュアルモードへの移行を禁止するようにパーキングブレーキ作動装置の作動を禁止するパーキングブレーキ作動装置制限手段を設けたため、オートモードとマニュアルモードという2種のパーキングブレーキモードを備えて運転するシーンに応じてパーキングブレーキモードを切換えることができるという運転手の利便性を高めつつも、飲酒状態のときパーキングブレーキ作動装置を用いてマニュアルモードに切換えることができなくなるため、マニュアルモードを悪用してパーキングブレーキを解除するのを確実に防止し、飲酒運転を確実に防止することができる。
請求項4の発明によれば、前記マニュアルモードにおける車両停止中に、運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたときには、前記オートモードに自動的に切換えて、その後マニュアルモードへの切換えを禁止するオートモード固定手段を設けたので、マニュアルモードとオートモードを採用して運転するシーンに応じてパーキングブレーキモードを切換えることができるという運転手の利便性を高めつつも、マニュアルモードを悪用して飲酒運転することを確実に防止することができる。
請求項5の発明によれば、前記アルコール検知手段は、車両が停止する毎に、運転の呼気到達範囲内のアルコール濃度を検知するように構成されたため、常時アルコール濃度を検知する必要がなく、適切なタイミングでアルコール濃度を検知することができる。
請求項6の発明によれば、車両の現在位置を認識する車両位置認識手段を有し、パーキングブレーキが前記オートモード固定手段によりオートモードに切換えられる際に、車両位置認識手段により車両が道路上にいると判断された場合には、オートモードに切換える代わりに車両の走行速度を徐行運転速度に制限する走行速度制限手段を設けたため、道路上にあるときには、飲酒運転状態であっても徐行運転を許容するため、道路上の車両の流れを阻害するのを抑制することできる。
請求項7の発明によれば、走行速度制限手段により車両の走行速度を制限する際には、車両の内外に警報を報知する危険警報装置を設けたため、外部の車両にも警報を報知することで、飲酒状態で道路上を徐行運転する場合の安全性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、本発明を適用する車両の制御系について説明する。
図1に示すように、この制御系は、 車両制御ユニット1と、パーキングブレーキ制御ユニット2(PB制御ユニット)とを有する。以下、「パーキングブレーキ」を「PB」とは略記することもある。車両制御ユニット1はコンピュータを含み、この車両制御ユニット1はPB制御ユニット2に信号授受可能に接続されている。車両制御ユニット1には、変速機のシフト位置切換えるシフトレバー3、車速を検出する車速センサ4、ブレーキスイッチ5、アクセル開度センサ6、危険警報装置7、GPS/カーナビシステム8、運転手から出るアルコール濃度を検知するアルコール検知手段9などが接続されている。尚、危険警報装置7は、ハザードランプにより車両の内外に警報を報知する。
車両制御ユニット1に対して、シフトレバー3からレンジ信号が入力され、車速センサ4から車速信号が入力され、ブレーキスイッチ5からフットブレーキ作動を示すブレーキスイッチ信号が入力され、アクセル開度センサ6からアクセル開度信号が入力される。アルコール検知手段9は、車両が停止する毎に、運転手の呼気到達範囲内のアルコール濃度を検知するように構成されており、アルコール検知手段9からはアルコール濃度信号が入力される。車両制御ユニット1は、エンジンと変速機を制御するパワートレイン制御装置10にも信号授受可能に接続されている。
PB制御ユニット2はコンピュータを含み、このPB制御ユニット2には、PB作動装置21と、パーキングブレーキ22と、車両制御ユニット1とが接続されている。この車両に装備されたパーキングブレーキ22は、電動モータ又はソレノイドなどの電動アクチュエータにより起動(制動状態)と解除状態とに択一的に切換え駆動される。
図2、図3に示すように、PB作動装置21は、インストルメントパネル30に装備された回動式の操作部31と、この操作部31の回動を規制可能な規制手段(図示略)(PB制御ユニット2で制御される)とを有する。パーキングブレーキ22は、PB作動装置21を介して手動操作される「マニュアルモード」と、PB作動装置21を使用せずに車両の走行速度に応じて起動・解除を行う「オートモード」に択一的に設定可能である。
図3に示すように、操作部31を中段の中立位置から最上位置に切換えると「オートモード」になり、中立位置から最下位置に切換えると「マニュアルモード」になる。このマニュアルモードにおいて操作部31が最下位置のときPB解除状態となり、操作部31をPB解除状態から最上位置に切換えるとPB起動状態になる。
最初に、パーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムについて説明する。
図4は飲酒運転防止システムの構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、車両制御ユニット1には、エンジン始動後にアルコール検知手段9によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキ22を解除する「PB制御手段」が設けられ、この「PB制御手段」はアルコール濃度が所定値以上のときパーキングブレーキ22の解除を禁止して自動起動に維持する。
車両制御ユニット1には、オートモードにおける車両停止中に、アルコール検知手段9によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をした時は、パーキングブレーキ22の解除を禁止する「再発進防止制御手段」が設けられている。
車両制御ユニット1には、アルコール検知手段9によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたとき、乗員がPB作動装置21を用いてマニュアルモードに切換えようとする場合にも、マニュアルモードへの切換えを禁止するようにPB作動装置21の作動を禁止する「PB作動装置制限手段」が設けられている。
車両制御ユニット1には、マニュアルモードにおける車両停止中に、アルコール検知手段9によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたときには、オートモードに自動的に切換えて、その後マニュアルモードへの切換えを禁止する「オートモード固定手段」も設けられている。尚、「車両速度制御手段」については、実施例2で説明する。
次に、上記のPB制御手段、再発進防止制御手段、PB作動装置制限手段、オートモード固定手段などを構成する飲酒運転防止制御のフローチャートについて、図5〜図7に基づいて説明する。図5〜図7のフローチャートは、車両制御ユニット1のROMに予め格納されており、図中Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。
エンジンの始動と共にこの制御が開始され、最初にPB自動起動済か否か判定され(S1)、PB自動起動済でない場合はS2においてパーキングブレーキ22が自動起動される。このとき、パーキングブレーキ22の電動アクチュエータが駆動されて自動起動され、S2からS1へ戻る。PB自動起動済になると、車両を停止状態にしてアルコール検知手段9によるアルコール検知が実行される(S3)。このとき、アルコール検知手段9から入力されるアルコール濃度信号に基づいてアルコール濃度が検知される。
次に、上記検知されたアルコール濃度に基づいて、アルコール濃度が所定値未満か否か判定される(S4)。この所定値は零又は車両の運転に支障のないような十分に低い値に設定されている。S4の判定がYesの場合は飲酒運転でないためS6へ移行する。一方、運転手が飲酒状態であってS4の判定がNoのときは、S5においてパーキングブレーキ22が自動起動され、その後S3へ戻る。こうして、運転手が飲酒状態である間は、S3〜S5を繰り返し、十分な時間が経過して運転手が飲酒状態でなくなると、S4からS6へ移行する。尚、S4、S5が「PB制御手段」に相当する。
次に、飲酒運転状態でない場合には、S6において、PB作動装置21からの信号に基づいてパーキングブレーキ22がオートモードか否か判定され、オートモードである場合にはS7へ移行し、また、オートモードでない場合には図6のS20へ移行する。
S7では、アクセル開度センサ6から供給されるアクセル開度信号に基づいてアクセル操作有りか否か判定され、アクセル操作がない間はS7が繰り返され、アクセル操作がなされるとS8へ移行する。S8においては、車両を走行可能にする為に、パーキングブレーキ22の電動アクチュエータを駆動することにより、パーキングブレーキ22が自動解除される。
次に、S9では車両の走行が実行され、S10では車速信号に基づいて車両の停止が判定され、走行中はS9、S10が繰り返され、停止状態になるとS11へ移行する。S11では、S2と同様にパーキングブレーキ22が自動起動される。次のS12においては、S3と同様に、アルコール検知手段9からのアルコール濃度信号を読み込んでアルコール検知が実行され、運転手が飲酒状態でなく、アルコール濃度が所定値未満の場合は、S14へ移行するが、アルコール濃度が所定値以上の場合には図7のS30へ移行する。
飲酒状態でない場合、S14においてパーキングブレーキ22をマニュアルモードへ切換える操作があったか否か判定され、マニュアルモードへ切換えるPB作動装置21への操作があった場合には、S15においてパーキングブレーキ22が手動解除され、その後図6のS21へ移行する。マニュアルモードへの切換え操作なく、S14の判定がNoの場合はS7戻る。
ここで、パーキングブレーキ22がマニュアルモードの場合には、S6の判定がNoとなるため、図6のS20へ移行する。このS20では、車両を発進させる為に、PB作動装置21を操作してパーキングブレーキ22が手動解除される。
次に、アクセル開度センサ6から供給されるアクセル開度信号に基づいてアクセル操作有りか否か判定され(S21)、アクセル操作が有ると車両走行が実行される(S22)。次に、S23では、車速センサ4から供給される車速信号に基づいて車両停止か否か判定され、走行中はS22、S23が繰り返され、車両が停止状態になると、S24へ移行する。S24ではS3、S12と同様に、アルコール検出手段9からアルコール濃度信号を読み込んでアルコール検知が実行され、S25ではS4、S13と同様に、アルコール濃度が所定値未満か否か判定される。
S25の判定の結果、アルコール濃度が所定値未満であって運転手が飲酒状態でない場合にはS21へ戻るが、アルコール濃度が所定値以上の場合には、運転手が飲酒状態であるため、S26においてパーキングブレーキ22が自動起動されてオートモードに固定される。その後S26からオートモードにおけるS12へ移行する。このように、オートモードに固定されるため、アルコール濃度が所定値以上である間は、パーキングブレーキ22が解除されず、発進できないようになっている。尚、S26が「オートモード固定手段」に相当する。
他方、オートモードにおいて、運転手が飲酒状態で、図5のS13の判定の結果、アルコール濃度が所定値以上である場合には、図7のS30へ移行する。S30では、オートモードにおけるパーキングブレーキ22の解除が禁止され、次にS31においてパーキングブレーキ22をマニュアルモードに切換える操作(PB作動装置21に対する操作)があったか否か判定し、その判定がNoのときは図5のS12へ戻り、S31の判定がYesのときは、S32において、マニュアルモードへの切換えが禁止され、その後図5のS12へ戻る。
このように、運転手が飲酒状態のときは、S30においてオートモードにおけるパーキングブレーキ22の解除が禁止され、また、S32ではマニュアルモードへの切換えが禁止されるため、マニュアルモードを悪用してパーキングブレーキ22を解除することができないように構成されているから、運転するシーンに応じてパーキングブレーキモードを切換えることができるという運転手の利便性を高めつつも飲酒運転を確実に防止することができる。尚、S30が「再発進防止制御手段」に相当し、S32が「PB作動装置制限手段」に相当する。
以上説明した飲酒運転防止システムの作用、効果について説明する。
車両のパーキングブレーキとして自動的に作動可能なパーキングブレーキ22が採用され、アルコール検知手段9と、運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキを解除するパーキングブレーキ制御手段を設けたので、自動的に作動可能なパーキングブレーキ22を有効利用することで、所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件としてパーキングブレーキ22を解除するように構成し、エンジン始動直後でも確実に飲酒運転を防止することができ、確実性と信頼性を確保することができる。
パーキングブレーキ22は、マニュアルモードと、自動的に起動・解除を行うオートモードとを備え、オートモードにおける車両停止中に、アルコール検知手段9によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をした時は、オートモードの特有の機能である自動起動・解除を利用したパーキングブレーキ22の解除を禁止する再発進防止制御手段を備えたため、運転中に又は一時停止中又は高速道路のサービスエリア等で飲酒した場合の飲酒運転を確実に防止することができ、確実性と信頼性を確保することができる。
運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたとき、乗員がPB作動装置21を用いてマニュアルモードに移行しようとする場合にも、マニュアルモードへの移行を禁止するようにPB作動装置21の作動を禁止するPB作動装置制限手段を設けたため、オートモードとマニュアルモードという2種のパーキングブレーキモードを備えて運転するシーンに応じてパーキングブレーキモードを切換えることができるという運転手の利便性を高めつつも、飲酒状態のときPB作動装置21を用いてマニュアルモードに切換えることができなくなるため、マニュアルモードを悪用してパーキングブレーキ22を解除するのを確実に防止し、飲酒運転を確実に防止することができる。こうして、飲酒運転防止の確実性と信頼性を確保することができる。
マニュアルモードにおける車両停止中に、運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたときには、オートモードに自動的に切換えて、その後マニュアルモードへの切換えを禁止するオートモード固定手段を設けたので、マニュアルモードとオートモードを採用して運転するシーンに応じてパーキングブレーキモードを切換えることができるという運転手の利便性を高めつつも、マニュアルモードを悪用して飲酒運転するのを確実に防止することができる。こうして、飲酒運転防止の確実性と信頼性を確保することができる。
アルコール検知手段9は、車両が停止する毎に、運転の呼気到達範囲内のアルコール濃度を検知するように構成されたため、常時アルコール濃度を検知する必要がなく、適切なタイミングでアルコール濃度を検知することができる。
この実施例に係るパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システムは、図4に示すように、実施例1の飲酒運転防止システムと同様に、PB制御手段、再発進防止制御手段、オートモード固定手段を有するうえ、車両の現在位置を認識する車両位置認識手段と、パーキングブレーキ22がオートモード固定手段によりオートモードに切換えられる際に、車両位置認識手段により車両が道路上にいると判断された場合には、オートモードに切換える代わりに車両の走行速度を徐行運転速度に制限する走行速度制限手段と、走行速度制限手段により車両の走行速度を制限する際には、車両の内外に警報を報知する危険警報装置とを備えている。
前記図1〜図3に示す構成は、本実施例にも同様に適用されるため、それらについて説明は省略し、上記のPB制御手段、再発進防止制御手段、オートモード固定手段、走行速度制限手段などを構成する飲酒運転防止制御のフローチャートについて図8、図9に基づいて説明する。図8は、図5のフローチャートにおけるS1〜S12(但し、S6を削除)と同様であるので、このフローチャートについての説明は省略する。
図8のS12から図9のS40へ移行し、S40においてアルコール濃度が所定値未 満か否か判定され、その判定がYesのときにはS41に移行する。S41では、運転手が飲酒状態でないため、パーキングブレーキ22がオートモードか、マニュアルモードかに関わらずに再発進可能にしてS7へ戻る。この場合、パーキングブレーキ22が自動解除されることになる。S40の判定の結果、アルコール濃度が所定値以上の場合は、S42において、GPS/カーナビシステム8からの情報に基づいて車両位置情報を検出する。尚、GPS/カーナビシステム8が「車両位置認識手段」に相当する。
S43では、車両位置情報に基づいて、車両位置が道路上か否か判定され、車両が道路上以外の場所にある場合には、S44においてパーキングブレーキ22の解除が禁止されて、現在マニュアルモードである場合にはオートモードへ強制的に切換えられ、その後S12へ移行する。つまり、パーキングブレーキ22の解除が禁止され、パーキングブレーキ22の起動状態を維持するので、発進不能となるうえ、マニュアルモードを悪用してパーキングブレーキ22を解除することもできないため、飲酒運転を確実に防止することができる。尚、S44が「再発進防止手段」、「オートモード固定手段」に相当する。
S43の判定の結果、車両が道路上にある場合には、パーキングブレーキ22が自動的に解除され(S45)、S46では車両の走行速度が徐行運転速度に制限され、S47では危険警報装置7を作動させて車両内外に警報が報知され、その後S48では徐行走行がなされ、S7へ移行する。運転手が飲酒状態であっても、車両を道路上で発進不能とすることは好ましくないので、パーキングブレーキ22を自動解除し、走行速度を徐行速度に制限し、飲酒運転であるため周囲の車両に注意を喚起するため、車両内外に警報を報知する。尚、S46が「走行速度制限手段」に相当する。
以上説明した飲酒運転防止システムの作用、効果について説明する。
パーキングブレーキ22がオートモード固定手段によりオートモードに切換えられる際に、車両位置認識手段により車両が道路上にいると判断された場合には、オートモードに切換える代わりに車両の走行速度を徐行運転速度に制限する走行速度制限手段を設けたため、道路上にあるときには、飲酒運転状態であっても徐行運転を許容するため、道路上の車両の流れを阻害するのを抑制することできる。
走行速度制限手段により車両の走行速度を制限する際には、車両の内外に警報を報知する危険警報装置を設けたため、外部の車両にも警報を報知することで、徐行運転する場合の安全性を確保することができる。
前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記PB作動装置21は一例に過ぎず、押しボタン式の1又は複数のスイッチによりオートモードとマニュアルモードを切換え、パーキングブレーキ22の起動と解除を切換えるように構成してもよい。
(2)前記実施例では、車両制御ユニット1と、パーキングブレーキ制御ユニット2とを個別に設けたが、これら制御ユニット1,2を1つの制御ユニットに構成してもよい。
(3)前記危険警報装置7としては、スピーカーから出力するサウンドにより車両の内外に警報を報知するものを採用してもよい。
(4)当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の部分的な変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそれら変更例も包含するものである。
本発明の実施例に係る車両の制御系のブロック図である。 車両のインストルメントパネルの要部の平面図である。 PB作動装置の説明図である。 飲酒運転防止システムの機能ブロック図である。 飲酒運転防止制御のフローチャートの一部である。 飲酒運転防止制御のフローチャートの一部である。 飲酒運転防止制御のフローチャートの一部である。 実施例2の飲酒運転防止制御のフローチャートの一部である。 図9の飲酒運転防止制御のフローチャートの残部である。
符号の説明
1 車両制御ユニット
2 パーキングブレーキ制御ユニット
4 車速センサ
6 アクセル開度センサ
7 危険警報装置
8 GPS/カーナビシステム
9 アルコール検知手段
21 PB作動装置
22 パーキングブレーキ

Claims (7)

  1. 自動的に作動可能に構成されたパーキングブレーキを備えた車両において、
    前記車両に、運転手から出るアルコールの濃度を検知するアルコール検知手段と、エンジン始動後に前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知しないことを条件として前記パーキングブレーキを解除するパーキングブレーキ制御手段とを設けた、
    ことを特徴とするパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  2. 前記パーキングブレーキは、パーキングブレーキの作動と解除とを切換えるパーキングブレーキ作動装置を介して手動操作されるマニュアルモードと、前記パーキングブレーキ作動装置を使用せずに車両の走行速度に応じて起動・解除を行うオートモードとを備え、 前記オートモードおける車両停止中に、前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をした時は、前記パーキングブレーキの解除を禁止する再発進防止制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  3. 前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたとき、乗員が前記パーキングブレーキ作動装置を用いて前記マニュアルモードに移行しようとする場合にも、前記マニュアルモードへの移行を禁止するように前記パーキングブレーキ作動装置の作動を禁止するパーキングブレーキ作動装置制限手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  4. 前記マニュアルモードにおける車両停止中に、前記アルコール検知手段によって運転手から所定濃度以上のアルコールを検知をしたときには、前記オートモードに自動的に切換えて、その後マニュアルモードへの切換えを禁止するオートモード固定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  5. 前記アルコール検知手段は、車両が停止する毎に、運転の呼気到達範囲内のアルコール濃度を検知するように構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  6. 前記車両の現在位置を認識する車両位置認識手段を有し、
    前記パーキングブレーキが前記オートモード固定手段によりオートモードに切換えられる際に、前記車両位置認識手段により車両が道路上にいると判断された場合には、前記オートモードに切換える代わりに車両の走行速度を徐行運転速度に制限する走行速度制限手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
  7. 前記走行速度制限手段により車両の走行速度を制限する際には、車両の内外に警報を報知する危険警報装置を設けたことを特徴とする請求項6に記載のパーキングブレーキを利用した飲酒運転防止システム。
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